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梓の決意 【非日常系】


けいおんSS梓の決意 より
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1278429699/



管理人:色々な要素が詰まってます。閲覧にご注意下さい。





1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:21:39.73 ID:OcQliBaL0

屍の上で笑っていた。

誰かが死んでいる。
これ誰の死体だっけ?わからない。
・・・というより、もう忘れちゃった。

私、中野梓は
死体を積み上げ、その上に乗り晴天の青空を見上げている。
笑いが込み上げて来るのが我慢できない。

真っ暗な道を歩き続けて来た私。出口はあるのだろうか?

私が狂っているのか。
それとも世界が狂っているのか。
・・・わからない。どうでもいい。

屍の上で生きている私。
生物の授業で習った食物連鎖の図を思い出した。
まるで私は世界の頂点に立っているようだった。



2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:24:47.13 ID:OcQliBaL0

-約2ヶ月前-

バシッ!!ビシッ!!!
夕日が差し込む軽音部の部室に不釣合いな音が鳴り響いている。
テストが近い事もあり、今日は軽いセッションをしただけで
部活を終わりにして下校する事になった。・・・私とムギ先輩を除いて。

「ハァハァ、梓・・・カワイイわよ・・・
 もっともっと私好みの姿にしてあげる・・・フフフ。」

ムギ先輩は高揚した笑顔で鞭を振りかぶる。

バシッ!!!
「キャ!!い・・・痛いです・・・先輩もう・・・やめて下さい・・・。」
私は腕を荒縄で縛られ、天井に付けられた大きいフックのような物に吊らされていた。
足は背伸びをしてギリギリ届くような状態。

「先輩じゃないでしょ?梓・・・覚えの悪い子にはお仕置きしなきゃね・・・。」
ムギ先輩は優しくそう言うと、また鞭を振りかぶった。

バシッ!!!!
「きゃん!!・・・すみません・・・ご、御主人様・・・。」
ブレザーとブラウスを脱がされ、ブラジャーしか身に付けていない上半身を
鞭が容赦なく傷跡を残す。もう何回叩かれたわからない。

「ウフフ。ちゃんと言えるじゃない梓。良い子にはご褒美よ・・・。」
ムギ先輩はそう言うと私のブラジャーをずらした。
「・・・イヤ・・・。」
私の反応を見るとむぎ先輩はクスッと笑った
乳輪の周りを囲むように舌を這わせ、乳房にキス跡を付けながら舐め回す。
鞭で叩かれ、ミミズ腫れになったお腹にも舌を這わされるとゾクゾクした。



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:29:42.66 ID:OcQliBaL0

5分ほど続く愛撫。硬くなった乳首は責めてもらえない。多分わざとだ。

「御主人様・・・あ、あの・・・えーと・・・。」
「なーに?梓。はっきり言いなさい?」
「あの・・・ち、乳首を・・・。」
「乳首を?・・・ウフフ、どうして欲しいの?言わなきゃわからないわ・・・。」
そう言いながらムギ先輩は私の乳房をソフトタッチで撫で回す。
「梓の・・・ち、乳首を・・・責めてください!」
私が言い終わると同時にムギ先輩は私の乳首を甘噛みし、
嘗め回した。部室に私の喘ぎ声が鳴り響く。

「ねぇ、梓。これ見て。」
私は快楽の余韻に浸り閉じていた瞼をうっすら開いた。
ムギ先輩の手には律先輩が忘れて帰ったドラムスティックが握られている。

「これでね・・・。梓の処女を奪っちゃおうかと思うの。」
ムギ先輩は恐ろしい事を言いながら笑っている。
「そ、そんな・・・イヤです!!それだけは・・・。」
処女は大切な人に、大好きな人に捧げたい。
「仕方ないわねぇ。じゃあこっちでどう?」
ムギ先輩はカバンから直径5センチ程の黒光りした棒状のような物を取り出した。

「このバイブとスティック・・・どっちがいい?」
ムギ先輩は笑ってはいるが、目は笑っていない。
恐らくここでどちらも選ばなかったらバイブを入れられる・・・。
それでも・・・どちらも選ぶ事なんて出来ない。
「・・・ど、どっちも・・・イヤです。先輩・・・許して下さい。」
「わからない子ね・・・。」

私はバイブで処女を奪われ、スティックでお尻を犯された。



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:35:05.28 ID:OcQliBaL0

すっかり日が暮れた学校の帰り道、私は泣いた。
とりあえずムギ先輩には開放されたが、
こんな事が毎日のように続くと思うとゾッとする。

私とムギ先輩のこんな関係は2週間ほど前からだ。
それは出口の無い真っ暗な道で、明かりを求め彷徨うような日々の始まりでもあった。

最初はムギ先輩から軽いキスをされた。翌日はディープキス。
キスくらいなら嫌な気はしなかったが、行為は次第にエスカレートした。
1週間に体を求められた時に、私はさすがに拒んだ。
しかしそれが引き金だったかのように、ムギ先輩は変わってしまった。

私を縛り全身を弄び、御主人様と呼ばせるムギ先輩。
他の人が居る時はいつも通り優しいのに・・・。
そして今日・・・処女を奪われた。

学校を休もうか・・・それとも誰かに相談しようか・・・出来ない。
私は心のどこかで望んでいたのだ・・・ムギ先輩が与えてくれる快楽を。
逃れる事の出来ない私のサガを知ってしまったから。

「あれ?あずにゃん!!!」
涙を拭いて、後ろを振り向くと唯先輩と憂が立っていた。



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:39:47.42 ID:OcQliBaL0

「ゆ、唯先輩・・・こんな所で何してるんですか?」
ムギ先輩との行為がバレてるんじゃないかと思ってドキドキした。
そんな訳ないのに・・・。

「ん、ちょっと憂とお出かけしてたの。ね?憂。」
いつものような唯先輩の無邪気な笑顔。
自分が酷く醜く思え、唯先輩の顔を真っ直ぐ見れない。

「・・・うん。梓ちゃんは今頃帰りなの?テスト近いのに・・・。」
憂は唯先輩の後ろから聞いてくる。
・・・暗いせいか憂の顔色が悪く見えた。

「ちょっと図書室で勉強してたの・・・。何か憂・・・顔色悪くない?」
私の小さな嘘と、ごまかしたい為の言葉。

「ちょっと体調悪いからお姉ちゃんと一緒に病院行ってたんだよ。」
憂は顔を伏せて言った。
本当に体調が悪そうだ。元気も無い。

「そうなんだ。じゃあ早く帰って休まないとね。お大事に。」
私はそう言って立ち去ろうとした。
早く帰りたい。2人に何か見抜かれそうで怖い。

「じゃあね、あずにゃん!また明日~!!」
私は2人に手を振って足早に家へ帰った。
シャワーを浴びながらまた泣いた。



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:43:58.16 ID:OcQliBaL0

翌日、学校が終わり部室へ向かった。
いつものようにお茶してから軽く曲を数曲演奏する。

「ちょっと梓!Aメロの入り間違ったでしょ?
 あそこ梓しか弾いてないんだし気を付けて!リズムよれてたし。」
澪先輩が怒っている。確かに間違えた。
この後の事を思うと演奏に身が入らない。身体がうずく。

「・・・すみません・・・。」
私はみんなに向かって謝った。

「まぁまぁ澪、もうすぐテストだし仕方ないよ。休憩して帰ろうぜ!」
律先輩がスティックをスネアに置き
澪先輩の肩に叩きながら笑った。

「賛成!!!律っちゃん良い事言うねぇ!!」
唯先輩がギターを置きはしゃいでる。

ムギ先輩が私に近寄って来た。背中が緊張したように固まってしまう。

「梓、今日は用事があるから遊んであげれないの・・・ごめんね。」
ムギ先輩はそう耳打ちすると、私の耳たぶを甘噛みした。

「アッ・・・。」
私は思わず声をあげてしまったが、誰も気付いてないようだ。

今日は・・・無いんだ。安堵と落胆が入り混じる複雑な気持ちになった。



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:48:24.47 ID:OcQliBaL0

私は学校帰りにある場所へ向かった。
先日、楽器屋に行く途中で見つけた雑貨屋さんだ。
北欧風の家具やカワイイ雑貨が置いてある個人経営の小さな店。
店長はまだ若い男性で、置いてある売り物と一緒でおしゃれでかっこいい。

