SS保存場所(けいおん!) TOP  >  非日常系 >  唯「ばくれつ!ユーフォニアム娘!」#前編

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






唯「ばくれつ!ユーフォニアム娘!」#前編 【非日常系】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1269156693/

唯「ばくれつ!ユーフォニアム娘!」#前編
唯「ばくれつ!ユーフォニアム娘!」#後編




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:31:33.00 ID:ZZcFPSUd0

茜父「それじゃあ、行ってくるよ。茜」

茜「いつ…帰ってくるの? お父さん」

茜父「今回はすぐ帰ってくるよ」

茜「前もそう言ってなかなか帰ってこなかった…」

茜父「ははっ…、そうだったかな…? でも今回は本当にすぐ帰ってくるよ」

茜「茜の誕生日までに帰ってくる?」

茜父「ああ、もちろんだとも」

茜「絶対だよ!」

茜父「約束するよ。だからお母さんと良い子にして待っててくれるかい?」

茜「うん!」





5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:34:24.82 ID:ZZcFPSUd0

茜母「あなた…」

茜父「すまない…キミには心配ばかりかけるね…」

茜母「いえ…いいんです…。傭兵の妻となったときから覚悟はできています…」

茜母「でも…、せめてこの子には日本のちゃんとした教育を受けさせてあげたいって」

茜母「そう思うんです…」

茜母「地雷を気にしないで歩ける道を…歩かせてやりたいんです…」

茜父「今まで幾多もの戦地を駆け巡ってきた…」

茜父「でも、今回の仕事が終わったら日本に帰ろうと思うんだ」

茜母「ほ、本当ですか!?」

茜父「ああ。今回の雇い主は日本のコトブキという企業でね。報酬の支払の羽振りもいいんだよ」

茜父「今までの蓄えと合わせれば、日本で小さな店くらいは持てるだろう」

茜母「それじゃあ……!!」

茜父「こんな紛争ばかりの国でしか生きられない僕によく付いてきてくれたね」

茜父「茜は僕たちの生まれ故郷。美しい四季のある日本で育てよう」

茜母「あぁ…あなた…」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:37:03.06 ID:ZZcFPSUd0

茜父「ところで茜。本当に誕生日プレゼントはこのユーフォニアムでいいのかい?」

茜「うん! お父さんのゆーふぉにゃむ!」

茜父「しかし、これは……。まぁいいか。楽器として使えないって訳でもないし」

茜父「この仕事が終わればコレも必要なくなるだろう」

茜父「でも、今回の任務に必要になるかもしれないから今は持っていくけど」

茜父「父さんが帰ってきたらこのユーフォニアムは茜のものだ」

茜「わーい!」

茜父「じゃあ、行ってきます。良い子にしてるんだよ」

茜「いってらっしゃい!」



 数日後、私の望み通り、誕生日のプレゼントに父のユーフォニアムを貰えた
 でも…そのユーフォニアムは血だらけで、父だけが帰ってこなかった




参考リンク:三浦茜まとめ@wiki
Wikipedia:ユーフォニアム





9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:40:09.87 ID:ZZcFPSUd0

────
────────
────────────

「茜…起きなさい…茜…」

茜「う…、うう~ん…」

茜母「おはよう」

茜「あ……、おはよう、お母さん」

茜母「もうすぐ着陸よ」

茜「ここが…お父さんとお母さんの生まれた国…」

茜母「そう…日本よ…」

茜「……」

茜母「茜…ごめんね…」

茜「ううん、お母さん」

茜「私、絶対にやり遂げてみせるから…」

茜「お父さんの────」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:43:09.42 ID:ZZcFPSUd0

────
────────
────────────

平沢家

憂「おね~ちゃ~ん! 早く起きないと朝食べる時間なくなっちゃうよ~!」

唯「う~ん……むにゃむにゃ……」

憂「お姉ちゃん! 朝ごはん抜きだったらお昼まで持たないでしょ?」

唯「わたふぃ~、いくら食べても~太らないから~、……むにゃむにゃ……」

憂「もう! 夢の中でいくら食べてもお腹は膨れないよ!」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:47:23.61 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

憂「はい、お姉ちゃん。トーストにバターとジャム塗ったよ」

唯「ありがとう憂♪」

『……それでは続いてのニュースです
 中東のテロリスト組織がインターネット上で日本の琴吹インダストリー社に対し
 テロの予告を出した事に関して、政府は今朝早くに伝家の宝刀である遺憾の意を表明
 大臣は「遺憾の意が出れば全てが収まる」と話しておりこれ以上の問題は起きないとして
 早々に事態の収拾がついたとの見解を────』

憂「……」

唯「遺憾の意かぁ~…日本の遺憾の意ってかなり強力だって聞くから大丈夫そうだね」

憂「お、お姉ちゃん……」

唯「ん?なぁに?」

憂「琴吹インダストリーって言ったら、紬さんの家の会社だよ?」

唯「ええっ!? そうなの!?」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:52:23.30 ID:ZZcFPSUd0

学校

斎藤「いってらっしゃいませ、お嬢様」

紬「い、いってきます…」

「「「「「いってらっしゃいませ! 紬お嬢様!!」」」」」

生徒A「な、なになに!? 黒塗りの車がいっぱい……!!」

生徒B「それに全身黒ずくめの人も大勢……」

     ざわ…ざわ…

紬「さ、斎藤。もういいから…」

斎藤「お嬢様、もしなにかありましたらこの斎藤、すぐに飛んでお嬢様の盾となりますゆえ…」

「自分、紬お嬢様のために死ねるのなら本望です!!」

「わたくしも! この命、紬お嬢様にお捧げいたします!!」

「紬お嬢様のためなら火の中、水の中 核融合炉の中ッ!!」

「紬お嬢様!! この汚らしい豚めを踏んでください!!」

「「「「「「お嬢様!! お嬢様!!」」」」」」

紬「は、早く帰りなさーーーい!!」




14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:53:35.65 ID:6VVI++9o0

>「紬お嬢様!! この汚らしい豚めを踏んでください!!」
おい、1人変なの混じってるぞw





16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 16:58:03.55 ID:ZZcFPSUd0

紬「はぁ……」

和「なんだか大変ね。ムギ」

紬「あ、和ちゃん。おはよう」

和「おはよう。やっぱり今朝のニュース…」

紬「ええ…、本当にウチの会社が脅されてるみたいなの」

和「それって…」

紬「ああ、でも心配しないで。上層部の見解だと、今ウチの会社、急に海外進出を始めてて」

紬「それに反応した海外の同業者が裏で手を回してテロ組織に資金を提供して脅しているって…」

紬「おおよそ、そんな展開だろうって話だから」

和「マフィアのやりかたよね」

紬「ポッと出にいきなり自分の商売荒らされたらそうなっちゃうのもわかるわ」

和(この子も相当肝っ玉が座ってるわね…)



