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承太郎「平沢達との奇妙な冒険」#9 【ジョジョの奇妙な冒険】


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けいおん!×ジョジョの奇妙な冒険#index




902 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:52:45.74 ID:3oweBrRDO

パキスタン!

唯「パキスタンかぁ~」

律「パキスタンって何かあるのか?」

和「そうね…」
 「インダス文明とかモヘンジョ・ダロを受け継いでる国…かしら」

唯「食べ物はないんだ…」

梓「また食べ物ばっかり…」
 「中国とかで食べたじゃないですか」

唯「世界中のおいしいものを食べたいんだよ!私は!」フンッ

梓「はぁ…」



903 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:53:17.97 ID:3oweBrRDO

花京院「…承太郎」

承太郎「…どうした」

花京院「霧がかなり濃くなっているが…」
   「運転は大丈夫か?」

承太郎「…少し…危ないな」

紬「向かい側からどんどん霧がきてる…」
 「ジョースターさん、今日はこの町に泊まりませんか?」



904 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:53:53.00 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「そうじゃな」
    「事故を起こして怪我をしたら元も子もない」

梓「ん…?」

外を眺めていた梓は、不思議なものを目にした…

梓(犬の…死体…?)

和「梓ちゃん、どうかした?」

梓「いえ…槍に刺さった犬っぽいのが見えまして…」
 「霧が濃くて、しっかりは見れなかったんですけど…」



905 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:54:20.11 ID:3oweBrRDO

和「そう…」
 「私は確認できなかったんだけど…」

律「私も外は見てなかったしな…」

花京院「僕も見てなかったな…」
   「まあ…気にすることじゃあないさ」
   「見間違いの可能性もある」

梓「そう…ですね…」



906 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:54:46.61 ID:3oweBrRDO

町!

唯「着いた~!」

紬「承太郎君、お疲れ様♪」

承太郎「ああ」

律「結構きれいな町だな~」

承太郎「インドから出たばかりだから尚更そう感じるな」



907 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:55:19.94 ID:3oweBrRDO

和「本当ね」
 「『バクシーシ』なんてどこからも聞こえてこないし…」
 「やっと落ち着ける町に来たって感じね」

律「ほんとだよ…」

花京院「みんな、お腹は空いてないかい?」

梓「お昼時ですし…ちょっとお腹空きましたね」



908 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:55:51.54 ID:3oweBrRDO

唯「それなら、あそこにレストランがあるよ!」

承太郎「英語は読めるのか」

唯「日本を出る前に『restaurant』だけは覚えたからね!」フンス!

梓「何なんですか…その食に対する異常な執着心は…」



909 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:56:22.55 ID:3oweBrRDO

紬「ふふっ」ニコニコ
 「それじゃあ行こっか♪」
 「アッサラーム!」
 「ほら、みんなも!」

唯律梓和花ジ「アッサラーム!」

紬「アレイクム!」

唯律梓和花ジ「アレイクム!」

店員「……」スッ

律「あ!通じ

バンッ!

律「あれ…?」
 「『CLOSED』にひっくり返されたぞ…」

紬「……」シュン…



910 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:56:51.86 ID:3oweBrRDO

店員「……」シーン…

梓「何か…感じ悪いですね…」

ジョセフ「おい、いきなり閉店にすることもないんじゃあないか?」
    「わし達はこの町にホテルはあるのか?これが聞きたかっただけじゃ」

店員「……」シーン…



911 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:57:22.63 ID:3oweBrRDO

承太郎「…てめー」スタスタ
   「…その耳は飾りか?」

紬「じ、承太郎君…!」

店員「…そんなわけないだろう」

承太郎「…それじゃあ質問に答えやがれ」
   「この町にホテルは?」

店員「知らないね」クルッ

それだけ言うと…店員は身を翻した…



912 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:57:51.43 ID:3oweBrRDO

承太郎「…知らねーだと?」
   「お前…この町の人間じゃあ
   「なッ!」

承太郎は言い掛けていた言葉を飲み込んだ…
店員の首筋に…ゴキブリがいたのだッ!

承太郎「こいつはッ…」ゴシゴシ

承太郎は目をこすり、もう一度店員を見る…
今度は…首筋には何もいなかった…



913 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:58:27.40 ID:3oweBrRDO

唯「承太郎君、どうしたの?」
 「何かびっくりしてたけど…」

承太郎「お前ら…見えていなかったのか?」

花京院「見える…?」
   「何か見たのか?」

承太郎(こいつら…見ていないのか…?)
   「いや…気のせいだ」



914 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:58:59.63 ID:3oweBrRDO

和「…本当にそうかしら」

律「どういうことだ…和…?」

和「この町に来る前…梓ちゃんも幻覚のようなものを見てる…」
 「この短時間で梓ちゃんと承太郎君…二人も幻覚を見てるわ」
 「…本当に幻覚なのか、と思ってね」

梓「敵のスタンド…ですか…?」

和「そこまではわからないけど…ね…」



915 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 18:59:31.73 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「…うむ」
    「用心をするにこしたことはないだろう」
    「何となくじゃが…この町は不気味じゃ…」

律「確かに…」

紬「早くホテルを見つけなきゃ…」

唯「あ、あそこに男の人がいるから声かけようよ」

承太郎「…そうだな」



916 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:00:02.01 ID:3oweBrRDO

唯「アッサラーム!」
 「おじさん、この辺にホテルってない?」

男「……………」

唯「ねえ、おじさ~ん!」

花京院「平沢さん…」
   「その人…様子がおかしくないかい…?」

唯「ん~…また無視されてるしね…」



917 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:00:40.90 ID:3oweBrRDO

花京院「そうじゃあない…」スタスタ

花京院は男の元へ歩み寄り…顔を覗き込んだ

花京院「なッ…!」
   「おい!どうしたんだッ!?」ユサユサ

激しく揺さ振られた男は…
力なく背後に倒れたッ



918 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:01:20.92 ID:3oweBrRDO

梓「こ…この人…」

その時ッ
男の口からトカゲが二匹姿を現したッ

律紬和「ひッ…!」

唯梓「きゃああああああああああああああああああああああ!」

承太郎「…死んでるな」

花京院「ああ…」
   「この表情…何かに怯え…恐怖の真っ只中にいる時に死んだみたいだ…」



919 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:01:48.96 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「みんな…大丈夫か?」

