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紬「私唯ちゃん達をダルマにして地下に監禁するのが夢だったの」#後編 【ホラー】


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紬「私唯ちゃん達をダルマにして地下に監禁するのが夢だったの」#前編
紬「私唯ちゃん達をダルマにして地下に監禁するのが夢だったの」#後編


管理人:多少のグロ描写あります。閲覧にご注意下さい。




358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:17:10.22 ID:NmARgbHIO

紬「ごめんねりっちゃん休み時間に呼び出しちゃって…」

律「いいんだよムギ、で伝えたいことってなんだ?」

紬「え~とね、絶対に内緒にして欲しいの。約束できる?」

律「ははっ…ムギにしちゃもったいぶるな。約束するよ」

紬「澪ちゃんが見つかったわ」

りっちゃんは丸く大きな瞳をより大きく見開き掴みかかってきた

律「見つかったってどこでだ!?生きてるのか?元気なのか?」

紬「…りっちゃん…苦しいわ」ケホケホ

慌てて襟首から手を放すりっちゃん…
なりふり構わず幼馴染みを心配するなんて。いい、すごくいいわ



359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:18:37.09 ID:NmARgbHIO

律「ご、ごめんなムギ…頭に血が昇ってちまって」

紬「いいのよりっちゃん…無理もないわ。まず順をおって説明するわね」

ビラ配りをやめた頃から琴吹グループの力を使い捜索を続けていたこと。
捜索の範囲は関東、本州、日本、アジア、欧州と広めていき
中東で見つかったこと。交渉の末、身柄を確保したこと

全て嘘だがりっちゃんは想像以上の大規模なスケールに顔を青くして立ちすくんでいた…

律「で、澪は今どこにいるんだ?」

紬「うちの離れにいるわ…いろいろ事情があってまだ公開は出来ないの。
  それにマスコミが騒いだりしたら澪ちゃんも傷ついてしまうわ」



360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:19:22.05 ID:NmARgbHIO

律「そ、そっか…唯には?」

紬「ごめんなさい…澪ちゃんがまずはりっちゃんにだけ会いたいって。
  ご家族にもまだ伝えてないわ」

律「いいんだいいんだ…さすが琴吹グループだよな!!
  あたしも澪もこんなな頼れる友達を持って幸せだぜ!!」バシバシ

紬「うふふ、りっちゃん痛いわ~」ハァハァ

律「じゃあムギん家に行けばいいのか?」

紬「迎えは用意してあるわ~」

りっちゃんは澪ちゃんに会いたい。私はりっちゃんと澪ちゃんにそばにいて欲しい…
きっと澪ちゃんも同じ気持ちに決まってるわ~



361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:21:31.20 ID:NmARgbHIO

りっちゃんを離れに誘き寄せるのは呆気ないくらい簡単だった。
こんなにうまくいくのならもっと早く行動してれば良かったわ…

律「すごい仕掛けだな…地下があるなんて思いもしなかったぜ」カツンカツン

紬「お祖父様の趣味なの…きっと秘密基地みたいなものを作りたかったのね」

律「金持ちの考えることはわかんねぇな~」

紬「うふふ、そうね…ここよ」

小窓から中を覗き見る。澪ちゃんはソファーに座りテレビで何かを見ているようだ…
ソファーの上から覗かせる後頭部でしか判断出来ないが
見る人によっては澪ちゃんだと認識出来るだろう

りっちゃんの背中をそっと押す。りっちゃんは頷きドアを開ける

律「み…澪?」



365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:27:09.28 ID:NmARgbHIO

澪「り、律なのか?」

律「澪、良かった…ずっと会いたかったんだぞ」

いいわ、離ればなれになった幼馴染みの再会…これからはずっと一緒にいさせてあげるからね。
ポケットから小型のスタンガンを取り出しグリップを握る…

律「ムギ、澪に会わせてくれてありがとう…一つ言っていいか?」

りっちゃんが振り向く、スタンガンは死角にある

紬「なぁに?なんでも言って」

律「校舎の裏口が開いてたぜ!!」

紬「!!??」

何で?りっちゃんが!?
頭の中が真っ白になり『ドスッ』何かを突き刺す音がして左腕に激痛が走る。
『グチュ』りっちゃんが手を捻ると痛みが増し思わずスタンガンを落とす。

カシャンカシャン…落ちたスタンガンはすぐさま蹴られ部屋の隅に転がっていく…




366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:28:29.14 ID:pswxv0G90

ナ、ナンダッテー!?



367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:28:40.62 ID:7YE3GuYE0

まさかの展開だな



370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:29:25.12 ID:3axR8sAU0

完全に裏をかかれた





372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:34:01.14 ID:NmARgbHIO

律「あいつの言ったとおりかよ…チクショウ。信じてたのによ」グスグス

あいつって誰?なんでりっちゃんは泣いてるの?痛みで膝をつきうずくまる…頭がうまく働かない。
なんで?りっちゃんも私の物になるはずなのに…いや、私のものにする!!

顔をあげりっちゃんを睨む…大丈夫、まだいけるまだいける。
これまでだって手に入れてきた、これからだってずっと!!
膝に力を入れる。飛び掛かって捩じ伏せる

律「おらぁ!!」

『ガシャーンッ』澪の食事を運ぶワゴンだろうか、
両手で上げるにはそれほど重くはないが金属製だ充分に効くだろう

ムギの頭は床には沈み鮮血が金髪を赤く染め上げる…死んじゃいないだろうな。
ビクビク痙攣するムギの腕から鍵の束を引き抜く。嫌な感触が手に伝わる



383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 16:23:23.39 ID:NmARgbHIO

律「さ、逃げるぞ澪」

澪「律…ムギは?」

律「まだあんなヤツの心配するのか?こっから出たら救急車でも呼んでやるよ」

澪「律…驚かないのか?手足が無いんだぜ…笑っちゃうだろ」

律「馬鹿言うなッ…どれだけ心配したと思ってる!?
  あたしは澪が生きててくれれば今はそれだけで構わない!!」

澪「律…」

澪を抱え廊下に出て地上へ駆け上がる。
辺りは既に暗く離れの玄関の灯りと本宅の灯りしか足元を照らしてくれない。
本宅は危ない気がする…おそらくムギの息がかかった連中しかいないだろう

外の塀へ向けてひた走る、足元が悪い、何度も澪を抱えたまま転びそうになる。
それほど距離はないはずなのにえらく遠く感じた…あった、塀だ



385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 16:31:07.17 ID:NmARgbHIO

律「チクショウ、思ったより高いな…門を探すしかないか」

澪「律…もぅいいんだ、私は置いていってくれ。
  そしてここであったことは全部忘れてどこか遠くで生きて欲しい。
  ムギには私から頼んでおくから」

律「なに言ってるかわかってるのか!?ふざけんなよ!!」

澪「律…わかってもらえないかもしれないけど…ここでの生活はそれほど悪くないんだよ」

あたしはその言葉を聞いて絶望の淵に立たされた。
手足を奪われ地下に閉じ込められ自由を与えられない生活が悪くないだと!?

