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純「ジャズけん!」#ジャズ研の夏 【日常系】


848 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:44:33.24 ID:MWue3Two
# ジャズ研の夏


純「ぜぇー…はぁー…」

 夏休み――炎天下のなか、ジャズ研究会は校庭でランニングをしていた。

純「ぜぇぜぇ…な、なんでこんな朝っぱらから走らなきゃいけないんですか…」

先輩B「はぁはぁ…そんなの、私が知るかっ…」

先輩C「十時にはソフトボール部がグラウンドを使う。私たちが使えるのは今の時間だけだ」

先輩B「使わなくていいよそんなの~…はぁはぁ」

純「はっ、ひっ…」

先輩C「情けないぞお前たち。そんなことでジャズ研究会を生き残れると思っているのか」

先輩B「私、たちは…はぁっ…、軍隊じゃ、ないんだぞ…この、体力バカ」

純「ひぃひぃ…」

先輩C「ふっ、お前たちが体力なさすぎなだけだ。私は先に行くぞ」

先輩「みんなー、あと十週で終わりだから頑張ってー」

先輩B「し、死ぬ…殺される…」

先輩A「ほら頑張って」

純「おえ…」

先輩2「しっかりしなさい」




849 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:45:08.32 ID:MWue3Two
ランニング終了


先輩B「あ゛ー…」

純「…なんで走んなきゃいけないんですかぁ~」

先輩「演奏には体力も必要なの。吹奏楽部だってどこだってやってるわよ」

純「えー…」

純(軽音部はやってるのかなぁ…)

先輩B「頑張って走るのなんて無意味だよ~…バイクで走ったほうが速いんだし」

先輩「それじゃ体力つかないでしょ。グダグダ言ってないで、次は筋トレよ」

先輩「まず二人一組になって」

純・先輩B「うぇ~~…」

先輩A「はい、一緒にやりましょ」

先輩B「筋トレやだぁ~…」

純(せ、先輩とやるんだったら頑張れるかも…)

先輩C「鈴木、お前は私とだ」


850 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:45:59.04 ID:MWue3Two
純「えぇっ!?」

先輩C「鍛えてやる、来い」

純(な、なんで~!?)

先輩B「あいつ体育会系だから…すっごい厳しいぞ~。ご愁傷様」

純(なんでこんな時にあいつ[同級生]はいないのよー!!)

先輩C「鈴木! 早く来い!!」

純「は、はい~!!」

純(入部するとこ間違えたかも…)

先輩C「鈴木、聞くところによるとお前は部内で一、二を争うほど体力がないらしいな」

純「すみません…」

先輩C「いいか? 一年のうちにしっかりと鍛えておかないと来年レギュラーは取れないぞ」

純「はい…」

純(これじゃあ完全に野球部かなんかだよ…)

先輩C「そのためのトレーニングだ。意識してやれ」

先輩C「まずは腹筋、私が足をおさえてやる」


851 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:46:31.68 ID:MWue3Two
純「はぁぁ…」

先輩C「早くしろ!」

純「は、はい!」

純「いっち…に…」

先輩C「もっと上げるんだ、それと背中は地面につけるな」

純「さんっ……し…ぃ……」

純「ぐはぁーっ…もうだめ」

先輩C「まだ十回もやってないぞ!!」

純「だ、だってランニングで疲れて…」

先輩C「はぁ…じゃあ私が先にやるからお前は足をおさえてくれ」

純「は~い」


852 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:47:16.21 ID:MWue3Two
先輩C「いっち、にっ…」

純「すご…どんな腹筋してるんですか」

先輩C「毎日っ、やってるからなっ…」

純「へぇ~…ちょっとお腹触ってみてもいいですか?」ツン

先輩C「きゃあっ!?」ビクッ

純「!」

純(い、今のかわいい声先輩の…?)