梓「はい…何とか…」

紬「まさかトカゲが出てくるなんて…」

唯「あ…」
 「この人…鉄砲持ってるね…」

花京院「…まだ煙が出ている」
   「…僕達がここに到着した頃に発砲したのかな」



920 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:02:16.74 ID:3oweBrRDO

律「自殺…か…?」

ジョセフ「いや…見たところ血も出ておらんし傷もない…」

承太郎「…しかし…こんな道端で人が死んでるのに町のヤツらは静かだな」
   「日本なら、かなりの野次馬がいる気がするぜ」

律「不気味…だな…」



921 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:02:45.54 ID:3oweBrRDO

紬「とりあえず…今は町の人に警察を呼んでもらいましょう」

花京院「そうだね」
   「そこの人!すまないが警察を呼んでくれないか!人が死んでるんだ!」

女「……」クルッ

花京院「うっ……」

花京院が呼び掛けた女の顔は…
ニキビのようなもので埋めつくされ…
あまりにも醜いものであった…



922 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:03:12.54 ID:3oweBrRDO

花京院「……」タラタラ

女「失礼…しました…」
 「ちょいとニキビが膿んでまして…」
 「ところで…あたくしに何かご用でェ~~?」

花京院「…警察に通報してくれ」

女「警察?」
 「なぜゆえにィ~~~?」

花京院「お前にはそこで死んでいる人が見えないのかッ!」



923 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:03:41.38 ID:3oweBrRDO

女「……」ポリポリ
 「おやまあ…人が死んでおるのですか…」
 「それで…あたくしに何かできることは?」

花京院「お前はマヌケかッ!」
   「警察を呼んできてくれと何回も言っているだろうッ!」
   「一体何回言えば理解するんだッ!」

女「はいはい…」
 「警察を呼ぶんですね…わかりました」スタスタ



924 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:04:11.40 ID:3oweBrRDO

花京院「一体なんだ…この町は…」

紬「おかしすぎるわね…」
 「普通…発砲音なんて誰もが気づくわ…」

梓「…承太郎先輩、ジョースターさん」
 「この人の死因をはっきりさせましょう」
 「いくら何でも不自然すぎます…」

ジョセフ「確かにな…」



925 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:04:51.80 ID:3oweBrRDO

律「敵スタンド使いの仕業…とか…」

承太郎「…無関係の男を殺す必要がないだろう」
   「だが…万が一もあるしな…」
   「何せこの死に方だ…」

ジョセフ「ああ…」
    「…急いで調べるぞ」

花京院「さらに霧が濃くなってきたな…」

唯「何か…ドクロの形に見えない…?」
 「リンゴォ先生のあごヒゲみたいな…」



926 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:05:21.07 ID:3oweBrRDO

律「懐かしいな…リンゴォ先生…」
 「…さわちゃん…元気かな」

花京院「…すまない」

梓「花京院先輩のせいじゃありませんよ」

紬「そうよ」
 「誰も花京院君のせいだなんて思ってないわ」

花京院「…ありがとう」



927 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:06:39.14 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「これはッ!」

紬「どうしたんですか!?」

ジョセフ「のどの下を見てくれ…」

唯「わっ…」
 「かなり大きい傷穴だね…」

律「10円玉ぐらいありそうだな…」

花京院「これが死因か…」



928 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:07:17.92 ID:3oweBrRDO

和「でも…」
「こんなに大きい穴なのに血が一滴も出てないわね…」

承太郎「確かにな」
   「これは普通の事件じゃあない」
   「…俺達は知る必要があるッ」ビリィ!

承太郎は男の服を破いたッ
そして…その男の体にはッ…



929 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:07:46.93 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「こいつはッ…」

唯「穴がいっぱいあけてあるよ!?」

梓「しかも…どの穴からも血が出てません…」

承太郎「…この町にスタンド使いがいる可能性が強くなったな」

ジョセフ「霧が深いが仕方ない…」
    「急いでこの町を出るぞッ!」

承太郎「…待てじじい」
   「敵スタンド使いはそれが目的かもしれん」
   「何せ…道路のすぐ横は崖だ」



930 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:08:18.26 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「…パワー型ならわし達を崖下に落とすことは容易いか…」
    「しかし…どうしたもんかの…」

ジョセフ達が困り果てている所に…
一人の老婆が姿を現した…

老婆「旅のお方のようじゃな…」



931 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:08:44.05 ID:3oweBrRDO

花京院「ええ」
   「あなたはこの町の方ですか?」

老婆「はい…」
   「わたしゃこの町で民宿をやっております」
   「この霧ですじゃ…今日はわしの宿にお泊まりになりませんかのォ」
   「お安くしときますよって」

梓「普通の人…ですね…」ホッ

和「ええ…」
 「お婆さんの言う通り…今日はお世話になりませんか?」



932 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:09:16.34 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「そうじゃな」
    「それじゃあ婆さん、案内してくれないか?」

老婆「はい」ニコニコ
  「こっちですじゃ」トコトコ

承太郎「……」

紬「…承太郎君」

承太郎「…ああ」
   「この町の人間がおかしいのか…あの婆さんがおかしいのか…」



933 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:10:48.33 ID:3oweBrRDO

紬「…やっぱり…そのことを考えてたのね」
 「…普通すぎて…逆に怪しいよね」

承太郎「…ああ」

律「ジョジョー!ムギー!置いてくぞー!」

紬「あ!待ってー!」
 「承太郎君…とりあえず行こう?」

承太郎「…そうだな」



934 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:11:15.59 ID:3oweBrRDO

宿前!