狂ってる…澪もムギも…

澪が首を捻り腕に噛みつく。痛みに耐えきれず澪を地面に落としてしまう

澪「律、行ってくれ…私の分まで幸せになってくれッ…お願いだから…」

塀にとびつく、必死によじ登る…一瞬だけ振り返る。
街灯の灯りに照らされた澪の頬に流れる涙の線は光を反射してただただ綺麗だった。

もう二度と振り返らない

律「澪ッ…すぐ、すぐ助けに来るからなッ」



400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 17:18:01.75 ID:NmARgbHIO

塀から飛び降りる、固いアスファルトに足から落ち冷たい道路に転がる…
立ち上がれない程の痛みではない

塀に手を付きながら前へ前へ進む…方向なんかわからない。
ただその場に立ち止まるのが酷く恐ろしい。
ケータイ、ケータイ…ブレザーのポケット、スカートのポケットを探る。見つからない…

心細さで膝から落ちそうになる。嫌だ…もう嫌だ…澪、助けてくれよぉ。

あたしの呼吸と鼻をすする音しか聞こえない静寂の中でいやに底抜けに陽気な音楽が響く…

振り返ると塀から落ちた辺りにケータイの着信を告げるイルミネーションが瞬いていた

希望の元に…壁から手を放しケータイの元にひた走る。
ほんの数メールのところでイルミネーションが消えた…
代わりに車のハイビームが禍々しい光を放ち思わず目をつぶる

息を呑む…光に目が慣れる…傷だらけの高級車…運転手が耳元からケータイを放す…
運転しているのはムギ…振り返りダッシュで走る…車が急発進する…
ケータイを踏み潰す…衝撃…視界が暗転する

気がつくと全身が痛い…痛すぎてどこが痛いのかわからない。
ズルズルと仰向けに足から引き摺られ星空が流れている…
ムギの幸せそうな鼻歌が聞こえる…
ごめんな澪、助けにいけそうにないや…



408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 17:39:27.80 ID:NmARgbHIO

斉藤「まさかこのようなことになっていようとは…申し訳ございません。それと旦那様が…」

紬「いいのいいの…斉藤、りっちゃんの手当てしておいて♪
  りっちゃんには聞きたいことがいっぱいあるの~」

髪に血がこびりつきごわごわになって固まっている…
腕の傷から流れた血がブレザーとシャツの袖を赤く染め上げている。
端から見たらどんな風に思われるだろう?

私は体験したことがないが小さい子供が泥遊びで服を汚して帰る時には
同じような気持ちなんだろうか?急ぎ足で本宅に向かう

紬「紬です。入ります」

瞬時に部屋の空気が変わる。父と母、執事とメイドが数人…
離れのことも車のことも知っているのだろう…父も母も言葉を発せずにいる

紬「お見苦しい格好で申し訳ございません、お友達とじゃれてたら汚れてしまいましたわ」ニコッ

紬父「……車で友達を轢くのはじゃれるとは言わないだろう。
   それにあの離れはなんだ!?当主である私に断りもなく勝手な真似を…
   斉藤がついていながらこの体たらくはなんだ!!」



416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 18:00:46.12 ID:NmARgbHIO

紬「当主なら当主らしく私が後を継ぐまで
  グループを保持することに専念して下さればいいのですわ」

紬父「な、父親に向かってその口の聞き方はなんだッ!!」

紬「父親か…さんざん放任教育しとおいて虫のいい話ですね。
  それに…お父様は…本当に私のお父様なのかしら?どう思いますお母様?」クスクス

話を振られ母は俯く…顔は倒れそうなくらい青ざめている

紬父「!?なにを言っている?」

紬「では道路の掃除と車の片付けお願いしますわ~
  あと警察がグタグタ抜かしたら追い払っておいて下さいね」

廊下に出ると斉藤が待っていた

斉藤「…ご存知でしたか」

紬「なんとなくよ…父、いや兄になるのかしら。面倒だからお父様でいいわ」クスクス

紬「お父様は琴吹の血筋にしては甘すぎるの~今時和を重んじるなんてナンセンスだわ。
  やっぱり欲しい物はガツンガツンと攻めなきゃ」



425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 18:20:23.51 ID:NmARgbHIO

紬「ところでりっちゃんは?」

斉藤「先生が予定より早く見えられたので処置はお任せしとおります。
   意識は混濁してますが薬品で処理すれば尋問も可能かと思われます」

紬「いいわ、まぁ聞かなくてもわかってるし…
  りっちゃんは回復を待って唯ちゃんを先にしようかしら」

斉藤「…平沢様ですか?」

紬「今さら策を労するつもりなんてないわ、今度はペロッと拐ってくるわ。行くわよ斉藤!!」

斉藤「…御随意のままに」



435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 18:40:57.89 ID:NmARgbHIO

和(…律の携帯に繋がらなくなったわね)

唯「ねぇねぇ…のどかちゃん。そろそろ帰ってもいいかな?憂も心配してるだろうし…」

和(さすがに律を拐ってすぐ唯を狙いに来るとは思えないけど…念のためにね)

和「唯、今日は泊まってきなさい。
  憂ちゃんには私から電話しておくわ…冷凍庫のアイス食べていいわよ」

唯「うん泊まってく~いただきま~す」パタパタ

和(唯にはなにも知らせたくない…憂ちゃんに伝えとかなきゃ)prrr prrrガチャ

和「……もしもし憂ちゃん?和だけど…」

憂『こんばんは、和さん』

和「唯だけどさ、今晩うちに泊めるから。急でごめんね」

憂『も~そういうことはもっと早く教えてって伝えといて下さいね』プンプン

和「それとムギ…いや琴吹が家に来ても絶対に出ちゃ駄目よ。
  あとこの話は唯には内緒にして?約束よ」

憂『琴吹先輩ですか?』

和「あいつは唯の敵…いや唯だけじゃないわ。いい、絶対に出ちゃ駄目よ?」ガチャ

憂『和さん?』

憂「なんなのかしら…お姉ちゃんの敵?喧嘩でもしてるのかな」



459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 18:58:41.50 ID:NmARgbHIO