私はまだ名前もわからない、この店長に惹かれている。
まだ恋かどうかはわからないが・・・お店に行くと優しく声を掛けてくれるのが嬉しいのだ。

お店の外から中を覗いてみた。・・・誰もいない。
ドアにはOPENの看板がかかっている。
ひょっとしたら店の奥で作業しているのかもしれない。
ちょっと驚かせてみようかな・・・ちょっとした悪戯心にワクワクしながら
そっと店のドアを開け店内に入った。

「お客さん来ちゃうから・・・ダメだって。」
店長の声がレジの奥にある倉庫から聞こえた。
・・・店長の他に誰かいるのかな・・・?
私はイケナイと思いながらも倉庫をそっと覗いた。

「いやん。もう1回キスしてよぉ。」
「しょーがないなぁ。もう1回だけだよ?」

店長と抱き合いキスをする澪先輩がいた。



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:54:12.02 ID:OcQliBaL0

私は呆然と立ち尽くしてしまった。
何が何だかわからない・・・。

澪先輩が店長から唇を離し目を開くと、私に気付いたようだった。
店長は私に背を向けているので気が付いていない。
澪先輩は最初こそ驚いたような表情を見せたが、少し意味深に笑うと
もう一度、店長に自ら唇を重ねる。私を見ながら。

私は走って店を出た。泣きながら。
今になって気が付いた。私は店長が好きだったんだ。
今頃気が付いても遅い・・・。だって店長は・・・澪先輩と。

澪先輩にあの雑貨屋を教えたのは私だった。
「ちょっと素敵な店長さんがいるんです。」
・・・以前私がそう話した時、澪先輩は興味なさそうに聞いていた。
それなのに・・・それなのに・・・何で・・・。

店長と澪先輩が愛し合ってるなら仕方ない
・・・そう頭では考えても心が張り裂けそうだ。
この感情は何だろう?
・・・悲しみ・・・違う。
・・・嫉妬・・・違う。
・・・怨み・・・違う。
・・・殺意・・・それだ。



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 00:58:53.59 ID:OcQliBaL0

私はどこをどう走ったかわからなかった。
気が付くと見た事の無い公園にいた。涙が止まらない。

澪先輩をどう殺そうか考えていた。思わず首をブルブルと横に振る。
何を考えているんだ・・・私は。しかし、すぐにまた恐ろしい考えが頭を過ぎる。

「あれー?梓じゃん。こんな所で何やってるんだよ?・・・って、泣いてんのか?」」
声のする方を見ると私服姿の律先輩が立っていた。

「ヒック・・・律先輩・・・。」
私は涙を拭いたが止め処なく涙が溢れて来る。

「どうしたんだ?痴漢にでも会ったか!?」
律先輩は少し声を荒げて聞いてくる。
私は首を横に振った。

「じゃあ・・・ギターが壊れたとか?」
律先輩は少しホッとした様子で聞いてくる。
私は首を横に振った。

「うーん、お腹空いた?」
律先輩は少し楽しそうに聞いてくる。
私は首を横に振った。

「わかった!失恋だろー?」
律先輩は笑いながら聞いてくる。
私は少しためらいながら首を縦に振った。



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:06:46.65 ID:OcQliBaL0

「え?マジかよ・・・ゴメン。」
律先輩は困った顔をしながら謝っている。

「いいんです・・・大丈夫ですから・・・。」
本当は大丈夫じゃない。でも律先輩の必死に謝っている姿を見ると
そう言わずにいられなかった。

「よし。いい物やるよ!!」
律先輩はそう言うとカバンから小さな紙のような物と、茶葉のような物が入った缶を
取り出し何か作り出した。昔、父が吸っていた自分で作る巻きタバコを思い出しす。

「タ、タバコですか!?ダメですよ律先輩!!」
私は慌てて律先輩を止めた。
しかし律先輩は肩で私を遮り馴れた手付きでタバコを巻く。

「まぁ固い事言うなよ。気分が落ち着くし、嫌な事なんて忘れちゃうから。」
律先輩は私に無理やりタバコを渡し、カバンに手を突っ込んで何か探している。

「あ、ライター忘れたんだった!ちょっと待ってろよ梓。
そこのコンビニでライターと飲み物買って来てやるから!」
私が返事をする前に律先輩はコンビニに向かって走り出した。
仕方なく私はタバコを持ったままベンチに腰を下ろす。
タバコなんて吸った事ないが、
少しでも気持ちが落ち着くなら少し吸ってみようかな。などと考えていた。

「君、何を持っているんだい?」
ベンチの後ろには警官が2人立っていた。
背筋が凍り付く。何でこんな時に・・・。

出口の無い真っ暗な道がさらに暗くなる気がした。



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:11:33.31 ID:OcQliBaL0

「君、それタバコだろ?高校生がこんな物吸っていいと思ってるのか?」
年配の警官のが私の手からタバコを取り上げ言ってきた。

ちょうどその時、律先輩がコンビニから出て来て
こちらに向かって来るのが見えた。
しかし警官に気付いたのか途中で歩く方向を変える。
一瞬私の方を見た。・・・何も言うな・・・そんな顔をしていた。

「聞いてるのか?未成年はタバコ吸っちゃダメなんだぞ。」
幸いにも警官は2人とも律先輩に気付かなかったようだ。
タバコ・・・何とか誤魔化さなきゃ・・・。

「おいこれ・・・。」
タバコを取り上げた年配の警官がもう1人の若い警官に何やら耳打ちした。

「君、ちょっとそこの交番まで来てもらうよ。」
年配の警官は私の腕を掴んで強引に立たせた。
若い警官は無線で何やら話をしている。

「はい。高校生の女の子です。・・・そうです間違いないですね。
 ・・・マリファナを所持していました・・・。」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:17:13.46 ID:OcQliBaL0

私は頭が真っ白になった。
マリファナ・・・?テレビでしか聞いた事のない言葉。
どんな物か良くわからないが、
日本の法律で禁止されている事くらいは私でも知っている。
タバコじゃないの・・・?律先輩が・・・マリファナ・・・?

「わ、私、そこのベンチで拾っただけなんです・・・。
 マリファナだなんて・・・知らなかった・・・。」
私は交番に連れて行かれた後パトカーに乗せられた。
近くの警察署に連れて行かれるらしい。私は警官に無実を訴えた。

「詳しくは警察署に着いてから聞くよ。」
年配の警官はパトカーの中で前を向いたまま言った。

警察署に着くと持ち物検査が行われた。
もちろん怪しいものなんて1つも持っていないし、聞かれた事には素直に答えた。

「カバンの中には怪しい物はないようだね。次は別室で身体検査するから
この婦警さんに付いて行って。」
私は混乱したまま言われた通り別室に入った。

「じゃあまずブレザーとブラウス脱いでもらえる?」
婦警さんが事務的なな口調で言った。
私どうなっちゃうんだろ。・・・。
そう考えながらノロノロとブラウスのボタンを外し脱いだ。

「あなた・・・。」
婦警さんがまん丸な目をして私を見ていた。
私は自分の体を見ると、ムギ先輩に鞭で付けられた傷が残っていた。



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:21:31.01 ID:OcQliBaL0

「この傷どうしたの?」
婦警さんは私に近付き真剣な表情で聞いてきた。

「こ、転んだんです・・・。」
わかりやすい嘘を付く。
マリファナの事で頭がいっぱいだった為に
傷の事なんてすっかり忘れていた。

「そんな訳ないでしょ?こんなミミズ腫れになって・・・。
 ・・・学校でイジメられてるの?それとも・・・両親に虐待受けてるの?」
婦警さんは哀れんだ目で必死に聞いてくる。
私は何も言えなかった。・・・SMプレイです。
そんな事言えるはずがない。

「・・・ちょっと腕見せなさい・・・。」
婦警さんが私の腕を取り手首を見た。
手首には荒縄で縛られた後がアザのように残っている。

「まさか・・・男の人に酷い事されたの・・・?」
おしい・・・私はマゾで縛られて喜んでる変態です。
口が裂けても言えない。それを言うくらいなら死んだ方がマシだ。



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:26:53.51 ID:OcQliBaL0

その後、両親も取調べを受けた。
家宅捜索をされたがマリファナは出てこなかったし
尿検査が陰性だった為、とりあえず家に帰れる事になった。
また警察には来なければいけないらしいが。
帰りの車の中で両親に色々聞かれた。

「マリファナは拾っただけで・・・傷は転んだの。・・・心配しないで。」
私は両親にそれだけ言って、後は何を聞かれても黙っていた。
もう疲れた・・・。何も聞かないで。

