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唯「ゲッターロボ!」#2 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1320490601/

唯「ゲッターロボ!」#index




95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 00:32:49.04 ID:xg4PGvc+0

再開!





96 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です):2011/11/09(水) 00:34:57.69 ID:W1Y6x/Jv0

・・
・・


帰路。隼人の運転する車の中。


隼人 「俺は平沢唯を家に帰すのは反対なのだがな」

和 「どうして?唯を軟禁でもするつもり?」

紬 「違うわ、和ちゃん・・・」

竜馬 「まるで俺たちがヘアピンを取って食おうとしているみたいじゃねぇか」

和 「似たようなものじゃない・・・」

唯 「私、食べられちゃうの?」

紬 「それも違うわ、唯ちゃん・・・」



97 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 00:37:20.73 ID:xg4PGvc+0

竜馬 「隼人はな、研究所にいたほうが安全だって、そう言いたいんだよ」

唯 「どういうことなの?」

竜馬 「理由は定かじゃないが、恐竜帝国はヘアピンの身柄を狙っている。
     再び襲撃をかけてきてもおかしくはない」

紬 「早乙女研究所なら防備は万全でしょうしね」

隼人 「そういうことだ」

唯 「えええ・・・私、また怖い目に遭わされるかもしれないの?うう、和ちゃん・・・」

和 「唯・・・」

竜馬 「だが、研究所にいたからといって、絶対に安全って訳でもない。
     研究所の場所はすでに敵に知られているし、現に襲撃を受けた事も過去に何度かあった」

竜馬 「結局どこにいたところで、枕を高く高いびきって訳にはいかねぇのさ。
     だったら、ヘアピン自身がいたい場所にいるのが一番いいんじゃねぇか」

唯 「竜馬さん・・・」

竜馬 「リョウでいいぜ」

唯 「うん・・・」



98 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 00:40:07.60 ID:xg4PGvc+0

隼人 「そう言って平沢唯の帰宅を推したのはリョウなんだ。
     責任を持って、彼女の警護はやり遂げてもらうからな」

唯 「え・・・」

竜馬 「分かってるさ」

唯 「あ、あの・・・ありがとう、リョウさん」

竜馬 「礼には及ばない。お前にはこれから、俺たちの力になってもらわなくちゃならないんだからな」

和 「・・・唯の意思にはお構いなくですか?」

竜馬 「やけにつっかかってくるな?」

和 「・・・ふんっ」

紬 「・・・」



99 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 00:44:19.18 ID:xg4PGvc+0

・・
・・


隼人 「着いたぜ」

竜馬 「隼人はこのまま、マユゲと一緒に琴吹重工に向かうんだったよな」

隼人 「ああ。届いているはずのゲッター炉を琴吹製のゲッターに組み込む作業に立ち会わねばならん」

竜馬 「いよいよ完成だな」

隼人 「作業は明日には完了するだろうさ」

紬 「そういうわけだから、私もここで失礼するわね」

唯 「うん」

紬 「唯ちゃん、ごめんね・・・
   本当はもっと時間をかけて、順を追ってお話しするつもりだったんだけど・・・」

紬 「恐竜帝国が行動を開始してしまった以上、どうしても・・・」

和 「降りよう、唯」

唯 「え・・・和ちゃん・・・?」



100 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 01:03:18.41 ID:xg4PGvc+0

和 「琴吹さん」

紬 「はい・・・」

和 「唯にどんな力があって、何ができるにしても・・・唯の意思を無視するのは止めて」

紬 「・・・」

和 「無理強いするような事があったら、もうあなたの事は友達とは思わないから」

紬 「わかってる・・・」

隼人 「話は済んだか?降りる人は、早く降りてくれないかね」

和 「・・・いこう、唯」

唯 「う、うん・・・」


ぶろろろろろろ・・・


唯 「行っちゃったね」



101 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 01:14:21.72 ID:xg4PGvc+0

和 「早く家に入ろう?遅くなっちゃったし、憂も心配しているよ」

唯 「そ、そうだね・・・」

和 「それと。今日は私、唯の家に泊まっていくから。だって、心配だもの」

唯 「ありがとう、和ちゃん・・・」ちらっ

竜馬 「・・・ん?俺か?俺の事なら気にする必要は無いぞ」

唯 「でも、助けてもらったお礼もまだしてないし。ねぇ、上がって?一緒にご飯食べようよ」

和 「ちょっと、唯!?」



102 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 01:20:13.93 ID:xg4PGvc+0

唯 「憂のね。あ、憂っていうのは妹なんだけどね。憂のご飯って、とっても美味しいんだよ!」

竜馬 「いや、しかし・・・」

唯 「だめ?なにか、決まりとかあるの?」

竜馬 「そういうわけじゃないんだが、女ばかりの中に男が上がりこむというのも・・・」

唯 「・・・」

和 「・・・」

唯 「ぷっ、もしかしてリョウさん、女の子が苦手なのー?」

竜馬 「ば、ばか。そんなんじゃねぇよ」

唯 「あはは、強面だとおもってたけど、結構かわいいところがあったんだー♪」

竜馬 「ふざけんなよ、バカにするな!俺に苦手なもんなんぞあってたまるか!
     おお、飯でも何でも食わせてもらおうじゃねぇか!」

唯 「はいはい!」

和 「唯のこの順応性、ほんとう羨ましいわ・・・」



103 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 01:33:15.89 ID:xg4PGvc+0

がちゃっ


唯 「ただいまー」

憂 「おかえり、お姉ちゃん」ぱたぱた

唯 「遅くなっちゃった。ごめんね」

憂 「だめだよ、いくら紬さんの家だからって、あんまり遅くまでお邪魔してちゃ、ご迷惑になるよ?」

唯 「う、うん(そういうことになってるんだ・・・)」

憂 「あ、和ちゃん」

和 「こんばんわ」

唯 「憂、今日ね。和ちゃん泊まっていくから。良いよね?」

憂 「うん、それはもちろん」



104 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 01:42:32.22 ID:xg4PGvc+0

唯 「それと・・・」

和 「・・・」

唯 「・・・」

憂 「・・・?」

唯 「リョウさん、なにしてるの?」

竜馬 「あ・・・ああ」すっ

憂 「?」

唯 「こちら、流竜馬さん。一緒にご飯食べようって、お誘いしたの」

憂 「・・・!」



105 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 01:48:01.11 ID:xg4PGvc+0

唯 「急だけど、みんなの分のご飯、用意できるかな?私も作るの手伝うし・・・」

憂 「・・・」ふるふる

唯 「憂??」

憂 「お姉ちゃんが・・・」

唯 「ん?」

憂 「お姉ちゃんが彼氏連れ込んだーーーーっ!!」

唯 「え」

和 「まあ」

竜馬 「・・・!?」



106 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:00:51.50 ID:xg4PGvc+0

憂 「きゃーっ!お姉ちゃんが!お姉ちゃんがっ!けが・・・汚されちゃったぁー!!」

和 「ちょっと憂、落ち着いて!」

竜馬 「ま、待てよ!俺は別に何m
憂 「近寄らないで、けだもの!」

竜馬 「けだ・・・」

和 「ああ、憂が混乱してる。唯、はやくなだめ・・・」

唯 「あはは、憂ったらせっかちさんなんだからー」けたけた

和 「笑ってる場合じゃなくって!」

憂 「いやぁ!私のお姉ちゃんを返して!!」

竜馬 「いやだから、落ち着いて話を聞いt
憂 「触らないで!」

唯 「憂のおっちょこちょいー」あははあはは

和 「だ、だめだこの姉妹・・・」


ぎゃー!ぎゃー!



