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唯「仮面ライダー K-OOON!」#後編 【仮面ライダー】


http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1288426121/

唯「仮面ライダー K-OOON!」#前編
唯「仮面ライダー K-OOON!」#後編




130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 00:38:01.14 ID:NDCwPugj0

・・・

和「しかし」

さわ子「んー?」

和「あの時はハラハラしましたよ、もうあんな無茶やめてください」

さわ子「ふふっ、心配してくれているのね。ありがとう和ちゃん」

さわ子「あれぐらい張り合えなきゃこの先やっていけないわ」

和「ですけど、あれは悪魔で人ではなく怪物なんですよ?」

さわ子「だからよ。…ふふ、アンクくん達とは長い付き合いになりそうだわ。良くも悪くも、ね」

和「……」

和(…唯、私にはあなたを支援するか応援するぐらいしかできないけれど…無茶だけは、しないで…)



132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 00:43:02.47 ID:NDCwPugj0

憂「唯」

唯「ん、なーに?」

憂「おらよ」ス

唯「何これ? んー…おぉ! アイスぅ~!」

憂「今回はよくやった、と褒めてやる。そいつは俺からの褒美だ」

唯「ひゃ~! おいひー♪ ありがとっ、アンクぅ~!」

憂「そいつがまた貰いたかったら、もっと俺の為に頑張ることだな」

唯「エサでつるなんて邪道だよ~」パクパク…

憂「そのわりには喜んでいやがるな」

憂(所詮、こいつも欲望の塊。上手く利用してやれば使えなくもない)

憂(平沢唯。こいつの馬鹿っぷりは使える…くくっ)

唯「おいひ~」



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 00:48:25.86 ID:NDCwPugj0

次の日!

憂「グリードを形成している核がコアメダル、
  そして体を構成している細胞の代わりがセルメダル…
  と言ってもお前はしっくりこないわけだ」

唯「うん。さっぱり」

憂「…いいか? この棒アイスを見ろ」

唯「…見たよ!」

憂「つまりはこの棒がコアメダル、
  そして周りについているアイスがセルメダル。そういうことだ」

唯「すっご~い! 分かりやすかったよ! アンク!」

憂「やはり馬鹿か…まぁ、いい。俺達グリードは3年前に復活した、
  だが多くはコアメダルをだいぶ失った状態で復活…
  完全体じゃない不完全状態、セルメンという形でな」

唯「つまり、棒がないアイス!」

憂「続けるぞ。俺達はこのセルメンの状態を早く脱したいわけだ。
  そういうことから俺達グリードはコアメダルを探しまわっている」

唯「へー…ねぇ、やっぱしまだよくわかんないよぅ」

憂「…もういいっ」



135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:00:17.95 ID:NDCwPugj0

唯「えー! ちゃんと教えてよー」

憂「お前に教えていたら日が暮れるっ」

唯「そんなぁ…ねぇ、アンク。
  その゛かんぜんたい゛ってのになったら次はどうするつもりなの?」

憂「…さぁな、内緒だ」

唯「ずるいよぉ」

唯「…さて、色々教えてもらったし、今度は私がアンクに色々教えてあげよう!」

憂「ほぉ、何を教える?」

唯「じゃーん! ギー太だよー!」ババーン

憂「…何だって?」

唯「だからギー太!」



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:05:57.24 ID:NDCwPugj0

唯「ギターのギー太! 私の3年間の相棒ですっ」ジャンジャカジャジャーン♪

憂「ギター…楽器か。で? それがどうしたんだ?」

唯「アンクにギターを教えてあげよーう!」

憂「断る。時間の無駄だ」

唯「えー! そんなことないよぅ! 音楽はいいよ? 楽しいよ?」

憂「俺にはなんのメリットもないな」カチッ…

唯「そんなぁ…ん? 何それ?」

憂「お前の妹の部屋を漁っていたらでてきた」

唯「あ! iPod touch!」

憂「そういう名前なのか、しかしこいつは使える…
  今まではPCでネットを開いて情報を集めていたが…
  こいつはいつでもどこでも情報をかき集められる。
  おまけに様々な機能が備わっている様だしな。
  ほら、お前が好きな音楽とやらも聞けるぞ」

唯「そ、そんなの知ってるよ! 常識だよっ」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:10:03.43 ID:NDCwPugj0

唯「んーもういいっ、アンクが相手にしてくれないから憂と遊ぶっ」

唯「憂~! この前のゲームの続きしようよー」

シーン…

憂「゛平沢憂゛がどうしたって?」ニヤニヤ

唯「あ…うう」

憂「残念だったな。今は俺の体だ」

憂「なんなら今返してやろうか? ほら」パ

唯「あ!」

憂「……」

唯「憂! 憂! 返事して!」

憂「…はぁ、はぁ」

唯「う、憂っ…」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:15:20.77 ID:NDCwPugj0

アンク『前にも言ったが、こいつは俺が離れれば10分も持たない状態だ』フワフワ…

アンク『どうする? ん?』

唯「…アンク、戻って」

憂「はい、よ」ヒュン…カチャ

唯「……」

憂「残念だったな。まぁ、俺は何とも思わないが」

憂「唯、俺はお前と慣れ合うほど暇じゃないんだよ。仲良しごっこなら他でやれ」

憂「俺とお前は言うならば゛ビジネスの関係゛ってやつだ。そこのところを履き違えるなよ」

唯「…アンクの」

憂「あ?」

唯「ばかぁっ!! もう怒ったよ! アンクなんて大っ嫌い!!」タタタ…

憂「ふん、馬鹿が。……ん?」



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:20:33.43 ID:NDCwPugj0

公園!

唯「アンクなんてもう知らないっ、最低だよ…」グスン

唯(そうだ…私がばかだったんだ。
  アンクは憂の体を乗っ取って好き勝手してるのに、仲良くなろうだなんて…)

唯「ごめんね、ごめんね…憂」

?「唯ちゃん?」

唯「え…あ、ムギちゃん」

紬「どうしたの? こんなところで」

唯「ちょ、ちょっとね!」

紬「唯ちゃん泣いてる…きっと何かつらいことがあったのね?」

唯「……」

紬「私でよければお話聞くよ?」

唯「ムギちゃあん…」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:25:00.45 ID:NDCwPugj0

紬「そう、お友達と喧嘩しちゃったのね」

唯「でも、でも…私も私で悪くて…」

紬「そっか…そうだ! 唯ちゃん!」

唯「ふぇ?」

紬「久しぶりに軽音部のみんなでお茶を飲みながらお喋りしよっか。
  美味しいお菓子も一緒に食べて、ね?」

紬「ほら、最近唯ちゃん部活に来れてないじゃない?
  みんなも心配してたのよ。ちょうどいい機会だと思うの」

唯「みんなが、心配…
  (そういえば、アンクと会ってから部活に行ってなかったんだよね)」

唯「そうだね…うん! しよう! ティータイム!」

紬「ふふ、それじゃあ学校に行きましょうか」

唯「え? でも今日休み…」

紬「大丈夫。部室は開いてるわ。それにみんなももういるはずだから…」クス



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:30:01.25 ID:NDCwPugj0

・・・

ブウウゥゥーン、キキィーッ

憂「この辺りか」

タカカンドロイド「ギ、ギギギ…」バチバチ…

憂「…追跡に感づいて破壊したのか、勘のいい奴」

憂(ネットの情報を見る限り…こいつはヤミーの巣。ということは作ったのはあいつ…)