私は帰ってそうそうベットに潜り込む。
眠気はあるが眠れない。一日で色々な事があり過ぎた。
リビングから両親の怒鳴り声が聞こえる。

「お前の育て方が悪かったんじゃなのか!?」
「アナタこそギターばっかり教えて!!
 ・・・まさかアナタが梓に変な事したんじゃないでしょうね!?」
「そ、そんな訳ないだろ!?」
「いや!近寄らないで!!だいたいアナタは昔から・・・」

夫婦喧嘩は明け方まで続いた。

家族という絆が音を立てて崩れていく。私のせいで・・・。
出口の無い闇が私を笑っている・・・。



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:32:05.12 ID:OcQliBaL0

結局、証拠は出なかった事、私が未成年である事もあり
マリファナは拾ったという事で認めてくれた。
怪我についても私が喋らない以上は事件にはならないようだ。
取調べは1ヶ月にも及び、その間は学校を休んだ。
しかし校長や担任が毎日のように家に訪れ両親との
話し合いが行われていた。

「無実とはいえマリファナなんて学校のイメージが・・・」
「私のクラスにイジメはありません。家庭環境が・・・」
「退学にはさせないで下さい!・・・世間体が・・・」
「私は悪くない・・・。学校の教育方針が・・・」

大人達は、みんな自分を守るので必死だ。
誰も私自身の事を話さない。

みんな死んでしまえばいいのに。
何もかも忘れてムギ先輩の与えてくれる快楽に溺れたい・・・。



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:38:16.92 ID:OcQliBaL0

さらに一週間ほどして私はようやく登校した。
一応、病欠という事になっていたのでクラスのみんなは心配してくれたが
実は援助交際で捕まった・・・人を殺した・・・駆け落ちした・・・
など、ゴシップ記事もビックリする様な噂も流れていた。
私が登校することで噂のほとんんどがデマだとわかってもらえたみたいだが。

放課後、私は部活には出ず帰ることにした。
そう思って帰り支度をしていると後ろから声を掛けられる。

「オッス梓!やっと登校して来たかぁ。」
律先輩だった。

「律先輩・・・何です?」
私は一度だけ律先輩の顔を見た後にすぐ帰り支度の続きをする。

「いやー悪かったな!まさか警官が来るとは思わなかったからさぁ。」

「大丈夫ですよ。先輩の事は何も話してないですから。」
律先輩の聞きたい事はどうせこの事だろう。

「お、やっぱり!?まぁ、こっちに警察来なかったし、大丈夫とは思ってたけど。」
律先輩はホッとした顔で笑いながら言った。
この人も自分の事しか考えてないのか。

「じゃあ、私もう帰るんで。失礼します。」
私は軽く会釈して帰ろうとした。

「梓。もし今後・・・警察にチクったらお前自身も・・・お前の家族も酷い事になるからな。」
律先輩は真剣な表情で言った。
律先輩が酷い目に合えばいいのに。心の中で律先輩を呪った。



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:45:59.61 ID:OcQliBaL0

校門を出たあたりで、また後ろから声を掛けられる。

「あずにゃん!!ちょっと待ってよぉ!!」
唯先輩が走って追いかけて来た。

「唯先輩、お久しぶりです。」
私は唯先輩の方へ向かい直し言った。

「ハァハァ、やっと追いついたよ!久しぶりだね、あずにゃん!
もう帰っちゃうの?ひょっとしてまだ具合悪い?」
唯先輩は息を整えながら聞いてきた。

「はい。・・・まだ体調悪いんで・・・。すみません。」
純粋な唯先輩にこれ以上心配かけたくない。汚れた自分を知られたくない。

「そうなんだ。無理しないでね!何かあったら私に言うんだよ!!
 ・・・それにしても病欠って聞いて本当にビックリしたよ。
 入院先をさわちゃんに聞いても何も教えてくれないしぃ。」
唯先輩は私を心配してくれている。私自身を見てくれている。
それが嬉しかった。泣きそうだった。

「じゃあ私もう行きますね。」
私は振り返って素っ気無く言った。涙を見られたくないから。

「うん!じゃあね、あずにゃん!!良くなったら部室に顔出すんだよ。」

私は何も言わず走り出した。泣きながら。



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:51:32.67 ID:OcQliBaL0

数日後、お昼休みに廊下を1人で歩いているムギ先輩を見つけた。

「ムギ先輩!あの・・・。」
私は勇気を出して声をかけた。久しぶりのムギ先輩・・・カワイイ。
さすがに2人きり以外の時は御主人様と呼ばなくても怒られる事はない。

「あら?久しぶりね。もう体調はいいの?」
ムギ先輩は優しく微笑んでいた。
本性を隠した笑顔が少し怖かった。

「は、はい・・・。あの私・・・。」
私はモジモジしながら言った。
怖い・・・でも、ムギ先輩に虐められたい。
・・・快楽の海に溺れて全てを忘れたい。

「ウフフ。なーに梓。欲しいの?」
ムギ先輩は耳打ちしてきた。
熱い吐息で体がドロドロに溶けてしまいそう。

「・・・はい・・・私もう・・・我慢できなくて・・・。」
処女を奪われて以来、体の疼きが日に日に増してきて
ここ数日は夜1人エッチをしないと眠れなくなってしまった。
もう・・・ムギ先輩がいないとダメな体になってしまったのかも。
今ムギ先輩を目の前にしてそれが確信に変わった。

「ちょっとこっちに来て。」
私はムギ先輩に言われるまま誰もいない
トイレの個室に連れ込まれた。



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 01:57:44.01 ID:OcQliBaL0

「しなさい。」
むぎ先輩は少し微笑むとそれだけ言った。
私はムギ先輩の唇に自分の唇を重ねる。
最初に仕込まれた命令。今では考える前に体が動く。

ムギ先輩は舌を使って私の口の中を愛撫する。
それだけで私の体は雷が走ったように痺れた。

でも何かいつもと違う・・・むぎ先輩はキスに集中していない。
そう思っていると、ムギ先輩は私のスカートをたくし上げ
ショーツの上から性器を指でなぞる。

「アッ・・・。」
私は思わず声をあげ唇を離してしまった。
私の唇とむぎ先輩の唇が唾液の糸を引いている。

「ウフフ。かわいいわよ梓。キスだけで濡れてるのね。」
そう言いながらムギ先輩はブレザーのポケットからピンクローターを取り出した。
何度かこれで乳首やクリトリスを責められイカされた事がある。
・・・いつも持ち歩いているのだろうか?

ムギ先輩は、しゃがんで私のショーツをずらすと
何も言わず性器にローターを押し当てた。
ヌチャッという音と共にローターは何にも拒まれる事なく
すんなり私の性器へ入っていく。

「ンンッ!」
私はそれだけですでにイキそうだった。



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:02:34.76 ID:OcQliBaL0

次の授業を私は性器にローターを入れたまま受ける事になった。
ローターの強さレベルは最弱。微振動がずっと私を刺激し続ける。
もっと強い刺激が欲しい・・・。でもローターのレベルを調整するには
スカートをたくし上げ、ショーツのゴム部分に固定されたツマミをいじらなければならない。
授業中にそんな事ができるわけなかった。
お漏らししたようにショーツがビチャビチャになっている。

放課後、体育館倉庫でムギ先輩と会う約束をしていた。
待ち遠しい・・・。
快楽に溺れて全てを忘れたい・・・。

暗い闇に包まれた道は相変わらず私に出口を与えようとしない。



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:07:29.92 ID:OcQliBaL0

1週間後の放課後、校舎裏に呼び出された。
私は帰り支度を済ませると1人で校舎裏へ向かう。

「梓、久しぶり。」
呼び出した相手は澪先輩だった。

私も澪先輩に会って話がしたかったが、実際何を話していいのかわからず
登校できるようになってからずっと澪先輩を避けていた。

「澪先輩・・・お久しぶりです。
 あの・・・部活に参加できなくて・・・すみません。」
「まだ体調悪いんだろ?・・・いいよ、気にしなくて。」

「でも・・・ギターはちゃんと練習してるんで・・・。」
実際ギターは毎日のように練習している。習慣になっているから。
ムギ先輩との行為も習慣になっていた。

「梓、そんな話より聞きたい事があるんだろ?」
澪先輩は真剣な表情で聞いてくる。
私は怖くて聞く事ができなかった事を
思い切って聞いてみる事にした。

「澪先輩・・・あの雑貨屋さんの店長と・・・つ、付き合ってるんですか?」

「・・・そうよ。」
わかっていた。キスしてたんだから当たり前だ。
涙が溢れる。

「私だって・・・店長の事・・・。」
「好きだったんでしょ?・・・知ってたわよ。」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:15:31.98 ID:OcQliBaL0

