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梓「私がボーカル?」#後編 【恋愛】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1335281687/

梓「私がボーカル?」#前編
梓「私がボーカル?」#後編




115 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 14:55:24.86 ID:eXHSnQT5o

―――――

梓「にへへへ」にやにや

純「何でそんなに嬉しそうなのよ?」

梓「聞きたい?」

純「…いや、いい」

梓「聞きたい?しょうがないな純は」

純「いや、いいって…」

梓「あのね、今度の祝日にね」

純「人の話聞けよ」

梓「澪先輩と二人きりでカラオケ行くんだ」

純「ってえええぇ?」



116 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 14:59:17.92 ID:eXHSnQT5o

純「それってデートじゃない」

梓「え?や、やっぱそうかな?」

憂「そうだよ、立派なデートだよ」

梓「えへへへ///」にやにや

純「くぅー、羨ましい。ジャズ研のライブがなければ乗り込んで行くのに」

梓「来ても入れて上げないから」

憂「このデートで澪先輩との距離縮められると良いね」

梓「うん」

澪先輩とのデート。

想像しただけで、頭が真っ白になりそう。

でも、何で澪先輩が私を誘ってくれたんだろう?

少しは、私の事想ってくれてるのかな?



117 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 15:03:06.84 ID:eXHSnQT5o

―――――

憂「澪さん」

澪「あ、憂ちゃん」

憂「聞きましたよ?」

澪「え?」

憂「梓ちゃんと今度、デートするんですよね?」

澪「デートって言ってもそんな形式張った物じゃなくて、
  例えばボーカルの特訓って名目で二人でカラオケとか」

憂「え?」

澪「要するに、梓と二人でカラオケに行くんだ」

憂「要するにデートですよね?」

澪「う、うん///」



118 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 15:07:25.34 ID:eXHSnQT5o

憂「梓ちゃん、澪さんの事大好きみたいだから」

澪「恥ずかしい///」

憂「もし、梓ちゃんとデートして澪さんの気持ちに変化があったなら」

憂「梓ちゃんとの事、考えて上げて下さい」

澪「……うん」

澪「あ、そうだ。丁度良かった」

澪「デートって言っても、どうしたら良いのか分からなくてさ」

澪「憂ちゃんなら、梓と同い年だし、どうして欲しいとか分かるかなと思って」

憂「それは、年上の澪さんがリードして上げないと」

澪「そういうものか。分かったありがとう」

憂「頑張って下さい」



119 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 15:12:31.55 ID:eXHSnQT5o

デート当日

澪「せっかくのデートなんだし、ちょっとお洒落していこうかな?」

澪「普段あんまり履かないけど、スカート履いてみよう」

澪「しまむらの福袋買った時、入ってたミニスカートがあったな」

澪「丈が短すぎて恥ずかしくて履いたこと無いけど」

澪「ちょっと大胆かな?///」

澪「いや、デートなんだしこれくらい」

澪「テレビの占いも見ておくか」

澪「ラッキーカラーは青。水族館で初恋の人にバッタリ。ラッキースポットはファンシーショップ」

澪「良し、青いシャツ着ていこう」



121 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/04/30(月) 15:37:23.07 ID:PysrH7djo


やっぱり服はしまむらなのかwwww



122 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 15:49:11.01 ID:fo3hcd220

乙です
ミニスカート澪にあずにゃんは発情しそうですね



123 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 16:21:18.81 ID:hTE39KADO

乙です。これからの展開が楽しみでますますこのSSから目が離せないよ。しかしやっぱり澪の服は“しまむら”なんだなぁwwwwww澪の服=しまむらって1番最初に考えた人は凄いよ。



125 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2012/04/30(月) 18:12:03.59 ID:qjo9Gkc4o

>>123
誰かが考え出した分けじゃなくて
アニメの特定班が澪の服を
しまむらから見つけだしたんじゃなかったかな



124 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 17:52:42.38 ID:fo3hcd220

乙です
ミニスカート澪にあずにゃんは発情しそうですね



126 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/04/30(月) 22:35:36.46 ID:0/563rFSO

今日も乙
澪がミニスカはいてるからって、二人きりのカラオケで梓が発情して襲ってしまわないことを祈るばかりww




128 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 08:56:36.18 ID:HAsy3WFvo

―――――

待ち合わせ場所に、少し早足で向かう。

時間的には、間に合うのは分かってるけど。

先輩を待たせるなんて出来ない。

私が先に待ってるのが礼儀という物。

15分前に到着。

これなら余裕を持って澪先輩を待てる。

澪「やあ、梓」

って、既に澪先輩来てるし!!