憂「そして破壊したのもあいつか。随分と警戒してやがる」カチッ



144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:35:08.12 ID:NDCwPugj0

JK撮ったら変なの写ってた

1 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:09:39.72 ID:ysscj0j0z
今日あまりにもムラムラしてたから通りかかったJKを撮ったんだが変な物が写った
これ証拠写真な→○

2 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:10:02.41 ID:4545uzee
盗撮乙

5 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:10:39.73 ID:gtrescjhu
通報した

12 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:11:05.32 ID:oooss0h
どうせ合成だろks

34名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:13:39.44ID:inpoyann
このJKまぁまぁ可愛い
でも髪型モップだわ・・・



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:37:08.95 ID:NDCwPugj0

55 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:16:33.42 ID:ysscj0j0z
1だが写真はマジだ。マジ

撮ってからJK見たら写真に写っていた物が写ってなかった
ほら、頭にくっついてるでっかい変なやつ

58 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:17:00.35 ID:SDKsj0u
test

65 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:18:35.66 ID:ninninj5h
俺この写ってるとこの近所だわw
>>1特定した

74 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:19:13.11 ID:ysscj0j0z
>>65ちょwwwシャレにならんwww

ちょっとこのJK探してみる

86 名前:名無しさん 2010/○/×(日) 08:20:33.82 ID:azuazu17
盗撮の次はストーカーか。馬鹿だなこいつw



146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 01:43:02.54 ID:NDCwPugj0

憂「写真の辺りはさすがにもういないか。まぁ、当然だろう」

憂「さて、ここからはこの女を…」

「う、うぐうう…」

憂「…おい、どうした」

「まゆげの…すごいJKに…う、うぐぅ…」ガクリ

憂「こいつ…まさか女を追跡しようとした奴か?」

憂「しかし眉毛だと? …やはり奴らも人間に偽装しているのか?」

純「……」テクテクテク…



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:00:11.93 ID:NDCwPugj0

・・・

紬「さぁ、唯ちゃん。入って?」

唯「うん」

ガチャリ

律「お、やっと来たな。遅いぞー」

澪「やぁ、唯。おはよう」

唯「えへへ…」

紬「今お茶とお菓子を用意するわね。座って待ってて」

唯「ありがとうムギちゃん。…あずにゃん? どうしたの?」

梓「…何がですか」

唯「なんか機嫌悪そう」

梓「そう見えますか? …さぁ、誰のせいでしょうね」

唯「?」



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:05:13.89 ID:NDCwPugj0

唯「ふいー、久々のティータイム。最高だよ~」

律「ここんとこお前全然来ないんだもん。みんな心配したんだぞ?」

唯「あ、あはは…ちょっと大事な用事があってね」

澪「へー、大事な用事…」

澪「たとえば?」

唯「たっ、たとえば…えっとぉ…」

紬「唯ちゃんだって色々あるのよ。澪ちゃん」

澪「あ、ああ、そうだな…」

梓「…唯先輩、私達になんの謝りもないんですか(特に私)」

紬「梓ちゃん」

梓「だって…」

唯「ご、ごめんねあずにゃん。…ごめんねみんなぁ」ペコペコ…



152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:10:02.15 ID:NDCwPugj0


紬「みんな。今日は唯ちゃんを責める為に連れてきたんじゃないのよ?
  もうこの話は終わりにしましょう? ね?」

澪「それもそうだな。私の方こそごめんね、唯」

唯「う、ううん。いいの! 気にしないで?」

律「あぁ…そういや゛憂ちゃん!゛は今日何してんの? ん?」

唯「えっと…たぶん家でお掃除かなぁ!(な、なんかりっちゃん一瞬怖かった…)」

律「へー! そーなんだー! へー! なるほどー!! へぇー!!」

唯「り、りっちゃん?」

梓「律先輩、どうしたんですか?」ニヤ

律「っ! べっつにー!!」

紬「あ、そうだ…」

唯「ん?」



153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:15:24.64 ID:NDCwPugj0

紬「今度、憂ちゃんも誘ってみんなでお茶を飲もう? たまにはいいんじゃないかしら。ね?」

澪「そうだな。きっと楽しいと思うよ」

唯「の、和ちゃんにしようよ!」

澪「なんでそこで和?」

唯「え、いや…その…そう! 憂ってお茶がダメなんだよ! お茶アレルギー!」

梓「そば茶とかじゃないんですか?」

唯「ど、どうだったっけなぁー? あははは」

紬「そう、それじゃあお菓子だけでも御馳走してあげたいから…今度是非、ね?」

唯「か…考えとくよ……」



154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:20:06.32 ID:NDCwPugj0

梓「憂といえば」

唯(まだ憂の話が続くの!?)

梓「前にも聞きましたけど、あの頭どうしたんですか? それに口も悪くなって…」

梓「憂じゃないみたいですよね」

澪「あー」

律「ほんと、そうだなー。何があったんだろうなー。なぁ、唯。何かあったのか?」

唯「うっ…」

唯(みんなにアンクのこと言っても信じてもらえるわけないし…適当に誤魔化そう)

唯「憂…実は不良に憧れちゃって…うう」シクシク

紬「まぁ、それは一大事だわ!
  今ならきっと間に合うはず…私たちで憂ちゃんを説得して更正させましょう」

律「よし唯! 今すぐに憂ちゃんをここに呼びだせ! 今しかないっっ」

唯(うぎゃあ~!? な、なんでこうなるのー!?)



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:25:06.51 ID:NDCwPugj0

唯「む、無理だよ…」

梓「こうしている合間にも憂は悪い子になっちゃうんですよ?」

唯「だから、その…」

律「この際だ! 唯の家に押し掛けて憂ちゃんを…」

紬「りっちゃん。押し掛けはよくないと思う」

律「なんだよ! チャンスだろ!」

唯「チャンス?」

律「やべっ! …なんでもなーい! てへ♪」

唯「んー?」

唯(こうなったら…)



156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:32:28.09 ID:NDCwPugj0

唯「じ、実は!!」

澪「ん?」

唯「さっき言った憂が家で掃除しているっていうのは嘘なの!」

唯「ほんとは憂…今、家出中で…」

梓「あの憂が家出ですか?」

唯「そう! 連絡も取れないの!」

紬「あら、そうなの?」ジッ…

唯「っ!」

唯(な、なに…? …なんかムギちゃん…変だよ…)

紬「そうなの? ねぇ、唯ちゃん」

澪「どうなんだ、唯」

唯(ムギちゃんだけじゃない…なんかみんな様子がおかしいよ…)