老婆「ここですじゃ」

花京院「立派ですね」

老婆「そんなことはありませぬよ」
  「さあ、ジョースター様方」
  「ご案内いたしますよって…ついてきてくだしゃれ」トコトコ

紬「…待ってください」



935 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:11:47.76 ID:3oweBrRDO

老婆「どうかしましたか?」

紬「…私達…誰もジョースターさんの名前…言ってませんよ?」
 「なのに…あなたはジョースター様と言った」
 「…何でジョースターさんの名前を知ってるんですか?」

老婆(ぐッ…!)
  (この小娘がァァ~~~!)
  「いやですねぇ、お客さん」
  「さっきそちらの方が呼んだじゃありませんか」



936 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:12:17.61 ID:3oweBrRDO

梓「私…ですか…?」

承太郎「…本当か?」

梓「そう言われたら…呼んだような…呼んでないような…」

老婆「呼びましたよォ」
  「長年客商売をしてると人様の名前はすぐ覚えてしまうんですからねェ」

紬承「……」



937 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:12:58.41 ID:3oweBrRDO

唯「二人とも疑いすぎだよ~」
 「ねぇ、みんな?」

律「そうだな」
 「二人ともたまにはリラックスしないと体が持たないぞ」

紬「…そう…ね」
 「すみません」

老婆「いえいえ、何も気にしておりませぬよ」
 「それよりも、何を疑っていたので?」

唯「私達ね~、悪い人探ししてるんだ~」

老婆「なるほど」
  「大丈夫ですよ。わしはずっと民宿を経営しとるだけですじゃ」

ジョセフ「すまなかったな」
    「そして…そろそろ案内してくれないかの」

老婆「はいはい、こちらですよ」トコトコ



938 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:13:29.68 ID:3oweBrRDO

部屋内!

唯「広ッ!」

和「みんな同じ部屋って初めてね」

梓「それにしても…疲れちゃいましたね…」

ジョセフ「まったくだ…」
    「インドをやっと抜けたと思ったら、こんな町に着いたしの…」

律「私ちょっとトイレ~」スタスタ

紬「行っトイレ~♪」フリフリ

承太郎「…やれやれ」



939 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:15:29.18 ID:3oweBrRDO

ガチャッバタン!

花京院「…田井中さんがいないが…そろそろ説明してくれないかい?」

梓「確かに…説明がほしいです」

紬「…そうね」
 「話すわ…私と承太郎君の考えを」



940 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:16:32.44 ID:3oweBrRDO

ロビー!

律「おばさーん!」スタスタ

老婆「はいはい」
  「どうかされましたか、律さん?」

律「トイレってどこだったっけ?」

老婆「トイレはそのドアを入って、一番奥にありますよ」



941 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:17:42.70 ID:3oweBrRDO

律「そうだった!ありがとうおばさん」スタスタ

老婆「いえいえ」ヒタ…ヒタ…

トイレへ向かう律に…老婆が忍び寄る…
その右手には…巨大なハサミが握られていたッ!

律「そうそう…」クルッ

老婆「はいッ!?」サッ

律が振り向いた瞬間…間一髪でハサミを隠したッ



942 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:18:37.32 ID:3oweBrRDO

律「宿帳…見せてくれないかな…?」

老婆「え、ええ…」
  「これですじゃ」スッ

律「…ありがとう」

老婆「どうかしましたかの?」

そして…律はゆっくりと口を開いた…

律「私…ちょっと…宿帳の名前…間違っちゃってさ…」

老婆「え!?」



943 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:19:12.99 ID:3oweBrRDO

律「…私の本名…『田井中律』っていうんだけど」
 「…間違って弟の名前書いちゃってさ」

老婆「何…」

律「それで…誰か他に『律』がいるのかと思ったらさ…」バサッ!

律は老婆へ宿帳を見せるッ!

《Josef Joestar》
《Qtaro Kujo》
《Ocean Sunfish Kotobuki》
《Satoshi Tainaka》
《Koko Nakano》
《Gita Hirasawa》
《Madoka Manabe》
《Tenmei Kakyoin》



944 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:19:39.36 ID:3oweBrRDO

律「今日ここに泊まってるのは私達だけ…」
 「別の『律』さんと間違ったわけでもない…」
 「何で…私の本名を知ってるんだ…?」
 「HTTは…世界デビューした記憶はないぜ…」

老婆「くッ…!」

律「もうお前がスタンド使いってのはばれてんだよッ!」
 「来やがれッ!」

老婆「言われないでもすでに殺しにかかってるよォォオーーーーー!」

律の背後の扉が破られるッ!
その中からは大量の人が飛び出してきたッ!



945 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:20:42.91 ID:3oweBrRDO

老婆「死ねェェェエエエエエエエエエエエエエエ!」

律「いいのかよ!そんなに固まって出てきてさッ!」ズギュ―z_ン!
 「オラオラオラオラオラァ!」

律は一人の男を殴るッ!
すると…全員の動きが止まったッ!

律「密集しすぎなんだよ」ニヤッ



946 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:21:15.48 ID:3oweBrRDO

老婆「うけけけけけけけけ」

律「おいおい…絶望的すぎてボケちまったのか?」

老婆「ボケはお前じゃッ!」
  「誰がそこにいるヤツで全員と言ったッ!」

律「なッ!」クルッ!

律は振り向くッ!
しかし!誰も目には入らなかった!

律「いないじゃん…」クルッ

律が再び老婆を視界に捉えようと首を戻すと…
老婆は既に目の前にいたッ!



947 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:21:47.71 ID:3oweBrRDO

老婆「引っ掛かりおったな!マヌケがッ!」
  「ケェーーーーーーッ!」

老婆はハサミを振り下ろすッ!

