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律「終末の過ごし方」#8 【非日常系】


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律「終末の過ごし方」#index


471 名前:にゃんこ:2011/08/16(火) 21:35:21.06 ID:bAeskBad0






梓は笑顔になったけれど、その涙が完全に止まるまでには、もう少しだけ時間が掛かった。
笑顔を取り戻したとは言っても、心の中に残るしこりを取り除くには、まだ涙が必要みたいだ。
好きなだけ、泣いたらよかった。
泣いた先に晴れやかに笑えるんなら、泣かずに耐えるよりその方がずっといい。
涙は必要なもので、どんな涙にも意味があるはずなんだ。

昨日、私が澪の前で訳も分からず流してしまったあの涙にも、きっと意味があるはずだ。
私は多分、あの涙の理由を分かりかけてきていた。
澪に伝えたい言葉もほとんど固まってる。
答えは、出ていた。
後はそれを声に出して、その答えを澪の耳と心に伝えるだけだ。
その答えを他人が聞けば、大概が馬鹿な答えだって笑うかもしれない。
確かに自分で出した答えながら、馬鹿な答えを出したもんだと思わなくもない。
それでも、よかった。

馬鹿な答えでも、それが私の答えだし、
軽音部の皆なら、その答えを笑って受け入れてくれると思う。
澪がどう受け取るかは分からないけど、
できれば澪もその答えを笑顔で受け取ってくれれば嬉しい。
受け取ってくれる……、と思う。
自信過剰かもしれないけど、澪が涙を流した理由は私と同じはずだから……。

そうやって梓の腕の中で私が澪への想いを再確認し終わった頃、
若干震えが止まった梓が私の身体を解放してから、落ち着いた声色で言った。

「ありがとうございます、律先輩……。
 やっとですけど……、落ち着きました。
 長い間、無理な体勢をさせてしまって、ご迷惑をお掛けしました」

「気にするな」

言ってから、私はしばらくぶりに梓の顔を正面から見る。
瞼を泣き腫らしてはいたけど、梓は照れ臭そうに笑っていた。
長く涙を流してしまった事を、少し気恥ずかしく感じてるんだろう。
梓があまり見せる事が無い可愛らしい照れ笑い。
その表情を見て、梓は笑顔を取り戻せたんだな、と私は胸を撫で下ろす。
残り少ない時間、笑顔を失くしたまま終わらせるなんて悲し過ぎるじゃないか。

勿論、深刻に世界の終わりについて考え続けて、
哲学的な答えを出したりするのも一つの生き方だろう。
そういう生き方を否定しないし、立派だとも思うけど、その生き方は私達には似合わない。
皆が笑顔で、お茶をしたり、雑談に花を咲かせたり、
そんな普段通りのままで世界の終わりを迎えるのが、私達の生き方なんだ。

多分、世界が終わる詳しい理由も分からないまま、その日を迎えるんじゃないだろうか。
正直言って、テレビで世界が終わる理由を何度説明されても、よく分からなかったしな。
とりあえず隕石やマヤの予言とかとは、一切関係ない事だけは確からしいけどさ。

まあ、世界が終わる理由なんてのは、別に知っても仕方がない事だ。
理由を知ったところで世界の終わりを回避できるわけでもないし。
そんな事よりも、今の私には気になる事がある。
私にとっては、世界の終わる理由よりもそっちの方が何倍も重要だ。
軽く微笑んでから、私は梓の耳元で囁く。



472 名前:にゃんこ:2011/08/16(火) 21:36:27.91 ID:bAeskBad0

「梓、ちょっと後ろ向いてくれるか?」

「え、何ですか、いきなり?」

「ほら、早く早く」

「はあ……。分かりましたけど……」

狭いスペースだったけど、その場で梓が器用に半回転してくれる。
梓のうなじがちょうど私の目の前に来る体勢になる。
私は「ちょいと失礼」と手を伸ばして、梓の両側の髪留めをクルクル回して解いた。

「え? 律先輩……?」

「櫛は部室にあるから、手櫛で失礼」

「えっ……と……?」

「おまえさ、自慢のツインテールがボサボサだし、左右の位置も変になってんだよ。
 気になるから、私に結び直させてもらうぞ」

「別にツインテールが自慢なわけじゃ……って、そうじゃなくて!
 いいですって! 自分で結び直しますから! 大丈夫ですから!」

「何だよー、可愛くない後輩だなあ。
 こういう時くらい、先輩の思いやりに身を任せたまえ、梓後輩」

私が言うと、少しだけ抵抗していた梓の動きが止まる。
私に結び直させてくれる気になったのか?
そう思った瞬間、梓が妙に重い声色で呟いた。

「大雑把な律先輩に、ちゃんと髪を結べるんですか?」

「中野ー!」

後輩の生意気な発言にいたく憤慨した私は、梓の首筋に自分の腕を回して力を入れる。
私の得意技、チョークスリーパーの体勢だ。
梓も私にそうされる事が分かってたらしく、
特に抵抗もせずに私のチョークスリーパーに身を任せた。
と言うか、チョークスリーパーに身を任せるって、言い得て妙だな……。
少しずつ力を込めると、チョークスリーパーって技の性質上、必然的に私達の顔は間近に近付いていく。

