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唯「ゲッターロボ!」#3 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1320490601/

唯「ゲッターロボ!」#index




210 名前:1:2011/12/04(日) 21:32:13.17 ID:KOzASjbk0

再開します。



211 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 21:33:19.98 ID:KOzASjbk0

唯「ゲッターロボ!」第二話





212 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 21:34:08.24 ID:KOzASjbk0

今日もまた、青く輝く地球を汚し恐竜帝国は迫り来る。


「うわー!メカザウルスが襲ってきたぞ!」

「きゃぁっ!!」


人々のささやかな幸せ砕けと、メカザウルスが襲い来る。


メカザウルス 「ぐあああああっ!」


だが人々は諦めない!

絶望しない!

何故ならば!


「生き延びるんだ!彼らが、彼らが助けに来てくれるまでは!」


我々人類には恐竜帝国を打ち倒す、大いなる力が残されているからだ!



213 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 21:37:13.82 ID:KOzASjbk0

その力を人々は、希望を込めてこう呼ぶ。


「ゲッターロボG!」


そして。


「ゲッターユイ!」


と!!


大空高く火花を散らし、平和のために悪を討つべく、二つの希望はやって来る!


「あ・・・来た!来てくれた!彼らが来てくれたぞ!!」

「不滅のマシン ゲッターロボがっ!!」


人々の平和と幸せのために、急げ四人の若者たちよ。

正義の心で合体だ!!



214 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 21:39:51.20 ID:KOzASjbk0

・・
・・


唯 「ギー太トマホーク・ブーメラーン!!」ぎゅんっ


どががっ!!


メカザウルス 「ぎゃあああっ!!」

唯 「ひるんだ!今だよ、リョウさん!!」

竜馬 「よし、任せろ!!喰らいやがれ、ゲッタービィィィィィムっ!!」


どっがぁああああああん!!


唯 「・・・やった!」

竜馬 「一丁上がり・・・だな」

唯 「うん!」



215 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 21:41:43.37 ID:KOzASjbk0

隼人 「しかし、お前さんも場慣れしてきたもんだな」

唯 「え、そうかなぁ・・・そんな、まだまだだよー」


はじめてゲッターユイに搭乗してより一ヶ月。

あれより幾度かの出撃を経験して、

唯はゲッターをすでに自分の手足のように扱えるまでに成長していた!


竜馬 「謙遜なんざしなくったって良いんだぜ。
     実際たいしたもんだ。弁慶、お前もうかうかしてられないぞ」

弁慶 「俺は良いんだよ。先輩たちのケツ持ちをシッカリ勤めさせてもらいますから」

竜馬 「プライドの無い野郎だぜ」

唯 「あはは」


こうして今日も、人々の平和は守られた!

さあ、今は休むと良い。ゲッターの戦士たちよ。

次の敵が、君たちの仮寝の夢から引き離すまでは!



217 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 21:44:58.88 ID:KOzASjbk0

・・
・・


夏休みも間近いある放課後。

桜ヶ丘高校 音楽室!


律 「なぁなぁ、唯」

唯 「なぁに?りっちゃん」

律 「ゲッターユイって、合体したり変形したりしねーの?」

唯 「へ?」

律 「いやだって、変形と合体ってゲッターロボの代名詞みたいなもんじゃん?」

唯 「そ、そうなの?」

律 「そうでしょ?」

紬 「そうでもないの」

律 「あら」



218 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 21:51:32.99 ID:KOzASjbk0

紬 「ゲッターユイは開発期間や琴吹重工の技術力の関係もあって、
   合体機構や変形機能はオミットされてるのよ」

律 「それってつまり、ゲッターユイは一人乗りって事なのか?」

紬 「ううん。一人ひとり別のマシンを操縦するわけではないけれど、
   基本的にはゲッターユイも三人乗りなのよ」

唯 「え、そうなの!?」

紬 「操縦担当のメインパイロットの他に、機体制御と武器管制
   それぞれを担当するサブパイロットの計三人乗りとして設計されているの」

唯 「そんなの初めて聞いたよ!!」

律 「おいおい・・・良いのかそれで。それでよく、今まで戦ってこられたなぁ」

唯 「本当にね・・・ムギちゃん~、そゆことはもっと早く教えてよ・・・」

紬 「ごめんなさい。でも、唯ちゃんったら問題なく操縦しちゃうんだもん」

唯 「へ・・・」



219 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:00:18.45 ID:KOzASjbk0

紬 「本来なら三人のパイロットが揃って初めて100%の力が発揮できるはずのゲッター。
   でも、唯ちゃんは三人分の役割をすべて一人でこなしてしまっている」

紬 「天才のなせる業か、それともゲッターの導きによるものか・・・」

律 「唯ってやっぱり、もしかしなくっても凄いんだな」

唯 「私は普通に操縦してるだけで、ぜんぜん実感が湧かないんだけど・・・」

唯 (あ・・・ユイだ。きっと私の手が回らない分は、ユイが手伝ってくれてるんだね)

唯 (ありがと、ユイ)