「だって梓、店長の事を話すとき目をキラキラさせて
 見た事もない眩しい笑顔なんだもん。誰だって気付くよ。」
澪先輩は悪びれた様子もなく、笑いながら話した。

「だったら・・・何で?」

「梓のその顔が見たかったの。ねぇ今どんな気持ち?悔しい?悲しい?」
澪先輩は瞳を輝かせながら聞いてきた。
言葉の意味がよくわからない。

「何言ってるんですか!?悔しいし、悲しいに決まってるじゃないですか!!!」
私は声を荒げて怒鳴るように言った。

「うんうん。そうだよね。・・・それで他にはどんな風に思った?」
澪先輩はカバンからメモ帳とペンを取り出し何か書き出した。

「な、何やってるんですか?」
澪先輩の行動が理解できずに、私は思わずマヌケな声で聞いてしまった。

「新曲の歌詞なんだけど、友達の好きな人を奪っちゃうような詞にしようかと思って。
 それであの店長に手を出してみたんだけど、イマイチなのよねぇ。何かピンと来ないの。」
当たり前の事のように、あっけらかんと話す澪先輩

「・・・。」
言葉にならない・・・。

「逆に友達に自分の好きな人を盗られるって詞はどうだろ?って思ったから
 梓に色々聞いてみたいのよ。リアルな詞が書けそうだし。」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:21:44.48 ID:OcQliBaL0

「そ、そんな事の為に・・・。澪先輩は店長の事・・・好きじゃないんですか!?」
詞の為に私は・・・こんな辛い思いをしているのか。
澪先輩が店長と愛し合っているなら・・・許せないけど・・・まだ救われる。

「そうねぇ、嫌いじゃないけど好きでもないかな。店長は私にベタ惚れみたいだし、
 しつこく告られたから仕方なく付き合ってるけど。」
澪先輩は笑顔で何かをメモしながら、こちらを見る事もなく話す。

「仕方なく・・・ですか?・・・私はこんなに想い焦がれていたのに・・・。」
店長と相思相愛になれるなら
ムギ先輩との関係を終わりにしたっていい。
律先輩の事も水に流せる気がする。

「いいねぇ、その台詞。使えそうだよ。もっと何かない?」
澪先輩は相変わらずペンを走らせている。

「やめて下さい!・・・私、真剣に話してるんです!!」
怒りで頭が爆発しそうだった。

「まぁまぁ。梓にはムギが居るからいいじゃない。ラブラブなんでしょ?
あんなに太いバイブ入れられてヒーヒーよがっちゃって。」
目の前が真っ暗になった。



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:28:38.83 ID:OcQliBaL0

澪先輩が言うには、最近ムギ先輩が部活に参加しないし
放課後になると笑顔で教室を後にする。
彼氏でもできたんじゃないかと思い、冗談半分で
律先輩と一緒にムギ先輩の後を付けたそうだ。

そして体育館倉庫で目撃された・・・。
私とムギ先輩は部室で会えないのでいつも体育館倉庫で
プレイをしていたのだ。

「人の恋愛に文句言うのもいいけど、ムギを悲しませちゃダメよ?
 じゃあ、また話聞かせてね!」
澪先輩は笑いながら帰って行く。
よりによって澪先輩と律先輩に見られたなんて・・・。



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:33:25.61 ID:OcQliBaL0

ムギ先輩には事情を説明し、しばらく会う事をやめた。

数日後。

ピンポーン
学校から帰宅してギターの練習をしているとインターホンが鳴った。
この時間は家に私1人しかいない。
自室の窓から玄関を覗くと
さわ子先生が玄関の前に立っていた。

「先生!こんにちわ。」
私は玄関を開けてさわ子先生を招き入れる。

「こんにちわ。ちょっと近くまで来たの。ハイ、これお土産のケーキ。」
さわ子先生は笑顔でそう言うとケーキが入った箱を
私に預けてパンプスをぬいで家にあがった。

さわ子先生はマリファナ事件以来、数日置きに家に遊びに来てくれる。
マリファナの事や私の傷の事、教師として知っているとは思うが
何も聞いてこない。私が部活に参加しない事を責める事もしない。
ただケーキやお菓子を食べお茶を飲んでお喋りするだけ。
きっと私の事を心配して様子を見に来てくれているのだろう。

その心遣いか嬉しかった。



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:36:41.60 ID:OcQliBaL0

「先生、コーヒー淹れてくるのでゆっくりしていって下さいね!」
先日、父が美味しいコーヒーを貰ってきたので
それを飲んでもらおう。そう思って私はキッチンへ向かおうとした。

「あら、お構いなく。それに今日は車で来たの。
 コインパーキングに停めたからすぐ帰るわ。」
そう言うとさわ子先生は私の自室へ入って行った。
いつもは電車で来るのに。ちょっと残念だな・・・。

それから30分くらい他愛もないお喋りをした。
先生はいつも通り優しく楽しい。

「あっ!!」
先生がジェスチャーを交えながら話していると
テーブルに手を引っ掛けて、コーヒーカップをひっくり返してしまった。

「キャッ!」
カップに残っていたコーヒーが私のパーカーとスカートにかかった。
ミニスカートだった為に足までコーヒー塗れになってしまった。
相変わらずドジな先生だ。



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:42:38.72 ID:OcQliBaL0

「ごめんなさい・・・。熱くなかった!?」
さわ子先生はティッシュで私の服を拭きながら
心配そうに聞いてくる。

「もう冷めてたから大丈夫ですよ。」
私も服や足を拭きながら言った。

「う・・・。せっかく美味しいコーヒーだったのにぃ・・・。」
一通り拭き終わるとさわ子先生は泣きそうになりながら
唇をとがらせていた。

「ウフフ。また淹れてきますよ。」
さすがに着替えようかな?と思いながら
私は笑って立ち上がる。

「大丈夫よ。先生もう帰るから。
 ・・・それよりその服、染みになっちゃうかもしれないわ。
 先生が片付けておくから洗濯して、ついでにお風呂入っちゃいなさい。
 乾いたらベタベタしちゃうわよ。」
ケーキのお皿を重ねながらさわ子先生は言った。

「そうですね・・・そうします。・・・フフフ。」

「何がおかしいの?」

「先生、何だかお母さんみたいですね。」
マリファナの一件以、家族はギクシャクしていた。
さわ子先生の優しさが母のようで心が温まる。

「コラ!まだそんな歳じゃないわよ・・・。」
さわ子先生は怒った顔をした後に子供のように笑った。



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:47:38.99 ID:OcQliBaL0

私は服を洗濯機に入れてから全自動のスイッチを押しお風呂に入った。
また先生来てくれるといいな。そんな事を考えながら。

お風呂から出て髪を拭きながら部屋へ戻ると
先生はすでに帰った後だった。

洗濯機のブザー音が聞こえる。洗濯が終わったようだ。
干さなきゃ。そう思って廊下に出る。

あれ?
父の部屋のドアが開いていた。父は几帳面でドアを閉め忘れる事はないし
今日は仕事で帰ってこないはず。

私はそっと父の部屋を覗いてみる。・・・誰もいなかった。
しかし何かいつもと違う・・・。

そういえば父が大事にしていたギターが数本なくなっている・・・。
59年製のGibson ES-175、63年製のFenderストラト、65年製のMartin D-28
どれも状態が良かったから全部売れば300万円近くになるだろう。

昨日まであったのに・・・。今朝父はギターを持って出かけてない。
まさか先生が・・・?そんな訳ない・・・。

翌日、さわ子先生は新品のヴィトンのバックを持っていた。



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:54:22.88 ID:OcQliBaL0

どうしよう・・・。さわ子先生に聞いてみようか。
無理だ。もし先生がギターを盗んでいなかったら・・・。
さわ子先生との関係を壊したくなかった。
それにさわ子先生が盗みなんてする訳ない・・・。

