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紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#9月20日 後編 【クロス】


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紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#index




782 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:23:31.47 ID:Rdx6fWIoo



―――――河川敷


ザァーーー

梓「そんな・・・」

紬「・・・」

澪「着いた途端に雨・・・か・・・」

律「この中に雨女がいるのですわ!」

唯「まぁ、その人は年中テルテル坊主を持参させなきゃいけませんことよ!」

梓「台詞が適当になってますよ。唯先輩飽きてませんか?」

唯「・・・うん」

律「私が無理やり付き合わせたみたいじゃないか!」

唯「・・・」

律「否定しろー!」ギャー

澪「通り雨だろうな・・・。向こうは晴れてる」

紬「・・・」コクリ

唯「ういに傘を持ってきてもらおう」ピッピッ

梓(あの時もこうやって憂と純と・・・)

紬「・・・」ジー

梓「どうしたんですか?」

ギュ

梓「?」

紬「・・・」グイグイ

タッタッタ

澪「・・・」

律「雨降ってんだぞ?」

紬「・・・」キリ

梓「・・・私着替え持ってきていないんですよ?」

ザァーーーー

紬「・・・」スッ

唯「ん?両手を上げて・・・降参?」

律「なににだよ」

紬「・・・」クイッ

梓「・・・」

ザァーーー

澪「風邪・・・ひくぞ・・・」

紬「・・・」クィックィッ

律「なにしてんだよむぎ・・・」

唯「ひょっとして・・・」

澪「鍵盤を弾いているのか・・・?」



783 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:24:27.12 ID:Rdx6fWIoo


紬「・・・」クィックィッ

梓「・・・・・・うん」

紬「!」

律「マジか・・・」

澪「唯・・・今の聴こえた・・・?」

唯「・・・多分・・・うんって言ったんだと思う」

紬「・・・」コクリ

律「・・・」

紬「・・・」クィックィッ

梓「・・・こっちの台詞ですよ」

澪「・・・どうしたの・・・かな」

唯「う、うん・・・」

律「・・・」

紬「・・・」

梓「どうして、私たち雨にうたれているんですか?」

紬「・・・」クィックィッ

律「・・・梓が・・・」

梓「・・・」

紬「・・・」クィックィッ

唯「今考えて・・・」

梓「・・・」

紬「・・・」クィックィッ

澪「いる事を・・・」

紬「・・・」クィックィッ

澪律唯「「「 教えて・・・ 」」」

梓「・・・」

紬「・・・」



784 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:26:13.32 ID:Rdx6fWIoo



はぁ・・・

どうしていつも先を行かれるのかな

こっちが聞きたかった事なのに


砂浜で一点を取ってはしゃぐ私たちを見てなにを思っていたのかを

どう聞き出そうかと考えていたのに

それを先に聞かれたら困るじゃないですか


前ここで雨宿りをした時のように

雨にうたれるのもいいかなと思っていた時に手を引かれた


この気持ちを伝える言葉を私は知らない

嬉しい、楽しい、照れる、こそばゆい、清々しい、恥ずかしい、晴れる、くすぐったい

どれも合っていてどれも違う


もう!

あなたのことを考えていたんですよ、むぎせんぱい!