間近に見える梓の顔は笑うのを我慢してるように見えた。
どうもさっきの発言は冗談だったらしい。
私の方もいたく憤慨したってのは嘘だけどさ。
しばらくそのままの体勢でいたけど、先に根負けしたのは私の方だった。
気付けば私は笑顔になってしまっていて、梓も私につられて晴れやかな笑顔に変わっていた。

「ありがとうございます、律先輩」

何度目かのお礼の言葉を梓が口にする。
嬉しい言葉だけど、流石に何度も言われると私も背中がむず痒くなってくる。

「もう礼の言葉はいいって、梓」

「でも、伝えたいですから。
 何度だって、言葉にしたいんです。
 こんなに安心できたのはすごく久し振りで、すごく嬉しいんです。
 律先輩が私の先輩でいてくれて、本当に嬉しいんです。
 もうすぐ世界の終わりの日なのに、安心できるって変な話ですけど、でも……。
 私……、幸せです」



473 名前:にゃんこ:2011/08/16(火) 21:37:51.81 ID:bAeskBad0

幸せなのは私も一緒だ。
梓とすれ違ったまま世界の終わりを迎えなくて、すごく幸せだった。
もうすぐ死ぬ事は分かってるけど、この幸せな気持ちは無駄にはならないはずだ。
よくもうすぐ死ぬのに、短い幸福なんて無意味だって言葉を聞く。

でも、残された時間が短い事と、幸せ自体は何の関係も無い事だと私は思う。
短い時間の幸福が無意味なら、結局は長生きして得た幸福だって無意味って事になる。
長かろうと短かろうと、最終的には死ぬ事で何もかも失われるんだから。
どうやっても、人は死んでしまうんだから。
だから、私は短い時間の幸せでも無意味だなんて思わない。思いたくない。
そのためにも、私は梓に訊いておかなきゃいけない事があった。

「なあ、梓。
 キーホルダー……、一緒に捜すか?」

軽く、囁いてみる。
失くしてしまったキーホルダーを見付けだす事も、梓には大きな幸せになるだろう。
その幸せを梓が求めるんなら、私もその力になりたいと思う。
残りの時間、キーホルダーを捜す事に力を尽くすのも、一つの道だ。
だけど、梓はゆっくりと首を横に振った。

「いえ……、もういいんです。
 一週間ずっと、これだけ捜しても見つからないって事は、
 誰かに拾われるかなんかして、もう何処か遠い所にあるのかもしれませんしね。
 それに……、キーホルダーが無くても、先輩達は私を仲間でいさせてくれる。
 それを律先輩が教えてくれたから……、だから、もう大丈夫です」

完全に吹っ切れたわけじゃないんだろう。
梓のその声は寂しげで、少し掠れて聞こえた。
でも、今度こそ、その梓の言葉は信じられる。
まだ無理はしてるんだろうけど、梓はキーホルダーという形のある絆の品じゃなくて、
私達との絆そのものっていう形の無いものを信じてくれる事にしたんだ。

形の無いものを信じるのは恐いし、不安になってしまうから、
そりゃ少しの無理はしないといけない。無理をしなきゃ信じ続けられない。
だけど、梓はそれを信じてくれる。
信じるために、今の寂しさも耐えてくれる。
何だか急に、そんな梓が愛おしく思えた。
私はチョークスリーパーの体勢を解いて、抱き締めるみたいに梓の背中から両腕を回す。

「ありがとな」

信じてくれて。
後半の方は言葉にしなかった。
照れ臭いのもあったし、その言葉を伝えるのも今更な気がした。
でも、言葉にしなくても、今だけは梓に私の気持ちが伝わってると思う。
不意に梓が明るく微笑む。

「だから、お礼を言いたいのは私の方ですよ、律先輩。
 これじゃ逆じゃないですか」

「そう……かな。そうかも……な。
 でも、私からも礼を言いたくてさ。ありがとう、梓」

「私こそ……って、これじゃきりが無いですね」

「そうだな。じゃあ、最後に梓が私に感謝の気持ちを示してくれ。
 お礼の言い合いっこはそれで終わりにしようぜ?」

「感謝の気持ちを示すって……、どうすればいいんですか?」

「梓の髪を私に結び直させてもらう。
 私に感謝してるんなら、それくらいの事はさせてもらおうじゃないか、梓くん」

「そうきましたか……。
 いいでしょう。それくらいは我慢してあげます」

よっしゃ、と声を上げて、私は梓から身体を離して少し距離を取る。
解いた梓の髪は真っ黒でまっすぐで、女の私から見てもすごく綺麗に思えた。
手を伸ばして、手櫛で丁寧に梓の髪を梳いていく。
少し痛んでるのに、梳く指に引っ掛かりがほとんど無い。
もしかしたら、これは澪よりもいい髪質かもしれないな。
ちょっと悔しくなって、ぼやくみたいに呟いてみる。