律「くッ!」ズバッ!

直撃は免れたが…かすり傷を負ってしまったッ

老婆「ケケケケ…」
  「わしの息子をいたぶりおった貴様らは絶対に許せん!」
  「わしの『正義(ジャスティス)』で殺してくれるッ!」

突如…律の周りを霧が覆う…



948 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:22:16.93 ID:3oweBrRDO

律「何だ…これは…」

老婆「それがわしのスタンドじゃ!」
  「自分の腕を見てみろ!」

律「うっ…」

先ほど老婆につけられた傷…
そこから出ていた血が霧の中に舞い上がり…

律「ゲッ!」ボゴーン!

傷口が穴に変わったッ!

律「こ、この穴はッ!」
 「道端で死んでた男と同じだッ!」



949 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:22:52.39 ID:3oweBrRDO

老婆「マヌケのくせによくわかったじゃないか!」
  「じゃが…それがわかったところで何にもならんッ!」

頭上の空気がいきなり湿気を持ち出し…
律は上を見上げたッ…

律「これはッ…!」
 「さっき外で見たドクロ…ッ!?」

老婆「『ジャスティス』がダンスしたいとさッ!」

ジャスティスが右手を上げると…
律の右手も持ち上がったッ!



950 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:24:10.03 ID:3oweBrRDO

律「ああああああああああああああああああ!」メキメキ

老婆「貴様はわしの操り人形と化したッ!」
  「自らの腕で死にな!」

律「うわっ!」

律の腕が再び振り上げられ…

律「ガボッ!」

口に突っ込まれたッ!

老婆「まずは一人!」
  「そのまま窒息しなッ!」



951 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:24:46.50 ID:3oweBrRDO

承太郎達の部屋!

紬「…以上よ」
 「…まだ現段階では疑ってるだけなの」

花京院「確かに…この町においては、あのおばあさんの方が異常者だ」
   「怪しいと言われたら怪しいような気もするが…」

承太郎「そいつが覚えていたら楽だったんだがな」

梓「それは…すみません…」シュン…

承太郎「何も責めたわけじゃあないさ」
   「ただ…これからのことを思うとな」



952 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:25:17.79 ID:3oweBrRDO

和「色々…注意すべきことが増えてくるかもね」

花京院「そうかもしれないが…」
   「…今は目の前のことだけを考えよう」
   「今の僕達の状況…決して楽と言えるものではない」

和「そうね…」
 「今を生き延びないと…」

ジョセフ「…果たして、あの老婆がスタンド使いなのか」
    「それとも…この町で唯一の常識人なのか」
    「…承太郎と紬ちゃんの策…うまくいけばいいが」



953 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:25:59.06 ID:3oweBrRDO

唯「それにしても…りっちゃん遅いね…」

承太郎「…別に小べ

梓「黙ってください」

承太郎「……」

花京院「しかし…本当に遅い…」
   「ここは迷うような廊下があるわけでもなかった…」

ジョセフ「…何かあったと考えた方がいいかもしれん」
    「全員…律ちゃんの捜索に向かうぞッ!」



954 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:26:51.03 ID:3oweBrRDO

戻って老婆の部屋!

律「オゴ…ゴ…」
 「ッく…危ねぇ…」

老婆「ふんッ!」
  「自らの腕を固定しおったか!」
  「だがッ!」

老婆は走りだし…

老婆「腕を固定したということは!それだけ動きが制限されたということッ!」
  「脳みそ!ズル出してやるッ!」
  「背骨!バキ折ってやるッ!」
  「息子の恨み!今晴らしてやるッ!」
  「この攻撃ッ!かわせるかァァアーーーーーーーーーーーーーーッ!」

老婆はハサミを真横に薙ぎ払うッ!
しかしッ!そこには既に律の姿はなかったッ!



955 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:27:19.01 ID:3oweBrRDO

老婆「チィッ!」

律「お前…私の動きが制限されるって言ったよな…」

律は…

律「私をお前の物差しで測るんじゃねえ!」
 「私はッ!放課後ティータイムの部長だぞッ!」

空中にいたッ!
固定した腕を支点とし…床を蹴り上げッ
自身の体を空中に固定したのだッ!



956 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:28:34.52 ID:3oweBrRDO

老婆「だがッ!もう次は避けられないはずじゃッ!」
  「このマヌケめッ!」

梓「…直接本人にマヌケって言ったら…」
 「いくら律先輩でも傷つくと思いますよ?」

入り口には…梓がいたッ!

老婆「お前はッ…」

律「梓ッ!」

梓「律先輩、その体勢はしたないですよ」
 「良かったですね、スパッツ履いてて」



957 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:29:12.82 ID:3oweBrRDO

律「何でここにいるんだッ!」

梓「律先輩が遅かったから、みんなで手分けして捜してたんです」
 「ノックしても、その後に『もしもし』って言っても返事がなかったので…」
 「勝手にお邪魔させてもらいました」

律「そっか…」
 「ごめんな…心配かけて…」

梓「いいえ…無事で何よりです」ニコッ

老婆「命拾いしたなッ!」
  「貴様は後で殺してやるッ!」



958 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:30:20.45 ID:3oweBrRDO

梓「命拾い?」
 「…それは違います」
 「律先輩はきっと…次の攻撃も避けていました」
 「その次のも…その次の次のも…」
 「おそらく…自分をスタンドで殴って運動の方向を変えていたと思います」
 「この部屋に来てわかりました…」
 「律先輩は…それほどの覚悟を持って…現に体現しようとしていたッ!」
 「あなたにッ!私の!放課後ティータイムのッ!」
 「気高き精神を持った部長をッ!侮辱する資格はないッ!!」



959 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:31:07.49 ID:3oweBrRDO

律「梓…」

老婆「気高いという言葉はDIO様の為だけに存在する言葉ッ!」
  「貴様のようなガキがやすやすと使っていい言葉じゃないわッ!」

梓「ああ…DIO…ですか…」
 「あなた…広辞苑って知ってますか?日本の辞書なんですけど…」
 「一回…それで意味を調べることをおすすめします」



960 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:31:34.30 ID:3oweBrRDO

老婆「どういう意味じゃ…」

梓「やれやれです…ヒントをあげましょう」
 「類は友を呼ぶ…」
 「あなたとDIOが友達かはわかりませんけど…」
 「少なくともあなたには品位がない…」
 「言ってる意味…わかり

老婆「貴様だけは絶ッッッッッ対に許さんッ!」
  「ぶち殺すッ!!」

老婆は鬼のような形相で走りだすッ!
その脚力はとても老人のそれとは思えなかったッ!



