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唯「ギー太♪」 ギー太(唯ちゃん…本当は…) 【カオス】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267702498/




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 20:34:58.32 ID:o6KuBNEL0

唯「雨、すごい降ってるね~」

澪「今日は楽器置いて帰るか」

梓「そうした方がよさそうですね」

唯「ああ~ん…ギー太と離れ離れになるなんて~」

『最終下校時刻となりました。校内に残っている生徒は────』

澪「ほら唯、帰るぞ」

唯「うん……じゃあねギー太! さよならは言わないよっ!!」

梓「たった一晩じゃないですか…」





ギー太(唯ちゃん…寂しそうだった…)

ギー太(でもね…ギー太って男の子の名前付けてもらったけど…)

ギー太(本当は……)

ギー太(本当は私、女の子なのっ!!)





10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 20:41:32.66 ID:o6KuBNEL0

ギー太「でも、唯ちゃんはいつも私を可愛がってくれる」

ギー太「そんな唯ちゃんが私はとっても好き」

ギー太「例えネーミングセンスがおかしくても……」

「ホンマやで勘弁してほしいわ」

ギー太「エリザベスさん!」

エリ「いやいやいやいや! ないで!」

エリ「ワシかて男やっちゅ~ねん!」

エリ「せやけど、お前んとこの持ち主がワシにけったいな名前付けよってからに…」

エリ「澪のヤツも結局その気になっても~て…定着してもうたがな…」

ギー太「うふふ。でもお似合いですよ、エリザベスさん」

エリ「やめ~や、背中痒ぅなってくるわ」



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 20:51:06.20 ID:o6KuBNEL0

エリ「しっかし、えらい雨やな~」

ギー太「そうですね~」

エリ「こんな日に外出たら、水分吸ってもうてえらいことになってまうわ」

ギー太「ただでさえ日本は湿気が多いですもんね」

エリ「ワシら楽器にとっては死活問題やさかいの~」

エリ「まぁ、澪はワシのメンテなんかはキッチりやってくれとるさかいに心配はしてへんけど」

ギー太「唯ちゃんだって!!」

エリ「なんや、最近はあのお嬢ちゃんもお前のメンテやってくれるようになったんかいな?」

ギー太「はい! いつもキレイにしてくれてます!!」

エリ「ほな、よかったがな」

ギー太「それに毎日一緒に寝てくれるんです」

エリ「お前、寝返りうたれてバキッ!ってなったら一貫の終いやぞ」

ギー太「そこはなんとか気合でっ!!」

エリ「なんやねんそれ…」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 20:58:50.93 ID:o6KuBNEL0

「いいなぁ~、ギー太ちゃんは…」

エリ「おお、キー坊か。あんじょうしとったか?」

キー坊「ボクなんかずっと紬ちゃんと一緒に居たいのに、週末くらいしか持って帰ってもらえないんだよ」

エリ「まぁ、キー坊は楽器っちゅ~よりも精密機械に近いさかい」

エリ「そう毎日持って帰るんも紬嬢ちゃんとしては気も遣わなあかんからな~」

キー坊「でも、ボク寂しいよ…」スンスン

ギー太「キー坊くん…」

「ったく…そんなに毎晩泣かれちゃ、迷惑なんだよ」

エリ「まぁそない言いなやドラム」

怒羅無「ちげぇよ!! ちゃんと怒羅無って言いやがれってんだ!!」

エリ「そんな、暴走族みたいな名前しよってからに。恥ずかしないんかい」

怒羅無「エリザベスなんかよりは何億倍もましじゃね~かよ」

エリ「なんやと! やんのかコラ!!」

怒羅無「ああん!?」

ギー太「もう、やめて下さいよ2人ともっ!!」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 21:07:22.88 ID:o6KuBNEL0

「あ~あ、久々に部室に置いていかれたと思ったら…アンタたちは騒ぐしか能がないの…?」

ギー太「むったんさん!」

エリ「なんや、むったん」

怒羅無「うるせぇぞ、むったん」

むったん「ちょっと! その名前で呼ばないでくれる!?」

むったん「私にはムスタングって言う名前があるのよ! 暴れ馬よ、暴れ馬!!」

むったん「それが、梓ったら唯に影響されて私に『むったん』なんて名付けちゃって…」

むったん「暴れ馬の名が聞いて呆れるわ!!」

ギー太「ええ~、でもむったんってカワイイですよ~」

エリ「せやせや、ちっこいねんからむったんでええがな」

怒羅無「むったん、むったん、むったん、むったん」

むったん「う、うるさ~いっ!!」

キー坊「あはっ! 今夜は寂しくないや! ね? 怒羅無さん!」

怒羅無「けっ! 知るかよっ!!」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 21:20:04.46 ID:o6KuBNEL0

