SS保存場所(けいおん!) TOP  >  スポンサー広告 >  恋愛 >  梓「私がボーカル?」#前編

お知らせ

SS保存場所は移転しました。
現在けいおん!関連の更新はしていません。
今後更新するかは未定です。
SS保存場所






スポンサーサイト 【スポンサー広告】


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | | CM(-)

梓「私がボーカル?」#前編 【恋愛】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1335281687/

梓「私がボーカル?」#前編
梓「私がボーカル?」#後編


1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:34:47.92 ID:V/5JPjlb0

書きためてあるのを、確認修正しながらの投下です。
カプネタ有りです。



2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:36:46.84 ID:V/5JPjlbo

それは、全く予想して無かった事だった。

私達放課後ティータイムは、来月ライブハウスでライブを行うことになっていた。

そのライブの打ち合わせで、驚くべき提案がされた。

梓「私がボーカル?」

唯「うん」

梓「何でですか?いつもみたいに唯先輩と澪先輩で良いじゃないですか?」

律「来年、梓がボーカルやらなくちゃいけなくなるかも知れないんだぞ?」

澪「来年入ってくる部員が、ボーカル希望するとは限らないだろ?」

梓「あ!言われてみればそうですね」

唯「だから、みんなで話し合って決めたんだよ」



3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:38:57.92 ID:V/5JPjlbo

紬「良い機会だから、一回くらいボーカルやっておいた方が良いわよ」

梓「でも私、あんまり歌に自信が…」

唯「大丈夫だよ、特訓すれば」

律「そうだ。それに全曲歌えって訳じゃない。六曲のうち二曲だ」

梓「あ、それなら何とか」

澪「じゃあ決定だな」

こうしてライブで歌う予定の六曲中、唯先輩が二曲、澪先輩が二曲、私が二曲歌うことになった。

紬「ちょっと気が早いかも知れないけど、歌ってみたい曲とかある?」

梓「そうですね…」





4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:40:12.76 ID:V/5JPjlbo

私が歌ってみたい曲と言われて真っ先に思いついたのは「ふわふわ時間」

HTTの代名詞とも言える曲だからかな?

梓「ふわふわ歌ってみたいです」

唯「ちょっと歌ってみる?」

梓「え?」

律「歌詞分かるだろ?」

梓「大丈夫ですけど」

澪「ギターは良いよ。取りあえずボーカルだけ」

紬「聴いてるの私達しか居ないから平気よ」

梓「はい」



6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:42:51.37 ID:V/5JPjlbo

律「じゃ、行くぞ」

律「1・2」

梓「君を見てると いつもハートドキドキ♪」

……

梓「ふわふわターイム♪」

ジャーン♪

律(梓…)

澪(これは…)

紬(何と…)

唯(あずにゃん…)



7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:45:23.01 ID:V/5JPjlbo

梓「ど、どうでした?」

澪「まあ、初めてのボーカルってのもあったし」

律「ライブは来月だから、特訓だ」

紬「そうよ、特訓あるのみ」

唯「特訓だよ!あずにゃん」

梓「…はい」

いきなり特訓の話って。

私の今の歌唱力じゃ駄目駄目って事か…



8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:47:52.97 ID:V/5JPjlbo

次の日

梓「あー、憂鬱だ」ぐだぐだ

憂「どうしたの?」

梓「今度のライブで、私がボーカルやることになっちゃって」

純「へー、そうなんだ」

梓「あんまり歌に自信がないから、正直やりたくないんだよね」

純(そういや梓とカラオケ行った事あるけど、今イチだったな)

