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梓「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#9月26日 後編 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

紬「いつかみた、あの大好きな、空の下で」#index




159 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 20:50:34.18 ID:IXB7RD5ro


夏「おーい、冬ねぇ~」

純「梓~」

タッタッタ

冬「夏・・・」

憂「二人ともどうしたの?」

梓「むぎせんぱいは?」

夏「自由時間だからどっか見て周ろうよ。紬先輩はどこいるか分からないな」

純「私もフリータイムだからさ、一緒に見て周ろうよ。紬先輩は分からないね」

梓「・・・」ハァ

虎徹「・・・」クシクシ



160 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 20:51:30.30 ID:IXB7RD5ro



冬「烏賊焼きおいしいね~」モグモグ

虎徹「みゃー」

冬「だ~め」

虎徹「・・・」

冬「はい、夏・・・全部食べて」

夏「1人で食べきれないなら買わないでよ」モグモグ

純「とうもろこしもおいしい」モグモグ

憂「縁日みたいだよね」

梓「虎徹、虎徹・・・」

虎徹「?」

梓「とうもろこしあげる。一粒」

虎徹「・・・」スィー

梓「無視されたっ」

憂「さっきのお店の衣装可愛かったね~」

冬「うん、あれもさわ子先生がデザインしたんだよね」

梓「そういうところの頑張りは変に凄いからなぁ・・・」

夏「ふーん・・・。梓の和服衣装も?」

梓「うん」

純「けいおん部と数名しか着てないよね」

梓「そうなの?」

憂「うん。あとは茶店衣装だよ。多恵さんとかアカネさんとか」

梓「そういえば、そうだった・・・気がつかなかった・・・」

憂「私も明日着る予定だよ」

冬「夏は?」

夏「私も明日。今日は茶店衣装」

冬「いいなぁ・・・」

梓「明日手が空いてたら手伝えばいいんじゃない?」

冬「いいの!?」

梓「姫ちゃん先輩に承諾を得ればいいだけだから」

夏「そんじゃ承諾済みって事だ」

憂「そうだね」ニコニコ

冬「やった」

純「そんじゃ私も明日着せてもらおうー」



161 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 20:51:58.39 ID:IXB7RD5ro


虎徹「みゃっ」

テッテッテ

夏「あ、コテッツ!」

梓「誰か見つけたんでしょ」

冬「信頼関係厚いよね」

梓「これは信頼じゃないよ」

純「・・・」

憂「あ、いちごさん」

虎徹「みゃ~」スリスリ

いちご「・・・」ナデナデ

夏「どちらへ行かれるのですか?」

いちご「・・・あっち」

梓「一緒ですね」

憂「行きましょう」

いちご「・・・うん」

冬「ねぇ、夏」

夏「私にはいちご先輩がどこを指したのか分からないよ」

冬「そう・・・だよね・・・」

純「・・・うちの出店かな」



162 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 20:53:24.58 ID:IXB7RD5ro



「あ、いちごさんいらっしゃーい」

いちご「二つちょうだい」

「ありがと~」

夏「わたあめじゃん」

純「分かるわけないじゃん!」

冬「もふもふ・・・わたあめ・・・」

梓「それはもういいから」

虎徹「・・・」クシクシ

憂「・・・縁日みたいだよね」

いちご「・・・縁日?」

憂「いえいえ、なんでも」

いちご「? ・・・誰か食べる?」

憂「あ・・・」

冬「お腹一杯です。ありがとうございます」

夏「私も」

純「気持ちだけで」

梓「・・・はい」

虎徹「・・・」クシクシ

いちご「・・・そう」

姫子「どうしたの?」

いちご「どうしたのその格好」

姫子「着替えてきたんだよ、似合う?」

冬「はい!」キラキラ

夏「おぉー・・・和服女将」

姫子「ッ!」ビシッ

夏「いつっ」

純「にあいますね」

梓「はい」

姫子「別にいいけど・・・。どうして二つ持ってるの?」

いちご「誰か食べるかなと・・・思って」

憂「・・・頂いていいですか?」

いちご「・・・うん」

憂「ありがとうございます」

いちご「無理しなくていい。私が食べたかったからついでに買っただけ」

梓「憂、ちょっとちょうだい」ヒョイ

憂「うん」

夏「あたしも」ヒョイ

純「いただきまーす」ヒョイ



163 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 20:56:02.41 ID:IXB7RD5ro


冬「・・・」モグモグ

姫子「冬はどうしてガッカリしてるの?」

冬「ガッカリしてませんよ」

夏「もふもふしてると思ったんじゃないですか」

冬「思ってないよ。わたあめくらい食べた事あるよ」

夏「知ってるよ」

姫子「?」

梓「大した話じゃないです。むぎせんぱいどこにいるか知りませんか?」

姫子「プラネタリウム見に行くって言ってたよ」

冬「さっき行きましたよ?」

姫子「いや、二回目だね。もう一度行くって」

梓「そんな・・・」

憂「さっき、律さんと澪さんが行った時だよね・・・梓ちゃん」

梓「こんなのばっかり・・・」

虎徹「・・・」クシクシ

梓「あ・・・!」

いちご「姫」グイッ

姫子「おっと・・・?」

「あっ、すいません!角にぶつけたりしませんでしたか!?」

憂「・・・」

いちご「・・・ぶつかった?」

姫子「ううん。大丈夫」

「すいませんでした!」ペコリ

姫子「当たってないから平気。気にしないで」

「そう言ってくれると・・・。急ぎますのでこれで!」

テッテッテ

夏「荷物にぶつかるところでしたね」

冬「あ、姫ちゃん先輩の草履が」

姫子「あ・・・」

いちご「ごめんね、時間無いから私の履いて出店行って」

姫子「助けてもらったのはこっちだけど・・・いちごはどうするの?」

いちご「その辺に座って、誰かに予備をとって来て貰う」

純「はい!取ってきます!」

いちご「ありがと」

純「いえいえ」

梓「あ、純!隣の休憩所まで持ってきて!」

純「おっけー!」

憂「隣?」

梓「うん。あっちの方が休みやすいと思って」

いちご「・・・うん」



164 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 20:56:40.71 ID:IXB7RD5ro


