SS保存場所(けいおん!) TOP  >  ポケモン >  唯「ポケモンマスターになるよ!」#3

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唯「ポケモンマスターになるよ!」#3 【ポケモン】


1 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:30:19.11 ID:f034qyoo

vipでやってた続きで、こっちに立てるっていっちゃったからこちらへ

カントーくらい書きだめ終わらせてから立てるわ とかほざいてたけど
書きだめぜんぜんおわらねー ってことでたてちまった……

一応前スレ
唯「ポケモンマスターになるよ!」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1287973818/


なんか自分を焦らすものがないと進まないことがよくわかった。

とりあえず、タマムシジム投下

前スレ

唯「ポケモンマスターになるよ!」#1
「VSラッキー」
「VSモンジャラ
「VSガーディ」
「VSピカチュウ
「VSイワーク」
「VSピッピ」

唯「ポケモンマスターになるよ!」#2
「VSスターミー」
「VSリザード」
「VSゴルバット」
「VSライチュウ」
「VSイーブイ」

唯「ポケモンマスターになるよ!」#閑話
唯「ポケモンマスターになるよ!」#閑話


唯「ポケモンマスターになるよ!」#3
「VSラフレシア」
「VSカラカラ」
「VSマタドガス」





2 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:31:33.38 ID:f034qyoo


――タマムシシティ(ポケモンセンター前)

澪「じゃぁ、そろそろ私も行くよ」

そういって澪の手を置いた先には自分の羽を毛づくろいしているピジョットの姿がある

唯「うん、澪ちゃんも頑張ってね!」

澪「唯……。律が旅立つって言った時に唯が言ってた言葉、今でも覚えてるか?」

あのときを思い出す

それは律のガーディと戦った後、交わした言葉

唯「うん、ちゃんと覚えてるよ。私がカントーのバッチを、りっちゃんはジョウト、澪ちゃんはまたそことは違う地方

のバッチを制覇するっていったことだよねっ」


3 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:32:09.67 ID:f034qyoo


澪「あぁ、あの時私は無理だって言ったんだっけな。でも……」

澪の目に強さが宿る

澪「私もやる。絶対にバッチを集めて、律と唯に置いていかれないように、いや負けないようになる」

ピジョットの背中に乗りそう告げた澪に

唯「大丈夫、澪ちゃんならできるよ。でも、わたしも負けないよっ!」

そしてピジョットの翼が広げられた

幾度か羽ばたき

上昇した。


4 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:35:44.77 ID:f034qyoo


そのとき

――ここのゲームコーナーの地下にはロケット団のアジトがあるんだって

後ろから声が聞こえた

どうやら通りすがりに話している声が聞こえてきたようだ。

だが、それに唯は一瞬ビクリとする、が

――ばっか、お前それ2年前の話だろ

その言葉を聴き、内心でほっ……と胸を撫で下ろした

澪「唯……?」


5 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:39:46.26 ID:z5glQAoo

おお!待ってました



6 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:40:18.19 ID:f034qyoo


一瞬唯がビクリとしたのを澪は見逃さなかった

だが、その後の唯の顔はいつもどおり。

にこやかな顔をしていたので気のせいだと思い気に留めるのをやめた

唯「おーい、澪ちゃーん!!今度会ったときは誰が一番強いか勝負しようねーっ!!」

澪「あぁー、そうだなー!あと唯も頑張れよー!」

見下ろす形になるが、そう叫び返し

ピジョットが出発した

唯「さぁ、私もジム戦がんばるぞっーー!!」


7 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:41:16.90 ID:gTp/UUAO

オマエが来るのを待ていたアァー!!



