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梓「学校中がゾンビだらけに……いったいどうすれば……」#3 【ホラー】


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梓「学校中がゾンビだらけに……いったいどうすれば……」#1
梓「学校中がゾンビだらけに……いったいどうすれば……」#2
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梓「学校中がゾンビだらけに……いったいどうすれば……」#7




347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:09:02.77 ID:1hngJKEG0

和「……はぁ、はぁ。……ここまでくれば大丈夫でしょう」

和「なんだか、私の所にばかりゾンビが送られてる気がするわね」

和「そうなると、私を早めに消したい理由でもあるのかしら」

和「……まぁいいわ。それよりも唯を……って、ここどこよ」

和「はぁ……。まったく、あいつらのいない方向いない方向へと歩いていったら迷っちゃったわ」

和「……待って、いない方向に歩いた……?」

和「まさか、誘導された!?」

和「まずいわ。そういうことならさっさとこの位置を離れて」

憂「……」

和「誰!? ……って、なんだ憂ちゃんか。無事でよかったわ」

憂「……ねぇ」

和「憂ちゃん? ……アグッ……頭が、痛い……!」

憂「私の護衛になって……」

和「ア、アアアアアアアア!!」


和「……ユ……ィ」



348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:16:42.73 ID:1hngJKEG0

唯「りっちゃんどこにいるの!?」

梓「多分こっちにいるはずです!」



紬「もう大丈夫?」

澪「ああ、すまなかったな。ありがとう。さぁ皆を探しに行こうか」



律「……ふあーあ。ヒマだなぁ」



憂「……お姉ちゃんどこにいるんだろう、ね」

和「……」



さわ子「……もう少しで運命の時間ね。……お願い、今回はうまく行って頂戴……」



『さぁ、果たして皆は私に会うことができるかな? ……期待してるよ、お姉ちゃん』



352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:33:16.89 ID:1hngJKEG0

少し前

『お姉ちゃん、誰?』

『え? ああ、私のこと?』

『ここには私とお姉ちゃんしかいないよ?』

『そうね。そうだったね』

『お姉ちゃん?』

『う~ん。あなた、自分がだれだかわからないでしょう?』

『え、どうしてわかるんですか?』

『ふふ……どうしてだろうね。……でも、私はあなたのことを知っているよ』

『本当?』

『嘘はついてないよ。……あなたが誰か教えて欲しい?』

『うん!』

『それじゃあ教えてあげる。あなたはね……』



憂「……母体。……か、どういう意味なんだろう」



353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:38:18.46 ID:1hngJKEG0

和「……」

憂「うん。あんまり気にしてないよ。でも、さっきの人ッて一体誰だったんだろう」

和「……」

憂「うん、そうだね。早いところお姉ちゃんを探さないと」

和「ユ……」

憂「? ……喋れるの?」

和「……」

憂「変なの……」



354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:47:00.32 ID:1hngJKEG0

唯「……ねぇ、まだつかないの~?」

梓「も、もうちょっと待ってください。多分ここら辺にいるはずです」

唯「うう、その言葉もう四回くらい聞いたよう」

梓「ゆ、唯先輩が何回も聞くからです!」

唯「はぁ、りっちゃん大丈夫かな」

梓「う……」

唯「大丈夫。りっちゃんは強いから、消化器で殴られたくらいじゃビクともしないよ」

梓「いや、それは流石に……」

律「流石の私でもそれは死んじゃうかなぁ」


『り、りっちゃん(先輩)!』


律「よー。何だ、お前らふたりだけか?」

梓「そ、そんな。うそです。だって私があったときには……」

唯「り、りっちゃん隊員……! よ、よくご無事で……!」

律「お、おいおい。そんなに泣くことじゃないだろう」



356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 01:58:18.97 ID:1hngJKEG0

梓「待ってください! おかしいですよこれ」

唯「あずにゃん?」

梓「私は見ました、朧気ながらですが、律先輩がゾンビになってたところを」

律「おー」

唯「で、でもだったらどうしてりっちゃんは無事なの?」

梓「それは……」

律「ん~、そうだ。唯だけにこっそり教えてやるよ。その前にこの縄解いてくれ」

唯「あ、うん。……それにしても、どうして縛られてるの?」

律「うーん、わからん。気がついたら縛られてたから」

唯「ふーん。あ、解けたよ」

律「おー、ありがとうな。唯。これはお礼だ」

グォン!

梓「唯先輩、危ない!」バッ

ゴンッ!

