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玉の輿アニスちゃん & ガチ百合お嬢様 琴吹紬#後編 【エロ】


SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)@VIPServiseより

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1330749613/

玉の輿アニスちゃん & ガチ百合お嬢様 琴吹紬#前編
玉の輿アニスちゃん & ガチ百合お嬢様 琴吹紬#後編




55 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 19:38:17.90 ID:lECchezDO

街は………
まぁ、あたしは3日間ぐらい彷徨っていたけど………きれいな感じ

海の近くで、グランコクマの街並みに似た感じの風景………

「私、ガヤガヤしたところよりも、ゆったりできる場所に来たくて………。
 ここら辺はのんびりできていいですよね………」


まぁ………綺麗だけど……

ちょっと………静か過ぎない?

もっと人がいた方がよくない?

その方が、お金とか落ちてそうだし…

………て、お嬢様には関係ないか………


「アニスちゃんは、どんなところに住んでますの?」

「え~と、宗教が支配する街で~……」

簡単にお金を落としてくれるカモが多い街♪

「私が最近住んでる街は、もっと人が居て………特に学校には、楽しい人達がいて………」



はぁ………

なんか目が遠い空を眺めてる………

語りを聞くのは、あんまり得意じゃないなぁ~……


「あ、ムギちゃん!スーパーあるよ!今日の夜ご飯の材料でも買わない?」


「……え?あ……はい。そうですね。」



今晩は何作ろうかな?

昨日は魚介類系だったから、今日はお肉系で……


「あら?お肉なら、そちらの………」

「えっ?でも、値段の0の数が違いますよ~?」

「はい。でも、アニスちゃんが作ってくれるなら、素材もそれだけ……」

「………いえ。あたしの手にかかれば、どんな貧相な食材でもたちまち豪華なフルコースですから~♪」

「そう………。なら、アニスちゃんに任せます。」


昨日はかなりいい食材を使ってたんだけど………

やっぱり肉のの品質の差はな………

ちょっとだけ高いの選んどこ………


「後、今日はデザートにも挑戦します。ムギちゃん、何がいいですか?」


「…………アニスちゃん。」


「えっ!?」


本気でドキッてなった

お嬢様は頬赤くして恥ずかしそうにしている………

それを聞かされたあたしはなんて反応すればいいのやら…………



56 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 20:19:25.04 ID:lECchezDO

「アニスちゃん、この香水とかならどうですか?」

「う~。あたし、香水は苦手です~。」



「アニスちゃん、靴とかは………」


「今履いてるのが動き易いんで、大丈夫です~。」



「アニスちゃん!」

「はい、なんでしょうか?」

………今度は何よ!?


「浜辺………少し歩きませんか?」


「…………は、はい。いいですけど……」



振り回された………

今日一日…………


……バシャッ


「冷たいっ!……うぅ……」

「ムギちゃん。何やってるんですか……」

「だって、海が綺麗で……足だけでも……と。ひゃぅ!波が当たります!」

「はぁ………」


お嬢様………あんなに楽しそうに………

今日一番の笑顔………


あたし……さすがに今日は疲れた………

お嬢様は行くとこ行くとこで一々………



「アニスちゃん!」

「はい?」

「一緒にやりませんか!?気持ちいいですよ?」

「いえ………あたし……」


グイッ!

「あ!?」

「いいからいいから~♪」

「あ、せめて靴を脱がせて………!」



靴を浜辺に放り投げて、海に向かって歩く……



57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 20:24:48.01 ID:lECchezDO

ザァ……ザァ……

「はぅっ!!……冷たいです……」

足に波が当たる……

予想以上の冷たさ……



バシャッ!


「ひゃっ!?」


太ももまで一気に水がかかった!

「ムギちゃん!?何するんですか!?」

「え?水のかけっこ。それっ!!」


バシャッ!


うわっ!冷たい!

服にかかったらどうすんのよ!?


「もぉ!!アニスちゃん、ちょっと怒ったよ!」

バシャン!

「きゃっ!?」

勢いよく海面を弾いた

水がお嬢様の方へ散乱した

「やったな~。えいっ!」
バシャッ!


「うわぁっ!もぉ!ムギちゃん!ちょっとはアニスちゃんに手加減してよ!」


バシャン!



何やってんの?