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:38:17.55 ID:NDCwPugj0

梓「唯先輩」

律「唯」

唯「あの…あの…」

唯「わ、私! 用事があったの思い出しちゃった!」

律「え?」

唯「みんな本当にごめんねっ、それじゃあ!」ガチャリ、バタン! タタタタ…

律「なんだよ、情報の一つも漏らしてくれやしない!」

紬「そう上手くいくとは限らないわ。
  それよりもわかっていることが一つ…今、アンクと唯ちゃんは喧嘩中みたいよ。つまり」

澪「つまり?」

紬「アンクから唯ちゃんを…オーズを引き離すことができるかもしれないわ」

梓「ほんとですか!?」

紬「ええ、また上手くいけば、の話だけれど」



159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:43:09.07 ID:NDCwPugj0

「ありがとうございましたー」

純「あーむっ」パクッ

純「ん~! 美味しい~」

純「今日もいっぱい買っちゃったなー、へへへ」ガサゴソ…

憂「おい」

純「うひゃあ!? な、なんだ…憂か」

憂「お前、そんなに食うのか? それを」

純「ん? ああこれ? いやー最近すごく食べたくてさぁ~お菓子」

憂(当たりか)

憂「…そんなに食ったら太るんじゃないか?」ニヤ

純「体重なんて一々気にしてらんないよ~」ヘラヘラ



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 02:49:04.40 ID:NDCwPugj0

純「あ! 憂といえどもこれはあげられないからね!? 食べたかったら自分で買って」

憂「…じゃあな」ス

純「あぁ!憂! …行っちゃった。ま、いっか。あーむっ」ムシャムシャ…

・・・

憂「奴にはもう少しのあいだ好きに食っていてもらうとするか。
  まだヤミーが成長しきっていないようだし」

和「あなたもよく動くようになったわね。アンク」

憂「…お前は俺のまわりをウロウロするのが本当に好きだな。何の用だ」

和「別に用はないわ、メダルもきちんと60%分貰っていることだし。
  ただあなたを見張る様に言われているだけよ」

憂「あの女…」



161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:00:04.45 ID:NDCwPugj0

和「それよりも唯は? 一緒じゃないの?」

憂「あの馬鹿なら勝手にどこかへとび出していったが?」

憂「どうせその辺で遊び歩いているんだろ。
  それかお友達にでも会いにいったんじゃないのか」

和「あら、唯に対しては関心は薄いのね」

憂「あいつのどこに関心を抱けというんだ? あの馬鹿の」

和「…そう」

和「さて、そろそろ行くわ」

憂「ふん、どこへでも行け! 消えろっ、目障りだ」

和「…別れ際に一ついい事教えてあげる」

和「グリード達は案外身近に潜んでいるわよ。あなたや、゛唯゛のね」

憂「なに…」

和「それじゃあね」スタ、スタ、スタ…



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:05:05.64 ID:NDCwPugj0

憂「身近だと? 何を根拠にそんなことを…」

憂「……」スタ、スタ、ピタッ

チャリ~ン、ガコンッ、ガコンッ

カチッ、プシュ…

バッタカンドロイド2体『バッタ!バッタ!』

憂「一体は唯のところへ行け」

バッタカンドロイド『バッタ!』ピョンピョン…

憂「あの眼鏡の言葉通りだとしたら…唯に張り付いておくのも悪くはない」



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:10:24.11 ID:NDCwPugj0

・・・

バッタカンドロイド『バッタ!バッタ!』ピョンピョン!

唯「あ、バッタ。どうしてこんなところに…」

バッタカンドロイド『聞こえるか、唯』

唯「アンク!? …な、何の用? 私まだアンクのこと…」

バッタカンドロイド『なんでもいいからそのバッタを懐に隠し持っておけ。
          俺とお前の通信手段だ。いつでもお前が動けるようにな』

唯(むぅ、アンクってば勝手だよ…)

唯「…持ってるだけでいいんだね?」

バッタカンドロイド『ああ、それ以上は求めない』

唯「…わかった」

唯(通信手段って…別に携帯でもいいじゃん)ムス…



164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:15:31.14 ID:NDCwPugj0

唯「はぁ、それにしても途中で抜け出してきちゃって…みんなに悪いことしちゃったかなぁ」

唯「せっかくムギちゃんが誘ってくれたのに…」

唯「ううっ、どうしよう私っ」

?『お嬢さん。こんなところで何を一人で落ち込んでいるの?』

唯「え? ……!!」

メズール『こんにちは、会うのは二度目かしらね。゛オーズ゛』



165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:20:46.42 ID:NDCwPugj0

唯「な、なんのことやらぁ~…」

ウヴァ『今さらとぼける必要はないんじゃねーか? え?』

カザリ『……』

唯「う、うそ…もう2匹!?」

ガメル『隠す必要、ないよ』

唯(見たことないのもいる!?)

唯「ひ、ひっ…」

メズール『ああ、怖がらないで。大丈夫、何も危害を加える気はないわ。安心して?』

・・・

バッタカンドロイド『大丈夫、何も危害を加える気はないわ。安心して?』

憂「…さっそくお出ましか。こんなにも早く接触してくるとは…しかも4体揃って現れるとはな」

憂「さて、唯に何を吹きこむ気だ?」



166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:25:36.43 ID:NDCwPugj0

唯「い、いったい何の用なの!? どうする気なの!? わわわ私っ、食べても美味しくないよぉ!?」

ウヴァ『だから危害は与えるつもりはないって言ってるだろうが!』

唯「あなたから言われても説得力ないもん!」

ウヴァ『なにぃ!』

カザリ(それはごもっとも)

ガメル『大丈夫、お話しに来ただけだよ』

唯「お話…?」

メズール『そう、あなたにとって大事な話よ。そして、アンクのこと…』

メズール『単刀直入に言うわ。あなたはアンク側につくより私達についた方がいい』

唯「…え?」



167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:30:49.63 ID:NDCwPugj0

メズール『こんなこといきなり言われも困ってしまう気持ちはわかるわ。だから聞いて』

メズール『アンクが今憑依している人間…つまりあなたの妹さんね』

唯「憂のこと?」

メズール『ええ。アンクはあの子を元の体を手に入れるまで手放す気がない上に、
     その後はどうなっても構わないと思っている。知っているでしょう?』

唯「…うん」

メズール『酷い話だわ。…でも安心して?
     私達ならアンクをあの子から引き剥がし、元の健康な状態に戻してあげられるの』

唯「え…ほ、ほんと? ほんとのほんと!?」

メズール『ええ、本当よ…』クス



168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:35:31.78 ID:NDCwPugj0

カザリ『元々アンクは私達を裏切って、復活したときメダルを奪って逃げたんです。
    とんだ裏切り者ですよ! 最悪な』

ウヴァ『まったくだよ!』

唯「でも…アンクはそんなに悪い子じゃないよ…? 確かに口は悪いし、態度も酷いけど…」

ウヴァ『お前はアンクに騙されてんだよ!! あいつはお前をいいようにこき使っているだけだ!!』

ガメル『そうだ。アンクは嘘つきなんだ』

唯(まぁ…だいたい知ってるけど…)

