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部長「最近署員の間で度々耳にするけいおんとは一体何のことだ?」#後編 【クロス】


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部長「最近署員の間で度々耳にするけいおんとは一体何のことだ?」#前編
部長「最近署員の間で度々耳にするけいおんとは一体何のことだ?」#中編
部長「最近署員の間で度々耳にするけいおんとは一体何のことだ?」#後編




225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:09:04.88 ID:dewxfyM5O

『本番3分前です。用意してください』

律「よし……いくぜみんな!」

全員「お~!」

ダダダッ

憂「ま、待って……!!」

唯「あれ、憂? と……」

律「げ、原人! 何しに来やがった!」

両津「わ、わしはな……」

憂「両さんはみんなに謝りたくてここに来たんだよ」

澪「ほ、本当に?」

律「ま~たいつぞやのパターンだろ? 謝ると思わせて実は嘘でした、って」

憂「そんな事はありません! 両さんは……両さんは……ううっ……」

唯「う、憂? 泣いてるの?」オロオロ



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:13:59.37 ID:dewxfyM5O

両津「ごめんな憂ちゃん。やっぱりわしは邪魔者みたいだ」

梓「あ、あれ……?」

澪「なんだか覇気が無いな。まさか本当に……」

律「ど、どうせ泣き落としだろ! そんな手にはな!」

憂「違いますっ! 両さんは……ただみなさんとお茶を飲みたかっただけなんですよ……
  演奏を聴きたかっただけなんですよ……」ポロ ポロ

唯「憂……」

両津「もういいんだよ憂ちゃん。わしにはお茶よりも消火剤の方が似合っていた……それだけだ」

澪「両さん……」

両津「こんなんなら、ワニの餌になっていた方が幸せだったかもなあ」

紬「両さん……」



230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:20:56.33 ID:dewxfyM5O

両津「最後に挨拶くらいはさせてくれ。律……」

律「な、なんだよ! いきなり名前で呼ぶなよ!」

両津「一度でいいからりっちゃんのドラムが聴きたかった。それだけだ」

律「っ……!!」

両津「じゃあ、あばよみんな。演奏頑張れよ。ふわふわ時間……楽しみにしてるからな」

澪(今日の曲はふわふわ時間じゃないけどな……)

梓(でも、何だか可愛そう)

紬(哀愁……)

唯(両さん……)

憂(このまま、帰っちゃうんですか……?)

律「ま、ま……」

全員(りっちゃん……?)

律「待てよ両さん!」



231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:25:40.91 ID:dewxfyM5O

律「そ、そんなに私のドラムが聴きたいなら……き、き、聴いてけよ?」

両津「しかしわしは……」

紬「部長が許したんだから、もういいんですよ」

両津「ム、ムギ……」

律「おう! 憂ちゃんと一緒に客席でドーンと聴いとけ!」

紬「これが終わったらみんなでお茶会にしましょうね?」

唯「やった~。じゃあ私頑張っちゃうよ」

律「よし澪。今日の曲はふわふわ時間に変更だー!」

澪「えっ! だ、だって今日の歌は……」

律「両さんのリクエストなんだから仕方ないだろ!」

澪「そ、そんなぁ~……」



234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:30:55.45 ID:dewxfyM5O

『それでは最後に登場するのはHTTの皆さんです』

憂「じゃあ、私達は客席に行くから! 行こう両さん!」

両津「おう! 頑張れよみんな!」

タタタッ

澪「……ま、いいか」

梓「やっと聴かせてあげられますね」

律「ふふん。今日の私はプロにだって負ける気がしないぜ!」

紬「ふふっ。もしかしてりっちゃん自身がふわふわ時間なのかしら?」

律「へ、へっ?」

澪「そうなのか? じゃあ余計に気合い入れて演奏しないとな!」

律「な、何が? 何がなのムギ?」

紬「ふふっ、私なんにもしらな~い」クスッ

梓「先輩達。そろそろ……」

唯「ほんばん!!」



235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:41:38.77 ID:dewxfyM5O

憂「……そうなんだ。ワニに追いかけられる夢ばっか見るんだね」ナデナデ

両津「ううっ、怖かったんだよぅ!」ヒイッ

……

唯『あ、あ、テステス。こんにちは、私たちHTTと言います』

両津「……お、始まったか」

唯『歌う前に一つだけお話があります。
  いつもならボーカルの私がこうして前に立って歌うんですけど……』

唯『今日はちょっと変則的に、横に広がりながらのままで歌いたいと思います』

律(え? そ、それだとドラムが……あ、客席が見える)チラッ


唯『ある人に、ドラムを演奏している彼女の姿を見せるため……今日はこのままで歌います!』

澪(うわあ、やったな唯の奴)


律(後で覚えてろよ……)



236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:47:16.01 ID:dewxfyM5O

唯『それでは聴いて下さい。私達HTTが歌う……ふわふわ時間!』

~~♪

両津「おお、おお。このイントロだ!」

律(やってやるよ、この!)ダンダン シャンシャン

澪(やっぱり気合い入ってるな律)

唯『きみを見てるといつもハートDOKIDOKI~♪』

両津「うんうん」

唯『揺れる想いはマシュマロみたいにふわふわ~♪』

憂「ふふっ……」



237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:51:43.35 ID:dewxfyM5O

唯『ふわっふわタ~イム♪』

唯『ふわっふわタ~イム♪』

両津「いやあ、やっぱりいいなあ……」

憂「楽しんでもらえてよかったです! これで皆さん仲良くなれますよね!」

両津「ははっ、もちろん!」

両津「……しかし、何か忘れている気がする。そもそも今日わしがここに来たのは……」

ドンドドン ドンドドン

ドンドドンドドン!

