SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより
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けいおん!×ジョジョの奇妙な冒険#index
469 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:35:09.44 ID:dYMSR2EDO
アスワン!
唯「ふぃ~…」
「みんな間に合って良かった~」
紬「そうね」
「命があっただけでも良かった…」
澪「だけどみんな重傷だからな……」
「花京院とジョースターさんは腕が無くなったし…」
「和にいたっては目をやられたからな…」
470 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:35:50.64 ID:dYMSR2EDO
憂「やっぱり…心配ですね」
「もしかしたら何人かリタイアしちゃうかも…」
律「ったく…」
「そんな陰気くさい話ばっかしてたらどうにかなっちまう」
「こういう話をして治るんなら別だけどさ」
「私達は私達でできることを精一杯やろう」
「それがあいつらにとっても最善だろ」
梓「それもそうですね」
「私達がやられて…」
「みんなが治ったときに帰る場所がないなんて冗談になりません」
471 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:36:23.92 ID:dYMSR2EDO
唯「私がケガしても、あずにゃんが帰ってくる場所を守っててくれるよね~」
梓「何言ってるんですか」
唯「え~…」
律「唯、それは梓語でな…」
「『絶対にケガしないでください、唯先輩』って意味だぞ」ニヤッ
472 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:36:55.89 ID:dYMSR2EDO
唯「え!?ほんと、あずにゃん!?」
梓「ち、違いますよ!」
律「お~、照れてる照れてる」ニヤニヤ
梓「田井中~っ!」グリグリ
律「いだだだだだ!」
唯「あずにゃん、暴力はダメだよ~」ギューッ
梓「はうっ!」ピタッ
澪「やれやれ…」
473 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:37:25.77 ID:dYMSR2EDO
紬「ねえ、みんな」
律「どした?」
紬「久しぶりの町だし、どこかに寄って行かない?」
「病院の時間もまだだし」
唯「賛成~!」
「私の体内時計もお昼を差してるし!」
澪「それじゃあ喫茶店にでも寄るか」
474 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:37:57.78 ID:dYMSR2EDO
憂「いっぱい喫茶店ありますね」
「どのお店にしましょうか」
律「一番近いところで良くないか?」
唯「え~、私あそこがいい!」
「猫がいっぱいいるもん!」
梓「ね、猫カフェ…?」
澪「かわいいな…」
梓(澪先輩が唯先輩寄りだ…)
紬「確かにかわいいね♪」
「ん~、悩む…」
475 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:38:30.87 ID:dYMSR2EDO
唯「あずにゃんと憂はどっちがいいの?」
梓「私は別にどっちでも構いませんけど…」
憂「私もお姉ちゃん達が行きたいところでいいよ」
476 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:39:06.31 ID:dYMSR2EDO
律「ん~…」
「そんじゃあ猫カフ
男「ちょっとそこのお嬢ちゃん達!」
律「私らのこと?」
男「そうそう!」
「茶店なら俺のところに来ないか?」
「サービスしちゃうよ」
律「だってさ。どうする?」
唯紬「断固猫カフェで!」
澪「私も猫カフェの方がいい…」ボソッ
477 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:39:35.27 ID:dYMSR2EDO
律「らしいからさ」
「ごめんよ、お兄さん」
男「あ、ああ」
「また今度頼むよ」
紬「楽しみね、猫カフェ♪」スタスタ
憂「そうですね」フフッ
「どんな猫がいるんだろう」スタスタ
澪「かわいい猫がたくさんいれば…」スタスタ
478 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:40:06.45 ID:dYMSR2EDO
唯「私達も帰ったら猫カフェやろっか」スタスタ
「名付けて『あずにゃんカフェ』!」スタスタ
梓「却下です」スタスタ
律「梓が擦り寄ってきたり、膝に乗ってきたりするのか~」スタスタ
梓「だから却下です」スタスタ
律「ん…待てよ……」スタスタ
「それを商売にしたら…かなり儲かるんじゃないか!?」スタスタ
梓「聞いちゃいない…」スタスタ
479 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:40:37.47 ID:dYMSR2EDO
女「待ってーーー!」タタタタ
紬「どうかされましたか?」
女「私、そこの猫カフェの店員なんですけど…」
「猫がたくさん逃げちゃって…」
憂「本当だ…」
「結構減っちゃってますね」
480 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:41:09.66 ID:dYMSR2EDO
梓「あのー…私達今からそこにお邪魔しようかと思ってたんですけど…」
女「すみません、さっき店を閉めちゃったんです」
「従業員総出で猫を捕まえてるので」
唯「そんなぁ~…」
澪「まあ…残念だけど仕方ないよ」
「引き止めてすみませんでした」
女「いえ、ではこれで」タタタタ
