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唯「ねぇ、あずにゃん……」 【非日常系】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1260973837/




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:30:37.12 ID:5yGjEre80

音楽室

唯「あずにゃんて好きな人いるの?」

梓「藪から棒」

唯「だ、だよね……」

梓「だけど唯先輩にしては、と言うか軽音部にしては珍しい話題が挙がりましたね」

唯「確かに女の子が5人もいるのに、今までこういう話しってあんまりしなかったね」

梓「みんな出会いがないですから……」

唯「あ、ああ……」



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:35:33.29 ID:5yGjEre80

唯「で、あずにゃんは好きな人はいるの?」

梓「今はいません。さっきも言った様に出会いないですし」

唯「だよねぇ!じゃああずにゃんも今まで彼氏いたことはなかったんだね」ホッ…

梓「いや、彼氏はいました」

唯「え?」

梓「彼氏ですよね?いましたよ。中学生の時に」





8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:40:31.95 ID:5yGjEre80

唯「え、あ、そそ、そう!いたんだ!そりゃいるよね!あずにゃん可愛いもん!」

梓「別に可愛くは……」ゴニョゴニョ

唯「チューは!?チューはしたの!?」ふんすふんす

梓「まあ、チューくらいなら……こ、恋人ですし」

唯「」

唯「う」

唯「うおああわあああ!!!!」バンバンバン

梓「唯先輩!?」

梓「大変だ!唯先輩が壊れた!」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:45:45.84 ID:5yGjEre80

____
___
__

唯「ごめんごめん……大丈夫だから……」

梓「びっくりしたなぁ。驚かさないでくださいっ」

唯「おほん!そんなことより、チューってやっぱりレモンの味なの!?」

梓「……」

梓「は?」

唯「よく漫画とかで言うじゃん!チューは果物の味だって!」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:52:13.36 ID:5yGjEre80

梓「確かによく聞きますけど……、
  それって男の側から感じたチューの味じゃないですかね。多分ですけど」

唯「男の子と女の子ってチューの味って違うの?」

梓「いや、知りませんけど。ほら女の子は果物味のリップしたりするじゃないですか。
  それでチューはレモン味とか言うんじゃないですか?」

唯「ふ、ふーん……そうなんだぁ……(チラッ」

梓「な、なんですか」

唯「じゃあさじゃあさ、あずにゃんの元彼さんのチューは何味だったの!?」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/16(水) 23:58:03.78 ID:5yGjEre80

梓「んー……。に、肉っぽい感じ……?」

唯「肉……」ドキドキ

梓「確かその日の給食はしょうが焼きだったので」

唯「なるほど」

唯「あれ?ってことは、あずにゃんの元彼さんからしたら、
  あずにゃんのチューはしょうが焼き味だったのかぁ」

梓「」

梓「いやああああ!!!!」キャーキャー

唯「あずにゃん!?」

唯「大変だ!あずにゃんが壊れた!」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:04:14.05 ID:xDxp5obn0

____
___
__

梓「すみません……大丈夫ですから」

唯「もうっ!びっくりさせないでっ」

梓「はい。結構楽しいですね。こういう話」

唯「うんうん、だよねぇ。ところでエッチはした?」

梓「えーっと……なんです?」

唯「エッチエッチ」ドキドキ



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:08:56.25 ID:xDxp5obn0

梓「エッチはさすがに……してないです」

唯「そ、そっかぁ!エッチはまだかぁ!くるしゅうないくるしゅうない」

梓(くるしゅうない?)

梓「エッチは早いです。まだ中学生だったし」

唯(私にとってはチューでも早いんだけど……)

唯「だだだだよね~!」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:19:13.38 ID:xDxp5obn0

梓「ところでなぜ急にこんな話を?」

唯「な、なぜって……だってさぁ」モジモジ

梓(これは……!)

唯「私もほら、色々と……いや!違う!
  そういうことじゃない!違うからねあずにゃん!誤解しないで!」

梓「はは~ん。唯先輩、今好きな人がいますね?」

唯「ドッキーン!」

唯「いません!」

梓(わかりやす!)



