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唯「澪ちゃん髪に何かついてるよ」澪「え、唯取って」#前編 【恋愛】


http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1275916479/
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1276670101/

唯「澪ちゃん髪に何かついてるよ」澪「え、唯取って」#前編
唯「澪ちゃん髪に何かついてるよ」澪「え、唯取って」#中編
唯「澪ちゃん髪に何かついてるよ」澪「え、唯取って」#後編

憂「純ちゃんは私にぞっこんだもんね」純「はぁ?」




1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:14:39.56 ID:gcr8lsKa0

唯「おー。澪ちゃんおはよー。なんか今朝は寒いねー」

澪「あ、唯。おはよう。寒いな。今週末まで天気よくないらしいぞ」

唯「そうなんだ。ところでめずらしいね、一人で登校だなんて」

澪「はは、まあな。今日は律が生徒会への書類提出だとかで、先に学校行って今から書くってさ」

唯「あはは。りっちゃんらしいや」

澪「唯こそ憂ちゃんはどうしたんだ?」

唯「憂もクラスの用事とかで先に行っちゃったんだぁ」

澪「ふーん」

唯「うん」

澪「…………」

唯「…………」



3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:15:30.66 ID:gcr8lsKa0

唯「寒いねぇ」

澪「寒いな」

唯「こういう時はアイスが食べたくなるね!」

澪「なんでだよ!」

唯「えー、だって寒い時はちべたいアイスの甘みが増すんだよ」

澪「そんな訳ないだろ、まったく。う~、そんな話聞いたら余計に寒くなってきた」

唯「ぎゅっ」キュッ

澪「ふえっ」ビクッ

唯「えへへ。あったかあったか。澪ちゃんは嫌?」

澪「い、嫌じゃないけど。いきなり手を繋いでくるからちょっと驚いただけだ」





4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:16:23.56 ID:gcr8lsKa0

澪「唯は本当にスキンシップが好きだな」

唯「うん。だってその人の温かさが直接感じられるのが好きだし。
  こうしてれば少しでも寒さが紛れるでしょ?」

澪「そりゃそうだけど、学校近くになったら離すからな」

唯「えー、なんでぇ」

澪「は、恥ずかしいだろ/// 大体梓だって所構わず抱きつかれて恥ずかしがってるじゃないか」

唯「だぁってあずにゃんとっても可愛いんだもん。抱きつかずにはいられないよ!」

澪(梓……不憫な子)

唯「澪ちゃんの手、おっきくてあったかいね」

澪「……どうせ私の手は大きいですよ」

唯「そ、そういう意味じゃなくて。女の子にしては大きいなぁって」

澪「唯、それフォローになってない」

唯「わ、私と比べたら、大きい、よね!」アワアワ

澪「……ありがと」グスン



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:17:47.95 ID:gcr8lsKa0

唯「この前の『澪ちゃんファンクラブお茶会』すごかったね。
  あんなに澪ちゃんのファンがいるとは驚きだよ」

澪「その話題はもういいだろ。恥ずかしい……///」テレテレ

唯「同じメンバーとしては妬けちゃうかな」

澪「ゆ、唯にだってファンの子はいっぱいいるだろ。ライブの時唯の名前呼んでる子多いぞ」

唯「そういう意味じゃなくて。
  なんかファンの人と話してる澪ちゃん見てると、遠くに行っちゃうようで」

澪「クスッ。大げさだな。
  ファンって言っても同じ学校で身内みたいなもんだし、私は唯と同じ軽音部員だよ」

唯「えへへ。そうだよね」

唯「このままみんなとずっと一緒に楽しく部活できたらなぁって、最近よく思うんだ」

澪「うん」

唯「だってさ、よく考えたらあと数ヶ月で私達卒業しちゃうんだよ。そしたらどうなるかわからないし」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:20:40.28 ID:gcr8lsKa0

澪「のんびり屋の唯にしては珍しく先を考えてるんだな」

澪(進路の事はまだずっと先の先の事って言ってた癖に)

唯「ぶー。私だってそのくらい考えるよ。澪ちゃんはどうなの?」

澪「先の事かぁ。私にだってわからないけど、
  でもほら、もし別の大学だとしても放課後ティータイムは続けられるじゃないか」

澪「スタジオ借りて、みんなで時間決めて集まって」

唯「そういうことじゃなくって、その、なんていうか」

唯「…………」

澪「……気持ちは分かるよ。とりあえず今私たちができることをしていくしかないだろ」ナデナデ

唯「うー……」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:21:17.90 ID:gcr8lsKa0

澪「追々みんなで話し合っていこう……って」パッ

唯「ん? あ、もう学校着いたんだ」

澪「まさか学校の中まではな」

唯「澪ちゃん」

澪「なに?」

唯「ありがとね」テヘヘ

澪「あ、ああ///」

紬(唯!澪!唯!澪!こんな偶然神様ありがとう!)パシャパシャ!!



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:22:45.96 ID:gcr8lsKa0

放課後!

唯「あずにゃ~ん! あずにゃんあずにゃんあずにゃんにゃんにゃん!」ギュギュギュ!

梓「ゆ、唯先輩! ちょっとやめてください!/// やめっ……あっホントに苦しい! 苦し! い」

澪「こら唯! 梓が昏倒してるぞ!」

唯「えっ?」

梓「」

律「ははっ今日はまた激しいな唯」

澪「笑ってる場合じゃないだろ。唯、ちょっと梓抑えておいて。……ふんっ!」グッ

梓「はっ!? シャトルミュータジェネシス……」

唯「あずにゃんごめんね。私つい……」シュン

梓「も、もう。絞め落とす程に抱きつかないでください!
  隠された血統の能力が静かな怒りで開花したらどうするですか!」

紬「空気になる前にみんなお茶の用意が出来たわよ~」

律「お、今日のお菓子はシンプルで変な形だな」

紬「ヌスボイゲルよ。ちょっと渋めのお茶とよく合うわ」

澪「うめー!」モグモグ



12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:24:25.21 ID:gcr8lsKa0

唯「げふっ。さ、さすがに食べ過ぎたよ。恐るべしアヌスポンチョ」

律「ヌスビトハギだろ。あっさり甘めなのが罠だったな」

澪「ガツガツ食べるからそうなるんだろ。練習はどうするんだよ」

梓(まっさきに食いついていた人が!?)

律「いやこれじゃマジで練習無理だわ。後の時間は休憩~。各自解散でよろしく~」

澪「うおい! 今週入ってからろくに練習してないんだぞ!」

紬「思いの外喜んで貰えてよかったわ。明日も期待していてね」

梓「ムギ先輩、嬉しいですけどあんまり唯先輩と律先輩を堕落させないでください」

紬「私食器を洗ってくるわ」

梓「先輩会話のキャッチボールしましょうよ」

律「澪~。トイレ~」

澪「どうしろって言うんだ……」

梓「フリーマンばかりです」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:26:28.77 ID:gcr8lsKa0

律「今ここにある危機に陥っている親友を見捨てるつもりか!? も、漏」

澪「その危機に自ら足を突っ込んだ奴を助ける程お人好しじゃないよ」

唯「澪ちゃん恐ろしい子!」

梓「はいはい、収集着きませんから私が付き添ってあげます。肩をかせばいいですか?」

律「梓ぁ~お前だけが戦友だぁ」

梓「どうでもいいですけどマーライオンとかしないでくださいよ」

澪「まったく。こんなので最後の文化祭に間に合うんだか」

唯「あはは。そうだねぇ」

澪「だから笑い事じゃないって。怠けてるとまたコードとか忘れるぞ」

唯「忘れてもいいかなぁ」

澪「唯?」



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:27:27.71 ID:gcr8lsKa0

唯「こうしてまったりしてコード忘れて澪ちゃんが怒って、りっちゃんが笑って、
  ムギちゃんがほんわかさせてくれて、あずにゃんが可愛くて~」

澪「…………」

唯「あはは、なんか澪ちゃんだけが悪者みたいに言っちゃったね。ごめんね澪ちゃ」

澪「唯。一人で抱えるな」キュッ

唯「……澪ちゃん?」

澪「朝も言ったろ。どうしようもない事もあるけどさ、
  一人で考えて悶々としてるより、みんなで悩んでみようよ」

澪「ああ見えてみんなだって考えてるんだ。きっとわかってくれるよ」

唯「……。やっぱり澪ちゃんの手、あったかいね」

澪「っ! あああのこっこれはだなぁ///」

唯「弱音吐いちゃってごめんね。澪ちゃんの顔見てたらつい」

澪「べ、別に迷惑じゃないからいいよ。
  それに私なんかよりも他の人のほうがもっといい意見出るんじゃないかな」

唯「そんなことないよ。私助かった」

唯(でも、どうして澪ちゃんにだと言っちゃうんだろ……)

紬(わざわざ外に洗いに出て良かったー!)デジカメデジカメ!!



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:29:24.50 ID:gcr8lsKa0

唯の家!