481 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:41:49.30 ID:dYMSR2EDO
律「さて、どうすっかな~」
紬「さっきの人のお店に戻る?」
澪「そうだな」
「声かけてもらったし、そこにするか」
唯「私…喫茶店に着いたらいちごパフェを頼むんだ…」
梓「変なこと言ってないでさっさと行きますよ」スタスタ
唯「あーん…あずにゃんのいけずぅ~…」
482 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:42:20.29 ID:dYMSR2EDO
紬「すみませ~ん」
男「ん?どうしたんだ?」
紬「実は前のお店閉まっちゃってて…」
「お邪魔してもいいですか?」
男「そういうことか」
「大歓迎だよ。6人で…いいのかな」
「あの席へどうぞ」
唯律「は~い」
483 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:42:48.87 ID:dYMSR2EDO
男「何を…注文なさいますか?」
唯「いちごパフェで!」
梓「回避しましたね」
唯「なにが?」
梓「こっちの話です」
律「それと紅茶を6つに…」
「ん~…適当にお茶菓子とケーキを」
澪紬「えっ」
484 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:43:16.49 ID:dYMSR2EDO
紬「太っちゃう…」
澪「うん…私らはいいよ…」
唯「大丈夫だよ~」
「今までずっと動きっぱなしだったんだし」
律「そうそう」
「たまにはパーッとしないと」
男「それでは少々お待ちください」
憂「あの~…紅茶はやめませんか?」
「それと食べ物も…」
男「なっ!」
485 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:43:53.44 ID:dYMSR2EDO
唯「え~!なんで~!?」
「いちごパフェが止まらないのに!」
梓「ちょっと意味がよくわからないです」
「それにしても憂、いったいどういうこと?」
憂「紅茶とか、人が作るものだと…」
「『毒』が盛られる可能性があるんじゃあないかと思って」
486 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:44:26.29 ID:dYMSR2EDO
澪「確かにな…」
「いつ襲われるかわからないし、気をつけた方がいいかも」
紬「そうね!気をつけた方がいいわ、うん!」
律「ん~…」
「そこまで言うならキャンセルするか」
「すみません、さっきの全部キャンセルで」
男「は、はい…」
487 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:44:59.38 ID:dYMSR2EDO
梓「それじゃあどうしますか?」
澪「ん~…出る?」
憂「あ、だけどビンとか缶は大丈夫だと思います」
律「それじゃあビンのコーラでも飲むか」
「みんなはどうする?」
唯「私もコークで!」
梓「何で言い直したんですか…」
唯「コークの方が外国っぽいもん」
梓「はあ…」
「あ、私は……メロンソーダで」
488 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:45:36.76 ID:dYMSR2EDO
澪「わ、私はオレンジジュースを……」
紬「私はウーロン茶を~♪」
憂「私もウーロン茶をお願いします」
男「何ィッ!?」
澪「ヒッ…」
紬「ど、どうかしましたか?」
男「い、いえ…」
「それでは少々お待ちください…」
憂「あ、栓は自分で抜きますから」
男「…わかりました」
489 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:46:19.44 ID:dYMSR2EDO
客1「おいッ!」
「全然コーラ冷えてねーじゃあねえか!」
「俺は生ぬるいコーラを飲みにきたんじゃあない!」
「金は払わないぜッ!」
客2「こっちのオレンジジュースもよ!」
「よくこんなものを客に出そうと思ったわねッ」
「クソッタレよ!この店ッ!」
澪「ヒィィ~~…」
律「怖ぇ~…」
憂「考えられないですね、日本じゃあ…」
490 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:46:48.02 ID:dYMSR2EDO
唯「ねぇねぇ、ジュース全部冷たくないの?」
男「はい…」
「冷蔵庫が壊れちまってました…」
澪「ぬるいのはあまり飲みたくないな…」
唯「いいこと思いついた!」
律「お前のいいことは大抵悪いことなんだけどな」
491 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:47:20.82 ID:dYMSR2EDO
唯「まあまあ、そう言わずに聞いてよ」
律「いったいなんだよ?」
唯「ピクニックに行こうよ!」
「みんなで買い物してさ、公園に行って」
「そしたらムギちゃんのお茶も飲めるよ~♪」
律「唯にしてはいい意見だな…」
梓「確かに…」
「お菓子も自分達で買えば安心です」
492 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:47:54.86 ID:dYMSR2EDO
澪「ムギと憂ちゃんはこれでいいのか?」
紬「ええ、たまにはお茶を淹れないと腕がなまっちゃうし♪」
憂「私も賛成です」
「紬さんのお茶も久しぶりにいただきたいですし」フフッ
律「そんじゃあ決定!」
「ごめん、お兄さん!」
男「い、いや…いいさ」
唯「それじゃあまたね~」
男「あ…ああ……」
493 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:48:22.94 ID:dYMSR2EDO
公園!