474 名前:にゃんこ:2011/08/16(火) 21:38:28.96 ID:bAeskBad0

「ちくしょー。
 マジでまっすぐな髪だな。生意気な奴め」

「羨ましいですか?」

「んまっ、本気で生意気な子ね!
 でも、まあ……、羨ましい事は羨ましいけど、そこまででもないかな。
 ストレートはストレートで苦労があるみたいだし、あんまり髪を伸ばすつもりもないしさ」

「そう言う割には、律先輩も髪の扱いが意外と上手じゃないですか」

「ふふふ、まあな。
 暇な時、澪の髪を結ばせてもらってるし、髪の扱いにかけてはそれなりの腕前だと思うぞ。
 だからさ、気になるんだよ、梓みたいに綺麗な髪が傷んでるとさ。
 澪の奴も精神的に追い込まれるとそれが髪質に出る奴だから、余計に気になるんだよな」

「ご心配……、お掛けします」

申し訳なさそうに梓が縮こまり、頭を小さく下げる。
その梓の頭を撫でて、私はそれを軽く笑い飛ばしてやる事にした。

「気にするなって。
 まあ、でも、深夜に一人で外を出歩くのだけは頂けないけどな。
 キーホルダーの事が気になるからって、いくら何でも危ないだろ。
 ただでさえ梓は……」

可愛いんだから。
そう言おうとしてる自分に気付いて、慌ててその言葉を止めた。
流石にその言葉を梓自身に届けるのは恥ずかし過ぎる。
私は一息吐いてから、訂正して言い直す。

「小学生みたいに小さいんだからな」

「なっ……!
 律先輩だって、人の事言えないじゃないですか!」

「私はおまえよりは大きい」

「年の差です!」

梓が頬を膨らませて拗ねる。
って、年の差……か?
見る限り、梓は一年の頃から全然成長してないように見えるんだが……。
この調子じゃ、今後どれだけ年月を経たとしても、成長しなさそうだぞ。

いや、私も人の事は言えないくらい、一年の頃から成長してないんだけどな……。
……何か悲しくなってきた。
梓も自分が全然成長してない事を自覚してるみたいで、物悲しそうに沈黙していた。
発育不良な二人が、揃って大きく溜息を吐く。

いやいや、今は私達の発育の事なんてどうでもいい。
私は梓の右の髪を結びながら、できるだけ声色を明るく変えて言った。

「でも、危ないのは確かだ。
 もうあんな事するのはやめてくれよ、梓。
 と言うか、深夜に私の家の前を通ったのは梓で間違いないんだよな?
 まだおまえから本当のところを聞いてないけど」

「はい……。律先輩が見たのは、確かに私だと思います。
 深夜、キーホルダーを捜して、走り回ってましたから……。
 見間違いだなんて言って、すみませんでした……」

「それはいいけどさ。
 私はさ、梓の事が本当に心配だったよ。
 私だけじゃない。
 ムギも、唯も、澪も、憂ちゃんや純ちゃんもおまえを心配してたんだからな」

「純……も……?」

意外そうに梓が呟く。
それは純ちゃんが梓を心配してるのが意外なんじゃなくて、
私が純ちゃんの事を話題に出すのが意外だと感じてるみたいだった。
確かに私と純ちゃんって、あんまり関わりがなさそうだからなあ……。



475 名前:にゃんこ:2011/08/16(火) 21:52:15.28 ID:bAeskBad0



此度はここまで。
激動の展開だったので、ちょっと一休み。

しかし、単にりっちゃんが好きだからという理由だけで主人公にしましたが、実に主人公に相応しくて助かります。
今更ですが。
普通の子で、ボケも突っ込みもできて、悪意がなく、悩むけど前向きで人の事も考えられて、自分の事を客観視もできるなんて。
何と言う主人公としての完璧超人。




476 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/16(火) 22:15:23.01 ID:ohMqE1/SO


こうやってみんなに笑顔が戻って元の関係に戻っていくのっていいな~
梓編はこれで解決なのかな
梓編の次は誰編になるんだろう



477 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/16(火) 23:58:14.79 ID:UlKTUHYM0

おつー
俺もりっちゃん好きだ
元気で行動力もあるもんね



478 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/08/17(水) 00:35:49.77 ID:qASyCx0J0

面白かった




479 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/08/17(水) 01:43:34.57 ID:gOgiBPW4o

こういう役はりっちゃんが一番合うな
なんたって部長だし
そろそろおれの唯の出番?





