SS保存場所(けいおん!) TOP  >  クロス >  ターちゃん「アナベベ、けいおん部って何だ?」

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






ターちゃん「アナベベ、けいおん部って何だ?」 【クロス】


http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1316445747/l50




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:22:27.49 ID:BY/dgeyo0

アナベベ「ああ? なんだよ急に。で、なんだって?」

ターちゃん「今日観光に来る団体がけいおん部だと言っているのだ」

アナベベ「けいおん、けいおん……
     そりゃあホモの団体じゃねえのか? ゲイおん部、の間違えだな。きっと」

ターちゃん「げげ~、ホ、ホモかぁ~……ううむ、なんだか怖いのだ」

ペドロ「大丈夫ですよ、先生ならどんな暴漢が来たって負けやしませんよ!」

梁「ま、襲ったホモのが可哀想ってな」

ターちゃん「……しかしせっかく私にガイドを頼んできたのだ。どんな人でも変わらず接するよ」

ペドロ「さすがです、先生!」

梁「ふっ、ターちゃんらしいぜ」

ターちゃん「二人とも……」

アナベベ「さーて、俺はさっき借りてきたビデオで行為に励むかな」スッ

「女子高生、花びら大回転4時間スペシャル」

ターちゃん「親友らしい言葉くらいかけんかい!」





7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:29:49.73 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「まあいいじゃない。
     梁ちゃんの言う通り、ターちゃんを襲おうとする奴なんて地球ひっくり返してもいないわよ」

ターちゃん「ヂェーンも大げさだな~。確かにちょっと驚いたけど、あくまでもガイドだから大丈夫だよ」

ペドロ「観光に来るくらいですから、悪い人じゃないのかもしれませんね」

梁「ああ。例え誰でも自然を愛する気持ちに変わりはない。そうだろ、ターちゃん?」

ターちゃん「二人とも……」


「あ~ん、いや~ん。ばか~ん」

アナベベ「ウヒョヒョ~、やっぱ若い子は最高やで~」シコシコ

ヂェーン「人ん家で堂々としとんじゃないっ!!」

……ブロロロ、キキーッ。

「……ワイワイ」

梁「……お、どうやら来たみたいだぜ」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:34:24.95 ID:BY/dgeyo0

アナベベ「……どれ。一体どんな厳つい男が……っと」ヌッ


唯「とうちゃ~く。よっと」

澪「……」ビクビク

律「あはは、こんな場所にライオンなんかいないって澪」トンッ

澪「ひゃっ、押すな押すな~!」

梓「もう、やめましょうよ律先輩。澪先輩すごいバタバタしてますよ」

紬「うふふ、楽しそうね澪ちゃん」

澪「キャーキャー」

さわ子「……楽しくは見えないわよ」

アナベベ「!!」

アナベベ「お、お、お……」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:39:11.33 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「なによ~。若い子ばっかじゃない。なにがゲイの集まり、よ」

ペドロ「本当だ。みんな可愛いじゃないですか!」

ターちゃん「ははっ、言ったろ。ビクビクする必要なんかないって。
      な、アナベ……あれ? アナベベは?」

梁「……」クイッ


アナベベ「お嬢さん方、私の超高級車でサバンナのドライブなどいかがです?」キラーン

唯「あ、頼んでたガイドの人かな~?」

律「すげ~、本当にアフリカって感じだな」

アナベベ「ふっ……」

ターちゃん「」ドッ



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:45:13.61 ID:BY/dgeyo0

さわ子「こんにちは。えっと……あなたがガイドのターちゃんさん、ですか?」

ターちゃん「ターちゃんは私なのだ」

梓「わっ……上半身裸だあ」

律「おおっ、こっちも本格的な感じだなぁ」

紬「ふふっ、開放的よね~」

澪「す、すごい筋肉が二人も……」ブルブル

アナベベ「君、怖がらなくてもいいぜ。俺たちは心優しいアフリカの戦士だ。まあ、よろしく頼む」スッ

澪「は、はひ……よろしく」ギュッ

梓「……クンクン。なんかアフリカの人って独特な匂いがしますね」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:50:55.95 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「空気とかの違いよ。こう見えても体は清潔にしてるから、気にしないでね」

ターちゃん「うむ。私からすればみんなも違った匂いがして新鮮な感じがするのだ」

梓「うう~ん……?」クンクン

さわ子「……あれ、この匂いって……まさか」ジーッ

澪「……な、なんかこの人の右手ヌルッてしてた……」

アナベベ「……」

アナベベ「それは、ウポポ族だけから流れる特殊な汗だ」

アナベベ「ち~っとばかしイカ臭いかもしれないけど、害はないからね。本当」

アナベベ「なんならペロッとしてみても健康にいい……」

ヂェーン「誤魔化しとらんでさっさと手を洗ってこんかい!!」



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:59:10.39 ID:BY/dgeyo0

ペドロ「……お、オスッ。ようこそ皆さん」デレーッ

梁「鼻の下、伸びてるぞ」

さわ子「こんにちは~。あら、もしかして日本の方かしら?」

ペドロ「い、いえ。自分はフランス人です。ペドロと言います、よろしく」

梁「……梁だ。ちなみに俺は中国人だ」

唯「わ~、なんかカッコいい人だよ~」

律「うう~む。いる所にはイケメンがいるもんだな、やっぱ」ウンウン

ペドロ「そ、そんな男前で優しそうだなんて。まいったなぁ!」

ヂェーン「そこまで言ってないっての」

ペドロ「えへへ」デレーッ

梁「……ったく。誉められるとすぐこれだ」

紬「素敵なお髭ですね~」

梓「胴着がカッコいいです!」

梁「は~い」デレーッ

ヂェーン「結局お前もかい!」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:03:02.79 ID:BY/dgeyo0

……ワイワイ。

ターちゃん「……」ポツーン
アナベベ「……」ポツーン

ペドロ「……っと。み、皆さんは先生にガイドを頼んでるんでしたよね!」

梁「あ、ああ……そうだよな。ほら、ターちゃん。仕事だぜ仕事」

ターちゃん「ふ~んだ。私なんかより二人が案内した方がいいんでないの~?」

ペドロ「そ、そんな先生。拗ねないで下さいよ!」

ターちゃん「べっつに~……その方がみんないいだろうし~……」イジイジ

ヂェーン「」ズイッ

ヂェーン「……いいからウダウダ言わずさっさと行かんかい!」

バシッ!