律「ん~、いい天気だな~!」
唯「ほんとだね~」
「何だか眠くなっちゃうよ」
紬「サンデイ・シエスタって感じね♪」
律「前から思ってたけど、どういう意味なんだ?」
唯「ん~…」
「わかんない!」
「この子にそう呼んでって言われた気がしたからそう呼んでるんだ~」
494 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:48:51.93 ID:dYMSR2EDO
律「まあ、お前には期待してないからいいけどさ」
紬「シエスタは確かスペイン語で『お昼寝』みたいな意味だったわ」
澪「日曜日…お昼寝…」
「スタンド能力も考えると、すごく唯らしいスタンドだな」フフッ
唯「え~!」ブー
495 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:49:46.97 ID:dYMSR2EDO
律「そういえば、さわちゃんとか純ちゃんはスタンド発現してないのかな」
「結構ジョジョの影響受けてそうな感じするけど」
澪「さわ子先生のスタンドって、絶対に凶悪…邪悪だよな…」
紬「お面とかかぶってそうね」
「何だろう…なまはげみたいな」
496 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:50:17.85 ID:dYMSR2EDO
憂「純ちゃんはどうだろうね?」
梓「絶対おちゃらけた感じだよ」
「ていうか、純は自分のスタンドで遊びそう…」
憂「それはありそう…」
唯「そういえばさ」
「前にもこんなことやったよね」
澪「ん~…」
「あ、梓が入部したばっかりの時か」
律「あの頃は大変だったな~」
梓「面目ない…」
497 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:50:47.19 ID:dYMSR2EDO
唯「何ていうか、あずにゃんも最初に比べたらダメになったよね」
梓「うぐっ…否定できない……」
憂「いい感じに手懐けられちゃったんだね」フフッ
「そういえば梓ちゃんって、何で軽音部に入ったの?」
律「私に憧れ
梓「違います」
唯「お菓子が
梓「違います」
澪(遮った!)
498 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:51:18.78 ID:dYMSR2EDO
紬「私も気になるな、梓ちゃんが入ってくれた理由」
梓「あの~…何と言いますか…」
「前はそうでも無かったんですけど……」
「今言うと語弊が生じるというか何というか…」
唯「大丈夫!ごへーバッチ来いだよ!」
梓「絶対に語弊の意味わかってませんよね」
499 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:51:53.25 ID:dYMSR2EDO
憂「それで、入った理由は?」ニコニコ
梓「うっ……」
「いや~、やっぱり承太郎先輩がいないと寂しいですね」
「何せずっと一緒にいましたし」
憂(はぐらかした…)
紬「確かにそれはあるね」
「やっぱり何か物足りないというか…」
澪「何もかもでかいからな、あいつは」
500 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:53:28.71 ID:dYMSR2EDO
律「まあしかし、澪も変わったよな~」
澪「私が?」
律「そう、お前が」
「最初はジョジョのことかなり怖がって避けてたのにさ」
「今じゃあジョジョにべったりじゃん」
澪「そ、そんなことない!」
律「そんなことあるよな?」
唯紬「うん」
501 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:54:01.70 ID:dYMSR2EDO
梓「はい」
「私が見てきた二年間でも顕著ですよ」
澪「だああああああああああああああ!」
「私の話はもういい!」
律「そんなこと言ってもな~」
「男の人とまともにコミュニケーションとれなかったお前がさ」
「ここまで進歩するとなると」
「幼なじみとして感慨深いものがあるんだよ」
澪「お前は私の保護者か……」
502 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:55:28.84 ID:dYMSR2EDO
紬「そういえば、ものすごく気になることがあるの」
唯「なに~?」
紬「承太郎君と花京院君って、どうやって仲良くなったのかしら」
憂「確かに気になりますね…」
澪「花京院はゲーマーだけど、承太郎はあまりゲームしないって言ってたな」
503 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:56:13.96 ID:dYMSR2EDO
梓「花京院先輩が積極的に話しかけたとか」
律「あんな風貌のヤツに積極的に話しかけようと思うか~?」