虎徹「・・・」クシクシ

梓「肩に使ってください」

いちご「・・・ありがと」

夏「いえ、梓よりあたしの身長のほうがありますから」ドン

梓「む・・・」

冬「私も同じくらいですから両方から支えますよ」

いちご(困る・・・)

虎徹「みゃー」

テッテッテ

夏「虎徹はなんだって?」

梓「知らない。先に行ってるんじゃない?」

姫子「私が手を貸せばいいんだよね」

憂「・・・」

姫子「どうぞ」スッ

いちご「・・・うん」

憂(手を取り気分はまるで、姫・・・なんちゃって)ポッ



165 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 20:59:06.11 ID:IXB7RD5ro


いちご「・・・」ピョンピョン

姫子「・・・」

梓「お客さん入ってるね」

夏「ほんとだ・・・」

冬「あ、時間だ!またあとでね!」

テッテッテ

夏「冬ねぇ!走ったらダメだって!・・・まったく」

いちご「・・・」ピョンピョン

姫子「悪いね、私のせいで・・・」

いちご「・・・気にしないで」

憂「・・・」キラキラ

梓「憂・・・?」

律「お、お姫様の手を引く王子様みたいだな」

憂「・・・」ウンウン

梓「どっちもお姫様じゃないですか」

律「姫子の雰囲気が王子様なんだよ」

梓「なんですかそれは」

風子「紳士的な雰囲気だよね、律さん」

律「だろ?」

姫子「・・・」

いちご「姫・・・あっちの椅子まで・・・」

姫子「うん・・・」

夏「あたしの手にも捕まってください」

いちご「ありがと」



166 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:00:34.54 ID:IXB7RD5ro


律「梓、むぎなら調理室に行ったぞ」

梓「そうですか。行こう憂」

憂「そうだね」

風子「梓ちゃん」

梓「嫌です!」

風子「まだなにも言ってないよ?」

梓「絶対用事を押し付けるんです。知ってます!」

風子「純ちゃんの居場所を・・・」

梓「う・・・」

憂「純ちゃんなら準備室へ行きましたよ」

風子「純ちゃんに澪さんを探してきてほしかったの」

梓「?」

律「まだ澪の自由時間あるんだけどさ、ローテーションが早くなってて調整の為なんだ。
  悪いけど探してきてくれないか?」

虎徹「みゃっ!」

梓「こ、虎徹が行くそうです」

風子「・・・」

律「・・・」

憂「・・・」

虎徹「・・・」

梓「分かりました。探してきます」

律「すまんな」

風子「私も他を探してくるね」

律「自由なのにわりぃ」

風子「いいよ~」



167 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:01:27.41 ID:IXB7RD5ro



梓「澪先輩は・・・」キョロキョロ

虎徹「・・・」

梓「・・・はぁ、純に頼めば喜んで行くのに・・・どうしてこういう時にいないの」ブツブツ

虎徹「みゃっ」

テッテッテ

梓「虎徹センサーは便利だなぁ」

タッタッタ

虎徹「みゃ~」スリスリ

いつき「あ、ねこちゃん!」

梓「あ、あれ?」

いつき「おねえちゃん!」

梓「ど、どうして・・・?」

「梓さん」

梓「ど、どうも」ペコリ

「先ほどはとても助かりました」ペコリ

梓「い、いえ・・・。なにもしていません」

「樹がどうしても遊びに行きたいというので」

梓「そうですか・・・」

いつき「ね~こちゃ~ん」フリフリ

虎徹「みゃみゃっ」シュッ

梓「あ、すいません。私急ぎますのでこれで失礼しま」

ギュウ

いつき「おねえちゃん、いっしょいこ」

梓「ごめんね、いそいでるから・・・またあとでね」

いつき「や・・・」

ギュウ

梓「え・・・と・・・・・・」



168 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:02:20.71 ID:IXB7RD5ro


「お姉ちゃんを困らせてはダメよ?」

いつき「やぁ・・・!」

ギュウ

虎徹「みゃー」

梓「あ、駄菓子屋のお店があるんですけど、知ってますか?」

「えぇと・・・、パンフレットにある・・・『どんと恋です』ですか?」

梓「は、は・・・ぃ・・・」プシュー

虎徹「・・・」フッ

・・・・・・

・・・

和「店名の候補はありませんか」

律「名前なんて飾りだからちゃっちゃと決めちゃおうぜー」

澪「名前は重要だぞ」

三花「そうだよ」

和「誰か挙手を」

「「 ・・・ 」」

シーン

澪「飾りじゃないのか?」

律「いやー、さすがにポンっと出せないな!」

純「澪先輩が決めていいと思いまーす!」

曜子「そう思います!」

澪「なっ!」

和「ポンっと挙げてみて」

澪「あ、蒼い海」

唯「沖縄かー、行ってみたいねー」

憂「うん」

いちご「・・・常夏の島は?」

春子「なにそれ、候補?」

いちご「・・・」

律「そうやって連想していこうぜ」

夏「頑張ってください澪先輩!」

澪「よ、よし。どんと来いです!」ドン

唯「『来い』を『恋』にするとどうかな?」

和「どんと恋です・・・」カキカキ

ちか「あははっ、書いちゃった」



169 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:03:29.37 ID:IXB7RD5ro


憂「沖縄のイメージか北海道のイメージを貰いませんか?」

澪「沖縄か・・・『光』と『水』・・・」ポクポクポク

潮「ブルーフェザー」

澪「それだっ!」

律「いやいや、光はどこへ行ったんだよ」

澪「光、すなわち太陽だ」

夏「太陽に向かう羽ですね」

唯「童謡であったよね・・・蝋で固めた鳥の羽・・・」

いちご「不吉・・・」

姫子「」スヤスヤ

和「蒼い羽と・・・」カキカキ

風子「・・・」

梓(いやな予感が・・・)