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:02:18.98 ID:ZZcFPSUd0

紬「それに…テロをするったって多民族国家ならまだしも
  この日本だったら実行犯なんてすごく目立つと思うの」

紬「きっと中東の方の人だと思うし…」

和「まぁね、武器の持ち込みすらも厳しいんじゃないかしら」

紬「うん。きっと大丈夫」

和「ええ、そうね」

紬「だから、私平気ですって言ったのに。お父様ったら護衛を付けるって…」

紬「なにもあんなに大袈裟にしなくったって…。私恥ずかしい…」

和「ま、まぁ親が子を心配するのは仕方ないことだと思うけど…」

和(でも、確かにあれはやりすぎよね…)

紬「しかも、学校の中の安全を徹底するのに私専用の用心棒も頼んだって…
  流石にそれはお断りしたんだけど」

和「へ、へぇ~……」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:05:15.58 ID:ZZcFPSUd0

律「だからさ~…」

澪「うんうん…」

黒服軍団 ゾロゾロ……

澪「!?」

律「な!? なんだなんだ!!」

澪「ひ、ひぇ~~~!!」

律「おい澪! シッカリしろ!!」

律「黒ずくめ集団もいったいなんの用なんだよ!!」

澪「き、きっとあの時のアリだ……」ガクブル

律「あ、アリ!?」

澪「小学校の時、律がふざけて蟻の巣を埋めた…あの時の仕返しにきたんだ!!」

律「み、澪!?」

澪「人間の姿となって長年の恨みを晴らすためにやってきた……」

澪「お、お助け~~~!!」ガクブル

律(そう言えば、昨日澪に同じようなパニック映画の話をしたっけ……)



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:09:16.41 ID:ZZcFPSUd0

澪「あの時、私も明確には律の蛮行を止めようとはしなかった……」

澪「だから、私も一緒に食べられるんだ……!!」

澪「短い人生だった…せめて律と一緒に逝けるのが幸いだ……」

律「落ち着け澪!!」

紬「大丈夫よ澪ちゃん!!」

律「ムギ!!」

紬「ほら、御覧なさい! あなた達のせいで怯える人もいるのよ!!」

「「「「「申し訳ございません、紬お嬢様!!」」」」」

和「大丈夫よ澪。この人達はあなたを食べたりなんかしないわ」

澪「そ、そうか…冷静になって考えればそれもそうだな…」

和「ほんと、澪のような考え方する人なんて滅多に……」

唯「うわっ!! あ、アリが人間になって集団で攻めてきたーー!!!」

唯「小学生のときジョウロで洪水起こしてごめんなさ~~い!!」ビエ~~~ン!!

憂「お、お姉ちゃん!?」

和「……いたわ。それもとても身近に……」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:13:14.14 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

唯「なぁんだ~…。私てっきり食べられちゃうかと思ったよ~」

澪「そんな訳ないだろ。まったく、唯にも困ったもんだな~」

律「……おい」

梓「おはようございます。先輩方」

唯「あ! あずにゃ~ん!!」

憂「おはよう、梓ちゃん」

梓「うん、おはよう憂…って朝っぱらから抱きつかないでください唯先輩!」

唯「よいではないか~」

梓「も~~…。ところで校門の前で黒い集団が学校を覗いていたんですけど…」

紬「…ごめんさない」

梓「?」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:17:38.61 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

梓「じゃあ、今朝のニュースの琴吹インダストリーって
  やっぱりムギ先輩の家のことだったんですね」

紬「騒がしくしちゃって…ごめんね」

梓「いえ、でも本当に大丈夫なんですか?」

紬「日本に居る限りは安全だと思うわ」

澪「でも、用心に越したことは…」

律「もし何かあったら私が守る!! 部長だし!!」

唯「私も!! お菓子食べたいし!!」

梓「唯先輩……」

唯「じ、冗談だよ~」

紬「うふふ、ありがとう。頼りにしてるわ」

澪「でも、本当にテロリストが現れたら…」

和「そんなに心配しなくても日本は安全よ澪」

澪「和がそう言うのなら…」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:24:01.47 ID:ZZcFPSUd0

放課後

律「結局いつもと変わらないな」

梓「本当にテロが起こっても困りますけどね」

紬「言ったでしょ、大丈夫って」

澪「か、乾パンとか用意しなくても大丈夫かな…」

律「災害じゃないんだから…」

唯「イチゴ味の乾パンとかないかな~」

律「お前はそれ以前の問題だな…」

梓「あ、忘れるところでした」

唯「なに? イチゴ味の乾パンあずにゃんが持ってるの?」

梓「いえ…、そうじゃなくって。今日ウチのクラスに転校生が来たんですよ」

梓「なんでも、今まで海外を転々としてて、日本に来たのは初めてだって言ってました」

梓「それで、軽音部のこと話したら興味があるから一度見てみたいって」



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:29:48.08 ID:ZZcFPSUd0

律「本当か!? 思わぬところで新入部員がっ!!」

澪「でも、ずっと外国暮らしで日本は初めてって…言葉通じるのか…?」

唯「OH! ハラキリ! フジヤマ!」

律「ゲイシャ! テムプラ!」

紬「フタナリ! フジョシ!」

梓「なんでも親は日本人で、普通に日本語は話しますよ」

澪「へ~」

梓「明日にでも連れてきていいですかね?」

澪「うん、いいんじゃないか」

唯「ナイストゥーミーチュー!」

律「ウェルカム! ケーオンブー!」

紬「レッツレズビアン!」

澪「はぁ~……」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:34:37.11 ID:ZZcFPSUd0

澪「お前らそのノリで逃げられたらどうするんだよ~」

律「冗談だって。明日は部長らしくビシッ!っとするよ~」

唯「どんな子なのかな~。楽しみだな~」

紬「明日は飛びっ切りいいお菓子と紅茶を用意しなきゃ」

唯「わ~い!」

澪「唯が喜んでどうする…」

唯「え…でへへ…」

澪「まったく…」

澪「で、どんな子だった?」

梓「結構大人しめで、唯先輩や律先輩とは正反対のような感じでしたね」

澪「そうか…きっと苦労してたんだな…」

律「なんだ~? それじゃ~まるで私たちが苦労知らずみたいな言い方じゃないか!」

唯「発言の撤回を要求する!」

澪「もう、鬱陶しいなぁ~」

梓「名前は三浦茜ちゃんっていうんです」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:40:27.44 ID:ZZcFPSUd0

