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唯紬「秋、夏、春、そして冬」#前編 【非日常系】


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唯紬「秋、夏、春、そして冬」#前編
唯紬「秋、夏、春、そして冬」#中編
唯紬「秋、夏、春、そして冬」#後編




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 16:51:27.28 ID:eu45cZuv0

・         ・
     ・

ムギちゃんは意地悪だ。

最初彼女に会った時、私はおっとりポワポワした人だなって思った。

だけど彼女はとても意地悪な人で、そんな彼女に私は怒りを感じてる。

私を怒らせるの彼女だけ

みんな私の事をのんびりしたいつもニコニコしている子だって思っていて、
私も自分の事を少なからずそう思ってるし、そんな自分が嫌いじゃなかったりする。


だから怒りたくなんてないのだけど、
今――いや、最近の私は今までのを取り返すようにイライラしたりムカムカしちゃっている。


両親も、妹の憂も、親友の和ちゃんも、軽音部の他のみんなも、

今まで会ったどんな人達も私を怒らせたりしなかったのに……

彼女だけが私にこんな気持ちを抱かせるんだ。


だけど私は怒り慣れてないからいつもこの感情に自分が振り回されてしまって、
だから2人っきりで彼女と帰える道すがら、
私は些細な抵抗として絶対自分から話しかけないと決めていた。

そんな私の心を読んでるのか、彼女も自分から言葉を発しない





5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 16:53:38.24 ID:eu45cZuv0

だから私はまたイライラする

だってムギちゃんから話しかけてくれないと無視できないじゃん
これは仕返しなんだから……ムギちゃんがいけないんだから……

けどやっぱり彼女は自分から話してはくれなくて、
ずっと無言のままサヨナラしなきゃいけない道まで来てしまった。

ムギちゃんがバイバイって言ったら無視してやる。絶対無視してやる。
そうしたらムギちゃんは私に嫌われたかもって、私と同じ気持ちになるんだ。

私はそんな子供っぽいバカな事を考えていた



―――別れ道がやってきた。

ほらバイバイって言って

私は下を見ながら彼女に心の中で語りかける。

だけど彼女は私の期待には答えず、私の方を見ないまま、
私に声をかけないまま、さっさと駅の方に曲がって行ってしまった。

違う……こんなはずじゃない。

ムギちゃんがバイバイって言って、私が無視して、
ムギちゃんが心配して、私が怒ってるんだよってムギちゃんに言って、
ムギちゃんが謝ったら仲直りにほっぺにチュウしてあげるのに

彼女の背中はもう見えない



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 16:56:04.34 ID:eu45cZuv0

何で……何で……


私の頭はパンクする。
自分の事は棚に上げ、無視をするムギちゃんにイライラして、
けど嫌われたんじゃないかって不安になって、
不安にさせるムギちゃんにムカムカして、けどやっぱりまた怖くなって・・・
こうなってしまったら、もう私にできるのは涙を流すことくらいしかない。

私は自分の帰り道を歩きながら子供のように泣いた。
そういえば最近、怒ることも増えたけど泣くことも増えた。

何でこんなに弱くなっちゃったんだろ、
これもやっぱりムギちゃんがいけないんだ、今だって彼女が私を泣かしてる。

ムギちゃんが……ムギちゃんが……


けど本当は私にも分かってるんだ、自分がバカだから泣いてるんだって。
今回も私が悪い。だってそれは本当に、他人にはどうでもいいような事だから

今度こそ完璧に見捨てられた。
きっと明日から話してくれないし、私を見てもくれない……


嫌われた、ムギちゃんに……

唯「嫌だ……嫌だよ……」

彼女に――ムギちゃんにだけは嫌われたくない……



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 16:58:31.22 ID:eu45cZuv0

「何がイヤなの?」

声の主は少し先にある電信柱に背中をあずけて立っている


唯「な、なんで……」


紬「ふふっ驚いた?」

彼女はイタズラに笑う。そんな笑顔も様になっていて、私は少し見とれてしまった。

紬「唯ちゃん泣いてたの?」


唯「な、泣いてないよ!!!」

ゴシゴシと目元をこすり、涙でぐちゃぐちゃの顔で答える


紬「ふふっそんな事言って、目が真っ赤よ」

またあの笑い方…全て分かったように笑うんだから悔しい

唯「こ、これはちょっと目にゴミが入っただけだから!!それより何でここにいるの!?
  ムギちゃんさっきあっちの道に帰って行ったでしょ」


紬「先回りしたのよ、唯ちゃんが泣きそうな顔でこっちを見てたみたいだから」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:01:24.82 ID:eu45cZuv0