たぶん父がメンテナンスにでも出したのかもしれない。
私はモヤモヤしたまま1日を過ごした。

その日の夕方、私が部屋で勉強していると父が帰って来た。

「なぁ梓。俺のギター知らないか?」
私は背筋が凍りついた。

「し、知らないよ・・・」。

ギターと言えど高価な物なので警察に盗難被害を出すことになった。
他に金目の物は盗まれておらず、
数あるギターの中から高価な物だけを狙った犯行。
さわ子先生が家に来た事はいずれバレるかもしれないので
正直に警察に言った。
しかし私がお風呂に入る前に手ぶらで帰ったと嘘を付いた。
さわ子先生が疑われるなんてガマンできない。



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 02:59:11.83 ID:OcQliBaL0

翌日、学校帰りに唯先輩の家へ行く事になった。
ギターの調子が悪いらしい。

「あずにゃん、どうぞ上がって!」

「おじゃまします。」
さっそく唯先輩の部屋へ入った。少し部屋が湿気でジメジメする。

「最近、ギー太が弾きにくいんだよね。15フレットあたりの音がビリビリするし。」
唯先輩はギターを心配そうに眺めている。

「ちょっと見せて下さい。」
ネックが少し反っている。恐らく湿気のせいだろう。
このくらいなら私でも直せそうだ。家から持ってきた工具をカバンから取り出す。
弦を緩めネックを調整し、チューニングを合わせる。
問題なさそうなのでオクターブチューニングして唯先輩にギターを渡した。

「弾いてみてください。多分これで大丈夫だと思うんですけど・・・。」

「・・・おぉ!さすがあずにゃん!!ギー太が元通りだよぉ!!」
唯先輩はそう言いながらギターをかき鳴らしている。
喜んでもらえて良かった。

「梓ちゃん、いらっしゃい。」
憂がおぼんを持って部屋に入って来て、テーブルの上にお菓子と紅茶を置いた。

「梓ちゃん、良かったら食べて。ゆっくりしていってね。」
憂はそう言うと唯先輩の部屋の片づけを始める。



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 03:05:46.22 ID:OcQliBaL0

「ありがとう、憂。いただきます。」
私は工具をカバンに詰めながら憂に言った。
唯先輩は相変わらずギターを弾きまくっている。
無視して紅茶を飲んだ。甘くて美味しい。

「ふぅ。ギー太が直って良かったよ!あずにゃんにお礼しなきゃね。」
唯先輩はギターを置いてお菓子を食べながら言う。

「別にいいですよ。大した事なかったし。
それより湿気取りとか置いた方がいいですよ?」
私は紅茶を飲みながら言った。ギターに湿気は良くない。
特に海外製のギターは日本の気候に合わないのだ。

「うん。わかった!それよりお礼なんだけど、あずにゃんSMプレイが好きなんでしょ?」
唯先輩は思いもかけない事を言った。背筋が凍る。

「な、何言ってるんですか?」
私は紅茶を飲んで誤魔化す。相変わらず憂は片付けをしていた。
唯先輩の言葉が聞こえなかったのか?何かおかしい・・・。

「だってりっちゃんに聞いたよ?ムギちゃんとエッチな事してるって。」

「そ・・・そんな事してないれふ・・・あえ?」
何だか急に眠くなってきた。上手く喋れない・・・。

「睡眠薬が効いてきたみたいだね!お礼きっと喜んでもらえると思うよ。」
意識が薄れていく・・・。



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 03:11:19.36 ID:OcQliBaL0

ピチャ・・・ピチャ・・・
「う・・・ん・・・。」
変な音で目が覚めた。見た事のない天井が見えた。頭がボーッとしている。
私・・・確か唯先輩の部屋で・・・。

「お、目が覚めた?君、あずにゃんっていうんでしょ?」
聞いた事のない男の声にハッとして身体を起す。
私は仰向けで足を広げられた格好でベットの上にいた。
太ってハゲたおじさんが私の性器をパンツの上から舐めている。

「キャー!!誰!?ここどこ!?」
私はおじさんから逃れようとしたが、手をタオルで縛られ
足首をおじさんに掴まれていた為に動けなかった。

「僕は変態おじさんだよぉ。ここはラブホテルさ。
 唯ちゃんに頼まれて、あずにゃんとSMプレイしてるんだよぉ。」
変態おじさんはそう言うと私の太ももを撫で回す。

「やめてよ!!離して!!」
私は何が何だかわからず喚き散らした。

「ウヒヒ。そんな事言って気持ちいいんでしょ?
 あずにゃんのマ○コ、俺の唾液とあずにゃんの愛液が混ざってグチャグチャになってるよぉ。」
確かに性器と子宮が熱い・・・私・・・感じている。だけど認めたくない。

「気持ち悪い事言わないで!!」

「あずにゃん、素直になりなよぉ。憂ちゃんみたいに。」
憂が四つんばいの変態おじさんの後ろから、おじさんのアナルを舐め
ペニスを手でしごいていた。



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 03:16:14.43 ID:OcQliBaL0

「う、憂!何やってるの!?こんな奴のアナルなんて舐めちゃだめ!!」
私は一心不乱に変態おじさんのアナルを舐める憂に向かって叫んだ。

「わお!女子高生がアナルなんて言っちゃって。あずにゃんカワイイなぁ。」
変態おじさんが嬉しそうに言う。
ムギ先輩に仕込まれた言葉がつい出てしまった。

「ウヒヒ。」
変態おじさんは下品に笑うとまた私の性器に顔を埋める。
私は拒むように太ももで変態おじさんの顔を挟んだ。

「あぁ、あずにゃんの太もも気持ちいいなぁ。」
逆効果だった。拒むつもりが逆に変態おじさんを興奮させてしまっている。
仕方なく太ももを放し、足を広げる格好になった。

「お、もうおじさんイキそうだよぉ・・・うっ。」
そう言うと変態おじさんは動きを止めた。
憂にペニスをしごかれ射精している。
初めて見るペニス、初めて見る射精、グロテスクだった。



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 03:19:51.36 ID:OcQliBaL0

変態おじさんは射精の余韻に浸っているために
私の足首を掴んでいる手が少し緩んだ。

チャンス。
私は思い切り足をバタつかせる。
幸運にも私のつま先が変態おじさんの鳩尾に入った。
激しく腕を動かすとタオルも解けた。
変態おじさんは呻きながらうずくまっている

ベットから飛び降りると床に私のカバンが見えた。
それを掴んで逃げようと思ったが、さっきまでうずくまっていたはずの
変態おじさんが起き上がり私の腕を掴んでいる。

「痛いじゃないかぁ!あずにゃん、お仕置きしちゃうよ!?」
お仕置きという言葉に身体がすくんだ。・・・ムギ先輩とのプレイを思い出す。

でもこんな人にお仕置きされたくない。
私は気持ちをしっかり持ちカバンからドライバーを取り出し
変態おじさんに投げつけた。

「いたた!!」
ドライバーは変態おじさんの頭に当たった。
掴まれていた腕が解かれた。



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 03:23:04.21 ID:OcQliBaL0

「憂!!今のうちに逃げよう!!」
シーツに付いた精子を舐めている憂に向かって私は叫んだ。

「・・・私は逃げないよ。まだ犯してもらってないし。」
憂は焦点の合わない目をしてそう言うと
変態おじさんのペニスを咥えだした。
ダメだ・・・憂は壊れている・・・。

私は1人で部屋のドアを開けると走ってエレベーターに乗り込む。
衣服の乱れを直しながら考えた。
唯先輩の事、憂の事。しかし考えがうまくまとまらない。

エレベーターが1階に到着し私はホテルを出た。

「あれ?あずにゃん。変態おじさん気にいらなかったぁ?」
ホテルの出入り口に唯先輩が立っていた。

「唯先輩!どうゆう事なんですか!?説明して下さい!!」
私は唯先輩に掴みかかって怒鳴る。
変態おじさんは唯先輩に頼まれたと言っていた。



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 03:26:21.05 ID:OcQliBaL0

「ん?だってあずにゃんドMの変態なんでしょ?
 変態おじさんはドSだしぃちょうどいいじゃん!」
唯先輩は楽しそうに言った。
心からそう思っていそうだ・・・。

「誰でもいい訳じゃないんです!!」
私は思わず言ってしまった。
これでは私がドMだという事を認めてしまっているようだ。
もっとも、それは事実なのだが・・・。

「憂はどうなんですか!?
 ・・・あんな奴に弄ばれてかわいそうだと思わないんですか!?」
ごまかす様に言ったが、憂が心配な事に違いはない。
恐らくあの様子だと憂も唯先輩に命令されて身体を捧げたのだろう。