翌日 放課後

唯「お出迎え準備OK!」

紬「お茶とお菓子も準備万端よ」

律「よし! 梓、いつでも入ってきてもらっていいぞ!!」

澪「その心意気は買おう……」

澪「でも、なんでメイド服なんて着てるんだ!」

律「もてなしの精神だよ~」

澪「そんなんだから、梓しか新入部員が入ってこなかったんだろ…」

梓「ほら、そんなに怖がらないで、入ってきておいで」

茜「し、失礼します…」

律「よーーーこそーーー!!!!」

唯「かんげいーーー!!!!」

紬「いたしますわーーー!!!!」

茜 ビクッ!!

澪「だから怖がってるだろーーー!!!」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:43:45.97 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

茜「は、はじ、はじめまふぃて…三浦茜でふ…」

梓「お、落ち着いて」

茜「ほ、本日はお日柄もよく…絶好のドラム缶風呂日和で…!!」

澪「なに言ってるの…?」

紬「はい、この紅茶飲んで落ち着いて」

茜「は、はひ…」ゴクッ

茜「……おいしい」

紬「よかった」ニコッ

茜「……」じ~~~っ

紬「なに? 私の顔になにか付いてる?」

茜「……ま、眉毛」

紬「やだ、眉毛はみんなに付いてるじゃない。面白い子ね」ウフフ

唯澪律梓 ドキドキドキドキ…

茜(この眉毛…間違いない…彼女が琴吹紬…)



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:47:13.57 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

唯「へ~、じゃあずっと海外にいたんだ~」

茜「は、はい…親がそういう仕事してて…」

唯「私の親もしょっちゅう仕事で海外に行ってるんだ~」

茜「そ、そうなんですか…」

律「仕事ってなに?」

茜「傭兵です」

澪「よ、傭兵!?」

茜「はい、紛争があるところ、父はどこにでも駆けつけました」

梓「世界って広いんだ…」

律「まさか、唯の親も傭兵だなんて…」

唯「まっさか~。お父さんはね……」

唯「あれ? そういえば、お父さんって何の仕事してるんだっけ?」

澪「おいおい、親の仕事も知らないのか…」

梓「時々、唯先輩が本気で心配になるときがあります…」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:53:02.37 ID:ZZcFPSUd0

唯「家に帰ったら憂に聞いてみよう…」

紬「じゃあ、お父様は今も戦地で活躍を?」

茜「あ、あの…父は10年ほど前に死にました…」

紬「えっ!?」

茜「中東で…テロリストの手で殺されたって…聞きました…」

紬「そ、そうだったの…」

律(お、重い……)

澪 ブルブル…

律「ん? どうした澪?」

澪「三浦さん!! 何か困った事があるならいつでも言ってね!!」

唯「うわぁ! ビックリした!」

澪「私…いくらでも協力するからっ!!」

律「なんかスイッチ入っちゃったな…」

茜「あ、ありがとうございます。でも…私は大丈夫ですから…」

茜「母も元気ですし、特に困ったこと…ありません…から」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 17:57:38.47 ID:ZZcFPSUd0

澪「なんて健気な…」ウルウル

律「と、ところでさ~軽音部に興味あるってことは何か楽器を?」

茜「は、はい…今日は持ってきてませんけど、明日持ってきます」

律「そっか~。楽しみにしてるよん♪」

茜「憧れます…」

律「え?」

茜「その…おでこ…」

律「そ、そんなの初めて言われた……」

茜「私が以前住んでた国では、女の人がそこまでおでこ出すだなんて考えられなくて…」

茜「えっと…だから、私、憧れてるんです。おでこ出すの…」

律「へ、へ~…」

唯「じゃあ、あだ名はデビちゃんで決定だね!!」

梓「なんでですか!?」

唯「いつかデコビッチって言われるように、願いを込めてデビちゃん!!」

梓(無理やりだな~……)



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:03:41.95 ID:ZZcFPSUd0

唯「よろしくね、デビちゃん!」

茜「は、はい…よろしくお願いします」

梓「嫌だったら言った方がいいよ?」

茜「うれしい…///」

梓「そ、そう? それならいいんだけど…」

茜「ところで、日本は凄いですね」

茜「こんな濁った水も普通に飲めるなんて…しかもなんだか甘くておいしいし…」

茜「本当だったらこんな濁った水飲んだらお腹壊します…」

茜「でも、私の住んでた国ではそんな水でも飲まなきゃ死んでしまうので…」

紬「あ、あのね…これは紅茶っていって別に濁ってる訳じゃ…」

茜「!? ご、ごめんなさいっ! 私、すっごく無知で…。羞恥心……」

紬「い、いいのよ。そんなに謝らなくたって(羞恥心?)」

茜「それに…この甘くてふわふわした物も初めて食べました」

唯「ケーキって言うんだよ!」

茜「そうですか…お母さんにも食べさせてやりたい…」




38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:05:16.43 ID:CTsS2oyM0

泣けるわ・・。



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:05:54.92 ID:4b2x/5pa0

羞恥心wwww





40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:08:56.18 ID:ZZcFPSUd0

澪「三浦さん、私のケーキあげるよ。持って帰ってお母さんに…」

茜「いいんですか!? 大事な食料じゃないんですか!? 餓死しませんか!?」

澪「だ、大丈夫だよ。家に帰ったらちゃんと食べ物あるから」

梓「よかったら私のも持って帰って」

茜「中野さん…!!」

梓「もう、梓でいいって言ったでしょ?」

律「しゃ~ない、私のもど~ぞ」

茜「おでこさん…」

律「田井中律ね……」

紬「私も、ケーキとドライアイス付きの箱を用意するわね」

唯「わ、私も……食べかけだけど……どうぞ…」

澪「おいおい…」

茜「みなさん…ありがとうございます」

茜「日本は社会が豊かなだけじゃなくて、人の心も豊かなんですね」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:13:51.13 ID:ZZcFPSUd0

 プ~ン… チャポン

唯「あっ…デビちゃんの紅茶に虫が…」

紬「ちょっと待ってて、すぐ取り替えるから…」

茜 グビグビグビ……

澪「ああーーー!! 飲んじゃった…!?」

律「お、おい!すぐに吐き出せ!!」

梓「茜!? 大丈夫!?」

茜「えっ? 大丈夫…だけど…」

茜「むしろ、虫だって貴重なタンパク源だから…
  この機会を逃すかって勢いで飲んだけど…もしかしてダメだった…?」

律(さ、サバイバルな子だ…)



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:20:53.71 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

茜「あの…私、もうそろそろ…」

唯「なんで? まだ部活終了の時間じゃないよ?」

茜「購買のお昼の売れ残りが気になってて…
  もし破棄するんだったら早いうちに貰っておこうかなって…」

梓「そこまで!?」

茜「さすがに毎日草や虫だけだったらキツイかな…って」

澪「どんな生活を!?」

茜「だから…今日は失礼します!!」ダッ!!