唯「だから泣いてないもん!!」

紬「分かったわ、じゃあそういう事にしておきましょ」


彼女はまるで母親が子供をあやすよう私にそう言った。
いつもそうだ……一時涙で鎮火していた私の中のイライラがまた再燃する

唯「もういい!私帰る」

紬「そう」

唯「本当に帰るよ!!」

紬「ええ」

唯「バイバイ」

紬「さようなら」

全部ニコニコしながら答える彼女は、間違いなく私をバカにしてるんだ。
私が本当は帰らないって、ムギちゃんごめんねって言って泣きつくのを待ってるんだ……

私はそんなにバカじゃない
私がどう思ってるかなんて、本当はわかってないくせに。
ワザと音を立てて歩き始める。この怒りが彼女に伝わるように

そうしてもまだ彼女はいつもの笑顔でこちらを見ていた。

彼女の前を通った瞬間、いつもの彼女の匂いがする。
それは本当に甘くて、私の大好きなお菓子より甘くてずっとずっと大好きな匂い。



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:04:18.84 ID:eu45cZuv0

だけど……今日はそんな事では止まらない、私は怒っているんだから。


紬「唯ちゃんは何に怒ってるの?」

決意とは裏腹に私の体はピタッと止まってしまった。それはほとんど無意識下で、


紬「ちゃんと話してくれなきゃ分からないわ」

私は何も答えない。

紬「今日のお菓子が口にあわなかったの?」

私は首を横に振る

紬「じゃあ私が切り分けたお菓子がみんなのより小さかったとか?」

また首を横に振る

紬「それじゃあ紅茶が…」

検討違いな事ばかり言うムギちゃんに、我慢は限界に達した

唯「違うもん!!それにさっきから何でお菓子ばっかりなの!?」

紬「ふふっ、ごめんなさい」

やっぱりムギちゃんは私をバカにしてる。
私はムギちゃんを睨みつけるけど、それは彼女にいささかも効果はなかった



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:06:51.72 ID:eu45cZuv0

紬「じゃあ何で怒ってるの?」

唯「…………ッtた」

紬「うん?」

唯「嬉しいって言った……」

紬「誰が?」

唯「ムギちゃん」

紬「………やっぱり何のことか分からないわ」

唯「ムギちゃん嬉しいって言った!!!」


私はムギちゃんではなく地面を見て怒鳴った、
怒鳴ってはいてもしょせんそんなのは虚勢で、
ムギちゃんの顔を見てそんな事は言えないから。

紬「嬉しい……ああ、もしかしてりっちゃんに?」

唯「……」

紬「正解?」

唯「……」

正解なのに私は頭を縦には振れない
だってそれはただの部活中の何気ない会話で、私だけが本気で怒ってるのはバカみたいな話だから



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:10:04.90 ID:eu45cZuv0

――――――
――
律「いや~やっぱりムギのいれてくれた紅茶は美味いな」

放課後。私達は練習をする前に、相変わらずのティータイムをしていて、
その時紅茶を飲んだりっちゃんがムギちゃんを誉めたてくれた。

私はそれが自分の事のように嬉しくなり、ニヤついた顔を隠すために紅茶のカップを口元に持っていく。

紬「そう言ってもらえると嬉しいわ」

律「これを飲むために学校に来ているようなものだよ」

澪「おいそれはどうなんだ」

梓「もう練習しましょうよ……」

唯「あずにゃんもお菓子食べなよ~美味しいよ」

紬「はい梓ちゃん、紅茶もどうぞ」

梓「………コク……美味しい」

ムギちゃんとの連携により、あずにゃんも不満そうにしながらフォークがよくすすんでいく


律「梓もすっかりムギの紅茶とお菓子に蹂躙されたな」

梓「うぅ……そんな事ないです」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:13:14.21 ID:eu45cZuv0

そうして結局ティータイムが再開したんだけど、
しばらくたってケーキと紅茶を全部食べたりっちゃんが言ったんだ。

律「しっかし本当に美味しかったよ、よしムギはもう私の嫁にこい」

私は少し動きが止まっちゃったと思う。けど特別大きいリアクションはとらないよう努めた、
こんな事くらいで取り乱したりはしない。だってただの友達同士の冗談だもん。

だけどムギちゃんが言った言葉のせいで、私の中でこれが冗談じゃなくなってしまう。


紬「あら?嬉しいわりっちゃん、ありがとう」


彼女はりっちゃんの方を向いて微笑みながらそう答えたんだ

嬉しい……嬉しいの?
私は動きだけでなく、心までどんどんしおれて停止してしまいそうになっていく

その後澪ちゃんがバカな事言ってないでさっさと練習するぞって言って、
あずにゃんも同意したのをぼんやりした頭で聞いていた。
それから練習が始まっても、私は結局集中できないでミスを連発することになってしまったのだった

――――――――
――

紬「あんな事で嫉妬してるの?」

あんな事!?嫉妬!?
私の気持ちも知らないくせに……
私は文句を言ってやろうと地面に向けていた視線をムギちゃんに向ける



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:17:11.57 ID:eu45cZuv0

唯「っ!!」

いつの間に近づいたのだろうか?
彼女の柔らかい笑顔が私の息が届く位置まで移動してる。
途端に私の顔は真っ赤になり、それを隠すためにまた地面に視線をおとした。

紬「唯ちゃん可愛いわね」

唯「っ……」

そんな台詞で声がでなくなるほど照れてしまう。
だけどこれは違うんだ、この可愛いは
私が子供っぽい事で嫉妬してるから言ってるだけで、またまたバカにされてるんだ。

唯「嫉妬なんかしてないもん」

紬「本当?」

唯「してない!!」

本当はしていた、そりゃもうどっぷりと
だってムギちゃんは私が目の前にいるのにあんな事言ったんだから。
否定しなくてもいいけど、嬉しい何て言わないでよ。


唯「りっちゃんと付き合えばいいじゃん」

できるだけ素っ気なく言う、ちゃんと私が怒ってるって伝えたくて

紬「何で?」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:20:15.33 ID:eu45cZuv0

唯「別に……何となく……りっちゃんカッコいいし……頼りがいあるし」


それは両方私にないもので、今私が心から欲しいもの


紬「確かにりっちゃんカッコいいわよね、部長で頼りがいもあるし」


自分で言った言葉と彼女が言った言葉。何でこんなに重さが違うのだろう
その言葉は私のぐちゃぐちゃの心を崩壊させるには十分だった

唯「じゃあ……さっさとりっちゃんのとこ行きなよ……」

紬「ふふっ、行かないわよ」

唯「行っちゃえ」

紬「行かない」

唯「い、っちゃえ……」

紬「唯ちゃんのそばにいるわよ」

唯「い……いっ……いっちゃ…」

泣いてる私を柔らかいものが包み込む

ああもう我慢できないや……



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:23:19.07 ID:eu45cZuv0

私は泣きながら、抱き締めくれている彼女に全部言っちゃう

何であんな事言うの?本当にりっちゃんが好きなの?何で無視したの?

私の事……まだ好きでいてくれるの?

彼女はそのひとつひとつに丁寧に答えてくれ、その答えはあんなにざわついて、
歪だった心を、まるで魔法でも使ったかのように一瞬のうちに静めてくれた。


――――――――
――


紬「落ち着いた?」

私は返事のかわりにポッケからだしたティッシュで鼻をかむ

紬「はい、ハンカチ」

彼女から差し出されたハンカチを無言でもらって目元を拭う。
彼女のハンカチからはやっぱり彼女の匂いがして、
さっきまで抱き締められていた事を思い出し、恥ずかしさと嬉しさが湧き出す

紬「良かったわ泣き止んで」

唯「……子供みたいに言わないで」

紬「じゃあ子供みたいな事しないでね」

彼女と一緒にいると主導権が上手くとれない



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:26:58.52 ID:eu45cZuv0

唯「そろそろ帰らないと遅くなっちゃうよ」

だからこういう事は私の方から言わなくちゃいけない、なるだけ素っ気なく何でもないように。

紬「そうね、じゃあそろそろ帰るわね」

彼女も素っ気なく何でもないように言って立ち上がる

やっぱり私は主導権をとれない
彼女の前では何でいつもみたいに素直で、バカ正直な私になれないんだろう。

本当に伝えたいのはこんな事じゃないのに……

再び後ろ姿を私に見せて歩いていく彼女を見つめながらそう思う。


だけど……

私は外していたギー太とバックを持ってムギちゃんを追いかける
私の足音に気づいたのか、彼女は歩みを止め振り返ってくれた。

私はスピードを緩め、彼女のちょっと後ろで立ち止まる


不思議そうな顔で私を見つめてくる彼女
そんな何気ない顔だけでやっぱり私の気持ちはまたざわざわと揺れてしまう

本当に私はどうしようもないらしい。

唯「……憂に買い物頼まれたからついでに駅まで送ってく」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:29:34.33 ID:eu45cZuv0

そんなバレバレな嘘をつく私を、
彼女はまだ不思議そうな顔で見つめてくるけどすぐに微笑んでくれた。
頬に赤みが差したのは私の勘違いじゃないと嬉しい


ムギちゃんが歩き始め、その半歩後ろを私が歩く。
彼女の前ではごめんなさいですら素直に言えない私は、
その半歩にさっきの謝罪の意味を込めているんだけど
彼女は気づいてくれてるだろうか?