8 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:45:22.99 ID:f034qyoo


――タマムシジム前

唯「たのも~~~!!」

ドアと共に開けていく視界に唯は驚いた

1つはジム内いっぱいに花が植えられて、花畑のようになっていること

もう1つは

唯「わぁ……!!女の子しかいない!」

そこにあったのは女性しかいない光景


9 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:51:25.11 ID:f034qyoo


あるものはおしゃべりし、あるものは花に水をあげたりしている

そしてその花畑の中心位置、そこでウトウトと座っている女性がいた

その容姿端麗ともいえるその姿は、とても絵になっていて

ナツメとはまた違った美しさをかもしだしている。

唯「わぁ……和服美人ってやつだよ……!」

呟きながら、その女性のほうへ近づいていくと

???「……少し寝てしまっていたみたいですわ」

唯の影によって翳りができたことで、女性が意識を覚醒させた


10 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)00:55:55.46 ID:f034qyoo


唯「えっと、ジム戦がしたいんですけど……」

???「あらっ、挑戦者でしたのね」

そう言って唯の顔を見上げ

そして

???「!!……あなたもしかして唯さんではありませんか!?」

和服の美人が驚いた声をあげた

唯「えぇっー!!なんで私の名前を!?」「もしかして私結構有名人になってるのかな」

「ジムを次々に破って行ってる美少女がいる、とか!!」

一人で舞い上がる唯を傍目に、女性は微笑んだ


11 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:00:27.48 ID:f034qyoo


???「ふふっ…あなたのことはナツメから聞いています」

唯「えっ、ナツメさんから?」

???「ええ、とても変わった少女がいる、とね。……おっと、私の自己紹介がまだでしたね。私の名前はエリカ」

「このタマムシジムのリーダーですわ」

告げたエリカは背を向け

エリカ「どうぞ、こちらへ」


12 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:09:55.02 ID:f034qyoo


通された場所はバトルフィールド

そこは芝が敷き詰められており、鮮やかな緑の色をしていた

エリカ「さぁ、お話は後にしてジム戦をやってしまいましょうか」

告げたエリカの手のひらには3つのモンスターボール

エリカ「使用ポケモンは3体ということでよろしいですね?」

唯「うんっ!……じゃなくて、ハイっ!」

言い直し唯も3つのボールを取り出した


13 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:15:21.12 ID:f034qyoo


エリカ「では、参ります」

唯「いくよっー!!」

エリカ「行きなさい、ウツボット!」 唯「ヒー太、頑張って!」

繰り出されたのは草と炎。その相性は

唯「やった、相性は抜群だよっ」

エリカ「あらあら、これは少し不利なようですね。……しかし」

「ウツボット、あまいかおり」

先に指示をだしたのはエリカのほうだった。

ウツボットの葉から甘い香りが漂い、それはリザードの鼻にも入る


14 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:20:16.89 ID:f034qyoo


唯「ヒー太、惑わされないで!炎の牙っ!」

リザード「リザッ!!」

リザードがウツボットに向かい猛進する

その時、エリカの顔が怪しさを含んだ笑みをした

エリカ「さそい出されましたわね……。唯さん、あなたさっき惑わすって表現しましたわね?