律 「話は変わるけど、澪の奴は何をグズグズしてるんだろうなぁ」

紬 「澪ちゃんが一番遅くなるなんて、珍しいわねぇ」


がらっ


澪 「・・・」



220 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:04:19.92 ID:KOzASjbk0

律 「おー、噂をすれば。澪ー、早く来いよ。ムギが煎れてくれたお茶が冷めちまうぞー」

澪 「・・・」


つかつかつか


唯 「澪ちゃん??」

澪 「すーっ」

律・紬 「?」


澪 「合宿をしますっ!!」


唯・紬・律 「合宿??」



221 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:06:13.27 ID:KOzASjbk0

澪 「そう、合宿!もうすぐ夏休みだし」

律 「もしかして海? それとも山とか!?」

澪 「遊びに行くんじゃありません!!バンドの強化合宿。朝から晩までみっちり練習するの!!」

律 「着ていく服や水着、買いに行かなきゃ!」

澪 「聞けーーーーっ!」

唯 「合宿・・・」

和 「夏休みが終わったら、もうすぐ学園祭でしょ」

律 「学園祭・・・・?」

澪 「そう。桜高祭での軽音部のライブといえば、昔はけっこう有名だったんだぞ!」

澪 「ムギはどう思う?いくら慌てずやっていこうって言っても、
   もう三ヶ月にもなるのに一度もあわせたことが無いなんて・・・」

紬 「え・・・その・・・」

律 「お、おい澪・・・」

澪 「え?」

唯 「ご、ごめん・・・」

澪 「・・・あ」



222 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:13:50.87 ID:KOzASjbk0

唯 「練習の時間、まともに取れないの、私のせいだよね。私、よく呼び出しかかっちゃうから・・・」

澪 「ち、ちが・・・そんな意味で言ったんじゃなくって・・・」

律 「ばか・・・」

唯 「ほんと、ごめんね」

澪 「違うんだ。さっき偶然にさ、昔の桜高祭でのライブのテープを見つけたんだ。
   で、聴いてみたらあんまりレベルが高くって・・・それで・・」

律 「焦っちゃったってわけか」

澪 「うん・・・唯がみんなの為に戦ってくれてる事、分かってたのに、
   つい慌てちゃって・・・私こそゴメンな」

唯 「んーん。澪ちゃん、なんも間違ったこと言ってないよ」

澪 「え・・・」

唯 「みんなさ、行っておいでよ!私はいつ敵が現れるか分からないから参加できないけど」

律 「唯・・・」

唯 「ね、私の分まで練習してきてよ!」



223 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:25:34.80 ID:KOzASjbk0

澪 「だめだよ、そんなの!唯がいないんじゃ、
   みんなが揃ってできないんじゃ、そんなの私たちが合宿やる意味が無いもの!」

紬 「・・・行きましょう、ぜひみんなで」

唯 「ムギちゃん・・・でもでも・・・もしメカザウルスが襲ってきたら・・・」

紬 「唯ちゃん、何事にもね。息抜きって必要だし、大切だと思うの」

唯 「だけど・・・」

紬 「初めてゲッターユイに乗ってくれてから、
   唯ちゃんがどれだけ頑張ってくれたか、私は知っている」

紬 「そんな唯ちゃんが少しくらい骨休めをしたところで、
   いったい誰が唯ちゃんを責められるというの?」

唯 「・・・」

紬 「実はね。私、みんなでお泊りに行くの、夢だったの」

唯 「え・・・」

紬 「だから、ね?お願い。私の夢を叶えるために、助けると思って・・・ね?」

律 「そうだよ。ムギもこう言ってるし、行こうぜ。な、唯!」

澪 「私、唯と一緒に合宿に行きたい・・・」



224 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:31:57.50 ID:KOzASjbk0

唯 「りっちゃん・・・澪ちゃん・・・ありがとう。うん、私もみんなと合宿、行きたいな!」

紬 「決まりね。じゃあ、さっそく流さんたちに報告しておきましょ」

律 「流って、ゲッタードラゴンのパイロットだっけ?」

澪 「確か、浅間山ふもとの早乙女研究所にいるんだったよな」

紬 「ううん、今はゲッターロボGごと、琴吹重工に出向して来てもらっているの」

律 「そうなんだ?」

紬 「ええ、その方がゲッターユイと同時に整備もできるし、何かと手間が省けるから」

唯 「メカザウルスが襲ってきても同時に発進できるし、連携もとりやすいもんね」

澪 「へー・・・」

紬 「それじゃ、流さんに電話を・・・」

唯 「あ、そうだ。待って待って、ムギちゃん!」

紬 「どうしたの?」

唯 「どうせならさ・・・」



225 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:52:10.08 ID:KOzASjbk0

・・
・・


竜馬 「・・・」ムスー

律 「こ、こんにちわ」

澪 「はじめまして・・・」

竜馬 「おい、こりゃいったいどういうつもりだ」

紬 「え・・・紅茶は口に合いませんでした?日本茶のほうが良かったかしら・・・」

唯 「日本男児だもんね、リョウさん」

竜馬 「そういう意味じゃねぇよ・・・」

紬 「イラついてますね?そういう時は、はいダージリンティー。気持ちが落ち着きますよ」

竜馬 「俺は落ち着いてるっ!」

澪 「ひゃぁっ」

紬 「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」

唯 「六回・・・」

竜馬 「俺が言いたいのは・・・なんでお前等のお茶会に、
     俺がわざわざ学校まで呼び出されなくちゃならないのかって事だ」

律 「・・・荒れてるなぁ」

澪 (この人怖いよ~・・・)



226 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:55:11.04 ID:KOzASjbk0

竜馬 「たまのオフ、ゆっくり羽を伸ばしてたところを呼びつけられたんだ。
     おいマユゲ、納得のいく理由を説明をしてもらおうじゃねぇか」

律 「マユゲって・・・」

紬 「理由は・・・知りません♪」

竜馬 「はぁ・・・!?」

紬 「ちょっと報告したいことがあったんです。
   私は電話で十分だって思ってたんですけど、唯ちゃんが」

竜馬 「ヘアピンが?」

唯 「うん、私がリョウさんを呼ぼうって言ったの」

竜馬 「ほほぉ」ギロリ

唯 「ムギちゃんの言うとおり聞いておきたい事もあったし、それにちょうど良い機会だと思って」

竜馬 「機会?なんのだよ」

唯 「私のお友達、リョウさんにも紹介したいなって♪」

竜馬 「・・・は?」

律 「・・・え?」

澪 「そ、それって、私たちのことか?」

紬 「あら、それが理由だったのね」

唯 「えへへっ」

竜馬 「い、意味がわからねぇよ・・・」



227 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:57:48.41 ID:KOzASjbk0

唯 「えー・・・分かんないかなぁ。
   だって、リョウさんには私の友達とも仲良くなってもらいたいんだもん」

竜馬 「だから、意味がわからねぇって・・・」

唯 「リョウさんも、私の大切な友達だから♪」

竜馬 「・・・っ!?」

紬 「あらあら、まぁまぁ♪」

唯 「友達の友達は、友達だもん!」ふんすっ

竜馬 「あ・・・ぐっ・・・!?」

律 「鳩が豆鉄砲くらったような顔になっちゃったぞ」

竜馬 「・・・」

澪 (押し黙っちゃった・・・やっぱりこの人、怖いよー)



228 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 22:59:07.95 ID:KOzASjbk0

澪 「ね、ねぇ唯・・・流さん、怒っちゃったんじゃないの?何だか私、怖いよ・・・」ぼそっ

唯 「えー、怖くなんかないよ」

澪 「でも・・・」

唯 「リョウさんって言葉使いは乱暴だし、ちょっとぶっきらぼうな所もあるから、
   はじめは私も怖い人なのかなって思ってたんだけど、でもね」

唯 「本当はリョウさん、とっても優しい人なんだ。
   困ってる人を見捨てて置けない。そんなね、優しい人」

竜馬 「っバカか・・・お前、な、何を言って・・・」

紬 「今は照れちゃって、荒れたふりをしてるだけよねー」

竜馬 「俺は照れてねぇっ!!」だんっ!

澪 「きゃっ!」

唯 「あ、もぉー。急に大きな声出しちゃだめだよ。澪ちゃん、ビックリしちゃったじゃない」

竜馬 「え・・・あ・・・うぐ・・・」



229 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 23:01:27.80 ID:KOzASjbk0

律 「でもさぁ、さっきから怖い顔して、なぁんか感じ悪いんだよな。
   そりゃ、澪じゃなくってもおっかなくなるって」

唯 「違うよ。リョウさん、怒ってるんじゃなくって、緊張してるんだよ」

律 「緊張ー?何にさ」

唯 「ここだけの話。リョウさんねぇ。女の子がちょっと苦手なんだ」

竜馬 「!?」

律 「あ、そうなんだ?それはまた意外な・・・」

竜馬 「お、俺に苦手なもんなどねぇっ!!」

澪 「ひゃぁっ!」

唯 「あ、ほらまたぁ!」

竜馬 「ぐっ・・・こ、これだから女って奴は・・・!」

紬 (あらやだ。なんだか面白いわ・・・)