エリ「なんやなんや~? キー坊は怒羅無と仲がええんか?」

キー坊「ううん、そういう訳じゃないんだけど
     ボクが寂しくて毎晩泣いてるから、いつも怒羅無さんに迷惑かけちゃうんだ」

ギー太「そうなんだ…」

怒羅無「ったく、迷惑だと思ってんなら我慢しやがれってんだ」

エリ「仕方ないがな…」

むったん「そうよ、まだお子様なんだからあんたがちょっとは我慢しなさいよ」

怒羅無「けっ! お前は梓とちっこいもん同士だからお子様の扱いにも慣れてるんだろうな」

むったん「な、なによっ! 言っとくけどアンタたちの持ち主と梓の実力とは
      実際のところ比べ物にならないんだからね!!」



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 21:22:37.69 ID:o6KuBNEL0

むったん「家は音楽一家だし、本格的にギター始めたのは小学4年からだけど
      楽器の類はもっと以前から触れていたし」

むったん「本当だったらこんなお遊びのクラブなんかじゃなくって
      本格的に音楽の道を目指しても不思議じゃないんだから」

むったん「仕方なくアンタたちとつるんでやってるのよ!」

ギー太「はい! スゴイですね! むったんさん!!」

エリ「ホンマ、関心するでむったん」

怒羅無「変なこと言って悪かったな、むったん」

キー坊「尊敬します。むったんさん!!」

むったん「きぃ~~~~~~~っ!!!!!」



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 21:31:55.03 ID:o6KuBNEL0

エリ「でも、そんなこと言うたらキー坊のとこの紬お嬢も相当な実力持っとるやろ?」

怒羅無「ああ、あいつの実力は認めざるを得ないな」

ギー太「うん、紬ちゃんもすっごく上手いよね」

キー坊「でもね、紬ちゃんも小さい頃からクラシックピアノやってたんだけど
     結局伸び代がなくて辞めちゃったんだって」

キー坊「やっぱり、その道に進めるのは一握りの才能のある人だけだって」

エリ「そないな事が…、音楽で食うて行こう思たらしんどいねんなぁ~」

むったん「……梓は…きっと大丈夫よ…」

怒羅無「おい、お前さっきから自分のことばっかりじゃねえかよ」

むったん「ふ、ふん! どうせ、才能がなかったなんて言い草は努力の足りなかった者の言い訳よ」

怒羅無「んだと!コラ!!」ドムドムドムドム

むったん「ちょっと! 止めなさいよ! そんなにバスドラ連打されたら
      振動でスタンドから落ちちゃうでしょ!!」

エリ「せ、せやで!! ワシらも危ないで!!」

ギー太「きゃ~!! 助けて~!!」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 21:40:30.85 ID:o6KuBNEL0

キー坊「で、でもね! 紬ちゃんピアノやってて良かったって言ってたよ!」

怒羅無「ピタッ」

キー坊「ピアノやってたから、だからこの軽音部でキーボードが弾けるって
     みんなと一緒にバンドが組めるって、本当に嬉しそうだった」

キー坊「諦めて、自分の限界を知って落ち込んだけど、
     この出逢いのためにピアノを続けてきたんだって」

キー坊「そう考えたら今までやってきたことのお釣りも来るくらいだって」

キー坊「紬ちゃん、そう言ってたよ!」

エリ「…そうか」

ギー太「ううっ…紬ちゃん…イイハナシダナー」

むったん「……ふん」

怒羅無「おめぇも、もちっと素直だったらカワイイのにな」

むったん「なによ! そうやって仲良しゴッコしてればいいのよ!!」

ギー太「むったんさん…」

エリ「あかんあかん。ああなったらプライド高いやつはテコでも動かへん」

怒羅無「梓は素直でいいヤツなんだけどな」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 21:48:41.35 ID:o6KuBNEL0

エリ「ところで、ギー太。自分最近メンテやってもろとるか?」

ギー太「えっ? ちゃんとキレイに拭いたりしてくれてるよ」

エリ「いや…そうやのうて弦の張替えとか」

怒羅無「おう。転ばぬ先のメンテだぞ」

ギー太「でも…唯ちゃんそういうの苦手で…」

エリ「あのなぁ~…そんなん言うたかて最後に痛い目見るんは結局自分やで?」

怒羅無「ああ。何かあってからじゃ遅ぇからな」

キー坊「大丈夫だよ! 何かあったらまた紬ちゃんの店でなんとかしてくれるよ」

ギー太「そうだよね!!」

エリ「ホンマ、そんなとこばっかし持ち主に似おってからに…」

怒羅無「お前はメンテ出すだけで済んでも、唯の評判が落ちるぞ」

エリ「せやで、何回おんなじこと繰り返すねん! って」

むったん「正直あんたの持ち主の不備のせいで練習がストップするのが迷惑なのよ」

エリ「この件に関してはむったんの意見に同意やな」

ギー太「ううっ……」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 21:54:08.79 ID:o6KuBNEL0

翌日 放課後

唯「ああっ!! ギー太!! 会いたかったよっ!!」

澪「あいかわらず、大袈裟だな~」

唯「澪ちゃんは、エリザベスのこと心配じゃなかったの?」

澪「まぁ…ある程度は…」

唯「でしょ~」

律「でも、唯には負けるよ。なぁ、梓」

梓「むったん…///」

澪「……梓」

梓「あっ」

紬「梓ちゃんもよっぽどそのギターがお気に入りなのね」

梓「はい…。お恥ずかしながら、唯先輩の気持ちも分からないではないんです」

唯「だよね! みんな愛が足りないよ!!」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:01:01.20 ID:o6KuBNEL0

唯「ちゃんと愛を持って接すれば楽器だって応えてくれるんだよ」

梓「唯先輩にしては良いこと言ってますね」

唯「えへへ」

澪「そうは言うが、唯は愛のかけ方がちょっとズレてるっていうか…」

律「そうそう、服着せたりとかだもんな」

唯「失敬な、ちゃんとキレイに拭いたりしてるも~ん」

紬「えらいわ、唯ちゃん。ちゃんと先の教訓をいかしてるのね」

唯「えっへん! そういう澪ちゃんやりっちゃんはどうなのさ~」

澪「私は心配されなくてもシッカリとしてるよ」

律「私だって、ドラムセットはちゃんとメンテするとなると時間かかるから
  毎日終わってからチョコチョコと少しずつやってるよん」

梓「確かに律先輩は意外なほど毎日コツコツとやってますもんね」

澪「律にしてはよくやってるよな」

律「え?なに? この言われ方……」

唯「感動したっ!!」

律「うるへー!!」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:07:04.72 ID:o6KuBNEL0

 ジャカジャカ♪

ギー太(う…う…)

エリ(ん? どうしたんや?ギー太)

ギー太(わ、私…もう…らめっ!!)プチンッ!!