「だってぇ、お小遣いなくなっちゃって困ってたのに、
 憂ってばお金貸してくれないんだよ?
 その頃に駅前で変態おじさんに援交しない?って声かけられたの。
 それでね、それでね。処女だったら20万円、その後は1回5万円って言うからさぁ。
 憂に睡眠薬飲ませて売っちゃった。テヘヘ」
唯先輩は悪びれた様子もなく舌を出して笑っていた。
かわいそうな憂・・・。
そういえば以前、唯先輩と憂にたまたま会った時に
憂の顔色が悪かったがあの時もう既に・・・。



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 03:29:42.74 ID:OcQliBaL0

「酷い・・・。唯先輩が自分で援交したらいいじゃないですか!?
 何で憂を・・・。憂がかわいそうです!!」
憂を思うと涙が溢れてきた。
壊れてしまった憂。きっと精神が耐えられなくなったのだろう。

「んー?だって私の処女は好きな人にあげたいもーん。
 憂なら私の為に何でもしてくれるし、いいかなって。」
自分勝手過ぎる・・・。
以前からそういう部分はあったかもしれないがここまでとは・・・。

「それに、かわいそうって言うならあずにゃんも酷いよ?
 だってあずにゃん逃げちゃったっから、今頃は憂すごーく虐められてるんじゃないかなぁ。」
目の前が真っ赤になる。

バシッ!!
私は思わず唯先輩をビンタしてしまった。

「元はと言えば唯先輩が全部悪いんじゃないですか!!責任転換しないで下さい!!!」
私はそれだけ言って走り出した。
これ以上唯先輩と話をしていたら・・・
怒りに任せて唯先輩を殺してしまうかもしれない・・・。



63 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:32:31.67 ID:OcQliBaL0

もう誰も信じられない・・・。
私は家に帰るとシャワーを浴びながら泣き続けた。
ここのところ毎日のように泣いている。

この暗闇に包まれた世界に出口はないのか・・・。

身体をメチャクチャに責められたい・・・。
その快楽が与えてくれる安心感が一時の幻だとわかっている。
だけど幻でも構わない。

みんな死んでしまえばいい。

私は震えながら眠った。



64 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:36:37.60 ID:OcQliBaL0


翌日の放課後、私は唯先輩を学校の屋上に呼び出した。
突き抜けるような青空。風が気持ちいい。

「あずにゃん!何で昨日ぶったのー?痛かったんだからぁ。」
唯先輩は屋上に来るなり口を尖らせ、のん気に言った。
自分がしている事をわかってないのか。罪悪感はないのか。

「すみません。唯先輩・・・。」
私は唯先輩の方を見る事なく
遠くの景色を眺めながら言った。

「お、素直だねぇ、あずにゃん。ジュース1本で許してあげるよ!」
唯先輩は無邪気に笑っている。

「その事じゃないですよ。唯先輩を殺しちゃうけどすみませんって事です。」
そう言いながら唯先輩の方を見た。

唯先輩は唇の端から一筋の血が流れた。

唯先輩の後ろにはナイフを持ったムギ先輩が立っている。



66 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:39:50.30 ID:OcQliBaL0

「え?」
唯先輩はそう言うとまん丸な目をして後ろを振り返る。

「ム、ムギちゃん?・・・ナイフなんて・・・あ、危ないよ?」
まだ状況を理解していない唯先輩。
背中に血が滲んでいる。

「唯ちゃん・・・よくも私の梓をキモイ親父に売ったわね・・・。」
そう言うとムギ先輩は唯先輩の胸を何度もナイフで刺した。
ムギ先輩の顔は醜く歪んでいる。

昨日の夜、私はムギ先輩に電話したのだ。
唯先輩に騙されてキモイ親父に売られた。
そして・・・犯されたと・・・。半分は本当。半分は嘘。
ムギ先輩は私に依存している。
唯先輩が来る前にムギ先輩を屋上に呼んで隠れていてもらった。

以前、澪先輩と律先輩に行為を見られた後に
ムギ先輩にしばらく会わない方がいいと電話した。
その時のムギ先輩はいつもの落ち着いた様子が嘘のように取り乱していた。

「梓がいなきゃ死んじゃう!梓を愛している!!」
いつの間にか私ではなく、ムギ先輩が快楽の海に溺れていたのだ。
後戻り出来ないほどの深みにはまって。



67 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:43:12.75 ID:OcQliBaL0

「む、ムギちゃん・・・い、痛いよ・・・。」
唯先輩はそう言って崩れるように倒れた。
ムギ先輩は倒れた唯先輩を何度も蹴る。
唯先輩は反応しない。・・・唯先輩は・・・死んだ。

「唯ちゃん、死んじゃったの?フフフ。天罰よ・・・。アハハハハ!」
ムギ先輩はナイフを落とし膝を落とした。
涙を流しながら狂ったように笑っている。

いい気味・・・。私は唯先輩が死んだ事に悲しみはわかなかった。

「お姉ちゃん!!」
憂が屋上の出入り口から叫びながら駆け寄って来た。



69 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:47:04.00 ID:OcQliBaL0

「お姉ちゃん!!しっかりして!!」
憂は唯先輩を抱き起こすと泣きながら叫んだ。

「憂ちゃん。唯ちゃんはねぇ、死んで当然なの。だから私が殺してあげたの。」
ムギ先輩は焦点の合わない目で笑顔のまま言った。
その言葉は憂に向けてるように思えたが
実際はムギ先輩自身に言い聞かせているのかもしれない。

「そんな・・・お姉ちゃん・・・。」
憂はいつのまにかムギ先輩の落としたナイフを拾っていた。
ムギ先輩はそれに気付いてないようだ。

「よくも・・・よくもお姉ちゃんを・・・!」
憂はナイフを両手で構えると体ごとムギ先輩にぶつかっていった。

ドンッ!!
ムギ先輩は後ろに倒れる。胸にナイフを刺したまま。

「い、痛い・・・。あぁナイフが・・・。あ、梓・・・助けて。」
ムギ先輩は苦しそうにしながら私に助けを求めていた。

「私・・・もうムギ先輩の事必要ないですから・・・。」



71 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:50:55.09 ID:OcQliBaL0

「そ、そんな・・・。梓・・・私を・・・あ、愛してるんでしょ?」
ムギ先輩は悲しそうに私を見ているが何も感じなかった。

私はムギ先輩の一方的な調教を求めていただけであって
愛を求めていた訳じゃない。
愛してる・・・その言葉を聞いた瞬間に急に冷めてしまった。

「お姉ちゃんの仇です・・・死んで下さい先輩。」
憂は感情のない顔でムギ先輩の首を手で絞めた。
呻きながら手を振りほどこうとするムギ先輩。
しかしナイフで刺されて出血している為か力が入らないようだ。
やがてムギ先輩の体は動かなくなった・・・。

「お姉ちゃん・・・仇はとったよ・・・
 でも・・・お姉ちゃんがいない世界で私は生きていけないよ・・・。」
憂はそう言うとムギ先輩の胸に刺さっているナイフを引き抜き
自分の喉を切り裂いた。



72 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:55:05.22 ID:OcQliBaL0

転がる3体の死体。怖いくらい予定通りだ。

憂には唯先輩が危ないから屋上に来てとだけ電話しておいた。
部室にいた唯先輩と、下校途中だったはずの憂。
ちょうどいい時間差で来てくれた。

憂はどんなに酷い事をされても唯先輩に依存している。
唯先輩がいないと生きていけない哀れな子。

私は携帯を取り出し、部室にいる澪先輩を屋上に呼び出した。
澪先輩・・・私に最初に殺意という感情を植え付けた人。

フフフ。



75 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 03:59:05.53 ID:OcQliBaL0

「梓・・・。用ってな・・・え?」
澪先輩は屋上に出て来るなり3人の死体を見て凍りついた。

「澪先輩・・・どうしたんですか?」
私は何事もなかったように笑顔で澪先輩に聞いた。
澪先輩のマヌケな顔。笑いが自然と込み上げる。

「し、死んでる・・・?梓が・・・やったのか?」
澪先輩は魚みたいに口をパクパクしながら、かすれた声で言った。
これ以上笑わせないでくれ。

「私じゃないですよ。3人とも殺しあって死んだんです。」
実際私はキッカケを作っただけ。
ムギ先輩だって自分から唯先輩を殺すって言ったのだ。

「じゃあ・・・そ、その手に持ってるナイフは何?」
私の手にはムギ先輩のナイフが握られていた。
澪先輩は怯えた表情でナイフを見つめている。

「それで・・・わ、私も殺すの・・・?」
澪先輩は完全に私が3人を殺したと思っている。
違うって言っているのに・・・イラつく。

「このナイフはこうやって使うんです。」
私はナイフで自分の腕を切り裂いた。



78 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 04:03:31.54 ID:OcQliBaL0