107 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:05:14.85 ID:xg4PGvc+0

・・
・・


憂 「・・・ごめんなさい」

竜馬 「・・・」ぶすー

唯 「男の人を連れてきただけで勘違いしちゃって、憂いもまだまだ子供だね♪」

憂 「うう・・・」

和 「流さんもいつまでむくれてるんですか、大人気ない。
   憂も謝ってるんだから、もう良いでしょう?」

唯 「リョウさんも子供だね♪」

竜馬 「うるせぇよ」



108 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:13:54.51 ID:xg4PGvc+0

憂 「姉がお世話になったみたいで、そのお礼にお食事にお誘いしたんですね。
   それなのに私ったら・・・本当にごめんなさい」

竜馬 「いや・・・まぁ。分かってくれたんなら、もう良いさ」

憂 「はい・・・お詫びに腕によりをかけてご飯作りました。たくさん食べていってくださいね」

唯 「ね?憂のご飯、おいしそうでしょ」

竜馬 「確かにこれは・・・」ごくっ

唯 「じゃ、いただきまーす♪」

和 「いただきます」

憂 「おあがりなさい♪」

竜馬 「・・・いただきます」

憂 「どうぞっ」



109 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:17:40.35 ID:xg4PGvc+0

竜馬 「・・・」ぱくっもぐもぐ

憂 「ど、どうですか・・・?」

竜馬 「・・・うまいっ」

憂 「よかったー!」

唯 「そりゃそうだよ!当然だよ!」ふんすっ

和 「どうして唯が得意げになってるのよ」

憂 「ふふ、お口に合って良かったです。どんどん食べてくださいね」

竜馬 「ああ・・・」ちらっ

唯 「もっしゃもっしゃ・・・・美味しい!幸せー・・・」

竜馬 「よくできた妹だな。顔は確かにそっくりだが・・・本当に姉妹なのか・・・?」

和 「それはみんなが言うわね」

唯 「ん??なんだかすごい失礼な事を言われた気がする!」

和 「気のせいよ?」

唯 「そうかなー・・・」

憂 「お姉ちゃん、ほっぺたにお弁当つけちゃってるよ?取ったげるね」

唯 「おっと、こりゃ失礼。えへへ、ありがとう憂ー」

憂 「どういたしまして」

和 「くす。どっちが姉なのか、分からないわね」

唯 「やっぱりひどい事いわれてるー!」

憂 「あははっ」

竜馬 「・・・」



110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:24:39.27 ID:xg4PGvc+0

・・
・・


食後!

憂は後片付けにキッチンへ。

そして唯は、姉の資質を疑問視されたことを気にしてか、

今日は珍しく憂の手伝いをしに、共にキッチンへと行っていた。

うら若い仲良し姉妹が並んでシンクに立つ姿は、なかなかに素晴らしいものがある!

だが今は、あえて視点を食堂に移そう。

そこでは食後の茶をすすりながら、言葉少なにテーブルについている和と竜馬の二人の姿があった。



111 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:30:20.19 ID:xg4PGvc+0

竜馬 「・・・良いもんだな、こういうのも」

和 「・・・何か言いました?」

竜馬 「ああ・・・なんていうか、
     こんな家庭的な雰囲気の中で食う飯ってのも、悪いもんじゃないなってな」

和 「・・・流さん、ご家族は?」

竜馬 「いや。親父は最近くたばっちまった」

和 「・・・お母様は?」

竜馬 「さてな。物心ついたときにはどこぞに消え失せてた。
     ま、あのキチガイ親父が相手じゃ、蒸発したくなる気持ちも分かるってもんだ」

和 「それじゃ・・・」

竜馬 「今じゃ天涯孤独ってやつだな。まぁ、俺みたいな風来坊には、その方が気楽で良いや」

和 「・・・」



112 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:36:25.68 ID:xg4PGvc+0

竜馬 「まぁ、だからなんだろうな。俺がすんなりゲッターに乗る気になったのは」

和 「流さんは空手の腕を見込まれて、パイロットにスカウトされたと聞きましたが・・・」

竜馬 「はは、あれはスカウトなんて生易しいもんじゃねぇ。
     なにせ殺し屋を差し向けられたんだからな」

和 「えっ!?」

竜馬 「俺が本当にパイロットに相応しいかのテストだったのさ。
     その後は拉致されて、無理やりゲッターに乗せられて」

和 「ひどい・・・抵抗はしなかったんですか?」

竜馬 「したさ。だが、すぐに考え直した。
     ゲッターのパイロットなんて因果な生き方は、
     案外おれに向いているんじゃないのかって思えたからな」

和 「どうして・・・」

竜馬 「俺には失うものが無い・・・」

和 「え・・・」



113 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:41:05.63 ID:xg4PGvc+0

竜馬 「そして、戦死しても悲しむ家族もいない。
     何時くたばるか分からない役目には、うってつけじゃねぇか」

和 「そんな・・・それで良いんですか?納得できるんですか?」

竜馬 「できるさ。ゲッターに乗ったおかげで、守りたい物が俺にはできたんだからな」

和 「それって、なんですか・・・?」

竜馬 「ヘアピンと妹のような・・・家族や大切な人が側にいる。
     そんな、ささやかな幸せって言うのかな・・・」

竜馬 「上手くは言えないが・・・俺にはその手の幸せに縁が無かった代償として、
     他人の幸せを守る力が与えられた。今ではそう思うのさ」

和 「それって・・・そんな悲しい事・・・」

竜馬 「悲しい?どうして?」

和 「だってそれって、あなたが誰かの幸せのために犠牲になるって言うことでしょ?
   どうして納得できるの?」

竜馬 「犠牲になるなんて思っちゃいない。言うなれば役割の違い。たったそれだけのことだろ」

竜馬 「幸せを享受するものと、それを支えるものと。どっちも必要なものだって思わないか?」

和 「それはそうかもしれないけれど・・・」

竜馬 「守るものが無いんじゃ、俺が戦う意味だって無くなってしまうんだからな」

和 「流さん・・・」



114 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:45:40.39 ID:xg4PGvc+0

竜馬 「だからな、もしヘアピン・・・平沢唯が。
     守る方ではなく、守られる側の立場を選ぶというなら、
     俺はその考えを尊重してやりたいと思ってる」

和 「え・・・」

竜馬 「他の連中の考えは知らないがな、
     俺は嫌がる奴を無理にゲッターに乗せたところで、物の役には立つまいと考えている」

和 「でも、だって。もうすでに、無理やりゲッターロボに乗せちゃってるじゃない」

竜馬 「あれは判断材料にしてもらうためさ。
     乗るも乗らないも、実際に乗ってみなきゃ判断のしようもないだろう?」

和 「そうかしら・・・」

竜馬 「そういうもんさ。乗ってみて、ゲッターの魅力に取り付かれちまった俺みたいな奴もいる。
    さてと・・・」がたっ

和 「どこに行くの?」

竜馬 「本来の役目に戻るとするさ」



115 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:51:01.49 ID:xg4PGvc+0

和 「外で・・・まさか一晩中?」

竜馬 「さすがにいくらなんでも女ばかりの中で、ひとり男が泊り込むわけにもいかんだろう・・・あ」

竜馬 「念のため言っとくがな。
     これは別に、俺が女が苦手だから出て行くってわけじゃないからな。勘違いするなよ?」

和 「わ、分かったわよ。なにもそんな、ムキにならないでも」

竜馬 「大事な事だからな。それじゃぁ・・・おっと」

唯 「・・・」

竜馬 「聞いてたのか」

唯 「うん」



116 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:56:19.17 ID:xg4PGvc+0

竜馬 「じゃ、返事は早めにな。
     お前がゲッターに乗らない場合、新しいパイロットの選定にかからなにゃならねぇ」

唯 「う、うん・・・」

竜馬 「そんじゃ。妹に、ごっそさんって伝えといてくれ。久々の家庭料理、美味かったぜ」


とことこ・・・ばたん


唯 「・・・」

和 「唯・・・ゲッターに乗らなくっても良いんだって。良かったじゃない」

唯 「幸せ・・・守るほうの立場・・・」

和 「唯・・・?」

唯 「う、ううん・・・なんでもないよ・・・」



117 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/09(水) 02:57:06.07 ID:xg4PGvc+0

次回へ続く!




119 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長屋):2011/11/09(水) 18:25:46.08 ID:oU7Qu38q0

ゲッターロボ好きだから期待してるぜ





121 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:40:38.95 ID:GMsJEgy/0

再開!



122 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:41:10.39 ID:GMsJEgy/0

・・
・・


同時刻!琴吹重工の特設工場において!

まさに今、新たなる力が誕生しようとしていた!