あれはとてもいい表現ですわ。」

そのままリザードがウツボットに牙を剥く

そしてウツボットの体が高温の牙に耐え切れず、火を上げた


15 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:25:13.40 ID:f034qyoo


唯「やったっ!これでひとまず1勝だねっ!……あれっ、ヒー太?」

喜びもつかの間、フィールドに立っているはずのヒー太の姿はなかった

そこには

エリカ「勝った、と思いましたか?ですが、残念でしたね。このとおりリザードは眠りについておりますわ」

唯「……ねむりごなっ!?」

エリカ「ご名答ですわ」

そして唯は図鑑を慌てて開いた

No.071 ウツボット
ミツの かおりで えものを さそう。
くちのなかに いれたものは 1にちで 
ホネまで とかしてしまうという

唯「あのあまいかおりは誘い込むための技だったんだ……」


16 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:30:37.11 ID:f034qyoo


エリカ「ええ。このフィールドを炎のフィールドに変えられるのはもっともまずいこと。

なのでそうそうにご退場を願いました。」

エリカは落ち着いた様子で

「さぁ、唯。次のポケモンをお出しなさい。それとも、あなたの力はそんなものですか?」

唯「……! ううん、まだ負けられないよっ!さぁGOだよ、ビー太!」ボンッ

出されたのは、スピアー。

そのはりきり具合は、羽音がブンブンとうるさいことからも読み取れる

唯「さぁ、エリカさんも次のポケモンを出してね!」

対し、エリカは

エリカ「虫ポケモンもあまり得意ではありませんが、いってくださいなモンジャラ!」ボンッ

ボールから繰り出されたのは、以前に唯が戦ったことのあるポケモンだった


17 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:35:34.82 ID:f034qyoo


唯「モンジャラなら前に戦ったことがあるよ。行くよ、ビー太」

「きあいだめ!」

スピアーが両手の巨大な針を互いにカチカチと鳴らし合わせた

エリカ「モンジャラ、つるのむちで叩き落してしまいなさい」

モンジャラの攻撃が蔓がのびる。

その数は一本、二本ではない。数え切れないほどの蔓がスピアーに向かって放たれた

唯「ビー太、みだれづきで全部打ち落として!」


18 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:39:54.59 ID:f034qyoo


指示されたスピアーは向かってくる幾つもの蔓を点で捕らえ、打ち落とす

だが、攻撃は終わらない

エリカ「モンジャラの蔓はまだまだありましてよ」

打ち落とされては、体の蔓を放つ

放っては、打ち落とされる

数分の攻防のスピードは衰えることなく、続くが

唯「(ビー太の羽音がだんだん小さくなってる……?)」

「はぅ、まさかっ!」

エリカ「気付いたようですね……」

「そう、何度も蔓と針が何度もぶつかり合う瞬間。その時に蔓を通してメガドレインで少しずつ体力を頂きましたの」


19 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:45:22.53 ID:f034qyoo


そして唯が叫ぶ

唯「ビー太っ、それ以上は駄目!その蔓を交わして懐へもぐりこんで!」

エリカ「切り替えの早さはいいですが……はたしてこの蔓を抜けていけますかしら」

なおもモンジャラの蔓による猛攻は止まらない

唯「ビー太っ、お願い力を振り絞って!」

「こうそくいどう!!」

スピアーの羽音が大きくなる

そして消えた

エリカ「はやいですわねっ!?」」


20 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:49:49.82 ID:f034qyoo


モンジャラの蔓が漂う中を音だけが駆け抜けていく

モンジャラも必死に蔓をバシバシと振るうが

エリカ「っく……!」

気付けば、スピアーはモンジャラの目の前にいた。

そしてモンジャラの体中をまいている蔓の中身に針をあて

唯「ミサイル針!!」

放った。


21 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:54:32.84 ID:a5pRJnko

おお、きてたか



22 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)01:56:18.99 ID:f034qyoo


エリカ「モンジャラっ……!!」

モンジャラ「……モン………」バタリッ

モンジャラの放っていた蔓が地面に一斉に落ちる

エリカ「ごくろうさまでした、モンジャラ。戻ってください」

その時

――ドタッ

地面になにかが落ちる音がした

スピアーだ。

唯「ビー太っ……!!」


23 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:00:58.84 ID:f034qyoo


エリカ「どうやら、あなたのスピアーも限界だったようですね」

「さぁ、最後です。行きなさいラフレシア」

唯「戻って、ビー太。さぁ、初陣だよ――」

「――フィーちゃん!!」

繰り出されたのは、先日捕まえたばかりのイーブイだった


24 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:05:15.43 ID:f034qyoo


――マサラタウン(前日)