先輩C「す、鈴木ぃ~…っ!!」

純「ひっ!?」

先輩C「二百回だ! お前は腹筋二百回やれ!!」

純「えぇ~!?」


853 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:48:04.01 ID:MWue3Two
先輩B「あ~ぁ、かわいそうに」

先輩A「寝てないで、お腹上げる」

先輩B「あ~…なんでこんなこと…」

先輩A「体力づくりのためでしょ」

先輩B「若いから体力は大丈夫だよ~」

先輩A「ダイエットにもなるじゃない」

先輩B「太ってないから大丈夫」

先輩A「私なんて最近三キロ増えたのに…」ボソッ

先輩B「そういえば私は胸がおっきくなったんだよね~…Eカップになっちゃった」

先輩A「…自慢?」

先輩B「まさか、こんなの大きくても邪魔なだけだって…」

先輩B「あっ、先輩に胸が重くて腹筋できないって言えばやらなくてもいいかナ?」

先輩A「間違いなく却下されるわ。ていうか逆に怒らせると思う」


854 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:48:48.37 ID:MWue3Two
――数十分後


先輩「みんなお疲れ様。部室に戻って少し休憩したらパート別練習よ」

「「「はい!」」」

先輩B「疲れた…動けない…」

純「私も…」

先輩B「もう帰りたいな」

純「そうですね~…」

先輩「何をしてるの、戻るわよ」

純「あ、はい」

先輩B「おぶって~~」

先輩「甘えないの」

先輩B「全身動けませんよ~…」

姫子「あの…もういいでしょうか?」

先輩「あぁ、ごめんなさい。ほら邪魔だから行くわよ」

先輩B「うぇ~い……純、おぶって」

純「無理ですよ…」


855 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:49:25.80 ID:MWue3Two
――ジャズ研 部室


先輩B「あーたた…体痛い…」

純「もっと鍛えておけばよかった…」

先輩B「なんか楽して体力つく方法ないかな~」

純「…もし私がスーパーサイヤ人だったらトレーニングしなくてもすむんですけどね」

先輩B「じゃあ私は聖闘士にでもなろうかナ」

先輩「現実逃避してないで、しっかり休みなさい」

先輩A「はい、スポーツドリンク」

先輩B「ポカリ?」

先輩A「アクエリ」

先輩B「私はポカリ派なのに…」

先輩「水分補給はちゃんとしてね、熱中症になると困るから」

純「はいっ」

先輩2「…あんたも変わったわね」

先輩「なにが?」

先輩2「だって一年のときなんか――…」ヒソヒソ


856 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:50:08.85 ID:MWue3Two
先輩『もうやだ~走れない~!!』

先輩2『走ろうって言ったのはあんたでしょ』

先輩『だってぇ…』

先輩2『ほら、立って』

先輩『うぅ~…』

先輩2『もう…置いてっちゃうよ? 私先に行くから』

先輩『あっ!? 待ってよー!!』

先輩2『じゃあちょっとは頑張りなさい』

先輩『……』

先輩2『どうしたの?』

先輩『おぶって』

先輩2『…お先に』

先輩『ご、ごめん! 走る、走りますー!!』

先輩2『……』タタタッ

先輩『うわ~ん! 待って~!!』


857 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:50:37.81 ID:MWue3Two
先輩2「…――なんてこと」

先輩「わーーわーーーー!!」

純「!?」ビクッ

先輩「ちょっと! そういうこと言わないでよ!」ヒソヒソ

先輩2「ふふっ、ごめんごめん」

純「ど、どうしたんですか?」

先輩B「さぁね~。ほい、アクエリ」

純「あ、どうも」

先輩A「あの二人だけの素敵なエピソードでもあるんじゃない?」

先輩B「素敵なエピソードねぇ~…」

ガチャッ

同級生「すいません! 遅れました!」

先輩C「遅いぞ」

同級生「ごめんなさい…補習があって…」


858 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:51:16.22 ID:MWue3Two
先輩C「まったく、普段だらしないからそんなことになるんだ」

同級生「ひぃっ」

先輩B「お前もあんまり成績良くないけどな~」

先輩C「わ、私は補習を受けるほど低くはない!!」

先輩B「ギリギリのくせに」

純「なんの補習?」

同級生「数学…」

同級生「しかも明日は英語でしょ、それに古文も…」

純「……留年しても元気でね」

同級生「ま、まだそうとは決まってないよ! それに純だって勉強苦手でしょ?」

純「私は期末テストそこそこだったもん」

同級生「えぇ~? そうなんだ…」

純(直前で憂にノート見せてもらってよかった…)

先輩「全員揃ったことだし、そろそろパート練習始めましょうか」


859 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:52:31.47 ID:MWue3Two
 ・・・・・
 

先輩「初心者の子もいるし、もう一度基礎から教えるわよ」

先輩「ジャズベースっていうのは演奏では、4分音符を連ねたラインを演奏することによって…ウンタラカンタラ」

純「え、えっと…」

純(な、なにが…どうだか…)

先輩「――純、今私が言ったことをもう一度説明してみて」

純「え!?」

先輩「教えたでしょ?」

純(そんなぁ~…全然わかんないよー)