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:25:25.89 ID:xDxp5obn0

梓「そうだったんですか。いるんですか」

唯「ななな何が!?いないって言ったじゃん!」

梓「唯先輩が、ねぇ。その人は格好いいんですか?」

唯「だから……」

梓「どこの人なんです?違う高校ですよね?」ズイズイ

唯「いや、あの」

梓「いつも私達と一緒だったのに
  どうやって知り合ったんです?もしかして、出会い系ですか!?」ズイズイ

唯(うぅ……いつになくあずにゃんが積極的だ……)



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:29:51.25 ID:xDxp5obn0

ガチャ

律「おいーす」

唯「りっちゃん!」

唯(良かったぁ。これであずにゃんの追随から逃れられる)

梓(面白そうな話が聞けると思ったのに)

梓「遅かったですね」

律「いや~、掃除が長引いてな。で、なんの話してたん?」



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:37:21.46 ID:xDxp5obn0

唯「あ~……み、民主党政権についての話だよ!ね?あずにゃん?」

梓「え!?えっと……そ、そうです」

唯(さすがあずにゃん!空気読める子!)

律「なんだ~?なんか怪しいな……。まさか私の悪口言ってたんじゃないだろうな?」

唯「そうそう!りっちゃんの悪口言ってたんだ!
  りっちゃんも一緒にりっちゃんの悪口言おうよ!あのおデコくさ郎、死ねばいいのに!」

梓「えっ」

律「えっ」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:44:49.72 ID:xDxp5obn0

律「お前ら、今まで私をそんな風に……」

梓「……」

梓「ちょっと唯先輩、テンぱりすぎじゃないですか?」ヒソヒソ

唯「ななな何がでございますか!?うまくごまかしてるよ!」

梓「ごまかしてると言うか……余計ひどくなってるような」

律「……」ドヨーン

梓「……」

梓「と、ここでネタバラシ。律先輩、実は私達恋愛の話をしていたんですよ」

唯「ああああずにゃん……!」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 00:53:33.52 ID:xDxp5obn0

律「恋愛の話?じゃあ私の悪口言ってたわけじゃないの?」

梓「言ってませんよ」

律「本当に?」

梓「本当です。私達が律先輩のことを悪く言うわけないじゃないですか」

律「な、なーんだ!ビックリさせんなよ!本気で落ち込んだだろ!」

梓「律先輩も結構可愛いところがあるんですね」プスス

律「あーん?後輩のくせにそんな生意気なことを言うのはこの口かな~?オラァァァ」グイグイ

梓「いふぁいれすー!やめれくらはいー!」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 01:01:11.99 ID:xDxp5obn0

_____

梓「痛いです……」ヒリヒリ

律「私のことをおデコくさ郎なんて言った罰だぜ」

梓(言ったのは唯先輩なんだけど)

律「ところでコイバナだって?これまた珍しい」

唯「うん。りっちゃんは恋ってしたことある?」

律「私?あるわけねー!アッハッハ!」

梓唯「ですよねー!」

律「お二人さん、それはどういう意味かなー?」ピキピキ



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 01:12:10.97 ID:xDxp5obn0

____

唯「痛い……」ヒリヒリ

梓「はい……」ヒリヒリ

律「男友達は多かったけどな。付き合うとかそういうのは考えたことなかったわ」

梓「律先輩ってそういうタイプっぽいですもんね」

律「まあね。よく仲介役はやってたな。男側からも女側からも。
  こう見えて結構頼られてたんだぜ?」

唯「ふーん」ホジホジ

律「恋愛かぁ……。そいや前にあんなことがあったなぁ」

唯「うわ、りっちゃんが遠い目をしだした。何か語る気だよあずにゃん」

梓「聞きましょう聞きましょう」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 01:37:00.58 ID:1wk4tKg7O