480 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 21:55:32.89 ID:Wnnpcz4x0

でも、私と純ちゃんが無関係に見えても、決して無関係じゃない。
いちごが言ってたみたいに、私達は自分でも知らない何処かで知らない誰かと必ず繋がってる。
何かと無関係ではいられないんだ。
特に私と純ちゃんには梓っていう大きな繋がりがある。
それだけで私と純ちゃんは、深い所で繋がり合ってるって言えるかもしれない。

今回、私はその繋がりに助けられ、梓の悩みを晴らす事ができた。
それは梓を大切に思う人間が多いって証拠でもある。
梓がそんな風に大切に思われるに足る子だから、
誰もが梓を放っておけなくて、結果的に梓自身を救う事になったんだ。

私はそれを梓に少しだけ伝えようと思った。
梓の悩みは私達の悩みでもあるんだって。
梓が悩んでいると、皆が梓を助けたくなるんだって。
梓は愛されてるんだって。

勿論、純ちゃんとの約束もあるから、
必要以上の事を伝えるわけにはいかないけど。
それでも、私は伝えるんだ。梓は一人じゃないんだと。

「この教室に来る前に、純ちゃんと話をしたんだよ。
 梓が二年一組に居るって教えてくれたのも純ちゃんなんだぜ?
 軽音部の部室から飛び出すおまえを見かけたって言ってた。
 声も掛けたって言ってたけど、気付かなかったのか?」

「いえ……。無我夢中で走ってて、純が見てたなんて全然気付きませんでした。
 でも、そうなんだ……、純が……。
 純に……、悪い事しちゃったな……」

「後で純ちゃんに謝って……、いや、お礼の方が喜ぶな。
 お礼を言っとけよ、梓。
 純ちゃんが教えてくれなきゃ、私はこの教室まで来れなかった。
 梓の悩みを聞き出す事もできなかったんだ。
 今お前と私が笑えるのは、純ちゃんのおかげでもあるんだ」

「そうですね……。
 いつもは好き勝手な事してるのに、純ったら……。
 こんな時だけ……、こんな時だけ気が効くんだから……」

「いい友達だな」

「……はい!」

梓が感極まった様な大きな声を出す。
もしかしたら梓はまた少し泣いているのかもしれなかった。
でも、それはもう悲しい涙じゃなくて、胸が詰まるみたいな嬉しい涙なんだ。
少しだけ気難しい面がある梓にも、純ちゃんみたいな素敵な友達がいるんだな。
私はそれが嬉しくなって、梓の左側の髪を結び終えてから続けた。

「おまえが思う以上に、純ちゃんっていい子だぞ。
 純ちゃんさ、おまえの知らない所で軽音部の新入部員を見つけてくれたらしい。
 それも二人もだぜ。
 入部してくれるのは来年度からみたいだけど、これで来年の軽音部も安泰だな」

「本当ですかっ?」

「ああ。でも、私が言ったって純ちゃんには内緒な。
 純ちゃんから、新入部員の事は梓には内緒してくれって頼まれてるんだよ。
 勿論、その新入部員が誰かも内緒なんだ。
 だから、どうかここはご内密に頼むぜ、お代官様」

「そうですか……。二人も新入部員が……。
 何だか……、来年度がすごく楽しみになってきました。
 見てて下さいね、律先輩。
 来年度の軽音部は、今の軽音部より絶対すごい部にしてやるです!」

「その意気だ」



481 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 21:56:07.34 ID:Wnnpcz4x0

私が不敵に微笑んでやると、梓も私の方に振り向きながら柔らかく微笑んだ。
勿論、二人とも分かってる。
来年度は、多分、無い事を。
それでも、私達は笑うんだ。
私達が私達でいられるために。

「よし、完了」

手櫛でもう少しだけ髪を梳かしてから、梓のその場に立ち上がらせる。
私も立ち上がって、私に背を向けていた梓を私の方に向かせた。
何となく、嬉しくなる。
そこには若干疲れた感じがするけど、普段と変わらない梓の姿があったからだ。
普段と変わらない梓の姿だけど、そんな普段の梓の姿を見るのはすごく久し振りだ。

梓が自分の髪の位置を手で確認しながら、軽く笑って言う。

「ありがとうございます、律先輩。
 髪の位置も完璧じゃないですか。
 大雑把だと思ってましたけど、律先輩の事、見直しました!」

「素直に褒めるって事を知らないのかい、梓ちゃん。
 それに見直したって事は、これまでは見損なってたって事かよ。
 まあ、いいけどさ」

軽口を叩き合う私達。
やっぱりあんまり部長と部員の関係って感じがしないな。
どっちかと言うと、同級生の部員同士っぽい。

でも、まあ、それもいいか。
それも私と梓が付き合ってきた二年間の結果なんだ。
求めてた関係とはちょっと違うけど、こんな友達みたいな関係も悪くない。
いや、友達みたいな、じゃない。
私と梓は友達だ。
友達で、いいんだと思う。

