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梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#中編 【非日常系】


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梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#前編
梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#中編
梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#後編




378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/11(水) 23:48:46.36 ID:5ZYximWXP

梓「……」

学校へはなんとか来れた。
けど今すぐに帰りたい思ってる。
あの人が同じ空間にいると思うだけで、怖くて…

純「あーずさ!」

梓「純…」

純「おはよ」

梓「うん…」

純「大丈夫?」

梓「うん…」

純「そっか」



379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/11(水) 23:55:46.12 ID:5ZYximWXP

梓「私さ…」

純「ん?」

梓「部活は行けないかも…」

純「行けないなら無理して行く必要ないよ。学校に来ただけでも偉いって」

梓「……」

純「まぁ…そりゃ怖いよね」

梓「純…あの…」

純「今日は一日私がそばにいてあげるから、心配しないで」

梓「…ありがとう」

憂「梓ちゃん、純ちゃん、おはよう」

純「あっ、おはよう憂」



380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:04:23.85 ID:f5NVBrqWP

律「おーっす」

唯「りっちゃん!!」

律「!?」

突然唯が抱きついてきた。
いきなりのことで対処できず、そのまま押し倒されてしまう。

律「いたた…」

唯「ご、ごめん!私嬉しくてつい…」

律「あぁ…いいよ別に」

唯「りっちゃん弱くなった?」

律「え?」

唯「だっていつもなら抱きついても倒れたりしないのに」

律「アホ!病み上がりなめるな!」



381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:08:27.96 ID:f5NVBrqWP

唯「そっかぁ…ごめんねぇ」

律「いいから上どいてくれ」

唯「うん」

律「はぁ…」

唯「でもよかった~、りっちゃんが学校来てくれて。風邪は治ったの?」

律「うん?まぁな」

本当は風邪ではないんだけど。

でも唯に言われたとおり、確かに体に力が入らない。
緊張のしすぎだろうか。
いや、たぶん…

律「……」

とりあえず余計なことを考えるのはやめよう。
梓と会う心構えでもしておかないと。



384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:19:42.45 ID:f5NVBrqWP

梓「すぅー…はぁー…」

純「なにしてるの?」

梓「深呼吸…緊張してて…」

純「よしよし、落ち着け」

純はそう言って慰めてくれるが、正直落ち着けるわけがない。

体は震えている。
心臓はさっきから鼓動が早い。
お腹が痛くなってきた。

帰りたい。
今すぐ帰りたい…



387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:27:20.63 ID:f5NVBrqWP

純「…大丈夫」

梓「…っ」

純が手を握ってくれた。
温かい。

その手の温もりが、私の心を癒してくれるようだった。

純「梓…大丈夫だよ。そばにいてあげるから」

梓「純…」

純「でもね梓。律先輩と会った時ににどうするかは、考えておいた方がいいよ?」

梓「律先輩と…」



390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:38:22.76 ID:f5NVBrqWP

純「もし会っちゃったらどうする?」

梓「……」

昨日頭の片隅で考えていはいた。
けど今は頭を働かせることができない。
想像するだけで怖くて…

嫌われてるのにどうすればいい…

純「まずはちゃんと謝るんでしょ?」

梓「あっ…」

そうだ…あの時の無礼を謝るんだった…
……そして私の本当の気持ちを知ってもらいたい。



394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:47:19.50 ID:f5NVBrqWP

純「できる?」

梓「……」

答えることができない。
自信がないからだ。

こんなことは生まれて初めてだ。
誰かを好きになって、想いを募らせて…
それなのに伝えることができなくて。

改めて自分の不器用さを知った。
醜さを知った。
愚かさを知った。

そして初めて…人を好きになるのがこんなにも辛くて苦しくて、耐えられないものだと知った。

思考が矛盾する。
会うのが怖い。
それでも心のどこかでは会いたいと思ってる。

会わないと…一生後悔してしまいそうな。
でも…



397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:53:29.60 ID:f5NVBrqWP

同じことが頭の中でループしている。
純の質問に答えられない。

梓「……」

純「…ま、気楽にいきなよ」

梓「えっ…」

純「もう落ちるところまで落ちちゃったんだしさ、後は這い上がるだけじゃん」

梓「なにそれ…」

純「当って砕けろってこと」



398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 01:02:09.92 ID:f5NVBrqWP

梓「……」

純「こう考えればいいんの!もしフラれても、世界中で傷つくのは梓だけ!」

純「世界規模で考えれば梓の告白が成功しようが失敗しようがちっぽけなことなんだよ!」

梓「…馬鹿にしてる?」

純「大まじめ」

梓「はぁ…人選ミスだ。憂に相談すればよかった」

純「えぇっ!?せっかくアドバイスしたのに!」

梓「アドバイスになってないから、それ…」



402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 01:11:35.84 ID:f5NVBrqWP

まったく呆れたものだ。
人がこんなに悩んでいるというのに…

純「えへへ」

梓「もう…」

でも…気分が楽になった気がする。
確かに小難しいことを考えすぎた。

相手は律先輩だ。
もっとシンプルにぶつかってもいいかもしれない。

当って砕けたくはないが…

純「梓…」

梓「なに?」

純「ファイト!」

梓「はいはい」

純の励ましに、笑顔で応えることができた。
少し落ち着いたのだろう。



415 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 02:40:51.12 ID:f5NVBrqWP

お昼休みを告げるチャイムが鳴る。
午前中の授業が終わった。

律「んーっ……ふあぁ…」

紬「大丈夫りっちゃん?なんだか疲れてるみたいだけど」

律「あ、うん…大丈夫」

頭はボーっとしているが…たぶん平気だろう。
それより梓のことで心が張りつめてかたくなっている。
こんな調子で梓に会っても大丈夫なのだろうか?

唯「おーい、りっちゃんやーい!お昼食べよー!」

律「今行くー」

唯に呼ばれて席を立った。



417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 02:53:41.19 ID:f5NVBrqWP

唯「ごはん♪ごはん♪」

和「楽しそうね、唯」

唯「だってみんなとお昼だよー?このために学校に来てるもんだから」

和「もっと別の目的があるでしょ…」

唯「あっ!軽音部とかね!」

和「…これじゃあ唯だけ卒業できなくて留年ね」

唯「りゅ、留年ですか!?」

和「三年生なんだからもっとしっかりしなさい。憂と同じ学年になりたいの?」

唯「憂と同じ…」

憂《お姉ちゃ~ん、また一緒に学校に通えるね~》
唯《あはは~》

唯「それはそれでいいかも」

和「ちょっと…」



419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 03:00:03.54 ID:f5NVBrqWP

律「あっ…」

澪「どうしたんだ?」

律「弁当忘れた…」

紬「あら…じゃあ私のお弁当ちょっと食べる?」

律「いや、いいや…食欲ないし」

澪「……」

唯「まだ体調悪いの?」

律「そういわけじゃ…ないんだけど」



421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 03:11:15.04 ID:f5NVBrqWP

紬「どっちにしても食べないとダメよ?」

唯「そうそう、元気でないよ!」

律「あはは…そうだよな。ちょっと購買行ってくるわ」

唯「いってらっしゃ~い」

澪「……」

食欲は本当にない。
ただ体調が悪いとかではなく、気持ちの問題だ。

朝からずっと梓のこと気にかけてる。
原因はそれだ。

律「はぁ…完全に夢中だな…」

気晴らしに校内でも散歩しよう。



423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 03:17:06.92 ID:f5NVBrqWP

純「梓、一緒に購買行かない?」

梓「え?」

純「今日はなんかおごってあげるよ」

梓「い、いいよ別に…」

純「遠慮しない、遠慮しない」

純「じゃあ憂、私達ちょっと行ってくるね」

憂「うん、いってらっしゃい」



426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 03:27:54.08 ID:f5NVBrqWP

