SS保存場所(けいおん!) TOP  >  ポケモン >  唯「幻影の覇者!」#前編

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






唯「幻影の覇者!」#前編 【ポケモン】


http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1283337011/

唯「幻影の覇者!」#前編
唯「幻影の覇者!」#後編




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:30:11.54 ID:GxVECjFi0

放課後、音楽室。

ガチャ
梓「こんにちは! さあ今日も練習をしましょう!
  次のライブも近づいてきましたからね!
  ここらでちょっと身を引き締めて!
  本気で練習に取り組んでみるべきだと思うんです!
  先輩たちもそう思いますよね!」


し~ん


梓「何だまだ誰も来てないのか」





3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:33:22.80 ID:GxVECjFi0

梓「……」

梓「暇だなあ」

梓「何やってんだろ先輩たち……」

梓「……」

梓「……トンちゃ~ん」

梓「ふははー大魔神あずにゃんだぞー」

梓「スッポン鍋にして食っちゃうぞー」

梓「お前を食うと精力がつくんだぞー」

梓「……」

梓「虚しい」

梓「はー、誰でもいいから早くこないかな、先輩……」



4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:36:47.00 ID:GxVECjFi0

梓「できれば澪先輩がいいなぁ」

梓「澪先輩と音楽室で二人きり」

梓「ああ澪先輩……梓はいけない子です」

梓「どうかこの身におしおきを……」

梓「なんちゃって……ドゥフフ」

梓「律先輩はー……やかましいからなぁ」

梓「まぁ気を使わなくていいのは楽だけど」

梓「でもやかましいしなぁ」

                          ガタッ

梓「!?」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:40:10.60 ID:GxVECjFi0

                          ガタガタッ

梓「な、なんの音……!?」

                          ゴトッ

梓「誰かいるんですか……?」

                          ゴンゴン

梓「ど、どこから聞こえてくるんだろう……」

                          バキューン

梓「物置の方……?」

                          ガッガッ

梓「物置に誰かいるの……?」そ~っ

                          ドンドンドンドン

梓「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:43:31.10 ID:GxVECjFi0

梓「こ、怖いけど……
  今この部室には私しかいない……
  私がこの物置の扉を開けるしかないんだ……!」

梓「あ、開けますよ!
  誰がいるか知りませんけど、いいですね!」

ドンドンドン

まるで開けてくれと催促しているかのように
中にいる何者かは物置の内側からドアを叩いている。

ドドンガドン

梓「い、今開けますよ……」
ガチャリ

梓「………………
  ………………
  ………………
  ……あれ、誰もいない」

「ここにいるぞ!」

梓「えっ!?」



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:46:58.59 ID:GxVECjFi0

その声に反応して梓は足元を見た。
そこには一匹の小さなポケモンがいたのであった!

梓「あ、あなたが物置の中で暴れてたの……?」

「そうだぞ、悪いヤツにここに閉じ込められてたんだぞ」

梓「わ、悪いヤツ!?
  悪いヤツって誰のことなの?」

「今はそんなことどうでもいいんだぞ。
 早くこの猿ぐつわをとってほしいぞ」

梓「ていうかあなた……なんでさっきから喋ってるの!?
  ポケモンが人間の言葉を話すなんて……!」

「いいから早く猿ぐつわを取ってほしいぞ!」

梓「あ、ああ、ごめんなさい……」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:50:22.00 ID:GxVECjFi0

梓はポケモンの猿ぐつわを外してあげた。

「ふう、やっと開放されたぞ」

梓「ねえ、あなたは何なの?
  どうして人の言葉を話せるの?」

「話してるんじゃなくてテレパシーだぞ」

梓「あ、そうなんだ。
  でもテレパシーが使える時点で普通のポケモンじゃないよ。
  ねえ、名前はなんて言うの?」

「人間はおいらのことをゾロアって呼んでたぞ」

梓「ゾロアか……初めて聞くポケモンだよ」

ゾロア「おいらは遠いとこから
    悪いヤツに連れられて来たんだぞ」

梓「悪いヤツ? ……それで、その悪いヤツに
  この音楽室の物置に閉じ込められたってこと?」

ゾロア「そうだぞ、察しがいいぞゴキブロス」

梓「誰がゴキブロスじゃ」



11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:53:44.24 ID:GxVECjFi0

梓「私の名前は梓……中野梓だよ」

ゾロア「あずさか。覚えておくぞ」

梓「で……その悪いヤツってのは何なの?」

ゾロア「悪いヤツは、おいらのマァを捕まえてるんだぞ」

梓(マァ……? お母さんかな)

