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紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#9月17日 後編 【クロス】


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紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#index




612 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:02:32.41 ID:H+z4J3XCo



夏「なるほど、ゴムのボールですか」シュッ

シュー

姫子「うん」パシッ

紬「・・・」

姫子「どう?」シュッ

シュー

夏「どうって・・・おっと」パシッ

紬「・・・」

夏「なんですか?」シュッ

シュー

姫子「楽しめているかなと思って」パシッ

紬「・・・」

姫子「どう?」シュッ

シュー

夏「もちろん・・・っと」パシッ

紬「・・・」

夏「先輩のみなさん楽しい人ばかりですから」シュッ

シュー

姫子「そっか・・・よかった」パシッ

紬「・・・」

姫子「・・・」シュッ

シュー

夏「・・・よっと」パシッ

紬「・・・」

夏「冬がいるのは偶然ですか?」シュッ

シュー

姫子「うん」パシッ

紬「・・・」

姫子「どうしてそんなことを聞くの?」シュッ

シュー

夏「・・・最近よく構ってくれるからです」パシッ

紬「・・・」ニコニコ

梓「?」

夏「夏前はあまり話をしなかったじゃないですか」シュッ

シュー

姫子「あぁ・・・そういやそうだね」パシッ

紬「・・・」



613 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:03:03.29 ID:H+z4J3XCo


梓「・・・」

姫子「私も、貰ったものを誰かに渡したいのかも」シュッ

シュー

夏「貰ったもの・・・」パシッ

紬「・・・」トントントン

梓「・・・」

夏「?」シュッ

シュー

姫子「なんて言ったの?」パシッ

梓「なにを貰ったの・・・と」

紬「・・・」コクリ

姫子「言葉にできないな・・・」シュッ

シュー

夏「・・・そうですか」パシッ

姫子「でも、大切なものだと言える」

紬「・・・」

梓「・・・」

夏「もうコントロール直りましたから・・・戻りましょう」

姫子「うん」

夏「最後に一つだけ」

姫子「なに?」

夏「私と冬の事は・・・おせっかいですよ」

姫子「!」

紬「・・・」

梓「ちょっと夏!」

クイッ

紬「・・・」

梓「・・・」ムスッ

夏「・・・」

姫子「踏み込まれるの嫌だったんだ・・・」

夏「・・・はい」

姫子「・・・そっか」

梓「・・・どうして?」

夏「・・・」ムッ

梓「どうしてそんな事が言えるのか分からないけど」

夏「家族の事だから!先輩のおせっかいで踏み込んでいい場所じゃない!」

姫子「・・・」

梓「・・・」

紬「・・・」



614 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:04:20.56 ID:H+z4J3XCo


夏「・・・っ」

姫子「そっか・・・」

夏「あ・・・・・・ご、ごめ」

紬「・・・」チョンチョン

夏「え・・・?」

ギュ

紬「・・・」スラスラ

夏(わ・・・た・・・し・・・た・・・ち・・・は)

紬「・・・」スラスラ

夏(で・・・あ・・・え・・・た・・・か・・・ら・・・)

紬「・・・」スラスラ

夏(と・・・も・・・だ・・・ち・・・な・・・ら・・・い・・・い・・・)

紬「・・・?」

夏「聞いているんですか?」

紬「・・・」コクリ

梓「・・・」

姫子「先輩ならダメって事は・・・友達ならいいんだ?」

夏「!」

姫子「引退したから、先輩兼友達って事で」

夏「それって・・・踏み込むって宣言しているようなものですよ」

姫子「その解釈で間違ってないよ」

夏「・・・」

紬「・・・」ニコニコ

梓「・・・」

姫子「どう?」

夏「どう・・・って、断れ・・・ません・・・よ・・・」

姫子「・・・じゃ、戻ろう。勝負を終わらせよう」

スタスタ

夏「・・・いっつも、姫子先輩のボールは取りにくいんですよ!」

姫子「それでも取ってくれるじゃん」

夏「それは・・・楽しいですから!」

タッタッタ

紬「・・・」

梓「夏の掌になんと・・・?」

ギュ

紬「・・・」スラスラ

梓「そうですか・・・、行きましょう」

紬「・・・」ニコニコ

梓「同じ事想っていたんですね・・・」



615 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:04:55.90 ID:H+z4J3XCo


律「・・・」ソワソワ

紬「・・・?」

姫子「どうして律はソワソワしてるの?」

澪「冬が笑わなくなったんだ・・・自信喪失してる」ヒソヒソ

唯「道化師だよ、りっちゃん」

憂「お姉ちゃん」

唯「・・・はい」

冬「律先輩どうしたんですか・・・?」

春子「さ、さぁ・・・?」

潮「律・・・漫才してみよう」

律「マジか・・・ネタは?」

潮「アドリブでいい?」

律「了解」

純「私も入りましょうか?」

律「うーん・・・」

潮「当たって砕けよう」

純「そうです」

律「いや、純のボケは掴みづらくてな・・・」

純「あ・・・地味に傷つきました・・・」

夏「ブフッ」

和「始まってるの?」

律「打ち合わせを聞くなよ」

潮「さぁ、始まっていました。少しの時間勝負を忘れて漫才をお聞きください」

紬「・・・」キラキラ

いちご「・・・恥ずかしくないのかな」

風子「別のプライドを賭けているんだよ・・・きっと」

美冬「へぇ・・・面白い」

エリ「見届けるよ」

冬「名前はなんですか?」

律「う・・・逆にイジられた・・・」

潮「律、純、潮で・・・」

純「三人組です」

律「見て分かる情報は要らねえ!」

唯「うんうん」

律「納得するなぁ!名前じゃないからな!」

憂「正式名称は?」

澪「攻める攻める」

律「ガ、ガールズトリオです・・・」

潮「もうすっかり秋ですね」



616 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:05:36.87 ID:H+z4J3XCo


純「食欲の秋ですね」

夏「流されてるっ」プクク

冬「ふふっ」

梓「笑ってますよ?」

英子「・・・うん」

姫子「夏がいるから・・・?楽しくなるのかな・・・」

紬「・・・」コクリ

梓「・・・」

純「そちらの方の好きな食べ物はなんですか?」

ちか「えぇと・・・、肉です」

潮「はい・・・旬の食べ物を期待したのですが・・・」

律「観客にボケられるとキツイな・・・」

純「豚肉はヘルシーですよね」

律「食いつくな!」

唯「肉だけにね!」キラン

和「言うと思ったわ・・・」

夏冬「「 あっはっは! 」」

風子「笑う所が一緒なんだね」

三花「さすが双子だね」

梓「ここボウリング場ですよ?」

澪「なにをやっているんだろうな・・・私たち」

姫子「キャッチボールもしたし・・・あ」

和「今のうちに投げましょうか」

唯「ダメだよ!スペア取ったらどうするの!?」

姫子「え・・・?」

唯「ハイタッチできないんだよ!?」

和「そ、そうね・・・」

姫子「わ、分かった・・・」

潮「そういえば律さんは旅に出ていたとか」

律「はい、北海道から鹿児島まで縦断の旅へ」

純「沖縄は無視ですか・・・」

律「線路が鹿児島で途切れていたんですね」

潮「奄美大島は・・・」

律「線路が沖縄で!えぇい、うるさい!」

澪「うるさい」

律「えぇー・・・外からツッコまれた・・・」

ちか「あははっ!」

冬「あはははっ」

夏「・・・っ」プクク



617 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:06:34.48 ID:H+z4J3XCo


潮「あなたにとって旅とは?」

律「・・・」

夏「旅・・・?」

冬「・・・」

姫子「・・・」

澪(りつは・・・、ボケない)

律「宝だな!」ニカッ

紬「・・・」

唯「・・・うん」

梓「はい」

潮「あれ・・・?」

憂「そうですね」

純「ですね」



和「勝負の続きしましょ」

エリ「う、うん・・・」

アカネ「・・・」

三花「あぁ、私が最後だ!」

春子「大丈夫だって、英子がストライク出してんだしさ」

三花「反映されるでしょー」

いちご「・・・うん」

三花「責任重大ー!」

冬「どんまいです!」

三花「まだ投げてないよ!?」

冬「間違えました。ファイトです!」

三花「うん・・・」

夏「・・・っ」プクク

姫子「夏」シュッ

夏「え・・・よっ」パシッ

梓「よく取れたね」

夏「びっくりしたけど・・・あれくらいなら取れる。というか、コントロール不安なんですけど」

姫子「・・・」グッ

冬「ファイトです!姫ちゃ、子先輩!」

唯「姫ちゃ子先輩・・・?」

紬「・・・」コクコク

テッテッテ

姫子「・・・っ」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

夏「あ・・・!」



618 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:07:13.06 ID:H+z4J3XCo


梓「いい感じです!」

ガコーン!