785 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:27:03.84 ID:Rdx6fWIoo


ザァーーーー

梓「あなたのことを考えていたんですよ、むぎせんぱい!」

紬「・・・」ポッ

梓「なんですか、その反応は!・・・もぅ」

唯「あっずにゃーん!」ダキッ

澪「ふふっ、バカだな私たち。雨にうたれてなにしてんだろうな」

律「へへっ、まったくだ」

紬「・・・」クィックィッ

梓「空中で鍵盤を弾かないでください、難しいですよ」

紬「・・・」ニコニコ

梓「はぁー・・・」

唯「空になにが見えるの、あずにゃん?」

梓「雲しかないじゃないですか」

澪「本当だ・・・」

律「雲だけだなー」

紬「・・・」



786 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:28:16.79 ID:Rdx6fWIoo




あなたの明日がきっといい日であるように

あなたと大切な人が笑顔でいられるように

あなたの心の中に優しい雨が降るように

あなたの周りに柔らかな風が吹くように

先輩たちと雲―空を眺めて

少し冷たい雨にうたれて

今を止めて欲しいと心から願った






紬「・・・」

梓「・・・」

唯「・・・」

律「・・・」

澪「・・・」







トメテシマエバイイ



787 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:29:59.90 ID:Rdx6fWIoo



そんな事できる訳がない


デキル


何を言って


イカナイデホシイトイエバイイ


―。


ソウスレバトジコモッテイラレル


―。


トビラヲトジテソノジカンヲエイエンニオモエバイイ


それは・・・いいね


ジカンガナガレテトシヲトッテモコノジカンハズットクリカエス


素敵な時間だから私の中で永遠に繰り返す


アタラシイキセツガコノジカンヲヌリツブス


新しい経験が楽しかった想い出を押しのけてしまうように


ソレハエイエンダ


うん、この時間を永遠に繰り返すのはいいね。とても捨てがたい


ラクデイラレル


うん


ドイツヘイカナイデクダサイ


もう遅いよ


ズットココニイテクダサイ


私はむぎせんぱいの隣を歩きたいから


ワタシタチトイッショニイマショウ


たとえ、今のこの時間を忘れてしまっても


モットオモイデヲフヤシマショウ


『最高の場所』に辿り着く為に



788 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:31:02.59 ID:Rdx6fWIoo



紬「・・・」

唯「あずにゃん?」

梓「なんですか?って離れてください!」

律「・・・」

澪「・・・」

紬「・・・」

唯「泣いてるの?」

梓「違いますよ、これは雨です。唯先輩も泣いてるじゃないですか」

唯「泣いてないよ~」

律「みお・・・」

澪「そんな声で言っても私は泣いてないからな」

紬「・・・」スッ

律「私も泣いてないっつの!」



789 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:31:49.05 ID:Rdx6fWIoo



唯「みんなうちへおいでよっ!」

梓「どうするんですか」

唯「アイロンをかければいいんだよ」

律「私たち3人はすぐ乾くな!いっそげー!」

タッタッタ

澪「まて、りつっ!」ダッ

タッタッタ

紬「・・・!」ダッ

タッタッタ

唯「行こうよあずにゃん!」

ギュ

梓「唯先輩・・・私ウソをツキました」

唯「ん?」

梓「なんでもないです!」



790 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:33:07.42 ID:Rdx6fWIoo


ザァーーー


憂「あめあめふれふれかあさんが~♪ じゃのめで・・・あ」

律「憂ちゃーん!」

・・・タッタッタ

澪「先に行ってるな!」

タッタッタ・・・

憂「どちらへ・・・?」

紬「・・・!」

憂「あ、紬さん・・・どうしたんですか?」

紬「・・・」ニコ

タッタッタ

憂「お姉ちゃんと一緒じゃないのかな・・・?」

唯「うーいー!」

梓「・・・」

タッタッタ

憂「お姉ちゃん・・・。梓ちゃんこの傘使って」

梓「ありがとう」

バサッ

唯「えぇ~、意味無いよ~」

憂「さっき紬さんたちが走っていったけど・・・お家に向かっているの?」

唯「そだよ~。服を乾かさなきゃね」

憂「そっか・・・。ビックリするかも」クスクス

梓「誰が?」

憂「律さん達がだよ」



791 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:34:40.04 ID:Rdx6fWIoo



ピンポーン

澪「なんでチャイムを押すんだ?」

律「おばさんたちがいるかもしれないだろ。風邪をひいたら大変だ」

タッタッタ

紬「・・・」フゥ

ガチャ

いちご「・・・おかえり」

紬「?」

澪「すいません間違えました」ペコリ

律「平沢さんのお宅だと思いました。失礼しました」ペコリ

いちご「・・・そうなんだ」

バタン

紬「???」

澪「ビックリした・・・いちごに似た人が出たからな」

律「そうだな、隣の家か」

澪「しっかりしないとな、行こう律」

律「おぅ!」

タッタッタ

ガチャ

いちご「ここ、平沢家だよ」

紬「・・・」ポカーン

和「どうしたのよ・・・タオル持ってくるわね」

紬「・・・?」

いちご「とりあえず入って」

紬「・・・」コクリ



792 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/07(水) 20:36:35.16 ID:Rdx6fWIoo



澪「バカ律!」

律「澪だって間違えただろ!」

唯「ちょいとお二人さん、人の家の前でケンカしないでおくれやす」

澪「律がここを平沢家じゃないというから!」

律「家の形くらい覚えとけよ!」

澪「それはこっちの台詞だ!」

梓「どうしてケンカしているんですか・・・?」

律「それが聞いてくれよ。澪ったらさぁ」

澪「私のせいにするなっ!」

憂「とりあえず中へどうぞ」

スタスタ

唯「風邪ひいちゃうよ~」

澪「律が隣の家のチャイムボタン押したんだよ」

梓「はぁ・・・」

律「押したのは私だけどな、同意したのは澪だぞ」

澪「そしたら中から知らない人が出てきてさ」

ガチャ

唯「どうぞ~」

律「平沢さんのお家はそこですよってここを指すんだよ。当たり前だよな」

澪「あぁ・・・私たち二人勘違いしていたんだよ」

いちご「・・・おかえり」

律澪「「 ただいま 」」

和「ほら、タオル。頭拭いて」

梓「ありがとうございます」

律「まったく」ゴシゴシ

澪「いちごがここにいても不思議じゃないだろっ」ゴシゴシ

律「それはこっちの台詞でもあるんだぜー?」ゴシゴシ

澪「お互い止めなかったからこうなったんだ」ゴシゴシ

律「・・・うん」ゴシゴシ

憂「お茶持っていきますから、居間で座っていてください」

澪律「「 ありがと 」」



793 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:21:59.35 ID:blc7RTMpo


梓「・・・」

澪「・・・ふぅ」

律「・・・無駄に疲れた」

姫子「全部聞こえてたよ。仲いいね」

風子「羨ましいよね」

冬「・・・っ」プクク

律「なんでここにいんだよ」

姫子「憂と和に誘われただけだよ」

梓「冬は?」

冬「病院の帰りに風子さんと会って、
  風子さんと買い物してる時に憂と和さんといちごさんに会ったの」

澪「なるほどな」ゴシゴシ

梓「あれ、唯先輩とむぎせんぱいは?」

憂「二人ともお風呂入ってるよ」

梓「なんと・・・」

冬「あ、続きみていいかな?」

憂「あー・・・、今度にしよっか」

姫子「・・・」ニヤリ

風子「どうして?」

澪「映画・・・?」

律「邪魔したな。続き見ていいぞ」

憂「えー・・・っと・・・」

姫子「大丈夫、本人の承諾を得たから」

澪「?」

憂「あ・・・私、和さんとアイロンかけてきます」

スタスタ

澪「急いでどうしたんだろ・・・」

律「?」

冬「次は大阪でしたね」

姫子「そうだね~・・・名古屋までみたよね」

澪「もしかしてっ!待つんだ冬!」

冬「え?」



794 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:22:29.32 ID:blc7RTMpo


風子「再生~」

ピッ

 律『私は田井中律!』

 澪『秋山澪です』

 唯『平沢唯!』

 唯律『『放課後ティータイムです!』』

 梓『むぎ先輩がいないじゃないですか!』プンスカ

 澪『まぁまぁ』

澪「見られたぁ・・・」ヘナヘナ

冬「見てて楽しいですよ?」

澪「見てる分にはね・・・こっちは恥ずかしいんだ・・・」

姫子「梓・・・見られる?」

梓「・・・はい」

風子「よかった・・・」

冬「・・・あ、すいません・・・無神経でした」

梓「むぎせんぱいも見ることができると思う。だって、強い人だから」

姫子「・・・」

律「・・・」

澪「そうだな・・・」

梓(記憶の中のむぎせんぱいも、DVDに写る夏のむぎせんぱいも、今のむぎせんぱいも
  全部がむぎせんぱいなんだか)



795 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:23:04.95 ID:blc7RTMpo


――・・・

冬「楽しそうな旅でしたね」

姫子「うん。みんな活き活きしてた」

律「そう言われると照れるな」テレテレ

澪「・・・」カァァ

梓(やっぱり・・・心が痛い・・・)