バシッ!

バシッ!



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:09:04.20 ID:BY/dgeyo0

……。

ターちゃん「……向こうに見えるのがライオンの群れなのだ。ちょうど休憩してるとこなのだ」ヒリヒリ

唯「あの顔。すごく痛そうだよ~……」

紬「すごい手形ね……あのヂェーンさんって人。本気のビンタだったわね」

澪「……」ガタガタブルブル

ターちゃん「ははは、そんなに怖がる事はないよ。これだけ遠くから見てれば安全なのだ」ヒリヒリ

さわ子「いや、多分あなたの顔が怖いんだと思うわ……」

梓「パンパンに腫れてますもんねぇ」

ターちゃん「……ご、ごめんよ」。若い子だとどうも興奮して、つい」モッコリ

梁「そっちのパンパンじゃねえよ!」

ペドロ「若い子相手に止めて下さいっ!」




30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:11:02.00 ID:uHaR3BWH0

恥ずかしい染みつきもっこりなw





32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:13:49.05 ID:BY/dgeyo0

パーン

ターちゃん「む!」

律「銃声!!」

澪「あ、ラ、ライオンが……」

ライオン「グルルゥ……」

紬「怯えてるわ。も、もしかして……」

ターちゃん「あそこだ!」ダッ

ペドロ「先生! お供します!」

梓「わっ……は、速い!」

さわ子「ち、ちょっとなに? どうしたのよ」

梁「みんな伏せろ! 今のはサバンナを荒らすハンター。恐らくライオンが狙いだろう……」

唯「え、え~っ。本物の鉄砲?」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:19:20.31 ID:BY/dgeyo0

梁「だか心配はいらない。ハンターから動物を守るのもターちゃんの役目だ……」

澪「……」ガタガタブルブル

梁「……そんな震えるなって。ターちゃんはバカみたいに強いんだ。銃なんかにゃ負けねえよ」

澪「い、いえ、あの人が……」スッ

梁「ん?」

アナベベ「梁ちゃん。俺もちょっと『元気』になっちゃったみたいで、
     さっきから伏せられないんだけど」ビンビン

梓「さ、支えになって浮いてるです……」ガタガタブルブル

さわ子「そ、そんなに硬いの!?」

梁「ち○こ一本で支えるってどんだけ元気やねん!!」

パーン パーン!

梁「……ったく。お守りも一苦労だぜ」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:25:24.82 ID:BY/dgeyo0

ハンターA「くそっ、またターちゃんか!」

ハンターB「構うな! 撃て、撃て!」ダダダダダ!

ターちゃん「……」ダッ

律「うおっ! マ、マシンガン?」

さわ子「突っ込むなんてむ、無茶よ!!」

梁「平気だって。ま、見てな……」

ターちゃん「フニフニフニフニ」フニフニフニフニ

ペドロ「出たあ! 先生の必殺、フニフニ避け!」

紬「か、体が……」

澪「ま、まるでタコみたいだな。骨がないのか……!」

梁「言ったろ、銃なんかターちゃんにはきかないってよ」

梓「ほえ~、すごいですね」

アナベベ「あの~。ぼくちんのココも骨は入ってないんですけど」ビンビン

梁「お前は一生そうしてろ」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:29:18.71 ID:BY/dgeyo0

ターちゃん「うおおおおっ!」ダダダッ

ターちゃん「ターちゃんパーンチ!」

ハンターB「ぎゃあっ!」

ターちゃん「ターちゃんキーック!」ガッ

ハンターA「ぎええっ!」

ターちゃん「ジャングルの平和を乱す奴は私が許さないのだ!」

梁「……終わったな」

ハンターA「く、くそっ。覚えていやがれ~!」ダダダダダッ

ペドロ「さすがです、先生!」

唯「……うわ~っ」キラキラ

律「す、すごい強い。って言うかむちゃくちゃな強さだな」

紬「ふふっ、野性的だけど……カッコいいわね」

梓「そうですね。ちょっとビックリです……」

ターちゃん「みんな無事だったかな?」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:33:42.58 ID:BY/dgeyo0

唯「ターちゃん、すごいよカッコいいよ~!」ダッ

ターちゃん「へっ?」

さわ子「本当、すごいわね。銃に勝っちゃうなんて!」

梓「すごいです感動です!」

律「動物を守ろうって気持ちがビリビリ伝わってきたよ、な、澪?」

澪「……う、うん。なんかこの気持ちを歌にしたいくらい、感動したかも」

ターちゃん「え、えへへ~っ。そ、そんなに~」デレーッ

唯「ターちゃん」

梓「ターちゃん」

さわ子「ターちゃん」

ターちゃん「で、でへへへ~」

アナベベ「……ったく。鼻の下伸ばしやがって」ビンビン

ペドロ「いつまでその体勢でいるんですか、いつまで」

ターちゃん「嬉しいな~。よし、気分がいいから特別に……秘密の場所に連れていくのだ」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:38:00.26 ID:BY/dgeyo0