隼人 「後は早乙女研究所から運ばれてきた、このゲッター炉を組み込めば、いよいよ完成だな」

紬 「ええ・・・」

隼人 「しかし、女性的なフォルムだな。設計思想がまるで俺たちのゲッターとは異なる」

紬 「唯ちゃんがパイロットに相応しいと分かったのは最近だけど、
   それ以前から何となくね、分かっていたの」

隼人 「ん?」

紬 「私たちの作ったゲッターに乗るのは、きっと女性だろうなって。予感がね、していたんです」

隼人 「怖いな。それもゲッターの意志が成した”偶然”ってやつかい?」

紬 「ううん、女の感」



123 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:43:54.56 ID:GMsJEgy/0

隼人 「そういうことにしておいてやるか。で・・・このゲッターの名前は?」

紬 「まだつけていないの」

隼人 「ずいぶん悠長なことだ」

紬 「違うんです。名前はこのゲッターに乗る、メインパイロットに付けてもらおうと思って」

紬 「生死を共にするパートナーになるんだもの。想い入れのある名前をつけて欲しい・・・」

隼人 「まるで母が子に名前をつけるようだな。どこまでも女性的なことだ」


技師 「ゲッター炉の接続、完了しました!」


紬 「完成ね・・・」

隼人 「ゲッター虎狼計画・・・これで成った・・・あとは中身だが・・・」



124 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:49:57.62 ID:GMsJEgy/0

・・
・・


唯 「ねぇ、声しか聞こえない誰かさん」


・・・。


唯 「やっぱり側にいてくれてるんだよね。だって見えなくたって、あなたの事を感じられるんだもん」

唯 「なんだか、不思議な感じ・・・」


・・・。


唯 「ねぇ、あなたを見たいな。会って、直接お話がしたい」


・・・。



125 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:52:16.80 ID:GMsJEgy/0


唯 「夢の中だし、私のお願い、聞いてほしいな」

唯 「ね・・・?だめ・・・かな・・・」


うん、分かったよ。


唯 「本当?ありがとう!えへへ~、嬉しいな・・・」

唯 「えっと、どこにいるのかな・・・」きょろきょろ


後ろを見て。

唯ちゃん、あなたの後ろ・・・


唯 「え・・・」くるっ

唯 「!」

唯 「う、うそ・・・わ、私?」


? 「・・・」



126 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:55:00.04 ID:GMsJEgy/0

唯 「私と同じ顔?それが・・・それが、あなたの姿・・・なの?」

? 「ううん、私には固有の体というものが無いから」

唯 「え・・・」

? 「でもね。もし私に体という物があったとしたら、
   それはきっと、今までの生を一緒に歩んできた唯ちゃん・・・」

唯 「私・・・」

? 「そう、あなたと同じ姿だと思うから。だからね、今は貸してね。唯ちゃんの顔を」

唯 「うん・・・」

? 「えへへ、ありがとう」

唯 「あ、そうか。あなたの声、とても懐かしくって聞き覚えのある声だなって、
   ずっと思っていたの。なぜだか分かったよ」

唯 「私だ。私と同じ声だったんだね。だからなんだ・・・」

? 「うん」



127 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:57:09.24 ID:GMsJEgy/0

唯 「そっか。そうなんだ・・・ね、今日は本当、すごい一日だったよ」

? 「・・・」

唯 「私を取り巻く周りが、まるでいっぺんに変わってしまったみたいな。そんな感じ・・・」

? 「唯ちゃん、不安?」

唯 「そりゃあ・・・そんでね。あなたに教えて欲しいの。私、これからどうするべきなのかなぁ」

唯 「ゲッターロボに乗ったほうが良いのかなぁ」

? 「唯ちゃんは、どうしたいの?」

唯 「ゲッターロボに乗るって事は、恐竜帝国と戦うってことでしょ?
   戦いなんてそんな、私は怖い。無理って思う。でも・・・」

? 「でも?」



128 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 17:59:17.73 ID:GMsJEgy/0

唯 「試しにゲッターロボに乗せられた時、私ね。すっごい楽しかったの。心が躍った」

唯 「三つのマシンが一つになって、一つのロボットに合体する。まるで・・・」

唯 「バラバラの楽器が、みんなの心を一つにして演奏したとき、
   そこに音楽が生まれるのと同じような・・・」

唯 「そんな感動!」

? 「そう・・・」

唯 「それにね、あなたが守ってくれるって言ってくれたから。
   それほど怖くも無くなったし。私、ちょっとパイロットやってみたいかも」

? 「私もね。唯ちゃんがゲッターに乗ってくれたら嬉しい」

唯 「えー、どうして?」



129 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 18:02:47.64 ID:GMsJEgy/0

? 「今度、新しいゲッターができるの聞いたよね。
   それに唯ちゃんが乗ってくれたら、私はそのゲッターの心になれる」

唯 「え・・・?」

? 「新しいゲッターロボを私の体にするの。
   そうしたらこれからは、物理的な力でも唯ちゃんを守ってあげられる」

唯 「私のために・・・」

? 「そう、すべては唯ちゃんのために」

唯 「ね・・・ねぇ。あなたの事、なんて呼べばいいのかな?
   いつまでもあなたとかじゃ、なんだか他人行儀で呼びにくいし」

? 「私はゲッター・・・」

唯 「ゲッター?」

? 「ゲッターの意志と呼ばれる者」

唯 「ゲッター・・・ゲッターの唯・・・ゲッター唯・・・」



130 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 18:05:14.77 ID:GMsJEgy/0

・・
・・


翌朝!通学路!


唯 「・・・」とぽとぽ

和 「唯、夕べはよく眠れた?」

唯 「あ、うん。もう朝までグッスリ!へへ・・・寝坊しちゃうところだったよ」

和 「そう、だったら良かった」

唯 「ありがとねー」

和 「ううん」

唯 「・・・」

和 「・・・」

和 「・・・ね、唯。まさかとは思うんだけれど」

唯 「なぁに?」

和 「唯、ゲッターロボに乗ろうだなんて、思っちゃいないでしょうね?」



131 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 18:22:09.08 ID:GMsJEgy/0

唯 「え・・・どうして」

和 「今の唯、揺れてる表情をしてるもの」

唯 「そ、そんなにふらふらしてる?!」

和 「そうじゃなくて・・・例えば、そう。軽音部に唯が入った時にね、していた表情とそっくり」

唯 「え・・・」

和 「楽器の初心者だった唯の、これからへの期待や不安が入り混じった、あの時の顔と・・・」

唯 「和ちゃん・・・」

和 「迷ってるなら、やめてよね、唯!軽音部でギターを弾くのとは訳が違う!
   戦うなんて、死んじゃうかもしれないんだよ?」

和 「私・・・唯に危険な目に遭ってなんか欲しくないの!」

唯 「ありがとうね、和ちゃん。でも・・・」

和 「唯っ」



132 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 18:26:04.86 ID:GMsJEgy/0

竜馬 「はいはい、そこまでだ」

唯 「あ、リョウさん」

和 「・・・流さん」

竜馬 「困るぜ、メガネ。変な入れ知恵されちゃ。
     俺は昨日言ったはずだ、ヘアピンの考えを尊重すると」

竜馬 「お前の考えじゃねぇ。ヘアピン自身の考えをだ」

和 「だって・・・唯は・・・唯はいつも危なっかしくって!だから私が・・・」

和 「私がついてないと、唯はダメなのよ!」

竜馬 「ふーん・・・」

唯 「和ちゃん・・・」

竜馬 「・・・お前のヘアピンを想う気持ちはよく分かった。
     その篤い友情は買おうじゃねぇか。だかな・・・」


ガンガンガンガン!若い命が真っ赤に燃えて~♪


竜馬 「おっと・・・電話だ。ちょっと悪い。はい、流・・・なにっ?」

唯 「・・・?」



133 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 18:37:33.53 ID:GMsJEgy/0

竜馬 「ついにきやがったか・・・わかった。至急ゲッターをよこしてくれ。
     弁慶のポセイドン号に先導させて・・・ああ、そうだ!」

竜馬 「隼人にもこちらに合流するよう伝えてくれ。じゃあな」ぴっ

和 「・・・どうかしたの?」

竜馬 「メカザウルスだ」

唯 「えっ!?」

竜馬 「早乙女研の観測所がメカザウルスの接近を発見した。
     奴ら、とうとう行動を開始したようだぜ・・・」

唯 「ど、どこに・・・メカザウルスはどこにやってくるの!?」

和 「流さん、さっき神さんにこっちに合流するようにって言ってたわよね・・・まさか・・・」

竜馬 「慧眼だぜ、メガネ。メカザウルスはまっすぐこちらに向かって飛んできているそうだ」

唯 「こっちって・・・」

竜馬 「コンピュータで割り出した予想到着地点は、桜ヶ丘高校付近・・・」

唯 「!!」



134 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 18:59:48.42 ID:GMsJEgy/0