メズール『いい? 悪いことは言わないわ。
     アンクから離れなさい。きっと今によくないことが起きるから』

唯「…だからあなた達の味方になれっていうの?」

メズール『保証はする。悪いようにはけしてしないから』



169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:40:10.88 ID:NDCwPugj0

カザリ『私達の仲間になった方が絶対にいいはずです!』

カザリ『だから…ね!? 唯せんp』

ガメル『カザリっ』

カザリ『……』

唯「少し」

ウヴァ『あん?』

唯「少し考えさせてほしいんだ…私、まだあなた達のこと信じられなくて…」

カザリ『そんな…』

メズール『…ええ、わかった。
     それじゃあ数日経ったら返事を聞きにまた来るわ。それじゃあ』

ジャラジャラジャラジャラ…

唯「うー…どうしよ…」



171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 03:45:28.58 ID:NDCwPugj0

憂「あいつら…面倒な事をっ」

憂(メズールの話術に引っかからなかっただけマシとして、この状況はマズイ)

憂「何よりも今唯(オーズ)を失うことは俺にとって大きな痛手となる…」

憂「いつかはと予測はしていたが…メズールめ」

和「お困りの様ね」

憂「…おい、さっきもう行くと言って消えた奴がすぐに何しに戻って来た」

和「全部聞かせて貰ったわ。あなた、どうするつもりなの?」

憂「俺の言うことには無視か? 一々イラつかせる女だ!」



172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 04:02:37.20 ID:NDCwPugj0

憂「どうするも何も、手は打つ」

和「そうね、今唯を手放せば苦しいのはあなただもの」

和「オーズがいなければメダルを集められなくなる」

和「つまり財団との取り引きもダメになってしまうものね。大変だわ」

憂「お前っ…!」

和「さて、ここからどうするつもりなのか…見物ね。アンク」

和「それじゃあ…」スタ、スタ、スタ…

憂「…ちっ」



173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 04:06:01.07 ID:NDCwPugj0

純「あま~い。おいひ~」ムシャムシャ

「純、食べ過ぎじゃない?」

純「えー? そんなことないよ。それよりプリクラ撮ろっ、プリクラ」

「う、うん」

・・・

ハイ、ポーズ♪ カシャ

純「えへへ、ナイスカメラアングルだったねー」

「じゅ、じゅじゅじゅっ…純!」

純「え? どったの?」

「これ! これ見て! あんたの頭のところ!」

純「んー?」



174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 04:10:15.37 ID:NDCwPugj0

純「どひゃあ!? ななななにこれぇー!?」

「やばいよこれ…心霊写真じゃない?」

「ていうかこの物体何なのよぉ…」

純「…な、なんか私気分悪くなっちゃった……ごめん、帰るね」トボトボ…

「テレビ局に売りつけたらいくらで売れるかな…」ゴクリ



175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 04:13:12.47 ID:NDCwPugj0

純「はぁ…何だったのさっきのプリクラ…もしかしてああいう仕様なのかな…あ」

紬「あら、偶然」

純「ムギ先輩…こんにちは」

紬「元気無さそうね。大丈夫?」

純「わりと大丈夫じゃないです…あー、家に帰ってお菓子食べなきゃやってらんない!」

紬「お菓子? あら、ちょうど良かった。それならいい物があるのよ。よいっしょ」ドン

純「な、なんですか! このお菓子の山は!?」

紬「商店街の福引で当たっちゃって…
  こんなにいっぱい貰って困っていたところだったのよ。
  よかったらこれ、全部純ちゃんにあげる」

純「うそ!? ほ、ほんとですか!? いいんですか!? こんなにっ」

紬「ええ、私ちょうどダイエット中だったし…だから遠慮せずに全部受け取って?」

純「いいって言うのなら是非いただきますよ! やったぁ~! きゃっほー!」ピューン

紬「ふふ…あと少しってところかしら」



176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 04:16:32.49 ID:NDCwPugj0

「きゃー! きゃー!?」

ガシッ

ウヴァ『お前の欲望、解き放て』チャリン…

ウニュウウウ…

白ヤミー『おおお…』

「ひぃぃっ、ば、化物!」

ウヴァ『こいつはお前の欲望自身だ。そんなこと言ってやるなよ』

白ヤミー『あむっ、むしゃ…むしゃ…うぐ』バクバク、ムシャムシャ…

ウヴァ『金に対する欲望か、人間なんてみんな同じもんだな!』

ウヴァ『メダルを集めろ! 隅々を探しまわれ! わかったな?』

白ヤミーもといクモヤミー『御意…』



187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 09:54:29.28 ID:NDCwPugj0

憂「…ん?」カチッ

憂「街の路地で化物…ヤミーか」

バッタカンドロイド『バッタ!バッタ!』

憂「唯、ヤミーが現れた。すぐにこっちに向かえ」

『わ、わかった』

憂(あいつ…カンドロイドで盗聴されていたことに気づいていないのか)

憂「…まぁ、それはいいとして。
  出現したヤミーはこのタイミングだと
  メズールのものではなさそうだな。別のグリードのものか」



188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 09:58:57.43 ID:NDCwPugj0

・・・

ブウウゥゥーン、キキィーッ

「うわあああ!? 助けてー!」プラーン、プラーン

唯「あ、あんな高いところに人が吊るされてるよ! アンク!」

憂「蜘蛛の糸…昆虫型のヤミーということはウヴァが生み出したやつか」

唯「アンク! うー…もうっ! 今助けるから待ってて!」タタタ…

憂「おい! どこに行く!」

唯「あの人を助けるに決まってるでしょ!?」

憂「あんな奴放っておけっ、それよりも今はヤミーが優先だ!」

唯「アンクはあのおばけよりメダルが欲しいだけでしょ!!」

唯「人の命よりメダルなんかを優先しないでよっ!」

憂「なに…っ」



190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:03:35.32 ID:NDCwPugj0

「あ、ありがとう! お陰で助かりました…」

唯「いやー、それほどでもー…」

「それじゃあ!」タタタ…

唯「気をつけてねー!」

憂「おい」

唯「…なにかな」

憂「お前さっき俺になんて言った? 人の命よりメダル゛なんか゛を優先するな?」

憂「舐めてるのかっ!」

唯「そんなことないよ。ていうかむしろ当然のことだと思う」

憂「俺にとっては人間<メダルだ! お前の中の常識で俺を当てはめるな!!」



191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:07:14.33 ID:NDCwPugj0

憂「いいか? 人間なんて所詮は欲望を生み出すだけの存在だ、
  一人消えようが知ったこっちゃない」

唯「…私のこともそう思ってるんだ?」

憂「さぁ? どうだろうな? どう思う?」

唯「あきれたよ…アンク」

憂「…ふん、さっさとヤミーを追うぞ」

唯「……」

ブウウゥゥーン……



192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:12:15.81 ID:NDCwPugj0

タカ!トラ!バッタ! タ!ト!バ! タトバ! タ!ト!バ!

クモヤミー『んむぅ?』

オーズ(唯)「やあっ」ザシュッ

クモヤミー『おぶぅ!?』

クモヤミー『オーズ…現れたか。ぷっ! ぷっ!』ヒュッ、ベチャァ…

オーズ(唯)「! な、なにこのネバネバ…」

憂「あの攻撃…ここに来るまで貼ってあった粘液のネットはあれが正体だったのか」

憂「唯! カマキリに変えろ!」

オーズ(唯)「ふんっ!」ザシュッ、ブチィッ

クモヤミー『なっ…!』

オーズ(唯)「えいやぁっ!」ドカ!