律「秘密の場所って……?」

ターちゃん「夕焼けがすごく綺麗に見える場所があるのだ。特別にみんなを招待するよ」

梓「わあ、素敵ですね!」

紬「本当、楽しみだわ~」

さわ子「もう夕方なのね……アフリカの夕日かぁ、ロマンチックねえ」

ターちゃん「でへへへ」デレーッ

ペドロ「何だかんだで、やっぱり先生が一番モテモテですね」

梁「ま、ターちゃんとサバンナの組み合わせに勝てる奴はいないだろうな」

ペドロ「ですね!」

アナベベ「……ふんだ」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:42:42.57 ID:BY/dgeyo0

律「ターちゃん夕焼け見える場所まだ~?」

ターちゃん「ここの林を抜ければ……」

ガサッ

ターちゃん「ほらっ。着いたぞ~!」

ターちゃん「みんな見なさい、これが大自然の姿なのだ。美しい景色なのだ~……」

唯「……」

澪「……」

律「……」

ターちゃん「あれ、みんな固まってどうしたのだ?」

ペドロ「せ、先生……あ、あれ。あれ」ツンツン

ターちゃん「んん~?」クルッ

エテ吉「キーッキーッ、キキーッ(ええのんか? ここがええのんか?)」パンパン

メスチンパンジー「キキーッ!(ああっ、いいわエテ吉さん! もっともっと!)」グイグイ

エテ吉「キーッ、キーッ!(ったく、盛りのついたメスだぜ!)」パンパン

ターちゃん「」ドッ



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:48:01.34 ID:BY/dgeyo0

律「……いやあ、確かに自然の姿かもしれないけどさあ」

澪「わ……私は見てない。見てないぞ!」カアアアッ

梓「は、恥ずかしいどころの話じゃないですよ……!」

さわ子「き、教育上はあまり見せられないわよね」

紬(見る人が見たら性的なトラウマになりそうね)

アナベベ「」モッコリ

紬(しかも先っぽなんか濡れてるし……)

エテ吉「キーッ、キキーッ!(見られて興奮してんのか、ええっ?)」パンパン パンパン

メスチンパンジー「キキーッ、キキーッ!(いいの~。それすご~い!)」ビクビク

梁「……さて。俺たちは先に帰るか」

ペドロ「は、はい……」

アナベベ「」モッコリ

ターちゃん「わ……」

ターちゃん「私がなにをしたと言うのだ~」
……。



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:53:13.50 ID:BY/dgeyo0

……ワイワイ。

ヂェーン「……あら。帰って来たみたいね。
     おかえり~……ってどうしたのよ、みんな疲れた顔して」

ターちゃん「……ぐて~」

ペドロ「あ、あはは。何でもありませんよ。
    それよりみなさん、よかったらご一緒に夕飯いかがですか?」

唯「え、いいの~?」

ペドロ「大丈夫ですよね、ヂェーンさん?」

ヂェーン「別に構わないわよ。ちょっと人数が増えたってどうって事ないわ」

さわ子「……そんな悪いですよ。ガイドしてもらった上に料理までご馳走になって……」
律「いいじゃん。せっかくだから食べてこうよさわちゃん」

さわ子「で、でも……まあ、それもそうね。じゃあ、ご馳走になりますねヂェーンさん」



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 01:57:17.59 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「あら、誰もご馳走するとは言ってないわよ?」

梓「え?」

ヂェーン「自分の食事は自分で探す。
     森でも湖でも好きな食材を探してくるの。それがここの食事よ」

澪「え、ええ~っ!」

唯「自給自足ってやつだよね~。わ~、なんかワクワクする~」

律「そんなノンキな……」

ターちゃん「食べられる食材は私たちが教えてあげるのだ」

ペドロ「オスッ。なんでも聞いて下さい」

律「……ま、ガイドさんたちがいるなら夕方のサバンナでも安心、かな」

澪「そ、そうだな……うん、うん」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:04:23.33 ID:BY/dgeyo0

ターちゃん「じゃあヂェーン。ちょっと行ってくるよ」

梓「あ、あの。もし食材が見つからなかったりしたら、ご飯無しですか?」

ヂェーン「あら、その心配は無いわよ。いざとなったら家に保存してある食料を……」

梓「あ、なんだ。ちゃんとそこまで用意があるんですね」

紬「ふふっ、ヂェーンさんて優しいんですね~」

澪「これで、最悪何も採れなくてもなんとかなるな」ワクワク

ヂェーン「家に保存してある食料を……良心的な値段で売ってあげる」

値段表
ドングリ・5ドル
イモ・10ドル
ポテチ・20ドル


さわ子「みんな、死んでも食料を探すわよ!」

みんな「お、お~っ!」

ペドロ「……さすがヂェーンさん。たくましい」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:10:57.80 ID:BY/dgeyo0

……。

ターちゃん「では手分けして探そうか。私は湖の方を探すよ」

ペドロ「じゃあ僕は平原を」

梁「俺は森か。なんせ団体さんだ……食料は多いにこした事はない」

唯「じゃあ私ターちゃんについてく~。あずにゃん一緒に行こうよ~」ギュー

梓「にゃ、あ、暑いんだからくっつかないで下さい。ジメジメしますっ!」バタバタ

ターちゃん「ははは、じゃあ行こう。離れないように」

唯「は~い」

梓「にゃ~っ」バタバタ



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:17:55.00 ID:BY/dgeyo0

律「お~っし。私たちは森に行こうぜ」

澪「私たちってまさか……」

律「私と澪に決まってんだろ~? ささ、早く早く」

澪「え、ええ~っ!」

梁「……ならこっちだ。付いてきな」クルッ

ペドロ「いってらっしゃい、梁師範」

澪(う、ううっ……あの人怖そうだから付いていきたくないのに……)チラッ

梁「……」ジーッ

澪「ひうっ!」ビクッ

ペドロ「そんな目で睨んだら女の子は怖がりますよ?」

梁「……生まれつきだ」

澪「ひっ……」ガタガタ

ペドロ「大丈夫。怖くない、怖くないよ。この人はこんな顔してるけど、女性には優しいんだよ」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:23:40.78 ID:BY/dgeyo0