いちご「・・・お待たせ」

律「なんだこれ」

いちご「さーたーあんだぎー」

澪「え?」

いちご「・・・さーたーあんだーぎー」

律「ごめんもう一度言って」

いちご「・・・・・・さーたあんだーぎー」

姫子「毎回発音が違うよね」

冬「・・・っ」プクク

いちご「コホン・・・さーたーあんだぎー」

風子「さぁたぁーあんだぁぎぃ」

いちご「・・・怒るよ?」

風子「バカにしてないよ!」

冬「ブフッ」

律「ドーナツ?」

いちご「うん。これを学園祭に出そうかと思って」

姫子「他にもカステラ、プリン、水あめ、・・・ベッコウ飴」

律「うわっ、懐かしい!」

澪「理科の実験で作ったよなりつ!」

律「あぁ作った!焦げたんだよな!」

澪「そうそう!」

梓「同窓会みたいですね」

唯「おや、楽しそうですな」ゴシゴシ

紬「・・・」ゴシゴシ

憂「梓ちゃん、お風呂どうぞ」

梓「いいの?」

和「風邪ひいたら学園祭に支障をきたすわよ」

梓「お言葉に甘えます」ササッ

風子「猫の如し・・・」

律「もぐもぐ・・・うめえ!」

憂「お茶用意しますね」



796 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:23:51.86 ID:blc7RTMpo


紬「・・・」スタスタ

憂「紬さんも座っててください」

紬「・・・」キリ

憂「それでは、お願します」ニコニコ

スタスタ

冬「おいしいですね」モグモグ

律「あぶらっこくないか?」

いちご「それがいいんだって」

律「ふーん・・・沖縄の料理って濃いのばっかりだな」モグモグ

唯「それがいいんだよ」モグモグ

澪「あ、冬に聞きたいんだけど・・・。『ガイアス』って知ってる?」

冬「知ってますよ。相馬さんの記事をアップロードした会社ですよね」

澪「あ、そう・・・さすがだ・・・」

さわ子「知ってたのね」

澪「ッ!?」ビクッ

唯「うまさんがどうしたって?」

冬「相馬です!」

唯「う、うん・・・」

律「さわちゃんどこから・・・」

さわ子「秘密よ」

和「秘密にされると平沢家が困りますよ」

未知子「玄関から・・・」

姫子「・・・未知子と多恵も?」

多恵「さわ子先生が来いって・・・」

さわ子「予定が無いならいいじゃない」

唯「万来万来~♪」

澪「記事を読んでどうだった?」

冬「いつも相馬さんの記事には心が踊らされます・・・。
  自分が旅をしているような気持ちになれるんですよ
  それが楽しくて、心が弾んで、読む度に新しい発見があって・・・。他の読者の心も掴んで」

律「スイッチ入ったとか・・・?」

姫子「入ったねぇ」

冬「文字の一つ一つが情景と変わるんです。
  それはもう目の前に鮮明に・・・。北海道の記事もそうでしたけど
  4年の月日が相馬さんを更に磨き上げたといいましょうか」

澪「・・・」

和「・・・」

唯「いちごちゃんが作ったの?」モグモグ

いちご「憂ちゃんと一緒に・・・」

姫子「梓から電話をもらって、いちごにメールしたら作ってみようって話になって」

律「いや、姫子は冬の話をちゃんと聞けよ」

姫子「これで3回目だからいいよ・・・」

律「あ、そう・・・」



797 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:25:08.95 ID:blc7RTMpo


冬「北海道の記事は自然がテーマでしたから自然の色が強かったんですが、今回は」

澪「『緑』と『風』・・・」

冬「そうです!澪先輩も読んだのですね!?」

澪「あ、いや・・・本人から聞い」フガッ

姫子「み、澪!」

冬「え・・・、あ・・・そうでしたね・・・本人と会ったと言っていましたよね・・・」

未知子「落ち込んじゃったね・・・」

さわ子「いちごちゃん、これのおかわりないの?」

いちご「はい。試食分だけ・・・」

唯「あずにゃんの分がなくなっちゃったよ・・・」

憂「お茶をどうぞ・・・。サーターアンダギー大人気だね」

澪「おいしかったよ」

憂「えへへ、ありがとうございます」

紬「・・・」

律「あ、むぎの分まで食べちった・・・」

いちご「また作るのも・・・ね」

冬「・・・」ズドーン

唯「みんな帰るの?」

姫子「?」

風子「どうしたの?」

唯「な、べ~♪」

律「いいな!」

風子「賛成~!」

冬「・・・姫子先輩」

姫子「この人数じゃ足りないからお鍋持ってきてもらおっか」スチャ

冬「はい!」パァァ

澪「・・・」

多恵「・・・」

未知子「どういう展開なのかな・・・」

さわ子「鍋やるんだって・・・。予定ないなら家に電話しておいてね」

憂「買出し行ってきますね」

さわ子「私も行くわ。車で行きましょ」

紬「・・・」コクリ

唯「どこの店?」

憂「駅前だよ」

唯「おっけ~♪」

和「・・・企んでるわね」

唯「えへへ、さすが和ちゃん」

和「すごい人数よ?今でも12人いるわ」

澪「・・・うわ」



798 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:27:32.59 ID:blc7RTMpo


唯「なんとかなるなる~」

冬「ナンクルナイサァーですよ」

唯「そうそうナックルアイアイサァー」

律「ぶっそうだぞ」

さわ子「行ってくるわね」

紬「・・・」ビシッ

冬「行ってらっしゃいませ」ビシッ

律「ノリいいのな」

姫子「テンションが上がったんだよ」

律「どうしてだよ?」

姫子「夏も呼んだから」

澪「冬、もう少し聞かせてくれるかな?」

冬「相馬さんの記事ですね!どんと任せてください」ドン

澪「う、うん・・・。『ニライカナイ』の記事についてなんだけど」

冬「!」

多恵「・・・?」

冬「・・・」

姫子「冬・・・?」

冬「・・・」

風子「どうしたの?」

冬「『ニライカナイ』は・・・死後の世界とも呼ばれているんです」

姫子「・・・!」

澪(しまった!)

律(冬が入院していた頃を思い出させていまった・・・)

和(夏とのすれ違いが生まれたあの時を・・・)

梓「それは先輩たちも知ってるから、説明は飛ばしていいよ」ゴシゴシ

冬「え・・・?」

梓「あれ、むぎせんぱいはどこですか?」

律「風呂からあがってすぐその台詞かよ」

澪「買出しにいったよ」

梓「買出しですか?」

唯「鍋するんだよぉ」

梓「そうですか・・・。『ニライカナイ』の話でしょ?聞かせて」ゴシゴシ

冬「・・・うん。その服・・・憂の?」

梓「う、うん・・・」

唯「かわいいよー!」ダキッ

梓「ちょっ!」

唯「あいにゃんだよ!うずにゃんでもいいよ!」スリスリ

梓「もぅ!離れてくださいっ!!」ググッ

唯「妹が二人だよ!」ムググ



799 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:29:31.52 ID:blc7RTMpo


和「暴走してるわね」

多恵「・・・お暇しようか」

未知子「そうだね。みんな明日ねー」

律「待ていっ」ガシッ

多恵未知子「「 っ! 」」

風子「こんなお祭り二度とないよ?」

多恵「お祭り・・・?」

未知子「・・・」

唯「ごゆっくりしていくといいよ~」

梓「いい加減にしてくださいっ!」

唯「よいではないか!」スリスリ

姫子「・・・それで『ニライカナイ』がどうしたって?」

律「そんな軽く聞くような話じゃないぞ!?」

冬「パートナーと旅を続けていたんです」

澪「パートナー・・・1人旅じゃなかったんだ・・・」

冬「北海道では・・・そうでしたけど・・・」

純「話の腰を折って悪いんだけど、北海道での『最高の一枚』を見た?」

冬「ううん・・・。見てないよ」

純「おかしいな・・・撮れたって言ってたのに」

風子「言ってたね」

律「スルーだかんな」

純「構いません。冬、話の続きを」

律(なんか腹立つな・・・)