憂「あいつ、俺の指示を無視しやがった…!」



193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:18:36.32 ID:NDCwPugj0

トリプル!スキャニングチャージ!

オーズ(唯)「せいやぁーっ!」ズバアアァンッ!!

グニョオオォォン…

クモヤミー『ぎゃああああ!!?』ドカーン!

チャリン、チャリン、チャリン…

唯「…倒したよ。ほら、はやくメダル拾いなよ」

憂「おい! どうしてさっき俺の指示を無視した!」

唯「ちゃんと倒すことできたんだし、いいじゃん。結果オーライだよ」

憂「そういう問題じゃない!」

唯「私はアンクのお人形じゃないんだよ!? 私の思った通りに動くし、考えるもん!」

憂「なっ…そうかよ。あー、わかったよ。お前はお前だ。唯(こいつ、調子に乗りやがって)」



194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:23:26.11 ID:NDCwPugj0

唯「それより、さっきのおばけを作ったのって、前に会ったグリードってやつらだよね?」

憂「そうだが、それが今さらどうした」

唯「人を襲うようなおばけを作っておいて
  『安心して信じて』だなんて…やっぱり信じられないよ」

憂(ほぉ…)

唯「やっぱり…あの話、ちゃんと断ろう」

憂「そうだ、あんな奴ら信用に値しないからな」

唯「知ってたの!?」

憂「まぁな。これでお前も晴れて俺と…」

唯「……私、アンクのことも信用しないから」

憂「…なんだと?」



195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:28:16.92 ID:NDCwPugj0

・・・

とみ「あらー、唯ちゃん。おかえり」

唯「おばあちゃーん! ただいまー!」

とみ「今日は帰りが遅かったねぇ。もう日も沈んじゃって…」

唯「高校生って色々忙しいんだよ~」

とみ「そうかい、そうかい…ご苦労さま。あれ、後ろにいるのは憂ちゃんかい?」

憂「……」

唯「ううん。違うよ、私の知り合いの子」

とみ「…? そう、だったのかい? 初めまして、唯ちゃんのおウチのお隣の者です…」

憂「……」

唯「ごめんねおばあちゃん。
  この子いま気分悪いみたいなんだぁ。だからまた今度あらためて紹介するね」

とみ「あ、ああ…そうね。お大事にね」

憂「…ちっ」



196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:32:49.02 ID:NDCwPugj0

ガチャン

唯「…今まで通りにここには住まわせてあげるから安心して」

憂「この体がお前の妹の物だからだろ?」

唯「…あたりまえでしょ」

唯「アンクはただの居候ってことで、それ以上それ以下はないよ」

唯「文句はー?」

憂「色々とつけてやりたいところだが今はそんな気分じゃない」

憂「…それとお前は俺の調べ物の邪魔をするなよ? 迷惑だからなぁ」

唯「むっ…言われなくてもそんなことしないよっ!」



197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:39:30.38 ID:NDCwPugj0

憂「どうだかな、お前のことだ。どうせまた暇だからかまってくれと…」

唯「だからしないって言ってるじゃん!! しつこいよ!?」

憂「なに自棄になってるんだよ、え?」

唯「っっ…!」

唯「やっぱりアンクなんて知らない! どこにでも行っちゃえ!」

憂「住んでいいと言ったり、どこかに行けと言ったり…勝手な奴だ。
  言われなくても出て行く。今のお前と一緒にいたら息が詰まっちまうしなぁ!」スタ、スタ、スタ…

憂「…それから、この体は当然のことだが持っていかせてもらうからな。あばよ」

…ガチャン

唯「ふーんっ! アンクの…アンクのバカちんっ」

唯「……」

唯(ちょっと言いすぎちゃったかなぁ…)



198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:46:44.75 ID:NDCwPugj0

憂(しょせん馬鹿は馬鹿だったということか)

憂「使える馬鹿だと思っていたが、俺の検討違いだったようだな」

憂「…唯のことはこれからは必要な時だけ呼びだすとして……さて、寝床はどうするか」

和「唯と喧嘩でもしたのかしら?」

憂「…またお前か」

和「ふふ、どうも。それで? どうなの?」

憂「お前には関係ない。というか教えてやる義理もないが?」

和「…うちに来なさい。寝床ないんでしょう?」

憂「ふん、わかってるじゃないか。どこで寝させる気だ? 便所か? 風呂場か?」

和「ふふ、毛布ぐらいはあげるから安心して」

憂「くそが…」



200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 10:52:15.20 ID:NDCwPugj0

次の日!

唯「ほっほっほっほっ…」タッ、タッ、タ…

澪「おーい、唯ー」

唯「ん? 澪ちゃん! おはよー」

澪「ああ、おはよう。今日は早いな…でもなんで遅刻しそうにもないのに走ってるの?」

唯「えっとねー、色々と考え事があって頭の中がぐちゃぐちゃしてたから…かなぁ?」

澪「…ん?」

唯「つまり! 悩み事があるときは走っちゃえってことだよ!」

澪「何か悩み事があるのか?」

唯「うん、いっぱい。ここ最近になってからすごーく悩んでるんだ。私」

澪「…そっか、大変なんだな(きっとアンクのせいだ…! アンクのせいでこんなにも唯は…)」

澪「唯、私達はいつも唯の味方だから。仲間だからな…」

唯「ん、なんか言った? 澪ちゃん」

澪「いや、何にも言ってないよ。さ、いそごう?
  (だって…唯は放課後ティータイムの一員なんだから…アンクのやつに渡してたまるか!)」



201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:00:14.86 ID:NDCwPugj0

唯「ふいー」

姫子「唯、おはよう」

唯「おっす! 姫ちゃん」

唯「あれから最近どう?」

姫子「唯のおかげで何ともなく過ごせてるよ。ほんとにありがと」

唯「お礼なんか別にいいよぉ」

姫子「ううん、私ほんとに唯は感謝してるの。ほんとのほんとに…」

唯「…な、なんか照れちゃう」

姫子「ところであとの時、唯の妹さんもいたよね? ちょっと様子が変だったっけど…あれって」

唯「あ…」

唯(アンク…昨日、どうしてたんだろう…ちゃんと寝れたのかなぁ)



202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:05:02.70 ID:NDCwPugj0

姫子「唯? ゆーいー? おーい」

唯「…え!? な、なに?」

姫子「いや、ボーっとしてたから…大丈夫?」

唯「だ、大丈夫! ほら、この通り!」

姫子「そう…?」

和「おはよう、二人とも」

唯・姫子「おはよー」

和「…唯、一年の教室に後で行ってみなさい」ボソ

唯「え…?」

和「さ、そろそろHRが始まるわ。席に座ってましょう?」

唯「う、うん?」



203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:10:38.74 ID:NDCwPugj0

ガヤガヤ…ザワザワ…

「平沢さぁーん、お姉さんが呼んでるよー」

憂(あいつ…)