憂「……?」

唯(……?)

律(何の音だよ何の!)

梓(こ、これは……)

澪(和太鼓、か?)



238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 06:58:42.06 ID:dewxfyM5O

両津「……げえっ! しまった! あいつらの事をすっかり忘れてた!」

ドンドドンドドン

律(お、音が近付いてくる!)

唯(もう伴奏聞こえないよ~)

澪(く、来る……!)


ガラガラガラッ!

ドンドドンドドン

ボルボ「はっ!!」

ドンドドンドドン

左近寺「よいしょ!」

ドンドドンドドン

本田「バリバリいくぜぇ!」

澪「……な、なんだよあれ……」

律「ふんどしに神輿って何考えてんだよ!!」

梓「……多分何も考えてないんだと思いますよ」



240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:03:49.52 ID:dewxfyM5O

三人「男気薔薇時間! ただいま参上!!」

ドンッ

律「いやドンッじゃねえよ!! 微妙にこっちを意識した名前止めろよ!!」

左近寺「ハアアァァァ!」

ボルボ「ホゥアアアア!」

本田「オラオラ! バリバリだぜ」

ドンドドンドドン ドンドドンドドン

憂「な、何よあれ……」

両津「ま、まずい……早くここから逃げ出さないと……」

ボルボ「……両津!」

左近寺「両津!」

本田「両津のダンナァ! 出番だぜこの野郎!!」

両津「バ、バカ! そんな大きな声で呼ぶな!」



244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:10:58.24 ID:dewxfyM5O

澪「両津?」

梓「今確かに……」

律「両津って言ったのか?」

両津「ち、違うぞ! これはアイツらが勝手にやっている事だ! わしは知らん!」

律「……本当に子供と同じ言い訳してんじゃねえ!」シュッ

ゴシュッ

両津「ぐええぇぇぇ!」

澪「い、今のスティック投げは本気だ……」ゴクリ

唯「りっちゃんがギターの担当じゃなくてよかったね~」

澪「そんな事呑気に言っている場合か!」



245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:15:45.85 ID:dewxfyM5O

三人「両津! 両津! 両津! 両津!」

憂「り、両さん」フルフル

両津「ち、違うんだ憂ちゃんこれはだな……」

憂「私……信じてたのに」ポロポロ

両津「う……」


両津「くっ……ち、違うんだ……頼む! 誰か……誰でもいい! わしを助けてくれぇ!」

……

チャララ~チャ~チャチャ~♪(あの音楽)

両津「こ、この音楽は……」

紬「こ、これはもしかして!」キラキラ

律「こんな時だけ反応すんな!」

汚野『……股間のもっこり伊達じゃない』

梓「ま、またあの人ですか?」



247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:21:58.92 ID:dewxfyM5O

汚野『海パン刑事ただいま参上!』

両津「お、おお海パン刑事」

汚野「呼ばれた気がしたからな。助けに来た」

澪「や、やっぱり正義感は強いみたいだな」

憂「んん~……」バッタリ


汚野「ん、いつぞやのリクエスト少女か。今日はタネ明かしをする前に気絶してしまった」

律「さらっとひどい事言ってんな~」

三人「両津! 両津! 両津!」

両津「そ、それより海パン刑事。この状況をなんとかしてくれ!」

汚野「ふむ、任せろ。こういう時はこれだ」ムンズ

紬「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」

律「ステーキより驚がない自信だけはあるわ」



250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:29:20.23 ID:dewxfyM5O

両津「ば……爆竹だと?」

汚野「祭りを盛り上げるにはまず音だ。これから手軽に大盛り上がりだ」

両津「誰が盛り上げて欲しいと頼んだんだ!」

汚野「違うのか? しかしもう火は着つけてしまったぞ」ポイッ

シュゥゥゥ

両津「バ、バカ! そっちにはドラムが!」

律「え? え?」

紬「りっちゃん!」

澪「あ、危ない律!」

梓「先輩!」

律「い、いやぁああああ!」

ババババババ!
ババババババ!

律「……あ、あれ? 熱くない? ドラムも……傷付いてない?」

両津「ぐっ……うっ!」

律「り、両さん!」



251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:33:54.18 ID:dewxfyM5O

両津「よかった。傷は無いみたいだな……ぐうっ!」

律「あ、足が! 待ってろ、今タオルを冷やして……」

両津「バカ野郎! わしの事はどうでもいい……」

律「で、でも……」

両津「ドラムはわしが死んでも守る。これが傷付いたら律が悲しむからな。ぐっ!」ズキッ

律「バ、バカはどっちだよ!
  ドラムはまた買えばいいけど……両さんが……両さんが怪我したら私……」

両津「律……」



253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:39:36.97 ID:dewxfyM5O

汚野「ほうれもう一丁だ!」

ババババババ!

