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律「澪、もう賭けごとはやめようよ」 【非日常系】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262073792/




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/02(金) 23:54:50.34 ID:lTdTqm9CP

秋山澪。

軽音部に所属し、ベースを担当。その容姿から生徒からの人気も高かった。

だが彼女には一つ問題があった。


梓「こんにちはー」

律「お、やっと来たかー」

紬「今紅茶入れるね」

梓「ありがとうございます」

澪「・・・」

梓「いただきま」

唯「あずにゃーん♪」

梓「あっいきなり抱きつかないでください!」

澪「いよしっ!!!」ガタッ

律「ああ!くそおー」

唯「2人ともまたやってるの?」

梓「まったく、今度は何ですか?」





2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/02(金) 23:55:32.83 ID:lTdTqm9CP

澪「梓が紅茶を飲む前に唯が抱きつくか」

律「紅茶を飲んだ後に抱きつくか」

梓「またどうでもいいことで……」

澪「とにかく私の勝ちだな。律」

律「ちぇっ。ほら、50円」

澪「毎度ありー」


秋山澪は、賭けごとが大好きだったのだ。



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/02(金) 23:58:42.25 ID:lTdTqm9CP

賭けごとと言っても、彼女の愛する賭けごとは

パチンコや競馬のような決められたルールの中で行われる一般的な物ではない。

日常に起こる出来事を予想し、金を賭ける。それが秋山澪の賭けごとだ。


澪「そろそろ練習するぞ」

梓「そうですね!」

唯「えぇ~」

紬「唯ちゃん、練習終わったらケーキがあるから!」

唯「じゃあ頑張る」

澪「そうだ、そろそろさわ子先生が来る時間だろ?
  何曲目を演奏してるときに現れるかみんなで賭けないか?」

梓「私たちもやるんですか?」

律「おい澪、みんなを巻き込むなよ」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:01:07.91 ID:uXQrwFt0P

澪「いいじゃないか。ちょっとした遊びだろ?そうだな、10円でいいよ」

唯「10円なら私もやろうかなー!」

紬「面白そう♪」

律「しょうがないなあ」

澪「これから演奏するのは、ふわふわ、ホッチキス、カレー、ふでペンの4曲。
  その中でいつさわ子先生が現れるか、
  または4曲を演奏し終わるまで現れないか。どれかひとつに賭けてくれ。
  偶然演奏してない時に現れたら無効だ。さあ賭けた賭けた!」

唯「よーし、じゃあ私はね・・・」


秋山澪は、毎回様々な賭けを考えては、楽しんだ。
彼女にとって、楽しいのは「賭け」そのものであり、金額はどうでも良いことであった。
友人と一緒に賭けを楽しむために低い金額で賭けを行うのは至極当然のことだと彼女も思っていた。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:03:27.21 ID:uXQrwFt0P


さわ子「みんな、練習がんばってるみたいねー」

唯「あっ!さわちゃん!」

さわ子「あら、演奏続けてていいのに」

澪「ふでペンで入ってきたか」

唯「やったあ!私の勝ち♪」

紬「唯ちゃんおめでとう」

さわ子「あなたたち、また賭けごとなんかやっちゃって」

唯「40円ゲット!!」

さわ子「金額が少ないから多めに見てるけど、他の先生にばれちゃだめよ?」

澪「大丈夫ですよ。それより先生もどうですか?」

さわ子「私はお茶を飲みに来ただけだから遠慮しとくわ。立場もあるしね」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:04:47.42 ID:uXQrwFt0P

下校中も、秋山澪の賭けごとは終わらない。

唯「じゃあまたねー」

梓「お疲れ様でした」

澪「また明日」

律「じゃなー」

澪「さて、律」

律「はいはい、何思いついたんだ?」

澪「これから律の家につくまで、犬を何匹見かけるか賭けよう!
  数字が近いほうが勝ちで」

律「犬かー。散歩してる人けっこう見かけるからなー・・・何匹か」

澪「50円でいいか?」

律「おう」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:06:12.50 ID:uXQrwFt0P

彼女は毎日のように様々な賭けごとを提案した。よく思いつくものだ。

だが、なんだかんだで付き合ってしまう私も、彼女との賭けごとが好きだったのかもしれない。


私たちは進級し、3年生になった。
受験が控え、部活にだけ集中するわけにもいかなくなってきたが、
澪の賭け癖は無くなるどころか、ますます加速していた。

澪「今度の模試のみんなの平均点予想して賭けようよ」

澪「梓がチューニングを何分するか賭けよう」

澪「今から唯に電話して、何をやってたのかに賭けよう」

澪「ロミオ役に誰が選ばれるか賭けない?」

澪「・・・えっ私!?」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:07:21.83 ID:uXQrwFt0P