姫子「・・・」フゥ

律「おぉー!!」

冬「スペア!」

澪「凄いな・・・」

和「・・・」

紬「・・・!」スッ

姫子「ありがと、むぎ」

パァン

紬「?」

夏「やりましたね姫ちゃ」

姫子「・・・」ビシッ

夏「ど、どうして」

姫子「私は夏の先輩だから」

夏「ひどーい」

姫子「ふふっ」スッ

夏「へへっ」スッ

パァン

冬「すごいです!」スッ

律「やるなー!」スッ

姫子「ありがと」

パンパァン

三花「どうして私がトリなの!?」

純「豚肉より鳥ですか・・・」

三花「うるさいよっ」

純「ごめんなさい・・・」ションボリ

三花「ふーっ!」

梓「なんだかネコみたいですね」

エリ「あらら・・・」

アカネ「集中力が切れたね・・・これの出番」

風子「飴?」

アカネ「ほら」

三花「・・・!」パクッ

エリ「さぁ頑張れー!」

三花「よぉし」コロコロ

律「え・・・なにそれ?」

アカネ「プラシーボ効果みたいなもの・・・」

澪「そんな特技があったのか・・・」

和「特技とはいえないわね」



619 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:07:43.25 ID:H+z4J3XCo


三花「・・・」グッ

潮「スットライク!」

テッテッテ

三花「行けっ!」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

英子「行ける!」

ガコーン!

三花「やった!8本!」

冬「おぉー」パチパチ

律「よーしよし、いい感じだ」

和「久しぶりだけど大丈夫かしら」グッ

姫子「一緒にボウリングに来たのはいつ?」

唯「無いよ?」

澪「そ、そうなのか・・・」

テッテッテ

和「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

梓「見事に逸れていきますね」

コーン!

和「・・・ふぅ」

夏「1本・・・」

純「秘密兵器投入しますか?」

唯「和ちゃんに託すよ」キリ

純「・・・はい」ションボリ

三花「・・・あと2本」グッ

エリ「集中してるね」

アカネ「うん」

テッテッテ

三花「・・・」シュッ

ゴロゴロゴロゴロ

いちご「・・・取った」

カコーン!

三花「やったー!!」

春子「おぉ!」スッ

律「すっげえ!」スッ

憂「やりましたね!」スッ

潮「やったぁ!」スッ

純「すごいです!」スッ



620 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:08:17.39 ID:H+z4J3XCo


三花「やった!ありがとう!!」

パン パン パン パン パァン

英子「すごい!」スッ

紬「・・・!」スッ

三花「やったぁ」フルフル

パンッ パァン

冬「・・・すごぉい」ボーゼン


和「・・・」

澪「・・・」

唯「・・・」

梓「・・・」

姫子「・・・」

美冬「・・・うーん」

夏「これは・・・面白い展開ですよ!」

エリ「・・・」

アカネ「えぇと・・・うちの点数は・・・」

和「・・・」

唯「和ちゃん」

和「なに?」

唯「学園祭みんなで頑張ろうね」

和「・・・」

姫子(どうして今・・・?)

梓「?」

夏「?」

和「そうね。これで終わりなんて寂しいわね」

唯「うん・・・。この先になにがあるのか知りたいよ」

澪「・・・そうだな」

夏「???」

梓「・・・ですね」

ちか「ど、どういう事?」

和「途中下車で答えを見つける事は難しいわ」

スタスタ

エリ「・・・」

アカネ「和さんがスペアを取って並ぶんだ・・・」

姫子「和が言っている事の意味が分からないんだけど・・・」

梓「夏の旅で出会った人がいて、答えを見つけられないまま途中下車しそうだったんです」

夏「・・・」



621 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:08:48.30 ID:H+z4J3XCo


姫子「・・・」

梓「でも、むぎせんぱいが手を引っ張って・・・。まだ答えは見つかっていないと
  答えを見つける事ができれば、途中下車・・・旅を中断する事にはならないと教えてくれたんです」

姫子「その先を・・・?」

梓「はい、見つけることがきました。乗り続けたからです」

ちか「・・・ボウリングとなんの関係が?」

唯「和ちゃんが燃えると思ったんだよ!」フンス!

エリ「あのクールな和さんが?」

澪「ふふっ・・・DVDでも言っていたな」

唯「クールでホットなテンションはいつもハイだよっ!」

エリアカネちか「「「 分からない・・・ 」」」

姫子「DVDねぇ・・・」

澪「」ギクッ

テッテッテ

和「・・・っ」シュッ

ゴロゴロ

和「・・・ふぅ」クルッ

スタスタ

いちご「!」

潮「このパターンはもしかして!?」

春子「いちごの時と同じ!」

冬「スペアですスペアです!!」

律「テンション上がりすぎだっ」

和「・・・後は」

ガコーン!

和「任せるわ」ストッ

姫子「・・・座ると同時に・・・全部倒れた・・・・・・」

夏「はぁー・・・」

唯「やったね、和ちゃん」スッ

和「唯が焚き付けたからね」

パァン

紬「・・・!」

律「やるなっ!」

風子「和さんすごーい!」

英子「かっこよかった」

和「そこまでじゃないわよ」

潮「和がはしゃぐ所みたかったなぁ」

夏冬「「 クールな人なんですねぇ・・・ 」」

唯「はもった!」

澪「初めてだな」



622 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:09:25.59 ID:H+z4J3XCo


冬「あ・・・」

夏「・・・」

姫子「どうして燃えたの?」

和「こうやって遊ぶのは数えられるだけになるわ・・・」

姫子「あぁ、そっか・・・そうだね・・・」



律「よーし、最後は私が」

春子「作戦会議だ、全員集れー」

紬「・・・」コクコク

冬「まだ終わっていないんですか?」

いちご「・・・10フレーム目はストライク、スペアが出た時3投目が追加される」

冬「おまけですね」

いちご「・・・ちょっと違う」

三花「ストライク取った人が投げる?」

憂「冬ちゃん、いちごさん、英子さんの三人ですね」

春子「それが定石だけど」

潮「このスコアすごいなぁ・・・」

紬「・・・」コクリ

憂「130対131・・・」

風子「ここまで来たら負けたくないよね」

英子「うん。和さんが盛り上げてくれたし、最後は勝ちたいよね」

紬「・・・」チョンチョン

律「あぁ・・・大丈夫。スルーされても・・・大丈夫」

いちご「・・・最後は誰が投げる?」

純「・・・」




アカネ「誰が投げる?」

エリ「うちのチームがストライク出したのアカネだけなんだね」

梓「スペアが多いですからそれで補っていたんですね」

唯「あっちは誰が投げるんだろ?」

和「むぎ、かしら?」

夏「梓・・・頼んだよ」ポン

梓「いやっ!」

澪「拒否するのはやいなぁ」

ちか「らちがあかないなぁ」

純「・・・決まったようです」

澪「どうだった?」

純「それがですね・・・」ヒソヒソ



623 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:09:57.78 ID:H+z4J3XCo


和「スパイね・・・」

美冬「いいのかな・・・」

澪「そうか・・・姫子ちょっといい?」

姫子「・・・?」

澪「・・・」ヒソヒソ

姫子「・・・分かった」

唯「誰が投げるの~?」

姫子「梓ちゃん、嫌なんだよね?」

梓「?・・・相手がむぎせんぱいなら・・・嫌です」

純「きっぱりと」

姫子「じゃあ夏で」

夏「よぉーし!」

澪「やる気だ」

アカネ「頑張ってね!」

エリ「ファイトォー!」

夏「最後に全部倒して拍手・・・喝采を・・・って・・・・・・」



紬「・・・」コクリ

冬「は、はい・・・」ガタガタ

律「震えているけど大丈夫か?」

冬「む、むし・・・はいっ」ガタガタ

潮「え?」

風子「虫がどうしたの?」

英子「武者震い?」

冬「はい・・・っ・・・」ガタガタ

いちご「・・・大丈夫」

憂「楽しんでくれればそれでいいんだよ?」

冬「う、うんっ」ガタガタ

春子「だめだこりゃ」

三花「かわいいなぁ」ホノボノ

紬「・・・」

ギュ

冬「?」

紬「・・・」スラスラ

冬「全・・・部・・・た・・・お・・・し・・・た・・・ら・・・ケ・・・-キ・・・?」

律「ティータイムご招待?」

紬「・・・」フンス!