梓「ああ、部活ってこんなに憂鬱だったのか」

梓「恐怖の部活が始まる」ずるずる

憂「部活を嫌がる梓ちゃん初めて見たね」



9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:50:30.26 ID:V/5JPjlbo

部室

律「さあ、梓ボーカルでいっちょ練習するか!」

澪「そうだな」

唯「うん、やろう」

紬「梓ちゃん、準備は良い?」

梓「練習の前に、お茶にしません?」

律「おおぉい!!」

唯「お茶にしよ、私もケーキ食べたい」

澪「梓が自分からお茶にしようなんて、珍しいな」

紬「そうね」

お茶なんてしてる場合じゃないのは分かってるんだけど。

つい、逃げてしまった。



11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:52:44.96 ID:V/5JPjlbo

……

律「お茶も終わったし、練習しますか」

梓「私ちょっとトイレ行ってきます」

バタン

澪「なんか、梓あんまり乗り気じゃないみたいだな」

紬「ボーカルに、乗り気じゃないみたいね」

律「よし、こうなったら馬にニンジン作戦だ」

唯「馬にニンジン作戦?」

律「子供の時、『テストで良い点数獲ったらご褒美ね』って、おもちゃ買って貰ったりしたろ?」

唯「うん」

律「それと同じで、ライブが成功したらご褒美って言う約束をするんだ」

唯「なるほど。それであずにゃんに、やる気を出させるんだね」



12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:55:50.05 ID:V/5JPjlbo

律「…と言う訳だ。ライブが成功したら、ご褒美で梓のお願いを聞いてやる」

梓「お願いって何でも良いんですか?」

唯「何でも良いよ」

紬「Hなのは駄目よ」

梓「そんな事お願いしません///」

律「地球にやってくるサイヤ人を倒して欲しい。とかも無理だぞ?」

梓「シェンロンを超える力ですからね」

澪「お前ら、ドラゴンボールと化物語の見過ぎだ」



13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 00:58:11.61 ID:V/5JPjlbo

紬「もっと現実的なお願いね」

紬「大きなケーキが食べたいとか」

唯「トンちゃんを、もう1匹飼いたいとか」

澪「律をパシリにしたいとか」

律「おい」

律「澪のパンツが見たいとか」

澪「おい///」

梓 ///

唯「今すぐ決めなくても良いよ。ライブが終わってからでも」

梓「分かりました。何か考えておきます」



16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 19:43:19.92 ID:aBSby4Bio

律「ライブまで日にちも無いし、猛特訓が必要だな」

唯「さわちゃんに特訓してもらえば大丈夫だよ!」

紬「さわ子先生の特訓で、唯ちゃん喉枯らしちゃったじゃない」

律「澪、お前が特訓してやってくれ」

澪「え?私?」

澪「唯は?」

律「唯だと、お菓子の時間ばっかりになる」

唯「ブー!」

澪「分かったよ。私がやるよ」

梓「澪先輩、よろしくお願いします」



17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 19:46:07.17 ID:aBSby4Bio

澪「えーと、じゃあ基本からやっていこうか」

梓「はい」

澪「まずは、腹式呼吸の練習からだ」

梓「腹式呼吸」

澪「鼻から息を吸い込んで、お腹に空気を入れるのを意識して呼吸してみて」

梓「はい。スーハー、スーハー」

澪「何か肩に力入ってるな?」

梓「そうですか?」

澪 肩もみもみ

梓「にゃぁっ///」

澪「もっとリラックスして」

梓「はい///」



18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 19:48:56.56 ID:aBSby4Bio

澪「力が入ってると上手くいかないからな」

梓「そうなんですか?」

澪「良し、大分力が抜けたな」

澪「ちょっと良いか?」

梓「え?」

なでなで

梓「うひゃっ///」

澪先輩が私のお腹に手を当て撫でてきたので思わず妙な声を出してしまう。

梓「あの///」

澪「私がお腹に手を当ててるから、さっきの要領で呼吸してみて?」

梓「はい、すーはー///」



19 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 19:51:19.81 ID:aBSby4Bio

澪「もっとお腹に空気入れる感じで」

梓「はい、すーはー、すーはー///」

澪「そうそう、良い感じだ」

梓「何かコツが掴めた気がします///」

唯「あずにゃんの顔が真っ赤だね」

紬「ガチにゃんになってるわね」

律「澪は、教えるのも上手いし面倒見も良いからな」

紬「澪ちゃんに任せておけば大丈夫そうね」

紬「うふふ」



20 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 19:53:39.29 ID:aBSby4Bio

翌日

梓「うきうき」

純「今日はご機嫌だ」

梓「ああ、部活はこんなに楽しかったのか」るんるん

憂「昨日まで、あんなに嫌がってたのにどうしたの?」

梓「嫌がる?バカ言っちゃいけないよ憂」

梓「部活は青春だよ、青春!」

梓「スキップしちゃおう」スキップスキップ

純「梓がアホの子になってる」

憂「よっぽど嬉しいことがあったんだね」



21 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 19:56:22.40 ID:aBSby4Bio