律 「ぷっ(思ったよか、馴染みやすそうな人なのかもな)」



230 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 23:03:32.08 ID:KOzASjbk0

・・
・・


竜馬 「合宿?別に良いんじゃねぇか」

唯 「え、そんなあっさりと・・・良いの?もし私が留守の間にメカザウルスが現れたら・・・」

竜馬 「何ヶ月も留守にするってわけじゃねぇんだろ?
     その間の事くらい、俺たちだけでどうとでもなるさ」

竜馬 「万が一、どうにもならない事態が起こったら、
     その時はレディーコマンドを迎えにやるから心配すんな」

律 「なぁムギ。レディーコマンドってなんだ?」

紬 「ゲッターロボの支援戦闘機よ」

竜馬 「その代わり、行き先は早乙女研の方にも通達しておいてくれ。
     あと、毎日の定時連絡も忘れずにな」

唯 「あ・・・じゃ、じゃあ。私、本当に合宿にいけるんだ!」

紬 「よかったわね、唯ちゃん」

唯 「うん・・・ゲッターロボに乗るようになって、
   こういう楽しみは犠牲にしなくっちゃならないのかなって、漠然と考えていたから・・・」

唯 「すっごく嬉しいよ!ありがとう、リョウさん!」

竜馬 「お・・・おう」

紬 「私からも。ありがとう、流さん」

律 「ありがとうございます!」

澪 「あ、ありがとうございます・・・」

竜馬 「べ、べつに礼を言われる筋合いのことでもないだろ。用が済んだんなら、俺は行くぜ」



231 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 23:04:45.84 ID:KOzASjbk0

律 「あ、そうそう!」

竜馬 「・・・まだなにか?」

律 「流さんって、唯やムギの事、あだ名で呼んでるんですね」

唯 「ヘアピンとマユゲ」

紬 「和ちゃんのことはメガネだし。あだ名というか、そのまんまよね」

律 「あははっ、センスないなー!」

竜馬 「ほっとけ。俺が呼びやすいんだから、それで良いんだよ」

唯 「あ、じゃあさ。ここで澪ちゃんやりっちゃんにも、あだ名をつけてもらおうよ!」

澪 「ええっ??」

律 「お、良いね良いね!ひとつ、よろしくお願いします!」

竜馬 「お、お前ら勝手になに言ってるんだ!」

紬 「まぁまぁ。それとも、そんなに早く帰りたいんですか?」

唯 「そっかぁ・・・残念だけど女の子が苦手なんじゃ、居心地悪いもんねぇ」

竜馬 「こ・・・このっ・・・だから、何度も言うが、俺に苦手なもんなんざ・・・」

紬 「じゃあ、良いじゃない。はい、まずは澪ちゃんから」

澪 「え・・・」



232 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 23:08:33.61 ID:KOzASjbk0

竜馬 「くそっ、わぁったよ!あだ名つけりゃ良いんだろ、つけりゃ・・・ったく」

竜馬 「・・・そうだな。んー・・・」じー

澪 どきどき

竜馬 「黒髪」

澪 「他に特徴は無いのか、私は・・・」

紬 「予想を裏切らない安直さですね」

唯 「あははっ」

律 「じゃあ、はいはーい!次はアタシ!私は?」

竜馬 「お前は・・・そうだな・・・」じー

律 (唯はヘアピンだって言うし、
   だったら私はカチューシャかな?百歩譲ってヘアバンでも・・・)わくわく


竜馬 「デコ」


律 「っですよねー!そういうオチだとは思ってましたよ!」

紬 「ぶれないわねぇ、流さんは」



233 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/04(日) 23:09:41.49 ID:KOzASjbk0

次回へ続く!



234 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/12/05(月) 11:10:31.57 ID:L70AFnnDO

乙!
ゲッターあまり詳しくないけど面白い。



235 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/12/05(月) 11:29:34.00 ID:LAOtg2Xio

竜馬の性格は世界最後の日設定なのか
原作だとスパロボでネタにされたが合コンとかでちゃう女好きなんだぜ

と誰かにささやかれた



236 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/12/05(月) 12:14:48.52 ID:SbsgGv68o

(・ω・`)乙 
面白かった!
>>235
スパロボは原作に入るのかそこが問題…



237 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/12/05(月) 12:19:37.90 ID:LAOtg2Xio

>>236

おうっふ日本語ミスしたよ
スパロボだと原作では女好きだったのにみたいなネタがあったんだよ!!!



238 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越):2011/12/05(月) 14:57:06.29 ID:nlIBvUHAO

てっきり新スレ立てるかと思ってたけど乙!

漫画版はけっこう普通のギャグも多いよね
早乙女がパーティーに出発するとことか竜馬笑いすぎ




239 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 16:58:54.35 ID:aqCOEAfQ0

1です。

竜馬が女好きな言及のあったスパロボって、たしかWだったっけか・・・

たしかに原作では普通にミチルにモーションかけたりして、女好きな一面が垣間見えてましたね。

このSSでの女嫌い設定は、書いているうちに何となくなってしまったというか。


では再開!



240 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 16:59:46.14 ID:aqCOEAfQ0

・・
・・


恐竜帝国!

遥かな昔にゲッター線の難から逃れるため地下に潜った彼らは、

自分たちが居住するに足る環境を新たに作り上げねばならなかった。

それこそが彼らの本土 マシーンランドである!

マシーンランドは普段はマグマ層に潜行しているが、

地上侵攻作戦が発令されるや地底を自在に移動し、メカザウルスを作戦区域に送り込むことができた。

強力なステルス機能をそなえたマシーンランドを発見する事は容易ではなく、

それが故に人類は守りの戦いに徹せねばならない立場に陥っているのだった!


そんなマシーンランドの宮殿内。

帝王ゴールの執務室にて。

ゴールは腹心のバット将軍より、地上進行戦のとある作戦についての報告を受けていた!!