純に無理やり購買へ連れられた。
私は行く途中で断ったが、純はどうしてもと言って聞かなかった。
しょうがないのでついて行く。

購買につくとそこには大勢の生徒がいた。
一年から三年生までみんな並んでいる。

純「私が買ってくるから、梓はここで待ってて」

梓「うん、分かった」

純は行列へと並び、品物を買う。
その動作は妙に手馴れているものがあった。



427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 03:37:00.90 ID:f5NVBrqWP

純「お待たせー。いっぱい買ってきたよ」

純の手には大量のパンと飲み物がある。
一体いくら使ったのだろう。
私は予想外の量にちょっと驚く。

梓「こ、こんなにいらないよ」

純「なに言ってるの、勝負に備えて活力を蓄えないと!」

梓「勝負って…」

純「とりあえず教室に戻ろっか?」



429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 03:46:23.31 ID:f5NVBrqWP

私たちは廊下を歩いている。
手に大量のパンを持ちながら。

途中で何人かの生徒が珍しそうな目で私たちを見ていた。
ちょっと恥ずかしい…

梓「…純はさぁ」

純「うん?」

梓「何でここまでしてくれるの?」

純「そりゃあ、梓のためにやりたいと思ってるから」

梓「なんか今日は気持ち悪いね…」

純「おーい、おごったのにそんな言い方はないでしょー」

梓「ふふっ、ごめんごめん」



431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 04:01:29.22 ID:f5NVBrqWP

純「…梓にはさ、幸せになって欲しいの」

梓「え?」

純「そう思ってるの!」

梓「ど、どうしたの急に?」

純「なんでもない、なんでもない。気にしないで」

梓「?」

純は何かを誤魔化すように笑う。
何を隠してるんだろう?

…まぁいいか

梓「ありがとね、じゅ…」

お礼を言おうとしたその時、目の前にとんでもないものが現れ
驚きで身体が停止した。

梓「っ!?」



433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 04:05:18.43 ID:f5NVBrqWP

頭が真っ白になる。
心臓がバクバクと動いている。
息ができない。

完全にパニック状態だ。

純「梓?」

純が不思議そうに私のことを見つめ
私と同じ視線の方向に目をやる。

純「あっ…」

純も気づいた。

律「梓…」

目の前には律先輩がいる。



448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 04:53:35.51 ID:f5NVBrqWP

梓「りっ…」

それ以上言葉を発することができなかった。
あれだけ想定していた出来事なのに、いざとなるとどうすればいいのか分からなくなる。

律「あ、梓…その…」

純「梓ほら、今がその時だよ」

梓「……」

純が私の肩をポンと叩く。
分かっている。
頭ではこの状況は理解できた。

私にとってもの凄くチャンスであり
ものすごくピンチだ。



450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:02:03.48 ID:f5NVBrqWP

梓「り、律先輩…」

言葉が出ない。
言いたいことが言えない。
そもそも何を言うべきだったかを忘れている。

心臓の動きが早くなった
冷や汗もかいている。
またお腹が痛くなってきた。

ひょっとしたらライブの時より緊張してるんじゃないか?

今すぐ逃げ出したい。

梓「はっ…はっ…」

律「梓…?」

…いや、ここで逃げるわけにはいかない。



451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:07:51.54 ID:f5NVBrqWP

せっかくの機会だ。
ここで会えたのも運命かもしれない。
ここで勝負を決めよう。

とりあえず落ち着け…落ち着くんだ私。
カムバック私!

梓「すぅー…はぁー…」

…謝ろう。
まずは律先輩に謝るんだ。
今までの無礼を許してもらう。

それができたら次は告白だ。
私の想いを先輩に全てぶつける。
成功しようが失敗しようが、気にせずやるんだ。
悔いを残さないためにも…!

よし、シュミレーションは完璧。
後は実践のみ。

行け!行け私!!



453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:17:51.82 ID:f5NVBrqWP

梓「あ、あのぅ…律せんぱ…あの…」

律「えっ…?」

あ、あれ?
思ったよう口が動かせない…

梓「り、りつ…違う……えっと…」

顔が熱くなってくる。
心臓がまた一段と早く動いている。
手足が震える。

梓「せっ、せんぱ…その…あの……」

頭が再び真っ白になっていく。
あれ?私なにを言えばいいんだっけ?
確か大切なことを伝えるはずだったのに…

梓「えっと…えっとぉ…」

涙目になってきた。
早くなにか言って気を静めないとおかしくなりそうだ。



454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:27:23.97 ID:f5NVBrqWP

梓「あ、あの…あのぅ!」

律「は、はい!」

言うんだ、とにかく何か言うんだ!
これ以上長引けば心臓発作で死んでしまう!

梓「フーッ…フ~~ッ…」

純「あ、梓…大丈夫?」

言え、もう言ってしまえ!
何でもいいから想いを全てぶちまけるんだ!
言って楽になってしまえ!

梓「り、律先輩…」

律「はい…」

梓「この…大バカ野郎ーーーーーーー!!!」



457 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:33:41.84 ID:f5NVBrqWP

律「……え?」

純「は!?」

梓「あっ…」

言葉を発してからはすでに何もかもが遅かった。

梓「あっ、あぁ…」

真っ白になった頭は何も考えることができず、もはや存在する意味がない。
理性を失う。
そして緊張から来るストレスにより、不満が爆発した。

その結果が…これだ。

梓「う…うわあああぁぁぁぁああああん!!!」

私はとりあえずその場から逃げ出した。
パンなんか持っていられない。
全て捨てて全力で走った。



458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:38:31.21 ID:f5NVBrqWP

純「ちょ、梓!?」

律「……」

純「あっ…こ、これは違いますから!ちょっとした手違いですから気にしないでください!」

律「……」

純「あの…また出直しきます!」

律「……」

純「梓ぁ!!ちょっと待てーーーー!!」

律「……」



459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:42:39.43 ID:f5NVBrqWP

梓「はぁ…はぁ…」

どこまで走ったのだろう。
ここは校内のどこ?

頭が混乱している。
自分でも何をしたのか訳が分からない。
とにかく泣きそうだ。

梓「はぁ…はっ…」

純「梓ーーー!!!」

梓「っ!」




純が追ってきた。



461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 05:52:31.94 ID:f5NVBrqWP

純「このボケー!何なのあれは!?」

梓「こ、告白…?」

純「ただキレただけでしょ!!」

梓「だって…だってぇ…」

我慢できずとうとう泣き始めてしまった。
うまくろれつが回らない。

梓「い、ヒック…いい言おうとっ、したっグズッ、にい~~っ!!」

純「はぁ…梓がここまで根性なしだったなんて…」

梓「うああぁぁぁぁぁあああん!!」



493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 15:21:47.92 ID:f5NVBrqWP

純「それで…どうするつもりなの?」

梓「エッグ…ヒッグ…」

純「泣いてちゃ分かんないって…ほら、これ使って」

そう言って純はハンカチを差し出してくれた。
私はそれで涙をふき取る。

梓「わ゛、わ゛だじどうすれば…」

純「そりゃあ…謝るしかないでしょ」

梓「だって謝りたかったのに~~っ!」

純「はぁ…やっぱり部活に行くってのは?その時にきちんと話を…」

梓「部活なんていけないよ~~っ!!」

純「だったらどうすればいいのよ…」

梓「グズッ…うぅ…」

純「梓…好きな人の前で緊張するのは分かるけど、もっと冷静になりなって」

梓「……」



497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 15:34:55.42 ID:f5NVBrqWP

純「律先輩と仲良くなりたいんでしょ?好きになってもらいたいでしょ?」

梓「…グズッ…うん」

純「梓にはもう失うものはない、あとは掴み取るだけ」

梓「純…」

純「《今までのことはごめんなさい、
   本当は律先輩のこと好きでした》これだけ言えればすむんだから」

梓「……」

純「梓は普段素直じゃないけど、素直になったら可愛いの。だから自信持ちなよ」

梓「そうかなぁ…」

純「そうだって、きっと律先輩も受け止めてもらえるよ!もしそれでダメでも私…」

梓「え…?」

純「…ううん、なんでもない。とにかく次はしっかりやるんだよ」

梓「うん…」

純「じゃあ律先輩のところに戻ろっか」

梓「ごめん…今は無理かも」

純「おい」



499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 15:51:05.41 ID:f5NVBrqWP

律「……」

昼休みが終わり、午後の授業が始まった。
私はその間ずっと、先生の話を聞かず考え事をしていた。

律(…おおばかやろう、って何だ?)