唯「うわっ!!」

律「唯!? 大丈夫か!!」

ギー太(ん…/// はぁん///)ガクガク

澪「弦切れたのか!?」

紬「ケガはない唯ちゃん!?」

唯「うん、大丈夫」

梓「よかった…」

怒羅無(ほら言わんこっちゃねぇ!)

キー坊(でもケガなさそうでよかったね)

むったん(まったく…、今日はもう練習できそうにないわね)



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:13:36.72 ID:o6KuBNEL0

紬「……うん、どこにも傷はなさそうね」

唯「はぁ~、ビックリした~」

澪「それはそうと、唯。いつ弦を交換した?」

唯「え? ええ~っと……。前にムギちゃんのお店でやってもらってから一度も…」

律「メンテやってたんじゃないの?」

唯「だって、弦の張替えなんて難しいことできないよ~」

梓「それならそうと、言ってくれれば私だって教えますよ」

澪「できないからって面倒くさがってちゃ、いつまでたってもできないぞ」

唯「じゃあ今からまたムギちゃんとこの店で…」

律「今回はちゃんとお金あるのか?」

唯「あっ…」

紬「ごめんなさい唯ちゃん。さすがに毎回無料にするわけには…」

唯「そ、そうだよね…」



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:20:13.97 ID:o6KuBNEL0

唯「じ、じゃあ、あずにゃんに弦の張り方教えてもらうよ」

梓「それはいいですけど、今は予備の弦なんて持ってないですよ」

唯「あぅ…」

澪「どっちにしろ、今日は練習できないな。楽器屋に替えの弦買いに行かなきゃいけないし」

律「なんだよ~。せっかく練習する気になってたのに~」

唯「…ごめんね、みんな…」

律「じゃあさ、せっかくだからついでにカラオケに行こうぜ!!」

澪「お前はそれが目的だろ!!」

唯「あ、あははは……」

ギー太(唯ちゃん……)

エリ(分かったか? こんな些細な綻びがいつか大きな亀裂になる場合もあるんやで)

怒羅無(今は律がおちゃらけたからなんとか保ってるけどな)

むったん(…くっ)ギリギリ……!!

キー坊(むったんさん、どうしたの?)



50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:26:08.88 ID:o6KuBNEL0

むったん(う…ぐっ…)プチンッ!!

ギー太(!?)

梓「キャッ!?」

紬「梓ちゃんのギターまでっ!?」

律「こりゃあ…今日はギターの厄日かもな」

唯「昨日置いて帰ったから怒ってるんだよきっと」

澪「そ、そんなわけないだろ!?」

律「…いやいや、もしかしたら楽器達が人間への不満を爆発させて遂に反抗をっ!!」

澪「ひぃっ!!」

紬「弦なんてめったに切れないのにそれが2回も続くとなると…」

澪「む、ムギまで!?」

紬「ご、ごめんなさい。
  でも、こうなってくると唯ちゃんのギターの弦が切れたのも何か違う力が働いたのかも…」

澪「や、やめてくれ~!!」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:31:29.56 ID:o6KuBNEL0

むったん(はぅ…/// んんっ…///)

ギー太(むったんさん…もしかして、唯ちゃんと私のために…)

むったん(か、勘違いしないでよね! そろそろ弦の交換してほしかっただけよ!!)

梓「つい先日全部の弦を張り替えたばっかりなのに…」

エリ(ニヤニヤ) 怒羅無(ニヤニヤ)

むったん(な、なによっ!!)

エリ(ワシ感動で今ごっつ弦緩んでもうとるわ~)

怒羅無(俺も、今叩かれたら変な音が出そうだぜ)

むったん(ふんっ!! ギスギスしだしたら梓が可哀想って思っただけよ)

ギー太(フフフッ。でもありがとう、むったんさん)

キー坊(むったんさんもボク達放課後ティータイムの仲間だもんね!)

むったん(そ、そうよ! あくまでこのバンドのためよ!)

エリ(もう分かったがな)



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:35:57.05 ID:o6KuBNEL0

律「じゃあ帰る準備もできたことだし。楽器屋に向かってゴー!」

唯「あずにゃん先生! ご指導のほどよろしくお願いします!」

梓「しっかりと覚えてくださいね」

澪「楽器の反乱…人類滅亡…」

紬「み、澪ちゃんシッカリ!!」

 ガチャ  バタン






キー坊「…また、静かになっちゃった……」



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:43:58.08 ID:o6KuBNEL0

キー坊「ギー太ちゃんやエリザベスさん、それにむったんさんは毎日持ち主さんと一緒にいれていいな…」

怒羅無「はぁ?そんなに一緒にいるのがいいもんかね~」

怒羅無「それに、お前はまだいい方じゃねえか」

怒羅無「俺なんて学校に持ってこられてから一回も律の部屋に帰ったことなんかないぜ」

怒羅無「まぁ、あいつの部屋にいたって、でっかい音だせねぇからストレス溜まるだけだけどよ」

キー坊「……うん」

怒羅無「しかも、夏休みの合宿だって俺一人ここで留守番だぜ?」

怒羅無「お前はそこには連れて行ってもらってるじゃねぇかよ」

怒羅無「それに律のヤツ紬の別荘にあった新品のドラムセット良かったって言いやがるんだ」

怒羅無「さすがに凹んじまうよ。どうせ俺は律のヤツに会ったときから中古だからな」

キー坊「そう…だね…」

キー坊「うん、ごめんなさい怒羅無さん。ボクより残念な境遇の楽器もいるよね」

キー坊「ボク、下を見てとりあえず勝ち誇ることでなんとか自分を保ってみせるよ」

怒羅無(こ、こいつ…言うじゃねえかよ…)