961 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:34:15.63 ID:3oweBrRDO

律「梓ッ!」

梓「大丈夫ですッ!」

老婆「ケェェェエエエエエ!」

梓は間一髪のところで避け…

梓「オラァ!」

敵スタンドを殴るッ!
しかしッ

律「そうじゃないッ!」

梓「え…」

老婆「ウケケケケケケケ」
  「貴様は脳が足りんようじゃな」

老婆にダメージはなかった!



962 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:35:15.71 ID:3oweBrRDO

律「そいつのスタンドは霧なんだッ!」
 「多分攻撃は何一つ効かない!」
 「逃げるんだ梓ッ!」

梓「何言ってるんですかッ!」
 「律先輩を置いて逃げれるはずないじゃないですか!」

老婆「どっちにしろ…お前に逃げ道はないわ!」

梓「これはッ!」

入り口には…大量の操られた人がいたッ!



963 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:36:23.03 ID:3oweBrRDO

律「既に…呼び寄せてたのかよ…」
 「梓…一旦引くんだ」
 「いいか…お前は逃げるんじゃあない…」
 「一旦引くことで…勝ちにいくんだ」
 「それが…梓…お前にはできる」

梓「…わかりました」ダダダダ

梓は入り口と反対側…トイレの方へ走りだす!

老婆「待たんかッ!」ダダダダ

そして当然、老婆と町の人々も追いかけたッ



964 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:37:09.87 ID:3oweBrRDO

梓「それじゃあ…少しのお別れです」ズギュ―z_ン!
 「オラァ!」ガオン!

梓は律が固定した人の下に溝を掘り…
ドアの向こうへ辿り着いた

老婆「チィッ…」
  「こいつらに触ったら…わしも固定されるか…」

梓「律先輩…」

律「どした?」

梓「私…律先輩のこと…いつも遊んでばっかりで…」
 「本当…部長らしくなくて…正直手遅れだと思ってました」



965 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:37:56.43 ID:3oweBrRDO

律「手厳しいなんてもんじゃねーな…」

梓「だけど…それは誤解でした」
 「私達の部長は…決して諦めない…強い心を持っているッ」

律「……」ニヤッ

梓「律先輩ッ!」
 「私はあなたに!あなたの心にッ!」
 「敬意を表しますッ!」

老婆「何を話してるんじゃ!」



966 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:39:23.32 ID:3oweBrRDO

梓「それは今ッ!あなたの身体に刻み込まれるッ!」

律「GS3…」
 「…ロック解除だ」

律の言葉と同時に…固定されていた男達が動き出す

老婆「えッ…」

老婆は攻撃のモーションに入っていた男達に追いつけず…

老婆「ぎゃあああああああああああああああああああ!」

全員の攻撃をその身に受けたッ!
そして…男達と共に床に倒れたッ



967 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:41:09.18 ID:3oweBrRDO

梓「終わった…」

律「だな…」スタッ

梓「逃げろって…こういうことだったんですね」

律「まあな」
 「梓が逆の扉に行ったらシャレにならなかったよ…」

梓「律先輩が思いつく程度のことなら私にも分かりますよ」ニヤッ

律「中野ーー!」ギューッ!

梓「ちょっ!痛いですって!」



968 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:41:59.45 ID:3oweBrRDO

律「………」グテッ

梓「あれ?」

律「………」スースー

梓「仕方ないですね…」
 「膝枕でもしてあげましょう」ポスッ

律「………」スースー

梓「…デコ」

律「………」スースー

梓「デーコ」

律「ん~…」スースー



969 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:42:41.25 ID:3oweBrRDO

梓「…ふふっ」ニコッ
 (あの時は勢いだったから言えたけど…)
 「やっぱり…すごいです、私達の部長は」ナデナデ
 「私も…律先輩みたいな部長になれるのかな…」

紬「りっちゃーーーん!梓ちゃーーーん!」

梓「あ、みなさん」

承太郎「田井中ッ!」

梓「律先輩は大丈夫です」
 「今は疲れて寝ちゃってるだけです」

承太郎「…そうか」



970 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:43:55.74 ID:3oweBrRDO

唯「あ!りっちゃんだけあずにゃんの膝枕ずるい!」

梓「唯先輩…静かにしてください…!」

唯「それじゃあ後で私にもしてね!」

梓「嫌です」

唯「え~!ぶ~ぶ~!」



971 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:45:13.60 ID:3oweBrRDO

花京院「みんな…外を見てくれ」

ジョセフ「ここは…墓場か…」

和「この人…スタンドで墓場に町を作り出していたのね…」

紬「何て精神力なのかしら…」

梓「精神力というより…執念だと思います」
 「この人をここに置いていったら、おそらく…」
 「いいえ…絶対に再び命を狙われますよ」



972 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:45:47.40 ID:3oweBrRDO

和「…この人なら…連れて行きましょう」
 「これから先に待ち受けるスタンド使いやDIOの居場所」
 「そして…DIOのスタンド…」
 「これらを聞き出せたら私達も対等になる」

唯「対等…?」

和「私達が今まで倒してきたスタンド使いが…」
 「DIOか…その人に私達のスタンド能力を教えたと考えるのが自然よ」
 「十中八九…私達のスタンド能力は敵にばれてるわ」



973 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/28(月) 19:46:14.95 ID:3oweBrRDO

ジョセフ「そうじゃな」
 「律ちゃんが起きたら次の町へ行こう」
 「そこで…そいつの考えをテレビに念写するとしよう」

紬「そうですね」

本体名―エンヤ・ガイル
スタンド名―ジャスティス
―再起不能―

承太郎一行
―首都カラチへ―



976 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:55:32.20 ID:31VH2LHDO

日本!

