SS保存場所(けいおん!) TOP  >  非日常系 >  純憂梓「私たちが主役!」#10『旅行!』&『お宝!』

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






純憂梓「私たちが主役!」#10『旅行!』&『お宝!』 【非日常系】


http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1281079290/

純憂梓「私たちが主役!」#index




319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:34:14.35 ID:YeaMpHXvP

#10『旅行!』


純「おはよう、今日もいい天気だね」

梓「遅刻」

純「今日は絶好の旅日和だ!」

梓「一時間遅刻してる」

純「…すいません」

憂「ふふっ」

梓「もう、純が誘ったのに」

純「ごめんごめん、早く電車乗ろ?」





322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:43:16.31 ID:YeaMpHXvP

ガタンゴトン、ガタンゴトン


純「この前プールに行ったきり真っ黒なままだね、梓」

梓「はぁ…夏はしょうがないよ」

憂「ところで純ちゃん、どこに行くの?」

純「ん?」

梓「そういえば、まだ聞いていなかったけど」

純「実はネットで調べたんだけど、ここのホテルがいいらしんだよ」

純「ほら、温泉やプールもある」

梓「おぉ…」

純「ね?凄いでしょ?」

憂「アルバイトしておいてよかったね~」

純「早く着かないかな…楽しみ」



323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:46:53.01 ID:YeaMpHXvP

純「とうちゃーく!」

チュンチュン、チュンチュン

純「……」

梓「……」

憂「……」

梓「…ここどこ?」

純「すごいね、何もない」

憂「どこかの田舎かな?」

梓「…こんな所にリゾートホテルなんかあると思えないんだけど」

純「……」

梓「まさか道間違えた?」



324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 14:57:09.61 ID:YeaMpHXvP

純「旅ってさ、目的地につくことが大切じゃないと思うよ」

純「その途中で見たものや経験したことが、後々に宝物になるんじゃないかな?」

梓「間違えたんだね?」

純「……はい、おっしゃるとおりです」

憂「これからどうしよっか?」

純「もう遅いし…どこか泊まれるところ探そ」

梓「…泊まれる所あるの?」



325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:04:59.71 ID:YeaMpHXvP

純「山、山、山…山だらけだ」

憂「あっ、ここに地図が貼ってあるよ」

梓「何もないね…」

純「川はある…」

憂「泊まれる所……あった」

憂「ここから2キロぐらい歩いたところに民宿があるよ」

純「2キロ…」

梓「とりあえずそこに行こっか」



326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:11:12.11 ID:YeaMpHXvP

ミーンミンミンミン
ジ~~~ッ


純「つかれた~…」

憂「頑張って、純ちゃん」

梓「コンビニもないね」

純「人住んでるのかな…ここ」

梓「怖いこと言わないでよ…」

憂「あっ、ついたよ」

憂「すいませーん」



327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:14:32.18 ID:YeaMpHXvP

「はい…」

憂「あの…ここって今日空いてる部屋ありますか?」

「はい、ございますよ」

「三名様ですか」

憂「はい」

「ではこちらへどうぞ」

純「よかった、人はいるみたい」

梓「ほっ…」



329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:20:08.98 ID:YeaMpHXvP

純「あ゛~~!もうくたくた~」

「では夕飯の支度ができましたらお呼びしますので」

憂「お世話になります」

純「テレビつけよっと」

梓「結局リゾートホテルに泊まれなかった…」

純「何も知らない所でも、テレビつけてると安心できるよね」

純「なんでだろ?」

梓「知らないよ…」



330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:28:58.95 ID:YeaMpHXvP

梓「だいたい、純のせいでこんな所に来ちゃったんだからね」

憂「まぁまぁ、梓ちゃん」

純「しょうがないよ、来ちゃったものは」

純「とりあえず楽しもうよ」

梓「……何を?」

純「…そういえば何もないね、ここ」

梓「……」

純「田舎は退屈だよ~!!」



331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:37:56.98 ID:YeaMpHXvP

夕飯


「そういえば皆様はどうしてこんな田舎へ?」

純「いや~ははっ…ちょっと道間違えちゃいまして…」

「そうですよね、こんな何もないところにわざわざ来る理由もないでしょうに」

梓「そ、そんなことないですよ…ここご飯美味しいですし」

「そうだ、皆さん知っています?この村にはどこかにお宝が隠されているんですよ」

憂「お宝?」

「えぇ、戦国時代かなんかにどこかの大将が、
 金みたいなのをこの村に埋めたとか埋めてないとか言い伝えが…」

純「金!?」

梓(なんか適当な言い伝え…)