241 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:01:06.56 ID:aqCOEAfQ0

ゴール 「例の計画の進行状況は如何になっておる?」

バット 「は・・・かの者の報告によりますれば、間もなく実行に移せるものと」

ゴール 「そうか」

バット 「しかし陛下。かの者、本当に信用ができるのでしょうか。
      私にはあのような者に大権をお与えになられた陛下のお心が・・・」

ゴール 「・・・気が知れぬ。そう申したいのか?」

バット 「畏れ多きことなれど・・・」

ゴール 「よい。その疑念も全て、お前の忠心から出る心情であることは百も承知しておる」

バット 「なれば陛下・・・」

ゴール 「我々には時間がない」

バット 「・・・」



242 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:04:25.58 ID:aqCOEAfQ0

ゴール 「長き眠りより目覚め、ようやくにも地上奪還の時が来たれりと思わば、
      ゲッターロボという大患が帝国に襲いかかり・・・」

ゴール 「あまたな忠良なる臣民が、戦の庭で斃れていった・・・」

バット 「栄えある戦死です・・・」

ゴール 「最後の勝利を手にせねば、彼等の死は無駄死にである」

バット 「・・・」

ゴール 「まもなく、次の休眠期が訪れる。
      そうすれば我が帝国は再び地に潜り、陽光を手にできるのもいつの日になる事か・・・」

バット 「その前に確固たる勝利を、偉大なる帝王ゴールと恐竜帝国に」

ゴール 「その為には、手段を選り好みしている余裕など、すでに我々には無いのだよ」

ゴール 「あのような者、元より信用などしてはおらぬ。しかし、使える物は使うほかあるまい」

バット 「・・・陛下、お許しあれ。私が浅慮でありました」



243 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:07:14.87 ID:aqCOEAfQ0

ゴール 「良い。では報告の続きを」

バット 「は・・・では・・・」


? 「お父様ーっ!」とてとて


ゴール 「ジャテーゴ・・・執務室には入らぬよう、言い聞かせていたであろうが」

ジャテーゴ 「だって、お父様ったら最近ちっとも構ってくれないんですもの」

ジャテーゴ 「寂しくなったから、来ちゃった!」

ゴール 「仕方のないやつだ」

バット 「良いではありませんか。ご機嫌うるわしゅう、姫殿下」

ジャテーゴ 「こんにちわ、バット将軍!ね、お父様。お仕事終った?遊びましょうよ!」

ゴール 「いや、これから大事な報告を受けねばならぬのだ。お前は下がっていなさい」

ジャテーゴ 「えー・・・」

バット 「内容は、こちらの報告書にまとめております。
      後で裁可を頂ければよろしゅうございますので」

ゴール 「そうか・・・すまんな」



244 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:11:15.20 ID:aqCOEAfQ0

ジャテーゴ 「仕事終ったのね!やったー!お父様、遊びましょっ」

ゴール 「やれやれ・・・」

バット 「ふ・・・勝たねばなりませんな」

ゴール 「そうだ。ジャテーゴと、
      娘が統べる次代の恐竜帝国の子らのため・・・我らに負けは許されぬ」

バット 「我ら臣民、粉骨砕身。犬馬の労を厭いませぬぞ」

ゴール 「・・・ありがとう。さぁ、おいで、ジャテーゴ・・・うっ!?」ぐらっ

ジャテーゴ 「お父様!?」

バット 「陛下!いかがなされました!?」

ゴール 「あ、案ずるな・・・ただの目眩よ。されど・・・」

バット 「陛下・・・?」

ゴール 「この感覚。いよいよ近いな。忌まわしい休眠期が・・・」

バット 「・・・」

ゴール 「急がせねばなるまい。かの計画を・・・」

バット 「は・・・」

ゴール 「そして、さらにその次の一手を、な・・・」

バット 「・・・」

ジャテーゴ 「?」



245 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:15:46.21 ID:aqCOEAfQ0

・・
・・


竜馬 「じゃあ、本当に俺は帰るぜ。たく、とんだ休日の無駄遣いだ」


ばたんっ


澪 「帰っちゃった・・・な」

律 「あははっ、なんだぁ。けっこう面白い奴じゃん、流って人」

澪 「そ、そうかなぁ・・・」

律 「そうだぜ。とっつきにくいタイプだけど、悪い奴じゃないって」

唯 「そだよ。リョウさん、いい人だよ」

紬 「そうね。それに、唯ちゃんに対しては、だいぶ砕けて接するようになったみたいね」

唯 「そう?」

紬 「うん。認めてるんじゃないかな。唯ちゃんのこと、仲間として」

唯 「え・・・そ、そうなのかな。え、えへへ・・・」



246 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:20:19.59 ID:aqCOEAfQ0

澪 「と、とにかく合宿の件はこれで決まったな。それじゃ、行く場所とか決めてしまおうよ」

律 「じゃあさ、海にする!?それともぉ・・・」

澪 「だから!バンドの強化合宿って言ってるだろ!」

唯 「わくわく・・・あ・・・でも、費用っていくらくらいかかるのかな・・・?」

律 「・・・あ。そうだぞー。きつくないのか?」

澪 「そ、それは・・・む、ムギ・・・」

紬 「はい?」

澪 「別荘・・・とか・・・」

紬 「ありますよ?」

律・澪 「あるんかいっ!」

唯 (ゲッターロボ作れちゃうくらい、お金持ちだもんね。ムギちゃんち・・・)



247 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:25:06.96 ID:aqCOEAfQ0

・・
・・


律 「それじゃ今日は、そろそろ帰るかー?」

澪 「そうだな、すっかり遅くなっちゃったし。
   合宿に持っていく物は、次の土曜にでもみんなで買いに行こう」

紬 「うわぁっ、楽しみ」

唯 「こういうのって、準備するところから、もう楽しいんだよね」

律 「そうそう!」

澪 「何度も念を押すけど、遊びに行くんじゃないんだからな?」

律 「分かってる分かってるって」

澪 「なら良いけど。さ、戸締りしたら帰ろう」


廊下!


唯 「・・・あ」

和 「・・・」


ばったり!


唯 「和ちゃん。和ちゃんも、いま帰り?だったら、みんなで一緒に帰らない?」

和 「・・・唯。ううん、私はまだ、生徒会の仕事が残ってるから」

唯 「そっかぁ・・・」



248 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:41:09.47 ID:aqCOEAfQ0

和 「それじゃ・・・」

紬 「和ちゃん」

和 「・・・なに?」

紬 「今度ね、私たち合宿に行くの。私の別荘に泊りがけで」

和 「そう。楽しそうで良いわね」

紬 「和ちゃんも来ない?」

和 「え・・・」

唯 「ムギちゃん・・・」

和 「どうして部外者の私が?」

紬 「合宿って言っても、練習だけをしに行くわけじゃないもの。みんなとの想い出作りも大切な目的」

紬 「だったらそこに、唯ちゃんの親友の和ちゃんがいるのは自然な事じゃないかしら。
   それに大勢の方が、イベント事は楽しいわ」

和 「・・・」

紬 「私たちの練習の時も、観客役の人がいてくれた方が演奏にも身が入ると思うし・・・どうかしら」



249 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:45:50.59 ID:aqCOEAfQ0

和 「・・・悪いけど、遠慮しておくわ」

紬 「夏休みは用事でも?」

和 「そんなところね」

紬 「そう・・・」

和 「用事はそれだけ?」

唯 「え・・・」

和 「・・・誘ってくれてありがとう。それじゃ私、生徒会に行くわね」


すたすた


唯 「・・・和ちゃん」

紬 「・・・」



250 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 17:52:40.73 ID:aqCOEAfQ0

律 「なんだあいつ。感じ悪いなぁー」

澪 「真鍋さんって、あんな冷たい雰囲気の人だったっけ・・・?」

唯 「違う。たぶん和ちゃんは私のこと、怒ってるんだよ」

唯 「ゲッターユイに乗るって決めた時、
   和ちゃんは本気で私のこと心配して止めてくれたのに、言うことを聞かなかったから・・・」

律 「唯・・・」

唯 「だから、和ちゃんのこと冷たい人だと思わないでね?全部、私を思っての事なんだから」

紬 「・・・ごめんなさい、勝手な事をして。
   でも、さいきん唯ちゃんと和ちゃんがギクシャクしてたの見てたから、
   和解の良いきっかけになればって思って・・・」