律「きゃあっ!」

両津「は、早く逃げるんだ。ここは危険すぎる」

律「両さん……」

両津「大丈夫だ。絶対にドラムは守る……約束だ」

律「う、うん!」

両津「さあ、早く行くんだ!」

律「ありがとう……勘吉!」ダダダッ

両津「へっ……まったく」

両津「海パン刑事! 聞いての通りだ! このドラムに向けて爆竹を投げる事はわしが許さん!」

汚野「両津……わかった。今回は私の負けだ」

両津「海パン刑事……」

汚野「ドラムに向けて投げては行けないなら……反対方向に投げるまでた」

両津「……え?」



254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:44:31.56 ID:dewxfyM5O

ドンドドンドドン!


ボルボ「わっしょい! わっしょい! わっしょい!」


……ババババババ!
ババババババ!

ボルボ「ひっ! て、敵だ! マシンガンの一斉掃射だ!」

汚野「こちらにはドラムなどなぁい」スッ

バババババ!
ババババババ!
ババババババッ!

ボルボ「う……うおおおお!」



255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:46:56.25 ID:dewxfyM5O

両津「落ち着けボルボ! 音だけだ! ただの爆竹だ!」

ボルボ「く、来るな……来るなああぁぁぁ!」シュッ

ポイッ ポイッ

コロン

コロン

両津「なんでフンドシの中に手榴弾なんか入れているんだよ……!」

ボルボ「うおあああああああ!!」ポイッ ポイッ ポイッ

両津「こ、この……!」

両津「大馬鹿者~!」

……カッ……

ドーン



256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:52:12.69 ID:dewxfyM5O

両津「……ケホッ、ケホッ」ガラガラ

両津「ひ、酷い目にあった……」

律「……おい」

澪「た、建物が跡形も無くなってる……」

唯「なんで? ねえなんで?」

梓「何で……この人生き埋めになってたのに……」

律「そのまま瓦礫に潰されれば良かったのにな」

両津「いや~、手厳しいねりっちゃんは全くもう!」

律「気安く呼ぶんじゃねえ! 無能ゴリラ!」

両津「なんだとテメエ!」

律「何がドラムは命懸けで守るだよ! ペッチャンコじゃねえか!」

ペターン



257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 07:57:29.97 ID:dewxfyM5O

両津「ま、待て。これを見ろ!」ジャン

澪「これは……シンバルの部分かな?」

律「これが何か?」

両津「ほ、ほら。この二枚を持って手を前にして」

律「ふむふむ……」

両津「はいっ。お猿のオモチャ!
   いやあ、これでりっちゃんも明日からプロのシンバル使いだよ! やったね」

律「ふざけんなバカ野郎!」ジャーン! ジャーン

両津「うご……目、目が……そんなので挟むなんて……」

律「はあ、もういいよ。行こうぜみんな」



258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 08:06:19.86 ID:dewxfyM5O

澪「そうだな」

唯「なんか幻滅~」

梓「もう用事もありませんしね」

律「じゃ、あばよ原始人」

両津「ま、待ってくれ!」

紬「……」

両津「お、ムギちゃんだけはわかってくれるのか……
   そうだよな、お茶会をする約束だったもんな……」

紬「ええ。とっておきのイベントにご招待致します」クスッ

両津「お、おお……まさに女神だ……後光がわしには見える」

紬「うふふふっ」キラキラ



260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 08:14:39.73 ID:dewxfyM5O

大原「ん、両津は今日も休みか?」

中川「何でも、世界一週しながら行われる音楽フェスを見てくるとかで……」

麗子「まあ、うらやましい」

中川「それがそうでも無いんだ……」



261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 08:18:54.10 ID:dewxfyM5O


ピッ ピッ

紬『そちらの気温はどうですか? どうぞ』

両津『』カチン

紬『あれ、凍っちゃってますか? どうぞ』

両津『』コチン

紬『なかなか前衛的なイベントでしょ? そんな山頂で音楽イベントをやるなんて。どうぞ』

両津『さ……む……い……』

紬『海パン一つでエベレストは辛かったですか? どうぞ』カチン

両津『し……しんじゃう……』

紬『あーあー。電波が悪いみたいで聞こえません。また明日連絡します。どうぞ』

両津『』



262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 08:25:23.10 ID:dewxfyM5O

中川「スポンサーが税金対策のために開催している偽のフェスなんだ」

麗子「ええっ?」

中川「会場は滅茶苦茶。出演グループだって全部架空のグループ……」

麗子「悲惨……」

中川「フェスが終わるのは三年後の日程だった気がするよ」


麗子「何が両ちゃんをそんなにさせたのかしら……」


中川「僕は何となく知っているような気がするよ……」


紬「ふふっ……」






263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 08:27:47.74 ID:dewxfyM5O