澪「ロミオ役なんて無理無理無理……」

律「私なんてジュリエット役だぞ。もう諦めなって」

澪「……」

律「おーい!なんとか言えって」

澪「よし」

律「ん?」

澪「本番中に何回噛むか賭けよう」

律「それを考えてたのかよ」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:07:51.87 ID:uXQrwFt0P

私たちの第一志望の受験が明日に迫った時も、澪は相変わらずだった。

澪「いよいよ明日受験だな。4人中何人合格するか賭けようよ」

唯「私は4人とも合格に!」

紬「私も4人合格するのに賭ける!」

梓「私も全員合格に!」

律「おいおい、これじゃあ賭けにならないじゃないか」

澪「私は2人合格に賭けようかな」

律「空気読めよ!」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:09:45.53 ID:uXQrwFt0P

なんだかんだで私たちは大学に合格し、楽しい日々を過ごした。
澪の賭け癖はエスカレートしていたが、親しい人間としかやらなかったし、
高額を賭けるということも無かったので特に問題は起きなかった。
だけど、大学4年生になった時、私は意を決して澪に話した。


律「なあ澪、ちょっといいか」

澪「律、どうしたんだ?もしかして就職決まったか?」

律「いや、それはまだだよ」

澪「だよね・・・私も全然だよ。そうだ、どっちが先に内定出るか賭けないか?」

律「澪、もう賭けごとはやめようよ」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:11:40.41 ID:uXQrwFt0P

澪「え?」

律「私たち、来年には社会人だろ?まあまだ内定はないけどさ。
  社会人になるのに、金額が少ないとはいえ賭けごとやってたりしたらダメだと思うんだ」

澪「な、なんでだよ!別に誰にも迷惑かけてないだろ?」

律「ちょっと調べたんだよ、賭けごとに関して。
  それで刑法にはこう書いてあった・・・
 『刑法第2編第23章第186条:常習として賭博をした者は、三年以下の懲役に処する。』」

澪「・・・!」

律「澪は明らかに常習だろ。確かに金額はかわいいもんだけど、
  もし社会人になってからこれが問題になったらどうする?
  みんなに迷惑かかるんだぞ」

澪「う、ううぅ、わかったよ」

律「ホントか!?」

澪「ただし、最後一回だけ賭けをしないか?」

律「うん、まあ一回だけならいいよ」

澪「ありがとう。じゃあ賭けの内容だけど・・・」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:12:57.26 ID:uXQrwFt0P



澪「律と私、どっちが長生きするか、どっちが先に死ぬか賭けよう」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:14:12.24 ID:uXQrwFt0P

あれからもう何十年経ったかな。
こんなことがあるまで、賭けをしてたのも忘れてたよ


澪の奴、勝ち逃げしやがって

私が泣いてるって?

賭けに負けたんだから悔しくて泣いてるんだよ


おわり




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:10:08.89 ID:YnyHUxGvO

なんか見たことあるなって思って調べたら、律「澪、そろそろ賭けごとはやめようよ」(未完)だった


ちなみに最終レス

39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/03/11(金) 14:46:47.33 ID:2YjK5ZjD0 : AAS
私たちの第一志望の受験が明日に迫った時も、澪は相変わらずだった。

澪「いよいよ明日受験だな。4人中何人合格するか賭けようよ」

唯「私は4人!」

紬「私も4人合格するのに賭ける!」

梓「私も全員合格に!」

律「おいおい、これじゃあ賭けにならないじゃないか」

澪「私は2人に賭けようかな」

律「空気読めよ!」


投下された時間に注目して欲しい




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:11:07.92 ID:f1dBrZpc0

>>19
こいつぁ・・・・





34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:15:09.88 ID:uXQrwFt0P

実は似たようなスレタイで3月11日に書いてたら途中で地震きて落ちたんで、
なんか縁起悪いような気がして今までずっと放置してた
でも万が一続きを待ってる人がいたら悪いから再投下してみた