唯「うーいー。ただいまぁ」

憂「お帰りなさい、お姉ちゃん」

唯「いやー今日も練習疲れたよー」

憂「お疲れ様。でも今日はあんまりお腹空いてないんじゃない?」

唯「え、なんで?」

憂「うふふ。梓ちゃんからメールあったよ。
  今日はヌスボイゲルの食べ過ぎで練習にならなかったって」

唯「あずにゃんめ~。明日はフィギュア・フォー・ネックロックだね!」フンスッ!

憂「今度私がヌスボイゲル作ってあげるね」

唯「わ~い! 楽しみにしてるね、憂」

憂「じゃあお姉ちゃんおやついらないなら夕飯の前にお姉ちゃんの汗にまみれた腋をペロペ」

唯「夕飯できたら呼んでね憂!」ダダッ!

憂「も~。お姉ちゃんのいけずぅ///」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:30:13.00 ID:gcr8lsKa0

唯「ふぃ~。危うくまた桜の園に足を踏み入れるところだったよ」

唯「よいっ、しょっと。今日もギー太ちゃんは重いでしゅね~」トスッ

唯「朝は寒いのに昼は暑くて夜は寒いなんてずるいよね。
  夏着にすればいいのか冬着にすればいいのかわからなくなるよ」ヌギヌギ

唯「そうだっ! 半袖と長袖を一緒に着れば!」テンサイッ!

メルメルメル♪

唯「あ、あずにゃんからメールだ。『お加減はどうですか』だって」

唯「『お、ま、え、を、蝋、人、形、に、し、て、や、ろ、う、か』よしっ、返信!」ジョウチャク!

唯「はぁ~。夕飯食べられるように副交感神経を活性させて消化しないとぉ~」グゥグゥ

唯「かゆ……うま……」



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:31:21.69 ID:gcr8lsKa0

梓「はっ!? コムニスチーチェスキイ・インテルナツィオナール……」ガバッ!

梓「唯先輩からの返信内容のショックで思わず気絶しちゃった。まさかそんなに怒ってるなんて……」

梓「返信するタイミング……今からするのもおかしいし」

梓母「梓ぁ~ご飯よ~」

梓「はぁ~い! 今行くぅ~。うう~ん、予想はしていたけど憂に予めメールしたのが悪かったのかな」

梓「でもあんなにお菓子食べて帰る間際までお腹抱えてたのに、
  その上憂が餌付けしたらきっとお腹壊しちゃうし」

梓「どうして唯先輩は家に帰ってからまでも私を悩ますんですか/// んっ……ゆ、唯先輩……///」クチュ

梓母「ご飯よっ!」ドカン!

梓「ぎゃー! おかーさーん!」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:33:28.93 ID:gcr8lsKa0

澪「ママ。ママはさー」

澪母「なに、澪」

澪「高校卒業するときって寂しかった? 高校時代の友達とは今でも会ってる?」

澪母「そうね、そりゃ寂しかったし、いつまでも友達と一緒にいたいって思ったと思う」

澪「思うって」

澪母「もう随分前だからね。でも大学に入ったら入ったで、
    また人間関係作っていったり高校以上にやることも増えて」

澪母「いつの間にか澪のお母さんになってた……って感じかな」

澪「なんだか無理矢理別の良い話に持って行こうとしてない?」

澪母「それよりもどうしたの? 三年生になってアンニュイになっちゃった?」

澪「ん……、友達がさ。いつもは仲間内で一番明るくて良い意味で何も考えてないような子なんだけど」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:35:58.76 ID:gcr8lsKa0

澪「最近元気無い顔してると思ってたら、今日になってみんなと別れたくないみたいな話してて」

律「唯らしくないって?」

澪「そうなんだよね。私だって、きっと他の子だって
  同じ思いを抱えてると思うんだけど、どう言ってあげればいいのか」

律「とりあえずお菓子あげてりゃいいんじゃね?」

澪「お前は考えが短絡なんだ!」ゴチン!

澪「って律!? ママもなんで律にご飯出してるの!」

律「ってぇ~。ずっとさっきからいたんですけど」モグモグ

澪「だったら声かけろ!」

澪「ママ! 律がいくら幼馴染みって言ってもさ」

澪母「さっきの続きだけど、私は今でも高校時代の友達と会ってるわよ」

澪「話聞こうよママ」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:38:19.44 ID:gcr8lsKa0

律「それで、唯がなんだって」

澪「…………」

律「悪かったよ。盗み聞きするつもりはなかったんだ」

律「まさか食卓で隣の席に着いてるのに気づかないなんて思わなかったし」

澪「はぁー。まあ言って駄目な事じゃないけどさぁ」

律「言いたくない……言いにくいことだったら、いいよ。唯が話すまで待ってる」

澪「分かったよ。前からも唯がちょくちょく言ってたことだけどさ……」

律「卒業したくないとか?」

澪「そ。でも今はもう数ヶ月しかないだろ。さすがの唯もちょっと実感湧いてきたみたい」

澪「なんだかちょっと心配なんだよ」



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:39:11.92 ID:gcr8lsKa0

律「ああ、分かる。唯って一番軽音部の変化を嫌ってそうだしな」

澪「なんだよそれ」

律「悪い。言い方悪かった。でも私達で卒業がどうとかできる訳じゃないし」

律「唯のこと、見守ってやるしかできないんじゃないか」

澪「律……」

律「部長の私も寂しいよぅ~私も優しく見守ってくれよぉ~澪ちゅわ~ん!」

澪「調子に乗るな!」ゴチン!



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:40:17.31 ID:gcr8lsKa0

憂「ハァハァ……お、お姉ちゃんの脱ぎたての下着……ドア一枚向こうにいるのに私」

唯『うーいー。タオル持ってきてくれたぁー?』チャポン

憂「う、うん! ここに置いておくね」

憂(パンツのクロッチが黄ばんでるよぉ~!)クンカクンカ!

唯『憂』

憂「なっ! 何?」ダラダラ

唯『憂は私が高校卒業しちゃったら寂しい?』

憂「……。寂しいよ。でも姉妹だもん大丈夫だよ」

唯『もし私が遠くの大学行って引っ越しちゃったら?』

憂「えっ!? そうなの!?」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:41:23.71 ID:gcr8lsKa0

唯『うわっ、そんなに驚かないでよぉ。”もし”だったらだって』

憂「そんなのいや!」

憂「そんなの、いや、だよ……お姉ちゃん。うっ……」

唯『え、憂泣いてるの?』ガラッ

唯「わっ! ちょ、鼻血が!」

憂「うぇっ、うっ……ふぐっうっ、おねっちゃ」グシグシ

唯「うーいー、もう泣かないで、ほらお姉ちゃんが鼻血拭いてあげるよぉ。フキフキ~」フキフキ

唯(鼻血出しちゃうほど興奮して泣いちゃう憂なんて久しぶりだよぉ。ハァハァ)



27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:43:52.75 ID:gcr8lsKa0

翌日!

憂「……っていうことがあってねー。お姉ちゃんってばやっぱり優しいの!」キャッ

梓「えっ! 唯先輩遠くの大学に行くつもりなの!?」

純子「仮の話って言ってたじゃん」

梓「えっ誰」

純子「えっ」

純「憂、梓、おはよー。で、唯先輩が鼻血ブーでどうしたの?」

梓「えっ」

純「私のデビルイヤーを舐めるな!」スチャッ!

憂「梓ちゃん落ち着いて。お姉ちゃんちょっとアンニュイになっちゃってるんだよ」

純「ジャズ研の先輩にも似たような人いるよ。
  練習中に唐突もなくいきなりボロボロ涙流し始めちゃったりするの」

純「うちらにしたらまだまだ先だって思っちゃうけど、ああいうの見ると切なくなるよねー」

梓「そ、そうなんだ」ズーン

梓(新入部員が入らないことにばかり気にかけてて……)

梓(唯先輩達がもうすぐ卒業するってこと、無意識に避けてたのかも)



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:44:55.43 ID:gcr8lsKa0

授業中!

姫子「」トントン

唯(ん? あ、澪ちゃんから手紙だ。めずらしー)

澪『昨日のこと、大丈夫か』

唯(直接聞いたりメールにしないとこが澪ちゃんらしいなぁ)

唯(ええっと……)カキカキ

唯(姫ちゃんよろしく!)トントン

姫子「」ガッテン!



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:48:09.12 ID:gcr8lsKa0

信代「」ドス!

澪「あいたーっ!?」

先生「秋山さん?」

澪「す、すみません。机に足ぶつけて/// すみません……」

クラスメイト「プー! クスクス!」

澪(中島さぁん……)

信代(ご、ごめんごめん。唯からだよ)

澪(もう。ええと……)

唯『澪ちゃん1919892051821←1,1,2,1,1,2,1,2,2』

澪(何コレ???)

澪「」ソッ
唯「」グッ!

澪(そんな得意げな顔されても)

先生「秋山さん、よそ見して何か窓の外にあるの?」

澪「あひゃいっ! しゅ、すみません……///」

クラスメイト「プー! クスクス!」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:49:31.75 ID:gcr8lsKa0

放課後!