梁「早く行くぞ。飯が食いたきゃついて来い」サッ

律「あ、ほら、澪。行くぞ~」

澪「ま、待ってよ二人とも……!」ダダッ

ペドロ「ふぅ。じゃあ、君たちは俺と一緒に食べ物を探そうか」キラーン

さわ子「ああっ、爽やかな方って素敵ね」

紬「ペドロさん、よろしくお願いしますね」

ペドロ「は、はい。では、こちらへ……行きましょう」

さわ子「行きます、行きます!」

紬「は~い」

ペドロ(……)

ペドロ(しかし、この金髪のお嬢さん。どこかで見た事があった気が)

ペドロ「……ま、いいか。今は食べ物食べ物、と」




62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:29:06.73 ID:6EFuSbxxO

アナベベが消えた



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:30:14.97 ID:uHaR3BWH0

>>62
ズベタに捕まったんじゃね





65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:31:32.01 ID:BY/dgeyo0



ターちゃん「水がある所には自然もたくさんあるのだ」

唯「わあっ、本当。緑がたくさん!」

梓「へえ……本当に自然ですね。まるでジャングルです」

ターちゃん「あと、この辺りにはワニ君がいるのだ」

唯「ワニ……くん?」

梓「……お友達ですか? でもワニって、も、もしかして……」

ターちゃん「女の子が水浴びしてると覗いちゃう、ちょっとエッチな子なのだ」

梓「そ、そうですか(ワニなわけないですよね。紛らわし名前です)」ホッ

ガサッ

ターちゃん「……お、噂をすれば。お~いワニ君~!」

ワニ「ワニ、ワニワニ?(おっ、べっぴんさんやないか)」シャー

唯「ひ……」

梓「わ……」


キャアアアアッ!



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:36:33.58 ID:BY/dgeyo0



梁「……悲鳴? 大方、あの娘さんたちがワニにでも会ったのかな」

澪「ひいっワニ!」ガタガタ

律「あのターちゃんがいれば大丈夫、なんだろ。多分」

梁「そういうこった。ん……」

梁「キノコか。これは食えるやつだ……持ってくか」

澪「だ、大丈夫なんですか? キノコって見分けるのが難しいって聞きますけど……」

律「大丈夫大丈夫。そこはプロなんだから余裕だろ、って事でしょ?」

梁「ふっ……そっちの嬢ちゃんはわかってるじゃねえか。そういうこった」

梁「おっ、こっちにも。こっちにもキノコ」ポイ ポイ ポイッ

澪(……でもやっぱり、不安だ)



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:43:31.76 ID:BY/dgeyo0

平原

ペドロ「おっ、ちょうど果物が熟れている。これを採っていきましょう」

さわ子「美味しそうね、でもやっぱ見た事ないわね~」

ペドロ「味は保証しますよ。先生たちも何か見つけてるでしょうし、
    とりあえずヂェーンさんにお金は払わなくてすみそうですね」ハハッ

紬「……ところで、ペドロさん。ご両親はお元気でしょうか?」

ペドロ「えっ?」

紬「……覚えてないかもしれませんが、ペドロさんが高校に行く前に私たちお会いしていますのよ」

ペドロ「ハイスクール前……んん?」

紬「ほら、私……コトブキファミリーの娘です」

さわ子「えっ? し、知り合いなの?」

ペドロ「……コトブキ」

ペドロ「あ、ああ~っ!」

紬「ふふっ、思い出していただけましたか?」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:47:58.65 ID:BY/dgeyo0

……。

ヂェーン「あら、みんな帰って来たわね~。どう、食料は見つかった?」チラッ チラッ

ペドロ「ヂェーンさん。値段表を見せつけるのは止めて下さい」

梁「こっちはなかなか大量だぜ。ほら」

ヂェーン「あら~キノコじゃない。鍋で煮込んだら美味しそうね~」

ペドロ「オスッ。自分たちは果物を採ってきました」

ヂェーン「……で、肝心のターちゃんは?」

ターちゃん「あ、あはははは」

唯「そ、それがですね~」モジモジ



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:53:16.26 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「ええ~っ。ワニにビックリして食料を探すどころじゃなかったですって~?」

梓「つ、ついビックリしちゃいまして……」

唯「わ、私たちだけご飯無し~?
  ひ、ひもじいよ~。チョコレート食べたいよ~、アイス食べたいよ~」

律「おいおい、お菓子ばっかかい」

澪「で、でも。食料たくさん採れたみたいだから、みんなで食べれば大丈夫じゃないか?」

唯「み、澪ちゃん」ウルウル

梓「そうですね~。それに、チョコじゃないですけど。
  ポテチならヂェーンさんから買えばいいじゃないですか」

唯「あ、あずにゃん」ウルウル

ヂェーン「そうよ唯ちゃん」ポンッ

唯「ヂ、ヂェーンさんっ!」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 02:58:31.12 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「それにポテチだけじゃないわ。
     チョコレートの買い置きもあるから、良かったら買ってね」ニッコリ