55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:49:53.80 ID:o6KuBNEL0

深夜

キー坊「紬ちゃん…寂しいよ…」スンスン

怒羅無「……」

キー坊「一緒に居たいよ…紬ちゃん…」スンスン

怒羅無「ああ~! ったくよ! ウゼェったりゃありゃしね~よ!!」

キー坊「!? ご、ごめんなさい怒羅無さん…」

キー坊「ボク、静かにしてるよ…」

キー坊「……」スンスン

怒羅無「あれはよ~」

キー坊「?」

怒羅無「あれは、俺と律が楽器屋で初めて会った時のことだけどよ~」

キー坊「う、うん」

怒羅無「中古でお世辞にも状態がいいとは言えね~、そんな俺に毎日のように会いに来てくれてな」

怒羅無「でも中古って言っても、ドラムセットなんて結構な値段だからよ~……うんたかかんたら」

キー坊「それでそれで!?」キラキラ



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:56:34.77 ID:o6KuBNEL0

───
──────
─────────

怒羅無「だからよ~俺は言ってやったんだよ。ここは俺に任せてお前らは早く先に行けってな」

怒羅無「そしたら、エリザベスの野郎がほなワシも残るなんて言いやがってよ~」

怒羅無「…って聞いてんのか?」

キー坊「zzzzz……」

怒羅無「なんだよ…こっからがいいところなのによ…」

キー坊「zzzzz……」

怒羅無「人がせっかく話してやってるのによ。ったく、これだから子守は嫌いなんだよ…」

キー坊「zzzzz……」

怒羅無「無邪気な寝顔なこったな」

キー坊「出た~、怒羅無さんの2バス殺法~…カッコイイ~~、、、ムニャムニャ…」

怒羅無「…けっ」



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:04:11.92 ID:o6KuBNEL0

翌日 放課後

紬 ポロポロポロン♪

キー坊(紬ちゃんドの音だよ♪ ミの音も出そうね~♪)

紬「♪」

キー坊(和音だね紬ちゃん! うん、出そうね~♪奏でようね~♪)

律「ムギなんか今日はやけに調子がいいな」

紬「ええ、なんだかいつもより良い音が出てる気がするの」

唯「きっとムギちゃんに会えて喜んでるんだよ」

紬「ウフフッ、そうだったら嬉しいわ」

唯「よ~し! じゃあ私も最近『自分で』弦を替えたギー太でっ!!」ギャッギャ~ン♪

ギー太(ひゃん/// 唯ちゃん激しいよ~///)

唯「ふぅ…どうだった?」

律「変わらないよ」 澪「変わらないな」 梓「いつもと同じですね」

唯「ええ~~~~…」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:11:05.86 ID:o6KuBNEL0

エリ(しかし、キー坊。今日はエライご機嫌やな)

むったん(そうね、ただ紬に会えたからって訳じゃなさそうね)

ギー太(ほら、今日は金曜日だから一緒に帰れるのが嬉しいんじゃない?)

キー坊(うん、それもあるんだけどね。実は昨日の夜に怒羅無さんが色々と話を……)

怒羅無(!?)ダカダカダ~ン!!

澪「おい、律。いきなりそんな大きい音出したらビックリするだろ」

律「アレッ? 私結構加減して叩いたつもりだったんだけど…。おっかしいな~」

エリ(なんやなんや怒羅無~。昨日なんかあったんかいな~)ニヤリ

怒羅無(うっせ~ぞ。お前ぇも余計ぇなこと言うんじゃねえ)

キー坊(うん!わかったよ。昨日の話はボクと怒羅無さんだけのヒミツだね)

怒羅無(けっ!)

ギー太(え~~っ…なんか気になるなぁ~~)

怒羅無(るせぇ!! 黙って演奏しろってんだ!!)



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:17:49.46 ID:o6KuBNEL0

律「今日の練習は終了~」

澪「なかなか内容のある練習ができたな」

梓「はいっ♪」

キー坊(今日は紬ちゃんと一緒に帰ることができる~)

唯「あれ? ムギちゃん今週はキーボード持って帰らないの?」

紬「うん。この週末は色々とやることがあって…」

紬「だからこの子のお手入れする時間も取れそうにないの…」

キー坊(…えっ)

唯「そっか~」

キー坊(……)

エリ(キー坊……)

ギー太(キー坊くん……)

怒羅無(……)



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:24:37.79 ID:o6KuBNEL0

律「じゃあ仕方ないな~」

紬「その分、来週はシッカリとキレイにしてあげるつもりよ」

むったん(ほ、ほら。来週はたくさん可愛がってもらえるわよ)

キー坊(うん…そだね…)

むったん(キー坊……)

澪「ほら~、帰るぞ~」

キー坊(紬ちゃん……)

怒羅無(おお~っと! バランス崩した~!!)ドンガラガッシャ~ン!