唯「あずにゃん!? り、りっちゃん!?」



357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:05:48.98 ID:1hngJKEG0

律「先に梓か……。まぁどっちも殺す気だったし、順番は関係ないな」

唯「りりり」

律「いや~唯が解いてくれて助かった。皆を殺しに行こうにも縛られてて動けなかったからな~」

唯「な、なんで」

律「……梓」

梓「げほっっ……、唯、先輩……私と同じ……で」

唯「あずにゃん!」

律「まぁそういうことだ。さて、と」

梓「いっつ……」

律「唯、そこから動いたら梓の首の骨おるから」

唯「な、ななな!」

律「だってお前、それ持ってるじゃん。それやっかいなんだよねぇ」

唯「それ?」

梓「……多分、その、石のことだと」

律「そ。それがあると私たちにとってよくないんだよ」



358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:12:27.52 ID:1hngJKEG0

唯「う……」

律「ま、そういうことで。それを壊してもらっていいか?」

唯「で、でも!」

律「そうしないと、梓がどうなるかわかるよな?」

梓「ぅあ……」

唯「あずにゃん!」

律「そういうわけだ」

唯「……!」

梓「わ、私のことはいいですから……!」

唯「で、でも……」

梓「お願いです! 唯先輩!」

律「梓はこう言ってるけど、どうする?」

唯「うう……」

律「どうする?」

唯「り、りっちゃん……こそ」



361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:19:20.75 ID:1hngJKEG0

唯「りっちゃんこそ! これで攻撃されたくなかったたあずにゃんを離せ~!」

律「なにい!? そう来たか!」

梓「えぇ~……」

唯「さぁ」

律「う……」

唯「さぁさぁ」

律「うう……」

唯「さぁさぁさぁ!」

律「ううう……」

梓「あの、さっさと発動させればいいんじゃないですか?」

律「あ」

唯「あ」


『……』


唯「えい」ポチ



362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:26:39.01 ID:1hngJKEG0

律「なんか、私の扱いがぞんざいじゃないか」

唯「そうかな」

律「なんかもっとこう、バーンって感じで格好良くなりたかったのに」

梓「元に戻るシーンを省略された感じは有りますね」

律「だろ!? 感動的なシーンなのになんか納得いかねー」

唯「でも、あずにゃんので一回経験しちゃったから」

律「ってことは梓のせいか。この~」グリグリ

梓「や、やめて下さい!」

唯「あはは~。……でも、元に戻ってよかったよ、りっちゃん」

律「ん。ま、なんていうか。……ありがとな、唯。それと、ごめん、梓」

梓「い、いえ。私も、ゾンビの時の律先輩にヒドイことしちゃいましたし、お、おあいこです」

律「そうかー。よし、それじゃあこの私が正気に戻ったからには、ゾンビなんてひとひねりだぜー!」

唯「おおー、流石りっちゃん隊員! 頼もしい!」

律「任せろー!」

梓「はぁ……不安だ」



363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:35:13.94 ID:1hngJKEG0

紬「あれからゾンビは見かけないね」

澪「ああ。……地上にいたときは沢山いたんだけど」

紬「もしかして、他の皆が倒してくれた、とか」

澪「ありそうな話だな。ともかく、私たちは私たちで皆を……ん?」

紬「あれ、あれは憂ちゃんね」

澪「それに和もいるな。おーい、ふたりとも~!」


憂「……」

和「……」


澪「あれ? ふたりとも気がつかないで行っちゃったぞ」

紬「聞こえなかったのかしら」

澪「憂ちゃんはともかく、和なら聞こえてると思ったんだが」

紬「とりあえず追いかけましょう」

澪「うん」



364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:41:31.91 ID:1hngJKEG0

澪「たしかあの角を曲がっていったな」

紬「そうね。大して距離もなかったから、すぐに追いつくと思うけど」

澪「けど?」

紬「何だか、嫌な予感がするのよ」

澪「……奇遇、だな。私も」

紬「澪ちゃんも?」

澪「ああ。っと、この角を曲がれば」



『アオオオオオ』『キイイィィイアア』『キュララアアア』



澪「……冗談、だろ」

紬「まだ、こんなに沢山、いたなんて……」

澪「あ、あそこにいるの憂ちゃんじゃないのか!?」

紬「本当! ふたりとも、危ないからこっちへ来て!」

憂「……?」



365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:53:32.33 ID:1hngJKEG0

澪「いや、首をかしげてないで」

紬「澪ちゃん、なんだか様子が変だわ」

澪「え?」

『アオオオオ!』『キイイイィィイィ!』

憂「うるさい……少し黙って」

『……』

澪「え?」

紬「ねえ、憂ちゃん。あなたは本当に憂ちゃんなの?」

憂「うい……?」

和「……」

澪「え、えっと?」

紬「それに、和ちゃんも様子が変。……何があったの?」

憂「……あの」

和「……!」カチャ

澪「え?」ヒュン!



366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 02:58:03.02 ID:1hngJKEG0

澪「うわぁ、ななななな」

紬「っ、和ちゃん! もしかしてまた正気を失ったの!?」

澪「なんだって!」

憂「……あの人達、私のこと知ってるのかな」

和「……」

憂「敵? 敵なの? あの人達」

和「……」

憂「そうなんだ。わかった」

澪「な、何を言って」

律「澪ちゃん来るわ!」

憂「敵なら、倒してもいいよね」

和「……」

『アアアオアオオアアアオ!』『キイイィイイィイィ!』

澪「ひぃ!」

紬「澪ちゃん! ここは一旦逃げるわよ!」



390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 15:36:41.11 ID:1hngJKEG0

唯「……ところで、私たちはいまどこに向かってるの?」

律「そりゃあ、他の皆のところだろう」

唯「皆がどこにいるかわかったの?」

律「え? 梓が知ってるんじゃないのか?」

梓「何で私が知ってるって話になってるですか」

律「知らないのか?」

唯「知らないの?」

梓「知りませんよ!」


『……』


律「まぁ、適当に歩いてりゃそのうち見つかるだろう」

梓「そんな楽観的な……」

唯「でも、私はそうやってあずにゃんを見つけたからね」

梓「それは……そうですけど」

律「ま、ゆっくり探すとしようぜ。そうしてりゃどのうち」   ダダダダダ



391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 15:42:34.12 ID:1hngJKEG0

唯「な、何の音!?」

律「銃声だ!」

梓「この音から察するに、ムギ先輩!?」

唯「そ、そうなの?」

律「知らん! けど、急ぐぞ!」

唯「うん!」


ダッダッダッダ


澪「うわあぁぁ!」

紬「大丈夫、澪ちゃん!」

澪「だ、大丈夫……ちょっとびっくりしただけだから」タンッタンッ

紬「それなら……よくないわね……数が多すぎて、このままじゃとても」

澪「ふたりだけじゃ、あの数を凌ぎきれない……」

紬「……せめて、唯ちゃん達がいてくれたら」

澪「律……私に、力を貸してくれ……!」



393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 15:48:47.77 ID:1hngJKEG0

律「その願い!」

唯「叶えてしんぜよー!」

梓「ゼヨー…ゼヨー…ヨー」


紬「ゆ、唯ちゃん! それに……」

澪「律!」

梓「あの、私もいます」

紬「あ、梓ちゃんも……! ごめんなさい、名乗りがよく聞こえなかったものだから」

梓「どうして私はエコー役なんですか……」

律「私の引き立て役だからな!」

梓「律先輩は勝手です!」

律「わ、わるい。そんな怒らなくても」

澪「律! お、お前どうして……」

律「ふっふ~ん。この田井中律様は、地獄より舞い戻ってきたのだ~!」

唯「英語で言うと~!……」  梓「インフェエルノですね」

唯「いんふぇるの~!」



394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 15:56:44.36 ID:1hngJKEG0

澪「そ、その……本当に律なのか?」

律「このおでこが目に入らぬか~!」ペカー

紬「あらあら」

唯「おお、この輝きは本物のりっちゃん!」

梓「そんなので判別つくんですか!?」

澪「律……本当に律なんだな……!」

梓「判別ついた!?」

律「おお、ドラマーで部長で皆のまとめ役の頼りになる田井中律様だよ」

澪「律……りつぅ!」ギュウ

律「おわ……きゅ、急に抱きつくなって!」

澪「りつ……りつ!」

律「まったく、いつまで立ってもお前は私がいないとだめなんだな」

澪「ああ、そうだよ。私には律がいないとダメなんだ。だから……」

律「……おう。もうどこにも行かないよ」

澪「ん……」



395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 16:04:18.57 ID:1hngJKEG0