―――――・・・30分後

和「『蒼い羽』と『どんと恋です』が残りました」

律「おい・・・」

春子「悪ふざけにもほどがある・・・」

潮「だれだ!」ガタッ

唯「私だよっ!」

律「潮もだろっ!」

澪「律もだろっ!」

さわ子「・・・」イライラ

ちか「あ・・・」

和(姫子寝ているのね・・・)キラン

律「の、和・・・。いい加減に決めようぜ」ヒソヒソ

和「分かったわ。それではこの部屋には奇数の人が参加していますので
  左手の挙手は『羽』右手の挙手は『恋』で決めたいと思います」

風子「・・・」

律「おい・・・分かってるだろうな・・・」

梓「・・・」

ちか「・・・」コクリ

潮「・・・」コクリ

澪(あの辺り理解してないな・・・どういう状況なのか・・・)



170 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:04:26.92 ID:IXB7RD5ro


姫子「」スヤスヤ

和「それでは挙手を」

バッ

和「・・・・・・・・・ぴったり割れました」

春子「おい、そこ・・・どうして右手挙げてるんだよ」

ちか「あはは」

潮「ふふん」

律「どうせ選ばれないだろうと思って冒険したんだよん!」

澪「・・・まったく」ヤレヤレ

風子「姫ちゃん」ツンツン

姫子「ぅ・・・ん・・・?」

風子「黒板に書かれている二つの名を決定する時だよ」

姫子「・・・今は?」ボケボケ

風子「蒼い羽の人挙手」

姫子「はい・・・」ノッソリ

律澪「「 なんでっ!? 」」

さわ子「決定!」

梓「ハァ・・・・・・」

和「・・・」キラン

・・・

・・・・・・

梓「利き手を挙げてしまうのに・・・ふぅ先輩・・・」ハァ

一子「あ、梓ちゃん」

梓「一子先輩に曜子先輩・・・」

曜子「出店の方はどう?」

梓「少し忙しくて・・・澪先輩を探しているんですけど・・・知りませんか?」

曜子「春子さんと未知子さんと一緒に体育館へ・・・ロミジュリを見るって」

一子「私たちが行くから大丈夫なんじゃ・・・?」

梓「ローテーションの調整なんです。少しずつ合わなくなってきましたので」

一子「そっか、分かった」

曜子「それじゃあね」フリフリ

梓「はい、頑張ってください」

一子「はーい!・・・あ、虎徹ちゃん」

タッタッタ

虎徹「みゃー!」

梓「いつきちゃんに捕まっていたはず・・・」



171 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:05:53.80 ID:IXB7RD5ro



梓「・・・体育館か」

虎徹「・・・」

スタスタ

梓姉「「 あ・・・ 」」

虎徹「みゃ・・・」

梓「お姉さん・・・来ていたんですね」

姉「え?」

梓「来ていたんですね」

姉「誰が?」

梓「あなたが」

姉「そうじゃなくて」

梓「二度はいいませんから」

姉「・・・」

虎徹「みゃー!」

梓「うるさい」

姉「どこの店なのかな?」

梓「パンフレット見れば分かりますよ」

姉「それが、なつ達のクラス分からなくって~」

梓「この『どんと恋です』です」

姉「あ、ふぅちゃーん」

風子「お姉ちゃん、来てくれたんだ」

梓「・・・」

虎徹「・・・」フッ

風子「虎徹ちゃんが笑ってるけど・・・どうしたの?」

梓「笑ってませんよ、バカにしてるんです。澪先輩見つかりました?」

風子「ううん。まだだよ」

姉「ごめんね、どこだっけ?」

風子「?」

梓「この、『どんと恋です』ってお店」

姉「でこちゃーん!」

英子「あ、お姉さん」

梓「・・・」

虎轍「・・・」フフッ

風子「嘲笑されたよ?」

梓「知ってますよ」



172 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:07:09.85 ID:IXB7RD5ro


英子「うちのお店に来てくれましたか?」

姉「まだなの・・・。あ、ごめんね、どこのお店だっけ?」

梓「ですから、『どんと恋です』という」

姉「このネコは?」

梓「やっぱりわざとだったんですね!」

虎徹「・・・」クァ

姉「かわいいあくび~」

風子「梓ちゃん、さっきから変な事言ってるよね」

姉「変な事?」

風子「なんだっけ?どんと・・・?」

梓「名前を決定する一押しをしたのふぅ先輩じゃないですか」

英子「・・・」

風子姉「「 それで・・・お店の名前は? 」」

梓「人を探しているのでこれでッ!」ダッ

虎徹「みゃっ」ダッ

タッタッタ

姉風子「「 逃げられたか・・・ 」」

英子「いじわるしないでね・・・」

夏香「あれ・・・姉さん?」



173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:07:36.65 ID:IXB7RD5ro



―――――体育館


ザワザワ

「なんだなんだ」

「ケンカらしいぞ」

春子「なに・・・?」

「もう一度言ってやるよ。所詮町内レベルなんだよお前は」

春子「・・・!」ギリッ

澪「許せない・・・!」ムカムカ

未知子「うん・・・春子さんをバカにしてる・・・!」ムカムカ

梓「な、なにがあったんですか?」

澪「あ、梓・・・」

未知子「あの人が春子さんにいちゃもん付けて来るの」

虎徹「・・・」ジー

梓「・・・」

「そっちの道場では全国へ行けなかったからなァ」

「いっひっひ」

春子「おまえら・・・ッ!」

梓「うわ・・・」

澪「春子!」

春子「・・・?」

澪「・・・」

春子「・・・」コクリ

未知子「?」

梓「虎徹、走る準備しててね」

虎徹「みゃー」

「なんならここで白黒つけるかァ?町内No1さんよォ」

「うっしっし」



174 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:08:11.64 ID:IXB7RD5ro


春子「許さないッ!」

ガシッ

「熱くなりやがってッ!それがお前の弱点なんだよォ!」スッ

春子「知ってるよ」

クイッ

「なにィ!?」

クルッ ドサッ

「ぐふッ」

潮「一本!それまで!」

スゴーイ!