梓「すいません、待たせちゃったみたいで」

澪「良いんだよ、私が早く来過ぎちゃったんだ」



129 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:00:47.43 ID:HAsy3WFvo

梓「今15分前なのに、何時に来たんですか?」

澪「さ、30分前///」

梓「30分!」

澪「楽しみで、ついつい早く来ちゃった」

可愛い///

楽しみにしてくれてたんだ。私とのデート。

梓「そう言えば、澪先輩が私服でスカート履くのって珍しいですよね」

澪「普段はパンツの方が多いからな」

梓「どういう風の吹き回しですか?」

澪「せっかく梓とデートなんだし、お洒落していこうかなと思って///」

梓「似合ってますよ」

澪「ありがとう///」

制服のスカート姿は、見慣れてるけど私服スカートは新鮮だ。じろじろ

やっぱり脚長くて綺麗だな。じろじろ

黒のニーソックスとの絶対領域が、また……

澪「あんまり、脚じろじろ見ないでくれよ。結構恥ずかしいんだから///」

梓「あぁっ、すいません///」



130 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:02:48.63 ID:HAsy3WFvo

澪「もう行こう」

梓「はい」

私からどんどん攻めればいいのか。

手くらい繋いでみようかな?

形的にはデートなんだし、おかしくないよね?

澪(年上の私がリードしなくては…)

澪(一応デートなんだし、手くらい繋いだ方が良いのかな?)

澪梓 もじもじ、もじもじ

澪梓(だ、駄目だ。手が繋げない)

澪梓(カラオケボックスに着いてしまった…)



131 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:05:44.15 ID:HAsy3WFvo

カラオケBOX

澪「取りあえず2時間で良い?」

梓「そうですね」

澪「梓、先歌うか?」

梓「あ、澪先輩先にどうぞ」

澪「そうか?じゃ」

澪「花は恥らうもの 鳥はさえずるもの♪」

澪先輩の歌声は、本当に綺麗だ。

聴いていて心地よい。

思わず聞き入ってしまう。

梓「澪先輩やっぱり上手いですね」ぱちぱち

澪「そうか?照れるな///」



132 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:11:12.82 ID:HAsy3WFvo

澪「次、梓だぞ」

梓「あ、曲決めてなかったです」

澪先輩の後だと歌いづらいな。

私が先に歌えば良かった。

よし、これにしよう。

梓「Who 求められているのは どんなキャラですか?♪」

澪「梓も上手くなってきたよ」ぱちぱち

梓「そうですか?ありがとうございます」

澪「でもさ、もうちょっと腹式呼吸意識して歌ってみて?もっと良くなると思う」

梓「はい」



133 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:14:00.81 ID:HAsy3WFvo

澪「力抜いて、リラックスして」肩揉み揉み

梓「ふにゃっ///」

梓「何か、特訓始めたばかりの頃を思い出しますね」

澪「そうだな」

澪「あ!じゃあ」

なでなで

梓「わ///」

澪「私が後ろからお腹に手を当ててるから、それで歌ってみて」

梓「はい///」

澪「あの時、それで上手くできる様になったからな」



134 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:17:12.46 ID:HAsy3WFvo

梓「なんでなんでハグされたら途端にちから抜けちゃうんです♪」

梓「日なたみたいな体温が好きです 柔らかな人肌弱いんです♪」

澪「そうそう、良い感じだ」

いつの間にか、澪先輩と自然に接する事が出来る様になっていた。

告白する前の雰囲気に戻れたかな?

私と澪先輩を繋いでくれるのは、やっぱり音楽。

梓「次、デュエットしません?」

澪「良いね」

澪梓「AH-♪」

澪「上手くハモれたな」

梓「はい」



135 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:19:55.92 ID:HAsy3WFvo

―――――

澪「んー、結構歌ったな」

梓「延長して3時間も歌っちゃいましたね」

澪「この後、どうしよっか?」

澪先輩の問いかけにハッとなる。

そうだ、この後どうしよう?

しまった。予定立てておけば良かった。

カラオケ終わってバイバイじゃ、余りにも寂しすぎる。

しばし、二人で佇んでしまう。

澪「!」

澪「そうだ、そこのファンシーショップ行かない?」

梓「あ、良いですね。行きましょう」

澪(今日のラッキースポットだからな)



136 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:24:13.72 ID:HAsy3WFvo

ファンシーショップ

澪「うわー、可愛い物がいっぱいある」

澪先輩は、キラキラと目を輝かせている。

オモチャ屋に連れられてきた子供みたい。

普段のクールな澪先輩とは大違いだ。

澪「ほら、梓これとか可愛いよな」

梓「可愛いですね」くすくす

澪「どうしたんだ?」

梓「澪先輩がそんなにはしゃぐなんて珍しいなと思って」

澪「あ…///」

澪「律と一緒に、こういう所来ると冷やかされるんだよ///」

澪「澪に可愛い物は似合わないって」

梓「そうなんですか」

澪「でも、梓とだったら大丈夫だから、ついはしゃいじゃって///」

梓「じゃあ、今日は沢山はしゃいじゃって下さい」

澪「うん///」



137 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:28:38.17 ID:HAsy3WFvo

澪「この猫のぬいぐるみ梓みたいだな」

梓「そうですか?」

澪「よーしよし、なでなでゴロゴロ」

梓「ぬいぐるみじゃなくて、私にして欲しいな」ぼそっ

澪「え?」

梓「あ///」

しまった、つい思った事を口に。

澪「して上げようか?///」

梓「あの、その///」

梓「……して欲しいです///」

澪「おいで」

梓「はい///」

澪「よーしよし、なでなでゴロゴロ」

右手で頭なでなでされながら、左手で喉ゴロゴロされる。



138 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:31:43.48 ID:HAsy3WFvo

梓「にゃー///」

思わず、猫みたいな鳴き声出しちゃった。

澪先輩の喉ゴロゴロは、ツボを得てると言うか、テクニシャンとでも言うのか

くすぐったい様な気持ちいい様な絶妙な感覚。

梓「にゃあっ///」

また猫みたいな声出しちゃった。

店員 ジー

澪梓「はっ!!///」

澪「こ、このビーズのアクセサリー可愛い。買おうっと」

梓「わ、私、こっちのストラップ買います」

ふう、何とか誤魔化せた?