チラッと彼女が私を見た

そうして私の手を自分の暖かい手で包みこんでニッコリと笑う

その笑みが雄弁に語っているんだ。

全部分かってるって、
やっぱり唯ちゃんは私がいないとダメねって、
そんなところも大好きよって。


やっぱりムギちゃんだけが私をイライラさせる、本当にどうしようもないくらい。

だから少しでも反抗したくて、
私は彼女の手を痛いくらい強く握り締めてやった。



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:32:52.58 ID:eu45cZuv0

・         ・
     ・

ペンを走らせていると、窓から風が入ってきて風鈴が音を鳴らした。
不思議なもので、これを聞くだけで少し気温が下がった気がする。

チラリと顔を上げると、夏休みの課題と格闘してる彼女の顔が目に入る
どうやら勝負は分が悪いみたいで、眉間に皺を寄せ課題と睨めっこしていた。

私に聞けばいいのに……

こういう関係になる前の彼女なら、すぐにわかんないと投げ出して答えを聞いてきただろうけど、
今ではそんな事はしない。
それは彼女なりのプライドなのかもしれないと思うことにしている。


唯「何?」

紬「えっ?」

唯「何でさっきからこっち見てるの?」


どうやら自分でも気づかないうちにジッと見つめてしまっていたようだ。
唯ちゃんはちょっと不満そうな顔で私を見つめ返してる。

こんな気だるそうな顔をみんなの前でする事はない

彼女はいつも元気で明るく素直で、ちょっと天然のはいったポワポワした女の子。
それが他の子達の彼女に対する印象で、私も出会った当初はそう思っていた。



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:35:55.89 ID:eu45cZuv0

だからこの、ちょっと怒った――彼女なりの照れ隠しの顔を見たことのある人は
多分私だけで、それが私の自慢でもあったから、
自分だけに見せてくれる彼女の顔が見たくて、いつもちょっと意地悪をしてしまう。


紬「ごめんなさい、つい唯ちゃんが可愛くって」


彼女は驚いた顔をして、すぐに下を向き課題に取りかかる

唯「ふ~ん」


唯ちゃんは気づいてるのかしら?
自分の耳が今真っ赤になってることに。
梓ちゃんとか澪ちゃんには自分から可愛いと言うくせに、
自分が言われるとこんなになっちゃうんだから

私はそれがおかしくてクスクス笑ってしまった。


唯「何笑ってるの?」

今度は課題から目を離さずに言う彼女の声は、さっきより怒ったように聞こえる。
自分の知らぬところで笑われて気分を害したようだ


紬「何でもないわよ」

唯「……早く課題やっちゃいなよ」



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:38:44.60 ID:eu45cZuv0

りっちゃんが聞いたら、鋭いツッコミを入れられちゃうようなセリフを言った彼女の手も、
さっきから課題と睨めっこしてばかりで動いてない。

それは問題が難しいせいなのか、さっきの私の言葉が気になってなのか……
できれば後者であってほしいと思う。


紬「ねえ唯ちゃん」

唯「何?」

紬「キスしない?」


空気が固まるってこのことかしら?
聞こえていた風鈴の音や蝉の声も止んだような気がする

唯「……今課題してるからしない」

またまた怒ったみたいに彼女はボソッと言う

紬「そう……残念」

私は下を向いて課題の続きに取りかかる。
本当に残念……
この言葉に偽りはない、彼女のあんな可愛いところを見て我慢できるほど私は彼女の前で冷静になれない

けどすぐに諦めたのには違う理由がある。
私が下を見ながらでも分かるほど、彼女は落ち着きがなくなり、私の事をチラチラ見てくる。



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:43:27.08 ID:eu45cZuv0

自分で断ったのくせに……
私が怒ったと思っている?
それともいつもみたいに私が強引に来ないから寂しい?

嗜虐心がくすぐられる
何で彼女はこんなにも可愛いんだろう?


私は昔から心に鎧を着ることに慣れていた。
それは私が私である前に寿吹家の長女であった為だろう。

本当は普通の子供みたいに泥だらけになって遊んでみたり、
両親にもたくさんワガママを言ってみたかったけど
琴吹家に恥じない娘になりなさいと幼少のころから言われ育てられていた私は、
親の前ですら鎧を着ることでそれを我慢していた。

けど、それをしょうがないものとして受け止めていた私でも、
結局は家とは関係ない自分だけのものが欲しくなり、
高校では部活をやろうと思っていて、やればこの生活が
――何より自分自身を変えられるんじゃないかと思っていた。

そして入部した軽音部で出会った1人の女の子。

彼女は、私がいつも着けていた、誰しもが着けているはずの鎧を一切身に着ていなかった。

それは私にはあまりにも眩しすぎて、
この状態に慣れてしまっている自分にはとうてい真似できない事だった。
それが最初彼女に惹かれた理由のひとつかもしれない。

そんな彼女が、今では私だけの為に必死に着慣れない鎧をつけているんだから不思議に思う

けど鎧を着けてもやっぱり彼女は彼女だった。
そんな可愛らしい鎧じゃ全然意味ないのに・・・

だからついつい虐めてその中の彼女の素顔を探す
だっていくら可愛い鎧でも、ない方が彼女はもっと可愛いから。



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:47:38.94 ID:eu45cZuv0

唯「……麦茶のおかわりもってくる」

彼女そう言って二人分のコップを持ち、立ち上がって部屋を出て行ってしまった。
一瞬見えたその横顔はいじけたような顔をしていて、私は少しいじめすぎたかもしれないと反省する。

ペンを置き、あたりを見渡す

私だけしかいない部屋、私のものじゃない部屋。

ここで彼女は私の事を思って、喜んだり、悩んだり、怒ったりしているのだろうか?