急に梓が少しだけ寂しそうな顔になる。
世界の終わりの事を思い出したのかと思ったけど、そうじゃなかった。

「あーあ……。
 考えてみたら、何だか勿体無い事しちゃいましたね……」

自嘲的に梓が小さく呟く。
悲しんでるわけじゃなく、自分に腹を立ててるわけでもなく、
ただ自分のしてしまった事を少しだけ後悔してるみたいに。

「私……、一週間も一人で何を抱え込んでたんでしょうか。
 キーホルダーを失くした事……、早く律先輩達に伝えればよかったなあ……。
 律先輩達を信じればよかったのに、自分を信じられればよかったのに、
 それができずに深夜に駆け回ったりまでして……、必死に捜し回って……。

 そんな私のせいで皆に心配掛けちゃって……、
 律先輩にまで勿体無い無駄な時間を掛けさせてしまって……。
 私が……、信じられなかったせいで……」

梓が小さい身体を更に縮ませるみたいに小さくなる。
一つの悩みは晴れたけど、
その副産物として、今度は自分の掛けた迷惑について罪悪感を抱いてしまってるんだろう。

梓は責任感の強い子だ。
自分のミスや失敗を抱え込んで、たまにそれに押し潰されそうになっちゃう子だ。
今までの私なら、そんな梓を心配そうに見つめる事しかできなかっただろうけど……。

でも、もう大丈夫。
梓は私を信じてくれた。
後は私が梓を信じて、梓に自分自身を信じさせてあげるだけだ。
私は手を伸ばして、梳いたばかりの梓の頭頂部をくしゃくしゃにしてやる。



482 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 21:59:42.15 ID:Wnnpcz4x0

「ちょ……っ? 律先輩……っ?」

「馬ー鹿。
 確かにおまえのせいで長い事悩まされたけど、それは別に無駄な時間じゃなかったよ。
 勿体無いなんて事も無い。こんな時だけど、私自身や軽音部の事について深く考えられた。
 それはおまえのせいで……、おまえのおかげだ」

「どうして……」

また泣きそうな顔で、梓が掠れた声を上げた。

「どうして律先輩は……、そんなに優しいんですか……?
 私の事なんて……、もっと責めてくれてもいいのに……」

「生憎、私には人を責める趣味はないのだ。
 それにさ、優しいのはおまえもだよ、梓。
 キーホルダーの事でそんなに悩んだのは、私達の事を大切に思ってくれてたからだろ?
 そんなおまえを責められないし、それに……」

「それ……に……?」

「まだ取り戻せる。
 思い悩んだ分、心配掛けちゃった分なんて、いくらでも取り戻せるよ。
 だから、梓さえよければさ、今日、私んちに泊まりに来ないか?
 何ならムギや純ちゃんも誘って、皆で色んな話をしようぜ。
 私の部屋で布団並べてさ、「好きな子いる?」って話し合ったりとか」

私の言葉に、梓は呆気に取られたみたいにしばらく沈黙していた。
まさか私がそんな話を始めるなんて、考えてもなかったんだろう。
実を言うと、私も自分がこんな話をするなんて思ってなかった。
泊まりに来ないかって言葉も、その場の勢いで言っただけだ。
でも、勢いながら、いい提案だって自分で自分を褒めたい気分でもある。

そうなんだ。
勿体無い事をしたと思うんなら、取り戻せばいいだけなんだ。
それを自覚して一緒の時間を過ごせれば、
勿体無かったと思える時間以上の充実した時間を過ごせるはずだ。

「もう……」

梓が呆れた表情で小さく呟く。
でも、その表情の所々からは、隠し切れない笑顔が滲み出ていた。

「それじゃ修学旅行じゃないですか、律先輩」

「お、それ頂き。
 いいじゃんか、修学旅行。
 梓とは一緒に行けなかったわけだし、私達だけの修学旅行って事でどうだ?
 勿論、梓の予定が合えばだけどさ」

「……仕方ないですね。
 律先輩がそこまで言うなら、付き合ってあげます。
 やりましょう。律先輩の家で、私達だけの修学旅行を」

「よっしゃ。そうと決まれば早速ムギ達を誘いに行こうぜ。
 折角だから、夕食は私が腕に縒りを掛けて用意しよう。
 何かリクエストないか?
 何でも梓の好きな物を作ってやるぞ」



483 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 22:00:24.40 ID:Wnnpcz4x0

