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唯「ゲッターロボ!」#8 【クロス】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1320490601/

唯「ゲッターロボ!」#index




522 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:44:00.01 ID:nZTeYbKX0

再開します。





523 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:44:40.93 ID:nZTeYbKX0

・・
・・


じゃじゃーん♪


唯 「みんな、ありがとぉー♪」


ぱちぱちぱち!


隼人 「いい演奏だったな・・・」

竜馬 「・・・やっぱり俺には歌の事はわからねぇ」

弁慶 「リョウ、少しは素直にn
竜馬 「だが」

竜馬 「楽しそうに歌ってるあいつらを見てると、胸が熱くなってきやがる」

隼人 「リョウ・・・ああ、そうだな」

竜馬 「戦う事しか知らん俺だが、歌も良いもんだなって。今なら思えるぜ」

弁慶 「へへ・・・同感だぜ」



524 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:46:30.28 ID:nZTeYbKX0

隼人 「さて、何があったのか・・・説明してもらおうか」

竜馬 「なに、大したことじゃない。
     唯がこっちに戻って来たいと望んだ。だから戻ってきた。それだけの事さ」

隼人 「真鍋和や妹は?」

竜馬 「あいつが友達を向こうに残して、一人で帰ってくると思うか?」

隼人 「まぁな」

竜馬 「唯は戻ってきた。ゲッターユイの機体を、今度は自分たちの身体に作り変えてな」

弁慶 「ええ!?」

隼人 「逆融合・・・ゲッターユイを変形させた時と、その逆を今度はやってのけたって事なのか」

竜馬 「その結果、ゲッターユイは失われてしまったが・・・そんなのは大きな問題じゃねぇ」

竜馬 「あいつが、俺たちの元に帰ってきた。それだけで十分だ」

弁慶 「同感だぜ」



525 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:47:18.31 ID:nZTeYbKX0

隼人 「全ては決着って訳か。絵に描いたような大団円だな」

竜馬 「まったくだ・・・さて、行くか」

弁慶 「みんなに会っていかないのか?」

竜馬 「・・・戦いは終ったんだ。
     唯は友達を連れ、俺たちの居場所に戻ってきた。それで、あいつの役目は終わりさ」

竜馬 「役目が終った以上、
     これからも戦う事を宿命を課せられた俺たちとは、住む場所が別れて当然だ」


ステージの上を見つめる竜馬。

彼の視線の先には、眩しいほどの笑顔を仲間たちと交し合う、唯の姿が会った。


竜馬 「唯・・・お前はそこで、笑っていろ。ずっと・・・ずっとな」

弁慶 「リョウ・・・」



526 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:48:19.47 ID:nZTeYbKX0

隼人 「明日からはまた、暑苦しい男所帯に逆戻りというわけだな。立つ鳥跡を濁さず、だ。行こうぜ」

弁慶 「あ、ああ・・・」

竜馬 「・・・」

竜馬 (唯・・・いつかまた、な・・・)


唯 (リョウさん、私の歌、ちゃんと聴いてくれたかなー・・・)