唯 「ううん、ムギちゃん。気を使ってくれて嬉しかったよ」

紬 「・・・うん」

澪 「でもさ、ああいうのは違うと思う」

律 「澪?」

澪 「友達の事を心配して、あれこれアドバイスするのは良いよ。
   でも、言うことを聞いてもらえなかったからって態度を変えるのは、間違ってると思う」

唯 「澪ちゃん・・・」



251 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:05:29.25 ID:aqCOEAfQ0

澪 「だって、唯は自分のためじゃない。
   みんなを守るために戦ってくれてるんだ。一番辛いのは唯なんだ。なのに・・・」

澪 「も、もし私が唯の立場で、それで律に冷たくされたらと思うと・・・
   やりきれなくって・・・ひっく」

律 「・・・ばかお前、なに言ってるんだよ」

澪 「バカとは何だ・・・」

律 「・・・和のことは、合宿じゃなくってもさ。
   また何か機会があったら誘ってみようぜ。押しの一手って言葉もあるだろ」

澪 「それ・・・男の人が女性を口説くときの言葉だぞ・・・」

律 「細かい事は良いんだよ。だからお前も泣いてんなって」

澪 「泣いてなんかない・・・」ぐすっ

唯 「りっちゃん・・・ムギちゃんも澪ちゃんもありがとね。私もまた、和ちゃんと話してみるよ」

紬 「ええ」

澪 「うん・・・」



252 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:06:05.89 ID:aqCOEAfQ0

律 「・・・っよし!じゃあ、辛気臭いのはこれでおしまい。景気づけにケーキでも食べて帰ろうぜ!」

紬 「景気にケーキ?」

澪 「・・・くすっ。上手いこと言ったつもりか?」

律 「なんだよー。笑えよ、みんな。つか、私はケーキが食べたいんだよ。
   生クリーム!甘いもの!胃が糖分を求めているー・・・」

唯 「えー、さんざんムギちゃんのお菓子たべたのに、まだ食べるの?」

律 「私の四次元胃袋は、甘いものならいくらでも格納できちゃうんだよ。お前らだってそうだろ?」

澪 「そうかも」

紬 「異議なーし。さ、そうと決まったら行きましょう!」


あははは♪


和 「・・・」

和 「泊りがけで・・・合宿・・・か」

和 「・・・ふふっ」



253 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:11:51.38 ID:aqCOEAfQ0

・・
・・


憂 「私はお姉ちゃんが戦うなんて、反対だよ!」

唯 「憂・・・」

憂 「どうしてお姉ちゃんが、そんな危険なことをしなくっちゃいけないの!?
   お姉ちゃんはただの女の子なのに!」

唯 「うん・・・ただの女の子だって、私も思ってたんだけど・・・」

憂 「え・・・」

唯 「ちょっとね、違ったみたい」えへ

憂 「違うって・・・だって・・・」

唯 「私ね、みんなを守るための力を持っているんだ。
   みんなを守る力なんだから、みんなのために使わなくっちゃ」

憂 「だって・・・だって・・・お姉ちゃんは怖くないの?」

唯 「・・・怖いよ」

憂 「だったら!」



254 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:17:41.53 ID:aqCOEAfQ0

唯 「ある人にもね、言われたんだ。
   戦いたくないなら戦わなくっても良い。守られる立場を選ぶのも、道の一つだって」

憂 「そうだよ!お姉ちゃんが戦う必要なんかない!そういうのは専門の人が・・・」

唯 「でもね」


私、思ったんだ。

せっかくみんなを守れる力を貰ったのに、それを使わなかったら。

それでもし、取り返しのつかない事になっちゃったら・・・すっごい後悔しちゃうんだろうなって。

それはきっと、怪我をする事よりも。もしかしたら死んじゃう事よりも・・・

ずっとずっと、恐ろしい事なんだろうなって。


唯 「そう、思ったの」

憂 「取り返しのつかないことって・・・?」

唯 「友達や大切な場所や・・・憂を。失ってしまう事」

憂 「あ・・・」

唯 「えへへ・・・もし・・・もしもね。
   憂が今の私の立場だったとしたら、きっと憂は私と同じ選択をしたと思うんだ」

憂 「・・・」

唯 「それにね、お姉ちゃんは大丈夫!私には心強い仲間もいるし、なにより!」

唯 「私が憂をおいて、やられちゃうなんて事、あるわけないもんね!」ふんすっ

憂 「お姉ちゃん・・・」



255 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:28:33.27 ID:aqCOEAfQ0

・・
・・


ぴぴぴぴ・・・ぴぴぴぴ・・・


憂 「・・・ん・・・あ、朝・・・?」

憂 「夢・・・だったんだ。お姉ちゃんがゲッターロボに初めて乗った、あの日の・・・」


(憂が今の私の立場だったとしたら、きっと憂は私と同じ選択をしたと思うんだ)


憂 「ずるいよね、お姉ちゃん」

憂 「あんな風にいわれたら私、もう何も言えなくなっちゃうじゃない・・・」

憂 「・・・」

憂 「私がお姉ちゃんの立場だったら・・・か・・・」

憂 「もし・・・もしも・・・私に強大な力が授けられたなら・・・私は・・・」



256 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:32:23.64 ID:aqCOEAfQ0

・・
・・


憂 「もうすぐ10時か。お姉ちゃん、あいかわらずのお寝坊さんだなぁ」

憂 「いくら夏休みだからって・・・仕方ない、起こしに行きますか」


唯の部屋!


憂 「お姉ちゃん」がちゃっ

唯 「くかー」

憂 「そろそろ起きたら?ていうか、それ。私のパジャマじゃん・・・」

唯 「うーん・・・むにゃらむにゃ・・・もうちょっと・・・」

憂 「しょうがないなぁ・・・ん・・・?」


憂 (え・・・旅行カバンが用意されてる・・・て、あれ?そういえば今日って・・・)


憂 「お、お姉ちゃん・・・?」

唯 「・・・っいま何時!?」がばっ!