「おぉーっ!」

「かっこいいー!」

パチパチパチ

春子「どう?町内No1に負けた県No1さん」

「ぐッ」

春子「みんな、逃げるよ!」

澪「うんっ!」

未知子「うんっ」

梓「行くよ!」

虎徹「みゃ!」

潮「今の燕返しだよー、覚えて置くようにー!」

タッタッタ

「ちッ」

「はやくずらかろうぜ!」



175 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:09:38.39 ID:IXB7RD5ro



春子「律を投げた事親父にバレちゃってさぁ・・・怒られたの思い出したよ」アハハ

澪「かっこよかった」キラキラ

未知子「うん・・・!」キラキラ

潮「まったくですな」キラキラ

虎徹「みゃみゃ」キラキラ

春子「あいつさ、私らがのんびり稽古してる事がすっごく嫌だったみたい」

梓「・・・」

春子「でも、上を目指す気持ちは持ってなきゃいけないんだよね・・・」

梓「持っていないんですか?」

春子「うん・・・。昔あいつに負けてから、そういうの完全に折れちゃった」

澪「・・・」

春子「さっきのもあいつが私の事舐めていたから、うまくいっただけなんだ」

未知子「・・・でも、勝った」

虎徹「みゃっ」

春子「はは、そうだなー」

澪「スッキリした」

春子「うん。久しぶりに爽快になった」

梓「難しいですね」

春子「難しいねー」

潮「続けるの?」

春子「・・・」

梓「あ・・・」

いつき「おねーちゃーん!」

澪「えっ!?」

梓「私の妹じゃないですよ」

いつき「おねえちゃん、ねこちゃんがどこかへいっちゃった・・・あれ?」

虎徹「みゃ・・・みゃ~・・・」スリスリ

梓「気まずいんだよね?」

虎徹「みゃー」フルフル

律「なにやってたんだよ、澪を探すだけだろー?」

梓「校内が広いんですよ」

律「まぁいいや。梓、足りなくなりそうだから、ボーボーとカステラ、せんべいの補充頼む」

梓「はい。行ってきます」

いつき「おねえちゃん・・・」クイッ

梓「いっしょにいく?」

いつき「うん!」

梓「まずはおかあさんのところいこう」

いつき「わかったー」

虎徹「みゃー」



176 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:10:08.41 ID:IXB7RD5ro


春子「明日のけいおん部の演奏を見てから決めるよ」

潮「・・・そっか」

澪「・・・」

律「・・・?」

春子「ありがとな、律」

タッタッタ

律「・・・」

潮「さて、仕事でもするかぁ」

スタスタ

未知子「・・・」

律「・・・え?」

澪「時間差か・・・」



177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:11:30.61 ID:IXB7RD5ro


―――――調理室


未知子「虎徹ちゃんと走り出す準備できてたよね、どうして?」

梓「あっちの負けるオーラが見えましたから」

春子「あははっ」

いつき「・・・」

ギュウ

虎徹「・・・」

つかさ「おつかれー」

まき「おつかれさまー!」

春子「テンション高いな・・・」

未知子梓「「 うわっ! 」」

ちか「どうしたアルか?」

梓「本当に着てる!!」

未知子「どうしたのよー・・・」

ちか「勢いって怖いアルネ!」

梓「ちか先輩、一緒に校内見て歩きませんか?」

ちか「断るネ!」

唯「私と行くヨロシ!」

いつき「・・・よろし・・・?」

唯「誰アルか!」

梓「友達です・・・。その口調やめてください、メイド服じゃないですか」

唯「えへへ」

いつき「・・・」ジー

唯「どしたの~?」

いつき「おかし・・・ついてる・・・」

唯「おっと、いけねえ」ゴシゴシ

和「またつまみ食いしたのね」

唯「おいしいものがあったら、手を伸ばさずにはいられないのです!」

虎徹「・・・」

エリ「和さんも疲れたんじゃない?」

和「そうね・・・。少し歩きすぎたわ」

エリ「お店で休んでくるといいよ」

和「そうさせてもらうわね」



178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:12:11.22 ID:IXB7RD5ro


千雨「おまたせ、梓・・・お願いね」

梓「うん。ありがとう」

唯「そんじゃ行こうよ!」

梓「あ、むぎせんぱいは・・・?」

ちか「さっきまで美冬さんといたんだけど・・・」キョロキョロ

梓「そうですか・・・」

未知子「はい、いつきちゃん。できたてカステラだよ」

いつき「ありがとー」

虎徹「みゃっ」ピョン

いつき「あ、ねこちゃん!」

シュタッ

虎徹「みゃー」

梓(会えない・・・どうして・・・)ハァ



179 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:12:52.05 ID:IXB7RD5ro



―――――茶店


梓「陽が傾いてきましたね・・・」

和「えぇ・・・。あと、1時間で今日は終わりね」

梓「・・・はい。・・・どうぞ」

コト

和「・・・ありがと」

梓「ゆっくりしていってください・・・」

和「悪いわね、あまり手伝えなかったわ」

梓「・・・」

和「・・・どうしたの?」

梓「いえ・・・なんでもないです・・・」

和「・・・」