大馬化野郎?

大婆化野郎?

大歯化野郎?

律「……」

律(あぁ…大バカ野郎か)

そっか、私は梓にとって大バカ野郎なのか。
ってことはやっぱり私のこと…

律「……」

まさかあそこまで嫌われてるとは。
いや、当然のことか。
今日ここに来るまで、ひょっとしたら事が上手く運べるんじゃないかと
淡い期待をしていた私が馬鹿だった。

本当に大バカ野郎だ。



500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 16:02:08.35 ID:f5NVBrqWP

律「……」

頭がクラクラする。
体が重い。
吐き気もする。

さっき言われた事がショックだったからか?

律「……」

6時間目終了のチャイムが鳴った。
唯たちが部活に行こうと誘ってくる。

そんな気分ではない。
でも周りに気を遣わせるのはイヤだ。

我慢しよう。

私たち軽音部の四人は音楽室へと向かう。
私以外の三人は楽しそうにおしゃべりをしていたが、
私には話の内容が頭に入ってこなかった。

ただひたすら頭が痛い…
死にそうだ。



502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 16:14:37.98 ID:f5NVBrqWP

唯「音楽室とうちゃーく!ムギちゃん、さっそくお茶の準備を!」

紬「まかせて!」

律「……」

澪「おい律、どうした?体調悪いのか?」

澪が心配そうに話しかけてくる。
確かに体調は悪い。
けど、いらない心配をかけたくはない。

私は何でもないよと言い、席に着いた。
それでも澪は聞いてくる。

澪「なんでもないって…どう見ても顔色悪いだろ?」

律「大丈夫だって」

唯「りっちゃん?どうしたの?」

律「…別に」

紬「でも…澪ちゃんの言うとおり顔色が悪いわ。熱とかあるんじゃない?」



505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 16:29:01.92 ID:f5NVBrqWP

とうとう唯とムギまでこっちに注目してきた。
そんな大事にしたくないっていうのに…

律「大丈夫だよ…ほっといてくれ」

澪「お前、やっぱり体調悪いんだろ?心配してるんだから正直に言っても…」

律「…余計なお世話だ」

澪「っ!?」

こんなことは言いたくなかった。
けど、つい口がすべってしまって…

澪「なっ…なんでお前はいつもそうなんだよ!?なんでこういう時に強がるんだよ!!」

律「強がってねぇよ」

唯「り、りっちゃん…澪ちゃん…」

紬「二人とも…とりあえず落ち着きましょ?お茶でも飲んで…」

律「……」

頭はボーっとしてるが、空気は肌で感じる事ができる。
完全に悪い流れだ。



506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 16:45:15.95 ID:f5NVBrqWP

澪「律…お前そういう所があるから、好かれたい人にも好かれないんじゃないか?」

律「!?」

澪「もっと弱さを見せたって…」

律「い、今はその話は関係ないだろっ!!」

澪「っ!」

澪の言葉がカチンときた。
今その話を掘り返して欲しくない。
さっきフラれたばかりだというのに。

無性に腹が立つ。
勢いよく立ち上がり澪に怒鳴ってやった。
澪はちょっと怯えたような顔でこっちを見ている。

私は怒りで我を忘れていた。

律「もう私に構うなよ!!どうせ私は…」

律(!?)

その時、意識が急にもうろうとし始めた。



508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 16:54:32.96 ID:f5NVBrqWP

律「あっ…?」

周りがグラついて見える。
体に力が入らない。
ちゃんと立っていられない。

律「あ、あれ…」

澪「律…?」

律「っ!!」

完全に力が抜けた。

体が落ちていく。

ガツンと音がした。

頭に一瞬だけ痛みが走る。
テーブルの角にぶつけた?

それよりも視界が歪んで、何がなんだか…

律「あっ……」

そのまま地面に倒れこんでしまった。



510 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 17:06:15.12 ID:f5NVBrqWP

律「いった…」

澪「っ!?」

唯「りっちゃん!!」

紬「た、大変…」

みんなにかっこ悪いところ見せてしまった…
恥ずかしい。

それより頭がなんだか温かい。
なんだろう?

手をあてて確かめてみた。

律「えっ…」

次の瞬間、自分の手を見て驚く。
真っ赤に染まっていたのだ。
その真っ赤なものは頭からポタポタと落ち始めていた。

律「血…?」

さっきテーブルの角にぶつけたからか?

なにがなんだかもう…

澪「り、律っ!!」



512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 17:14:45.66 ID:f5NVBrqWP

意識が遠のいていく。
澪が私を抱きかかえて大声で何かを言ってる。

何を言ってるんだ?

澪「律!!おい律っ!!」

唯「ち、血がいっぱい…」

痛みは思っていたよりない。

ただ力が入らない。
気持ち悪い。
寒気がする。

律「私…死んじゃうの…?」

澪「律っ!!ごめん…私のせいで!!」

律「……」

違う。
悪いのは澪でも梓でも他のみんなでもない。

悪いのは…全部私だ。



516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 17:22:31.25 ID:f5NVBrqWP

律「私…さ…」

澪「律…?」

律「梓のことが…不安で…ずっと寝てなくて…食べてなくて…」

澪「なっ…ちゃ、ちゃんと休めって言っただろ!」

律「ごめん…でもどうしようもなくて…」

澪「バカ!!バカ律!!」

律「ごめんな…応援してくれるって言ってたのに…」

澪「り、律…?」

律「もう…ダメみたい…」

澪「な、なに言ってんだよ!!お前は簡単には死なないんだろ!?」

律「ごめ…ん……」

澪「おい律…律っ!!」

律「……」

澪「りっ…りつううぅぅぅぅううっ!!」

律「…ガッ…」



519 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 17:30:03.34 ID:f5NVBrqWP

澪「っ!?」

唯「りっちゃん!」

紬「まだ生きてるわ!」

律「ガリガリ…くん…」

澪「え?」

律「ガリガリくんは…食べた…」

澪「食べた?ガリガリくんは食べたのか!?」

律「朝に……」

澪「な、何言ってんだよお前!!」

律「……」

澪「おい!それが最後の言葉でいいのか!?」

紬「りっちゃん!!」

澪「り、りつううぅぅぅぅうううっ!!」

唯「と、とととりあえずきゅっ、救急車を呼ばないと!!」



521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 17:39:19.73 ID:f5NVBrqWP

紬「そっ、そうね!まずはきゅきゅきゅっ、救急車を!!」

唯「な、何番だっけ!?110?119??177???」

澪「おっ、おお落ち着け唯!」

紬「そうよ!!とりあえずおっ、おお落ち着いてお茶でも…」

澪「ムギも落ち着け!!お茶飲んでる場合じゃないだろ!!」

唯「あぁっ!?澪ちゃん!!」

律「……」

唯「血がたくさん出てるぅ!!」

澪「うわあぁぁぁあああっ!?」

紬「お、おおお落ち着いて!!今おおおっお茶を持って…」

澪「だからお茶はいいって!!」

ガチャッ

さわ子「ちょっとあなた達、なに騒いで…」

律「……」

さわ子「きゃああぁぁぁああっ!?」



523 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 17:56:23.90 ID:f5NVBrqWP

梓「……」

私は教室で自分の席に座りながらボーっとしていた。

これからどうしよう。
やはり部活に行ったほうがいいのだろうか?
そして彼女にちゃんと事情を…

梓「……」

いや…もし会ったとして彼女とちゃんと向き合えるのだろうか?
もしさっきみたいな事があったら…

考えるだけで恐ろしくなる。

梓「はぁ…」

ため息を漏らすことしかできなかった。

純「あ、梓!!」

梓「純…?」

突然純が教室に入ってくる。
なんだか慌てている様だ。

梓「どうしたの?」

純「り、律先輩が病院に運ばれたって!!」



526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 18:09:27.81 ID:f5NVBrqWP