夜も更け、だんだん眠りの時間に近づいてくる頃

唯「うーん、この子の名前どうしようかなぁ」

先ほど捕まえてから、ずっとイーブイをもふもふしていた唯が首を捻った

イーブイもまんざらでもなく、唯に顔を摺り寄せている

律「もう、ブー太でいいんじゃねぇの?」

めんどくさそうに泊まりにきていた律が言う

イーブイ「!!…・・・ブイッ!!」

イーブイが律のほうをキッと睨み、首をイヤイヤとするようにふった


25 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:10:05.26 ID:f034qyoo


律「…………こいつ本当に臆病なのかよ……」

そういいながら唯の抱いたイーブイをつつく

唯「りっちゃん…………」

唯が律のほうを哀れんだ目で見つめた

律「っ!!なんだよ、その目はー!」

唯「りっちゃん、この子女の子なんだよ。さすがにそれはないよ」キリッ

律「あぁーもう唯のセンスはわからん!」

そういった律は布団にバタッと寝転んだ


26 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:12:37.32 ID:gTp/UUAO

ポケモン離れて久しいから名前分かっても何に進化するか分かんねーww



27 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:16:15.12 ID:f034qyoo


唯「ねぇねぇ、澪ちゃんはなんかいい名前ない?」

唐突にふられた澪がえっ?といいながらイーブイをじっと見た

澪「うーん……ブイブイとかイーちゃんとか……」

そういった澪の声はだんだんとしぼんで行く

唯「うーん、あんまりピンとこないね……」

その言葉にガーンとショックを受け澪もノックダウンした。


28 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:20:15.51 ID:f034qyoo


澪「もう自分でなにか考えろよぉ……」

律「そうだっ!そうだっ!」

唯「女の子だから、『ブ』って文字は避けたいなぁ……」

律も澪もすでに寝る体勢に入り、唯が一人唸る

そして

唯「そうだ、『ブ』から濁点をとって、イの文字を小さくして、フィーにしようっ!!」

律「あー、はいはい、好きにしてくれ」

澪「……ブイブイも悪くないと思うだんけどなぁ……」


29 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:25:41.53 ID:f034qyoo


時は戻りタマムシジム

唯のボールからフィーと名づけられたイーブイが飛び出した

イーブイ「ブイッ!!」

エリカ「(あの子は…………)」

唯「さぁ、行くよフィーちゃん。でんこうせっか!!」

先手をうったのは、イーブイ

繰り出されたラフレシアへ突撃をかける

エリカ「ラフレシア、受け止めなさい」


30 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:30:08.05 ID:f034qyoo


大きな花弁ででんこうせっかを受け止め

エリカ「メガドレイン!」

花弁がイーブイを包み込むように覆う

唯「まずい!フィーちゃん、じたばたしてっ!!」

慌ててイーブイが花弁から抜け出し、距離を取る

エリカ「ならば、踊りなさいラフレシア。はなびらのまい!」

ボンッと言う音とともにラフレシアのつぼみが開いた

中から飛び出たのは膨大な量の花弁

そして放出された花弁は意思を持つかのように宙をひらひらと舞う


31 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:35:09.17 ID:f034qyoo


唯「フィーちゃん―――」

唯がぼそっとなにかの指示をだすが、エリカには聞こえない

そしてイーブイに動きが見られた、が

その動きは一度大きく口をあけただけ

エリカ「(……なにかひっかりますがこのまま押し切ってしまいましょう)」

「さぁ、花弁たちよ、あのイーブイを襲いなさい」

唯「フィーちゃん、向かってくる花びらにすなかけ!」

イーブイが後ろ足で砂をかき、そのまま花びらが待っている方向へ蹴り出した

花弁と砂が互いの間で拮抗しあう


32 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:40:08.63 ID:f034qyoo


唯「フィーちゃん頑張って!!」

イーブイ「ブイブイッ!!」

呼びかけにこたえるように、イーブイがさらに砂を蹴り上げた

砂の力が花びらを上回り始める

意思をもったかのように見られた花弁は砂とぶつかりあい、ただ舞い落ちる

そして花びらによって遮られていた視界がひらけた

そこには

エリカ「お見事です。しかしこの間に日本晴れにさせていただきました」

「さぁ、とどめです。ソーラービーム!!」

ラフレシアの構えた花びらの砲台から、まばゆい光りが放たれる

唯「っ……!フィーちゃん、こらえて!」

避けるまもなく、イーブイが光りのビームに包まれた


33 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:45:08.15 ID:f034qyoo


だが、イーブイはそれでも自分の四肢によって立っていた

エリカ「こらえきりましたか……ですがもう虫の息。止めをさしてあげましょう」

「ラフレシア、もう一度ソーラビームです」

だが、ラフレシアは動かない

エリカ「ラフレシア…?」

唯「ふぅ……すでにねむっちゃってるよ」

エリカ「眠り……?そんな、自身の粉は食らわな……!!」

そこで気がついた


34 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)02:50:05.72 ID:f034qyoo


先ほどの不振なイーブイの大きく口を開ける行動

あれは

エリカ「あくびでしたのね……!」

唯「あとちょっと眠るのが遅かったらこっちがやられてたけど、フィーが頑張ってくれてよかったよ。ねっ、フィー?」

ボロボロとなったイーブイをそっと抱き上げた

イーブイ「ブイッ!!」

体力も極限の中、イーブイが答えるように鳴いた


35 名前:>>345行目訂正 ボロボロとなったイーブイをそっと抱き上げると:2010/11/04(木)02:55:57.14 ID:f034qyoo


エリカ「そうですわっ、このイーブイですけど……」

「もしかして、このイーブイはタマムシ大学にいた3匹のイーブイではありませんか?」

抱えられたイーブイにそっとエリカが近づいた

唯「うん、たしかマサキさんも博士もそういってたよ」

エリカ「やはりそうですか!あのイーブイがこれほど人に懐くことがあるとは……正直私驚きました」

「あ、そうでした。バッチでしたわね。……はい、これがレインボーバッチです」

そういって花をかたどったような鮮やかなバッチを差し出した

唯「やった、これでバッチ集めも半分のところまできたよっ!!」

喜ぶ唯に、エリカも微笑む、が

エリカ「唯さん、少しお話があります」

すぐに深刻そうな顔に変わってしまった。


36 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)03:00:06.23 ID:f034qyoo


――タマムシジム(エリカの私室)

唯「わぁ、すごいっ!」

その空間に足を踏み入れた唯の最初の感想はそれだった

周りをみれば、たくさんの香水を並べた棚や活けられた花、立てかけられた弓などが目につく

エリカ「それで、さきほどの続きですが」

あたりを興味深深にキョロキョロする唯にエリカが切り出した

エリカ「あなたがロケット団の狙いである破壊の遺伝子をもっていることはナツメさんから聞き知っています」

唯「そうだ、ナツメさんっ!!ナツメさんとエリカさんはどういう関係なの?」

ナツメという単語を聞いた唯がすかさず反応した


37 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)03:06:26.36 ID:f034qyoo


エリカ「ナツメさんと私はいいお友達ですわよ。同じ立場の職ですしね」

唯「(同じ立場の職……?二人とも綺麗だしモデルさんでもやってるのかな?)」

エリカ「続けますが、唯さんがナツメさんと別れられた後、ナツメさんはここタマムシジムにやってきました」

   「予知夢の話、ハナダシティであったこと、全て話してくれました。そして協力してほしいとも」

唯「つまり、エリカさんは味方ってことでいいんだよね」

エリカ「ええ、そして唯と名乗る子がジムに来たときに、
    なにか困っていることがあれば聞いてやってほしいともおっしゃってました」

ですがとエリカは繋ぎ

エリカ「その様子では、特に今のところ困っているということはなさそうですね」

唯「うーん、いまのところはない……かな……」


38 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)03:10:01.10 ID:f034qyoo


エリカ「ただ一つ気になることができました」

唯「え?」

エリカ「唯さんのイーブイです」

唯は首をかしげたまま、次の言葉を待つ

エリカ「そのイーブイは元はタマムシ大学にいた といいましたね?そしてあまりに懐かないためマサキさんの手に渡った。ですが、実は懐かなかった という理由だけで手放したわけじゃないのです」

「その子がまだタマムシ大学にいたころ、ロケット団と思われる男に大学が襲撃を受けました」

淡々と語りが始まった

エリカ「その男は、イーブイの研究をやっていると知ってやってきたのでしょう。そこでイーブイを出せ と」

「その場はなんとか追い払いましたが、大学側はやっかい払いをするようにイーブイ達をマサキさんの手に渡してしまったのです」

唯「フィーちゃん……」

モンスターボールに入っているイーブイを見つめた


39 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)03:15:20.45 ID:f034qyoo


エリカ「そして今はあなたの手に と言うわけです。」

唯「…………」

つまり、とエリカは言い

エリカ「あなたはロケット団に狙われる理由がもう一つ増えてしまったと言うわけです」

「まだばれていないのが、幸いですが」

エリカの顔つきが厳しいものとなる

エリカ「あなたに……その2つのものが守れますか?」

唯「……わたしは……むずかしいことはあんまりわからないけど、それでもこれは守らないといけないってことはわかってる。フィーちゃんだって同じだよ。この子はもう私の友達、だから」