風子「あ、私も参加する!」

英子「・・・」

冬「ふふっ」



624 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:10:49.42 ID:H+z4J3XCo


夏「・・・冬じゃないですか」

姫子「むぎが投げるなんて言ってないよ」

夏「・・・謀りましたね」

姫子「夏と冬が投げる事に問題があるの?」

夏「・・・私が避けているの知っているくせに」

梓「・・・」ムッ

姫子「踏み込むって宣言したじゃん」

夏「・・・」

姫子「勝ちたいから、頑張ってね」

夏「・・・」

律「決まったかー?」

姫子「うん」

律「夏が投げんのか・・・」

夏「・・・はい」

冬「・・・」

律「あ!」ピコン

澪「どうした?」

律「同時に投げようぜ!」

夏「!」

唯「いいね!」

紬「・・・」コクリ

憂「結果が同時に分かりますからね」

律「じゃ、スタンバーイ!」

澪「部活じゃないんだぞ」



和「スパルタね」

姫子「時間が無いからね」

和「どういう事?」

姫子「学園祭までには修復してほしい・・・
   それからは、私・・・私たちと接する機会がなくなるから」

和「・・・そうね」

姫子「時間が解決してくれるのかもしれないけど、みんなと今を残したい・・・」

和「えぇ」



625 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:11:15.85 ID:H+z4J3XCo


律「位置について!」

澪「短距離走じゃないんだぞ」

冬「・・・」グッ

夏「・・・」グッ

紬「・・・」パンッ

冬「・・・」

フラフラ

夏「・・・」

スタスタ


唯「おぉ・・・鏡を見ているようだよ」

憂「シンクロしてるね」


夏「・・・っ」シュッ

冬「・・・っ」ポイ

ドスン

ゴロゴロゴロゴロ


純「両方いい感じ!」

梓「・・・」


ガコーン

夏「・・・っ!」

グラグラ

エリ「9本倒した!」

アカネ「もう一本倒れそう!」

唯「みんなで息を吹きかければなんとか」

梓「ならないですよ」



ガコン

冬「・・・っ!」

ガラガラガラ

紬「・・・!」

律「倒れろ!全部倒れろ!!」

風子「倒れて!」

英子「・・・」

ガラガラ

いちご「・・・あ」

冬「倒れた!」




626 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:12:16.36 ID:H+z4J3XCo



夏「倒れなかった・・・」

唯「惜しい~!!」

澪「惜しかったな」

梓「・・・」

和「点数は?」

姫子「140対140で引き分け」

ちか「あれが倒れたら勝ちだったのにぃー!」

唯「勝負にたらばがにはないんだよ」キリリ

梓「たらればですよ」

唯「鱈レバー?」

梓「もういいです」

美冬「食べ物ばっかり・・・」

エリ「引き分けかぁ~」

アカネ「スッキリしないね」

夏「・・・勝てない」

姫子「チーム戦していたんだから」

夏「あの光景を見てもですか・・・?」



紬「・・・」スッ

冬「やりましたー!」

パァン

律「すっげえ!才能あるんじゃねえのか!?」スッ

冬「無いですよ~!」

パァン

憂「初めてなのに、この記録はすごいよ~」スッ

冬「ありがとう~!」

パァン

風子「・・・」ナデナデ

冬「あれ、ハイタッチ・・・」

英子「偉い偉い」ナデナデ

冬「あの・・・っ・・・」

春子「偉い偉い!」バシバシッ

冬「いっ・・・った・・・!」

風子「叩くの禁止!」

春子「あ、ごめんごめん」ナデナデ

冬「あ・・・あのぉ・・・」

潮「まぁまぁ」



627 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:12:44.48 ID:H+z4J3XCo


いちご「・・・すごい」

三花「うんうん」ナデナデ

冬「ぅ・・・」

紬「・・・」ニコニコ



姫子「・・・」

夏「私は・・・冬に・・・勝てない・・・」

梓「勝つ意味ってなに?」

澪「あ、梓・・・」

夏「別にぃ・・・」

梓「・・・」

純(誰かさんに似てるなぁ・・・)

姫子「今ケンカしたらダメ」

夏「しませんよ」

梓「・・・」

和「・・・」

紬「?」

律「どしたー?」

澪「なんでもないよ」

春子「引き分けで終わりは面白くないよな!」

紬「・・・」コクコク

律「だな!」

エリ「なになに?」

風子「白黒つけようって話」

英子「もう1ゲームするには時間がないよね」

律「うわっ、もうこんな時間かよ!」

三花「外暗くなってきたね」

いちご「・・・どうするの?」

和「とりあえず、片付けしましょ」

美冬「支払いを賭けて勝負しているんだけど・・・」

和「そう・・・。どうして美冬だけ私服なの?」

美冬「一度帰って来たから」

和「そうなんだ、じゃあ私お手洗い行くね」

スタスタ

美冬「・・・どうでもいいのかな」



628 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:13:42.13 ID:H+z4J3XCo


冬「・・・ふぅ」

憂「疲れちゃった?」

冬「え・・・うん。ちょっとだけ」

憂「私も座っちゃおう」ストッ

冬「・・・」ボケー

憂「大丈夫?」

冬「うん・・・」

憂「・・・」

冬「はしゃぎ過ぎちゃったみたい・・・」

憂「そっかぁ」ニコニコ

冬「昨日の夜会っただけなのに・・・」

憂「?」

冬「話をしてそんなに時間経っていないのに・・・一緒にいてくれるんだね・・・」

憂「時間なんて関係ないと思う」

冬「・・・」

憂「出会って1分の人とでも友達になれるよ」

冬「・・・そうなの?」

憂「うん。私はそれをお姉ちゃんと一緒に見てきたから」

冬「・・・?」

憂「夏に旅をしたんだよ」

冬「・・・」

憂「・・・」

冬「・・・いいなぁ。羨ましいです」

憂「あ・・・」

冬「気にしないでください・・・。私はこれから旅を始めればいいんですから」

憂「・・・うん」

冬「その為にも体力をつけなきゃいけませんよね」

憂(敬語に・・・戻っちゃった・・・)



澪「りつ」

律「ん?」

澪「じゃんけん」

律「ほい」

チョキ

グー

澪「負けたか・・・」

律「へっへー、澪の出すパターンは読めているんだぜ」

澪「・・・」



629 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:14:12.48 ID:H+z4J3XCo


姫子「負けたの?」

澪「うん、ごめん」

律「え?」

唯「あずにゃんチームの敗北です」

エリ「しょうがないね~」

美冬「いい勝負だったから悔しさはあまりないよね」

梓「ですね」

夏「・・・」

和「あら、決着ついたのね」

律「あぶねえ・・・。なにも知らずに負けを通告されたらたまったもんじゃないぞ」

澪「ごめんな」

律「いいですけどもー」

いちご「・・・帰ろう」

風子「1ゲームしかしていないのに、結構楽しんだね」

英子「そうだね、だけどもう少し投げたかったかも」

春子「また来ればいいよ」

三花「賛成ー!」

純「・・・私投げていないんですけど・・・、何しに来たんでしょうか」

律「わ、分からん」

紬「・・・」キョロキョロ

梓「どうしたんですか?」

紬「・・・」

梓「・・・あ、憂と冬がいませんね」



憂「冬ちゃん」ユッサユッサ

冬「」スヤスヤ

憂「起きて~」ユッサユッサ

冬「」スヤスヤ

憂「どうしよう・・・」

冬「」スヤスヤ

紬「・・・」ニコニコ

姫子「また眠ってしまったんだ・・・」

風子「あらまぁ~」

英子「昼にも寝たのに・・・」

夏「・・・しょうがないな、うちの姉は」

梓(そんなに嫌って風でもない・・・)

唯「しょうがないよね~」

姫子「憂ちゃん、乗せてくれる?」

憂「は、はい」



630 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:14:59.00 ID:H+z4J3XCo


澪「寝ちゃったのか」

律「今日も送るのか?」

姫子「よいしょっと・・・。うん」

冬「」スヤスヤ

夏「すいません・・・昨日に続いて・・・」

姫子「いいけど・・・。1人ではちょっとね・・・」

紬「・・・」ズバッ

梓「?」

唯「むぎちゃんが行くの?」

紬「・・・」コクリ

姫子「・・・ありがと」



美冬「今日はこれで解散?」

ちか「え、うん」

美冬「そうだよね・・・。陽が沈んだし・・・」

ちか「物足りないとか?」

美冬「ちょっとね」

エリ「・・・アカネ」

アカネ「?」

エリ「明日、学校終わったらさ・・・あの駄菓子屋行ってみない?」

紬「!」

アカネ「あの小田おばぁちゃんの?」

エリ「うん」

律「小田おばぁちゃん?」

三花「夏前までよく行っていたお店でね、そのおばぁちゃんが店番してるの」

澪「へぇ・・・」

紬「・・・」チョンチョン

律「ん?」

紬「・・・」クルクル

律「あぁ、あの店かもしれないな」

エリ「?」

律「私とむぎで入った駄菓子屋かもしれないんだ」

姫子「そろそろ出発したいんだけど・・・」

冬「」スヤスヤ

夏「・・・」

紬「・・・!」



631 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:15:25.73 ID:H+z4J3XCo


和「みんな気をつけて帰ってね」

いちご「・・・うん」

春子「大丈夫だって、じゃあな」

潮「ばいばーい」

風子「誘ってくれてありがとね」

梓「約束していましたから」

英子「約束・・・」

風子「じゃ、明日ね」フリフリ

英子「みんな、おやすみ」

憂「おやすみなさい」

唯「おやすみ~」フリフリ

エリ「バイバーイ!」

アカネ「じゃあね」

三花「バイバイ」

澪「梓・・・?」

律「風子たちと帰らないのか?」

梓「う・・・」

純「ほら帰るよー」

梓「先輩方・・・明日です・・・」

澪「うん、明日な」

律「気をつけて帰れよー」

唯「おやすみあずにゃん」

憂「おやすみ」

純「おやすみなさーい」

梓「失礼します」ペコリ

紬「・・・」フリフリ

美冬「帰ろうか」

ちか「うん」



632 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:16:12.31 ID:H+z4J3XCo


夏「大丈夫ですか?腕痺れたりとか・・・」

姫子「大丈夫。冬軽いから」

冬「」スヤスヤ

律「気持ち良さそうに眠るな」

澪「あぁ・・・」

紬「・・・」ツンツン

姫子「?」

紬「・・・」キリ

姫子「???」

唯「冬ちゃんをおんぶしたいって事じゃないかな」

紬「・・・」コクリ

姫子「そう?・・・それじゃお願いね」

冬「」スヤスヤ

和「起きないわね」

紬「・・・」フンス!