腕に血が滲む。痛い・・・だけど・・・気持ちいい。

「キャー!何してるんだよ・・・。」
澪先輩は尻餅をついて悲鳴をあげた。
私は澪先輩を無視して携帯を取り出した。

「もしもし?律先輩、今どこですか!?・・・部室?良かった・・・。
 今すぐ屋上に来て下さい!!澪先輩が・・・。マリファナの事を・・・キャッ!!」
私はそう言って電話を切った。
あまり上手な演技じゃなかったかもしれないけど
単純な律先輩は騙す事が出来ただろう。

「澪先輩・・・。今までお世話になりました。これ持っていて下さい。」
呆然と座り込んでいる澪先輩にナイフを渡した。

「あ・・・。うん。」
澪先輩は混乱しているようで呆然としたままナイフを握り締める。

「どうした梓!?」
律先輩が屋上に飛び出して来た。



81 名前:さるさん来るかも。見てる人いたら支援お願いします:2010/07/07(水) 04:07:42.16 ID:OcQliBaL0

「律先輩!澪先輩がみんなを・・・。」
私は泣きながら座り込んで律先輩に言った。
もちろん嘘泣き。

「な・・・し、死んでるのか・・・?」
律先輩は3人の死体を見つめ呆然とつぶやく。

「澪先輩は・・・律先輩がマリファナ持っている事知っています!
 私も持っていると思ったみたいで、ナイフでマリファナ出せって脅されました。
 それで止めようとした3人をナイフで次々と・・・。」
穴だらけの台本だが、実際3人の死体があるこの状況で
律先輩はまともな判断は出来ないだろう。

「澪・・・ほ、本当か!?」
律先輩は若干落ち着きを取り戻した様子で澪先輩に聞いた。

「ち、違う!!私じゃない・・・。」
混乱している澪先輩はそれを言うのがやっとな様子。

「澪先輩はマリファナを渡さないと・・・警察に言うって言ってました。
 私の事も。律先輩のことも・・・バラすって。見てください、この傷!
 抵抗した私も澪先輩の持っているナイフで切られました!」



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:11:07.65 ID:OcQliBaL0

「てめぇ澪!!マリファナの事どうやって知った!?
 バラせるものならバラしてみやがれ!酷い目に合わすぞ!?」
フフフ。さすが単純で馬鹿な律先輩。
すぐ騙されちゃうんだから。

律先輩はゆっくり澪先輩に歩み寄る。

「ち、違うの!私マリファナなんて知らない!
 梓が・・・梓が3人を殺したのよ!!」
澪先輩は泣きながら、震えながら言った。

「じゃあ何で梓が怪我してんだよ!?」
律先輩は鬼のような形相で澪先輩に近付く。

「いや・・・。来ないで!・・・来ないで律!!・・・私の話を聞いて!!」
澪先輩は律先輩にナイフを向けた。
主張すればするほど嘘臭くなる真実。

私はそっと立ち上がり律先輩に近付いた。

「澪・・・。私も刺すのか!?みんなを刺し・・・あっ!!」
私は律先輩の身体を後ろからそっと押した。
律先輩はナイフに吸い込まれるように倒れた。

グサッ



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:14:43.92 ID:OcQliBaL0


「み、澪・・・本当に刺しやがった・・・な・・・。」
律先輩は胸にナイフが刺さり血が流れ出してきていた。

「そ、そんなつもりじゃ・・・あぁ・・・ご、ごめん律。」
2人は突然の出来事で気が動転しているのか、
私が律先輩を押した事に気が付いていなかった。
・・・つまらない。

「ふ、ふざけんな!」
律先輩はそう言うと自分の胸に刺さったナイフを引き抜いた。
血が噴水のように溢れ出す。

「澪・・・お前も道連れに殺してやる!」
律先輩は最後の力を振り絞るようにナイフを掲げると
澪先輩の胸にナイフを突き立てた。

「ギャッ!!」
澪先輩の悲鳴・・・倒れる2人・・・



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:17:09.76 ID:OcQliBaL0

「何だ・・・ちょっと予定と狂っちゃったな。
 澪先輩は私の手で直接殺したかったのに・・・。」
私はそうつぶやいて澪先輩の死体を蹴った。

次は・・・。

私は校舎内に戻りさわ子先生を探した。
父のギターの真相を突き止めたい。というよりさわ子先生が
犯人なのか知りたい。今になってそう思ったからだ。

職員室近くの廊下にさわ子先生はいた。
別の先生と何か話している。

私は物陰に隠れ、さわ子先生が1人になるのを待つ事にした。



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:19:43.68 ID:OcQliBaL0

さわ子先生ともう1人の先生の会話が聞こえる。

「さわ子先生、それフランクミューラーの時計じゃないですか!
 高かったでしょう?」

「そうなの。ここだけの話、130万円もしたのよ。」

「この間ヴィトンのバック買ったばかりじゃないですか。
 あれも20万くらいしますもんね。・・・もしかして彼氏からの贈り物?」

「違うわわよ。ちょっとギターを何本か売ったから臨時収入があったの。」

「ギターってそんな高く売れるんですか!?」

「ヴィンテージのギターだったからね。高く売れるのよ。」

ビンゴ。
わざわざ聞く手間が省けた。



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:22:14.65 ID:OcQliBaL0

さわ子先生が1人になったところで声を掛けた。

「先生!!大変です!!ちょっと来て下さい!!」
私はそう言うと屋上へ向かって走り出す。

「梓ちゃん。ど、どうしたの?待って!!」
さわ子先生も只ならぬ雰囲気を感じたのか走ってついて来た。

私は階段を駆け上がり、屋上へ続くドアの前でさわ子先生を待つ。
さわ子先生は息切れしながら少し遅れて到着した。

「ハァハァ、な、何が大変なの!?」
さわ子先生は息を整えながら言った。

「先生が大変な事になるんですよ。」
私はそう言ってさわ子先生を階段から突き落とした。



91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:27:16.69 ID:OcQliBaL0

「キャッ!!」
さわ子先生は悲鳴を上げ階段を転げ落ち
踊り場で大の字に転がって止まった。

「うっ、い、痛い・・・。」
さわ子先生は呻き声をあげていた。
まだ生きている。この程度で死んでもらっては困るが。
私は階段を降りさわ子先生に近付いた。

「先生、悪い事しちゃダメなんですよ。」
そう言って私はさわ子先生の髪を持ち
引きずりながら階段を登った。

「キャ!や、やめて・・・痛いわよ・・・!」
さわ子先生はどこか骨でも折れてるのか、
言葉以外はほとんど抵抗してこなかった。
途中、掴んでいた髪の毛が抜けたり、手が滑って
何度も先生の身体を階段に落とし、
ぶつけたが何とか屋上まで運んでこれた。

腕の傷が痛んだ。そんなのどうでも良かった。



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:31:10.50 ID:OcQliBaL0

「いたたた・・・。梓ちゃん何するの!?酷いじゃ・・・ない。」
さわ子先生は屋上に転がる死体を見て言葉を失った。

「な、何・・・これ・・・。」
全身を打ち付けた為に起き上がれないさわ子先生は
首だけ動かし死体を見ていた。

「先生、他の人はどうでもいいんです。ギター盗んだの・・・先生ですね?」
私はさわ子先生の胸倉を掴み上半身を引っ張り上げ言った。

「アナタのお父さんのギターの事?私のトコにも警察来たけど私じゃないわ。」
私はさわ子先生の胸倉を離した。

ゴン!!

