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唯「だいにじ!」なのは「スーパー!」夕映「ロボット」シャロ「大戦です!」#第三十一話 Bパート 【スーパーロボット大戦】


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唯「まじーん、ごー!」#index
唯「だいにじ!」なのは「スーパー!」夕映「ロボット」シャロ「大戦です!」#index




317 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:21:21.95 ID:htUkjnMM0


 ホワイトベース
 

「すずかさん、お食事です」

 船の積荷に何故か押し込まれていた粗末なメイド服も
 白皙の美貌のアンリエット・ミステールが着ればクラシック・スタイルの趣に彩られる。
 しかし、いくつもに重ねたトレーに乗ったサンドウィッチとアップルジュースのチューブを持って近づいても、
 すずかは顔を上げなかった。

「何をしていらっしゃるんですの?」

「関節の滋気圧が上がらないんです」

 モビルスーツの関節の稼動は関節同士を繋いでいる部品が上下することで行われている。
 その上下運動は核融合エンジンのエネルギーで増減させた
 ミノフスキー粒子の磁力によって完遂されているのだ。

「つまり、関節の磁気圧が正常に作用しないために、ガンダムが思ったとおりに動いてくれないんですね」

「そうです」

 ぞんざいになる返事もウィンドウに集中しているからだと思えば、アンリエットは気にしない。

「人間は常に機械に合わせていかないといけませんものね」

このままじゃ、関節同士が磨耗しちゃう……やっぱり、根本的な改良が必要かなぁ」

 応急処置だけしようと呟いてすずかはマニピュレーターを操作しているアムロのほうへ一跳びで行く。

「わたくしたちの星ではようやく蒸気機関から脱却しようという頃合いだけれど……」

 トレーを持ちながら一人ごちてアンリエットは格納庫内を歩く。
 まだ無重力環境に慣れていないので、靴の裏にマグネットテープを貼っている。



318 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:21:52.41 ID:htUkjnMM0


「食事をお持ちしました」

 次に止まったのは深い青色で流線型のシルエット、ゲシュペンストTYPE-Rの前にいる少女の傍だった。

「ありがとうございます」

 浮遊しながらもまっすぐな姿勢と笑顔で受け取る天使ヒカルは
 トレーを四つ受け取ると、コクピットへ跳んでいく。
 アンリエットもそれを追う。

「ご飯だ」

 仕草がいちいち女らしくないヒカルが声をかけると、コクピット内の三人のうち二人が顔をあげる。

「ありがとう、ヒカル姉様」

「吹雪ちゃん、ご飯にしましょ」

 天使家の六女氷柱がトレーを受け取るのを見て、
 長女の海晴が顔を上げなかった十二女の吹雪に声をかける。
 彼女は操縦席に潜りこむように座ってノートパッドを動かしている。

「私はまだそれほどおなかがすいていないので、皆で食べてください」

 クールな返答に海晴はすこしふくれて見せ、偏食気味な妹のためにサンドウィッチを手に取る。

「だぁめ、じゃあお姉ちゃんが食べさせてア・ゲ・ル♪ ハイ、アーンして♪」

 顔こそあげないが、突き出されたサンドウィッチにしっかり口を開けて受け入れる。

「どう? おいしい? 吹雪ちゃん?」

「はい。サンドウィッチは口が汚れる心配もなく、食べやすいので、私でも簡単に食べられます」

 キーを叩く吹雪の指は目に止まらぬ速さで動いているが、
 実際、吹雪は日常の動作というものに不得手である。

「どんどん食べてね。ハイ、もう一つ、アーン♪」

 二つ目のサンドウィッチを飲み込んで、けぷ、と息を吐く妹にまた海晴は食べさせようとして――

「もうおなかいっぱいになってしまいます」

「イヤン、お姉ちゃんは吹雪ちゃんにもっと大きくなってほしいの」

「満腹は思考を鈍らせてしまいます。氷柱姉のシステムを早く完成させないといけません」

「ずいぶんと狭いコクピットですのね」

 ヒカルに並んで見物するアンリエットが小さく洩らす。

 TYPE-Rのコクピットは、ヒカルのTYPE-Sとは違う方向性でまた独特であった。
 
 まず、狭い。
 窮屈とさえ言ってもいい。
 両腕を振り回すために造られたヒカルと比べれば三分の一程度になるだろう。

 そして、特徴的なのは両手両足をすっぽりと包み込む筒状のもの。
 あわせて、氷柱が乗るときは腰と肩にケーブルを繋ぐ。

 上半身を振り回すヒカルと正反対の用法を行う主従追随式機甲システム<マスター・スレイブ>である。

 人間の皮膚表面の生体電気を読み取り、人間が動くとおりに機体が動く。
 ただ、実際にコクピット内で動くとヒカルのように余分なスペースが増えるので、
 こちらは工夫したセミ・マスター・スレイブが採用されている。