竜馬 「早乙女研からじゃ、俺たちのゲッターの到着はメカザウルスより後になってしまうだろう」

唯 「そんな・・・じゃあ、私たちの学校は・・・」

竜馬 「幸い始業前だ。今から避難誘導すれば、被害は最小限で抑えられるだろう。もっとも・・・」

唯 「・・・」

竜馬 「建物はどうなるか、わからないがな」

唯 「・・・っ!」

唯 「そんな・・・あそこには・・・学校には・・・
   軽音部やクラスのみんなとの大切な思い出がたくさんあるのに!」

竜馬 「選べ」

唯 「え・・・」

竜馬 「琴吹重工からなら、メカザウルスを待ちうけ、迎撃することができる」

和 「流さんっ!?」

竜馬 「新しいゲッターに乗るか。それとも逃げるか。今が運命の分水嶺だ。お前の意思で選ぶんだ」



135 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 19:07:14.57 ID:GMsJEgy/0

唯 「う、うう・・・」

和 「唯、ダメだよ。逃げよう?」

竜馬 「・・・」

唯 「わ、私・・・」

竜馬 「・・・守られる立場を選ぶのも、一つの道だ。覚悟が決められないなら逃げたほうが良い」

唯 「だけどっ」

竜馬 「ここは学校から近い。この辺りも危険だ。戦わないなら、早く非難するんだな」くるっ

唯 「あ、リョウさんはどこ行くの!?」

竜馬 「学校に行って、登校してる奴らを非難させる。
     そうこうしてる内にゲッターが到着するだろう。そうしたら・・・」

唯 「・・・」

竜馬 「守ってやるさ」

唯 「・・・!」



136 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 19:22:27.03 ID:GMsJEgy/0

竜馬 「じゃあな!」

たったった

唯 「・・・」

和 「・・・唯、流さんの言うとおりだよ。私たちも早く逃げよう?」

唯 「でもでも・・・私たちだけ逃げて良いのかな・・・
   私、戦う力があるのに、リョウさんたちだけに任せちゃって、それで良いのかな!?」

和 「なに言ってるの?良いのよ!だって私たち、ただの女の子なんだよ?」

唯 「ただの・・・女の子・・・」

和 「唯・・・」

唯 「だけど、和ちゃん。ただの女の子でも、
   みんなの避難を手伝う事くらいはできると思うんだ。それくらいは・・・」

和 「・・・」

唯 「ね?和ちゃん・・・」

和 「そっか、そうよね。それくらいは・・・行こう、みんなを避難させに!」

唯 「うん!」



137 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 19:24:09.82 ID:GMsJEgy/0

・・
・・

う~う~う~!緊急警報発令!緊急警報発令!


律 「な、なんだ、このサイレン・・・」

澪 「なにが起こっているんだ・・・?」

唯 「りっちゃん!澪ちゃん!」たったった

律 「おー、唯に、えっと・・・和さんだっけ。どうしたんだ、そんな慌てて」

唯 「メカザウルス!」

律 「は?」

唯 「メカザウルスが飛んで来るから、ここら辺に!だから危ないから、みんな早くっ!」

澪 「落ち着け・・・いったい唯は何を言っているんだ?」

和 「ここら辺をメカザウルスが襲ってくるらしいの。今のサイレンは、その警報よ」

律 「な、なんだって!?」



138 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 19:26:38.04 ID:GMsJEgy/0

和 「二人はここから引き返して。
   そして、すれ違う人たちにこの事を伝えて、一人でも多く避難できるように手伝って欲しいの」

澪 「あわわわ・・・」

律 「わ、分かった・・・けど、なんでそんな事、お前たちは知ってるんだ?」

唯 「それは・・・」

澪 「あわわ・・・わ・・・な、なぁ・・・あれ、あれってなんだ・・・?」

律 「なんだよ、どこ指差して・・・て、空?・・・ん?点?空に点・・・」

和 「違う!あれは・・・」

澪 「ど、どんどんこっちに近づいてくる!」


ごうっ!!!


和 「メカザウルス!もう・・・こんなに早く!?」

唯 「学校が・・・私たちの学校が!!」



139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 19:32:39.58 ID:GMsJEgy/0

・・
・・

竜馬 「早く逃げろ!学校の中には、もう誰も残っていないな!?」

生徒 「は・・・はい。たぶん・・・」

竜馬 「よし!さぁ、お前も早く行け!一刻も早く、なるだけ遠くに・・・」


ごぉっ!


竜馬 「・・・!?メカザウルス・・・もうきやがったのか・・・」

竜馬 「ドンピシャで学校を襲いに来たってか。
     やはり狙いはヘアピンか。しかし、いったい何のために・・・くそっ」

竜馬 「頼むぜ弁慶、どうやら新しいのは当てにできない。早く来てくれ・・・」


ずずーん!


メカザウルス 「ぎゃぎゃああああっ!」

生徒たち 「きゃああああっ!?」

竜馬 「く・・・っ!早く逃げろ!後ろを振り返るな!早く!早く行けぇ!!」



140 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 19:40:22.43 ID:GMsJEgy/0

・・
・・


律 「ああ・・・メカザウルスが学校の校庭に・・・!」

澪 「こ、このままじゃ学校や周りの街が・・・どうなっちゃうんだ・・・」

和 「どうもこうも無いわ。ここにいたら危険よ?早く逃げましょう!」

唯 「・・・」

和 「唯?」

唯 「・・・」

和 「唯っ!」



141 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 19:57:01.35 ID:GMsJEgy/0

・・
・・


いつも、何となく思っていた。

何かしなくちゃいけない気がするんだけど、いったい何をすれば良いんだろうって。
 
私にはなにができるんだろうなって、ずっといつも。

みんなと楽しい時間を過ごして笑っているときも、心の片隅には常にそんな疑問がくすぶっていて。

このまま何となく毎日を過ごしていく事に、焦りみたいな気持ちをずっと持っていた。


私は今。もしかしたら見つけたのかもしれない。

私がするべきことを。私がしたい、本当のことを。


それは手を伸ばせばすぐに届くところにあって、私が一歩踏み出す決意を持つのを待ってくれている。

そして一歩を踏み出したとき、それはみんなを守れる力になるんだ。


それでもし・・・危険な目に遭ったとしても。

守ってくれるって、言ってくれたもんね?


? 「うん。唯ちゃんは私が守るよ」



142 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 20:03:14.31 ID:GMsJEgy/0

・・
・・


和 「ほら、唯!行くよ!?」

唯 「和ちゃん、ごめんね」

和 「え・・・」

唯 「えへ・・・」

和 「唯、まさか・・・」

唯 「ありがとね、和ちゃん。
   いつも私のことを心配してくれて、
   私のことを第一に考えてくれて。本当にありがとう」

和 「唯・・・」

唯 「大好き」

和 「っ///」



143 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 20:22:40.68 ID:GMsJEgy/0

唯 「私ね、大丈夫だよ、きっと。
   そんな気がするんだ。だから、ね?和ちゃんは逃げて。私がね・・・」

和 「ああ・・・唯・・・唯・・・」

唯 「ね?私は大丈夫!」

和 「・・・」

唯 「私が学校もみんなも、和ちゃんも。みんな守って見せるから」


たたっ!


律 「え!?唯の奴、学校のほうに走って行っちゃったぞ?」

澪 「あ、あのバカ!何やってるんだ?はやく止めなきゃ・・・」

和 「・・・」すっ

澪 「え、の・・・和さん?」



144 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 20:27:14.22 ID:GMsJEgy/0

和 「私たちは早く逃げましょう・・・」

律 「な、なに言ってるんだ!?あんた、唯の親友なんだろ!?あいつを見捨てるってのか!」

和 「大丈夫。唯はぜったい大丈夫だから」

澪 「どうしてそんなこと、言い切れるんだよ・・・」

和 「あの子が大丈夫と言って、
   大丈夫じゃなかったことなんて、今まで一度も無かったから。それに・・・」


和 「普段はいい加減だけど、一度決めたことは絶対に曲げない子なんだもの・・・」



145 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 20:32:52.51 ID:GMsJEgy/0


・・
・・


琴吹重工 ドッグ内!


紬 「新ゲッターはいつでも出撃できるようにしておいてください!」

技師 「し、しかし!まだ起動実験もしていませんが・・・!」

紬 「恐竜帝国が活動を再開してしまった以上、そんな悠長な事を言っている暇はありません!」

技師 「わかりました・・・」

紬 「神さんは流さんと合流するために飛び出していってしまったけど、
   早乙女研究所のゲッターを待っていたんじゃ、おそらく手遅れになってしまう・・・」

紬 (・・・もし唯ちゃんが決断してくれなかったら、その時は私が・・・)

紬 (私じゃゲッターの操縦にどこまで体が耐えられるか分からない。
   でも、唯ちゃん一人に責任を背負わせるなんて事、私にはできないもの・・・!)


