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梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#後編 【非日常系】


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梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#前編
梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#中編
梓『律先輩みたいなお姉ちゃんもアリかな…と』#後編



800 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 14:54:14.21 ID:cLWyC2SNP

私と律先輩が付き合い始めて二年近くが経ちました。
ケンカしたり色々あったけど、今でも仲良く関係は続いています。

大学に入学した私は、律先輩と一緒にアパートでルームシェアを始めました。
ちなみに律先輩とは別の大学に通っています。



梓「ふあぁ…」

梓「……」

梓(もう朝か……起きなきゃ)

カチッ、カチカチッ

梓「あ、あれ?電気がつかない?」

ガチャッ

律「おーっす、ただいまー」



801 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 15:01:48.20 ID:cLWyC2SNP

梓「あっ…律先輩」

律「いやー、遅くなってごめんごめん。バンドの練習がさぁ…」

梓「それより、電気がつかないんですけど」

律「え?なんで?」

梓「…電気代払いました?」

律「……あっ」

梓「昨日払っておいてって言ったじゃないですか!」

律「ご、ごめん…うっかりしてて」

梓「はぁ…後で私が払いに行きますよ」

律「あ~…その~…」



802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 15:11:39.42 ID:cLWyC2SNP

梓「どうしたんですか?」

律「そっかー…だから財布にお金がいっぱい…」

梓「え?」

律「……」

梓「…まさか、使っちゃったんですか?全部」

律「…きゃはっ」

梓「どうするんですか!今月苦しいのに!」

律「すいませぇーん…」

梓「はぁ…アルバイト週3に増やそうかな…」



804 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 15:25:15.12 ID:cLWyC2SNP

律「それより眠い…私ちょっと寝るわ」

梓「もう、勝手なことばっか」

律「ぐー…すぅー…」

梓「…寝ちゃった。ちゃんと布団かけないと風邪ひいちゃいますよ」バサァ

律「ぐー…」

梓「まったく、律先輩は相変わらずだなぁ」

律「ん~…むにゃむにゃ…」

梓「…もうそろそろ学校に行かなきゃ」

律「ぐー…ぐー…」

梓「行ってきます、律先輩」チュッ

律「ぐー…」

梓(電気代は…しょうがない、無理して払うしかないか)

梓(はぁ…お金貯めて二人で旅行とか行きたかったのに)



806 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 15:31:41.27 ID:cLWyC2SNP

律「ぐー……」

律「……」

律「……」

律「ふっ…ふがっ!?」

律「う、うーん……」

律「……」

律「…・…」キョロキョロ

律「…梓ー?」

律「…学校か」

律「てか今何時?……もう昼か」

律「ふあぁぁっ……」

律「……」

律「ねむっ…バイト行かなきゃ」



807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 15:40:41.20 ID:cLWyC2SNP

大学


梓(今日は早く帰らないと…私が夕飯の当番だし)

女「中野さーん」

梓「あっ…どうも」

女「よかった、会えて。この前の話考えてくれた?」

梓「え?」

女「バンドよ、私たちのバンドに入ってくれるかって話」

梓「あ、あぁ…」

女「どう?私たちプロを目指してるし…けっこう本格的にやってるんだよ?」

梓「えっと…」



808 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 15:45:54.75 ID:cLWyC2SNP

女「中野さんギターすごく上手いし、入ってくれれば私たちも助かるな~って思ってるの」

梓「……」

女「ギターは続けてるんでしょう?」

梓「一応…」

女「ならバンド入ったほうがいいって!一人でやったって楽しくないし」

梓「……」

女「中野さん?」

梓「すいません、もうちょっと考えさせてください」

女「…そう、分かった。いい返事を期待してるわね」

梓「すいません…」



811 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 16:05:29.80 ID:cLWyC2SNP

コンビニ


律「いらっしゃーませー」

律(あぁ…早く上がりてぇ~)

男「お疲れさま~」

律「は…お疲れです」

男「田井中さんってさぁ、今日ヒマっだったりする~?」

律「はい?」

男「よかったら~、この後オレとご飯でも食べにいかない~?」

律(うわぁ…うぜぇ…)

律(ん?でもタダ飯が食べれるってことだよな…)

律「じゃあ喜んで!」



812 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 16:14:18.58 ID:cLWyC2SNP

レストラン


律(うへ~っ、なんか高そうなお店…周りピカピカだよ)

男「ここ、オレのオススメの店なんだよね~」クチャクチャ

律「はぁ…」

男「ほら、オレの父親社長じゃん?」クチャクチャ

律(知らねえよ…)

男「ここの店長とも仲良くてさ~」クチャクチャ

律「そうなんですか~」

律(ていうかクチャクチャ食べるなよ…)

男「でも、いくら社長の息子だからって甘えてるわけじゃないよ?」クチャクチャ

男「こうやってコンビニでアルバイトして社会勉強してるんだし」クチャクチャ

律「へ~…」

男「それにオレ、地元じゃけっこうなワルだったんだよね~」クチャクチャ

律「……」

律(帰りてえ…)



813 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 16:21:28.80 ID:cLWyC2SNP

男「田井中さんは食べないの?」クチャクチャ

律「ちょっと食欲が…」

男「そうだ、今日は君に素敵なプレゼントを用意したんだ」

律「え?」

男「はい、ギター」

律「ギター?」

男「田井中さん音楽やってるんしょ?だからそれ使いなよ」

男「そこら辺の安物とは違うぜっ」

律「ははっ…どうも・・・」

律(私ドラムなんだけど…)

男「それはそうとさぁ…」

律「はい?」

男「今度から君のこと…りっちゃんって呼んでいい?」

律「も、もう帰らせてもらいますっ!」



814 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 16:23:50.30 ID:cLWyC2SNP

律「あぁ…最悪だ…最悪な食事だった…」

律「ついて行くんじゃなかった…」

律「ていうか、ギターなんてもらっても嬉しくねえよ」

律「梓さにでも…いや、あいつ自分の持ってるし」

律「ん~……」

律「あっ、そうだ!売っちまおう」



815 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 16:31:17.28 ID:cLWyC2SNP

梓「いっけない、遅れちゃった。早く夕飯の支度を…」

~♪

梓「あれ…律先輩からだ」ピッ

梓「もしもし?」

律『あっ、梓。飯もう作った?』

梓「すいません、今から…」

律『作ってないならいいや。今から外で食おうぜ』

梓「えっ…何言ってるんですか、そんなお金があるなら…」

律『いいからいいから、駅前で待ってるぞ』ピッ

梓「あっ、ちょっと!」

ツーッ、ツーッ

梓「きゅ、急にどうしたんだろう…」



816 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 16:34:45.48 ID:cLWyC2SNP

駅前


律「じゃーん♪」

梓「ど、どうしたんですかそのお金!?」

律「へへー、凄いだろ?」

梓「まさか…強盗でもしたんですか?」

律「違うわ!!ちょっと都合がついたんだよ」

梓「へぇ…でもそれだけあれば溜まってた家賃とかも払えますねっ」

律「まぁな、とりあえずご飯食べに行こうぜ」

梓「はいっ!」



817 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 16:42:08.08 ID:cLWyC2SNP

居酒屋


律「ぷはーっ!やっぱこういう所は気が落ち着けるぜ」

梓「飲みすぎですよ、先輩」

律「いいじゃん、もう二十歳すぎてるんだし。お前も飲むか?」

梓「私はまだ十九ですっ」

律「細かいこと言うなよ、誰も守ってないって」

梓「もう…」

律「うめー!」ゴクゴク

梓「……」

律「どうした?食べないのか?」

梓「律先輩…実は相談があるんですけど…」



818 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 17:00:28.18 ID:cLWyC2SNP

