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紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#9月17日 前編 【クロス】


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紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#index




557 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:26:59.43 ID:H+z4J3XCo


9月17日


唯「えーと・・・」

コンコン

唯「こうかな・・・」キリ

ガチャ

憂「おねーちゃーん?」

唯「・・・」キリリ

憂「・・・」

唯「この角度かなぁ・・・」

憂「クスクス」

唯「あ、うい・・・」

憂「どうしたの?髪型決まらないの?」

唯「明日卒業写真撮るからね、研究しているんだよ」

憂「明日?ずい分早いね」

唯「うちのクラスだけ早めの夏服で撮影するんだよ」

憂「夏服で・・・」

唯「そうだよ~。むぎちゃんと一緒にね」

憂「・・・」



558 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:28:15.30 ID:H+z4J3XCo


―――――2年生クラス


憂「・・・」

梓「・・・」

荒井「そうですね・・・、昼までに理由を考えておくように。
   山中先生のクラスが撮影するから『ついでに』
   なんて理由では他の生徒にも示しがつきませんからね」

梓「・・・はい」

荒井「それでは、1時限目の準備をしなさい」

スタスタ

梓「・・・」

憂「梓ちゃん・・・」

純「むむ・・・」

夏「けいおん部で撮影ねぇ・・・」

梓「出来れば今日撮影したい・・・」

純「うーむ・・・」

憂「純ちゃん、ジャズ研での撮影は明日で可能なの?」

純「言ってはみたけど、難しいかも」

夏「琴吹先輩がって言えばいいんじゃないの?」

梓「・・・構えて撮りたくない」

夏「レンズを向けられたら誰でも構えるよ」

梓「ううん。自然体の延長上にいる先輩がいいから
  むぎせんぱいが居る今のうちにって理由はイヤ」

夏「・・・さっき言っていた事と矛盾してるよ」

純「・・・」

梓「うん・・・そうだね・・・」

夏「よく分からな・・・ッ!」

『ごめ・・・んね・・・』

夏「・・・っ」ズキッ

憂「夏ちゃん?」

梓「夏・・・?」

純「どうした?」

夏「な、なんでも・・・っ・・・ない」

憂「・・・」

梓「・・・うーん」

純「とりあえず休み時間に、うちの部長に聞いてみるよ。明日の撮影で撮りませんかって」

梓「ありがと、純」



559 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:28:41.88 ID:H+z4J3XCo


純「期待はしないでよ?」

梓「行動にうつしてくれるだけで充分だよ」

純「うっ・・・」

夏「どうしてたじろいだの?」ヒソヒソ

憂「ある人が関わると極度に素直になるからだよ」ヒソヒソ

夏「なるほど」プクク

憂「・・・」

ガチャ

冬「・・・すいませー・・・ん」

夏「っ!」ズキッ

憂「あ・・・」

冬「あ・・・」

夏「・・・ちょっとお手洗い行って来る」

タッタッタ

ガチャ

冬「夏・・・」

純「・・・」

梓「・・・うーん、どうしよう」

憂「どうしたの冬ちゃん」

冬「夏がお弁当を・・・」

純「夏って弁当だったっけ?」

冬「今日は私が作ってみたんです・・・」

憂「そうなんだ、分かった。渡しておくね」

冬「お願します。あ、昨日は」

「ほら、席に着けー」

ザワザワ

純「あ、先生来ちゃった」

冬「お願しますね」

バタン

憂「・・・」

梓「・・・うーん」

純「視界に入らずか・・・」



560 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:29:08.84 ID:H+z4J3XCo


――・・・休み時間


純「ごめん、急な話だから無理だって言われた」

梓「そっか・・・。ありがと」

純「明日だもんなー」

憂「そうだよね」

夏「・・・」

梓純「「 ・・・うーん 」」

憂「私たちのクラスも明日・・・うーん」

夏「・・・」

梓「夏の部は?」

夏「さぁ?荒井先生が言った通り10月下旬じゃないかな」

純「ですよね」

憂「運動部と文化部一緒なのかな」

夏「卒業写真の話なんて来年だから、耳に入ってこなかった」

梓「・・・ふーん」

夏「私はいつでもいいやって思うんだけど」

純「他の運動部の子にも聞いてみる」

テッテッテ

梓「どうしよう・・・」

憂「梓ちゃんがどうして『今』を撮りたいのか、説明できればいいんだよね?」

梓「うん・・・」

憂「それならもう答えは出ているんじゃないかな?」

梓「・・・」

夏「・・・」

テッテッテ

純「文化部と一緒だってさ・・・」

梓「今撮りたい理由・・・」

夏「・・・」



561 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:29:35.98 ID:H+z4J3XCo



―――――昼・職員室

梓「今が『大切な時』だからです」

荒井「・・・」

梓「・・・」

荒井「それが理由ですか?」

梓「はい」

荒井「・・・分かりました」

梓「!」

荒井「山中先生に話は通しておきますので、教室に戻っていいですよ」

梓「ありがとうございました。失礼します」

スタスタ

バタン

さわ子「あら?梓ちゃん・・・ゴホン。中野さんがどうして職員室に?」

荒井「明日の部活撮影の詳細を伺いに来ていましたので、その話をしていました」

さわ子「撮影する事知っていたんですか?」

荒井「いいえ。撮影したいと言ってきたんですよ」

さわ子「あら・・・」

荒井「そちらからもその話が出ていたのですか?」

さわ子「えぇ、まぁ・・・。本人から明日撮影したいと」

荒井「決まっていたんですね、中野さんには遠回りさせてしまいました」

さわ子「・・・。自然体がいいと言っていましたから・・・構えるよりいいかもしれないですね」

荒井「・・・そうですか」

さわ子「似たもの同士ねぇ・・・」



562 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:30:11.39 ID:H+z4J3XCo


―――――中庭


紬「・・・」ニコニコ

律「なんか嬉しそうだな」

唯「なにかあったの?」

紬「・・・」フリフリ

澪「?」

風子「おいしいね」モグモグ

冬「はい」モグモグ

英子「野菜しっかり取ってね」スッ

冬「あ、ありがとうごじゃいます」

英子「いえいえ」

律「なんだ、緊張してんのかー?」

冬「は、はい・・・」

唯「あずにゃん来ないのかな」モグモグ

律「・・・絶対来る」

澪「そんな迫真の顔で言うなよ。何者かと思うだろ」

紬「・・・」スッ

冬「あ、あ・・・」

紬「?」

風子「ひょっとして食事制限されているとか?」

冬「い、いえ・・・。貰ってばかりで悪いですからどーぞ!」

紬「・・・」コクリ

冬「・・・」パクッ

紬「・・・」パクッ

冬「おいしぃです」ホワーン

紬「・・・」ホワーン

澪「幸せそうでなによりだ・・・」

英子「おいしそうに食べるからついつい・・・」スッ

冬「あ、ありがとうございます」

風子「・・・」

冬「・・・」パクッ

唯「・・・」

冬「おぃしぃですよ」ホワーン

英子「・・・」ホンワカ

唯「わ、私にはあずにゃんがいるんだよ」

律「なにを言ってるんだ」



563 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:30:39.76 ID:H+z4J3XCo


梓「・・・」

純「紬先輩の隣埋まっていて残念ですね」ウシシ

梓「・・・うん」

純「素直すぎるっ」ビシッ

律「先に食べてるぞー」

憂「いえ、用事がありましたから」

澪「用事?」

梓「内緒です」

唯「隠し事は良くないよ!むぎちゃんも!」

紬「・・・」ニコニコ

律「あれ、夏は?」

純「それが、他で食べると言って・・・」

律「・・・そっか」

純「せっかくメールで誘ってくれたのにすいません」