きょろきょろ


唯 「あ、あれ・・・?」

唯 「リョウ・・・さん・・・?」



527 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:49:29.59 ID:nZTeYbKX0

・・
・・


そして時は流れて。

世は平穏、こともなし。

私、平沢唯に今まで通りの日常が戻ってきました。

朝は寝坊して憂に起こされて。

宿題を忘れては、和ちゃんの小言を聞き。

軽音部でまったりお茶会。

ムギちゃんの美味しいお茶とお菓子。

おいしそうにお菓子をほお張るりっちゃん。

早く練習しようと怒る澪ちゃん。

全てが当たり前。なにも無い、これといった事が起こらない。

代わり映えの無い日々が、今日も明日もその先もと紡がれていく。

だからこその日常。

私たちが・・・

私とリョウさんたちとで守った、私の居場所。

そんな場所で毎日を過ごせる事が、たまらなく幸せで。

ついつい・・・笑顔になってしまう私。



528 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:50:49.86 ID:nZTeYbKX0

律 「唯ー、なにニヤニヤしてるんだー??」

唯 「えへへ・・・このモンブランがあんまり美味しくってぇ~」

紬 「あらあら。そんなに気に入ったんだったら、私のもあげようか?」

唯 「ほんとっ!?やったぁ、ムギちゃん大好き!」

紬 「うふふ」

澪 「ムギ、あんまり唯を甘やかすな。ほら、食べ終わったら練習するぞ!」

律 「まったく澪はまじめだにゃー。そんなに気を張り詰めてると、将来はげるぞ。ねー?」

唯 「ねー?」

澪 「なんだとっ!」

紬 「まぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁ」

唯 「七回・・・」



529 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:51:44.05 ID:nZTeYbKX0

澪 「まったく・・・新歓ライブも近いんだからな。
    キチンと練習しておかないと、新入生の前で大恥かきかねないだろ?」

唯 「新歓かぁ~。かわいい一年生、入部してくれないかなぁ~」

律 「お、いいねぇ。イビリ甲斐のある奴が欲しいぞ、私は。先輩風ふかせてやるんだ」

澪 「バカか・・・」

紬 「そんなこと言って、りっちゃん。
    本当は優しいから、すごく良い先輩になってくれると思うわ、私は」

律 「ふふん、まぁなぁ~♪」

澪 「ムギ、あんまり律を調子に乗らせるなって・・・」

唯 「あははっ。そっかぁ、新歓かぁ・・・えへへ・・・かわいい新入生、楽しみだなぁ♪」


そう、あれから。

あの、最後の戦いから、すでに半年以上。

私たちは二年生になった。



530 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:52:39.99 ID:nZTeYbKX0

・・
・・


ある日の放課後。

桜ヶ丘高校玄関。靴箱前。


和 「あら、唯。いま帰り?」

唯 「あ、和ちゃん。うん、そだよー」

和 「軽音部のみんなは?」

唯 「今日はみんな用事あるみたいで、部活は中止。和ちゃんこそ、生徒会は?」

和 「うん、こっちも珍しくお休み」

唯 「そうなんだぁ」

憂 「あ、お姉ちゃんたち!」

和 「あら、憂じゃない」

唯 「憂もいま帰り?」

憂 「うん!」

和 「じゃ、たまには三人で帰りましょうか」

唯 「わぁ、賛成!この顔ぶれで下校するなんて、中学校の時以来だね!」

憂 「えへへ・・・
   またこうやってお姉ちゃんたちと同じ学校に来られるようになって、すっごい嬉しいなぁ・・・」

和 「・・・あいかわらず憂は可愛いわね。唯、憂をちょうだい」

唯 「だーめー」

憂 「くすくす」



531 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:54:34.50 ID:nZTeYbKX0

・・
・・


帰り道。


唯 「そんでね、その時にりっちゃんったらさぁ、おかしいの!」けらけら

憂 「へぇー」くすくす

和 「・・・」

唯 「おでこに懐中電灯の光を反射させて”デコビームっ!”だって、傑作だよねぇ~!」

憂 「あははっ。面白い人だよね、律さん」

和 「くすっ」

唯 「あとね、あとね・・・」

和 「唯・・・最近よく笑うわね」

唯 「えー、そっかな。私、もともとこんなんじゃん?」

和 「うん、そうかも。だけど・・・」

唯 「変な和ちゃん。憂ー、私いつもと変わりないよねぇ」

憂 「うんー・・・変わりないと言ったら、変わりないんだけれど・・・」

唯 「あれー?憂までなんか、歯切れが悪いぞ??」

憂 「少し・・・無理してる感じ」

唯 「え・・・」



532 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:55:57.51 ID:nZTeYbKX0

和 「唯・・・分かっちゃうのよ、私と憂には。
   今の唯の笑顔。けっして偽りの笑顔なんかじゃない。偽りじゃないけれど・・・」

憂 「だけど、心からの笑顔でもない。感じられるんだ、お姉ちゃんの気持ち・・・」

唯 「そっか・・・そうだよね。二人には誤魔化せないよね。だって・・・」


私たちは同じ、ゲッターユイの機体を分けあって存在している、
いわば同じ身体を共有している者どうしなんだもの。


和 「唯・・・」

唯 「ものたりない・・・んだ・・・」

憂 「・・・」

唯 「今の毎日が。みんなと過ごす日常がとても楽しい。幸せなの。これは本当。本当なんだけど・・・」

唯 「でも、心の別のところが乾いて求めている。その渇きを癒してくれる水となってくれる物を・・・」

憂 「それって・・・」

和 「ゲッターロボ・・・」

唯 「うん・・・」

憂 「お姉ちゃん・・・」



533 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:56:57.92 ID:nZTeYbKX0

唯 「だけどね、そんなことを思っちゃいけないんだ。
   だって、ゲッターロボに乗ると言うことは、また戦いが始まってしまうと言うことだものね」

唯 「リョウさんたちやみんなが、犠牲を出してまでガンバって、
   やっと取り戻した今の平和。これが壊されちゃうってことなんだもん」

唯 「そんなの思っちゃ・・・望んじゃいけないんだ」

和 「唯・・・」

唯 「それに、ゲッターロボに乗るといっても・・・
   ゲッターユイは私たちの身体になってくれて、もうどこにも存在しないんだし」

唯 「ユイも・・・消えちゃったし・・・」

憂 「・・・」

和 「・・・」

唯 「私にできる事は、今ここにある幸せを目いっぱい楽しむ事だけ。
   だから、自然に笑顔がこぼれ出て・・・」

唯 「だからね、無理をして笑ってるわけではないんだよ!」

唯 「・・・本当だよ」

和 「うん、分かってる。分かってるよ、唯・・・」

憂 「だって、私たちもいっしょだもの。ね、和ちゃん」

唯 「え・・・?」



534 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:58:00.19 ID:nZTeYbKX0

和 「私たちも唯と同じ。この身体を形作るゲッターの意志が・・・」

憂 「呼びかけてくるの。ゲッターに乗りたい、乗りたいよって・・・」

唯 「・・・リョウさんが言ってた」

和 「ん?」

唯 「以前、リョウさんから聞いた事があるの。
   ゲッターに関わってしまった者は、もう二度とゲッターから離れられないって」

唯 「漠然としすぎていて、それがどういう意味かよく分かっていなかったんだけど・・・」

和 「・・・」

憂 「・・・」

唯 「こういうことなのかも・・・知れないね」

唯 (ね・・・ユイ、リョウさん)