律「でさぁ、言うわけよ。『今日、俺はなにかのために死ねる。俺自身の意思で』って」

紬「うふふ。ユニークね」

梓「おはようございます。すみません掃除で遅れました」

唯「あっずにゃぁ~ん!」ダキッ

梓「にゃあ! 唯先輩……やめてくださいよ」

唯「おろ? 今日は弱々しいね。
  とうとう私の抱きあずにゃんとしての自覚が出てきたのかなぁ。デフフ!」

梓「そんなんじゃないです! もう、離れてください!」

澪「唯、その辺にしとけ」

唯「ちぇ~。まああずにゃん分は取れたからいっかぁ」

梓「もう///」



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:51:04.02 ID:gcr8lsKa0

澪(すっかり元気になったようだな)ホッ

律「唯のヤツ大丈夫みたいじゃんか」ヒソヒソ

澪「そうだな。でもまた何かあったら頼むよ」ヒソヒソ

律「ったりまえだのクラッカー」ヒソヒソ

紬「はい、あずさちゃん」

梓「ありがとうございます」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:52:43.42 ID:gcr8lsKa0

梓「…………」ズズッ

梓「あ、あのムギ先輩」

紬「なあに?」

梓「その、流れでいつもお茶を入れて貰っているんですが、
  本当なら後輩の私がお茶を淹れるべきかな、と」

紬「……。いいのよ。私がしたくてしてるんだから」

梓「なら、悪いですからせめて私の分は自分で」

紬「そう思ってくれるだけで嬉しいわ。
  どうしても梓ちゃんがそうしたいっていうなら無理強いはしないけれど」

紬「出来れば私が淹れたお茶を飲んで欲しいの」

梓(そっか。それだけ自信があるというか、
  ただやらされてるんじゃなくて、自分の仕事だって誇りを持ってるんだなぁ)

梓(できれば私の淹れたお茶を唯先輩に飲んで欲しいんだけどな……)



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:55:35.10 ID:gcr8lsKa0

紬「でもたまになら、お願いしちゃおうかしら」

梓「もちろんです。いつでも言ってください」フンスッ

紬(うふふ。梓ちゃん可愛い)

梓(ムギ先輩は女性らしくて素敵だなぁ……///)

律「でも梓、お前紅茶なんて淹れたことあんのか?」

梓「そっそれは、あんまり……」

梓(というか紅茶はティーバッグしか。緑茶ならたまに自分で淹れるけど)

律「砂糖と塩を間違って入れたりして。アハハ」

梓「そ、そんな漫画みたいなミスはしませんです!」

律「そうかぁ? じゃあ練習の後に試しに淹れてみろよ~」

澪「律、そんな風に煽るなよ」

梓「いえ、いいんです澪先輩。やってやるです!」



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 22:56:56.49 ID:gcr8lsKa0

~♪
梓「と、言うわけでどうぞ」

梓(律先輩からムギ先輩の手助け禁止されて、見よう見まねで淹れちゃったけど、大丈夫かな)

唯「いただきまぁ~す」

律「いただきマンモス!」

澪「いただきます」

紬「頂きます」(梓ちゃんのお茶! 涎とか入れてないのかしら!)ハァハァ

梓「ど、どうですか……?」

唯(こっこれは!)



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:00:44.34 ID:gcr8lsKa0

律(おかしいな、見てた限りは普通に淹れてたハズだが)

澪(何故か舌が痺れる……)

紬「」グプッ

紬「ぉ、おぃしぃわ!……ょ」ゴフッ

唯「そ、そそそうだね!」

律「あ、ああ! ムギにはまだまだ追いつかないがな!」

澪「ひょ、ひょうらな」

梓「よ、よかったぁ。それじゃ私も一口……。あ、ホントだ。結構イけますね」パァ

唯律澪紬「!!!!」



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:05:21.06 ID:gcr8lsKa0

紬(どっどうしようどうしよう!?)

律「な、なぁ梓、せっかくだからムギにちゃんとした淹れ方教わったらいいんじゃないか?」

唯(ナイスだよりっちゃん!)

澪(さわ子先生がいなくてよかった……)

紬「そ、そうね! 梓ちゃん良かったら明日ちょっと練習してみない?」

梓「はいっ! ちょっと興味が湧いてきました。ムギ先輩、よろしくお願いします!」

和「ちょっと律!」バタン!

唯「あ、和ちゃん」

律「よー、和」



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:08:31.46 ID:gcr8lsKa0

和「何のんびりしてるのよ! 部長会議があるって言っておいたでしょ?」

律「え!? マジで!」

和「はぁー。いいから早く来なさい。ほとんど揃ってるわよ、他の部長に示しが付かないでしょ」グイッ

和「みんな、悪いけど律借りていくわね」

律「わっ! ちょっと和強引過ぎ。あ~れ~! お助けを~!」

澪「ふざけてないでさっさと行け!」ゴチン!

澪「悪いな、和」

和「いいの、もう慣れたわ。ほら、ちゃきちゃき歩く!」

律「さり気に扱い酷いよな……」



43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:12:46.42 ID:gcr8lsKa0

和「まったく、律ってどうしてこう大雑把なのかしら。
  書類は提出し忘れる、部長会議の時間は覚えてない」

律「悪い悪い。ほら、私ってドラマーだからドラム叩いてると他のこと忘れちゃうんだ」

和「のんびりお茶飲んでたようにしか見えなかったけれど」

律「あはっあはは。そうだっけ?」

和「部員のことはよく見てる癖にそれ以外はからきしね」

律「いやぁそれほどでも///」テレテレ

和「できれば後半の言葉に反応して欲しかったわ」

律「でもさー、なんだかんだで和にはいつも助けられてるよな。正直、感謝してる♪」

和「基本私はお節介焼きなだけよ。
  もう十年以上唯に鍛えられてるしね。律の扱い方も澪に教えて貰わなくちゃ」

律「ん~、自分で言うのもなんだけど、私の扱い方結構分かってると思うよ。和は」

和「どのあたりが?」



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:17:53.63 ID:gcr8lsKa0

律「私の手を引っ張って歩いてるあたりが」

和「あっ」パッ

和「子供じゃないんだから。一人で歩きなさい」

律「へいへい」

和「……そうね、私は澪ほど甘くはないわよ」

律「唯にはあれだけ甘いのに?」

和「あの甘さは別腹なの」

律「ひゃ~。妬けるねぇ」

和「それはどうも」



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:23:37.55 ID:gcr8lsKa0

唯「りっちゃん行っちゃったね」

紬「りっちゃん戻ってくるまでもう一杯淹れましょうか」

澪「いや、私が待ってるよ。いつ戻ってくるかわからないだろ」

梓「いいんですか澪先輩」

澪「いいよ。外はまだ明るいけど時間はもう遅いし、みんなは先に帰ってくれ」

唯「段々暗くなる音楽室に一人……」ヒュードロドロ

澪「な、なんだよ唯、やっやめろよ」

紬「わっ♪」

澪「ひぃやあああああああ!」バッ!

紬「うふふ、ごめんね澪ちゃん」

梓「唯先輩も! せっかく澪先輩が気を使ってくれてるのに何してるですか!」



48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:28:31.46 ID:gcr8lsKa0

唯「ごめんごめん~澪ちゃ~ん」ギュッ

澪「!」

梓「!」

唯「私も一緒に残るから許して、ね?」

澪(唯……あったかいな。梓はいつもこんな感じなんだ)

澪「も、もういいよ。落ち着いたから」

唯「そう?」パッ

澪「部活後にやるんだから、そんなにかからずすぐ帰ってくるだろ」

~♪
一時間後!

澪「……。り、律ぅ。はやくもどってきて……」ガクガクジョロジョロ



49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:34:02.70 ID:gcr8lsKa0

梓「…………」

紬「梓ちゃんどうしたの?」

梓「な、なんでもないです!」

唯「あずにゃん今日はなんだか元気ないよね」

梓「だ、大丈夫です。明日のお茶の練習でどうしようかって考えてただけです」

唯「そっか。ならいいんだけど。何か悩み事あるんなら私に相談してね」

梓「……はい」

梓(できるわけ、ないじゃないですか)

紬「ねえ唯ちゃん。あとでりっちゃんにも相談しようと思ってたんだけど」

唯「ほえ?」



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:39:58.34 ID:gcr8lsKa0

紬「明日は少し部活の時間遅くしてもらってもいいかしら」

紬「できれば明日のお茶の練習の時は二人きりでしたいの」

梓「え?」

紬「基本を集中して教えてあげたいから。ダメかしら」

唯「いいんじゃないかなぁ。私は大丈夫だよ」

梓(ムギ先輩、思ったより乗り気なんだなぁ。私も頑張らなくちゃ)

唯「あ、アイス食べていかない?」

梓「それに比べて唯先輩ときたら……」

唯「え、なあに~」ウフウフ

梓(もっとおいしい紅茶を飲んで貰うです!)フンスッ!



54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:46:13.35 ID:gcr8lsKa0

翌日練習!