律「純が悪い訳でもないし、本人の自由だから気にすんなって」

純「・・・」

律「意外にまじめかっ!」

冬「・・・おいしぃ~」パァァ

唯律「「 かわいぃ~ 」」

紬「・・・」コクリ

風子「食べ物に対してリアクション良すぎるよね」

英子「・・・それは・・・理由があるんだよ、ふぅ」ヒソヒソ

風子「理由?」

梓「?」

英子「ほら、冬ちゃん入院していたでしょ?」

風子「あ・・・」

梓「そうですね・・・。病院食は栄養のバランスと食事制限がありますからね」

純「あぁ・・・そっか・・・」

英子「だから、つい・・・」スッ

冬「あ、また貰っちゃって・・・御返しです!」スッ

英子「いいのに・・・」

冬「いえいえ・・・私が作ったのですけど・・・」パクッ

英子「冬ちゃんが・・・?」

紬「!」

冬「はい・・・佐久間先輩の料理おいしいですよ~」ウットリ

英子「ありがとう~」ホンワカ

唯「ういが作ったのだよ!自信作」スッ

冬「平沢さんが?」

唯「ういだよ」



564 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:31:10.87 ID:H+z4J3XCo


冬「は、はい。平沢さんですよね?」

唯「私じゃないよ う い が作ったんだよ」

冬「平沢さんで」

律「典型的な漫才してんな!」ビシッ

冬「った!」

英子「ちょっと!律さん!?」

律「な、なんだよ・・・」

風子「うちの子になんてことを・・・!」

律「どこの子だよ・・・」

澪「なにやってんだか・・・」

憂「そういえば、姫子さんは・・・」

紬「・・・」トントントトントン

憂「教室で・・・。冬ちゃんここにいるのにですか・・・?」

紬「・・・」トントトントトトン

憂「我が子を千尋の谷へ・・・?」

律「だからどの子だよ・・・」

冬「おいしいですよ平沢さん~」

唯「そうでしょ!」

純「あれ、唯先輩が作ったように見える」

澪「名前で呼んだ方がいいよ」

冬「そ、そうですね・・・。おいしいかったです、憂・・・さん」

憂「うん。ありがとう」ニコニコ

梓「・・・」モグモグ



565 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:31:54.16 ID:H+z4J3XCo


――・・・

唯「この時が来たようだね、りっちゃん」

律「ふっ・・・」

唯「負けないよ!」

律「望む所だ!」

冬「一体・・・」ゴクリ

梓「バトミントン勝負だから」

憂「・・・お姉ちゃん頑張って」グッ

純「律先輩ファイトー!」

紬「・・・」パチパチ

澪「がんばれー」

風子「心篭ってない声援・・・」

英子「怪我には気をつけてー」

唯「行くよりっちゃん!・・・それっ」スカッ

梓「1ー0です」

律「・・・」

唯「あれ・・・?」

澪「サービスは律へ」

律「い、行くぞゆい!」

唯「来るがいいよ!」

律「うりゃっ」ポンッ

シュー

唯「えいっ」スカッ

梓「2-0です」

律「・・・」

澪「次で終わってしまうな・・・」

風子「山場なかったね」

英子「疲れているんじゃないかな」

紬「・・・」

憂「タイムお願します!」

純「ターイム!」

唯「ん?」

憂「お姉ちゃん」カムカム

唯「どうしたの?」

憂「・・・」ヒソヒソ

唯「・・・」フムフム

律「作戦会議か、少しは楽しませてくれるかな」

澪「少しではすまないかもな」



566 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:32:21.58 ID:H+z4J3XCo


律「実力の10分の1も出していないんだぜ?」

梓「一回跳ねただけじゃないですか」

律「そうなんだよなぁ・・・」

冬「」ウトウト

英子「あらら」

唯「お姉ちゃん頑張るからねっ!」

憂「頑張ってね!」グッ

純「双方前へ・・・律先輩が2ポイントリードで次取れば勝ちです」

律「いつから審判になったんだよ」

純「唯先輩のサービスで、試合を始めてください」

唯「行くよりっちゃん!」

律「一言二言で変わったら誰でもオリンピック選手だぜ!」

唯「三言四言五言だとしたらっ、どうかな!」ポンッ

梓澪「「 そんなに!? 」」

シュー

律「おぉ・・・」ポン

唯「えい」トン

ダダダッ

律「・・・くっ!」スカッ

純「2-1です」

憂「やった!」

唯「やったよ、うい!」

澪「昨日の逆か」

律「やられた!」

冬「」スヤスヤ

英子「・・・」ナデナデ

風子「」ウトウト

紬「」ウトウト

唯「さぁ、来なさい」

律「なんだ、この貫禄・・・負けてるくせに・・・」

唯「・・・」スッ

律「ぐっ・・・」

澪「見えないオーラかなにかに圧されています」

梓「得体の知れないモノを感じているんでしょうか」



567 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:32:53.05 ID:H+z4J3XCo


純「律先輩サービスです」

律「よ、よし。うりゃー」ポン

シュー

唯「っ!」バシッ

シュッ

律「なっ!」スカッ

梓「2-2・・・です」

澪「予想外のスマッシュ・・・」

憂「やった!」

唯「・・・」

澪「喜んですらいない!」

律「わ、私の今までの常識が覆される・・・っ!」

梓「律先輩は自分を見失っていますね」

純「唯先輩が未知なる相手となりて立ちはだかっているのです」

律「おまえは誰だよっ!」

純「おしずかに、今は試合中ですよ」

律「なんか腹立つ!」

唯「・・・」ムズムズ

純「では、最後のサービスです。唯先輩どうぞ」

唯「・・・ひっくしゅん!」

憂「あ・・・集中力切れちゃった」

唯「・・・行くよ、りっちゃん」

律「ココ、コ、コーイ!」

澪「ニワトリみたいだな」プクク

唯「それっ」スカッ

「「 あ・・・ 」」

律「・・・え」

梓「3-2で律先輩の勝ちです」

律「喜べねえー!」

紬「!」

英子「あ、起きちゃった?」

紬「・・・?」

英子「律さんの勝ちみたい」ナデナデ

冬「」スヤスヤ

風子「」スヤスヤ

紬「・・・」ニコニコ

英子「なんだか、可愛いよね」

唯「負けちゃった~」エヘヘ

澪「あの唯はなんだったんだ」



568 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:33:27.35 ID:H+z4J3XCo


憂「羽をよく見ているうちに集中力が増したんです。あと、勝ったら私のアイスを、と」

梓「さすが姉妹・・・」

律「・・・」ホワーン

澪「どうした、り・・・」ホワーン

唯「きゅるるるりん」

英子「そろそろ起きないとね・・・ほら、ふぅ」ユッサユッサ

風子「ん・・・?」

英子「冬ちゃんも、起きて」

冬「」スヤスヤ

純「気持ち良さそうだなー・・・」

梓「うん・・・」

律「まぶたが重くなってくる・・・」

英子「起きて」ユッサユッサ

冬「・・・ん」

風子「・・・ふぁ」

唯「少し横に・・・」

憂「昼休み終わっちゃうよ」

冬「あ・・・、あ!すいません!」バッ

英子「気にしなくていいよ」

冬「・・・足痛くないですか?」

英子「冬ちゃんの所は大丈夫だけど、ふぅのところが痺れてる」

風子「ごめんね、つい寝ちゃった」

英子「角度が悪かったみたいだね」

唯「よいしょっと」

律「こら、二人が起きたのに唯が寝てどうするんだよ」

唯「寝心地を確かめるんだよ。英子ちゃんの膝枕がどうなのか検証だよ」

澪「眠りたいだけじゃないのか」

純「今日はすんなり起きた」

冬「?」

紬「・・・」ニコニコ

梓「昨日帰る直前に寝ちゃったんだよ、冬は」

冬「・・・」

唯「おぉっと危ない、眠るところだったよ!」バッ

冬「あの・・・昨日私はどうやって帰ったんでしょうか?」

澪「え・・・?」

唯「記憶喪失だって・・・!?」

冬「少し横になる所までは覚えているんです・・・」

律「気づいたらベッドの上だった・・・とか!?」

冬「は、はい。そうなんです」

澪「眠っていただけだから」



569 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:33:59.23 ID:H+z4J3XCo



冬「・・・」

純「夏に聞かなかったの?」

冬「朝起きたら夏は学校へ行ってて・・・。朝練がありますから」

純「ふーん・・・」

紬「・・・」

律(壁があるな、純にも夏にも)