「それに、やかましいの一言で一蹴されそうなんだけど」
唯「あ、前にクラスの女の子が話してたんだけどね」
「やかましいって言われるの、決まって女の子なんだって」
憂「ということは、男子はやかましいと言われない…」
澪「これの意味することは……」
唯澪律紬梓憂「……………」
「……………ッ!?」ドドドドドドドドドドドド
504 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:56:46.96 ID:dYMSR2EDO
律「な、ないない!」
紬「だ、だけど趣味は人それぞれだし!」
梓「ちょちょちょちょちょちょ!」
「あまりにもぶっ飛びすぎですよ!」
「一旦冷静になりましょう!クールに!」
澪「ふふっ…そっか~…」
「私達って男子にも負けてるのか~……」
「あはははははははははは………」
505 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:57:26.35 ID:dYMSR2EDO
唯「そんな~…」
「澪ちゃんは出てるところは出てるし、ナイスバディだよ…」
澪「ははっ…こいつぅ~…」
「ほめても何も出ないぞぉ~…」
憂「みなさん…一番手っ取り早いのは…」
律「聞くか……今日…病院で」
梓「い、いいんですかね…」
律「仕方ないだろっ…」
「これはHTTの問題なんだ!」
506 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:58:21.66 ID:dYMSR2EDO
紬「みんな…」
「どんな結果でも…」
「きっと…絶対に承太郎君を受け入れよう!」
澪「大丈夫…覚悟はできてる」
唯「うん…人それぞれだから」
憂(何か確定っぽい雰囲気!)
507 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:59:12.87 ID:dYMSR2EDO
律「さあ、気を取り直して飲むぞーーー!」
唯澪紬梓憂「おーーーーー!」
律「食べるぞーーー!」
澪紬「いやあああああああああ…」
律(おもしろっ)ニヤッ
唯「そういえば、エジプトって何かあるのかな?」
梓「ピラミッドとかスフィンクスとかあるじゃないですか」
唯「違うよ~、食べ物の話」
梓「また食べ物…」
「でも、確かにパッとしませんね」
508 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 13:59:45.78 ID:dYMSR2EDO
律「一回レストランでも行かなきゃだな!」
唯「だね!」
「それぞれの国の食文化にふれることは」
「それはそれは、とっても素晴らしいことだよ」
澪「要するに食べたいだけだろ」
唯「えへへ~♪」
509 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:00:24.57 ID:dYMSR2EDO
紬「あ、もうそろそろ病院の時間ね」
「そろそろ病院に行こっか」
憂「そうですね」
「ヤカンとかガスコンロはどうしますか?」
律「荷物になるし、どっかで売ってくか」
梓「そういうお店ありますかね?」
律「なかったら道行く人に売ればいいさ」
「一回しか使ってないんだから多分売れるだろ」
澪「そうだな」
510 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:01:05.71 ID:dYMSR2EDO
律「そんじゃあ澪、売るのは頼むな」
澪「何で私なんだよ」
律「そりゃあ、軽音部のデンジャラスクイーンであり、」
「ダイナマイトボディの持ち主の澪の色仕掛けで
澪「誰がやるか!」
律「いてっ!」ゴチン!
唯「そういえばさ」
「ムギちゃんも澪ちゃんに負けないぐらいのピラミッド持ってるよね」
紬「ゆ、唯ちゃん!///」
511 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:01:45.00 ID:dYMSR2EDO
梓「ふむ…確かに」
「澪先輩の影に隠れがちですがなかなかのものですよ」
律「お前はサバンナだよな」
梓「私がサバンナなら何ですか、律先輩は月面ですか」
律「抉れてるじゃねえか!」
憂「まあ…世の中には色んな人がいますし」
「やっぱり梓ちゃんや律さんにも需要はありますよ」
梓「何だろう…この敗北感」
律「憂ちゃん…慰めになってない…」
憂「す、すみません!」
512 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:02:47.55 ID:dYMSR2EDO
澪「ったく…」
「ほら、バカなこと言ってないで行くぞ」
唯律「ほ~い」
紬「ほ~い♪」
梓(ムギ先輩ってなんでこんなにかわいいんだろ)
513 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:03:23.15 ID:dYMSR2EDO
道!