梓「えっ…」

純「頭ぶつけて血がいっぱい出て、それで…」

純の知らせを聞いた瞬間、背筋が凍った。

病院に運ばれるほどの怪我?
頭から血?
まさか、すごく重症なんじゃ…

梓「ど、どこの病院!?」

私は純に詰め寄る。
純もすぐに場所を教えてくれた。

タクシーを使って急いで病院に向かう。

向かってる途中、あらゆる思考が頭を駆け巡った。

どれほどの怪我なんだろう。
律先輩の命は無事?
もし…死んでたら…

梓「律先輩…」

唇をぎゅっと噛み締めた。
少し血が出た。




553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 20:27:58.57 ID:f5NVBrqWP

病院につくと運転手にお金を渡し、急いで院内に入った。
そして受付で律先輩がいる病室を聞き出す。

すぐに向かった。

私は焦っていた。
一刻も早く律先輩の安否を知りたい。
もし最悪の事態が起こったと思うと、涙が出てくる。

イヤだ。
律先輩が死ぬなんてイヤだ。

まだ誤解を解いていないのに。
まだ謝っていないのに。
まだ告白してないのに。

それなのに…いなくなっちゃうなんて絶対イヤだ!

神様、お願い…
律先輩を助けて。

案内された病室にはすでに澪先輩がいた。
暗い顔をして病室の扉の前で立っている。
その顔を見て、私の不安はさらに増した。



555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 20:36:59.74 ID:f5NVBrqWP

梓「み、澪先輩…」

澪「梓…」

なんで…なんでそんな顔をしてるの?
笑ってくださいよ。

笑って、「律は無事だ」って言ってくださいよ…

澪先輩…

澪「梓…あのな…よく聞いてくれ」

梓「え?」

なに?
なにがあったの?

律先輩は無事…?
それとも…

澪「…さっきお医者さんから聞いたんだ。律は……死んだ」

梓「……」

私の思考が一瞬停止した。
澪先輩がなにを言ってるのか分からなかった。



563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 20:41:19.71 ID:f5NVBrqWP

梓「澪せ…」

澪「死んだんだ。頭の打ち所が悪くて…」

梓「…嘘」

澪「梓…」

梓「嘘ですよね?嘘って言ってくださいよ」

澪「……」

梓「澪先輩らしくないですよ、私をからかうなんて」

澪「……」

梓「澪先輩…嘘って言ってくださいよ!!」

澪「……」

澪先輩はなにも答えてくれなかった。
私はまだ澪先輩の言葉が信じられない。

病室に入る。
自分自身の目で確かめに行くために。



566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 20:45:27.64 ID:f5NVBrqWP

律「……」

梓「律先輩…」

病室では律先輩が目を閉じてベッドの上で寝ていた。
本当に死んでいる…?

梓「律先輩…起きてるんですよね?…起きてくださいよ」

律「……」

先輩は反応しなかった。
まさか…律先輩が…

梓「……」

先輩の手を握った。
まだ温かい。
これで本当に死んでいるなんて…



572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 20:52:45.61 ID:f5NVBrqWP

事実を知ったら泣き崩れると思っていた。
だが今は嘘みたいに冷静な自分がいる。

どこかが麻痺したような感覚で…涙が出るわけでもない。

梓「……」

律「……」

私はベッドの横にあるイスに座った。
律先輩の手を握りながら。

梓「律先輩、私…謝りたかったんです。ずっと…」

律「……」

不思議と言葉が出てきた。
さっきは緊張でろくに話せなかったのに。

自分でも違和感を感じるぐらいだ。

梓「私…律先輩のこと嫌いだなんて言いましたけど…」

梓「全部嘘だったんです…」



575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:02:35.74 ID:f5NVBrqWP

律「……」

梓「本当は強がって…純の前で嫌いって言っただけなんです」

梓「私…自分の気持ちを他人に伝えるのが下手糞で、どうしようもなくて…」

律「……」

梓「それでいてひねくれているから、自分自身にまで嘘ついちゃって…」

律「……」

梓「さっき大バカ野郎って言ったのも嘘です。つい緊張しちゃってそんな事しか言えなくて…」

律「……」

梓「ごめんなさい。私のほうこそ大バカ野郎ですよね」

梓「私なんて嘘つきで、臆病で、強がりで、根性なしで、うるさくて、不器用で、可愛くなくて…」

律「……」

梓「律先輩に好かれる後輩になりたかったんですけど…結局ダメでした」

律「……」

梓「律先輩…本当は私、あなたの事が好きでした。大好きだったんですよ」

梓「先輩や部活の仲間としてではなく…一人の女性として」



579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:11:00.18 ID:f5NVBrqWP

律「……」

梓「…そんなこと言っても信じてくれませよね…」

律「……」

梓「律先輩…」

それからすぐに、律先輩との思い出が頭の中に鮮明に蘇る。

初めてあった時、元気そうな人だと思った。

合宿、初めてのライブ、夏フェス。

そして軽音部での日々…

そんなに一緒にいたわけではない。
でも、ずっと見ていた。
律先輩のことずっと見ていた。

そして律先輩と一緒に過ごした時間が私にとってどれほど大切なものだったか、思い知らされた。

けど、もう律先輩は動かない。
話しかけてくれない。
からかってくれない。

あの笑顔を見ることはもう…ない。

律先輩は死んだ。



583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:16:10.21 ID:f5NVBrqWP

梓「……」

律「……」

急に涙がでてきた。
止まらなくなった。

梓「律…先輩…」

こんなことなら、もっと優しく接するべきだった。
自分に素直になるべきだった。

後悔の念が私を襲う。
余計に涙が出てきた。

梓「りつ…せんぱぁい…」

律「……」

梓「死んじゃイヤだよぉ…」

律「……」

梓「ごめんなさい……ごめんなさいぃ…」

律「……」



586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:21:39.80 ID:f5NVBrqWP

どれだけ謝っても律先輩は答えてくれない。
私は絶望する。

梓「……」

律「……」

梓「律先輩…最後に…キスしていいですか?」

律「……」

梓「お願いです…一生の思い出にしたいんです」

律「……」

梓「いいですよね…」

これで最後だ。
律先輩に触れるのも。
これで最後になる。

私は先輩の唇に軽く口づけをした。
これが律先輩との最後の思い出…
一生忘れないと心に誓う。


梓「律先輩…天国でも幸せになってくださいね」

律「…………まだ死んでねぇです」



590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:23:34.36 ID:f5NVBrqWP

梓「………え?」

律「……」

目の前の先輩は目を開けてこちらを見ている。
顔は真っ赤だ。

梓「……」

律「……」

梓「……」

律「……」

梓「……」

律「…て、てへっ☆」



599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:29:20.67 ID:f5NVBrqWP

梓「きゃっ…きゃあぁぁぁぁあああああっ!!ゾンビいぃぃぃぃいいいいいっ!!!」

律「ち、違えよ馬鹿っ!!最初ッから生きてるわい!!」

梓「なっ、ななななんでぇ!?」

律「だから死んでねえって言ってんだろ!頭うったくらいで私が死ぬか!!」

梓「えっ…えぇっ!?」

律「ったく…」

梓「あっ、あの…ちなみに…ずっと起きてたんですか…?」

律「ま、まぁな」

梓「私が部屋に入ってきたときも…?」

律「まぁ…な…」

…え?
じゃあ私が今まで話してたこと全部聞いて…

梓「……」

律「……」



604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:34:12.09 ID:f5NVBrqWP

梓「う…うわああぁぁぁっ///」

律「ど、どうした梓!?」

梓「死ねっ!!死んで全部忘れちゃえぇぇっ!!」

律「できるかぁ!!」

梓「うわあぁぁああん!!何で言ってくれなかったんですかぁ!!」

律「い、言えるわけないだろ…いきなり部屋に入ってきて…」

あっ…そうだ私…

律「それで告白して…キ、キスしてくるなんて…///」

梓「……」

律「…梓さん?」

梓「うわああぁぁぁっ!!律先輩なんか死んじゃえぇぇぇっ!!」

律「さっきまで生きて欲しいとか言ってただろ!?」



608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:40:23.04 ID:f5NVBrqWP

澪(ふふっ…うまくいったみたいだな)

