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唯「だいにじ!」なのは「スーパー!」夕映「ロボット」シャロ「大戦です!」#第三十一話 Aパート 【スーパーロボット大戦】


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唯「だいにじ!」なのは「スーパー!」夕映「ロボット」シャロ「大戦です!」#index




312 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:17:08.76 ID:htUkjnMM0



 第三十一話


 ドズル・ザビ中将はジオン軍の突撃機動軍の司令である。
 その呼称の通り宇宙空域での突撃隊的性格を持っているのはドズルの性格そのものである。

 異母兄妹であるギレン、キシリアらとは全く性格を異にして、豪放粗野。
 若き頃のデギンに似た強面と巨躯と合わせて軍人として生まれてきただけの男に見える。

 本人は悪人面を気にしており、その反動か妻子には極度にやさしい。
 叱咤される部下たちもその性質を知っているからか、よくなじみ従ってくれる。

 そのドズルが今怒りを露わにするのは、兄ギレンがソロモンに寄越した援軍が原因であった。

「戦は数だよ。それを俺は兄貴に伝えた。そして送られてきたのがお前一人か! ランバ・ラル!」

「数の上では不測かもしれませぬが、お役に立ってはごらんにいれましょう」

 ドズルの妻、ゼナ自らが淹れた紅茶のカップを胸の前でとどめながらランバ・ラルは視線で敬意を表した。

「お前一人が戦果を挙げたとて、ソロモンが陥ちては意味のないことだ」

「それについて、ギレン総帥から言付けがあります」

「何だ?」

「戦局をよく見極め、ソロモンからア・バオア・クーへと撤退せよ、とのことです」

「撤退! 撤退だと!」

 今度こそドズルは吼えた。
 年はランバ・ラルが上だが、生まれ持った天性の差が彼の肩をいからせた。

「兄貴は何を考えている! ソロモンは地球降下には不可欠だ!
 それを撤退するということはこの戦争そのものを唾棄することに等しいのだぞ!」

「あなた、落ち着きくださいまし……!」

 210センチの巨体にゼナが手を添え、その憤りを抑える。
 ランバ・ラルも微動だにしないことでドズルの興奮を冷まさせようとする。

「……待てよ。兄貴の立案にあれがあったが……」

 冷めた頭でドズルは電子パネルを操作し、いくつかのファイルを開いて眺めていく。

「あったぞ! これか、こいつを使うのか、兄貴は!」

 発見の大声はどちらかというと怖れを秘めていた。

「〝システム〟を完成させたのだな、兄貴は」

 ドズルはランバ・ラルへ問い質したが、彼は曖昧に首を振るだけだった。

「自分は何も聞いてはおりませぬ」

「だがな、ソロモンを捨てた上で連邦に勝つには、これしかない」

「閣下がそう仰られるのならば、そうなのでしょう」



313 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:17:48.66 ID:htUkjnMM0


「しかし、兄貴はやはり戦を、いや、兵士というものを理解しておらん」

 昂然とドズルは肉親を批判する。
 その挙動もやはり堂々としたもので、卑屈さを感じさせない。

「ソロモンは攻撃拠点だ。
 それを失っては我が軍の兵士は前進する意志を挫かれ、また連邦は図に乗る」

「もともと数で勝る連邦は意気が上がれば怒涛の如く押し寄せますな」

「そうだ、ギガノスはそれで敗れた。
 いかにシステムが優秀な兵器であろうと、三十倍の兵力差が十五倍になるだけだ」

 ドズルは僅かの間、黙り込んで大きく角ばった頭を捻らせて、ウムと頷いた。

「やはりソロモンは捨てられん。撤退するにしても、一度でも連邦の攻撃を退けてからだ」

「かしこまりました」

 ランバ・ラルは闊達な敬礼する。
 年齢も階級も違うが、共に兵士に近い武将として、気質はよく似ているのだ。

「連邦軍の動きだが、レビルの第一艦隊とワッケインの第三艦隊がでしゃばってきているが――」

「ティアンムの第二艦隊の動きが知れなくなったのですな」

「そうだ。計略があるだろう。全力で捜索にあたらせている」

「ならば我らも捜索に加わりましょうか?」

「いや、お前には別に働いてもらおう」

「何でしょう?」

「モクバだ」

 ドズルの一言が耳に届いた時、ランバ・ラルの眉が確かにぴくりと動いた。



323 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 23:10:18.76 ID:htUkjnMM0


「あの部隊はこのソロモンにおいても厄介な存在になる。
 あれ一部隊のためにギガノスが滅んだといっても過言ではない」

「同感であります」

「お前は奴等と交戦したな」

「確かに」

「率直な意見を聞かせてくれ。奴等はこのソロモンを陥とすか?」

「自分が交戦したとき、連中は機体に乗せられているひよっこでした――しかし」

 ランバ・ラルは紅茶で唇と舌を湿らしてから続ける。

「しかし、伝え聞く部隊の戦果が本物であるならば――」

「もうよい」

 ランバ・ラルが何かしらの期待を口調に含ませていたことがドズルに伝わっていた。

(ラルが見込む奴が少なくともモクバにはいるのか)