257 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:37:30.34 ID:aqCOEAfQ0

憂 「えっと・・・」


じりりり・・・じりりり・・・


唯 「も、もしもし・・・」がちゃっ

澪 『お、おはよう・・・』

唯 「・・・おはようございます」


唯 「ごめんなさーーーいっ!」


・・
・・


唯 「じゃ、いってきまーす!!」

憂 「お姉ちゃん、急ぐのは良いけど、車に気をつけて。楽しんできてね」

唯 「ありがと、憂!そんじゃっ!」


ばたんっ


憂 「行っちゃった。もう、昨夜は楽しみにしすぎて、眠れなかったのかな?」



258 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:40:27.47 ID:aqCOEAfQ0

憂 「それでお寝坊しちゃうなんて、お姉ちゃんらしい」

憂 「くすっ」

憂 「・・・」

憂 「さ、さて。今日はこれから何しようかな。積読してた本でも読んじゃおうかなぁ・・・」


ぴんぽーん


憂 「あれ、お姉ちゃん?忘れ物かな?」

憂 「はーい・・・」がちゃっ


和 「こんにちわ」


憂 「和ちゃん・・・?」



259 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:44:37.72 ID:aqCOEAfQ0

・・
・・


憂 「お茶、どうぞ」

和 「悪いわね。急に押しかけて」

憂 「ううん、でもどうしたの?
   お姉ちゃんだったら、今日から合宿に行ってて、しばらくは留守だよ?」

和 「知ってるわ。今日はね、憂とお話がしたくって来たの」

憂 「私と・・・?」

和 「うん。ねぇ、憂。憂はここ最近、心安らかに過ごせているかしら」

憂 「え・・・どういうこと?」

和 「唯のことよ」

憂 「あ・・・」

和 「唯が出撃するたび、心が張り裂けそうな想いを強いられているんじゃないかしら」

憂 「の、和ちゃん・・・?」

和 「憂は唯がゲッターロボに乗って戦う事、どう思ってるの?」

憂 「どうって、私は・・・」

和 「・・・」

憂 「お姉ちゃんが選んだ事なんだもの。
   誰かがやらなくっちゃいけない事で、納得した上で
   お姉ちゃんがその役割を請け負うって言うなら・・・」

憂 「私は、お姉ちゃんを応援するよ」

和 「本心?」

憂 「え・・・」



260 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:48:41.51 ID:aqCOEAfQ0

和 「答えが模範解答すぎるのよ。きれいすぎる」

憂 「和ちゃん、なにが言いたいの?」

和 「憂の言葉の裏側に、私には別の本音が見え隠れしているように感じる・・・」

憂 「っ!」

和 「ゲッターユイなんか、壊れてしまえ」

憂 「え・・・」

和 「そうすれば唯は、もうゲッターに乗らないですむ。身の危険に、再びさらされる事もないわ」

憂 「な・・・何を言ってるの」

和 「私の本心よ。そして・・・」

憂 「の・・・和・・・ちゃん・・・?」

和 「あなたの本音」

憂 「違うよ!私はそこまで思ってない!」

和 「そうかしら・・・」



261 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 18:53:00.53 ID:aqCOEAfQ0

憂 「そうだよ。そりゃ、正直お姉ちゃんには危ない事はしてもらいたくない」

憂 「毎日、いつ出撃になるかと思うと心配で心配で・・・
   出撃したらしたで、やっぱり心配でたまらなくって・・・」

憂 「でも、それでも!お姉ちゃんが選んだ事だから・・・
   だったら、私は応援しなくっちゃって・・・」

和 「・・・」

憂 「そう思ってるから・・・」

和 「唯の選択が正しかったのか、それは考えないの?」

憂 「え・・・?」

和 「唯が決めたことだからと、無批判に応援することが、本当に唯のためになるのかしら」

憂 「それは・・・」

和 「私はそうは思わない。唯は間違ってる」



262 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 19:20:55.17 ID:aqCOEAfQ0

憂 「ど、どうして言い切れるの?」

和 「私も唯が心配。唯が出撃した時は、今度こそ死んでしまうんじゃないかと、気が気でない」

和 「心配で心配で、夜も眠れなくって・・・そんな想いを・・・」

和 「親友の私や妹の憂にさせる選択が、正しいはずなんてないじゃないの!」

憂 「和ちゃん・・・どうしたの?こんな感情的になって、和ちゃんらしくないよ・・・」

和 「憂、私の言ってること、間違ってると思う?」

憂 「そうは思わないけど・・・」

和 「だったら、お願いよ憂。私に力を貸してちょうだい」

憂 「力って、何をする気なの?」

和 「さっき言った事を実行に移す。ゲッターユイなんか壊れてしまえば良い・・・」

憂 「・・・!?」

和 「あなたの力が必要なのよ。唯の妹・・・ゲッターに選ばれた唯の、妹の力が・・・」

憂 「や、やだよ・・・そんな、いくらなんでも・・・壊せるわけないもの・・・」

和 「壊せるわ」



263 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 19:23:58.73 ID:aqCOEAfQ0

憂 「・・・和ちゃん、怖いよ・・・」

和 「私が怖い?どうして?」

憂 「だって・・・」

和 「本当に怖いのは、普通の女の子を戦わせて当然としている現実の方よ!!」

憂 「ひっ!」

和 「私と一緒に来て。私たちの唯を取り戻しましょう」

憂 「い・・・いや・・・」

和 「どうしても?」

憂 「だって・・・いまの和ちゃん、ぜったい変だもの・・・!」

和 「そう。じゃあ、仕方がないわね」

憂 「え・・・」

和 「憂、私の目を見て・・・」

憂 「あ・・・」

和 「ほら・・・見つめ合いましょう?」

憂 「あ・・・あ・・・?」

和 「くすくすくすくす」



264 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 19:28:51.70 ID:aqCOEAfQ0

憂 「・・・」くらくら


どさっ


和 「・・・」

和 「ごめんね、憂。でも、これもすべて唯のためだから・・・」


? 「首尾よく、事は済んだようだの」


和 「博士・・・」

? 「では、その娘を運ぼうか。平沢唯が手に入いらなんだのは残念だが、
   なに。お前がいれば妹の方でも事は足りよう」

和 「じゃあ・・・」

? 「ああ・・・お前の大好きな、平沢唯を取り戻す戦いを始めるとしようかの・・・」

和 「・・・はい。もうすぐよ、唯。ゲッターロボなんて不要なもの、私が壊してあげる・・・」


和 「私が・・・あなたを助けてあげるから・・・!」



265 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/05(月) 19:32:48.52 ID:aqCOEAfQ0

次回へ続く!



266 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越):2011/12/05(月) 20:40:47.16 ID:nlIBvUHAO

こ、これは乙じゃなくてトマホークブーメランなんだからね!




267 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 21:43:17.97 ID:Fc8ZE2uY0

再開!



268 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 21:45:42.70 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


ここは・・・夢の中・・・?


ユイ 「・・・」


あ、ユイだ!

久しぶりぶり~。最近あまり会いに来てくれなかったよね。寂しかったよー。


ユイ 「・・・」


・・・?

どうしたの?そんな悲しそうな顔をして・・・

何かあった?いやな事でもあったの・・・?


ユイ 「ごめんね、唯ちゃん」


え・・・?

ユイったら、なんで謝ってるの?


ユイ 「もうすぐね。唯ちゃんにとって、とても辛い出来事が起こるの・・・」



269 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 21:47:46.02 ID:Fc8ZE2uY0

ユイ 「でも、私はそれを食い止めてあげることができない・・・」

ユイ 「唯ちゃんが悲しい想いをすることが分かっているのに、
     私には何もしてあげることができないの・・・」

ユイ 「だから・・・ごめんなさい・・・」


どうしたの?ね、ユイ。いったい、なにが起こるっていうの・・・?


ユイ 「この戦いを終らせるための、転機・・・」


え!

この戦いって・・・恐竜帝国との戦いが終るっていうこと!?


ユイ 「うん、唯ちゃんがこの悲しみを乗り越えることができれば・・・」


そっか・・・そっか!

うん、じゃあ私がんばるよ!

なにが起こるか分からないけど、

それでこの悲しい戦いが終るっていうなら、何があったって負けないよ!