・・・

唯「が、学校に来てたんだ? アンク…」

憂「俺がここにいたら何か不都合でもあるか?」

唯「ううんっ! 別に」ニコ

憂「…まさかお前との約束を俺がちゃんと守った、とか思っているんじゃないだろうな?」

唯「違うの!?」

憂「はっ、俺がそんなに良い子に見えるか?
   俺はメダル゛なんか゛のために行動しているんだ。
   約束とかそういう類のものなんて何とも思わん」ニッ

唯「…あっそ! どうせそんなことだろうと思ってたよ! ふーんだっ」

憂「おい、唯。あいつを見ろ」



204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:15:11.54 ID:NDCwPugj0

唯「あいつ? どこ?」

憂「ほら、あそこのモップ頭だ。
  ちょうど大量の菓子を食っているあのマヌケそうな奴」

純「むしゃ…ん、ぐ…うっまぁ~!」

唯「純ちゃんのこと?」

憂「ああ。…あいつにはな、今ヤミーが関与しているんだよ」

唯「えぇ!? じゅ、純ちゃんに…すぐになんとかしなきゃ!!」

憂「待て、今すぐにどうこうしようと思うな。
  お前には見えないと思うが、あの女の頭の上にヤミーの巣が乗っかっている」

唯「うそぉ…」

憂「嘘じゃない。あのタイプのヤミーはメズールが作りだしたものだ。
  あいつのスタイルは宿主の欲望を糧に巣の中で大量にヤミーの卵を作りだすんだ。
  まぁ、成長までの時間が長いのがデメリットだが…
  一気に孵化すれば大量のヤミーが生まれる」

唯「そ、それってまずいよ!?」



205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:20:14.18 ID:NDCwPugj0

憂「グリード的には一気に大量のセルメダルを集めることができるから、都合がいいがな」

唯「自分勝手だよ! そんなの!」

憂「だから言ってるだろ。人間のことなんてどうでもいいってな」

唯「そういうところが…!」

憂「様子を見る限り、今日には卵が孵化する。覚悟しておけ」

唯「……うん」

憂「なに、こちらもあのヤミーに対しての対抗手段はある。心配するな」

唯「…アンク。私、教室に戻るね」テクテクテク…

憂(ふん、これでいい。俺とあいつの関係はこれでいいんだ。これ以上俺の調子を崩されても困るしな)



206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:25:10.15 ID:NDCwPugj0

和「あなた、友達絶対に少ないわよね」

憂「盗み聞きか? せこい女だ」

和「一つ、教えておいてあげる」

和「唯は普通の人間じゃないわよ。良い意味で、ね」

和「誰よりも優しいし、誰よりも強いの」

憂「…なんだそれは。教えてくれるのはそれだけか? アホらしい…」

和「すぐに言葉の意味がわかるわよ。アンク」

憂「しょせん馬鹿は馬鹿に違いは無いんだよ。わかりきったことだ」



207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:30:10.51 ID:NDCwPugj0

・・・

ズズズ…

紬「どう? レモンティー」

唯「ムギちゃんが淹れてくれるお茶は何でも美味しいよ~」

紬「そう、ほらお菓子もたくさんあるのよ。いっぱい食べて?」

唯「お菓子ぃ~♪ あーむっ」パクパク

澪「…ふふ」

唯「んー? どうしたの澪ちゃん」

澪「いや、こうやって唯が美味しそうにお菓子食べてると嬉しくて」

唯「? 変な澪ちゃん」モグモグ…

唯「それにしてもこのお菓子美味しいなぁ……お菓子…ん?」

唯「お菓子!!?」



208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:36:06.17 ID:NDCwPugj0

唯(そうだよっ、忘れてた…純ちゃんを助けなきゃ…!)

紬「どうしたの?」

唯「私! また用事が!」

澪「また? いいじゃないか、たまには用事なんて忘れて…」

唯「そ、そういうわけにもいかないのっ。
  どうしてもやらなきゃいけないことがあるから…」

紬(アンク…やっぱり気づいていたのね)

紬「唯ちゃん? こういうことあんまり聞きたくなかったけど」

紬「私達と用事、どっちが大切なの?」

唯「え…」

紬「答えて」

唯「え、えっと…えっと…」



209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:41:13.03 ID:NDCwPugj0

澪「唯」

紬「唯ちゃん」

唯(そんなこと言われたって…私)

唯「……えっと、ね」

唯「どっちも…大切。私には選べないよ」

唯「みんなのことは大好きだもん。
  でも、私にしかできないこと…今助けなきゃいけないものだってあるの」

紬「どうして? どうして唯ちゃんが…」

唯「…ここで用事を無視してみんなといることもできるんだよ。
  でもね、そんなことしたら私一生後悔すると思うんだ」

唯「たぶんほんとにすっごく後悔すると思う…だから私は」

唯「今私にできることをしに行くよ! それじゃあね、また明日!」ガチャリ…バタン

紬「……唯ちゃんは唯ちゃん、ということね…」

澪「ムギ…」

紬「……」



210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 11:46:37.82 ID:NDCwPugj0

広場!

純「お菓子…お菓子…はぁ、はぁ…」

純「ばくばく! はふっ、はふっ…むしゃむしゃ!」

純(もっと食べたい…! もっと! もっと!)

憂「…ラストスパートといったところか。よく食う」コソコソ

憂「さて、そろそろ唯に連絡を―――」

バキィイッ

憂「あうっ!?」

ウヴァ『こんなところで何コソコソしてんのさ。え? アンク』

カザリ『感心できませんね』

憂(なんだと…! このタイミングでっ、くそっ)



211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:00:22.48 ID:NDCwPugj0

ドカァ、バキィ!

憂「はぁ、はぁ…うぐぐ…」ヨロヨロ…

ウヴァ『無力だなぁ、アンク! 私達相手に何もできやしない!』

ウヴァ『ほら、足掻いてみろよ! このっ』ドン!

憂「っぐ…」

ガシッ

カザリ『手だけになればもっと無様な姿になりますね…くすくす』ギュ…カポッ

アンク『やめ…ろっ、貴様…! カザリぃ…!!』

カザリ『散々私達をおちょくってくれたツケが回ったんですよ。アンク』

ウヴァ『お前には借りがあるからなぁ、たっぷりお返しさせてもらうよ!』バチバチバチ…

ブウウゥゥーン…

ウヴァ『…ん?』

ドカァンッ!!

ウヴァ『うぎゃあ!!』ゴロンゴロン…ズサー



212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:05:48.67 ID:NDCwPugj0

唯「アンク! 大丈夫!?」

カザリ『!』

アンク『ゆい…!? お前っ、ここがどうして!』

唯「ん」クイ

バッタカンドロイド『バッタ!バッタ!』ピョンピョン!