読んでくれたひとありがとうございました。

ってあとがきを用意してたけど>>19が見つけてくれたね。
覚えててくれてありがとう




35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:16:06.58 ID:SRz6plP9O

>>34
乙乙。



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:16:11.78 ID:qMIzNk8t0

お疲れさま



37 名前: 【14.5m】:2011/09/03(土) 00:16:34.37 ID:pH736s+u0

>>34
乙!よかったよ



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:17:05.89 ID:3/jNQkfh0

いいね



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:17:44.81 ID:+vbx0HJY0

楽しめたが 短かったな
とりあえず乙



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:21:42.62 ID:lNDLGxSDO






41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:20:17.45 ID:uXQrwFt0P

これだと短すぎるから>>26からの続きで適当なSSを即興で書こうと思う



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:28:39.19 ID:uXQrwFt0P

やっぱ>>22から分岐で
別のSSだと思って読んでください


律「賭けの内容は?」

澪「私が賭けごとをやめることができるかできないか、賭けよう!」

律「はぁ?」

澪「さあ、どっちに賭ける?律が選ばないなら私が先に賭けるぞ」

澪「私は『やめられる!』に賭ける」

澪(フフフ、これなら賭けに負けても賭けを続けられるしどっちにしろ得だ・・・
  あれ?賭けにを続けたら賭けに負けるし、あれれ?)」

律「ええと、私が『やめられない』に賭けたら澪が賭けをした場合
  私の勝ちになるけどそれだと澪が賭けをしちゃうから
  でも賭けをした時点で私の負けみたいなもんだし・・・ええーわかんねーー!」

澪「わたしもよくわからなくなってきた・・・またこんど話合おう」ササッ

律「ちょっと待ておい!」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:29:17.74 ID:uXQrwFt0P

街中

澪「はあ、律にああいってごまかしたものの」

澪「賭けごとをやめるなんて、考えられないよなあ」

澪「でもなあ・・・」

澪「どうしよう・・・あ!」

澪「これから面接があるんだった!急がないと!」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:35:34.09 ID:uXQrwFt0P

面接会場

コンコンコン

澪「失礼します。N女子大学から参りました、秋山澪と申します」

面接官「どうぞおかけください」

澪「失礼します」スッ

-------------------------------------------------

澪「・・・以上の理由で、御社で是非働きたいと思い、志望いたしました」

澪(よーし、けっこういい感じだぞ)

面接官「秋山さん、履歴書に趣味はベースと書いてありますが、他にはなにかありますか?」

澪「そうですね、賭けご・・・」ハッ

面接官「かけご・・・?」

澪(やばいやばい賭けごとって言いそうになっちゃった)

澪「か、かけ、かけっこが趣味です!」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:39:12.02 ID:uXQrwFt0P

面接官「かけっこ、ですか」

澪「は、はい!(あああかけっこなんて言っちゃったよ!)」

面接官「具体的にはどのような・・・?」

澪「はい、よく幼馴染と一緒に野原を走り回ってます(律ごめん)」

面接官「非常に素朴な趣味ですね」ニコッ

澪(あれ?意外と好印象?)



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:49:53.95 ID:uXQrwFt0P

数日後

メール『この度は弊社求人募集に
    ご応募頂きまして誠にありがとうございます。
    つきましては慎重に選考を重ねさせていただきました結果、
    残念ながら採用を見送らさせていただくことになりました。
    ご期待に御答えできず大変申し訳ございません。
    あしからずご了承くださるようお願い申し上げます。
    今後益々の御健勝と御活躍をお祈り申し上げます。』

澪「ああああ!」

澪「何がニコッだ!笑顔の裏ではもう落す気満々だったのか!」

澪「それに毎回思うけど、どの会社もいちいち文面が回りくどいんだよ!
  あーイライラする」

澪「まあいいや、あの会社第15志望くらいだったし、別に行きたくないし」

唯「みーおちゃん!」

澪「ひいっ!」ビクッ



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 00:55:37.34 ID:uXQrwFt0P

唯「どうしたの?怖い顔して」

澪「唯か。びっくりさせないでよ・・・」

唯「いやーごめんごめん。それでどうしたの?」

澪「就活がうまく行ってなくてなー、ちょっとイライラしてた」

唯「大変だねー」

澪「唯はいいよなー、就活なくて」

唯「むー!私だって教員試験の勉強大変なんだよ!」

澪「冗談だって」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:03:58.80 ID:uXQrwFt0P