澪「さわ子先生が車で運んでくれたんだよ。背負っていたのは姫子だ」

冬「!」

梓「・・・」

英子「じゃ、お礼を言いに行こうか」

冬「え?」

風子「私たちのクラスへ行こう」

澪「そうだな」

紬「・・・」コクリ

律「いい時間だしな」

唯「今日の午後もがんばるぞー!」



570 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:34:41.06 ID:H+z4J3XCo


律「姫子ー、お客さん来てるぞー」

姫子「お客?」

澪「ほら」

姫子「冬・・・?」

和「どうしたの?」

律「お礼を言いたいんだって」

澪「真面目でしっかりしてる子だよな」

和「そう・・・」

信代「可愛がられてるねぇ」

律「特に風子とお母さんがな」




姫子「どうしたの?」

冬「立花せん」

紬「・・・」チョンチョン

冬「は、はい?」

紬「・・・」フルフル

姫子「あー・・・、言わんとしてる事が分かる・・・」

唯「姫ちゃん先輩でしょ?」

冬「あ・・・う・・・」

純「事情を知らない人が見たら後輩をからかっているように見えますよ」

梓「・・・」

冬「ひ、姫ちゃ・・・ちゃんせんぱ!」

姫子「ブフッ」

純「グフッ」

唯「だめだよ笑っちゃ~」

冬「・・・」

姫子「ごめんごめん、で、用事は?」

冬「昨日は送ってくれてありがとうございました」ペコリ

姫子「え・・・、それを言う為にわざわざ?」

冬「・・・・・・はぃ」



571 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:35:08.53 ID:H+z4J3XCo


風子「姫ちゃん」

英子「勇気だして3年生のクラスまで来たんだから」

姫子「う、うん・・・」

紬「・・・」チョンチョン

唯「手首?」

梓「時間を示しているんじゃないですか?休み時間も残り少ないですから」

紬「・・・」コクコク

純「教室に戻ろっか」

梓「うん」

冬「し、失礼ちます」ペコリ

紬「・・・」フリフリ

姫子「じゃあね」フリフリ

梓「それでは、放課後・・・」

紬「・・・」コクリ

唯「うん、後でね~」

冬「ぁ・・・」

純「憂はどこへ行った~?」

梓「先に戻ったよ」

スタスタ

冬「・・・」

紬「?」

英子「どうしたの?」

冬「いえ・・・。失礼します・・・」

トボトボ

風子「どうしたんだろ・・・」

姫子「・・・」

唯「部室に行っても姫ちゃんが居ないからじゃないかな」

紬「・・・」コクリ

姫子「引退したからね」

風子「そっか・・・。大丈夫かな・・・」

姫子「大丈夫。夏がいるし・・・。他にも仲間がいるから」

唯「・・・」

姫子「先輩と後輩は友達にはなりにくいんだよね」



572 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:35:53.40 ID:H+z4J3XCo


―――――放課後

ジャジャッジャジャッジャーン

律「よーし、いい感じだー」

澪「・・・ふぅ」

梓「・・・」

唯「頑張ってるよ私!」

紬「・・・」ポン

律「よっしゃ、おやつおやつ~」

唯「おやつおやっつ~」

澪「一時間通して演奏したからな・・・びっくりだ」

梓「びっくりです」

律「どういう意味だ!」

唯「りっちゃんにしては集中していたって意味だよ」

律「どういう意味だ、ゆいー!」ギシギシ

唯「・・・ギブ・・・ギブだよ」ポンポン

紬「・・・」

テッテッテ

梓「・・・」

律「・・・ったく」

唯「げほっ」

澪「・・・」

唯「・・・ん~」ヒョイヒョイ

梓「どうしたんですか?」

唯「前髪が気になるんだよ」

梓「?」

唯「明日卒業写真の撮影があるでしょ?」

梓「はい」

唯「わたしね小学校、中学校の写真は変な顔ばっかりで困っているのです」

梓「はぁ・・・」

唯「そこで!」ジャジャーン

澪「はさみでどうするんだ?」

唯「ちょちょいと切って、調整します!」

律「マジかよ・・・」

梓「止めておいたほうが・・・」

唯「ちゃんと映りたいもん!」

澪「でも・・・」

唯「だいじょうぶだいじょうぶ~」

チョキン



573 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:36:41.21 ID:H+z4J3XCo



パサパサ

唯「どうかな」

澪「うん、いいと思うぞ。な、律?」

律「うん、おっけーだ。な、梓?」

梓「はいッ!」

唯「そうかな・・・」

梓「バッチリですよッ!」

唯「もうちょっとだけ・・・」

澪「・・・」ハラハラ

唯「・・・ひ・・・ひっく」

紬「・・・!」

ガシッ

唯「・・・くしゅん!」

澪「あぶなっ!」

律「あぶねえ・・・」

梓「唯先輩!今危なかったですよ!」

唯「ご、ごめんね・・・」

紬「・・・」フゥ

澪「髪も無事だし・・・よかった」

律「あぁ・・・」

唯「ありがとむぎちゃん」

紬「・・・」ニコ

コンコン

澪「?」

唯「さわちゃん?」

律「さわちゃんはノックしないだろ?」

梓「どちらさまですか?」

「・・・」

シーン

澪「・・・」ブルブル

律「な、なんだよ・・・」

唯「誰~?」

梓「鍵開いてますよ?」

バタンッ

「動くな!」

澪「ヒアッ!」

唯「おぉ!」

律「なんだ、エリか・・・」

梓「なんだ、エリ先輩ですか」



574 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:37:15.08 ID:H+z4J3XCo


エリ「仮面の意味はないの?」

律「声で分かるからな。髪型でも分かる」

エリ「覆面の方がよかったかな」

唯「きぐるみあるよ」

エリ「貸して貸して」

紬「?」

梓「なにかするそうです」

紬「・・・」コクリ

エリ「このネコ?のきぐるみ借りるね。そんじゃテイク2行ってみよう」

バタン

澪「聞こえない聞こえない・・・」ガクガク

律「まだ気づいてないのか澪は・・・」

梓「エリ先輩ヒマなんですかね・・・」

紬「・・・」

唯「迎撃するよ」

コンコン

律「律儀だな」

バタンッ

「手を上げろ!」

律「少しだけ付き合ってやるか・・・」スッ

ササッ

エリ「よーし動くなー」

梓「あれ、二人・・・?」

紬「・・・?」

「・・・」

エリ「そこのおいしそうなおやつをいただく!」

紬「・・・」チョイチョイ

エリ「?」

梓「そこに座ってくださいって意味かと・・・」

エリ「あ、ありがとう・・・」

律「もう一人は誰だ・・・?」

澪「・・・」ブルブル

唯「そうはいかないよ!」

「・・・!」

唯「ぶちかまして!My Dear,My ギー太!」

ジャーン!

エリ「この仮面邪魔」ポイッ

「・・・」ヨロヨロ

律「効いたのかよ」

澪「・・・エ、エリ?」



575 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:37:52.97 ID:H+z4J3XCo


エリ「もぐもぐ・・・おいしい~」

紬「・・・」ニコニコ

梓「平和的に解決ですね」

「・・・」バタン

澪「ヒィッ!」

梓「それで、誰なんですかねこのきぐるみの人は・・・」

唯「私とギー太の敵じゃないよ・・・」フッ

律「純か?」

「・・・」シーン

エリ「紬さんの淹れた紅茶、おいしい」

紬「・・・」ニコニコ

澪「だ、誰だ・・・?」ガクガク

律「アカネ?」

「・・・」シーン

梓「姫ちゃん先輩」

「・・・」ピク

唯「反応したね。姫ちゃんだよ」

「・・・」スク

梓「無言で起き上がれると怖いですね・・・」

「・・・」ジー

律「無言でこっちをみるなよ。怖いな・・・。姫子だって分かってるんだからさっさと脱げよ」

「・・・」

梓「もしかすると・・・。姫ちゃん先輩」

「・・・」

梓「姫ちゃん先輩!」

「・・・」

梓「姫ちゃん先輩!姫ちゃん先輩!!」

「・・・」

梓「違いますね・・・」

姫子「大きな声で連呼されると恥ずかしいなぁ・・・」

梓「ッ!」ビクッ

「・・・」

律「姫子じゃない!?」

エリ「これが夏の旅の写真なんだ・・・」

唯「そうだよ~、それは名古屋城での写真だね」

エリ「たくさんの人が写ってるね」

紬「・・・」コクリ

律「おぉい!正体を教えろエリー!」

「・・・」

澪「・・・」ガクガク



576 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:38:39.15 ID:H+z4J3XCo


姫子「・・・」ジー

梓「ごめんなさいごめんなさい」

律「誰も気にしてないのか!」

「・・・」

律「喋れよ!」

「・・・」ブイッ

律「ピースされてもな・・・。って多分そうなんだろうけど」

「・・・」

律「うぅ・・・正体不明だから動作がなくなると怖ぇ・・・」

「・・・」

律「当てるまで喋らない気だな・・・」

「・・・」コクリ

律「じゃあヒントくれよ」

「・・・」コクリ

律「今まで上げた人の名ではない?」

「・・・」コクリ

律「純、アカネではないんだな・・・。ヒント少なっ!」

「・・・」

律「なんで無言きぐるみと対峙してんだよ私は・・・。・・・さわちゃん?」

さわ子「こっちよ」

律「えっ!?」

さわ子「ティータイムを私が逃すと思って?」

律「思ってないけどさ・・・」

「・・・」

律「潮」

「・・・」

律「分かった!風子だ!」

「・・・」

律「だぁー!もう嫌だ!正体を現せ!」ガシッ

「だ、ダメ!」

律「うるさい!いい加減に・・・って、ちか?」

ちか「チガイマス」

律「なんだ・・・もういいや」

ちか「ワタシはノジマチカではアリマセン」

律「お、夏の写真かー!なっつかしぃー」

ちか「もぅ!」ズバッ

澪「なんだ、ちかか・・・」

唯「ちかちゃんか・・・」

梓「・・・」



577 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:39:34.63 ID:H+z4J3XCo


姫子「野島ちか。私たちと同じクラスだよ」

梓「そうですか・・・。びっくりしました」

ちか「ひっかかったね!」

梓「はい。姫ちゃ」

姫子「・・・」

梓「姫子!先輩の名前で反応しましたから、てっきり・・・」

ちか「大成功~♪」




ちか「このクッキーおいし~」

唯「どうしたの?」

ちか「エリに誘われて来ただけなんだ」

唯「ほ~」

エリ「わぁ!北アルプス!」

澪「そう、そこの温泉に入ったんだ」

ちか「・・・温泉かぁ」

律「アカネと来るって言ってなかった?」

エリ「アカネは後で来るよ」

律「来るのかよ」

エリ「この背景の海はどこさ?」

澪「日本海さ」

エリ「日本海のどこさ」

澪「能登さ」

エリ「能登どこさ」

澪「恋路海岸さ」

エリ「おぉ~」

澪「海と砂浜がキレイだったよ」

さわ子「語呂悪かったけど、頑張ったわね」

唯「朝市には 魚があってさ 競り落としてやったさ」

梓「競りしたんですか!?」

エリ「楽しそう」

澪「唯が言っているのは値切り勝負の事だ」

エリ「市場の人に安くしてもらったんだ?」

律「とっても安く売ってくれたんだぜ」

唯「おいしかったよね~」

姫子(楽しそう・・・)