唯「アンク、自分でそれ持ってたこと忘れてたの?
  全部聞こえてたんだよ。これからはもう少し独り言減らそうね」ニコ

アンク『余計なまねを…ふん』

ウヴァ『…く、くそをぉ……! よくもっ!』バッ



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:10:07.24 ID:NDCwPugj0

唯「か、かかってこーい…! 今度はやっつけるよ!?」

ウヴァ『お前は! お前はまた私達の邪魔をするのか! アンクの味方をするのかっ!』

ウヴァ『どうしてっ…どうして!!』

カザリ『妹が…妹がアンクに人質にとられているからでしょう? そうなんでしょう…?』

唯「人質じゃないよ。ちょっとのあいだ預かってもらってるだけ。
  ちゃんと返してもらうもん! ぜったいに!」

アンク(ほぉ…)

ウヴァ『お前は何にもわかってない! アンクはそんなに生易しい奴じゃないんだ!!』

ウヴァ『お前は私達と一緒にいるべきなんだよぉっ!』

唯「メダルなんかのために人を傷つけて、
  何とも思わない人たちにそんなこと言われたって信用できないよっ!!」

ウヴァ『なにぃ!?』

唯「そりゃ…アンクだってそうだけど…でも、私はあなたたちとは一緒にいられない!
  私はあなたたちを許さないよ! やっつけてやるんだからっ!」

カザリ『あ…あぁ……』ギリ…



214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:15:05.12 ID:NDCwPugj0

唯「アンク! ベルトとメダル、渡してっ」

アンク『二体のグリード相手によくここまで啖呵を切れたもんだ。おらよ!』シュッ…

パシィッ!

ウヴァ『お前ぇっ…!』

唯「覚悟はできてるよ……ん?」

ジャラジャラジャラジャラ…

メズール『ふふ、忙しいところごめんなさい。…返事を聞かせてもらいに来たわ』

カザリ『メズール!』

メズール『さぁ、私達と手を組む? 組まない? 教えて…』

唯「……」

アンク『……』

バッ! キン、キン、キン!

唯「へんしん!」

タカ! トラ! バッタ!

タ・ト・バ! タトバ! タ・ト・バ!



216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:20:02.90 ID:NDCwPugj0

オーズ(唯)「…ふんすっ!」キッ…

カザリ『そんな…』

メズール『…そう、それが答えね。わかったわ』

ウヴァ『ちっ!』

メズール『今後はあなたのことを敵と見なし、全力で潰しにかかるわ。仮面ライダーオーズ』

オーズ(唯)「望むところだよ、悪いやつは全部残らず私が返り討ちにしちゃうから」

メズール『あら、頼もしい…。よかったわね、アンク。素敵な助っ人ができて』

アンク『言ってろ…だがなメズール。
    お前らが油断できるのも今だけだと思え。こいつは強くなるぜ、確実にな』

オーズ(唯)「アンク?」

メズール『…ふふ、その時を楽しみに待っているわ。今日のところは引きましょう? ウヴァ、カザリ』

ウヴァ・カザリ『……』



218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:25:28.47 ID:NDCwPugj0

ウヴァ(唯…やれるもんならやってみろってんだ! 私はお前を全力で潰す!)

カザリ(唯先輩の…裏切り者、わからず屋…ばか!)

ジャラジャラジャラジャラ…

オーズ(唯)「…ふぅ」ペタン

アンク『お前にしては中々だった』

オーズ(唯)「ど、どうしよっ…腰抜けちゃったよぉ…えへへ」

アンク『…やっぱり馬鹿か』

オーズ(唯)「ところで゛仮面ライダーオーズ゛ってなーに?」

アンク『さぁな、お前のことだろ』

オーズ(唯)「仮面…ライダー」ボー…

アンク『…ところで、お前。ヤミーのことは忘れていないだろうな?』

オーズ(唯)「あ…ああぁぁっ!! 忘れてた! は、早くなんとかしないと!!」



219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:30:39.57 ID:NDCwPugj0

オーズ(唯)「って、純ちゃんがいないよ!?」

憂(アンク)「メズール…さっき退散したときにあの女を連れていきやがったな」

憂「だがまぁ、安心しろ。こんなこともあろうかとタカカンドロイドであの女を見張らせてある」

オーズ(唯)「さっすがアンク! それじゃあ急いで追おうよ! バイクならすぐに追いつけるはず…」

憂「…唯、お前。俺のことはもうどうでもいいんじゃなかったのか? 信用してないんじゃなかったのか?」

オーズ(唯)「……正直、信用はしてないよ。
       でもメダル集めの時ぐらいはアンクうそつかないもん。それから…」

オーズ(唯)「困っている人がいるならどうでもよくないよ。
       アンクはメダルがなくて困ってるんでしょ? それじゃあ助けるに決まってるじゃん! ね!」

憂(こいつ…本当に…)

憂(使える馬鹿だ…!)ニヤ



220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:35:36.14 ID:NDCwPugj0

港!

純「うう…ううう…!」ムシャムシャ…バク…バク…

…ピキッ

メズール『さぁ、いよいよ生まれるわ。しっかりメダルを集めてもらうわよ』

ピキピキピキピキ…

ブウウゥゥゥーン! キキィーッ!

オーズ(唯)「純ちゃん!」

憂「メズール! 残念だったな。
  手塩にかけて育ててきたお前のヤミーどもはぶちのめさせてもらう!」

メズール『あら、早いわね。もうこの場所がわかったなんて…』

タカカンドロイド『キィー!』

メズール『…そう、余計な鼠が着いて来ていたのね。どおりで…』

メズール『まぁ、いいわ。どのみち卵の孵化は始まったのだもの』

ピキピキピキピキ…ピキッ



221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:40:09.16 ID:NDCwPugj0

純「ばくばく…むしゃむしゃ…」

オーズ(唯)「純ちゃん! それ以上食べちゃダメだよー!!」

憂「もう遅い…来るぞっ」

ピキピキピキピキ、バリーン!!

ロブスターヤミーs『グギョギョギョギョッッッッッ』

ワラワラワラワラ…

オーズ(唯)「な、なにあの数!? 1、2、3、4…か、数えきれないよ!? 何匹!?」

憂「とにかくいっぱいだ。数える必要はない!」

純「う、うぎゃあああ!! 化物おおおぉぉ!!! …う、う~ん」バタリ…

オーズ(唯)「純ちゃん! よ、よかった。
       気絶しただけみたい…どこか安全なとこに移さなきゃ!」タタタ…

憂「おい、唯! くそっ、あいつはまた勝手に…!」

メズール『ふふ…それじゃあ、アンク。せいぜい頑張りなさいな』ジャラジャラジャラ…



222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 12:45:11.92 ID:NDCwPugj0

憂「ちっ…唯!」

オーズ(唯)「ご、ごめん! 今安全なところに純ちゃん置いてきたから!」

ワラワラワラワラワラ…

ロブスターヤミーs『ギヂヂヂヂヂヂヂヂイイイイイィィィィ…』ワシャワシャ

オーズ(唯)・憂「……」

オーズ(唯)「…あんなにいっぱい…倒せるの? ほんとに…」

憂「…ああ、お前次第だ。唯」ス

オーズ(唯)「そのメダルは?」

憂「クワガタとカマキリのメダル。
  …こいつを今お前が装備している頭部と腕部のメダルと交換することで
  お前は昆虫系のコンボ形態へ変身することができる」

オーズ(唯)「…へー、スゴいの? それ」

憂「…まぁな」



223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:00:13.93 ID:NDCwPugj0

オーズ(唯)「…アンク、メダル渡して」

憂「構わないが、どうなっても知らんぞ」

オーズ(唯)「対策あるって言ったのアンクじゃん…
       これしか手段がないっていうのならやるっきゃないよ! やるしかないよ!」

憂「…ほらよ」

オーズ(唯)「ありがと、アンク」

憂「死んでもメダルなくすなよ。ベルトもな」

オーズ(唯)「…ちぇ、はいはい」

憂「…まぁ、死なない程度にせいぜい頑張るんだ。唯」

オーズ(唯)「……い」カシャ…チャリン、チャリン

オーズ(唯)「いくよ!」キン、キン、キン!