 操縦者の身体の動きを倍数以上で解釈して動作を行う。
 つまり、肘を30度曲げれば機体は90度曲げる。
 操縦者が〝ちょこっ〟と動くだけで機体の方は〝ずばっ!〟と動いてくれるのだ。

 ヒカルや立夏のように直感で動くタイプではない性質のシステムである。
 しかし、このシステムが普及すればコクピットはより小型になり、つまり他の機能を増やすことにも繋がる。

 天使美夜はそれら新技術を意欲的に取り入れる人物である。



319 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:22:33.70 ID:htUkjnMM0


「いつも思うけれど、あの人はどこからこんな新技術を持ってくるのかしら……」

 吹雪が説明して、指先を頬下にあててため息を吐く海晴の疑問には誰にも答えられない。

「ですが、僅かでも機能が増やせるのでしたら、保証のあるシステムの採用は不可欠です。
 ママの本当にすごいところはそれを通すことの出来るパフォーマンス力でしょう」

 興味のあることとサンドウィッチのチリソースで
 若干汗のかいた吹雪はテンションが高くなったのかいつもより饒舌だ。

「私たちもつい慣れてしまっているが、あの人がもつコネクションは少々常軌を逸しているな」

 既に五つ目のサンドウィッチを飲み込んでいたヒカルの呟きにアンリエットが水を向ける。

「ヒカルさんたちのお母様とは、どのような方なのでしょうか?」

 四人が一斉に顔を上げた。

「「「「すぐ人をアイドルにしようとする」」」」

 吹雪まで声をそろえたのは吃驚した。

「そ、そうですの……」

「アンリエットちゃんも、なりたければすぐになれるわよ。きっと一発合格だから♪」

 メイド姿のアンリエットに海晴の食指が伸びてくる。

「え、遠慮しておきます……」 

「そうかしら? スタイルいいから
 ヒカルちゃんと並んでも見劣りしないから、ユニットでも組んじゃいそうだけど……」

「わ、私はそんなにいいものでもないだろう」

「うぅーん……放課後ティータイムの子たちみたいに、
 五人ぐらいでテニスでもすればファンがついてくれるかもしれないわね」

「ファンなんてほしくないんだが……」

「そうねぇ、ヒカルちゃんのテニスウェアのグラビアは特に大人気だものね」

「どこに大人気なんだ!」

「ウフフ、ヒ・ミ・ツ♪」

 これ以上、ここにいると危険と感じたたので、
 アンリエットはゲシュペンストから離れる(氷柱は既にいなかった)