―――――

律「今日、部活休みの日なのに練習してくのか?」

澪「ああ、梓がどうしてもって言うから」

唯「あずにゃんが遂にやる気を出したね」

澪「馬にニンジン作戦が功を奏したな」

紬「じゃあ二人とも頑張ってね」

澪「うん」

唯「バイバイ」

律「梓の事、頼んだぞ」



22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 19:59:25.44 ID:aBSby4Bio

紬「澪ちゃんと梓ちゃん、二人きりの部室」

律「澪と梓を部室に、二人きりにしたら何か…」

唯「へ?」

律「普段真面目な二人だけにさ、暴走してナニしちゃったり」

紬「ナニ!」

唯「何って、何?」

律「ナニはナニだ///」

紬「ナニはナニよ!」



23 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:03:12.27 ID:aBSby4Bio

……

澪「ボーカルの特訓は、この位にして今日は別の特訓をしよう」

梓「別の特訓?」

澪「そうだ、大人の特訓だ」

梓「あっ、駄目ですよ澪先輩」

澪「良いじゃないか梓」

梓「あんっ、そこは」

澪「梓のここは、もうこんなになってるぞ?」

……



24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:05:15.14 ID:aBSby4Bio

律「おいムギ、鼻血出てるぞ」

紬「ハッ!つい妄想してしまったわ」

紬「個人レッスンをする、先輩後輩と言うシチュが良すぎて」拭き拭き

律「ってゆーかさ、梓って澪のこと好きだろ?」

紬「あ、律ちゃんも気付いてた?」拭き拭き

唯「えっ、そうなの?」

律「ああ、態度でバレバレだよ」

唯「じゃあ、牛にピーマン作戦でやる気を出したんじゃなくて?」

律「馬にニンジンだ」

紬「そう、澪ちゃんと特訓できるのが嬉しくてやる気出したのよ」

律「澪は、ニブチンだから気付いてないだろうけどな」



25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:10:22.97 ID:aBSby4Bio

部室

澪「私が出す音に合わせて声出してみて」

梓「はい」

澪「♪」

梓「アー」

澪「ちょっと低いな。もう一回」

澪「♪」

梓「アー」

澪「今度は良い感じだな」

梓「ありがとうございます」

澪「頑張ってるな梓」なでなで

梓「はい」にこにこ



28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:14:45.44 ID:aBSby4Bio

澪「ちょっと休憩してお茶にしよっか?」

梓「はい」

梓「あ痛っ!」

澪「どうしたんだ?」

梓「楽譜のふしで指切っちゃったみたいで」

澪「うわ、痛そうだな。大丈夫か?」

梓「ちょっと血が出てます」

澪「本当は血、見るの苦手なんだけどな。ちょっと見せて」

梓「はい」

澪先輩は私の前に跪くと、切った指をこわごわと見つめてたかと思うと

澪「これくらいなら…」ぱくっ

梓「ええ?///」

温かい口の中で、柔らかい舌で指が舐められる。



30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:16:29.86 ID:aBSby4Bio

澪「いふぁくなひか?」訳:痛くないか?

梓「あの、痛くないですけど、くすぐったいです///」

澪「ふぇ?ふすくっふぁい?」訳:え?くすぐったい?

梓「あふっ///」

澪「ほうひたんら?」訳:どうしたんだ?

梓「あっ、指をくわえたまま喋ると///」

澪「ゆひをふわへたまたひゃへると?」訳:指をくわえたまま喋ると?

梓(これは天然でやってるのでしょうか?///)

梓「あの、もう大丈夫です///」

澪「ほうか?」訳:そうか?



31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:20:52.14 ID:aBSby4Bio

澪「絆創膏持ってくるな」

梓「はい///」

澪先輩の温もりが残ったままの指をしばし、ボーッと見つめる。

梓「澪先輩、意外に大胆な事するんだな///」

澪「お待たせ、手出して」

澪先輩は私の手を取り、絆創膏を貼ってくれた。

澪「これでよし」

梓「ありがとうございました」



33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:24:48.95 ID:aBSby4Bio

部活後

梓「今日は部活休みなのに、練習付き合ってくれてありがとうございました」

澪「せっかく梓がやる気出してくれたんだし、喜んで付き合うよ」

澪「ライブ、成功すると良いな」

梓「はい」

澪「指、大丈夫か?」

梓「お陰様で」

澪「じゃあな、気をつけて帰れよ」

梓「はい」



35 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/25(水) 20:27:38.05 ID:aBSby4Bio

何時からだろう?澪先輩の事を意識する様になったのは?