夏「・・・」

憂「・・・」

和「それじゃ私たちはここで」

唯「みんなおやすみ~」

憂「おやすみなさい」

律「気をつけてな、むぎ」

紬「・・・」コクリ

澪「姫子と夏・・・それから冬も、おやすみ」

夏「おやすみなさい・・・」

姫子「明日ね」

冬「」スヤスヤ



633 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/05(月) 19:17:17.56 ID:H+z4J3XCo



憂「お姉ちゃん・・・」

唯「なに~?」

憂「冬ちゃんと話をしていたんだけどね・・・」

和「?」

憂「旅の話をしたら敬語に戻っちゃった・・・」

唯「そっか・・・」

憂「せっかく馴染めたのに・・・」

澪「・・・リセットしてしまったのかもな」

律「リセット?」

澪「徐々にほぐれた気持ちが、何かを思い出して固まってしまった・・・とかな」

律「・・・」

憂「旅の話がそうなんでしょうか・・・」

和「旅と繋がった何か、かもしれないわ」

唯「そだよ。だからういが気に病むことはないよ」

憂「・・・」

澪「どうしてむぎが冬を送るなんて言い出したんだろう」

和「そうね・・・。気になっていたわ」

律「気まぐれ・・・とか?」

唯「優しいからだよ」

憂「!」

律「あー・・・余計な事考えて単純な答えが見えてなかった・・・」

和「そうね、答えは意外と単純だったりするのよね」

澪「・・・うん」

唯「お腹空いたよ・・・鱈・・・レバー・・・」

憂「あ!」

律「ど、どうした?」

憂「買い物袋・・・コインロッカーに入れたまま・・・」

澪「戻ろうか」

憂「冬ちゃんの分も・・・あるんです・・・」

律「急いで戻ろうか」

和「・・・」ピッピッピ

trrrrr



636 名前:がんばります:2011/09/06(火) 18:26:52.62 ID:51PuW/tjo


―――――斉藤邸


夏「どうぞ、上がってください」

姫子「お邪魔します」

「まぁまぁ、また寝ちゃったのね」

紬「・・・」ペコリ

冬「」スヤスヤ

「しょうがない子ね・・・。あら今日は新しい方が送ってくださったのね」

紬「・・・」コクリ

「・・・もしかして、あなたが琴吹紬さん?」

紬「?」

「あ、ごめんなさい。突然でビックリさせてしまいましたね。
 あなたのことは二人から聞いています」ペコリ

夏「ちょっと母さん、玄関で立ち話させないでよ・・・
  紬先輩は冬を背負っているんだからさ」

母「あらあら、私ってば」

紬「!」

姫子「冬に似てるよね」ヒソヒソ

紬「・・・」コクコク

夏「冬の部屋はこっちです」

紬「?」

母「手間をかけさせてしまって申し訳ないわ」

夏「だったらおもてなしくらいしてよ」

母「そうね!さっき買ってきた梨があるのよ!」

テッテッテ

夏「ちょっ、それ冬の・・・って母さん!」

テッテッテ

紬「・・・」ポツーン

冬「」スヤスヤ

姫子「こっちだよ・・・」

pipipipipi

姫子「・・・和?」

紬「・・・」

ピッ

姫子「はい」

『冬が忘れ物したから渡したいのだけど、どこにいるの?』

姫子「もうお家に着いちゃったよ・・・。ここだよむぎ」

ガチャ

紬「・・・」

冬「」スヤスヤ



637 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:27:26.31 ID:51PuW/tjo


姫子「今どこ?」

『今は・・・』

紬「・・・」ソォー

冬「」スヤスヤ

夏「ありがとうございます、紬先輩」

紬「・・・」コクリ

夏「リビングに来てください、大したお礼できませんけど・・・」

紬「・・・」

姫子「・・・じゃあね」

プツッ

姫子「ありがとう、むぎ」

夏「姫子先輩もどうぞ」

スタスタ

紬「・・・」

姫子「昨日私もちょっと悲しくなった」

紬「・・・」コクリ

姫子「夏は冬の部屋に入ろうとしないんだよね・・・」

紬「・・・」



638 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:29:16.44 ID:51PuW/tjo


母「どうぞ座って~」

紬「・・・」

姫子「それじゃお言葉に甘えて」

夏「すいません、私お風呂入ってきます」

母「まぁ!先輩が来ているのにこの子ったら!」

姫子「いいですよ。部活でかいた汗を流したいでしょうから」

夏「ほんとうにごめんなさい!」

テッテッテ

母「あの子を甘やかしてはダメですよ!」

姫子「はは・・・」

紬「・・・」ニコニコ

母「さ、どうぞ。こんなものしかお出しできませんが・・・」

姫子「いえ、お構いなく・・・」

紬「・・・」ペコリ

母「昨日に続いて申し訳ありません」

姫子「いえ、やりたくてやっただけですから」

母「まぁ、立派なお心で」

姫子「はぁ・・・」

紬「・・・」コクコク

母「お若いんですから、もっと図々しいくらいがいいのよ?」

紬「・・・」

姫子(和・・・早く来てくれないかなぁ・・・)

母「あの子が外で眠るなんて珍しいわ」

姫子「余程疲れていたんでしょうね・・・」

紬「・・・」

母「それもあるんでしょうが・・・、知らない人の前では眠れないものです」

姫子「・・・そうですね」

紬「・・・」トントントントン

母「?」

姫子「な・・・つ・・・?」

紬「・・・」コクリ

姫子「あ・・・夏がいるから安心している・・・と?」

紬「・・・」キリ

母「・・・」

姫子「・・・」

紬「・・・」

母「・・・」



639 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:30:07.32 ID:51PuW/tjo


姫子「違いますか・・・?」

母「え?あ、あぁ、そうね。そうかもしれないわね」

姫子(動揺してる・・・?)