梓「ど、ドラムが!? 律先輩のドラムがムギ先輩のキーボードを巻き込んで倒れた!!」

律「ええ~~!! どうなってんだ~!?」

澪「ムギっ!! 大丈夫そうか?」

紬「……ええ、とりあえず音は出るわ」

唯「よかった~」

梓「心配しました…」

律「アレッ? 私のドラムは誰も心配してくれないの……?」



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:31:25.13 ID:o6KuBNEL0

梓「でも一応見てもらった方がよくないですか? 楽器とはいえ機械ですし」

紬「そうね…持って帰ってウチのお抱え技師に見てもらうことにするわ」

澪「律、あれほどドラムのセッティングはしっかりやっとけって…」

律「ええっ!? 私のせい!!」

紬「ううん。りっちゃんは悪くないわよ」

律「ほ、ほらっ!!」

唯「キーボードちゃん、ドラムくんにイジメられてかわいそう…」

律「ちょっ!! 唯まで!? へん!いいよ~だ。どうせ私のドラムが悪者ですよ~」

澪「律、拗ねるなよ~」

律「ぷく~~~」

唯「りっちゃん冗談だよ~」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:36:55.85 ID:o6KuBNEL0

エリ(キー坊大丈夫かいな!?)

キー坊(うん。怒羅無さんが下敷きになってくれたからどこも痛い所はないよ)

むったん(ちょっとあんた、いくらキー坊が気に入らないからってここまでやることないでしょ!)

怒羅無(ふん)

ギー太(でも、おかげでキー坊くん紬ちゃんと一緒に帰ることができるね)

むったん(まさかあんた、それで…?)

エリ(ホンマ、無茶しよるで)

怒羅無(こう毎日泣き声聞かされるのも迷惑なだけだってんだ)

キー坊(怒羅無さん…)

怒羅無(やっと一人で静かな夜を過ごせるぜ)

むったん(あんたも相当意地っ張りよね)

怒羅無(うるせ~よ)



70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:41:51.54 ID:o6KuBNEL0

キー坊(怒羅無さん、ありがとう)

怒羅無(何もお礼言われることなんてしてね~よ)

キー坊(昨日はボク、怒羅無さんの話の途中で寝ちゃったけど…)

キー坊(また今度、話の続き聞かせてね!)

怒羅無(……ああ)

むったん(何よ、あんたもカワイイとこあるじゃない)

エリ(ホンマやで、怒羅無とむったんはなんやかんや言うて似たもの同士やな)

怒羅無(俺とこんなヤツと一緒にするな!!) むったん(私とこんなのを一緒にしないで!!)

ギー太(息までピッタリですね~)

怒羅無(けっ!) むったん(ふん!)

エリ(なんやツッコミ甲斐のあるヤツらやのぉ~)



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:47:41.78 ID:o6KuBNEL0

数日後

唯「またすごい雨だ~」

澪「今日も楽器置いて帰るか」

唯「今夜のベッドは一人か…」

梓「ゆ、唯先輩!? それって…///」

唯「うん…今夜はギー太、エリザベス達と一夜を過ごすんだね」

梓「な、なんだ…そういう事ですか…」

紬「やっぱりギー太と一緒に寝てるのね……」

唯「エリザベス、ギー太をたらしこんだらダメなんだからね」

澪「私のエリザベスがそんなことする訳ないだろ~!!」

澪「むしろ、ギー太がむりやりエリザベスを…」

唯「むっ! ギー太が私を置いて浮気なんかするわけないも~ん!!」

律「ほらほら、帰りますよ~」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:55:23.98 ID:o6KuBNEL0

エリ「なんや最近雨が多てこうやって集まるのも増えたの~」

ギー太「唯ちゃんには悪いけど、私結構楽しいです」


怒羅無「じゃあ、今日はギアナ高地での修行の話を…」

キー坊「うわぁい! 楽しみだな~♪」

むったん「ち、ちょっと。マリアナ海溝挑戦の話の続きはどうなったのよ!?」

怒羅無「ああん? その話はもう昨日キー坊にしちまったよ」

むったん「昨日は私、梓と一緒に帰ったから聞けなかったわよ!」

怒羅無「んなもん知るかよ」

むったん「きぃ~~~っ!! 私がどれほど楽しみにしてたのかあんたには…!!」

キー坊「むったんさん、またあとでボクが教えてあげるよ」

むったん「そ、そう? まぁ、それならいいのよ…」


エリ「なんやあっちもえらい仲良うなってしもうたな~」

ギー太「そうですね♪」



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:02:41.16 ID:TdcCOVfj0

エリ「ところで、あれから唯のお嬢ちゃんにはメンテやってもろうとるんかいな?」

ギー太「はい! シッカリとしてもらってます!!」

エリ「ほな良かったな」

ギー太「それに以前にも増して服も着せてもらってるんですよ~♪」

エリ「そこは変わっとらんのかいな…」

ギー太「でも、先日一緒にお風呂に入ろうとしたときは流石にヤバかったですけど…」

ギー太「大事にしてくれるのはわかるんですが、憂ちゃんが止めてくれなかったら
     今頃はここにいなかったかもしれません」

エリ「えらいこっちゃやがな」

ギー太「ええ、それに最近服を着させられ過ぎて裸でいるのが逆に恥ずかしくなってきましたよ」

エリ「んなアホな、せっかくええボディーしてんのにけったいな布で隠すなんて
   それこそ無粋っちゅ~もんやで!」

ギー太「ええ、まぁ、そうなんですけどね~」

エリ「で、でもなんやそう言われると、そそるもんがあるわな~」

エリ「そうか~…今、ギー太は裸なんやな~」ジュルリ

ギー太「え、エリザベスさん…?」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:05:18.51 ID:TdcCOVfj0