梓「それじゃあムギ先輩よろしくお願い致します!」

紬「うふふ。そんなに固くならないで。楽しくやりましょう」

梓「はっはい!」

梓(ムギ先輩と二人きり……。唯先輩とは違う感じで緊張するなぁ)

コポコポ

紬「そう、熱いから気をつけてね」

梓「はい!」

紬「ポットからお湯を捨てたらすぐに茶葉を入れて蓋を閉めて。三十秒くらい蒸すの」

梓「へぇ~。茶器を温めるのは聞いたことありますけど、茶葉も蒸すといいんですね」

紬「そうね。紅茶がより美味しくなるわ」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:51:11.75 ID:gcr8lsKa0

紬「……ねぇ、梓ちゃん」

梓「はい、なんですか?」

紬「私、なんだかやっと梓ちゃんの先輩って気になれたわ。ありがとうね」

梓「な、なに言ってるですか。ムギ先輩は最初から私のすごい先輩ですよ」

紬「う~ん。私はキーボードだから梓ちゃんに教えることなんてなかった。
  それに唯ちゃん達みたいに接することも」

紬「こうしてると、私の仕事を引き継いでくれるようで、嬉しいの」

梓「今まででも充分ムギ先輩にはお世話になってます。少なくても、私はそう感じていました///」

紬「じゃあ、私からのお願い、聞いて貰えないかしら」

梓「なんですか?」

紬「たまにでいいから、またこうして一緒にお茶を淹れる時間が欲しいの///」モジモジ

梓「……はい、喜んで!」

紬「ありがとう。嬉しいわ」パァ



57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/07(月) 23:57:02.06 ID:gcr8lsKa0

コポコポ

紬「できたわね。さぁ飲んでみましょうか」

梓「あ、おいしい。昨日のとは断然違います!」

紬「んっ、そうね。いいできあがりだわ」

紬「ね、梓ちゃん。お茶を淹れたいのって、後輩だからっていう理由だけじゃ、ないんじゃない?」

紬「例えば、誰かにおいしい紅茶を飲ませてあげたい、とか」クスッ

梓「」ブホッ

梓「そ、そそそそんなことないですよ! あ、いや私も最近お茶に興味を持ったというか、
  昨日の夜お茶の入れ方とか調べてたら興味が出たというか!」ダラダラ

紬「ふふ、最近? 昨日の夜から?」ニコニコ

梓「と、とにかく今日は私がお茶係になりますから、もう一回練習させてください!」

紬「ええ」ニコ



58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:02:14.05 ID:gcr8lsKa0

律「え? またぁ?」

和「仕方がないでしょ。あなたの記入漏れと記入ミス。
  悪いけどこっちも色々忙しいからしっかりしてね」

律「はぁ~。まあ今日は部活も一時間遅いしいいけどさぁ」

和「あら、どうしたの?」

律「なんと梓がムギの真似してお茶淹れたいとか言い出してさぁ。
  今日は部活前にムギが付きっきりでお茶の練習してるんだ」

和「へぇ、健気で可愛いじゃない」

律「いつもそういう態度だと可愛がりがいもあるんだけどなぁ。
  練習中なんてこう……ギーッて目を吊り上げて髪なんか逆立ててるんだぜ」フシャー!

和「あなたがそうやってからかうから梓ちゃんもムキになるんでしょ。
  ほら、口ばかり動かしてないで手も動かす」

律「へ~い。まぁ、だらけがちな唯のお守りだと思えばいいバランスだけどな」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:06:05.54 ID:jK9i25/70

和「あんたも澪に世話焼かせてばかりじゃだめよ」

律「わ、私がいつ澪に世話になってるんだよ!」

和「いつもじゃない。っていうか分かってて言ってるでしょ?
  澪が愚痴るとあなたの名前ばかりだわ。次いで唯も」

律「唯はいいよなぁ。澪は何かっていうと拳で語るタイプだから。
  私の脳細胞が今までどれだけ犠牲になってきたことか……」

律「澪じゃなくて和が幼馴染みだったら平和だったかもしれない」

和「光栄ね。でもあんたと幼馴染みだったら
  私もきっと澪みたいに口と手が同時に出るようになってたかもね」

律「なんだよ~。和までそういうのかよ。
  私ほど銀河超絶可愛い幼馴染みなんてそうそういないぞ。今からでもなってみるか?」

和「残念だけど唯で手一杯よ。早く終わらせて愛おしい幼馴染みの元に戻りなさいな」

律「なんだよ和つれないなぁ」

和「話は戻るけれど、私もムギに紅茶の淹れ方教わろうかしら」

律「あー、いいんじゃない。ムギは教え方上手いから。……梓も多分上手くなってるだろうな」



60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:10:57.83 ID:jK9i25/70

澪「どうしてそういう大事なことを忘れてるんだ」

唯「いやー、今日あずにゃんがお茶を淹れてくれると思ったらちょっとね~」

澪「ああ、まあ今日はムギが教えてるから問題無いだろ……きっと。それよりも」

澪「明日が小テストの追試なんて。
  ただでさえ部活の練習量足りないのに追試落ちて補講なんてことになったら大変じゃないか」

唯「ごめんね♪」テヘペロ

澪「もっと真剣になれ」ペチ

唯「うぶっ! ひ、ひたかんらぁ~!」ブババッ!

澪「ひぇ! だ、大丈夫か!? ごめんそんなに強く叩いたつもりじゃ」アセアセ

唯「なぁ~んちゃって♪」テヘペロ

澪「……いい加減にしろ!」ゴチンッ!

唯「いっだぁ~!」



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:14:43.85 ID:jK9i25/70

澪「ほら、始めるぞ。この前の小テストの範囲だと――」

唯「う、うんうん」

唯(澪ちゃんの顔、近いな……。なんか良い匂いする)

唯(あずにゃんは可愛いけど、澪ちゃんは綺麗だなぁ。頼りになるし私もこんな風だったらなぁ)

澪「――で、これがこうなって……唯? ぼーっとしてるなよ」

唯「あ、ごめんごめん~。えーと、どれだけっけ?」

澪「ここだ。聞いてるのか? まったく」

澪(まるで律みたいに世話が焼けるな。あっ、肩が触れた)

澪(って何意識してるんだ。
  なんか昨日抱きつかれてからいちいち気になるなぁ。唯の呼吸が聞こえる……)



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:22:46.24 ID:jK9i25/70

~♪
唯「ふい~疲れたぁ! 早く部室行ってお茶飲みたぁい!」ドテッ

澪「ははっ。時間足りないと思ったけど範囲も少ないしな、
  残りは応用きかせればいけるハズだ。やる部分は丸で囲っておいたから」

澪「喉渇いたな。ミネラルウォーター飲むか」

澪「うめー!」グビグビ

唯「澪ちゃん、ありがとう~。こんど何か奢るよ」

澪「そう思うなら練習してくれ」

唯「よぉーし! なら今日は頑張ろう! ん~!」セノビーッ

澪「練習頑張りすぎて今教えたところ忘れるなよ。って唯!?」

唯「ふわっ!」ユラッ

澪「あぶっ!」ガッ

ドンガラガッシャーン!

唯「……っ! ……澪ちゃん」

澪「……はぁ~。危なかった。んんっ、ほら、動くなよ、今持ち上げるから」ググッ



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:26:12.70 ID:jK9i25/70

唯(全体重乗っけてる椅子の脚が支点になってるから、身動きが取れないよ。って)

唯(澪ちゃんすごい真剣な顔……が、近い!)

澪(このまま持ち上げて戻したら唯がつんのめって今度は前に倒れるから)

澪(片手を椅子の逆側の底に回して私の身体で受け止めるようにゆっくり……)

唯澪「っ!」

澪(ゆっ唯の鼻と私の鼻がぶつかった///)

澪「ゆ、ゆっくり戻す、からな」ドキドキ

唯「う、うん」ドキドキ

唯(はっ鼻息が触れる……///)

ググッ...カタッ

澪「ふぅっ……。唯、痛いところ無いか」

唯「だ、大丈夫。椅子に乗っかってただけだから。ありがとう」

澪「///」

唯「///」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:30:19.02 ID:jK9i25/70

唯「あ、あ~びっくりしたぁ。机とか倒れて中の物がバラバラに……。澪ちゃん足!」

澪「え?」

唯「足から血が。机か椅子にぶつけちゃったんだね! えと、絆創膏」ゴソゴソ

澪「うっ、なんか傷見たら痛くなってきた……」フラッ

唯「澪ちゃん椅子に座って、今血を拭くから。あ、ちょっとこれ借りるね」

唯(えと、澪ちゃんが飲んでた水をハンカチに湿らせて)ソッ

澪「いたっ」ビクッ

唯(絆創膏貼って……よしっ)ペタリ

唯「ごっ、ごめんね、澪ちゃん」ウルウル

澪「ダッ、ダイジョウブダヨ、タダノスリキズミタイダシ……」ガクガク

唯(棒読みになってる……。私のせいだよね。ようし!)