いつき「おねえちゃん」

梓「あ・・・」

いつき「わたしかえるからね・・・」

梓「う、うん・・・」

いつき「・・・」

「この子に付き合ってくれて、ありがとうございました」

梓「いえ、楽しかったです」

いつき「たのしかった」

「ほら、あいさつなさい」

いつき「うん・・・。おねえちゃん」

梓「・・・」

いつき「さようなら」

梓「・・・!」

いつき「・・・?」

和「・・・梓」

梓「あ、うん。・・・さようなら、いつきちゃん」

いつき「こてつちゃんもばいばい!」フリフリ

虎徹「みゃー」

「それでは」ペコリ

いつき「さようならー」フリフリ

梓「・・・」フリフリ

和「・・・」



180 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:13:24.18 ID:IXB7RD5ro


虎徹「みゃー」

梓「?」

虎徹「みゃーみゃー」

梓「どうしたの・・・?」

小田ばぁ「今日一日虎徹のめんどうみてくれてありがとうねぇ」

梓「あ・・・おばあちゃん・・・」

小田ばぁ「駄菓子おいしかったよ」イッヒッヒ

和「色々とご教授いただきまして、ありがとうございました」

小田ばぁ「私が教えたことなんて、些細なことさね」

和「いえ、それなりの評判となりましたので・・・とても助かりました」

小田ばぁ「頑張ったのはあなたたちさね」

梓「・・・」

虎徹「・・・」ジー

梓「・・・なに?」

虎徹「みゃ・・・」

梓「・・・」

小田ばぁ「ただの挨拶さね」

梓「あ、うん・・・。またね」ナデナデ

虎徹「・・・」

梓「?」

虎徹「みゃー」

テッテッテ

虎徹「みゃ~」スリスリ

小田ばぁ「それじゃ、帰ろうかね・・・」

虎徹「みゃっ」

スタスタ



181 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:14:38.51 ID:IXB7RD5ro


梓「・・・」

和「寂しい?」

梓「よく分かりません。今日一日一緒にいましたけど・・・」

和「・・・そう」

律「分からないのはもったいねぇぞ」

梓「どうしてですか?」

律「さっき、エリとおばあさんが話してたの聞いたんだけどな」

・・・・・・

・・・

エリ「おばぁちゃん・・・元気でね・・・!」

小田ばぁ「かわいい子だねぇ」ナデナデ

エリ「た、たくさん教えてくれたこと忘れないから・・・ね・・・っ」

小田ばぁ「そうかいそうかい」イッヒッヒ

律「・・・」

エリ「・・・」

小田ばぁ「顔を上げておくれ、小さな別れなんだから」

エリ「・・・っ」

小田ばぁ「これからもたくさんの別れがあるんだから」

エリ「っ!」

小田ばぁ「ちゃんと前を向いて、顔をみせなきゃダメさね」

エリ「う、うん!」

小田ばぁ「それじゃ、元気でねぇ」

エリ「あ、ありがとぉ!」

小田ばぁ「こちらこそ、楽しい思い出をありがとねぇ」

・・・

・・・・・・

律「今日でお店閉めたんだってさ」

梓「・・・」

律「明日から別の街で暮らすんだって、息子さんと一緒に」

和「・・・お店開いてたの?」

律「らしいぜ、梓」

梓「っ!」

タッタッタ



182 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:15:47.68 ID:IXB7RD5ro


梓「虎徹ッ!」

虎徹「みゃ?」

小田ばぁ「・・・」

梓「この街で過ごす最後の日に・・・来てくれてありがとっ」

虎徹「・・・」

梓「楽しかったよ」

虎徹「みゃっ」

梓「さようなら、おばぁちゃん」

小田ばぁ「はい、さようなら」

梓「さようなら、虎徹」

虎徹「みゃー」

梓「・・・」

虎徹「みゃー」

小田ばぁ「そうかいそうかい」イッヒッヒ

スタスタ

梓「・・・むぎせんぱい」

紬「・・・」

梓「どこへ行ってたんですか・・・」

紬「・・・」

梓「ずっと探していたんですよ?」

紬「・・・」スッ

梓「え・・・?」

紬「・・・」

梓「最初に会った時と同じ顔してますね・・・」

紬「・・・」ニコ

梓「生意気なネコ・・・でした・・・」

紬「・・・」ニコニコ

梓「波長が合わなくて・・・ケンカって言えるんですかね、ずっといがみ合ってて」

紬「・・・」

梓「それなのに・・・っ・・・」

紬「・・・」ナデナデ

梓「さびしい・・・です・・・ねっ」

紬「・・・」コクリ

梓「・・・」

紬「・・・」

梓「さぁ、残りの一時間頑張りましょう!」

紬「・・・」ニコニコ

梓(残された僅かな時間・・・)



183 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:16:47.95 ID:IXB7RD5ro


梓「カステラセット二人前お願いします!」

紬「・・・」コクリ

梓(やっと一緒に活動できる!)ウキウキ

「ごちそうさまー」

姫子「ありがとうございました」

律「お、バイトで培った礼儀だな」

姫子「そうみえる?」

律「うん。頼れるぜ」

姫子「役に立ったんなら嬉しいかな」

紬「・・・」スッ

梓「ありがとうございます。行ってきます!」

澪「梓、張り切ってるな・・・。むぎ、せんべいセット3人前お願い」

紬「・・・」キリ

多恵「これ、6番へお願い律さん」

律「おっけー」

紬「・・・」トントン!