純「澪先輩ー!」

澪「あっ、純。来たか」

純「どうでした?」

澪「成功だよ」

純「よかったぁ」

澪「お互い素直じゃないからな、こうでもしないと本音を言えないだろ」

純「でも驚きでしたね、澪先輩からこんな案が出るなんて」

澪「律を応援するって決めたからな。梓には悪いが…こうする方がいいと思って」

純「澪先輩…」

澪「それに純が事情を教えてくれたから、できたんだよ」

純「えへへ」



614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:45:59.54 ID:f5NVBrqWP

純「それにしても驚きましたよ、律先輩が病院に運ばれたって聞いたときは」

澪「まぁ、ただの栄養失調らしいからな」

澪「それに頭はもともと血が大量に出る所だから、思ったよりも平気みたいだし」

純「そっか…安心しました」

澪「死んだ人間が愛しの人のキスで生き返る。上出来だな」

純「それって澪先輩が考えたんですか?」

澪「いや、律だよ」

純「え?」

澪「私のために用意した、お涙頂戴もののストーリーだってさ」

純「はぁ…?」



621 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:52:13.61 ID:f5NVBrqWP

澪「とりあえず、私たちは退散しよっか?」

純「そうですね」

澪(律…幸せにな…)

純(あぁ~あ。結局私の恋は叶わずか…)

澪「……」

純「……」

澪「…お腹すいたな」

純「そうですね…」

澪「何か食べに行く?」

純「えっ…いいんですか?」

澪「あぁ、どうせヒマだし」

純「じゃあ…お供させてもらいます!」



628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 21:57:28.40 ID:f5NVBrqWP

唯「ねぇムギちゃ~ん」

紬「なぁに?」

唯「なんで私たち病院に入っちゃダメなんだろうね?」

紬「う~ん…お邪魔だからじゃないかな?」

唯「えぇっ!?なんで~…」

紬「うふふ。…ねぇ唯ちゃん」

唯「なに?」

紬「時間があるなら…これから二人でどこか遊びに行かない?」

唯「あっ、それいいかも」

紬「じゃあ行きましょうか!」

唯「うん!あっ、待って…」

紬「どうしたの?」

唯「帰りが遅れる前に、憂に連絡しないと」



631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:06:28.86 ID:f5NVBrqWP

憂「はぁ…お姉ちゃんは紬さんと遊んでるし…今日は一人かぁ…」

ピンポーン

憂「はーい」

ガチャッ

和「こんばんわ」

憂「あっ…和ちゃん」

和「唯いる?学校に忘れ物があったから届けに来たんだけど」

憂「お姉ちゃんは帰りが遅くなるって…」

和「そう…分かったわ」

憂「あの、和ちゃん」

和「なに?」

憂「よかったら、夕飯…一緒に食べて欲しいなぁって…」

和「え?」

憂「えへへ」

和「…いいわよ」



634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:11:40.02 ID:f5NVBrqWP

梓「……」

律「落ち着いたか?」

梓「…はい」

律「よかった、本当に殺されると思ったぜ」

梓「……」

本当は落ち着いてはいない。

顔が熱い。
心臓がはちきれそうだ。
穴があったら入りたい。

律「…なぁ梓」

梓「は、はい!」

律「…ありがとな」

梓「えっ…」

律「梓の本当の気持ち…知れてよかった」



641 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:22:13.46 ID:f5NVBrqWP

梓「……」

律「私さ…お前に嫌われてると思ってたんだ」

梓「……」

律「なんか私に対して冷たいし、そっけないし…」

梓「…ごめんなさい」

律「いや、いいんだよもう。本当のこと知ったから」

梓「うっ…」

律「それにしても梓が私のこと、キスしちゃうぐらい大好きだなんてなー」

梓「ち、違います!!あれは…ついちょっとうっかりしょうがなくて!!」

律「なんだそれ…」

梓「うぅ///」

律「なぁ、梓」

梓「…な、なんですか?」

律「私もお前のこと、大好きだぞ」



644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:32:05.74 ID:f5NVBrqWP

律「好きだ、一人の女の子として。愛してる」

梓「なっ、ななななにをっ!?」

律「私は梓が好きだ!大好きだ!!」

梓「あっ…えっと…」

律「まだ言わせるのか?梓ー!好きだー!愛してるー!!」

梓「わ、分かりましたから叫ばないでください!!」

律「へへっ」

梓「もう///」

律(よかった…本当によかった。梓と分かり合えて本当によかった)

梓「あ、あの…」

律「なんだ?」

梓「本当に…私でいいんですか?」

律「当たり前だろ!私はお前を超愛してるんだからなっ!」



646 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:39:11.22 ID:f5NVBrqWP

梓「私も…律先輩のこと超愛してます」

律「なんだとぉ!?じゃあ私は超超愛してる!」

梓「な、なら私は超超超愛してます!!」

律「だったら私は……ぷっ」

梓「ふふっ」

律「あははっ、何くだらないことで張り合ってんだよ」

梓「律先輩こそ、子供じゃないんだから」

律「なにぃ?生意気なことを言うのはこの口か!お仕置きだ!」

梓「きゃー♪」

律先輩に抱きしめられる。

力強い。
なんか落ち着く。
幸せな気分だ。

梓(そっか、私…ずっとこうされたかったんだ)



649 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:47:24.65 ID:f5NVBrqWP

梓「あの…律先輩」

律「んー?」

梓「もう一度…キスしてもいいですか?///」

律「その前に…」

梓「え?」

律「中野梓さん、私と付き合ってください!」

梓「律先輩…」

律「ほら、早く答えてくれよ。改めてやると恥ずかしいんだからさ…」

梓「ふふっ…はい、喜んで」

梓「こちらこそ、よろしく願いします」



651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:50:10.65 ID:f5NVBrqWP

律「よっし!」

梓「律先輩…大好きです」

律「私も…」

見つめ合う二人。
キスするまでそう時間はかからなかった。

唇と唇が触れ合う。
あたたかい。

ずっとすれ違っていた私たちは、ようやく交わることができた。
嬉しくて涙が出てくる。

律「泣くなよぉ…」

梓「律先輩こそ」



653 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 22:59:39.94 ID:f5NVBrqWP

律「…なぁ梓、いっこ聞いていいか?」

梓「なんですか?」

律「私のどこが好きなんだ?」

梓「そうですねぇ…お姉ちゃんみたいなところ?」

律「へっ?」

梓「私一人っ子なんですけど、姉妹が欲しかったんです」

梓「それで、律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と」

律「…恋人じゃなくて?」

梓「お姉ちゃんみたいな恋人ですっ」

律「なんじゃそりゃー!」

梓「きゃー♪」

また律先輩に強く抱きしめられた。
癖になりそうなぐらい気持ちい。
幸せだ。

私たちが付き合ったことなんて、世界規模で考えればちっぽけな事かもしれないけど…
たぶん私は、世界で一番の幸せ者に違いない。

梓「律先輩…大好き」



662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:06:45.61 ID:f5NVBrqWP

数ヵ月が経った。
文化祭も最後のライブも全部終わり、三年生は本格的に受験勉強を始めている。

そして冬休み。
私は律先輩の家に遊びに来ていた。

梓「本当に来ちゃってよかったんですか?勉強の邪魔になるんじゃ…」

律「いいっていいって、梓がいる方が集中できるんだよ」

梓「そう言って、落ちたら私のせいにしないでくださいよ?」

律「任せろって!」

梓「不安だ…」

律「なにぃっ!?」

梓「あっ、でも落ちたら落ちたで私と同学年になるかもしれませんよね」

梓「それはそれでいいかも…」

律「そ、それだけはご勘弁をっ!!」

梓「ふふっ、じゃあ勉強頑張ってくださいよ」

律「はいっ!」



663 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:13:11.07 ID:f5NVBrqWP

梓(私もちょっとは勉強しておこうかな…)