澪「ん~~っ!」ノビーッ
 「ふぅ~~~…」
 (長い時間の飛行機は疲れるな…)
 (それにしても…久しぶりの日本…)
 (みんなより一足先に帰ってきちゃったけど…)
 (…やっぱりいいな、自分の国は)フフッ

子供「ママー、あの人一人で笑ってるよー」

母「しっ!見ちゃいけません!」



977 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:56:06.26 ID:31VH2LHDO

澪「……」ショボン…
 (それにしても…我ながらよく生きてたな…)
 (もし最後にホル・ホースが拳銃を撃ってなかったら死んでた…)
 (最後…スタンドを使って気を失わなかったら…)
 (気を失ってやっと休んだからな…)
 (……そういえば…どうしよう…)
 (じ…承太郎って…呼んじゃったし…)
 (み、みみみみみ澪って…呼んでもらったし…)
 (………///)テレテレ
 (い、今は日本でやらなくちゃいけないことをやらなきゃ!)
 (……澪…)
 (………///)ニヤニヤ

子供「ねえママー!」

母親「早く行くわよ!」



978 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:56:36.53 ID:31VH2LHDO

澪(……)ショボン…
 (と、とりあえず…どうやって承太郎の家に行けば…)
 (タクシーで桜ヶ丘高校まで行こうかな)

?「秋山…澪様ですね?」

澪「誰だッ!」ズギュ―z_ン!

?「お待ちください!」
 「私はあなたの敵ではありません!」

澪「それじゃあ何で私の名前を知ってる!?」



979 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:57:23.86 ID:31VH2LHDO

?「旦那様から…頼まれました」
 「この写真の子を空港まで迎えに行き」ピラッ
 「…お嬢様のお宅まで届けてくれ、と」

澪「私の写真…」
 「それに…旦那様に…お嬢様?」

?「私…ジョースター家にお仕えしております…」
 「ローゼスと申します」

澪「ジョースター家…」
 「私達の…味方…」
 「ご、ごめんなさい!」ペコリ

ローゼス「いいえ、気にしないでください」



980 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:58:01.57 ID:31VH2LHDO

澪「あの…さっき『お待ちください』って言いましたよね?」
 「…見えるん…ですか?」

ローゼス「いいえ…私にはスタンド能力は芽生えていません」
    「もっとも…スタンドというものが何なのかすらもわからないのです…」

澪「ジョースターさんからは…」

ローゼス「必要最低限のことしか教えていただいておりません」
    「私を早急に澪様のお迎えに行かせたかったのでしょう」



981 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:58:37.08 ID:31VH2LHDO

澪「そうですか…」
 「すみません…私のために…」

ローゼス「いいえ、これも旦那様が私を信頼してくれてのことです」
    「無事…あなたを空条家に届けます」

澪「あの…ありがとうございます!」
 「よろしくお願いします!」

ローゼス「こちらこそ、おいぼれ相手で退屈させてしまうかもしれませんが…」
    「よろしくお願い致します」



982 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:59:02.83 ID:31VH2LHDO

車内!

ローゼス「前にお嬢様のお宅にお邪魔した時に思ったのですが…」
    「あなた方の町は…いい町ですね」

澪「はい」
 「大好きです、この町は」

ローゼス「例えば…どんなところが?」

澪「たくさんありますけど、やっぱり…」
 「楽しい…嬉しい…哀しい…寂しい…」
 「私達のいろんな思い出が詰まった町だからってことが一番です」ニコッ

ローゼス「そうですか」フフッ
    「それはとても素晴らしいことですね」
    「とても充実しているのでしょう」



983 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 08:59:32.79 ID:31VH2LHDO

澪「はい!」
 「軽音部…放課後ティータイムとして過ごした三年間は…」
 「充実しすぎて…あふれかえっちゃいそうでした!」

ローゼス「放課後ティータイム?」

澪「あ、私達のバンド名なんです!」
 「顧問の先生が勝手につけちゃって…」
 「私は『ぴゅあ☆ぴゅあ』とか『ポップコーンハネムーン』…」
 「『ちょこれーと☆めろでぃ』とかが良かったんですけど…」
 「ローゼスさんはどう思いますか?」



984 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:00:06.12 ID:31VH2LHDO

ローゼス「ふふっ…」

澪「あ!何で笑ったんですか!?」

ローゼス「いえ…」
    「その放課後ティータイムのことになると、とても楽しそうに話すので」フフッ

澪「あ…いや…すみません…///」

ローゼス「何で謝るんですか」フフッ
    「よろしければですが…」
    「私に放課後ティータイムのこと…お話ししていただけませんか?」

澪「は、はいっ!」パァッ



985 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:02:01.30 ID:31VH2LHDO

結構後!