 その時、通信音が部屋に響いた。

「あなた、司令部よりです」

 ゼナが取ったマイクを受け取り、ヴィジョンをつける。

「何事か?」

「は、ドズル閣下、ア・バオア・クーより入電です!」

 兄貴かキシリアだろう。
 今さら何の用だというのか。

「読み上げろ」

「〝学園都市〟の一期生の養成が完了、援軍に送るとのことです」

「えぇい! そんな間に合うかわからぬものを待てるか! もう攻撃は始まっているのだぞ!」

 ランバ・ラルに当てたような怒声を思いっきりマイクに飛ばした。

「そんなことよりビグ・ザムはどうなっている!」

 試作モビルアーマーのビグ・ザムがランバ・ラルと共に補給で送られてきていた。
 ジャブロー攻撃用として開発されていたのだが、
 ギレンに地球降下の意志が薄れたために、未完成のままソロモンに送られてきたのだ。



315 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:19:05.26 ID:htUkjnMM0


「じ、実は」

「なんだ?」

「今回のビグ・ザムも試作段階でして、
 開発は急いでいるのですが、なにぶん各方面からの要請が、その……」

「もうよい、さっさとビグ・ザムを完成させろ!」

「は、はっ」

「それにだ、ティアンム艦隊の動きは掴めんのか?」

「申し訳ありません。ミノフスキー粒子の極度に濃い所を索敵中でありますが、ダミーが多くて」

「それが戦争というものだろうが!」

 その時、パッ、と光りが瞬いた。

「見ろ! えぇい、ザクレロは完成していたな!?」

「し、しかしあれはまだ試験飛行も……」

「出せない訳ではあるまい! あやつがいたであろう、異星人のサイボーグが!」

「は、はっ」

「奴にザクレロを与えてやればいい。さっさとやれ!」

「り、了解!」

「ワシもすぐにそっちへ上がる! ビグ・ザムはすぐに組み上げろ!」

 叱咤する意味も込めて、強い口調のままドズルは通信を切った。

「閣下、ガイアのことですが……」

 上官が落ち着くのを待ってから、ランバ・ラルは厳かに切り出した。

「ガイア、ガイアか……」

 二人とも、その話題には触れたくなかったが、話さずにはいられないのが、武将というものである。

「奴にあてがわれているあれは……」

「姉上がやっているニュータイプ実験の流用だ……奴がそれを望んだ」

「マッシュとオルテガが……」

「レビルを捕えたあの三人には、もっとやってもらわなければならぬことがあったはずだ。しかし奴は――」

「私も、部下やハモンを失えば、ああなったかもしれません。ハモンたちもそうでしょう」

 後ろ手に指を組み、ランバ・ラルは痛みに耐える風に首を垂れた。
 ドズルは頷き、ゼナが抱いてきた赤子を見て、顔に似合わぬ繊細な所作で笑った。

「我らはジオンの系譜を引いてしまった。せめてミネバが目を覚ます前に、全てを終わらせたい」



316 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:19:57.24 ID:htUkjnMM0


 ソロモン宙域


「ガンダムめぇ、どこにいる……!」

 ミントとアーモンドを擦り合わせたような匂いの息を吐いて、ガイアは操縦桿を握りしめた。

 彼の乗るリック・ドムの後ろにはザクⅡが二機ついている。

「どこだぁ……ガンダムぅぅ……」

 えずきがヘルメットに響く。

 主戦場からはやや離れているが、目の前にジムがやってくる。

「きたかぁ、ガンダムゥゥ!」

 ぐりん、と首を回してガイアはペダルを踏み込んだ。

 リック・ドムと同時にザクⅡが左右に展開し、二体のジムを捉える。

「俺たちはおめぇをやらねぇと眠れなくなっちまったんだよぉ!」

 ドゥッ! パパパパッ!

 ジャイアント・バズと撃つと、ザクⅡがマシンガンで続く。

 左のジムが避けてマシンガンを受ける。

「続けぇ、オルテガぁ!」

 シュッ――もう一つのザクⅡがクラッカーを投げ、動きの止まっていたジムを爆発させた。

「ハハハッ! マッシュ、もう一機にもジェット・ストリーム・アタックだ!」

 シュガァァー……!

 縦に並んだザクⅡのさらに後ろにリック・ドムが走る。

「ひっ、く、来るな、うわああ!」

 想像の中より2オクターブも低い悲鳴が耳障りだ。

「ちくしょうが! ガンダムもどきか!」

 ドスッ! ビームサーベルを振ってザクⅡから逃げたジムの首にガイアのヒートサーベルが突き刺さった。

「マッシュ……オルテガぁ……待ってろよぉ、白い悪魔をやりに行くぞぉ……!」

 やせ細った舌を前歯の抜けた歯茎に沿わせて、ガイアは無人のザクⅡ2機をリック・ドムと一緒に動かした。


 第三十一話 緊迫! ソロモン攻略作戦 Aパート 完



310 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/16(日) 22:14:15.96 ID:6Ouhzrfa0

相当あけてしまった上にこの量の少なさ、申し訳ありません。

しかも投下に失敗して始めからになっていますし。

声優ネタなんかは入れているつもりですが、少ないと感じられるようでしたら努力いたします。
だれだれとかはこの作品で共演してたよ、などがあればどんどん教えてほしいです。

それでは


手塚治おもしれーwwwwwww




311 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/16(日) 23:02:37.66 ID:ZVMA+cJxo

久々やー!
ガイアさん・・・
じゃあすずかちゃんに1票






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