スッ

姫子「あ、ありがと」

紬「・・・」ニコニコ



578 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:40:35.62 ID:H+z4J3XCo


姫子「ごめんね、むぎに聞きたいことがあって」

紬「?」

梓「?」

姫子「例えば、仲のいい姉妹がいて」

澪律(( 例え下手だっ! ))

エリ「?」

ちか「もぐもぐ」

唯「もぐもぐ」

姫子「その姉妹がなにかのきっかけですれ違ってしまった
   その姉妹をまた引き合わせるにはどうする?」

梓「・・・?」

紬「・・・」

姫子「・・・」

紬「・・・」トントントトントン

姫子「きっかけ・・・。うん・・・そのきっかけがなんなのか分からないんだけどね」

律(それって・・・夏と)チラッ

澪(夏だよな・・・)コクリ

ちか「今、会話した・・・?」

唯「私たちはこころで会話できるんだよ」チラッ

梓「なんですか?」

唯(そうだよね、あずにゃん!)

梓「できませんよ・・・」

唯「うぅ・・・冷たいよ」シクシク

エリ(会話が成り立っているようで成り立っていないような・・・)

さわ子「冬ちゃんの入院期間ってどのくらいなの?」

澪律(( 例えが無駄になったー!! ))

姫子「ち、違いますよ、冬と夏の話ではなくて」アセアセ

澪律(( 気付かれてないと思ってる! ))

さわ子「気づかれてないと思ってるの?」

姫子「う・・・」

澪「・・・」

律「ばっさりだ!」

ちか「誰の話?」

エリ「姫子さんの妹分の話」

紬「・・・」トントントトン

姫子「うん・・・。ごめん、最初から名前出せばよかったね」

紬「・・・」トントトントン

姫子「分からない。・・・でも、冬が入部したのは今年の7月」

梓「・・・」



579 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:41:02.02 ID:H+z4J3XCo


ちか「・・・紬さんはなんと?」

エリ「わ、私に聞くの?」

澪「冬が退院したのはいつか、って聞いたんだ」

ちか「姫子さん分かるの!?」

姫子「紙鍵盤なら・・・少し。音だけでは分からないけど・・・」

ちか「・・・」ポカーン

紬「・・・」トントントン

姫子「冬を部活に誘ったのは私じゃないよ」

澪「あ、そうなんだ・・・、てっきりそうなんだと思った」

律「あぁ・・・」

梓「・・・」

唯「あずにゃんは知ってる?」

梓「いえ、夏は冬の話を滅多にしませんから」

紬「・・・」ションボリ

さわ子「むぎちゃんが落ち込んでどうするのよ」

姫子「ごめんね、話を持ち込んじゃって」

律「なんで謝るんだよ。人の景色を借りれば見えてくることもあるだろ」

姫子「・・・」

澪「か、可愛い後輩だからな!」

唯「そうだよ~」

梓「・・・」

ちか(・・・なんだろ、この温かさ)

エリ(いいな・・・けいおん部)

ガチャ

アカネ「こんにちは・・・?」



580 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:41:37.14 ID:H+z4J3XCo



―――――・・・校門


梓「・・・」ピッピッピ

trrrrrr

紬「?」

梓「ふぅ先輩です。なにかやるなら誘ってと釘を・・・あ、ふぅ先輩ですか?」

『はいはい』

梓「今から駅前のボウリングセンターへ」

『分かった!』

梓「は、はい。失礼します」

『後でね!』

プツッ

梓「話はやいな~」パタン

ちか「かわいいストラップだね。ネコと・・・獅子?」

梓「シーサーです」

エリ「果物だっけ?柑橘系の」

律「ツッコまないからなー」

梓「エリ先輩が言っているのはシークヮサーです。
  これみたら果物じゃないって分かるじゃないですか」

エリ「ありがとー」

澪「変なの」

唯「・・・」スゥーイ

律「フォームの確認か!」

唯「そうだよ。こうやって・・・こうっ!」シュッ

紬「・・・」パチパチパチ

唯「やってみたまえむぎ君」

紬「・・・」スゥーイ シュッ

唯「もう教える事はなにもありません。免許皆伝です」フフン

紬「・・・」ペコリ

律「どこぞの老師だ」

アカネ「練習はいいの?」

律「もう練習どころじゃないからなー」

エリ「集中力が足りませんなぁ」

唯「そうですなぁ」

ちか「まったくですなぁ」

律「誰のせいだよ・・・」

澪「律のせいだろ」

律「・・・てへ☆」

澪「ごまかすなっ!」



581 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:42:56.20 ID:H+z4J3XCo


梓「練習止めて遊びに行こうって言い出したの律先輩ですよ」

律「だいじょーぶだって!」

唯「そうだよ、遊ぼー!」ワーイ

紬「・・・」コクリ

梓「そうですね!」

アカネ「出発しないの?」

エリ「姫子さんを待ってるんだよ」

アカネ「どうして?」

エリ「妹分連れて来るんだって」

アカネ「妹分・・・?」

夏「2年生って梓だけ!?」

梓「え、うん」

夏「純と憂は?」

梓「純はジャズ研で活動中」

唯「ういはお家だよ~」

夏(先輩達の中で一人でいても平気なんだ・・・)

梓「?」

紬「・・・」チョンチョン

姫子「なに?」

ギュ

紬「・・・」スラスラ

姫子「・・・。先に帰ったんだって」

紬「・・・」コクリ



582 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:43:35.55 ID:H+z4J3XCo


律「部活はいいのかよ?」

夏「はい、終わった所だったんで」

澪「・・・夏」ヒソヒソ

夏「は、はい?」

澪「そっくりそのまま返してみて」ヒソヒソ

夏「?」

澪「・・・」コクリ

夏「り、律先輩・・・部活はいいんですか?」

律「終わった所だ!」

澪「終わってなかっただろ!」

夏「ど、どういう意味ですか・・・?」

澪「実はサボリなんだ」

夏「あぁ・・・なるほど・・・」

律「ぴぃ~ぷぅ~」

澪「・・・部長がこれなんだ、うちの部は」

夏「・・・ふふっ」

唯「おいてくよ~」

律「行こう行こう~!」

紬「~♪」ルンルン

梓「ボウリングですか・・・」シュッ

澪「おかげで退屈しない」

夏「・・・」



583 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:44:16.05 ID:H+z4J3XCo


―――――駅前


紬「・・・」

律「え・・・」

澪「・・・」

梓「なんですか、あの人数・・・」

唯「う~い~!」

テッテッテ

エリ「あれ、三花も来てる・・・」

アカネ「呼んでおいた」ブイ

ちか「一人だけ私服だぁ・・・」

夏「・・・」

姫子「・・・冬も」

紬「・・・」キラキラ



唯「どうしたの!?」

憂「買い物していた所を風子さんと会って」

冬「はい」

風子「二人に会ったから、せっかくだから・・・ね?」

梓「英子先輩はいないんですか?」

冬「いますよ。ほら」

梓「あ、本当だ・・・。あの私服の人は誰ですか?」

風子「私たちと同じクラスの松本美冬さん」

梓「はぁ・・・。って、なんで制服なんですかふぅ先輩」

風子「せっかくだから・・・ね?」

梓「意味が分かりません」

律「ここにいる人全員ボウリング行くの?」

潮「そうみたい」

澪「信代は?」

潮「いないよ?」

律「珍しいな、てっきり一緒かと思った」

春子「うん」

潮「今日は偶々だよ」

梓「春子先輩も来ていたんですね」

春子「楽しそうだからな」

エリ「ボウリングなんて久しぶり」シュッ

唯「甘いよ、こうだよ」シュッ



584 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:44:54.55 ID:H+z4J3XCo


エリ「腕の角度をもう少し上にすべきだと思うよ。こうっ」シュッ

唯「こうかな」シュッ

エリ「うんうん」

アカネ「・・・」ススス

三花「・・・」スススッ

冬「どうして離れるんですか?」

アカネ「知り合いだと思われないように」

三花「目立ってるよ、そこの二人」

夏「・・・っ」プクク

ちか「あははっ」

美冬「私だけ・・・私服・・・」ションボリ

冬「か、可愛い服ですね!」

美冬「え・・・、ありがとう」

冬「・・・」キラキラ

美冬「?」

唯「ウィンター同士仲良くするがいいさ」

澪「・・・」

夏「・・・」

姫子(積極的になってるのかな冬は・・・)