ごごごご・・・


紬 「え・・・なんの音?」



146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 20:38:37.06 ID:GMsJEgy/0

ご、ごごご・・・


紬 「え、ゲッター?ゲッターが発進体勢に入っている!?」

技師 「紬お嬢様!」

紬 「これはどういうこと?いったい誰がゲッターを動かしているんですか!?」

技師 「誰も動かしていません!ゲッターが勝手に、ひとりでに起動したんです!」

紬 「そ、そんなことって・・・」


ぐるん・・・


技師 「うわっ、ゲッターがこっちを向いた!?・・・我々を見ている・・・!?」

紬 (違う・・・ゲッターは私を・・・私を見ているんだ・・・)



147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 20:45:48.62 ID:GMsJEgy/0

紬 「・・・」

紬 「・・・わかったわ」こくり

紬 「ハッチを開いて!ゲッターをこのまま発進させます!」

技師 「な、なにが起こっているのかも分からないのに、本気なんですか!?」

紬 「本気よ。大丈夫だって」

技師 「え・・・?」

紬 「この子に、ね。そう言われたような気がしたの」

技師 「この子って、いったい誰に・・・」

紬 「ゲッターロボに」にこり

技師 「は、はぁ・・・?」

紬 「信じましょう。ゲッターの意志を」



148 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(北海道):2011/11/10(木) 20:46:26.31 ID:GMsJEgy/0

次回へ続く!




149 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(ハバロフスク):2011/11/10(木) 23:14:16.81 ID:t8WlaKaeo

いいよいいよ~



150 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です):2011/11/11(金) 12:25:13.68 ID:e8vwB1qyo

スパロボに参戦希望だな この熱さは。





151 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 21:47:09.44 ID:NMEKfpEK0

再開!



152 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 21:50:26.32 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


竜馬 「これであらかた避難は終わったか・・・あとは・・・」

唯 「リョウさん!」

竜馬 「ヘアピン!?お前、何でここに・・・ん・・・?」

唯 「来た・・・」

竜馬 「あの飛んでくるのは・・・ゲッターか!
     しかも見たことが無い・・・琴吹製の新ゲッターなのか!」

唯 「私が呼んだの」

竜馬 「なに?」

唯 「私が呼んだら、応えてくれるの。私、ゲッターに乗ってみるね」

竜馬 「お前・・・」

唯 「私も戦うよ。みんなを守る」



153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 21:54:07.20 ID:NMEKfpEK0

竜馬 「ヘアピン・・・本気か?」

唯 「うん」

竜馬 「一度乗ったら、後戻りはできねぇぞ」

唯 「リョウさん、言ったよね。
   自分には失う幸せが無いからこそ、誰かの幸せを守る力が与えられたんだって」

竜馬 「ああ・・・」

唯 「私はね・・・リョウさんと反対になっちゃうけど、守りたい物がたっくさんある」

唯 「大切な人や、思い出の場所。それを失うことが一番怖い・・・だから、守りたいの」

唯 「そのための力が与えられたんだって・・・」

竜馬 「・・・」

唯 「思えたんだ」

竜馬 「ヘアピン・・・」

唯 「えへ・・・」



154 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 21:57:22.07 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


ゲッターは飛ぶ!

地上の平和と人々の安らぎと、そして唯の決意を双肩に担って、敵の待つ戦の庭へと!

ゲッターは行く!

敵を打ち倒し、人々の見上げる空に、明日の太陽を照り輝かせるため!

ゲッターは戦う!

大切な人の笑顔を永久に守るために!

ああ、ゲッター!無敵のマシン、ゲッターロボ!!

僕らの未来を守ってくれ!



155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 21:58:44.72 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


竜馬 「ゲッターは少し離れた所に降りたな」

メカザウルス 「ぐあああああああっ!!」


ずしんずしん!


竜馬 「案の定、メカザウルスはゲッターに狙いを定めたみたいだぜ」

唯 「あ・・・こ、これでとりあえず、学校は助かった・・・のか・・・な?」

竜馬 「安心するのは早いだろが!」

唯 「ひゃっ!」びくっ



156 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:00:23.36 ID:NMEKfpEK0

竜馬 「急げ!地形や建物が邪魔して、奴はすぐにはゲッターにはたどり着けないはずだ!」

唯 「・・・!」

竜馬 「小回りの利くお前のほうが、先にたどり着ける!
     早くゲッターに乗れ。そして少しの間だけ耐えてろ!」

竜馬 「すぐに俺たちのゲッターも駆けつける!」

唯 「・・・うんっ、わかったよ!」


たったった


竜馬 「・・・」

竜馬 「・・・ゲッターに魅入られた馬鹿が、また一人・・・か」



157 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:03:12.55 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


新ゲッター!

その姿は、かつてのゲッター1に酷似していた!

二本の角が突き出たような、特徴的な頭部!

真紅にきらめくボディ!

だが両者の趣を異にしているのは、全身のシルエット!

全体的にほっそりと、まるで女性の体つきを思わせるフォルム!

そして両の腕にそれぞれ取り付けられている、盾だろうか?巨大な円盤!

その頼もしき姿こそ、唯に与えられた力!

大切なものを守るための力!

新たなゲッターロボなのだ!!



158 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:04:45.97 ID:NMEKfpEK0

いま唯は、ゲッターに導かれるままに、そのコクピットに乗り込んでいた。

計器が光る!モニターに灯が点る!操縦桿が、早く手を添えてくれと震えている!!

唯に動かしてくれと、魂に語りかけてくる!!


唯 「これが・・・私のゲッターロボ・・・」

唯 「・・・あ」

唯 「分かる・・・私の中から、何かがゲッターロボに染み渡って行ってる・・・これは・・・」


唯ちゃん・・・


唯 「私だ。私の中のもう一人の私がいま、ゲッターロボの心になったんだ」


唯ちゃん、動かして。

私の新しい体、唯ちゃんに動かして欲しいな。


唯 「うん、分かった。任せてよ!」

唯 「動かせる・・・私、ゲッターの動かし方を知ってる・・・!」



159 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:09:48.81 ID:NMEKfpEK0

ぶぅん


紬 『唯ちゃん』

唯 「あ、画面にムギちゃんが映ってる!」

紬 『ゲッターに乗ってくれたのね。ありがとう、唯ちゃん』

唯 「えへへ、そんな礼には及ばないよ~。ていうか、ムギちゃんもゲッターロボに乗ってるの?」

紬 『ううん、私は琴吹重工の通信室から、ゲッターに回線を繋いでお話してるの』

唯 「そっかぁ。ムギちゃんも一緒だったら心強いなって思っちゃったんだけど・・・
   そう都合よくは行かないかー」

紬 『ごめんなさい・・・』

唯 「あ、こっちこそゴメンね。別に責めてるわけじゃないんだよ」



160 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:12:30.09 ID:NMEKfpEK0

紬 『ええ・・・でも、本当に良いの?
   私からお願いしておいて、今さらって思うかもしれないけれど・・・』

紬 『きっと危険な目にもたくさん遭うと思う。命の危険にだって・・・それでm
唯 「ムギちゃん」

唯 「私ね、自分で乗るって決めたんだよ。
   だからムギちゃんは謝らなくっても良いし、お礼だって言わなくても良いんだよ」

紬 『唯ちゃん・・・』

唯 「あ、でもでも。あのメカザウルスを追っ払った後で、ムギちゃんのお菓子が食べたいな~」

紬 『うん、分かった。飛び切りの紅茶も用意して、待ってるわね』

唯 「やったぁ~!」

紬 『じゃあ、唯ちゃん・・・ゲッターに。あなたの乗っているゲッターに名前をつけてあげて』

唯 「え・・・」

紬 『その名前を呼んであげて。その声を唯ちゃんのパーソナルデータとして、ゲッターに登録するわ』

唯 「ぱそ・・・?よく分からないけど、名前だね!うん、それはもう、とっくに決めていたよ」



161 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:16:54.88 ID:NMEKfpEK0

紬 『じゃあ唯ちゃん、お願い』

唯 「うん、この子の名前はね・・・」


(唯 「ね・・・ねぇ。あなたの事、なんて呼べばいいのかな?
    いつまでもあなたとかじゃ、なんだか他人行儀で呼びにくいし」)

(? 「私はゲッター・・・」)


唯 「ゲッター・・・」


(唯 「ゲッター?」)

(? 「ゲッターの意志と呼ばれる者」)


唯 「ゲッターぁ・・・」


(唯 「ゲッター・・・ゲッターの唯・・・ゲッター唯・・・」)


唯 「ゲッタァアアアアア・・・ユーーーーーイっっ!!!」



162 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:25:10.50 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


律 「おい、ゲッターロボが来てくれたぞ!」

澪 「本当だ!これで助かった・・・けど・・・確かゲッターって壊れちゃったんじゃなかったか?」

律 「そうだよな・・・それに何だか、私の知ってるゲッターとちょっと違うような・・・」


ゲッタァアアアアア・・・ユーーーーーイっっ!!!