唯「ちかれた~…」
「もう歩きたくないよ~…」
律「なあ…バスで行こうぜ…」
梓「まだ若いんですからシャキッとしてください」
「置いて行っちゃいますよ?」
律「何でこんなに元気なんだ……」
唯「あずにゃん私達より若いもん…」
梓「たった一歳違いじゃないですか…」
514 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:03:57.43 ID:dYMSR2EDO
澪「喉かわいたな…」
紬「オレンジ食べる?」
澪「あ、そういえばさっき物々交換したんだったな」
「一個もらうよ」
憂「あの、私お手洗いに行きたいんですけど…」
律「それじゃあ私らはここで待っとくよ」
憂「すみません、すぐに戻ってきます」タタタタ
515 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:04:25.73 ID:dYMSR2EDO
唯「そういえばさ、何でトイレに行くのを」
「『お花を摘みに行く』なんて言うんだろうね」
梓「やっぱり、トイレって言ったら印象悪いんじゃないですか?」
澪「それに、お花を摘みに行くってかわいいしな」
梓(果たしてそういう問題なのだろうか)
516 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:05:11.61 ID:dYMSR2EDO
唯「りっちゃん、かわいく言ってみてよ~」
律「無茶ぶりじゃね…?」
「あの~…お花を摘みに行ってもよろしいかしら……」
梓(律先輩が淑やかだ!)
(そして顔をやや下に向けての上目遣い…)
(なるほど…)フムフム
紬(梓ちゃん……何を一人で納得してるんだろう…)
唯「あはは、りっちゃんきも~い」
律「おい、ちょっと待て」
517 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:05:41.15 ID:dYMSR2EDO
澪「いきなりだけどさ」
梓「何ですか?」
澪「承太郎って帽子と一体化してるだろ?」
梓「ほんとにいきなりだった…」
澪「あの帽子をムギが被ったらどうなるんだろうな」
紬「私が?」
澪「ムギの髪ってクリーム色だろ?」
「それに帽子が合体したらどうなるのかと思ってさ」
518 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:06:17.24 ID:dYMSR2EDO
律「確かに気になるな…」
唯「黒色とクリーム色が夢と夢のコラボレーションするんじゃない?」
梓「だけど絶対に黒が勝ちますよね」
律「ということは…」
「黒に侵食されてムギが黒髪になるのか!?」
519 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:06:52.09 ID:dYMSR2EDO
唯「おお!見てみたいかも!」
「いっそのこと学ランも着て承太郎君の真似してみようよ!」
紬「……やれやれだわ」
唯律「うおお~~~!」
唯「その立ち方!すごく承太郎君っぽい!」
律「いける!病院行ったらジョジョから服全部借りようぜ!」
梓(すっごい迷惑でしょ…)
澪「梓、これって私が悪いのか…?」
梓「いや…澪先輩の話題からこうはなりませんよ普通…」
520 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:07:28.24 ID:dYMSR2EDO
律「って、あそこ…」
「猫が倒れてないか?」
唯「ほんとだ!」
「猫ちゃん、大丈夫?」
猫「にゃあ……」
梓「ケガしちゃってますね…」
「どうしましょうか……」
521 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:08:18.79 ID:dYMSR2EDO
紬「動物病院があるかどうかもわからないし…」
「とりあえず消毒して、包帯でも巻いてあげよう」
律「だな」
「ちょっとしみるぞ」フキフキ
猫「にゃっ!」ガブッ
律「いてっ!」
「こんにゃろ~!」
澪「猫相手にムキになるな」
「消毒が痛かったんだろ」グルグル
「よし、できた」
猫「にゃあ~」ペロペロ
梓「わっ!」
「くすぐったいよ~♪」
522 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:09:32.12 ID:dYMSR2EDO
澪「それにしても、綺麗な猫だな」
唯「もしかしたら猫カフェの子かもね」
律「どうする?」
「あそこの店員に渡しに行くか?」
紬「だけど店員さんがどこにいるかわからないし…」
律「まあ…大丈夫だろ」
「どうにかなるさ」
猫「にゃっ!」タタタタタタタタ
523 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:09:59.51 ID:dYMSR2EDO
梓「あ、どこか行っちゃった」
唯「元気になったってことだね」
「良かったよ~♪」
憂「お待たせ~!」タタタタ
紬「あ、憂ちゃんが来たみた………」
「憂……ちゃん……………よね…」
憂「そ、そうですけど……」
524 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:11:22.22 ID:dYMSR2EDO
唯「おお!憂がファンキーになってる!」
律「ものすごくデジャヴを感じるんだけど……」
「…夏期講習の時あたりに」
紬「あ!えへへ///」
525 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 14:13:59.11 ID:dYMSR2EDO
梓「えっと……これは…突っ込んでいいんです……か……ね?」
律「まあ、そういう反応になるよな……」
澪「と、とりあえず病院に行こう」
「病院に行きながらゆっくり話を聞こう」
「憂ちゃん、私達で良ければ相談に乗るからな…?」
憂「えっと…はい…」
527 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:48:04.26 ID:dYMSR2EDO
道中!