唯「澪ちゃんこの後時間あるんだったら一緒にお昼食べようよ」

澪「うん、いいよ」


どっかのレストラン

唯「それでねー自己紹介の時に、
  さわちゃん先生まだ独身なんですかって生徒の前で言っちゃって・・・」

澪「ははは、それは先生怒っただろうなー」

唯「ほんと怖かったよー」

澪「はあ・・・」

唯「あれ?どうしたの」

澪「唯は教育実習にも行って、試験の勉強も頑張って、えらいよなあ。
  それに比べて私は・・・」

唯「澪ちゃんだって就活がんばってるじゃん!」

澪「一応は頑張ってるけどさ、知っての通り
  私は昔からずっと賭けごとのことばっかり考えてたから・・・
  そんなんで社会人になれるのかなーって。
  私より真面目で努力家な人が頑張って就活しても苦労してる世の中なのに、
  私みたいな人間が就職できるのかなって考えちゃってさ」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:08:37.22 ID:uXQrwFt0P

唯「澪ちゃん・・・」

澪「律にも賭けごとはもうするな言われちゃって、
  でも私はとても賭けごとから離れられそうにない・・・私なんて」

唯「澪ちゃん!大丈夫だよ!」

澪「大丈夫って、何を根拠に」

唯「澪ちゃんだから!澪ちゃんは初めて会ったときからすごく頑張り屋さんだったよ!」

澪「でも、賭け癖が・・・」

唯「澪ちゃんは、賭けごとで人に迷惑かけるようなことは絶対にしなかったもん!
  賭けごとのせいで部活とか勉強がおろそかになったことも無かったし!
  それに、私は澪ちゃんがいつもいろんな賭けごとを考えるから楽しかったよ?」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:19:22.37 ID:uXQrwFt0P

澪「でも、社会人にもなるのに賭けごとはよくないよ」

唯「えっ、う、うーん。確かに」

澪「納得しちゃうのか。まあ唯らしいけど」

唯「そうだ!じゃあ、お金を賭けなければいいんじゃないかな?」

澪「どういうこと?」

唯「お金を賭けないで、ただどっちが勝つか楽しむんだよ。それなら別に問題ないよね?」

澪「そ、そうか!確かに!
  私はお金のために賭けをやってたわけじゃないんだし、それならいいかも!」

唯「ねー!」

澪「よし、早速なにか賭けよう。
  そうだな、まあ簡単に、どっちのデザートが先に運ばれてくるか賭けようか」

唯「うん!」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:23:01.61 ID:uXQrwFt0P

数日後

澪「うーん・・・」

澪「あのあと唯と何度か何も賭けずに賭けごとをやったけど、
  なんか張り合いがないと言うか、ワクワクしなかったな」

澪「そもそも何も賭けない賭けごとは、『賭けごと』なんだろうか。ただの予想好きな気が・・・」

澪「お金じゃなくて物を賭けるのはどうなんだろう。法律的にありなのかなあ」

澪「でも物じゃあ、毎回賭けるものがあるとは限らないしな、うーん・・・」

澪「あ、今日も面接があるんだった!」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:33:03.91 ID:uXQrwFt0P

面接会場

コンコンコン

澪「失礼します。N女子大から・・・」

-------------------------------------------------

澪「はい、ずっと軽音楽をやってきて・・・」

澪(よし、軽音部の話題に食い付きがいいぞ!」

面接「では、軽音楽と勉強の他に、大学時代熱中したことはありますか?」

澪「はい、か・・・」

澪(やばい、また賭けごとって言いそうになった・・・でも今やってるのは『賭け』じゃないし」

面接官「か?」

澪「か、過去のデータを駆使しながら未来を予想し、その結果を友人と競い合うことに熱中しました」
  (うまいこと言った!ナイス私!)