部長が絡めなかったから、前半はこんな落ち。
雰囲気を楽しんで頂ければ。

文の感じが変になるのは頭が麻痺しはじめるからです。

りっちゃんの扱いやすさは異常。

元気回復したら後半も。




266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 08:34:13.94 ID:HSnBNWsxP



面白かったよ。
こち亀の台詞の要点もちゃんと
抑えられてていい雰囲気だった。
こうはんもあるのか!?
楽しみだぜ。





272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:08:10.78 ID:dewxfyM5O

両津「うおっす」ガチャッ

さわ子「げっ……」

律「何勝手に入ってきてんだよ!」

両津「けっ、暇潰しで来たと思ったらこれだ」

梓「た、確かに以前遊びに来て欲しいとは言いましたけど……」

さわ子「アポ無しはちょっとね~」バタバタ



273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:12:06.16 ID:dewxfyM5O

中川「……先輩、やっぱり無断で来るのはマズイですよ」スッ

さわ子「あら! 中川さんだったら連絡なんていらないわよ。もう、バンバン遊びに来て!」

紬「圭一様。お口に合いますかどうか……」スッ

唯「ねえねえ! 今度あの赤くてシャキーンて開く車に乗せて乗せて!」

梓「ず、ずるいですよ唯先輩! 私だって乗りたいのに!」

律「いやあ、中川さんが来ると部室も賑やかになるねぇ」

澪「本当だな」

両津「生徒はまだしも教師が差別していいのかよ……」グッ



274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:20:42.06 ID:dewxfyM5O

ワイワイ ガヤガヤ

両津「……」

両津「こいつら、けいおん部のくせに全く練習をしていないんだな……」

両津「ふむ……」

唯「あ、あの赤い車っていくらするんですか?」

中川「僕のフェラーリF50かい? 確かカスタム仕様で8000万くらいだったかな?」

澪「は、はは……!」

中川「車は週に一度程買うから値段はあまり気にしないんだ」

紬「ふふっ」

律「ムギはやっぱり余裕でいられるんだな……」

さわ子「私なんてそんなお金想像もつかないわ~」

両津「えー、ゴホン。君たちぃ?」



275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:27:01.89 ID:dewxfyM5O

澪「車って週に一回買う物じゃないよな?」

律「ま……一般人はな」

両津「あの~。もしもし?」

唯「も、もしかして楽器とかも沢山持ってますか?」

中川「ジャズの楽器が中心だけどね。種類はそれなりに持っているつもりだけれども……」

さわ子「い、一度見てみたいわね?」

中川「今度の休みに招待しますよ。みなさんで遊びに来て下さい」

両津「あのね……のね……」プルプル

澪「ほ、本当にいいんですか?」

中川「遠慮しないで大丈夫だよ」

律「いよっしゃー、テンション上がってきた!」



276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:33:44.12 ID:dewxfyM5O

さわ子「じゃあ、次の休みは中川さんのお宅にお邪魔しちゃいましょう!」

全員「お~!」

両津「おー……じゃねえ! 人の話を聞け! 徹底的に無視しやがって!」ズキュン ズキュン

中川「せ、先輩! 発砲はマズイですって!」

律「あちゃ~。壁に穴があいちゃってたよ」

両津「ふん。音響効果が高まっていいだろうが」

さわ子「後で弁償して貰いますからね」キリッ

紬「もう、梓ちゃんが怖がってますよ」

梓「……」ブルブル

唯「両さんいけないんだ~」

両津「なんで攻められる時だけ注目してくるんだよ……くそっ」



277 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:38:29.61 ID:dewxfyM5O

律「で、何か話があったんじゃないのか?」

両津「ある!」

律「ハァ……聞いてやるから終わったら黙れよ?」

両津「わしだけ除け者扱いかよ!」

律「……本題は?」

両津「……ズバリ! けいおん部の存在意義についてだ!」

律「はい、お疲れ様でした~」

澪「帰り、どっか寄ってく?」

梓「私お腹すいちゃいました~」

紬「あら、お菓子だけじゃ足りなかったかしら」クスッ

唯「あたしもお腹すいた~」グゥ~

律「本当に食いしん坊だな、唯と梓は」

梓「わ、私もですか?」

唯「わ~い。あずにゃんと一緒一緒~」ギュッ



278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:45:29.27 ID:dewxfyM5O

両津「いい加減しろよテメーら!!」ズギューン ズギューン

ガシャーン

バリーン

律「なんだよ。聞くだけ聞いてやっただろ」

さわ子「ガラスが二枚……これも弁償ね」

唯「早くご飯食べに行こうよ~」

両津「ええいうるさい! お前らはいつもそうだ。
   食って寝て食って寝て……音楽なんかちっとも練習しとらん」

律「うっ」ガーン

澪「でも今に言われ始めた事じゃないよな?」

梓「お叱りと言うかツッコミはよく受けますよね」

紬「この雰囲気がけいおん部って感じよね~」

律「そ、そーだそーだ。私達はこのスタイルでやってるからいいんだよ!」

澪「決して威張って言える事じゃないがな……」