唯「――絶対に守りきるよ」

そういった唯の顔はいつもよりりりしいものになっていた



「VSラフレシア」〆


40 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)05:51:06.52 ID:gTp/UUAO




42 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)13:40:42.03 ID:3k1m7rg0

今北

>>1まってたぞーー


43 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木)16:13:10.14 ID:K7vanG.0

新しく立てたのか
気になってたから嬉しいぜ



46 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)00:50:25.25 ID:N6sBx.Ao


エリカ「ここからならば次はセキチクシティになるでしょう」

「自転車はお持ちですか?」

質問の答えに唯は首を横にふる

エリカ「ならば、シオンタウンを経由してそこから南にいくしかありませんね」

「ここから東へ行くと地下通路があります。そこを抜けさらに東に行くとシオンタウンです」

唯「うん、いろいろありがとう。エリカさん」




そうして唯が出発したのがジム戦の翌日だった


47 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)00:55:07.21 ID:N6sBx.Ao


――シオンタウン

唯「やっとついた~、ここがシオンタウンかぁ」

一人ゴチる唯に1人の少女が近づいてくる

少女「ねぇ、お姉ちゃんはこの街は初めてなの?」

唯「うん、実はそうなんだ。よかったらこの街のことを教えてくれるかな?」

唯が少女に目線をあわすため、しゃがみ問いかけた

少女「えっとね~、この街はね。もうすぐラジオ塔ができるの!ほら、あそこ」

そう言って1つの塔のほうを指差す


48 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:00:01.22 ID:N6sBx.Ao


唯「あれのこと?」

唯がおなじほうを指し、確認の意味を込めて聞き返すと

少女「うん!少し前まではポケモンのお墓だったんだけど、ラジオ塔になるんだってー」

「あとは一番上の階を局長室に工事するだけなんだけど……」

少女の言葉が濁る

が、唯がそのさきをやさしく促がすと

少女「お化けが出てねー、そのお化けの鳴き声が聞こえるんだって」

「今、フジっておじいちゃんがそのお化けとお話しにいってるの」


50 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:05:30.17 ID:N6sBx.Ao


――タマムシシティ

唯を送り出した後のエリカはいつものようにジム業に戻っていた

そこへ

ジムトレーナー「エリカさま、ナツメさまから通信が入っております」

エリカ「!!……わかりました。すぐにいきます」

そうしてエリカはその場を後にした


51 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:09:46.33 ID:N6sBx.Ao


――シオンタウン(元ポケモンタワー)