唯 (戦いなんか望んでいない。だけど私、ゲッターに乗りたい・・・・・・)

唯 (どうしたら良いの、私。ねぇ、リョウさん。私、どうしたら・・・)

唯 (リョウさん・・・リョウさん、会いたいよ・・・)



535 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 21:58:59.12 ID:nZTeYbKX0

♪一秒あればそれで十分 恋に落ちれる~♪


唯 「あ・・・電話だ。二人とも、ちょっとゴメンね」


(携帯ぱかっ)


唯 「・・・えっ!?」

和 「・・・ん?」

憂 「お姉ちゃん、どうかしたの?」

唯 「そ、そんな・・・こんな事って・・・」

和 「唯、いったい・・・誰からの電話なの?」

唯 「わ、私から・・・私の番号からの電話・・・」

憂 「えっ!?」

和 「なにそれ、気味が悪い・・・貸して、私が出てあげるから」

唯 「あ、ううん。いいよ、私が出る・・・意味わかんなくて、ちょっと怖いけど・・・」


がちゃっ


唯 「も、もしもし・・・」

和 「・・・」

憂 「・・・」

唯 「え・・・あなた、誰?え・・・え・・・」

唯 「え・・・?」



536 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 22:10:00.08 ID:nZTeYbKX0

・・
・・


後日。

琴吹重工内特別会議室。

この日、とある契約の締結のため久方ぶりに琴吹重工を訪れた神隼人が、琴吹紬と向かい合っていた。

数ヶ月ぶりに顔を合わせた二人であったが、交わす言葉は契約に関することのみ。

旧交を温めあうそぶりなど、二人の間には微塵も感じられなかった。


隼人 「よし・・・取りまとめの書類はこれで全部だ。これからも末永いお付き合いをよろしく願うぜ」

紬 「ビジネスライクに・・・でしょう?」

隼人 「ずいぶん棘のある言い方をするな」

紬 「当然。だって私、怒っているんだもの」

隼人 「ほぉ・・・では、取りまとめも終ったことではあるし。
     何にご立腹なのか、お聞きしましょうか」

紬 「茶化して・・・」

隼人 「そんなつもりはなかったんだがな。まぁ、気に障ったのなら謝る。・・・で?」

紬 「・・・」



537 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 22:14:48.60 ID:nZTeYbKX0

紬 「唯ちゃんの事よ・・・」

隼人 「ほう・・・?」

紬 「唯ちゃん、寂しがってる・・・」

隼人 「リョウの事でか?それなら本人同士の問題だ。俺に言われても、何もしてやることはできん」

紬 「そんな言い方・・・仲間でしょ?友達なんでしょう?」

隼人 「仲間だからさ。人の内心にズカズカ踏み込むのが友達だとは、俺は思わん。
     あいつがそう決めたんなら、俺は決断を見守るだけさ」

紬 「それが・・・唯ちゃんと距離を置くということだと?」

隼人 「リョウなりに気を使ってるのさ」

紬 「分からないわ・・・」

隼人 「ゲッターユイを失ったとはいえ、
     平沢唯はゲッターに選ばれし者だと言う事実に変わりはない。いや、むしろ・・・」

隼人 「己の新しい肉体をゲッターユイから授かった以上、
     その傾向は以前よりも強まっていると言って良い」

紬 「それと、流さんが唯ちゃんに会えない理由のどこに繋がりが?」

隼人 「平沢唯がゲッターの申し子なら、リョウは戦いの申し子だ」

紬 「え・・・?」



538 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 22:30:27.05 ID:nZTeYbKX0

紬 「え・・・?」

隼人 「恐竜帝国は倒れた。
     だが、リョウと俺たちゲッターチームの行く先には、これからも戦いの日々しか在り得ない」

隼人 「ゲッターの力を身に宿す平沢唯の側にいたら、否応なく戦いの渦中に巻き込んでしまう」

隼人 「リョウにはそれが耐えられないのさ」

紬 「・・・」

隼人 「せっかく戻ってきた平穏な日常。
     それをあの子から再び奪ってしまう事を、あいつは何より恐れているんだ」

隼人 「故に、あいつはあんたたちからの連絡を全て絶った」

隼人 「本当は今日俺がここに来るのにも良い顔はしていなかったんだが、今回は仕事の話だ」

紬 「真・ゲッター虎狼計画。日本国際航空宇宙技術公団の橘博士を琴吹へ招いて、
    新たなゲッターロボを建造するプロジェクト・・・」

隼人 「そして早乙女研でも、その計画に一枚噛ませててもらう。
     取り決めには、俺が出向かなきゃならん。こればっかりは仕方がなかったからな」

紬 「流さん・・・そこまで唯ちゃんのことを考えて・・・」

隼人 「俺たちの主な仕事は、新しいゲッターパイロットの選定。
     人選に関しては、我々に一任する事・・・」

紬 「・・・」

隼人 「契約が締結された以上、俺とあんたもこれ以降、直接顔を合わすことはなくなるだろうな」



539 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 22:32:04.67 ID:nZTeYbKX0