「じゃあ……、ハンバーグをお願いしていいですか?」

「ハンバーグかよ。別に何でも作ってやるのに。
 ……って、ひょっとしてハンバーグしか作れないって思われてる……?」

「いえいえ、違いますよ。
 前に律先輩の家で食べたハンバーグが美味しかったから、また食べたいんです。
 ……駄目ですか?」

「そう言われると、私も腕に縒りを掛けざるを得ない。
 そうだな、今日はハンバーグにしよう。
 美味しいご飯も炊いてやる。
 今日は梓のリクエスト通り、愛情込めてハンバーグを作ってやるぞ」

「あ、別に愛情はいいです」

「中野ー!」

私が声を荒げて掴み掛ろうとすると、
梓は上手い具合に私の腕を避けて教室の扉まで駆けて行く。
最近、生意気さに加減の無い後輩だけど、
そんな生意気さをどうにかながら取り戻せて、私は嬉しかった。
教室の扉を開きながら、梓が私の方に振り返る。

「ほら、早く行きましょう、律先輩」

「あいあい」

「それと……」

「どうした?」

「何度も言いましたし、さっき最後だって言いましたけど、でも、もう一度言わせて下さい。
 私の先輩でいてくれて、本当にありがとうございます、律先輩」

「おうよ。
 ……おまえこそ、私の後輩でいてくれて、ありがとな」



484 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 22:01:32.16 ID:Wnnpcz4x0






二年一組の教室を出た瞬間、
笑顔の私達を見つけたムギが、泣き出しそうな梓の胸に飛び込んだ。
ずっと私達の事を信じて待っていてくれたんだろう。

申し訳なさそうに、でも嬉しそうに梓が謝り、
これまでの事情を説明すると、ムギは怒る事も無くそのまま梓を抱き締めた。
ずっと唯が身近に居たせいか、どうも私達には唯の抱き付き癖がうつってしまってるみたいだ。
抱き付かれ慣れてるみたいで、梓の方もムギに抱き締められるままにしていた。
妙な感じだけど、これが私達のコミュニケーションでもあるんだろう。

ムギがしばらく梓を抱き締めた後、
私の家で私達だけの修学旅行をしないかと伝えると、
「後輩とのそういうイベント、夢だったの」と言って、目に見えてはしゃぎ出した。
ムギにはどれだけ色んな夢があるんだ……。
でも、ムギが積極的になってくれるのは大歓迎だ。
梓だけじゃなく、ムギも喜んでくれるんなら、一石二鳥ってやつじゃないか。
勿論、ムギが楽しんでくれるのは、私だって嬉しい。

そうして盛り上がっていると、
不意に梓が廊下の角から私達を見ている何者かの視線に気付いた。
当然ながら、その何者かは純ちゃんだった。
軽音部の部室で待ってると言っていたけど、
やっぱり梓の様子が気になって教室の近くまで来てたんだろう。

梓が手招きすると、少しだけ恥ずかしそうに梓の傍まで近付いて、
それでも純ちゃんは急に笑顔になって、梓の頭を強めに撫で始めた。
元気そうな梓を見て嬉しかったんだろう。
頭を撫でるのは純ちゃんなりの愛情表現なんだろうけど、
「撫でないでよ、もー!」と梓はほんの少し不機嫌そうな声を上げていた。

私達には結構自由に頭を撫でさせてくれる梓だけど、
流石に同級生に頭を撫でられるのは恥ずかしいらしい。
これまで、私には二人の関係は梓が主導権を取ってる関係に見えてた。
でも、本当は自由に見える純ちゃんの方が、梓をリードしてるのかもしれない。



485 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 22:02:44.11 ID:Wnnpcz4x0

そのムギの言葉に対しては、私は肯定も否定もしなかった。
ずっと私達を見てたムギが言うんならそうなのかもしれないけど、
簡単にそれを認めてしまうのも何だか恥ずかしかった。

だけど、どちらにしても、
明日には私と澪の関係にとりあえずの結末が訪れるんだろうな、って私は思った。
澪の言葉を信じるなら、明日には学校で私達が顔を合わせる事になる。
そこで私達は何かの話をして、何らかの結論を出すんだろう。
その時を考えると少し恐かったけど、同時に待ち遠しくもあった。
澪に私の想いと答えを伝えたい。
どんな形であっても、澪にはそれを聞いてもらいたい。
その時こそ、私と澪が自分の本当の気持ちを実感できる時だと思うんだ。

私の家での修学旅行については、純ちゃんも笑顔で了承してくれた。
世界の終わりも近いんだし、家族が心配したりしないかと確認すると純ちゃんは苦笑した。
純ちゃんが言うには、家族会議を行った結果、
家族皆が世界の終わりまで自由に過ごす事に決めてるらしい。
人に迷惑を掛けなければ、何処でどう過ごしてくれても構わないそうだ。
大らかな家庭だなあ、と思わなくもないけど、
我が田井中家も似たようなもんなので、人の家庭の事は言えなかった。
まあ、それだけ家族が信頼し合ってるって事だとも思うけどさ。