唯は少女の話を聞いた後、好奇心に負けポケモンタワーまで足をはこんでいた

唯「へ~、一回はもうラジオ局の受付になっているんだね~」

話しかける相手は傍らにいるミニリュウ

ミニリュウ「リューー」

なんだかんだといっても、唯はお化けという恐怖の中一人でいくのを不安に思い

お供にポケモンをだしていくことに決めたのだ


52 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:15:11.24 ID:N6sBx.Ao


局長「おおっと、ここより上は立ち入り禁止だよ」

立派な白髭を蓄えた初老の男性が2階への階段まえで立ちふさがる

唯「えぇー、そんなぁ~」

局長「今は幽霊騒ぎでいろいろ急がしいんだ。見学ならまた今度にしてくれるかな?」

唯「ぶーぶー……せっかくきたのに~」

不満をそのまま口に出したとき、唯の顔がピンッとなにかを思いついた顔に変わった

唯「ねー、おじさん。その幽霊騒ぎの原因が見つけてきてあげる!」


53 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:20:12.54 ID:N6sBx.Ao


局長「ダメダメ、君みたいな子がうろうろするのは危険だから」

手のひらでしっしっと追い払う動作をする

その動作に唯はグチグチと不平を漏らしながら、回れ右をした

唯「ちぇっ!……これでもバッチ4個ももってるのに……」

局長「!!」

唯の背中を見送っていた局長の顔が、変わった

局長「……君、ちょっと待ちたまえ」

唯「?」

静止をかける言葉に唯は、ハテナ顔を作る

すると、局長はゴホンッと一度せきをして

局長「そこまで言うなら君にもお願いしようかな」

と、先ほどとは態度が変わった姿勢を示す


54 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:25:52.54 ID:N6sBx.Ao


唯「えぇ~、もういいよぉ~。セキチクに向かうついでによっただけだし~」

そういいもう一度背中を向け去ろうとする唯に

局長「そ、そうだ!君が解決してくれると言うのならば、このスーパーボールを上げよう!」

取り出したのは、モンスターボールの赤とは違う青のボール

唯「わぁ……!青いモンスターボールだ。本当にこれもらってもいいの!?」

局長「あぁ!そのかわり原因の捜索はまかせたよ?」

唯「うん、うん!もちろんだよっ!」

「行くよ、リュー太!」

ミニリュウ「リューー!!」


55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:30:08.09 ID:N6sBx.Ao


――元ポケモンタワー2階

唯「ここももうラジオ局って感じになってるんだねー」

【2階営業部】と階段の横に貼り付けられているプレートを見て唯は呟いた

局員「こらっ、ここは立ち入り禁止だぞ!どうやってはいったんだ」

局員の一人が駆け寄ってきながら、唯に声をかけた

唯「違うよー、ちゃんと下にいたおじさんに頼まれてお化けの探索にきたんだからっ」フンス

言うと

局員「し、失礼しました!」

その様子に満足した唯はごきげんに階段を上っていった


56 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:35:08.53 ID:N6sBx.Ao


――元ポケモンタワー4階

唯「もう、いやになっちゃうよー」

唯は3階4階と共に同じ注意をされることに、少しうんざりしていた

唯「それにしても、リュー太。なにか聞こえない?」

ミニリュウ「りゅー?」

――――

唯「やっぱり、なにか聞こえる……」

「なんだろう、この音」

そうして唯は耳を澄ますため、目を閉じた

―――

唯「これは……唄……?」

ミニリュウ「?」

横につくミニリュウが首をかしげる


57 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:40:50.66 ID:N6sBx.Ao


唯「唄だ……さっきと同じ音程が繰り返されてる。何かが歌っている?」

「それにしてもなんて悲しいメロディ……もしかしてこれが幽霊騒動の原因……?」

そして唯は階段に足をかけ、上の階へと上ろうとする



唯「少しいやな予感がする。リュー太、一度戻って」

ミニリュウ「リューー」

ボールにミニリュウを戻し、もう一度階段に足をかけた


58 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:46:20.38 ID:N6sBx.Ao


――元ポケモンタワー5階

唯が足を踏み入れた最終フロア

そこには一人の老人が一点を見つめて、立っていた

フジ「おや、君は……?」

唯「えっと、一番下にいたおじさんに頼まれて幽霊騒動っていうのを探りにきたんだけど……」

尻すぼみになっていく言葉には理由がある

唯があるものを見つけたからだ


59 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:50:06.43 ID:N6sBx.Ao


フジ「最初から幽霊騒動なんかじゃないんじゃよ……あの子がただ寂しくて泣いておっただけじゃ」

まだ撤去されていないポケモンのお墓の後ろにいる影のようなものを指差した

よく見ると、白い骨のようなものが見えている

フジ「あのポケモンの母親はとっくに成仏しとるというのに、あの子はまだ母を思って歌うんじゃよ」

唯は影のほうに図鑑を向ける

No.104 カラカラ
しんだ ははおやの ホネを かぶる。
なきごえは ホネのなかで 
ひびいて ものがなしい メロディになる。


61 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)01:55:12.00 ID:N6sBx.Ao


唯「やっぱり、あの子は唄を歌ってるんだ……」

「止めなきゃ、こんな悲しい唄」

フジ「なにをするきかね?」

唯「この唄を止めて……唄はもっと楽しいものだって教えてあげなきゃ」

フジ「だが、あの子に近づくと手にもった骨が飛んでくる……」

唯「ならっ――」

ボールからモンスターを出そうとする唯を

フジ「ポケモンは出さないほうがいい。この唄は滅びのうたと言ってポケモン相手には立派な技となる」

フジが手で制し止めた


62 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)02:01:18.27 ID:N6sBx.Ao

唯「…………」

少しの沈黙が流れる

そして

黙りこくった唯が、なにか決意めいた顔をした

唯「……うん、やるよ」

その言葉は自分に言ったようにも思えた

フジ「な、なにを」

唯が呼吸をスゥっと吸い

唯「――――」

歌った


63 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)02:05:23.89 ID:N6sBx.Ao


その唄はカラカラの奏でるメロディとは間逆

唯の明るい声が部屋を満たしていく

そして

カラカラの唄が止んだ

唯は歌うのをやめ、カラカラのほうにそっと歩いていき

唯「もう大丈夫。寂しいのなら私と一緒に行こうっ!」

カラカラのほうに手を差し出す



64 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)02:10:32.40 ID:N6sBx.Ao


カラカラ「カラ……」

カラカラがそっと自分の持っていた骨を唯の手に渡し、骨越しに手をつないだ形になった

唯「そうだっ、丁度さっきのボールをもらったんだった」

そういってスーパーボールを取り出すと

唯「一緒に行ってくれるなら、このボールに入ってくれるかな?」

そう問いかけると、カラカラは自分からボールにコツンと軽く頭をぶつけ

スーパーボールの中に吸い込まれていった



「VSカラカラ」〆


65 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金)03:22:46.69 ID:IY3EzK.o

乙乙!