唯「和ちゃんの家に泊まるのって久しぶり~」ヌクヌク

和「そうだな…別にいつだって来ていいよ。ふふふ…ザリガニ風呂は勘弁だけどね」

唯「そんなこともあったね~またみんなでお泊まり会したいな~
  りっちゃんと澪ちゃんと~ムギちゃん…さわちゃん先生、憂に…それに和ちゃん!!」

和「そうだな…またやりたいな」

それはもう叶わない願い、さわ子先生、澪、おそらく律も…
警察には通報したがまともに取り合ってもらえたことなどない。
おそらく根回しがされているのだろう…無理もない相手は強大すぎる。

もし、もしあの時ムギを止めていたらこんなことにはならなかったのかな

あれは澪が失踪する前日、他の生徒会役員が帰った後も一人で作業を続けていた。
ほんの少しの気の緩み…私は生徒会室で居眠りをしてしまった。
気がついた時には辺りは暗くなっていた



479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 19:25:11.16 ID:NmARgbHIO

生徒はもちろん教師すら残っていない校舎、鍵をかけ廊下に出る…
昼間は賑やかな校舎もこうも静かだと薄気味も悪くなる…

すると階段を昇る足音が聞こえてくる…
心臓を鷲掴みにされたような緊張が走り思わず物陰に潜む…

琴吹紬?ムギと呼ばれる唯たちの仲間だ。
いつも美味しいお茶とお菓子を出してくれる子だ…部室に忘れ物をしたのだろうか?

特別親しい訳じゃないが戻ってくるのを待って一緒に帰ろう…
そんなことを思っていた。ムギが戻ってくるその時までは…

階段を降りてきたムギは別の誰かを背負っていた…
その表情は禍々しい笑顔に満ちて声をかけられる様子ではない…

そして背負われているのは秋山澪、
軽音楽部のメンバーで校内にファンクラブが出来るほどの人気者だ、
階段の段差で首が揺れているがピクリとも動かない

直感的に死んでいないことは理解した。
死体を運ぶにしてはムギの表情に不安が見えなかったからだと思う。
そのままムギは校舎の裏門から夜の闇に消えていった

あの時はまだ楽観的に捉えてたのかもしれない、
身近でそんなことが起こるわけがないという根拠のない自信…
自分と自分の回りだけはミエナイチカラで守られている、そんなはずはないのにね…



496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 20:33:29.54 ID:NmARgbHIO

始業直前になっても澪は学校に来なかった…
急いで唯のクラスに向かう、ムギはいる…律となにか話しているみたいだった。
始業ベルが鳴ったので急いで戻る。もしかしてあのままムギが…

授業にも身が入らず…昨夜のことばかり考える。何が目的なのかもわからない。
もし、もしもムギが軽音楽部の部員を狙っているのだとしたら…

唯の身にも危険が迫るかもしれない。大袈裟だとはわかっている…
生徒会の活動を休ませてもらうことを告げ唯を迎えに行った


唯「和ちゃんと帰るなんて久しぶりだね~」

軽音楽部と生徒会…唯と二人で帰る日なんてほとんどないようなもの、
たまに軽音楽部のメンバーに私が加わるくらい。

軽音楽部のメンバーは中学の同級生と違い唯を虐げるようなやつはいなかった、
唯を受け入れその才能を芽吹かせ…萎みかけていた大輪の花を再び咲かせるのを手助けしてくれた

単純に嬉しかった…唯が自分の殻に閉じ籠ることなく笑顔でいてくれることに

そして嫉妬した。その笑顔の元が自分でないことに

生徒会に入り、生徒会役員になり果ては生徒会長になって
影から唯を守れる存在になりたい…それが目標だったのに



505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 20:56:50.40 ID:NmARgbHIO

久しぶりに唯と二人きりで過ごす時間は夢のようだった…
アイスを食べ楽器屋に行きゲームセンターで遊ぶ、
特別なことなんてない…ただの放課後

唯とこんなに楽しく過ごせるなら生徒会なんかに入るんじゃなかった…
それとも唯が軽音楽部に入るのを止めていれば…あるいはその両方か

『澪がこのままいなくなれば軽音楽部はなくなるんじゃないか?』

突然誰かが心の中で呼び掛けるなにを馬鹿なことを…

『澪がいなくなって悲しむ唯に頼られたくないか?』

澪がいなくなったと決まった訳ではない。今日は偶然休んだだけに決まっている
唯「和ちゃんどうかしたの?もう家だよ」

和「ん?あはは、考え事してただけよ。それじゃ唯、また一緒に帰りましょ」

唯「うん、約束だよ」

澪は次の日も来なかった…その日はムギも来なかった。律によると親御さんは捜索願いを出したらしい…



513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 21:41:22.05 ID:NmARgbHIO

最早疑いようがない事実…原因はわからないが澪を拐ったのはムギに間違いない、
あの夜から澪は監禁され続けているのだ。

唯か律に電話番号を聞いて早く澪を解放するように忠告するべきだということはわかっていた…
警察でも構わない事態になっているかもしれない

結局その日、私がしたのは空メールだけだった…なんて打てばいいのか見当も付かなかった…

その日も唯と一緒に帰った…
澪がいなくなり少し不安げな唯を元気づけ、そんな唯に頼られる満ち足りた時間を過ごした



523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:30:49.07 ID:NmARgbHIO

澪がいなくなってムギが休んだ日、
私は罪悪感に耐えきれなくなり今度は空メールではなく短い文章をムギに送った…
これで澪を拐ったことを第三者に知られているという事実を認識して
すぐに澪を解放してくれればいい。そんな思いだった…

『校舎の裏口が開いてたわよ』

直接的ではないにしろ私はなんらかの手を打った…それだけでだいぶ楽になった気がした

放課後、軽音楽部の顧問でもある山中さわ子先生とすれ違った…
直接面識がある先生ではないが軽音部経由で何度か話をしたことがある程度だ。
挨拶のついでに何気なく聞いてみる…