139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 09:33:13.36 ID:HAsy3WFvo

澪「このヘアゴム可愛いな」

梓「澪先輩、似合いそうですね」

澪「そうか?梓にも似合いそうだぞ?」

梓「そうですか?」

澪「あ!じゃお揃いで買おうっか?」

梓「お揃い、良いですね。買いましょう」

澪「これ下さい」

梓「あ、お金」

澪「良いんだよ。私の奢り」

梓「良いんですか?ありがとうございます」



144 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:04:30.58 ID:HAsy3WFvo

―――――

澪「結構買っちゃったな」

梓「あそこでタイ焼き売ってますよ!」

澪「梓タイ焼き好きだったな」

梓「買って食べましょうよ」

澪「うん」

澪「そこの公園のベンチで食べよ」

梓「はい」

梓「私、何か飲み物買ってきますね。ヘアゴムのお礼です」

澪「悪いな」

梓「紅茶買ってきました」

澪「ありがとう」

パキッ

澪梓 くぴくぴ



145 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:06:22.98 ID:HAsy3WFvo

さっきは、手を繋げなかったけどベンチで寄り添うくらいなら…

タイ焼きを食べながらズリズリと、澪先輩の方に身体を寄せる。

寄り添い、寄り添い。

腕と腕が軽く触れあう位まで近づく。

ああ、でも私にはこれが限界。

ずりずり。

あ!澪先輩も身体寄せてきた。

腕と腕、脚と脚が密着する。

澪先輩の体温が伝わってくる。

ベンチでこうやって寄り添ってたら恋人に見られるかな?



146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:10:15.16 ID:HAsy3WFvo

向かいのベンチに座ってる女の子達の会話が聞こえてくる。

女1「あそこのベンチに座ってる二人、姉妹かな?」

女2「似てるし、きっとそうだよ。寄り添ってて微笑ましいね」

梓(似てるって言われたのは嬉しいけど、恋人じゃなくて姉妹に見えるんだ)しゅん

澪「……」

抱きっ

澪先輩は私の肩を抱き寄せてきた。

梓「え?///」

澪「せっかくのデートだし、良いだろ?///」

梓「はい///」

女1「あ、肩抱いてるし姉妹じゃなくて恋人だね」

女2「そうだね、お似合いの二人だね」

梓「えへへ///」



147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:13:43.06 ID:HAsy3WFvo

梓「そう言えば澪先輩は、本当にタイ焼きは、えら蓋から食べるんですね」

澪「う、うん。やっぱ変かな?」

梓「変ですよ」くすくす

澪「笑ったな。梓のタイ焼きのえら蓋も私が食べてやる」ぱくり

梓「じゃあ、私尻尾派なんで澪先輩のタイ焼きの尻尾食べちゃいます」ぱくり

女1「タイ焼き食べさせあいしてる」

女2「イチャ付きすぎだよ」

澪梓 ///

女の子二人組は間もなく居なくなり、公園には私と澪先輩だけになった。



148 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:20:25.52 ID:HAsy3WFvo

梓 ブルッ

梓「すいません、私ちょっとトイレ行ってきます」

澪「ああ、行っておいで」

澪先輩が、肩抱いてくるなんて。

ちょっとは、私の事意識してくれてるのかな?

