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梓「今日から、共学か…」 【非日常系】


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 06:18:43.03 ID:uP5n5ReS0

梓「唯先輩達が卒業してから約一カ月が立ちました…
  ここ、桜が丘高校も今年度から共学化されることになりました。
  私も3年生としてしっかりしなきゃと思う次第です…」

憂「おはよう、梓ちゃん」

梓「おはよう憂」

憂「今日から私たちも3年生だね」

梓「軽音部の緩い空気に慣れてるせいもあって
  まだ実感湧かないんだよね。」

憂「お姉ちゃんや軽音部の皆さんはいい意味で先輩らしくなかったからね」

梓「今日から共学になることだし、先輩としてちゃんとやっていけるか不安だな」

憂「大丈夫だよ梓ちゃんなら。軽音部でも先輩みたいに振舞ってたし」

梓「それどういう意味?」

憂「お姉ちゃんや律さんよりもしっかりしてたって意味で…」

梓「あまり生意気な後輩も困るけど、唯先輩や律先輩みたいにだらしないのも
  考えものだよね。これから、入学式だけど私のほうが緊張してきたし」





14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 06:29:59.70 ID:uP5n5ReS0

入学式会場

憂「3年生の席はここだね」

梓「あそこにいるのが一年生軍団か、思ったより男子は少なめだね」

憂「新入部員入るといいね」

梓「問題はそれなんだよね、新入部員を3人以上確保しないと廃部になっちゃうから
  もし、そんなことになったら先輩達にどう顔向けしたらいいか…」

憂「あんな素敵な部ならきっと集まるって」

梓「やれることは最大限やってみるけどさ

憂「始まったよ」

梓「さすが新入生初初しいね…」

憂「お姉ちゃんが入学した時を思い出すよ」

梓(自分じゃなくて?)

校長「今日は、天候にも恵まれ晴れの入学式には相応しい日であります…」

梓(相変わらず長いな…校長の話は)



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 06:41:54.46 ID:uP5n5ReS0

一時間後
校長「諸君も桜高の一員であるという自覚を持って…」

梓「なんか、腰が痛くなってきた」

校長「では、これにて入学式を終わります」

憂「今日は特に長かったね校長先生の話」

梓「おかげで腰が痛くなっちゃったよ」

純「よお!梓!」

梓「純、あんたどこにいたの?」

純「あまりに校長の話が長いから気分が悪いって嘘付いて保健室で携帯いじってた」

梓「相変わらずだな…」

憂「純ちゃんったら」

純「それよりさ、今日から共学になったけどどうよ?」

梓「どうよ?って何が?」

純「カッコイイ男の子とかいなかった?」

梓「私、そういうのあまり意識してないし」

憂「私も特には…」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 06:49:50.48 ID:uP5n5ReS0

純「そんなんじゃダメだよ二人とも、うちらもう18なんだよ
  彼氏の一人や二人見つけなくてどうするの!」

梓「そんなこと言われてもね」

憂「私はお姉ちゃんのことで手いっぱいだし彼氏なんてそんな…」

純「痛ましいね、年頃の女がそんな考えでどうするの!」

梓「もちろん、将来的には結婚はするつもりだけど」

憂「まだ、彼氏とか必要ないかなって」

純「まだ早いとか言ってるとあっという間に年とっちゃって
  気付いたときには取り返しのつかないことになってるかもしれないんだよ?」

梓「取り返しのつかない事って例えば何よ?」

純「野菜には旬の時期があるってことは知ってるよね?」

梓「それは知ってるけど」

純「女にも同じ事が言えるんだよ。
  新鮮なうちに相手にアピールしておかないと腐ってからじゃ誰も見向きもしなくなる」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 06:59:35.29 ID:uP5n5ReS0

憂「女の人を商品みたいに言うのはどうかと思うけど」

純「確かに、私の言い方はきつかったかもしれないね。でも、これは事実なんだよ。
  これをいい機会に二人とももっと自分を売り込まないとね!」

梓「まぁ、正論といえば正論だけど」

純「あくまでも私個人の考えだから二人にこれに合わせろとは言わないけど
  そろそろ考えておいたほうがいいんじゃないの?」

梓「参考程度に聞いておくよ」

純「というわけで、今から品評会をしよう!」

憂「品評会!?」

純「自分の好みの男子がいたら今のうちに目を付けておくんだよ」

梓「要するに男漁りをしようってわけ?」

純「男漁りだなんて言葉が悪いよ梓。もっと上品に行こうよ」

梓「上品な男漁り?」

純「だからそういうのじゃなくてさ、少女マンガみたいな純粋な恋だよ」

梓「アホくさ、少女マンガみたいな恋とか虫唾が走るわ」

純「そんなこと言ってるとそのうち腐っちゃうよ!
  誰かにとられない内に意中の男子を仕留めないとね」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 07:13:43.65 ID:uP5n5ReS0

梓「じゃあ純が一人でやればいいじゃん、行こう憂」

憂「少女マンガみたいな恋…か」ボソ

梓「今、少女マンガとか言わなかった?」

憂「う、ううん。なんでもないよ!純ちゃんに彼氏とかできたら私達にも紹介してよ」

純「本当にできるかどうかは別として、二人とも乗り悪すぎだよ!」

憂「そんなこと考えたこともなかったし…」

梓「突然言われてもね?」

純「今すぐにとは言わないけど考えといた方がいいよ」

憂「そ、そうだね」

梓「こっちは部員集めで彼氏どころじゃないって言うのに純の奴と来たら彼氏がどうのこうのとか」

憂「純ちゃんらしいね」

梓「一応部員募集のポスター作ってきたんだけど。どうかな?」

憂「なかなかいいと思うよ」

梓「一番目立つ入口の掲示板にでも貼っておくか」

憂「誰か来ればいいんだけど…」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 07:27:26.01 ID:uP5n5ReS0