律「バンドに誘われた?」

梓「はい…」

律「入ればいいじゃん」

梓「でも…うまくやってけるか不安で」

律「なんで?」

梓「なんて言うか…どうしても放課後ティータイムと比べてしまうんです」

梓「あの時みたいな感じでまたやれるのかなって…」

律「……」

梓「それにプロを目指すっていっても、イマイチ実感がわかなくて…」

梓「…やっぱり私の中で音楽といったら、放課後ティータイムしかないのかな」

梓「あの頃が音楽やてって一番楽しかったなぁ…」



820 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 17:12:23.83 ID:cLWyC2SNP

律「……」

梓「律先輩はどう思います?」

律「ていっ」デコピン

梓「いたっ!?な、なにするんですか!」

律「お前があまりにも年寄りくさくてつい」

梓「は、はい?」

律「あのな梓、お前は思い出に浸るほどまだ大人じゃないだろ?」

梓「えっ…」

律「思い出に浸るぐらいなら、今を楽しく生きろよ」

律「ギターやりたいのかやりたくないのか、どっちなんだ?」

梓「……」

律「昔私に告白してきた時みたいに正直になれよ、梓」

律「どうなんだ?」

梓「……」

梓「…ギターは…やりたいです」



823 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 17:28:53.91 ID:cLWyC2SNP

梓「やりたいですけど…やっぱりプロとか自信がなくて…」

律「やりたいことが分かってるなら、それでいいじゃないか」

梓「……」

律「世の中にはさ、自分のやりたい事が分からなくて困ってる連中がたくさんいるんだぜ?」

律「それに比べれば、やりたいことが分かってるお前は幸せ者だよ」

梓「……」

律「やってみろよ、お前まだ十九なんだろ?まだまだ可能性はあるって」

梓「律先輩…」

律「お前は自分が思ってるほどダメな人間じゃないよ…」

律「なんたって梓は、私が一番大切に想ってる人間だからな!」

梓「…ぷっ、なんですかそれ」

律「へへっ、とりあえず今日はめいいっぱい飲もうぜ!」

梓「だから私はまだ十九ですって」



824 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 17:38:47.45 ID:cLWyC2SNP

帰り道


律「う~~~…ぎもぢわるい゛~~……」

梓「だから飲みすぎですって、そんなにお酒強くもないのに」

律「うぇ~~…」

梓「間違っても吐かないでくださいね…」

律「くそぅあの男…思い出したらムカムカしてきた…」

梓「何があったんですか…」

律「う゛~~…梓おぶってぇ~…」

梓「あとちょっとなんだから頑張ってください」



826 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 17:53:01.42 ID:cLWyC2SNP

律「あ゛ぅ~~…じぬ゛~~…」

梓「…そういえば」

律「あ゛~?」

梓「さっきの事で思い出したんですけど、軽音部の人たちって今どうしてるんでしょうね」

律「あ~~…そういえば澪とも最近連絡とってねえ…ウェップ…」

梓「憂や純とも連絡してないな~」

律「しかたねえよ…ウッ…みんな忙しいだろうし…」

梓「ですよね…でも何だか寂しい…」

律「なんだよぉ…私だけじゃ不満なのか?」

梓「い、いやっ…そういう意味じゃないですけど」



827 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 18:05:14.81 ID:cLWyC2SNP

梓「でもこうやってそれぞれの道に進むのって、希望もあるけど悲しいところもあるんですよね」

梓「それが妙に辛くて…」

律「…ま、それが人生ってやつですよ」

梓「先輩は大人ですね」

律「ばーか…私だってお前と同じで大人と子供の中間だよ」

梓「中間かぁ…ていうことはこれから大人にもなれるし子供に戻っちゃうってこともありえるんですね」

律「本人しだいだけどな…オェッ…」

梓「はぁ…大人になれるか不安…」

律「お前は悩んでばっかだなー…もうちょっと気楽に生きろよ」

梓「律先輩が悩まなさすぎなんですっ」

梓「ほら、もうアパートつきましたよ」



828 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 18:10:15.80 ID:cLWyC2SNP

部屋


律「あ゛~~…」

梓「先輩、お水ですよ」

律「う゛~…」ゴクゴク

梓「明日は大家さんに家賃まとめて返しましょうね?」

律「あぃ~…」

梓「本当に大丈夫なんですか…」

律「あ~…ちょっと楽になったかも…」

梓「もう寝ましょうか」

律「梓ぁ~」

梓「なんですか?」

律「エッチしよ~」

梓「イヤです」



830 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 18:18:02.76 ID:cLWyC2SNP

律「な、なんで~!?」

梓「だってこの前酔っ払った先輩とした時…」


~~~~~

律「うぉっ…おえぇぇぇっ」ビシャビシャビシャ
梓「にゃあぁぁぁぁぁあっ!?」

~~~~~


梓「…裸の私に吐しゃ物吐きかけたじゃないですか」

律「…そんなことあったっけ?」

梓「ありましたっ!後始末が大変だったんですからね!!」

律「あ~…言われればあったような~…」



832 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 18:28:05.01 ID:cLWyC2SNP

梓「とにかく、酔っ払ってる先輩とはしませんからねっ!」

律「しょんな~…」

梓「明日に備えて早く寝てください」

律「……」

梓「律先輩?」

律「やばい…ゲー出そう…」

梓「えぇっ!?ちょ、ちょっと待ってください!今ビニール袋持って…」

律「もう無理…」ビチャビチャビチャ

梓「あぁ!?もうっ!!」



834 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 18:39:31.48 ID:cLWyC2SNP

律「あ~…食ったモン全部出た…」

梓「ゲロ先輩…今後はお酒は禁止ですよ」

律「誰がゲロ先輩だ…」

梓「はぁ~~~…これどうするんですか…」

律「掃除するしかないな…手伝ってやるよ」

梓「先輩が吐いたんでしょうがっ!!」

律「しゅみましぇん…」

梓「ちゃんと綺麗にしておいてくださいね」

律「はーい…」

梓「はぁ…まったく」

律「うぅ…まだ気持ち悪い…」

梓「……」

梓(憂に…久しぶりにメールしてみようかな…)

梓「……」

梓(まぁいっか…遅いし…)



837 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 18:53:37.49 ID:cLWyC2SNP

翌朝


梓「律先輩、起きてください。シャワー浴びないんですか?」

律「う゛~…頭痛い…」

梓「今朝食作りますから早くしてくださいね」

律「あ゛~い」

梓「あっ、それとポスト見てきてください」

律「はいはーい…今行きまーす」

律「あ゛~…しんどい…」テクテク

律「もう決めた…二度と酒なんか飲まねえ…」テクテク

律「…でもまた飲んじゃうんだろうな~」tクテク

律「おっと、それよりポストポストっと…」カラッ

律「何か来てるかなぁ…………お?」



838 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 18:58:27.49 ID:cLWyC2SNP