唯「わ、わ~いチョコレートォ♪」ルンッ

律「よかったな、唯」

唯「うんっ♪」

ターちゃん「あの~……」ツンツン

唯「ん?」

ターちゃん「あれ、あれ」クイクイ

唯「?」

新・値段表
チョコレート・500ドル
ポテチ・300ドル
クッキー・100ドル

唯「」バッタン

ペドロ「需要があるからってボッタクリみたいなマネは止めて下さい!」

律「は、ははっ……チョコレートは我慢だな、唯」

唯「うう~っ……」

紬「……」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:04:18.27 ID:BY/dgeyo0

唯「うう~っ」シクシク

紬「あ、あのっ! ヂェーンさん!」

ヂェーン「ん~?」

紬「そ、そのチョコレート……私が買ってもよかですか!?」

ペドロ「なっ」

ペドロ「ま、待ってください紬さん。そ、そんな……」ワタワタ

ヂェーン「もう、こんなの冗談よ。
     いくら私ががめつくても若くてお金の無いあんたたちから500ドルなんて……」

紬「……これで、足りますか?」サッ

ヂェーン「お、おおおっ!!」

紬「これで、そのチョコレートを下さい! お願いします!」

唯「ム、ムギちゃん~」ウルッ

紬「……待っててね唯ちゃん。もう少しだから」



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:09:40.89 ID:BY/dgeyo0

ペドロ「ち、ちょっと!」

ヂェーン「……本当に、いいのね?」

紬「はいっ!」

ヂェーン「」ポンッ

ヂェーン「売ったぁ!」

紬「買ったぁ! 唯ちゃん。チョコレートよ!」

唯「う、ううっ……わあああん」ギュッ

紬「きゃ。ゆ、唯ちゃんもっと……もっとギュッてして!
  チョコレートでこの幸せが買えるなら安い物よ
  (友達として当然の事よ。気にしないで)」ニヤニヤ

律「お~い、嬉しさのあまり本音と建前ごっちゃだぞ~」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:20:07.79 ID:BY/dgeyo0

澪「……でもよかったな唯。念願のチョコレートが貰えて」

ターちゃん「感動なのだ」ウンウン

梁「バカかお前は」

ペドロ「アチャー」

ヂェーン「ちょっとペドロちゃん。なによその反応」ズイッ

ペドロ「いっ!」ビクッ

ペドロ「じ、実は……」

……。

ヂェーン「ええ~っ、あの子が大富豪のお嬢様ですって~?」

ペドロ「は、はい。カズマイヤー家とも何度か交流があったようでして……
    僕も先ほどお嬢さんに言われるまで気付きませんでしたけど」

アナベベ「なんだいいとこのお嬢様か。是非俺の養子にしたいな」

ターちゃん「うわっ、アナベベいつの間に」

アナベベ「ちょっと家に帰って着替えてきたのさ。俺はオシャレさんだからな」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:25:37.88 ID:BY/dgeyo0

ターちゃん「あれ~でもさっきと服装変わってないぞ?」

アナベベ「着替えたのはほら。勝負下着だ」ボロン

澪「」

唯「」

梓「」

アナベベ「ふっ。純金でこしられた超高級下着……言葉を失うのも無理ないか」

梁「……脱げてるぞ」

アナベベ「ええ~っ?」チラッ

アナベベ「」プラプラ

アナベベ「やだっ、ズボンと一緒にパンツまで脱げちゃった」クネッ

ヂェーン「一生やっとれ!」

さわ子「あら、意外とゾウさんみたいな感じなのね~」

ペドロ「さすが、大人は慣れているんだな……」



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:29:45.12 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「……まあ、いいわ。とりあえずみんなご飯にしましょう」

ヂェーン「ターちゃん。火をおこして。ペドロちゃんと梁ちゃんは食器の用意を」

アナベベ「あの~、僕ちゃんは何しましょう?」

ヂェーン「アナベベは……とりあえず手を洗ってきなさい。例のアレ、臭うから」

アナベベ「いや~、4時間ともなるとさすがに長い長い。おかげで何回も何回も……」ツーン

ヂェーン「はよ行かんかい!」

アナベベ「ヒィーッ!」

律「あははっ」

澪「……なんか、すごいよなヂェーンさんて」

律「ちょっと強欲すぎるけどな」

紬「あら、私はそうは思わないわ~」

梓「ムギ先輩、どうしてですか? だってチョコレートに500ドルなんて……」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:33:44.47 ID:BY/dgeyo0