梓「そうそう、掲示板といえばクラス分けも気になるね」

憂「また、同じクラスになれるといいね」

梓「そこに貼り出されてるから見に行って見ようか?」

憂「うん」

梓「結構人が集まってるな…」

憂「みんなクラス分けは気になるんだね」

梓「うわっ…」

憂「どうしたの?梓ちゃん」

梓「あれ見てよ、1年のクラス表の周りに男子が集まってるんだよ」

憂「ああいうのみると共学になったんだなって実感するよね」

梓「やっぱりクラス表を見るのは後にしよう」

憂「なんで?」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 07:37:38.78 ID:uP5n5ReS0

梓「あんなに男子が群がってるとなんか嫌じゃない?」

憂「私は別に気にならないけど」

梓「後にしよう」

憂「梓ちゃんがそう言うのなら構わないけど」

梓「さぁーこれから部員募集の本番だよ。どんどん勧誘しなくちゃね」

憂「私も手伝うよ」

梓「悪いね、部員でもないのに」

憂「友達としてこれくらい当たり前だよ」

梓「持つべきものは友達だね」



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 07:47:55.97 ID:uP5n5ReS0

のび夫「その本買ったばかりなんだよ…返してよ」

たける「うるせえ!お前のものは俺のものだ!」

スネ太「のび夫のくせに生意気だぞ!」

憂「もしかして、あれっていじめ?」

梓「あー嫌だ嫌だ、これだから男子は…」

のび夫「誰か助けて!」

憂「先生呼んだ方がいいのかな?」

梓「いいよ、あんなの放っておいて」

粋杉「なにをしてるんだい?君達?」

たける「お前には関係ねー、あっちいってろ!」

粋杉「そうは行かないさ、弱いものイジメを見過ごすわけにはいかないね」

たける「誰が弱いものイジメだって!」

スネ太「誰だか知らないけど生意気だぞ!」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 07:56:45.72 ID:uP5n5ReS0

粋杉「この少年に本を返したまえ」

たける「俺様がお前の言うことなんて聞くわけねえーだろうが!」

スネ太「そうだ、そうだ!」

粋杉「それは困ったね…」

たける「舐めてんじゃねーぞ、この野郎」

たけるのパンチをよける粋杉。

たける「何!?俺様のパンチをよけた…だと!?」

粋杉「どうしたの?やる気が無いのなら本をあの少年に返して欲しいんだけどね」

たける「今のは俺様が失敗しただけだ!今度こそ」

ヒョイ、スッ

たける「何!?またしてもよけられた」

梓「すごい、あの人。ゴリラみたいな人のパンチを一瞬でよけたよ」

憂「今時あんな正義感あふれる人がいるなんてね」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:01:55.82 ID:uP5n5ReS0

10分後

たける「ハァハァ…」

粋杉「どう?まだやる気?」

たける「今日は、この辺にしておいてやるよ
    スネ太、のび夫に本を返してやれ」

スネ太「クソ!覚えてろよ!」

粋杉「はい、これは君の本だろう?」

のび夫「ありがとう!本当に助かりました!」

粋杉「僕は当然のことをしたまでだよ」

憂「よかった、解決して」

梓「そうだね…ってこんなものを10分も見てしまった!
  はやく勧誘行くよ!」

憂「そんなに急がなくても大丈夫だよ」

純「カ、カッコイイ…」

梓「純も手伝ってくれるんでしょう?早く来て!」

純「はいはい、わかってますよ」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:10:32.81 ID:uP5n5ReS0

純「部員集めはどうなの?順調?」

梓「一応、ポスターは貼ったんだけど」

純「まさか、まだそれだけ?」

梓「今から、本格的にやろうと思うんだけど」

憂「まずはビラ配りでもやろうかなって言ってて」

純「じゃあまずはビラ配りってことで」

梓「そうだね、それじゃあ校門の前で配ろうか?」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:17:42.42 ID:uP5n5ReS0

憂「まさか、着ぐるみは着ないよね?」

梓「あれは、不評だったから今年はやめとくよ」

憂「よかった」

梓「え?よかったって…」

憂「いや、なんでもないよこっちのこと」

純「これを配ればいいんだね。」

梓「私と憂は校門前で配るから純は校舎の中をお願い」

純「OK!わかった」

梓「軽音部員募集中で~す!」

憂「お茶も飲めますよ~!」

梓「そういうのは言わなくていいから!」



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:27:52.37 ID:uP5n5ReS0

校舎内

純「ねぇねぇそこの君!軽音部とか興味ないかな」

女子生徒A「私、もう部活決めちゃったんで」

純「ああ、そうなんだ。じゃあ、軽音部って名前だけでも頭の片隅にでも覚えておいてよ」

女子生徒A「はぁ…」

純「軽音部いかがですか!」

女子生徒B「軽音部…ですか?」

純「はい、ぜひ軽音部に入部してみませんか?」

女子生徒B「どういう部活なんですか?」

純「え?どういう部活って…楽器を演奏したりする」

女子生徒B「それはわかります。練習の内容とかそういうのを…」

純「ああ、練習は一応はしてるんだけど」

女子生徒B「一応ってどういうことですか?」

純「結構緩い部活でさ、先輩方はお茶飲んだりお菓子食べたりしてたから…」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:34:05.48 ID:uP5n5ReS0