和「あの山中先生、秋山さんのことなんですが…」

さわ子「ごめんなさい、ちょっと難しいことだから教えてあげられないの」

和「すいません…これからお帰りですか?」

さわ子「軽音部の琴吹さんって知ってるかしら?あの子、今日はお休みなの。
    秋山さんのことで悩んでるんでしょうね…だから少しお話に行くのよ」



527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:39:42.52 ID:NmARgbHIO

会釈をして山中先生を見送る…私が送ったメールでムギが改心したに違いない。
澪を解放したいけどすべてを無かったことにはとても出来ない…
だから山中先生に仲裁を頼んだのだろう

この時はそう信じて疑わなかった

翌日、生徒会経由で山中先生の死を知らされた。
生徒には公開されていないが居眠り運転のトラックに跳ねられ
引き摺られ死体は原形を保ってなかったらしい…

私は恐怖した…ムギはメールの送り主を山中先生と勘違いし始末したのだと直感的に理解した。
すぐさまアドレスを変えて様子を伺うことにする

ムギは落ち込んだ素振りをしているものの全てが演技にしか見えなかった。
あの女は普通じゃない…関わってはいけない存在に違いない

しかし関わらざるをえない、ムギの側には唯がいるのだから…



530 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:51:01.47 ID:NmARgbHIO

その日から私はムギを監視生活を送り続けた。唯を守る為だけに…

ムギが駅前でビラを配るとか言い出した時は耳を疑った…
自分の監禁してる人物の所在地を探す人間がどこにいる。

律は見ているこっちが痛々しく思えるくらい必死だった…
こいつは律の一生懸命さを見てほくそ笑んでいるのだろう

全てを糾弾して白日の元に曝してやりたかった…でもそれはとても恐ろしいことであることも理解出来た

失敗したらどうなるんだ?澪みたいに失踪させられるのか、山中先生みたいにゴミクズのようになるのか

私は今はまだ堪えることにした



537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:07:51.04 ID:NmARgbHIO

ムギに恐怖を抱いたまま季節は移ろい、
いつしか澪の話題も出なくなった…いや、敢えて口にしなくなったのだろう

私は英語の辞書を借りるため唯のクラスを訪れた…その時ムギの肩に一本の髪の毛を見つけた。
黒く長い…すぐに澪の髪の毛ではないかという猜疑心が芽生えた

頭を回転させる…ほんの少しの隙間に指を差し入れドアを開け
化け物を日の光の下に引き摺り出す為の策を練る…
自分が疑われては意味がない、軽い冗談のようなノリで…

予想以上だった…ムギは想定外のアクシデントに対処出来ずにいるらしい…
このまま私の握っている証拠を突き付けるか?気分が高揚してくる

しかし気づいた時には律に殴り倒されていた…
一気に冷静になる。調子にのって無謀な戦いを挑むところだった…



540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:25:02.55 ID:NmARgbHIO

律は教室を飛び出し唯も追い掛けていった…完全に失敗だった。
ムギから借りたハンカチに澪の髪の毛と思われるものを包んで教室をあとにする…
これが澪の毛だとしたらきっと澪は生存しているのだろう

ムギに見つからない時を見計らって律を呼び出す。
自分の持っている情報を全て伝えた…律は激昂してその全てを否定する。
無理もないだろう、只の中傷にすぎないような突拍子もない情報ばかりなのだ。私だって信じられない

数日後、律からメールが来た。放課後ムギの家に行くらしい…
やめさせる為に何度も携帯電話にかけ続ける…
一度も律が出ることはなく呼び出し音ではなく繋がらなくなった…



546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:41:57.24 ID:NmARgbHIO

唯を自宅に泊めさせ思い出にふけていると
深夜にも関わらず携帯電話が震えた…嫌な予感しかしない

和「……もしもし」

紬『もしもし和ちゃん、唯ちゃんそこにいるかしら~』

冷や汗が溢れる、心拍数が上がる、頭が真っ白になる…

和「いや、来てないけど…」

紬『あらそう、また嘘ついたのね憂ちゃん…嫌だわ』

憂…ちゃん…?なんで憂ちゃんの名前が出るの?

紬『嘘つきにはお仕置きが必要よね~今度はどうしようかしら』

や、やめてよ…唯はここにいるよ…
憂ちゃんは嘘をついていないから…思ってはいても言葉には出来ない

機械の作動音が響く…モーターを軸に高速で回転するような音が…
それに加え柔らかい物と少し硬い物を削るような音が続く…
口を押さえられうまく発生出来ない叫び声と共に…

唯「何の音なの?和ちゃん…誰からなの?」




547 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:43:52.48 ID:of8do3OS0

憂……



548 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:43:53.22 ID:1DHxG5FiP

ういちゃああああああああああああああああん



549 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:44:00.20 ID:11DG1Ii50

うわあああああああああああああ



550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:45:01.33 ID:AwsdJW9G0

う和ああああああああああああ!!!!!





562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:04:03.87 ID:7fOS5fKeO

紬『憂ちゃんってば健気で可愛いわ~でもね唯ちゃんが欲しいの、偽物じゃつまんないわ』

和「あんた無関係な人間を巻き込んで何がしたいんだよ!?」

紬『私、唯ちゃんたちをダルマにして地下に監禁するのが夢だったの…
  それだけなの、他の人はオマケにすぎないわ』

紬『すぐに迎えを出すわ…来なかったり下手な策を練るようなら憂ちゃんは殺すわ。じゃあね』ブチッ

和「ムギッ待って、待ちなさい」

唯「ムギちゃんだったの?」

唯は震えている。あんな化け物に唯を差し出すのか?そんなこと出来るわけない…

和「ねぇ唯…二人でどっか遠くに逃げちゃわない?」

唯「………」

和「私ね、いっぱい働くから…唯はなにもしなくていいの。アイスも好きなだけ買ってあげる。だから…」

唯が私を抱き締める…石鹸の香りと女の子の…唯の甘い匂い

唯「ごめんね和ちゃん、ホントは少し聞こえてたの。
  ムギちゃんが私を呼んでて行かなきゃ憂が酷い目にあっちゃうんだよね?だったら行かなきゃ」



610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 00:41:10.87 ID:7fOS5fKeO

唯「ごめんね、和ちゃん…わたし憂のお姉ちゃんだから行かなきゃ…
  なんで憂を虐めるのかわかんないけどムギちゃんだって話せばきっとわかってくれるよ」

私はただただ泣き声を上げて子供のように唯の腰にすがり付いた。
唯は少し困ったように微笑んで絡んだ私の手を優しくほどき立ち上がる…
もう止めることは出来ない、かといって共に地獄に堕ちる勇気もない。
唯はともかくムギにとって私の命などゴミクズに等しいのだから…