紬 「・・・勝手だわ、あなたたちゲッターチームは。なんでもそうやって、一方的に決めちゃって」

隼人 「お嬢も俺に会えなくなるのが寂しいとか言うつもりか?」

紬 「自惚れないで。私は男の人になんか興味はありません」

隼人 「おっと、これは問題発言だな」

紬 「でも・・・あの戦いの渦中にあるあなたたちを見てきたから、
   なたたちがどういった人間かは分かっているつもり」

紬 「人として、信頼してたわ・・・
   なのにもう会えなくなるなんて・・・ただ・・・そう、ただ残念だわ・・・」

隼人 「そう言ってくれるな・・・リョウだって・・・あいつだって辛いんだから」


隼人 (そう、初めて惚れた女だったんだからな、彼女は・・・)



540 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/01/31(火) 22:34:28.96 ID:nZTeYbKX0

次回へ続く!



541 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/02/01(水) 01:22:22.39 ID:FSk97SiB0

乙!




543 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:01:21.86 ID:WAmQ4gbx0

再開します。



544 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:02:20.13 ID:WAmQ4gbx0

・・
・・


同じころ。

早乙女研究所・流竜馬の部屋


竜馬 「788・・・789・・・790・・・」


こんこん


竜馬 「791・・・開いてるよ・・・792・・・」

ミチル 「リョウ君、入るわよ・・・あら、日曜の真昼間からトレーニング?」

竜馬 「身体は動かさないと鈍る一方だからな・・・ふぅ・・・」

ミチル 「行き場のない若いエネルギーを、腕立て伏せにぶつけてるわけだ。不健全ねぇ」

竜馬 「身体を鍛えて、そんな風に言われるとは思いもしなかったぜ」

ミチル 「だって、抑圧された気持ちを発散させてるようにしか、私には見えないんだもの」

竜馬 「ち・・・これだから女は」

ミチル 「なによ、その言い方は」



545 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:03:46.37 ID:WAmQ4gbx0

竜馬 「で、なんだ?何か用があって来たんじゃないのか?」

ミチル 「そんなに女の子が嫌いなら、帰ってもらっちゃう?」

竜馬 「・・・はぁ?」

ミチル 「ふふ。さ、どうぞ?」

唯 「こ・・・こんにちわ・・・」おずおず

竜馬 「・・・!?」

ミチル 「さぁ、唯ちゃん。遠慮しないで入って入って。むさくるしい部屋だけど、遠慮しないでね」

唯 「はい、お邪魔します」

竜馬 「お・・・お・・・お前・・・」

ミチル 「適当にかけて。今なにか、飲むものでも持ってくるわね」

唯 「あ、えっと・・・お、おかまいなく・・・」

ミチル 「良いのよ。唯ちゃん、なにが良いかしら。コーヒーで良い?」

竜馬 「ちょ・・・おい。ま、待て・・・」

唯 「苦いの苦手で・・・あの、紅茶があったら、そっちの方が良いかなぁ・・・なんて」

ミチル 「おっけー。それじゃ、少し待っててね」

竜馬 「待つのはあんたの方だろ、ミチルさん!」

ミチル 「なによー」



546 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:06:33.54 ID:WAmQ4gbx0

竜馬 「どういうつもりだ?なぜ唯をここにつれてきた!?」

ミチル 「どういうも何も、
      休みの日にわざわざ来てくれた唯ちゃんを、門前払いにしろとでも言うわけ?」

竜馬 「だからって、俺の部屋に連れてこなくっても良いだろうが!」

ミチル 「だって、あなたに会いに来たって言うんだもん。他にどこに案内すれば?」

竜馬 「あんただって聞いてるはずだ。俺たちの決断を・・・唯とはもう・・・」

ミチル 「ふざけないでよ」

竜馬 「!?」

ミチル 「あなたたちで勝手に決めて、彼女の意志も確認しないで。それで一方的にさよならして」

ミチル 「それで彼女のために何かをしてあげた気になっちゃうなんて、ふざけないでよって言ってるの」

竜馬 「ミチルさん・・・?」

ミチル 「ずっと腹が立ってたのよ。お父様もあなたたちも。
      いっつも相手の気持ちは後回しで、決めつけた事を押し付けてばっかりで」

ミチル 「リョウ君の言葉を借りれば、これだから男はって感じだわ」

唯 「あ、あの・・・」

ミチル 「そのあげく、自分も傷ついちゃって
      身体を酷使する事に逃げ場を求めちゃうなんて、とんだお笑い種だわね」

竜馬 「・・・そこまで言わなくても良いだろうが」



547 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:09:42.56 ID:WAmQ4gbx0

ミチル 「リョウ君、覚えてるでしょ。あなたが初めてここに連れて来られた時の事・・・
      あなたの意志なんかお構いなしに、無理やりゲッターに押し込められた、あの時のことを」