279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:52:11.20 ID:dewxfyM5O

律「大体そんな事言ったらそっちだってそうだろ?」

両津「ん、何がだ?」

律「なんで警官が女子高の部室で油売ってるんだよ。仕事しろよ仕事!」

両津「うっ」ガーン

澪「そう言えば勤務はどうしてるんだ?」

両津「わ、わしは巡査長だからな。偉いから働く時間が短くていいんだ」

唯「本当に~?」

紬「長って言っても、一般の巡査よりちょろっと偉いくらいらしいわよ?」

律「なんだ、やっぱり大したことないんだ~」

両津「ううっ……」

中川「実際、僕たちパトロールだと言って派出所を抜け出してますからね」



280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 09:58:58.69 ID:dewxfyM5O

さわ子「あら、中川さんは抜け出して来ても全然問題ないですわ」キラキラ

両津「いい加減顔で差別するのん止めんか……」

律「ま、うちらは授業が終わった後。
  放課後の自由な時間を使ってるんだ。文句を言われる筋合いは無いね」

両津「わしの時間の使い方だって文句を言われる筋合いはねえ!」

律「じゃあ言ってみろよ。昨日一日で何をしてたかさ」

両津「昨日は非番だったからな。まず朝八時に起床だ」

紬「あら、意外としっかりしてるんですね」

澪「全くだ」

律「ふ~ん。それから?」



281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/29(木) 10:02:39.71 ID:dewxfyM5O

両津「十時にパチンコ屋に入店」

律「待て待て。八時からの空白の二時間はどうしたんだ?」

両津「店の前で並んでいたに決まっているだろ。新台の整理券を受けとるためにだな……」

澪「ギ、ギャンブルの事はよくわからないけど……」

梓「朝から数時間パチンコに費やしているのだけはわかりますね」

律「そ、それからどうしたんだよ?」



327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 01:16:29.41 ID:Eq5A+u6iO

両津「午後から元気なお馬ちゃんを追いかけていたかな」

紬「まあ、乗馬が趣味なんですか?」

澪「絶対に違うと思う……」

中川「また競馬でしょう?」

両津「わははは、大穴当てちゃってね。三十万の臨時収入だったよ」

さわ子「三十万なんてうらやましいわね~」

梓「今のところギャンブルしかしてませんよ……」

律「聞くのも馬鹿らしいけど、夜はどうしてたんだよ?」



330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 01:26:15.10 ID:Eq5A+u6iO

両津「その後は確か、さっきの金で朝まで呑んでいたな」

澪「ギャンブル、ギャンブル、酒……」

紬「そのせいかしら。さっきから異臭がするのは?」

中川「今朝も生ゴミの上で寝ていたからね、多分……」

唯「ば、ばっちいよそんなの~」

両津「わははは! わしは一ヶ月風呂に入らなくても大丈夫な体だからな! 」

律「そんなの威張って言うんじゃねえ!!」ゴッ

両津「スティックで殴るのは止めろ! わしはお前のドラムじゃねえ!」

律「そう言うセリフはドラムみたいに偉くなってから言え!」

両津「わしゃドラム以下の存在か!」



331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 01:33:03.68 ID:Eq5A+u6iO

澪「お、落ち着けよ律」

中川「先輩もすぐに怒鳴るのはよくないですよ」

律 両津『悪いのはこいつだ!』

さわ子「仲がいいのは結構だけど一応学校だからね~。
    俗っぽすぎる人に入り浸られても困るのよね~」

律 両津『誰がこんな奴と!』

両津「真似すんなこのブス!」

律「繋がり眉毛に言われたくないっての!」

澪「……」

さわ子「一応学校だから、賑やかすぎても……ねえ?」

紬「りっちゃん楽しそう」キラキラ



332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 01:38:33.43 ID:Eq5A+u6iO

中川「確かに、ここに来るならギャンブルはともかくお酒は控えた方がいいですかね」

両津「デコ! ハゲ!」

律「短足! バーカ!」

さわ子「はいはい。その辺で止めときなさい」

律「む~……なあ繋がり眉毛」

両津「なんだデコッパチ」

律「お前は明日から部室に入るの禁止だ!」ビシッ

梓「り、律先輩!」

唯「おお、りっちゃん部長さんみたい」

律「ふふん」



334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 01:45:21.60 ID:Eq5A+u6iO

両津「何でそうなるんだよ!」

律「その俗な性格を少しでも直したら許してやる」


両津「ぐぬぬっ……」

律「アンタなんか居ようが居まい困らないけど~。
  りっちゃん優しいから待っててあげるよ、みたいな?」キラッ

澪「完全に小馬鹿にしているな」

梓「ですね」

中川(先輩の事だから、大好きなお酒や夜遊びを断ってまで約束するなんて事は……)

両津「わ、わかった」

中川「え?」

両津「しばらく酒は辞める。それでいいんだな!」



335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 01:49:57.95 ID:Eq5A+u6iO

律「お、おう?」

律(こんなにあっさり認めるもんなのか?)

