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澪「今日は私の誕生日なんだ」 【ホラー】


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1 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:33:15.85 ID:QVnVXQXx0

私は嬉しくてたまりません。



2 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:33:57.84 ID:QVnVXQXx0

今日という日をどれだけ待った事か分かりません。
カレンダーを塗りつぶし、毎日毎日来ないかという日々を過ごしていました。

当然です。これは当たり前のことなのです。
考えてみても五年という歳月は今から思えばあっという間と言えますが、
私が過ごしてきた五年間はとても苦しく、いつ気狂いになってしまってもおかしくない。
それくらい今日という日を、あの日から幾らお金を積んでも現れない日が今日という日なのです。
とにかく、私がどれだけ待ち望んだかを分かっていただければ結構です。





3 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:35:01.22 ID:QVnVXQXx0

今日は勿論、私の誕生日ということでもあるのですが、
誕生日なんて毎年のイベントであって、誕生日であることが嬉しいわけではありません。
ある女にかけられた呪いについて話していい時期がきたからなのです。

はい、そうです。呪いです。
あ、ハハハ、貴方のよう人は呪いなんていうものが
この世には無い、空想上のものとお考えになっているでしょう。
無理もありません。その考えは正しいのです。全くおかしな考えてもありません。



4 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:35:38.80 ID:QVnVXQXx0

エ?アハアハ、じゃあ私がキチガイですって?
アハアハ、それはありませんよ。
貴方はご自分の無知をさらけ出して何が楽しいのですか。

いいですか?貴方はキチガイがなんであるか分かっておりません。
キチガイというものはもっとこうめまぐるしく感情が変化するのですよ。
何にも無い所でニカッと歯を出して笑い出したり、
急に感情が高ぶってきて自分でもわけがわからなくなってしまう。

元から一般的に言われている狂人というものは、自分を含めた周りとその狂人を比べて、
どう考えても違う行動をしているのを狂人だと押し付けていることにすぎないのです。
それが奇抜であるか。阿保であるかを除いても、
人間は自分達と違う人間を狂人ということにして、隔離したい生き物なのです。



5 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:36:30.30 ID:QVnVXQXx0

だから貴方が私の事をキチガイだと少しばかり思ってしまうのは、
え?少しばかりじゃないって?
アハハ、これはイヨイヨ面白い。
貴方は私の事を本物のキチガイだと言うのですか。

まぁ私自身も考えてみて無理も無いと思います。
なんにせよこんな歳の成人女性が真っ青な顔をして、
呪いについて話し始めるのですからね。
呪いにかかる前なら私だってそう思っていることでしょう。

でも、狂人と常人との違いというのもはなんなのでしょうかね?
善悪の判断を身につけて、道徳に従って、
法律を守りつつがなく暮らしていくことが常人なのでしょうか?
それを破るのは狂人なのでしょうか?

元から常識や善悪なんていうものは人によって違うものなのです。
一人一人に生き方や目指している物、善悪の基準があるのです。
それが自分達と違っているからキチガイなんておかしいじゃあありませんか。
一般と狂人を振り分ける物差しなんていうものは存在しないのです。



6 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:37:49.49 ID:QVnVXQXx0

ん?分かりました。理解していただければ結構です。
では話して行きますね。

これは私が高校生の時のことでした。
正しくは卒業真近の三年生のことです。
私は軽音楽部に入ってベースを担当していました。

その時いた部員が、律という子と、あ、女子高だったから全員女ですよ。
それと、唯という子でした。あ、他にもいましたよ。
でも関係無いですし名前も思い出せないなで別に紹介しなくていいかと思いまして。

私とその律という子は昔から仲がよくて
軽音部な入った理由もその子なわけでして、いわゆる幼馴染ってことです。



7 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:38:33.40 ID:QVnVXQXx0

唯は軽音部から友達になった女の子なのですが、これがまた可愛くてね。
性格も抜けていてみるからに馬鹿なんですけど、ギターの上達は凄いものでしてね。

つまり、天然なんですけど集中すると凄い力を出す天才肌を持つ女の子でしたの。
その子は言ったとおり天然で抜けていて馬鹿なんですけど、
私はそんな唯をいつも突っ込むといいますか、助けてる側だったと思います。



8 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:45:35.40 ID:QVnVXQXx0

でも楽器の腕で段々と唯に負けてくると、
あ、イヤイヤ、唯の楽器はギターです。私はベースですよ。
楽器と役割が違うといっても、同じ部活で素人に負けるのは私でも嫌です。
負けるとしても、それが私でも認められる、真面目でいかにもな人なら私だって納得いくでしょう。

だけどその相手は唯なのです。
素人で馬鹿で天然な唯に負けるのに私は納得がいきませんでした。
私は常に唯に見下されている気分になってしまい。
何か私が意見を出しても、唯は何にも言わないのですが、
私の耳元で「私より下手なくせに」と言われている気分に陥ってしまうのです。