律「梓ーーーっ!!」ドタバタ

梓「ど、どうしたんですか?」

律「見ろよコレ!さわちゃんから手紙来てるぜ!!」

梓「えっ…」

律「はさみ、はさみ貸してくれ!」

梓「あっ、はい」

律「よし…」チョキチョキ

律「開いた!」

梓「何が書いてあるんですか?早く読みましょうよ」ワクワク

律「待ってろ、今手紙広げるから」



840 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:03:11.56 ID:cLWyC2SNP

パサッ

律「どれどれ…」

律「お久しぶりです、りっちゃん、梓ちゃん」

律「実は私、結婚する事が決まったのでそのご報告に…」

律「……」

梓「……」

律「はあぁぁぁぁぁあっ!?」

梓「えぇぇぇぇぇぇえっ!?」



843 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:09:41.64 ID:cLWyC2SNP

律「さ、さわちゃん結婚するんだ…」

梓「驚きです…」

律「よく相手が見つかったな…さわちゃんなのに」

梓「それは本人の前で言わないほうがいいですよ」

律「いやー、たぶん今年最大のサプライズだぜ」

梓「式はいつなんですか?」

律「ん?…また追って連絡するってさ」

梓「幸せになれるといいですね、先生…」

律「よし、私たちも結婚するか!」

梓「ゲロ吐く人とはイヤですっ」

律「なんだとこの~っ」ギュ~ッ

梓「きゃー♪」



844 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:22:04.54 ID:cLWyC2SNP

梓「そういえば…」

律「うん?」

梓「結婚式に行けばみんなに会えるかもしれませんね」

律「あぁ…そっか」

梓「…みんな自分の人生頑張ってるんでしょうね」

律「まぁあいつらの事だから、そうだろうな」

律(唯は心配だけど…)

梓「…私、決めました」

律「なにを?」

梓「バンド、やってみます!」



845 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:26:49.00 ID:cLWyC2SNP

律「おっ、ついに決断したのか」

梓「はい。もしみんなに会ったとき、自分の人生を胸張れるようにしたいんです」

梓「だから…やれるだけやってみます!」

律「へぇ…成長したな、梓」

梓「律先輩もいい加減に成長してくださいよ」

律「なんだと中野ォ!」ギュ~ッ

梓「きゃー♪」



846 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:32:24.22 ID:cLWyC2SNP

律「ま、お前のいう事にも一理あるわな」

梓「律先輩はちゃんと人生設計とかしてるんですか?」

律「う~ん…梓のお嫁さんにでもなろうかな」

梓「は?」

律「お前がプロのギターリストになって、私がそのお嫁さん。完璧だろ!」

梓「何言ってんですか…」

律「じゃあお婿さんにするか?」

梓「そういう問題じゃありませんっ!」

律「へへっ」

梓「はぁ…マジメに生きてくださいよ」

律「おう、マジメに必死に生きるぜ!」



847 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:37:42.54 ID:cLWyC2SNP

梓「…まぁ」

律「うん?」

梓「律先輩と一緒に、このままずっと暮らすっていうのは悪くないですね」

律「梓…」

梓「ほ、ほら!ご飯作りますからシャワー浴びてきてください!」

律「オッケー!そしたらベッドで待ってるぜ!」

梓「何言ってるんですか、学校に行くんでしょ!」

律「はーい」

梓「…ふふっ」

律「へへーっ」

梓「律先輩…」

律「なんだ?」

梓「愛してます」

律「私も愛してるぞ、梓」


おわり



848 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:38:38.88 ID:cLWyC2SNP

書いてる途中でストーリーが膨れ上がってまた長くなりそうだった

とりあえずこれでおしまい




850 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:40:07.14 ID:VfjJI9mo0

おつ



853 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:43:21.52 ID:vwnIOYtpO


面白かった!

膨れ上がったストーリーも気になるが



855 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 19:46:32.95 ID:xxl8kKl80

おつおつ



860 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 20:22:37.68 ID:vTTn7gVu0

いちおつ!
梓はいつまで敬語なんだろうな



861 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 20:27:19.19 ID:JbQGUDRC0

だがそれがいい





879 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/13(金) 23:51:45.64 ID:cLWyC2SNP

唯「ねぇムギちゃん」

紬「なぁに?」

唯「これからどこに行くの?」

紬「そうねぇ…とりあえず唯ちゃんとお散歩したいかな~」

唯「お散歩?」

紬「ダメかしら…?」

唯「ううん、全然いいよ!」

紬「よかったぁ」



882 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 00:03:29.22 ID:cLWyC2SNP

唯「それにしてもりっちゃん、本当に大丈夫かなぁ?」

紬「検査では問題なかったみたいだし、しばらく安静にしてれば平気らしいわよ」

唯「よかった、早く元気になって欲しいな」

紬「ねぇ、唯ちゃん」

唯「なに?」

紬「りっちゃんのこと、好き?」

唯「うん、好きだよ。いつも元気で、一緒にいて楽しいもん」

紬「そう…」

唯「えへへ」



883 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 00:13:36.03 ID:WlZ6RuFqP

紬(どっちの好きなんだろう…なんか変なこと聞いちゃった)

紬(もし唯ちゃんがりっちゃんのこと…)

唯「ムギちゃん?」

紬「え?」

唯「どうしたの?ボーっとしちゃって」

紬「あ、えっと…なんでもないわよ」

唯「そう?あっ、それでね、この前りっちゃんと…」

紬「……」



884 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 00:23:49.50 ID:WlZ6RuFqP

紬(りっちゃんの話をする唯ちゃん、楽しそう…)

紬(いいなぁりっちゃん、羨ましい…)

唯「……」ジーッ

紬「ど、どうしたの?」

唯「やっぱりムギちゃん変だよ、私といてつまらない?」

紬「そ、そんなことないわよ。唯ちゃんと一緒だととても楽しいし、とても落ち着くし…」

唯「本当ぉ~?」

紬「えぇ、もちろん」

唯「よかった、ムギちゃんに嫌われちゃったのかと思った」



885 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 00:31:42.14 ID:WlZ6RuFqP

紬「……」

紬(嫌うわけがない。むしろその逆…)

紬(唯ちゃんのことが…好き)

紬(誰よりも…誰よりも愛している)

紬(もし唯ちゃんが誰かに取られると思うと…ショックで死んでしまうかもしれない)

紬(その人のこと、恨んでしまうかもしれない…)

紬「……」

紬(でも、そんな事じゃダメよね。好きな人の幸せも祝えないようじゃ…)

紬(なんて、何を考えてるのかしら私…)

唯「ねぇ、ムギちゃん」

紬「なに?」

唯「ムギちゃんは…好きな人とかいる?」



886 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 00:44:49.28 ID:WlZ6RuFqP

紬「えっ…」

紬(なに…その質問は?)

紬(どういう意味で聞いてるの…?)

紬「えっと…」

唯「えへへ、なんかこういう会話って高校生っぽいよね」

唯「私みんなに『唯はまだ子供だね~』って言われてるから、こういう会話してみたかったんだ」

紬「唯ちゃん…」

唯「で、ムギちゃんにはいるの?好きな人が」

紬「……」



888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 00:51:41.85 ID:WlZ6RuFqP

紬「いるわよ…」

唯「本当!?」

紬「私の好きな人はね…優しくて…温かくて…可愛くて…」

唯「ふんふん、それで?」

紬「それで…一緒にいて安心できて…私の心まで優しくなるようで…」

唯「すごい人なんだねっ!」

紬「……」

紬(唯ちゃん、あなたのことなの…)

紬(あなたのことを言ってるのよ…)



889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 01:02:23.30 ID:WlZ6RuFqP

唯「いいなぁ~、そういう人を私も好きになりたいな~」

紬「…ねぇ唯ちゃん」

唯「なに?」

紬「女の子どうしの恋愛って、どう思う?」

唯「へっ?う~ん…お互いがよければいいんじゃないかな?」

紬「じゃあ…唯ちゃんは女の子と恋愛したいと思う?」

唯「私?よく分かんないなぁ…恋愛自体経験したことないし…」

紬「そう…」

紬(そうよね…分からないわよね)

紬(唯ちゃんはまだ純白、汚れを知らない…)

紬(真っ白なキャンバス…)

紬(もし、私が告白したら…唯ちゃんはどんな色になるのだろう?)