夏「夏香先輩は来ないんですか・・・?」

英子「うん。用事があるんだって」

夏「・・・」ションボリ

ちか「はやく行こうよ~」

唯「行こう行こう!」ワーイ

律「いちごも来ていたのか」

いちご「・・・発案者、私」



585 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:45:58.75 ID:H+z4J3XCo


冬「どうしたんですか?」

紬「?」

冬「みなさんもう行きましたよ」

紬「・・・」スッ

冬「え・・・。・・・あ、飛行機雲ですね」

紬「・・・」

冬「高いなぁ・・・」

紬「・・・」

冬「・・・」

紬「・・・」

冬「・・・私、入院していた頃よく空を眺めていたんですよ」

紬「・・・」コクリ

冬「春の暖かい空も、秋の涼しい空も」

紬「・・・」

冬「冬の透き通った空も」

紬「・・・」

冬「夏の、どこまでもどもまでも透き通る蒼く高い空も」

紬「・・・」ニコニコ



・・・・・・



梓「・・・」

夏「あの二人・・・似てる」

梓「え・・・?」

夏「・・・なんでもない」

タッタッタ

梓「・・・」

「あーずにゃーん!」

梓「・・・」

タッタッタ


・・・・・・


冬「一緒に眺めていたんです。あの雲はーって」

紬「・・・」ニコニコ

タッタッタ

梓「どうしたんですか?」

紬「・・・」フルフル



586 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:46:28.14 ID:H+z4J3XCo


冬「話を聞いてもらっていました」

梓「・・・そう」

タッタッタ

唯「あずにゃん!?呼びかけたのに反対方向に走っていったら傷つくよ!?」

梓「え、呼びかけたんですか?」

唯「呼んだよー!」

冬「クスクス」

紬「・・・」ニコニコ

梓「時間も無いですから行きましょう」

紬「・・・」コクリ

唯「そだね」

冬「はい」

梓「・・・冬」

冬「なんですか?」

梓「昨日も言ったけど・・・同い年なんだから、敬語は止めて欲しい・・・な」

冬「・・・」

梓「・・・」

冬「うん・・・」

梓「・・・」

唯「あっずにゃん!」ダキッ

サッ

冬「!」

梓「行きましょう、むぎせんぱい」

紬「・・・」コクリ

唯「もぅ~」スリスリ

冬「あ・・・つ・・・た・・・っ!」



587 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:47:04.40 ID:H+z4J3XCo



律「どーすんだよー。2レーンしか空いてないぞー」

澪「えっと・・・何人いるんだ?」

美冬「19人」

唯「多いよ!」

紬「・・・」トントントトン

エリ「?」

梓「チーム戦ですか・・・。それなら短時間でできますね」

潮「名案だ」

律「レーンに分かれてやるんだな」

春子「1ゲームで10フレームあるからさ、1人1フレームでいいんじゃない?」

いちご「・・・賛成」

唯「フレイムってなにかな?」

憂「1フレームで二回投球できるんだよ。ストライク出したら1回ね」

唯「う、うん」

夏「1人足りませんよ?」

姫子「呼んでおいたから大丈夫」

冬「?」

律「誰を呼んだか分からんが、とりあえずチーム決めるか」

澪「そうだな」

梓「・・・」ススッ

紬「?」

風子「じゃあ、むぎさんと梓ちゃんでジャンケンして、取り合いっこしましょう」

梓「じゃあってなんですか!嫌ですっ!」

律「みお、ジャンケン」

澪「ホイ」

グー

チョキ

律「勝ち。最後に選ばれても泣くなよー。って事でむぎ」

紬「・・・」コクリ

澪「選ぶ側も気を使いそうだな・・・。じゃあ空気読んで・・・唯」

唯「がってん!」

律「憂ちゃん」

憂「はい」

唯「おぉ・・・」

澪「エリ」

エリ「はーい」

律「春子」

春子「よしきた」



588 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:47:33.06 ID:H+z4J3XCo


澪「アカネ」

アカネ「うん」

律「英子」

英子「うん。任せて」

律「自信あり!?」

澪「美冬」

美冬「おっけぃ」

律「三花」

三花「うん」

梓「ちょっと、律先輩?」

澪「ちか」

ちか「オッケー」

律「潮」

潮「うぬ」

姫子「私は二人分ね」

澪「? 姫子」

律「いちご」

いちご「・・・」メラメラ

澪「な、夏」

夏「やっと呼ばれたぁ」

律「冬」

冬「はいっ」

澪「お、おい」

律「あ・・・」

梓「・・・」

律「すまん」

梓「わざとですか・・・?」

律「違うぞ、双子を別のチームにした方がいいと気を利かせた結果なんだ、うん」

梓「私には気を利かせてくれなかったというわけですね」

律「・・・そうですね」

梓「・・・別のチームになったじゃないですかぁ」ズドーン

律「すまん」



589 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:48:25.90 ID:H+z4J3XCo



春子「負けたチームは勝ったチームの料金を支払う。ってのはどう?」

律「いいなそれ、燃える!」

澪「よし・・・!」

唯「一投目いきます!」グッ

潮「順番違うよ唯!」

唯「へ?」

憂「お姉ちゃんは4フレーム目だよ」

唯「そうなの?」

美冬「さっき決めたでしょ。ほら」

唯「おぉ、本当だ」

律「私たちのチーム名はなににする?」

冬「律先輩チームはどうですか?」

春子「捻りが無い。却下」

冬律「「 」」ガーン

紬「・・・」トントントトン

春子「・・・?」

三花「春子さん聞けないの?」

春子「音にすればなんとなく聞けるけど、紙鍵盤は分からない」

梓「ウィンターだそうです」

風子「いいね」

英子「美冬さんがいたら完璧だったね」

律「今秋だから却下だ」

冬紬「「 」」ガーン

いちご「・・・どうするの?」

憂「うーん・・・」


梓「あっちのチームは名前で困ってますよ」

唯「チーム名くらいパパッと決めないとダメだよ」

梓「決まったんですか」

唯「チームあずにゃんだよ」

梓「・・・」

夏「名前なんて飾りみたいなもんだから、ゲームスタートしましょう」

姫子「そうだね、一投目梓ちゃんだよ」

梓「・・・」

澪「やる気失くしたか・・・」



590 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:49:04.24 ID:H+z4J3XCo


律「ゲームスタート、行けむぎ!」

紬「・・・」グッ

テッテッテ

紬「・・・」シュッ

律「お、キレイなフォーム!」

ガタン

紬「・・・!」

憂「あ・・・」

いちご「ガーター・・・」

紬「・・・」ションボリ

潮「ドンマイドンマイ!」

英子「次頑張りましょう」

律「お母さんか!」

梓「・・・」グッ

テッテッテ

梓「・・・!」シュッ

ガタン

澪「え・・・」

唯「あずにゃん・・・?」

夏「あっはっは!」

梓「投げる瞬間変な力が入ってしまいました」

唯「びっくりしたぁ」

美冬「どうして?」

唯「むぎちゃんの真似したのかと・・・」

梓「しませんよ」

律「お互い微妙なスタートとなった訳だが・・・」

テッテッテ

紬「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

春子「いいぞ、そのまままっすぐ!」

ガコーン!

紬「・・・」グッ

三花「ストライク!」

冬「ストライク!」

いちご「・・・スペア」

三花「そう、スペア!」

冬「スペア!」



591 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:49:43.57 ID:H+z4J3XCo


紬「・・・」スッ

律「ナーイス、むぎ!」パァン

梓「すごいですむぎせんぱい!」スッ

パァン

紬「・・・」ニコニコ

風子「むぎさんこっちにも凱旋して!」

英子「スペアおめでとう」

ペチペチペチ


梓「よぉし!」グッ

テッテッテ

梓「えいっ」シュッ

ゴロゴロゴロ

梓「よしっ!」グッ

ガコーン!