私は立ち上がり彼女のベッドに近づき枕をそっと触る

―――これがいつも彼女の頭を包んでるもの

嫌な痛みがはしる
少し嫉妬してしまった。枕に嫉妬するなんて自分で思う以上に独占欲が強いらしい

憂ちゃんは外に出てるみたいだから、今この家には彼女と私だけ……
意識すればするほど私には抗えない気持ちが蠢く。

扉の開く音がしたので振り向くと、お盆に麦茶のつがれたコップを持ち、
立ち上がってる私に少し驚いた顔で、こっちを見ている彼女の顔がのぞく。


唯「何してるの?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:50:26.01 ID:eu45cZuv0


何してるのだろ?自分でもよくわからない……
ただ自分が何をしたいのかだけははっきり分かっていた

紬「唯ちゃん」

窓を閉め、カーテンまで引き、彼女に近づいてお盆を奪い取りそのまま机に置く。


そしていつもより激しく彼女の唇の奪った。


唯「ん……」


すぐに舌を入れようとする私を、唯ちゃんの歯が侵入を防ぐように閉じられている。
私の思い通りになるのが不満らしい

そのまま彼女を抱きしめる

抵抗しても無駄、あなたの弱いとこは全て知ってるんだから。
私は腰を少しきつめに抱いて指で背中を一撫でする

唯「ふあ……ん……んッ」

声をあげた瞬間、私の舌は彼女の口内まで届く、そして彼女の口の中を丁寧にゆっくり舐め回した

唯「ん……んぁ……ん」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:54:51.90 ID:eu45cZuv0

私がひとつ舐めれば彼女もひとつ喘ぐ
それが楽しくて、嬉しくて、私はこの時間が大好き。
抱きしめてる腕には唯ちゃんの震えが伝わってくる
薄目で伺うと、ギュッと目をつむり、必死に何かに耐えている彼女の顔がうつる

我慢なんかしないで、大声だして乱れちゃえばいいのに……

けど我慢している唯ちゃんをいじめるのはちょっと楽しいと思う私は、変態なのかもしれない。


唯「う、ん……は……ん……はあはあ」

一度口を離す、彼女の目はトロンととけて呼吸も荒い。

紬「ふふっエッチな顔」

唯「…はぁはぁ…し、知らない」


唯ちゃんの闘争本能はまだ死んでないようだ。今日はなかなか手強い。
私はグランドをベッドに移すために彼女を少しおすと、
バランスを崩した彼女はそのまま自分のベッドにダイブした。


唯「うわ!!…ムギちゃん危ないよ!」

紬「唯ちゃん本当に可愛いわ」

私も唯ちゃんに覆い被さるように彼女の上にいく

唯「……ムギちゃんのエッチ」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 17:58:09.07 ID:eu45cZuv0

紬「私がエッチになるのは唯ちゃんが悪いのよ」

唯「……悪くないもん」

顔を背け、子供っぽくいじける彼女

紬「じゃあ唯ちゃんはしたくない?」

唯「………」

無言を貫く彼女の真っ赤な耳をあまく噛む

唯「ふぁ」

甘くてちょっと柑橘系の香りが、私を誘われるように首筋から発せられていた。
匂いのするほうに自然と唇が動く

唯「いや……ん」

私は舌でピチャピチャした水音をワザとだし、唯ちゃんの香りをすくい取るように舐める。

唯「んぁ…あぁ…」

この声も、この匂いも私だけのもの
私は唇を押し当て強く吸う

唯「ふぁああ」

彼女は体をくねらせ、魚のようにビクビクと跳ねた



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:03:39.87 ID:eu45cZuv0

紬「チュ……跡残っちゃったわね」

口を離すと、彼女の首には赤く印が押されていた


唯「ん……もう…夏だから首隠せないじゃん」

紬「隠さなくてもいいじゃない」


赤くなったところを指でいじると、唯ちゃんはくすぐったそうに、体を曲げて逃げようとする
そんな様子が可愛いらしいから止められない

唯「やぁ……ムギちゃんくすぐったい!怒るよ」

紬「あらまだ怒ってなかったの?私といるとずっと怒ってるじゃない」

私の反撃にビックリしてまたまたそっぽを向く

唯「……怒ってないもん」


分かっている、自分で気持ちをコントロールできないのよね?
鎧を着てるのも、私からの攻撃を防ぐ為より、自分をおさえつけるために必要なのよね?
鎧じゃなくて、正確には拘束具なのだ。

だって私もそうだから……

あなたのせいで、あなたが好きすぎて、頭がおかしくなってしまうから



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:08:26.67 ID:eu45cZuv0

そっぽを向いたままの彼女の胸を触る


唯「あっ……」

油断してたのか今までで一番大きな声がでた

唯「む、ムギちゃ……んっ」

抗議しようとする口も、自分の口でおさえつけ、彼女の柔らかい胸を優しく撫でる

唯「ふぁ……んん…」

少しずつ抵抗していた力も抜けて大人しくなり、彼女の舌も積極的に私を求め始める。
ここまで頑張っていた鎧もそろそろ限界のようだ

紬「ん……はぁ唯ちゃん服脱がせるわね」

唯「あっ……はぁ…はぁ」

するすると彼女の着ていたTシャツやブラジャーを脱がす
何度見ても飽きない彼女の体は、相変わらずほのかな肉付きで可愛らしい体だった。


紬「ちょっと胸大きくなった?」

唯「分かんない」

紬「揉めば大きくなるそうよ」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:13:18.91 ID:eu45cZuv0

唯「………」

紬「私が触ってるからかしら?」

唯「……ムギちゃんってやっぱり変態だよ、ッんんぁ」


彼女が言うように私は変態なんだろう、
我慢できずに彼女のフカフカした胸に自分の口を押し付け、
そのまま舌でもう固くなっていた彼女の胸の先端部分を転がした

唯「ん……くっ……んん」

視線を上げると、彼女は手で口をおさえ必死に声がでないようにしていたので、私は一度口を離し、
両手で彼女の手を押さえてから続ける。だって彼女の声が聞こえないのは寂しいから

唯「いや……んあ…、こ、えが……ひやあ」


先ほどより強く彼女の胸を苛める。
それは父や母が教えてくれた優雅さや気品とはかけ離れた行為で、
まるで犬のように彼女の胸を音をたてて舐めまわす。

唯「む、むぎ、んあちゃん……や……だ、めえ……」


彼女の泣きそうな声が耳をさし、それが少しだけ心地いい。
だって彼女の鎧はもうすぐ全部剥がれ落ちそうだから

私は責め立てていた口を少し離すと、同時に彼女の緊張が少しとれたようだったので、
また口を戻し強めに先端に噛みついてやった



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:16:42.90 ID:eu45cZuv0

唯「ひぁああああ」

ビクビク跳ねる彼女の体。すぐ油断するんだから……

荒い呼吸をしながら惚けた顔が可愛らしくこちらを見ている、口からはだらしなくよだれが垂れていた。
唾液が口の周りについた私の顔よりはマシだろうけど


紬「可愛い声たくさんでてたわね」

唯「ん……やめてって、言った、のに」

紬「本当に止めて欲しかったの?」

唯「…意地悪」


意地悪か……けどあなたが私だけに怒りをぶつけるように、私もあなただけに意地悪をするのよ。

額を汗が伝う。
部屋を閉め切ったせいで、夏の熱気が今更ながらおそってきた。
どうせなら唯ちゃんが持ってきた麦茶を飲んでからすれば良かったかもしれない

唯「…ムギちゃんも脱いでよ」

紬「いいの?課題できなくなるわよ」

唯「……自分で始めたくせに。そのままじゃ暑いでしょ?さっさと脱いじゃいなよ」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:21:50.97 ID:eu45cZuv0