紬「ああ、一時期離れ離れになってしまった二人が再び会い塗れる」

唯「ムギちゃん? 鼻血出てるけどどこか怪我したの?」

梓「あと微妙に言い回しが違うような……って、それよりも」


『アオアアオオオ!』『キイイィイィイイィ!』


梓「今まで空気を読んでいたかのようにゾンビ達が!」

唯「わぁ、そういえば沢山いたんだね!」

紬「澪ちゃん、りっちゃん!」

律「澪、感動の再会シーンはここで終わりだ」

澪「ああ、そしてここからは」


『私たちの大逆転劇!』


唯「私たちの戦いはこれからだー!」

梓「唯先輩、それ打ち切りフラグです!」

紬「さぁ、一気に行くわよ!」



396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 16:12:52.52 ID:1hngJKEG0

梓「……あ、そうだ。律先輩。……これ」

澪「私も、律」

律「ん? おお、そういえば私の銃がなくなってたんだっけ」

梓「気がついてなかったんですか?」

律「うん。何か軽いなぁとかおもったら」

澪「じゃ、じゃあ今からどうするつもりだったんだ?」

律「いや、素手で立ち向かおうかと」

澪「無理があるだろう。流石に」


紬「あの~、早く加勢してくれると嬉しいんだけど……」ダダダダ

唯「て、敵の数が多すぎるよ~」タンタン

澪「あ、ごめん。今行く!」

梓「それじゃあ律先輩」

律「いや、私は澪から貰ったこれだけで充分だよ」

梓「え?」

律「梓は爆弾しか持ってないんだろう。
  だったら私の……と言ってももともとムギのだが、その銃を貸すよ」



397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 16:22:33.95 ID:1hngJKEG0

梓「律先輩……」

律「さ、加勢しに行こうぜ。私がいなきゃ始まらないからな」

梓「……まったく、律先輩はずぼらです!」


紬「流石にこれだけの数だと頼もしいわね」

唯「けいおん部全員集合~」

律「当たり前だ! 何たって私らは無敵だからな」

梓「あとは憂と和先輩がくれば……」

澪「……そ、そうだ! すっかり忘れてた」

唯「ほえ? 大丈夫だよ。和ちゃんは強いからきっとどこかで逞しく生きてるよ」

澪「どこかじゃなくて、いるんだよ、目の前に!」

梓「な、あの数のゾンビの群れの仲にいるんですか!?」

律「そ、それを早く言え!」

紬「い、いや、その……何と言うか」

澪「いるには……いるんだが、な」

唯「ん……?」



399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 16:34:11.66 ID:1hngJKEG0

唯「あれ、あそこにいるのって憂じゃない!?」

梓「え、ど、どこですか!?」

澪「……あの高台の一番上だ」

律「ってか今気がついかけどここ洞窟内にしてはやたら広いな」

梓「岩が階段みたいになってますしね……あ、本当だ、憂がいます」

律「その隣に和もいるな。……あそこから動けないのか」

澪「いや、気をつけろ。あの和は……」


唯「おーい、うーいー。のどかちゃーん!」


梓「ゆ、唯先輩! 飛び出しちゃダメです!」

律「あいつ、ゾンビの中に突っ込んでくつもりか!?」

紬「二人を見つけたからその他のことが目に入ってないのね……」

澪「冷静に分析してる場合か! ゾンビも危ないけど、和と憂ちゃんも危ないんだぞ!」

律「あん? それってどういう意味だよ」


憂「……お、お姉ちゃん?」



401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 16:44:54.60 ID:1hngJKEG0

唯「憂~!」

『アアアアオオオオオオ!』グォン!

唯「え、うわぁ!」

憂「! や、やめてええええっ!」


キイイイイイイイイイン……


『……』
『……』


澪「……え?」

律「とまった……?」

紬「……襲ってくる気配はないみたい、だけど」

梓「憂が叫んだら、突然こうなったってことは。憂?」


唯「あ、危なかった~。でも、憂が叫んだら止まっちゃった」

唯「よくわからないけど、憂のおかげだよね。ありがとう、憂」

憂「……うい、? うい……って。誰? ……私?」



402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 16:53:09.12 ID:1hngJKEG0

唯「ほえ、憂は憂だよ。大丈夫?」

憂「あ、えっと。お姉ちゃん。お姉ちゃん? なんでだろう。あなたは私のお姉ちゃん?」

唯「もー。遊んでる場合じゃないよ。早くそこから降りてきてよ~」


梓「唯先輩はあれを遊びだと思ってるんでしょうか」

澪「結構のんびりしてるからな~、唯は」

律「皆の反応から、憂ちゃんが記憶喪失だってのはわかるけど、
  さっきから澪が危惧してたことってなんなんだ?」

澪「ああ、それは」


タァン!


梓「え!? な、なんで……」

律「唯!」

澪「くそっ、やっぱりちゃんと言っておくべきだった!」


唯「和……ちゃん……。どうし、て」


ドサ……



404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 16:59:24.59 ID:1hngJKEG0

憂「お、お姉ちゃん!? ど、どうして撃ったの!」

和「……」

憂「敵……? ちがうよ、だってあれは」

和「……」

憂「な、んなの。何なんですか!?」

和「……」

憂「違うよ! 違う、違う!」



澪「な、何が起こってるんだ……」

梓「憂……?」

律「梓……私たちなら、大体分かるよな」

梓「はい。……でもどうして」

律「多分、別にいるんだ。似たような奴が」

梓「別に……?」

紬「それよりも、唯ちゃんが!」ダッ



405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 17:06:28.19 ID:1hngJKEG0

唯「……」

澪「唯!」

唯「あ……澪ちゃん……ゴホッ」

紬「無理してしゃべらなくても大丈夫よ……今応急処置を施すから」

梓「包帯とか持ってたんですか?」

紬「ええ、こんな時のためにね」

律「……和が唯を撃った時のために、か?」

澪「律!」


律「……おい、和。自分が何をしたかわかってるのか?」

和「……」

律「何してるかわかってるならさっさとここに来て唯に謝れ」

律「わかってないなら……」

律「私が目を覚まさせてやるから、ここまで来い!」


和「……」バッ



408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 17:14:51.35 ID:1hngJKEG0