律「なぁ、梓」

梓「はい?」

律「春休みになったらどっか遊びに行こうな」

梓「いいですね」

律「私、合格できるよう頑張るから」

梓「はいっ!」

律「だから…息抜きにキスしていい?」

梓「なんでそうなるんですか…」

律「なー、いいだろー?」

梓「…ふふっ、いいですよ。断る理由はありませんし」

律「やった!」



665 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:20:48.24 ID:f5NVBrqWP

律「じゃあ…いくぞ?」

梓「はい」

律「んっ…」

梓「んむっ…」

律先輩と口づけをする。
毎回ドキドキしてしかたがない。

唇どうしがくっつくだけではなく、舌まで絡ませるようになった。
律先輩の口の中は温かく、優しい。
体までポカポカしてくる。

寒い冬なんて吹き飛んでしまいそうだ。

ずっとこうしていたい。

律「梓…今日はもう一足踏み込んだことする?」

梓「もう…先輩のエッチ///」

願わくば、この温もりが永遠に続きますように…




おわり




667 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:21:59.52 ID:zr2+wHqNO

感動した



670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:23:03.39 ID:csdeAx/p0

素晴らしかった。
乙。



671 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:23:33.58 ID:DyQx1eFlO

よっつんばいならぬ乙んばい



672 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:23:49.75 ID:DjA49bRi0

長いことよく頑張った、本当に乙
そして良いものをありがとう



673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:23:59.30 ID:SV9SN08Y0

おつでした



674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:24:09.48 ID:cBy0lFtj0

さわ子「・・・・」


乙!良かった



675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:24:10.25 ID:wJMlOc8o0

乙最高だった



677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:26:03.19 ID:LBSfikxB0


もう思い残すことはない



680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:31:58.18 ID:gRDgVf03O


律梓とかなんて俺得



681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:33:11.89 ID:noxxlz4j0

最初から見ててよかった

>>1



682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:38:33.46 ID:vocR4x9k0

乙カレ



683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:39:59.19 ID:a/am90/C0

おつか烈海王



685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:40:30.20 ID:ODf8spy40

オツダナ



686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:45:28.97 ID:T3harx/HO

おつ



687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:49:32.99 ID:Ef4PAOx10


爆発がオチじゃなくてよかったww



688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:50:07.00 ID:7zhGyZTuO



面白かった!



690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 23:56:44.27 ID:8lOxTMkbO

おつ。
いろんな意味で良かった。



692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 00:04:52.95 ID:bz+vOscJP

おつ
純ちゃん好きとしては悲しいが
ハッピーエンドでよかった



693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 00:05:45.39 ID:WkHFxkzv0

まじ乙
律梓好きとしては最高にニヤニヤできた



697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 00:12:05.90 ID:IrbPFZkH0

おつ



698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 00:13:53.20 ID:vTTn7gVu0

いちおつ!!
死人が出なくてよかった



699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 00:13:54.98 ID:KmkSr7fJO

完結乙です



714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 01:22:40.53 ID:cLWyC2SNP

文化祭が終わり数日が経った。
今でも律先輩とは仲良く過ごしている。
今日も学校で会えるのが楽しみだ。


梓母「あっ昨日言い忘れたけど、今日お父さんとお母さん帰ってこないから」

梓「え?」

梓母「お父さんは仕事、私は友達とちょっと旅行にね。明日の夜までいないわ」

梓「そうなんだ…」

梓母「もう子供じゃないし、一人で留守番ぐらいできるでしょ?」

梓「もちろんだよ」

梓母「じゃ、今悪いけどよろしくね」

梓「うん、分かった」



717 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 01:31:46.75 ID:cLWyC2SNP

キーンコーンカーンコーン

憂「梓ちゃん、お昼食べよ」

梓「ごめん、今日はちょっと先約があるんだ」

憂「え?」

純「おっとー、お熱いですなぁ」ニヤニヤ

梓「う、うるさい」

憂「よく分からないけど、それなら仕方ないね」

梓「ごめんね、明日は一緒に食べるから」

憂「うんっ」

純「妬けちゃうな~」ニヤニヤ

梓「もう、純は黙ってて!」



719 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 01:36:25.88 ID:cLWyC2SNP

屋上

梓「律先輩、お待たせしました!」

律「来たか!我が愛しのジュリエット!」

梓「誰がジュリエットですか!ていうか、ジュリエットは律先輩でしょ?」

律「いや~、私にはやっぱ似合わないよ」

梓「そんな事ないですよ、すっごい綺麗でした」

律「ほ、本当?///」

梓「はいっ!」

律「嬉しいこと言ってくれるじゃないかこの~!」ギュ~ッ

梓「きゃー♪」

律「さ、早く飯食べようぜ」

梓「そうですねっ」



720 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 01:46:34.39 ID:cLWyC2SNP

律「ほら、お前のために弁当作っておいたぞ」

梓「わぁっ!ありがとうございます!」

律「感謝するがいい」

梓「ははーっ」

律「へへっ…味はどうだ?」

梓「モグモグ…美味しいです!」

律「おいおい、もっと具体的に言ってくれよ」

梓「律先輩の味がします!」

律「それなんかエロいな…・」

梓「い、言われてみれば///」



722 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 01:49:55.26 ID:cLWyC2SNP

梓「でも、美味しいのは本当ですよ?」

律「ありがとな…って、お前ほっぺにご飯ついてるぞ」

梓「え?」

律「ほら、とってやるよ」ヒョイ、モグモグ

梓「あっ…」

律「ん?」

梓「なんか今の…恋人っぽい」

律「恋人だろ?」

梓「そ、そうでした///」

律「まぁ、まだ実感がわかねえのは分かるけどさ」

梓「ですよね」



723 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 01:58:55.03 ID:cLWyC2SNP

律「まさか私と梓が付き合うなんてな~」

梓「本当ですよ、私なんて最初は澪先輩のことが好きだったのに」

律「私の第一印象はどうだった?」

梓「えっと、澪先輩にくっついてる…アホ?」

律「んだとコラ中野ーッ!!」ギュ~ッ

梓「きゃー♪」

律「ったく、相変わらず失礼なやつだな」

梓「えへへっ」

梓(最近気づいた事がある。律先輩は、からかえば抱きついてくる)

梓(だから私はたまにからかったりする。抱きつかれたいから)



726 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 02:13:15.42 ID:cLWyC2SNP

梓「あっ、そういえば今日うちの両親いないんですよ」

律「なんで?行方不明?」

梓「違います!それぞれ都合があるんですっ」

律「ふーん…」

梓「はぁ…今日一人で大丈夫かなぁ…」チラッ

律「……」

梓「……」チラチラッ

律「…なんだ?私に来て欲しいのか?」

梓「べ、別にそういうわけじゃないですけど…」

律「あっそ、じゃあ一人で頑張れよ」



728 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 02:16:57.30 ID:cLWyC2SNP

梓「あっ…」シュン

律「…行ってやろうか?」

梓「!」パアァァ

律「やっぱやーめたっ」

梓「!?」シュン

律(やっべ、超楽しい)

梓「うぅ…」

律(でも流石にイジワルすぎるか)

律「しょうがないなー、かわいい恋人のために一肌脱いでやるよ」

梓「律先輩だいすきっ!」

律「おー、よしよし。良い子良い子」ナデナデ

梓「えへー」



730 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 02:24:50.91 ID:cLWyC2SNP

帰宅


律「じゃあちょっと買い物してから行こうか」

梓「え?」

律「夕飯は私が作ってやるよ」

梓「本当ですか?やったー!」

律「そんなに嬉しいか、こいつぅ~」

梓「はい、そのために呼んだようなものですから!」

律「中野ォ!!」ギュ~ッ

梓「きゃー♪」

律「ったく、作ってやんないぞ?」

梓「えへへ、ごめんなさい」



731 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 02:36:41.60 ID:cLWyC2SNP