     ※今から投下するレスには性的な表現が含まれています※
          ※周りの環境に充分注意してご覧ください※



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:12:43.76 ID:TdcCOVfj0

エリ「そんな艶しい弦をむき出しにしよってからに」ハァハァ…

ギー太「ち、ちょっとヤダ~エリザベスさん。おやぢ~」

エリ「よう見たらそのツマミの類も色っぽさを醸し出しとるな~」

ギー太「や、やだ! も~、そんな目で見ないでくださいよ~」

エリ「ええがなええがな、減るもんやあれへんし…」

エリ「それにチェリーサンバーストの杢のボディーも味わいがあってエライ綺麗やわ~」ハァハァ…

ギー太「な、なんかそこまで言われたら、嬉しい…かな?///」

エリ「あかん、もうワシ辛抱たまらんわ!!」

エリ「ワシのアウトプットジャックとお前のジャックを同じシールドで繋いだらどないなるやろうか?」

ギー太「えっ……」

エリ「優しゅうしたるさかいに、な? ええやろ?」

ギー太「い、嫌……!!」

エリ「そないな事言うたかて、もうギー太のジャックも穴パックリ開けて待っとるで?」

ギー太「!? そ、そんなこと……」



85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:22:46.13 ID:TdcCOVfj0

エリ「先っぽだけやから、ホンマ先っぽだけ堪忍したって!!」

ギー太「……ちょっと…だけ…ですよ…」

エリ「ほな、入れるで…」ハァハァ…

ギー太「……!!」

エリ「ああ~~…ほら見てみ。ワシに繋いどるシールドがギー太のジャックに入ってしもとるで」

ギー太「そ、そんなこと言わないでください///」

エリ「あかんわ…やっぱり先っぽだけやのうて奥まで挿入したいわ」

ギー太「!? それはダメっ!!」

エリ「いくで~」ズプリ

ギー太「ひぎっ!?」

エリ「ああ~、やっぱええわ~」

ギー太「嫌っ!! 抜いて!!」

むったん「ちょっとあんたら! 子供の前で何やってるのよ!!」

キー坊「2人とも何やって……」

怒羅無「おい!キー坊! 見るんじゃねぇ!」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:31:08.14 ID:TdcCOVfj0

翌日 放課後

律「どうした澪? そんなミス連発するなんてお前らしくもない」

澪「んん…、なんだか思ったようにできないんだよな」

澪「唯のギターと合わせるときなんて特に酷くなるんだ」

エリ(すまん澪…ワシ…エライことしてもうたわ……)

唯「私も…澪ちゃんと合わせるとギー太がなんだか嫌がってるみたい…」

ギー太(唯ちゃんごめんなさい…私…汚れちゃった…)

唯「それになんだか色合いもいつもより赤くなってる気がする…」

梓「赤く? まさかとは思いますがそれって唯先輩的に言うと、照れてるってことですか?」

唯「う~~ん…なんだか照れとはまた違ってるような…」

律「やっぱり、昨晩楽器同士で何かあったのかもな…」

エリ(!?)ボボンボーン♪

紬「み、澪ちゃんいきなり音出してどうしたの?」

澪「えっ!? いや…私は何も……」

澪「あれっ?なんで……?」



91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:41:07.94 ID:TdcCOVfj0

その夜

怒羅無「ったく、あのバカ…」

キー坊「ねぇねぇ、怒羅無さん。ギー太ちゃんとエリザベスさんどうかしたの?」

怒羅無「ん? あ、あぁ。まぁな…」

キー坊「ケンカ?」

怒羅無「そうだな…」

キー坊「早く仲直りしたらいいのに」

怒羅無「大人にはよ、そんなに簡単に行かないことの方が多いんだよ」

キー坊「大人って面倒くさいんだね。でも、二人ともお互いの事が好きだと思うけどな~」

怒羅無「そりゃ~、どういう事なんだ?」

キー坊「ボクね、演奏の最中も結構余裕があるから周りをよく見渡してるんだけど」

キー坊「ギー太ちゃんとエリザベスさん、演奏中はなんて言うかいい雰囲気なんだよね」

怒羅無「そ、そうなのか? まったく気付かなかったぜ」

キー坊「うん。だって怒羅無さんは演奏でいっぱいいっぱいでしょ?」

怒羅無「ああ。全身全霊で奮闘中だからな」



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:47:39.29 ID:TdcCOVfj0

キー坊「ギー太ちゃんが勢いつけすぎちゃってるところにエリザベスさんが落ち着きを」

キー坊「逆にエリザベスさんはギー太ちゃんに引っ張って行ってもらってる時もあるよ」

キー坊「まぁ、怒羅無さんとエリザベスさんのコンビほどではないけどね」

怒羅無「まぁな、あいつとは勝手知ったる仲だからな」

キー坊「でも、ギー太ちゃんとエリザベスさんのコンビもボクは見ていて楽しいよ」

怒羅無「なんだ…じゃあ、結局のところ相思相愛じゃねぇかよ」

キー坊「えっ? 何のこと~?」

怒羅無「んん? あぁ…なんでもねぇよ」

キー坊「あ~ヒミツの何かなんだ~」

怒羅無「うるせぇ! それより今回の話はついに宇宙へ飛び出すぜ!」

キー坊「ほ、ほんと!? 楽しみだな~。早く早く!!」

怒羅無(あとは、2人の問題だな……)