紬「ああっ! 茜ちゃん!?」

律「行っちゃった……」

紬「す、すごい子ね…」

澪「そうだな…」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:22:47.08 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

澪「よ~し、今日はこの辺にしとくか~」

唯「あっ!? デビちゃんカバン忘れてるよ!」

律「本当だ。でもケーキはしっかりと持って帰ってるな…」

梓「家まで届けてあげましょうか?」

律「でも、住所知らないぜ?」

紬「先生に聞いてみたらどうかしら?」

澪「そうだな、じゃあ職員室まで行くか」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:26:38.74 ID:ZZcFPSUd0

────
────────
────────────

律「なぁ?澪。本当にココで合ってんの?」

澪「先生に聞いた住所が間違ってなければココなんだけど…」

梓「でもココって……」

唯「公園…だよね…?」

紬「公園に住んでるだなんて素敵!!」

澪「もしかしたら、公園の敷地内に家を建てたとか…」

律「でも、そんなもの見当たらないけど」

唯「ねぇ、あの人に聞いてみようよ」

律「そうだな。すみませ~ん!!」

茜「……あ」

梓「あ、いた」

澪「本当にココなんだな…」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:34:13.76 ID:ZZcFPSUd0

唯「ヤッホー、デビちゃん」

茜「こ、こんにちは。よくうちがわかりましたね」

澪「うん。先生に聞いたんだ」

紬「はい、これ。茜ちゃんのカバン」

茜「あっ…。すみませんわざわざ届けていただいて…」

茜「…さっきみたいな濁った水とかなくって…何もお構いできませんが…
  よかったら上がっていってください」

律「う、うん…おじゃまします(って言ったほうがいいのかな…?)」

梓(普通の公園だよね…まさかこの公園の持ち主とか!? 実は意外とお金持ち!?)

唯「さっきから何してたの~?」

茜「草むしりです。勝手にこの公園で住まわせてもらってるので…
  せめて綺麗にしとこうかな…と」

梓「……」

唯「へ~。偉いね~」

茜「いえ…元々好きなんです…草むしり…」

澪「ああ…そうなんだ…」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:39:03.15 ID:ZZcFPSUd0

茜「あの…草って意外と根っこが長かったりするんです
  地面から出てるのがコレっぽっちなのに、根っこがこんなに!? 
  ってことがしょっちゅうで、そのギャップに驚かされたり」

茜「なんとか根っこを千切らずに引っこ抜いたり
  逆に根っこだけ残すとまた生えてきたりするのが逞しいなって思ったり」

茜「だから、草むしり…すごく楽しいです…ずっと、一人でやってます…」

澪(なんだろう…すごく泣きたい…)

茜「す、すみません…こんなとこで話し込んじゃって」

茜「あのすべり台が私の部屋なので、どうぞ自由に寛いでください」

紬「まぁ! すべり台のお部屋なんて素敵!! 憧れるわ~!」

律(ムギが言うと皮肉にしか聞こえないよ…)

唯「ところで、デビちゃんなんで古代ローマ時代みたいな布1枚の格好なの?」

澪(唯…そこはあえてみんなツッコまなかったんだ…きっと…)



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:40:23.42 ID:ZZcFPSUd0

茜「あの…ちゃんとした服って学校の制服しか持ってなくって」

茜「普段の生活で制服着てたらすぐに汚れちゃうので…」

茜「でも、布だったら私はなんでもいいんです」

唯「へ~っ、そうなんだ~」

茜「ごめんなさい」

唯「ううん。カッコイイよ!!」

茜「えっ…」

唯「私も部屋着はデビちゃんみたいにしようかな~」

律「やめとけ…」



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:46:47.85 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

律「そ~ら! 行くぞ~!!」スイ~ッ

澪「おい!押すな律! 危ないだろ!?」

紬「あはははは~♪」スイ~ッ

唯「あずにゃんは私と一緒にアベックすべり台に挑戦ね」

梓「なんですかそれ!?」

 ・ ・ ・ ・ ・

律「ふぃ~っ、すべり台ではしゃぐなんて何年ぶりかな~?」

澪「い、意外と盛り上がったな…」

紬「みんなで一緒にすべり台するの夢だったの♪」

梓「でもさすがにすべり台に住むっていうのは…」

唯「なんで~?楽しいじゃん!!」

梓「いや…楽しいとかっていう問題じゃ…」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 18:56:26.67 ID:ZZcFPSUd0

澪「三浦さん、よかったらウチに泊まりにきてもいいよ」

茜「あ、あの…茜でいいです…」

澪「そ、そう?」

茜「はい…」

律「じゃあ、澪んちの次は私んちにおいでよ茜」

唯「あ! いいね~。かわりばんこにお泊り?」

茜「お気持ちはうれしいんですが、私、屋根や壁があるところってあまり落ち着かなくて…」

茜「昼間はまだいいんですけど、夜寝るときは爆撃で瓦礫に埋まると怖いので…」

茜「それに夜襲があってもすぐに逃げれるって利点もあるんです…野宿には…」

澪「いや…日本は平和だから大丈夫だよ」

茜「はい…わかってはいるんですけど、どうしても無理なんです」

澪「そ、そっか…まぁ、無理強いはよくないからな…」

唯「毎日がキャンプなんだね!」

紬「すごいわ!」

律「お前ら、絶対その大変さをわかってないだろ…」



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 19:04:16.84 ID:ZZcFPSUd0

唯「あ! でもお風呂とかどうするの?」

茜「そこにあるドラム缶に水を汲んで…幸いそこの水道から水はタダで手に入るので」

梓「ま、まさか…!!」

茜「うん。薪をくべてお風呂を沸かすの…ダメ…かな?」

澪「そ、外でか!?」

茜「一応そこの入り口からは死角になる所で目立たないようにはしてるんですけど…」

茜「堂々としてれば意外と見られないものですよ」

律「確かに…裸で堂々としてたら逆に見ちゃいけないような気がするもんな」

梓「っていうか、きっと触れたくないんでしょうね。なにか面倒に巻き込まれない内に」

紬「よかったらウチのお風呂に『みんなで』入りに来てもらってもいいのよっ!!!」

唯「わ~い! ムギちゃんちのお風呂って広そ~」

澪「なんでそんなに必死なんだムギ?」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 19:31:19.26 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