唯「それくらい自分でやりなよ……」

そう言いつつも私の後ろに回り、ワンピースのボタンに手をかける。
さっきも私が暑そうにしていたのに気づいたから、服を脱げと言ったのだろう。
そういう優しいところは、付き合う前も後も関係なく、彼女の愛すべきところだと思う

けどこの体勢では彼女の顔が見れないのが残念。こういう時の彼女は恥ずかしさ一杯のせいで、
眉間に皺を寄せてる顔をしているだろうから

唯「終わった」

振り向くと予想通りの可愛い顔がそこにはある。

紬「ありがとう」

そのまま肩から外し、するすると脱ぎ終えると、すぐ自分の胸に視線を感じた。

紬「な~に?」

唯「えっ……な、何でも…ない」

紬「大丈夫、唯ちゃんもすぐ大きくなるわよ」

驚き顔の彼女がこちらを見ている

唯「……ムギちゃんってさ、私の心読めるの?」

紬「ふふっ、ええ、そうよ。今は……私に抱きしめられながら、
  好きって言ってもらって、そのままキスしたいって思ってるわね」

唯「っ!!ムギちゃんのお馬鹿」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:24:06.01 ID:eu45cZuv0

本当によく怒る子だ。
けどそれでも私は分かってしまう、だってそれは私があなたにやりたい事なんだから

私はそのまま唯ちゃんを優しく抱きしめると、怒っていた彼女も抵抗なく私に身をゆだねてくれた。
服と一緒にお互いの鎧も全部脱げたのかもしれない。


紬「唯ちゃん、好きよ」

抱いてる力を緩めて彼女と向かい合う。
可愛いクリクリとした目が私を見ていてそれをずっと見ていたかったけど、
すぐにそれは視界から消えてしまい、私達は今日初めて快楽とは遠いただのキスをした。



だけどやっぱりそれも最初だけで、すぐにお互いの弱点を探すようなキスに変わる

唯「んぁ……ん」

紬「はぁ、はぁ……ん」

唯ちゃんの手が私のブラジャーを外し、胸へと伸びてきている。
それと一緒に唇を離して、私の首にもっていき強く吸った

紬「んん…」

唯「プチュ……さっきの仕返し、これでムギちゃんも恥ずかしいでしょ」

私はむしろ嬉しいからこれは仕返しにはなってないわよと心の中だけで思う。
唯ちゃんはそのまま舌を使って、鎖骨の部分をペロペロ舐め始めた



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:26:59.13 ID:eu45cZuv0

紬「ひはぁ……ん…いッ」

唯ちゃんが鎖骨を噛む
これは彼女の癖で、私の中で固く噛みやすい部分はここだけだから、好きなんだと言っていた。

紬「ゆ、唯ちゃん……いた……い」

唯「チュ……ンプ……カプ」

紬「ん……はぁはぁ」

またまた先ほどの仕返しなのか、私の抗議を全然聞いてくれない唯ちゃんは、
いつもより強く噛みついたり、優しく舐めたりを繰り返す。

紬「はあ…ん」


もし彼女が本気で顎に力をくわえたら鎖骨くらい折れるかもしれない。
そんな彼女に支配されてる状況にドキドキしてしまう私は、やっぱりちょっと変なのかも。
そうなったら彼女はどうするんだろ……
ビックリして泣いてしまう?
それとも、意外に冷静な対処をとるのか?
どちらにしてもその代償として、こっからの行為が中断になるのは寂しい

彼女は鎖骨を舐めることに飽きたのか、そのまま口を私の胸にもっていく。


唯「はぁ……ハムッ」

紬「ん…あぁ……」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:29:36.06 ID:eu45cZuv0

唯「チュウ………チュパ」


彼女は赤ちゃんみたいに私の胸を吸い始める。
それが本当に可愛らしくて、少しだけ気持ちよさを打ち消すほどだった。

紬「ん…はぁ……そんなに吸っても母乳はでないわよ」

減らず口をたたき、彼女の頭に手をおいて撫でてあげる

紬「私、唯ちゃんみたいな赤ちゃんなら欲しいかも。ママって言ってみて?」

彼女が目線を上にあげ、真っ赤な顔で睨んでくる

紬「んっ!」


先端にするどい刺激がはしった、どうやら怒った彼女が噛んだみたい。
冗談なのに……本当にこの子は私に子供扱いされるのを嫌う
他の子にされるのはいい癖に……困った恋人なんだから。

そして彼女は赤ちゃんのそれではなく、恋人にする愛撫のように吸うだけじゃなく、
時には甘く噛んで刺激してきた。


紬「ひッ………んあ……はぁ、」


だんだん気持ちよさに勝てなくなって、冷静な思考を失っていく。
彼女の空いた手がまたどんどん下に降りてきて、そのままパンツの中まで入ってきた



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:36:23.21 ID:eu45cZuv0

唯「チュ……ンチュパ……ん?……ムギちゃん気持ちいいの?もう濡れてるよ?」

三枚目の悪役みたいにニヤっと笑うけど、幼顔の彼女では全然さまになってない。
本当にこの子は……何でいちいちこんなに可愛いの

紬「ええ……悪くはないわよ」

だから私は偉そうに、上から目線で彼女に言ってしまう。
だってそうしたら唯ちゃんはあの顔をしてくれるから

唯「むっ!……ムギちゃん変態のくせに」

奪うようにパンツを脱がされ、彼女はこちらに見えるよう指を二本たてる

紬「唯ちゃん、いきなりは……」

私の言葉を無視して、そのまま入れようとする、

紬「あぐ……んあ」

体が異物を拒否するように彼女の指を外に追い出そうとするが、
彼女は押し広げるようにそれを入り口で動かす

紬「ああんん……唯ちゃん……ゆっくり…い」

唯「やだ」

そういうと今後は強引にねじ込むように指を入れようとする。
本当あなたも…私もあまのじゃくなのよね。

紬「あッ……あッああん……」

肉を押しのけてズンズンと指が進んでいく。恥じらいもなしに私は声をあげてしまった



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:40:04.79 ID:eu45cZuv0

唯「全部ムギちゃんの中に入っちゃったよ」

紬「ふぁ……そ、うね……んん」

上手く言葉が話せない

唯「ムギちゃんそんなに締め付けたら指痛いよ」

紬「はぁ……はあ……」

先ほどまでは彼女の指を追い出そうとしていたのに、今のそれは自分でも分かるほど、
彼女の指を逃がさないよう強く締め付けている

唯「えへへ……ムギちゃんやらしい顔」

勝ち誇った顔で私を見る彼女は、子供みたいな笑顔をしている。
私は急に恥ずかしくなり、キスをせがむように彼女に近づく

紬「ひやあぁぁや」

彼女はワザとキスをさせないよう、入れている指を動かしてきた。

唯「もう静かにしなよ、まだ昼間なんだよ」

私が彼女の弱いところを知っているように、彼女もまた私の弱いところを知っているんのだ
そのままネチっこく中で二本の指を動かす

紬「はぁ……んぁ……ひゃ」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:44:34.34 ID:eu45cZuv0