律 「うわっ、叫んだ!」

澪 「名乗りを上げたのか・・・?」

律 「ゲッターユイって・・・ん・・・?ユイ?唯・・・?」

澪 「い、今の声、気のせいかなぁ・・・唯の声に聞こえなかったか・・・」

律 「あ、あは・・・あはは・・・まさかなぁ~」



163 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:28:11.11 ID:NMEKfpEK0

澪 「でもさ、唯は学校のほうに走ってっちゃったし・・・も、もしかして・・・」

律 「んなわけあるかよ・・・」

澪 「だって唯、なんだか様子もおかしかったし!守るとか何とか、そんな事も言ってたし!」

律 「嘘だろ・・・」

和 「唯・・・」

律 「なぁ、和さん・・・あんた、なんか知ってるのか?」

和 「・・・」

律 「なぁ、違うよな?私たちの友達が、あんな危険なところになんて、いるはずがないよな・・・?」

和 「・・・」



164 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:31:43.92 ID:NMEKfpEK0

律 「何とか言えよ。和さん・・・おい、和ぁ!」

和 「うるさいっ!」

律 「なっ・・・」

和 「あの子は私の言うことなんか、なにも聞いてはくれないのよ!親友の私の言うことなんか!!」

和 「あの子が決めた以上、私には見てることしかできないの!
   一度決めたことは、曲げない子なんだから!!」

和 「う・・・うう・・・」ぽろぽろ

律 「和・・・」

澪 「そ、そんな・・・じゃあ、本当にあの中に唯が・・・?」



165 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:35:02.47 ID:NMEKfpEK0


・・
・・


メカザウルス 「ぐるるる・・・」


ずしんずしん


唯 「き・・・来たっ」ごくっ

紬 『唯ちゃん、メカザウルスはもう目前よ!準備はいい?』

唯 「うん、やれるだけやってみる!」

紬 『無茶はしないで。今はとにかく、
   流さんたちが救援に来てくれるまでの間、耐えることだけを考えてね』

唯 「うん!」

紬 『武器を用意しておいたわ!そこの赤いボタンを押してちょうだい!』

唯 「え、どこどこ・・・」


メカザウルス 「ぎゃああああああっ!!」


唯 「これかっ!」


ぽちっ


メカザウルス 「があああっ!」ぶんっ!!


がきぃいいいいん!



166 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:38:34.74 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


澪 「ゲッターの肩から斧みたいな物が飛び出して、それで敵の攻撃を受け止めたぞ!」

律 「ゲッターロボの武器でトマホークってあったじゃないか!
   前に雑誌で読んだことある!それじゃないか!?」

和 「・・・」じー

澪 「ああ、あれな!ゲッタートマホークか!」

和 「なんか・・・違う気がする」

澪 「え?」

和 「あれって、斧って言うよりも・・・」

律 「ん・・・!?」



167 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:48:03.78 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


唯 「これって・・・」

紬 『うっふっふ』

唯 「巨大なギー太!?」

紬 『そうよ!唯ちゃんにふさわしい武器を特注で作ってもらったの!
   唯ちゃんのギターに模して作られたトマホーク。名づけて・・・』


紬 『ギー太トマホークっ!!』どどーん!!


唯 「・・・」

紬 『ふんすっ』←得意げ

唯 「・・・」



168 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 22:55:15.17 ID:NMEKfpEK0

紬 『あ、あれ・・・?お気に召さなかった・・・?ていうか、ちょっと引いてる??』

唯 「ムギちゃん・・・ギー太で敵を叩いたりとか、したくないよぉ」

紬 『え・・・や・・・でも・・・
   ほ、ほら、あくまで形を似せてるだけで、実際は斧だから・・・ね?』

唯 「で、でもぉ・・・」

紬 『唯ちゃんっ!二撃目くるっ!!』

唯 「っ!」


がっきいいいん!


メカザウルス 「っ!?」ぐらっ

紬 『敵が攻撃を弾かれてよろけたわ!唯ちゃん、逃しちゃダメ!』

唯 「うう、ごめんねギー太・・・えーーーーーーいっ!」


がすっ!!!


メカザウルス 「ぎゃあああああっ!!」




169 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県):2011/11/11(金) 22:55:38.42 ID:ffGQo2re0

なんて暴力的なギー太なんだ・・・!




170 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 23:01:05.40 ID:NMEKfpEK0

唯 「当たった!」

紬 『効いてる!たたみかけて、唯ちゃん!』

唯 「う、うん!」


ごめんね、恐竜帝国の人・・・

地上を取り戻したい。大切な場所を取り戻したいって言う気持ち、私には分かるよ。

でも、だからこそ負けられない。

大切な場所を守りたいって気持ちは、私もいっしょだもの!


唯 「ギー太トマホークっ!!」


どがっ!どがっ!どがっ!


メカザウルス 「うぎゃあああああっ!!!」



171 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 23:06:24.98 ID:NMEKfpEK0

・・
・・


ギー太トマホークっ!!


澪 「気のせいかな・・・私にはギー太トマホークって聞こえた気がするんだけど・・・」

律 「大丈夫。私もそう聞こえたから・・・」

和 「ギターで恐竜に殴りかかってるロボットの図か・・・何というか、シュールね・・・」

澪 「でも、敵はタジタジだ。効いてるみたいだぞ」

律 「見た目なんか、どうでも良いや!が、がんばれゲッター!負けんなよ、唯!」

澪 「がんばれ唯!!」

和 「・・・」

和 (唯・・・こうなってしまった以上、不本意だけど私も応援するわ)

和 (そして勝って、怪我なんかしないで、笑顔で戻ってきてね・・・唯っ)

和 「がんばって、唯ーーっ!」



172 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/11(金) 23:11:27.86 ID:NMEKfpEK0

次回へ続く!




173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(長万部):2011/11/12(土) 04:40:35.14 ID:o3fPrf0vo

おっつーん
ナレーションの昭和の感じがいいねえー
今後の展開が楽しみだわ!



174 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越):2011/11/12(土) 20:41:11.60 ID:0H5JdF/AO

ギー太で首っだけ!





175 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:12:21.70 ID:Nd36LrMn0

再開!



176 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:13:22.47 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


がすっ!がすっ!がすっ!


唯 「あれ、これってこのままいけちゃうんじゃない?」

唯 「私って、かなり強いのかも!」ふんすっ

紬 『唯ちゃん、気を抜いちゃダメ!』

唯 「え・・・」


ずでーん!


唯 「きゃぁっ!いってて・・・なに、なにが起こったの!?」

紬 『敵が尻尾を足にからめてきて、転倒させられたの!早く起き上がって!!』



177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:16:20.06 ID:Nd36LrMn0

唯 「え、え、そんなこと言われても」


ずしっ・・・


唯 「あ・・・あ・・・メカザウルスに馬乗りにされちゃったよ・・・」

唯 「く、ギー太・・・!て、無い!?あ・・・あれれ・・・???」

紬 『転んだ衝撃で手から離してしまったんだわ・・・』

唯 「あんな遠くまで飛ばされちゃってる!これじゃ届かないよ・・・」

メカザウルス 「ざまあああああああっ!」


ばきっ!


唯 「うわぁ!」



178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:19:39.55 ID:Nd36LrMn0

ばきっ!ばきっ!


唯 「ひっ!身動きとれないのに、これじゃタコ殴りだよぉ!!」

紬 『大丈夫!ゲッターユイの武器はギー太だけじゃないわ!』

唯 「えっ!」

紬 『さぁ、今度はこっちの青いボタンよ!』

唯 「よ、よーし、いったれー!」ぽちっ


唯がボタンを押したとたん!

ゲッターユイの両腕に装着されていた盾のような円盤が、するすると移動を開始する!

やがて、それは両掌の上で動きを止め、固定された!

その図はさながら、シンバルを持った奏者の如し!