ゾロア「おいらとマァはずっと一緒にいたんだけど……
    悪いヤツがおいらたちをまとめて捕まえちゃったんだぞ。
    悪いヤツはマァに色々ヒドイことさせるんだぞ」

梓「それはそれは」

ゾロア「で、おいらだけ偶然逃げ出せたんだぞ。
    それであちこちさまよってるうちに
    なぜかここの音楽室の物置に入っちゃったんだぞ」

梓「なんだ、閉じ込められたんじゃなくて
  自分で勝手に入って出られなくなっただけなんじゃん」

ゾロア「う……」



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 19:58:38.09 ID:GxVECjFi0

梓「あはは、間抜けだね」

ゾロア「……」

梓「どしたのー? おーい」

ゾロア「う、うるさいぞ!」ドロン

梓「うわっ!!」

ゾロアは飛び上がったと思うと、
一瞬にして梓の姿に変わった。
梓は驚いて腰を抜かした。

ゾロア「いしししし」

梓「へ、変身できるの……? すごい」

ゾロア「『変身』はバンダイの登録商標です」

梓「なんのこっちゃ……あ」

ゾロア「ん?」

梓「しっぽが見えてるよ」むぎゅっ

ゾロア「ぎゃひん!?」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:02:48.44 ID:GxVECjFi0

ゾロアはしっぽを掴まれると
またもとのポケモンの姿に戻った。

梓「あはは、変身はまだまだ不完全だね」

ゾロア「人間に化けるのは難しいんだぞ。
    ま、マァはもっと完璧に化けられるんだぞ」

梓「マァか……そのマァはまだ悪いヤツのとこにいるんでしょ?」

ゾロア「多分そうだぞ。
    おいら、マァを探しに行くぞ!」

梓「悪いヤツの居場所は分かってるの?」

ゾロア「わ、わかんないぞ」

梓「……じゃあ、探しに行けないんじゃ」

ゾロア「そうなんだぞ……
    うう、マァ……」

梓「ゾロア……」

ガチャ
唯「やっぴー、あずにゃんハロローン」



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:06:58.48 ID:GxVECjFi0

梓「あ、唯先輩こんにちは。
  あとその挨拶は流石にナイです」

唯「そんな~、ひどいよあずにゃんっ!
  ……ん?」

ゾロア「……」

唯「わー、ポケモンだっ!
  ねーあずにゃん、これなんていうポケモン?」

梓「ゾロア、っていうそうです」

唯「ゾロリ? わー、私かいけつゾロリ知ってるよー、
  あー言われてみればキツネっぽいねー!
  ねえイシシとノシシは? いないの?」

ゾロア「ぞ、ゾロリじゃないぞ、ゾロアだぞ!」

唯「しかも人間の言葉をしゃべれるなんて!
  最近のポケモンは賢いんだねー、
  おーゾロリよしよしよーし、おーよしよし」

ゾロア「……あ、あずさ……
    この人間を何とかしてほしいぞ」

梓「……諦めたほうがいいよ」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:11:08.52 ID:GxVECjFi0

律「お、それ梓のポケモンか?」

澪「初めて見るポケモンだな」

梓「あ、律先輩に澪先輩、こんにちは」

唯「ゾロリって言うんだって~、可愛いよねー」

ゾロア「ゾロリじゃないぞ、ゾロアだぞ!」

澪「唯、本人がゾロアだって言ってるぞ」

律「ははは、アとリを間違ってどうすんだよー」

澪「……」

律「……」

澪・律「ぽ、ポケモンが喋ってる!!」

ゾロア「いちいち驚かないでほしいぞ」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:15:20.08 ID:GxVECjFi0

澪「な、なんで? なんで喋れるんだ?」

梓「あー、テレパシーだそうです」

律「へえ、便利だな」

澪「べ、便利って……
  人間の言葉で意思疎通できるポケモンなんて珍しい……
  というか世紀の大発見じゃないのか?」

律「そうか? 日本語しゃべるニャースとかいるらしいじゃん」

澪「それは噂レベルのアレだろ」

ゾロア「あずさ、この人達はなんなんだ?」

梓「えっと、軽音部の先輩たちだよ。
  こっちの人が唯先輩」

唯「やっほー、唯でーす! おいでーゾロリー」

ゾロア「この人には近寄らない方がいい気がするぞ」

唯「がーん、嫌われたっ」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:19:31.94 ID:GxVECjFi0