唯「痛いの痛いの飛んでけ~! 痛いの痛いの飛んでけ~!」スリスリ

澪(唯……)



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:34:19.09 ID:jK9i25/70

澪「ゆっ唯、本当に大丈夫だから、その、足触られるの、恥ずかしい……///」

唯「あはは、澪ちゃん恥ずかしがり屋さんなんだからぁ。本当に大丈夫?」

澪「さすがにこのくらいは大丈夫だよ。高校生にもなってこんな傷くらい」ハハッ

澪(一瞬血の気が引いた……)

唯「澪ちゃん、助けてくれてありがとう……」ギュッ

澪「~っ!」

澪(正面からぎゅって。ほっぺがくっついて熱い……///)

唯(私ドキドキしてる……気付かれちゃうかな……///)

澪「ゆっ唯、もう……ダイジョブ///」

唯「あ、うん……///」スッ

澪唯(なんだかちょっと名残惜しいな……)

カタヅケカタヅケ

澪「じゃあ、そろそろ行くか」

唯「そうだね、みんなもう待ってるかも」

澪唯(なんだか妙に恥ずかしくて気まずい……)



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:40:33.52 ID:jK9i25/70

律「と、言うわけで今日は猛特訓特売セールだ!」ズダダン!

唯「そうだね! りっちゃん!」ギュイーン!

梓「どうして今日に限って張り切ってるんですか!」

律「今日の私はひと味違うぜ! ハイパーりっちゃんと呼んでくれ! ちなみに今日限定だ!」

律「練習を頑張って汗をかいた後のケーキが旨いんだぜ~! だからまず練習練習!」ドダダン!

唯「ケーキ……は早く食べたいけどお腹空かせたらだね! りっちゃん!」ギュイギュイーン!

梓「…………」ジワッ

紬「りっちゃん、唯ちゃん。今日は先にティータイムにしましょう」

律「し、しかしだな」

律(昨日の今日でやはり不安が……)

紬「ね?」ゴゴゴゴゴ



77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:43:17.59 ID:jK9i25/70

唯「そそそうだよりっちゃん!
  今日はティータイムを先にすべきだよっていうか私も早くお茶飲みたい!」チャクセキ!

律(こいつ裏切りやがったー!)

唯(ムギちゃんそこはかとなく怖いよ!)

律「み、澪は」

澪「」ボー

澪「あ/// いいんじゃないか。せっかく梓が淹れてくれるんだろ」

律「」

梓「澪先輩……」

紬「なら用意するからみんな座ってて。さ、梓ちゃん」

梓「は、はい!」ホッ



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:46:41.47 ID:jK9i25/70

~♪
コポコポ

梓「ど、どうぞ」ドキドキ

律「ど、どうも」グビビッ

唯(あずにゃん私信じてるから!)

澪(あ、いい香り)

紬「」ニコニコ

律唯澪「!!!」

唯「おいし-! あずにゃんおいしいよ! 昨日のよりずっと!」

律「マジだ! やるじゃん梓!」

澪「うめー!」ゴクゴク「熱っ!」ブフッ

梓「よかったぁ」パァ

紬「よかったわね、梓ちゃん」

梓「はいっ! ムギ先輩ありがとうございます!」

律「お、おかわり貰っちゃおうかな~」ソロソロ

梓「わかりました! いくらでもどうぞです!」



82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:51:18.76 ID:jK9i25/70

とある日!

唯「あずにゃ~ん!」ダキッ

梓「にゃあん! もうまた! いつもいつも飽きないんですか!」

唯「飽きるわけないよ~。あずにゃん可愛いんだもん。あずにゃん分吸収!」ズキュンズキュン!

梓「あ、あ……も、もう///」フニュー

澪「まったくお前らほんと飽きないな。ほら練習始めるぞ~。あ、ピックが」ポロッ

唯「おっ、私が取るよ」スッ

澪「いや大丈」

唯「あっ」

澪「んっ」

唯澪(指が触れた……)

澪「あ、ありがと唯」

唯「う、うん」

梓「?」



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:54:07.89 ID:jK9i25/70

律「あ、スティックが」ポロッ

紬「私が拾うわ」

律「いやんっ!」

紬「あんっ!」

律「ありがとなムギ!」キリッ!

紬「ううん!」クネクネ

律「なんちゃってー! 澪は乙女だな!」

澪「うるさい!」ゴチン

澪「ムギも悪ふざけが過ぎるぞ」

紬「ごめんなさい。うふふ」

律「いてて、ムキになるところを見ると好きな人でもできたか?」

澪「りぃ~つぅ~」グリグリ

律「いだっいだだだっ! ゆっ許して! 澪様天神様ぁ!」



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 00:57:19.96 ID:jK9i25/70

唯「…………」

梓「はぁ、毎度毎度。澪先輩も人のこと言えませんね。ね、唯先輩」

唯「…………」

梓「唯先輩?」

唯「あ、うん、そだね」

唯「……私ちょっとトイレ行ってくるね~」



唯「ん~」バシャバシャ ジャー キュッ

唯「ふぅ。お顔すっきりー」フキフキ

唯(澪ちゃんとりっちゃん仲いいな。小学生からの幼馴染みだもんね)

唯(指……まだ熱い……)



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:00:30.84 ID:jK9i25/70

帰り道!

律「今日はモス寄ってこうぜモス!」

唯「よし行こうりっちゃん!」

梓「ちょっと唯先輩。寄り道は……」

律「いいじゃんここは部員同士の親睦を深めるためにだな」

梓「部室で毎日ティータイムしてるのと同じじゃないですか」

澪「律は新商品を食べに行きたいだけなんだよ」

紬「そうなの? 私も興味あるわぁ」



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:03:32.55 ID:jK9i25/70

律「おっ、さっそく敵情視察かムギ。とうとうりっちゃん部隊スパイ作戦を実行する時がきたな!」

唯「ま、まさかりっちゃん隊員ついにあの作戦を!?」

紬「えっ、なになに?」ワクワク

律「ようしお前ら、目的地のモスが見えてきたぞ! 私に続け-!」

唯「りっちゃん死ぬときは一緒だよ!」

紬「私も一緒に~!」ニコニコ

梓「ちょ、先輩!」

澪「ああなったら止めようがない。仕方ない梓、私達も行こう」

梓「やれやれです……」



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:08:23.34 ID:jK9i25/70

バーガーモスクワ!

唯「おおっ、これが新商品のトリプルムキムキイワンドラゴスペシャルだねりっちゃん」

律「トホホ。まさかこんなに高いとは思わなかった……」

澪「無理して買わなくてもよかっただろ」

紬「私も一緒よ、りっちゃん」

唯「私はお金がないので普通のバーガー一個です!」

梓「えばらないでください」

律「こりゃ食べるのも一苦労だな。んあ~う!」ガプッ

唯「りっちゃんすごーい」

律「あらひにははれはほんなのはようーらら」モガモガ

澪「こら、はしたないぞ。食べたまま喋るな。……はむっ」

唯「澪ちゃんは(食べ方が)可愛いね」

澪「!? ゴホッゲフッゲフッ。唯いきなり変なことを言うな!」カァ

唯「あずにゃん。ほらポテトあ~ん」



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:11:29.26 ID:jK9i25/70

梓「あ~ん。はっ! つい条件反射で……。しかも私のポテトじゃないですか」

唯「あ、ごめんね人のポテトつまんだりして……」

梓「あ、そういう意味ではなくて」

梓(いやそういう意味でしか取れないか……)

紬「あらあら。唯ちゃん、私にもあ~ん」

唯「はい。あ~ん」

紬「はむ、はむ……。うん。唯ちゃんのハンバーガーもおいしいわぁ」

梓(ためらいも無く人のハンバーガーを食べた!?)

紬「お礼に私のハンバーガーを分けてあげるわね」

唯「え! いいの?」

紬「いいわよ。私一人じゃ大きすぎて食べきれないから手伝って」ムギムギ

唯「やった! ありがとうりムギちゃん!」

梓(その手があったかー!)