茜「あの…みなさん喉渇きませんか?」

律「う~ん…そういえば」

茜「私、水汲んできますね」

澪「ああ…別にいいよ。そんな気を使わなくても」

茜「でも…。じゃあ、せめて食べれる虫捕まえてきます!」

梓「茜! 私たちには少しハードルが高いかもっ!!」

律「せめて食べられる草にしといてくれ!!」

茜「ちょっと待っててください。探してきますから!」

澪「あ、あの…あんまりがんばらなくてもいいよ~…」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 19:35:34.06 ID:ZZcFPSUd0

茜「きゃ~~~~~~っ!!!」

律「な、なんだ!? どうした!!」

紬「茜ちゃん!!」

梓「何があったの!?」

茜「ば、ばばば、……」

唯「ば?」

茜「バッタが出たーーーー!!!!」

紬「茜ちゃん、バッタが苦手なの?」

茜「ば、バッタが私たちの農作物を…悪魔の使い…」ガクブル

澪「ああ、蝗害か…」

唯「こうがい?」

澪「テレビなんかで見たこと無いか? 辺り一面にバッタが大量に飛び交って…」

澪「って…自分で言ってて気分悪くなってきた…」



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 19:38:58.25 ID:ZZcFPSUd0

梓「草も農作物も全部食べちゃうんですよね…」

茜「怖い…バッタ…怖い…」ガクブル

唯「デビちゃんをいじめる奴めっ!! シッシ!!」

バッタ ピョ~ン

唯「もう大丈夫だよ、デビちゃん」

律「しっかし、怖がり方が尋常じゃないな…」

紬「それほど辛い思いをしたのね…」

澪「茜。日本で蝗害が起こることなんてないから安心しろ」

茜「ほ、本当…ですか…?」

紬「ええ。大量発生する条件が整いにくいと言われているわ」

茜「そうですか…、すみません、取り乱して…」

紬「いいのよ茜ちゃん、誰にだって苦手なものがあるんだから」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 19:42:54.54 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

茜「ごめんなさい……。結局、虫を捕まえることができませんでした…」

澪「き、気にするな!」

律「そうそう、むしろ良かったっていうか…」

茜「でも、学校で私はおよばれしたにもかかわらず。 恩知らずなヤツです…」

梓「茜……」

茜「せめてそこの蛇口からお水を飲んでいってください…」

澪「あ、ありがとう…」

唯「デビちゃん。購買で余り物貰えなかったの?」

茜「はい…今日は全部売り切れてたみたいで…」

紬「じゃあ、今日のご飯は…」

茜「いただいたケーキがあるのでカロリーには困らないと思います」

茜「生きるだけなら、一週間は水だけで余裕ですね」

澪「い、一週間……」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 19:47:57.92 ID:ZZcFPSUd0

紬「でも、それじゃ…」

茜「母が食料を調達してくれてると思うので」

茜母「茜、今帰ったわよ」

茜「あ、お母さん」

茜母「あら? みなさんは?」

茜「学校の…お、お友達…」

茜母「あらそうなの? 初めまして茜の母です」

軽音部一同「こんにちは~」

茜「お母さん、こちらの琴吹先輩から…ケーキをいただいたの…」

茜母「まぁ! ケーキなんてもうずいぶんと食べてないわ」

茜母「よろしいの?」

紬「はい、どうぞお召し上がりください」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 19:54:54.88 ID:ZZcFPSUd0

茜母「それじゃあ、お返しに今日は晩ご飯食べて行ってもらおうかしら?」

茜「今日は何捕ってきたの?」

茜母「今日はそこの河原の茂みから……ほら!」

茜「うわぁ! 美味しそうなヘビ!! ご馳走だね!! 早速火を起こすよ」

澪「へ、、、、ヘビッ!! う~~~ん……」バタンキュー

律「み、澪っ!?」

茜母「あら? そちらのお嬢さんはどうなさったの?」

梓「いえっ、その…うわっ…! こっちにヘビを向けないでください…!!」

紬「あの…私たちは今日はこの辺で…(さすがにヘビは食べられないわ…)」

唯「き、今日は憂がハンバーグ作るって言ってたからなぁ~…」

律「私も…澪を家に送ってやらないといけないし…」

茜母「カエルもあるけど?」

軽音部一同「し、失礼しますっ!!」ダーーーッ!!

茜母「残念ね~……」



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:01:57.38 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

茜「ごちそうさまでした」

茜母「明日は近くの小学校で鶏でも捕ってこようかしら…」

茜「鶏肉ってカエルの肉に似てるんでしょ?」

茜母「ええ、そうね…お母さんも日本にいた頃はよく食べたものよ」

茜「私カエル大好きだから、きっと鶏もおいしいよね」

茜母「ところで茜。さっきの琴吹さんって…」

茜「うん…今回のターゲットになってる人」

茜母「どう?大丈夫そう?」

茜「大丈夫よ、お母さん」

茜母「そう…あなたなら大丈夫だとは思うけど…」

茜「失敗はしないわ…」

茜母「そうよね…やっとあの人の仇を討つことができるんですもの…」

茜「うん…お父さんの…無念を晴らす……!!」

茜「この…お父さんのユーフォニアムでっ……!!」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:06:37.75 ID:ZZcFPSUd0

平沢家

唯「……あの…憂? これって……」

憂「うん。イナゴの佃煮。珍しいから買ってきちゃった」

唯「うへぇ……」

憂「やっぱり、食べられないよね~…」

唯「なんていうか…タイミングが悪いっていうか…」

憂「じゃあこれは? 蜂の子!」

唯「う、憂~~……」

憂「ごめんねお姉ちゃん、ちょっと悪乗りしすぎちゃったね」

唯「アイスと一緒なら食べられるかも……」

憂「!?」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:13:45.99 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

唯「あ、そうだ憂~」

憂「なに?お姉ちゃん」

唯「お父さんって仕事なにしてるのかな~?」

  ガッシャ~~~~ン!!!!