両津「いつまでだ?」

律「えっ?」

両津「いつまで酒を我慢すれば許してくれるんだ。一年か、二年か!」

律「いっ、いや……さすがにそんなに……ねえ?」

澪「あまり縛りすぎる事もできないよな?」

唯「じゃあ部室に来る前の日にはお酒を呑んじゃだめって事にすれば~」

律「ふむ……それくらいが妥当かな?」

澪「まあ一種の形としてはいいんじゃないか?」

律「よし! じゃあ今後部室に遊びに来る前はお酒呑むの禁止だからな!」



336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 01:56:24.89 ID:Eq5A+u6iO

帰り道

中川「いやあ感動しましたよ先輩。お酒を我慢してまで、部室に遊びに行く道を選ぶなんて」

両津「あそこは部長に知られていない隠れ家だからな。手放すには惜しい」

中川「ふふっ。そういう事にしておきますよ」

両津「おっ、待て中川。ここでいい。今日は呑んでいく」

中川「えっじゃあ明日はけいおん部に顔を出さないんですか?」

両津「明日も行くに決まってるだろ。なあに、ちょっとだけならバレはせんよ」

中川「し、しかし……」

両津「明日になったら酒も抜けてるさ。じゃあまたな」カラン カラン

中川「……行ってしまった。全くもう」



339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:06:22.69 ID:Eq5A+u6iO

次の日

中川「こんにちは、みんな」ガチャッ

梓「あ、中川さんこんにちは」ペコッ

両津「うおっす」ガチャッ

律「お前は出入り禁止だバカ野郎!」ブンッ

両津「おっと!」パシッ

律「な……受け止められた?」

両津「ふふふっ。わしに同じ技は二度と通じない!」

律「結構ボコボコ当たってたじゃんかよ。そんな事より! 昨日酒呑んだだろ?」

両津「ええ~。僕ちゃん呑んでまちぇ~ん」クネクネ

律「いちいち気持ち悪い動きをするな! さわちゃんが昨日店に入る所を見てんだぞ!」

両津「な、なんだと!」



340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:11:28.28 ID:Eq5A+u6iO

さわ子「偶然飲み屋に入っていく所を見ちゃったのよね……」

律「言い訳があるなら聞こうか?」

両津「それはわしじゃない! わしに似た誰かだ!」

さわ子「警官の制服着て飲み屋に入る人なんていないわよ~」

両津「う……」

澪「まあ、約束だからな」

唯「今日は両さん禁止か~。つまんないの~」

律「さあ、帰った帰った」

両津「ち、ちくしょ~!」



341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:18:35.94 ID:Eq5A+u6iO

中川「せ、先輩! ……行っちゃった」

梓「泣きながら走って行っちゃいましたよ?」

律「ま、前の時みたいに嘘泣きに決まってるさ!」

澪「あのさ……ちょっと気になったんだけど。
  部室に遊びに来たいだけであんな約束するかな普通?」

律「ん?」

澪「だってここ、ただの部室だぞ? 好きなお酒を我慢してまで来る価値があるのかな?」

紬「価値が無かったら我慢なんてしないわよね~」

律「う……」

律「た、確かに条件を簡単にのんだ時は私もビックリしたけどさ……」

中川「何だかんだで、先輩はこの部室に来たかったんだと思うよ」



343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:26:24.64 ID:Eq5A+u6iO

さわ子「ん~。よく考えたら私達に危害があったわけでも無いしね。
    お酒で暴力とかあったわけじゃないし……」

梓(……シラフで拳銃撃ってるのはどうなんですか!)