スーパー


梓「なに作るんですか?」

律「んー…カレーかな」

梓「へぇ…律先輩のカレー楽しみです」

律「お任せなさい!私が究極で至高のカレーを作ってあげますわっ!」

梓「あんまり自分でハードル上げると後々大変ですよ?」

律「ですよね」

梓「でも、大好きな律先輩の料理は私にとって世界一ですけどねっ」

律「お、おいおい…いきなり恥ずかしいこと言うなよ///」

梓「えへへ///」

律「そ、そんなことより早く買出しをするぞ!梓隊員!」

梓「ラジャーッ!」ビシッ

梓(なんか私も律先輩に似てきちゃったかなぁ…)

梓(ま、悪い気はしないけど)



733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 02:52:13.77 ID:cLWyC2SNP

中野家


律「ほぅ…ここが梓の部屋か」

梓「あ、あんまりジロジロ見ないでくださいよ」

律「いいじゃん、ここに泊まるんだし」

梓「そ、それもそうですね…」

梓(律先輩と同じ部屋で寝る…)ドキドキ

律(やっべー、勢いで言っちゃったけど、今日の夜梓と二人っきりになるんだよな…)

律(き、緊張してきた…)ドキドキ

梓「……」

律「……」

梓「あっ、り、律先輩!」

律「は、はい!」

梓「お、お茶持ってきましょうか!?」

律「よ、よろしくお願いしますっ!!」



739 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 03:10:03.58 ID:cLWyC2SNP

律「梓の家はCDがいっぱい置いてあるなー」

梓「なにか聞きます?」

律「あっ、いいな。じゃあこのCDをたのむ」

梓「えー?これよりこっちの方がいいですよ」

律「ヤダ!こっちがいいっ!」

梓「私はこっちがオススメですっ!」

律「なんだとぉ…」

梓「な、なんですか?」

律「なら、勝った方が好きなCDをかけられるってことだな!」

梓「か、勝ったほう?」

律「それっ、くすぐりだー!」コチョコチョコチョ

梓「ふにゃっ!?あはははははっ!!」

梓「ひゃ、ひゃめへくらひいよ~~!!」ジタバタ

律「どうだ?私のCDをかける気になったか?」コチョコチョコチョ

梓「あははははっ!!か、かけましゅからひゃめへ~っ!!」ジタバタ



741 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 03:24:30.73 ID:cLWyC2SNP

律「おっと、そろそろ夕飯の支度しなきゃな」

梓「律先輩、お願いします」

律「うむ、任せたまえ」

梓「私も何か手伝いますねっ」

律「じゃあジャガイモの皮でもむいてくれ」

梓「はいっ!」

梓(律先輩と一緒に料理するなんて楽しいな~♪)

律(梓と料理できるなんて楽しいな~♪)

梓「…律先輩、なにニヤけてるんですか?」

律「梓こそ、なに考えてるんだよ?」

梓「別になにも考えてませんけど?」

律「こっちこそ」

梓「…ふふっ」

律「なんだよー」

梓「なんでもありませんっ」



742 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 03:30:20.67 ID:cLWyC2SNP

律「よし、下ごしらえは大体できたな。梓、後は私が全部やっておくから」

梓「分かりました」

律「まってろよー、美味しいの作ってやるからなー」

梓「……」

梓(なんか律先輩に抱きしめられたい気分…)

梓(よし、ちょっとからかっちゃおう)

梓「律先輩」

律「なんだ?」

梓「カレーにケーキでも入れちゃいましょうよ」



743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 03:38:18.42 ID:cLWyC2SNP

律「はぁ?」

梓「美味しいものと美味しいものを合わせれば、もっと美味しくなるかもしれないじゃないですか」

律「ははっ、何言ってんだよお前。そんなことあるわけないだろ」

梓「えー?でもひょっとしたら美味しいかもしれないですよ?」

律「あははっ、ありえねー」

梓「入れちゃいましょうよー、ねー」

律「やめろっての」

梓「そんな事言わないで…」

律「やめろって言ってんだろうが」ギロッ

梓「ひっ…」ビクッ



746 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 03:41:45.25 ID:cLWyC2SNP

律「……」

梓「ご、ごめんなさい…調子に乗りすぎました」

律「はぁ…あのな、私はお前のために美味しい料理を作りたいんだよ」

梓「律先輩…」キュン

律「だからマジメに作ってるの!」

梓「ごめんなさい…」

律「分かればよろしい」

律「ほら、おとなしく待ってな。すぐにできるから」

梓「はいっ!」



748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 03:56:08.16 ID:cLWyC2SNP

律「おーっし!できたぞー!」

梓「わぁ、おいしそうです!」

律「ふふん、当然。なんせ私が作ったんだからな」

梓「いただきます!」

律「どうぞ召し上がれ」

梓「モグモグ…美味しいですっ!」

律「だろー?」

梓「律先輩は食べないんですか?」

律「うん?私はもうちょっとお前が食べてるところを見てからな」

梓「え?」

律「お前が美味しそうに食べてる姿がかわいくて、見惚れちまうんだよ」

梓「は、恥ずかしいこと言わないでくださいよ!食べづらいじゃないですか…///」

律「何言ってんだ、遠慮しないでいっぱい食べていいんだぞー?」ニヤニヤ

梓「もぅ///」



749 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 04:07:25.60 ID:cLWyC2SNP

律「ふぅ…腹もいっぱいになったし風呂でも入るか」

梓「そうですね」

律「よし、一緒に入ろうぜ!」

梓「えっ…」

律「どうした?」

梓「一緒に…ですか?」

律「せっかくなんだからいいだろ」

梓「うぅ…は、恥ずかしいです///」

律「恥ずかしいって…合宿の時に一緒に入ったろ?」

梓「あれは…部活でしたから」

梓「でも今は…恋人同士だし…」

律「恋人同士だから一緒に入るんじゃないか!」

梓「り、律先輩…」

律「私はお前の裸が見たい!!」

梓「ストレートすぎます…」



753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 04:16:16.03 ID:cLWyC2SNP

お風呂


律「おーい梓ー、早く入って来いよー」

梓「そ、そんな急かさなくても入りますよ…」モジモジ

律「ぐへへー、タオルで前を隠しちゃダメだぞー」

梓「な、なんですかその変態みたいな顔!!」

律「それーっ」ガバッ

梓「きゃーっ!?」

律「ふっふっふ。せっかくの風呂なんだ、裸の付き合いといこうじゃないか」

梓「うぅ…タオル奪われた…」



754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 04:21:35.12 ID:cLWyC2SNP

律「お、おぉっ…!」

梓「ジ、ジロジロ見ないでくださいよ!///」

律(なんてかわいい…裸なんだ…)

律(やばい、興奮してきた…どうしよう…)

梓「て、ていうか律先輩も!」

律「え?」

梓「目の前に裸で仁王立ちされてると、見てるこっちは恥ずかしいんですけど…」

律「いやーん、エッチー」

梓「先輩が見せてるんじゃないですか!」

律「えへっ」

梓「もう…///」



755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 04:30:25.60 ID:cLWyC2SNP

律「ほれ、背中流してやるよ」

梓「あっ、ありがとうございます」

律「痛くないか?」ゴシゴシ

梓「はい、大丈夫です」

律(梓の背中かわいいなぁ…後から襲ってやりたいぐらいだ)

梓(なんかいやらしい気配を感じる…)

ゴシゴシ、ゴシゴシ

律「よし、流すか」

梓「…なんか嬉しいです」

律「ん?」

梓「お姉ちゃんに背中を洗ってもらってるみたいで」

律「ははっ、どういたしまして可愛い妹よ」ザパーン



756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 04:40:48.51 ID:cLWyC2SNP

チャポンッ


律「あ~…湯船気持ち良いな~…」

梓「はい…癒されます」

律「このままお湯の中に溶けちゃいそうだ…」

梓「そうですね~」

律「私、ゲル状になっちゃう~」

梓「ぷっ、それムギ先輩のものまねですか?」

律「梓ちゃん、私このままじゃゲル状になっちゃうわ~」

梓「ククッ…もう、やめてくださいよ」

律「ゲル状になっちゃう~」

梓「ぷっ…ククッ…あはははっ」

律「クスクス…あはははっ」



757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 04:51:20.97 ID:cLWyC2SNP

律「のぼせるといけないし、そろそろ上がるか」

梓「はい」

ザパァッ

梓「……」

律「どうした梓?」

梓「い、いえ…」

梓(なんか律先輩の裸…魅力的だ///)

梓(好きな人の裸だからかな…?)