唯「やったよあずにゃん!」

澪「やった!」

アカネ「紬さんと同じ・・・スペア」

タッタッタ

梓「やりましたむぎせんぱい!」スッ

紬「・・・」スッ

パァン

紬「・・・」グッ

梓「やってやったです!」グッ

律「真っ先に敵陣に入ってきたぞこの子」

冬「よ、よし。次私の番っ」グッ


唯「あ~ずにゃ~ん」シクシク

ちか「ふふっ」

澪「喜びを分かち合おう」スッ

梓「やりましたっ」スッ

パンパンパンッ


冬「よいしょ」

ズシッ

冬「これは重たいから・・・」

律「それ一番軽いヤツな」

冬「え!?」



592 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:50:20.54 ID:H+z4J3XCo


律「マジか・・・。しょうがない、片手で持てないなら両手で転がしていいぞー」

冬「だ、大丈夫です」グッ

風子「・・・」ハラハラ

フラフラ

冬「・・・っ」ポイ

ドスン

英子「・・・」ハラハラ

ゴロゴロゴロゴロ

春子「転がしたというより、落として転がったって感じだな」

憂「あ・・・いい所へ・・・」

ガコン ガラガラガラ

三花「え・・・?」

紬「・・・!」

冬「や、やりましたぁ!」

律「やりやがった・・・」

いちご「・・・すごい」

風子「ストライク!」

唯「なんとっ!」

澪「すごいな・・・」

夏「ボウリング初めてなのに・・・」

姫子「・・・そうなんだ」

ちか「それって凄いよ!」

美冬「ビギナーズラック・・・」

冬「続けてストライク取ります!」グッ

律「いやいや、燃えてるところ悪いんだけど、次は私だから」

冬「でも、琴吹さんと梓さん二投しましたよ?」

律「ほら、スコアみて」

冬「?」

律「3フレーム目になってるから、ストライクが出たら一投でお終いなの」

冬「・・・そうなんですか」ガッカリ

律「ストライクが出たら、みんなとハイタッチができるんだ」

冬「さっき琴吹先輩がやったようにですか?」

律「そうだぜ」

紬「・・・」スッ

冬「・・・」ソォー

ペチッ

律「やったな!」スッ

冬「・・・ありがとうございます!」

パァン



593 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:51:06.28 ID:H+z4J3XCo


ゴロゴロゴロ

カコーン

夏「・・・8本か」

澪「・・・え?」

エリ「いつの間に!?」

夏「みなさんが冬に注目している間にです」

姫子「・・・スペア狙えるよ」

唯「行け行け~!」

夏「では・・・」グッ

テッテッテ

夏「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロ

カーン

夏「・・・」

アカネ「9本・・・。どうしようみんなレベル高い・・・」

エリ「う、うん・・・」ゴクリ

スタスタ

夏「・・・」

梓「・・・どうしたの?」

夏「・・・別に」

梓「・・・」

夏「飲み物買って来ましょうか?」

姫子「今はいいよ。負けたチームにおごらせるって話もあるからさ」

夏「それはいいですね!」

美冬「・・・」

律「よぉーっし!いい流れだ!」

澪「止めるなよ」

律「敵に塩をもらったぜ!」

潮「しょっぱいよ律!」

律「私がしょうもない事言ったみたいになったけど、いいや」グッ

テッテッテ

律「うりゃー!」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

律「よーしよー・・・くない!戻れ!」

ガタン

律「あー・・・」

春子「あーぁ、せっかく冬ちゃんがストライク出したのになぁー」

冬「?」

英子「ストライクを出した後は今回倒したピンの分が前回のフレームに加算されるんだよ」



594 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:51:37.62 ID:H+z4J3XCo


冬「なるほど、倒せば倒すほどお得なんですね」

風子「そうなんだけど・・・」

律「すいませんでした・・・」

澪「グフッ」

唯「りっちゃん・・・」プクク

梓「・・・」プクク

紬「・・・!」

冬「大丈夫ですよ!・・・大丈夫!」

律「フォローになってないっ!」

ちか「あははっ」

律「あれ・・・このやりとり・・・ま、いいか」グッ

テッテッテ

律「それっ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

三花「そのままそのまま、まっすぐ!」

律「あ・・・」

コーン

潮「一本!それまで!!」

夏「ブフッ」

エリ「あはは!」

美冬「ふふっ」

冬「ほんとだ・・・前回に加算されてる・・・」

春子「律は2本分の働きをしたって事だ」

律「申し訳なく思っています・・・はい」

澪「律よりは倒さないとな」グッ

唯「頑張れ澪ちゃん!」

テッテッテ

澪「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

ガコーン!

澪「5本か・・・五倍だ」

律「むむ・・・」

夏「あっはっは!」

冬「夏ってば・・・」

律「・・・」スタスタ

夏「な、なんですか・・・?」

律「笑いすぎだっ!」グリグリ

夏「ご、ごめんなさいっ!」

姫子「ふふっ」



595 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:52:19.31 ID:H+z4J3XCo


アカネ「残り5本も倒しちゃって」

澪「・・・よし」グッ

テッテッテ

澪「いけっ!」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

夏「痛いです痛いですっ」

律「ふーんだ」

ガコーン!

澪「・・・あ」

唯「うおー、やったよ!」

ちか「難しい配置だったのに・・・」

紬「・・・」スッ

澪「やった!」パァン

梓「すごいです!」スッ

澪「まぐれだけど嬉しいな!」パァン

ワイワイ

律「・・・」

春子「気に病むな」ポンポン

律「慰められるとよけい・・・」

憂「少しでも稼げればいいですね」

いちご「・・・頑張って」

風子「頑張れー」

憂「よいしょ」グッ

テッテッテ

憂「それっ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

カーン

律「一本か・・・ドンマイ!」

憂「・・・難しいですね」エヘヘ

いちご「・・・憂ちゃん」カムカム

春子「アドバイスするのか・・・。これは期待できるな」

美冬「・・・」ジー

冬「?」

夏「唯先輩ファイトー」

唯「よぉし」フンス!

姫子「唯、頑張れー」



596 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:52:50.24 ID:H+z4J3XCo


唯「みんなの期待をこのボールに託したよ!」グッ

梓「大げさですよ」

テッテッテ

唯「とりゃっ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

美冬「いいんじゃない?」

ガコーン!

唯「おぉ」

梓「8本です」

唯「やったよ!」ブイッ

エリ「・・・みんな上手だね」

アカネ「・・・うん」

いちご「・・・大丈夫」

憂「はい、頑張ります」グッ

冬「が、頑張って憂さん!」

テッテッテ

憂「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

ガコーン!

唯「なんとっ!」

冬「ストライク!」

いちご「・・・スペア」

冬「スペア!」

英子「やった!」

憂「いちごさんのアドバイスのおかげです」スッ

紬「・・・」ニコニコ

パァン

冬「すごいっ」スッ

憂「ありがと~」パァン


律「アドバイスだけでああも上手くいくもんか・・・?」

春子「・・・私もいちごに教えてもらった口だから」

律「え?」

唯「負けてらんないよ!」フンスッ!

憂「あ、お姉ちゃん!肩の力を」

テッテッテ

唯「それっー!」シュッ

ガタン

唯梓「「 あ・・・ 」」



597 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:53:27.38 ID:H+z4J3XCo


澪「・・・うちのチームが少し負けているかな」

アカネ「そうなの?」

澪「憂ちゃんのスペアで差ができた・・・」

エリ「う・・・重圧が」

唯「うぅ・・・ハイタッチしたかったのにぃ・・・」ションボリ

紬「・・・!」スッ

唯「ありがと~」パァン

梓「なんのハイタッチですか」

春子「次は私か」

いちご「どうする?」

春子「今回は一発勝負だな」

いちご「・・・うん」

潮「詳しく」

春子「ストライク出したほうが勝ち」グッ

律「へ?」

テッテッテ

春子「・・・っ!」ブンッ

ゴロゴロゴロゴロ

冬「勢いが・・・」

紬「・・・」コクリ

ガッコーン!

律「ピンが吹っ飛ばされたぞ」

澪「・・・迫力だ」

春子「一本残ったかー」

夏「すご・・・」

エリ「今のうちに投げちゃおう」グッ

三花「エリー頑張れー!」

エリ「注目集めないで・・・!」

唯「ファイトー!」

エリ「・・・!」

トテトテ

エリ「・・・えい」シュッ

ゴロゴロゴロ

梓「・・・あ」

ガタン

エリ「うぅ・・・」

澪「ど、どんまい!」

エリ「はぅ・・・」ズドーン

律「追い討ちすんなよなー」



598 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:54:03.21 ID:H+z4J3XCo


テッテッテ

春子「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

カコーン!

風子「ピンがかわいそうにも見える」

冬「スペア!」スッ

春子「ありがと」パァン

紬「・・・」ニコニコ

エリ「どうしよ・・・」オロオロ

アカネ「いちごさん・・・こっちにもアドバイスを・・・」

いちご「敵に塩を送るのは、いや」

エリ「・・・」ズドーン

律「シビアだ・・・」

姫子「さっき駅前で披露してたのは?」

エリ「遊びだから・・・」

姫子「そ、そうなんだ・・・」

エリ「どうしよう、アカネ・・・」

アカネ「このゲームだって遊びみたいなものだから」

律「されど遊びだぜー」

エリ「うぅ・・・」

澪「勝っていると強気なんだよな」

美冬「エリさん、アカネさんちょっと来て」

エリアカネ「「 ? 」」

美冬「さっき、いちごさんが憂ちゃんにアドバイスしている時探っていたんだけど」

唯「スパイだね」

美冬「・・・うん。あのレーンの中央にある印みて。指指さないでね」

梓「ありますね」

美冬「・・・あれをいちごさんは指していたんだと思う」

ちか「という事はどういう事?」

美冬「あの印の上を通るように投げればいいんじゃないかな」

エリ「な、なるほどっ」

美冬「他にもなにか言っていたけど、聞き取れなかった」

アカネ「私も次やってみる」

美冬「うん」



599 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:54:37.09 ID:H+z4J3XCo


エリ「よぉし!」グッ

律「ガンバレー」

バシッ

律「いたっ!?」

澪「うるさいぞ」

律「応援しましたよ!?」

澪「冷やかし入っていただろ」

律「ばれたか」

冬「クスクス」

テッテッテ

エリ「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロ

唯「いいですよ!」

ガコーン!