あたし達……

お嫁さんというより………はしゃぐ子供の遊びじゃん……



「いい笑顔ですね?アニスちゃん………」

「………え?……」


「今の笑顔………今日一番の笑顔じゃないでしょうか……?」


「え?………そ、そんな事ないですよ……」


「その笑顔が見たかった………。私………」


「……………。



…………だから、今日必要以上にあたしの為にお金を使ったりしてたんですね………」



58 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 20:48:29.00 ID:lECchezDO

「…………」


「ムギちゃん……ちょっと見損ないましたよ。
 お金であたしの笑顔を釣るつもりだったんですね………」


「……………ごめんなさい………」


「………いいんですよ…。それに関しては、アニスは怒れる立場にはありませんから………」

何も間違ってないよ……

お金をくれるなら

アニスはいつだって笑顔になれる………


「………。私……その……ただ……アニスちゃんの笑顔が見たくて………」


「………もう……この話はやめませんか……?」


「でも………私に向けてくれるアニスちゃんの笑顔…………。どうしてもぎこちなさそうで………」


「ムギちゃん!……もう、帰ろうよ………」


あたしは背を向けた……

今にも泣き出しそうなお嬢様の顔………

それがムカついてムカついて…………
イライラして………


でも、あたしは怒ったりしないよ………
あたしは……お嬢様に気に入られて………


「………さ、帰ってご飯にしましょ。ムギちゃん…」

バシャッ!!


水しぶきが後ろから飛んできた

あたしの両肩の後ろから伸びた手が、あたしの胸の前で組み合った……

背中には……感触が
お嬢様の身体の感触
体熱が服を通して伝わってくる………
鼓動の振動も……


「……………」

お嬢様は何も言わないままだ

ただ、あたしに抱き付く両腕の力だけがはっきりと増していく………

どうしたの?

また、抱き付いて誤魔化そうとしてるの?

それとも、あたしに何かするの?


いいよ
何をしても

あたしはなんだって我慢出来るんだから……

お嬢様の……お金の為になら………

「いいですよ…………ムギちゃん。あたし、ムギちゃんの為なら、なんだってしますよ………」



59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 21:10:45.08 ID:lECchezDO

「…………ご飯作ります………」


「………え……?」


「………あたし、アニスちゃんの為に、ご飯を作ります。
 家に帰って……アニスちゃんがそれを食べて……笑顔になれるように………」


「ご飯………で……?」


「だからね、アニスちゃん。もう一回……あたしにチャンスをください!」


「…………」


何言ってるの?

ご飯を作りたい?

作ればいいじゃん

食べて笑顔になる?

お嬢様が出してくれた料理で、あたしが嫌な顔をするわけないじゃない……


「本当ですか?アニスの為に、料理してくれるんですか?アニス楽しみ~♪」


「……ええ。ですから、帰りましょうか。」


例え料理がどんなに美味しくなかったとしても、あたしはお嬢様の為に一生懸命笑顔を作るよ?


心配しないで

お嬢様


アニスはできるオヨメさんなんだから………


「アニスちゃん。その……」

「はい?なんでしょうか?」

「……手を……繋いでもいいかしら……?」


「……………。
 何言ってるんですか~?今日何回も繋いでたじゃないですか~。
 一々言わなくたって、むしろあたしの方から繋いぢゃいま~す♪」


あたしは笑顔でお嬢様の手を握った

ゆっくり……柔らかく……


どうしたの?

なんで一々そんなこと聞いてきたね?

あたしと手を繋ぐのが怖くなった?

あたしと……心の壁を感じたの?


大丈夫

そんなものはないよ

あたしはお嬢様のオヨメさんだよ?

あたしのハートはお嬢様に対してはいつだってフルオープン



60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 21:32:47.46 ID:lECchezDO

「…………」


お嬢様が部屋に入ってからもう30分………


部屋で泣いてるのかな……

さっき、涙を我慢してたような気がする……

アニス……なんか悪い事でもしたの?

分かんないや


ただ
お嬢様が戻ってきたら……めいいっぱいの笑顔でむかえてあげなくちゃ



「……お待たせしました……」


お嬢様……やっと来………



「……え?」

あれ?
なんか………あれ?

「ムギちゃん………。あの………エプロン付けて……」

「はい。今から料理をするので………」

「いや……いや、その、あの、………なんで服を着てないの?」


エプロンを……

服を着ないでエプロンだけを付けた状態……


「はい……その……。新婚さんの台所では、“裸エプロン”を着たお嫁さんが包丁をふるうとか………」



…………え?
いや、まぁ、新婚ラブラブな夫婦なら、あり得なくもないような………


でも……なんで、今するの!?