紬(見てみたい…唯ちゃんの色が変わるところを)

紬(そしてできれば、私の色に染めたい…)

紬(唯ちゃんを…私のものに…)



890 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 01:09:29.41 ID:WlZ6RuFqP

紬「…ねぇ、唯ちゃん」

唯「なに?」

紬「私ね…唯ちゃんのことが好きなの」

唯「私も好きだよ?」

紬「そうじゃないの…その好きじゃないの」

唯「え?」

紬「あなたを愛してるの、唯ちゃん」

唯「ムギ…ちゃん?」

紬「……」

紬(言ってしまった…)

紬(これから、どうなってしまうのだろう…)

紬(彼女はどんな色になってしまうのだろう…)

紬(このキャンバスを、私が自由に染められるのだろうか…)

紬(染めたい…彼女を私の色に…)


おわり




893 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 01:14:16.31 ID:SR+oHYicO

短いのにずいぶんと濃いな…
で、次は?



896 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 01:49:01.35 ID:rlR0R755O

安価で決めちゃえよYOU





897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 01:53:35.26 ID:WlZ6RuFqP

じゃあ好きな組み合わせ>>898
あと下げといて




898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 01:54:54.35 ID:T6m5kU9S0

憂澪



899 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 02:07:15.82 ID:Dwzb4PqlO

普通に唯紬がいい





901 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 02:08:14.54 ID:WlZ6RuFqP

美人でかっこいい人。
それが彼女の第一印象でした。

憂「……」ジーッ

澪「ん?どうしたんだ憂ちゃん」

憂「いっ、いえ…」

そして意外と恥ずかしがり屋さん。
そのギャップが可愛い。

あとメイド服も似合う。



903 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 02:21:53.07 ID:WlZ6RuFqP

今日は軽音部の人たちがうちに来た。
みんなで夏休みの宿題をするみたい。

憂「外暑かったですか?麦茶いれますね」

澪「ありがとう、憂ちゃん」

ちょっと嬉しかった。
澪さんと話せて。
澪さんにお礼を言ってもらえて。

律「よーし、澪。さっそく写させてくれ!」

澪「自分でやれっ!」

澪さんが律さんの頭を殴る。
痛そうだ…
でも、どこか楽しそうにも見える。

私はそんな光景を見て、ちょっぴり羨ましいと思った。



904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 02:28:22.48 ID:WlZ6RuFqP

澪「憂ちゃんは宿題終わったの?」

憂「えっ…まだですけど」

澪「なら、一緒にやる?」

憂「いいんですか?」

唯「もちろんだよ~、分からない事があったら教えてもらいたいし」

澪「妹に教えてもらってどうするんだ!」

憂「じゃあ…お言葉に甘えて」

嬉しかった。
澪先輩と話すだけで気持ちが高ぶってくる。

お姉ちゃんとはまた違う喜び。
なんだろう?
不思議だ…



905 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 02:37:50.05 ID:WlZ6RuFqP

律「澪さん、ここを教えなさい」

澪「もうちょっと自分で考えろ」

律「んだよー、ちぇっ」

唯「ムギちゃん、ここ教えて~」

紬「そこはね…」

律「澪ちゃん、ここ教えて~」

澪「唯のマネしてもだめ」

律「ケチー」

憂「……」

二人のやり取りは見ていてやっぱり羨ましい。

距離が近い。
そう感じる。

これがお互いに長い間に築いてきた絆なんだろうか。



909 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 02:50:25.76 ID:WlZ6RuFqP

憂「うーん…」

澪「どうしたんだ憂ちゃん?分からないところがあった?」

憂「あっ、はい。ここなんですけど…」

澪「どれどれ…」

律「こらぁ!私に教えないで憂ちゃんに教えるとはどういう了見だ!」

澪「憂ちゃんは後輩なんだからいいだろ!」

憂「うふふ」

ちょっと律先輩に勝ったようで嬉しい。



910 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 03:02:30.98 ID:WlZ6RuFqP

憂「そろそろお昼ですし、私なにか作ってきますね」

唯「やったー、ご飯だー」

憂「ふふっ」

澪「ごめんね、憂ちゃん」

憂「いえ、みなさんはお客さんですし。どうぞゆっくりしていってください」

律「おーし、私も手伝っちゃうぞー!」

憂「そんな…悪いですよ」

律「気にしなーい、気にしない」



915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 03:34:41.42 ID:WlZ6RuFqP

台所で律さんと二人きり、お昼ご飯を作っている。
律さんは意外と料理が上手く、私は驚いた。

憂「律さんって料理上手なんですね」

律「いやー、憂ちゃんには負けるよ」

そうは言っても、その手さばきは慣れているものがあった。

憂「普段も料理するんですか?」

律「うん、たまにね」

憂「へぇ……」

私と律さん、どっちが料理上手なんだろう?
もし私が負けたら…イヤだなぁ…



919 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 04:47:59.84 ID:WlZ6RuFqP

料理が出来上がり、みんなのもとへと運ぶ。

律「おまたせーっ!」

唯「待ってました!」

澪「憂ちゃんの料理、楽しみだな」

律「おいおい、私も作ったんだぞ?」

澪「憂ちゃんの料理、楽しみだな」

律「無視すんなーっ!」

たとえ軽口でもいい。
褒められて悪い気はしない。



920 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 05:03:09.16 ID:WlZ6RuFqP

唯「ふぅ…お腹いっぱい」

憂「はいお姉ちゃん、食後のアイスだよ」

唯「ありがと~っ」

憂「ふふっ、みなさんもどうぞ」

澪「本当に憂ちゃんはよくできた妹だな」

憂「えへへ」

唯「ふあぁ…なんだか眠くなってきちゃったよぉ」

紬「私も…昨日寝るのが遅かったから眠い…」

律「おいおい、食ってすぐ寝たら太るぞ?」

唯「むにゃむにゃ…」

律「聞いてねえ…」

憂「お姉ちゃん、風邪ひいちゃうからちゃんと布団かけて」



923 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 05:25:13.90 ID:WlZ6RuFqP

澪「まったく、何してるんだか」

憂「いいじゃないですか、疲れてるみたいですし」

その後、結局お姉ちゃんと紬さんは寝てしまった。
二人とも気持ちよさそうに寝ている。

お姉ちゃんはいつもより勉強を頑張っていた。
だからちょっとは休ませてあげたいしこのままにしておこう。

律「これからどうする?」

澪「どうするって…勉強だろ?」

律「えぇ~…だって二人とも寝てるのに?」

澪「二人が寝てても私たちはできるだろ」



924 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 05:32:03.96 ID:WlZ6RuFqP

律「勉強つまんなーい」

澪「だったら邪魔にならないように寝てろ」

律「ちぇっ、じゃあそうしよっと。勉強するぐらいなら寝てる方がマシだ」

とうとう律さんまで寝てしまった。

憂「い、いいんですか?」

澪「ほうっておこう…それより、私たちは頑張ろっか?」

憂「は、はいっ」


まさかの展開。
今この部屋で起きてるのは私と澪先輩の二人きりだ。

心臓の鼓動が少し早くなった気がする。



925 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 05:42:43.53 ID:WlZ6RuFqP

憂「……」

澪「……」

憂「……」

澪「……」

正直に言って、勉強に集中できない。
澪さんの顔をチラチラと見てしまう。
気になって気になってしょうがない。

今まででは考えられないこと。

お姉ちゃんみたいに気になってしまう。
いや、お姉ちゃん以上かもしれない。

だけどお姉ちゃんに対する気持ちとは微妙に違う。
この気持ちは何?