梓「こっちの人が澪先輩」

澪「よろしくな……ゾロア」

ゾロア「こっちこそよろしくだぞ」

梓「で、こっちが律先輩」

律「私のことはりっちゃんと呼んでくれ!
  それで梓、このゾロアは梓のポケモンなのか?」

梓「いえ、ここの物置に迷いこんでたんです。
  なんでも悪いヤツから逃げる途中だったとか」

澪「悪いヤツ?」

ゾロア「そうなんだぞ、おいら、そいつに捕まってたんだぞ。
    それでマァがまだ悪いヤツのとこにいるんだぞ!」

澪(マァ……? お母さんかな)

律「その悪いヤツってのはどこにいるんだ?」

ゾロア「それは分かんないぞ。
    でも蔵雲市に行くって言ってたぞ」

律「蔵雲市ってここじゃん」

ゾロア「えっ」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:23:43.97 ID:GxVECjFi0

梓「てことはその悪いヤツはこの街にいるってこと?」

澪「なんかすごい偶然だな。
  乙女座の私としてはセンチメンタリズムな運命を感じずに居られない」

ゾロア「ほんとだぞ、これはきっと神様が与えてくれたチャンスだぞ」

唯「よーし! じゃあ今からゾロリのマァを探しに行こう!
  ついでに悪者もやっつけちゃおう!」

律「おー!」

ゾロア「ま、マァを探すの手伝ってくれるのか?」

唯「あたりまえだよ! 目の前で困っている人を見かけて
  そのまま放っておくなんて出来ない!
  ねえりっちゃん!」

律「あたぼうよ! 私たちに任せな!」

ゾロア「みんな……」

澪「おいおい、部活はどうするんだよ」

律「今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ!
  梓だってゾロアのマァを探したいよな」

梓「モチのロンです(キリッ」

澪「梓まで……」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:27:54.51 ID:GxVECjFi0

梓「だって、私が最初にゾロアと出会ったんですから。
  私に出来ることは何でもやってあげたいです。
  それに目の前で困っている人を見かけて
  そのまま放っておくなんて出来ませんし」

唯「それ私のセリフだよね」

律「よーし、じゃあゾロアのマァ捜索隊、出発!」

梓「おー」

ゾロア「おーだぞ」

澪「えっ、今から行くのか? 今はやめといたほうが」

律「もー、なんだよさっきから……
  何回話の腰を折れば気がすむんだ」

梓「そうですよ、空気読んでください」

澪「だって、さっきのニュース知らないのか?
  市の北部であちこちの水道管が爆発して、
  洪水みたいになってるって……」

律「北部なんて遠いじゃねーか。
  こっちまでこねーよ」

澪「えー、でも危ないよ。
  先生も早く家に戻れって言ってたし」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:32:08.19 ID:GxVECjFi0

律「じゃあ澪だけ帰れよ」

澪「えっ」

唯「そうだよ」

梓「ゾロア、澪先輩は来てくれないんだって。
  4人だけで行くことになっちゃったよ」

ゾロア「おいらは別に何人でもいいぞ」

律「よし、では改めて出発!」

唯「おー」

澪「……」

澪「……」

澪「……」

澪「……」

澪「……」

澪「……」

澪「……」

澪「わ、私もいくぅー!」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:36:18.37 ID:GxVECjFi0

外。

律「さてどこから探すか」

梓「ゾロア、その悪いヤツはなんの目的で蔵雲市に来てるの?」

ゾロア「分かんないぞ」

梓「悪いヤツの特徴は?」

ゾロア「白髪のじいさんだったぞ。
    ニオイは覚えてるから会えばすぐ分かるぞ」

律「てことは町中にいる白髪のじいさんに会うたび
  ゾロアに匂いをかがせればいいというわけか」

澪「通報されるぞ」

ゾロア「あと、口ひげを生やしてて、
    耳には赤いピアスを着けてたぞ」

澪「口ひげに赤ピアスか……それならだいぶ絞れるな」

律「ようし、その悪いヤツをとっちめて
  ゾロアのマァを取り戻してやろうぜ!」

梓「なんか燃えてきました!」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:40:28.04 ID:GxVECjFi0