澪「ちょっと大胆すぎたかな?///」

澪「ふー、喉が渇く」くぴくぴ

梓「ただいま…」

梓「あの、澪先輩…」

澪「何だ?」

梓「澪先輩が飲んでるの、私のです///」

澪「え!?」



149 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:26:24.47 ID:HAsy3WFvo

梓「私の方、缶が凹んでたんで」

澪「ご、ごめんな。同じのだから間違えちゃった///」

澪「どうしよう?結構飲んじゃったし、私が最初飲んでた方と交換する?」

梓「え?あ、はい///」

梓 くぴくぴ

梓「間接キスですね///」

澪「そうだな///」

梓「イヤじゃないですか?私と」

澪「ううん、イヤじゃないよ」

梓「良かった///」

澪「あ、梓タイ焼きのあんこ付いてるぞ?」

梓「え?どこですか?」

ほっぺたを手でぺたぺたと触る。

澪「取って上げる」

ひょい、ぱくっ

梓「あ、ありがとうございます///」



150 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:29:53.31 ID:HAsy3WFvo

澪先輩に寄り添い、話しかける。

梓「今日は楽しかったです」

澪「私もだよ」

澪「梓と二人で過ごす時間が、こんなに楽しかったなんて」

梓「澪先輩…」

梓「う、ふぇぇ…」

澪先輩のその言葉を聞いたら、自然と涙がこみ上げてきた。

澪「どうしたんだ?」

突然泣き始めた私を見て、澪先輩も驚きを隠せない様だ。

梓「ぐすっ、だっで嬉しくて」

澪「え?」



151 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:33:49.83 ID:HAsy3WFvo

梓「もう澪先輩と、こうやって普通に話せないんじゃないかって思ったりしてたから」

必死に堪えようとしても、涙が溢れてくる。涙が止まらない。

泣き顔を見られまいと。顔を伏せる。

澪「梓…」

澪「ごめん、ごめんな」

澪「私が素っ気ない態度取っちゃってたせいで、梓にそんな思いさせてたなんて」ぐす

あれ?澪先輩も泣いてる?

澪「梓、こっち見て」

私が澪先輩の顔を見るとやはり、眼には涙が浮かんでいた。

今にもこぼれ落ちそうなのを堪えてるみたいだ。

澪先輩は、私の涙を指で拭ってくれた。



152 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:36:10.37 ID:HAsy3WFvo

澪「ほら、笑って」

そう言い、微笑みかけてくる。自分も泣きそうなのに。

梓「はい」

澪先輩の笑顔を見ると、自然と笑みがこぼれる。

澪「良かった。梓が笑ってくれた」

少しかすれた声で喜びを表した後、ポロリと澪先輩の眼から涙がこぼれ落ちた。

澪「あれ?おかしいな。今度は私が」ぐす

梓「澪先輩…」

澪「梓…」

ぐいっ

梓「え?」

突然、澪先輩に抱き寄せられる。



153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:40:15.63 ID:HAsy3WFvo

澪「梓に、私の弱い所見られたくないから」

澪「しばらく顔伏せててくれ」

梓「はい///」

少し震えている、澪先輩の身体。

温かくて柔らかい胸に顔を埋めたまま、しばしの時間が過ぎた。

ブルブルブル

澪先輩の携帯が着信を告げ、ブルブルと震えた。

澪「あ、ごめん。ママからだ。ちょっと外すな」

梓「はい」

私が身体を離し顔を見ると、そこにはいつもの澪先輩の顔があった。

澪「もしもし、うん。え?今?」

澪「しょうがない、分かった。今から帰るよ」

澪「ごめん、梓。急に用事が出来ちゃってさ」

梓「そうなんですか。でも仕方ないですね」

澪「今日は、本当に楽しかったぞ」

梓「私もです」



154 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:44:54.40 ID:HAsy3WFvo

―――――

今日のデートで、告白した後の気まずい雰囲気は無くなった。

私が告白する前の、自然な関係に戻れた。

澪先輩も、私とのデート楽しかったって言ってくれたし

二人の距離縮まったよね?

後はここから、いかにして距離を詰めていくか。

ああ、でもライブも近いし練習もしなくちゃ。

今は、目の前のライブを成功させる事に専念しよう。

そして、ライブが終わったら……



155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:47:26.41 ID:HAsy3WFvo

澪side

布団に潜り、梓の事を思い浮かべる。

梓は真面目で、練習熱心で、良くできた後輩。

でも、可愛くて守って上げたくなる感じで

私にとって、妹みたいな感じだった。

この前告白された時は、正直ビックリしたけど。

今日一日を振り返ってみて。

凄く楽しかったし。

私、梓の事……



156 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:49:43.69 ID:HAsy3WFvo

次の日

今日は、澪先輩とお揃いで買ったヘアゴムしてきたんだ。

私が付けてるの見たら喜んでくれるかな?

ガチャッとドアが開き、先輩達が部室に入ってくる。

あっ!澪先輩がポニーテールにしてる。もしかして……

澪先輩がくるりと振り向き、私に後ろ姿を見せる。

やっぱり!お揃いのヘアゴム付けてくれてる。

わざわざポニーテールにして、付けてきてくれたんだ。

私も、澪先輩に後ろ姿を見せる。

澪先輩がニコリと笑いかけてくれる。

私も、微笑み返す。



157 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:52:28.59 ID:HAsy3WFvo

律「お前ら何、アイコンタクト取ってるんだよ?」

梓「な、何でもないです///」

唯「そう言えば、澪ちゃんが普段からポニーテールにしてるのって珍しいね」

澪「え?ああ、ちょっとした気分転換でな」

唯 ジーッ

梓「なんですか唯先輩?私の事ジーッと見つめて」

唯「澪ちゃんとあずにゃんのヘアゴムお揃いだね」

澪梓「あ///」

律「お、本当だ」

紬「あらあら、随分仲が良いわね」

紬(デート上手くいったのね)

澪「ほう!偶然だな梓。同じヘアゴムとは」

梓「そ、そうですね。偶然ですね澪先輩」

澪「それより、練習だ」

梓「そうですよ、練習しましょ」



158 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/01(火) 20:56:06.44 ID:HAsy3WFvo