律「あ……」

唯「どうしたの!?続けて」ふんすふんす

梓「聞かせて下さい、恋の話」ギラギラ

律「やーめた。こういうのは人に話すことじゃねーや」

唯「えー!何言ってんのさぁ!ここまで言っておいて!」

梓「言えないって事は聡君と律先輩の禁断の恋なんですね!そうなんですね!」

律「そんなんじゃないって」

律「……」

律「今日は帰ろうっと。お前らも下らない話してないでサッサと帰れよ。
  今日は澪もムギも来ないからな」

梓「そうなんですか?」

唯「今日は珍しくムギちゃんが学校休んだんだ。澪ちゃんはわかんないけど」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 01:46:07.81 ID:1wk4tKg7O

律「とにかく私は帰るぞ。じゃあな」

ガチャ、バタン

唯「行っちゃった」

梓「急にどうしたんですかね」

唯「何か嫌なことでも思い出したんじゃない?知らないけど」ホジホジ

梓「他人事ですねー……っと、そ・ん・な・こ・と・よ・り」

梓「せっかく二人きりになれたことですし、さっきの唯先輩の話、詳しく聞きたいです」キラキラ

唯「あずにゃんの目が輝いてる……」

――――――
――――
―――
田井中家

律「たっだいまー」



221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 16:22:10.27 ID:xDxp5obn0

聡「姉ちゃんおかえり」

律「うぃ」

聡「ん?珍しいな。いつもは帰った途端着替えもってこいだの肩揉めだのって言うくせに」

律「今日からおしとやかキャラを目指そうと思いましてね。どうかしらん?」

聡「キモイからやめとけ」

律「うっせえわクソガキ」

聡「うんうん、それでこそ姉ちゃんだよ」



224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 16:37:50.48 ID:xDxp5obn0

律「そうだな」

聡「おい、何か本当に元気ないな」

律「別に」

聡「まあ、いいけどよ」

律「……」

律「今日部活で恋愛の話になってさ」

聡「へえ……」

律「聡覚えてるか?昔」

聡「宿題やろうっと。俺部屋戻るわ」

律「そ、そっか……」



227 名前:よく見たらID変わってなかった。スマソ:2009/12/17(木) 16:44:10.37 ID:xDxp5obn0

聡の部屋

ガチャ、バタン

聡(姉ちゃん、何で急にあんなこと……)

聡(てか、やっぱりまだ覚えてるんだな……)

聡「……」

聡「うおああああああ!」ジタバタ

______

律「何発狂してるんだあいつは……」

律(そういやあの時も今くらいの寒い時期だったな)



228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 16:48:18.51 ID:dvXmbU7jO

律「これじゃあ勝負にならねえじゃねえかよorz」

聡「へへーん、どんなに努力しても姉ちゃんに彼氏なんてムリムリw」

律「言ったなあー!!あー!!ムカつく!!んじゃあ明日連れてきてやるよ!!」

聡「あははははwww無理に決まってるじゃんwww」



229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 16:53:37.96 ID:dvXmbU7jO

・・・そして翌日

律「なあ!頼む!この通り!」

澪「イヤだよそんなの。自業自得だろ?」

律「なんだよ親友が困ってんのにさあ~。澪のいじわる~。」

澪「大体おまえは昔から自分で厄介事抱えてはわたしに押しつけて」

律「そこを何とか、おねげえしますだあ~。聡に言い切ってしまったんだよお~。」

澪「大体、わたしが彼氏役なんて無理があるだろ。髪の毛長いしさ。」

律「超ロン毛の彼氏ってことでっ☆」

澪「ふざけんな(-_-#)」



232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 16:58:53.71 ID:dvXmbU7jO

和「どうしたの?放課後に2人とも。」

澪「律が弟に彼氏見せてやりたいって言うんだよ。」

和「へえー。律って彼氏居たんだ。」

律「なにその意外そうな顔。」

和「いやいや、居るに越したことはないけど。正直意外だなと。」

澪「バッサリw」

律「うおおおお!!」



233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 17:04:43.91 ID:dvXmbU7jO