澪「…あ、あのー…憂ちゃん」

憂「な、なんですか?」

澪「さっきから私のこと見てるけど…な、なに?」

憂「!」

チラ見してるのがバレてた。



926 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 05:51:21.30 ID:WlZ6RuFqP

憂「あっ、いやっ!そのっ!」

ドキッとする。
顔が熱くなる。
頭の中はパニック状態だ。

澪「な、なにか変なものでもついてるのかな…?」

憂「ち、違うんです!澪さんが綺麗だからついその…」

澪「えっ」

憂「あっ…」

つい出てしまった本音。
口の動きが止まってしまう。

澪「あっ…その……」

澪「えっと…あ、ありがとう///」

憂「い、いえ…」

面と向かって言われれば、流石に恥ずかしいに決まってる。
澪先輩の顔は赤くなっていた。



928 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 06:05:05.23 ID:WlZ6RuFqP

この空気はちょっとマズイかも。
何か言ってフォローしなきゃ。

憂「で、でも!美人なのは本当ですよ?」

澪「…///」

逆効果だった。
それに言ったこっちまで恥ずかしくなってくる。

憂「ぁの…えっとぉ…」モジモジ

澪「そ、そういう…」

憂「え…?」

澪「そういう憂ちゃんも…可愛いんじゃないかな…」

憂「あっ…えぇっ!?」

澪「いやっ、その…私ばかり褒められるのもあれだし…」

憂「うぅ…///」

いきなり言われた一言。
それだけで私は撃沈された。



930 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 06:21:09.85 ID:WlZ6RuFqP

澪「……べ、勉強やろっか」

憂「そ、そうですね…」

とりあえず気を静めよう。
勉強に集中さえすれば落ち着くはず…

憂「…///」チラッ

澪「っ///」

無理だった。
やっぱり澪さんの方に目がいってしまう。

このままじゃ自分がおかしくなる。

憂「あ、あのぅ…澪さん」

澪「はいっ!」

とりあえず話の流れを変えよう。



931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 06:29:07.75 ID:WlZ6RuFqP

憂「み、澪さんの字って…かわいいんですね」

澪「え?」

憂「ノート、ちょっと見えたんで」

澪「あっ!?」

澪さんはとっさにノートの上に体を覆いかぶさった。
まるで何かを隠すようにして。

憂「澪さん?」

澪「いや!なんでもないんだ、なんでもないぞー」

憂「?」

何を隠してるんだろう…
気になる。

でも触れないほうがよさそうだ。



932 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 06:36:41.35 ID:WlZ6RuFqP

澪「……」チラッ

憂「……」

澪「……」チラチラッ

憂「…あの~」

澪「な、なにっ?」

憂「ひょっとして…見てもらいたいんですか?」

澪「えぇっ!?そ、それは…でも…」アセアセ

澪「えっと~…」オズオズ

憂「なにが書いてあるんですか?」

澪「……詩」

憂「え?」

澪「歌詞…書いてたの…」



933 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 06:43:16.24 ID:WlZ6RuFqP

憂「歌詞?」

澪「うん…」

憂「うわ~、見てみたいですっ」

澪「で、でもぉ…恥ずかしい…」

憂「そんな…笑いませんって」

澪「で…でも…」モジモジ

憂「澪さんの書いた歌詞…見てみたいです…」シュン

澪「っ!」

澪「じゃ、じゃあちょっとだけなら…」

憂「ありがとうございますっ!」



934 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 06:53:25.08 ID:WlZ6RuFqP

憂「……」

澪「ど、どうかな…?」

憂「…すっごく」

澪「え?」

憂「すっごくイイです…」ウットリ

澪「ほ…ほんと?」

憂「はい。すごいですね、こんな詩が書けるなんて」

澪「ははっ…よかった…見せて…」

憂「いつもこういうの考えてるんですか?」

澪「いや、今日は…」

憂「?」

澪「憂ちゃんがこっち見てくるから…勉強に集中できなくて…つい…」

憂「あっ…」

澪「っ///」

憂「ご、ごめんなさい///」



936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 07:13:08.48 ID:WlZ6RuFqP

澪「い、いいんだ!おかげで良い歌詞も書けたし…」

憂「澪さん…」

恥ずかしがっている澪さん…すごくかわいい。

いつも美人できっちりしているイメージがあるのに…こんな姿を見れるなんて…

憂「澪さん…かわいい…」

澪「えっ…///」

またうかっかり口がすべってしまった。
でも、今度はもう止められない。

憂「澪さん…私…」

澪「う、憂ちゃん…?」



938 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 07:26:43.75 ID:WlZ6RuFqP

憂「私…お姉ちゃん以外の女の人に夢中になるなんて初めてです…」

澪「は、はいぃっ!?」

憂「もっと…澪さんの本当の姿を見たいです…」

澪「あ、あのっ…そのっ…」

澪さんにせめ寄る。
顔がどんどん近づく。

すごい…
澪さんかわいい…

憂「クスッ…澪さんって…良いにおいがする」

澪「っ!?///」ドキッ

憂「キレイな肌…」

澪「あっ…あぅ///」

憂「すっごく…かわいい」

澪「ひゃうっ///」



939 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 07:36:35.84 ID:WlZ6RuFqP

私が言葉を投げかけるたびに、澪さんはかわいい顔で恥ずかしがる。
その顔が見たくて、私はどんどん言葉を発してしまう。

ずっとこのまま澪さんを…いじめたい…

澪「も、もうやめてぇ…」ポロポロ

憂「あっ…」

澪「グズッ…ひどいよぉ…」

憂「……」

とうとう泣いてしまった。
ここまでするつもりじゃなかったのに…

澪「うぅ…ヒッグ…グズッ…」

憂「……」

…ごめんなさい、澪さん。
こんなのダメですよね。

ごめんなさい…



941 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 07:46:44.62 ID:WlZ6RuFqP

憂「澪さん…」

澪「ふぇ~~んっ!!」

憂「……」

泣きじゃくる澪さんを見て、改めて自分のやったことを反省する。

突然のことで驚いただろう。
怖かっただろう。
わけが分からなかっただろう。

澪さんの気持ちを考えないで、なんて自分勝手なことをしてしまったのか…

罪悪感が私を押しつぶそうとしていた。

憂「……」

澪「ふぇ~~~っ!!」

憂「…っ」

次の瞬間。

澪「!?」

私は澪さんを力いっぱい抱きしめた。



942 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 07:57:44.22 ID:WlZ6RuFqP

澪「う、憂ちゃ…」

憂「ごめんなさい澪さん…許して…」

これだけしか私には言えなかった。

言葉が足りない。

だけどその代わり、愛情を込めて抱きしめる。
私がやったことへの謝罪の気持ちと同時に、澪さんを落ち着かせるために。

澪「……」

憂「澪さん…私澪さんの事が好きなんです」

憂「好きになっちゃったみたいなんです」

澪「憂ちゃん…」

憂「澪さん…もし私の告白を受け止めてもらえるなら…」

憂「キス…してもいいですか?」

澪「……」

憂「イヤなら拒否しても構いません…だから…」



943 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:00:55.33 ID:WlZ6RuFqP

澪「……」

憂「キス…させてください…」











チュッ



944 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:05:34.49 ID:WlZ6RuFqP

唇と唇が触れ合った。

やわらかい…

思えば初めてかもしれない。

お姉ちゃんとだってやったことはない。

これが私のファーストキス。

相手は澪さん。

キスしてくれたってことは…私の告白を受け止めてくれたってこと?