澪「り、律。本当に和が降りてきたぞ……」

律「任せとけって、こうするために呼んだんだから。
  むしろ来てくれたことにお礼をいいたいくらいだ」

唯「り……ちゃん」

律「安心しろよ唯。ちゃんとしっかり休んで学校に来れるくらいまでには回復しろよ」

紬「幸い当たったところはそんなに危ないところじゃないから、少し安静にしていれば治ると思うわ」

律「そうか……」

澪「律……」

梓「律先輩……」

律「安心しろって。荒野のガンマン、りっちゃんさまの活躍を目に焼き付けておけよ!」



律「さて、この広い空間でここだけは平坦なんだな」

和「……」

律「そんなに睨むなよ。……睨んでるかどうかはわからんが」

和「……ユ」

律「……なんだ、やっぱりちゃんと自覚があるんじゃないか。それじゃ、後一押しで何とかなるな」



409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 17:23:34.14 ID:1hngJKEG0

和「……」

律「まぁ、なにする勝手いったら単純。ほら、よく映画とかであるだろ?」

律「お互いが背を向けて三歩歩いたら振り向いて撃つ、ってやつ。
  いや~、一回あれやってみたかったんだよね~」

和「……」

律「おいおい、そんなに呆れた顔すんなって。
  それとも、頭かちかちの委員長様には刺激が強すぎるってか?」

和「……」

律「ま、こんなところまで来てるくらいだからそんなことはないと思うけどな」

和「……」

律「それじゃ始めるぞ。ここに立って……背を向け合って」

和「……」

律「いいか、三歩めで振り向いて撃つんだからな。わかったか?」

和「……」

律「わかったみたいだな。それじゃ、始めるぞ」



410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 17:33:06.54 ID:1hngJKEG0

紬「りっちゃん、大丈夫かな……」

澪「大丈夫だ。律を信じよう」

梓「ですね。なんだかんだ言って、けいおん部の部長ですもんね」

唯「……うう」

紬「大丈夫? 唯ちゃん」

唯「うん。大分楽になったみたい。ありがとう……」



律「行くぞ。準備はいいな」

和「……」

律「カウント始めるぞ」


律「いーち!」


和「……」ザッ


律「で殴る! うおりゃあああ!」ガァン!

和「!?」



411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 17:39:11.35 ID:1hngJKEG0

梓「えー」

澪「えー」

紬「あら……」

唯「流石りっちゃん」

憂「……え?」



律「よっしゃどうだ! 必殺リッちゃんパンチで目がさめたか!」

和「……っ」

律「ん? よく聞こえない。何か言った?」

和「……」

律「え?」スッ

和「おかえしっていってるのよ」

ガンッ!

律「いってええええ!」

和「それ以上に私は痛かったっての……」



413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 17:45:14.58 ID:1hngJKEG0

律「いてて……戻ったんだからいいじゃないか」

和「そうね。……ありがとう」

律「どういたしまして。
  いや~、やっぱり私がいないとみんなはなn和「唯! ごめんね、大丈夫だった!?」

律「って聞いてねぇし!」



和「ああああ、どうしようどうしよう。
  これ私がやったわけだからつまりここは責任とって切腹を……」

唯「お、落ち着いて和ちゃん。私はもう大丈夫だから」

和「ほ、本当に?」

唯「うん」

和「私自殺しなくていい?」

唯「勿論!」

梓「というかもとより死んでるんじゃ……」

紬「そういうツッコミはノーサンキューね~」

唯「……あ、そうだ。憂は!?」

和「え、……あれ。いなくなってる?」



414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 17:56:03.43 ID:1hngJKEG0



憂「……はぁ、はぁ」

憂「何、一体何なの?」

憂「もうよくわからないよ。誰が味方で誰が敵なの?」

憂「私は誰なの? どうしてこんなに苦しいの?」

憂「お姉ちゃんは誰なの? 誰がお姉ちゃんなの?」

憂「もう何もわからないよ!」

憂「……っ、頭、痛い……!」



『うーいー』



憂「おねえ、ちゃん……」


『私だって辛いもの食べられるんだからね!』

『無理しないで、お姉ちゃん』

『無理なんてしてないよ。その証拠に……ほら、これを買っていこう!』



416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:06:37.07 ID:1hngJKEG0

一週間前

唯「へーかきのたねっていうんだー。あれ、それじゃこれ甘いのかな」

憂「これは辛い奴だよ、お姉ちゃん」

唯「でも柿の種なんだよね?」

憂「商品の名前はそうなってるけど、実際に柿の種じゃないよ、これは」

唯「え、でも柿の種なのに柿の種じゃないの……あれ?」

憂「と、とにかくこれは辛いやつだから、お姉ちゃんには無理だよ」

唯「そんなことないよ! よーし、それじゃあこれを買おう!」

憂「もう……お姉ちゃんたら。それじゃ、籠の中に入れて」

唯「いや、これは私が買って私が食べるの。
  そうすれば皆私が辛いもの食べれるって認めてくれる気がする」

憂「どうしてそこまで辛いものに拘るの?」

唯「う~ん。いつも甘いもの食べてるから、たまには辛いものが食べたいなぁ、なんて」

憂「そう、なんだ」

唯「うん。それに、私ってほら。
  甘いものしか食べないイメージがあるでしょう? だからね」

憂「う、うん。言われてみれば確かにそうかもしれないね
  (でも、甘いもの食べてるお姉ちゃんが一番可愛いと思うんだけどなぁ)



418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:16:10.38 ID:1hngJKEG0

唯「それじゃあ買いに行ってくるから待っててね~」

憂「え、う、うん。……私も今のうちに今日の晩御飯を買っておかなくちゃ」


憂「え~っと、ジャガイモは買った……あとは」

憂「アイス……かな。一応買っておこう」

憂「うん。こんな感じで、後は……」


キャアアァァァ!


憂「え!? な、何今の声!」

『な、なんだ~!?』

『ひっ! こっちにこないで~!』

憂「悲鳴……も、もしかして強盗!? お、お姉ちゃん!」ダッ


『うおおおおお!』

『きゃあああ!』

憂「な、なにこれ……。何でこんなに荒れてるの……?」



419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:21:41.89 ID:1hngJKEG0

憂「あ、あの人が強盗……?」

『オオオオ!』

『イヤアアア、痛い、痛いいいいい!』

憂「な、か、噛み付いてる!?」

『うう……』

憂「だ、大丈夫ですか?」

『うううううう……』

憂「血が出てる……かまれてるから当たり前だけど。
  そ、そうだ。どこかに絆創膏がおいてあるかも。ちょっとまってて」

ガシッ

憂「え? あの。手を掴まれてると探しに行けないんですけど……」

『ううううううう!』

憂「な、何?! 一体何を……」

『ウウアアアアア!』

ガブリ!