竜馬 「・・・ああ」

ミチル 「理不尽を押し付けられた事に憤りを感じたでしょう。
      同じ事をあなたが、他の人にしてしまってはだめよ・・・」

竜馬 「・・・」

ミチル 「言い過ぎた、ごめん。飲み物いれて来るから。唯ちゃん、ごゆっくりね」

唯 「は、はい・・・」


がちゃっ ばたん


竜馬 「・・・」

唯 「・・・」

竜馬 「唯・・・久しぶりだな・・・」

唯 「う、うん・・・」

竜馬 「元気だったか?」

唯 「元気だよ。リョウさんは?」

竜馬 「ああ、見ての通りだ」

唯 「そっか・・・」

竜馬 「・・・」

唯 「・・・」



548 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:11:42.06 ID:WAmQ4gbx0

竜馬 「で、今日はどうしたんだ?なにか・・・俺に用があってきたんだろ?」

唯 「あ、うん・・・ちょっと相談と言うか、決めてきた事があって。
   それ、リョウさんにも聞いてもらいたくって」

竜馬 「決めてきた・・・?一体なにを・・・」

唯 「ムギちゃん家・・・琴吹重工でさ。
    今、ゲッターユイに代わる新しいゲッターを作ってるんでしょ?」

竜馬 「・・・!?」

唯 「その事でちょっと」

竜馬 「お、おい。お前がなぜ、その事を知っている?マユゲから話が漏れたのか?」

唯 「んーん。ムギちゃんは何も言ってないよ」

竜馬 「だったらなぜ・・・」


一秒あればそれで十分 恋に落ちれる~♪


唯 「あ・・・」

竜馬 「ケータイ?・・・着信だろ?良いぜ、出ても」

唯 「あ、んーん。たぶん私じゃなくって、リョウさん宛だから」

竜馬 「え、それってどういう・・・」



549 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:15:02.61 ID:WAmQ4gbx0

唯 「はい、リョウさん出て?」

竜馬 「出てって・・・なんなんだよ・・・ん?」

竜馬 (画面に唯の写真?こいつ、自分の顔を待ち受けに使ってるのか?)


唯の写真 『こらぁ、流竜馬っ!!』


竜馬 「・・・っ!?」


唯の写真 『唯ちゃん悲しませちゃダメじゃない!』


竜馬 「が・・・画面の写真が喋ってる!?ど、動画なのか?!」

唯 「そうじゃなくってね」


唯の写真 『唯ちゃんの意志はゲッターの意志なんだよ。
       だったら、ゲッターに関わるものとして、
       あなた達は唯ちゃんの意志こそ尊重するべきなんじゃないの?』