「もしかしたら、探せば見つかるかもしれませんね」



333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:43:40.04 ID:YeaMpHXvP

憂「ふぅ、ご飯美味しかったね」

梓「テレビつけよっと」

純「ねぇ、明日金を探そうよ!」

梓「本気で信じてるの?さっきの話」

純「だって面白そうじゃん」

憂「そうだね~」

梓「憂まで!?」

純「よし、じゃあ決定!」

梓「はぁ…」

純「そうと決まれば今日はお風呂入ってすぐ寝よう!」



334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:46:27.41 ID:YeaMpHXvP

就寝


憂「じゃあもう電気消すね」

梓「うん」

純「おやすみー」

パチッ

純「……」

梓「……」

憂「…グズッ……お姉ちゃん…」

梓「憂?」

憂「お姉ちゃん……会いたいよぉ……」

梓「突然どうしたの!?」

純「ホームシックかな?」



336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:53:17.93 ID:YeaMpHXvP

憂「お姉ちゃん……」

純「あぁほら憂、寂しくないよ!」

梓「そうだよ、私たちがいるんだから!」

憂「お姉ちゃ~ん…ふぇぇえん」

梓「そこまで!?」

純「きっといきなり知らないところに来ちゃったから、
  今まで積もってた不安が爆発しちゃったんだね」

憂「ふぇえぇぇん」

純「あ~、よしよし」

梓「何だかんだで憂も不安だったんだ」

梓「全部純のせいだね」

純「私が悪いの!?」

憂「ふぇぇええぇん」

純「あぁ、ごめんねごめんね」



337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 15:57:07.73 ID:YeaMpHXvP

憂「すやすや……」

純「はぁ…ようやく寝てくれた」

梓「私も寝よっと」

純「…なんかここ幽霊とか出そうだよね」

梓「やめてって、そうこと言うの」

純「ぐぅ…ぐぅ…」

梓「…寝つきはやっ」

梓「まったく、不安を煽るようなこと言って寝るなんて…」

梓「…私も寝よ」



338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:00:16.44 ID:YeaMpHXvP

翌朝


梓「う…うぅん…」

梓(朝…起きなきゃ…)

梓「……あれ?」

梓(体が動かない!?)

純『…なんかここ幽霊とか出そうだよね』

梓(まさか…えっ、うそ)

梓(金縛り!?)



340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:03:43.80 ID:YeaMpHXvP

梓(ど、どどっどどうしよう!)

梓(まさか本当に幽霊がいたなんて…)

純「ぐぅ…ぐぅ…」

梓「……」

梓「なんで私の上で寝てるの、純…」

純「すやすや…」

梓「人を怖がらせて!」ゴチン

純「いたっ!?」

梓(はぁ…疲れる…)