冬「パートナーの方が悩んでいたんです。音楽を楽しめないと」

梓「!」

唯「それって・・・」

律澪「「 海琴・・・ 」」

冬「そうです・・・。上原海琴さん・・・。知っているんですね」

律「いや、少し会話しただけだ。旅の内容は知らない」

冬「・・・そうですか。相馬さんと旅をする事で学んでいくんです
  沖縄の魅力を・・・そして、沖縄の音楽に対する心を」

『音楽って・・・いいですよね』

梓「音楽の心・・・」

冬「そして気付くんです。音楽が好きだという自分の気持ちを」

唯「・・・」

いちご「それが・・・『ニライカナイ』とどう結びつくの?」

和「そうね、音楽と、死後の世界は繋がるようには思えないわ」

冬「はい。音楽の中にその場所、『ニライカナイ』を見たのではないでしょうか。
  相馬さんの視点でしたけど」

梓「記事にはそう書かれていたんだ」

冬「・・・うん」



800 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:54:58.94 ID:blc7RTMpo

梓「ルポライターが聞いて呆れますね」

姫子「あ、梓・・・」

律「梓!」

唯「あずにゃん・・・」

冬「海琴さんが得た力なんだから、それは相馬さんが書ける訳無いでしょ」

梓「そうかな・・・。パートナーだったら同じ景色をみて当然だと思うけど」

純(また始まった・・・)

姫子「・・・」

冬「海琴さんと相馬さんは別人なんだから、全てを代筆する事なんてできないよ」

梓「私は気持ちを共有できる。旅を通して人と繋がる事の大切さを知っているから
  代弁できる。表現は難しいけど不可能じゃない」

冬「不可能じゃない・・・?それは思いあがりだよ、梓」

『怖いのが分かるって?それは思いあがりだよ梓』

梓「!」

冬「人と人は一つじゃない。一緒に生まれた双子でも不可能だよ」

梓「っ!」

冬「海琴さんと相馬さんは・・・行き着くところ他人なんだから代筆できないのが当たり前なんだよ」

梓「・・・」

冬「人の心なんて読めないのが普通なの・・・。共有はできても、決して同じではないの」

梓「・・・ッ!」

冬「だから、人と人は出会えるの・・・。出会った人が自分と同じじゃ・・・つまらないよ」

梓「・・・」

冬「上原海琴さんは、色褪せていた沖縄の景色を相馬さんと同じ視点に立つことで
  色を取り戻していったの。相馬さんが海琴さんの景色に気がつけなかったら
  『ニライカナイ』を見つけることは不可能だったんだよ」