和「で?2人で何をもめてたの?彼氏居るなら別に見せれば良いじゃない。」

律「彼氏なんて居ないorz」

和「はあ?」

澪「だからわたしに彼氏の役をやれと馬鹿律がね。わたしも困ってんだよ・・・」

澪・律「あああ!!!」

和「何なに!?え・・・まさか」

律「そのまさかですよ、お代官様ぁ~。ははあ~(土下座)」

和「ちょっと!ちょっと!待って、わたしこれから生徒会なんだけど!?」

律「生徒会とわたしのどっちが大事なのさっ(泣)」

和「生徒会っ!」

澪「バッサリw」



234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 17:11:43.06 ID:dvXmbU7jO

澪「馬鹿律は言い出したら聞かないから。わたしからも頼む!この通りっ!」

和「ちょっと澪まで?・・・わかったわよ。生徒会へは代理に行ってもらうわ。」

律「(ニヤリ)」

澪「その笑い方はやめろ(-_-#)」

律「和なら髪の毛短いし、声も若干低いし、何より男気が溢れてるからね」

和「やっぱ生徒会に行くわ。」

律「ああ~ん。ちょっと待って待って、優しくて可愛いくて美しい和さま~。」

澪「おまえは一言多いんだよ。」



235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 17:20:06.97 ID:dvXmbU7jO

学校帰りの途中、男装のための服を買い3人は律の家へ

澪「結局、わたしも付き合うハメに。」

律「まあまあ、仲人って大事でしょ。澪が紹介してくれたとか適当に話合わせてよ。」

澪「はいはい。 しっかし和その服似合ってるなあ。」

和「なんか複雑な気分だな。」

澪「いやいや、誉めてるんだよ。美少年というか、ボーイッシュな格好もカッコイイなあってさ。」

和「まあ確かに私服はスカートあんまり履かないしね。」

律「さあさあ着きましたよ~。あ~、なんか緊張するなあ。」

澪「うまくいくかねえ」



236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 17:34:31.04 ID:dvXmbU7jO

律「おーい!聡ー!お姉様がただいま帰ったぞー!」

澪「ちょっと律!彼氏の前ではおしとやかにしないとバレるぞ。」

律「あ!いっけねえw」

聡「お、お姉様のお帰りか?ところで彼氏は連れてきたのw」

律「今までお世話になりました。(かしこまって会釈)」

澪「(まだその台詞は早いだろ)・・・やあ、聡くんこんばんは。」

聡「こんばんは。プププ姉ちゃんまさか澪さんが彼氏だって言わないよねえw」

律「まさか、澪はわたしの大親友、そして彼氏はこの人よ。」

澪と律の後ろから男装した和こと「和男(かずお)」が現れる

聡「え?」

和(男)「やあ、聡くん。はじめまして。
     律さんと付き合ってる和男というものです。(なるべく低い声で)」

聡「う、うそだよ。姉ちゃんにこんなカッコイイ彼氏が居るわけないよ。」

クイクイと肘で澪を小突く律

澪「なんだよ律(小声)」

律「話合わせるって約束だろ?(小声)」



237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 17:40:55.38 ID:dvXmbU7jO

澪「ああ!和男はわたしの友達でね。紹介したら付き合うことになったんだよ。(ごめんね聡くん)」

和(男)「一目惚れといいますか、律さんの人柄が気に入りましてね。」

律「そうそう、わたしのおおらかな性格と美貌に惚れちまったんだよなあ。」

澪「調子に乗るなって言ってんだろ馬鹿律!(小声)」

律「わりぃ、わりぃw優越感に浸りたくてな(小声)」



238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 17:48:26.81 ID:dvXmbU7jO

律「ほらほら、和男さん上がって上がって。聡、お茶の準備お願いね。」

聡「わ、わかったよ・・・」

律「なんだあ?w聡いつもの元気はどうしたあw
  姉ちゃんが彼氏連れてきたの悔しかったwそれとも和男さんの前で緊張してんのか?」

聡「ちげえよ!!!うるせえよ馬鹿!!」

律「あははwこんな馬鹿な弟ですみません和男さんw」

和(男)「いえいえ、元気があってなによりです。
     男の子はこれくらいじゃないと(何言ってんだわたし)」

律「だってよーw和男さんに気に入られて良かったなあw」



239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 17:58:08.03 ID:dvXmbU7jO