#10『旅行!』 おわり




341 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:05:11.69 ID:5/6Wagmv0

GJ





343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:15:13.21 ID:YeaMpHXvP

#10『お宝!』


純「頭が痛い…」

梓「きっと幽霊に殴られたんだよ」

純「えー?」

憂「昨日はごめんね、二人とも」

梓「いいっていいって、全部純が悪いんだから」

純「なにー!」

憂「だ、大丈夫だよ純ちゃん!」

憂「そんな風に思ってないから」



345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:22:23.21 ID:YeaMpHXvP

純「…まぁ、金さえ見つければ梓も生意気なこと言わなくなるよ」

梓「本当に見つかるの?」

純「見つかる!そんな気がする」

梓「だめだこりゃ…」

憂「どこ行けば見つかるのかな?」

純「山の中とかじゃん?」

梓「そんな適当じゃ見つからないって」

梓「もっと情報を集めて、計画を練らないと…」

純「…ノリノリじゃん梓」

梓「や、やるからにはちゃんとやりたいの!」



347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:37:55.85 ID:YeaMpHXvP

純「でも調べるって言ってもね~…」

憂「女将さんに地図もらってきたよ」

梓「う~ん…手がかりになりそうな場所は……」

純「山しかないじゃん、やっぱ山だよ」

梓「だからもっとよく見て…」

憂「ケンカしないで二人とも」

梓「……」

純「むぅ…」

憂「えへへ、大丈夫大丈夫」

憂「きっと見つかるから力を合わせて頑張ろうよ」

梓「まぁ憂が言うなら…」

純「そだね」



348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:45:00.24 ID:YeaMpHXvP

憂「ここなら何かあるんじゃないかな?」

純「ここ…お寺?」

梓「古い…誰もいないみたい」

純「ふむ……ん?」

梓「あっ、勝手に中に入っちゃだめだよ」

純「みてみて、何か箱がある」

憂「え?」

カパッ

梓「開けちゃっていいの…?」

純「…いいみたい、ほら」

梓「!」

憂「これ…絵図?」



349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:50:29.06 ID:YeaMpHXvP

純「なんか宝の地図っぽくない?」

梓「これ…なんの絵だろう…」

憂「なんだろう…山みたい…」

憂「!」ガサゴソ

純「どうしたの?」

憂「見て、この絵と地図のここを照らし合わせると…」

純「あっ…ぴったり!」

梓「じゃ、じゃあこの山に行けば…」

憂「金、みつかるかも」



350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 16:58:09.49 ID:YeaMpHXvP

純「やっぱり山にあったんだね!」

梓「まぁこれだけ山に囲まれてたら当然だよ」

純「素直に認めればいいのに」

梓「べつに」

憂「それにしても、この山道厳しいね」

梓「これで何も見つからなかったら、ただ山登りしに来ただけになっちゃうよ」

純「しんどい~…もうちょっとゆっくり歩こうよ~」

梓「私たちも疲れてるよ」

純「早くお宝見つけて帰りたい~」

梓「そんな簡単に見つかったらお宝じゃないって」

憂「あっ…」

梓「どうしたの?」

憂「行き止まり……」



351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:05:09.65 ID:YeaMpHXvP

純「えぇっ!ここまで来て!?」

憂「うーん…」

梓「他の道はないの?」

憂「……あっ」

憂「見て、ここから下りれば川に沿って進めるかも」

純「…けっこう険しい道だよ?」

憂「行こっか」

梓「う、うん」

純「マジ…?」

純(なんか旅行じゃなくて冒険になってきたような…)