唯のいなくなった部屋で泣きじゃくっていると再び携帯電話が震える

和「……」

紬『斉藤から聞いたわ~唯ちゃんだけ向かわせたようね。
  私ね、そういった人間臭いのって大好きなの…

  もう会うこともないだろうし和ちゃんのことは忘れてあげる、
  唯ちゃんは私がずっと大事にしてあげるから心配しないでね』

パジャマのまま外へ出る…ふらついた足取りのまま唯の家に向かう…
唯のいない生活なんて耐えられない。
最期は唯の部屋で死ぬのもいいかもね…そんなことを考えていた



642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:07:24.58 ID:7fOS5fKeO

憂ちゃんは余程抵抗したのだろう…リビングの家具は酷い有り様だった。
床に落ちている包丁を拾い上げる、近くに鍵があることに気づく。
急いで外に出る。車、鍵…車の運転なんてしたことない。
でもどうせ死ぬんなら…急いで使えそうな物をかき集める

紬「唯ちゃんいらっしゃい…さ、来て来て」

唯「ムギちゃん…憂はどこなの」

紬「わかってるわ…すぐ会わせてあげる、斉藤!!憂ちゃんを運んできなさい」

運転手さんが病院で使うような担架を運んでくる…

唯「え?憂?嘘よね…」

全身に血が滲んだ包帯を乱雑に巻かれ微かに眼光が残る右目がわたしを捉えると
明らかに指の数がおかしい左手を震えながら上げ
担架の上の人物が短くなった舌べろで不自由そうに喋った

憂「お、おべぇひゃ」

唯「憂…本当に憂なの」ギュッ

紬「感動的な姉妹の再会だわ~…憂ちゃんね、凄く頑張ったのよ。いっぱい誉めてあげて欲しいわ。
  ここに連れてくるまでもすっごく暴れるしなかなか唯ちゃんの居場所を吐かないし…」

唯「ひ、酷いよムギちゃん」

紬「生きてるうちに再会も果たせたしお役御免よね」

震える憂の手があたしを突き飛ばす。
次の瞬間真上に振り上げたムギちゃんの右手が憂の首辺りに力強く降り下ろされた。




643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:09:01.52 ID:l4VdUHh60

憂いいいいいいいいいい



646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:11:03.00 ID:MMt//UjeO

憂ちゃぁぁあああああああ



648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:11:36.52 ID:99dWVwKeO

ひぃぃぃぃ憂ぃぃぃぃぃ



649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:12:09.79 ID:fcxUJPBMO

あ……悪魔だ……
人の皮を被った悪魔がいる…



650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:12:48.48 ID:PmmxN/qF0

憂・・・





659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:20:55.97 ID:7fOS5fKeO

憂の頭は担架から転がり落ちる…
担架の上に残された身体から作り物のように赤黒い血液が撒き散らされ、
ムギちゃんはその中で嬉しいそうに微笑む…わたしは気を失った



塀や壁に擦りもしたがだいぶ運転になれた気がする…カーナビでおおよその位置を設定する

間に合うのか…たどり着けるのかもわからないのにな。
計画なんてなにもない…それでも行くなんて自分でも愚かだとは思っている。
少しアクセルを強く踏んでみる、車はスムーズに加速する




頭が凄くぼんやりする…歯医者さんみたいな光源…身体は動かない。
視界の端に白衣の人が見える…痛いのやだなぁ…ぼんやり考えているとまた意識が混濁して…



733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 02:16:50.00 ID:7fOS5fKeO

ごめんなさい、今日中に終わらなかったです。限界です

もうすぐ完結するんで。すいません本当にすいません

落ちた時のために一つだけ言うならあずにゃんは新歓ライヴを聴いてないので軽音楽部には来ませんでした。



676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 01:39:29.06 ID:7fOS5fKeO

この塀がずっと?…どれだけ大きいのか想像もつかないような敷地、
着いたのはいいけどせめて入り口ぐらい見つけないと…

立派な門はあったけれどそんなとこから入ったんじゃ
ムギの元に辿り着けるとは思えない…どうしよう…焦ってくる

塀の側に立つ。とても上まで届くような高さではない…
いっそ正面から突っ込もうかしら。余裕がなくなり視線が泳ぐ

薄暗くてわからなかったが事故でもあったのか…
車が塀に衝突したような跡をベニヤ板で補修してある。
ベニヤ板をずらし最低限の道具を持って内側に潜り込む…
おそらく生きては帰れないだろう



722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 02:10:28.83 ID:7fOS5fKeO

紬「うふふ…すっごい素敵な脚だわ~」ナデナデ

医者「紬お嬢様、脚を弄るのは後にして下され……処置に移りますぞ」

紬「わかってるわ……唯ちゃんもこれから可愛いペットになるのね。堪らないわぁ」ウットリ

和「……そんなことさせるわけないでしょ」

紬「!?」

振り返るムギの右目辺りに鉄パイプが直撃する…白衣に血が飛ぶ…
容赦はしないそのまま肩の辺りに振り下ろす。
くぐもった叫びを上げてムギが跪く……今度は背中に叩き込む

跪いたムギが足の甲に手術用のメスを突き立て捻る

痛みに耐えきれず叫び声をあげながら鉄パイプを振り下ろす、何度も何度も…
ムギの手から力が抜けたのを確認しメスを引き抜く

和「あなたもムギの味方なの?だったら容赦しないけど」

医者「お嬢様の味方には違いないが逆らうつもりは一切ない」

小柄な医者はおそれることなく言い切る



778 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 07:36:54.80 ID:7fOS5fKeO

和「唯は連れて帰るわ……それに澪、律もね」

医者「……お嬢さん、欲張らないほうがいい。
   悪いことは言わないその娘さんだけで我慢しなさい」

和「そんなこと……はい、そーですね。なんて聞けるわけないじゃない」

医者「他の二人の命を諦めらきれないなら……お嬢様を今ここで殺しなされ」

和「出来ない……ムギは法で裁いてしっかり罪を償ってもらうわ」

とりあえず唯を車椅子に移し運び出す……ちゃんと元通りになるのかしら。
自分の足の痛みなんか気にならない、ただただ唯が心配だった

エレベーターで地上に戻るとさっきの執事が待ち構えていた……

和「たぶん死んでないと思うわ…保証なんて出来ないけどね」



782 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 07:58:55.77 ID:7fOS5fKeO