68 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:17:58.96 ID:QFc/yPQo


――元ポケモンタワー5階

唯「これで問題解決だねっ」

たった今、騒動の原因を捕獲した唯はニコニコ顔でそういった

フジ「……お嬢さんは不思議な子じゃのぅ」

唯「えへへ」


――コツコツ


先ほどまで歌で満たされていた部屋に今度は足音が響く

音のほうを追うと、あるのはこの部屋への唯一の出入り口

階段だ


69 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:20:09.15 ID:QFc/yPQo


???「フジに用があってきてみれば……この前のナツメを助けた女もいるとは今日はつくづく運がいい」

男がいた

その格好は黒を基調とし、服の真ん中にはRの文字がある

以前まみえた相手

それは

唯「ロケット団!!」

ランス「ほぅ……ナツメから話でも聞いたのか。なら俺の目的もわかっているんだろう?」

唯「……」

唯は一歩ジリッと後ろに下がり、ボールに手をかける


70 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:25:24.28 ID:QFc/yPQo


ランス「まぁいい。女、お前は後だ。フジ、お前に用がある」

そういってフジへ話しかけた

ランス「単刀直入に聞くぞ。ミュウの研究日誌はどこにある?」

唯「(……研究日誌………?)」

ランス「お前がミュウの研究をしていたことは分かっている。当然研究成果を記したものはあるよなぁ?フジ博

士」

フジ「……そんなものを手に入れてどうする気じゃ………」

ランス「そんなものは決まっている。作るのさ!最強のポケモンをな」

フジ「……!!」

フジの顔が変わる

それは焦りというよりも、憤りに近いなにか


71 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:30:40.97 ID:QFc/yPQo


フジ「いかん!!もう2度と悲劇を繰り返してはならんぞ」

温和な雰囲気を持ったフジが怒声に近い声を上げた

ランス「……まぁいいさ。どうせ素直に教えてもらえるなんてこっちも思っていない」

「でてこい、スリーパー」ボンッ

振り子を持ったモンスターが現れる

ランス「このスリーパーの催眠術は強力でな。眠っているうちに嫌でも在り処を吐いているさ」

「やれ、スリーパー」

唯「行って、リュー太!!」ボンッ

フジ「!!」

フジににじりよろうとしていたスリーパーの行く手をミニリュウが塞いだ


72 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:35:50.33 ID:QFc/yPQo


唯「まきつく!」

続けて、ミニリュウがスリーパーの動きを制限する

ランス「女……なんのつもりだ……?」

唯「そんなことは絶対にさせないよっ。おじいちゃん後ろにさがって」

フジを自分の背中におき、手で制する

ランス「……お前にはナツメの居場所さえ吐いてもらえれば、手荒な真似はやめてやってもいいともおもっていたのだが」

「どうやら、そういうわけにもいかなそうだな!!」

そしてもう一つボールを掲げ

ランス「行け、マタドカス!そのミニリュウを排除しろ」

風船状の紫色のモンスターが現れる

その体からはなにかガスのようなものが噴出されている


73 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:41:00.76 ID:QFc/yPQo


唯「2体目っ!?」

ランス「ヘドロ爆弾!!」

毒毒しい色をしたヘドロでボールの形が作られていき

放たれた

唯「っ……!ヒー太、加勢して」ボンッ

「メタルクロー!!」

飛び出したリザードがヘドロを爪で真っ二つに切り裂く

ランス「面白い、2対2というわけか。だが、ミニリュウのほうがおろそかになっているぞ」

「スリーパー、毒ガスをだせ」

唯「……!! リュー太、いったん引いて」

まきつくことを解除したミニリュウが唯の手前まで戻る


74 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:45:27.01 ID:QFc/yPQo


ランス「どうしたっ? そんなもんか」

「そら、マタドガス。だめおしだ」

マタドガスの攻撃がリザードに直撃し、唯の前まで吹っ飛ばされる

唯「ヒー太……!」

ランス「次はそっちだ。スリーパー、サイコキネシス!」

スリーパーの念の力により、ミニリュウの体が宙に浮き

壁に叩きつけられた


75 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:50:40.45 ID:QFc/yPQo


唯「リュー太まで!!」

ランス「さぁ、女チェックメイトだ。後ろのフジをこちらに引き渡してもらおうか」

唯「………」

にじり寄るランスから逃げるように唯も一歩遠ざかる

そのとき、

唯のあいだにミニリュウとリザードが入り込んだ

ランス「……ちっ、もういい邪魔だ。マタドガス大爆発だ!」

マタドガスが発光するように、白く光り

瞬間

爆風が広がった


76 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)02:57:13.45 ID:QFc/yPQo


唯の目の前にはかばうようにリザードとミニリュウが存在している、が

盾の役割となっていた2匹も爆発を受け、その場に倒れ伏した

唯「なっ……!? そんな自分のポケモンごと……!!」

唯の視界にはリザードとミニリュウのほかに、スリーパーがいた

一番間近で爆発を受けた影響かその姿は無残にも最もボロボロになり倒れている

ランス「あー、これで催眠術で穏便に、っていうわけもいかなくなってしまったな。恨むのなら抵抗した自分を恨め」

蔑むような目で倒れているポケモンを見渡し

ランス「ところでだが」