179 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:23:53.05 ID:Nd36LrMn0

唯 「え・・・こ、これは・・・」

紬 『さぁ、かけ声と共に、それで敵の頭を挟み込んでちょうだい!
   これこそが、ゲッターユイの第二の武器!』


唯 「うん・たんっ!」


ばしいいいんっ!!


メカザウルス 「ぎゃああああああっ!?」

紬 『”ゲッターうん・たん”よっ!!』



180 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:28:03.56 ID:Nd36LrMn0

唯 「ムギちゃん・・・」

紬 『どうしたの唯ちゃん?戦いはまだ終ってないわ!
   さぁ、敵がひるんでいる内にたたみかけるのよ!』

唯 「うう・・・えーいっ!うん・たん!うん・たん!うん・たん!うん・たん!」


ばっしん!ばっしん!ばっしん!ばっしん!


紬 『ゲッターうん・たん!両腕に装着した巨大カスタネットによって敵の頭部を粉砕するという、
   とぼけたネーミングからは想像もできない恐ろしい技よ・・・!』

唯 「うん・たん!うん・たん!うん・たん!うん・たん!うわーん」



181 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:30:59.23 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


えーいっ!うん・たん!うん・たん!うん・たん!うん・たん!
 
ばっしん!ばっしん!ばっしん!ばっしん!


律 「・・・」

澪 「・・・」

和 「・・・」



184 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:40:39.61 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


ばっきゃあっ!!


メカザウルス 「ぎゃああああああっ!!!」


ずしーんっ!!


唯 「はぁはぁはぁ・・・」

唯 「・・・」

紬 『ゆ、唯ちゃん・・・』

唯 「ムギちゃん。メカザウルスが倒れて・・・動きを止めたよ・・・」

紬 『・・・』



185 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:41:23.19 ID:Nd36LrMn0

唯 「私、やったの?」

紬 『油断しないで・・・唯ちゃん、ツンツンしてみて』

唯 「う、うん・・・拾ってきたギー太の先っぽで・・・ツンツン・・・」


つんつん。つんつんつんつん。

しーん・・・


唯 「動かない・・・か、勝った・・・?」

紬 『唯ちゃん!』

唯 「ムギちゃん!」



186 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:44:28.59 ID:Nd36LrMn0

紬 『やったわね!すごい、唯ちゃん!まさかやっつけちゃうなんて、本当にすごいわ!』

唯 「えへへ、それほどでもー。だけどこれ、この後どうしたら良いのかな・・・」

紬 『メカザウルスの残骸は専門の部署が回収してくれるわ。
   唯ちゃんはこのまま誘導に従って、琴吹重工のドッグまで帰還して』

紬 『美味しいお紅茶と、とびきりのお菓子を用意して、待ってるから』

唯 「やったー♪お菓子お菓子っ」


唯ちゃん、まだだよっ!


唯 「・・・え?」


ががががっ!!!


唯 「きゃぁっ!?」



187 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:48:36.11 ID:Nd36LrMn0

ずしーん!


紬 『唯ちゃん、だいじょうぶ!?』

唯 「な、なに、なにが起こったの?」

紬 『攻撃を受けて、転倒させられたの!』

唯 「え・・・攻撃って、だって・・・」


メカザウルス 「・・・」ぬぼー・・・


唯 「うそ・・・頭、潰されちゃってるのに、立ち上がってる・・・」

紬 『唯ちゃん、立って!はやく!』

唯 「なんなの、これ・・・やだ・・・」

紬 「唯ちゃん・・・?」

唯 「こ、怖い・・・怖いよ・・・っ!」

紬 『唯ちゃん!』



188 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:52:00.72 ID:Nd36LrMn0

唯は眼前の壮絶なメカザウルスの姿に、なす術を忘れた。

前日からの、あまりの現実離れした出来事の連続に、半ば麻痺しかけていた感情が今。

頭部を失ってなお戦いを止めようとしない敵の姿を呼び水として、強引に現実に引き戻されたのだ。

恐怖という、負の感情を伴って・・・!


紬 『唯ちゃんっ!』

唯 「あ・・・あ・・・」

紬 『唯ちゃん、避けてーっ!!』

唯 「いやああっ!」



189 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:54:52.50 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


律 「お、おい、ゲッターロボ、転ばされちゃったぞ!」

澪 「はやく起き上がらないと、唯っ!!」

律 「うわぁ、あぶねぇ!!やられちゃうぞ!!」

和 「・・・に・・・ってん・・・よ」

律 「え・・・?」

和 「何やってるのよ、ばかー!」

澪 「うわ、の、和さん!?」

和 「あんた、大丈夫だって言ったじゃない!みんなを守るって、大見得きったじゃないのよ!」

和 「倒されてんじゃないわよ!私に心配かけさせないで!立って!立ちなさいよ!」

律 「和・・・」

和 「唯!唯っ!唯ーーーーっ!!」



190 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 18:59:27.46 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


(和 「唯ーーーーーっ!!」)


唯 「和ちゃん・・・?」

紬 『唯ちゃんっ!』

唯 「・・・はっ!」


メカザウルスの腕が振り下ろされようとした刹那!!


ガキィンっ!!


まさに危機一髪!!

唯は巨大カスタネットを盾代わりに、攻撃を受け止める事に成功したのだった!



191 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:06:06.58 ID:Nd36LrMn0

紬 『唯ちゃん!よ、良かった・・・』

唯 「和ちゃんの声が・・・」

紬 『え・・・?』

唯 「和ちゃんが私を呼ぶ声が聞こえたの。それで私、我に返ることができて・・・」

紬 『そう・・・』


しかしゲッターユイが、依然危機的状況に置かれている事に変わりはなかった。

いかに攻撃を受け止めたとはいえ、こちらは未だ倒されたままの不利な体勢。

一方の敵は、受け止められた腕に全体重をかけて、ゲッターユイを押し潰しにかかっている!

危うし、ゲッターユイ!



192 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:10:02.02 ID:Nd36LrMn0

唯 「くっ、負けらんないよね・・・」

紬 『唯ちゃん・・・』

唯 「負けらんないでしょ・・・怖がってる余裕なんて、無いんだもん」

唯 「守るって決めたんだ。大切な場所を。
   和ちゃんと一緒に入学した、軽音部のみんなと出会えた学校を・・・」

唯 「大切な思い出の場所を、守るためにゲッターロボに乗るって・・・」

唯 「そう決めたんだから!」


竜馬 「お前の決心、たしかに聞いた!」


唯 「え・・・?」



193 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:11:18.16 ID:Nd36LrMn0

唯ちゃん、もう大丈夫だよ。

ほら、空を見上げて。

さあ・・・!


唯 「・・・あ」


竜馬 「ダブルトマホークブーメラン!!!」


唯 「・・・ああ!」


かけ声と共に飛来したトマホークは、一点の狂いなくメカザウルスに命中すると、
その肉を削ぎ、勢いを殺さぬままにやってきた方向へと戻っていった。


唯 「!!」



194 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:17:34.04 ID:Nd36LrMn0

唯は見た!トマホークの帰ってゆく先を。

もし、希望という言葉に形があるのならば、それはいま唯が目にしている光景の事を言うのだろう。

そう。

唯の視線の先。

中空に屹然と佇立し、照り返す陽光を全身に浴びながら、
トマホークを構える勇姿にこそ、その言葉はふさわしい!

それは・・・

それは何だ!?


唯 「ゲッターロボ・・・?」


唯は呼ぶ。

その者の名を!


唯 「ゲッターロボっ!!」

竜馬 「そうだ!これこそが俺たちの新たな相棒、ゲッターロボG・・・」


そう、それこそは!!


竜馬 「その空中戦形態、ゲッタードラゴンだっ!!」



195 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:32:53.98 ID:Nd36LrMn0

唯 「やっぱりリョウさんだ!リョウさん、私・・・」

竜馬 「なかなかやるな、ヘアピン!
     その化け物をはじめて相手にした割にゃあ、なかなかの戦いぶりだったぜ」

竜馬 「お前の守りたい物、立派に守り通したじゃないか」

唯 「で、でも、私・・・やっぱり怖くなっちゃって・・・それで倒されちゃって・・・」

竜馬 「そいつがどうした!戦いってなぁ、最後の最後に立っていた方の勝ちになるんだ!」

唯 「・・・うん!」

竜馬 「それとな、そいつらは普通のやり方じゃダメだ」

唯 「え・・・」

竜馬 「奴らはしぶとい爬虫類でな。一部分をやっつけても、他の細胞は生きている」

竜馬 「そして、すぐ再生して元通りになる。頭を潰したくらいじゃ、なんともならねぇのさ」

唯 「え、じゃ、じゃあ、どうしたら良いの・・・?」



196 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:35:08.03 ID:Nd36LrMn0

竜馬 「くさい奴は元から絶たなきゃダメ!どいてろ!!」

唯 「う、うん・・・!」すたこら


竜馬 「くらいな、トカゲ野郎。貴様らに殺された武蔵の恨み、熨斗をつけて叩き返してやる」

竜馬 「思い起こさせてやるぜぇ、ゲッターの恐ろしさを嫌って程にな!!」

竜馬 「うおおおおおっ、受けてみろ!ゲッタービーーーーームっっ!!」


竜馬の気合一閃、ゲッタードラゴンの口に当たる部分からほとばしる、高熱4万度の光線!