352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:12:53.79 ID:YeaMpHXvP

梓「ふぅ、なんとか下りれた」

純「冷たっ!?川気持ちいい!」

憂「ちょっと休憩しよっか」

純「ひゃ~…冷たい」バシャバシャ

梓「あんまりはしゃいだら危ないよ?」

純「梓も遊ぼうよ」

梓「遊ぶ元気はあるんだ…」

憂「ふふっ」



354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:21:34.83 ID:YeaMpHXvP

純「それにしても、どこまで進めば金にたどり着けるんだろうね~」バシャバシャ

憂「簡単には見つからないと思ってたけど…ここまで来ると流石に疲れるね」

梓「今日中に見つかるのかな…」

純「まぁ見つかんないなら諦めて帰るってのもありじゃない?」バシャバシャ

梓「言いだしっぺがなに言ってるの……」

梓「ていうか危ないからそろそろ川から出てきなよ」

純「浅いから大丈夫だっ…」ツルッ、バシャーン

純「……」

梓「はぁ、言ったこっちゃない…」

憂「じゅ、純ちゃん大丈夫!?びしょびしょだよ!」



355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:25:35.12 ID:YeaMpHXvP

純「あぁん……下着まで濡れてる」

憂「はい、タオル」

憂「風邪ひいちゃうから服脱いで行こっか?」

純「えぇっ!下着のまま歩くの!?」

梓「誰も見てないから大丈夫だよ……ぷっ」

純「笑うなぁ!!」

憂「乾くまで我慢だよ、純ちゃん」

純「うぅ……」



357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:33:36.77 ID:YeaMpHXvP

純「どこまで歩けばいいの~?」

梓「金が見つかるまで」

純「それっていつなのよ~…」

グゥ~

憂「お腹すいた?純ちゃん」

純「え?私じゃないけど」

梓「……」

純「ぷっ」

梓「笑うなぁ!!」



358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:38:14.22 ID:YeaMpHXvP

憂「しょうがないよ、けっこう歩いたし」

梓「うぅ///」

純「あっ、チョコあるから食べる?」

純「はい」

憂「ありがとう」

梓「あ、ありがと…」

純「それにしてもさぁ…」

憂「なに?」

純「服脱いだから全身蚊に刺されまくってかなり痒いんだけど…」



360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:42:44.04 ID:YeaMpHXvP

憂「た、大変!」

純「うわ~ん!!痒い痒いぃ!!」

梓「…はい、塗り薬」

純「ナイス梓!」

梓「困ってる時はお互い様だよ」

純「ついでに塗ってくれない?背中とか」

梓「しょうがないなぁ…」ピタッ

純「ひやっ!?冷たっ///」

梓「ちょっ、変な声出さないでよ!?」

純「だって…気持ち良いんだもん」

梓「もう、自分で塗って!」

純「あぁん、梓のいじわる~」

憂「うふふっ」



361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:48:12.74 ID:YeaMpHXvP

梓「もうかなり歩いたね…」

憂「そろそろ着くといいんだけど…」

純「やっぱ簡単には見つからないもんだね~…」

憂「そろそろ引き返したほうが…」ガッ

憂「あっ…」ドサッ

梓「憂!」

憂「いたた…転んじゃった」



362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:53:31.60 ID:YeaMpHXvP

梓「ヒザ擦りむいちゃってる…」

梓「待ってて、バンソウコあるはずだから」

憂「ごめんね…」

純「歩ける?」

憂「たぶん…いたっ」

梓「しばらく動かさないほうがいいよ」

憂「でも…」

純「よし、私が肩貸してあげる」

憂「そんな…悪いよ」

梓「そうだね…純一人じゃ無理だよ」

純「なんだとぉ?」

梓「私も貸してあげる」

憂「梓ちゃん…」



363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 17:58:08.73 ID:YeaMpHXvP