澪「で、どうやって探すんだ?
  街中をしらみ潰しに歩きまわるのか?」

律「うーん、問題はそこなんだよなー」

唯「人海戦術でいこう!」

梓「いや人海戦術って言ったって、
  こっちは5人しかいないじゃないですか」

唯「大丈夫だよ。憂~!」

憂「どうしたのお姉ちゃん!」シュバッ

澪「はやっ!」

唯「実はカクカクシキジカで、憂のポケモンを貸して欲しいんだよ~」

憂「お安い御用だよ! 出ておいで、マイ・ステディ!」

バンギラス「ぐわーおーん」
ドンカラス「ぎゃぎゃーぎゃーす」
ヨノワール「ぐぼぼぼーぼぼぼ」
ラムパルド「ぎゃおぎゃおーん」
カイリキー「ふんす」
シザリガー「ぶっしゅぶっしゅ」

律「なんでそんな物騒なポケモンばっかなんだ」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:44:39.27 ID:GxVECjFi0

唯「憂のドンカラスはこの街にいる2000羽のヤミカラスを従えてるから
  人海戦術には持って来いなんだよー」

律「なんかこえーよ」

憂「ドンカラスは手下のヤミカラスたちに指示を!
  ヨノワール、ラムパルド、カイリキー、シザリガーは
  それぞれ東西南北に散って捜索して!」

梓「……バンギラスは?」

憂「バンギラスはお姉ちゃんが疲れないように
  おんぶしてあげて!」

バン「OK」

唯「わーい、ありがとうバンギラス」

梓「……」

ゾロア「心強い味方が増えて嬉しいぞ」

律「じゃあ私たちも捜しに行くか」

澪「そうだな」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:48:50.18 ID:GxVECjFi0

ゾロア「じゃあまず南の方に行きたいぞ」

梓「なんで?」

ゾロア「おいらはあっちの方から来たんだぞ」

律「そうか。では方角を南に定め、捜索隊出発!」

唯「いえーい」

バン「のっしのっし」

梓「ゾロア、マァはきっとすぐ見つかるからね!」

ゾロア「うん!」

澪「バンギラス怖い……」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:53:00.46 ID:GxVECjFi0

genei_tape_aa.png



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 20:57:21.24 ID:GxVECjFi0

3時間後。

律「はあ、疲れた……」

澪「さっぱり見つからなかったな」

梓「というか白髪の老人自体いませんでしたね、この高齢化社会の現代なのに」

ゾロア「うう……」

梓「大丈夫だよ、ゾロア。明日はきっと見つかるよ」

澪「明日も探すのか……」

梓「そりゃ見つかるまで探してあげないと」

律「なんだー、澪はこの可愛いゾロアちゃんを見捨てるってのかー?」

澪「そ、そんなこと言ってない。
  ただちょっと歩きまわって疲れただけだ」

梓「それはみんな一緒ですよ」

唯「私は全然疲れてないよー!」

バン「ぎゃおー」

澪「今はじめて唯を殺したいと思った」

梓「同感です」



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:01:31.56 ID:GxVECjFi0

律「さてもう帰るか」

澪「そうだな……ゾロアはどうするんだ、今夜」

梓「私の家に連れて帰りますよ」

澪「そうか、じゃあゾロアは任せたぞ」

ゾロア「一晩よろしく頼むぞ、あずさ」

梓「うん、こちらこそ」

唯「じゃあね、みんなー、ゾロリー」

バン「どっすどっすどっす」

澪「ああ、ばいばい……」

律「……明日も唯がバンギラスに乗ったらシメような」

梓「はい」

ゾロア「シメる……?」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:05:42.28 ID:GxVECjFi0