澪「…………」ジー



94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:13:40.95 ID:jK9i25/70

澪「なぁゆ」

律「み~お~。はいあ~ん」

澪「食べかけじゃないか。飲み物ならともかく」

律「なんだよ私と澪の仲じゃん。澪だって食べたかったんだろ? 唯とムギのジーッと見ちゃって」

律「あ、食べたいけどダイエ」

澪「」ガッ

律「ぬるぽ!?」

梓「……唯先輩、ポテト食べたい、ですか?」

唯「ふぇ。うんうん」

梓「じゃあ特別にあげます!」ザラッ

唯「ありがとう~あずにゃん!」サクサク

紬「? 唯ちゃん飲み物も買ってなかったの?」

唯「うん。今月もう結構ギリギリなんだぁ。ギターのメンテナンスにお金かかっちゃって」

紬「それなら飲み物も半分分けてあげるわ」



95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:16:13.97 ID:jK9i25/70

唯「大丈夫だよ。ハンバーガーも分けて貰ったのに飲み物まで貰うわけにはいかないよぉ」

律「いくらなんでも飲み物無しじゃパンとポテトは無理だろ。お金貸してやるから買ってこいよ」

唯「借りてもいいの? ごめんね、ありがとうりっちゃん。来月お小遣い貰ったらすぐ返すからね」

律「おう。トイチでいいぞ」

澪「律」ゴンッ

律「いでっ。冗談だよ冗談~」

唯「といちってなあに?」

梓「唯先輩は知らなくてもいいです」

唯「え~なんでぇ」

梓「早く買ってくるです。みんな食べ終わっちゃいますよ?」

唯「あ、行ってきまーす」

紬「ねえ梓ちゃん。といちって何かしら?」

梓「ムギ先輩は違う意味で知らなくていいです……」



96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:19:29.38 ID:jK9i25/70

律「くはぁ~。食った食った。余は満腹じゃー」

澪「はぁ……。こいつのはしたなさは死ななきゃなおらないな」

律「なんだとぅ!? 私がどれだけモテモテなのか澪は知ってるだろ!」

澪「イケメンと言われていたことは知っている」

律「あ、あ、あぁ……」ヘナヘナ

澪「ほら、バカなことやってないでさっさと帰るぞ」

唯「…………」

唯「澪ちゃんたちはほんとに仲いいよね」



97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:22:23.84 ID:jK9i25/70

梓「小学生からの幼馴染みですしね」

唯「私と和ちゃんみたいな感じかな」

梓「ん~。似て非なる物かもしれませんね」

唯「どの辺が?」

梓「私のイメージですけど、澪先輩と律先輩は姉妹みたいで、唯先輩と和先輩は母娘というか」

唯「えーひどいよあずにゃん」

梓「ムギ先輩も路上で5200mmF14カメラなんて構えていたら怪しまれますよ」

紬「え?」ハァハァ



99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:25:35.91 ID:jK9i25/70

澪「じゃあここで。また来週な」

律「宿題やったか、お風呂入れよ!」

唯「歯みがけよ、風邪ひくなよ! あはは。じゃ、またね~!」

紬「それじゃまたね、みんな」

梓「澪先輩、律先輩失礼します」

律「そんでさぁ――」

澪「聞こえない聞こえない――」

梓「それでですね、唯先輩」

唯「…………」フィ

唯「あっ!」

梓「にゃっ? どうしたんですか唯先輩」

唯「ちょっと思い出したことあって。ここで別れよ。じゃあね~」

梓「あ、唯先輩!」

梓「……もう。せっかく二人でゆっくり帰られると思ったのに」



100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:28:14.19 ID:jK9i25/70

唯「澪ちゃ~ん」

澪「唯?」

律「唯、どうしたんだ?」

唯「うん、ちょっと用事思い出して。澪ちゃん明日の土曜暇?」

澪「とりわけ予定はないよ」

唯「ならちょっと付き合ってくんないかなぁ。私じゃ分からないことがあって」

律「なんだそんなことか。私も一緒に付き合ってやるよ」

唯「あ、明日はちょっと二人くらいが丁度いいんだぁ。ちょっと買い物行くくらい。ちょっとだけ」

律「……あやしい」



101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:31:24.08 ID:jK9i25/70

唯「そ、そんなことないよぉ」

律「あはは。まあいいや。憂ちゃんにでもプレゼントでも買うの選ぶとかか?」

唯「あーまあそんなとこかな……。で、澪ちゃんどう?」

澪「ああ、まあ別にいいけど」

唯「よかった。じゃああとでメールするねー」タタッ



唯「ふぅ……」テクテク

唯(りっちゃん意外としつこい。……まあ私が変に隠そうとしたからなんだけど)

唯(明日は澪ちゃんと二人でお出かけ……)

唯「ふふっ」スキップスキップ



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:35:17.60 ID:jK9i25/70

唯「ごちそうさまぁ」

憂「お粗末様でした」

憂「お姉ちゃん明日は何か用事ある?」

唯「うん。明日は澪ちゃんとお買い物に出かけるんだぁ」ニコニコ

憂「え、そうなの?」

唯「そうだよ。あれ、憂と何か約束してたっけ?」

憂「ううん。予定なければお姉ちゃんとお出かけしようかなって思ってただけだから」

唯「そっかぁ。ごめんね、憂」

憂「いいよ。また今度一緒にお出かけしようね」

憂「お姉ちゃんアイス食べる?」

唯「あ、ちょっと澪ちゃんに連絡しなきゃだから、お風呂入ったらいただくよ」

憂「そう……」



108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:38:12.77 ID:jK9i25/70

唯「澪ちゃんもご飯食べ終わった頃かなぁ」カチカチ

唯「『明日何時頃がいい?』っと」

唯「…………」

唯「…………」

唯「…………」

唯「…………おーそーいー」

メルメルメル

唯「きたっ。『どこに行くかで時間が変わるよ。どこに行くの?』」

唯「『普通に駅前に買い物行くんだよ~』っと」

唯「…………」

メルメルメル♪



109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:41:41.55 ID:jK9i25/70

唯「えと、『なら十三時頃がいいかな』か」

唯「せっかくだから二人でご飯も食べたいなぁ」

唯「『ご飯食べたいから十一時頃にしない?』っと」

メルメルメル♪

唯「んと『わかった。駅の東口で待ち合わせな』」

唯「『了解です! 楽しみにしてるね!』っと」

メルメルメル

唯「『寝坊するなよ』って澪ちゃんひどーい」

唯「でもでも、楽しみで今晩はすぐに寝られそうにないよ~」

唯「…………」

唯「……ん?」

唯「まあいいや。早くお風呂入って歯みがいて風邪ひかないようにしないと!」



111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:44:24.49 ID:jK9i25/70

ピッ
澪「…………」ゴロン

澪「唯と二人きりで買い物か。ずっと前に一度あったけど相当振り回されたよな」

澪「ふふ」ゴロン

澪「何着ていこうかなぁ」スクッ ガチャッ

澪「う~。しもむらの服ばかりで恥ずかしい……。でも服は値段じゃない、よな」

澪「これ……はちょっと。少しいつもよりも可愛い格好していきたいな。ならこれは……」

~♪
澪「やっぱこれかなぁ。可愛くてお気に入りだけど恥ずかしくて一回しか通したことないんだよな」

澪「……私のイメージじゃないかもな。やっぱり無難にいこう」

澪「あ、もうこんな時間か。つい夢中になってしまった。なにやってんだ私」

~♪
澪「ふぅさっぱりー。さてと、日記書いたら寝るか。
  唯に寝坊するなって言っておいて私がしたら何言われたもんか」



112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:47:18.70 ID:jK9i25/70

メルメルメル♪

澪「律からメール? 『結局明日何しに行くの?』」

澪「何詮索してんだ。ったく。あいつも意地になると見境無くなるからなぁ」

澪「『やっぱり普通に買い物みたいだぞ。あとあんまり唯の詮索するようなことはするなよ』っと」

メルメルメル♪

澪「『めんごめんご。今度はみんなで遊びに行こうぜ』か」

澪「部活と帰りの買い食いくらいで、まともにみんなと遊びに行くのもあまりないもんな」

澪「『なら今度みんなで予定立てよう』っと」

メルメルメル♪

澪「『了解しました! 明日は楽しんできてねぇ~ん(はぁと)』って。ったく余計なお世話だ」

澪「おっと、日記日記」カキカキ



114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:50:48.01 ID:jK9i25/70

澪「よぉーし、ねるか」

澪「…………」

澪(ちょ、ちょっとだけ……///)カァ

澪(澪のポエム&小説集……。鍵付きの机に入れてるけど、どこに入れて置いても心配だ)キョロキョロ

澪(今日は何にしようかな。超恋愛巨編『濡れ濡れ時間~奪われた秘壺~』の続編はまだ思いつかないな)

澪(そうだ。新連載を始めよう。
  タイトルはえーっと、えーっと『碧いマシュマロ~禁断のラブモンスター~』)

澪(うん! いいな!)

澪(設定は……そうだな、女子校での禁断の同性愛///)カァァ



116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:53:15.81 ID:jK9i25/70

澪(そうだなぁ年の差はあったほうがいいよな。
  ふわふわ脳天気な先輩とまじめで素直になれない後輩が……)

澪(なんかいやだな)

澪(ふわふわ脳天気な同級生とちょっと口調が乱暴だけど恥ずかしがり屋な主人公の話……これだ!)