唯「憂!? どうしたの!? お皿たくさん割れちゃったよ!!」

憂「お、おねおねお姉ちゃん! なななな、なんで今更そんな事聞くのかなかな!?」

唯「落ち着いて憂!!」

憂「ご、ごめんね。まさかお姉ちゃんがそんな事気にして
  生きてたなんて思ってもみなかったから…」

唯「なんだかさりげなく貶されるような気がしないでもないけど…」

唯「今日、軽音部のみんなに親の仕事知らないなんておかしいって言われたの」

憂「おかしくなんかないよ! 普通だよ普通!!」

唯「え~……でも~……」

憂「…うん、そうだね…」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:20:26.10 ID:ZZcFPSUd0

憂「お父さんはね…普通のサラリーマンだよ」

唯「でも普通のサラリーマンがこんなに海外出張なんてするのかな~」

憂「じゃあ、普通じゃないサラリーマンなんだよ」

唯「……憂」

憂「うっ……(さすがにお姉ちゃんのことバカにしすぎちゃったかな……)」

唯「そっか~。普通じゃないなら仕方ないよね~♪」

憂「へっ?」

唯「よし! 謎は全て解けた~!!」

憂「う、うん。お姉ちゃんよかったね」

唯「でも、ここ3週間ほど帰ってこないよね~。連絡もないし…」

憂「……うん」

唯「前は2週間に一度は必ず帰ってきてたのにね~」

憂「大丈夫だよ、お姉ちゃん。お父さんお母さん、必ず生きて帰ってくるから…」

唯「憂?」

憂「何も…心配いらないよ…」



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:27:55.25 ID:ZZcFPSUd0

深夜 公園

DQN1「本当かよそれ?」

DQN2「マジだって。昨日この公園でナイスバデーな女が布1枚でいたんだって」

DQN2「たしか…このすべり台で……いた!!」

DQN1「うぉぉぉwwwwマジだwwwwwしかもすっげータイプwwww」

茜「……」

DQN2「姉ちゃんこんなとこで寝てたら危ないよ~」

DQN1「そうそう俺らみたいな不良にイタズラされちゃうぞwwww」

茜「……」

DQN1「ビビって声も出ないとよwwwwww」

DQN2「都合いいじゃんwwwwあの茂みでやっちまおうぜwwwww」

DQN1「おら!こいよ!!」グイッ!!

茜「……」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:36:59.23 ID:ZZcFPSUd0

DQN1「うぇうぇwwwwあんまり大人しくても盛り上がらねえなwwww」

DQN2「うっせーハゲwwww早く俺にもやらせろよwwwww」

DQN1「待てよwwwwってなんだ?
     おい、姉ちゃんの方から肩に腕回してきやがったぞwwww」

DQN2「うはwwwww淫乱少女キタコレwwwwww」

茜「……」コキッ

DQN1「へっ……?」

DQN2「あ?」

DQN1「い、痛ってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

DQN1「何しやがったこのアマぁぁぁぁぁ!!!!」

茜「安心して…肩を脱臼させただけだから…」

DQN2「て、てめぇ……!!」

茜「今だったらこれだけで許してあげるけど?」

茜「なんだったら躰の節という節を全て外してあげましょうか?」

茜「それでコンパクトに折り畳めるようにしてあげる」ギン!!

DQN2「ひっ!?(こいつの目ヤベェ……!!)」




80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:37:31.62 ID:UP3lEOSm0

ああそういえば最強だったな





81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:41:10.99 ID:ZZcFPSUd0

DQN「「覚えてやがれ!!」」

 ・
 ・
 ・

茜「ふぅ…」

茜「日本って平和…」

茜「あの国じゃ関節1つじゃなかなか帰ってくれなかった…」

茜「いったい何人殺したかな…」

茜「でも、ここは殺さなくったってわかってくれる…」

茜「……」

茜「本当に…日本って平和…」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:47:13.72 ID:ZZcFPSUd0

翌日 放課後

律「で、茜の楽器は…コレ?」

茜「は、はい……」

澪「これは…予想外だったな…」

紬「管楽器だったなんて…」

梓「入る部、間違えたんじゃない…?」

唯「重そうだから軽音楽じゃないよね~」

澪「いや唯、そういう問題じゃないんだ」

茜「あ…やっぱりご迷惑でしたか…?」ウルッ

澪「いやいやいやいや! 迷惑だなんてそんな!」

紬「そうよ! 素敵よ! ユーフォニアム!!」

律「うんうん! 私たちの音楽の幅が広がるよ!!」

梓「そうだよ! バンドサウンドに新たな風を吹き込もうよ!!」

唯「えっと…えっと…。か、かっこいいよそのラッパ!!」

澪律紬梓(ら、、、ラッパーーーーーーー!!!!!)



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:51:31.28 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

澪「ま、まぁ…軽音楽部じゃなくて吹奏楽部だろってツッコミはなしにして…」

茜「すみません…でも、どうしてもみなさんと一緒にいたいんです…」

律「いいじゃん! 面白そうだし」

梓「そうですよ! バンドと管楽器を一緒にしちゃいけないなんて決め事ありませんよ」

紬「そうね。茜ちゃんはいつからこのユーフォニアムを?」

茜「えっと…これは父の形見で私のものになってから10年くらいになります」

紬「そうなの…お父様の…」

茜「はい…」

澪「そっか…」

梓「大切な…思い出ですね…」



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:53:46.10 ID:ZZcFPSUd0

唯「でも、10年もしてたら相当上手いよね?」

律「そうだな、ちょっと演奏聴かせてもらおうか」

紬「ぜひ聴いてみたいわ♪」

澪「うん。私からもお願いするよ」

茜「吹けません」

澪「えっ?」

茜「初心者です」

澪「で、でも…」

茜「初心者なので」

澪「……」

梓(やっぱりちょっとおかしい子なのかな……)

茜「初心者ですが何か?」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 20:59:26.61 ID:ZZcFPSUd0

軽音部一同「・・・・・」

茜「それでも…こんな私でも、ここに置いてくれますか…?」

律「あ…、え~っと…」

唯「みんな、私も楽器なんて超初心者でこの軽音部に入ったんだよ」

唯「扱う楽器は違えどあの頃の私が今のデビちゃんなんだよ」

唯「私は…私はデビちゃんを応援するよ!!」

茜「平沢…先輩…」

澪「そうだな…唯の言う通りだよ」

紬「ええ。一緒にがんばりましょ」

梓「同じ学年の仲間ができて嬉しいよ、茜」

律「よ~し!軽音部部長である田井中律が三浦茜の入部を許可する!!」

茜「みなさん……」

茜「ありがとうございます!!」



91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:05:46.88 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