ただ最初は、憧れの先輩だったはず。

それが何時しか、一人の女性として意識する様になった。

澪先輩は、私に優しく接してくれる。

でも、それは私にだけじゃない。それは分かってる。

でも、あんな事されたら私だけ特別なんじゃないかなって思っちゃう。

夕飯時、指に貼られた絆創膏を見ながらそんな事を考えていたら

母親に「何をそんなにニヤニヤしてるのよ?」と突っ込まれた。



44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:03:40.40 ID:6gzRS4DRo

―――――

ピンポーン

緊張した面持ちで、澪先輩の家のインターホンを押す。

けいおん部の皆で来たことはあるけど、一人は初めてだから余計だ。

今日私は、澪先輩の家にお呼ばれしていた。

~先日~

澪「梓今度の日曜日、暇か?」

梓「えと、特に予定はないですけど」

澪「友達からボーカル講座のDVD借りたんだけど、良かったら一緒に観ようかなと思って」

梓「あ、それ良さそうですね」

澪「じゃ家おいでよ」

梓「お邪魔させてもらいます」





45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:06:11.24 ID:6gzRS4DRo

しばらくして、ガチャッとドアが開き澪先輩がひょこっと顔を覗かせる。

澪「いらっしゃい」

梓「こんにちは」

梓「あれ?澪先輩が三つ編みにしてる」

澪「え?ああ、プライベートだとたまにしてるんだ」

梓「そうなんですか」

澪「梓は見たこと無いんだっけ?」

梓「初めて見ました」

澪「私が三つ編みすると変かな?」

梓「変じゃないです。とっても可愛いです」

澪「ありがとう///」



46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:10:12.97 ID:6gzRS4DRo

梓「あ、私先輩に向かって可愛いだなんて///」

澪「いや良いんだよ」

梓「でも本当に可愛いんで///」

澪「もう恥ずかしいから///」

梓「ごめんなさい///」

澪「家上がって」

梓「お邪魔します」

澪「私の部屋行こう」

梓「はい」



47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:13:59.35 ID:6gzRS4DRo

澪「そうだ。DVD見る前にちょっと良い?」

梓「何です?」

澪「ちょっと後ろ向いて」

梓「こうですか?」

ふぁさっ

梓「何で、私のヘアゴム外したんですか?」

澪「さっき私の三つ編みを可愛いって言ってくれたから」

梓「言ってくれたから?」

澪「梓もお揃いの三つ編みにして上げる」編み編み

梓「ありがとうございます」

澪「出来たぞ、三つ編み。ほら鏡」

梓「わー、嬉しいです」

澪「可愛いぞ」



48 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:17:46.34 ID:6gzRS4DRo

梓「前に、さわ子先生が私と澪先輩の事似てるって言ってましたよね?」

澪「ああ、眼鏡外すと見分けが付かないとか言ってたな」

梓「お揃いの三つ編みしてたら姉妹に思われるかも知れませんね」

澪「ふふ、そうかもな」

澪「じゃ、お待ちかねのDVDを再生っと」

『レッスン1』

『えー、ボーカルという物は…』

『心構えが重要であり…』

『何事も恐れぬ信念で…』

澪(こ、これは予想以上につまらない…)

梓(澪先輩には悪いけどこれは…)

澪梓「……」

澪梓(気まずい…)



49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:21:16.54 ID:6gzRS4DRo

DVD再生終了

梓「くぁ」あくび

澪「眠くなっちゃったか?」

梓「あ、ごめんなさい///」

澪「退屈だったもんな。私も何か眠くなっちゃった。ちょっとお昼寝しよっか?」

梓「あ、大丈夫ですよ」

澪「良いから良いから、毛布敷くな」

梓「すいません」

澪「よいしょ」

澪「梓ここで寝なよ」



50 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:24:52.46 ID:6gzRS4DRo

梓「ありがとうございます」もぞもぞ

澪「じゃあ私も」もぞもぞ

梓「え?澪先輩も、一緒の毛布で寝るんですか?///」

澪「駄目?」

梓「駄目じゃないですけど///」

澪「女同士、何の問題も無いだろ?」脱ぎ脱ぎ

梓「って何で上着脱いでるんですか?///」

澪「え?このままだとちょっと寝づらいから一枚脱ごうかなって」

梓「あ///」

梓「私も上一枚脱ぎます///」脱ぎ脱ぎ

澪「そんな端っこじゃなくて、もっとこっちおいでよ」

梓「はい///」寄り寄り



51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:28:31.50 ID:6gzRS4DRo

梓「澪先輩今日は、やけに積極的ですね」

澪「何か嬉しいんだよ。梓と二人きりになるなんて滅多にないし」

澪「それに梓が本当の妹みたいで」

梓「そうですか」

澪「…あのさ、お願いがあるんだけど」

梓「何です?」

澪「私も唯みたいに、梓に抱きついてみたいんだけど良いかな?///」

梓「え?」

澪「普段は、皆見てるから恥ずかしくて出来なかったんだけど、今二人きりだし」

梓「良いですよ///」



52 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:30:59.29 ID:6gzRS4DRo

澪「良い?じゃあ」

ぎゅっ

梓「うにゃっ///」

澪「うわー、抱いてて気持ちいい」

梓「そうですか?///」

梓(胸が当たる///)

澪「このまま、梓を抱き枕にして寝ちゃお」

梓「え?///」

澪「暖かくて抱き心地良いんだもん」

澪「クゥークゥー…zzz」

梓「本当に寝ちゃった///」



53 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:33:29.20 ID:6gzRS4DRo

―――――

律「買い物ついでに、澪の家の近く通るからついでだ。宿題写させてもらおう」

ピンポーン

ガチャリ

澪ママ「あら、律ちゃん。いらっしゃい」

律「こんちは。澪居ます?」

澪ママ「居るけど今、澪ちゃんのお友達来てるの。多分律ちゃんも知ってる子だと思うけど」

律「そうなんですか」

澪ママ「どうぞ上がって」

律「はい」



54 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/26(木) 20:37:48.64 ID:6gzRS4DRo

律「友達って誰だろ?こっそり覗き見してみるか」

そーっ

律(あれ?三つ編み姉妹がお昼寝中?)

律(と思ったらあれは澪と梓?友達って梓だったのか)

律(何で一緒の毛布で寝てるんだ?)

律(服脱いであるし、澪が梓抱きしめてるし)

律(どう見ても事後です。本当にありがとうございました)

律「キャー///」

バタン

梓(あれ?今誰か来てた様な?)

梓(気のせいかな?)