320 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:24:04.59 ID:htUkjnMM0


 アンリエットはトレーを配り歩いて艦橋まで来た。

 艦橋では香月シノンが艦長席に座って、
 その周囲でDチームとゲッターチームが戦略宙図を眺めていた。

「ジオン軍の前線基地ソロモンは同時に最大の攻撃拠点でもあります。
 その自衛力を破るのは連邦の第一、第三、第四の三艦隊でも用意ではありません」

 議題はソロモン攻略作戦である。
 作戦内容自体は司令部から伝わって決定しているものなので、船員に通達する前の確認程度のものだ。

「そこで出てくるのが、対宇宙要塞戦用の新兵器ってワケね」

 早乙女ハルナが暗礁宙域に一点の光りをつけると、シノンが首肯する。

「実体がどんなものかはわかりませんが、ギガノス機動要塞に投入されなかったことから、
 自在に移動させられるようなものではないことはわかるわ」

 天草シノと萩村スズが並んで相槌を打つ。

「我々の役目はその新兵器使用までの時間稼ぎか」

「およそ15分です」

「戦闘は突撃部隊のパブリクでソロモン周辺にミノフスキー粒子を高濃度に散布で開始」

「ビーム撹乱幕で要塞艦隊の砲撃を無効化するのね」

 曲線で簡単に撹乱幕を描く七条アリア。

「そこで、私たちの出撃は二回に分けられます」

「二回ですかー……?」

 間延びした言い方だが、大きな作戦に宮崎のどかが緊張しているのはよくわかる。

「えぇ、パブリク突撃艇の護衛役と新兵器使用までの時間稼ぎの二回です」

「突撃艇か、嫌な言い方だ」

「護衛役のアルファチームは天使中尉のヴァイスリッターをリーダーにして、
 ゲッターロボ、ダンガイオー、D-3となのはさんに担当してもらいます」

「了解です」

 共に出撃する背の低いものどうしの夕映とスズの敬礼が合わさる。

「陽動のベータチームはガンダム、D-1、D-2、
 Gアーマー、ゲシュペンスト二機に、リーダーは天草少尉にお願いします」

シノが「任された」と頷く。

「なお、Gアーマーのパイロットですが、現在選別中です」

「選別中?」

 ようやく自分が喋るタイミングを掴むことができて、アンリエットはほっとした。

「あぁ、すみません。手伝わせてしまって」

 受け取りながらシノンが謝る。

「いえ、人手が不足しているようでしたので、わたくしにできることがあるのならば何でもいたします」

「感謝するわ」

「ところで、さきほどの話は?」

 アンリエットの問いにシノンがため息がちに答えようとした時、アンリエットが通った自動扉が再び開いた。

「きったないのよ、大人げないのよ!」



321 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:24:47.45 ID:htUkjnMM0


 大声で文句を言いながら入ってきたのはアリサ・バニングスと高町なのは。
 そしてふふん、と得意げに鼻を鳴らす氷坂アレイであった。

「勝負に乗ったのはお前だろう」

「オマエダロウ、オマエダロウ」

「うっさいわよ!」

 ピコピコ言うハロをアリサが蹴っ飛ばす。

「ランボウスンナ、ランボウスンナ」

「くぅぅ~! リベンジよ! リベンジ!」

「もう無理だよアリサちゃん、やめときなって~、大食い対決なんて勝てるわけないんだから……」

「……決定したようですね」

 こめかみを押さえながらシノンが訊ねるとアレイが敬礼で返す。

「氷坂アレイ上等兵、選別により、Gアーマーのパイロットを拝命します」

「やっぱりダメー! ダメよだめーっ!」

「あ、アリサちゃん、おちついて!」

「アイツっからは、なんかこう、すずかをとって食おうって感じがすんのよ!」

「人聞きの悪い事を言うな!」

「アイツの前世はきっとオトナに騙されたイジワルババアで
 鍵を持ったオヒメサマなすずかを食べようとすんのよ!」

「アリサちゃんおちついてー! そんな話だれもわかんないよー!」

「シャーネーナ、シャーネーナ」

 ぴょんぴょん跳ねるハロをのどかが受け取る。

「あ、あのこれはー……」

 ゲッターに乗るとき以外は臆病なのどかが腕の中のハロを持て余していると、アリサが指差して言う。

「アンタも気をつけなさいよ! コイツは気の弱いような子を見るとお酒持って近づいてもがっ――!」

「ごめんなさい、失礼しますーっ!」

 ぴゅーっ、と音が出そうな速さで無重力を飛んでいくなのはに引っ張られてアリサが退出させられる。

 しばしの沈黙があった後、コホンとシノンが咳払いする。

「Gアーマーのパイロットは氷坂アレイ上等兵が担当しますので、コールサインに注意してください」

 通達は作戦室で船員を集めてから再び行うが、シノンはピシリと背筋を立て、全員もそれに倣った。

「時間通り、要塞攻撃が完了した後は総攻撃で、要塞へ侵入。
 最終的な目標は司令官ドズル・ザビの確保になります」

「ドズル・ザビ……ジオンのザビ家の一人で、モビルスーツの腕前もエースクラスと聞く」

「他にもー……ソロモンにはルウム戦役からの宇宙戦エースがたくさんいますー……」

「決戦は短い時間になるでしょうが、ギガノス軍とは練度が違うわ。各員の活躍と生還を期待します」


 第三十一話 緊迫! ソロモン攻略作戦 A・Bパート 完



322 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県):2011/10/23(日) 22:26:07.17 ID:htUkjnMM0


 休みがやや不定期です。

 ガンダムageのために日曜休みをとっていますが、動かされまくってます。

 まだ2話しか見てません。
 1話は5時30分だと思ってて泣きました。
 明日は出勤です。

 そしてエイジシステムは製作シーンを毎回武器ごとに描いてくれるなら大歓迎です。

 あとは敵がかっこいいです。

 前回投下したAパートでしたが、間違いがあったので直して一緒に投下しました。

 声優ネタもがんばって入れてみました。

 次回、ソロモン攻略作戦。

 私が、それまで過労にならずに生き延びることが出来るか――

 それでは。




325 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/10/24(月) 00:28:42.24 ID:7cTnbZC7o

仕事頑張ってくれー
今日なのはやってたからなのはに一票



326 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/10/27(木) 06:36:27.64 ID:gBA/ghUAO

セミ・マスター・スレイブってフルメタの伏線か
ハルヒに1票






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