先輩「ほら、早く」
 
純「え~っと…ジャズベースっていうのは――…」

純「弦が四本で…音が低くて…」

先輩「…それはみんな知ってるわよ」

 クスクス

純「ぁうっ…すいません…」


860 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:53:33.87 ID:MWue3Two
先輩「こういう基本的な知識ぐらいは頭の片隅にでも入れておくのよ?」

純「はい…」




先輩2「……」


先輩『……』カキカキ

先輩2『なにしてるの?』

先輩『ジャズの勉強』

先輩2『へぇ…わざわざそんなノートまでとって』

先輩『いつか後輩ができたら私が教える立場になるんだし、完璧に覚えておかないといけないでしょ?』

先輩2『後輩、ね。…できるのかしら』

先輩『で、できるわよ! 来年にはきっと…』

先輩『部室に入りきらないぐらいにね』

先輩2『…ふふっ、だといいね』


先輩2「…クスッ」




先輩「じゃあ…実際に弾きましょうか。みんな、準備して」

先輩「まずはランニングベースからやるわよ」


861 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:54:04.56 ID:MWue3Two
ボンッボンッボンッ♪


先輩「押さえる場所にすばやく指を動かせるように」

先輩「それと的確にね」

ボッ・・・

純「あ…」

先輩「焦らなくてもいいのよ、落ち着いて」

純「は、はい」

ボボッ・・・

純「あっ!?」

先輩「純、慌てなくていいから正確にやりましょ」

純「ご、ごめんなさい!」

純(はぁ~…面目ない)


862 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:54:38.89 ID:MWue3Two
――数時間後


先輩2「そろそろ休憩でいいんじゃない?」

先輩「そうね…ちょっと遅くなったけどお昼にしましょうか」


同級生「やったー! ようやくご飯だ~」

同級生「純、食べようよ」

純「はぁ…」

同級生「なに? 落ち込んでるね。魚肉ソーセージあげるから元気だして」

純「それがさぁ・・・」パクッ

純「練習上手くいかなくて……あ、これ意外と美味しい」モグモグ

同級生「私もだよー、二拍三連のリズムが取れなくて…」

同級生「タカクラケン、タカクラケン…」

純「高倉健? なにそれ」

同級生「えへへ、こうやって叩けばできるって教えてもらった」

同級生「タカクラケン、タカクラケン」

純「タカクラケン、タカクラケン……ホントだ、二拍三連になってる」

同級生「でしょ?」


863 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:55:23.86 ID:MWue3Two
先輩B「~♪」

先輩A「なにやってるの?」

先輩B「スケールの練習」

先輩A「ご飯の時間なのに…熱心ね」

先輩B「今弾きたいから弾いてるだけだヨ」

先輩C「練習もいいが栄養もとれ。倒れても知らないぞ」

先輩B「心配してくれてんの~? 優しいねぇ~」

先輩C「そ、そういうのじゃない!」

先輩B「ならついでに食べさせてくれない? 私はギター弾いてて手があいてないから~」

先輩C「私はお前の召使いか!」

先輩B「私はお前の召使いか!」

先輩C「くっ、人のマネをするな!!」

先輩B「くっ、人のマネをするな!!」

先輩C「やめろ! ふざけるなぁ!!」

先輩B「やめろ! ふざけるなぁ!!」

先輩C「………私はバカです」

先輩B「うん、知ってる~」

先輩C「お前ってやつはーーー!!」


864 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:55:51.81 ID:MWue3Two
先輩A「ほらほら、騒がないの」

先輩B「あ~~…遊んだらお腹すいた」

先輩C(くそっ…いつか目に物見せてやる…)

先輩「それにしても、暑いわね…」

先輩B「この部室クーラーないんですか?」

先輩2「残念ながら…来年つけてもらうしかないわね」

先輩B「今つけてもらわなきゃ意味ないよ~」

先輩2「アイス食べたいわぁ…」ボソッ

ガチャッ

顧問「チィーッす」

純「あ、先生」


865 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:56:33.66 ID:MWue3Two
顧問「練習がんばってる? 様子見に来たよ」