ねぇ、澪さん?


憂「私のこと…好きですか?」



945 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:07:59.38 ID:WlZ6RuFqP

澪「……」

憂「……」

澪「……」

憂「……」

澪「……」

憂「澪…さん?」

澪「プシュー…」バタッ

憂「澪さん!?」



946 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:18:57.89 ID:WlZ6RuFqP

憂「大丈夫ですか!?澪さん!!」

澪「うぅ…らめぇ…」

憂(あぁ…っ!恥ずかしさのあまり絶頂に達してる澪さんの顔もかわいいっ!!)

澪「う、憂ちゃん…」

憂「な、なんですか!?」

澪「お、お付き合い…よろしく…おね…がっ…」ガクッ

憂「澪さん…澪さんっ!!」

澪「……」

憂「澪さあぁぁぁぁぁあああんっ!!」



948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:22:41.99 ID:WlZ6RuFqP

数分後


澪「ごめん…すごく恥ずかしくてその…」

憂「い、いえ…私もノリとはいえ、ついやり過ぎました…」

憂「ごめんなさい…」

澪「……」

憂「……」

澪「うぅ///」

憂「あはは…///」



949 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:30:07.58 ID:WlZ6RuFqP

澪「……」

憂「……」

澪「あのっ!」
憂「あのっ!」

澪「あっ、う、憂ちゃんからいいよ…」

憂「いえ、そんなっ…」

澪「い、いいから…」

憂「…じゃあ」

澪「……」ゴクリッ

憂「…澪さんはどうして…私の告白をオーケーしてくれたんですか?」



951 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:38:32.31 ID:WlZ6RuFqP

澪「そ、それは…」

憂「……」

澪「憂ちゃんに抱きしめられた時…ママに抱かれたみたいで…」

憂「え?」

澪「温かったんだ…憂ちゃんの身体…」

澪「優しくて…」

憂「……」

澪「だから憂ちゃんのこと、その時に…好きになったの…かな?」

憂「澪さん///」



953 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:46:32.54 ID:WlZ6RuFqP

憂「あっ、澪さんは何て言おうとしたんですか?」

澪「私は…本当に私でいいのかな?って」

憂「もちろんですよ、決まってるじゃないですか」

澪「っ///」

憂「ふふっ…澪さんって甘えん坊なんですね」

澪「えっ?」

憂「ママって…」

澪「わ、わーっ!!」

憂「ふふふっ」



955 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 08:52:33.58 ID:WlZ6RuFqP

憂「でも私…澪さんのそういう所にも惹かれたんだと思いますよ?」

澪「うぅ…///」

憂「澪さん…」

澪「な、なに…?」

憂「私と二人っきりの時は甘えていいんですよ?」

澪「憂ちゃん…」

憂「今みんな寝てるし…ね?」

澪「…うんっ!」



唯(起きてるよ…)

律(ていうか起きれねえ…)

紬(もう、二人とも///)


おわり




1001 :1001:Over 1000 Thread





27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 20:40:34.22 ID:WlZ6RuFqP

最初はちょっとした用事があっただけだった。

和「こんばんわ」

憂「あっ…和ちゃん」

和「唯いる?学校に忘れ物があったから届けに来たんだけど」

憂「お姉ちゃんは帰りが遅くなるって…」

和「そう…分かったわ」

そう言われ、私の用件は一瞬で片付く。

肩透かしを食らった感じはあるが…忘れ物を渡してこのまま帰ってしまおうか。
長居しても、憂に悪いだろうし。

憂「あの、和ちゃん」

和「なに?」

憂「よかったら、夕飯…一緒に食べて欲しいなぁって…」

和「え?」

予想外の出来事。
ただ、彼女のちょっと寂しそうな顔を見ると断ることができなかった。



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 20:56:30.28 ID:WlZ6RuFqP

憂「ごめんね和ちゃん、無理に付き合ってもらっちゃって」

和「気にしないで、私も夕飯まだだし」

和「そういえば、唯は今なにしてるの?」

憂「分からないけど…たぶん紬さんと一緒だから遊んでるんだと思う」

和「へぇ…二人で」

憂「待っててね、今そうめん茹でてるから」

和「うん、ありがと」

憂「えへへ」

和「どうしたの?」

憂「ううん、ただ…和ちゃんが来てくれて嬉しいなぁって」

和「え?」ドキッ

憂「やっぱりご飯は、誰かと食べたほうが美味しいもんね」

和「あ…そ、そういう意味ね」



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 21:02:40.46 ID:WlZ6RuFqP

憂「おまたせ~」

和「…けっこうたくさん作ったのね」

憂「張りきっちゃった」

和「張り切りすぎよ」

憂「えへー」

和「ふふっ」

憂「じゃあ食べよっか」

和「そうね」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 21:17:51.68 ID:WlZ6RuFqP

憂「おいしい?」

和「えぇ、憂の作る料理はなんでも美味しいわよ」

憂「もう、マジメに答えてよ和ちゃん」

和「あら、けっこうマジメだったんだけど」

憂といる時間は悪くなかった。
なんだか妹ができたみたいで…楽しい。

こんな妹がいるなんて、唯のことが羨ましい。

憂「そうだ。昨日お姉ちゃんギターの練習していたんだけどね、
  なんか新曲が弾けるようになったんだって」

和「唯、ギター頑張ってるのね」

憂「えへ~」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 21:30:17.79 ID:WlZ6RuFqP

唯を褒めると憂まで喜ぶ。
相変わらずお姉ちゃんのことが大好きみたいだ。

でも、唯のことで喜ぶ憂の顔が…私は好きだ。

満面の笑み、こっちまで癒される。
その顔が見たくて唯のことをまた褒めてしまう。

和「唯…軽音部に入ってから変わったわよね。活気があるっていうか…」

憂「そうなの、お姉ちゃん高校に入ってからすごく変わったの!」

和「ふふっ」

私は憂の笑顔を見たいから、唯のことを話題にする。
一応言っておくと、別に唯ことは嫌いではない。
むしろ、長年付き合っている親友だから大切に想っている。

ただ…ちょっと悔しい。
憂が唯に夢中なことが。

いつのまにか…私は憂のことを唯以上に大切に想ってしまっていたようだ。

この笑顔が目の前にあるだけで、幸せだ。



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 21:40:07.64 ID:WlZ6RuFqP

和「憂はお姉ちゃんのこと、大好きなのね」

憂「うんっ!」

和「…まぁ、唯も憂のこと好きでしょうけど」

憂「えへへ…あの、実はね」

和「なに?」

憂「昨日お姉ちゃんに、私の事どれぐらい好きって聞いたの」

和「またそういうことを姉妹で…」

憂「でも、ちゃんと答えてくれたんだよ」

和「なんて?」

憂「世界で一番大好き!だって」

憂「私も嬉しくて、お姉ちゃんのこと宇宙一好きって言っちゃった」

和「……」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 21:46:13.46 ID:WlZ6RuFqP

憂「和ちゃん?」

和「…さてと、ノロケ話も聞いたし…食器でも洗いましょうか」

憂「え?私がやるよ。和ちゃんお客さんだし…」

和「いいの、私がやりたいだけだから。憂は休んでて」

憂「そう?じゃあ…」

和「……」


今さら、どうにもならないか…



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/14(土) 21:58:50.42 ID:WlZ6RuFqP