エリ「やった!」

梓「8本ですね」

エリ「やった、美冬さん!」スッ

パァン

美冬「さすが運動部ね」

潮「うちの秘密兵器発進!」

いちご「・・・」スチャッ

冬「それ、なんですか?」

いちご「グローブ」

紬「・・・!」

律「マジかよ・・・」

春子「マジなんだよ」

いちご「・・・」グッ

澪「プロの雰囲気だな・・・」

テッテッテ

いちご「・・・」シュッ

ゴロゴロ

律「あらー、ガーターだよ」

春子「カーブだよ」

いちご「・・・」クルッ

スタスタ

律「いやいや、まだピン倒れてねーし」



600 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:55:07.42 ID:H+z4J3XCo


風子「・・・倒れる所みないの?」

ゴロゴロ

いちご「・・・」グッ

英子「ガッツポーズ・・・」

ガコーン!

律澪唯梓「「「「 えぇーッ!? 」」」」

紬「!」

冬「す、ストラーイク!」

姫子「野球じゃないんだから」

夏「ブフッ」

春子「また負けた・・・けど、その演出はなに?」

いちご「少し燃えてたから嬉しかった・・・」

憂「かっこよかったです」キラキラ

いちご「・・・」カァァ

春子「照れてんのか」

アカネ「注目が逸れている今のうちに」グッ

テッテッテ

アカネ「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

ガコーン!

アカネ「あ・・・やった、ストライク!」グッ

律「すっげえな、いちご!」

澪「かっこよかったよいちご!」

梓「ですよいちご先輩!」

風子「投げてすぐ振り返ってくるから、ビックリしたよいちごちゃん!」

ちか「びっくりだよね!」

三花「すぐ取れるって分かったのいちごさん!?」

いちご「・・・う、うん」

美冬「ボウリングが趣味なのいちごさん!?」

いちご「趣味というより・・・」タジタジ

冬「そのグローブをつけると上手になるんですか!?」

姫子「腕次第だと思うよ」

夏「・・・」プクク

英子「かっこよかったぁ・・・」ウットリ

唯「ガッツポーズの直後に全部倒れたもんね!」

エリ「すごかった!」

憂「はい!」

紬「・・・」コクコク

いちご「・・・」カァア



601 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:55:50.63 ID:H+z4J3XCo


潮「!」ピコン

春子「お菓子でいいでしょ、みんなの分買ってきてもいいよ?」

いちご「・・・今日は無しでいいよ。楽しいから」

春子「おっけ」

アカネ「・・・」ポツーン

紬「・・・?」

アカネ「私もね・・・取ったんだよ・・・ストライク」

紬「!」

アカネ「あはは・・・」

紬「・・・!」スッ

アカネ「ありがと」

パァン

夏「あ、アカネ先輩も取ってますよ!」

唯「おぉ!」

澪「ナイスだアカネ」スッ

梓「すごいです!」スッ

アカネ「ありがとっ」

パンッパァン

潮「さて・・・、私の実力をみせてやろうかな」グッ

律「お、なんか雰囲気作ってるな!」

テッテッテ

潮「・・・っ」シュッ

ゴロゴロ

潮「・・・」クルッ

スタスタ

冬「ま、まさか・・・!?」

律「潮にもできるのか!?」

ゴロゴロ

潮「・・・」グッ

ガタン

夏「グフッ」

梓「外れましたね」

冬「ふふっ」

律「こら・・・」

潮「フッ・・・」ストッ

律「余裕かまして座ってんじゃねえ!ガーターだぞっ!」

潮「うそっ!?」

唯「ほんとだよ~」

澪「なにを疑っているんだ・・・」

夏冬「「 あっはっは! 」」



602 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:56:40.48 ID:H+z4J3XCo


紬姫子「「 ! 」」

ちか「あはははっ!」

梓「美冬先輩ファイトです!」

美冬「うん・・・」グッ

テッテッテ

美冬「えいっ」シュッ

ゴロゴロゴロ

ガコーン!

美冬「7本か・・・。勢いに乗りたかったな~」

梓「スプリットですね・・・。スペアは難しそうです」

美冬「少しでも点数取れるよう手堅く行こうかな」

潮「・・・」グッ

テッテッテ

潮「それっ!」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

潮「・・・頼む・・・律よりは倒したい・・・!」

律「今度はちゃんと見守るんだな」

ガコーン!

潮「6本か・・・上出来上出来」ホッ

美冬「スペア取れたら面白い展開になりそうなんだけど・・・」

梓「会議です!」

澪「よし、どうすればいいんだ?」

夏「分かりません!」

唯「スパイしてくるよ」

スススッ

姫子「待って唯」

唯「ん?」

姫子「こうやって」チョチョイノチョイ

夏「憂だ!」

憂?「行ってくるよ」キラン

冬「・・・っ」プクク

憂「お姉ちゃん・・・」

憂?「いちご先輩、あの配置を全部倒すのにはどうすればいいの?」

いちご「・・・右端のピンを右から当てるといいけど、難易度高いよ」

憂?「ありがとうございます!」ペコリ

テッテッテ

春子「塩送るんだ?」

いちご「負けても楽しめればいいかな・・・って」

憂「そうですよね」

紬「・・・」ニコニコ



603 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:57:19.14 ID:H+z4J3XCo


憂?「バッチリ聞いてきたよ」

姫子「おつかれさま」バサッ

唯「いえいえ」

夏「潜入作戦バッチリでしたね!」

唯「いちごちゃんとうい仲よいからね」フフフ

澪「よいのか・・・」

美冬「あの・・・それで、どうすればいいの?」

唯「右端のピンを右側から当てればよいって」

エリ「じゃあさ、ここの位置からまっすぐに転がせていけばいいんだ?」

梓「そうですね」

アカネ「少しでも右にズレたらガーターだよ」

美冬「ここはもう賭けだよね・・・」

ちか「面白いっ!やろう!」

唯「うんうん」

澪「勝とう!」

夏唯エリ「「「 おぉー! 」」」

美冬「よぉし」


律「スポコンだな」

冬「なるほど、アレですね」

律「アレってなんだよ、目の前の光景を指しているんだぞ?」

潮「人と接触する」

三花「それはコンタクト」

冬「?」

律「本当に本を読んでいるのか!?」

冬「のんびりした話が好きなんです」エヘヘ

憂「・・・よく」

律「・・・よく運動部のマネージャーになろうと思ったよなぁ」

冬「・・・」

紬「・・・」コクリ

冬「それは―――」

テッテッテ

美冬「・・・それっ」

ゴロゴロゴロゴロ

澪「・・・」ハラハラ

エリ「まっすぐまっすぐ!」

姫子「そのまま・・・」

コーン カコーン!

美冬「!」

梓「あ・・・!」



604 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:58:08.35 ID:H+z4J3XCo


澪「やった!」

美冬「やったぁ!」

夏「凄いです!美冬先輩すごいっ!!」スッ

美冬「ありがとー!」

パァン

冬「―――夏がいるから」

律「・・・そっか」

憂「・・・」

紬「・・・」コクリ

冬「・・・はい」

潮「あらら、ヤバくない?」

律「潮が遊ぶからだろ!」

潮「・・・はい」

春子「律は本気でやったんだよな」

律「う・・・」グサッ

風子「いちごさん、そのグローブを私に貸してくれませんか?」

いちご「・・・いいけど」

風子「ありがとう」スチャ

澪「すごいすごいっ!」

美冬「ラッキーなだけだって」

ちか「そういう割には顔ほぐれてる」

美冬「とっても嬉しいからね」

アカネ「うん、嬉しいよね」

梓「喜んでもらえるのがですよね」

美冬「うん!」ニコ

夏「!」

姫子「・・・」

唯「あ、見て!ふぅちゃんがいちごちゃんのグローブ装着してるよ!」

梓「・・・グローブだけでは上達しませんよ」

姫子「うん、練習が力になるんだから」

エリ「そうだそうだ!」

夏「嫌な予感が・・・」

風子「よぉし、・・・いざ」グッ

テッテッテ

風子「えいっ」シュッ

ガタン

冬「そんな・・・」

律「すぐ落ちたぞ」



605 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:58:42.89 ID:H+z4J3XCo


英子「自分を信じなかった罰かな・・・」

風子「・・・」サラサラサラ

紬「・・・」

律「帰ってこーい」

三花「呆然としてるけど・・・」

春子「ちかの番でしょ?」

ちか「う、うん・・・」

澪「大丈夫だ、こっちがリードしているんだから」

唯「そうだよ、のんびり行こう」

梓「そうです」

ちか「・・・うん」グッ

テッテッテ

ちか「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

姫子「みんな上手い・・・」

ガコーン!