梓(澪先輩に抱きしめられてたら、温かくて柔らかくて良い気持ちで眠くなっちゃった)

梓(…zzz)



58 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 20:28:48.14 ID:CrfLRFneo

……

梓「マシュマロ、マシュマロ」揉み揉み

梓「柔らかいマシュマロ」揉み揉み

梓「…ってあれ?」

澪「目覚めた?///」

梓「あ、そうだ私澪先輩と一緒に寝てて」揉み揉み

澪「あ、あのもう良いかな?手///」

梓「へ?」揉み揉み

梓「うわー、ごめんなさい。澪先輩のおっぱい触ってた///」揉み揉み

澪「寝ぼけてたみたいだし、起こしちゃ悪いかなと思って///」

梓「マシュマロみたいに柔らかくて気持ち良いと思ってたら澪先輩のおっぱいでした///」

澪「ははは///」



59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 20:30:37.80 ID:CrfLRFneo

梓「ブホッ!!」

澪「鼻血?!」

梓「興奮の余り///」

澪「ティッシュ、ティッシュ」

澪「大丈夫か?」拭き拭き

梓「ずびばぜん」

澪「あー、服にもちょっと血付いちゃったな」

梓「あ、本当だ」

澪「染みになっちゃうから脱いで、洗濯するから」



60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 20:35:22.10 ID:CrfLRFneo

梓「で、でもこれ脱ぐと下着なんです///」

澪「あ、そうなの?」

澪「梓がさっき脱いだ上着Gジャンだしな」

澪「下着にGジャンじゃ、変だし」

澪「じゃ、さっき私が脱いだパーカーでも着てて」

梓「良いんですか?」

澪「サイズ大きいだろうけど」

梓「お借りします」

梓「やっぱりちょっと大きいですね」

澪「これは洗ってくるな」

バタン

梓「澪先輩の服///」

もう時間は経ってるから、そんな事は無いんだろうけど

服から澪先輩の優しさと温もりが伝わってくる。

そんな気がした。



61 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 20:42:41.46 ID:CrfLRFneo