それに、いっつもいっつもユイに頼ってばかりもいられないしね♪


ユイ 「唯ちゃん・・・」



270 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 21:50:27.43 ID:Fc8ZE2uY0

だから、ね。悲しい顔はもうやめて?

ユイは私と同じ顔だから、なんだか自分がションボリしてるみたいで、私まで悲しくなっちゃう。


ユイ 「ありがとう」

ユイ 「でも、唯ちゃん。気をつけて・・・そして、心を強く持って。そして」

ユイ 「時には非情になる事もまた、必要なことだと知っておいて・・・」


・・・?

う、うん。


律 「唯ー・・・」

律 「唯、起きろって。唯ー!」



271 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 21:54:50.15 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


唯 「はっ!?」

律 「おー、やっとこ起きたな。たく、遅刻までして、さらに居眠りとは良い度胸してるなぁ、唯は」

唯 「こ・・・ここは・・・?」

澪 「寝ぼけてるなぁ、唯」

紬 「おはよう、唯ちゃん。ここは私の別荘に向かう列車の中よ」

唯 「あ、そうだった。えへへ・・・寝不足だったから、つい・・・」

律 「これから遊び倒すってのに、今からそんなんじゃ先が思いやられるぞ」

澪 「いや、違うから。練習するんだから。これ、合宿だから」

紬 「大丈夫?唯ちゃん」

唯 「う、うん。へへ、ごめんね」


唯 (ユイったら、なにを言いたかったんだろう。これから起こる悲しい事って、いったい・・・)


律 「それよりそろそろ教えてよ。別荘ってどこにあるんだ?」

紬 「あ、えーっと・・・もうすぐ♪」

唯 「あ・・・窓の外・・・」

律 「んー?」

唯 「ほらほら、りっちゃん!むこう!」

律 「え・・・?おー!!」

澪 「海か・・・!」

紬 「はい、海♪」



272 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:14:50.74 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


海!

寄せては返す波。

陽の光を受けて、きらきらと輝く水面。

水平線のかなたには大きな入道雲が、唯たちを包み込むかのようにそびえている。


律 「おーし、遊ぶぞー!!」

唯 「おー!いえーい!」

澪 「て、はやっ!練習は!?」


紬の別荘に着くが早いか、さっそく水着に着替えて海へと繰り出す唯と律。


唯 「先いってるから、澪ちゃんとムギちゃんも急いでねー!」



273 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:17:08.67 ID:Fc8ZE2uY0

紬 「はーい。じゃあ私も・・・待ってるから」

澪 「ムギまで・・・」


こうなると、練習の鬼を自認する澪でさえ、いてもたってもいられなくなる。


澪 「わ、私も行くー・・・」

唯・律・紬 (にやり)


こうして軽音部の面々は、揃って海へと飛び出した!

いくら練習のための合宿とはいえ、ここは夏の海。

しぶく波に誘われては、若い命が真っ赤に燃えて、心が弾むのを抑えられない。

そうだ。ここで遊びにもし怯んだら、世界の果てまで後ずさる!!

命を賭けて遊ぶわけは、友よ自分の胸に聞けっ!!


紬 「なんか、大げさねぇ・・・」



274 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:21:10.65 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


・・・そして数時間後。

ムギの別荘内のスタジオ!


唯 「あー、床が冷たくて気持ち良い・・・」

唯 「こうやって目を閉じると、なんか波に流されてるみたいな感じするよねぇ・・・」

律 「あ・・・本当だ」

唯 「お休みなさい」

律 「おやすみ」

澪 「はじめるぞっ!」

紬 「二人とも起きてー」

律 「だって、もう眠い・・・」

澪 「こうなるの目に見えてたから、あれほど先に練習しておこうって言ったのに」

律 「そんなこと言って、一番楽しそうに遊んでたのは誰だっ」

澪 「つーん」



275 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:26:02.69 ID:Fc8ZE2uY0

紬 「まぁまぁりっちゃん。私たち、唯ちゃんに言うことがあったでしょ。だから、ね?」

律 「あー・・・そうだったな。仕方がない、起きるか・・・っしょっと」むくっ

唯 「ん?ん?私に言うこと?」むくっ

澪 「うん、実は私たちさ。唯には内緒で、ある準備をしてたんだよね」

唯 「えー、なにそれ。私だけ、のけ者なのー??」

紬 「じゃなくってね。唯ちゃんに三人からのプレゼントがあるの」

律 「教えちゃったら、サプライズにならないだろ?」

唯 「プレゼント!なに?なに?お菓子!?早くちょーだいっ」

律 「慌てんなって。じゃあ、立案者の澪から発表してもらおうか」

澪 「うん。こ、こほん。じ、実はさ、唯。私たち、今日の合宿に合わせて歌を一曲つくって来たんだ」

唯  「歌?」



276 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:29:18.12 ID:Fc8ZE2uY0

澪 「うん。私が詩を書いて、ムギが曲をつけてくれて、律が・・・」

律 「私が総指揮・総監督をした!」

澪 「そうそう、律はいろいろと横から口出しをしてきた」

律 「な、なんか嫌な言いかた・・・」

澪 「まぁ、そんな感じで三人で作った歌」

紬 「唯ちゃんに捧げる歌」

唯 「・・・私に?」

澪 「うん・・・いつもみんなの為に、一生懸命がんばってくれてる唯に感謝を込めて」

律 「私たちは一緒に戦うとかできないからさ。こんな事くらいしかできないけれど」

紬 「少しでも唯ちゃんの支えになれたら良いなって。心を込めて作った歌なの」

唯 「みんな・・・」



277 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:35:43.77 ID:Fc8ZE2uY0

律 「ほら、流さんたちのゲッターロボには、かっこいいテーマソングがあるだろ?」

紬 「ガンガンガンガン♪」

律 「だったら、ゲッターユイにもそんなの、あっても良いんじゃないかなーって、さ」

澪 「唯に内緒にしてた手前、学校での練習ができなかったから、
   三人で合わせるの実は今日が初めてで・・・」

澪 「だから失敗する所もあるかもしれない。でも・・・良かったら聴いて欲しいんだ」

唯 「う、うん・・・聴きたい!私、聴きたいよ!!」

律 「よーし、じゃあ初音合わせがぶっつけの本番だけど、いっちょやってやりますか!」

紬 「どんとこいです!」

澪 「じゃ、いくよ!曲名は」


~わたしの恋はげったぁ☆ハート~

(歌のシーン割愛・・・)



278 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:38:33.97 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


じゃーん・・・♪


紬 「・・・ふぅ。やっぱり、何度か失敗しちゃったわね」

律 「やっぱり練習してからじゃなきゃ、満足のいく演奏はできないって話だな」

澪 「分かってるじゃないか。じゃ、この合宿では身を入れてがんばる事だな、律」

律 「あう、やぶへびだったか・・・」

唯 「みんな・・・」

澪 「で・・・唯、どうだった?」

唯 「うん、すごく良い・・・」

澪 「そうか、良かった!」

唯 「みんな、本当にありがとう。私、嬉しくって・・・もう、言葉にならないよ」

律 「唯・・・」



279 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:42:26.10 ID:Fc8ZE2uY0

紬 「さっきは三人での演奏だったけれど、当然ギターのパートも考えてあるのよ。
   ね、唯ちゃんも良かったら合わせてみましょう」

唯 「え・・・う、うん!」

澪 「ボーカルは私と唯のツインだぞ」

唯 「そなの!?私、ギター弾きながら歌なんて歌えるかな?」

澪 「そのために練習するんだろ。なに、唯ならすぐにできるようになるさ」

唯 「そっかな。うん、よーし。がんばってみる・・・!」

律 「おっしゃ、そんじゃ眠気も覚めちゃった事だし、いっちょ本気で練習がんばりますか!」

澪 「最初から本気だしといてくれよ・・・」


あははは♪


唯 (嬉しいな!楽しいな!
   みんながいて、みんなの中で笑っている私がいて、そんな時間がとっても愛おしい!)