紬「……確かに普通に考えれば高いかもね。でも梓ちゃん、ここはアフリカ、サバンナよ?」

紬「そんな環境でチョコレートが買えるなんて……すごい事だと思わない?」

梓「それは……」

唯「そうだよね~。私だってチョコレート食べられると思わなかったもん」モグモグ

律「もう食ってるし……」

澪「……よく考えたらさ、ヂェーンさんたちだって
  毎回満足に食事出来ないかもしれないんだよな。こんな環境じゃあさ」

紬「そう、それよ。そんな中で貯めておいた食料を譲ってくれたんですもの……
  お金がかかるのは当たり前だと思うわ」



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:40:03.33 ID:BY/dgeyo0

紬「きっとヂェーンさんはそこまで色々考えて、あんな法外な値段にしてるのよ」

律「……う~ん、深いな」

澪「そうかな~?」

梓「……何にしろ、ヂェーンさんの生き方はたくましいですよね」

唯「元気に生きてるってちょっと憧れちゃうな~」

ヂェーン「……ブツブツ」カキカキ

律「おっ。そのヂェーンさんが何か書いてるぞ」

さわ子「……すごい真剣な表情ね」

紬「きっと勉強してるのよ。あるいはさっきのお金をどう使うか、綿密にその計画を……」

ヂェーン「……お金持ちのお嬢様が一人、トイレ一回100ドル、焚き火は10分につき50ドル」

ヂェーン「毛布の貸し出し300ドル。夜食のチョコレートは1000ドルでもいいかしらね……グフフフフ」チーン

梓「うわあ、目がドルになってるです」

律「ホント、たくましいな……」

ペドロ「恐れ入りましたっ!」ガバッ



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:45:50.92 ID:BY/dgeyo0

ターちゃん「……ではみんな。いただきま~す、なのだ」

みんな「いただきます」

唯「うわあ、このキノコスープあつあつだよ!」フゥフゥ

梓「あひゅっ。でも美味しいです」パクパク

さわ子「本当、不思議と懐かしい味。それでいて新しい感じ……たまんない」ゴクッ

澪「……」ビクビク

律「ほら~澪も食いなって。うまいぞ~」パクパク

澪「う~……」チラッ

梁「……食ってみな。なかなか旨いぜ?」ニッ



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:49:15.96 ID:BY/dgeyo0

澪「っっ~……えいっ」パクッ

澪「……」ゴクッ

ターちゃん「どうだい?」

澪「お、美味しい、です。すごく」パアアアッ

ターちゃん「うん、よかった」ニコッ

澪「美味しい、美味しい。キノコ美味しい!」パクパク

アナベベ「……」

澪(美味しいよぉ、キノコ美味しいよぉ……)ペロペロ

アナベベ「……(ハァハァ)」モッコリ

ヂェーン「アナベベ。あんたは一刻も早く帰りなさい」

ペドロ「……は、ははっ。ど、どうです紬さん。美味しいですか?」

紬「ええ、とても。これが自然の味なのですね」ニッコリ

さわ子「自然もいいけど、こう食べ物があるんじゃお酒が飲みたくなっちゃうわね~」ズズーッ



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:55:10.99 ID:BY/dgeyo0

律「もうさわちゃんたら。そればっか~」

梓「お酒なんてあるわけないじゃないですか、全く~」

ヂェーン「あら、お酒ならあるわよ。ほら」ズイッ

さわ子「あら、あらあら。本当、あるじゃない……でも高そうなお酒」

梓「アフリカのお酒は洒落た感じがしますね~」

ペドロ「あ、それは。僕の実家から送ってきた……」

さわ子「へえ。じゃあフランスのお酒なの?」

紬「そうですね、コニャックですよ先生。しかも……その、頭に超が付くくらい高級な」

ヂェーン「その通り。さすがお嬢様ね、その辺の安酒とはわけが違うわよ」

さわ子「え、ええっ? じゃあやっぱり飲もうとしても高いんでしょうね……」シュン



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 03:59:54.82 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「そうね~、これも500ドルってとこかしら?」

さわ子「500……」クラッ

ヂェーン「これだけのお酒が飲めるなら安い方だと思いますけど~?」チラッ チラッ

さわ子「そ、そうなのムギちゃん?」

紬「そう……ですね。確かに買おうとすれば桁がもう一つくらい……」

さわ子「よし、買ったぁ!」バシッ

律「はやっ!」

ヂェーン「まいどぉ。さすが大人、ゼニ持ってるわねぇ」チューチュータコカイナ

さわ子「一桁お得となれば買わない手はないわよ! せっかくの旅行なんだから、楽しまないと!」

澪「……たくましい」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:04:18.39 ID:BY/dgeyo0

さわ子「はい。飲める人はグラス持った持った!」サッ サッ

梁「む」スッ

ペドロ「わ」スッ

ヂェーン「あら、久しぶりに飲んじゃおうかしら」スッ

唯「私たちは未成年だから~」

梓「引き続き、スープで我慢しましょ」

アナベベ「せっかくの酒だ、ご馳走になろうか」スッ

さわ子「ほら、ターちゃんも!」

ターちゃん「わ、私は酒はいいよ。まだ夜のパトロールもあるし……」

さわ子「私の酒が飲めないっての?」ズイッ

梓「顔、真っ赤ですね……」

梁「……もう酔ってやがる」

ペドロ「いつの間に……」

さわ子「さ、ターちゃん!」ズイッ

ターちゃん「……ううっ、ヂェーンみたいに怖いのだ」ブルッ



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:11:08.93 ID:BY/dgeyo0

さわ子「……ったく。男がなんだ、結婚がなんだってんだ~!」ゴクゴク

ペドロ「だいぶ出来上がってますね」ゴクッ

梁「おう、ターちゃん。大丈夫か?」

ターちゃん「ううっ……な、なんとか助かったのだ」

律「ちぇっ、大人は酒盛りタイムか~。一気に暇になっちゃったな~」

唯「ねえりっちゃん。私たちは私たちでさ……歌を歌おうよ!」

律「歌ぁ?」

唯「うん! ご飯のお礼にさ。ほら、ドラム以外は車にあるわけだしさ……!」フンス

律「うう~ん、私のドラムが無いと締まらないだろうし、なぁ澪?」

澪「曲が走りすぎないでいいかもな」

梓「あははっ」

律「あっ、笑ったな~!」

紬「ふふっ」

律「……ムギまで。全く」



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:15:22.95 ID:BY/dgeyo0

唯「実はもうギー太持ってきてたりして」ジャーン

律「お前スタンバイ早いな!」

ペドロ「お、なんだなんだ?」

ターちゃん「何なのだ、それは?」

唯「これはギターだよ~。こうやって、指で弦を押さえて弾くと……ほら」ギュイーン

ターちゃん「おお、音が鳴ったのだ」

唯「ターちゃんもちょっとやってみる? はいっ」スッ

ターちゃん「……」

ギュイーン。

ターちゃん「本当だ、挟んで弾いたら音が出たのだ」キュッ

ヂェーン「お前は尻に挟んでギター弾くんかい!!」

唯「」シクシク

ペドロ「後で洗ってあげるから」ヨシヨシ

アナベベ「なんならおじちゃんが新しいギター買ってあげるからね~」



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:21:50.84 ID:BY/dgeyo0

唯「で、では、改めまして……」ゴシゴシ

ペドロ「わ~、すごい拭いてる」

律「ゴ、ゴホン。それで唯、何歌うんだ?」

梓「私たちもスタンバった方がいいんですかね?」

澪「……ドラム無しでも、バラード調でやるのはどうだ? ふわふわとかU&Iとか、意外とアリかも」

唯「えへへ、それも考えたんだけどね~。ちょっと、ムギちゃん」

ムギ「はい?」

唯「ムギちゃんにキーボードだけお願いしたいんだけど、どうかな? 一緒に演奏してくれる?」

律「お、ムギご指名か~」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:25:38.19 ID:BY/dgeyo0