梓「・・・」

冬「大事なのは自分の真実を見失わないこと」

梓「―――ッ!」

冬「相手の景色が自分と同じだと思い込むのは危険だよ。そう、上原海琴さんは教えてくれた」

姫子「ほら、熱くなりすぎ・・・。少し冷まそうよ」

冬「・・・あっ!」

梓「外出てきます・・・」トボトボ

冬「わ、私ってば・・・」オロオロ

澪「・・・」

律「・・・」

唯「・・・」

テッテッテ

冬「す、すいません・・・」

律「それはソーマが悪く言われたから?」

冬「はい。・・・でも、それだけではないと思います・・・」

姫子「夏と関係してるんだよね」

冬「・・・・・・はい」



801 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:55:28.31 ID:blc7RTMpo


ザァーーー

梓「・・・唯先輩・・・私は・・・見えるモノを見えなくしているんでしょうか」

唯「・・・」

梓「むぎせんぱいの気持ちが知ることが出来たと浮かれていたんです・・・」

唯「うーん・・・」

梓「冬と夏の間にある溝を見ていたのに・・・。あの二人に諭そうとしていたんです・・・」

唯「そっか・・・」

梓「これでは隣を歩けない・・・」

唯「そうかな?」

梓「・・・」

唯「それは悪いことじゃないと思うよ」

梓「1人で彷徨っているのにですか?」

唯「うん。だって・・・人を想う事に悪い事なんてないよ」

梓「!」

唯「冬ちゃんはそれを教えてくれたんだよ」

梓「・・・・・・・・・遠いなぁ」

唯「・・・」

梓「でもっ、諦めません!」

唯「私も!」

ザァーーー

夏「・・・二人でなにしてんの?」

梓「別に・・・」

唯「おぉ、ウェルカム!」

夏「お鍋もって来ました~!」



802 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:55:54.67 ID:blc7RTMpo


――・・・ 

グツグツ

律「いただきまーす!」

信代「いただきます!」

英子「いただきます」

エリ「いただきまーす!」

「「 いただきまーす!! 」」

夏香「人多いねぇ・・・」モグモグ

夏「お姉さんは!?」

夏香「仕事中」

夏「がっかり」

美冬「唯ちゃんのお家はじめて来た・・・」

冬「そうなんですか、私もです」キラキラ

美冬「・・・?」

春子「シーズン同士仲良くしようか」

律「なんでいんだよ」

春子「いいじゃん、食材持ってきたでしょ」

姫子「・・・野菜が少ないね」

アカネ「ほら、もやし」

さわ子「ちゃんと買ってきてあるわよ・・・もやし」

潮「緑黄色揃えないとね、もやしでしょ」

ちか「あと、もやしとか」

慶子「それともやし」

三花「ほらほら、もやし」

律「誰の入れ知恵だよ」ジー

潮「・・・」シラー

夏「もぐもぐ・・・おいし~」

冬「・・・」チラッ

梓「あっちはもやし鍋でいいですね。こっちは普通の鍋でいきましょう」

紬「・・・」チラッ

梓「もやし鍋がいいんですか!?」

紬「・・・」コクリ

澪「・・・斬新な鍋だ」

和「ここは石狩鍋で行きましょ」

信代「味付けバラバラで準備するの大変だったんじゃない?」

憂「そんなに大変でもないですよ」ニコニコ



803 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:56:24.32 ID:blc7RTMpo


唯「鮭、大根、ニンジン、しいたけどかして、豆腐」ヒョイヒィ

和「唯、終わったらおたま貸してくれる?」

唯「はいよ~。どうぞ」

和「しいたけがかわいそうよ」ヒョイ

唯「なんとっ!」

玉恵「スパルタだね・・・」

和「未知子もよけたわよね。じゃがいも」ヒョイ

未知子「・・・はい」

英子「鍋奉行なのかな?」

夏香「お母さんなんだよ」

姫子「・・・保護者かぁ」

夏「もぐもぐ」

冬「・・・」チラッ

梓「うわっ、本当にもやし鍋になってる!」

さわ子「どうするのよ、このもやしだけの鍋」

律「悪ノリするからだろ!」

ちか「・・・せめて豚肉と人参と豆腐と」

潮「真心の半分があれば・・・」

律「責任を取らせるべきだと私は思うんだ」

エリ「異議なし」



美冬「こっちはチゲね・・・ナイスチョイス」グッ

いちご「・・・ありがと」

純「こっちは真面目に食べましょうね」

春子「まて、それはなんだ」

純「鮭ですけど・・・」

いちご「・・・」

夏香「却下!」

純「返してきます」

スタスタ

春子「慶子ー、こっち座ってー!」

慶子「・・・いいの?あっちはもやしオンリー鍋だから助かるけど」

いちご「・・・座っていいよ」

純「あぁ・・・ひどいっ、せっかく豚肉ももらってきたのにぃ」

アカネ「・・・」モグモグ

風子「それはトウモロコシかな?」

純「・・・はい」

美冬「鍋はいいね、冬の醍醐味だよ」

春子「まだ秋だけどな。慶子、この白菜おいしいよ」

慶子「もぐもぐ・・・うん、おいしい」



804 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:57:22.34 ID:blc7RTMpo


純「お邪魔します」

律「わざわざもやし食べに来たのかよ」

純「お土産です。豚肉とトウモロコシ」

さわ子「トウモロコシは石狩へ返しなさい」

ちか「・・・もやし飽きたよー」

夏「もぐもぐ・・・そうですね」

姫子「・・・」

冬「・・・」チラッ

梓「むぎせんぱい・・・」

紬「・・・」ヒョイ

エリ「わざわざもやしだけを・・・」

紬「・・・」シャクシャク

梓「私も食べてみます・・・」ヒョイ

紬「・・・」パァァ

澪「・・・隠し味が効いてるとか?」

三花「そんなはずは・・・」

梓「ないです。普通のもやしの味がします」シャクシャク

潮「シャキシャキしてて歯ごたえあるけど、もやしだよね」

さわ子「なんなのよこの苦行は・・・」

姫子「・・・誰も得しないし、乗り越えてどうするのって話だよね」

夏「ですよね」シャクシャク

冬「・・・」チラッ

梓「乗り越える必要ないですよ、さっさと他の食材を追加するです」

紬「・・・」コクリ

律「むぎも折れるの早かったな」

夏「・・・」

憂「和さん・・・気になることが・・・」ヒソヒソ

和「どうしたの?」

憂「冬ちゃんが一口も手をつけていないんですけど・・・
  私たちが買い出しに行っている間になにかありました?」

和「たいした事じゃないわ。梓とケンカをしただけ」

憂「冬ちゃんが・・・・・・」

唯「・・・」モグモグ



姫子「夏、ちょっとこっちにきて」

夏「・・・なんですか?」

純「・・・」

姫子「・・・冬はどうして手をつけないのかな?」

夏「どうしてそれを私に聞くんですか?」

姫子「知ってるでしょ」



805 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:57:52.76 ID:blc7RTMpo


夏「・・・」

姫子「もしかして、ケンカした事がないとか」

夏「冬がケンカ・・・、梓と・・・?」

純「いえす」

姫子「・・・」

夏「・・・」

純「ほら、教えてよ」

姫子「・・・」

夏「姫子先輩の言うとおりです。仲直りなんてした事ありません」

純(ケンカした事が無いから・・・そういう意味だったんだ・・・)

姫子「・・・」

夏「私がケンカの火種を起こしても、すぐ消してしまうんです。先に折れるから」

純「・・・冬らしい」

姫子「・・・」

夏「ケンカできるほどの繋がりを持ったことがなかったから・・・しょうがないんです」

純「・・・」

姫子「そんな事だったんだ・・・」

純(姫子先輩っ!)

夏「そんな事すら経験してこなかったんですよ・・・。
  だから今、冬は梓の顔色をうかがっているんです」

姫子「そっか・・・。どうしてケンカになったと思う?」

夏「・・・さぁ」

純「本当に分からないの?」

夏「その場にいなかったでしょ・・・分かるわけない・・・」

姫子「ケンカをした事がないなら、どの程度で冬が怒るのか・・・とか知っていると思った」

純「・・・ほぉ」

夏「なんですか、探っているんですか?」

姫子「冬をね」

純「私は梓だけど」

夏「・・・」

姫子「仲直りさせればいいんだ・・・。ありがと夏。さ、戻ろうか」

純「そろそろ聞かないとなぁ」

姫子「なにを聞くって?」

純「火種の事です」

姫子「あぁ・・・相馬さんだっけ」

夏「・・・私はケンカした事ないのに・・・・・・梓・・・すごいな・・・」



806 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:58:40.59 ID:blc7RTMpo


冬「・・・」チラッ

梓「ようやくまともになってきましたね」モグモグ

紬「・・・」モグモグ

律「うめえ」モグモグ

三花「うん、うめえ」モグモグ

エリ「今度はもやしが減らなくなった・・・」

さわ子「潮ちゃん・・・無理しなくていいのよ?」

潮「・・・はい。限界でした」

純「あ、まともになってる!やった」

姫子「・・・よかった」

紬「・・・」スッ

梓「お茶碗もってどこへ行くんですか?」

紬「・・・」チラッ

梓「チゲ鍋ですか・・・」

紬「・・・」ルンルン

スタスタ

冬「・・・」

梓「よいしょ」スッ

純「どこへ行きなさる」

梓「ち、チゲ鍋が呼んでいるから・・・」

姫子「冬・・・寄ってくれるかな」

冬「は、はい」ススッ

純「向こうはもう席空いてないよ」

梓「・・・」

純「よいしょ」スッ

梓「どうしてそこへ座ったの」

純「こ、ここがいいポジションだから」

律(もうちょい上手く言えよ・・・。隣同士にさせようって魂胆みえみえだ)モグモグ

冬「・・・」モジモジ

梓「・・・」

さわ子(初々しいカップルのようね・・・)モグモグ

梓「冬・・・」

冬「は、はい!」

風子(かわいい・・・)ホンワカ

梓「食べないの?」

冬「・・・た、食べます」ヒョイヒョイ

姫子(もやしだけ・・・)モグモグ



807 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 01:59:15.43 ID:blc7RTMpo


梓「・・・」

冬「・・・」

慶子(この二人面白い・・・)モグモグ

梓「おたま貸して」

冬「ど、どうぞ」

エリ(和むな~)モグモグ

梓「・・・」ヒョイヒョイ

冬「あれ、もやししか入ってない」

律「・・・っ」プルプル

信代(ツッコミたいんだろうなぁ・・・)モグモグ

梓「貸して」

冬「えっ・・・は、はい」

夏「・・・」モグモグ

梓「適当に入れるよ?」ヒョイヒョイ

冬「は、はい・・・おーけー」

律「・・・っ!」プルプル

澪(空気壊したくないもんな・・・耐えるんだりつ・・・)モグモグ

梓「・・・どうぞ」

冬「あ、ありがとうござ・・・さんきゅー」

未知子(言い直した・・・緊張してるのかな・・・)モグモグ

梓「・・・」モグモグ

冬「・・・」シャクシャク

三花(なにこの癒し空間・・・)モグモグ

梓「おいしい?」

冬「う、うん・・・おいしい」シャクシャク

唯(いいですなぁ~)ホンワカ

憂(梓ちゃんったら・・・)ニコニコ

冬「み、味噌ともやしって・・・合うよね・・・」

梓「・・・うん」モグモグ

和(一生懸命話題探しているわね・・・)モグモグ

冬「札幌通ったんだよね・・・?」

梓「ん?・・・うん」モグモグ

多恵(それは私も聞きたい話・・・)モグモグ

冬「どう・・・だった・・・?」

梓「・・・」

澪(思い出させてしまっているな・・・。夏のむぎを・・・)