女子生徒B「つまり、練習は二の次だということですね?」

純「いや、そんなこともないんだよ、やる時はちゃんとやってたし
  その人達はみんな卒業したから今度からは練習とかもするようになると思うし」

女子生徒B「ちょっと、考えさせて下さい…」

純「興味があったらよろしく頼むよ…。」

純「あれは、見込みなしかな?
  確かに練習はあまりしてなかったけど、やる時はやるかっこいい部活なんだけどな」


たける「なあー、スネ太。部活どこにする?」

スネ太「僕は、習い事で忙しいから部活なんていらないけどね」

たける「そんな悲しいこと言うなよ、学生たるもの部活位やっておいたほうがいいぜ」

スネ太「まぁ、たけるさんがやるなら僕も考えてもいいですけど。
   どうしたんです?立ち止まったりして」

たける「あれ見ろよスネ太」



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:39:28.32 ID:uP5n5ReS0

梓と憂を指さすたける

スネ太「軽音部…」

たける「なんか、かっこよさそうじゃね?」

スネ太「やめておいた方がいいと思いますよ」

たける「なんでだよ?」

スネ太「なんでって…ほら、なんか難しそうですし…」

たける「そんなのやってみなきゃわかんないだろう!」

スネ太「それじゃあ聞くだけ聞いてみます?」

梓「軽音部員募集中です!」

憂「お菓子食べ放題ですよ~!」

梓「そういうのも言わなくていいから!」

たける「なになに軽音部だって?」

梓「君はさっきの…」



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:52:42.93 ID:uP5n5ReS0

スネ太「どういうのやるの?」

梓「楽器を演奏したり、みんなでわいわい楽しく…」

たける「へぇ~なんだかおもしろそうじゃん」

スネ太「どうします?たけるさん?」

たける「じゃあ、その軽音部とやらをちょっとみせてもらおうかな?」

梓「え?あなたたちが?」

たける「なんだよ?あんたの言う軽音部ってのは人を差別するのかよ!」

梓「そういうわけでは…」

たける「じゃあ決まりだな!」

スネ太「どんなもんか楽しみですね」

たける「ああ」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 08:56:49.45 ID:uP5n5ReS0

部室

たける「カビくせー部屋だな」

梓「春休み中、使ってなかったんでちょっとほこりっぽいですけど」

スネ太「アレルギーでもでたらどうしてくれるんだよ!」

梓(じゃあ、来るなよ…)

たける「おお、なかなか良い椅子だなこれ」

スネ太(なんで音楽室にティーセットがあるんだろう?)

梓「卒業した先輩達が残していってくれたんだけどね」

憂「お茶どうぞ」

たける「おお、サンキュー!」

スネ太「すみませんね」



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 10:29:54.78 ID:uP5n5ReS0

スネ太「すみませんね、お茶まで出して貰って」

梓「まずは軽く自己紹介しようか?」

梓「じゃあまずは私から、部長の中野梓といいます。
  部長と言っても今のところ部員は私一人しかいないんですけどね。
  一人じゃどうにもならないんでなんとかして部員を集めたいと思ってるんだけど
  なかなかうまくいかなくて。

  そんなに難しく考えないで気軽に入部して貰いたいなと思います」

梓「それで、こちらにいるのが平沢憂ちゃんで
  正式な部員じゃないけどたまに手伝いに来てくれるんだ」

憂「よろしくお願いします」

スネ太「僕は、緑川スネ太って言うんだ。正直軽音とかあまり興味無いけど
    部員が足りないなら入ってあげてもいいですよ」

梓(うわーなにこの上から目線。この子苦手だわー)
 「それは、どうも」

たける「俺様は保田たけるっていうんだ! 特技は歌を唄うことだ!
    よろしくな!」

梓「こ、こちらこそよろしく」
 (なんか、この子も苦手だわー)



87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 10:36:22.57 ID:uP5n5ReS0

たける「へぇ~今、部長さん一人なんだ」

梓「4人集まらないと廃部だからピンチなんだよね」

たける「俺様とスネ太と部長さん入れても3人か…」

スネ太「この際だからのび夫を入れたらどうだろう?
    どうせ、あいつ部活とかやらないだろうし」

たける「おお、そうだな、幽霊部員でもいいからとりあえず
    名前だけでも所属させればなんとかなるよな」

梓「ちゃんと本人の了解を取らないとね」

たける「大丈夫ですよのび夫は俺様の言うことならなんでも聞きますから」

梓「くれぐれも無理強いはしないでよ」



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 10:41:46.96 ID:uP5n5ReS0

たける「部員の確保はこの俺様に任せて下さい!」

梓「じゃあ、よろしく頼むよ」

たける「そうと決まったら早速部員の確保だ!いくぞ、スネ太」

スネ太「はい!」

梓「本当に大丈夫なのかな…?」

憂「ちょっと変わった人達だけど意外と良い人そうだね」

梓「だと、いいんだけど…」



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 10:47:44.46 ID:uP5n5ReS0

たける「おい!のび夫!」

のび夫「なんですか?たけるさん?」

たける「お前軽音部の部員になれよ」

のび夫「えー僕がですか?」

スネ太「お前みたいな奴でも人の役に立てるいいチャンスだぞ」

のび夫「でも…楽器とか弾けないし…」

たける「その心配はない。お前は名前だけ軽音部に所属させておけば
    それでいいんだ」

スネ太「いわゆる、幽霊部員ってやつだよ」



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 10:58:25.93 ID:uP5n5ReS0

のび夫「なんかそういうの嫌だな」

たける「この俺様がお前ごときに頼んでるっていうのに断るつもりか?」

のび夫「せめてどんな部なのか見て見ないと…」

スネ太「実際にはやらないんだから見学する必要なんてないだろう?」

しずな「なに?あんたたちまたのび夫をいじめてるの?」

のび夫「あ、しずなちゃん!」

たける「いじめてなんかいないよ、一緒に部活をやらないか?って誘ってるだけだ」

スネ太「そうそう、部外者は引っ込んでな」

しずな「ずいぶん冷たいじゃないの、これが幼馴染みに対する態度なの?」

たける「昔の事なんて忘れたよ」

スネ太「のび夫の味方ばかりするしずなに用はないからね」

たける「そう、いても邪魔なだけ」

しずな「ひど~い!何よその言い方!」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 11:04:18.03 ID:uP5n5ReS0