律「ん?」

多恵「あ、ごめんなさい!ジャスミン茶じゃなくて紅茶を淹れてしまって!」

律「オッケ。少しくらい待てるぜ」

多恵「すぐ用意するね!」

律「慌てなくていいからなー」

紬「・・・」スッ

澪「ありがと、早いな」

姫子「澪、戻ってくるときに1番椅子の片付けお願い」

澪「うん」

梓「3番空いたよ純」

純「オッケー。こちらへどうぞー」

「おぉ、いい雰囲気だね」

「衣装が二種類あって可愛いよね」

紬「・・・」テレテレ

梓「えへへ」

律「えへへ」

多恵「お待たせ!」

律「さーんきゅっ」



184 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:18:38.59 ID:IXB7RD5ro


紬「・・・」クイックイッ

梓「4番・・・注文ですね、行ってきます!」

澪「姫子」

姫子「うん。お待たせしました、一番席へどうぞ」

「いちばんってどこー?」

「あっちだよ」

姫子「案内するね」

紬「・・・」ニコニコ

夏「紬先輩、これで調理班最後ですっ」ドサッ

紬「・・・」コクリ

澪「あ20分くらいで終わりのアナウンスが流れるな」

唯「冬ちゃんいらっしゃーい」

冬「おつかれさまでーす」

紬「・・・」コクコク

夏「冬ねぇ、そっちは終ったの?」

冬「うん。校内のお客さんはまばらになってきたから」

梓「むぎ先輩!アンダギーセットを二人前です!」

紬「・・・」キリ

夏「手伝います!」

梓「唯先輩・・・1人だけメイド服で浮いてますよ」

唯「そうかな・・・」

多恵「唯さん、これを4番へお願いします」

唯「あいよっ」

律「冬も店番と勘違いされそうだな・・・。休憩所で待っててくれ」

冬「はい」

姉「冬ちゃん!」

冬「あ、お姉ちゃん」

姉「くぅ・・・」ジーン

梓「今来たんですか」

姉「看板がないから見つけられなくって」

梓「あるじゃないですか、ほら」

姉「目が悪くて読めない・・・」ゴシゴシ

梓(言わせようとしてるなぁ・・・)

紬「・・・」スッ

梓「ありがとうございます。行ってきます!」

姉「逃げられたか・・・」



185 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:20:03.83 ID:IXB7RD5ro


夏香「姉さん、邪魔だから冬ちゃんと休憩所行ってきて」

姉「はいはい、なつは冷たいですね」

冬「そ、そんなことないですよ。暖かいですよ」

夏香「い、いいから」

紬「・・・」

姫子「むぎ、ポーポーセット3人前よろしく」

紬「・・・」コクリ

澪「私もそっちにまわるよ」

紬「・・・」コクコク

夏「ジャスミンはこれですよね?」

紬「・・・」スッ

夏「おっと、間違えるところだった」

澪「最初は戸惑うよな。ジャスミン、お茶、紅茶。むぎ茶」

紬「・・・」キリ

多恵「むぎさーん、カステラ切って欲しいー」

紬「・・・」コクリ

澪「ポーポーをお皿に載せて」

夏「ジャスミン茶3人分を用意すれば」

律「おっしゃ、持ってくぜー。一番だな」

姫子「よろしく」

梓「今のうちに洗い物片付けます!」

純「うん・・・」

紬「・・・」スィー

梓「等間隔に切るの手馴れてますよね」ジャブジャブ

紬「・・・」ニコ

梓「いつも私たちの分をカットしていましたよね」ジャブジャブ

紬「・・・」コクリ

純(洗い物を片しながらお喋りすればいいのか・・・考えたな、梓)