中野家。

梓「ここが私の家だよ、ゾロア」

ゾロア「おじゃまするぞ」

梓「着替えてくるから、リビングで待ってて」

ゾロア「わかったぞ」



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:09:52.59 ID:GxVECjFi0

梓「お待たせ。
  どうしたの、キョロキョロして」

ゾロア「広い家だなーって思って」

梓「そうかな? 普通の中流家庭の一軒家だと思うけど」

ゾロア「でもあずさ一人には大きすぎると思うぞ」

梓「いやいや、別に私一人で住んでるわけじゃないよ」

ゾロア「そうなのか?
    でもこの家、あずさ以外に誰もいないんだぞ」

梓「ああ、お父さんとお母さんは、
  今地方のライブに仕事に行ってて、
  しばらくのあいだ帰ってこないんだ」

ゾロア「そうだったのか」

梓「だから、ゾロアも気兼ねなく
  ゆっくりくつろいでて良いよ」

ゾロア「……」

梓「どしたの?」



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:14:15.47 ID:GxVECjFi0

ゾロア「あずさも一人ぼっちだぞ」

梓「あー……」

ゾロア「おいらと同じ……マァと離れて独りで……」

梓「いやでも私のはそんなんじゃ」

ゾロア「マァ……どこにいるんだろ」

梓「……」

ゾロア「マァに会いたいぞ……うう」

梓「だ、大丈夫だよっ。
  マァはきっとすぐ見つかるよ。
  それに私は独りじゃないよ、ゾロアがいてくれるんだもん」

ゾロア「あずさ……」

梓「それにゾロアだって今は独りじゃない。
  私がいるし、軽音部の先輩たちだってゾロアの味方だよ」

ゾロア「うん、そうだったぞ……」

梓「だから、元気出して。
  泣き顔してちゃマァだって心配するよ」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:18:25.53 ID:GxVECjFi0

ゾロア「ありがとう、あずさ……
    おいらもう泣かないぞ」

梓「そっか。えらいえらい」なでなで

ゾロア「く、くすぐったいぞ。それよりあずさ」

梓「何?」

ゾロア「軽音、ってなんなんだ?
    さっきからちょくちょく言ってるけど」

梓「あー、軽音って言うのは軽音楽のことで……
  軽い音楽って書くんだけどね」

ゾロア「軽い音楽? カスタネットとか?」

梓「違うよ、みんなでバンドをやるの。
  私はギターをやってるんだ」

ゾロア「ぎたー?」

梓「そうだ、何か弾いてあげるよ」

ゾロア「ぜひ聴いてみたいぞ」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:22:35.00 ID:GxVECjFi0

ギターを取り出す梓。

梓「じゃーん。これがギターです」

ゾロア「へえ……なんか変な形してるぞ」

梓「じゃあ弾くよ」
ジャンジャカジャカジャーン

ゾロア「おお、音が出たぞ」

梓「♪~」
ジャカジャカジャンジャン

ゾロア「すごいぞあずさ!」

梓「今ではほら~笑いながら~話ができるよ~♪」

ゾロア「きゃっきゃっ」

梓「忘れたねってとぼけてる~♪」
ジャジャーン

ゾロア「お腹すいたぞ」ぐー

梓「うぉい」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:26:45.82 ID:GxVECjFi0

梓「せっかくいい気持ちで歌ってたのにー」

ゾロア「仕方ないぞ、空腹には勝てないんだぞ」

梓「食べるもの、何かあったかなー。
  コンビニ弁当でも買いに行こうかな」

ゾロア「こんびに?」

梓「……あ、あった。カップラーメン。
  今つくるからちょっと待っててね」

ゾロア「なんでもいいから早く食べたいぞー」

こぽぽぽぽ
梓「よし、あとは3分待つだけ」

ゾロア「? それだけで出来るのか?」

梓「そうだよ。現代科学の結晶、それがカップラーメン。
  一人暮らしの強い味方だよ」

ゾロア「な、なんだかすごいんだぞ」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:31:22.41 ID:GxVECjFi0

……

ゾロア「ふー、美味しかったぞー。
    こんなにおいしいものは初めて食べたぞ」

梓「そか、口にあって良かった」

ゾロア「こんなものを毎日食べられるなんて、あずさは幸せなんだぞ」

梓「はは、もうこれ食べて3日目だけど
  流石に飽きてきちゃったよ」

ゾロア「そういうものなのか?」

梓「そうだよ。いくら美味しくても、
  続けて食べるとね」

ゾロア「ふうん……?」

梓「ゾロア、お風呂はいろ」

ゾロア「うん、お風呂なんて久々だぞ」

梓「そっか、じゃあ念入りに洗わなきゃねー」

ゾロア「そうだぞー」



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:35:33.00 ID:GxVECjFi0

……

入浴後。

ゾロア「ふー、気持ちよかったぞーいろんな意味で」

梓「ああ待ってゾロア。
  濡れた体で歩きまわっちゃだめだよ、ちゃんと拭かないと」ごしごし

ゾロア「んー」

梓「はい、これでOKだよ」

ゾロア「さっぱりしたぞ」

梓「ふふ、よかった」

ヴーッ ヴーッ

梓「ん? 律先輩からメール……」

律『ゾロアの様子はどうだー?
  明日も放課後に引き続き捜索するから
  学校にゾロアを連れて来といてくれよな!』

梓「うーん、学校に連れていくって言っても……
  どうしようかなー、モンスターボールなんてないし」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:39:43.32 ID:GxVECjFi0