あんな真剣な顔の後にこの姿は…………


「………それに、着衣を最小限に断つ事で、料理に対する精神の集中度も高くなるとか……」



いやいやいやいや!

関係ないでしょ!

むしろ寒さや熱さが素肌に直接くるし……

油系のなんかを作ろうものなら、かなり危なっかしい格好だわ…………


「とにかく!私は本気で作ります!だから、アニスちゃんは待っていてください!」

「え?あ、はい!」


なんか嫌なスイッチ、入ってるんじゃないかな~?

もう料理そっちのけで、なんか怖いわ………



61 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 22:00:15.64 ID:lECchezDO

とにかく………
ほぼ全裸の状態で料理を作るお嬢様の姿ときたら……
ぶっちゃけ
作られてる料理の方に関心がいかない

お嬢様の姿に釘付けだった

真剣な顔で……なのに裸

もうシュール過ぎて、何回も笑っちゃいそうになった

でも、それだけじゃない

真剣な表情とてきぱきした動き
それに裸がどう影響したかは分からないけど、凄く輝いていた………
ま、………悪くはないわね………



「アニスちゃん。早速食べて!」

机に並べられた料理

ハンバーグとエビフライと唐翌揚げといった子供が喜びそうな無難なレシピ



そう


こいつ、油を使っていた………

あたしもさすがに止めに入ろうかなと思った

だけど
顔色一つ変えずに油を熱して具材を投入姿に見惚れていた………

あきらかに素肌に油が掛かっていたハズなのに、弱音一つ吐かなかった……



「…………いただきます……」

あたしは、別に嫌いな料理があるわけじゃないし……ただ……もう料理なんか食べなくても………


お嬢様は真剣な目付きであたしの方を凝視


「…………あ~ん……ん……」

ハンバーグを口に含んだ………


普通に美味しい

普通?
………めちゃくちゃ美味しい!!
………とまではいかない

でも……なんだかんだで、お嬢様が必死でひき肉を捏ねる姿が、さらに美味しさを感じさせる……


「……美味しい。美味しいです~。さっすがはムギちゃん!」

「ほ、本当ですか!?」

「ホントだってば!ほら?」

フォークに一切れ刺して、お嬢様の方に差し出した……

「……では…………ん…」

フォークに噛り付くお嬢様………

頬っぺたをもぐもぐ動かして

「美味しいです……。本当に………。アニスちゃんが食べさせてくれたおかげで………」

「え?………てへっ♪」



62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 22:23:06.01 ID:lECchezDO

今回は……アニスちゃんの負け

さすがに、色々度肝をぬかされた……


ガリッ

「うは、おいしぃ~。エビフライもサイコ~です~!」


ホント………
多分、負けた

今の私………
100%には満たないかもだけど、ほとんど笑顔になってるはず……
自然と……笑顔に……



「アニスちゃん……ごめんなさい……」


「……また謝るんですか?今度はどうしましたか?」

「私………。結果を求め過ぎていました……。アニスちゃんの笑顔という結果の為に。
 でも、笑顔を作るのはアニスちゃんなんだから。
 私は、他人である私にはアニスちゃんの笑顔が作れないって事に納得がいかなかった。それで……。」

「…………何を言ってるの?アニス……今、とっても嬉しいよ?」


「……うん。そんな気がする。だって、私も嬉しいもん。
 アニスちゃんがあたしの、あたしが頑張って作った料理を食べてくれて……、
 そして“美味しい”って言ってくれて……」


「うん。だからね、あたし、今は笑顔でしょ?
 嬉しいんだよ?ムギちゃんがアニスの為に料理を作ってくれて……」


「………うん。ありがとう。アニスちゃん……。あたしの為に……笑顔になってくれて………」



……………


分かったから

もう、そんな風に謝らないで………


「そ、そうだ!ムギちゃんがアニスちゃんの為に料理を作ってくれたんだもん。
 今度はアニスが何か作る。食後のデザートに。」


「……え………アニスちゃんが……?」

「はい~。アニス、何でも作っちゃいます!
 だからムギちゃん。食べたいものをなんでもどんどんリクエストしてください~♪」

「食べたいもの………」


………なんとなく、嫌な予感がした………


「………アニスちゃん。」



63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 22:57:26.21 ID:lECchezDO

「…………あの、ひょっとしてアニスはからかわれているのでしょうか?」

「デザート……アニスちゃんが食べたいです……」


…………また恥ずかしそうにそんな………


って、なんで!?