澪「ちょっと振り回しすぎたかもな」

唯「大人なんだからお酒呑んでもいいと思うよ~」

紬「りっちゃんはどう思う?」ニコニコ



344 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:29:08.33 ID:Eq5A+u6iO

律「……」

律「ねえさわちゃん。この辺で居酒屋さんがある通りってどの辺りだっけ?」

中川「律ちゃん……!」

律「みんなで行けば、多分許してくれるよな?」

梓「先輩、素敵です!」

律「よし行くぞみんな!」

唯「むかえざけ!」

澪「いや、それは意味が違うと思うぞ……」



345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:34:22.42 ID:Eq5A+u6iO

……

両津「……」

両津「くそっ! せっかくタダで食い物にありつける場所を見つけたってのに!」

両津「酒呑んだくらいで追い出されるなんて! 頼まれたってもう行ってやるもんか!」

両津「へへッ。これからも変わらずに酒を……」グウ~ッ

両津「……ああ、腹減ったな」

両津「赤提灯に照らされ、薄汚れたようにも見える粋な造りの一軒に……酒」

両津「昨日で金を使いすぎてしまったからな……」グググッ

両津「入るか、入るまいか……!」



347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:40:45.33 ID:Eq5A+u6iO

中川「あ、いましたよ、先輩だ!」

両津「……」

さわ子「あら。またお店に入るのね」

澪「やけ酒かな?」

律「いや……よく見てみろ!」

両津「……」グググッ

梓「お店の前で握りこぶしなんか作って……地団駄踏んでますね」

中川「きっと先輩は、本当にお酒を我慢しようとしてるんだよ。だからあんな風に必死になって……」

中川「約束を守ろうと頑張っているんですよ」

律「……」

澪「もう許してあげれば、律?」

律「わ、私は許すつもりだったさ! あんな姿まで見せられちゃあ余計……」



348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:45:22.69 ID:Eq5A+u6iO

両津「……決めた。やはり店に入るぞわしは」

両津「江戸っ子は宵越しの銭は持たねえもんだ。ここはバァンと……」

両津「へへっ、どうせ自由の身だ。もう誰にも縛られん。というわけで両ちゃんいっきま~……」

『お、おい! 喧嘩だ喧嘩だ』

『キャアアアア!』

両津「……む?」



349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:49:47.17 ID:Eq5A+u6iO

澪「じゃあ、律が両さんを呼んできなよ」

律「わ、私が?」

澪「部長だろ。約束を提示したのも律だし」

唯「りっちゃんファイト~」

梓「期待してますよ!」

紬「ふふっ、いってらっしゃい」

律「わ、わかったよ……よし!」

酔っぱらい「……おんやあ。可愛いお嬢さん達だねえ?」

さわ子「げっ……」

唯「な、何か変なのきた~……」



350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 02:54:22.56 ID:Eq5A+u6iO

中川「君、待ちなさい。僕は警官だ。大人しく向こうへ行きなさい」

酔っぱらい「あ~ん? そんなチャラチャラした警官がいるかよ~」

酔っぱらい「へへっ、お姉ちゃん達コスプレ好きなのかな? ウチのお店で働かな~い?」

梓「ひ、ひぃぃぃい!」

中川「やめなさい!」グッ

酔っぱらい「気安く触るんじゃねえ!」ビュッ

中川「はっ!」ガシッ

澪「う、受け止めた!」

律「さすがは警察官……」

さわ子「か、感心してないで早く逃げるわよ!」

仲間「そうは行かないな~」

澪「!」



352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:00:22.92 ID:Eq5A+u6iO

仲間1「一緒に遊ぼうよ~」

仲間2「楽しい夜にしてあげるからさ」

仲間3「ふ、ふふっ。ふふっ」

酔「女の子は傷つけるなよ~。 やるのはこの兄ちゃんだけだあ」

唯「ど、どど……どうしよう!」

律「さ、さわちゃん眼鏡外して! た、戦って!」

さわ子「やや、や、嫌に決まってるじゃない……」

梓「ひっ……ぐすっ……」ブルブル

紬「き、救助の連絡を……!」ピッ ピッ

酔「させるかよぁ~」ビュッ

紬「キャッ!」

酔「うえっへっへっ」

中川「さすがに僕一人では……くっ……」



353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:07:03.62 ID:Eq5A+u6iO

律「……」ギロッ

仲間「おっ、君可愛いねえ……どう。いい仕事紹介するけど……」

律「お、お断りだ!」ゲシッ

仲間2「気が強いね~。足震えてるけど」

律「う、う……」ガクガク

仲間3「ふ、ふふふふ」

仲間「ま、この兄ちゃんを倒す前にちょっとだけ……遊んでやるぜぇ?」

律「き……」

仲間「おらぁ!」ビュッ

律「きゃあああああ!」

両津「うおおおおぉ!」

ゲシッ!



354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:14:06.59 ID:Eq5A+u6iO

律「ぁ……」

仲間「な……なんだてめ……グフッ」バタッ

中川「先輩!」

さわ子「両さん!」

両津「生徒を守るのはあんたに任せる! いいな!」

さわ子「は、はい……!」

両津「中川。こんな奴等一気にやっちまうぞ!」

中川「先輩……! 了解です!」

仲間2「調子のってんじゃねえ!」

両津「どっせえい!」ダンッ

仲間2「ぐうっ!」

中川「たぁーっ!」ゴスッ

仲間3「ひ……ひあっ!」

両津「後はテメーだけだ酔っぱらい!」

酔「ひ、ひっ……!」



357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:18:47.57 ID:Eq5A+u6iO

酔「す、すいませんでした! こ、この通り! この通り!」ペコペコ

酔「お金を……お金を払いますので許して下さい!」

両津「」ピクッ

澪「お、お金?」

梓「そんなのを引き合いにだされたら両さん……」

紬「……」ジッ

さわ子「……ううん」

中川「今の先輩にはきっと無駄だよ」

律「えっ……?」

酔「お、お願いします! お店でもサービスします! お金も払います……だから許して~!」

両津「ふざけんじゃねえ!」ドカッ

酔「げ……ふ……」



358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:24:12.82 ID:Eq5A+u6iO

両津「金で解決……いつものわしならそれに便乗していたかもしれん」

酔「じ……じゃあ……」

両津「女子供に手を出したとなれば別だ! わしはそういう卑怯な奴が大っ嫌いだ!」ゴンッ

酔「ふ……ぶ……」

両津「このっ! このっ! あいつらが怪我でもしたらどうするんだ!
   まさに一生ものの傷になるんだぞ!」

澪「……」

梓「……」

律「……」

中川「せ、先輩! ちょっとやりすぎですよ!」



359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:29:00.05 ID:Eq5A+u6iO

両津「うるせえ!」ガッ

中川「うわっ!」

両津「てめえらもだ! まだ終わったと思うなよ!」ボグッ

仲間「ひ、ひえっ!」

仲間2「か、かんべん……」

両津「自分より弱い者しか相手にできんのか! おらぁ!」ゴシュ!