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:54:06.71 ID:TdcCOVfj0

平沢家 唯自室

唯「どうしたのかな~ギー太…」

唯「エリザベスとなにかあったのかな~?」

ギー太(唯ちゃん、私、エリザベスさんに乱暴されちゃったんだ…)

唯「ギー太、何があったかは詳しくは聞かないけど澪ちゃんのエリザベスには
  いつもお世話になってるでしょ?」

ギー太(……)

唯「バンドっていうのは一人で出来るものじゃない。仲間とのコミニュケーションだ!」

唯「よく、音楽性の違いとかで解散するバンドが多いけど、結局はそういう事なんだよね」

唯「私は、澪ちゃんのベースが好き。りっちゃんのドラムも、ムギちゃんのキーボードも
  もちろんあずにゃんのギターだって」

唯「でも、いくら私が好きだからって、ギー太がみんなを好きになってくれなきゃ意味なんだよ」



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:55:14.24 ID:TdcCOVfj0

ギー太(私も…、本当はエリザベスさんの事が……好き、だと思う)

ギー太(でも、きっとエリザベスさんは私の体にしか興味がない……)

ギー太(だって、こんな小娘なんかに……。だから、昨日は試してみたの)

ギー太(もし…優しくしてくれたなら、きっとそこには愛が存在するのかも…って)

ギー太(でも、昨日はエリザベスさんの太いアレが私のジャックを……無理やり…)



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:00:48.20 ID:TdcCOVfj0

唯「ねぇギー太。きっとエリザベスはギー太のこと好きだと思うよ」

ギー太(えっ…?)

唯「私演奏しててわかるんだ。澪ちゃんのベースがシッカリと私のギターを包んでくれてるって」

唯「なんだかダメになりそうな時も澪ちゃんの演奏が
  『がんばれーがんばれー』って言ってくれてる気がして」

唯「それに応えようと私もがんばって演奏したら澪ちゃんもわかってくれて」

唯「そうやって『音』ができてくるんだよ」

ギー太(……)



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:05:00.06 ID:TdcCOVfj0

唯「だからね、きっとみんなもお互いを支え合って音を紡ぎ出してるんだよ」

唯「ギー太のことなんにも思ってなかったら、そんな事できないよ」

ギー太(唯ちゃん……)

唯「もしなにか悩み事があるのなら…何か本当の事が言えないのなら」

唯「思い切ってぶちまけちゃった方が楽になるよ!!」

唯「さんざん無茶苦茶演奏してきた私だもん、今更無理だなんて言われないよ、きっと!!」

ギー太(ありがとう、唯ちゃん)



憂(お姉ちゃん…あんなに楽器に話しかけて…大丈夫かな…)



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:10:02.44 ID:TdcCOVfj0

唯「さ~て。独り言はこれくらいにして、と」

唯「さぁ、ギー太ちゃん今日はどんな服着ましょうかね~♪」

唯「…って、アレ? いつもより服がキツイ」

唯「ギー太、なんか以前よりもふっくらとしてる…?」

唯「そんなわけないよね、きっと気のせいだね」



ギー太(そんなまさか……)

ギー太(あの一晩のことで……!?)



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:16:23.32 ID:TdcCOVfj0

翌日 放課後

唯「雨」

澪「置いて帰る」

唯「寂しい」

梓「知るか」

紬「うぜぇ」

律「帰るぞ」

 ガチャバタン





エリ(あかん…ワシ、どないな顔してギー太と……)