唯 (みんなが大好き。
   私、大好きなみんなを守るためだったら、どんな試練だって耐えられるって思うよ)

唯 (だからユイ。ユイも心配しないでね)


ユイ (唯ちゃん、敵が来るよ・・・!)


唯 「・・・え!?」



280 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:49:06.20 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


浅間山麓・早乙女研究所

同 観測所内


早乙女 「・・・こ、これは」

ミチル 「このレーダーの反応・・・お父様、これは間違いなく・・・」

早乙女 「ああ、ゲッター反応だ。それも二つ」

所員 「一つは琴吹重工付近よりの反応。ゲッターユイのものと思われます」

早乙女 「もう片方は?」

所員 「地中より湧いて出たかのように、突然に反応が現れたのです。正体は不明・・・」

早乙女 「ゲッターロボGではないのか?」

所員 「ありえません。認識パターンが不適合です」

早乙女 「ううむ・・・メカザウルスの出現情報は?」

所員 「ありません」

早乙女 「メカザウルスが現れたわけでもないのに、
      ゲッターユイが出撃したという事か・・・なぜ・・・」



281 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 22:57:51.92 ID:Fc8ZE2uY0

ミチル 「お父様。琴吹に出向中の隼人君から電話です」

早乙女 「スピーカーに繋いでくれ。隼人か、どうした・・・」

隼人 『博士・・・そちらでも掴んでるとは思いますが、ゲッターユイが出撃しました』

早乙女 「誰が動かしている?」

隼人 『いえ、誰も。初めてゲッターユイが出撃した時と、同じ状況だと思われます』

早乙女 「ということは、ゲッターユイは平沢唯の元へ向かったという事か」

ミチル 「もう一つの反応もゲッターユイを追うように、同じ方角へ向かっているようね」

隼人 『もう一つのって・・・なんの話だ?』

ミチル 「それが、正体不明のゲッター反応が感知されていて・・・」

早乙女 「待て・・・地から湧き出たように反応が現れたと言ったな・・・」

所員 「はい・・・」



282 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 23:00:42.26 ID:Fc8ZE2uY0

早乙女 「・・・まさか!いかん、隼人!お前たちは直ちに出撃して、平沢唯の元に向かうんじゃ!」

早乙女 「ミチルはすぐさま、琴吹のお嬢さんに連絡を!」 

ミチル 「お父様・・・?」

早乙女 「く・・・くくく・・・ハチュウ人類どもめ。とうとう禁断の力に手を染めおったか・・・」

早乙女 「しかし、その決断こそ、奴らが破滅への第一歩よ・・・くく・・・くははははっ!」

隼人 『博士・・・何を言っているんです・・・?』

早乙女 「レーダーを注視せよ!正体不明のゲッター反応が出現した位置から割り出すぞ」

所員 「割り出すとは、いったい何を・・・」

早乙女 「決まっておる。奴らの穴倉をよ!!」



283 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 23:04:51.36 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


紬 「はい・・・はい・・・わかりました・・・」がちゃっ

律 「ムギ、電話だれからだったんだー・・・?」

紬 「・・・」

澪 「ムギ・・・?」

紬 「唯ちゃん」

唯 「分かってる。敵が来るんだね。さっき、ユイが教えてくれたんだ」

紬 「ゲッターユイがこちらに向かっているそうよ。ゲッターGも、その後を追って来てくれるみたい」

唯 「うん・・・ムギちゃん、りっちゃんと澪ちゃんを連れて、遠くへ避難して。
   あと、この辺にいる人達にも呼びかけを・・・」

紬 「だいじょうぶ。ここら辺は琴吹家のプライベートビーチだから、
   私たちさえ避難すれば、他に人的被害が出る心配はないわ」

唯 「良かった・・・じゃあ、私はここでユイを待つよ。ムギちゃん、早く・・・」

律 「ちょ、ちょっと待てよ。ここにメカザウルスが来るっていうのか?」

唯 「うん・・・ごめんね」

律 「な、なに謝ってるんだよ」



284 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 23:08:21.68 ID:Fc8ZE2uY0

唯 「あのね、きっと私がさ・・・敵を呼び寄せてるんだと思うんだ。だから・・・」

律 「そんな・・・唯・・・」

唯 「ほんとごめん。せっかくの合宿なのに」

澪 「なに言ってるんだよ!そんなのは良いんだ!それよりも私は唯の身が・・・」

唯 「あはっ、大丈夫だよー!」

澪 「だけどっ」

唯 「今までだって、いっつも勝って帰ってきてたじゃん。
   今回もちゃちゃっと片付けてしまうんだから!」

唯 「だからさ、ね?終ったら、合宿の続きをしようね!」

澪 「唯・・・」

紬 「・・・さぁ、早く行きましょう。私達がいたんじゃ、唯ちゃんの邪魔になっちゃう」

律 「あ、ああ・・・唯!ぜったい勝てよ!勝ってさっきの歌、みんなで練習するんだからな!」

唯 「うん、ぜったいだよ!」



285 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 23:31:20.71 ID:Fc8ZE2uY0

・・
・・


海岸線!

紬の別荘を出、ひとり海岸線でゲッターユイの到着を待つ唯。

心細さが無いと言ったら嘘になる。

しかし彼女には、ゲッターユイという心強い仲間と、

自分のことを気遣ってくれる篤い友情が共にあるのだ。

だから唯は恐れない!

愛する友と、それに連なる人たちと、すべての人の笑顔を守るために。

今日も唯は、若い命を真っ赤に燃やす!!


唯 「・・・来た!」


水平線のかなたより、猛スピードで飛来する一つの影。

やがて影は、唯から間近い海岸線沿いに着水した。

月明かりの下、照らし出された影の正体こそゲッターユイ!

夜の闇を切り裂き、ゲッターユイが今、唯の元に到着したのだった!



286 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北海道):2011/12/06(火) 23:32:22.46 ID:Fc8ZE2uY0

次回へ続く!



287 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です):2011/12/07(水) 07:05:31.48 ID:GZC3XFuyo

乙乙!
あぁ、また憂ちゃんが辛い目に…





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唯「ゲッターロボ!」#3
[ 2012/04/11 18:44 ] クロス | ゲッターロボ | CM(0)

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