私は敷地内に潜り込み辺りを窺いながら明かりの方へ進み続けた……
母屋の明かりとは別の離れた位置に明かりが灯っているのを見つける……

息を殺し足音を立てないように近づく…
離れの辺りは何か重苦しい空気が漂っているような気がして脚がすくむ……
唯を助けなきゃ……その義務感だけが重い脚を前に進ませる

玄関にドアノブに手をかけようとする…

斉藤「お友達を迎えに来られたならそちらの入り口は推奨出来かねますな」

不意に後ろから声をかけられ反射的に手に持っていた鉄パイプを声の方向へ振り回す……
鉄パイプは空を切り体勢を崩す。同時に右手を捻りあげられ鉄パイプを落とす、
声の主は捻った手を離すと片手で私の首根っこを掴み持ち上げる

呼吸が出来なくなり脚をばたつかせる、
両手は首を掴む腕を離させるように抵抗するがびくともしない……
もう終わりなの?まだムギのところにも辿り着いてないのに…
苦しさと悔しさで涙が溢れる



786 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 08:12:36.17 ID:7fOS5fKeO

意識が遠退く…口からよだれが垂れ手足が重くなる…

気を失う瞬間、首を掴んでいた手の力が抜け地面に落とされる、
膝から崩れ落ち全力で呼吸をする……

涙と鼻水とよだれでグシャグシャになった顔を恐る恐るあげると
執事のような老人がにこやかに笑った

斉藤「ようこそおいでなさいました。わたくし琴吹家の執事、斉藤と申します。
   失礼ですが真鍋和様でおられますか?」

小さく頷くと斉藤と名乗る執事は手を伸ばし私を引き上げる……意味がわからず立ちすくむ

斉藤「平沢様をお迎えに来たのですね?まずはこちらへどうぞ」



790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 08:41:11.69 ID:7fOS5fKeO

離れの玄関から裏口へ案内される……
斉藤の言うには玄関のドアノブを回すとムギに侵入したことがバレてしまうらしい。
監視カメラもあるそうだがおそらくムギは他のことに気をとられチェックしてないとのことだった

離れの中に入るといきなり吐き気がしてきた…
生臭い鉄の、いや血の臭い少し進むと担架の上に血が滲んだ白いシートが被せてあった。
人の形にふくらんだそれは確認しなくとも中身がわかった…
澪?律?それとも憂ちゃん?確認は出来ない。辺りは赤黒い液体で染められていた

担架から続く血痕をたどり奥へ進むと突如壁に遮られ道がなくなった

斉藤さんの方へ視線を写すと近くの壁を触っている

壁が静かにスライドして道が生まれる

斉藤「平沢様とお嬢様はこの先の地下におられます。
   平沢様を連れ戻されることに関しては邪魔をいたしません。
   ですが万が一にでも真鍋様がお嬢様の命を奪われるようでしたら……」

細い目を薄く開け私を睨み付ける…闇より深い感情の見当たらない瞳に恐怖する



797 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 09:03:47.28 ID:7fOS5fKeO

和「……なぜ手助けをしてくれるの?私は紬の敵なのに」

素朴な疑問を口にする、目を閉じにこやかに斉藤は答える

斉藤「お招きする車の中で平沢様は何度も言われました
   『和ちゃんがきっと助けに来てくれる、わたしはそれまで待ってればいいだけ』
   と…そして真鍋様が現れました」

和「……唯」

斉藤「そして思いました。真鍋様なら同時にお嬢様を救って下さる方になるかもしれないと…」

和「買いかぶりしすぎよ…それに虫が良すぎるわ」

斉藤「でしょうな…無理はありません。ですがきっかけになればいいのです。
   ですからお嬢様の命は奪われないよう努々ご注意下さいませ」

和「……約束は出来ないけど努力はするわ」



870 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 11:00:32.42 ID:7fOS5fKeO

斉藤「お車の用意は出来ています、さぁ病院へ向かいましょう…
   真鍋さまもお怪我をされているようですし…」

和「斉藤さん、唯を…唯をお願いします。私はまだしなくちゃいけないことが残ってるので…」

返事を待つことなく踵を返す…
ドアが閉まりエレベーターが動き出す…地下に付き用心して辺りを探る

各部屋の窓には小窓が付いており中をうかがう…
目を背けたくなるような道具が並べてある部屋、生活臭のない牢屋のような部屋…
そして女の子の部屋を象徴するかのような室内の中に捜している人物がいた…

鍵がかかっているかと思いきやドアは普通に開く…
ベッドに近づくとその子もこちらに気づく…秋山澪…

和「澪…」

澪「和、和なのか?ムギッ、やめてくれッ」

背後の気配に気付き反射的に前方に転がる、背後に潜んでいたムギが凶器を振り下ろす!!
ベッドの側にあった機械が音をあげ破壊される…作り物みたいに火花をあげムギが凶器を引き抜く…

ムギ「ダメじゃない澪ちゃん…せっかく和ちゃんにお返ししようと思ったのに~」

太めの眉を下げて可愛らしく手を上下させる…これまでのムギだったら見ていて和みもしただろうか…

金髪は血に染まりボリュームをなくしベタリと貼り付いて窪んだ眼窩から汚ならしい体液を垂れ流し
女子高生にはおよそ不釣り合いな形状の刃物を提げたムギは邪悪な笑みを浮かべていた



911 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 12:46:16.39 ID:7fOS5fKeO

奥歯がカタカタ鳴りながらも歯を食いしばり鉄パイプを構える。
ムギは嬉しそうに目を細め舌を少し出し唇を嘗める…刹那

鉄パイプはムギの一撃で弾き飛ばされ床を転がる、
衝撃で尻餅をつく…ムギの攻撃を転がって避ける。息をつく間もない連撃を逃げ続ける…
一方ムギは余裕を持って狩りを楽しんでいるようにも見える

澪「ムギ…律の様子がおかしいんだ…」

さっきは気づかなかったが澪と律は同じベッドに寝かされているらしい…
律には体のあちこちに管やら電極がついていて
それらはムギによって破壊された機械に繋がっていた。澪の呼び掛けにムギが顔を向ける

その瞬間を狙い中腰の格好でタックルをかます。
ムギが凶器を振り下ろすが体勢が悪いせいかさっきまでの威力がない、構わず力を込める

ムギの背中が機械にぶつかり火花が飛ぶ…危険に気づいたのか凶器を捨て両手で抵抗する。
が、勢いは換わらずムギもろとも火花を放つ機械を押し倒す

一層激しく火花が散り感電しているのだろうか…ムギが気味悪い速さで痙攣する



926 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 13:39:59.34 ID:7fOS5fKeO

和(終わったのか?)