唯 「前に話した事があったよね。ゲッターの意志と呼ばれる存在。
   それが私の姿を借りて、私に話しかけてくるって」

竜馬 「そんなことも・・・あ、じゃあ、この画面の中から話しかけてきてるのが、もしかして・・・」

唯の写真 『直に話をするのは初めてだね。ゲッターの意志ことユイです』

竜馬 「あ、どうも・・・流竜馬です・・・」

ユイ 『今日はあなたにお説教をしたくて、唯ちゃんに言って連れて来てもらいました。
     てことで、心して聞くように』

竜馬 「説教って・・・え・・・と・・・」



550 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:16:19.97 ID:WAmQ4gbx0

ユイ 『あなたたちが連絡を絶ってからの唯ちゃん、まったく見てられなかったよ』

ユイ 『落ち込んじゃって。だけど、周りに心配させたくなくって無理に笑って』

唯 「や、別に無理して笑ってたつもりはないんだけど・・・」

ユイ 『唯ちゃんはだまってて!』

唯 「あ、はい(ユイってこんな性格だったかなぁ・・・)」

ユイ 『わかってんの?あなたは良かれと思ってした決断だったんだろうけど、
     その独り善がりのせいで彼女がどれだけ悲しい思いをしたか・・・』

竜馬 「・・・なんで俺と会えないからって、こいつが悲しむ必要があるんだよ」

唯 「え・・・」

竜馬 「俺なんかと一緒にいたら、唯は必ず再び、戦いの渦中に放り込まれちまう」

竜馬 「やっと取り戻した平和と居場所なんだ。
     こいつをまた、そこから引き離すような事、絶対にあっちゃいけねぇんだ」

竜馬 「独り善がりだろうが、なんだろうが。
     唯にそんな思いをさせるくらいなら、それならいっそ・・・」



551 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:17:35.12 ID:WAmQ4gbx0

唯 「リョウさん・・・」

ユイ 『ばっかじゃないの』

竜馬 「え」

唯 「うわ、一刀両断だね」

ユイ 『居場所から引き離すとか、そんな思いだとか。あなた一体、何様のつもりなの?』

竜馬 「何様って・・・俺は別に」

ユイ 『唯ちゃんの居場所は、唯ちゃんが自分で決めるわ』

竜馬 「・・・」

唯 「ユイ・・・」

ユイ 『唯ちゃんが戻って来たいと思ったからこそ、
     彼女は一度は入り込んだゲッターの世界から戻ってこられた』

ユイ 『それは、軽音部のみんなや大好きな友達。
     そして、あなたのいる場所に戻って来たいと、彼女自身が決めたからだよ』

ユイ 『唯ちゃんは自分で自分がいたい場所を決められる。
     誰かが決め付けた場所なんて、彼女には必要がないの』

竜馬 「・・・」



552 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:20:26.47 ID:WAmQ4gbx0

ユイ 『ぐうの音も出ないの』

竜馬 「お、俺は・・・俺はただ、こいつにずっと笑っていてもらいたくって・・・」

唯 「ユイ、言いすぎ」

ユイ 『唯ちゃん・・・』

唯 「リョウさん、ビックリしたでしょ。へへ、私もビックリしちゃったの。
   だってさ、消えちゃったと思ってたユイが、こうして、ね」

唯 「ゲッターユイっていう身体は失っちゃったけど、
   ケータイに姿を変えて帰ってきてくれたんだもん」

ユイ 『本当はもう、表に出てくるつもりは無かったんだよ。
     あの時・・・私の体で唯ちゃんたち三人分の肉体を再生した時・・・』

ユイ 『一緒に唯ちゃんのケータイも再生して、実はこっそり私の新しい体にしてたんだ。
     唯ちゃんをそっと見守り続けるために』

ユイ 『なのにさ・・・(ぎろり)』

竜馬 「う・・・!」

唯 「ユイ、もうやめてあげてね?リョウさん、私のことを考えてのことだったんだから」

ユイ 『まぁ・・・唯ちゃんがそう言うなら・・・』

唯 「へへ、ありがとう。そして、リョウさんもありがとね」

竜馬 「あ、ああ・・・て、いや・・・だから、俺は何も・・・」

唯 「リョウさん、やっぱり優しい人だ。だけどね、ユイが言ったとおり、私の居場所は私が決めたい」



553 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:21:55.79 ID:WAmQ4gbx0

竜馬 「また、ゲッターに乗るつもりなのか?」

唯 「新しいゲッターロボのパイロット、まだ見つかってないんでしょ?」

竜馬 「ああ、その取り決めをしに、今日は隼人がマユゲのところに出張ってるんだが・・・」

唯 「だったら、もう探す必要は無いよね。パイロットはほら、リョウさんの目の前」

竜馬 「・・・」

唯 「ここにいるんだから!」

竜馬 「本当に・・・本当にそれで良いのか?俺たちと一緒にいたら、お前はまた戦いの・・・」

唯 「それ、私も考えたんだ。ゲッターに乗るという事は、戦いたいと思うこと。
   そんな事、望んじゃいけないんじゃないかって。悩んだの」

唯 「でもね。ゲッターって、戦うだけの物じゃないよね」

竜馬 「え・・・」

唯 「最初。一番最初にね、私がゲッターユイに乗った時。
   あれは学校や友達を助けたいって、その想いからだった」

唯 「あの時に私が戦う事を拒んでいたら、今ごろ桜高なんて跡形もなくなっちゃってるよねー」

竜馬 「お前・・・」

唯 「自分の手柄を誇ろうってんじゃないよ。ただね、考えて考えて。そんでね、分かったんだ」

唯 「ゲッターって、何かを救うための力にもなってくれるんだって」

竜馬 「救うための力・・・」



554 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:27:14.41 ID:WAmQ4gbx0

唯 「うん。戦いだけじゃないよ。何かの災害があった時とかさ、
   ゲッターロボがあればたくさんの人を救えるかもしれない」

唯 「他にももっと。もっともっと・・・ゲッターにしか、
   ゲッターでしかできない人助けって、たくさんあると思うんだ」

竜馬 「唯・・・」

唯 「そのための力に、私はなりたい」

竜馬 「・・・そうか・・・そうだよな・・・お前だって、あの戦いを通して成長してるんだよな」

唯 「そうだよ!絶賛成長中です!」ふんすっ

ユイ 「そうだよ。成長の速さで言えば、
     あなたたちゲッターチームより唯ちゃんのほうがだんぜん上なんだから!」ふんすっ

竜馬 「あ、そう・・・」

唯 「えへへ・・・リョウさん言ったよね。俺と一緒だと戦いに巻き込んでしまうって」

竜馬 「ああ」

唯 「その言葉、ちょっとだけ変えて、リョウさんに返したげる。
   私たちと一緒にいたら、人助けに巻き込まれちゃうよ!」

竜馬 「分かったよ、負けたよ。認めるぜ、今回は俺の独り善がりだったと」

竜馬 「だから、唯。お前はお前の好きにしたら良いさ。
     それがお前の決めた居場所だというなら・・・て・・・?」

唯 「ん?」

竜馬 「ちょっと待て。今お前、確か・・・私たちって、言ったな」

唯 「言ったよ?」

竜馬 「たちって、なんだ?たちって」



555 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:28:22.66 ID:WAmQ4gbx0

唯 「あ、それはー・・・」


和 「私と」ひょこっ

憂 「私もいるからです・・・えへへ、お邪魔します・・・」ひょこっ


竜馬 「!!」

和 「何を驚いてるの?唯がゲッターに乗る決断をした以上、私たちも付いてくのは当然じゃない」

憂 「だって私たち、一心同体も同然なんだもん」

唯・和・憂 「ねー♪」

竜馬 「ああ・・・もう、何でもありなんだな。
     好きにしろよ、好きに。ただし、自分からゲッター乗りに戻ると決めたんだ」

竜馬 「半端はゆるさねぇからな」

唯 「うん!」

憂 「はい!」

和 「言われるまでもないわ」

竜馬 「うんとか、はいじゃない!ラジャーと言え!」

唯 「・・・え?」

憂 「えっと・・・」

和 「流さん、なに言ってるの?」

竜馬 「ラジャーだ!」



556 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/05(日) 10:34:20.66 ID:WAmQ4gbx0

次回へ続く!