紬「もちろん大丈夫よ! あ、ちなみに曲は何を歌うの? やっぱりふわふわ?」

唯「ううん、実はね……私たちの持ち歌以外を歌いたいんだ」

梓「えええっ、何ですかそれ」

澪「持ち歌以外って……一体何歌うんだよ?」

唯「……誰か覚えてるかなあ。ほら、来る時にラジオから流れていた……」

梓「ラジオ?」

律「なんとな~く……はな。わかるけど」

唯「いい曲だったから、ちょっと歌いたいな~って……どうかな?
  それっぽく弾いてくれるだけでいいんだけど……ね、ムギちゃん」

紬「……」

紬「あの曲、ね」ニッコリ

律「お、ムギはわかってるみたいだぞ」



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:29:25.81 ID:BY/dgeyo0

紬「歌詞はわかるの? 唯ちゃん」

唯「うん。英語の部分以外はほとんど覚えてるよ!」フンス

紬「……わかったわ。じゃあキーボードを用意するわ」スタスタ

梓「……一体何を歌うんですかね?」

ターちゃん「楽しみなのだ~」

ペドロ「へえ、楽器が使えるんだ」

アナベベ「もう~、おじさんと付き合えば
     ピカピカのピアノでもパイプオルガンでも買ってやるちゅーとるのに」

ペドロ「援交親父ですかアンタは!」

紬「……」セッセ

ヂェーン「……」

ヂェーン「始まるみたいよ」

さわ子「ひっく……バカぁ……バカぁ」ベロン ベロン



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:39:35.28 ID:BY/dgeyo0

唯「……」

紬「……」

シン

ポロン♪

スーッ
唯「……いつか 子供の頃見えてた」

唯「神様も消え──」
……♪

唯「派手な 色で誤魔化していた……夢もドレスも」

唯「そんな私の 心のなかの白い花に」

唯「愛を注いだ」

唯「あなた……やっと会えたね──」ドゥドゥ

唯「つらぬいた あの寂しさ……」

唯「この日のための 私のララバイ……」




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:44:05.17 ID:IulSKkb70

名曲きた


YouTube:VIRGIN LAND  アン・ルイス





108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:49:03.40 ID:BY/dgeyo0

唯「綺麗な心 綺麗な二人 あぁ愛されている」

紬「……」

唯「わたし今──愛されてる」

……♪

紬「……」

ターちゃん「……」パチ

パチパチ パチパチ

律「よっ。よかったぞお二人さ~ん」パチパチ

梓「感動したです、すごいです!」

ペドロ「いい歌だったよ、素敵です紬さん!」

梁「ふっ」パチパチ

ヂェーン「……そっか、けいおんって楽器、音楽の事だったのね」

紬「……ふぅ」

唯「えへへ、やったやった~」



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 04:53:32.53 ID:BY/dgeyo0

さわ子「……上手、じょうず」スー スー

アナベベ「……夜は冷える。ったく仕方ねえな、俺の百万はする上着、貸してやるよ」スッ

さわ子「うう~ん」ムニャムニャ

アナベベ「って、聞いてねえ、か」フッ

ヂェーン「アナベベ、いいとこあるじゃないの」

アナベベ「まあ、女性には優しくしないとな」

ターちゃん「そんな事言ってえ、本当は眠った女の子に
      あんな事やこんな事しようとしたんでしょ~。も~」コノコノ

アナベベ「よせやい、そんな卑怯なマネはしねえよ」

アナベベ「せめてこっそりスカートの中を覗くくらいで……お、黒」チラッ

ターちゃん「おおおおお」モッコリ

ヂェーン「おどれらは戦士としてのプライドないんかい!!」



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:01:34.09 ID:BY/dgeyo0

ヂェーン「……ったく」

紬「……」ボーッ

ヂェーン「すごかったじゃない。ムギちゃん」

紬「あ、ありがとうございます」

ヂェーン「……いい音聞かせてもらったお礼よ、はい」ポン

紬「なんですか、このお金は?」

ヂェーン「演奏料よ。あと、こっちはあの先生に。場を盛り上げてくれた娯楽料金てとこかしら」スッ

紬「……ふふっ、やっぱりヂェーンさんはがめついだけじゃないんですね」

ヂェーン「勘違いしないで。それだけの価値があると思ったから、私はお金を払うのよ」

ヂェーン「あなたがお友達にバカ高いチョコレートを買ってあげるのと同じで、ね」

紬「……」ニッコリ

ペドロ「よ、日本一」ヒック

梁「いいぞ~、姉ちゃんたち!」ヒック

唯「えへへ~ありがとう~ありがとう~」



113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:04:36.44 ID:BY/dgeyo0

紬「……」フッ

紬「せっかくですが、このお金は受け取れません」

ヂェーン「そんな遠慮する事ないのよ。私が払いたいから払うんだから」

紬「……そのお金は差し上げます。いずれ……」

紬「いずれ、それを使って……」フフッ

ヂェーン「……ちょっと、あんた一体」

ヂェーン「何を考えているっていうのよ?」

紬「……」

紬「さあ?」ニッコリ



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:08:41.60 ID:BY/dgeyo0

紬「私たちは、明後日には日本に帰ります。楽しい一夜をありがとうございます、ヂェーンさん」

ヂェーン「……」

紬「では……またいつかお会いしましょう、ね」クスッ

ヂェーン「……」

ヂェーン(そう言って笑う彼女の姿は、どこかとても楽しそうに見えた)