澪「それで、承太郎は何渡したと思います?」

ローゼス「ん~…見当がつきませんね」

澪「乾燥ヒトデですよ!」
 「あの時は本当にびっくりしました…」

ローゼス「はっはっはっ」
    「まさか坊っちゃんがそんなことをするとは」

澪「そして…その日から放課後ティータイムのトレードマークは…」
 「ヒトデ…星の形なんです」
 「それから…私はいつもヒトデを持ち歩いてました」
 「財布を忘れても…携帯を忘れても…」
 「ヒトデだけは…忘れたことがなかった」



986 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:02:30.82 ID:31VH2LHDO

ローゼス「そうですか」フフッ
    「ぜひ拝見したいものです」

澪「それが…預けてきたんです、律に」
 「そして…承太郎に届けてもらうように」

ローゼス「なぜ?」

澪「…みんなに忘れられたくないから…」
 「ずっと…みんなと一緒にいたいから…」

ローゼス「そんなことをせずとも…大丈夫のはずです」



987 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:03:21.88 ID:31VH2LHDO

澪「そう…ですかね…」

ローゼス「そうですとも」
    「どんなに遠くても…あなた達は繋がっていますよ」
    「なぜなら…あなた達は…」
    「放課後ティータイムですから」フフッ

澪「そう…ですね!」
「ありがとうございます!ローゼスさん!」

ローゼス「いえいえ、お礼を言うのはこちらです」
    「とても楽しく運転できました」
    「さあ澪様、着きましたよ」

澪「はい、ありがとうございました」

ローゼス「それでは中にはいりましょうか」



988 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:03:54.89 ID:31VH2LHDO

空条家!

澪「おじゃましまーす…」
 (何か…久しぶりだな…)

ローゼス「誰かSPW財団の者は…」

スタスタ

ローゼス「SPW財団の者か?」
    「澪様をお連れしたぞ」



989 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:04:27.47 ID:31VH2LHDO

ガラッ

憂「ローゼスさん、お帰りなさ…」
 「澪…さん…?」

澪「ウソ…」
 「う、憂…ちゃん…?」
 「な、何で…」

憂「澪さん!」ダキッ

澪「わっ!」ギュッ

憂「無事だったんですね…」
 「良かったぁ…」

澪「心配してくれてたんだな…」
 「ありがとう、憂ちゃん」ニコッ



990 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:06:28.92 ID:31VH2LHDO

憂「いえ…」
 「あの…お姉ちゃんは元気でしたか?」

澪「唯は元気だよ」
 「行く国行く国で食べ物を捜し求めてる」フフッ

憂「そう…ですか…」
 「お姉ちゃん…良かった…」

ローゼス「こんなところで立ち話も何ですし、中に入りましょう」

憂「そうですね」
 「確か今はリビングが空いてました」
 「行きましょうか」

ローゼス「私はお嬢様の所へ行って参りますので…」

憂「わかりました」



991 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:06:58.64 ID:31VH2LHDO

リビング!

憂「どうぞ、お茶です」コトッ

澪「ありがとう」
 「何かこの家でずっと暮らしてたって感じだな」フフッ

憂「私…熱が下がってからSPW財団の皆さんのお手伝いをしてるんです」



992 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:07:28.64 ID:31VH2LHDO

澪「へぇ…」
 「学校には行ってないの?」

憂「はい…」

澪「そっか…」
 「それなら…寂しいんじゃないか?」

憂「お姉ちゃんも…皆さんもいなくて…すごく寂しかったです…」
 「お姉ちゃんや皆さんの代わりは…誰にもつとまるはずはなくて…」
 「だから…学校に行ってる暇があったら皆さんの力になろうって…」
 「早く…帰ってきてほしかったから…」

澪「憂ちゃん…」



993 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:07:57.00 ID:31VH2LHDO

憂「あ!でも、純ちゃんや山中先生が会いに来てくれて、助かったり…」

澪「さわ子先生が!?」
 「もう平気なのか?」

憂「はい、ぴんぴんしてます」フフッ
 「私にあいさつ無しでどこか行って、帰ってきたらコスプレさせてやるって」

澪「うわ…」

憂「純ちゃんも表面は明るいですけど…」
 「皆さんのことをすごく心配してますよ」



994 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:08:34.56 ID:31VH2LHDO

澪「そっか…」
 「悪いな…心配…迷惑ばかりかけて…」

憂「…山中先生以外には…行方不明って伝えてますから…」

澪「そっか…」
 「……」
 「憂ちゃん…」

憂「何ですか?」

澪「憂ちゃんは…どうして治ったんだ?」

憂「私が…スタンドに適応したからだってお医者さんは言ってました」
 「これほど時間がかかって適応したんだから…」
 「…相当強力なスタンドだろう…とも」



995 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:09:08.51 ID:31VH2LHDO

澪「強力な…」
 「能力は…」

憂「それが…ないんです」

澪「ない?」

憂「はい…」
 「ある条件下にならないと…」

澪「条件?」

憂「多分…ですけど…」
 「お姉ちゃんのスタンドと関係してると思うんです」



996 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:09:50.37 ID:31VH2LHDO

澪「唯のスタンド…か…」
 「……」
 「……聖子さんは…」

憂「まだ…高熱が続いてます」
 「一向に下がる気配がないって…」

澪「急がなきゃな…」

憂「あの…純ちゃんや山中先生…お父さん達には…」

澪「…私だけ会ったらダメだよ」
 「私は…みんなに会う為に戻ってきたわけじゃあない」

憂「でも…」

澪「遠足でさ、先生がよく言うだろ?」
 「お家に帰るまでが遠足だって」
 「そういうことだよ」

憂「今…こうしている時も…闘ってる…」
 「気持ちは…皆さんと共に…」



997 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:10:50.71 ID:31VH2LHDO

澪「ああ」
 「それじゃあ、私はSPW財団の人と話してくるよ」
 「いろいろ…やることがある」スクッ

憂「…待ってください」

澪「どうした?」

憂「私も…連れていってください」

澪「…ダメだ」

憂「私も戦えます」

澪「…私達だけで十分だよ」
 「憂ちゃんまで命をかけることじゃあない」

憂「命…かけることですよ」
 「今もお姉ちゃん達は闘ってるかもしれないし…聖子さんは苦しんでる…」
 「ここで…SPW財団と琴吹グループの人達にお茶を淹れてる場合じゃあない…」
 「わかってるんです…私が一番…私のことは…」
 「DIOを倒す…それが桜ヶ丘高校のスタンド使いの運命じゃないでしょうか」