律「まず…制服は?」
憂「あっ…えーと…」
「あ、アイスを持った子供とぶつかっちまって…」
紬「え?『ちまって』…?」
憂「かみました」
紬「でも…」
憂「かみました」
紬「そ、そう……」
528 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:49:52.47 ID:dYMSR2EDO
梓「えっと…それで…」
「その服は…買ったの?」
憂「そ、そう!」
梓「そうなんだ…」
(憂ってこんなセンスだったっけ……)
(もっと自分を分かってるような感じだった気がするけど…)
(ていうか……)
澪律紬梓(Tシャツに書いてる『オインゴ』って何だろう……)
529 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:50:34.98 ID:dYMSR2EDO
澪(確か…前に唯の家に泊まったとき…)
(唯も『オーシャン』だか『ポリスマン』って書いてるの着てたな…)
(姉妹だから感覚が似てるのか……?)
唯「憂~、何でオレンジ持ってるの?」
憂「あ、こ、これは……」
「さっき通り掛かった人にもらったんだよ!」
「いっぱいあるから一袋あげるって言われて…」
律「愛媛県かここは……」
530 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:51:20.93 ID:dYMSR2EDO
唯「愛媛県に行ったらミカンもらえるの!?」
律「私の想像だけどな…」
「まあ…憂ちゃんの件はこれでいいだろ」
澪「そうだな」
「ごめんな、憂ちゃん」
531 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:52:24.06 ID:dYMSR2EDO
紬「あれ?そういえばクリーニング代はどうしたの?」
唯「そういえば…」
「お金は全部澪ちゃんが管理してるんだよね?」
憂「え、ええ~~~~~っ!?」
梓「う、憂!?何をそんなに驚いて…」
憂「とお~~~!」
梓(あ、驚いてたわけじゃないんだ)
(やけに長い『えーっと』だったな)
532 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:53:33.55 ID:dYMSR2EDO
憂「え~…」
「子供のお母さんが出してくれたんです!」
紬「そう」
「ジョースターさんがいないからお小遣い貰えてなかったから…」
「ちょっと心配しちゃった」
澪「ていうか…」
「何か憂ちゃんおかしくないか?」
律「確かにさっきから何か妙なんだよな~」
533 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:54:16.87 ID:dYMSR2EDO
唯「憂の偽者だったりして~」
憂「ええっ!?」
「そ、そんなわけないじゃん!」
「やだな~もう。あははははは…」
唯「だよね~」
律「ま、こんな日もあるか」
「憂ちゃんも完璧超人じゃないからな」
澪「限りなく完璧に近いけどな」
534 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:55:00.64 ID:dYMSR2EDO
紬「病院ってまだだったっけ」
「今何時かしら?」
梓「今は2時前ですね」
「ここからだといいぐら
憂「に、2時っ!!?」
「今2時って言ったの!?」
535 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:55:35.99 ID:dYMSR2EDO
梓「言ったけど…」
「どうかしたの?」
憂「マズいッ…」ボソッ
「あ、わ…私!用事があるからっ!」
「ちょっと抜けます!」
唯「用事ってなに~?」
憂「えっ!?」
「えっと…」
「ち…ちょっと欲しいものがあるの!」
536 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:56:14.93 ID:dYMSR2EDO
律「それじゃあさ、お見舞いが終わったらみんなで行こーぜ」
憂「それじゃあダメなんです!」
「間に合わなくなるんです!本当に!」
「私一人で行きますから!」
「お願いします!行かせてくださいっ!」
澪「う、憂ちゃん……」
梓(澪先輩ちょっと引いてる…?)
537 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:56:58.32 ID:dYMSR2EDO
澪「ま、まあいいだろ」
「憂ちゃんがこれだけ言うんだから、よっぽど欲しいんだろ」
「私達だけでお見舞いに行こう」
紬「そうね」
「憂ちゃんはまた後日ってことで」
憂「ありがとうございますっ!」ダダダダ!