憂「ひ!? い、いやああああああ!」



420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:28:49.64 ID:1hngJKEG0

唯「憂!?」

憂「お、お姉ちゃん、無事だった、の?」

唯「そんなことより! どどど、どうしよう! 憂は、憂が!」

憂「大丈夫、だから。お姉ちゃん。絆創膏、持ってきてくれる?」

唯「う、うん。わかった。ちょっとまってて!」タタタ



憂「う……ううう」

憂「はぁ、はぁ。ど、どうしたんだろう。は、早く何か食べたい……」

憂「オネエチャン。ウウ。おなかすいたよ……アア」

『……』

憂「ダアレ……?」

『ふう。ついにここまで来ちゃったんだね。それにしても。私の時と変わらないなんて……』

憂「ウウ、ウウウウウウ!」

『はいはい。今楽にしてあげるから。ちょっとまっててね』

プスッ……



421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 18:37:03.39 ID:1hngJKEG0

憂「ううう……?」

『さて。あとはどうなるか……あなた次第ね』

『いえ、あなた達次第……よ』

憂「アナタハ……だれ?」

『そのうち分かるようになる。というより本当はわかってるよね?』

憂「……」

『これはしばらくの間だけ効かなくなるものだけど。
 あとはあなたのお父さんとお母さんが何とかしてくれるから』

『あとちゃんと紬さんにもお礼を言っておいてね。それじゃあ』

憂「……」

唯「憂~! 絆創膏持ってきたよ~! 憂? 憂! しっかりして!」





憂「そう、か。思い出した。私は……」

憂「そして、あの時にあった人。記憶をなくしたときにあった人。それはどっちも同じ人」

憂「ですよね……。平沢憂、さん」



429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:18:57.62 ID:1hngJKEG0

唯「……う~ん、動きにくいよぉ」

和「我慢して、こうしないと出血するのよ」

唯「そうは言っても……」

紬「でも、腕に当たったところが不幸中の幸いってとこかしら」

澪「確かにな。脚や胸だったら大変な事になってただろうし」

律「……もしかして、和はわざとそうしたんじゃないのか?」

和「……さぁ。でも、私のことだから。きっと腕あたりを狙ったのでしょうね」

梓「何で腕なんですか?」

和「……さぁ、ね」

梓「う~ん。なんでだろう。左腕だから……一番あたっても大丈夫なところかな」

和(治療するときに腕を触り放題……とか考えてたんでしょうね、多分)

律「それに、そっちの腕ならギター弾くのも致命的じゃないからな」

澪「そうか。すっかり忘れてたが、私たちけいおん部なんだよな」

紬「それは忘れちゃいけないところよね……」



430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:25:47.87 ID:1hngJKEG0

唯「それよりも。憂を探しに行かないと!」

澪「入ってきたところと別方向にも道があるな」

和「多分そこからどこかへいったんだと思うわ。今なら多分間に合うと思う」

律「それなら、憂ちゃんを探して、パパっと記憶を取り戻してあげようぜ!」

唯「うん。でも、憂には殴らないでね?」

律「さ、流石のわたしも憂ちゃんを殴ったりしないって」

和「へぇ~、私にはグーで殴る癖に憂ちゃんには優しいんだ」

律「な、なんでそんな言い方するんだよ!」

澪「ふ~んだ」

律「み、澪まで変な拗ね方するな!」

紬「……ふふ」

梓「ム、ムギ先輩!?」

紬「な、何でも無いわ。それより、早く探しに行きましょう」

唯「うん! 待っててね、憂!」



431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:36:21.93 ID:1hngJKEG0

憂「……平沢、憂、さん」

『無理してさん付けしなくても大丈夫だよ』

憂「最初は、お姉ちゃんかと思いました。でも、やっぱりその姿はお姉ちゃんと言うより」

憂『自分に近かったってことでしょう? わかるわかる』

憂「え、えっと」

憂『私も昔経験したしね~。
  過去と未来って同じことが連続して起こってるって、少し不思議よね』

憂「は、はぁ……」

憂『さて、今日はあなたにお話があってやってきました。聞いてくれるよね?』

憂「あ、はい」

憂『うん。実を言うとね、この騒動の犯人って私なんだぁ』

憂「や、やっぱり……でも、どうして?」

憂『ところで、私何歳に見える?』

憂「え、ええ?」

憂『ほらほら、早く答えないと帰っちゃうよ……?』

憂「え、えっと……20歳……ですか?」



432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:43:32.58 ID:1hngJKEG0

憂『残念。正解は28歳でした~』

憂「そ、そんなに!?」

憂『う~ん、色々あってね。外見が変わらなくなちゃった』

憂「そ、そうなんですか……え? でも。それじゃあ」

憂『どうやって今ここにいるかというとタイムマシンを使ってきたんだよ』

憂「え、えとえとそれ」

憂『何で外見が変わらないかと言うのはまたあとで教えるね。今は秘密』

憂「お、おお」

憂『びっくりしちゃった?
  いや、一度体験したことだから次に何を言って欲しいか大体分かるんだよね』

憂「……そ、そうなんですか」

憂『うん、それじゃ、最後に。あなたが一番聞きたいことを答えてあげるね』

憂『何でこんなことをしたのか、っていうことを』



435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 20:52:55.52 ID:1hngJKEG0