紬「・・・?」

母「姫子さんは部活で一緒させてもらっていますが・・・
  紬さんは、あの子たちとは昨日の夜からで、合っていますか?」

紬「・・・」コクリ

母「・・・」

姫子「?」

母「お二人にはお話しておいたほうがいいのかもしれませんね」

紬「?」

姫子「・・・」

母「冬と夏は不仲という訳ではないのですが、冬が入院していた時に」

ピンポーン

母「あら、お父さんかしら?」

姫子「多分、和・・・同級生が冬の忘れ物を届けに来たのだと思います」

母「あらあら、迷惑をかけっぱなしね冬は」

パタパタ

ガチャ

母「はい」

『こんばんはー!幸せを届けに参りましたー!』

『遊ぶなっ』

母「まぁ」

『幸せはあなたのそばに!蕎麦屋さんです!』

『お、お姉ちゃん!』

母「はーい、少しお待ちくださいね~」

ガチャ

母「うふふ」

パタパタ

姫子「律と唯・・・」ハァ

紬「・・・」トントン

姫子「?」

紬「・・・」

ギュ

紬「・・・」スラスラ

姫子「うん・・・。聞かないと帰れないね・・・」



640 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:31:20.27 ID:51PuW/tjo


紬「・・・」スッ

姫子「私も一番最初に気付いたよあの写真」

紬「・・・」

姫子「家族4人とも楽しそうに笑っているよね・・・」

紬「・・・」コクリ

姫子「仲が悪いとは思っていないけど、その逆のような気がするんだよね・・・」

紬「・・・」スラスラ

姫子「むぎもそう思ったんだ・・・」

紬「・・・」コクリ

唯「お邪魔しまーす」

律「なんで和が謝るんだよー」

澪「二人が遊ぶからだろっ」

憂「もぅ・・・」

和「本当に・・・申し訳ありません・・・」

母「面白かったわよ」

律「よっしゃ!」

唯「蕎麦とどっちがですか!?」

母「うーん・・・インパクトが大きかったから律さんかしら」

律「分かる人には分かるんだよ」

澪「・・・」

姫子「馴染んでる・・・」

紬「・・・」ニコニコ

憂「夏ちゃんはいないんですか?」

紬「・・・」トントントン

憂「そうですか」

律「乙女だもんなぁ~」

澪「律とは大違いだな」

和「そうね、女性はお風呂が好きと相場が決まっているわ」

律「な・・・」

姫子「クスクス」

母「どうして机をトントン叩いただけで伝わるの?」

唯「よくぞ聞いてくれました。りっちゃん!」

律「はいよー!」

ペラッ

母「紙にかいた鍵盤・・・よね?」



641 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:32:45.20 ID:51PuW/tjo


紬「・・・」トントントン

澪「写真?」

紬「・・・」コクリ

母「?」

紬「・・・」スッ

母「あれは・・・、二人が小さい頃に撮った写真です・・・。場所は北海道のどこだったかしら」

唯「かわいい~」

憂「ほんとだ~」

紬「・・・」

母「その鍵盤で会話しているのですね」

和「はい、そうです」

母「・・・」

紬「・・・」ツンツン

姫子「うん・・・。すいませんが、話の続きを聞かせてくれませんか・・・?」

唯「ん?」

律「なんだ?話の続きって」

澪「そ、それじゃ、私たちはこれで」

和「失礼します」

憂「それでは」

母「・・・」

唯「帰るの?」

律「むぎたちは・・・?」

紬「・・・」

姫子「えぇと・・・」

澪「察しろ」ヒソヒソ

律「あ、はいはい。失礼しました」

母「・・・よければ唯さん達も聞いていってください」

唯「?」

母「部屋を移動しましょう」



642 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:33:34.15 ID:51PuW/tjo


律「和!だな!」

澪「頼むからしずかにしてくれ」

唯「おしとやかにしなくちゃいけないよ、りっちゃん」シンナリ

憂「・・・」

母「すいません、おもてなしもできなくて・・・」

和「いえ、押しかけたようなものですから。お気になさらないでください」

紬「・・・」コクリ

姫子「・・・」

律「広いなーこの部屋」

唯「みんなで書道が出来るよね!」

母「・・・」

澪「こ、こら」

律「あ、すいません」

唯「ごめんなさい」

母「いえ・・・。姫子さん、今日は・・・?」

姫子「ボウリングで遊びました」

母「まぁ・・・」

唯「冬ちゃん大活躍だったよ」

律「あれは凄かったな」

紬「・・・」コクコク

母「そうですか・・・、みなさんと楽しそうに遊べたのですね・・・」

憂(お母さんの表情だぁ・・・)

和「冬さんの入院期間はどのくらいになりますか・・・?」

姫子(のどか・・・)

母「小学校の時に三度、高校受験終わってから高一の秋までです」

唯「そんなに・・・」

母「冬は生まれつき体が弱くて・・・そのせいですぐ寝込んでしまうんです・・・
  それでも、最近は体力もついてきてみなさんと遊べるくらいには元気になりました」ニコ

澪(なんだか安心できる笑顔だな・・・)

律「もう入院の心配はしなくていいのか・・・ですか?」

母「えぇ、お医者様のお墨付きですから」

紬「・・・」ホッ

唯「よかったぁ~」

憂「・・・本当に・・・よかった」

和「えぇ」

律「へへっ、よかったよかった」

姫子「・・・」

母「・・・」

紬「・・・?」



643 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:35:17.03 ID:51PuW/tjo


母「あの子・・・いえ、やっぱりよしましょう」

唯「え・・・?」

母「ごめんなさいね、夏と冬の周りにあなたたちがいてくれるのが嬉しくて
  つい、頼ってしまう所でした」

姫子「・・・」

母「迷惑をかけたお礼に今日の夕飯食べていってください」

唯「メニューはなんですかな!?」

母「お鍋にしましょう」

唯律「「 ごちそうになります! 」」

澪「・・・はぁ」

和「遠慮しなさいよ」

憂「もぅ・・・」

母「うふふ、こうでなくっちゃ」

紬「・・・」トントントン

律「あ、ごめん。もう一回弾いてくれ」

紬「・・・」トントントン

母「?」

唯「うんうん、そうだよねむぎちゃん」

律「うむ」

母「鍋はダメでしたか?」

姫子「私たちにできることがある・・・だよね?」

和「えぇ」

憂「はい」

澪「・・・」

母「あら、手伝ってくれるの?嬉しいわ~」キラキラ

唯「えーとね~」

律「夏と冬がすれ違っている事だ・・・です」

紬「・・・」コクリ

母「!」



・・・・・・



ザァーーーー

キュッキュッキュ

夏「・・・」

ピチョンピチョン



644 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:37:33.97 ID:51PuW/tjo


『ごめ・・・んね・・・』

夏「・・・っ」ズキッ

ピチョンピチョン

夏(なんで・・・)

ガチャ

夏(・・・冬は小さい頃から・・・少しも変わらない・・・)

・・・・・・

・・・


―――――病院


ガラガラガラ

「・・・ふ、冬・・・?」

冬「あ、夏!また来てくれたんだ!」

夏「う、うん・・・。はい・・・梨・・・お母さんが」

冬「わーい!」ウキウキ

夏「ほ、他の患者さんに迷惑だよ」

冬「あ・・・えへへ」

夏「・・・もぅ」

冬「嬉しいんだもん」ルンルン

夏「・・・」

「少しはしずかにしてほしいぞ」

「またそんな事言って・・・」

「そうですよ、私たちも元気を貰っているんだから」ニコニコ

冬「えへへ、ありがと~」

夏「・・・」ビクビク

冬「怖くないよ、あの子検査の為にご飯止められているから、ピリピリしてるの」ヒソヒソ

「聞こえてるぞ、冬子」

夏「・・・っ」ビクッ

冬「ごめんなさい・・・お詫びに梨を・・・」

「止められているって言ったばかりだぞ」

冬「あげると言ってないよ~」

「ぐっ・・・」

「あはは、一本取られましたね」

「うふふふ」

冬「あはははっ」

「検査が終わったらいただくとするかな」

冬「その時はもう無いよー。それに私の名前冬だよ」

夏「・・・」ビクビク



645 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:38:56.09 ID:51PuW/tjo


―――――・・・

冬「また入院だって・・・」

夏「しょうがないよ・・・。検査もあるんだから」

冬「・・・うん」

夏「ほら、雑誌・・・」

冬「ありがとー!」

夏「体に障るから・・・少しはおとなしく」

冬「さすが夏!いいチョイス!」

夏「・・・もぅ」

冬「けほっけほっ!」

夏「だ、大丈夫!?」

冬「う、うん・・・」

「斉藤冬さーん、体温測りますね~」

夏「あ・・・」

「あら、夏ちゃん」

冬「・・・ふぅ」

夏「看護師さん・・・冬の担当になったんですか?」

看「そうよ~、はい冬ちゃん」

冬「・・・はい」

看「少し顔色が悪いわね・・・」

夏「・・・」

看「私が担当になるからにはすぐ退院させるわ」ドン




――・・・中庭


夏「大丈夫?」

冬「少しは歩いたほうがいいって看護師さんに言われているから・・・大丈夫」

夏「・・・」

冬「ベンチまで頑張るっ」

夏「うん・・・」

冬「っしょ・・・よい・・・しょっ」

夏「・・・」

冬「・・・ふぅ」

「・・・ん?」

「どうしたの?」

「誰かに呼ばれたような・・・?」

「驚かせるのやめてよ」

「でこちゃん怖がり~」

「怖がり~」



646 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:39:33.85 ID:51PuW/tjo


冬「・・・」

夏「・・・」

冬「あの三人仲が良さそう・・・いいなぁ・・・」

夏「・・・っ」

冬「ここの空は広くていいね・・・」

夏「うん・・・」

冬「部屋の窓は狭いから空が縮こまっていて・・・」

夏「あの雲・・・ボールみたい」

冬「あんぱんみたい・・・」

夏「お腹空いてるの?」

冬「うん・・・」

夏「食欲あるの?」

冬「うん、最近はよくお腹がすく」

夏「・・・そっかぁ・・・先生がお腹が空くのは健康の証拠だって言ってた」

冬「じゃあそろそろ退院できるね」



647 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:41:21.64 ID:51PuW/tjo


――・・・


「さっさと体力つけりゃいいんだ」

看「こらっ」バシッ

「いだっ」

看「医者がそんなぶっきらぼうに言っていいんですか?」ジロ

医「看護師が医者に手を上げていいのか?」

看「時と場合によります」

冬「ふふっ」

夏「・・・」

医「じゃあな。しばらくは安静にしていなくてはいけないが、
  学校に通える様になるからそんな神妙な顔するなよ」

夏「・・・」

看「こらぁ!」ゴン

医「ごふっ」

母「あらあら」

冬「あははっおもしろーい」

看「・・・まったくもう」

夏「せ、先生・・・」

医「いでで・・・ん?」

夏「冬は・・・」

看「・・・」

冬「?」

母「夏・・・冬と先に車に行っているからね」

夏「うん・・・」

冬「ちょっと待ってお母さん・・・夏が・・・」

母「はいはい、暴れると落ちるわよ~」

冬「・・・」

医「怖いな夏のかーちゃん・・・
  おんぶしながらさらっととんでもない事いいやがる 退院した直後だぞ・・・」

看「・・・それで、夏ちゃんどうしたの?」

夏「冬は・・・ちゃんと学校に通えるんですか・・・?」

医「あぁ、そう言っただろ」

夏「だって・・・前に退院した後も・・・しょっちゅう風邪をひいて学校に行けなかったんだよ
  友達も・・・誰も冬の話しないし・・・学校に行かないからみんな忘れてしまっているんだよ」