純「別に私一人でも大丈夫だよ?」

梓「純だけには任せられないよ」

純「むむっ…」

憂「ごめんね、二人とも…」

純「憂は気にしないの、一番頑張ってくれたんだから」

梓「そうだよ、憂がいなかったらここまで来れなかったと思うよ?」

憂「純ちゃん…梓ちゃん…」

純「あっ…」

梓「どうしたの?」

純「今度は分かれ道だ…」



364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:01:06.44 ID:YeaMpHXvP

憂「本当だ…どっちに進む?」

純「う~ん……そうだ!」

純「棒を使って、倒れた方向に進もう」

梓「そんな適当でいいの?」

純「しょうがないじゃん、こうなったら神頼みだよ」

純「よっと…」ソッ…ポトリ

純「よし、右だ!」



365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:04:27.14 ID:YeaMpHXvP

カァー、カァー


純「……」

梓「……」

憂「……」

純「…ごめん、外したかも」

憂「しょ、しょうがないよ」

憂「そろそろ陽が暮れるし…戻ろっか?」

梓「……まだ」

憂「え?」

梓「もうちょっと進もうよ」

純「でも…」

梓「私は、純が決めた道を信じてるから」



366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:07:52.78 ID:YeaMpHXvP

純「い、いきなり嬉しいこと言ってくれるじゃん…」

梓「べ、別にまだ諦めたくなかっただけだもん」

梓「深い意味はないの!」

憂「ふふっ…じゃあもうちょっとだけ進もっか」

純「・・・そうだね!」

純「私も梓の選択を信じるよ!」

憂「私も」

梓「そ、そう言われると恥ずかしいんだけど…」



367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:13:40.65 ID:YeaMpHXvP

カァー、カァー


純「はぁ…はぁ…」

梓「もうちょっと…」

憂「!」

憂「見て、あれ…」

純「花…?」

梓「花畑…かな?」

憂「うわ~…綺麗…」



368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:16:09.92 ID:YeaMpHXvP

純「色んな花があるね…」

梓「すごい…」

憂「写真持ってくればよかった…」

純「……」

梓「……」

憂「……」

純「…もしかして、ここがゴール?」

梓「今私もそう思った」

純「はぁ~…結局金はないのね…」



370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:18:45.12 ID:YeaMpHXvP

梓「なんか…いっきに力が抜けた」

憂「でも…金より綺麗かも」

純「……」

梓「……」

純「…そうかもね」

梓「だね」

憂「もうちょっとここにいよっか?」

純「うん!」


―――――
―――




371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:23:48.27 ID:YeaMpHXvP

ガタンゴトン、ガタンゴトン


憂「……」パラッ

純「何読んでるの?」

憂「途中で暇つぶしに買った本」

純「ふぅん……」

純「結局、見つからなかったね金」

梓「だから、そう簡単には見つからないんだって」

梓「花畑が見れただけでもよかったじゃん」

純「まぁそうだけどさ…」



372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:27:31.27 ID:YeaMpHXvP

憂「美しいものを見つける為に私たちは世界中を旅行するが、
  自らも美しいものを携えて行かねば、それは見つからないだろう」

純「へ?」

憂「えへへ、本に書いてあったのを読んだだけ」

憂「これってどういう意味だろう?」

梓「美しいもの…一応私たちも見つけたよね」

憂「うん、でも自らも美しいものを携えてってなんだろう?」

純「決まってるじゃん、私たちの友情が美しいってことだよ」

純「三人で一緒に行かなかったら見つけられなかったしね」



373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:30:21.16 ID:YeaMpHXvP

憂「……」

梓「……」

純(…あれ?すべった?)

憂「純ちゃん…素敵!」

純「や、やっぱそうだよねー!」

梓「ちょっと寒いよ、今の台詞」

純「なんだとぉ!」

憂「そう言って梓ちゃん、顔赤いよ」

憂「照れてるんでしょ?」

梓「ち、違うもん!」

純「素直じゃないなぁ、梓は」

梓「むぅ…」

憂「うふふっ」

純「はぁ…帰り道が一番長く感じる」



374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:32:53.16 ID:YeaMpHXvP

「あの子たちは金をみつけたんですか?」

「いいえ、どうやら今回も外したみたいです」

「いつになったら見つけてくれるんだろうねぇ」

「そうだねぇ…みつけてくれれば土地の権利で私たちのものになるのに」

「…いい加減自分たちで探さない?」

「面倒だからいいや」



#10『お宝!』 おわり




375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:35:48.13 ID:5/6Wagmv0

GJ!
いいね 三人の友情や気遣いが出てた。



376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:37:08.81 ID:iqxUO3ADO

純ちゃん最高



377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 18:41:31.58 ID:gYBHAkTy0

おもしろい
いいね!もっと続けてほしい



380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/08(日) 19:36:43.62 ID:8esg+Hqt0







関連記事

ランダム記事(試用版)




純憂梓「私たちが主役!」#10『旅行!』&『お宝!』
[ 2011/12/22 19:10 ] 非日常系 | | CM(2)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

タイトル:
NO:4836 [ 2011/12/23 17:49 ] [ 編集 ]

中でもこの話が特に好き

タイトル:
NO:4907 [ 2011/12/27 13:59 ] [ 編集 ]

それまち!

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6