律「なにボーっとしてんだ?もしかしてのぼせた?」

梓「あっだ、大丈夫です」



760 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 04:58:33.00 ID:cLWyC2SNP

風呂上り


律「あ~、良い湯だった」

梓「……」ポーッ

律「…なんだ?」

梓「改めて思うんですけど、カチューシャ外した律先輩って…素敵ですね///」

律「な、なんだよ急に///」

梓「いやだって、ものすごくかっこよくて美人ですよ」

律「ほ、褒めたって何も出ないぞっ!」

梓「別にそんなつもりじゃ…た、ただ」

梓「律先輩みたいな人と…付き合えてよかったなー、って思ってるだけです///」

律「梓///」



762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:04:47.76 ID:cLWyC2SNP

律「そ、それなら私だって!」

梓「え?」

律「梓みたいにかわいくて、めっちゃかわいくて…」

律「超かわいい恋人を持てて幸せだと思ってるぞ!」

梓「り、律先輩…」

律「梓…」

梓「……」

律「……」

梓「…や、やっぱりちょっとのぼせちゃいましたね///」

律「そ、そうだな…あはは///」



763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:12:03.55 ID:cLWyC2SNP

律「ふぁ…そろそろ寝るか」

梓「ですね」

律「あー、楽しい時間はあっという間だった」

梓「何言ってるんですか、また明日があるじゃないですか」

律「…それもそうだな」

梓「…律先輩」

律「ん?」

梓「抱いてもらってもいいですか?」

律「もちろん」


ギュ~っ



764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:20:24.47 ID:cLWyC2SNP

梓「…律先輩」

律「今度はなんだ?」

梓「私…文化祭の時、澪先輩に嫉妬してたんです」

律「はぁ?」

梓「だって、二人でロミオとジュリエットやるなんて…羨ましくて」

律「……」

梓「演じてるときの二人は、本当の恋人みたいで…悔しかったんです」

梓「律先輩と付き合ってるのは私なのに…」

律「……ぷっ、バカだなぁ梓は」

梓「な、なんですか」

律「くだらないことで悩んでるんじゃないよ。私はお前しか頭にない」

梓「…本当ですか?」

律「当たり前だろ。恋人なんだから」

梓「律先輩…///」



765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:25:56.73 ID:cLWyC2SNP

律「そうだ!なんなら今からやるか?ロミオとジュリエット」

梓「え?」

律「やろうぜ、二人っきりなんだし」

梓「じゃあ…やりたいです」

律「よし、なら私がジュリエットで梓がロミオな」

梓「了解です」

律「おお、ロミオ、ロミオ!あなたはどうしてロミオなの?」

梓「……ぷっ」

律「こらーっ!いきなり笑うなーっ!!」

梓「だって…クスクス」

律「なんだよぉ、お前がやりたいと思ってやったのに」



766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:33:53.64 ID:cLWyC2SNP

梓「ご、ごめんなさい…でもおかしくて」

律「何がおかしいんだ!」

梓「律先輩がジュリエットなところ」

律「中野ォ!!」ギュ~ッ

梓「きゃー♪」

律「ったくぅ」

梓「えへへ」

律「もう絶対やんないからな!」

梓「…律先輩」

律「なんだ?」

梓「最後に…ラストシーンだけやってもいいですか?」

律「ラストって…自殺のシーン!?」

梓「いえ、自殺じゃなくてもうちょっと前の……キ、キスシーンです」



768 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:39:00.68 ID:cLWyC2SNP

律「あっ…」

梓「だ、だめ…?///」

律「あれは…ロミオからキスするんだし…」

梓「じゃ、じゃあやってもいいですか?」

律「…///」コクリ

梓「…ジュリエット」

律「ロ、ロミオ…」

梓「……」ドキドキ

律「……」ドキドキ



チュっ



770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:42:49.55 ID:cLWyC2SNP

律「……」

梓「……」

律「……///」

梓「……///」

律「も、もう寝るぞ!!」

梓「は、はいっ!!」

律(こ、これ以上のこと今したら死ぬ!!死んじまう!!)

梓(幸せすぎて死んじゃう~~っ!!)



771 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:46:47.52 ID:cLWyC2SNP

就寝中


律「はぁ…」

梓「ふぅ…」

律(やっべー…眠れねえ…)

梓(ていうか今隣に律先輩が寝てるんだよね…それだけでドキドキしちゃう…)

律「な、なぁ梓…」

梓「はいっ!」

律「眠れないからちょっとだけ話でもしよっか」

梓「そ、そうですね」



772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:49:27.26 ID:cLWyC2SNP

律「なに話す?」

梓「えっと…」

律「……」

梓「……」

律「……」

梓「……」

律「…話題がないな」

梓「ですね…」

律「…やっぱ寝るか」

梓「はい…」



773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 05:57:10.94 ID:cLWyC2SNP

律「あっ、そういえばさ…」

梓「どうしたんですか?」

律「私ずっと気にしてた事があったんだ」

梓「何をです?」

律「低身長」

梓「え?」

律「私ってさ、4人の中で一番背が低いじゃん?」

梓「はぁ…言われてみれば」

律「それがずっと嫌だったんだけどさ、最近それも良いかなって思えるようになったんだ」

梓「どうしてです?」

律「だって身長が低いってことはさ、梓と一番距離が近いってことと同じと思えるじゃん?」

律「梓も身長低いし」

梓「…あんまり嬉しくいないです」

律「あれっ!?今いいこと言ったつもりだったんだけど」



774 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 06:01:52.70 ID:cLWyC2SNP

梓「どこがですか、身長低いって言われて嬉しいわけありませんよ」

律「まぁ…それもそっか」

梓「そんな事より早く寝ましょ、明日も早いですし」

律「だな…寝るか」

梓「律先輩…」

律「ん?」

梓「明日も幸せだといいですね」

律「幸せに決まってんだろ?私たち二人なら」

梓「ふふっ、そうですね」

律「おやすみ、梓」

梓「おやすみなさい、律先輩…」



775 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 06:06:10.40 ID:cLWyC2SNP

梓「……」

律「……」

梓「すぅ…すぅ…」

律「ぐ~…」

梓「すぅ…すぅ…」

律「うぅん…」ゴロッ

ドスッ

梓「うぐっ!?」

梓(り、律先輩の膝蹴りがお腹に…)

律「う~ん…」ゴロゴロ

梓「!?」

ズゴッ

梓「おごぉっ!?」

梓(ま、また…)プルプル

律「ぐー…すー…」



776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 06:10:13.84 ID:cLWyC2SNP




律「ふあぁぁ…よく寝た」

梓「……」

律「梓?なにお腹かかえてるんだ?」

梓「…律先輩のせいです」

律「私の…私が何を……はっ!」

律「も、もしかして陣痛か!?でも私そんなことして…」

梓「この…アホーッ!!」ボカッ

律「いてえっ!?」




おわり




777 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 06:15:48.84 ID:8iCe+f/aO

おいついた…

1乙
すばらしかった



780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 06:42:53.90 ID:vTTn7gVu0

いちおつ!!



783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 07:55:35.41 ID:0qW2t0TWO

>>4乙!






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梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#中編
[ 2011/10/01 21:47 ] 非日常系 | 律梓 | CM(0)

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