唯「ムギちゃんだらしな~い、口から涎垂らして」


そう言ってまたスピードを早めながら、私の口にキスをする。
キスした唯ちゃんの口から私に飲ませるよう唾液が送られ、
それを私はなんの抵抗もせず素直に飲んでいく


唯「ぷはっ……えへへムギちゃん私の唾液飲んじゃってるよ。美味しい?」

紬「ふぁ……あッ……あッんん」

普段より饒舌な彼女の言葉に、私は声にならないので首を縦に二度振る

唯「そうだよね。………だってムギちゃんは私が大好きだもんね」

普段なら絶対しないような質問が彼女の口からでる。付き合う前の彼女が戻ってきたみたい


紬「はぁ……ひゃ」


本当は首を横に降って困らせたかったけど、きっと怒って私をこの部屋から追い出すから、
ここは自分の気持ちに素直にしたがった。
私の返事に満足したのか、自分で言ったくせに頬を赤く染めた彼女が私に顔を近づける。


唯「……いっちゃっていいよ」

彼女がつぶやいた声が私に染みていき、自然と喘いでる声までもが大きくなった



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:47:40.36 ID:eu45cZuv0

紬「んあぁ……はあ…」

もう限界だった、目の前がチカチカして、それがどんどん広がっていく。

紬「はぁ………あぁ……ゆ、い……」

彼女が見透かすように、指を中で激しく動かした。

紬「んぁああああ」

はしたない声と共に私は痙攣しながら腰をあげる。
多分ベッドを盛大に汚してしまったかもしれない……それでもこの快楽にあらがえるわけがなかった。

紬「はあ…………はあ……」

唯「うわ……凄い……右手ビチョビチョ」

感嘆の声をあげ、彼女はそのまま指を抜こうと動かす

紬「ゆ、いちゃん……まっ、て……ぃああぁあ」

ブシュという水音と共にまた自分から何かでたのが分かった。
気持ち良くて体の震えが止まらなくなっている

唯「ご、ごめん」

紬「はぁ……はぁ…ゆ、くっり……ゆっ……くり抜い…て」

唯「うん」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:49:59.18 ID:eu45cZuv0

紬「ん……、あッ……はぁ」

敏感になった中を、ゆっくりと戻っていく唯ちゃんの指が抜ける瞬間、最後にまた少しいってしまう

紬「はぁ……んぁ……」


頭が痺れて、ボーっとする。こんなに気持ちよくなるなんて……
彼女はどこかで特訓でもしてるんじゃないかと不安になる。
当の本人は抜いた手を少し不思議そうに眺めて、カーテンの隙間から入ってくる光にかざし始めた。


紬「はぁ……、ゆいちゃん!はず、かしいから……止めて」

唯「えっ?だって何かキレ……」

その後は言葉を濁し、彼女は私の横に寝転びながら甘えるように私の腕に絡まる

唯「ムギちゃん気持ちよかった?」

紬「はん・・・・・・・んん…」

少しずつ意識がはっきりして、すればするほど先ほどの痴態とアソコのしびれも思い出された。

唯「ねえ気持ちよかったでしょ?」

紬「はぁはぁ……そういうのは聞かないのがマナーなんじゃないかしら?」

唯「そんなマナー知らないもん」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:53:34.96 ID:eu45cZuv0

紬「じゃあ覚えとかないと……次の人で困ることになるわよ」

唯「……」

彼女は無言のまま絡めていた手を外し、私に背中をむける。
ごめんなさい……だって本当に気持ちよくて何か悔しかったから

体を起こすと少し重く、節々が痛い。

首だけうごかすと、テーブルの上には
先ほど唯ちゃんが持ってきた麦茶が、私みたいに汗をかいて置かれてる。
氷はさっきに比べてだいぶ小さくなっていた。

私は手だけを動かしコップを持ち、麦茶を口に含む。
そのまま唯ちゃんの肩を掴みムリヤリこちらを向かせた。
驚き、顔をそらそうとする赤い目の彼女に口づけをして、中にある麦茶をそのまま流し込むと、
先ほどとは逆に彼女の喉がコクコクと鳴るのが分かった

唯「……はぁ」

彼女の口から吐息が漏れる

紬「美味しい?」

私は笑顔で彼女に聞いてみた

唯「……怒ってるんだからね」

紬「ごめんなさい」

唯「何であんな事言うの?」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:55:49.81 ID:eu45cZuv0

涙目で私を睨むあなたの目が見たいからって言ったらぶたれてしまうだろうか?
だから私は正直に伝える

紬「恥ずかしかくて、ついね」

唯「……二度と言わないで」

紬「ごめんね」

唯「もういいよ……許したから」

小生意気にそう言う彼女の顔は、ぶっきらぼうな口調とは違い嬉しそうに見えた


紬「じゃあお詫びの印しに……」


私はまたテーブルの方に体をのばしコップに手をかける、
私の体が邪魔をして唯ちゃんには何をしてるのか見えていない。

そのまま直接手でコップから無造作に氷を2つ取り出した。
握った氷の冷たさが火照っていた体に広がっていく。


「お嬢様」と言う斎藤の窘める声が頭の中だけで聞こえてきて、一瞬動きが止まってしまう。
コップに手を入れたくらいでこんな事を思うなんてと苦笑してしまった。
今更斎藤に注意されても、これまでもっと怒られそうな事を彼女としてきたじゃないか