559 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:33:03.63 ID:884NC/hi0

再開します。



560 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:34:29.29 ID:884NC/hi0

こうして・・・

私は憂や和ちゃんと揃って、ゲッターチームに復帰したのでした。

もっとも、私たちの乗ることになるゲッターロボは、これから建造が始められるので。

本格的な活動が開始されるのは、もうちょっと先になりそう。

今は週に何回か、琴吹重工に設置されたシミュレーターで訓練をすることが決まったくらい。

後はいたって普通の、どこにでもいるごくごく普通の。

いち女子高生としての生活をおくっています。


やがて新歓ライブも無事に終わり。

後は待望の新入生が入部してくれるのを待つだけとなった、ある日。



561 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:35:23.07 ID:884NC/hi0

唯 「えへ・・・えへへ・・・ふふふ~」

律 「・・・どうした唯。なんだか、いつにも増してニコニコしちゃてさ」

唯 「だってだってさ、新しいゲッターロボに乗る事は決まったし、新歓ライブも大成功だったし」

唯 「これが笑顔にならずにいられますかっ!」どどんっ

律 「おー!」

唯 「て、感じ」

澪 「言い切ったなぁ」

紬 「美味しいお茶とお菓子が、その笑顔にさらに花を添えるわね。はい、どうぞ」

唯 「やったぁー♪」


今日も今日とて軽音部は通常営業中。

お茶とお菓子に舌鼓を打ちながら、おしゃべりにまったり花を咲かせ中。

今までと同じ、見慣れちゃった。けれど大切な、愛おしい風景。

ただ一つ、違うところもあって。

それは、テーブルの上に開かれた状態で置かれた、私のケータイ。



562 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:38:33.71 ID:884NC/hi0

唯 「ねぇねぇ、ユイ。ムギちゃんがね、新しいゲッターの名前、また私が考えても良いんだって」

紬 「どうせなら、やっぱり乗る人が馴染みやすい名前をつけてあげたいもの」

律 「そういや前のゲッターユイは、やっぱり唯が乗るからゲッターユイって名付けたのか?」

ユイ 『ううん。あれはね、私がいたから唯ちゃんが”ゲッターユイ”って名付けてくれたんだ』

律 「へぇ~、そうなんだ」

唯 「そうなんです!」ふんすっ

澪 「しかし、この携帯もすっかり場に馴染んじゃったよな・・・」


私のケータイという新しい身体を得たユイ。

今では軽音部内での市民権も得て、すっかりみんなともお友達。

ティータイムには欠かせない、いつもの顔になっちゃってたりします。


ユイ 『だって私も、軽音部の一員なんだもん。当然だよ!』

律 「お茶は飲めないし、楽器も弾けないけどなぁ」

ユイ 『うう・・・でも、着メロは流せるよ??』



563 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:41:27.83 ID:884NC/hi0

紬 「まぁまぁ。お菓子も食べられない代わりに、充電はしてあげられるから」

ユイ 『ありがとぉ、ムギちゃん。ケータイにとっては、充電はお茶やお菓子と同じだから嬉しいよ』

唯 「良かったね、ユイ。あ、それでね。話の続きなんだけど・・・」

澪 「新しいゲッターロボの名前か?」

唯 「うん。今回もね、ゲッターユイって名前は残そうと思ってるんだ。思い出深い名前だし・・・」

ユイ 『唯ちゃん・・・』じーん

唯 「えへへ。それでね!リョウさんたちのゲッターロボGみたいに、
   今までの名前プラスαで強そうな名前、無いかなって考えて・・・」

澪 「いい名前、思いついたのか?」

唯 「ふんすっ!」こっくり

ユイ 『もう決めてたんだ!聞かせて聞かせて』

唯 「ふっふっふ。では発表します!私たちの新しいゲッターロボの名前・・・それは!」

紬・律・澪・ユイ 『それは!?』


唯 「ゲッターユイ號(ゴウ)っ!!」どどん!


紬・律・澪・ユイ 『おおっ!』どよっ



564 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:43:46.37 ID:884NC/hi0

唯 「・・・なんてどうかなぁ!」

律 「ゴウって、なんなんだ?」

唯 「よっしゃ、行くぞ!つきすすめー!みたいな感じで。ふへへ、かっこよくない?」

澪 「はは・・・なんというか」

律 「唯らしいっちゃ、唯らしいな」

唯 「えー・・・変かな、やっぱ」

紬 「そんなことない!勢いがあって、私は好きだわ!」

唯 「えへへ、そうでしょう?ムギちゃん、わかってるねー♪」

ユイ 『・・・?』

唯 「ね、ユイはどう思う?」

ユイ 『・・・』

唯 「ユイ。気に入らなかった?」

ユイ 『みんな、気をつけて』

唯 「え?」


こんこん


唯 「あ、誰か来た・・・?」



565 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:46:49.40 ID:884NC/hi0

律 「開いてるよ、どうぞー」


がちゃっ


梓 「・・・」

唯 「・・・?」

梓 「あのー・・・ここ、軽音部・・・ですよね?」

唯 「そうだけど・・・あなたは?」

梓 「私、入部希望なんですけど・・・」

澪 「え・・・」

唯 「今、なんと・・・?」

梓 「入部希望・・・」

律 「おおおぉぉぉおおおーーーー!」がたっ

梓 「え!?」

律 「かぁくほおおおおおぉぉぉぉー!!」がばーっ!!