看「そんな事ないわ」

夏「・・・だって・・・冬・・・いないもん・・・」



648 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:41:48.12 ID:51PuW/tjo


医「あのな、夏がそんな顔していたら冬が元気になれないんだぞ?」

夏「え・・・?」

医「元気を貰うって言葉があるだろ」

夏「?」

看「少し難しいかもしれないですよ・・・」

医「一番近くにその手本がいるだろ」

夏「冬・・・?」

医「あぁ、夏が冬を元気にするんだよ」

夏「どうやって・・・?」

医「だから、近くに手本がいるだろ」

夏「・・・」

医「冬から元気を貰っているだろ?」

夏「うん・・・!」

医「ほら、冬が心配しているぞ、はやく戻りな」

夏「う、うん!ありがと先生!」

タッタッタ

看「・・・」

医「仕事に戻るかぁ・・・」グッタリ

看「去年より体力が著しく低下していますが・・・」

医「あぁ・・・。医者が言う台詞じゃねえが・・・神に頼るしかねえな」



649 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:43:44.38 ID:51PuW/tjo



―――――・・・学校・6年生クラス

「であるからしてー」

「先生トイレー!」

先生「先生はトイレじゃありません」キリ

「・・・」

シーン

先生「あ、あれー?」

「いいから早く授業を進めてください」

先生「はい・・・」

「中野こえー!」

「こえー!」

中野「・・・」

「ちょっと男子!しずかにしなさいよね!」ドンッ

「委員長こえぇ・・・」

先生「うぅ・・・小学6年生こえー・・・」

「先生!」

先生「だからトイレでは」

「斉藤さんがっ」

先生「え・・・」

冬「はぁ・・・っはぁ・・・」

先生「・・・委員長は斉藤夏さんを呼んできて。クラス分かりますよね?」

委「は、はい・・・」

テッテッテ

冬「ぅっ・・・・・・はぁっ・・・っ」



650 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:44:48.85 ID:51PuW/tjo



―――――病院


夏「なんで!?なんで冬ばっかりこんなっ!」

母「夏・・・」ギュウ

夏「おかしいよ!こんなの!!」

母「大丈夫だから・・・」

夏「なんで・・・!」

ガラッ

医「・・・大丈夫ですよ。熱が急に上がったせいで体がビックリしたんでしょう」

母「・・・そうですか」ホッ

夏「なんで!?私じゃ元気をあげられないの!?」

医「・・・」

夏「冬のように私頑張っているのに!それでも足りないの!?」

医「いや・・・そんなことは」

夏「そんなことあるよ!また病院に戻ってきたもん!!」

医「・・・」

看「夏ちゃん、冬ちゃんが呼んでるわ」

夏「!」

テッテッテ

医「・・・」

母「先生の言うとおり元気を貰っていたみたいです。しばらくは安定していましたから」

医「・・・そうですか。・・・失礼します」

スタスタ

看「先生までそんな顔して・・・」



651 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:45:50.88 ID:51PuW/tjo


ガラガラ

夏「冬~?」

冬「あ・・・来てくれたんだ・・・」

夏「毎日来るって言ったよ」

冬「・・・うん」

夏「じゃーん、梨!」

冬「わぁ・・・」キラキラ

夏「今食べる?」

冬「食べる」

看「これから検査があるからダーメ」

冬「明日にしましょう」

看「こっちの都合もあるのよ!?」

夏「・・・」シュルルルル

看「こらっ!ダメって言ったでしょ、・・・相変わらず上手ねぇ」

夏「これくらいお安い御用です」

看「・・・」

夏「はい、冬」

冬「ありが」

シュッ

看「もぐもぐ」

夏冬「「 あぁー! 」」

看「ジューシーねぇ」

冬「なんてことを・・・」

「あの看護師さん本当に看護師さんなんですか?」

「あぁ、キミは今日入院してきたのか・・・。この部屋の名物だよ」

「名物?」

「そう、三人によるささやかなコント」



652 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:46:51.06 ID:51PuW/tjo



――・・・


夏「はい、卒業証書」

冬「ありがとう」

夏「結局今日まで退院できなかった・・・」

冬「その袋はなに?梨?」

夏「正解。・・・と雑誌」

冬「いつもありがとね夏・・・」

夏「いいって~、気にしないで。ほら」

冬「あれ・・・?旅行の雑誌なんだ・・・」

夏「うん、旅行した気分になれるかなーと思ってさ~」

冬「うんうん、いいね」

夏「北海道特集だって」

冬「わぁ」キラキラ

夏「どれどれ」

冬「利尻島だって」

夏「行ってみたいねぇ~」

冬「覚えてないの?」

夏「釧路には行ったけど、利尻には行ってないよ?」

冬「お父さんと周ったような・・・」

夏「覚えてないや」

看「まだ梨剥かないの~?」

夏「冬の為に剥くんです。看護師さんにはありません」

看「ふふっ、それは残念。はい体温測ってね」

冬「はーい」

看「そうそう。順調にいけば来週辺り退院できるわよ」

夏冬「「 本当ですか!? 」」



653 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:48:27.78 ID:51PuW/tjo



―――――・・・商店街

冬「大丈夫?」

夏「知恵熱でそう・・・」

冬「歩きながらはダメだよ」

夏「でも、そうしないと覚えられないよ」

冬「おうち帰ったら集中して勉強すればいいんだよ」キリ

夏「はいはい・・・えーと」

ドンッ

「おぉっとぉ」

夏「あ、ごめんなさい」

「おぉ、受験生だね!」

冬「あ・・・その制服・・・」

「ん?」

夏「いえ、なんでもないです」

「そう?」

「おーい、早くこーい」

「・・・」

「はいよ~。じゃあね~」フリフリ

タッタッタ

冬「すいませんでしたぁー」

「気にしないで~」

夏「優しい・・・」

冬「来年会って、また挨拶しようね」

夏「その為にも合格するぞー!」

冬「おー!」

「・・・」

タッタッタ

夏「あ・・・あの人も桜が丘高校なんだ・・・。さっきの人と友達なのかな」

冬「なんだかふわふわした人だね・・・」



654 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:49:12.43 ID:51PuW/tjo



母「どうだった・・・?」

冬夏「「 バッチリ! 」」

母「そう、よかったわ」

冬「合格発表の日が待ち遠しい」

夏「えぇー・・・、私は・・・うん、待ち遠しいや」

母「うふふ」

冬「ちょっと疲れちゃった・・・部屋にもどるね・・・」

トボトボ

母「?」

夏「聞いてよお母さん、今日が本番なのにさ消しゴム忘れた子がいて、その子髪の毛がボンバーなんだよ」

母「うふふ、楽しい学校になりそうね」

夏「それと冬とお喋りした子がおっとりしていて、姉に渡されたお守りを自慢したんだって」



655 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:50:04.92 ID:51PuW/tjo



冬「・・・ぅん」

夏「冬!」

冬「夏・・・、ここは・・・?」

夏「・・・はぁ、よかったぁ」

冬「・・・病院?」

夏「待ってて、先生呼んでくる」

テッテッテ

冬「・・・手を・・・?」



656 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:51:04.41 ID:51PuW/tjo



夏「・・・証書」スッ

冬「ありがとう・・・。また卒業式に参加できなかったね」

夏「・・・うん」

冬「終わってすぐ来たの?」

夏「・・・うん」

冬「ダメだよ、卒業写真の後ろに寄せ書きを書いたりとか、写真を撮ったりとか」

夏「今日じゃなくてもいいよ」

冬「今日だから撮るの。大切な日なんだから」

夏「別に・・・」

冬「もぅ~」

看「はーい、検温の時間でーす」

冬「よいしょっと」

夏「辛くない?」

冬「これくらい・・・けほっ」

夏「ほ、ほらっ」

看「辛いようなら寝ててもいいのよ?」

冬「けほっ・・・だ、大丈夫ですよ」

看「はい、体温計」

冬「はい・・・けほっけほっ」

夏「・・・」

看「入学式までに退院できるように頑張るわよ」

冬「はいっ」

夏「うん!」



657 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:52:15.70 ID:51PuW/tjo



冬「私も早く着たいなぁ・・・」

夏「うん、きっと似合うよ」

冬「・・・・・・うん」

夏「今日さ面白い事があったんだよ」

冬「どんな?」

夏「なんか、変な着ぐるみ着て新入部員勧誘してる人たちがいた」

冬「ふふっ」

夏「ウマ、トリ、イヌ、ネコの4人で・・・。ネコの人に渡されたのがこれ」ペラッ

冬「軽音部?」

夏「面白そうな人たちだったよ」

冬「へぇ~、見てみたかったなぁ」

夏「・・・」

冬「あれ?夏はソフトボール部に入ったんだよね?」

夏「あ、うん・・・。キャプテンって人に勧誘されて・・・そのまま」

冬「強引に?」

夏「強引に」

冬「あははっ・・・けほっけほっ!」

夏「だ、大丈夫!?」

冬「だいじょうぶだよ・・・。・・・ソフト部はどう?」

夏「正直ね・・・つまんない。最初っからやりたくて入ったわけじゃないからね」

冬「辞めちゃうの?」

夏「それがさ~・・・ププッ」

冬「?」

夏「先輩でノーコンな人がいるんだよ、ソフト部なのに」

冬「・・・」

夏「たまたまキャッチボールの相手にされたんだけど、全然私の方に投げてくれないの」

冬「・・・」

夏「最初嫌がらせだと思ったくらいだよ」

冬「・・・」

夏「でもね、その人真剣に私に投げてるの。だから取ってみたくなってさ」

冬「・・・」