それから私達は軽音部の部室に向かって、
三人で新曲の練習を始めようとして……、気が付けば純ちゃんがその場から消えていた。
神隠しに遭ったってわけじゃない。
「単に修学旅行の準備に家に戻っただけです」と梓が言っていた。
「そんなの後でいいのに」と私がぼやくと、苦笑しながら梓が続けた。
純ちゃんは私達が最後にライブをする事を憂ちゃんから聞いて知っていたらしい。

どうやら純ちゃんも最後のライブを観に来てくれるらしく、
その楽しみをネタバレで減らしたくないから、って逃げるように帰ったんだそうだ。
こんな時でもマイペースを崩さない。
世界がどう変わっても、純ちゃんは純ちゃんだ。
純ちゃんを見習って、私も私のままでいたい。



486 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 22:03:20.37 ID:Wnnpcz4x0






――木曜日


布団を並べて話をしていると、純ちゃんは一人で早々に眠ってしまった。
その純ちゃんを起こさないよう小さな声で会話を続けていると、
携帯電話の大きめなアラームの音が私にいつもの時間を伝えた。
私は慌ててアラームを切り、眠ってる純ちゃんの方に視線を向けてみる。
……すげえ。結構大きい音だったのに、微動たりともしていない。
梓から話には聞いてたけど、どんだけ寝付きのいい子なんだ、純ちゃんは……。
まあ、これだけ寝付きがいいなら、少しは大きな音を出しても大丈夫だろう。

祈るような気分で、私はラジカセの電源を入れる。
電波の不調のせいか昨日は聴けなかったけど、今日は復旧してるだろうか?
できる事なら、世界の終わりまであの人の声を聴いていたい。
週末まではお前らと一緒!
あの人はそう言ってくれていた。私はその言葉を信じていたい。
私の祈りが届いたのか、スピーカーからは昨日みたいな雑音は出なかった。
軽快な音楽が流れる。



487 名前:にゃんこ:2011/08/18(木) 22:06:32.73 ID:Wnnpcz4x0


今夜はここまでです。
遂に木曜日になりました。
作者の自分もちょっと切ない。

唯編は短いのを入れる予定でしたが、
>>479の方のおかげで何かちょっと思い付きました。
少しだけ長い話になりそうです。




488 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/18(木) 22:35:43.68 ID:pAqXpY3do

次回も期待してます
乙!



489 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/19(金) 00:41:02.03 ID:XfXfSBFSO

りっちゃんカッコいい



490 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県):2011/08/19(金) 02:18:09.03 ID:N4UNxKruo

>>487
唯編期待してる
唯も律みたいにみんなの悩みや不安をやわらげるタイプぽいけど





491 名前:にゃんこ:2011/08/20(土) 20:16:14.34 ID:DgFkpJqV0

「胸に残る音楽をお前らに。本当の意味でも、ある意味でも、とにかく名曲をお前らに。
 今日もラジオ『DEATH DEVIL』の時間がやって来た。
 一日空いちゃったけど、アタシの事ちゃんと憶えてる?
 アタシよ、アタシ。
 オレオレ詐欺じゃないわよ。アタシよ、クリスティーナ。
 一日で忘れちゃってる困ったちゃん達はこの放送中に思い出しといてよ。
 オーケー?

 しっかし、昨日はまさかラジオどころかテレビ、電話まで電波障害になっちゃうなんてね。
 シューマン共鳴だか何だかの異常だそうだけど、こりゃ本格的に終末が現実的になって来たわ。
 電波が途絶えるなんて、これまでの人生で経験した事なかったかんね。
 日常が少しずつ消え去ってるって実感も湧いてくるわね。

 しかも、シューマン何たらってのも、滅多な事では異常が起きるはずがない自然現象らしいのよ。
 それに異常が起きてるってんだから、いよいよ世界最後の日も間近ってわけだ。
 まあ、それでもそんな異常下でも電波を一日で復旧できたわけだから、
 ひょっとしたら終末ってのもそんな大したもんじゃないかもしれないけど。
 それとも電波専門の電波職人さんの腕のおかげかしらね?
 流石は職人さん。
 洗練された腕にいつも頭が下がります。なんてね。
 あははっ。

 何はともあれ、終末までは今日入れて残り三日。
 日曜日には未曾有の大災害ってやつがアタシ達の身に降り掛かるわけよ。
 いや、そもそも災害なのかどうか科学者の皆さんもちゃんと分かってないらしいけど、
 とにかく人類全体が消えちゃうのだけは間違いない。

 そんな終末まで、残りもう三日。
 でも、まだ三日。
 泣いても笑っても三日間もあるわけだし、
 どうせなら終末まで笑って過ごしていこうぜ、お前ら。
 世界の制度に反抗して生きるのが、ロックってわけよ。
 終末だろうと何だろうと、世界が勝手に決めた規範には違いないじゃん?
 アタシ達に都合の悪い制度は、何だって切って捨てる。
 それが真のロックスピリッツ。
 アタシも付き合うから、最後くらいお前らもロックに生きようぜ。
 オーケー?