冬「・・・」

梓「むぎせんぱいと食べた味噌ラーメンがおいしかった」

律(梓・・・)

冬「そうなんだぁ」パァァ



808 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:00:16.22 ID:blc7RTMpo


姫子「どうして嬉しそうなの」ヒソヒソ

夏「一応憧れているんで・・・。北海道でラーメン食べることを」ヒソヒソ

冬「他にはどこへ!?」

梓「やけに北海道に食いつくね・・・」

冬「あ・・・」チラッ

夏「もぐもぐ・・・。ちか先輩、もやしがぐれてますよ」

ちか「ふふっ、『あーあっついなぁー』って?」

夏「ちか先輩ノリがいいですね!大好きです!」

ちか「あははっありがとっ」

潮「・・・」

純「・・・」

さわ子「はやく食べてあげなさいよ」

冬「憧れている場所だから・・・」

梓「そうなんだ・・・」



紬「・・・」ニコニコ

風子「仲直りできたね」

紬「・・・」コクリ

春子「仲直り?ケンカしてたのあの二人?」

風子「そうだよ」

慶子「春子気付いてなかったの?」

春子「あー・・・うん」

美冬「二人見ていたら分かるでしょ」

アカネ「うん。二人の雰囲気が少し違ってたね」

夏香「ケンカするほど仲が良いって本当だよね」

澪「そうだな。ケンカができないのは時として寂しい事なんだ」

いちご「・・・」

紬「・・・」スッ

澪「よそいでくれるのか、ありがとう」

風子「それって・・・。そうだよね」

慶子「・・・ふむ」

夏香「・・・なんだかんだで、夏は同じ鍋を囲んでいるわけで」

美冬「それを知ってか知らずか冬も過ごしているわけで」

アカネ「・・・うん」

春子「おかしな二人だな・・・」

紬「・・・」ニコニコ

澪「そうだな。ありがと、むぎ」

憂「食材足りてますか?」

いちご「・・・うん。大丈夫」



809 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:01:18.30 ID:blc7RTMpo


――・・・


和「そろそろお開きね」

紬「・・・」コクリ

唯「ふぃ~、お腹いっぱいだよ」ゲフ

英子「そっちのお鍋も綺麗に食べたね」

夏香「三つの鍋完食だね」

いちご「片付けるね」

憂「置いてていいですよ」アセアセ

律「いやいや、場所を提供してくれたんだから食器を片付けるのは義務だよ憂ちゃん」

澪「信じられない・・・」

律「そう、私が常識を言うと澪は驚愕するんだぜー?」フフン

信代「それって信頼じゃないよな・・・」ウーム

エリ「深く考えちゃダメだよ」

さわ子「と、言っても台所の人数は決まってるから無理は出来ないわね~」

多恵「いいのかな・・・」

律「いいって、いいってー。休んでおこうぜー」

澪「うんうん。それでこそ律だ」

純「・・・」

未知子「それじゃお掃除しよっか」

三花「賛成~」

さわ子「えぇ~」

夏香「先生がそんな嫌な顔しないでくださいよ」

美冬「さ、さわ子先生!?」

唯「これが本性だよ!」ビシッ

さわ子「ほら、飯田さん近田さん窓を開けてまずは換気よ」キリ

春子「はいよっ」

慶子「よいしょっと」

ガラガラッ



梓「え・・・?」

冬「?」

姫子「梓・・・?」

夏「???」

梓「冬・・・もう一度聞くけど・・・。相馬さんは・・・『最高の場所』を見つけてないの・・・?」

冬「う、うん・・・。沖縄の記事ではそう書いていたよ・・・」オロオロ

純「!」

律「なにっ!?」

澪「え・・・?・・・え?」



810 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:02:35.50 ID:blc7RTMpo


和「そうなの?」

唯「そういえば・・・そうだね。見つけたなんて一言も言ってなかったよ」

夏「どこかで・・・?」

憂「夏ちゃんはその話知らないの?」

夏「・・・うん」

憂「・・・・・・そうなんだ」

梓「・・・見つけていないのに」イライラ

純「いや、『最高の一枚』は撮れたって言ってたじゃん」

梓「そこが『最高の場所』とは限らないでしょ」ムカムカ

純「落ち着けって。お父さんの話を聞いてた?」

梓「・・・」

純「ほら、忘れてる。少なくとも一度は見つけているって事だよ」

冬「なんですかっ!?その話詳しく聞かせて!」

純「お、落ち着け・・・」

梓「『最高の場所』って二つ以上見つけられるの?」

純「そ、それは」

冬「失った、離れていった・・・」

梓「失くしたって・・・。失くす程度の場所なんだ」

純「始まった・・・」

澪「重要な話だから聞いていようか」

姫子「うん」

夏「・・・」

さわ子「よいしょ」



冬「小さい頃の宝物って今でも持ってるの梓」

梓「失くしたよ。それとこれとは違うでしょ」

冬「・・・。大人になったらガラクタだって言うんだ?
  小さい頃どんなに大切にしていたモノでもそう言ってしまえるんだ」

梓「そうだよ。あの時の気持ちが偽物だとは思わない。けど、成長したらそれはガラクタだよ
  いつまでも持っていていいモノではないんだから」

冬「その宝物と一緒に、大切にしていた気持ちも持っていてはいけないの?」

梓「・・・そうなんじゃないかな」

冬「それは『最高の場所』も廃れると言っているようなもんだよ」

梓「それはやっぱりその程度の場所だったと認めるって訳?」

冬「認めない。そんなに簡単に見つけた場所だとは思えないから」

梓「冬は持ってるの?宝物」

冬「持ってない。捨てたりあげたりして手放したから」

梓「よく分からないよ。何が言いたいの?」

冬「『あの時の気持ち』て言ったけど、その気持ちはハッキリ持ってるの?」

梓「持ってるって、なに?」



811 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:03:13.88 ID:blc7RTMpo


冬「覚えているのかって事」

梓「!」

冬「忘れているのなら、それは相馬さんが失くした事の意味を理解できないと思う
  でも、小さい頃の宝物を大事にしていた気持ちが覚えているならそれは、その程度の気持ちではないよ」