夏「私も真剣になってボールを追いかけてた」

冬「楽しいんだ・・・」

夏「とーっても楽しかった!だから続けてみるよ」

冬「うん」

夏「そんなに面白い話だった?」

冬「うん、面白い」

夏「その人ね、立花姫子って言うんだよ。姫子先輩!」



658 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:52:56.96 ID:51PuW/tjo



ガラガラッ

夏「冬~」

「あら、夏ちゃん。冬ちゃん今眠っているのよ」

冬「」スヤスヤ

夏「そうですか・・・、こんにちは」

「こんにちは、今日もお見舞いに来たのね。おばちゃん関心しちゃうわ」

夏「当然ですよ~」ブィ

「さわがしくて迷惑だね」

夏「・・・ひどい」

「ふんっ」

夏「迷惑をかけてるお詫びにと持ってきたんだけど・・・」

「・・・」

夏「それじゃこの林檎私たちだけで食べましょうか!」

「あらいいわね、お茶用意するわね」

「ぐっ・・・」

夏「しずかに食べましょうね」

「・・・相変わらず口が減らないよね」

夏「お互い様」

「ふふっ」

夏「あっはっは」

冬「・・・ぅん?」

看「またこの部屋に来て・・・、先生が探していたわよ?」

「待って・・・林檎を食べてから帰るから」

看「食べたらちゃんと部屋に戻るのよ?・・・まったく」

「はいはい」

夏「はいどうぞ」

「さんきゅ、もぐもぐ」

「うふふ、なんだかんだで仲がいいのね~」

「ごちそうさま夏ちゃん」

夏「あはは、またね~」フリフリ



659 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:53:32.14 ID:51PuW/tjo


看「もぐもぐ」

冬「・・・」ボケー

「夏ちゃん、お茶をどうぞ」

夏「ありがと~」

「皮剥くの本当に上手ね」

夏「へへっ、任せてください」

ピピッピピッ

冬「・・・」

看「なかなか熱下がらないわね・・・」

冬「・・・ふぁ」

夏「夜ちゃんと寝てるの?」

冬「・・・うん、寝てるよ」

看「寝てるんだけどね・・・」

夏「・・・林檎食べる?」

冬「・・・」

夏「梨の方がいい?」

冬「・・・うん」

看「意外と我がままね」



660 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:54:34.96 ID:51PuW/tjo


――・・・


冬「・・・」ペラッ

夏「またその記事読んでるの?」

冬「うん・・・」

夏「新しいの買ってきたからこれ読みなよ」

冬「後でね・・・」

夏「それ中学二年生の時に買ったやつでしょ・・・?」

冬「うん・・・」

夏「ふうらい・・・ねぇ・・・」

冬「この人の書く記事がいいの」

夏「ふーん」

冬「観光名所と名所は違う場所なんだって」

夏「・・・よく分からないな」

冬「じゃあ『最高の場所』は?」

夏「なにそれ・・・?」

冬「誰もが持っている大切な場所なんだって。その場所が人を強くするって」

夏「・・・」

冬「この人の記事は人情味があって、私の心も旅をしているような気分になるんだ・・・」

夏「・・・へぇ」

冬「私も見つけたいなぁ・・・」



661 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:55:43.83 ID:51PuW/tjo



――・・・

ガラガラ

夏「冬~」

冬「けほっ・・・夏・・・」

夏「あれ、誰も居ないの?」

冬「けほっけほっ・・・うん・・・」

夏「外出許可出たって言ってたっけ・・・。今日は冬の貸切だね」

冬「けほっけほっ」

夏「ちょっと、さっきから変な咳してるけど、大丈夫?」

冬「・・・うん」

夏「じゃじゃーん、梨!」

冬「・・・・・・ありがと」

夏「・・・。お父さんとお母さんは後で来るって」

冬「・・・うん」

夏「・・・今日も部活で疲れちゃった」

冬「・・・頑張ってるんだね・・・けほっ」

夏「ほら、横になって」

冬「・・・うん」

夏「梨は後でいい?」

冬「・・・うん」

夏「・・・」

冬「今日はどんな事があったの・・・?」

夏「それがさ、姫子先輩が~・・・」



662 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:56:48.51 ID:51PuW/tjo


ギュウ

冬「・・・けほっ」

夏「」スヤスヤ

冬「・・・・・・一生懸命・・・体動かしたんだもんね・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「ごめ・・・んね・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「たくさん・・・っ・・・心配かけて・・・けほっ」

夏「」スヤスヤ

冬「姉・・・しっ・・・かく・・・だ・・・・・・よ・・・ね・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「・・・っ!」

夏「」スヤスヤ

冬「・・・はぁ・・・っ・・・はぁっ・・・
  ちょっと・・・眠るだけだから・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「手を・・・握ってて・・・・・・っはぁ・・・・・・はぁ・・・っ・・・」

ギュウ

夏「」スヤスヤ

冬「・・・すぅ・・・はぁ・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「・・・・・・・・・すぅ・・・・・・・・・はぁ・・・・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「・・・すぅ・・・・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「・・・」

夏「」スヤスヤ

冬「」



663 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:57:28.62 ID:51PuW/tjo






夏「ふ・・・ゆ・・・ねぇ・・・?」








664 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 18:59:01.00 ID:51PuW/tjo



看「冬ちゃんッ!!」

夏「・・・え」

冬「」

看「冬ちゃん!冬ッ!!」

夏「・・・・・・」

医「どいて、夏」

夏「な・・・に・・・・・・」

医「夏、しっかりしろ」

夏「・・・!」

医「何時からだ」

看「分かりません、私が検診に来た時から」

医「ICUへ」

看「はいっ」

夏「な・・・に・・・こ・・・れ・・・」

医「呼びかけるんだ、夏」

夏「・・・」

冬「」

夏「な・・・・・・ん・・・・・・で・・・・・・」

医「・・・っ」

看「・・・っ!」

ガラガラガラガラ



夏「・・・なんで・・・いつも・・・私・・・は・・・」

母「夏・・・立って・・・」

夏「・・・なんで・・・いつも・・・冬が・・・」

母「立つの!」

夏「あ・・・」

母「ほら、ちゃんと前を見て」

夏「わ、わたし・・・冬の・・・一番・・・近くに・・・いたのに・・・」

母「・・・」

夏「気・・・付け・・・なか・・・った・・・」

母「・・・」



665 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:00:09.14 ID:51PuW/tjo



シュー

父「先生!」

医「・・・」

母「・・・冬は・・・」

医「なんとか繋ぐ事はできました」

父「・・・」

母「・・・」

夏「・・・」

医「夏・・・、冬は今非常に危険な状態にあるんだ」

夏「・・・」

医「だから、冬が夏を信じているように、夏が冬を呼んで欲しい」

夏「え・・・?」

医「夏の声ならきっと届くから」

夏「!」

医「入って」

夏「・・・うん」

スタスタ

医「・・・お父さんとお母さんはこちらの部屋へ」

父「はい・・・」

母「・・・」



666 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:00:42.84 ID:51PuW/tjo



ピッ ピッ ピッ

冬「・・・ぅん・・・」

夏「ふゆっ!!」

冬「・・・な・・・つ・・・」

夏「よかったぁ・・・」ボロボロ

冬「・・・」

夏「よか・・・た・・・ぁ・・・」ボロボロ

冬「ごめ・・・んね・・・」

夏「!」

冬「しん・・・ぱい・・・かけ・・・た・・・ね・・・」

夏「っ!」

冬「・・・ごめ・・・ん・・・ね・・・」

夏「ふ・・・ゆ・・・?」

冬「・・・」

夏「ふ・・・ふゆっ!」

看「大丈夫、眠っただけよ」

夏「・・・」

冬「・・・」

ピッ ピッ ピッ

・・・

・・・・・・

冬「・・・ぅん・・・?」

冬「・・・」

冬「あれ・・・どうして部屋に・・・?」



667 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:02:01.43 ID:51PuW/tjo



夏「・・・」ゴシゴシ

シーン

夏「あれ、姫子先輩と紬先輩帰ったのかな・・・?」

トタトタトタ

冬「・・・ふぁ」

夏「・・・」

冬「あ・・・夏・・・」

夏「・・・」

ガチャ

夏「・・・」

トクトクトクトク

冬「・・・」

夏「・・・」ゴクゴク

冬「・・・」

夏「・・・」フゥ

ガチャ

冬「夏・・・」

夏「なに?」

冬「うぅん・・・なんでも」



668 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:03:04.88 ID:51PuW/tjo


ガラッ

唯「ご飯だよ!」

夏冬「「 ッ!? 」」ビクッ

律「鍋だー!」

澪「し、しずかにしろ」

憂「なに鍋にしましょう」

母「闇」

和「無難に石狩鍋かしら」

唯「石狩!?」

母「鮭切らしてたわね・・・」

澪「あったんですね・・・」

和(危なかったわ・・・)