放心状態から我に返り澪と律に駆け寄る

澪は四肢を失った姿ではあったが…
なぜかそれはとても神聖なもののような…完成された美を感じた

一方律は四肢は残っているものの部分的に血の滲んだ包帯を巻かれ寝かされていた…
千切れ飛んだチューブや電極が痛々しい。あの機械が律の命を維持する装置だとしたら

悔しさに涙が溢れる…嗚咽が漏れ…澪にすがり付く。澪は慈愛に満ちた表情で私を慰めてくれた

澪「いいんだ、和…助けに来てくれたんだろ?
  ありがとう嬉しいよ。フフッ…お前は本当にいいやつだよな」

和「違う、私はそんな誉められるような人間じゃないッ…
  あの日澪が、澪が連れ去られたあの日…それだけじゃないさわ子先生も律も…」ヒックヒック

澪「いいんだ、和……それ以上言わなくてもいい。なぁ…それよりお願いがあるんだけど」

和「なに?私に出来ることなら何でも言って」

澪「何でもか?」

和「約束する、何でも言って!!」

澪「そっか……じゃあ私を殺してくれないか」



930 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 14:00:15.98 ID:7fOS5fKeO

理解出来なかった…助かるのに死を望む?
確かに不自由になるに決まってる…好奇な目で見られるだろう

和「澪…そんなこと言わないでよ。
  大丈夫、澪が嫌がるような奴らは私が追い払ってあげるから。唯もきっと協力してくれるわ」

澪「そうだな、そうしてくれると嬉しいな」

和「だから死にたいなんて言わないで一緒に帰りましょ?」

澪「和…私はね、律を一人ぼっちにしたくないんだ」

和「………」

澪「あの世がもしもあるならムギはきっと律とは一緒のところには行けないだろうな…
  律を一人にしたら天国は滅茶苦茶になっちゃうからなッ…
  あいつがバカした時の為に私も一緒に行かなくちゃな」

馬鹿げている…死語の世界なんて不確かな物の為に…
でも馬鹿になんて出来ない、もし澪と同じ境遇で律を唯に置き換えたら……
澪の首に手をかける。覚悟を決めたのか澪が目を瞑る

澪「痛いのとか苦しいのは嫌だからな……一思いにやってくれよ」

力を込める…澪の目が開き口元が歪む…顔が赤くなり…目に涙が貯まっていく

紬「うふふ……じゃあみんなで死んじゃおうかしら」



934 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 14:19:17.02 ID:7fOS5fKeO

思わず澪から手を放す…澪は大きく咳き込み口の端から涎が垂れる

澪「ムギ……生きてたのか。和もぅいい、行ってくれ」

ムギは倒れたままの姿でスカートのポケットから小さい小箱を取り出した…
箱には小さなボタン…嫌な予感しかしない。

澪「和、さっきの願いはなしだ…私を置いて逃げてくれ…頼む」

ムギがボタンを押す…すぐにどうこうなる訳でもないらしく部屋の出口へ向かう。
ムギの脇を通り抜ける瞬間、寝返りをうつようにムギが足を掴む…
盛大に倒れる、掴まれてない方の脚でムギの顔面を踏みつける…
そんな中でもムギは恍惚の表情を浮かべ続けている

ムギ「アハッ…いいわ和ちゃん、キュンキュンくるわ~」

変態め、埒があかない…辺りを見回し手を伸ばせば届く距離に禍々しい武器が光る…
迷わない、武器を握り上体を起こしムギの腕に振り下ろす。
鈍い感触が伝わり拘束が解ける…迷わず部屋から飛び出し地上へ向かう



942 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 14:38:59.74 ID:7fOS5fKeO

紬「最後のは凄く良かったわ~気持ち良すぎて意識が飛んじゃったみたいなの」

左腕から血を垂れ流し血の泡を噴きながらムギが近づいてくる。
あんなに血をみるのが怖かった私だったが
ホラー映画に出てきそうなムギを見ても何故か怖くはなかった。
部屋の壁にヒビが入り今にも崩れそうだ

ムギ「生き埋めとか焼け死ぬのは辛そうね」

澪「そうだな、ムギ頼めるか?」

ムギの手に凶器がある…目を瞑る…

刃が首に食い込み胴体と切り離されるまでの瞬間に夢を見た。

いつもの放課後いつもの部室

律「遅いぞ澪~」

澪「悪い悪い……みんなは?あれ、憂ちゃん?」

憂「こんにちは澪さん」

律「さわちゃんもすぐに来るけど
  なんか反省文書かされてるみたいだぜ?生前の行いが悪いせいだよなッ」

憂ちゃんはクスクス笑っている。律も私も釣られて笑う…
いつか唯もここに来るだろう。

ずっと先の未来、ムギの罪も洗い流されここに来れたなら
また四人でバンドが組めたらいいな…楽しみだな



951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 14:58:07.93 ID:7fOS5fKeO

建物から出た後の記憶はあまりない、
崩れ落ち燃えさかる建物から少しでも離れるようによろめきながら進む……
サイレンが聞こえる、土の上に突っ伏して目前に誰かいるような気がした…

そして意識をなくす

次に目が覚めたらそこには白い天井があった。
起き上がろうとすると激痛が走る、可能な限り辺りの様子を探るとそこは病室らしかった。

意識を取り戻したのがわかるのか医師と看護師が現れた…
そういえば地下にいたあの医者はどうしたんだろう、問診の内容よりそんなことばかりが気になった

あの後、病院に運ばれた私は三日ほど眠り続けたらしい。
病院から連絡を受けたのか刑事を名乗る中年たちが訪れた

あの建物から発見された遺体は四名分、一階の担架にあった憂ちゃん、
そして地下の部屋にあった遺体は焼け焦げて損傷が酷かったが
検死の結果で澪、律、ムギと判断されたらしい。

ムギの遺体は燃え盛る火から二人を庇うように両手で抱き締め覆い被さっていたという

世界的な財団のスキャンダルにテレビはこぞって特番を組んだが不自然な程に騒ぎは鎮火していった



962 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:33:06.87 ID:7fOS5fKeO

なんとか松葉杖で動けるようになった私は唯の病室に向かう…
処置が早かったせいかまったくの元通りとはいかないが
時間をかければ日常生活には支障が出ない程度には回復するらしい

個室とはいえ一般病室の私と違い唯はまだ集中治療室にいた。
窓をノックする、気づいた唯がこっちを向き笑顔で手を振る

悲しくないはずがないのに無理に元気を装う唯を見るのは痛々しい…手を振り返し病室を後にする。

大丈夫、時間をかけていけば二人でまた心の底から笑い合える日々が遅れるはずだから

おしまい



963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:34:05.90 ID:7fOS5fKeO

夜中にふと目が覚める…看護師の見回りだろうか?