9 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:46:14.82 ID:QVnVXQXx0

唯への嫉妬と敵対心は段々と強くなっていきました。
あ、イヤイヤ、私の妄想なんかじゃありません。
確かに私も当時は酷い妄想だと思っていましたが、
唯は私の思っている通り、見下していたのです。

唯は私に対して色々押し付けるようになりました。
身近な使い走りをされたり、私の意見が通らなかったりしたのです。
部活の練習をしようと私が言っても
唯は私はうまいから。と言うわけでもなく、
「私はする必要ないからなぁー」と遠回しで私に自分はお前よりうまいと主張してくるのです。




11 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:49:59.19 ID:QVnVXQXx0

唯への苛立ちは段々と強くなってきました。
唯は段々、私を避けるようになってきて、私に対しての態度も素っ気なくなりました。
私は唯が大嫌いになり、遠回しの悪口を言われれば、
殴りたい衝動を抑えながら言い返しませんでした。



12 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:50:27.53 ID:QVnVXQXx0

そんなある時、私は唯の秘密を握ったのです。
これが呪いをかけられる原因になったのです。
唯は、他人からお金を盗む癖があったのです。
私はもぬけの殻となった部室にある荷物を探っている唯をみて、
やったぞ!!と声を出しそうになりました。



13 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:50:58.46 ID:QVnVXQXx0

携帯のカメラを向けて、写真を撮りました。
シャッター音で私に気付きた唯は慌てもせず、
「澪ちゃん、今何撮ったの?」ときいてきました。
私は笑いながら、お前が人の物を盗んでいる所を撮ったと言いました。

唯はまたまた慌てない口調で
「私は何にもとってないよ」と言いましたのです。
今は私のシャッター音に気づいて盗むのをやめただけで盗るつもりだっただろと私は言いました。

それから私は、この事を黙っていてほしいなら軽音部から出てけ。と唯に言ってやりました。
その時はスッキリしましたね。心臓が早くなって、頭もグラグラして興奮してましたけど、
唯にちゃんとした理由をつけて軽音部から出てけ!と言うのは完全な私の勝ちだと思いましたね。



14 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:51:29.08 ID:QVnVXQXx0

唯はニヤリと少し笑うと

「フウン。澪ちゃんは私にやめてほしいんだ。」

「ああ、そうだよ。私はお前が大嫌いで
 どうやって部活をやめさせるか考えていたんだ。
 唯は自分から墓穴を掘ったけどな。アハハハハ」

私は笑が止まりませんでした。
あの唯を、私の大嫌いな唯を、自分の手で追い出すことができたのだから。
そう私が笑うと続けて唯の笑い声が聴こえてしました。
それは今までの唯とは違う、どこかオカシイ、
気が狂っているような笑い声で私は何だか怖くなりましたよ。



15 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:51:54.17 ID:QVnVXQXx0

「ヒーヒッヒッヒ。澪ちゃん。引っかかったね。やっと引っかかったね。ヒッヒッヒ。」

その瞬間私の背筋はゾオッと震え上がって、顎の揺れがとまらなくなりました。

「澪ちゃん。引っかかったね。私が漁っていたのは自分の鞄だよ。よく見てごらん。」

唯がそこから退くと、確かに開けてグシャグシャにしてあるのは唯自身の鞄でした。
私は心底驚きました。一体なんのためにそんなことをしたのかって。
唯は続けて言いました。



18 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:52:38.30 ID:QVnVXQXx0

「澪ちゃんはこう考えているだろうね。なんでそんなことをするのかって。
 私はある言葉をやっと澪ちゃんの口から出す事に成功したんだよ。」

嫌な予感がしました。

「澪ちゃんは私のことを嫌っていて部活をやめてほしかったんだね。
 それを今、理由を添えて言ったけど見てわかる通り、今そこ理由は無くなったよね。」

「つまり、澪ちゃんは日常から私を追い出そうと苦心していたということになるよね。」

「そ、それが…ナンの」

震えた声でいいました。



20 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:53:10.77 ID:QVnVXQXx0

「それを自分の口から言わすことによって、私の呪いは効くようになるんだよ。」

「ノ、呪い!!?」

私は飛び上がりました。

「そうだよ。私は誰かに呪いをかけることができる。
 だけど明確な理由が無いのに呪いをかけたら私自身も呪いにかかってしまうんだよ。
 私は私的な理由で澪ちゃんに呪いをかけようと思っていたんだ。嫌な奴だから。」

「ワ、私だって…」

「ヒヒヒ。強がらなくていいんだよ澪ちゃん。
 その呪いをかけたいと思ったんだけど、
 言ったように明確な理由が無ければ呪いをかけることができないんだよ。
 自分の思い込みっていうことがあるからね。」