梓 「きゃあああー!?」

唯 「ずるい、私も!」がばーっ

梓 「えー!?」

紬 「あ、じゃあ私もー♪」がばーっ

梓 「ちょ・・・っ、ふぐっ、お、重・・・」


もみくちゃもみくちゃ


澪 「おい・・・新入生、潰れちゃうぞ」

唯 「あ・・・」

梓 「あーうー」きゅうー



566 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:50:15.13 ID:884NC/hi0

・・
・・


梓 「うう・・・」ぼろっ

澪 「だ、だいじょうぶ?ごめんね。ここの人たち、みんなちょっと変なの」

律 「まともなのは、私くらいなもんd(ばこっ)いってぇ!?」

澪 「お前はいの一番に謝っておけ!」

梓 「・・・」

紬 「お名前はなんていうの?」

梓 「え?」

紬 「あなたのお名前」

梓 「あ・・・私は、じゃt」

紬 「じゃ?」

梓 「でなくって!あの・・・な、なかの・・・中野です!」

律 「中野さんか。パートはなにやってるの?」

梓 「えっと・・・ギターを少し」

律 「あ、唯と一緒だな!」

梓 「唯・・・先輩?」きょろきょろ

唯 「私が唯先輩です!」ふんすっ

梓 「あなたが・・・唯・・・」



567 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 14:53:41.59 ID:884NC/hi0

唯 「んー??」

梓 (じー)

唯 「あ・・・あれ?な、なにかな??」

梓 「いえ・・・よろしくお願いします、唯先輩」ぺこり
 
唯 「唯、先輩・・・?」

唯 「先輩・・・」

唯 「先っ輩・・・っ!」ぽわー

律 「おーい、帰ってこーい・・・」

梓 「・・・」

ユイ 『・・・』


梓 (平沢唯・・・)


唯 「んー?どうしたの、中野さん。そんな、さっきから私の顔をじっと見て」


梓 (ゲッターユイ・・・)


唯 「や、やだなー、なんだろなー。照れちゃうよー・・・えへえへ」

梓 「・・・」


梓 (やっと・・・見つけたよ・・・)



568 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 15:00:19.02 ID:884NC/hi0

・・
・・


君はゲッターロボって知っている!?

若い命を真っ赤に燃やす、私たちが駆るスーパーロボット!

救いを求める人は、私たちの名前を呼んで!

その名を高らかに叫んでみて!


唯 「チェエエエンジ!ゲッターユイ號!!スイッチオンっ!!!」


ゲッターユイ!!

無敵の戦士、ゲッターユイ號と平沢唯withその仲間たちの名を!!!


憂・和 「おいっ!」



569 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 15:01:10.13 ID:884NC/hi0

新しいゲッター。

ゲッターチームの仲間。

いつもの軽音部。

大好きな友達。

可愛い後輩。


変わらないけれど、新しい刺激で満ちている。そんな私の居場所で。

平沢唯。私の新しい一年が始まろうとしています。


終わりぃっ!



570 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道):2012/02/07(火) 15:11:20.64 ID:884NC/hi0

以上です。


本当はもう少し明るい話にするつもりで、そういったエピソードもいくつかは考えていたんですが・・・




○ゲッター3に乗ることになって、「やっぱり私はこういうポジションなのか!」と嘆く律とか。

○ゲッターユイが戦う後ろで、バックバンドよろしく演奏する軽音部とか。


自分の性格が暗いためか、和が暴走する辺りからどんどん話も暗い方向へ進んでしまい・・・

まぁ、こんな感じの話になってしまいました。

最初のノリを維持できなかったのは、まったくもって自分の力量不足です。


何はともあれ、読んでくださった方。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回もあれば、その時にはまた読んで下さったら嬉しいです。


依頼は明日か明後日あたりに出します。



571 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県):2012/02/07(火) 17:02:50.56 ID:pPGuizFb0

完結乙でした!

そうかジャテにゃんか
だからゲッターユイ號なのか



572 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/07(火) 19:56:08.16 ID:BY+tpuZSO

虚無るかとハラハラしながら見てたが面白かった
乙!!



573 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2012/02/07(火) 20:21:48.50 ID:b7qHyvvAO

こ、これは乙じゃなくてストナーサンシャインなんだからね!!

書ききりおめでとう



574 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/02/07(火) 20:29:48.73 ID:aoOM5u0zo

ジャテにゃん可愛いよジャテにゃん
アークとは違う道を歩んだゲッター世界にたどり着いてくれる事を祈って
乙!



575 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/02/07(火) 21:46:42.06 ID:cvSf9RDSO

完結おめでとう

最初ジャテにゃん思いつかなくて『邪気王ktkr!』とか思ってたらちゃんとtがついててようやくわかったwwwwww

面白かったよ!
次回作も期待してます



576 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方):2012/02/09(木) 17:23:41.64 ID:49uBpjNR0

ジャテにゃんワロタwwww
乙!面白かったよ!





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