敵対するもの全てを焼き尽くし、溶かし尽くすこの光線が今、竜馬の怒りの叫びと共に放たれた!

鋭い矢のように空を切り裂きながら、ゲッタービームはメカザウルスへと一直線に突き進む!

そして・・・


メカザウルス 「ーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

メカザウルス 「ーーーー・・・」

メカザウルス 「・・・」


頭部を失い、すでに断末魔の叫びをあげる口すら持たぬメカザウルスは、静かにゆっくりと。

焼かれ溶かされ、やがて一塊の消し炭と成り果てて、地に崩れ落ちた。



197 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:45:39.36 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


腰をぬかした格好で地べたに尻を着いているゲッターユイの隣に、ゲッタードラゴンが降り立つ。


竜馬 「お疲れさんだな、ヘアピン」

唯 「リョウさん・・・私・・・」

竜馬 「どうだった?戦いは」

唯 「こ、怖かった・・・」

竜馬 「正常な反応だな。どうだ?ゲッターに乗ったこと、後悔しているか?」

唯 「う、うん・・・正直すこし」

竜馬 「そうか。だが、俺は言ったよな。一度乗ったら後戻りはできないと」

唯 「うう・・・」



198 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:47:38.15 ID:Nd36LrMn0

竜馬 「まぁ、そう悲観する事もない。お前は俺たちがみっちり鍛えてやる。
     ゲッター乗りとして、恥ずかしくない程度になれるようにな」

竜馬 「まともに戦えるようになれれば、恐怖感も減る。そういうもんだ」

唯 「ええー?あはは・・・お手柔らかに・・・」

竜馬 「遠慮するなって、ヘアピン!
     なにせお前は、今日から俺たちゲッターチームの一員なんだからな」

隼人 「そういうことだ。よろしくな、平沢唯」

弁慶 「新入り同士、仲良くしような」

唯 「うあ・・・あはは・・・これから私、どうなっちゃうのかな~・・・」


紬 『みなさ~ん』


竜馬 「お?」



199 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:50:21.56 ID:Nd36LrMn0

紬 『お疲れ様でした。このまま琴吹重工のドッグに帰還してください。
   戦闘後のメンテナンスを行います』

唯 「あ、ムギちゃん!ねぇねぇ、例の物は~」

紬 『うふふ、分かってるわよ唯ちゃん。
   パイロットの皆さんにもお紅茶とお菓子で、心身のメンテナンスをしていただきます』

唯 「やったー!お菓子♪お菓子♪」

竜馬 「とたんに元気になりやがった。現金な奴だぜ」

隼人 「まぁ、そのくらい楽天的なほうが、パイロットには向いてるだろうさ」

竜馬 「違いねぇ。さぁヘアピン、立ち上がれ。勝者らしく、堂々とな」

唯 「うん!」


差し出されたゲッタードラゴンの手をとり、立ち上がるゲッターユイ。

その光景は、あたかも桜ヶ丘高校を遠景に、二体のゲッターが握手を交わしているかのようだ!

そう、今まさにこの時が、ゲッター虎狼計画結実の時!

二体のゲッターが名実共に手を握り、
人類を狙う魔手を払う大いなる力となった、これはその記念碑的瞬間なのだ!



200 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:52:30.93 ID:Nd36LrMn0

ひとまずの戦いは終った。

しかし、力を盛り返した恐竜帝国は、すぐに第二第三の魔手を伸ばしてくる事だろう。

だが、虎狼あい揃ったゲッターには、もはや恐れる物などありはしない。

みんなの希望を明日に繋ぐため、降りかかる火の粉を払い除けるのだ!

行けゲッターユイ!

戦えゲッターロボG!

人類に明日の夜明けを照り輝かせられるのは、君たちしかいないのだから!!



201 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:55:57.37 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


律 「どうやら、終ったようだな・・・」

澪 「が、学校は助かったんだな・・・一時はどうなる事かと」

律 「何はともあれ、もう近づいても平気だろう。
   行こうぜ、唯に事の次第を納得のいくように説明してもらわないと」

澪 「そうだな。なんであいつがロボットなんかに・・・
   ていうか、和さんは唯がゲッターに乗ってたこと、知ってたんだよな?」

澪 「・・・あれ?和さんがいない・・・?」

律 「え、だってさっきまで、ここで一緒に・・・どこ行ったんだ?」

澪 「さ、さぁ・・・」



202 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 19:59:16.07 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


和 「・・・」


とぼとぼ


和 「唯・・・唯・・・嫌だよ、私、やだよぉ・・・う・・・ひっぐ・・・」

和 「これからずっと、ゲッターロボに乗り続けるの・・・?
   そして、危ない目に遭い続けるの?唯・・・唯ぃ」

和 「た、耐えられない・・・!
   胸を掻き毟られるような感覚、あとどれくらい味わえば良いって言うのよ・・・!」


? 「お前さんを苦しませるようなゲッターなら、壊してしまえば良い」


和 「え・・・!?だ、誰!?」



203 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 20:01:10.20 ID:Nd36LrMn0

? 「ゲッターが無くなれば、もう二度と。お前さんの大切な人が危険に晒されることも無いだろう」

和 「あ、あなたは・・・?」

? 「ワシの事なぞ、どうでも良い。さぁ、ワシの目を見るんだ。お前さんの望みを叶えてやろう」

和 「・・・あ」

? 「ふふ、お前さんが自分の気持ちに素直になれば、大願成就はほれ、すぐ目の前じゃ・・・」

和 「あ・・・あ・・・」

? 「ふふ・・・ふはははは・・・」

和 「・・・ゆ、唯・・・私は唯のために・・・唯のために・・・」


和 「ゲッターロボの敵になる・・・!」



204 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 20:02:28.15 ID:Nd36LrMn0

・・
・・


次回予告!


ゲッターユイでの戦闘にも慣れてきた頃。

唯は軽音部のみんなと海へ合宿に来ていた。

過酷な戦いを一時忘れ、年頃の少女らしい楽しみに心を弾ませる唯。

しかしその裏では、恐ろしい計画が進行していた!!

やがて唯の前に現れた、もう一体のゲッターロボ!

その正体とは!?そして、目的とするところは一体なんなのか!!


次回 唯「ゲッターロボ!」第二話にご期待下さい!



205 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/11/13(日) 20:06:19.73 ID:Nd36LrMn0

とりあえず、第一話終了です。

第二話の構想はすでに出来ているのですが、まだ手付かずの状態なので、投下するのはちょっと先になってしまいそう。
それでも読んでやろうと言う優しい方がいましたら、お待ちいただけたら幸いです。

それでは、お付き合いいただき、ありがとうございました。




206 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/13(日) 21:05:28.35 ID:4Z8j4ne8o

乙!

>>180
> 唯 「うん・たん!うん・たん!うん・たん!うん・たん!うわーん」

ゲッターうんたんは予想の範囲だったけどこの台詞は不覚にもワロタwww





207 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越):2011/11/14(月) 10:23:52.57 ID:ggGoYw7AO

宇宙はお前を待っている

乙!



208 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/14(月) 17:16:45.84 ID:5fSdLsq6o

おつ
和がちょっと子供っぽいというか女々しいな



209 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/11/19(土) 23:35:47.82 ID:XNeAs7uso

ゲッターロボ斬が両肩にシンバルつけてるイメージでいいのか?




210 名前:1:2011/12/04(日) 21:32:13.17 ID:KOzASjbk0

>>209

ああ、そういえばそんなゲッターもありましたね。
自分としてはゲッターQにシンバルってイメージだったんだけど、そっちのが格好いいかもですね。




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[ 2012/04/09 22:14 ] クロス | ゲッターロボ | CM(0)

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