しずな「のび夫君いきましょう、こんな人達に関わったらだめよ」

のび夫「でも、話だけでも…」

たける「そうだ!のび夫は俺たちのものだ!」

スネ太「そうだそうだ」

たける「誰のものでもないっつーの!」

たける「のび夫お前はどうなんだ?さっき一度見てみたいって言ってたよな?」

のび夫「確かに言ったことは言ったけど…」



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 11:10:54.44 ID:uP5n5ReS0

たける「それじゃあ、とりあえず軽音部に行くぞ!」

しずな「なに、勝手に決めてるのよ」

スネ太「しずな、お前はついてくるなよ!」

たける「さぁ、いくぞのび夫」

のび夫「う、うん…」

スネ太「だから、しずなは付いてくるなって」

しずな「あんたたちが選んだ部活なんてろくものじゃないないだろうから
    念のため私も着いて行くわ」

たける「もう、勝手にしろ」    



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 11:24:06.95 ID:uP5n5ReS0

しずな「ここがあんたたちのいう軽音部ってわけね?」

ガチャ(軽音部のドアを開けるしずな)

たける「おい!ノックくらいしろよ!」

しずな「わー!びっくりした!すいません、まさか先輩がいるなんて知らなくて」

梓「もしかしてあなた、入部希望者?」

しずな「いえ、私が入部するってわけじゃなくて成り行きでこうなったというか」

憂「よかったら体験入部だけでもしていかない?
  入部するかどうかはそれから考えてもらってもいいからさ
  ねえー、梓ちゃん?」

梓「そうだよ、絶対に入部しなきゃいけないってことはないから安心して」
 (やっと、女の子が来てくれた。これを逃す手はないな…)

しずな「そこまでおっしゃるのなら今日だけならいいですけど…」



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 11:31:25.06 ID:uP5n5ReS0

梓「それじゃあ、立ち話も難だからそこに座ってて」

憂「今、お茶とケーキ持ってくるね」

しずな「どうぞ、お構いなく…」

たける「俺たちの時とずいぶん態度が違くないか?」

スネ太「僕たちの時はケーキなんて出なかったもんね」

のび夫「僕の立場は…?」

梓「へぇー、皆川しずなさんって言うんだ
  ちなみに私は中野梓。一応、部長なんだけどさ…」

たける「なんか俺たちおいてけぼりじゃね?」

スネ太「そうですね…」

のび夫「せっかく来たのに」

梓「へぇー、ピアノやってるんだ…」

しずな「あと、バイオリンもやってるんですよ」

梓「バイオリンとかなんとなくお嬢様っぽいよね」

しずな「いえいえ、私なんか全然ですよ」

憂「それ、ギターとかにも応用できそうだよね」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 11:39:37.45 ID:uP5n5ReS0

梓「よかったら、今度演奏聞かせてよ」

しずな「もちろん!」

お茶を吹く、たけるスネ太のび夫

「ブーーーーっ!」

しずな「ちょっとなにやってるのよ汚いわね!
    すみません、下品な連中で」

梓「まぁ、事故ならしょうがないよね…」

憂「エヘヘ…」(苦笑)

たける「部長さん悪いこと言わないからしずなのバイオリンだけは聞かないほうがですよ」

梓「なんで?10年以上やってるベテランって聞いたけど」

スネ太「それが何年やってもちっとも進歩しないんですよ」

たける「昔はよくしずなのバイオリンの騒音に悩まされたものです」

スネ太「のび夫がおだてるもんだから調子に乗っちゃって」

たける「もう、酷いのなんのって」

スネ太「しずながここでバイオリンを演奏したらこんなボロい校舎あっという間に倒壊しますよ」



103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 11:45:35.45 ID:uP5n5ReS0

しずな「失礼ね、そこまで言う事ないじゃないの!」

たける「あれは殺人級の酷さだね」

しずな「そういうたけるだって人のことは言えないんじゃないの?」

たける「なんのことだよ?」

しずな「自分が音痴だってこと自覚してないわけ?」

たける「俺が音痴わけねーだろう? なぁ、スネ太?」

スネ太「…」

たける「おい!なんとか言えよ!」

しずな「たけるのあの歌はガチで近所迷惑だったからね。
    無理やり聞かされる方の身にもなって欲しいわ」



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 11:58:57.91 ID:uP5n5ReS0

たける「そ、そうなのか…俺の歌はそんなに酷かったのか…」

しずな「まさか、今頃気が付いたわけ?」

たける「嘘だーそんなの嘘だー!」

スネ太「たけるさん気を確かに!」

しずな「こんな奴は放っておいて。なにか部活らしい事しましょうよ」

梓「部活らしいことね…」

しずな「これまで軽音部でやってたことをやればいいじゃないですか」

梓「それはそうなんだけど。これまでやってたことというと…」



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 12:07:36.37 ID:uP5n5ReS0

梓(お茶飲んだり、お菓子食べたり…ときどき練習してって感じだったからな
  今度からはこんなのは通用しないだろうな。私も部長として部を引き締めたいところだし)

しずな「この紅茶おいしい!」

憂「まだ、おかわりあるからね」

たける「このケーキうめえー」

憂「よかった、たける君元気になったみたいで」

梓「…なんか早速お茶会モードになってるんだけど」

テーブルを叩く梓。

ドンッ!