澪「洗って乾燥機かけるからちょっと待ってて」

梓「お手数かけます」

澪「あ、そうそう。梓がライブで歌うの筆ペンと、ふわふわ時間だろ?」

梓「そうですけど?」

澪「両方とも、私がコーラスやる事になったから」

梓「そうなんですか?」

澪「うん。唯が私にやってくれってさ」

澪「でさ、カラオケに私のコーラス入れたの作ってもらったんだ」

梓「ありがとうございます」

澪「ipodに入れてもらったんだけど、聴いてみる?」

梓「はい」



62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 20:48:02.18 ID:CrfLRFneo

澪 がさごそ

澪「私もまだ聴いた事無いから一緒に聴こうかと思って、イヤホン半分こで」

梓「あ、はい///」

澪「梓にイヤホン挿入」ぷにゅ

梓「ひゃっ」

澪「ふふっ、あれ?私に届かないな。もっとこっち来て」

梓「はい」

澪「頭、私の肩に乗っけちゃって良いぞ」

梓「失礼します///」ぽふ

澪先輩と一つのイヤホンで繋がる。

身体と身体も密着してるから、二人で時間を共有してるような感覚になる。



63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 20:52:36.05 ID:CrfLRFneo

~~~♪

澪「こうして聴くと、ふわふわも違った曲に聞こえるよな」

梓「そうですね」

梓「澪先輩のコーラス格好良いですね」

梓「ありがとう」

澪「後で、CDに焼いて渡すな」

梓「はい。それで家で練習します」

梓「澪先輩は、コーラスも上手いからメインの私が負けない様にしなくちゃ」

澪「頑張れよ」

梓「あの、澪先輩に負けないために何かこうアドバイス的な物でも頂ければ」

澪「アドバイスか、うーんそうだな」

澪「梓は、どうも歌う時に一本調子になりがちだからな」

梓「そうなんですか?」



64 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 20:59:24.24 ID:CrfLRFneo

澪「歌詞の意味とかも考えて、感情を込めて歌うようにするんだ」

梓「歌詞の意味…」

澪「そう、例えばふわふわ時間の」

澪「君を見てると いつもはーとドキドキ」

澪「ここを歌う時は、本当に君を見てるとドキドキしてるかの様な感じで歌うとか」

梓「澪先輩は、そういう人が居るんですか?見てるとドキドキする様な人」

澪「残念ながらまだ居ないな。この歌詞も想像だよ」

梓「そう…ですか」

澪「梓は居るのか?そう言う人」

梓「私ですか?」

梓「…居ますよ」

澪「へえ、居るんだ」



65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 21:03:42.40 ID:CrfLRFneo

澪「誰なのかは、聞いちゃまずいか?」

梓「良いですよ、教えて上げます」

私の口は、もう止まらない。

最近の雰囲気なら絶対良い返事が貰える。

そう確信があったから。

梓「…澪先輩です」

澪「え?」

梓「私が見てるとドキドキするのは澪先輩です」

澪「あの…それって」

梓「私、澪先輩が好きなんです」

澪「!」



66 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/27(金) 21:08:51.04 ID:CrfLRFneo

梓「澪先輩の気持ちが聞きたいです」

澪「………」

沈黙。

時間にしては2~3分程度だったのだろうけど、私には何時間にも感じられた。

澪先輩は、軽く俯き私から視線を逸らしていた。

しばらくして、澪先輩が口を開く。

澪「ごめん。私は、梓のことをそう言う対象では、まだ見られない」

その言葉が、私の心にズシンと響いた。

頭をガツンと殴られた様な衝撃が走る。



77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/28(土) 22:40:24.03 ID:nmlPr/2Uo

梓「そうですか…ごめんなさい。変なこと言っちゃって」

やっとの思いで、そう口にするのが精一杯だった。

澪「違う」

梓「え?」

澪「今は、そう言う対象では見られないってだけなんだ」

澪「梓は私にとって可愛い後輩、妹みたいな存在だったから」

澪「いきなり好きだって言われて正直戸惑ってる」

澪「しばらく、返事は保留にさせてもらって良いかな?」

梓「…はい。良い返事待ってます」

梓「今日は、これで失礼します」

澪「え?あ…うん。服は後で渡すな。私の服も後で良いよ」

梓「はい」

澪「…じゃあな」

梓「今日は、ありがとうございました」



79 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/28(土) 22:41:58.58 ID:nmlPr/2Uo

梓の部屋

ベッドにダイブし枕に顔を埋め、バタ足の要領で両足をバタつかせる。

バタバタ

妹みたいな存在か…

それはそれで嬉しいけど。

でも私は、妹じゃなくて澪先輩の恋人になりたいんだ。

…気を取り直して、お風呂入ろう。

鏡に映った自分の姿を見てみる。

今にも泣きそうな顔をしていた。

お揃いの三つ編み。

澪先輩に編んでもらったのを解くのは勿体ない気がしたけど仕方ない。

パサリ

あれこれ悩んでも仕方ないよね。

今日は、お風呂出たら寝ちゃおう。



80 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/28(土) 22:44:05.24 ID:nmlPr/2Uo

澪side

床にゴロンと寝そべり、天井をボンヤリと見つめる。

私、澪先輩が好きなんです。か……

まさか梓が私の事を好きだったとは。

落ち着いて状況を整理してみよう。

……駄目だ、気分が落ち着かない。

そうだ、ハーブティーを飲もう。

ムギに教わったけれど、ジャスミンティーはリラックス効果があるらしい。

ライブの前などは、ムギがジャスミンティーを煎れてくれていたんだっけ。

コポコポ。

ゴクゴク。



81 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/28(土) 22:46:53.74 ID:nmlPr/2Uo

ふう、ちょっとは落ち着いたかな?

えーと、もう一度状況を整理してみよう。

梓が私を好き。私も梓が好き。

何だ両思いじゃん。

って違ーう!!!!ブンブン

私が梓を好きってのは、LOVEじゃなくてLIKEだ……

確かに今日の私は、妙に大胆だったかも知れない。

一緒の毛布で寝たり、抱きついちゃったり。

おっぱい触らせちゃったり///

でもそれは、妹が出来たみたいで嬉しかっただけで…

…そうなのかな?

実は私、梓の事好きだからあんな事しちゃったのか?

あぁもういいや寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃおーっ!