律「速っ!」
梓「全力疾走ですね、あれは…」
538 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:57:50.99 ID:dYMSR2EDO
唯「そういえば何が欲しかったんだろ」
澪「わからずじまいだったな」
紬「あっ!みんな、あそこ!」
律「うわ…かなりの数の猫だな」
「みんな走ってどこに向かってるんだろ」
「憂ちゃんと同じ方に行ってるけど」
539 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:58:23.90 ID:dYMSR2EDO
梓「憂みたいに、何か欲しい
「きゃっ!」
唯「あずにゃんっ!」
梓「わ、私は大丈夫です」
「びっくりした~…」
紬「カラスに袋ごとオレンジを盗られちゃったね…」
澪「まったく…」
「カラスはタチが悪いな」
「って…重すぎて袋ごと地面に落としちゃったよ」
唯「誰にも当たらなければいいけど…」
540 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:59:04.31 ID:dYMSR2EDO
紬「そろそろ行きましょうか」
ボーンボーン!
律「お、2時か」
ドッガァア―――z___ン!
唯「うおっ!なんの音だろ」
澪「工事でもしてるんじゃないか?」
憂「みなさ~~~ん!」タタタタ
唯「あ、憂~」
「買い物はどうしたの?」
梓「それに、クリーニングももう終わったんだ」
541 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 15:59:39.21 ID:dYMSR2EDO
憂「買い物?クリーニング?」
「何のこと…?」
律「え?」
「だってさっき買い物に行くって言って走ってどっかに行ったじゃん」
紬「制服も汚れたからクリーニングに出したって言ってたよ」
憂「えっと……」
「私……置いて行かれてたんですけど……」
542 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:00:25.26 ID:dYMSR2EDO
澪「どういうことだ?」
憂「トイレの場所が分からなくて迷って…」
「やっと見つけて戻ったら、みなさんがいなくなってて…」
「今やっと追いついたんです」
唯「でもさっきまで憂はいたよ?」
律「そうそう」
「『オインゴ』って書かれたTシャツ着てさ」
憂「そ、そんなはずありませんよ」
543 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:01:07.57 ID:dYMSR2EDO
紬「憂ちゃんの言ってることが正しいかも」
「クリーニング屋さんもあっちの方にあるなら、」
「走って戻ってこれる時間じゃないし」
梓「確かに……」
「じゃあさっきまでの憂は…」
律「ドッペルゲンガーとか……」
澪「へ、変なこと言うなよぉ……」
544 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:01:44.63 ID:dYMSR2EDO
唯「あ、病院に着いたね」
ピーポーピーポー
紬「救急車…急患かしら」
梓「あれ…あの服…」
(オインゴだ……)
律「さてと、みんなの様子を見に行くか」
545 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:02:16.38 ID:dYMSR2EDO
病室!
唯「みんな大丈夫?」
承太郎「…俺とアヴドゥルは軽傷だ」
「近々お前らと合流できる」
和「私も失明の危険はないみたい」
「何日かたったらみんなに追いつくわ」
546 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:02:51.07 ID:dYMSR2EDO
花京院「僕とジョースターさんはSPW財団に義手を作ってもらうよ」
「時間はかかるかもしれないが…」
「必ず合流するよ」
梓「そうですか…」
「誰も欠けずに旅が続けられそうですね」
律「ジョジョ」
承太郎「…何だ」
547 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:03:24.85 ID:dYMSR2EDO
律「梓が聞きたいことあるってさ」
梓「私ですかっ!?」
律「とぼけるなよー」ニヤッ
梓「絶対にいつかあのデコしめてやる」
(えーっと…何と言いますか…)
承太郎「おい」
梓「何ですか」
承太郎「言うことと考えてることが逆転してるぞ」
548 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:04:05.35 ID:dYMSR2EDO
梓「大丈夫です」
「心の奥の奥から思ってることなので」
承太郎「そうか」
律「おい」
花京院「それで、承太郎に聞きたいことは何なんだい?」
梓「あ~~………」
「あの~…何と言いますか……」
澪「梓、湾曲に!」ボソッ
唯「変化球主体だよ、あずにゃん!」ボソボソ
549 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:04:40.35 ID:dYMSR2EDO
梓「湾曲…湾曲…」ボソッ
「じ、承太郎先輩は何人子どもが欲しいですか!?」
憂(こ、これはッ!)