しずな「うわーびっくりした!」

たける「なんだよいきなり」

スネ太「お茶中は静かにしてよね」

梓「こんなんじゃ前と変わらないじゃない!」

たける「なんのことだよ…」

梓「練習だよ!練習するよ!」



113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 12:17:02.09 ID:uP5n5ReS0

しずな「やりましょう、やりましょう」

たける「もちろん!俺様がボーカルだよな」

しずな「却下だ」

たける「なんでだよ!つーかお前が決めるなよ」

しずな「さっき言われたこともう忘れたのか?
    どんなに素晴らしい演奏をしてもたけるがボーカルじゃ台無しだからな」

たける「うまくなるように努力するし」

しずな「たけるのそれはもはや努力するとかそういうレベルじゃないからな」

スネ太「たけるさんはやっぱ、ドラムでしょう?」



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 12:25:06.24 ID:uP5n5ReS0

たける「スネ太はさっきからそればかり言ってるな」

スネ太「なんとなくたけるさんのイメージに合ってるかなと思って」

しずな「そうだな、たけるはドラムが最適かもな」

たける「だから、俺様はボーカルをだな」

しずな「ドラムもなかなか目立っていいものだぞ
    たけるがやらないのなら私がやろうかな?」

たける「お前はだめだ!」

しずな「はぁ?あなたにだめ出しされる筋合いはないんですけど」

たける「目立つポジションは俺様の役目だからな」

しずな「じゃあ、たけるはドラムに決定だな」

梓(ドラムってそんなに目立ないんだけどな…。まぁいいか)



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 12:34:49.96 ID:uP5n5ReS0

梓「それじゃあ、ギターは私がやるとして。ベースは誰がいいかな?」

憂「私に聞かれてもわかんないよ」

梓「そうだよね…」

しずな「ここはやっぱり部長さんに決めて貰わないとね」

のび夫「あ、あの…僕射撃なら得意なんですけど」

梓「射撃とべースになんの関連性があるのかな?」

たける「のび太にベースは無理ですよ、やぱりここは俺様が…」

梓「たけるくんはもうドラムに決まってるから」

しずな「じゃあ、ベースは私がやりますよ」

梓「え?しずなちゃんベースできるの?」

しずな「ベースに関しては初心者だけど、一応、ピアノとバイオリンやってたんで」



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 12:44:13.08 ID:uP5n5ReS0

梓「まぁー他の人よりかは、しずなちゃんの方が安心かな」

しずな「ベースは結構目立ちますからね」

たける「えっ?そうなの?」

梓「あとは、キーボードとボーカルだけど…」

しずな「ボーカルはもちろん部長さんでしょう」

梓「えっ?私?」

しずな「ボーカルといえば花形ですからねそこはやっぱり部の長である
    部長さんじゃないとね」

梓「でも、他のみんながなんて言うか…」

のび夫「僕は別に誰でもいいけどね」

スネ太「部長さんがやればいいと思いますよ」

たける「悔しいけど…そこは譲ってやるぜ」

梓「みんな…」

憂「がんばって!梓ちゃん」



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 12:52:20.12 ID:uP5n5ReS0

梓「うん!私、頑張るよ」

しずな「じゃあ、キーボードはスネ太君だね。
    子供の頃ピアノ習ってたって散々自慢してたしね」

スネ太「余ってるのがそれしかないのなら仕方無いか…」

のび夫「あの、僕は?」

しずな「あ、のび夫君のこと忘れてたわ」

のび夫「忘れるなんて酷いよ!」

しずな「どうします、部長さん?」

梓「じゃあ、ギターなんてどうかな?」

しずな「ギター二人も必要ですか?」

梓「前もギター二人いたから慣れてるし。
  練習すればすぐ上達する…はずだし」



128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:01:23.58 ID:uP5n5ReS0

ジャンジャンジャカジャカ~♪

梓「なかなかうまいじゃん、しずなちゃん」

しずな「そうですか?私としてはまだ納得いかないんですけどね」

バリバリ、ズギャーン!(ドラムの音)

梓「ちょっと!あまり乱暴に扱わないでよね」

たける「すみません、つい力が入っちゃって…」

のび夫「えっと…ここはこの指で…」

ピーポーパーコン~♪(キーボードの音)

梓「スネ太君もうまいじゃない」

スネ太「まぁこれくらい当然ですけどね」

梓(みんな思ったよりかはできるな、のび夫君とたける君も練習頑張ってるし)



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:09:47.74 ID:uP5n5ReS0

梓「じゃあ、今日はこの辺で終わりにしようか」

しずな「結構疲れますね」

憂「みんな、お疲れ様」

たける「砂糖たっぷりの炭酸をキュっと一杯飲みたいぜ」

スネ太「家に帰ったらジャグジーにでも入るかな」

のび夫「え~と、あのパートはこの指だよな」

梓「それじゃあ、また明日」

たける「部長さんさよなら~」

梓「しずなちゃんどうだった?今日の感触は?」

しずな「え?まぁーあいつらとは幼馴染みなんでそんなに悪い気もしませんでしたね」

梓「それで?入部の方は決めてくれた?」

しずな「あれだけ一緒に練習したり
    パートまで決めたりしたのに断れるわけないじゃないですか」

梓「じゃあ正式に入部してくれるの?」

しずな「ここで入部しなきゃ私の人間性が疑われますからね」



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:14:41.84 ID:uP5n5ReS0

梓「ありがとう!しずなちゃん!」

しずな「なにもそんなにオーバーアクションしなくても」

梓「正直言って男子の中で紅一点でやっていけるのか不安だったんだけど
  しずなちゃんが入部してくれたおかげで助かったよ」

しずな「あいつらが変なことしないように見張るのも入部の目的の
    一つですからね。なにか変なことされたりしたらすぐに私に言って下さいね」

梓「頼りにしてるよ!」

憂(これじゃあどっちが先輩だかわからないな…)