澪(何故かこの設定だと色々な妄想がどんどん浮かんでくるな///)

澪(ふわふわな同級生はきっと黒いパンストを履いていて
  足やま、股が蒸れるんだろうな。嗅いだらとても汗臭くて///)ハァハァ



~♪
澪「ブツブツ……」カキカキ

澪「あっ! もうこんな時間!? ね、寝ないと!」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:56:35.11 ID:jK9i25/70

澪「明日唯とあんなふうになれたらなぁ……///」

澪「はっ! 妄想モードから抜け出せてない。恥ずかしい///
  友達の唯とあんなことやこんなことできるわけないじゃないか///」ドキドキ

澪「でも四つん這いにされて唯にお尻叩かれたらどうにかなっちゃいそうだよぅ……」

澪「いやいやいや。よしさっさと寝よう!」バサッ

澪「…………」

澪「…………」ゴロン

澪「…………」

澪「…………楽しみで眠れない」



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 01:59:04.74 ID:jK9i25/70

澪「はぁ、はぁ、はぁ、まずいこのままじゃ遅刻する!」タッタッタッ

澪「考え直す時間無くて結局服もお気に入りの着て着ちゃった///」

澪「唯気に入ってくれるかなぁ」

澪「ふぅ。やっと着いた時間ギリギリか。まあ唯は遅刻してくるだろうから大丈夫だろう」

唯「み~お~ちゃ~ん~」ヒタッ

澪「ひぇえええっ!」

唯「だれがちこくしてくるってぇ~」

澪「ゆっ唯! ごめんそんなつもりじゃ」

唯「いいよーもう」フイッ

澪「唯ー」オロオロ



122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:02:25.11 ID:jK9i25/70

唯「なんて、うそだよん。私も今さっき来たとこ」ニコッ

澪「ほっ。もう、驚かせないでくれよ」

唯「澪ちゃん今日の服可愛いね、似合ってるよ。いつもと雰囲気ちがうね」

澪「え、そ、そう?」ドキッ

唯「うん」ニコニコ

澪「ゆ、唯だって可愛いと思うぞ///」

唯「よかったぁ。ちょっと選ぶのに手間取っちゃってぇ」

澪(な、なんかデートみたい。……デート///)

唯「それじゃ天気もいいしまずはご飯たべにいこー」

澪「そうなりますよねー」



123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:05:13.61 ID:jK9i25/70

唯「澪ちゃんは何食べたい?」

澪「そうだな、朝食抜いてきたから少し多めに食べられる物がいいな。パスタとか?」

唯「パスタ屋さんは値段の割に少ないよ」

唯「牛丼大盛りとか?」

澪「も、もうちょっと女の子らしい食べ物にしようよ。私たち二人でも入りづらいし」

唯「ケーキバイキングとか?」

澪「唯……」

唯「あはは。うそうそ。ほら、そこのレストランなんか良さそうだよ」

澪「あ、ほんとだ。へぇ~。肉のランチコースと魚のランチコースかぁ」

澪「値段もほどほどだし。うん、ここにしよう」

唯「レッツラゴー!」



124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:09:08.95 ID:jK9i25/70

澪「な、なんか大人の人が多いな」キョロキョロ

唯「そうだねぇ。でも大丈夫だよ前にも憂と一緒に来たことあるから」

澪「そうなんだ」

唯「うん、そんでねそのとき食べた料理一回食べただけで憂ったら家でも同じ料理作ってくれたんだよ」

澪「さすが憂ちゃん……」

唯「他の料理もおいしそうだったから、機会があったらまた来ようと思ってたんだぁ」

澪「そういえば唯、お前昨日今月ピンチだって言ってた、よな?」サァ

澪(まさか注文までしてしまってからお金が無いなんてことに……)



125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:09:40.64 ID:jK9i25/70

唯「大丈夫だよぉ。貯めておいたお金を今日のために持ってきました!」

澪「そっか、よかった。はぁ~」

唯「さすがにデ、お出かけ誘ったのにお金無いなんて言わないよ」

澪「前一緒にでかけた時はそんな感じだったと思うんだが」

唯「あれぇ、そうだっけ?」

店員「お待たせしました。本日のランチです」

唯「お待ちしておりましたぁ」

澪「こら唯///」



126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:12:17.14 ID:jK9i25/70

唯「澪ちゃんの魚料理もおいしそうだね」

澪「おいしいぞ。少し食べるか?」ヒョイ

唯「うん。あ~ん」

澪「え゛っ///」

唯「あ~ん~」

澪「ほ、ほら///」

唯「ぱくっ。ふへへ、おいひいね~///」

澪「お前は子供か。恥ずかしいな」



127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:13:23.78 ID:jK9i25/70

唯「じゃあお返しに。はい、あ~んして」

澪「ちょ、それはさすがに///」

澪「小皿に分けてくれればいいから」

唯「いいからいいからぁ唯を信じてぇ、あ~んしてぇ」

澪「う、う~///」カァ

澪「あ、あ~ん///」

唯「ほいどうぞー」

澪「あむっ。んむんむ。お、おいしいな///」

唯「澪ちゃんってあ~んするとき目をつむるんだね~」ニコニコ

澪「ばっ、そういう恥ずかしいことを素で言うなよ……///」



131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:17:18.87 ID:jK9i25/70

唯「おいしかったね~」

澪「そうだな。また来たいくらいだ」

唯「またこようね!」

澪(唯……)

唯「みんなで!」

澪「そうだな」ヤッパリ

澪「良いお店教えて貰ったお礼にアイス奢るよ」

唯「え! いいのぉでもぉそんな悪いよぉ」クネクネ

澪「ならいいか」

唯「ごめんなさい奢ってくださいぃ」ポロポロ

澪「そんなに食べたいのか、アイス……」



133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:21:19.76 ID:jK9i25/70

澪「これだ」

唯「こるねっと? ソフトクリームみたいな感じだね」

澪「ソフトクリームでいうとコーンの部分が揚げパンになってるんだ。その上にアイスが乗ってる」

唯「へぇ~! おいしそう!」

澪「何味がいい?」

唯「ん? 伊達政宗味(抹茶)? 上杉謙信味(苺味)?」

澪「なんだこれ。前はこんな名前じゃなかったぞ」

唯「れきーじょふぇあ? なにそれ?」



134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:24:58.03 ID:jK9i25/70

澪「なんだか恥ずかしくて呼びにくい名前だなぁ」

澪「中身は同じみたいだし、とりあえず頼んでみよう」

唯「じゃあ私は上杉謙信で!」シュビッ

澪「わ、わかった。えーと、すみません。うっ上杉謙信味と伊達政宗味をひとつずつください///」

店員「はい苺と抹茶ね-。ちょっと待っててください」

澪「///」

唯「ブフッ!」

澪(メニュー通りに言ったのに!///)



136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:27:26.12 ID:jK9i25/70

唯「う~んデリィシャス♪」ペロペロ

澪(ほんとおいしそうに食べるなぁ)ペロペロ

唯「あっ! 澪ちゃん澪ちゃん」

澪「なに?」

唯「ほら、こうして、こう腕組んで~」

澪「な、なにするんだよ」

唯「ほらっ、こう二人で腕組むとお互いのアイスが舐められるんだよ!」

澪「腕組んだらそのまま自分のアイス舐めるようになってるじゃないか」

唯「あれ? あれぇ?」



137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:30:38.81 ID:jK9i25/70

唯「いいや。ほい澪ちゃん苺どうぞー」

澪(ええい、こうなったらヤケだ///)

澪「ん……///」ペロ

澪「おいしい///」

唯「んじゃ私も~ぱくっ」

澪「あー!」

唯「まっひゃつべたくておいひいぃ~」

澪「ゆ~い~」

唯「でへへ♪ 澪ちゃんも遠慮しないで私の食べていいよ♪」

澪「まったくもう……」



138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:33:39.12 ID:jK9i25/70

澪(今日の唯は妙に積極的っていうか、よく絡んでくるなぁ)

澪(まあいつもは五人いるところが二人だけだから、その分これで普通なのかな)

澪(むしろ普段あまり絡まないから嬉しいくらいだな)

唯「澪ちゃん、どうしたの?」

澪「ん、ああ。いつもみんなで遊んでるけどさ、こういう風に誰かと二人で遊ぶのもいいかなぁって」

澪「みんなといるときよりも別の面が見られて仲良くなれるだろ?」

唯「うん。今日は澪ちゃんの可愛い服着てるの見れたしね」

澪「そ、それはともかく///」

澪「律はいいとしてムギや梓ともこうして遊ぶのも悪くないな」

唯「そ、そうだね」

唯(どうしようなんだか胸が苦しいよ……)

唯「……ね、次あそこ行こうよ」

澪「雑貨物屋さんか。いいな」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:37:47.20 ID:jK9i25/70

澪「わぁ」

唯「澪ちゃんこういうの好きそうだよね」

澪「ゆ、唯だって可愛いの好きだろ」

唯「そうだよ~。ほら、この犬みたいなぬいぐるみ可愛いよね~」ダキッ

澪「犬……? にしては足みたいなのが六本あって羽だかひれだかわからないものがいっぱいついてるな」

唯「この顔も愛嬌あっていいよね」

澪「あ、愛嬌というより不気味というか、視線が虚ろだし、なんか涎垂らしてるのまで表現されているし」

唯「あ~なんか抱き心地よくて欲しくなってきちゃった。買っちゃおうかなぁ」

澪「やめとけって」

唯「あ~こっちもいいなぁ」

澪「気持ちはわかるが落ち着け。こんなのでも結構値が張るもんだろ」

唯「ぶー。澪ちゃんノリわるーい」ムー

澪「そんなこと言ったって……」



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:40:58.62 ID:jK9i25/70

唯「りっちゃんだったらこういうのに付き合ってくれるのにぃ」ブー

澪「!」ムッ

澪「だったら律と遊びにこればよかったろ。悪かったな、ノリ悪くて」

唯「え? べ、別にそういう意味じゃなくて」

澪「もういいよ」フィ

唯「……。澪ちゃんごめん」シュン

澪「あっ……。その、私も言い過ぎた。ごめん、つい意地張っちゃって」

唯「ううん、ごめんね」

澪「うっ、そのっ」ジワッ

澪(だっ、だめだ。私が悪いんだから自分が泣いてどうする!)