憂『さっき、私の歳のことについて質問したよね』

憂「は、はい」

憂『それじゃ、また質問するけど。何で私こんなに歳取ってると思う?』

憂「そ、それは……」

憂『まだ質問するよ?
  あなたは自分以外誰も頼ることができないところで10年以上住んだことはある?』

憂「な、何を……?」

憂『お姉ちゃんがそこにいるのにお姉ちゃんとふれあうことができない苦しみがわかる?』

憂『挙句、そのお姉ちゃんが自分じゃない「平沢憂」と楽しく喋ってるのを見たことは?』

憂『もしそうなったら? どうする? 無理矢理にでもその中に入っていく?』

憂『……そうできたらどれほど気が楽なことか。でも、平沢憂として、そんなことはできなかった』

憂『もしそうしてしまえば、その時代の平沢憂からお姉ちゃんを取り上げてしまうことになるから』

憂『そしてそれは、結果的にお姉ちゃんを困らせてしまうことになる……』

憂「うう……」

憂『まぁ、だからといってあなたを恨むのはお門違い。わかっているから』

憂『ねぇ、じゃあ。私は何を恨めばいいの?』



437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:02:07.47 ID:1hngJKEG0

憂「うう……」

憂『私ね、結果的にこの世の全部を恨むことにしたの!』

憂『この時代もタイムマシンもお姉ちゃんも平沢憂も平沢憂も!』

憂『そうすることで私は自分を保てたの! そうしなきゃ自分を保てなかった!』

憂『さぁ、私と同じ母体の平沢憂! あなたも私と同じくすべてを恨む権利がある!』

憂『母体はすべてのゾンビを統率することができる唯一無二の存在!』

憂『それじゃ母体が二人いたら? ……そんなもの、先に操ったの勝ちなのよ!』

憂「や、やめて……」

憂『苦しいの? 頭が割れちゃいそうなほど苦しいの?』

憂『わかるよ。私もそれと同じ苦しみを受けたもの。そしてそれ以上の苦しみを受けたもの!』

憂「あ、あああ……」



憂『でもやめてあげない』



憂「ひぃ……い、いや……」



438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:11:54.29 ID:1hngJKEG0

憂『……ねぇ、憂ちゃん』

憂『最近お姉ちゃんとあまり話してなかったでしょう?』

憂「……え……」

憂『お姉ちゃんはいつもけいおん部の皆と一緒だもんね』

憂『お家にいるときも練習で忙しそうだもんね』

憂「……お姉ちゃん……」

憂『そう考えるとなんだかイライラするよね』

憂『ずっと自分と一緒にいたお姉ちゃんが、ふと自分の手から離れていっちゃうんだもんね』

憂『くやしいなぁ。でもそれ以上に』


憂『憎らしいね』


憂「オネエチャン……」

憂『隠してる必要はないんだよ?』

憂『自分の思ったとおりに行動すればいいんだよ』

憂『そうすればきっと。上手くいくから。……ねぇ?』



440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:21:06.45 ID:1hngJKEG0

唯「でこぼこ!」

梓「せまくら!」

澪「てへぺろ!」

律「でこぴか!」

梓「……え、なんですかこの流れは」

和「暗くて狭くて恐いからせめて何か喋ろうとした結果ですって」

紬「え、えっと……」

梓「ムギ先輩! 無理して考えなくても大丈夫です!」

澪「こうでもしないと恐くて進めないからな」

律「まったく、本当澪は変わってないんだな」

澪「な、なんだと! 言っておくが私は律がいない間成長したんだからな」

律「あ、ゾンビ」

澪「ヒッ……いや、騙されない、ぞ……」チラッ

澪「ほらな、やっぱりいなかったじゃないか!」

律「成長、してるのか?」   梓「さぁ……」



441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:26:16.85 ID:1hngJKEG0

唯「でも、こんな狭い道だから前から大きな岩が転がってきたら大変だね」


『……』


唯「あれ、皆どしたの?」

澪「いや、そういうことって……」

梓「いわゆるフラグって奴ですよ。唯先輩」

唯「ふらぐ?」

紬「流石に大きさ次第じゃ壊せないかも……」

律「い、いや、まだそうと決まったわけじゃないから。安心して」


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴ……


律「逃げようか」

ゴロロロロロ!

梓「うわ~唯先輩のせいですよ~!」

唯「わ、私のせいなの~!?」



443 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 21:52:54.12 ID:1hngJKEG0