77 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:03:44.91 ID:QFc/yPQo


ランス「――いつ俺が2体しかポケモンを使わないといった?」

言われたときには、すでに手遅れだった

――ドスッ

音の発生源は唯の腹部

そこにはゴルバットの姿と、大きく広げた羽で唯の腹部に直撃している光景がある

唯「!!…………」トタッ

衝撃に耐え切れず、唯もその場に崩れ落ち、図鑑が地面を転がった

ランス「あーあ、せっかく忠告してやったのに……まぁいい、こいつを連れて行けばナツメの場所もおいおい分かるだろう」


78 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:08:27.26 ID:QFc/yPQo


そういいながら唯に近づき、腕を持ち上げ吊るすように起き上がらせた

だが

フジ「ま、まて。日誌の場所は教える。……だからその子にはそれ以上手を出さんでおくれ」

フジがランスに待ったをかけた

ランス「ほぉ……ならどこだ。さっさと言ってみろ」

フジ「………………グレンタウン…………グレンタウンのポケモン屋敷じゃ」

フジの声がだんだんとトーンを落としていく

ランス「それは本当だな…?……グレンか……ちっ、やっかいな場所に」


79 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:14:00.45 ID:QFc/yPQo


舌打ちをしたランスは忌々しそうな様子をみせるが

フジ「さぁ、その子を離してやっておくれ」

言うが、ランスは開放する様子も見せず、自分のポケモンをボールにしまう様子をみせるだけだ

そして、ニヤリッといやらしく笑い

ランス「………約束なんて守るとでもおもったか?」

そういいながら、唯を連れて行こうとする

しかし

ランスの足元に2つの影が現れ、その足に停止をかけた

ミニリュウ「……リュー………」

リザード「リザッ……」


80 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:16:42.13 ID:QFc/yPQo


2匹のポケモンはボロボロになりながらも、主人を連れていかせまいと奮起する

ランス「邪魔なポケモン共だ」ドカッ

ミニリュウとリザードを蹴り払い、階段のほうへ行こうとするが

フジ「その子は置いていってもらおう」

今度はフジが立ちはだかった

ランス「ジジィ邪魔だ!どけ!!」

フジが手で払いどけられるが

その間に、リザードとミニリュウはもう一度臨戦態勢をとっていた

ランス「どいつもこいつも邪魔ばかりっ!!ゴルバットもう一度でてこい!!」

ランスがモンスターボールを投げよう構えを取ったときだった

ミニリュウとリザードの体が光りを帯びた


81 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:20:10.94 ID:QFc/yPQo


ランス「これは……!?」

ボロボロの体を包むように輝くその光は、だんだんと収拾をみせ

2匹の新たな姿が現れる

ハクリュウ「リューーーーー!!」

その姿は、神秘的で進化の光りとはまた違うヒカリをはなっている

リザードン「ガアアアアアー!!」

その姿は、大きな羽だけで相手を威圧できそうなほどの風格をみせ、尻尾の炎は蒼白くバチバチとなっている

2匹の雄たけびが部屋中を満たしていく

片方は静かに、片方は荒々しく

ランス「………なんだこいつらは……!?」

フジ「………お主はどうやら、この竜たちの逆鱗に触れてしまったようじゃの……」


82 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:26:28.49 ID:QFc/yPQo


そして

――パリンッ

部屋中の窓が次々に割れた

原因は風だ。気付けば外には暴風が吹き、真っ黒な雲がかかっている

ハクリュウ「――――」

言葉にならない鳴き声を上げた瞬間

突風が部屋の中を突き抜けた

余りの様子にランスは

ランス「………っ」


83 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:29:13.47 ID:QFc/yPQo


言葉も出さずに一歩後ろに後ずさるが

リザードン「ガアアアアアアアアアア!!」

炎を灯した竜がランスの後ろ側に回り込む

そして床にあった図鑑が、なにかの拍子に起動し、その情報を映し出した


No.148 ハクリュー
オーラに つつまれる しんせいな 
いきものらしい。てんきを かえる  
ちからを もつと いわれている。

No.006 リザードン
ほんきで おこった リザードンの 
しっぽの さきの ほのおは 
あおじろく もえあがる。


84 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:34:49.10 ID:QFc/yPQo


ランス「くそっ!!ゴルバットでてこい」

「くろいきり」

ランスの周りが黒い霧で覆われていき

どんどんと範囲を広げていく

そして霧の中から、人が飛び出した

いや、性格には投げられたといったところだろう

その姿は

リザードン「!!!」

気絶している唯だった


85 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日)03:35:25.73 ID:QFc/yPQo

あわてて、リザードンが受け止めるために地面を蹴り、唯をキャッチする

その逆方向、時間差でもう一つの影が飛び出した

ゴルバットの足に捕まり、窓のほうへ飛んでいく

ランス「………この借りは必ず返させて貰う…!」

そうして、ランスはポケモンタワーから飛び立っていった



「VSマタドガス」 〆




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唯「ポケモンマスターになるよ!」#3
[ 2010/11/07 09:32 ] ポケモン | | CM(0)

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