998 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:11:56.21 ID:31VH2LHDO

澪「みんながみんな…そういう運命を背負ってるわけじゃあないだろ」

憂「そうでしょうか」
 「私達は…承太郎さんの影響でスタンド使いになった」
 「これで…説明できませんか?」

澪「……」

憂「嫌なんです…」
 「皆さんが命をかけてるのに…私だけのうのうと過ごすのは…」
 「DIOを倒して…帰って来たときに…誰かが欠けてるのは…」
 「私は…皆さんと戦いたい…」
 「皆さんの役に立ちたい…」
 「承太郎さんの…ジョースターさんの…」
 「ジョースター家の力になりたいッ!」
 「圧倒的『白』の人から生まれたスタンド使いとしてッ!」



999 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:12:26.62 ID:31VH2LHDO

澪「ふふっ」ニコッ

憂「す、すみません…熱くなっちゃって…///」

澪「違うよ。私達も最初…こんな感じだったなって」

憂「え?」

澪「承太郎について行くって言ったら来るなって言われて…」
 「すごく必死にお願いしてさ」フフッ

憂「そうだったんですか…」

澪「行こう、憂ちゃん」

憂「え…」

澪「SPW財団の人のところ」
 「飛行機と潜水艦を買って、承太郎達に追いつこう」

憂「それじゃあ…」

澪「ほら、私達には時間がないんだ。急ごう!」

憂「は…はいッ!」パァッ



1000 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/29(火) 09:22:19.14 ID:31VH2LHDO

楽しい仲間がぽぽぽぽ~ん
澪はこれからアヴドゥルにならないように戦わなくてはなりません
梨花ちゃまみたいに
憂のことはちゃんと最初にムギが言ってます
徐々に治ってると

次スレです
DIO「…承太郎と軽音部…そして生徒会がエジプトに向かっている…か」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1301357848/l50




3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:05:09.07 ID:ywDmn2VDO

一応設定書いときます

・承太郎優男
・承太郎は軽音部のボーカル
・花京院は生徒会役員
・けいおんキャラは戦うのに慣れました
・結構乾燥ヒトデが出ます
・軽音部は承太郎に淡い恋心を抱いてたり



4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:12:06.60 ID:ywDmn2VDO

登場人物―スタンド名

空条承太郎―スタープラチナ
平沢唯―サンデイ・シエスタ
秋山澪―青春バイブレーション
田井中律―GS3(Girly Storm 疾走 Stick)
琴吹紬―ハミング・バード
中野梓―オーバー・ザ・スターライト
真鍋和―プロローグ
平沢憂―シャイニー・ジェムス
花京院典明―ハイエロファントグリーン
ジョセフ・ジョースター―ハーミットパープル



5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:17:59.26 ID:ywDmn2VDO

【スタンド名】サンデイ・シエスタ
【本体】平沢唯
【タイプ】近距離型
【特徴】
【能力】殴ったものは、数秒間現実の続きのような夢を見る

破壊力-D スピード-B 射程距離-D
持続力-C 精密動作性-C 成長性-A



6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:19:04.27 ID:ywDmn2VDO

【スタンド名】青春バイブレーション
【本体】秋山澪
【タイプ】遠距離型
【特徴】人型
【能力】触れたものを任意の場所にテレポートできる

破壊力-D スピード-B 射程距離-B
持続力-C 精密動作性-B 成長性-A



7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:19:50.82 ID:ywDmn2VDO

【スタンド名】GS3(Girly Storm 疾走 Stick)
【本体】田井中律
【タイプ】近距離型
【特徴】人型
【能力】GS3が触れたものをその場に固定する
    固定したものに触れたら、触れたものも固定する

破壊力-C スピード-B 射程距離-D 
持続力-A 精密動作性-E 成長性-A



8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:20:49.00 ID:ywDmn2VDO

【スタンド名】ハミング・バード
【本体】琴吹紬
【タイプ】近距離型
【特徴】鳥人型
【能力】触れたものをゲル状にする
    羽で飛べ、突風を起こせる

破壊力-B スピード-D 射程距離-E
持続力-B 精密動作性-B 成長性-A



9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:21:37.64 ID:ywDmn2VDO

【スタンド名】オーバー・ザ・スターライト
【本体】中野梓
【タイプ】近距離型
【特徴】人型
【能力】触れたものに溝を掘ることができる
    溝に入ったり、入り込ませることができる

破壊力-D スピード-B 射程距離-D 
持続力-A 精密動作性-A 成長性-A



10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:22:23.68 ID:ywDmn2VDO

【スタンド名】プロローグ
【本体】真鍋和
【タイプ】近距離型
【特徴】人型
【能力】壊されたものや人をなおす

破壊力-C スピード-B 射程距離-E
持続力-B 精密動作性-A 成長性-A



11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:25:35.49 ID:ywDmn2VDO

【スタンド名】シャイニー・ジェムス
【本体】平沢憂
【タイプ】?
【特徴】人型
【能力】?

破壊力-? スピード-? 射程距離-?
持続力-? 精密動作性-? 成長性-?



12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:29:08.82 ID:ywDmn2VDO

憂のスタンドについては、憂がスタンドで戦闘を行ったら明記します
特徴が人型とかばっかなのは、自分でどんなのか想像してくださいってことです
ただ一つ、唯と憂のスタンドにはデザイン決まってるのありまして
唯のスタンドにはクワガタ、憂のスタンドにはカブトムシみたいな角があります



13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/03/30(水) 00:32:51.80 ID:ywDmn2VDO

とまあ、こんなところでしょうか

以前みたいにかなり間が空くことはないと思います

では




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