仲間「ひ、ひぃぃぃぃぃ!」

律「……」

ピーポー ピーポー

さわ子「遠くからサイレンが!」



360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:31:26.91 ID:Eq5A+u6iO

中川「ここは僕たちに任せて。みんなは早く別の場所へ」

澪「で、でも……」

中川「さあ早く!」

紬「そうですね、行きましょうみんな」

梓「そ、それがいいみたいですね」

律「……」ボーッ

紬「ほら、りっちゃんも!」

律「え、あ……うん」

タタタタッ

両津「おらぁ!」

仲間「ぎゃあああああ……!」

…………

……



362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:39:04.32 ID:Eq5A+u6iO

澪「昨日は大変だったな」

律「ほんとほんと」

梓「夜の居酒屋通りは危険ですね……」

紬「女の子で制服はやっぱり目立つわよね~」

……

唯「両さん強かったね~」

澪「今回ばかりは感謝しても足りないな、律」

律「ま、まあ部室の入室許可くらいは出してやるかな!」

紬「うふふっ」

バンッ!

さわ子「みんな~。これ見てこれ!」

唯「な~にさわちゃん。そんなに慌てて」

さわ子「これよこれ! 地元の新聞。ここの所にね……」



363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:46:01.17 ID:Eq5A+u6iO

律「なになに。正義の警察官……両津勘吉!」

澪「喧嘩の仲裁に入った両津氏が、逆に相手をボコボコに……」

紬「だがこれは女子高生グループを助けた行為であり、
  彼なりの戒め方なのではないのだろうか……」

さわ子「だって」

梓「誉めてるんですかね?」

唯「だって正義の警察官だよ~」

さわ子「あの辺りでもなかなか悪どいグループだったらしくてね。
    結構この記事を支持している声も高いみたいよ?」



364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:49:22.00 ID:Eq5A+u6iO

澪「何にしても、めでたしめでたし」

紬「あ、今日はね。お礼に特別高級なケーキを持ってきたのよ」

唯「わ~い! 早く食べよ食べよ!」

紬「お礼言う相手が来てからね?」ニッコリ

唯「えへへ~わかってるよ」

澪「ふう。今日はちょっと遅いみたいだな……って、律?」

律「ん?」ジョキジョキ

澪「何してるんだ。新聞の切り抜きなんかして」



365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:56:56.07 ID:Eq5A+u6iO

律「私達に関する新聞記事だからさ。記念に飾っておこうと思ってねん」ペタペタ

澪「メインは私達じゃないだろ?」

梓「そういうのも素敵だと思いますよ」

唯「部屋に貼るといつでも両さんがいるみたいだね~」

律「そ、そんなんじゃないからな! ただ私達が新聞になった……その……」

澪「はいはい」クスッ



366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 03:57:36.31 ID:Eq5A+u6iO

ガチャッ

紬「あら」

梓「来たみたいですね」

さわ子「いらっしゃい」

澪「ふふっ」

唯「両さん両さん~」

律「……ふん」

両津「うおっす!」





370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 05:09:14.74 ID:Eq5A+u6iO

断片的にネタはあるけど、面白い話を作れるかは別なのでここまでで。

心理状態とか突っ込んで書くと黒かったり重くなるんだなあ、と反省。

正直、りっちゃんよりもムギや唯のが好きなんですが自然とこんな扱いになりました。

次はもっとゲストメンバーを出したり部長絡みの話を書きたいな、と。
憂ちゃんと特殊刑事課はきっとセットです。

読んでくれた人、保守してくれた人ありがとうございました。

こち亀の雰囲気を感じていただけたなら幸いです。




367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 04:02:16.70 ID:L28ZKjPW0

最後は綺麗な両さんで〆たか
いいね、乙!



371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 05:16:22.86 ID:2d+yYj5n0

>>370
乙!面白かった



372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 05:26:21.97 ID:wmtVKcDP0

>>370
おつ!
すんごい面白かった。
こち亀とけいおんの両方の魅力を引き出しているのが凄い。



373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 06:10:17.32 ID:WWiuje9UO

乙でした
面白かったです



374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 06:17:34.16 ID:rh38YjBX0

両津は女には少し優しいから不自然じゃなかったな
もちろん切れたら見境ないが



375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 06:21:26.00 ID:8vRuesPx0


よかった



376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 07:33:50.22 ID:166FrxvB0

乙乙

なかなか



380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/30(金) 12:06:12.59 ID:uWVKBBzO0


面白かった





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