492 名前:にゃんこ:2011/08/20(土) 20:17:11.77 ID:DgFkpJqV0

そういえば勘違いしてるお前らが多いみたいだけど、
ギター掻き鳴らしてドラムのビートを刻む激しい曲がロックってわけじゃないらしいのよ。
アタシも子供の頃は勘違いしてたんだけど、
ロックミュージックの定義って単に歌詞や心根が反骨的かどうかなんだってさ。
曲の激しさとか、ギターのテクニックとかは一切関係無し。
お前らの心の中に反骨心があれば、それだけで全ての歌がロックミュージックだ。

だから、演歌やアニメソング好きなお前らも、反骨心があれば当番組にメールヨロシク!
終末まで、一緒にこの番組盛り上げてこうぜ!
週末まではお前らと一緒!
……って、これじゃ番宣だった。
こりゃ失敬。

ああ、電波障害については心配はないみたいよ。
ウチのディレクターが独自のシステムを構築したらしくて、
今後、公共の電波に障害が起きたとしても、少なくともこの番組だけは終末までお届けできるらしいのよ。
……一体、何者なのよ、あの人は。
単なるヅラじゃないとは思ってたけど、ここまで得体の知れない人だったとは……。
謎が多いディレクターよ、マジで。
残念だけど、終末までにその謎は解けそうもないし……。

まあ、一つくらい謎を抱えたまま終末を迎えるのも悪くないわね。
この謎はアタシもお前らと一緒に墓場まで持ってくから、それで勘弁ヨロシク。
どっちにしても、謎多きディレクターのおかげで放送の心配はしなくてよさそうだし、
その点では感謝感激雨霰。

でも、ディレクターだけじゃなくて、昨日一日、アタシは色んな人に感謝したわ。
アタシの好きなミュージシャン、番組のスタッフ、電波職人さん、
直接スタジオまで来てくれたリスナーのお前ら、電波障害を心配して駆け付けてきたラジな……。

たくさんの人がこの番組のために頑張ってくれた。
たくさんの人にこの番組が支えられてるんだって教えてくれた。
一日かけて、精一杯この番組のために駆け回ってくれた。
アタシにできる仕事はほとんど無くて、足手纏いにしかならなかった。
その分、今日は喋らせてもらおうと思う。
アタシがこの番組のためにできるのは、喋る事だけだからさ。



493 名前:にゃんこ:2011/08/20(土) 20:18:22.30 ID:DgFkpJqV0

失くして初めて、それの大切さが分かる……。
よく聞く言葉だし、単に一日空いただけなんだけど、昨日一日でその言葉を強く実感させられたよ。
成り行きで続けてきた番組だけど、アタシはこの番組が大好きなんだなって。
アタシはこの番組が生き甲斐なんだなってさ。
アタシにこの番組続けさせてくれて、お前らサンキュ!
残り短い放送だけど、最期までお付き合いヨロシク!
週末まで……、終末まではお前らと一緒!

さってと、とは言え、湿っぽいのはこの番組には似合わないし主義じゃない。
そろそろ記念すべきリクエストの復帰第一発目といってみましょうかね。
えっと、曲名は……。
お、復帰記念のおかげか、珍しく世界の終わりっぽくないリクエスト……。
って、あれ何? どしたの、ディレクター?
え?
この曲も歌詞はともかく、この曲が流れた番組が世界の終わりっぽい番組なわけ?
おいおい、お前ら……。
とことんこの番組を世界終末記念番組にしたいわけ?
ま、それもいいか。
こんな時でも時事ネタを忘れないその腐れ根性、アタシは嫌いじゃないよ。
折角だから、とことん終末っぽい曲を集めてみるのもいいかもね。
んじゃ、今日の一曲目、長野県のムー・フェンスからのリクエストで、
中川翔子の『フライングヒューマノイド』――」



494 名前:にゃんこ:2011/08/20(土) 20:21:25.86 ID:DgFkpJqV0



短めですが、ここまで。
クリスティーナを一番忘れてたのは自分というのは内緒の話。

あ、もう気付かれてると思いますが、
ラジオで流れてる曲は全部世界の終わりっぽい曲です。




495 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/08/20(土) 21:04:49.97 ID:NhlU+LYy0


ときどき入るラジオネタいいね






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