梓「それは冬が相馬さんから直接受け取った言葉なの?」

冬「うん。4年前の北海道の旅で得た経験と失った経験が成長した証として沖縄の旅で記されていたから」

梓「!」

純(梓は相馬さんの事全然知らないから・・・冬の主張には正当性があるように聞こえる)

冬「『最高の場所』を失くしても、忘れない限りその場所は存在し続ける
  糧となってその人を強くしてくれる。そう教えてくれたんだから」

梓「――ッ!」

冬「どうして梓は相馬さんを―」

純「冬、それは今聞かないで」

冬「?・・・と、とにかく。人の表面だけをみてそれだけで評価するのはよくないよ」

梓「っ・・・」

夏(冬が説教するなんて・・・)

梓「見つけていないのにその場所が存在すると言われて、平然としていられない」

冬「・・・どうして?」

梓「その場所を・・・私も探しているから・・・」

冬「相馬さんはそんな無責任なことはしない。
  会ったことないけど、数回メールでやりとりしただけだけど
  それだけはハッキリと言えるよ」

梓「・・・どうして?」

冬「さっき言ったパートナーの海琴さんと『ニライカナイ』を見つけたから
  信頼している人との旅だから見つけることができたんだと信じられるから」

梓「・・・うん」

冬「あ、あれ・・・?」オロオロ

姫子(話は終わったかな・・・)

律(むぎと旅をしていたから、それは素直に理解できるか・・・)

澪(そっか、一度見つけていたのなら・・・・・)



812 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:04:15.38 ID:blc7RTMpo


さわ子「なるほどねぇ・・・」

夏「・・・」

憂「純ちゃん・・・どうして止めたの」ヒソヒソ

純「今聞いても感情だけで答えるでしょ、私がちゃんと聞くから」ヒソヒソ

律「なんて聞くんだよ」ヒソヒソ

純「どうしてそんなに波長が合わないのかって」

唯「あーっずにゃん!」ダキッ

梓「・・・なんですか」

唯「えへへ、なんでもないよ~」スリスリ

梓「・・・」グググ

唯「ぉ・・・」ムググ

紬「?」

英子「後片付け終わったよ」

風子「帰ろう帰ろう」

唯「帰っちゃうの・・・?」

春子「明日学校・・・だぁ・・・」

さわ子「帰りましょうか」



813 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:08:12.61 ID:blc7RTMpo


――・・・


夏「おやすみなさーい」

姫子「じゃ、明日・・・。って毎日この台詞だね」

唯「そうだね~」

冬「お、おやすみ・・・」

梓「おやすみ。明日ね」

冬「う、うん・・・」

スタスタ

紬「・・・」フリフリ

唯「ばいば~い」

律「じゃ、帰るかぁー」ノビノビ

澪「そうだな。ごちそうさま憂ちゃん」

憂「いえ、みなさんが最後まで手伝ってくれたので」

澪「私たちなにもしてなかったけどな」

和「いいのよ。大事な話だったんでしょ?」

澪「・・・うん」

純「いえす」

風子「ばいばい」

英子「おやすみ」

夏香「・・・ふぁ、ばいばい」

純「ではでは」

梓「あれ、むぎせんぱい・・・。斉藤さんは・・・」

唯「今日はむぎちゃんお泊りだよ!」

紬「・・・」ニコニコ

梓「聞いてませんよっ!?」



814 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:08:40.27 ID:blc7RTMpo


律「じゃあな」

澪「おやすみ」

スタスタ

純「何事も無かったかのように・・・」

梓「ばいばい、純」

風子「残る気だね」

唯「ウェルカムだよ!」

純「まぁまぁ」ガシッ

梓「帰らないっ!」ジタバタ

純「子供かっ!?」

英子「帰ろうね」ガシッ

夏香「いい時間だからね」ガシッ

梓「ちょっ!」

紬「・・・」フリフリ

憂「おやすみ梓ちゃん」

和「引きずられていくわね」

ズルズル

梓「おやすみなさー・・・ぃ・・・」

唯「あずにゃんの挨拶が木霊する・・・」



815 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:09:23.43 ID:blc7RTMpo



風子「こんな風に帰るの多くなったよね」

純「そうですね。なんか、日課みたいな感じです」

英子「そうだね。・・・面白いね」

夏香「面白い?」

梓「きっと、何事もなかったら今は違う場所にいたんですよ」

純「なかったら・・・か・・・」

風子「じゃあさ、この『今』がある事はいい事なのかな」

梓「・・・」

夏香「・・・ちょっと、ふぅ」

英子「・・・」

純「どうなのさ?」

梓「いい事だとはハッキリ言えない・・・
  むぎせんぱいの事があるから・・・言いたくは・・・ない・・・です・・・」

風子「そっか・・・」

夏香「・・・うん」

英子「・・・」

梓「でも、『今』を後悔したくないです。
  大切な時間だったと後から言えるように・・・。だから、一緒にいてください」

風子「まぁ」ポッ

夏香「まぁ・・・」

英子(そう言ってくれるんだね・・・嬉しいのと恥ずかしいのと)

純「・・・」

梓「・・・今のは無しで」

風子「遅いよね~」

夏香「今の唯に聞かせたいからワンスアゲイン」ピッ

梓「っ!」バッ

夏香「あっ!」

ピッ

梓「録音しようとしないでくださいよっ!」

英子「疾かったけど、その動きはどうしたの?」

梓「言葉おかしいですよ英子先輩・・・。前にもむぎせんぱいに・・・あ」

風子「同じようなこと言っちゃったんだ~」

梓「ち、ちがっ!」

夏香「明日聞いてみようか」

風子「そうだね~」

梓「そ、そんな恥ずかしい台詞を言った訳じゃ」アセアセ

風子「今の台詞恥ずかしかったんだ」

梓「違いますと言ってます!」アセアセ

夏香「言葉おかしいよ」ニヤリ

英子「ふふっ」



816 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:10:00.67 ID:blc7RTMpo


純(いじられキャラが定着したか・・・。
  でも、さっきのは・・・雰囲気を変えたくて言った台詞だ
  『今』を良い方向に持っていくように。・・・・・・空気を読んだ)

梓「助けてよっ」

純(いや、本音も混じっていたのかも・・・
  あの人と会ってから梓は不安定ながら、よろめきながら、まっすぐ歩いている)

梓「純・・・?」

純(それなのに嫌っている。波長が合わない理由を探っていたけど、答えに辿り着けない
  それは梓にとっていい事なのか・・・。『嫌いだから』と、ただの感情で片付けていいのか・・・)

風子「純ちゃん?」

純(二人っきりの時に聞きたかったけど・・・しょうがない・・・)