多恵「ありがとむぎさん」

紬「・・・」ニコニコ

唯「・・・」ヒョイ

澪「あ、こら」

唯「もぐもぐ・・・うまい!」

梓「つまみ食いばっかりじゃないですか」ジャブジャブ

唯「えへへ」

律「唯も作ったのか?」

唯「うん。頑張ったよ~」

澪「しょうがないな・・・」



186 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:21:23.81 ID:IXB7RD5ro


紬「~♪」

梓「唯先輩、このコップを拭いてくれませんか?」

唯「おまかせ!」

律「流れが止んだか・・・」

澪「束の間の休息だな」

紬「・・・」フキフキ

梓「便利な場所を確保できましたよね」ジャブジャブ

唯「そだね~。お店の隣に水道設備あってラッキーだよ」キュッキュ

律「場所確保したの誰なんだっけ?」フキフキ

澪「さわ子先生・・・?」フキフキ

紬「・・・」

梓「むぎせんぱいですよ。くじで引いて確保できたんです」ジャブジャブ

紬「・・・」キリ

唯律澪「「「 さすがだ(よ) 」」」フキフキ

梓「これで終わりですね。片付くの早いです」

紬「~♪」フキフキ

律「おしゃべりして仕事してたら怒られるな。バイトだと」ウシシ

唯「仲良く作業したら捗るんだよ」フキフキ

澪「そうだな・・・。よし、こんなもんかな」フキフキ

紬「・・・?」

梓「どうしたんですか?」

紬「・・・」スッ

唯「あ、カステラ余っちゃったね」

律「・・・」

澪「・・・」

梓「・・・」

紬「・・・」スッ

梓「あ・・・」

澪「誰が取るかと思ったら」

律「むぎが取ったか」



187 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:21:57.51 ID:IXB7RD5ro


唯「食べ過ぎちゃったよ」ゲフ

梓「どれだけつまみぐいしたんですか」

紬「・・・」スッ

梓「え・・・?」

唯「あずにゃん、あーん」

梓「照れますね・・・はむっ」

律「躊躇なかったぞ」

澪「なかったな」

紬「・・・」

梓「おいふぃれす」モグモグ

紬「・・・」ニコ

唯「わたしが作ったんだから当然だす!」

紬「・・・」コクリ

律「いちごと憂ちゃんだろ?」

唯「ほんとだよ、わたしが作ったのよ」

律「ほんとざますか!?」

澪「へぇ・・・。まだ余ってるかな・・・」

梓「腕を上げましたね」

唯「うっへっへ」

律「うわ・・・本当に腕を挙げてるよこの子」

澪「む、むぎ・・・この一斤も切ってくれないか?」

紬「・・・」コクリ

律「余るようにな、私と澪の分でいいんだぞ」ワクワク

紬「・・・」ニコニコ

唯「絶賛ですな」

梓「本当に唯先輩が作ったんですか?」

唯「はい」フフン

紬「・・・♪」スィー



188 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:23:06.85 ID:IXB7RD5ro



未知子「多恵、せんべいセットお願い」

多恵「はーい」

姫子「・・・」

信代「どうしたの?」

姫子「ううん。なんでもない」

春子(・・・あの五人見てたのか)

風子「・・・」

夏「・・・」

いちご「・・・」



189 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:24:26.24 ID:IXB7RD5ro



「ごちそうさまー」

梓「ありがとうございました」

紬「・・・」ペコリ

梓「・・・ふぅ」

紬「・・・」

梓「終わりましたね」

紬「・・・」コクリ

冬「おいしぃ~」パァァ

風子「・・・」ハァ

夏香「そのため息はなに・・・?」

英子「かわいくて困るんだって」

律「いつまでのんびりしてんだよ、もう閉店だぞ」

風子「貸切バリアー」

シュー

律「そんな口だけのバリアーなんて粉砕してくれる。いけ潮!」

澪「いやな店員だ」

潮「はい、こちらお下げしまーす」スッ

冬「あ・・・」

バシュッ

潮「なっ!弾かれた!」

信代「とりあえず、あの一角だけ放って置こう」

慶子「うん。そうしよう」

唯「今日も頑張ったよ~」ノビノビ

夏「どうしてメイド服なんですか?浮いていましたよ」

憂「場所が和風なのに・・・」

唯「これも個性だよ」フフン

姫子「あれも個性?中華だけど」

いちご「・・・うん」

ちか「あぁ・・・恥ずかしい・・・」プシュー

美冬「お客さん居ないから平気でしょ?」

ちか「他の生徒からの目線が少し痛いよ・・・」



190 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:25:30.05 ID:IXB7RD5ro


純「遠くから眺めていましたけど、和服」

紬「・・・」コクリ

梓「・・・」

純「茶店衣装」

多恵「・・・」

純「メイドの二人」

唯「もぐもぐ」

冬「おいしぃですよぉ~」

純「チャイナ服」

ちか「・・・」

純「ジャージ」

春子「・・・」

純「男性の衣装」

さわ子「どうしてよ?」

夏「・・・部の出し物です」

純「警察?」

和「・・・」

律「そして、純の制服・・・」

信代「ふっつうだよね」

純「普通って言わないでください」シクシク

律「なんだろうな、この集団・・・」

澪「どんと恋です」

律「だな」

紬「・・・」コクリ

唯「うん」

梓「・・・」

まき「なるほど」

三花「共感したの?」

まき「なんとなく頷いておこうかなって思いました」

とし美「なるほど」



191 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:26:59.45 ID:IXB7RD5ro


エリ「・・・」

梓「エリ先輩」

エリ「?」

梓「ありがとうございました。いい出会いがありましたよ」

エリ「うん。・・・出会えて良かった」

アキヨ「・・・片づけが始まらない」

さわ子「そうよっ!明日の準備しながら片付けなさい!」パンパンッ

律「ややこしい事言うなよっ」

俊美「右手で片付けて左手で準備」

愛「それだと、延々同じ作業することになるよ」

ますみ「・・・そういう問題じゃないよ」

つかさ「・・・」

姫子「やってみて」

夏「あたしがですか・・・やってみます」

梓「・・・」ハァ

圭子「その溜息は・・・?」

梓「呆れているんです」

夏「えっと、右手で箒。左手で・・・なにをすれば・・・」

姫子「ちり取り・・・が普通だよね・・・」

夏「ですよね」サッサッ

しずか「ちり取りくらい持つよ」

夏「はい、お願いします」

梓「・・・」ヤレヤレ

風子「あっちでむぎさん達楽しそうにゴミ拾ってるよ」

梓「っ!」ダッ

ダダダダッ

紬「?」

風子「あ、あずさちゃーん。まちがえちゃったー」

キミ子「風子さんって悪い人だったんだ・・・」

冬「ち、違いますよ!意地悪なんです!」

風子「・・・」

夏香「ふふっ、間違ってない」

梓「ここに居るじゃないですか!」

紬「・・・」コクリ

唯「ふぅちゃん、いじわるだよ!」ビシッ

風子「そうだよ?」

律「うわっ、この世の理のような反応だ」

響子「意地悪だったんだ」



192 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:27:34.10 ID:IXB7RD5ro


さわ子「こんなもんね」

和「はい」

美冬「うん。上出来」

澪「今日はこれでおしまい!」

律「あぁ・・・!疲れたけど・・・楽しかったぁ!」

唯「今日は泊り込みで練習だよ!」

さわ子「本気なのね・・・」

紬「・・・!」フンス!