憂「あっ、そうだ」

和「え?」

憂「私、和ちゃんのことも大好きだよっ」

和「う、憂…」

憂「だって、もう一人のお姉ちゃんみたいなんだもん」

和「っ!」

憂「和ちゃんは…私の事どれぐらい好き?」

和「……」

憂「和ちゃん?」

和「…そうね」

和「このメガネくらいかな」

憂「え?」

和「私にとって…無いと困るもの、ってことよ」



おわり



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 00:15:05.37 ID:7fOKa0BTP

ガチャッ


梓「こんにちはー…」

律「おーっす、梓」

梓「あれ、律先輩一人なんですか?」

律「みんな掃除当番だってさ」

梓「そうですか…」

律「まぁ座れよ」

梓「あっ、はい」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 00:23:31.49 ID:7fOKa0BTP

律「もうすぐ冬休みだな~」

梓「あっという間ですね…私もそろそろ2年生ですよ」

律「まぁお前の場合、頭脳は高校生、見た目は小学生だけどな」

梓「なんですかそれ!」

律「あはっ、わるいわるい」

梓「むぅ…」

梓(なんでこの人はそういうことを言うかな~…)

律(梓をからかうと可愛いなぁ…)



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 00:33:10.96 ID:7fOKa0BTP

梓「よいしょっと…」

律「なにやってんだ?」

梓「練習するんです、ギターの」

律「まだみんな来てないんだからいいだろ」

梓「何を言ってるんですか!学際のライブを忘れたとは言わせませんよ?」

律「あぁ…あれはひどい演奏だった」

梓「だったら次のライブに向けて、血の滲むような特訓をするべきですっ!」

律「いや、そこまでしなくても…まだ時間があるんだしさ?」

梓「何を甘いこと言ってるんですかっ!」

律(中野さん怖い!?)



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 00:41:35.34 ID:7fOKa0BTP

梓「一年なんてあっという間なんですよ!?だいたい律先輩は部長なんだからクドクド…」

律(なんかスイッチ入っちゃったよ~…どうすりゃ治まるんだ?)

梓「律先輩っ!聞いてるんですか!?」

律「はっ、はいぃぃっ!!」

梓(こうなったらこれを機に、律先輩を更正させてやるんだからっ)

律(あーどうしよう…どうすれば…)

律(そうだ!)

律「梓よ」

梓「なんですか?」

ダキッ

梓「っ!?」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 00:47:37.34 ID:7fOKa0BTP

律「おーし、いい子いい子」ナデナデ

律(確か前に唯がこうやって落ち着かせてたような…)

梓「ふにゃぁ…///」

律(よしっ!このまま続ければ…)

梓「にゃぁ…」

梓(はっ!?いけない!)

梓(このまま流されるところだった)

律「ほーれ、いい子いい子」ナデナデ

梓(甘いですよ律先輩。こんなの…唯先輩と比べれば月とスッポン!)

梓(出直してきやがれですっ!)



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 00:54:03.86 ID:7fOKa0BTP

梓「うがーっ!」

律「うおっ!?」

梓「ふっ…まだまだですね、律先輩」

梓「そんな抱きつき方で私をどうこうしようなんて100年早いです」

律「なっ!?」

律(なんて生意気な!)

梓「ほら、ふざけてないで早く練習してください」

律「ふ、ふざけてねーよ!マジメに抱きついたんだ!」

梓「そ、それどういう意味ですかっ///」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 01:01:17.91 ID:7fOKa0BTP

律「いや…別に深い意味はないけど…」

梓「だったら…変なこと言わないで下さいよ」

梓(マジメに抱きついたって…なんか変な風に捉えちゃうじゃん)

律「まぁとりあえず落ち着けよ、ほら座りなって」

梓「あっ、はい」

律「いや~、もうすぐ冬休みだな~」

梓「そうですねぇ、なんかあっという間…って」

梓「なに話を戻そうとしてるんですかっ!!」

律「ちぇっ」



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 01:23:06.13 ID:7fOKa0BTP

梓(もう…なんでこの人部長やってるんだろう)

梓(澪先輩がやってくれればよかったのに…)

梓「律先輩、なんで部長やってるんですか?」

律「今思ったことそのまま口にしただろ」

梓「気になったんです」

律「だってかこいいじゃーん」

梓「はぁ…」

律「んまぁっ!!なんでございますかそのため息は!」

梓「呆れてるんですよ…」



69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 01:29:17.67 ID:7fOKa0BTP

律「なら逆に聞くけど、誰が部長だったらいいんだよ?」

梓「澪先輩」

律「即答だな…けど澪みたいな恥ずかしがり屋に部長なんて無理だぜ?」

梓(恥ずかしがり屋は関係ないと思うけど…)

梓「じゃあムギ先輩なら…」

律「ムギもあれでぬけてる所があるからな~」

梓「じゃ、じゃあゆ……やっぱいいや」

律「ほら、結局私しかいないじゃん!」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 01:40:23.94 ID:7fOKa0BTP

梓「むぅ…」

律「さぁ尊敬しろ!部長の私を尊敬しろ!」

梓「……」プイッ

律「こらっ!そっぽむくなぁ!」

梓「…やっぱり納得できないです」

律「あのなぁ…」

梓「だって律先輩いつも適当にやってるじゃないですか」

律「なんだとぉ!」ギュ~ッ

梓「っ!?」

律「こいつー!」グリグリ

梓「きゃー♪」

梓(あっ…これはいいかも)



72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 01:46:54.59 ID:7fOKa0BTP

律「どうだ、まいったか!」

梓「ま、参ってなんかないですっ」

律(まったく、強情なやつだな…)

律(でも嫌いじゃないぜ)

梓(今のは…本当によかったかも…)

梓(って、なに考えてるのよ私!)

律「それにしても、あいつら遅いなぁ…」

梓「そ、そうですね…どうしたんでしょう?」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 01:53:41.72 ID:7fOKa0BTP

律「まさか…サボりか?」

梓「そんな、澪先輩がするわけないじゃないですか」

律「じゃあ補習かな?」

梓「唯先輩はともかく、澪先輩とムギ先輩はありえませんっ」

律「ひどいこと言うな…唯が聞いたら悲しむぞ?」

梓「じゃあ唯先輩は補習とかしないんですか?」

律「いやまぁ…ありえそうだけど」

梓「ちなみに律先輩もありえそうです」

律「なんだとこらーっ!」ギュ~ッ

梓「きゃー♪」



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 02:00:47.14 ID:7fOKa0BTP

律「まったく、生意気な後輩め」

梓(だって律先輩相手じゃなんか気が引き締まらないし…)

律「言っておくけどな、私は成績けっこう良いんだぞ?」

梓「知ってます、澪先輩に教えてもらってるんでしょう?」

律「なっ、それだけじゃ…ないっ!」

梓「なんですかその間は…」

梓「やっぱり澪先輩は一流だな~、美人だし頭もいいし、勉強もできるし」

律「私だって美人でしょっ?」キラッ

梓「……ぷっ」

律「笑うなぁっ!」



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 02:13:38.32 ID:7fOKa0BTP

梓「まぁ美人の類には入ると思いますよ」

律「何様だお前」

梓「でもやっぱり澪先輩には劣りますかね」

律「失礼な上に口を開けば澪だなぁ…そんなに好きなのか?」

梓「すっ、好きとかじゃなくて…///」

律(あー…好きなんだ)

律「でも…こんな生意気だと分かったら澪に嫌われちゃうだろうなー」

梓「!?」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 02:22:52.42 ID:7fOKa0BTP

律「澪のやつ、梓の本性知ったらどう思うんだろう?」ニヤニヤ

梓「ほ、本性ってなんですかっ!」

律「私に対してしてきた無礼の数々だよ」

梓「それは律先輩だからですっ」

律「んだとー?…でもまぁ、どっちにしろ澪に知られたら終わりだな」

梓「うっ」

律「そうなりたくなかったら、私の前でも礼儀正しくするんだな」

梓(それもなんかヤダ…)