お気に入りのうさちゃん抱いて今夜もオヤスミ



82 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/28(土) 22:48:47.01 ID:nmlPr/2Uo

次の日

澪「あ///」

梓「あ///」

澪(何か気まずい////)

梓(澪先輩の顔まともに見れない///)

律(この二人の反応?やっぱり昨日///)

唯「今日はボーカル特訓やらないの?」

澪「ああ、やるよ。な、梓」ギクシャク

梓「は、はい、やりましょう」ギクシャク

律(Hした後だから気まずいのかな?)

結局今日は、澪先輩とまともな会話が出来ずに終わってしまった。



83 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/28(土) 22:51:42.84 ID:nmlPr/2Uo

次の日 朝練

梓「おはようございまーす」

部室に入り、澪先輩と目が合う。

しかし、澪先輩に目線を逸らされてしまった…

澪「お、おはよう」

あいさつは返してくれたが、私の顔は見てくれない。

澪(な、何か会話しなくちゃ)

澪(でも何を話せば良いんだ?)

澪「そうだ 京都、行こう」 現実逃避

梓「京都?」

唯「何かあの二人、昨日からおかしいね?」

律「澪の声が、ずっと裏返ってるぞ」

紬「後で探り入れてみるわ」

今日もまた、ちゃんとした会話が出来なかった…



89 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 19:33:33.90 ID:TJzC/oweo

お昼休み

梓「グズグズ…」

純「今日はグズってる」

憂「どうしたの?」

梓「実は…」

純「えー!澪先輩に告白した!?」

梓「声が大きい///」

憂「それで返事は?」

梓「今は、そう言う対象じゃ見られないって…」



90 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 19:36:29.60 ID:TJzC/oweo

純「ふられちゃったの?」

梓「そう言う訳じゃないけど。いきなりで戸惑ってるから返事は保留させてくれって」

梓「それからギクシャクしちゃって上手く話せないんだよね」

憂「澪さん、照れてるだけだよ」

梓「そうかな?」

憂「そうだよ」

梓「我に勝機有り?」

今日は朝練だけで、放課後の練習が無いのが逆に幸いかな?

家でじっくり気持ちの整理をしよう。



91 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 19:42:44.27 ID:TJzC/oweo

―――――

紬「澪ちゃん、梓ちゃんと何かあったの?」

澪「え?えーと、その///」

紬「昨日から、二人とも様子がおかしかったから」

澪(律に相談すると冷やかされそうだけど、ムギになら良いかな?)

澪「…実はこの前、梓に告白されて///」

紬「まあ!」

澪「それでイキナリだったんで戸惑ってるんだ」

澪「梓が私を好きなんて思っても無かった」

紬(やっぱり気付いてなかったのね)



92 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 19:48:15.91 ID:TJzC/oweo

紬「それで澪ちゃんは梓ちゃんの事、どう思ってるの?」

紬「嫌いじゃないんでしょ?梓ちゃんのこと」

澪「嫌いじゃない」

澪「むしろ好きなんだ///」

紬「え?」

澪「でも、この好きって感情が恋愛的な物かどうかが分からなくて」

澪「今はそう言う対象じゃ見られないから、返事は保留って言っちゃって」

澪「それから、何か意識しちゃって上手く喋れないんだ」

澪「おかしいよな。この前まで普通に喋ったり抱きついたり出来てたのに」



93 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 19:52:43.99 ID:TJzC/oweo

紬「…そうね、梓ちゃんと二人でデートとかしてみたらどう?」

澪「ででで、デート?///」

紬「デートって言ってもそんな形式張った物じゃなくて、
  例えばボーカルの特訓って名目で二人でカラオケとか」

澪「カラオケか…その位なら」

紬「決まりね。明日梓ちゃんをデートに誘うのよ」

澪「明日?」

紬「時間が経てば経つほど気まずくなるわよ」

澪「それもそうだな。良し、明日誘ってみるよ」

紬「頑張ってね」

澪「ありがとうな、ムギ」



94 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 19:58:37.34 ID:TJzC/oweo

その日の夕方

ベッドに倒れ込み、両腕で顔を覆う。

昨日今日と二日間、澪先輩とまともに会話できなかっただけでこんなに胸が苦しいなんて…

告白なんてしなければ良かったのかな?

そうすれば、しばらく澪先輩とボーカル特訓で二人きりになれて。

でもそれじゃあ、いつまで経っても二人の距離は縮まらないし。

もしかしてこのまま澪先輩と、まともに会話できなくなっちゃったりして……

prrrrr

そんな事を思ってると、携帯が鳴り響く。



95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:03:01.33 ID:TJzC/oweo

梓「ムギ先輩からだ。もしもし?」

紬「もしもし」

紬「梓ちゃんと澪ちゃん、最近変だからどうしたのかなと思って」

梓(ムギ先輩に相談してみようかな?)

梓「あ、あのですね///」

梓「実は、この前澪先輩に告白をしまして///」

紬「まあ!それで?」(知ってるけど)

梓「それで、かくかくしかじかで…」

梓「で、どうもそれからギクシャクしちゃって上手く話せないんです」

紬「なるほど」



96 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:06:02.13 ID:TJzC/oweo

紬「話を聞く限り、かなり脈有りだわ」

梓「え?そうですか?」

紬「澪ちゃんってあの性格でしょ?」

梓「はい」

紬「好きって言われて照れてるだけなのよ」

梓「そうなんですか?」

紬「梓ちゃんから、どんどん攻めなさい」

梓「私から?」

紬「梓ちゃんからアプローチすればイチコロよ」

梓「そういうもんですかね?」

紬「そう言う物よ」

紬「じゃあ、頑張って」

梓「ありがとうございます」

プツッ

紬「全く、世話の焼ける二人ね」

紬「やれやれだぜ」



97 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:09:06.55 ID:TJzC/oweo

私からアプローチか…

良し。何事も動かないと始まらない。

さし当たって、出来そうな事は…

そうだ!明日のお昼に…

電話……メールにしよう。

あんまり、堅苦しい文章も変だよね?

なるべくシンプルに、と

これで良し、メール作成完了。