振り返ると唯ちゃんがまだ赤い目で睨んでいたので、私は氷を持ったまま彼女の胸の先端を触る



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 18:59:12.90 ID:eu45cZuv0

唯「ひゃう」

彼女の可愛らしい声が大きく響く

唯「な、何いまの?」

そのちょっと怯えた顔を私はいつまでも見ていたかった

紬「目をつむって唯ちゃん」

唯「えっ!?イヤだよ…」

紬「つむりなさい」

自然に出た冷めたい声の私に従って、彼女はオズオズと目を閉じる。
それを確認してから持ってきた氷を唯ちゃんの首に押し当てた

唯「ひゃっ!!つ、冷たい」

紬「目をあけちゃダメって言ってるでしょ」

反射で目を開けた彼女をたしなめると、不満そうにまた目を閉じる
……そうそれでいい

紬「汗たくさんかいて熱いでしょ?すぐに冷ましてあげるから」

私は目を閉じた唯ちゃんにかかってる薄い布団を剥ぎ取り、
そこで恥ずかしそうに丸くなってる彼女の体を見る。
目を閉じていても見られてると分かっているのか、頬や耳は真っ赤になっていた。



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:01:40.49 ID:eu45cZuv0

唯「ム、ムギちゃん?」

私は答えない……

唯「・・・・・・ねぇムギちゃんってば」

目を開ければすぐ目の前にいる私を、不安になって求める彼女の声がたまらなく愛らしい

唯「ムギちゃん、声聞かせて……」

危うく声をだしそうになるほど、彼女の声は私にすがりつくよう甘えて聞こえる

唯「……ムギちゃん…いるんでしょ?」

手が私を求めるよう伸ばされると、先にこちらの限界がきてしまった。
私は氷を強く握っていた方の手で彼女の顔を包み込む。

唯「んぁあ!!」

唯ちゃんから喜びの声が上がり、私はその手をゆっくりと首まで下す。
冷たくなった手が彼女のぬくもりをいつも以上に感じさせてくれた。

唯「はあ……あッ」

氷の冷たさが気持ちいいのかそれとも感じているのか、彼女からたびたび声が漏れる。
けどそっちにばかり集中しちゃダメよ。

私は余った手を彼女の大事な部分にのばす、もちろんその手にも氷が握られていた。



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:09:55.56 ID:eu45cZuv0

唯「ひぃややあ」

彼女の体がビクッと跳ねる。
当たり前か……敏感のところに布ごしとはいえ氷をおしつけられたのだから

唯「ん、いやあ……」

紬「大丈夫だから」

声と共に彼女のパンツに手をかける

唯「うぅ……」

目を今まで以上にギュッと瞑り彼女はわずかに腰を上げてくれた。
その時彼女の体が震えているのが感じられる

紬「震えてる……寒いの?」

唯「……違う、怖いの」

紬「ふふっ、私がいるのに?」

唯「ムギちゃんが怖いの」

紬「あら、そうなの?」

こんなにあなたの事が好きなのに心外・・・
そんな事を言うなら私がどんなに好きかなのかわかってもらうしかない。

手の氷が私の体温でかなり小さくなっていたので、また私は行儀悪く新しい氷を取り出す。



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:14:04.83 ID:eu45cZuv0

唯「変な事しないでよね……」

紬「変な事?さっきからしてるじゃない」

唯「違う!!……痛い事とか」

紬「大丈夫、私は唯ちゃんに喜んでもらえることしかしないわよ」

唯「……嘘つき」


嘘つきか……確かに否定はできないけど、今からすることはきっと喜んでくれる。

私は手に持った氷を口の中に入れて、彼女の大事な部分に近づく

むせかえるような暑さの中でそこからはまた独特な匂いを放っていた。
夏という事もあり、匂いはいつもよりキツく私の鼻腔をくすぐる
おしっこがでるところなのに唯ちゃんのというだけで
不思議とイヤではなかった、いやむしろ望んで嗅いでいたい。


そのまま太ももに冷えた唇を押し当てた。

唯「んぁ」

まだ彼女の足にかなり力が入っている。
まずはそれをとらないと……
私は太ももから下におりて彼女の足の至る所にキスをする

唯「ひゃ……ん、あッ……」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:21:25.94 ID:eu45cZuv0

そろそろ大丈夫だろ
すでに腰が抜けてそうな彼女の両足を持って強引に開いてみた、抵抗はさほどない。

唯「ぃ、や……」

軽音部にいるときの彼女からは考えられない弱い声がまた私を刺激する。

すでにそこからはトロトロと溢れる蜜が彼女を汚して、触って欲しそうにヒクヒク動いていた。
私は秘部を触らないよう、周りだけを指を使って優しく撫でてあげる

唯「あぁ…あッ」

また弱々しい声がした。
そのまま自分の顔を近づけ口に入れた氷によってキンキンに冷やされた舌で、
私は彼女の大事なところを一舐めしてみる

唯「ふぁあああ」

彼女の声が響き、腰が跳ね上がるのを上から押さえつけそのまま舌だけを使い全体を舐めまわす

唯「いやあ……んん……はぁ」

トロトロと奥から溢れでてくるのを舐めとってから、
まだ口に残っていた小さな氷の粒を舌で彼女の中に押し込んだ

唯「ひゃう……や、つめたんんい……や」

赤ちゃんみたいに叫ぶ彼女を無視して、私はそのまま舌をどんどん奥まで進める。
柔らかい肉で締まっている彼女の中を通るたびに
舌がピリピリと刺激され、私はそれを求める舌の動きを速めた

唯「やあぁぁ!!」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:24:44.01 ID:eu45cZuv0

舌をさらに奥までやろうと顔をもっと近づけると、鼻先が固くなった唯ちゃんのものに押しあたる。
彼女の発した声は喘ぎ声というより絶叫に変わっていて、
それが私にはもう一度して欲しいと哀願してるように聞こえてきた。


唯「はぁ……んあッ……ああ、それ、んああ、ダ、メ」

彼女の手がもぞもぞ私に向かってのびてきたので、自分の手を重ねるといつもより強く握り返してきた。

唯ちゃんの匂いが私からどんどん正常な思考を奪い取り、
私はただ彼女に快楽を与える機械のように何も考えず無心で舌を動かす事にした


唯「ふぁあ……あぅ……ひゃぁああ」


声が一段と大きく鳴り始める。
もういくら舌を動かしても氷の冷たい感触は見つからない。
そこは唯ちゃんの中で一番熱をもった場所なのだから溶けてしまったんだろう

多分私もこの氷と一緒なのだ

彼女に触れるたび、どんどん溶かされてしまっている

唯「はぁ・・・つ……む、ぎ……」

普段呼ばれ慣れてない名前と一緒に彼女の手に力が入り、握った手が痛む。
そんなに握らなくても私はアナタのそばをけして離れないのに……
だから安心してその快楽に身を捧げてほしい。



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:27:39.41 ID:eu45cZuv0

唯「も……や………いゃあああ」


声と共に片手の私では押さえるのが難しいほどに、唯ちゃんの体がビクビクと動いた。
私は入っていた舌を抜きいったん顔を離し、彼女の顔が見れる位置まで体を起こす。

唯「はぁ……はぁ……」

だらしなく空いた口から吐息がもれ、目は律儀にも閉じられたままだった。
ほんのり赤く汗で潤っている彼女の体は、
普段のそれとは違い全体から甘い蜜がでているようで私の心をかき乱す