唯「……はぁ、はぁ」

律「け、結局あの広い場所まで戻ってきちゃったじゃないか」

澪「しかも……岩が私たちが最初に来たところをふさいじゃったしな」

梓「唯先輩!」

唯「わ、私のせいじゃないよう!」

和「それにしても随分走ったわね……ここで一度休憩して行く?」

紬「そうしましょう。……あ、お茶の準備を」

澪「こんなところまでお茶を持ってきたのか!?」

律「やっぱり将来絶対大物になるだろ……ムギは」

梓「今現在充分大物ですよ……」


和「……誰!?」

唯「ほえ?」

律「ん? おお、憂ちゃんじゃないか!」

澪「まさかここで会うとは……私たち最初からずっとここにいた方が良かったんじゃないか?」



444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:04:16.97 ID:1hngJKEG0

唯「よかったよ~うい~。もう、お姉ちゃん心配したんだからね!」

憂「……ふーん」

唯「憂? どうしたの」

憂「ううん。特に何でも無いよ。
  ただ、お姉ちゃんが私の心配するなんておかしな話だな、って思って」

唯「もう、私はいつも憂の事を心配してるんだからね!」

憂「ふーん。自分のことも満足にできない人間から心配されてもねぇ」

唯「う……い?」

和「唯、なんだか憂ちゃんの様子がおかしい。ここは下がって」

憂「そうやって私からお姉ちゃんを取る気ですか?」

和「な、何を?」

憂「さぞかし優越感に浸れるんでしょうね。お姉ちゃんを自分のものにできるなんて」

澪「う、憂ちゃん。急にどうしたんだ?」

憂「あ、けいおん部のみなさん。居たんですか。残念だなぁ」

梓「う、憂! 何があったの!?」

憂「梓ちゃんまで。……ああもう、さっきの岩で潰れちゃえばよかったのに」



445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:13:48.50 ID:1hngJKEG0

和「憂ちゃん。もしかして……いや、違う。だってそんなはずない」

紬「……? どうしたの、和ちゃん」

梓「いや、でもだってあれは」

律「……っでも、その可能性は」

澪「……え、何この話。私置いてけぼり?」

紬「私も……」

唯「憂!」

憂「お姉ちゃんもさ、いい加減ういうい言うのやめてくれないかな」

憂「お姉ちゃんのその声。だんだんイライラしてくるんだ。馬鹿みたいにういういいっちゃってさ」

唯「どうして、どうしてそんなこと言うの!」


紬「憂ちゃん……」

澪「声のこと言われたらどうしようもないと思うんだが」

和「……いや、あの感覚は、もしかしたら」

律「かもな」   梓「ですね」

澪「こっちはこっちで盛り上がってるし。一体何が起きてるのか誰か説明してくれ」



446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:22:09.62 ID:1hngJKEG0

和「そうね。詳しい話しは後。まずは憂ちゃんを捕まえないと!」

澪「捕まえるって……」

紬「私もよくわからないけど、ここは和ちゃんの言うとおりにしておきましょう」

律「と、とりあえず唯を」


唯「憂!」

憂「ああああもう! もうしゃべらないでよ!」

唯「う……い」

憂「ああもう本当にイライラする。どうして私をイライラさせるの……!」

憂「いつも私をこき使って、自分では何もしない癖に! 自分ひとりじゃなんにもできない癖に!」

憂「お姉ちゃん面していれば私が何でも言うこと聞くと思ってるんでしょう!?」

唯「ちが、ちがうよ。そんなこと」

憂「もうお姉ちゃんなんていらない。けいおん部もいらない。和さんもいらない。……いらないから」



憂「死んじゃえ」



447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:32:17.55 ID:1hngJKEG0

『イイイイイイイ』『アオゥtキイアアイ』

澪「いやああああなにこれええ!」

律「お、お、おおおおお!?」

和「い、今まで見た中で一番気持ち悪い、かも」

紬「四つん這い、ね」

澪「顔がおおきいい! 手足短い! 四つん這いい!」

律「おおおおおちつけっけえって」

和「いや律も落ち着きなさい」

紬「外見もさることながら、……数も多い」

梓「……」

紬「あ、梓ちゃん! たったまま気絶しないで!」

和「これも……ゾンビの一種なの?」

澪「知らない気持ち悪い!」

律「み、未知との遭遇……」

梓「……」   紬「起きて梓ちゃん!」



448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:39:14.33 ID:1hngJKEG0

憂「これもゾンビなのかと言われましたら。
  ……まぁそのとおりとしか答えようが無いですけれど」

唯「……」

憂「もう何もしゃべれなくなっちゃったの? まぁいいや。その方が私も気が楽だし」

唯「う……」

憂「それじゃあねお姉ちゃん。ちゃんとここで死んでちょうだいね」

唯「ま、待って憂!」

和「唯、危ない!」

唯「え?」


『ハアアアアアアフウウウウアアア!』


唯「きゃあ!」

和「この……!」タァン!


『ハアアアアアアアアア!』カキン


和「な、銃が効いてない!? 顔に当たったはずなのに」



449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:47:08.45 ID:1hngJKEG0

紬「こっちも……!」ダダダダ

『フウウウウアアアア』カキンカキン

紬「駄目……全く効いてないみたい」

澪「ふ、不死身なのか!? ついに映画のゾンビが実際に現れたのか!?」

律「落ち着け澪。映画のゾンビには銃が効いてただろ」

澪「なおさら大変じゃないか!」

梓「……」

『フウアアアフウ!』

紬「梓ちゃん! 危ない! いい加減目を覚まして!」

カチッ

ドオオオオォォォォン!


和「!?」

澪「こ、これは……!」

梓「かかりましたね! ムギ先輩お手製のセンサー爆弾!」

紬「いえ私が作ったわけじゃないけれど」



450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 22:56:49.95 ID:1hngJKEG0

律「何処制作とかよりも、とりあえずこれで一匹倒したぞ!」

澪「爆弾なら効くんだな……」

和「でもそうすると、こっちには厳しい状況ね。……銃が効かないなんて」


『アアアアフウアアア!』


唯「……あ」

和「唯!」


ドスッ!


和「あ……つ、うう!」

唯「の、和ちゃん!」

和「まったく、こんな時でもボーッとしてるんじゃないわよ……」

唯「ご、ゴメンなさい」

澪「ひい、こいつらだんだん近づいてきてる!」

律「そりゃわたしら殺そうとしたら近づくしか無いだろう」



451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 23:06:04.40 ID:1hngJKEG0

律「……さて、どうしようか……」

澪「このままじゃ私たち本当に死んじゃうぞ!」

和「何か、対策が……!」

紬「無いかもしれないわね……」

梓「爆弾も限りが有りますし……」


『アフウウウウアアアア!』
『ハアアアフウウアウアウアア!』


和「……! 唯だけでも、守って見せる!」

唯「そんな、和ちゃん!」



ヒュンヒュンヒュンヒュン……ザクッ!



『……!?』

和「あれは……」

紬「刀……!?」



453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 23:23:59.61 ID:1hngJKEG0

唯「何か光ってるね……」

和「……それに、あいつら。あの刀を恐れてる……?」

紬「なら……!」

『ハッフウアアアアア!』ガバッ!

律「りっちゃんパーンチ!」ペシン!

『ハアアアアア!』ズザザザザ

梓「ええ!?」

澪「り、律。お前すごいな」

律「へっへーん」

紬「……そう思うととたんに簡単に思えてくるわね」


『ハアアフウウ!』


唯「うわぁ!」

梓「唯先輩!」


スパッ!



454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 23:35:04.07 ID:1hngJKEG0

唯「……!」

唯「あ、あれ……?」


和「唯、怪我はない?」


唯「の、和ちゃん!」

澪「すごい、あいつらを簡単に斬った……!」

律「おお、あの刀はリッちゃんパンチと同じくらいの威力なのか!」

梓「それよりも強いですよ……」

和「さ、この刀があれば後は……!」


紬「よそ見している場合じゃないわ!」ダダダダダ!


『フウウアウアアアアア!』


澪「な、銃が効いた!?」

紬「やっぱり、後ろから攻撃すれば大丈夫みたいよ!」

律「それなら」  梓「ちゃんと銃で攻撃してくださいね」



456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/23(土) 23:45:32.42 ID:1hngJKEG0

和「そっちばっかり向いていていいのかしら?」

ザシュッ!