後は、澪先輩に送るだけ…

うぅ~、送信ボタンが押せない。ジタバタ

ピッ

あ、メール送っちゃった。



98 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:13:24.17 ID:TJzC/oweo

澪の部屋

澪「梓からメールだ」

澪「なんだろう?」どきどき


From:梓 あずにゃん
Sub:もし良かったら

明日のお昼ご飯一緒に食べませんか?


澪「こここ、これは梓からの誘い///」

澪「一緒にって事は二人きりって事だよな?」

澪「カラオケデートに誘うチャンスだ」

澪「長々と返信するのも変だよな?シンプルに、と」



99 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:18:39.50 ID:TJzC/oweo

―――――

返信来るかな?どきどき

来なかったらどうしよう?

来ても断られちゃったら?

そんな事を思ってると、携帯が鳴り響く。

やった返信来た。


From:純
Sub:お願い

明日、数学の宿題写させて


純かよ!



100 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:21:38.12 ID:TJzC/oweo

たまには自分で頑張りなさいと。純に返信。

ま、泣き付かれたら結局写させちゃうんだけどね。

甘いな私も。

prrr

純から、再度お願いのメールかな?


From:澪先輩
Sub:良いよ

一緒に食べよ。


梓「澪先輩からキター!!」

梓「返信返信、と」



101 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:24:00.52 ID:TJzC/oweo

―――――

澪「返信だ」


From:梓 あずにゃん
Sub:日頃のお礼にと思って

澪先輩の分もお弁当作っていきますね
昼休み部室に来て下さい


澪「梓がお弁当作ってきてくれるのか」

澪「いかん、落ち着け。ひとまず深呼吸だ」すーはー

澪「あくまで冷静を装い返信、と」



102 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/29(日) 20:28:45.21 ID:TJzC/oweo

―――――

From:澪先輩
Sub:ありがとう

楽しみにしてるよ。


よっしゃーっ!ガッツポーズ

メールとは言え、澪先輩と自然にやりとりが出来た。

それだけで嬉しかった。

でも、問題はこれから。

明日ちゃんと会話できるかな?

もしすんなり話せればその後は…どうにかなるよね?



110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 14:42:15.18 ID:eXHSnQT5o

次の日

お昼休みが近づくにつれて、胸が高鳴る。

もはや、先生の話など耳に入らない。

澪『美味しいよ梓』

梓『嬉しいです///』

そんな展開を頭の中で思い描く。

キーンコーンカーンコーン

授業が終わり、真っ先に教室を飛び出し

誰も居ない部室で、一人澪先輩を待つ。

もすこし勇気ふるって自然に話せば 何かが変わるのかな?

そんな気するけど だけどそれが一番難しいのよ

話のきっかけとかどうしよ?

ああ、正に私の今の心境はふわふわ時間。



111 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 14:44:32.89 ID:eXHSnQT5o

そんな想いが頭を巡ってると、

ガチャッ

ドアが開き、澪先輩がやってきた。

澪「や、やあ///」

梓「ど、どうも///」

うー、分かっててもやっぱり顔見ちゃうと緊張しちゃうな。

梓「座りましょう」

澪「うん」

ガタン

梓「サンドウィッチ作ってきたんです」ごそごそ

澪「美味しそうだな」



112 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 14:48:23.84 ID:eXHSnQT5o

梓「食べましょ」

澪「うん」

澪梓「ぱくぱく、もぐもぐ」

澪「うん、美味しいよ」

やった喜んでくれた!

澪(美味しいってだけじゃ、素っ気ないかな?えーと…)

澪「コクがあってそれでいて、まろやかで、かといってしつこくなく」

梓「味王かよ!」

澪「え?」

梓「あ、すいませんつい///」

澪「ふふ、まさか梓に突っ込み入れられるとは」

梓「えへへ///」

きっかけは些細な事だったけれど、澪先輩と笑い合えた。

それだけで嬉しかった。



113 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 14:50:06.75 ID:eXHSnQT5o

澪(梓をデートに誘うなら、今このタイミングしか無い)

澪(頑張れ私)

澪「あのさ、今度の祝日良かったら…」

澪「私とデートしませんか?///」声裏返り

梓「え?///」

澪(言ってしまった///)

梓「あの?デートって?///」

澪(もう引き返せない)

梓「澪先輩?」

澪「はい!」

梓「デートって?」

澪「あ、えーと」

澪「デートって言ってもそんな形式張った物じゃなくて、
  例えばボーカルの特訓って名目で二人でカラオケとか」

梓「え?」



114 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 14:52:14.99 ID:eXHSnQT5o

澪(しまった。ムギに言われたままの台詞を)

澪「あのほら、祝日で学校休みだから特訓できないだろ?」

梓「はい」

澪「だから、カラオケ行って特訓しない?」

梓「あ!そう言うことですか」

梓「澪先輩がデートとか言うから」

澪「いや、ほら二人でカラオケだからデートっぽいなって」

梓「二人だけですか?」

澪「だ、駄目?」

梓「駄目じゃないです!」

澪「じゃあ、決まりだな」

梓「はい」



関連記事

ランダム記事(試用版)




梓「私がボーカル?」#前編
[ 2012/05/08 18:54 ] 恋愛 | 澪梓 | CM(0)

コメント(アンカー機能)
●>>1と半角で書き込むと>>1と記事へのアンカーが生成される。
●*1と半角で書き込むと1とコメントへのアンカーが生成される。
上記の2つのアンカーが有効なのは該当記事のみ。

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

サイト関連
メール ツイッター 最新記事一覧(30件)
ユーザータグ 検索

U:
P:
色々変更
好みのカラーコードをどうぞ

記事の背景色変更


本体の背景色変更


名前の色変更
IE8:重
火狐4.01:軽
chrome:軽


広告4
広告5
広告6








上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。