ごめんね唯ちゃん…私止められない……

私はその体勢のまま指を彼女の秘部へと持っていった。

唯「んぁぁあ…い、や……もう、いっ」

ごめんなさい、まだアナタのイった顔を見てないから……
アナタの壊れていくところを見ないと、私の欲求はもうおさまりがつかないの


唯「ムギちゃんぁ……や……め、んぁああ」

体がすぐビクビクと動く、またイってしまったのだろう
けど私は止めるどこか、手を動かして新たな刺激を与える

唯「や……もう……いぎだぐ、ふぁああ」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:30:23.23 ID:eu45cZuv0

彼女の体が跳ねる
もう彼女は目を閉じず私を見ていた。
すがりつくように涙まで流し感じている彼女の目が、また私の嗜虐心をくすぐる。
もっとおかしくしたい、この子が私なしでは生きられないよう、私と同じようにしてしまいたい。

指の動きを一度止める


紬「唯ちゃん私の事好き?」

唯「はあ……んぁ……あッ」

動かしていないのに唯ちゃんの体はビクビク動き、口からは喘いだ声しかでてこなかった。

紬「答えて、お願い」

ジッと見つめる私とぼんやりと見つめる彼女、もう体は私のせいでヘトヘトなんだろ。
それでも彼女は声にならずとも必死に口だけを動かし答えてくれた

紬「……私もよ、唯ちゃん…大好き」

だからもう一度グチャグチャの顔を見せてね……たくさんあなたの声を聞かせて

私はまた指を動かし始めた。

―――――――
―――

夕方になり暑さが少し落ち着いたけど、私達はまだベッドの上にいる。
さっきと違うのは彼女が怒って私に背を向けてることくらい



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:32:36.75 ID:eu45cZuv0

あの後もう何度かイった唯ちゃんはそのままパタリと寝てしまった。
そしてしばらくして私の膝の上で目覚めた彼女は、しばらくボーっとした目で私を見つめていたけど、
今までの行為を思い出したのか、急に顔を赤らめて私を睨み背中をむけてしまった。

事後の彼女はさっきまで晒していた素顔を恥じるようにいつもよりしっかりした鎧をつける。
だからいつも終わった後は少し冷たい、今回は私の責任が大きいけど

紬「ねぇ唯ちゃん?」

私が声をかけても何も答えない。

彼女を後ろから抱きしめてみる。
素肌が心地良くって、あれだけしたくせに簡単にスイッチが入ってしまいそうだった。


紬「寝てるの?」

唯「……寝てる!!」

紬「可愛い寝言ね」

返事をしてくれる事に安堵する

唯「死んじゃうかと思った……」

紬「……良かった」

唯「どういう意味」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:35:24.06 ID:eu45cZuv0

そう言うと唯ちゃんは私の手を外してくるりと回り、私に顔を見せてくれた。
目は赤く鋭く睨みつけてくるけど、
私には裸の彼女が鎧の中から私を窺ってるように見えてそれすら可愛らしかった。


紬「唯ちゃんが死んじゃうくらい気持ちよかったのと、唯ちゃんが死ななくて」

唯「……」

ぶつけていた視線を逸らし、またまたそっぽを向いてしまった


紬「そろそろ憂ちゃん帰ってくるんじゃない?」

唯「……うん」

紬「じゃあ服着ましょうか、唯ちゃんはシャワーあびてきたら?」

唯「………ムギちゃんは?」


紬「私は大丈夫だから」

本当は汗でベタつく肌を今すぐ洗いたかったけど、
もし憂ちゃんに見つかったらただでさえ私達の関係を怪しんでる彼女にとって、
私がお風呂に入っいるというのは疑いを確信に変える行動だろう

いずれ話さなきゃいけないだろうけど、なし崩しに話す展開はできるだけ避けたかった。


唯「分かった、ちょっと待ってて」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 19:38:24.51 ID:eu45cZuv0

唯ちゃんはそう言うと足早に部屋からでていく。

1人残された私を途端に寒気がおそってきた。
汗のせいもあるけれど事後の後こうして1人にされると、とても不安になってしまうのは何故だろう?
さっきまで繋がっていた心と体がどこかにいってしまうからなのか。

行為の最中、私は嫌がる彼女に何度も自分の欲をぶつけた。
それは今回だけじゃなく今までもそうで、以前もそれで後悔したのだ。
それにこうした行為も私から始める事が多い

やっぱり私は身勝手な女なのかしら

こんな女に愛されてしまった彼女が人事のように可哀想になる。
そのうち本当に愛想を尽かされてしまうかもしれない……

少し暗い気持ちに陥った私をドアの開いた音が正気に戻す。
シャワーを浴びて戻ってくるにはちょっと早すぎると思うと、
彼女はお湯を張ったタライを持って立っていた


唯「どっか痛いの?」

紬「何で?」

唯「痛そうな顔してた」

紬「……それは何?」

私は彼女の質問には答えず先にすすめる

唯「お湯。体拭こうと思って」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 20:01:04.19 ID:eu45cZuv0

紬「……シャワー浴びてこないの?」

唯「いい」

そういってテーブルに置いて、入れていたタオルを絞り私に渡す

紬「ありがとう」

ありがたく受け取り体を拭く。ほのかに温かいタオルが、汗のベタ付きとともに
疲れやさっきの暗い気持ちも取っていくようだった。

横では彼女も私に背を向けて体を拭いている


紬「今日はごめんなさい」

唯「…どうしたの急に?」

紬「本当に唯ちゃんが嫌ならもうやらないわ」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/29(月) 20:03:38.32 ID:eu45cZuv0

ちょっとした沈黙
本当は唯ちゃんとしない自信なんてない。だって本当に彼女が大好きだから……
けど身勝手に抱いているという意識もあり彼女を苦しめるのも嫌だった。
だから彼女が望むなら二度としないと決意を固めていた

唯「……ズルいなムギちゃんって」

布の感触が背中にあたる

唯「ズルいよ」

彼女が柔らかく私の頭にキスをしてくれた

紬「そうね……ごめんなさい」

唯「いいよ、ムギちゃんだもん」

ムギちゃんだもんか……
私は一番汚れているであろう顔にタオルを持ってくる。
顔を拭くフリをして涙が浮かんだ目尻をぬぐう私は、彼女の言うとおりズルい人間なのかもしれない。




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唯紬「秋、夏、春、そして冬」#前編
[ 2011/10/01 01:24 ] 非日常系 | | CM(0)

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