(湾曲に女性に興味があるかを聞き出しつつ…)
(更には将来設計すらも確認することができるッ!)
(梓ちゃん…こんなに恐ろしい子だったんだ…)
律(いや…無理あるだろ…)
550 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 16:05:12.55 ID:dYMSR2EDO
承太郎「…なぜそんなことを聞くのか分からないんだが」
梓「そ、それは…」
「たまにはこういう話もいいかと思いまして!」
「未来予想図とか言っちゃって!あはは…」
承太郎「……やれやれ」
「娘が……一人でいいな」
唯澪律紬梓憂「!」
律「疑惑が晴れたな!」ボソッ
紬「本当…良かった…」ボソッ
551 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:35:06.36 ID:dYMSR2EDO
唯「それにしても、女の子が欲しいだなんて意外だね~」
「男の子の方が欲しそうだと思ったけど」
承太郎「…今までお前らと付き合ってきたからな」
「女の扱いの方に慣れただけだ」
澪「お役にたてたようで何よりだ…」
アヴ「まあ、承太郎は子供以前の問題だろうな」
552 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:35:37.95 ID:dYMSR2EDO
花京院「僕もそれだけが心配ですね」
「承太郎を理解してくれる女性が現れるかどうか…」
承太郎「大きなお世話だ……」
憂「まあ…私は理解してますけどね」
澪「わ、私も理解してるぞ!」
唯「当然私もしてるよ!」
律「なんたって部長ですので!」
梓「私だって理解してます!」
紬「私も理解してま~す♪」
553 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:36:12.17 ID:dYMSR2EDO
花ア「……………」
花京院「エメラルドスプラッシュ…してもいいですかね」
アヴ「…ああ」
承太郎「まあ…この話は終わりだ」
「花京院、散歩にでも行くぜ」スタスタ
花京院「ああ」スタスタ
554 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:36:54.03 ID:dYMSR2EDO
律「え~、行っちゃうのかよ~」
和「…承太郎君は」
唯「和ちゃん?」
和「承太郎君は……あなた達のことをすごく心配していたわ」
「看護師さんに何回も女子高生が運びこまれていないか尋ねて…」
澪「承太郎が……」
和「あなた達に会えて…ほっとしたのよ」
「さっきまで、口を開けばあなた達のことばかり」
紬「私達のこと……?」
555 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:37:34.96 ID:dYMSR2EDO
ジョセフ「承太郎は…」
「君達のことをとても大事に思っておる」
「これからは、君達だけで先に進んでもらうが…」
唯澪律紬梓憂「……………」
ジョセフ「あいつの祖父としてのお願いじゃ」
「承太郎の思いを…」
「裏切るようなことだけにはならないでくれ」
556 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:38:07.64 ID:dYMSR2EDO
梓「…大丈夫です」
「そんなことには…なりませんっ」
澪「そうだな」
「私は…例え……世界を裏切ることになっても……」
「承太郎だけは裏切らない」
律「それは言いすぎだろ」
「ま、同感なんだけどさ」
アヴ「承太郎は…いい子達に恵まれましたね」
ジョセフ「ああ」
「あいつにはもったいないぐらいの…な」
557 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:38:37.44 ID:dYMSR2EDO
アヴ「ただ……」
「一占い師として思うところがあるのですが…」
ジョセフ「何じゃ?」
アヴ「彼女達のことですが……」
「どこか…不思議な感じがするのです」
「上手くは言えないのですが…」
「何か……イレギュラーとでも言うような……」
558 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:39:07.33 ID:dYMSR2EDO
ジョセフ「ふむ……」
「アヴドゥル、わしは君の占いを信じておるが…」
「深く考えすぎなんじゃあないか?」
「そもそも、お前は女子高生に対する免疫が無いからそう感じるだけかもな」
アヴ「フッ…」
「そうならいいんですが」
本体名―オインゴ
スタンド名―クヌム神
本体名―ボインゴ
スタンド名―トト神
―再起不能―
唯一行
―コム・オンボへ―
559 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 18:41:11.46 ID:dYMSR2EDO
おしまい
原作準拠でいつの間にか敵を倒しているということで
愛媛県の人ごめんなさい
560 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方):2011/05/15(日) 20:41:15.69 ID:85z+YKmF0
乙
袋ごとオレンジを人間の手から奪い取るとは……このカラス、スタンド使いかっ!
561 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/15(日) 22:33:15.79 ID:jzOsuqvko
乙。
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