廊下に足音が響く。電灯で部屋の中が照らされる

眩しさを不快に布団を頭まで被り瞳を閉じる

電灯が消え足音が近づく…別に珍しいことではない、

最近まで面会謝絶するほどの怪我を負っていたのだから…まぁすぐに出ていくだろう

続けて滑車が付いた担架が入ってきた…異変に気付き布団をめくる。

腕を押さえつけられすぐさま注射を射たれる。

意識はあるのに身体の自由が効かなくなる。担架に移され廊下を運ばれる

暗闇の中で目を凝らす…わざわざナースの格好をしたムギと白衣をまとった斉藤さん



968 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:35:45.69 ID:7fOS5fKeO

ムギ「和ちゃん、怖がらなくていいわ~」

和「ムギ…なんで生きてるんだ?じゃああの死体は?」

ムギ「うふふ、後で教えてあげるわ~」

和「唯、唯も拐うのか?絶対にさせないからッ」

ムギ「唯ちゃん?うふふ…もうペットはいらないわ~
   今度は親友が欲しいの…斉藤から唯ちゃんと和ちゃんの絆を聞いたの。
   そういうのすっごく憧れるわ。和ちゃん…私達きっと親友になれると思うのよ。
   これからはずっと一緒…楽しみだわ~ね、和ちゃんもそう思うでしょ?」

狂っている…叫びたいのに…怖くて声をあげられない…夢なら早く覚めて…そう願った

本当のおしまい



973 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:38:41.62 ID:7fOS5fKeO

おわりです。ほんとうにぐだぐだとすみませんでした。
御支援、御批判、御叱りは次回の糧にさせて頂きます。保守の方にも重ね重ね感謝致します

あと本当にvipは変態ばっかりだな




969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:36:42.06 ID:suT5Td1FP

なんと



970 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:37:21.36 ID:2LcvDC9i0

>そして地下の部屋にあった遺体は焼け焦げて損傷が酷かったが検死の結果で澪、律、ムギと判断されたらしい

澪 、 律 、 ム ギ と 判 断 さ れ た ら し い

判 断 さ れ た ら し い

あああああ><;;;;;



971 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:37:50.86 ID:B0odUzni0

バッドエンドすぎるwww
面白かった!乙!



972 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:38:10.17 ID:sEw/Q0Pp0

激しく空しい

でもいろいろと乙!



982 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:40:59.60 ID:Tqcqftf0O

>>1



987 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:42:56.89 ID:dA1eDOB+0

長いこと乙お疲れ様でした
おもしろかったよ



989 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:43:45.11 ID:H48eXgGN0


マジキチだけど面白かったよ



990 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:43:59.80 ID:6X9lCCOFO



紬も瀕死だったが大丈夫だったん?



992 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:45:23.68 ID:gV1peUoli

おつ
色々大変だったけどよく頑張った



993 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:45:26.61 ID:rMdAtjgF0

和の末路は死ぬより悲惨かも知れないけど命より大切な唯を守ったんだから勝ち




996 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/22(火) 15:47:22.21 ID:7XaYLMo/0

面白かったぞ





1001 :1001:Over 1000 Thread





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紬「私唯ちゃん達をダルマにして地下に監禁するのが夢だったの」#後編
[ 2011/10/01 18:14 ] ホラー | | CM(7)

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タイトル:
NO:4051 [ 2011/10/10 18:34 ] [ 編集 ]

うん、つまんない

タイトル:
NO:4058 [ 2011/10/11 03:07 ] [ 編集 ]

まあVIPだから

タイトル:
NO:4059 [ 2011/10/11 12:46 ] [ 編集 ]

紬の「~(残虐行為)が夢だったのぉー。」の類は、
けいおんSSに於けるマイナーで様式美を伴うジャンルで、
まあ、デスメタル、B級ホラー映画みたいなものかと思います。
意味も理由も質さえも不要で、根強い固定ファン付いている。
とでも言いましょうか。あるだけで十分なのですよ。

タイトル:
NO:4527 [ 2011/11/27 00:36 ] [ 編集 ]

は?そんな胸糞悪い様式要らんわ。
どっか無人島にでも篭って仲間内だけでやってくれや。
多少のグロ?どこがだ?
こんなもん載せるな

タイトル:
NO:5410 [ 2012/01/24 15:51 ] [ 編集 ]

>>No:4527
「需要」って言葉知ってるか?
人は十人十色、好き嫌いは各々違うモノなんだよ。
君に需要がないからと言って嫌いな物を無暗に否定するのはナンセンス
それに「無人島に籠れ」と君が言うならまず、その場所を提供或いは案内をするのが筋だろう?
君の言い分は「ボクがみたくないから、あっちいけ」という、幼稚園児並の発想であり
君が幼稚園児でないなら、愚かとしか言いようが無いコメントだよ。
ちなみに、グロさは個人的ではあるが下の上くらいだから「多少のグロ」というのは的を射てるよ。

タイトル:
NO:5612 [ 2012/02/16 01:05 ] [ 編集 ]

コメントは好き嫌いを言うとこだしね たった数行の感想にたいして人格攻撃まがいのコメントを返すほど顔真っ赤にしなくても良いんじゃないかな ましてこんな日本語初心者みたいな文章のssに……

タイトル:
NO:6598 [ 2012/06/11 23:58 ] [ 編集 ]

NO:4059 
おいディッキソン野郎
お前デスメタルを何だと思ってる?
様式美を何だと思ってる?
クズはメイヘムとディープパープル出直してこいや禿げ
ま、お前なんかにこの俺様イングヴェイマルムスティーンの魅力は百年かかっても分からないだろうなwハッハー!

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