次の日

律「さあ、お昼だ!食べようぜ」

澪「私、梓とお昼ご飯食べる約束してるんだ」

律「そうなんだ」

澪「じゃあな」

唯「最近、あの二人仲良いよね」

紬「喜ばしいわね」

律「……」


放課後

律「あのさ、ちょっと話があるんだけど」

澪「何だ?」

律「…ここじゃちょっとな。人目のない所行こうぜ」

澪「ああ、良いけど」



164 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 08:59:19.40 ID:Qia3izneo

………

律「一応聞いておきたいんだけど」

澪「何だ?」

律「梓と(H)したの?///」

澪「ええ?何で梓と(デート)した事知ってるんだよ?///」

律(やっぱHしてたのか)

律「風の噂に聞いてな」

澪「誰かに見られたかな?」

律「で、どうだった?」

澪「何だ、律も興味あるのか?」

律「そりゃ、私も年頃だし///」



165 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:04:20.34 ID:Qia3izneo

澪「まあ、最初はお互いぎこちなかったけど」

律「ほう…」

澪「私が年上だからリードしてやろうかと思って」

律「へえ…」

澪「でも、何だかんだ言って梓にリードされてたかも」

律(あのエロ猫)

澪「結局三時間くらい(カラオケ)しちゃって」

律「さ、三時間?!」

澪「何だかんだで楽しかったよ」

律「一人でするのとは、やっぱ違う?///」

澪「え?まあ、やっぱり一人で(カラオケ)やるより二人の方が断然気持ちよかったよ」

律「へー、そうなんだ」

澪「小道具とか使うと結構盛り上がるしな」

律「小道具///」

澪「澪先輩、上手いですね。なんて言われると照れちゃうよな」

律(このテクニシャンめ)



166 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:06:09.01 ID:Qia3izneo

律「ちなみに、どうやって誘ったんだ?」

澪「何だ律も(デート)したい相手居るのか?」

律「ま、まあな///」

澪「私はストレートに誘ったけど。しませんか?って」

律「うわ、ストレートすぎるだろ///」

澪「そうか?下手に遠回しに誘うより全然良いだろ」

澪「梓もすぐOKしてくれたし」

律「そういうもんか。参考になったぜ」

澪「変な奴」



167 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:19:22.32 ID:Qia3izneo

―――――

澪「もうちょっとメリハリ付けて歌ってみて」

梓「はい」



澪「そこは、ビブラート利かせると良いかも」

梓「こうですか?」

梓「~~♪」

澪「そうそう、上手い上手い」

ライブまで、澪先輩との特訓が続いた。

昼休みや、放課後も二人で居る時間が多くなった。

でも、先輩後輩の関係から恋人への壁は越えられずにいた。

もどかしい日々。

もう少しの我慢だ。ライブが成功したら、その後に……



168 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:21:34.30 ID:Qia3izneo

―――――

梓「ふわふわターイム♪」

律「どうしたんだ梓の奴?ここ最近、見違える様に上手くなったぞ?」

梓「ふっふっふ。もう律先輩は、超えましたかね?」

律「何を?!」

紬「澪ちゃんとの特訓の成果ね」

唯「明日のライブ大丈夫そうだね」

澪「これなら、安心だな」

梓「はい、頑張ります!」



169 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:28:06.64 ID:Qia3izneo

その日の夜

From:澪先輩
Sub:いよいよだな

明日は、頑張れよ。
練習通りやれば絶対成功するから。
おやすみ


頑張りますとも。

澪先輩との特訓の成果を見せて上げます。



170 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:32:18.10 ID:Qia3izneo

いよいよ、ライブ当日

澪「おはよう梓」

梓「澪先輩、おはようございます」

澪「昨日は、よく眠れたか?」

梓「はい、澪先輩のメールの後ぐっすりでした」

澪「良かった。緊張して眠れないんじゃないかと思って心配してた」

本当は、気持ちが昂ぶっちゃってほとんど寝られなかったんだけど。

今まで何度もライブ経験したけど、それはギターだったし。

ボーカルやるのとでは、訳が違う。

ぶるぶる

脚が震えてる?