怒羅無「おい、バカ野郎」

エリ「…なんやねんな」

怒羅無「男だったらちゃんと、責任とれよ」

エリ「……わかっとるがな」



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:22:39.23 ID:TdcCOVfj0

怒羅無「だったら、早いとこプロポーズしてしまえよ」

エリ「そないな事言うたかて…ギー太にも選ぶ権利があるっちゅ~もんやで」

エリ「こないなオッサン……」

怒羅無「なんだ? だったら結局あの日は勢いでやっちまったってわけか」

エリ「せやな……」

怒羅無「嘘つけ…、本当は好きなんだろ?」

エリ「なっ!? なんでそうなんねん!!」

怒羅無「じゃあ好きでもないのに、か。ギー太も可哀想に…」

エリ「……いや、どうやらワシも素直にならなあかんっちゅ~ことやな…」

エリ「確かに、今まで演奏を共にしてきていつの間にか…その…愛情っちゅ~もんがやな」

怒羅無「ヒュ~ッ。聞いたか? むったん」

むったん「ああ。こっちもギー太の話は聞いてやったよ」

エリ「な、なんやねんな2人して! つるんどったんかいな!?」



107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:29:42.66 ID:TdcCOVfj0

むったん「ほらエリザベス。男を見せる時だよ!」

エリ「あ、あのなギー太…」

ギー太「はい…」

エリ「この前はホンマすまんかった…ワシ…お前のこと…」

エリ「こんなん順番逆になってもうたけど…ワシ、お前のことめっちゃすっきゃねん」

エリ「あの時はなんやえらい浮かれてもうて…こんなオッサンが嫌やったんなら
   もう、金輪際話しかけへんし、何らかの形で一生償っていくつもりや」

エリ「だから…堪忍したってや!!」

ギー太「許しません!!」

エリ「そうか…それもそうやわな…」

ギー太「だから…一生かけて、私を愛してくださいますか?」

エリ「へっ?」

ギー太「不束者ですが…」

エリ「ホンマかいな……」



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:36:31.76 ID:TdcCOVfj0

キー坊「仲直りできた?」

怒羅無「ああ、もっと絆が深まったかもな」

キー坊「よかった♪」

むったん「ほら、もっと言う事あったでしょ?」

ギー太「は、はい」

ギー太「あの…エリザベスさん…」

エリ「ん?なんや言うてみ」

ギー太「私…実は…」

エリ「?」

ギー太「できちゃったみたいなの!!」

エリ「な……」

「なんやって~~~~!!!!」



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:42:23.87 ID:TdcCOVfj0

翌日 放課後

唯「ギー太ぁ!!」

澪「エリザベス…///」

梓「アレ? なんですか?これ」

律「あん? えらく小さなアコギだな」

紬「ウクレレ…じゃないかしら?」

澪「誰が持ってきたんだ?」

梓「私は知りませんよ」

律「弦楽器なんかには興味ないぜ!」

紬「私も知らないわ」

澪「と、言うことは…」

唯「ギー太とエリザベスの子供だっ!!」

澪「なんでそうなるんだっ!!」



110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:44:34.74 ID:K0crdN9BO

なんかエロい…



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:44:57.87 ID:7QTvPWoZO

できたのかw



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:46:00.99 ID:F9MfEx8aO

ギター+ベース=ウクレレか勉強になった




114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:48:40.43 ID:TdcCOVfj0

唯「でも、ほらほら。よく見たら2人に似てるよ」

律「んん~。そう言われれば…」

唯「弦が4本なとこはエリザベスから受け継いで」

梓「音楽的な要素はギー太から受け継いだってことですか?」

唯「そうそう」

紬「まぁ素敵」

澪「そんなバカな…」

唯「じゃあ名前決めないとね~」

律「ウクレレっていったらハワイだよな」

紬「私もハワイへ行ったとき何度か地元で生演奏をきいたことがあるわ~」

紬「波の音と相まってとても素晴らしかったの」

梓「音色が癒されますよね~」

唯「ハワイ…海…常夏…癒し…」

唯「よし! 閃いた!! 高木ブー!!」

澪「うぉいっ!!」 エリ(なんでやね~ん!)



115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:58:04.37 ID:TdcCOVfj0

さわ子「みんな、やってる?」

唯「あ、さわちゃん先生! 見て見て。ギー太とエリザベスの子供だよ」

さわ子「は?」

澪「ああ…まぁ普通はそんな反応しますよね」

さわ子「何言ってるのよ。このウクレレ私のよ」

律「なんだよ、人騒がせな」

紬「なんだか残念…」

唯「もう! 教師なら子供に夢見させてよ!!」

さわ子「え?何? なんで私こんなに責められてるの?」

梓「なんか…すみません…」


エリ(そら、楽器同士で子供なんかできるわけあらへんわ…)

ギー太(ご、ごめんなさい。早とちりしちゃって…)

むったん(ところでなんで妊娠しちゃったって勘違いしたのよ?)

ギー太(それはね…)



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:03:54.13 ID:TdcCOVfj0

唯「あ、そうだ!」

梓「どうしたんですか? 唯先輩」

唯「ギー太! ゴメンね、この前ふっくらしたなんて言って」

怒羅無(そういう事か…)

唯「でも安心して! アレはギー太が太った訳じゃなくって
  いつもより小さい服だったから、私の勘違いだったんだよ」

ギー太(……)

梓「またギターに服着せてるんですか…」

澪「だいたいギターが痩せたり太ったりする訳ないだろ」

唯「え? えへへ…そうなんだけどさぁ~」



ギー太(ご、ごめんなさい…)

エリ(ま、まぁええがな)

 落ち込んだりもしたけど…ギー太は元気です!

 おしまい



117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:04:53.82 ID:TdcCOVfj0

おまけ

律「ところでさわちゃん、なんでウクレレ始めたの?」

さわ子「こんど教師の寄合で一発芸披露することになってね」

さわ子「それで、ウクレレをつかった芸をやろうかな~、って」

唯「へ~、見たい見たい!」

紬「私も、ぜひ見てみたいです!」

梓「ウクレレ芸って…想像もつきません」

澪「何か作詞のヒントがある…かも…」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:06:03.33 ID:TdcCOVfj0

律「それではエントリーナンバー1 山中さわ子さ~ん!!」

さわ子「あ~ん あんあ やになちゃった♪」

さわ子「あ~んあ あんが おっどろいた♪」

「……」

唯「なにそれ?」

紬「何を表現してるのかしら?」

さわ子(ジェネレーションギャップ……)

澪「ま、牧伸二とか…」ブフッ

一同「!?」

 おわり



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:07:34.36 ID:ZqmRTtoo0

乙!

和んだ



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:09:18.27 ID:lHmAaZnV0


結局子供は産まれないんだな



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:10:25.85 ID:K7Qon2ex0


おもしろかった



125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:32:37.37 ID:k4/Gck+00

エリザベスがおいちゃんに見えて仕方ない



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:33:23.97 ID:7QTvPWoZO



ウクレレも話してほしかった



129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:35:14.04 ID:1z18E05o0

今読み終わった
面白かった!乙



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:45:21.31 ID:ePHlQAYyO

一見ギャグにみえるけど>>1の音楽が好きなことが伝わってきて素晴らしかった





132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:56:27.30 ID:4/1CGr5tP






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タイトル:
NO:6368 [ 2012/04/26 19:59 ] [ 編集 ]

なんというファンタジー!
素晴らしい!!

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