ついさっきまでのシリアスモードはどこにいったの!?

裸同然の格好で、あたしを食べたい?
ただの変態じゃんか!!

何!?

もぉ!なんなのよぉ!?


「ダメ………でしょうか?」

「………は、はい。分かりました。……あたしを……た、食べてください……」


何?
この屈辱的な宣言

明日からディスト様の奴隷です~、とか言ってた方がマシじゃない?



「……あの~、あたしを食べる……って、つまりどういう事なんですか?」


「え~と……。では、とりあえず、テーブルに乗ってください。」

「は、はい………」


何?
どんな羞恥が待っているの………


「あの~………」

「あら……やっぱり全裸の方がいいかしら?じゃあ、服を脱いで貰える?」

「えっ!?」


「服を食べるわけにもいきませんわよね~。」


「……は、はい……」


言われるままに服を脱ぐ………


はいはい

お嬢様の為になら、なんだってしますよ~

でも……

さすがにテーブルの上で全裸とかは恥ずかしい……

料理されて食卓に並ぶ食材って、こんな気持ちなのかな?


いや、あたしはまだ材料のままで、なんの加工もされてないけど………



「じゃあ………。これ。」

「え?……なんですか?」

「シロップ。これで、アニスちゃんを味付けしようかな?」



64 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 23:25:24.33 ID:lECchezDO

「……シロップ?……アニスの体を……味付け……」



はぁあああああ!!!!?


え!?ちょ!?



ピチャッ

「うわっ!?」

胸にかけられた……

べっとりと垂れて……
ゆっくりと肌を伝っていく……


「うう……ベトベトになっちゃう……」

「うゎ~……アニスちゃんの胸、美味しそ~……」

「………うう……。なんか、料理というより弄ばれてる感が………」

「このメイプルシロップは美味しいですよ?……食べてみます?」


「…え…………もがっ!?」

いきなり口の中にシロップを入れられた……

多い!!

飲み切れるわけ……


「…ぐっ………んん!?」

お嬢様がキスしてきた…

正確にはあたしの口に口を付けて、中のシロップをいくらか吸出した


「………ん……甘いですね~。」

「はぁ……はぁ……そう…ですね………」

「それに、アニスちゃんの味も、効いていた様な気がします。」

「はぁ………あ、あはは。そうですか…。それはよかったです……」



シロップの甘さのせい?

頭が……思考が鈍ってきた……



65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/05(月) 23:42:02.25 ID:lECchezDO

「では、次はこれを……」

「…へ?……ジャム?」


「はい。この前の観光でのお土産に買っておいたものです。」

……なんか、高そうな入れ物に入ってる……
……高級なジャム?


「今度は……おへその辺りに………」


「え?……いや……やめて………!」



……なんか嫌だ……

気持ち悪いというか、気分が悪い………

あたしの体がホントにただ弄ばれているようで……


「次はアイスをのせますから、動かないようにしてください………」


「え!?アイス!?」


「はい!ちょっと冷たいですけど…………いきますよ~………」


ピトッ

「ひゃぁあ!!………冷たい………あう……」


胸が……冷たい……嫌……


………もう………嫌……


……あたし…………


「じゃあ、次は生チョコを………。さっき溶かしておいたんです。ちょっと熱いですが………では…」


ビチャッ

「ぎゃっ!?熱い!!」


「え!?あ……ごめんなさい!でも、冷えたら流動しなくなってしまうので………」


「…………嫌……だ………ムギちゃん………これ……なんか変だよ………。
 あたしばっか、嫌な目にあってる………」


「………………。そうですよね…………」


ガシッ!


「……え……?」


お嬢様は着けていたエプロンを剥ぎ取って、テーブルに乗った

そして、あたしの上にまたがった……



66 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 00:00:56.74 ID:kYvMfInDO