いや、これはきっと武者震い。

そう自分に言い聞かせる。



171 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:34:45.53 ID:Qia3izneo

……

律「そろそろ、最後の打ち合わせ始めるぞ」

唯「あずにゃんは?」

紬「さっきトイレ行ったわよ」

澪「ちょっと見てくるよ」



澪「あっ梓、もうすぐ打ち合わせ始まるぞ」

梓「澪先輩…」

澪「どうしたんだ?」

梓「身体の震えが止まらないんです」

澪「私も初めてボーカルやった時は震えてたよ」

梓「ライブ前に、こんな事初めてです」

澪「大丈夫だ、落ち着け」

ぎゅっ

澪先輩が私の手を握ってくれる。

梓「はい」

ぶるぶる、ぶるぶる

それでも私の震えは止まらない。



172 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:37:09.85 ID:Qia3izneo

澪「大丈夫、大丈夫だ」

澪先輩は、両腕で私を抱き込んでくれた。

暖かくて、柔らかい澪先輩の身体。

全てを癒してくれる様な優しい温もり。

ブルブル……

震えが、止んだ。

澪「もう大丈夫だな」

身体が離れる。

梓「ありがとうございます」

澪「行こう」

梓「はい」



173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:39:38.04 ID:Qia3izneo

唯「あっ、あずにゃん来たよ」

梓「お待たせしました」

律「随分長いトイレだったな。便秘か?」

梓「違います!///」

唯「キレが悪かっただけだよね?」

梓「それも違います!///」

紬「間違えて男子トイレに入って、出るに出られなくなったのよね?」

梓「ムギ先輩も!」

澪「実は、紙が無かったんだ」

梓「澪先輩まで!」

ふふふ、分かってますよ。

私の緊張をほぐすために、こうやって冗談言ってくれてるんだ。



174 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:43:49.74 ID:Qia3izneo

紬「はい、梓ちゃんの分のお茶。ジャスミンティーよ」

梓「ありがとうございます」

ごくごく

このお茶良い香りで、気分が落ち着くな。

律「じゃあ曲目確認しておくぞ」

律「まず、唯ボーカルで、ご飯はおかずと、かれーのちライス」

律「続いて澪ボーカルで、五月雨20ラブと、ときめきシュガー」

律「最後に、梓ボーカルで、筆ペンボールペンと、ふわふわ時間だ」

律「MCは唯がやってくれるから、梓は歌うだけで良い」

律「梓が歌う頃には、客席も温まってるから大丈夫だ」

梓「はい」

唯「そう言えば、ライブが成功した時のご褒美は決まった?」

紬「あ、そう言えば」

梓「ええ、一応決まりましたけど」

澪「何々?」



175 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:45:47.64 ID:Qia3izneo

梓「そう言う話は、ライブが成功してからにしましょうよ///」

律「ああ、そうだな」

唯「そうだね」

私が望むライブが成功した時のご褒美、それは…

澪先輩と、もう一回デート。

皆の前では、大きなケーキが食べたいって言う事にしておいて、

後でこっそり澪先輩にお願いするんだ。

そして、デートの終わりにもう一度告白する。

今度こそ。

「そろそろスタンバイして下さい」

唯澪梓律紬「はい!」



176 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:47:48.95 ID:Qia3izneo

……

ステージ上から客席を見渡す。

うわー、客席一杯だ。

憂に純、和先輩にさわ子先生も居る。

ここで歌うのか。

唯「放課後ティータイムです」

唯先輩のMCを挟み、いよいよライブが始まる。

唯「1・2・3・4・ご飯!!」

唯先輩の煽りで客席が盛り上がる。

既に客席は十分すぎるほどに温まっている。

これだけ、堂々と歌いこなせる度胸が私にもあれば。



177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:50:28.98 ID:Qia3izneo

続いて、澪先輩のボーカル。

客席の一部で黄色い歓声が上がる。

チラホラと見た事有る顔が、ファンクラブの人達だ。

やっぱり澪先輩の人気は凄い。

澪「虹を描く筆は この胸にあるよ♪」

澪先輩は唯先輩と違い、動いたり煽ったりのパフォーマンスはない。

淡々と歌い聞かせる。

正に静と動のボーカル。



178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:52:28.96 ID:Qia3izneo

唯「続いては、後輩のあずにゃんボーカルで、筆ペンボールペンです」

いよいよ、私の番だ。

ドキドキ、ドキドキ

あれ?心臓の音って、こんなにうるさかったっけ?

ぶるぶる

止まったはずの震えがまた…

唯「あずにゃんは、これが初めてのボーカルなんですよ」

唯「今日のために澪ちゃんと色々特訓して」

唯「あ、澪ちゃんって言うのは、さっき歌ったベースの」

律「唯、MCさっさと終わらせろ」

唯「すいません」

客席からドッと笑いが起きたみたいだけど、今の私はそれどころじゃない。



179 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/02(水) 09:55:01.90 ID:Qia3izneo

唯「では改めまして、筆ペンボールペン」

律「1・2・3」

梓「……」

声が……出ない!

律(おい梓!)

紬(梓ちゃん!)

唯(あずにゃん!)