澪「唯、顔あげて」



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:43:25.90 ID:jK9i25/70

唯「んっ……」

澪「ごめんなさい」

唯「澪ちゃん、私が……」

澪「いいの。私が悪いんだから。だからこれでおしまいにして欲しい」

唯「う、うん」

澪「よかった。さ、他のも見てみようよ」

唯(澪ちゃん涙貯めてた。せっかく澪ちゃんと遊びに来てるのに)

唯(澪ちゃんは澪ちゃんで、りっちゃんじゃないのに)

唯(さっき澪ちゃんが他の子とも遊びたいみたいなこと言うの聞いて、
  つい私もひどいこと言っちゃったよね)

澪「唯ー?」

唯「うん今行くー」



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:46:26.83 ID:jK9i25/70

澪「ほら、これなんか可愛いんじゃないか」

唯「そうだね、ブタゴリラみたいで可愛い~」

澪(よし!)

澪「『唯ちゃん唯ちゃんボクブタゴリラだよ~』」フリフリ

澪「な、なんちゃって……」カァ

唯「…………」

唯(澪ちゃん……)ジワァ

澪「ちょ、唯っ?」

唯「な、なんでもない平気」ゴシゴシ

澪「あ、これもいいな。ぼんやりした表情が唯みたいで可愛い」

唯「ひどーい」

澪「あはは」

唯「うふふ。……あっ」



146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:49:24.26 ID:jK9i25/70

澪「ん? どうした、唯?」

唯「ううん、なんでも」

唯(私みたいで可愛いって、自然に言ってくれた///)

澪「小物なんかも充実してるんだな」

唯「私たまにここで文房具なんかも買ってるよ」

澪「唯は色んなところ知ってるんだな。駅前は私もそれなりに遊びにくるけど、来るところ決まってるし」

唯「えへへ~。褒められた。それじゃあ次は澪ちゃんがいつも行ってるところに行こうよ」

澪「私が行くところ? う~ん。大体律が……あ、ごめん」

唯「いいよ。ゲームセンターとか?」

澪「そうそう。あとまぁ……ここ程の大きさじゃないけどお気に入りの小物屋さんに行くかな」

唯「行きたい行きたい。どこにあるの?」

澪「ちょっとここから遠いんだよ」

唯「いいよ~行こう」



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:52:35.07 ID:jK9i25/70

澪「ここだけど……」

唯「わっピンク!」

澪「そ、そうだな///」

唯(赤とかピンクとか。お客さんも小学生っぽい子が多い。澪ちゃんらしいなぁ)

澪(さすがに引かれたかな……)

唯「へぇ~。どれも可愛いね。あ、ヘアピンとかバレッタもいっぱいあるね」

澪「大きめのサイズばかりだから、ちょっと付けるのは恥ずかしいけどな」

唯「そうかなぁ。こうして見ると付けてみたくなっちゃう。ん~と、このうさぎのがいいな」

唯「よっと。どう?」

澪(うわっ……いい、かも///)

唯「どうどう? 澪ちゃん」

澪「唯顔近い///」

唯「あっ///」



151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:55:20.56 ID:jK9i25/70

澪「い、いいんじゃないか結構似合ってるぞ///」

唯「そう? 澪ちゃんがそう言うなら買っちゃおうかなぁ」

澪「でっでもこんなの付けてたら他のヤツがなんて言うか」

唯「大丈夫だよぉ。値段は……思ったよりするね、これ」

澪「どれどれ。……本当だ。あ、これってブランド物なんだ」

唯「買えない値段じゃないけれど、ちょっとためらっちゃうね」

澪「うう~ん」

唯「貯めてたお金崩しちゃったから、残りのお金でりっちゃんに借りたの返そうと思ってて」

唯「これ買っちゃったら月曜に返せなくなるし、また今度遊びに来たときに買うね」

澪「そうだな。無理して買うもんじゃないし。唯にしてはいい判断だ」

唯「も~さっきからひどいよぉ。私だってちゃんとしてるんだから」

澪「ごめんごめん」



155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:56:12.49 ID:jK9i25/70

唯「澪ちゃんは何買ったの?」

澪「ノートと消しゴム。歌詞書くのはここで買ってるんだ」

唯(わー、ノートなのにキラキラしてるよ)

唯「そうなんだ。でも部室で見せてくれるのだと普通のノートとかルーズリーフだよね」

澪「あっ。あえーと、清書してこのノートに残しておくんだ。歌詞以外のも……」

唯「今度見せて見せてぇ」キラキラ

澪「や、やだよ! 恥ずかしい……」

唯「いいじゃんいいじゃん~」キラキラ

澪「日記みたいなもんだからだめだ」

唯「澪ちゃんのケチぃ~」プクー

澪「なんと言われようとも見せられません」

澪(危うく澪のポエム&小説集の事がばれてしまうところだった……)ガクガク



156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:58:07.94 ID:jK9i25/70

澪「次はどこ行こうか」

唯「……ぎゅっ」

澪「えっ///」

唯「……手くらい繋いで歩こうよ」

澪「で、でも変じゃないか、女の子同士で」

唯「だぁ~いじょうぶだよ。仲のいい子どうしだったらうちの学校でもよくいるよ?」

澪「だからってこんなとこでしたら余計に恥ずかしい……」

唯「いや?」



158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 02:59:25.20 ID:jK9i25/70

澪「……。もう、ずるいな唯は」

唯「えへへぇ」ニコ

澪(む~。唯に振り回されっぱなしだなぁ。そうだ)

澪「唯、ゲームセンターに行こう」

唯「なにかやりたいゲームでもあるの?」

澪「うん。是非とも」

唯「澪ちゃんがゲームセンターに行ってまでやりたいゲームがあるなんて知らなかった」

澪(ふふふ。唯に一泡吹かせてやる)



161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 03:02:19.72 ID:jK9i25/70

唯「あははは! 澪ちゃんおもしろ~い!」

唯「次! 次これ選んでみよ!」

唯「ほらほらじっとしてー」

パシャパシャパシャ!

澪(えらい喜んでしまわれてる……)

澪(プリクラで変なオプション付けて撮って恥ずかしがらせてやろうと思ったら)

澪(私まで一緒にこんな恥ずかしい写真を……)ズーン

唯「じゃあ次は普通に撮ろうか」



162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 03:03:58.41 ID:jK9i25/70

澪「そ、それがいいよ! はー、さっきまでのはプリントしないからな」

唯「えー。せっかくおもしろいの撮れたのにぃ」

澪「だめだあんなの誰かに見られたらもう学校行けない……」

唯「仕方ないなぁ」

唯「じゃあ最後はこうしてね」

澪「わっ唯!」

澪(唯正面からくっつきすぎ! 体が全部密着して腰に手が、
  っていうかほっぺまでくっつけて/// やわらかいしいいい匂いがする///)

唯「ほい、ちーず///」

パシャパシャパシャ!



163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 03:05:29.06 ID:jK9i25/70

唯「むほほ。澪ちゃん可愛く撮れたねぇ~」

澪「……もうお嫁にいけない(恥ずかしくて)」

唯「はい、澪ちゃんの分」

澪「あ、りがと……ん?」

澪(あんがいまともなものが多めだな。でもやっぱり最後のはあるんだ///)

唯「これさっそく携帯に貼っちゃおうかな♪」

澪「まてまてまて」

唯「いいじゃ~ん。今日の記念にってことでぇ」

澪「……。貼るなら携帯じゃない目立たないところに貼れよ」

唯「ファンクラブの人がヤキモチ妬いちゃうから?」

澪「ゆい~」

唯「あはは。冗談だよ」



164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 03:06:25.61 ID:jK9i25/70

澪「そろそろ暗くなってきたな。今日はこのくらいでお開きにするか」

唯「え~まだ遊び足りないよぅ。この後服でも見に行こうと思ってたのにー」

澪「あまり遅くなると憂ちゃん心配するぞ。途中まで送っていくから」

唯「ぶー。せっかく澪ちゃんとこんなに仲良くなったのにぃ」

澪「!///」

澪「が、学校でも遊べるだろ。そうだ。ほら、これあげるから今日は大人しく帰ろ?」ガサ

唯「なになにアイスー?」

唯「これ……うさちゃんの髪留め……?」

唯「え!? え、悪いよ結構高かったじゃん! 貰えないよ」ドキドキ

澪「いいよ、今日は誘って貰って楽しかったし。お礼ってほどでもないけど唯に似合ってたし」

澪(高いっていっても小物にしたら高いって範囲だから私でも出せるくらいだったもんな)



166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/08(火) 03:07:33.25 ID:jK9i25/70

唯「///」ポー

澪「唯?」

唯「あ……、ごめん。それなら、貰っちゃおうかなぁ///」モジモジ

澪「うん。そうしてくれると嬉しい」

唯「///」

澪「じゃあ行こうか」

唯「あ、いや、私もう帰るね。じゃあね!」ダッシュ!

澪「おい唯!? 送って……」

澪「行っちゃった。なんだ急に」

澪「ちょっと心配だけど、私も帰るか」

澪(今日は楽しかったなぁ。唯とも前より仲良くなれた感じだし。この気分だと良い詩が書けそうだ)

澪(帰ったらさっきのプリクラ貼ろうかな……///)



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