「ギャッ!!」
急に支えを失ったさわ子先生の身体は
頭からコンクリートの地面に落ちた。

「さっき聞いたんです。ギター売ったお金で時計やバック買ったって。」
もう一度さわ子先生の胸倉を引っ張り上げ聞いた。

「いたた・・・。ち、違うわよ。私が売ったギターは知り合いから譲ってもら・・・」
さわ子先生が喋り終わる前に胸倉を離した。

ゴン!!
さわ子先生は上半身に力が入らないようで、また頭をコンクリートに打ち付けた。



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:34:26.60 ID:OcQliBaL0

さわ子先生はぐったりしている。
まだ生きているようだが・・・。

「みんな簡単に死んだのに先生はなかなか死にませんね。」
私がそう言うと同時に携帯が鳴った。父からだ。

「・・・もしもし?」
『もしもし、梓か?今、警察から電話あってギター泥棒の犯人が捕まったぞ!』
「え・・・?」
私はさわ子先生の方を見た。
『犯人は近所のギターマニアだったらしい。帰ったら詳しく話すから。じゃあな。』
電話は切れた。

さわ子先生・・・犯人じゃなかったんだ。

「うっ・・・も、もうやめて・・・私は・・・ち、違う。」
さわ子先生は苦しそうに言った。

私はさわ子先生の胸倉を掴んで手を離した。
骨が砕けるような音がする・・・さわ子先生は絶命していた。



99 名前:さるさん来た!支援お願いします!:2010/07/07(水) 04:42:05.96 ID:OcQliBaL0

もう・・・どうでもいいや。
さわ子先生も死んじゃえばいい。どうせ助からなかっただろうし。
こんな世界には飽き飽きだ。
みんな死んじゃえばいい。

私はみんなの死体を積み上げ、その上に乗って空を見上げた。
すがすがしい気分だった。

笑い声がする・・・。誰だろう?
周りを見回すが誰もいない。

笑い声の主は自分だった。
私は大声で笑っていた。



103 名前:さるさん来た!支援お願いします!:2010/07/07(水) 04:45:15.28 ID:OcQliBaL0

暗くなるまで屋上で空を見ていた。
夕日が美しかった。闇は心地よかった。

もう学校には誰もいないようだ。

私は唯先輩のポケットから携帯を取り出し
発信履歴から1つの番号を見つけた。変態おじさん・・・。

私は変態おじさんに電話を掛ける。

『もしもし唯ちゃん?』
「もしもし・・・私、梓です。」
『あずにゃん!この間はびっくりしたよぉ。』
「ごめんなさい・・・おじさんが素敵だったから気が動転して・・・今お暇ですか・・・?」
『ウヒヒ。暇だよぉ。エッチしようか?』
「はい・・・。梓を虐めて下さい。」
『やったぁ!今どこにいるのぉ?』
「学校です。もう学校には誰もいないから・・・学校でしませんか?」



107 名前:さるさん来た!支援お願いします!:2010/07/07(水) 04:48:52.90 ID:OcQliBaL0

私は電話を切って唯先輩の携帯を叩き壊した。

変態おじさんは20分くらいで部室に来る。
部室の場所は、以前にも深夜の学校で憂と援交したらしく
その時にも部室を使ったので知っているそうだ。
吐き気がする。

私は部室に戻り紙にメッセージを書いた。

     おじさまへ
 屋上で待ってます。
 このナイフで私の服を切り裂いて
 生まれたままの姿にして犯して下さい。
 
         アナタの梓より

手紙とナイフをテーブルの上に置いた。



108 名前:さるさん来た!支援お願いします!:2010/07/07(水) 04:51:12.97 ID:OcQliBaL0

部室の窓から外を見ていると
人影がキョロキョロしながら校内に入って来るのが見えた。
変態おじさんだ。

私は部室の倉庫に隠れる。

しばらくすると部室のドアが開く音がした。

「あーずにゃん!来たよぉ!!あれ・・・?」
変態おじさんの声・・・体がゾワッとした。

「・・・屋上かぁ。ウヒヒ!メチャクチャに犯しちゃうぞぉ」
変態おじさんはドアを開け走って行った。

私は倉庫を出て手紙をシュレッターにかけ捨てた。

携帯を取り出し警察にかける。
「もしもし・・・助けて・・・。」



110 名前:さるさん来た!支援お願いします!:2010/07/07(水) 04:56:07.00 ID:OcQliBaL0

変態おじさんは殺人の現行犯で逮捕された。
屋上で先輩たちの死体を犯していたらしい。

婦女暴行、援交、などの余罪が次々と発覚し、連日メディアを賑わせた。
唯先輩の携帯に発信記録が残っていたらしいが
変態おじさんが携帯をいじったんじゃないかという事になったらしい。
実際、他の先輩の携帯を先輩たちの性器に突っ込んだりしていたそうだ。

私は事件の生き残りとして
毎日のように取材を受けている。
最初は恥ずかしかったけど
馴れて来るとカメラに写る事が快感に変わった。

「ねぇ、君。CDデビューしない?」
レコード会社の人に声をかけられたのは
事件から一ヶ月ほど経ってからだった。



113 名前:さるさん来た!支援お願いします!:2010/07/07(水) 04:59:13.47 ID:OcQliBaL0

半年後、私は悲劇のヒロインとしてCDデビューした。
CDは50万枚売れ、着うたは200万ダウンロードされた。
新人としては異例の売れ方だらしい。
レコード会社のスタッフは今年の新人賞は間違いないと言っていた。

「梓さん、そろそろお願いしまーす!」
インカムを付けたスタッフが言う。

今日は初ライブだ。
チケットは即ソールドアウトだった。

今は機材なんて自分で準備する必要ない。
弦もギターテクニシャンが張り替えてくれる。
衣装は有名なデザイナーが今回のライブ用に作ってくれた衣装だ。

私は楽屋を出てステージに向かった。



115 名前:さるさん来た!支援お願いします!:2010/07/07(水) 05:02:52.56 ID:OcQliBaL0

「宜しくお願いしまーす!」
スタッフが次々と声をかけてくる。

暗闇の世界からの出口をようやく見つけた気がした。
私の未来は約束され、世界は光り輝いている。

ステージわきでギターを受け取った。
私の為だけに作られた梓モデルのギターだ。

私は眩しい照明の中でギターをかき鳴らし歌った。
湧き上がる歓声が気持ちいい。

目を輝かせる客、一流のバックミュージシャン、スタイリスト、PA、照明、
ステージ下にいる警備員、名前も知らないスタッフ、
多くの人が私の為に動いている。
世界が私を中心に回っているような気がした。

あっという間に2曲を演奏した。



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:05:22.21 ID:OcQliBaL0

「こんばんわ。中野梓です。」
会場が静まり返る。

「私は・・・辛い事があったけど・・・
 精一杯歌うので最後まで聞いて下さいね!」
歓声と拍手が雨のように降り注いだ。

私は目を閉じて快感に浸る。
あぁ、気持ちいい・・・。

グサッ!!

「え?」

会場が一瞬静まり返り、ざわめき出す。

目を開けると、さっきまでステージの下にいた警備員が目の前にいる。
警備員は雑貨屋の店長だった。



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:07:55.93 ID:OcQliBaL0

視界の片隅で慌てて駆け寄るスタッフや他の警備員が見えた。
私の胸にはナイフが刺さっている。

「澪の仇だ!お前が殺したんだろ?澪も・・・他の人も・・・。」
店長は私に耳打ちした後にスタッフに取り押さえられた。

そうか・・・あの時、澪先輩だけ死んだのを確認しなかった。
澪先輩は律先輩に刺された後も少しの時間だけ生きていたのかもしれない。
私がさわ子先生を探しに行っている間に店長に電話したんだろう。
その後に死んだ・・・。辻褄が合う。

「未成年は罪が軽いからな!俺が裁いてやったんだ!!ざまみろ!!」
店長はそう叫んだ。

身体に力が入らない。私は膝から崩れ落ちた。
意識が薄れていく。何も聞こえない。

ヤダ・・・もう暗闇に帰りたくないんだ・・・。
光に包まれていたいんだ。

音の無い暗闇が私を包んだ。今度は出口はないだろう。

-END-



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:10:45.26 ID:OcQliBaL0

終わりです!
初めてけいおんのSS書きましたが
キャラ同士の呼び名など改めて考えると
わからない事ばっかりでしたwww

勢いで書いたので矛盾、駄文、見逃してくださいwww

支援ありがとうございました!!




119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:09:16.38 ID:wxzPpB1C0

報われなさすぎワロタ



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:12:03.33 ID:u7Llh3OeO

仕方ないさ
最後にステージ立てたし前好きだった人に刺されただけましじゃね

おつ



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:12:30.97 ID:c7WRRJrF0

おつかれ!
面白かった



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:12:46.79 ID:zQVeQ12jO

まさかの店長エンド



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 05:13:59.53 ID:e5uW88Db0





128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 09:44:20.08 ID:I6fYE8Q70





130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 11:29:42.26 ID:Bb/+NUKlO

救いようがねえ…
久々に読みごたえあった






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梓の決意
[ 2011/10/25 22:49 ] 非日常系 | | CM(0)

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