澪「!」

澪「ふるえる FUFU♪」

澪先輩がとっさにフォローしてくれる。

何とか途中から歌う事が出来たが、練習の時とは程遠いボロボロの内容だった。

私のボーカルデビューは、ほろ苦い物となった。



185 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:10:51.68 ID:lk5U7UhBo

筆ペンが終わり、MCは挟まずにラストのふわふわが始まる予定だけど

今の状態じゃ、とてもじゃないがまともに歌えない。

頭の中が真っ白だ。

澪「~~~♪」

梓律唯紬「?」

律「澪のベースソロなんて予定にないぞ?」

予定には無いベースソロを突然弾き始めた澪先輩に、私達は困惑する。

澪先輩が、眼で何か合図を出している。

律「!」

澪先輩の意図に気付いた律先輩が私達をステージから降りる様に誘導する。



186 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:12:47.66 ID:lk5U7UhBo

梓「?」

事態が飲み込めないまま、私はステージを降りた。

ただ一人、ベースソロを弾く澪先輩を残して。

梓「あの、何で澪先輩がベースソロを?」

律「澪がベースソロで時間稼ぎしてる間に決めてくれって事だろ」

梓「え?」

律「今の内に気分を落ち着けて、梓がふわふわを歌うのか」

律「それとも澪か唯に変わってもらうのか」

梓「あ!」



187 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:15:01.61 ID:lk5U7UhBo

律「澪のベースソロも、そんなにもたないぜ」

律「そろそろ、あいつ沸騰するぞ」

あの恥ずかしがり屋の澪先輩が一人、ステージでベースソロを弾いてくれてるんだ。

重圧は相当なものだろう。

梓「……」

梓「私に歌わせて下さい!」

この歌だけは、ふわふわだけは絶対に歌いたかった。

澪先輩に告白するきっかけになった、この歌。

梓「もう大丈夫です。戻りましょう」



207 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 15:28:58.50 ID:lk5U7UhBo

ステージに戻り、澪先輩と眼が合う。

ペコリと頭を下げる。

澪先輩は、ホッとしたような顔で私に微笑みかけてくれた。

唯「澪ちゃんのベースソロでした」

唯「では最後に、ふわふわ時間」

澪先輩、聴いてて下さい。

貴女の事を想って一生懸命歌いますから。

律「1・2」

梓「キミを見てると いつもハートDOKI☆DOKI♪」

澪(梓…これなら大丈夫だな)

梓「揺れる思いは マシュマロみたいにふわ☆ふわ♪」

律(心配かけやがって)

梓「いつもがんばる キミの横顔 ずっと見てても気づかないよね♪」

唯(あずにゃん頑張れ)

梓「夢の中なら 二人の距離縮められるのにな♪」

紬(愛の力ね)



208 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 15:31:08.22 ID:lk5U7UhBo