梓「一本残りましたね」

澪「まだだっ」

ちか「倒れてっ!」

グラグラ

唯「ふーっ」

梓「届きませんよ」

夏「ブフッ」

ピンッ

ちか「あぁっ惜しい!」

エリ「根性あるよあの子!」

夏「『ふふ、俺は倒れないぜ』って言いましたよ!」

律「言ってねえ」

澪「言った」

唯「言ったね」

梓「言いましたね」

紬「・・・」コクリ

律「そっか、私にとってアウェイだったんだなここは」

冬「あはははっ」

律「ほほぅ、なにが可笑しいのかね」

冬「っ・・・いえ・・・。ピンが喋ったのを聞こえたって・・・ブフッ」

夏(ツボに入ったかな・・・珍しい)

律「なんだ、私は関係ないのか」



606 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:59:16.02 ID:H+z4J3XCo


冬「でも、律先輩だけ聞こえない・・・って・・・敵地だからっ・・・ふふっ」

律「笑うとこか?」

澪「さぁ・・・?」

夏「律先輩・・・私たちの仲間になりましょう。そうすればきっと・・・」

律「ピンの声が聞こえるんだな・・・って、うるさい!」

冬「っ・・・あはははっ!」

憂「あ・・・」

三花「なんだかツボに入ったみたいだね」

英子「うん」

澪「ふふっ」

唯「あははっ」

紬「・・・」ニコニコ

梓「・・・」

春子「立ち尽くしているあの子はどうするの?」

いちご「・・・冬」

冬「ふふっ・・・はいっ・・・?」

律「風子連れてきてくれ」

冬「は、はいっ・・・ふふっ」

テッテッテ

風子「・・・」ボケー

冬「風子先輩?」

風子「?」

冬「どうしたんですか?」

風子「グローブを手に入れた替わりに大切なものをなくしちゃった」

冬「それは・・・?」

風子「点数だよぉ」

冬「ブフッ」

風子「・・・」

冬「ご、ごめんなさい・・・っ」

風子「スペア取ればいいんだよね、頑張ろう」グッ

冬「そ、そうです」グッ

風子「ふふっ」

冬「?」

風子「むぎさん、これ持ってて」

紬「?」

風子「自分の力で倒してみせる!」

潮「おぉ、ライバルに挑む主人公みたい!」

冬「ふふっ」

姫子(よく笑うな・・・初めてみた)



607 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 18:59:45.80 ID:H+z4J3XCo


律「負けてるけど、気にすんなー」

憂「がんばって下さい!」

風子「・・・」グッ

テッテッテ

風子「それっ」シュッ

ゴロゴロゴロ

英子「少し逸れちゃったね」

カコーン!

三花「7本・・・。嫌な予感がしてきたなぁ・・・」

律「お、100点ちょうどだ」

風子「あ、本当だ・・・」

冬「おめでとうございます!」スッ

風子「ありがとう」ニコニコ

パァン

いちご「・・・おめでと」スッ

風子「うん」

パァン

ちか「スペアスペア」ブツブツ

澪「気負いすぎのような気がするけど・・・」

唯「私、信じてるからね」

梓「余計なプレッシャーかけないでください」

美冬「プレッシャーも楽しむタイプだから」

エリ「羨ましい・・・」

テッテッテ

ちか「スペアッ!」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

夏「スペアー!」

コーン!

ちか「やったぁ!」

律「おぉ、すげえスペアだ!」

梓「すごいですっ!」スッ

ちか「やったね!」

パァン

澪「やったな!」スッ

唯「信じてたよ!」スッ

ちか「ありがと!」

パンパァン



608 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:00:18.51 ID:H+z4J3XCo


憂「ここから挽回するのは難しいでしょうか」

いちご「・・・うん」

春子「向こうは姫子が待ち受けているからなー」ウーム

律「私がもっと倒していたらこんなことには」シクシク

いちご「・・・勝負に、たらればはない」

律「仰るとおりですな」フフ

冬「ブフッ」

紬「・・・?」

冬「律先輩の反応が変わりすぎてっ」プクク

律「そーか、そーか」ウシシ

澪「嬉しそうだな」

夏「・・・」

律「私の分も倒してね」キラキラ

英子「はーい」

冬「・・・っ」プクク

律「・・・」ニンマリ

澪「・・・」

英子「よいしょ」グッ

潮「倒せー!」

春子「なぎ倒せー!」

律「人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、ピンはピンなり」

澪「出た・・・武田信玄」

冬「?」

夏「どうして武田信玄なんですか?」

唯「ほら」チラッ

姫子「あぁ・・・」

律「すなわち仇はピンなり!」ビシッ

潮「強引だ!」

夏冬「「 あっはっはは! 」」

紬「・・・」

英子「投げていいかな」

律「よきにはからえ」

英子「いざっ」グッ

律「出陣じゃー!」

冬「あははは!」

澪「うるさいっ!」バシッ

律「・・・はい」



609 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:00:51.02 ID:H+z4J3XCo


テッテッテ

英子「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

紬「・・・!」

梓「も、もしかして!」

ガコーン!

冬「やった・・・あ」

グラグラ

風子三花「「 倒れろー! 」」

英子「・・・」

紬「・・・」フー!

唯「そんな、まさか・・・。むぎちゃんの息で倒せるわけ」

コロン

律「倒した!」

英子「やった!」

いちご「・・・すごい」

梓「さすがです」

エリ「誰が?」

梓「ふ、二人がです」

紬「・・・!」スッ

英子「嬉しいね!」

パァン

風子「でこちゃんがこんなにはしゃぐなんて・・・」

春子潮「「 でこちゃん!? 」」

風子「あっ」

英子「はは、小学校以来だねふぅ」スッ

風子「ごめんね」

パァン

三花「でこちゃん・・・」ジー

冬「・・・」ジー

美冬「なるほど」ジー

澪「・・・」ジー

律「み、みるなぁ!」

夏「ブフッ」

冬「あははっ!」

律「いいけどさー」ルンルン

唯「りっちゃん楽しそうだね」

澪「調子に乗ってもウケているから、とっても嬉しいんだと思う」

梓「なるほど・・・」

紬「・・・」コクコク



610 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:01:32.23 ID:H+z4J3XCo


アカネ「姫子さん、誰を呼んだの?」

姫子「あ、もう最後になるんだ・・・。そろそろ来ると思うけど」

唯「姫ちゃんの番だよ~」

姫子「うん」

夏「頑張ってください、姫ちゃ」

姫子「・・・」ビシッ

夏「いたっ」

姫子「5本以上は倒したいな・・・」グッ

梓「勝利は目前です!」

テッテッテ

姫子「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

夏「あ・・・しまった」

澪「ん?」

冬「今日キャッチボールしてないんじゃ・・・」

ガタン

姫子「・・・あ」

潮「予想外の展開・・・」

唯「ど、どういう事?」

夏「姫子先輩・・・肩を慣らさないとノーコンになるんです」

梓「え!?」

姫子「・・・失敗」

スタスタ

エリ「・・・」

美冬「・・・」

姫子「ん?・・・あ、ごめんね、ちか」

ちか「いいけど・・・そういうキャラなんだ・・・」

梓「・・・なんといいますか」

澪「ど、どんまい!」

姫子「さて、・・・どうしようか」

律「今から対策立てるのか!?」

春子「期待していただけに・・・」

いちご「・・・うん」

純「来ましたよ!」

姫子「あ・・・」

律「呼んでねえよ」

純「ひどい!・・・あ、良い勝負してるんですね・・・8回で100対110・・・団体戦ですか」

梓「どうしたの?」

純「ボウリングしに来たんですよ」



611 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:01:58.38 ID:H+z4J3XCo


憂「あ・・・和さん」

姫子「持ってきた?」

和「えぇ・・・でも、どうして?」

唯「和ちゃん?」

姫子「うちのチームの10人目だよ。ちょっとキャッチボールしてくる。夏行こう」

夏「え、は、はい!」

テッテッテ

唯「チームあずにゃんだよ」

憂「和さんだったんだね」

和「えぇ、姫子にボール持って来いって・・・いい勝負ね」

澪「純は投げるの?」

純「これ1ゲーム目ですよね・・・。これで終わりなんですか?2ゲーム目に参加しようと」

律「あぁ、なんだ純が10人目かと思った・・・」

梓「ですよね。そんな大役・・・」

純「・・・」ションボリ

冬「どんまいです!」

純「こら・・・、フォローになってないぞー!」

冬「あはは」

純「許さーんっ」ギリギリ

冬「いたたたっ、どんまいです!」

律(・・・壁が無くなったか?)

梓「あれ・・・、むぎせんぱいはどこですか?」

和「姫子達と外へ行ったわ」

唯「・・・どうしたんだろ」

澪「・・・」

春子「一時休戦だな」

エリ「お手洗い行ってくる」

英子「私も」

梓「・・・行ってきます」

唯「行ってらっしゃーい」

律「んー、気になるけど我慢するか」

澪「そうだな」

冬「?」

憂「梓ちゃんは紬さんの所へ行ったんだよ」

冬「・・・」

律「うちのチームは一番貢献した人が名前を決めてもらおう」

澪「終わって名前を決めるのか・・・」




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