先輩「…なんですか? その袋」

顧問「これ? ふっふっふっ…」

顧問「なんと私…今日パチンコで大当たりしたのだ!」

先輩「は、はあ…」

顧問「はい、お菓子とか色々お土産」

先輩2「アイスありますか!?」

顧問「んなもん溶けるだろ。スポーツドリンクはあるよ」

先輩B「ポカリ?」

顧問「DAKARA」

先輩B「世の中望むようにはいかないもんだナ~…」

顧問「じゃあ私、この後行くところあるからこれで。引き続き練習がんばりなよ」

先輩「どこ行くんですか?」

顧問「ふっ…勝ったらみんなに美味いもんご馳走してあげるよ」

先輩B(あ…競馬場か)


866 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:57:21.61 ID:MWue3Two
先輩A「…自由な人ですね」

先輩2「昔レディースの総長だったらしいわよ」

純「え!?」

先輩B「グレートティ~チャーってやつ?」

先輩「まぁ…優しい先生なんだしいいじゃない」

先輩「それよりみんな、好きなお菓子とっていいわよ」

先輩2「はぁ…アイス…」

先輩B「やったね、軽音部みたいだ」

純「軽音部はもっと高級なお菓子ですよ」

先輩「……」

先輩B「おっと、先輩の前では軽音部の話題は禁止だったかな~」

先輩「別に…そういのじゃないわよ」

先輩「実は私もお菓子持ってきたの。みんなに食べてもらおうと思って」

先輩B「へぇ~…気が利くじゃん」

先輩2(嫌な予感しかしない…)

先輩C「すいません、わざわざ」

先輩「いいのよ別に。私が好きなものをみんなにも食べて欲しいし…」ガサゴソ

先輩「はい、ジンギスカンキャラメル」


867 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:57:55.21 ID:MWue3Two
シーン・・・

先輩「………どうしたの?」

同級生「なんですか? キャラメル? 私食べまーす!」

純「あっ…」

先輩「どうぞ、はい」

同級生「わーい!、……」パクッ

同級生「ッ!?」ドサッ

純「倒れた!?」

先輩「え? なに??」

先輩B「純…そこにある死体を片付けるんだ」

純「は、はい」

同級生「うぅ~ん…」

先輩「ちょ、ちょっとなによ!」

先輩2「あんたねぇ…なんてもの持ってきたのよ」

先輩「えぇ? だって美味しいじゃない」パクッ

先輩B「どんな育ち方したらそうなっちゃうんですか」


868 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:58:21.11 ID:MWue3Two
先輩「普通に育ってきたわよ! それより食べないの?」

先輩C「うっ…私は甘いもの苦手なんで…」

先輩B「甘くないから食べなよ~」

先輩C「お腹いっぱいなんで結構です!!」

先輩「そう?」

先輩A(見つからないように隠れよっと…)

先輩B「そんな殺戮兵器食べれるわけないだろ~」

先輩「殺戮兵器!? 作った人たちに謝りなさいよ!!」

同級生「く、口の中が…世界大戦…」

純「おーい、意味わかんないよー」

先輩「純、あなたは食べるわよね?」

純「え?」


869 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:59:10.96 ID:MWue3Two
先輩「食べるでしょ?」

純「あの…その…」

純(先輩の頼みでもそれは無理…)

先輩「大丈夫、美味しいから」

同級生「河が見える……死んだおじいちゃんがいる…」

純(この状況を見て食べれるわけがない!!)

先輩「いらないの…?」

純「あっ…と……」

純(でもさっき練習で迷惑かけたし…もらっておくべき…なのかな)

純「じゃあ…お昼ご飯食べたあとにいただきます…」

先輩「そう、よかった」

純(後で適当に処分しておこう…)

先輩B「私はそんなクソ不味いもんいらないんで」

先輩「あんたなんかにあげないわよ!」


870 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 09:59:53.49 ID:MWue3Two
先輩2「はぁ…そんなもの持ってくるならアイス持ってきなさいよ」

先輩「あんたはさっきからそればっかね」

先輩2「暑いんだし…しょうがないじゃない」

「先輩、のりありますか?」

先輩「え?」

「あとテープやマーカーも」

「ジャズ研のポスター作ろうと思ってるんですけど…」

先輩「備品がないの?」

先輩2「じゃあ買ってくればいいじゃない。ついでにアイスも」

先輩B「完全なアイス中毒者ですね」

先輩C「なら私が行ってきます。ちょうど欲しいものがあるんで」

先輩B「そんじゃ~、あれも買ってきて。ポカリ」

先輩C「私はお前のパシリじゃない」

先輩B「いいだろ~どうせ行くんだから~~。はい、お金」

先輩C「まったく…鈴木、お前も一緒に来い」

純「私ですか? なんで…」

先輩C「視界に入ったからだ」

純「えー…」


871 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:00:26.27 ID:MWue3Two
――コンビニ