梓「ねえゾロア、明日学校に……」

ゾロア「ふああー……な、なんだぞ?」

梓「眠いの?」

ゾロア「まだ眠くなんかないぞ~……」うつらうつら

梓「ふふ、今日いっぱい歩きまわって疲れたよね。
  もう寝よっか。私のベッドで一緒に寝よ」

ゾロア「うん……」

おねむのゾロアを抱きかかえ、
梓は自分の部屋に行った。
そしてベッドにゾロアを横たえる。

梓「えーと、ゾロアは元気です、
  なんとかして連れていきます……と、送信。
  じゃあ電気消すよ、ゾロア」

ゾロア「くかー」

梓「もう寝てるし……おやすみ」
パチッ



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:44:03.99 ID:GxVECjFi0

「ぐーぐー」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「マァ……」

「……」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:48:22.84 ID:GxVECjFi0

翌朝、通学路。

梓「ゾロア、学校では大人しくしてなくちゃだめだからね?」

ゾロア「分かってるぞ」

梓「学校でいたずらなんかしちゃだめだよ」

ゾロア「いたずらって?」

梓「昨日音楽室で私に化けて驚かせたじゃん」

ゾロア「そういえばそんなこともあったぞ。こんなふうに」ドロン

梓「もー、だからダメだってば。
  こんなとこ誰かに見られたら……」

純「おーい梓、おはよー……
  ってアレ? 梓が二人いる!? どういうこと?」

ゾロア「いしししし」

梓「はー、まったく……」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:52:34.50 ID:GxVECjFi0

純「あはは、は、これはきっと夢幻……
  私ったらまだ目が覚めてないんだね、
  そりゃ今日は確かに寝坊したけれどもさ。
  あー早く目が覚めないかなー」

梓「しっぽをつかむこうげき」ぎゅむっ

ゾロア「ぎゃひん!」ドロン

純「あ、梓が一人に戻った」

梓「私はもとから一人いないよ……
  この子が私に化けてただけだよ、純」

純「ん? なんだポケモンか」

ゾロア「おいらはゾロアだぞ」

純「そっかー自己紹介できて偉いね……
  って、ポケモンが喋ってるっ!」

ゾロア「テレパシーだぞ」

梓「もうお約束だなあ、このやりとり」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 21:56:44.43 ID:GxVECjFi0

純「へえ、てことはこのゾロアのマァを捕まえてる
  悪者を探し出してコテンパンにやっつっけたいってこと?」

梓「コテンパンにしたいとは言ってないよ……
  でもその悪者がほんとに悪いことしようとしてるなら
  どうにかしないといけないよね」

ゾロア「おいらはマァが戻ってくればそれでいいぞ」

純「てゆーか梓たちがそんなことしなくても
  警察に任せればいいんじゃないの」

梓「はあ……分かってないね純は」

純「あん?」

梓「警察に頼らず子供たちだけで事件を解決する……
  児童小説の基本ですよ」

純「これ児童小説と違うがな」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:00:54.11 ID:GxVECjFi0

学校、教室。

ガラッ
純「おっはよーう」

憂「おはよう純ちゃん、梓ちゃん。
  あとゾロアも」

梓「おはよう」

ゾロア「おはようだぞ。
    昨日は手を貸してくれてありがとうだぞ」

憂「どういたしまして」

「あっ、何そのポケモン! 中野さんの?」

梓「へ?」

「見たことないポケモンだー可愛いー」
「わ、しかも人間の言葉しゃべってる! すごー」
「かわいいー、抱かせて抱かせて」
べたべた

ゾロア「ううー、もみくちゃになっちゃうぞ」

純「ちょっとちょっと、ゾロアが嫌がってるでしょー」

「あ、ごめんなさーい。つい」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:05:15.31 ID:GxVECjFi0

ゾロア「うう、酷い目にあったぞー」

憂「あはは、ゾロア可愛いもん、仕方ないよ。
  あっ一番可愛いのはお姉ちゃんだけどね」

梓「はいはい」

純「教室はゾロアには危険かもね」

梓「そうだね……また他の生徒に見られたとき
  同じ目にあっちゃうかも」

純「そうだ、放課後まで音楽室に置いとけば?」

梓「あ、それいいかも。どうかな、ゾロア。
  放課後まで音楽室で一人で待てる?」

ゾロア「ひ、独りは嫌だぞ」

純「えっ」

ゾロア「マァとはぐれて独りになって、それでみんなと出会えて
    ……それなのにまた独りになるなんて嫌だぞ」

梓「ゾロア……」

純「そっか、そうだよね、ごめんね」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:09:25.58 ID:GxVECjFi0