憂「・・・」

純「・・・」

和「・・・」

律「明日の演奏頑張るぞー!」ブンッ

紬「・・・!」ブンッ

澪「おー!」ブンッ

唯「おぉー!」ブンッ

梓「おー」ブン

唯「お?」

律「どうした唯?」

唯「カメラ屋さんだよ」

澪「卒業アルバム用に撮っていたんだな」

紬「・・・」コクリ

梓「・・・」

唯「さわちゃん、どんと恋ですの集合写真撮ってもらってもいいかな?」

さわ子「いいんじゃない?」

律「唯!交渉してこうぜ!」

唯「はいよっ!」

タッタッタ

澪「そうだな。そういう一枚があってもいいよな」

紬「・・・」キラキラ

梓「ですね」



193 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:29:15.89 ID:IXB7RD5ro



紬「・・・」チョンチョン

冬「あ、いえ・・・私は部外者ですから・・・写真には写れません・・・」

紬「・・・」フルフル

冬「・・・」

梓「どうしたんですか?」

紬「・・・」

ギュ

冬「・・・!」

梓「唯先輩もメイド服だから、冬がいても違和感ないよ」

紬「・・・」ニコニコ

冬「・・・」

梓「行こう」

カメラ屋「夕陽が隠れちゃうよ~急いで~!」

紬「・・・」グイッ

冬「は、はい!」

テッテッテ

梓「由記達は?」

由記「3年生38人とプラスアルファでごちゃごちゃしちゃうから、遠慮しとく」

千雨「うん。梓たちだけどいいと思うよ」

来美「2年生に気を使わなくてもいい」

梓「うん、分かった」

唯「あーずにゃーん!」

梓「は、はい!」

タッタッタ

由記「紬先輩にひどい事言っちゃったね」

千雨「・・・うん」

来美「・・・そうだね」

由記「そこで提案なんだけどさ、明日の演奏時間の間、2年生の私たちだけで店番しよっか」

千雨「うん」

来美「賛成」



194 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:31:48.10 ID:IXB7RD5ro



梓「あっ!」

純「ふっふっふ、紬先輩の隣はいただいた」

梓「なんてことを・・・!」

純「条件次第では譲ってやらないこともない」フフフ

梓「条件・・・?」

紬「・・・?」

冬「ど、どうして私が真ん中なんですか・・・」オロオロ

風子「まぁまぁ、いいからいいから」

夏「・・・」ススッ

姫子(何気に冬の隣をキープしてる・・・)

いちご「・・・夕陽が沈んだらアウト?」

澪「影に入ったらボツになるだろうな」

慶子「それはもったいない」

信代「うん。アルバムに載せたいね」

春子「こんな状況で急いで撮ると変な写真になるよな」プクク

潮「みんな早く並んでー!」

律「お、指揮するのか」

唯「ふふふ、指揮者は私が適任ですよ」

憂「お姉ちゃんもはやくこっちに!」

英子「バタバタしてきたね」

夏香「表情つくれるのかな・・・」

エリ「それも、アリっちゃアリ」

アカネ「・・・うん。アリ」

三花「てんやわんやの一枚かぁ・・・いいね」

ちか「あはは、いいね!・・・あ、よくない!」

まき「一人チャイナ服・・・」

とし美「それもアリじゃない?」

美冬「うんうん。ありあり」

未知子「・・・」ブイッ

多恵「・・・」

文恵「二人はもう落ち着いてるんだね」

圭子「危ない危ない、忘れられるところだったよ」

しずか「・・・うん。危なかった」

春菜「律さんが呼びに来てくれて助かったね」

つかさ「・・・うん」



195 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:32:58.78 ID:IXB7RD5ro


愛「クラス写真とは違って面白いね」

俊美「うん。学園祭のページに幅を取って載るんだろうね」

ますみ「・・・それ、いいね」

一子「あんまり活躍できなかったけど、明日頑張るからいいよね」

曜子「・・・」ジー

響子「・・・」グッ

キミ子「親指立てるの?」

よしみ「なるほど、卒業後に受け取るからそれで面白いかも」グッ

ちずる「・・・」グッ

ワイワイ ガヤガヤ

律「アキヨどこに行ってたんだよー」

アキヨ「部の出し物で忙しくて・・・」

律「まぁ、いいですけども」

澪「なんだろ、視線を感じる・・・」

カメラ屋「準備はいいですか~!」

さわ子「はい」

春子「・・・」

風子「・・・」

信代「・・・」

いちご「・・・」

夏「冬ねぇ、紬先輩にしがみついたら」ヒソヒソ

冬「え・・・」

夏「梓を刺激してみてよ」ヒソヒソ

冬「どうなるの?」

夏「『最高の一枚』になるよ」ヒソヒソ

冬「分かった」

姫子(静観していよう・・・面白そうだし・・・)

純「・・・面白い事を言ってみなさんを笑わせてくださいね」

梓「ぐっ・・・」

憂「純ちゃんったら・・・」

唯「カメラ屋さん!」

紬「・・・」ニコニコ



196 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:34:36.08 ID:IXB7RD5ro



カメラ屋「それではハイ――」

梓「どんとキタですッ!」

一同「「 ? 」」

冬「紬先輩っ」ダキッ

梓「ッ!?」

紬「・・・」ニコ

カメラ屋「――ズ」


カシャッ



197 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/09/15(木) 21:35:39.13 ID:IXB7RD5ro



むぎせんぱいを中心にして

むぎせんぱいだけがまっすぐ見つめる一枚


私は冬を

冬はむぎせんぱいを

他のみなさんは私を見ている構図

それでも

『最高の一枚』




樹ちゃんが知らせてくれた

すぐそこにある別れを

最後の演奏が迫っていることを


虎徹が教えてくれた

その時感じたモノに気づけるように

ちゃんと残せるように

前を向か無きゃいけないことを



放課後ティータイム

最後の演奏




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