紬「ごめんなさい、私今日はそろそろ…」

澪「何かあるのか? ムギ」

紬「うん。バイト入らなきゃいけないの…」

梓「まだ、あのバイト続けてたんですか?」

紬「ううん。なんだか人不足らしくって…2、3日入れないかって頼まれちゃったの」

律「お~、ムギも頼りにされてるね~」

紬「ごめんね。それじゃあまた明日」

唯「がんばれ~!ムギちゃん!」

 ・ ・ ・ ・ ・

澪「ムギ…大丈夫かな…」

律「なにが~?」

澪「テロの犯行声明が出されたのつい最近だろ? 帰りも遅くなるだろうし…」

梓「確かに…こんな時期に社長令嬢が夜道を一人歩きだなんて危険ですよね…」

茜「……」



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:11:46.25 ID:ZZcFPSUd0

澪「もっと言うなら、ムギの働いてるマックスバーガーも外資系だろ」

澪「あえてこんな時期にバイトのヘルプに呼ぶなんて…」

梓「テロ組織と繋がっているのが、マックスバーガーの親会社…ということですか?」

律「おいおい…考えすぎだって。澪は心配性だな~」

唯「そうだよ! なんだかよくわからないけど…
  いざとなったらアリさんが助けてくれるよ」

律「お前はま~だアリとか言ってるのか…」

澪「うん…そうだな。ムギ専用の護衛がいるから心配することもないか…」

茜「あの…その護衛って、実力はどれくらいのものなんですかね…?」

律「そうだな~…澪が『食べられちゃう!』って勘違いするくらいかな」

澪「お、おい!!」

茜(強いって事か……)

梓「なんでそんな事聞くの?」

茜「私も…琴吹先輩のこと…心配だから…」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:16:19.25 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

澪「さ~て、それじゃあ私たちは練習を…」

茜「あの…私もそろそろ……」

律「購買に行くの?」

茜「はい」

唯「デビちゃん! 今日は何か余ってるように祈ってるよ!」

茜「ありがとうございます。それじゃ…」

 ・ ・ ・ ・ ・

澪「あの子、いつ練習するんだろ……」

律「しょうがないじゃん。生きるのに精一杯なんだし」

梓「ヘビやカエルが主食ってのもかわいそうですもんね」

澪「うっ…それもそうだな…」



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:21:17.31 ID:ZZcFPSUd0

マックスバーガー

紬「……」

ひとみ「い、いらっしゃいませ~…」

「お嬢様、申し訳ありません。コーヒーを1つお願いします」

「お嬢様、照り焼きマックスバーガーをお願いします」

「お嬢様、ポテトも一緒にお願いします」

「お嬢様、こちらのクーポンは使えますでしょうか?」

「お嬢様、どうかこのわたくしにスマイルをお願いします」

「お嬢様、この汚らしい豚めに紬お嬢様の唾液入りコーラをお願いいたします」

「「「「「「お嬢様! お嬢様!」」」」」

客「うわっ!? 何このお店!!」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:26:11.72 ID:ZZcFPSUd0

────
────────
────────────

ひとみ「お疲れ様、琴吹さん。もう時間だから上がってもいいわよ」

紬「今日は…本当に申し訳ありません!」

ひとみ「ああ、いいのいいの。なんだかんだ言ってこの店の売上記録作っちゃったしね」

ひとみ「だから気にしないでね。明日もよろしく」

紬「はい…お疲れ様でした」

 ・ ・ ・ ・ ・

紬「結局バイト中はずっと張り付かれてた…」

紬「クスン…」

紬「私の気なんて知らずに…」

紬「ひとみさんはああ仰ってくれてたけど、きっとご迷惑に違いないわ…」

紬「……」

紬「もう怒ったわ! 黙って裏口から出て一人で帰ってやるんだから!!」



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:30:47.06 ID:ZZcFPSUd0

マックスバーガー 従業員出入口前

紬 キョロキョロ…

紬「誰もいなさそうね…」

紬 ソロ~リ

紬「うふふ。なんだか鬼ごっこしてるみたい」

紬「この路地裏沿いに行ったら気付かれずに駅まで行けるわね
  ちょっと暗くてよく見えないけど…」

   グニッ

紬「あらっ? 何か踏んだかしら…?」

紬「!? ひ、人が倒れてる!!」

紬「こ、この服は琴吹家シークレットサービスの!?」

紬「しかも何人もやられてる……」

  ガサッ

紬「だ、誰っ!?」

茜「……」

紬「茜…ちゃん…?」



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:35:24.01 ID:ZZcFPSUd0

茜「見られて…しまいましたか…」

紬「い、いったい何をしてるの…?」

茜「生きるためには必要なんです…」

紬「そ、そんな!?」

茜「琴吹先輩も一人でこんなところをうろついて…危ないですよ…」

紬「や、やめて…。お願いだから…その手にあるものを捨てて」

茜「残念ながら…もう止めることはできません」

紬「何があなたをそこまで…」

茜「貧しさ…です…」

紬「お、お願い…考え直して…」

茜「他に…選択肢はありません…」

紬「どうしても……って言うの?」

茜「はい」クワッ!!

紬(ああ……)