131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:20:44.73 ID:uP5n5ReS0

純「一緒に帰ろう梓、憂」

憂「うん、いいよ」

梓「この頃急に寒くなって来たね」

純「そういえば、軽音部に男子部員が入ったんだって?」

梓「うん、そうだけど」

純「誰かイケメンとかいた?」

梓「そんなの全然いないよ、ゴリラにキツネにメガネザルがいいとこだよ」

純「そう…それは残念。それよりさ昼間のあれ見た?」



132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:26:45.97 ID:uP5n5ReS0

梓「あれってなに?」

純「粋杉さんのことだよ」

梓「粋杉って誰?」

純「粋杉さんも知らないなんて遅れてるな梓は
  今、学校中で大人気なんだよ」

梓「ふーん」

純「今日の昼間なんてさ、イジメられっ子を助けたりしてさ
  ゴリラみたいな奴のパンチをよける様とかかっこよかったな」

梓「ああ、あの人か…」

純「本当、あこがれるよね、ああいう人」

憂「確かに、優しい感じはするよね」

純「どうせ、付き合うならああいう人がいいな。
  でも、もうライバルが沢山いるからな…」



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:35:24.84 ID:uP5n5ReS0

梓「バカな女は、上っ面にすぐ騙されるからね
  純も気を付けた方がいいよ」

純「そりゃ、ご忠告どうも!
  どうせ、梓なんかにはあの人の良さは一生わからないだろうけどね」

梓「わからなくて結構です」

?「おーい、あずにゃん!」

梓「この声ってもしかして」

憂「お姉ちゃん?」

唯「やっと追いついた、あずにゃん足早すぎだよ」ハァハァ

梓「早く声掛けてくれれば止まったのに…」

純「お久しぶりです、唯さん」

唯「純ちゃんも元気そうでなによりだよ」

梓「唯先輩がいるってことは他の先輩方もご一緒なんですか?」

唯「うん、もうすぐ来ると思うよ」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:42:40.55 ID:uP5n5ReS0

律「急に唯が駆け出して行くからなにかと思ったら」

澪「こんなところでばったり会うなんてな」

紬「どう?最近の様子は?」

律「軽音部の部員は集まったんだろうな。
  私たちが卒業したら即廃部なんて悲しすぎるからな」

梓「まぁ、なんとか集めることは出来たんですけどね…」
  (問題児が多いけど…)

澪「本当か?それ」

律「嘘じゃないだろうな?」

梓「こんなことで嘘つくわけないじゃないですか」

律「よし、それじゃあその証拠を見せて貰おうか」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 13:51:28.19 ID:uP5n5ReS0

梓「証拠…ですか?」

律「ジャーン!見てよこれ!」

梓「なんのチケットですか?」

澪「実は今度の日曜、大学の野外ステージでライブをやるんだけど
  よかったら梓達も来ないか?」

律「もちろん、新入部員も誘ってな」

梓「えっいいんですか?私たちが来ても?」

澪「もちろんだよ」

律「チケットを持ってれば部外者でも招待客として入ることができるんだよ」

唯「絶対来れるよね?」

梓「はい、是非行かせていただきます!」



139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 14:01:46.89 ID:uP5n5ReS0

律「よし、そうこなくっちゃな。チケットは何枚必要なんだ?」

梓「軽音部の分は5枚です」

澪「偶然にも前の軽音部と同じ人数だな」

律「はい、5枚ね。あと、純ちゃんと憂ちゃんの分もだな」

憂「ありがとうございます」

純「やったー!チケットゲット!」

澪「それじゃあ、日曜日に桜が丘大学野外ステージで待ってるからな」

律「ぜったいバックれるなよ!」

梓「少しは私のことを信用して下さいよ」

紬「もう、りっちゃんったら」

唯「今日のおかずはハンバーグがいいな」

憂「それって今、言う事なの?」

梓「唯先輩は相変わらずだね」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 14:11:11.61 ID:uP5n5ReS0

日曜日

たける「野外ライブなんて行くの初めてだぜ」

しずな「軽音部の先輩方がどんな人達か楽しみだな」

スネ太「学生のライブにそんなに期待はしてないけどね」

のび夫「人混み苦手なんだよな…」

梓「ここが、野外ステージか。憂と純は先に来てるはずなんだけど」

純「おーい、梓!ここだよここ!」

梓「あ、いたいた」

純「指定席じゃないから場所取りするの大変だったよ」

梓「いや、悪いね」

憂「お姉ちゃん早くでてこないかな?」



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 14:20:08.41 ID:uP5n5ReS0

ただいまより、桜が丘大学軽音部によるライブを始めます

憂「いよいよだね」

梓「いい?よく見ててよあれが本来の軽音部なんだから」

ジャンジャンジャカジャンジャン~♪

2時間後

純「すごいよ!あの軽音部とは思えない演奏だったね!」

梓「純、何気に失礼なこと言ってるぞ」

純「お姉ちゃんがお姉ちゃんじゃないみたいだったよ」

たける「感動したぜ!」

しずな「素人とは思えないわね」

スネ太「アマチュアにしては上出来かな」



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 14:26:41.08 ID:uP5n5ReS0

律「あー疲れた、2時間ぶっ通しだもんな」

憂「皆さん、お疲れさまです。これ、差し入れです」

澪「そんなに気を使わなくていいのに」

律「どうだ梓、私たちのライブは?」

梓「感動して鳥肌が立ちましたよ。まさか、あそこまで進化していたなんて驚きです」

律「そうだろう、そうだろう」

唯「会いたかったよ~憂!」

憂「今朝も会ったじゃん」

紬「喜んでもらえてうれしいわ」



148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 14:50:52.07 ID:uP5n5ReS0