律「ん?どうした」

梓「いえ…」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 02:35:31.43 ID:7fOKa0BTP

律「ならさっそく敬ってもらおうか、先輩の私を!」

梓「え~…」

律「なんだその顔は!!」

梓「だって律先輩相手だとなんか…」

律「私のどこが悪いって言うんだよ!」

梓「まぁ…率直に言うと傷つくから言いませんけど」

律「私の評価そんなに酷いの!?」

梓(たぶん唯先輩より…)



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 02:45:17.54 ID:7fOKa0BTP

律「…グズッ」

梓「!?」

律「ひどいよ…そこまで言わなくても…」

梓「あっ、いやっ!その…」オロオロ

梓(まさか泣くなんて…)

律「びぇ~~~っ!梓のバカーーーッ!!」

梓「ご、ごめんなさい言い過ぎました!反省してます!」

律「びぇ~~~っ!」

梓「律先輩…」

梓「本当にごめんなさい…私が悪かったです…」

梓「先輩の言うことは何でも聞きますから…許してください」

律「えっ、マジ?」

梓「え?」

律「ふっ」ニヤリ



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 14:36:52.46 ID:7fOKa0BTP

梓「う、嘘泣きだったんですか!?」

律「マジ泣きだよ?」

梓「うそだぁ!」

律「さぁ、さっそく言う事を聞いてもらおうか」

梓「イヤですよ、なんで私が…」

律「はぁ…散々好き勝手言ってこれか。私の心は深く傷ついたっていうのに…」

梓「うっ…」

律「あぁ、なんて可哀想な私…」

律「私は後輩のことを大切に想ってるっていうのに、その後輩ときたら…」

梓「わ、分かりました!ちょっとだけなら聞きますよ…」

律「じゃあイチャイチャさせて」

梓「は?」

律「私、梓ちゃんとイチャイチャするのが夢だったの~」



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 14:43:36.88 ID:7fOKa0BTP

梓「い、イチャイチャって…」

律「ほら、いつも唯とやってるじゃん。あんな感じで」

梓「あれはイチャイチャじゃありませんっ!」

律「なんでもいいから愛でさせてくれよ」

梓「はぁ…」

梓(なんでこんなことに…めんどくさい人だなぁ…)

律「あ~ずにゃんっ!」ダキッ

梓「…律先輩にそれ言われると気持ち悪いんですけど」

律「ひどっ!」



106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 14:56:11.21 ID:7fOKa0BTP

律「あ~ず~にゃ~ん」ダキダキ

梓「…むぅ」

律「このぅ、かわいいやつめ」ナデナデ

梓「うにゃっ」

律「ほれほれ~」スリスリ

梓「うぅ…」

律(あぁ…梓を可愛がるのもけっこう良いかも…)

梓(律先輩にこれやられると凄い違和感…)

律「あ~ずにゃんっ」ギュ~ッ

梓「っ!」

梓(でも…強く抱きしめられるのは悪くない…)

梓(なんか嬉しい…)



107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:02:28.07 ID:7fOKa0BTP

律「そうだ梓」

梓「なんですか?」

律「これつけてみろよ…」ガサゴソ

律「じゃーんっ!ネコ耳」

梓「どこからそれを…」

律「いいから早く早く」

梓「むぅ…これでいいんですか?」

律「やっぱ梓といえばネコ耳だよなぁ」

梓「なんですかそれ」



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:11:20.92 ID:7fOKa0BTP

律「ニャーって言ってみて」

梓「…ニャー」

律「やっぱかわいい!」ダキッ

梓「うっ…」

律「梓みたいな後輩を持てて幸せだ」

梓「そう言われるのは嬉しいですけど……」

律「梓、愛してるぞ!」

梓「て、適当なこと言わないで下さい!」

律「あ~…梓が本当の妹だったらいいのに」

梓(私はこんなお姉ちゃん絶対にやだ…)



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:19:59.18 ID:7fOKa0BTP

律「なぁ梓…私のこと好きか?もちろん先輩としてだけど」

梓「…嫌いではないですよ」

律「そこはお世辞でもいいから大好きっていうんだよ」

梓「いやです…私は自分の気持ちに正直でありたいんですっ」

律(素直じゃないやつがなにを…)

律「でもまぁ…私は梓のこと好きだからな?」

梓「そ、そうですか…それはありがとうございます」

梓「私もこれからは、律先輩のこと好きになるようなるべく努力はしたいと思います」

律(そうまでしないと好きになってくれないのかよっ)



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:29:08.80 ID:7fOKa0BTP

律「それにしても、澪たちはまだ来ないのか?」

梓「遅いですね…電話してみればいいんじゃないですか?」

律「…いや、もうちょっと梓と二人っきりでいたい」

梓「え?」

律「だってこうやって私たちが二人でいるのって、滅多にないじゃん」

律「だからもうちょっと楽しみたいの」

梓「……」

律「ははーん、ひょっとして今照れちゃったな?」

梓「て、照れてなんかないもんっ!」

律「よしよし、かわいい子め」ナデナデ

梓「うぅ…」

~♪

律「おっと、電話…澪からだ」



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:34:33.09 ID:7fOKa0BTP

律「もしもし?」

澪『律、今何やってんだ?こっちは校門の前でずっと待ってるんだぞ』

律「え?部活は?」

澪『何言ってんだよ、今日は休みって言ってたじゃないか』

律「……あっ」

澪『はぁ…忘れてたのか』

律「あはは…ドンマイドンマイ」

澪『みんな待ってるから早く来いよ』

ピッ

梓「どうしたんですか?」

律「今日部活が休みなの忘れてた…」

梓「…あれ?そうでしたっけ」

律「お前も忘れてたのかよ」



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:42:15.67 ID:7fOKa0BTP

梓「すいません…うっかり」

律「お前も忘れん坊屋さんだな」

梓「ち、違います!今日はたまたまですっ!」

律「私たち、もしかしたら気が合うんじゃね?」

梓「合いませんっ!」

律「照れるなよ~」

梓「照れてませんっ!」

律「本当は?」

梓「もう、いい加減にしてください!!」

律「はいはい」



113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:50:13.26 ID:7fOKa0BTP

律「じゃ、みんなも待ってるしそろそろ行こうぜ」

梓「はぁ…」

梓(律先輩の相手は疲れる…)

律「若いのになんて顔してるんだよ」

梓「律先輩のせいですよ」

律「なんとっ!?」

梓「もういいですから、さっさと行きましょう」

律「ったく、かわいくない後輩」

梓「めんどうな先輩…」ボソッ

律「なに?」

梓「なんでもありませんっ」

梓(でも…強く抱かれたのは悪くなかったかも…)


―――――
―――


梓(そういえば、昔そんなことがあったなぁ…)



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/15(日) 15:55:47.84 ID:7fOKa0BTP

梓(思えば、あの時から律先輩のこと意識してたのかも)

梓(あの頃は今みたいに素直じゃなかったから気づかなかったけど…)

律「ただいまー」

梓「あっ、お帰りなさい律先輩」

律「…なに嬉しそうな顔してるんだ?」

梓「え?」

律「なんかニヤニヤしてるぞ」

梓「き、気のせいですよっ」

律「そうか?まぁいいけど…」

梓「そうだ、頼んでたもの買ってきてくれました?」

律「…あっ」

梓「律先輩?」

律「忘れてた…」

梓「はぁ…相変わらずなんだから」


おわり



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