純「はぁ~…涼しい」

先輩C「それよりさっさと買い物をすませるぞ」

純「なに買うんでしたっけ?」

先輩C「まずはセロテープ…」

純「ありましたよ、はい」

先輩C「…これはガムテープだ」

純「くっつけば同じじゃないですか」

先輩C「セロテープだ! セロテープ以外認めない!!」

純「は、はい!」

先輩C「次にのり…」

純「どうぞ」

先輩C「そうそう、のりといえばこの黄色に赤ラベルの…って、これはボンドだろ!! 木工用の!!」

純(ノリ突っ込みだ…)


872 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:01:40.02 ID:MWue3Two
先輩C「もういい…私一人でやる」

純(せっかく来たのに…)

純「じゃあ私、立ち読みしててもいいですか?」

先輩C「好きにしろ」

純「はーい」

先輩C「さてと、アイスだが…」

先輩C「……」

先輩C「どれを買えば…」

先輩C「むむ…」



純(なんか悩んでる…)


873 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:02:54.79 ID:MWue3Two
先輩C(ソフトクリーム? ガリガリくん?)

先輩C(いや、スイカバーもあるぞ…)

先輩C(まさかハーゲンダッツか!?)

先輩C(くっ…あの人は一体どのアイスが好きなんだ!?)

先輩B『そんなのも分かんないのか~? ば~~~か』ニヤニヤ

先輩C(くそ~っ!! なんでこんな時にあいつの顔が思い浮かぶんだー!!)

先輩C(腹立つーーーーっ!!)

先輩C「……」

先輩C(落ち着け私…冷静になるんだ)

先輩C(自分を信じるんだ、私は正しい)

先輩C(そう、この場合選ぶべきものは…)

先輩C(ブラックサンダーアイス! アイスとブラックサンダーが融合したハイブリットアイス!!)

先輩C「ふっ…これで決まりだ」


874 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:04:43.36 ID:MWue3Two
先輩C「さてと、目的の品も買ったし……あっ」

先輩C(そういえばアイツにポカリを頼まれていたんだ……しかたない、買うか)

先輩C「……あれ?」

先輩C(ポカリ…二種類ある…)

先輩C(普通のやつと、イオンウォーター…)

先輩C「……」

先輩C(あいつはどっちが好きなんだーーーー!!)


875 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:06:14.64 ID:MWue3Two
 ・・・・・


店員「ありがとうございましたー」

先輩C(結局二本とも買ってしまった…しかも一本自腹で)

先輩C(くそっ、なんで私があいつなんかのためにここまで……)

先輩C「鈴木、もう戻るぞ」

純「あ、はーい。じゃあ梓、私はこれで」

先輩C「はぁ…」

先輩C(そもそもあいつの頼みなんだから適当に選べばよかったんだ)

先輩C(なんならアクエリアスにしてあいつの残念がる顔を拝め…)

純「お待たせしました」

先輩C「…行くぞ」

ガーッ


876 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:06:51.65 ID:MWue3Two
純「うわ、外は暑いですねー」

先輩C「さっき誰かと話していたみたいだが…友達か?」

純「はい、梓っていう…軽音部の子です」

先輩C「なに? 軽音部だと?」

純「ギターすっごく上手い…らしいんですよ」

先輩C「ふん…」

純(あれ? もしかして軽音部嫌い…?)

純「そ、そういえばセンパイの欲しいものってなんだったんですか?」

先輩C「私か? 私はこれを…」ガサゴソ

純「…なんですかそれ?」

先輩C「プリキ○アのカードだ」

純「……観てるんですか?」

先輩C「い、妹が欲しがってただけだ! 勘違いするな!!」


877 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:07:37.05 ID:MWue3Two
――ジャズ研 部室


純「戻りましたー」

先輩「お疲れ様」

先輩C「どうぞ、アイスです」

先輩2「ありがと」

先輩C「あ…そのアイスでよかったでしょうか?」

先輩2「え? アイスならなんでもいいわよ」

先輩C「……そうですか」

先輩B「私のは~?」

先輩C「…ほら」

先輩B「さんきゅ~さんきゅ~♪」

先輩B「……ん? なんで二本あるの?」

先輩C「そ、それは…」

先輩A「どっちが好きか分からないから、二本買ったの?」


878 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:08:33.43 ID:MWue3Two
先輩C「!?」