お茶の準備に行った聡、3人は2階の律の部屋へ

澪「もう良いだろ律。聡くん可哀想だろう。」

和(男)「そうだよ。もう良いでしょ。」

律「だめだめ、折角の機会なんだし和男さんを利用して姉の威厳をビシッと見せつけてやんねえと。」

澪「わたしはもう疲れたよ。聡くんに謝ってくる。」

律「待て待て、ここでバレちまったら意味ねえだろ?
  何のためにわたしが全財産使って和に服を買ったんだよ。
  なあ~頼むよ。もう少しだけ。な!?」

澪「わたしたちまで悪者になるんだぞ。聡くんのわたしに対するイメージがさあ。」

律「あれれ?もしかして澪、うちの聡狙ってんの?」

澪「んなわきゃねえだろ!!!」



241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 18:12:35.43 ID:dvXmbU7jO

ガチャ(ドアの音)律の部屋にお茶とお菓子を持ってきた聡

聡「おまたせ。」

律「おせえぞ聡。和男さん待たせてんじゃねえよ。」

聡「・・・ごめん。」

律「なんだよ調子狂うなあ。」

急に正座で姿勢を正す聡

聡「和男さん!!」

和(男)「は、はい!?」

聡「姉ちゃんをどうかよろしくお願いしますっ!!」

律「・・・聡。」

聡「姉ちゃんは乱暴で適当でぶっきらぼうで馬鹿でしょうがないやつだけど」

聡「でも!でも!いざという時はすごく頼りになって優しくて本当は女らしいとこがあるんです。」

律「・・・。」

聡「だから姉ちゃんを大事に!幸せにしてやってください!!(深々と頭を下げる)」
和(男)「いやです。」

澪「(バッサリw)・・・ってえええええ!!!!!」



242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 18:29:11.58 ID:dvXmbU7jO

聡「え?ど、どういうこと?」

和(男)「いやって言ったらいやだよ。」
聡「なんでだよ!!ふざけんなっ!!姉ちゃんのどこが気に入らないんだよ!!」

和(男)「お姉ちゃんのために慣れない包丁使って指怪我しちゃって」

聡「・・・。( 指を隠す聡)」

和(男)「初対面の人に頭下げてお姉ちゃんをお願いしますだなんて」

律「・・・。」

和(男)「こんなにもお姉ちゃんの為に一生懸命になる弟が居るなんて幸せね。律。」

聡「オレのことなんかどうでも良いだろ?何なんだよ和男さん!!」

澪「・・・自分から言えよ律。」

律「うううう、ひっく、えううう(泣くのをこらえる)」

聡「てめえ!!ゆるさねえぞ!!姉ちゃん泣かしやがって!!」



244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 18:39:20.46 ID:dvXmbU7jO

和(男)「・・・。」

聡「おい!何とか言えよ!!」

和に殴りかかろうとする聡

律「ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!ごめん!(聡にしがみつく律)」

聡「離せよ姉ちゃん!!なんで姉ちゃんが謝るんだよ!!!」

律「ごめん。本当にごめん聡。」

澪「(はあ~と溜め息)あのね。聡くん。」

律「待って、澪。わた、しから、ちゃん、と、説明するかりゃ(涙をこらえきれない)」

律「和男さんっていうのは本当はわたしたちの友達なの。女なの。」

和「ごめんね、聡くん。(頭を下げる)」

澪「聡くん、だましてごめん。(頭を下げる)」

聡「え?」

律「のどかは澪のクラスメートでわたしが無理矢理頼んだんだ。
  聡に彼氏連れてきてやるって言い切ったから。」

聡「何だよ、それ」



246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 18:50:49.29 ID:dvXmbU7jO

律「聡・・・本当にごめん。」

聡「わかったよ許してやるよ。だから泣かないでくれ姉ちゃん。みっともないだろ?」

律「ほんとにほんとにごめんな聡。」

聡「だから良いってばwもう良いよ。
  のどかさんに怒鳴ったオレが馬鹿みたいじゃないかw澪さんも和さんも顔上げてよw」

律「ありがと。・・・聡。」

和「本当に良い弟で羨ましいなあ。」

澪「聡くんの意外な面が見えたな。こんなダメ姉貴が居たら速攻殴ってるわw」



247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 19:01:42.17 ID:dvXmbU7jO

