SS保存場所(けいおん!) TOP  >  非日常系 >  けいおん!の真鍋和ちゃんは雛祭りを楽しんじゃう可愛い#3

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






けいおん!の真鍋和ちゃんは雛祭りを楽しんじゃう可愛い#3 【非日常系】


http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1330703962/l50

けいおん!の真鍋和ちゃんは過去スレ可愛い




301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:25:20.95 ID:E7qo0R1e0

久々にSS書いたので投下するのど



真っ先に私の目に飛び込んできたのは、天井。
さっきまで見ていたものより年月を経た色合いのそれは、
熱に浮かされていた私の意識を引き戻すには十分だった。

和「夢、か」

夢を見ていた。
中学生のとき、私が熱を出して休んでいると、唯が毎日プリントを届けてくれたときの夢。

昔のことを夢に見るのは、私にしては珍しいことだった。
それこそ、今回のように熱を出して寝込まない限りは。

高校三年生、受験生になって早々これじゃ、先が思いやられるというものだ。





303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:27:16.47 ID:E7qo0R1e0

それにしても、体調が悪い時には自然と弱気になるものなのかもしれない。
眠りに就く前は何とも思わなかったのに、今はどうしようもなく一人が不安で仕方ない。

多分、夢の中の景色との落差もあるのだろう。
所詮夢の中の話に過ぎないのに、隣に唯がいないことがどうにも寂しくてたまらない。

あの時は、目が覚めたらそこに唯がいてくれた。

時計を確認するけど、もう学校も終わっている時間だ。

今頃、唯は部活に励んでいることだろう。
日ごろの軽音部を「励んでいる」と形容していいものか疑問ではあるけれど。

もうあの頃とは違うのだ。
お互いを取り巻く環境も変わったし、交友関係だって変わったし、
ここに唯がいないのは仕方のないことなのだろう。



305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:28:24.19 ID:E7qo0R1e0

思考がぐるぐると渦巻く中、それを中断させたのは
玄関から一直線にこちらへと向かってくるどたどたという足音だった。

この足音が、誰のものかなんてすぐにわかる。
ただ、予想外の出来事で、動揺してしまう。

騒々しく私の部屋へと入り込んできたあの子は、髪の毛はぼさぼさで苦しそうに息を切らせていた。

唯「和ちゃん、大丈夫!?」

和「唯、あなた……」

唯「ごめんね、ノート写してたらこんな時間に……」

和「いや、そうじゃなくて、部活は?」

唯「え、休んだけど」

さも当然と言わんばかりの返事。
その声色は、何故そんなことをわざわざ聞くのかといった風情だ。



307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:30:24.29 ID:E7qo0R1e0

彼女の鞄の中からノートを取り出しつつ、唯は言葉を続けた。

唯「だって、和ちゃんが風邪なんだよ? 軽音部のみんなもクラスのみんなもお大事にって」

そう言うと、唯はこちらに「今日の分のノートだよ」と数冊のノートを差し出してくる。

唯自身のノートに、ルーズリーフが数枚挟まっている。
ぱらぱらと中を確かめたところ、どうやら、唯のノートのミミズがのたくっている部分の補完のようだ。

唯「えっと、その……頑張って、聞いてはいたんだけど、ね……?」

確かに、他のページと比べれば落書きもなく、随分真剣に授業を聞いていたということはよくわかった。
思わず苦笑が漏れるけれど、同時に喜びも湧き上がってくる。

和「わざわざ、ありがとうね」

申し訳ないといった風情で頭をかいていた唯の顔がぱあっと輝く。
えへへと笑って、それからやる気に満ち溢れた表情になってこちらを見つめてくる。

唯「さあ和ちゃん、何かしてほしいことはない!? あ、そうだ、お粥でも作ろうか!」

和「気持ちだけ受け取っておくわ……」

まだお腹はすいてないし、何となく唯を台所に立たせるのは不安だった。
いざって時のために、そのうちまた唯と一緒に料理の練習でもしようか。



308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:31:23.05 ID:E7qo0R1e0

唯「えー……うーん、じゃあ何があるかなあ」

あごに手を当てて考え込んでいる唯を見て、ふとある考えが私の脳裏に浮かび上がった。
それこそ、いつもだったら恥ずかしくてきっと出来ないような願い事。

和「そうね、じゃあ、歌を歌って?」

唯「歌?」

和「……子守唄」

頭の中で考えるだけで恥ずかしかったのだから、声に出すと尚更だ。
それでも、その提案は今の私にとって魅力的だった。

唯「今日の和ちゃんは甘えん坊さんだねぇ」

それを聞いて唯はからかうように笑う。
私の頬が少し熱くなるのがわかる。

和「いいでしょう、たまには」

唯「たまには、じゃなくても大歓迎だよ」

笑顔からはからかいの色が消え、代わりに優しげな微笑みとなり、そして唯は歌いだした。
いつも話している時の声とは違う、それでも心地良い歌声。

多分、今度は夢から覚めてもさみしくない。



310 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:32:00.68 ID:E7qo0R1e0

以上でした。
長々失礼しましたのど




312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:34:33.20 ID:jOv5N+9/0

乙のど!
あまえんぼ和ちゃんかわいい



313 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 03:36:14.96 ID:Vp2Ahh2GO

おつおつ






関連記事

ランダム記事(試用版)




けいおん!の真鍋和ちゃんは雛祭りを楽しんじゃう可愛い#3
[ 2012/03/06 21:42 ] 非日常系 | 唯和 | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6