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:41:45.64 ID:uXQrwFt0P

面接官「なるほど、ではこれからの日本経済はどうなると思いますか?」

澪(そういうのじゃないんだよおお)

澪「は、はい、しばらくは不景気が続きますが、必ず回復して・・・」

面接官「その予想には過去のデータはどのように活かしましたか?」

澪「ええ・・・」



数日後

メール『慎重に検討いたしましたが、誠に残念ながら・・・』

澪「ですよねー」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:49:47.41 ID:uXQrwFt0P

澪「あーもう留年しようかなもう」

紬「わっ!」

澪「わーーーー!!」ビクゥウ

紬「あ、ごめんなさい、ちょっと驚かそうと・・・」

澪「ほ、ほんとに驚いたよ」

紬「こんなところでどうしたの?就活?」

澪「まあね。ムギは?」

紬「私もよ」

澪「そうかー。ムギはてっきりお父さんの会社に入るんだと思ってたのに、
  ちゃんと自力で就活しててすごいよ」

紬「そんな、みんなが当たり前にやってることだし・・・」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 01:55:09.66 ID:uXQrwFt0P

澪「でも、頼ろうと思えば頼れちゃうのに、そうしないのがすごいよ」

紬「そ、そうかな。ありがとう。
  そうだ、唯ちゃんに聞いたんだけど、澪ちゃん今賭けごとしてないんだって?」

澪「うん。まあ」

紬「すごいわ!あれだけ大好きだった賭けごとをりっちゃんのためにやめるなんて!」

澪「え?どうして律が出てきたんだ?」

紬「りっちゃんに言われてやめようと思ったんでしょ?」

澪「そうだけど、やめたのは自分自身のためだよ。
  今やめないと、社会に出てからもずるずると続けちゃいそうだから」

澪(まだ賭けをやりたい欲求はあるんだけどね・・・)



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 02:00:50.09 ID:uXQrwFt0P

澪「それにやめたって言っても、お金を賭けるのをやめただけで、
  賭けごと自体は唯と何度かやっちゃったし」

紬「でも、澪ちゃんはそれで満足してるならいいじゃない」

澪「実を言うと、それじゃ満足できてないんだ」

紬「え?」

澪「やっぱり、安くてもお金を賭けないと楽しめないいたいで・・・
  お金をかけたい衝動にかられちゃうんだ」

紬「そうなんだ・・・」

澪「ダメだなあ、私は」

紬「ダメなんかじゃないわ。
  澪ちゃんはそうやって自分を見つめて、変えようとしてるじゃない」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 02:08:30.24 ID:uXQrwFt0P

澪「だけど、どうしてもダメなんだ・・・
  賭けごとをしてる時が一番頑張れるし、私らしくいられる・・・
  その賭けごとを封印するなんて」

紬「だったら、封印しなければいいわ」

澪「それじゃあ賭けごとをやり続けろって言うのか?」

紬「そうじゃなくて、期間がものすごく長い賭けごとをやればいいのよ。
  来年の春一番はいつ吹くのか、とか
  そうすれば結果が出るまでの期間は賭けを継続中ってことになるから、
  一番頑張れて、澪ちゃんらしくいられるんじゃないかな?」

澪「そうか!なるほど!さすがムギだ!ありがとう!」

紬「どういたしまして♪」

澪「そうと決まれば、律のところに行ってくる!
  やっぱり私の人生最後の賭けの相手は律がいい!」

紬「ええ、行ってらっしゃい。・・・人生最後?」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 02:11:19.38 ID:uXQrwFt0P


澪「律!」

律「お、どうした?」

澪「私、賭けごとは人生であと一回限りにするって決めたよ!
  だからその相手になってくれないか?」

律「ほんとか?偉いぞ澪!よし、私が最後の相手になってやる」

澪「ありがとう、じゃあ賭けの内容だけど・・・」



おわり



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 02:14:29.92 ID:uXQrwFt0P

今度こそおわりですありがとうございました


3月11日の最後の投稿時間が地震発生時刻とほぼ同時だとさっき知ってすこしビビった




75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 02:13:22.14 ID:t5CDTCUJO

み乙



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 02:16:33.75 ID:U7m7l8S60

おつ



80 名前:忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/09/03(土) 02:35:39.12 ID:vUCf0yTa0

乙!



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/03(土) 02:58:12.11 ID:Eu7bMuiJO


最初のやつの落ちはキュンと来たぜ
お互いに相手のことを想ったってのに






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律「澪、もう賭けごとはやめようよ」
[ 2011/09/03 13:11 ] 非日常系 | | CM(0)

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