憂「その気持ち分かるよ、
  私もお姉ちゃんと離れて一人になったとき
  吐き気や頭痛や目眩がしたり手足が震えたり
  喉が無性に乾いたり幻覚が見えたり
  体の奥から焼けてくるような感覚に襲われたりするもん」

純「ごめん聞いてなかった」

梓「マァと再会するまでゾロアを独りになんかさせないよ。
  だから安心して、ゾロア」

ゾロア「うん……ありがとうあずさ」

純「でも現実問題として
  このまま教室に置いとくのはあれだよね」

梓「先生に見つかってもあれだしね」

純「じゃあもうあれしかないんじゃない」

梓「あれって?」

純「何かに化けて人目をごまかす。
  どう、いいアイデアじゃない?」

梓「うーん……どうかなゾロア」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:13:35.39 ID:GxVECjFi0

ゾロア「でもそんな永い時間ずっと化けてられるか分かんないぞ」

梓「そっか」

純「できるできないじゃない。やるんだよ」

憂「なんか怖いよ純ちゃん」

ゾロア「わ、分かったぞ。頑張ってみるぞ」

梓「で、何に化ける?」

純「カバンとかでいいんじゃないかな。
  それで梓の机におとなしくぶら下がっとけば
  なんの問題もないでしょ」

梓「できる? ゾロア」

ゾロア「おやすいごようだぞ!」ドロン

純「おお、どこからどう見てもカバン」

憂「これ以上はないくらいカバンだね」

梓「じゃあ、机にかけとくから。
  途中で変身が解けないようにね」

ゾロア「うん、気をつけるぞ」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:17:45.95 ID:GxVECjFi0

放課後。

純「まさか朝からずっとカバンのままでいられたとは」

ゾロア「自分でもびっくりだぞ。
    こんな長く化けられたなんて」

梓「すごいよゾロア、よく頑張ったね」なでなで

ゾロア「へへへ、照れるぞ」

憂「梓ちゃん、今日も悪者を探しに行くの?」

梓「うん、そのつもりだけど……」

憂「ごめんね、今日はポケモン貸せないんだ」

梓「そうなの? なんで」

憂「実は知り合いのポケモンバッカークラブに助っ人を頼まれてて。
  しばらく梓ちゃんたちに手を貸せそうにないんだ。ごめん」

梓「あーそうなんだ、それならいいよ、私たちだけで探すから」

憂「お姉ちゃんのためにバンギラスだけでも置いていこうか」

梓「絶対にやめていただきたい」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:21:56.28 ID:GxVECjFi0

音楽室。

ガチャ
梓「こんにちは」

律「お、やっときたなー」

唯「ゾロリー、久しぶりーよしよしよし」

ゾロア「く、くすぐったいぞ、やめてほしいぞ。
    それに別に久しぶりじゃないぞ」

澪「こら唯、ゾロアが嫌がってるだろー」

律「さてと、全員そろったことだし!
  ゾロアのマァと悪いヤツを探しに行くか!」

唯「待ってましたーイエーイ」

澪「今日も練習はできないんですねわかります」

梓「練習よりゾロアの方が大事です!」

ゾロア「あずさ……ありがとうだぞ」

澪(梓もすっかり毒されてしまったな……)