先輩B「なんだそりゃ、普通のやつでいいのに」

先輩C「ち、違うこれは……そうだ! お前が飲むと思って」

先輩A「私アクエリ派なんだけど」

先輩C「それも違う! お前はポカリ派だ!!」

先輩A「はいはい、じゃあポカリ派でいいわよ」

先輩C「なんだその顔は!?」

先輩B「うるさいやつだな~」

先輩C「黙れ!! お前のせいでどれだけ私が苦しんだことか…」

先輩B「なんで私が悪者になってるんだよぉ~」

同級生「う、う~ん……」

同級生「あれ? 私なにやって…」

純「あ、起きた」


879 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:09:20.76 ID:MWue3Two
 ・・・・・

先輩「さて…そろそろ練習再開しましょうか」

先輩2「えぇ、分かったわ」

先輩「みんな集まって」

先輩B「あ~だるいな~~」

先輩C「しゃきっとしろ」

先輩A「ふふっ」

同級生「ねぇ純、私記憶がないんだけど…なにがあったのかな?」

純「…思い出さないほうがいいんじゃない?」

同級生「?」

先輩「じゃあまず始めに――…」


―――――――――
――――――
―――


880 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:10:58.80 ID:MWue3Two
キーンコーンカーンコーン


先輩「お疲れ様、今日の練習はここまでよ」

先輩B「んーっ…やっと終わった~」

同級生「純、帰ろー」

純「うん……あ、ちょっと待って」

純「先輩」

先輩「なに?」

純「今日の練習…迷惑かけてすいませんでした」

先輩「迷惑?」

純「あの…いっぱいミスしちゃったし」

先輩「…そうね。確かにミスは多かったけど……」

先輩「別にいいんじゃない? 練習なんだし」

純「先輩…」

先輩「まぁ一つアドバイスするなら――…」

先輩「上達の近道は毎日コツコツとやること。これだけよ」


881 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:11:35.43 ID:MWue3Two
純「毎日…」

先輩「そ、頑張ってね」

純「は…はいっ!」

純「今日はありがとうございました!」

同級生「純ー、行こーよー」

純「今行くよ」

先輩「気をつけて帰ってね」

先輩2「あんたは帰らないの?」

先輩「私は…まだいいや」

先輩2「そう、あんまり無理しちゃだめよ」

先輩「分かってるって」



先輩B「……」


882 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:12:39.86 ID:MWue3Two
 ・・・・・

――帰り道


同級生「う~ん…なんで気絶してたんだろう」

純「だから思い出さなくていいって」

同級生「あっ!」

純「え?」

同級生「…お腹すいた」

純「なんだ……そういえば私もすいたかも」

同級生「どっか食べに行かない?」

純「賛成ー!」

同級生「私ハンバーガー食べたいんだけど」

純「ファミレス行きたい」

同級生「……」

純「……」

純・同級生「じゃんけんぽんっ!」


883 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:13:25.74 ID:MWue3Two
――ジャズ研 部室


先輩「さてと、みんなもいなくなったし…」

先輩B「一人で練習ですか?」

先輩「!?」

先輩「な、なんであんた…」

先輩B「つれないな~…誰か誘ってやればいいのに」

先輩「…みんな疲れてるのにそんなことできるわけないでしょ」

先輩B「先輩は疲れてないの?」

先輩「私は…『疲れた』なんて言えないの。部長なんだから」

先輩B「やれやれ……ま、付き合ってあげますよ。練習」

先輩「さっきだるいとか言ってたくせに」

先輩B「大丈夫、後で先輩が美味しいものおごってくれるから」

先輩「するわけないでしょ」

先輩B「な~んだ」

先輩「……」

先輩B「……」

先輩「ジンギスカンキャラメル食べる?」

先輩B「いらない」


# ジャズ研の夏

おわり


884 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 10:14:28.86 ID:MWue3Two
ここまで
純ちゃんのキャラソン楽しみ


純ちゃんスレの>>813
なんですか?


885 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/10/30(土) 13:03:31.57 ID:orUPw2AO
二年三年もそれぞれ1スレをいっぱいに使って書くのか…
映画とこれの完結のどっちが先かな?



887 名前:◆eXN6fvAgkw :2010/10/31(日) 02:13:14.69 ID:qPtPUEAO
>>885
映画で三年の話をするならこのスレは二年まででもいいかなって最近思ってたりしてます
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純「ジャズけん!」#ジャズ研の夏
[ 2010/10/30 20:02 ] 日常系 | | CM(0)

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