クワガタ! カマキリ! バッタ!

ガータ・ガタガタキリッバ! ガタキリバッ!



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:05:26.68 ID:NDCwPugj0

オーズ・ガタキリバ(唯)「……」バチ、バチバチ…バチィ…ジジジ

憂「精一杯暴れてこい。唯」ニヤ

オーズ・ガタキリバ(唯)「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」ドドドドド

ロブスターヤミーs『ギギチヂヂヂイイイィィィ!!!!』グオオオオオ!

オーズ・ガタキリバ(唯)「ああああああ!!!」…ブゥン、ブゥン、ブゥン

オーズ・ガタキリバ(唯分身s)「「「「「わあああああ!!」」」」」ドドドドド

憂(ガタキリバコンボの固有能力、分身…この大量のヤミーどもを相手にするなら打ってつけのコンボだな)

ロブスターヤミーs『ギャアアアオオオオオオオウウウウウ!!!!』ガブッ、ザクッ

オーズ・ガタキリバ(唯&分身s)
「「「「「やああっ! てぇーい!! そりゃあぁっ!!」」」」」スパァン、ザシュゥッ、ドカン!

オーズ・ガタキリバ(唯)(はぁ、はぁ、はぁ…! まだ…まだまだだよっ…!)



226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:10:58.75 ID:NDCwPugj0

オーズ・ガタキリバ(唯分身s)「「「「「たあぁぁっっ!」」」」」ズバァァァァンッッ!

ロブスターヤミーs『ギチチチチイイイイイ…!?』シュゥゥ…

オーズ・ガタキリバ(唯)「はぁ、はぁ…もう……1匹…!」

オーズ・ガタキリバ(唯)「…っ……!?」クラ…

…ガッ!

オーズ・ガタキリバ(唯)(ま、まだ倒れるわけには…いかないんだよ! まだ…!)

ロブスターヤミー『ギギギギギギギギギイイイイイイアアアアア!!』グオオッ!

憂「ラストだ! 唯、決めてやれ!」

オーズ・ガタキリバ(唯)「わああぁっ!」スキャニングチャージ!

オーズ・ガタキリバ(唯分身s)「「「「「ふんすっ」」」」」スキャニングチャージ!

シュッ…

オーズ・ガタキリバ(唯&分身s)
「「「「「ひっさつぅぅ…ガタキリバキック!! せいやぁーーーーっっっ!!!」」」」」ゴオオォォオオッッ!

ロブスターヤミー『グ…グゲゲ…グゲエエエーーーーーーッ!!?』ドカーン!



228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:15:18.87 ID:NDCwPugj0

チャリン、チャリン、チャリン、チャリン…

オーズ・ガタキリバ(唯)「…ふぅ、アンク。終わったよ―――――」

バタリ…

憂「…ふん、お前にしては上出来じゃないか」

唯「へ、へへへ…」

唯「……ねぇ、アンク」

憂「なんだ」

唯「私、私ね…絶対諦めないから」

憂「は?」

唯「いつか…いつか憂を取り戻すとき…
  アンクを倒さなきゃいけなくなったとしてもね…
  絶対に、絶対…アンクを倒してでも、私の…私の憂を助けるから…」

憂「……」

憂「できたら褒めてやる」

唯「約束、だよ…?」ニコ…



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:20:26.92 ID:NDCwPugj0

・・・

梓「……」

律「なんだよ、煮え切らない顔してるぜ。梓」

梓「律先輩こそ」

澪「唯…どうしてわかってくれなかったんだ…」

紬「……」

紬「みんな? みんなの気持ちは痛いほどわかるわ。でももう仕方がないこと」

律「そうだな、仕方がないよ」

澪「唯は…唯は敵なんだ…私達の……」ギリ…

梓「いいえ、もう唯先輩じゃありません。あの人…ううん、あいつは゛オーズ゛。敵です」

紬「ふふ、いい顔になったわね。…まぁ、とりあえず」カチャカチャ…

コト…

紬「お茶にしましょう?」



230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:25:19.42 ID:NDCwPugj0

数日後!

和「ずっと寝たきりだったから心配したのよ? 唯」

唯「えへへー、ごめんね。もう無茶はしないよ」

憂「いや、無茶しろ。まだ足りないくらいだ、お前は」

唯「む! アンクなんていつも見てるだけじゃん!」

憂「俺は頭を使っているからいいんだよ。どこぞの馬鹿と違ってなぁ」

和「ところで唯…本当にアンクをまた家に住まわせるつもりなの?」ヒソ

和「…こんな奴よ? また何かあるかもしれない」

唯「大丈夫だよ、和ちゃん。きっとなんとかなる! それに近くにおいた方が監視もしやすいし!」

和「監視って……ふふ、わかった。唯がそう言うのなら止めないわ」



232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:31:01.29 ID:NDCwPugj0

唯「アンク!」

憂「なんだ」

唯「…何でもなぁい」ニコニコ

憂「何をにやにやと…気色悪い奴だ…」

唯「えへへ」

憂「それより、こんなところでのんびりしている場合じゃないぞ。唯」

唯「ふぇ?」

憂「ヤミーの目撃情報があった。すぐに向かう」

唯「わ、私も!?」

憂「当たり前だ。馬鹿」

唯「ひ…人使い荒すぎだよぉ……」

憂「ふんっ」



233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:35:08.06 ID:NDCwPugj0

「た、助けてー!」「きゃあー!!」

ヤミー『欲望だ…もっとお前らの欲望を!!』

ブウウゥゥーンッ、キキーィッ!

唯「そこまでだよっ」

ヤミー『ん…? なんだお前たちは』

憂「さぁな。…教えてやれ、唯」

唯「゛仮面ライダーオーズ゛の平沢唯と平沢憂あらため゛グリード゛のアンク!」バッ

ヤミー『なんだと…?』

唯「いくよっ、へんしん!」

タカ! トラ! バッタ!

タ・ト・バ! タトバ! タ・ト・バ!



おわり



おわり?



236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:49:19.18 ID:NDCwPugj0

とりあえずこれで終わり。見てくれた人、支援、保守してくれた人、感謝です

まだオーズも序盤だということもあるし、色々とわかっていない設定とかあって書くのが難しかった
完全オナニーSSだったが話は楽しんで書くこともできたしとっても満足できましたわ

ただ・・・今日のオーズ見逃したのが・・・辛すぎる・・・




237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 13:52:31.77 ID:5XSMjKlW0

面白かった
ストーリー進んだらまた書いてくれ



238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 14:08:35.67 ID:s+A4Ml5OO

キリのいい所で終わったな
乙っした



240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/31(日) 15:15:37.00 ID:+MAXL7KPO

乙。まぁまだオーズは始まったばかりだしな
こういうのも 嫌いじゃないわ!!






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