英子「どうしたの?」

純「梓さぁ・・・」

梓「?」

純「どうして相馬轍を・・・そんなに否定すんの?」

梓「!」

夏香「・・・誰?」

英子「その名前・・・」

風子「キャンプで出会った人。・・・それ以前に梓ちゃんたちとは出会っていたみたいだけど」

梓「今・・・聞く事なの?」

純「今日、冬と二回も衝突したでしょ。原因は分かってるよね」

夏香(ケンカの理由・・・)

梓「なにそれ、楽しかった思い出で終わる一日をそんな事で濁らせるの?」

純「濁らせてるのは誰だよ」

英子「二人とも・・・」

梓「私だって言うの?」

純「冗談でしょ?気付いてなかったとか言わないよね?」

梓「なっ!」

純「なに?」

風子「待って、・・・純ちゃん、目的がズレてるよ」

純「!」

風子「梓ちゃんも、どうして冬ちゃんとケンカになったか・・・教えて欲しいな」

梓「そ、それは・・・」

風子「キャンプの時もあの人がいる時、様子変だったよ?」

梓「・・・」

純「これだけは言わせてください」

風子「?」

純「冬が相手だったから、同じ目線で話せたから得るものがあったけど
  相手が先輩たちだったらどうするの?」

梓「!」

純「澪先輩にも突っかかるの?律先輩に同じ目線になれって?唯先輩とケンカするの?」

梓「ッ!」



817 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:10:52.83 ID:blc7RTMpo


純「紬先輩と衝突できるの・・・?」

梓「・・・ッ」

純「いい加減にしなよ・・・」

梓「・・・・・・あの人に出会ってから・・・全てがおかしくなった・・・」

風子「災いって・・・」

梓「そうです・・・。私の・・・全てをおかしくさせるんです」

純「・・・」

英子「・・・」

夏香「・・・それは、確実にその人のせいだと言える・・・の?」

梓「言えません・・・。簡単に言えば―」

純「波長が合わないって?・・・それは適当に言葉を見つけただけ」

梓「!」

風子「純ちゃんも・・・少し変だよ?」

純「・・・分からないんですよ。相馬轍の名が出てくるたびに周りに当たって
  冬にまで当たって・・・。冬が相馬轍のファンで、言い返してくれたから梓は救われてるようなもので」

梓「・・・どういう事?」

純「勝っちゃいけないケンカっていうのかな・・・」

英子「・・・・・・言い換えれば天狗、うぬぼれる、慢心する、思いあがる」

梓「ッ!」

純「そう、それです・・・。冬にケンカ勝ちしていたら、それでいい、これでいいで終わっていたんです」

夏香「・・・」

梓「・・・」

純「そろそろ、決着つけなよ。もう会わない人なんだしさ・・・」

梓「それ・・・」

風子「それ?」

梓「波長が合わないで・・・合ってるんだよ・・・」

純「?」

梓「あの人は・・・『別れ』の雰囲気が纏わりついてる・・・」

風子「!」

純「『別れ』・・・?」

梓「キャンプの朝・・・あの人は玉恵さんに挨拶も無しに去って行った」

夏香「・・・だ、誰?」

風子「相馬轍さんの旅仲間」

英子「・・・出会いと別れは必須じゃないの?」

梓「そうです。でも別れは新しい出会いの為でもあるんです・・・。あの人にはそれを感じられなかった」

風子「!」



818 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:12:10.38 ID:blc7RTMpo


純「どういう事?」

梓「それは・・・分からない・・・。けど、その正反対の人と私は・・・いつも一緒に居るから」

純「・・・」

梓「あの人が『別れ』ならむぎせんぱいは『出会い』・・・波長が合ってない」

純「・・・そっか・・・、なんか納得しちゃった」

梓「むぎせんぱいとの『別れ』を・・・意識せざるを得ないから・・・。
  だから私はあの人が苦手なんだ・・・」

純(今気付いたのか・・・。梓自身が知らないことを私は問い詰めて)

梓「ありがと純・・・。なんだか、楽になった」

純「あ、そう・・・」

風子「で、でもさ・・・。『別れ』だけじゃないと思うよ?」

英子「ふぅ・・・?」

梓「どういう・・・?」

『轍さんのご両親は亡くなっているの・・・』

風子「そ、それは・・・その・・・。だって旅をしてたくさんの人と出会えているじゃない」

梓「そうですけど・・・。
  『出会い』を目的とした旅じゃないような雰囲気だったと言っているんです・・・けど」

風子「う、うん・・・そうなんだけどね」

英子「時間切れだね。私たちこっちだから、続きは明日話そうか」

梓「は、はい」

夏香「楽しかったよ。ありがとね」

純「なんか、変な終わり方ですいませんでした」

英子「いいよ。為になる話だったから・・・なんてね」

夏香(・・・英子の様子も変)

梓「そうですか。それでは明日です」ペコリ

純「おやすみなさい」ペコリ

風子「あした・・・ね」フリフリ

スタスタ



819 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:18:29.19 ID:blc7RTMpo


夏香「二人とも何があったの?」

英子「風子の様子が変だから」

風子「・・・うん」

夏香「話の途中で・・・何か気付いたとか?」

風子「あの人・・・相馬轍さんなんだけどね・・・」

夏香「人気者だねぇ」

英子「その人が?」

風子「・・・ご両親亡くされてて・・・。親友さんも亡くしてるの・・・」

夏香英子「「 ! 」」

風子「梓ちゃんが・・・『別れ』の雰囲気を纏っているって言い切って・・・少し悲しくなった」

夏香「・・・的を射てる分・・・真実は伏せるべきなのかな・・・」

英子「そういう事だったんだね」

風子「それが理由で嫌われるのって・・・寂しい・・・」

夏香「ふぅは変わんないねー」ガシッ

風子「ッ・・・なっちゃん!?」

英子「そうだね。でも・・・これ以上触れないほうがいいかもしれないよ」

風子「・・・うん。・・・別れても・・・その人は梓ちゃんに色々なことを教えているような気がする」



820 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/08(木) 02:19:04.89 ID:blc7RTMpo



―――――平沢邸


唯「むぎちゃん寝ちゃった」ヒソヒソ

紬「」スヤスヤ

唯「本当は起きているんでしょ?」

和「静かにして唯」

唯「寝るなんてもったいないよ」ギンギラ

憂「紬さん起きちゃうよ」ヒソヒソ

紬「」スヤスヤ

唯「うーん」

和「どうして私まで・・・」

憂「たまにはいいんじゃないかな?」

和「たまには・・・ね」

唯「花火やろうよ、言っただけだよ」

紬「」モゾモゾ

和「ゆいっ」ヒソッ

唯「・・・」シーン

紬「」スヤスヤ

憂「・・・ふぅ」

唯「はい、寝ます」

和「・・・」

憂「」ウトウト

唯「オヤスミ・・・」

紬「」スヤスヤ




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