律「そんなこと言って良いのかなあ?澪。うちの弟が黙っちゃいねえぞ!!」

澪・聡・和「調子に乗るな!!(-_-#)」

律「あははははwww」

聡「でも良かった。」

律「何が?・・・あれれ?もしかして和男さんにヤキモチ焼いてたとか?」

聡「はああ?ちがうし!!///」

律「お姉ちゃん取られると思ってヤキモチ焼いてたんだろ~w」

澪「だからおまえは一言も二言も多いっての!!」

律「聡・・・馬鹿な弟だなんて言ってごめんな。」

聡「別に気にしてないし、良いよ。いつものことだろ?きもちわりぃし。」

律「それから指、見せてみろよ。」

聡「なんだよ。良いよこんなの大したことないし。」

律「大事な弟が怪我したんだぞ。お姉ちゃんが放っておけるかよ。絆創膏取ってくるわ」



251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 19:13:34.96 ID:dvXmbU7jO

和「一件落着かな?さて、わたしたちは帰りますか。」

澪「律に散々振り回されたね。」

律「弟の姉を思う感動のドラマ!が見れて良かったじゃないか!」

澪「おまえ全然懲りてないなあ。いい加減、本気で怒るぞ(-_-#)」

律「あああ、ごめんごめん。澪、和、この埋め合わせはいつか必ずするから。」
澪「駅前のパフェ1年ぶんな。」

和「わたしはまた服買ってもらおうかな。」
律「そういえば、和男さんの服買ってお金が無いんだったorz」

澪「冗談だよ、冗談だよw」

和「ふふふ。じゃあね律。」

律「うん、ありがと。」

聡「ばいばい。澪さん和さん。姉ちゃんには、よーく説教しておきますのでw」

澪「頼んだよw」



254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 19:39:56.39 ID:dvXmbU7jO

澪と和が帰った後・・・

律「いやあ~、なんかカッコ悪いなあわたし。」

聡「あのさ、姉ちゃん。」

律「ああ聞きたくない!聞きたくない!お説教なら寝てるときにしてくれ。」

聡「姉ちゃんは寝たらなかなか起きないじゃないかよwって違う違う!そんな話じゃないよ。」

律「なんだよ。なんの話?」

聡「実はさ、オレもウソついてたw彼女居るなんてウソw」

律「・・・わかってたよ。」

聡「え?」

律「おまえ昔から嘘つくとき右上を見るだろ?その癖で嘘ついてるか分かるんだよ。」



255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 19:46:04.58 ID:dvXmbU7jO

聡「え?オレにそんな癖があったのか。」

律「へへーん!お姉ちゃんは全てお見通しだあ!(ビシッ)聡の嘘なんかすぐわかるさ。」

聡「やっぱ姉ちゃんには敵わないな。オレは姉ちゃんのウソが分からなかったし。」

律「ちがうよ。姉ちゃんの負け。あんたにすっかり泣かされちゃったもんなあ。」

聡「それは関係ないよ。」

律「・・・聡って昔から優しいよな。先に恋人が出来るとすれば聡だろうな。」

聡「ないないwダメな馬鹿姉貴放っておけるかよw」

律「こいつぅ!w」

聡「イテテ!やめろ姉ちゃん!!」


経緯はどうあれ姉弟の絆を深めた律と聡
仲の良い姉弟の声は冬の夜空に響き渡るのでした。

                          【完  】



256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/17(木) 19:47:46.52 ID:HuoNSWde0

乙!





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唯「ねぇ、あずにゃん……」
[ 2012/04/14 17:07 ] 非日常系 | | CM(2)

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タイトル:
NO:6289 [ 2012/04/14 21:39 ] [ 編集 ]

おじさんホロっときちゃったよ…

タイトル:
NO:6297 [ 2012/04/15 02:24 ] [ 編集 ]

何かいい話じゃないか

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