夏「な、な・・・!」

姫子「あ、冬・・・起きたんだ?」

紬「・・・」

夏「なんで先輩たちがここに!?」

冬「どうして琴吹先輩たちがここにいるんですか・・・?」

姫子「・・・。私とむぎは冬を送り届けたから、唯たちは冬の荷物を届けてくれたんだよ」

冬「あ、そうでしたか・・・。昨日に続いてすいません・・・。ありがとうございました」ペコリ

姫子「・・・」

律(本当だ、また壁が出来てしまったか)

憂「・・・」

母「味噌野菜、チゲ、キムチ、すき焼き、ちゃんちゃんこ、水炊きなんでもよしよ!」

唯「多数決だね!」



669 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:03:47.58 ID:51PuW/tjo



――・・・


父「ここは竜宮城だな!」

母「・・・」ゴゴゴ

父「・・・」

律「よく分からんが、いただきまーす!」

「「 いただきます 」」

グツグツ

紬「・・・」モグモグ

梓「おいしいですね!むぎせんぱい!」

紬「・・・」コクリ

梓「~♪」モグモグ

夏「いやいや、中野梓さんや、あなたどこから来ましたか」

梓「ボウリング場近くにあるストラップ店から」

夏「あぁ、そう・・・」

律「あぁ、あの店か」

澪「私たちが買ったお店だよな・・・。どうしてそこに?」

梓「ふぅ先輩が私たちが着けているストラップを買うと言って・・・」

紬「・・・」モグモグ

律「ふーん・・・うめぇ」

澪「おいしい・・・、牛乳鍋」

母「うふふ、ありがとう。憂さんのおかげで手早く料理できたわ」

憂「えへへ」

唯「おいしぃ~」

梓「私なにもしていないのにご馳走になって・・・」

母「いいのよ~。牛乳買ってきてくれたんだから。夏と同じクラスよね」

梓「はい」

母「よろしくね」

梓「・・・はい」

夏「・・・」

冬「大人数ですね・・・」

唯「もっと食べなきゃダメだよ!貸して!」

冬「あっ」

唯「それそれ」ヒョイヒョイ

憂「お、お姉ちゃん・・・多いよ」

唯「おっと・・・えへへ、どうぞ~」

冬「あ、ありがとうございます・・・」



670 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:05:20.26 ID:51PuW/tjo


唯「うまい!」

姫子「唯のテンション高すぎない?」ヒソヒソ

和「そのままにしておいて。・・・頑張って堪えているのよ」

姫子「・・・」

和「おいしいわね」モグモグ

冬「あ、立花先輩・・・器お借りしますね」

姫子「おじさん、おばさん・・・先に謝ります。すいません」

父「え?」

母「?」

冬「?」

姫子「こらっ」ビシッ

冬「いたっ!?」

律「痛そうなデコピンですこと」オホホ

澪「意地悪なご令嬢か」

母「まぁ・・・」

姫子「どうしてまた壁を作ってるの?」

冬「え・・・?」

姫子「私たちは先輩後輩の関係だけど、・・・友達でしょ」

冬「!」

夏「・・・」

姫子「距離を置かれるのは寂しいよ」

紬「・・・」コクリ

憂「・・・うん」

唯「姫ちゃん・・・」

冬「・・・はい」

姫子「・・・」

冬「ごめんなさい・・・わ、私・・・友達できたことなくて・・・」モジモジ

澪「はぅっ」バタン

母「?」

律「気にしないでください」

冬「そ、それで・・・一緒にいる事が今日で終わりだと思って・・・その・・・」モジモジ

唯「はふっ」バタン

父「?」

梓「気にしないでください」

冬「入院していた頃を思い出してしまって・・・」

紬「・・・」



671 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:05:56.70 ID:51PuW/tjo


姫子「だから距離をとったと・・・?」

冬「・・・はい」

姫子「私たちは・・・卒業まで時間があるんだから、まだまだ一緒にいられるよ」

夏「・・・」

冬「・・・本当ですか?」

姫子「うん」

冬「・・・よかった」

律「はぅっ」バタン

唯「・・・っ」グスッ

憂(お姉ちゃん・・・)

唯「夏ちゃん、洗面所どこかな?」

夏「冷蔵庫の所へ行けば分かると思いますけど」

唯「コ、コンタクトがっ」

スタスタ

和「・・・」

律「よーいしょっと、唯の分まで食べちゃおー」

紬「・・・」モグモグ

律「あぁ!豚肉がっ!」

和「おいしかったわ」モグモグ

澪「・・・あ、こっちのもない」

梓「おいひかったれふ」モグモグ

夏「食べながら話すなよ」

梓「・・・」モグモグ



672 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:06:29.87 ID:51PuW/tjo


冬「どうぞ、姫子先輩」

姫子「ありがとう・・・。よそいでもらってなんだけど、肉が多いかな・・・」

冬「あれ?」

夏「野菜が好きだって言ったじゃん」

冬「あ・・・」

律「じゃー私のと取替えっこしようぜー」

澪「お行儀が悪いぞ!」ゴスッ

律「いたぁ!」

冬「ふふっ」

夏「・・・」

父「母さん、ちょっとタバコ吸ってくる」

母「はいはーい」

スタスタ

唯「・・・?」

姫子「おいしいね」モグモグ

冬「はぃ~」ウットリ

夏(タバコなんて吸わないのに・・・)

母「まだ材料あるわよ~」

紬「・・・」キラキラ

和「よく食べるわね・・・」

唯「おいしいよ!」

憂「うん、とってもおいしい」



673 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:07:01.80 ID:51PuW/tjo



――・・・


唯律「「 ごちそうさまでした! 」」

和憂姫子「「「 ごちそうさまでした 」」」

紬「・・・」ペコリ

澪梓「「 ごちそうさまでした・・・ 」」

父「はっはっはー、また来なさい」

母「また来てね」

冬「今日もお世話になりました」ペコリ

姫子「いいって、ごちそうにもなったから」

唯「そうだよ、おいしかったもん」

冬「よかったです」

夏「気をつけて帰ってください」

律「はいよ」

澪「あぁ、おやすみ」

冬夏「「 おやすみなさい 」」

紬「・・・!」

唯「おぉ」

律「じゃあなー!」

唯「バイバーイ」

憂「明日ねー」

梓「バイバイ」

姫子「またあした」

紬「・・・」フリフリ



674 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:08:17.75 ID:51PuW/tjo



律「結構ヘビィだったな・・・」

唯「蛇?ハブ?」

和「話が重かったって事よ」

紬「・・・」

律「命が関わっていたからな」

澪「あぁ・・・」

梓「なんですか?」

姫子「なんでもないよ」

澪「・・・」

律「・・・?」

唯「?」

和「斉藤さんが来てるわよ」

紬「・・・」コクリ

斉藤「・・・」ペコリ

紬「・・・」チョンチョン

梓「どうしたんですか?」

姫子「どうしたの?」

紬「・・・」チラッ

斉藤「かしこまりました」

和「なにをかしこまったのかしら」

斉藤「お二方をお送りいたします」

紬「・・・」コクリ

梓「お願します」

澪「決断はやいなぁ」

姫子「・・・じゃ、お願いねむぎ」

紬「・・・」コクリ

斉藤「どうぞお乗りください」

梓「それでは先輩方、また明日です」

律「じゃーな」

唯「バイバーイ」

梓「」スッ

姫子「乗り込むのはやいなぁ」



675 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/06(火) 19:09:21.22 ID:51PuW/tjo


憂「おやすみなさい」

紬「・・・」フリフリ

澪「あのさ、姫子」

姫子「?」

澪「どうして話をしないの?」

姫子「・・・この子」チラッ

澪「・・・うん」

姫子「一番近い所に居るような気がして」

澪「・・・分かった」

梓「・・・どうしたんですか?」

姫子「なんでもない、お願します斉藤さん」

斉藤「かしこまりました。それでは皆様失礼致します」

和「お気をつけて」

紬「・・・」フリフリ

バタン

ブォオオオオオオオオ

唯「あずにゃんが?」

澪「うん。夏の近い所にいるんだって・・・」

和「それは物理的な話なの?」

律「唯が似てるって言ってたな」

憂「そっか・・・。うん、分かります」

唯「・・・うん」

澪「梓には夏に対して色眼鏡で見てほしくないんじゃないかな」




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