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:41:33.72 ID:ZZcFPSUd0

平沢家

憂「お姉ちゃんお風呂沸いたよ~」

唯「は~い」

 ・ ・ ・ ・ ・

 ザバ~ン…

憂「今の内に…」

 ピポパポ…prrrrrrr…

『はい、琴吹家諜報部ホットラインサービスです。あなた様のIDとパスコードをご入力ください』

憂「えっと…」ピポパポピ…

『……認証いたしました。ようこそ平沢憂さま。どのようなご要件で?』

憂「父と母の現状報告を…」

『かしこまりました。しばらくお待ちください…』

憂「……」

斎藤『お待たせいたしました。諜報部管轄主任の斎藤でございます』



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:45:42.06 ID:ZZcFPSUd0

憂「あの…何か進展はありましたか?」

斎藤『はい、ちょうど先程ご両親の無事が確認されたと連絡が入ったところでした』

憂「本当ですか!?」

斎藤『はい、平沢様は無事にございます』

憂「よかった…」

斎藤『もうすでに、あちらの国を発たれたらしいので明日中には日本にお帰りになられるかと』

憂「本当に…ありがとうございます!」

斎藤『いえ、平沢様にはこちらの方がお世話になりっぱなしでございますゆえ』

唯「うい~~! シャンプーなくなってるよ~!」

憂「は~い! ごめんね~!」

憂「あ、あの。それでは、失礼します」

斎藤『はい、おやすみなさいませ』

憂「おやすみなさい」ガチャ…

唯「うい~~?」

憂「うん、今行くね~! 
  あのねお姉ちゃん、明日お父さんとお母さんが帰ってくるよ♪」



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:51:46.35 ID:ZZcFPSUd0

マックスバーガー 従業員出入口前

紬「や、やっぱりだめ~~!!」

茜「……!!」

紬「拾い食いするくらいだったら、私がそこのお店で何か買ってあげるから」

茜「で、でも……」

紬「ダメよ! そんなゴミ箱の中のものなんて!」

茜「結構綺麗ですよ…」

紬「お客さんの食べさしや地面に落ちた物も一緒になって破棄されたやつだから」

紬「だから、ね? お願いだから今手に掴んでいるぐちゃぐちゃのハンバーガーは捨てて!!」

茜「私にとっては…ご馳走なんですけど…」

紬「今日も購買の余り物なかったの?」

茜「はい…。獲物も捕まえられなかったので…」

茜「今日は体育があって特に空腹で…前に目星を付けていた絶好のポイントがココだったので…
  もしかして日本では捨てられた物でも誰かしらの権利が発生するのでしょうか?」

紬「そういう訳じゃないけど…」




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 21:54:00.12 ID:X2BWHux3P

こいつぁ予想外だぜ





108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 22:03:09.39 ID:ZZcFPSUd0

紬「それに、このSPを倒したのも…もしかして茜ちゃん?」

茜「はい…私のせっかくの穴場が荒らされてると思って」

茜「でも殺してはいません。少し眠ってもらってるだけ…です」

紬(いったい…この子は何者なの!?)

茜「もしかして…琴吹先輩の護衛の方達でしたか?」

茜「そうだったら…私…なんて謝ればいいのか…」

紬「へっ? あ、ああ。いいのよ。私とこのお店を困らせた罰よ、罰」

紬「むしろ、茜ちゃんはよくやってくれたと思うわ。あははは…」

  ぎゅ~~~ぐるるるる…

茜「あの…これ、食べちゃダメですか?」

紬「そんなにお腹が空いてるのね……。ほら、これで涎も拭いて」

茜「すみません…」

紬「そうだ! せっかくだから私と楽しいことをしましょ♪」

茜「?」



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 22:08:52.81 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

茜「あの…琴吹先輩…」

紬「どうしたの? 茜ちゃん…」

茜「私、こういうのは初めてで…」

紬「そう…。実は私も初めてなのよ」

茜「ダメです。私…こんな…」

紬「あら。いいの? もう我慢できないんじゃなくて?
  ほらこんなにグチョグチョ…」

茜「ああ……恥ずかしい……です///」

紬「一緒にいってくれる?」

茜「……」

茜「お、おまかせします///」

紬「うふっ…カワイイ。じゃあ…いくわよ」

茜「……は、はい、、、、、あっ///」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 22:48:34.27 ID:ZZcFPSUd0

 ウィ~ン…

茜「す、すごいです…これって自分で動くんですか!?」

紬「そうよ。見たことない?」

茜「は、はい…今までいた国では見たことありませんでした…」

紬「じゃあ……」

茜「あ、あの…ずっと、自分の手で……///」

紬「うふふ。私もコレじゃじれったい時もあるから手の方がいい時もあるわ」

茜「軽音部の皆さんも……」

紬「どうかしら…? 私の家には何台かあるけど…」

紬「でも、唯ちゃんの家では見当たらなかったわ」

茜「あ、あの…もう一度してもいいですか…///」

紬「うふっ。茜ちゃんったら気に入っにいっちゃったのね。ええどうぞ」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 22:51:49.22 ID:ZZcFPSUd0

 ウィ~ン…

「い、いらっしゃいませ~」

紬「私、一度バイト終りにパッと牛丼屋に入ってつゆだく注文するのが夢だったの♪」

茜「や、やっぱり奢っていただくなんて…ダメです。悪いです」ダラダラ

紬「とか言いながら、もう涎でグチョグチョよ…」

茜「すみません…つい…」

紬「うふふ。言葉では遠慮しつつも、やっぱり体は正直なのね」

茜「……恥ずかしいです///」

紬「…って私ったらなんだかイヤらしい言葉使っちゃった気が///」

茜「どうしたんですか? 琴吹先輩」

紬「もう/// イヤだ私ったら///」バシバシ

茜「痛いです」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 22:58:36.51 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

「おまちどうさまです。牛丼並盛つゆだくとウルトラデラックス特盛りになります」

紬「わぁ~~♪ さぁ、いただきましょ」

茜「いただきます」

紬「りっちゃんが言ってたんだけど、この紅しょうがたくさん乗せて食べるとおいしいって」

茜「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」

紬「き、聞こえてないみたいね…」

紬「でも…友達と一緒に牛丼食べるなんて…本当に夢みたい♪」

茜「ハムッ ハフハフ、ハフッ!! ……むぐっ!!」

紬「ほらほら、そんなに慌てて食べるから…はい、お水」

茜「ゴクッゴクッゴクッ……。ぷはぁ~~~…」

茜「の、喉が詰まって死ねぬのなら…本望です」

紬「あらあら…うふふ」



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/21(日) 23:02:39.23 ID:ZZcFPSUd0

 ・ ・ ・ ・ ・

茜「ごちそうさまでした」

紬「はい、茜ちゃん。これお母様にも」

茜「?」

紬「お持ち帰り。頼んどいたのよ」

茜「そんな…悪いです。ケーキを頂いた上にそこまでしてもらうなんて…」

紬「いいのよ。邪魔者をやっつけてくれたお礼」

紬「私言ってやるわ。女子高生に負けるくらいのSPなんて役に立ちません!って」

紬「うふふ。茜ちゃんが私の用心棒になってくれた方が心強いわ」

茜「……」

紬「あっ…ごめんなさい。気に障っちゃった?」

茜「いえ…うれしい…です」

紬「そう? よかった♪」




関連記事

ランダム記事(試用版)




唯「ばくれつ!ユーフォニアム娘!」#前編
[ 2011/10/01 00:25 ] 非日常系 | | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6