ヂェーン(まるで子供がちょうど良い玩具を見つけたかのような、
     そんな冷たい笑顔が……彼女からは)

紬「クスッ」

ヂェーン(私たちはその笑顔の意味を、すぐに知る事になるのだった……)



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:14:38.77 ID:BY/dgeyo0

二週間後

郵便屋の人「ターちゃんにゆうび~ん」

ヂェーン「……日本から? 名前は……紬ですって!」ビリビリ

ターちゃん「ん? どうしたヂェーン。そんなに興奮して」

ヂェーン「も、も、も~っ!」

ターちゃん「どうした~、赤いフンドシでも見ちゃって興奮してるのか、ははっ」

ヂェーン「わしゃ牛か!!」

ヂェーン「そんな事よりターちゃん。これ……」ピラッ

ターちゃん「紬ちゃんからか~。懐かしいのだ、お礼の手紙かなぁ、あはは~」

ペドロ「もしくはラブレターとか!」

ヂェーン「……そんな生易しいもんじゃないわよ」

梁「……?」

ターちゃん「え~っと何なに……」

「琴吹家・全世界地下トーナメントのお知らせ」

ペドロ「こ、これは!」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:18:45.83 ID:BY/dgeyo0

部室

紬「……ふふっ。みんな私のお家にご招待したいわ~」

紬「みなさん、ぜひいらして下さい……ね」ニッコリ

ガチャッ。

唯「あ、ムギちゃんだ~」

澪「早いな~、ムギ一人か?」

紬「あら、二人とも。こんにちは」

梓「……なんかご機嫌ですね? いい事でもあったんですか?」

紬「うふふっ、秘密」

律「お~、ついにムギにも彼氏か~?」

紬「そんなんじゃないわよ~。さ、みんな座って。
  今日も美味しいお菓子を持ってきたのよ」ニコニコ



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:22:23.20 ID:BY/dgeyo0

澪「……そう言えばさ、こないだの旅行で撮った写真見てみないか?」スッ

梓「あっ、デジカメ。そう言えば撮ってましたね、確か」

澪「帰ってきてからずっと整理してなかったんだけど……いい機会だからさ。な?」

唯「わ~い、見る見る~!」

律「いいのあったらプリントしてくれよな」

澪「わかってるって」

さわ子「せっかくだからこのパソコンに繋いで大画面で見ましょう!」バンッ

律「わっ、さわちゃんいつの間に……」

さわ子「細かい事言わない。さ、ケーブル繋いでえ……♪」

律「……やれやれだ」

紬「ふふっ」



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:28:02.74 ID:BY/dgeyo0

梓「セット完了です!」

さわ子「よ~し……じゃあ澪ちゃん。早速一枚目、スイッチオンよ!」

澪「はい。じゃあ……いきます」ポチッ

唯「どんな写真かな~楽しみ~」

紬「一枚目だから、まずは空港辺りかしら~?」

パッ

律「おっ、画面が出てきたぞ」

澪「どれどれ」スッ



エテ吉『キキーッ!(おら、カメラに見られて気持ちいいんか。ハメ撮り感じてるんか!)』パンパン

メスチンパンジー『キッ、キキーッ!(も、もっと見て! 恥ずかしい私をもっと撮って!)』

澪「」

エテ吉『キキーッ! キーッ!(おらおら、恥ずかしい部分バッチリ残ってるぞ、おらっ)』グイッ

メスチンパンジー『キキーッ、キキーッ!(エテ吉さん最高! もっと私を野生的にしてぇ!)』

律「」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:33:59.50 ID:BY/dgeyo0

澪「全部……チンパンジーの行為……」ピクピク

梓「うう~ん。壮大、ですね」

律「……観察日記にでもするか?」

澪「するかぁ!!」

唯「……ま、まあこれもある意味思い出だよ、うん」

澪「こんな汚れた思い出なんて……」ブツブツ

さわ子「はっ。ま、待って。チンパンジーじゃない写真が一枚だけあるわよ! ほらっ、これ」

律「お、本当だ。でも、なんだこれ?」

唯「……キウイ? なんか毛がぶつぶつしてる」

梓「……こ、これはまさか……」

さわ子「あっ……」

梓「ターちゃんさんのちん……」

澪「わーっわーっわーっ!」



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:34:35.74 ID:BY/dgeyo0

ターちゃん「?」

わけもわからず、シャッターを押していたターちゃんであった。

紬「あらあら、うふふ」

澪「ア、アフリカ……大自然なんか、もうこりごりだぁあ!」


エテ吉「ウキッ!(おしまい)」




123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 05:59:30.33 ID:o5+mueuL0

ターちゃんに日本人ってでてきたっけ?



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 06:03:59.14 ID:W7UBF0WrO

ターちゃん好きが多くて安心



125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 06:38:03.56 ID:2s1UPGmcO

>>123
日本人の元サラリーマンレンジャーが出てきた位じゃない?



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 07:04:20.19 ID:eqDqRrPV0

すげぇな

ちゃんとたーちゃんしてるわ






関連記事

ランダム記事(試用版)




ターちゃん「アナベベ、けいおん部って何だ?」

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

タイトル:
NO:3892 [ 2011/09/20 21:34 ] [ 編集 ]

俺得だし面白いんだけどやっぱりどうにも下ネタだらけになっちゃうわなぁ……

タイトル:
NO:3893 [ 2011/09/20 21:35 ] [ 編集 ]

懐かしい

タイトル:
NO:3903 [ 2011/09/22 22:00 ] [ 編集 ]

あれ?ドロシーって敵だっけ?

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6