律「で?そこにいるのが新入部員かい?」

しずな「皆川しずなと申します。先ほどのライブ感動しました
    私たちも先輩方のような立派なミュージシャンを目指したいと思います」

律「ミュージシャンだなんて、そんな…」

澪「そういえば今年から共学になったんだってね」

梓「そうなんですよ、それで男子部員も入部してきたんですけどね」

たける「あの偉大なライブを前にしちゃあ俺様なんてまだまだだなって感じましたよ
    さすが、偉大な先輩方です」

唯「いやーそれほどでもないよ」

律「そうだ!よかったら今度君たちのライブも聞かせてよ」

たける「えっ?」



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 14:58:28.93 ID:uP5n5ReS0

しずな「そんな、とてもじゃないけど、先輩方にお聞かせ出来るような代物ではありませんよ」

律「そうなのか?部長さん」

梓「まぁ、あまり練習もしてないし…」

澪「相変わらず練習してないのか桜高軽音部は…」

律「だめだぞ先輩達の悪しき慣習を引きずってちゃ。君たちはちゃんと練習しないと」

澪「私たちもあまりえらそうなこと言えたもんじゃないけどな」

唯「またみんなでお茶会とかやりたいね」

紬「いいわねそれ」

澪「お前らな…後輩に手本を示す気はないのか?」



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 15:06:51.67 ID:uP5n5ReS0

律「それじゃあ、またな」

澪「よかったらまた遊びに来なよ」

梓「いいんですか?」

澪「大学は基本的に開放されてるからな」

唯「逆に私たちが桜高に行きたくなってきたよ」

律「そうだな、さわちゃんにも会いたいし」

紬「今度は私たちが桜高に行っちゃだめかしら?」

梓「さわ子先生に聞いてみます」

律「それまでに練習してうまくなってくれてるといいんだけどな」

梓「そんな、無茶言わないで下さいよ」

律「冗談だよ、冗談」



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 15:18:38.38 ID:uP5n5ReS0

律「私達が桜高に行く件頼んだぞ!」

梓「わかってますよ」

しずな「なかなかいい人たちだったな」

たける「思ったより凄かったぜ」

梓「さぁー明日からは練習だよ。早く先輩達に演奏を聞かせられるようにならないとね」

しずな「明日からは気合入れてくぞ!特にのび夫くんはね」

のび夫「なんでぼくなの?」

翌日

梓「さぁー練習しよう!練習」

のび夫「ちょっと一息いれさせて」

たける「外は糞寒いからな、紅茶でも飲んで温まらないとな」

スネ太「しずな、お茶を注いできてくれ」

しずな「はぁ?あんたたちなんかに注ぐわけないでしょうが!」

たける「今日は、憂先輩は来ないんですか?」

梓「憂は家の用事が忙しいみたいで今日は来れないって」



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 15:29:04.20 ID:uP5n5ReS0

たける「なんだよ、憂先輩来ないのかよ」

スネ太「しずなじゃなくて、憂先輩が正式部員だったらよかったのに…」

しずな「なんですって!」

梓「まぁまぁ、しずなちゃん落ち着いて。
  とりあえず練習始めようよ。ねっ?」

のび夫「ここが一段上で…」

梓「ほら、のび夫君なんてもう練習始めてるし」

たける「しょうがねえーな」

スネ太「やるだけやりますか」

しずな「もっと、気合いれてやりなさいよ」

梓「まずは、たける君作詞作曲の俺様タイムを演奏してみようか」

しずな「うわっ!何このセンスの無い歌…こんなの歌うわけ?」

たける「嫌なら、俺が代わってやってもいいんだぜ?」

しずな「いや、その方が困るし」



157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 15:42:18.00 ID:uP5n5ReS0