21 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:53:40.47 ID:QVnVXQXx0

「だから私は考えた。澪ちゃんはどうしたら私に怒りをぶちまけるか。
 それで色々と試したんだよ。遠回しに悪口を言ったり、見下した態度をとったりとね。」

「ソ、ソンな…」

「そうしてから私は今日のチャンス。私と澪ちゃんの鞄の前で自分の鞄を漁ったんだ。
 澪ちゃんは怒りをぶちまけるとしても、ぶちまけたらそれで終わり。
 だから何か唯に怒りをぶちまけてもおかしくないような理由を見つけよう。と考えていたんだよね?」

何もかもお見通しでした。



22 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:54:09.14 ID:QVnVXQXx0

「だから私はその理由を自分から作ってあげたんだよ。
 それで澪ちゃんが怒りをぶちまけたとしたら、
 本当は盗んでないんだから、澪ちゃんに酷い勘違いをされた事になるね。
 呪いをかける理由としては充分だね。」

確かに、私が勘違いして怒りをぶちまけてしまったのは流石にキツい。
だけど呪いとは何なのか。私は何を馬鹿なことを言い出すんだ。と思っておりましたよ。

「呪いなんて、馬鹿みたいなこと…」



23 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:54:44.15 ID:QVnVXQXx0

「じゃあ、やってみようか」

唯の表情は嘘をついている訳でも無く、真剣な表情でした。
唯は私に近づいてきて、胸に手を当てると下がりました。

「これで、終わりだよ。澪ちゃん」

「エッ」

「澪ちゃんは呪いにかかったよ。
 この呪いにかかると私への怒りが強くなればなるほど、自分の命が削られていくよ。」

「この事をみんなに話したら、分かるよね?」

「わ、分かった…」

「この呪い自体は5年後の誕生日に解けるよ。解けたらこの事を話しても大丈夫。」

「じゃあ、私は帰るよ。」



24 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:55:11.09 ID:QVnVXQXx0

唯は普通の人間じゃなかった。
人に呪いをかけられる人間だったのです。
なんと恐ろしいことか。怒りよりも焦りと恐怖で立っていられなくなりました。

それから私は唯に対して怒りよりも恐怖を感じるようになってまともに話せなくなってしまいました。
そのまま卒業して、私は呪いが早く解けないか。とずっとずっと待ち望んでいたのです。

そうやって今に至ったわけですね。
だから話しているわけであります。
え?やっぱり私はキチガイですって?ちょっと待ってください。どこへ行くんですか。



25 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:56:01.57 ID:QVnVXQXx0





律「全然駄目だったぜ。梓」

梓「やっぱりですか。もう仕方無いですね。折角5年も待ったのに」

律「私が誰かもわからなくなってる。典型的なパラノイアだ」

梓「一応今日、誕生日なんですよね」

律「ああ、一応な」







26 名前:ローカルルール・名前欄変更議論中@自治スレ:2012/01/15(日) 17:57:07.29 ID:EDAidO4y0

おつかれ






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澪「今日は私の誕生日なんだ」
[ 2012/01/15 18:40 ] ホラー | | CM(10)

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タイトル:
NO:5256 [ 2012/01/15 18:54 ] [ 編集 ]

お誕生日おめでとう澪ちゃん

タイトル:
NO:5262 [ 2012/01/15 21:24 ] [ 編集 ]

まあとりあえず澪誕生日おめでと~!

タイトル:
NO:5264 [ 2012/01/15 22:40 ] [ 編集 ]

キャーコワイ

タイトル:
NO:5269 [ 2012/01/15 23:25 ] [ 編集 ]

つまり…どういうことだってばよ…

タイトル:
NO:5277 [ 2012/01/16 10:31 ] [ 編集 ]

キチガイ地獄っぽいな

タイトル:
NO:5278 [ 2012/01/16 17:36 ] [ 編集 ]

狂わせる恋と同じ作者かな
こういう殆どが独白のssって新鮮だよね

タイトル:
NO:5285 [ 2012/01/16 22:15 ] [ 編集 ]

死後の恋っぽいな

タイトル:
NO:5999 [ 2012/03/22 13:01 ] [ 編集 ]

澪の誕生日にこんな糞みたいな駄文を書いた文才の無い作者よ、澪ファンに謝れ。俺はお前を絶対に許さない。

タイトル:
NO:6552 [ 2012/06/03 01:03 ] [ 編集 ]

米5999?ウェーひどいな!これだけ厨二なこといってたら一晩中かけても指摘しきれないぜ!!!!!5999はまるで文才センスがないね!!!!!!

タイトル:承認待ちコメント
NO:6803 [ 2014/06/09 23:09 ] [ 編集 ]

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