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:26:06.33 ID:GxVECjFi0

外。

梓「今日は憂は用事があるらしくて
  ポケモンを貸してくれないそうです」

律「うーん、じゃあ私たちだけで探すしかないな」

唯「じゃあ私は向こうのほう探すー」

律「おう。じゃあ私は南の方に行くから、
  澪は西の方角を探索してくれ」

澪「えっ、西……」

律「なんだ、イヤなのか?」

澪「お前らほんとにニュースとか見ないんだな……
  ゆうべ、市の西部で雷が落ちまくったって知らないのか」

梓「ああ、それで町の人がそろって避難したらしいですね」

澪「被害はなかったらしいのが救いだな」

ゾロア「……」

律「雷っつっても今はもうおさまってんだろ。
  なら別に怖いことねーじゃんか」

澪「べ、別に怖がってるわけじゃないし……」



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:30:16.79 ID:GxVECjFi0

律「はいはい……
  じゃあ梓はゾロアと一緒に東のほうへ」

梓「はい、わかりました!
  行こうゾロア」

ゾロア「OKだぞ! 今日こそマァを見つけるぞー」

梓「ふふっ、そのイキだよ」たたっ

澪「……」

律「しかし梓はゾロアにご執心だね」

澪「何か通ずるところがあるんじゃないか」

律「通ずるところねー……
  まあ、そうでもなきゃ初対面のポケモンに
  普通はここまでやってやらないよな」

澪「お前だって今こうしてゾロアに協力してんじゃないか」

律「私は練習さぼりたいだけだから!」

澪「そうだと思った……」



51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:34:26.72 ID:GxVECjFi0

genei1_aa.png



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:38:37.49 ID:GxVECjFi0

3時間後。

律「はあ、疲れた……」

澪「さっぱり見つからなかったな」

梓「こっちもです……
  目についたホテルや旅館を全部尋ねて
  こんな人泊まってませんかって聞いたんですけどね」

澪「勇気あるな梓」

梓「これが最も効率的な探し方だと思ったんですけど」

ゾロア「結果は伴わなかったぞ」

律「私も道行く人に片っ端から聞いてみたけど
  収穫はゼロだった」

唯「私は人通りの多い場所で貼り込み調査したけど
  まったく見つかりませんでした!」

梓「人通りの多い場所ってどこですか?」

唯「えっとね、駅前のアイス屋さんとか、商店街のドーナツ屋さんとか、
  大通りのクレープ屋さんとか、あとはそれからーえーっとえーと」

律「もういい、それ以上言われるとお前を殴る自信がある」



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:42:47.39 ID:GxVECjFi0

澪「こんな調子で見つかるのかな」

律「さあなー、でも探すしかないだろ」

澪「でもその悪いヤツは何か目的があってこの町に来てるんだろ?
  つまり早く見つけないとこの町で悪いことするってことだ」

梓「じゃあ早く見つけなきゃいけませんね……」

ゾロア「そうだぞ、あいつはほんとに悪いヤツなんだぞ」

律「ていうか、どこがどう悪いんだ? 犯罪者なのか?」

ゾロア「マァを酷い目に合わせるんだぞ。
    言うこと聞かなかったら電撃したり火あぶりしたり」

澪「見えない聞こえない」

ゾロア「おいらはただ苦しんでるマァを
    見てることしか出来なかったぞ……
    だから、今度はおいらの力でマァを助けたいんだぞ」

梓「ゾロア……」

律「この町に来た目的とかは分からないのか?」

ゾロア「それは分かんないぞ……
    ただ何かを手に入れるって言ってた気はするぞ」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:46:57.76 ID:GxVECjFi0

澪「なにかってなんだ?」

律「なにかの探され率は異常だな」

梓「うーん、手に入れるといえば……
  珍しいポケモンとかですかね」

澪「そんなのこの町にいるかな」

梓「そういえば、この前ツノのないオドシシがいました!」

澪「シキジカの見間違いじゃないのか」

唯「はいはーい! 珍しいポケモンなら、
  貼り込み調査中に目撃しちゃったよーん」

律「なに、マジか」

澪「なんていうポケモンだ?」

唯「うーん、名前は分かんないけど
  今まで見たことがないような感じだったよ~。
  なんかラッキョウみたいな」

澪「ラッキョウ? そんなポケモンいるか?」

律「知らん」



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/01(水) 22:51:07.63 ID:GxVECjFi0

梓「見間違いじゃないですか?」

唯「ほんとだよー、見たもん、間違いないよ。
  こうフワ~ッと空を飛んでてねーラッキョウが」

律「夢でも見たんじゃないのかー」

唯「もう、まったく酷いねみんな……
  せっかくみんなのぶんもドーナツ買ってきたのに」

律「唯ちゃんバンザイ!」

梓「唯先輩も他人のために何かすることができるんですね!」

唯「えーっと……あれ? ないや……
  あ、そうだ。帰ってくるときにお腹すいて食べちゃったんだった」

律「帰ろうぜ」

澪「そうだな」

ゾロア「おいらもおなかすいたぞー」

梓「今日は味噌味のラーメンにしようか」

唯「ああっ! 待って! 追いてかないでくんなましー」




関連記事

ランダム記事(試用版)




唯「幻影の覇者!」#前編
[ 2011/12/15 19:53 ] ポケモン | | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6