梓「ふわふわ時間♪」

澪「ふわふわ時間♪」

梓「ふわふわ時間♪」

澪「ふわふわ時間♪」

やった、歌いきった。

客席から拍手が起こる。

何とも言えない、心地良さ。

梓「ありがとうございました」

盛大な拍手に包まれ、私達はステージを降りた。


楽屋

澪「あそこから良く頑張ったな梓」

律「大したもんだぜ」

梓「ありがとうございます」

梓「あれれっ」がくがくっ

澪「おっと大丈夫か?」

梓「何か緊張の糸が解けたのか、急に脚の力が抜けちゃって」

律「脚が生まれたての鹿みたいになってるぞ。そこのソファー座って休んでろ」

紬「澪ちゃん、付き添って上げて」

澪「うん」

唯「私達、他のバンドのライブ観てるからゆっくりしてて良いよ」

バタン



190 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:27:26.14 ID:lk5U7UhBo

澪「しばらく私に寄り添ってて良いぞ」

梓「はい///」

梓「フォローしてくれてありがとうございました」

澪「良いんだよ。梓のピンチなら何時でも私が助けてやる」

梓 ///

澪「そうだ、ライブが成功した時のご褒美は何が良いんだ?」

梓「でも、半分は失敗しちゃったから」

澪「頑張ったんだ。特別だ」

梓「じゃ、じゃあ。あの…」

梓「もう一回私とデートして下さい」

梓「一回だけで良いんで」

澪「…駄目だ。そのお願いは聞けないな」



191 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:31:45.96 ID:lk5U7UhBo

梓「そう、ですか……」

澪「一回じゃ嫌だから」

梓「え?」

澪「私は、もっともっと梓とデートしたいから一回じゃ嫌なんだ」

梓「それって…」

澪「ずっと返事、保留にしちゃってて。本当は、もっと早く伝えたかった」

澪「梓がライブ頑張ったから、私も頑張って気持ちを伝えるから」

澪「良く聞いててくれ」

梓「はい」

澪「……私が見てるとハートドキドキするのは梓だったみたいだ」

澪先輩、何という気持ちの伝え方。

梓「澪先輩らしい告白ですね」くすくす

澪「そ、そうか?これでも色々考えたんだぞ///」

梓「でも嬉しいですよ」



192 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:36:08.48 ID:lk5U7UhBo

澪「そう言う訳で、ご褒美は他のにしてくれ」

梓「…えーとじゃ、甘えさせて下さい///」

澪「そんなので良いのか?」

梓「はい」

澪「甘えるってどうしたい?」

梓「膝枕して欲しいです」

澪「良いよ」

膝をポンポンと叩き、私を招く。

梓「いざ、してもらうとなると結構照れくさいですね///」ごろん

梓「澪先輩の膝枕、気持ち良い」

澪「そうか?」



193 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:39:56.90 ID:lk5U7UhBo

梓「ねえ澪先輩?」

澪「なんだ?」

梓「私、素直じゃないって良く言われるんですよ」

澪「そうなのか?そんな風に感じないけどな?」

梓「それは、澪先輩の前だと素直になれるからなんです」

梓「本当の自分がさらけ出せるんです」

梓「こんな風に、素直に自分の気持ちを言えたり、甘えられるのは澪先輩だけです」

梓「ずっと、こうやって澪先輩に甘えたかった」

澪「ごめんな、気持ちに気付かなくって」

梓「良いんですよ。願いが叶ったんだから」

澪「今までの分を取り返すくらい、これから愛し合おう」

梓「澪先輩、恥ずかしい台詞ストレートに言いますね///」

澪「恥ずかしいか?」



194 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:42:26.91 ID:lk5U7UhBo

私は膝枕の体勢からずりずりと身体を上方に動かす。

梓「んしょんしょ」ずりずり

澪「?」

澪先輩の膝まで自分の腰が来たら、上体だけ起こす。

いわゆる膝上抱っこの体勢。

梓「ギューッてして下さい」

澪「うん」

ギューッ

梓「澪先輩の身体、温かい」

澪「梓の身体も」



195 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:45:26.59 ID:lk5U7UhBo

澪「あの、私からも梓に甘えてみたいんだけど良いかな?///」

梓「え?良いですよ」

澪「普段は皆に頼られる事の方が多いけど、私も誰かに甘えたかったんだ」

梓「今は、存分に甘えて下さい」

澪「うん」

澪「梓っ」

澪先輩は、私のほっぺたにほっぺたをすり寄せてくる。

すりすり

澪「梓~」

すりすり

無邪気な子供みたいに甘えてくる澪先輩は可愛い。

髪からシャンプーの仄かな香りが漂ってくる。

ほっぺたは、ぷにぷにだ。

しばらくして、顔が離れる。

澪「今のことは、絶対みんなには言わない様に///」

梓「言っても信じてもらえないでしょうけどね」

澪「そうかもな///」



196 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:46:50.83 ID:lk5U7UhBo

しばし、お互い見つめ合う。

この雰囲気なら、おねだりしたらしてくれるかな?

梓「キスして下さい///」

澪「キス///」

梓「駄目ですか?」

澪「駄目じゃないけど、心の準備が///」

梓「ほっぺたでも良いです」

澪「あ、ほっぺたなら」

梓「じゃあ」

澪「見つめられると照れるから眼つぶってくれ」

梓「はい」ぎゅっ

ちゅっ

ほっぺたに温かくて柔らかい感触。

梓「えへへ」

澪「ふふふ」



197 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:48:34.93 ID:lk5U7UhBo

梓「今度はお返しに私がします」

澪「え?あ、うん」

梓「あの、眼つぶって下さい///」

澪「う、うん///」ぎゅっ

澪先輩の肩に手をかけ、顔を近づける。

でも私が目指すのは、ほっぺたじゃなく…

ちゅっ

澪「ふぇっ?」ぱちくり

驚いて眼を開けた澪先輩と眼が合う。

澪「ええ?ほっぺたじゃなかったのか?」



198 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:50:58.94 ID:lk5U7UhBo

梓「私は、ほっぺたなんて言ってませんよ///」

澪「もう///」

澪先輩は、真剣な顔で私をジッと見てくる。

あれ?怒っちゃったかな?

突然、私のほっぺたを両手で挟み込んだかと思うと

澪「イタズラ子猫にお仕置きだ」

ちゅっ

梓「んんっ」

温かくて柔らかい舌が、私の口内に入ってきた。

初めてのベロチューに少し戸惑ったけど、私も舌を絡ませた。

澪梓「んん、ちゅっ、ちゅぱっ」

澪梓「ん……ちゅ…ちゅっ……はふ……ちゅむ」

ゆっくりと唇が離れる。

梓「お仕置き、もっとして欲しいです///」

澪「その台詞だけ聞くと変態みたいだぞ」

梓「あはは、そうですね」

梓「もう一回ギューッてして下さい」

澪「何回でもして上げる」

ギューッ

梓「私、今凄く幸せです」

澪「私もだよ」

この日は、私のボーカルデビュー、そして澪先輩と恋人になった忘れられない日となった。


おしまい



199 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:53:00.94 ID:lk5U7UhBo

おまけ


その頃、律は

律「あ、あのさ唯。私とHしない?///」

唯「へ?///」



200 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/03(木) 09:55:03.12 ID:lk5U7UhBo

コメくれた方、ありがとうございました。
律ちゃんは、最後まで勘違いしてましたねww



201 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん):2012/05/03(木) 11:03:59.92 ID:unkkM0too

完結おつです、毎日楽しく読ませて頂きました
王道な話も良いものですな



212 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2012/05/03(木) 21:08:12.63 ID:TN9exHpBo





215 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/05/04(金) 23:52:11.84 ID:wWP3b5PvP






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タイトル:
NO:6475 [ 2012/05/08 22:12 ] [ 編集 ]

うわ、これめっちゃ良いわ。澪梓好きじゃなくても楽しめた。
ライブの澪のベースソロからの流れスゲー良い。

タイトル:
NO:6483 [ 2012/05/11 20:00 ] [ 編集 ]

キュンキュンした

タイトル:
NO:6485 [ 2012/05/12 05:19 ] [ 編集 ]

つまんね。第一何で周りのやつら同性愛を当たり前のように受け入れてんだよwwおかしいだろバカかww

タイトル:
NO:6488 [ 2012/05/13 12:20 ] [ 編集 ]

SSけいおん世界ではよくあることお約束だね
そこは突っ込みどころではあるし楽しむところでもある

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