紬「あらあら、そっちに集中しちゃう? 駄目じゃないこっちもみなきゃ」

ダダダダダ

梓「……なんか、このふたりだけで勝てる気がします」


澪「律!」

律「おう!」

『挟み撃ちだ!』


唯「澪ちゃんとりっちゃんのコンビネーションがすごいね」

梓「私も……! 唯先輩」

唯「うん。……」

梓「あ、や、やっぱりいいです」

唯「ごめん。ね」


和「はっ!」



457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:01:06.25 ID:IsA0bCdS0

梓「……そうして、殆ど片付いたのでした」

紬「説明ありがとう。……でも弾数が結構減っちゃったみたい」

和「そうね。……それにしても、この刀。誰が……」

澪「唯、大丈夫か?」

唯「うん。大丈夫だよ」

律「……とてもそうは見えねぇぞ」

唯「……」

紬「憂ちゃんがああなったのには何か理由があるはずよ」

和「ええ、早く追いかけましょう」

唯「でも」

梓「唯先輩! もしも憂が何かされていたのだとしたら、
  目をさますことができるのは唯先輩だけなんですよ!」

唯「あずにゃん……」

和「そうね、唯ならきっと出来るわ」

澪「それなのに、お前がそんな様子ならできるものもできなくなるだろう?」

唯「みんな……」



458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:13:30.43 ID:IsA0bCdS0



律「こっちの方に来たよな?」

和「そもそも道がひとつしかなかったでしょう?」

梓「唯先輩、だいじょう……ぶ」

唯「私ならやれる。きっとやれる。大丈夫負けない。がんばれる人に」

澪「精神統一中みたいだな」

和「唯らしいわね」


梓「……あれ?」

和「扉があるわね」

律「洞窟の中なのにか?」

唯「ほえ、また扉?」

澪「またって、前にも見つけたのか?」

唯「うん」

梓「そういえば、見た気もします……」



459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:24:07.63 ID:IsA0bCdS0

律「おーし。それじゃあくぐってみようぜ!」

澪「誰が開けるんだ?」


『……』


梓「ここはけいおん部の一番偉い人と言うことで」

紬「がんばって、りっちゃん」

律「お前ら……いや扉開けるだけだろ? なら」

澪「律……死ぬなよ」

律「だから、扉開けるだけなんだろ!?」

唯「り、りっちゃん隊員……!」

律「だーかーらー!」



ギイイイィィィ



和「開けたわよ」   『えー!?』



462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:37:22.61 ID:IsA0bCdS0



和「……ここも結構広いわね

澪「あそこにいるのは」

唯「……憂!」


憂「お姉ちゃん。なんだ、生きてたんだ」


律「けいおん部を、舐めるなよ」

梓「憂……」

和「……そこにいるのは誰?」

澪「え?」


『……はぁ、やっぱり和さんにはばれちゃいますか』


澪「!?」

律「こ……この声ってまさか」

紬「少し大人びたような声になってるけど。……この声の主は」



464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 00:49:25.72 ID:IsA0bCdS0

憂「……何のようですか」

『う~ん。私もそろそろ隠れているだけじゃ暇になって来たからね』

唯「……な、なんで」


唯「なんで憂が二人いるの!?」


憂『あ、私も憂だって認めてくれるんだ』


澪「こ、これはどういう事だ……?」

律「私に聞くな!」

紬「こ、これは。3人で……!」

梓「ムギ先輩!? 変なこと考えないでください!」


唯「これは、どういう」

和「……つまり、憂ちゃんが変になった原因は」

律「あの憂ちゃんだってことか!」

澪「憂ちゃんが変になったのは憂ちゃんが原因で。あれ憂ちゃんが……憂ちゃん?」



466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:01:30.67 ID:IsA0bCdS0

唯「憂!」

憂「しゃべらないでって言ったのに。もう忘れてるんだ」

唯「ううん。忘れてないよ。でもね、憂の事を助けたいんだ」

憂「助けたいのなら私の言うことを聞いてればいいんだよ」

唯「違うよ! 憂、聞いて!」


唯「私、いつも憂に迷惑ばかりかけてきた。
  でも、私はそれを当然だと思って改善しようとしなかった」

唯「でもね、だからこそ。今がその迷惑分を返上する時なんだって!」

唯「だから、憂。今助けてあげるね!」


憂「……お姉ちゃん」

憂『うんうん。姉妹愛って言うのは素晴らしいね』

和「茶化さないで。せっかく唯が一生懸命に話してるのよ」

憂『うん。そうだね。だけど』

憂『イライラするんだよねぇ……』

和「何が……?」



468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:21:06.06 ID:IsA0bCdS0

憂『ねぇ憂ちゃん。あんなこと言われたけど。まさか納得したわけじゃないよね』

憂「え?」

憂『納得したわけじゃ、ない、よ、ね?』

憂「……! ぁ」

和「! あなた、憂に何をしたの!?」

憂『何が? 私は特に何もしてないよ』

和「嘘をついてるんじゃ!」


憂「お姉ちゃん……やっぱり、許せない、よね」

唯「憂!?」


澪「憂ちゃん!」

律「なにが起こってるんだ!」

和「多分憂のせいで憂ちゃんがおかしくさせられたのよ」

梓「だから、よくわからないです……」

紬「つまり、あっちの憂ちゃんを倒せばなんとかなる、ってことね」



469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:31:09.51 ID:IsA0bCdS0

憂『でも、その前に、ね』

唯「な、何?」

憂『憂ちゃん。お姉ちゃんが嫌い?』

憂「はい。だいっきらいです」

唯「!」

憂『そう。それじゃお姉ちゃんを殺したい?』

憂「勿論です」

唯「う、うい……!」

憂『それじゃあ、お誂えの場所を用意してあげるね』


ゴゴゴゴゴゴゴ


和「な、何の音なの!?」

梓「み、見てください! 唯先輩と憂の姿が!」


唯「か、体が……」

憂「消えていく……?」



471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:39:29.37 ID:IsA0bCdS0

和「な……」

紬「ふ、ふたりとも!」


唯「……」

憂「……」


シュンッ



梓「二人が、消えちゃいました……」

澪「ど、どういうことだ!?」

律「お、おい。一体何を」

和「一体何をしたの! 二人は何処に行ったの!」

律「私のセリフとらないでくれ」


憂『う~ん。何処って言われてもね。別の場所としか言いようが無いんだけど』

和「それが何処かと聞いているの。そして何であのふたりだけ……!」



473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 01:52:51.79 ID:IsA0bCdS0

憂『憂ちゃんはね、お姉ちゃんを殺すことを誰にも邪魔されたくなかったのよ』

和「……だから何処かへ飛ばしたと言うの」

憂『はい』

和「何処に飛ばしたの!」

憂『教えてもいいですけど。あなた達では絶対いけないので教える必要はないですね』


澪「……ひぃ」

律「な……またこいつら……!」

憂『さぁ、あなた達にはここで死んでもらいますね。これだけ数があれば充分かな』

和「……死にはしないわ。私は唯を守るんだから!」

梓「……」ググ

紬「よく耐えたわ、梓ちゃん!」


憂『さぁ、せいぜい頑張ってくださいね、先輩方』

憂『そして、お姉ちゃん、憂ちゃん』


憂『あなた達のいる、特異点から、果たして戻ってこれるかな?』




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