梓「ちょっと奇抜な歌だけどそれがモチーフになってるんだと思うし…
  本番だと思って演奏してみよう!」

梓「俺を見てるといつも惚れ惚れ…~♪」

ジャンジャン、ジャカジャカ~♪

梓「今のは良い感じだったよ、だんだん音が揃ってきたね」

しずな「前と比べたらだいぶよくなってきたわね」

梓「たける君のドラムが少し先走ってるのと、のび夫君のミスが目立つね
  その辺意識してみようか?」

ジャンジャンジャカジャカ~♪

梓「俺様タ~イム~♪」

しずな「俺様タ~イム~♪」

しずな「どうでした?」

梓「惜しいな、あと一歩なんだけどな…」



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 15:52:57.68 ID:uP5n5ReS0

しずな「もうちょっと、ドラムのテンポを緩めたらどうですか?」

梓「う~んそうだね」

たける「あの、そろそろ休憩にしません?」

スネ太「僕もう疲れたよ」

のび夫「ヘトヘトだよ…」

梓「じゃあ、一旦休憩にしようか」

しずな「そうですね」



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:03:24.36 ID:uP5n5ReS0

たける「あー、疲れたぜ。ドラムって結構体力使うんだよな」

梓「はい、お茶」

スネ太「すみません、部長さんにお茶入れて貰っちゃって」

梓「今日は、みんな頑張ってくれたから特別だよ」

しずな「本当、あと一歩なんですけどね」

梓「でも、みんなはあの先輩方と比べても上達するの早い方だよ」

スネ太「本当ですか?」

梓「うん、言っちゃ悪いけどあの先輩達も結構サボってたからね
  ライブの直前に気持ち入れ替えて集中して練習してギリギリ間に合わすって感じだったから」

しずな「意外ですね、もっとみっちり練習してるとばかり思ってましたよ」

たける「よし、俺たちもその先輩方に負けないように練習するぞ!」

スネ太「え?もう休憩終わり?」

たける「いつ、先輩方が見に来るかわからないんだぞ
    グズグズしてられないだろう!」

しずな「たけるの言う通りよさっさと練習しましょう」

のび夫「まだ、お茶をのみ終わってもいないのに」



161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:11:23.63 ID:uP5n5ReS0

このあと練習は3時間にも及んだ
そして、翌日

梓「この辺がちょっとだけずれてるんだよね…」

ガチャ

さわ子「入るわよ」

梓「さわこ先生、何か御用ですか?」

さわ子「田井中さん達がうちの学校に来たいって言ってる件なんだけど」

しずな「どうでした?」

たける「もし、駄目だったら俺が校長に直談判してやる」

さわ子「校長先生の許可が下りたから、うちの学校に連れてきてもいいことになったわ」

梓「やったー!」

しずな「あとは私たちが完璧な演奏をするだけですね」

たける「すでにほとんど完璧だけどな」



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:18:06.71 ID:uP5n5ReS0

梓「もしもし、律先輩」

律「ああ、梓か。どうだったあの件?」

梓「校長先生の許可が下りたんで来てもいいことになりましたよ!」

律「本当か?それは朗報だな、澪たちにも伝えておくよ
  日にちは今週の土曜日とかどうだ?」

梓「土曜は元々練習がある日なんでみんな空いてると思います」

律「そうか。じゃあ、今週の土曜に行くからよろしくな!」

梓「はい、お待ちしています」



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:23:43.90 ID:uP5n5ReS0

そして土曜日

梓「今日は、くれぐれも失敗のないようにね」

しずな「もちろん、わかってます」

たける「この日の為に練習してきたんだもんな」

スネ太「僕は、こんな演奏楽勝だけどね」

のび夫「手が震えてるんだけど…」

ガチャ

律「おーい!来たぞ」

唯「久々の音楽室だよ!」

紬「懐かしいティーセット」

澪「よくこの隅っこでガタガタ震えてたっけな」

律「なにもかも懐かしいな」



165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:26:51.41 ID:uP5n5ReS0

梓「まだ、ほんの1カ月しかたってないのに大げさなんだから」

憂「それほど思い入れがあるってことなんだよきっと」

律「それじゃあまずは梓達の演奏を聞かせて貰おうかな?」

唯「いいね、それ」

澪「どんな感じかな」

紬「楽しみね」



167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:38:15.04 ID:uP5n5ReS0

梓「それでは聞いて下さい、放課後バスタイムで俺様時間(タイム)」

ジャンジャンジャカジャカ~♪

梓「俺を見てるといつも惚れ惚れ~♪」

ズンズンジャカジャジャンジャン

梓「あ~お気入りのコスプレ~着なくちゃ~♪」

デンデンデンデン~♪

梓「俺様タ~イム~♪」

しずな「俺様タ~イム~♪」

デンデンデンデン、ジャーン~♪

律「すごいよ!いつの間にこんなの覚えたんだよ!」

紬「この前会ったときから2週間しかたってないのに」

澪「ミスが一つもなかったな」

唯「鳥肌立ったよ!」



168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:43:23.16 ID:uP5n5ReS0

梓「まだ、先輩方には遠く及びませんけど…」

律「いや、これは唯を超えたよ!」

唯「なんで、私?」

澪「本当に2週間で仕上げたのか?」

梓「練習沢山したんで当然と言えば当然の結果なんですけどね」

紬「それにしても凄いの一言に尽きるわ」

律「むしろ、こんなにうまくなるまで練習したこと自体が凄い!
  最高だよ!この軽音部は!」

しずな「そう言っていただけると光栄です」



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:50:38.95 ID:uP5n5ReS0

律「この腕前ならうちの大学の学園祭にも出演できるぞ」

梓「そんなおこがましいことできませんよ」

律「いや、今のこの軽音部ならきっとできる」

唯「私も賛成!」

澪「おもしろそうだな」

梓「じゃあ、先輩達もうちの高校の学園祭に出演していただけますよね?」

律「なんでそうなるんだよ!」

梓「先輩達はなにも負担がないなんて不公平ですからね」

しずな「校長には私たちが話しをつけておきますんで」

律「梓達がうちの大学の学園祭に出演するのなら考えてやらないこともないけど」

梓「じゃあ、私たちもなんとかやってみますよ」



171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/15(木) 16:58:00.14 ID:uP5n5ReS0

律「そうこなくっちゃな」

梓「その代わり、失敗しても知りませんからね」

律「またまた、そんなこと言って。実際には完璧にやるくせに…」

紬「こうしてまた、お互いに交流できるっていいわよね」

唯「私もこの軽音部に入りたくなってきたよ」

澪「おいおい、大丈夫なのか?そんなこと勝手に決めて」

こうして、桜高軽音部と桜が丘大学軽音部の相互交流が始まり
みんなは、より一掃絆を深めたのだった。

ーおわりー




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梓「今日から、共学か…」
[ 2011/12/15 20:42 ] 非日常系 | | CM(0)

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