「………ムギ……ちゃん……?」


「………大丈夫です………んん!!……」

お嬢様は、生チョコの入った鍋に手を突っ込んだ

「……ふ~…………ん!」

そしてその手に生チョコを自分の胸やお腹に塗りたくった……


「…あ……つ……。で、ではアニスちゃん………塗りますよ……」


「え!?あ……熱っ!!」



お嬢様が一気にあたしの体に抱き付いてきた

そして、胸やお腹をすり付けてくる……

お嬢様の体に付いていた生チョコが、あたしの体にもへばりついていった



熱い……


「ん!……はぁ……はぁ……アニスちゃん……平気ですか………」

「……あっ……ム、ムギちゃんこそ…………」

あたしの体に付いてたシロップやらジャムやらも混じって、ねちゃねちゃいってる………

そして、その混ざったものはお嬢様の体にも大量に付着していく……



ドサッ

「はぁ……はぁ……」

疲れたのか
お嬢様はあたしの体に密着したまますり付ける動きを止めた

あたしとお嬢様の体の間には、べっちょりとした………
もうわけわかんないものが、隙間から垂れてきている


「……はぁ……結局、私も料理されちゃったみたい。ふふ……」

「……あは、あははは。なんか、もう………」


…………頭が働かない



67 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 13:37:53.23 ID:kYvMfInDO

ペロ……


「……え……あ……なにしてるん……ですか…?」


「ん……あ、甘い………」


あ……お腹…舐められてる

微かにくすぐったい……


「う……あ……やめ…て…」


「……おいしい……」

そしてそのままかぶりついてくる

「うぁっ!……やだ…なんかやだ……」

「おいしいんだもん……ごめんなさい……我慢できなくて………」



「……嫌……だ……食べないで………」


何を食べられてるの?

あたしの体についた調味料を食べてるのであって
あたし自身が食べられてるわけじゃないのに……


嫌………なんか食べられてる………

なんなの………



「……あ…あぅっ!………もぉ……やぁっ!」

胸の方にまで舌はやってきて………


やだ………
乳首……くすぐったいとかじゃない…………
………なんかくる…………

……胸の先端は……やめて……舐めないで………


「……ひぎぃっ!痛い!」

痛い!

噛まないで!

そんな弱いところ!

なんで先端ばっか攻めんのよ!


痛いっ!嫌っ!


「止めて!………痛いよぉ……本当に痛いんだよぉ……」


「はっ!?ごめんなさい!」


お嬢様は止めてくれた………

やっと……あたしの声が届いた………?



68 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 13:57:17.75 ID:kYvMfInDO

「……どうして……痛い事ばっかするんですかぁ……」


「アニスちゃんのここ……………小さくて……可愛くて……美味しそうだったから……」


「やだっ!!……本当に食べる気なの……?」


「………我慢はしているんだけど………分からない………私の中に………そんな欲望もあるから……」



………え………

もうあたし……命の危機なんじゃないの………



また………お嬢様が怖くなってきた………



「あ……あの………ホントに……食べないでください………」


あたし何言っちゃってだろ…………


お腹を空かした魔物相手に自分を食うな、なんて言ってもなんの意味もないし……


ホントなら……一発ぶちこんで逃げなきゃいけないのに………


なんで……こうも体がいうことをきかなくなるの?



「じゃあ…………次はミルクを………」


「え?牛乳ですか……?」


「ううん。アニスちゃんの……」

またお嬢様はあたしの胸に頭をよせた


「えっ……あ!」


胸に噛り付いてきた……

さっきとはまた違う感じ………
何かが吸い出される感じ……


「いやっ………やぁっ……何してるんですか………ミルクなんて……出ない…」

そう言いながら下を向くと、お嬢様の顔が見えた……


あたしの胸を吸うお嬢様…
かわいい…
赤ちゃんみたいな顔………
というか、あたし自身が、授乳しているような感覚になってるのだろう……

なんか…嫌じゃなくなってきた………

気持ちいいとかじゃなくて………その顔を見ていると……癒される………


「……うっ……ちょっとだけ……です……よ……」



69 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 14:23:55.28 ID:kYvMfInDO

ベチャ…

「え!?あ……あの…ムギちゃん……?どうしちゃいましたか…?」


お嬢様があたしの胸に顔を埋めたまま……動かない


じっとしてる……ぴくりともしない………


「………あの……え………?」


まさか………これが腹上死!?


ヤバイ!
あたしが殺しちゃったの!?

いや、お嬢様にはきっと持病があって………



ガバッ!

「えっ!?……」


突然、お嬢様は顔を上げた…………
うっわ……顔がチョコやらジャムやらでぐちゃぐちゃ

「あの………ムギちゃん……?」


「……満足しましたわ…」

「へっ?」


「デザートのアニスちゃん。とっても美味しかったです!最高でした~♪」

「あ……そうですか…。」


とっても笑顔なお嬢様……

はぁ……

結局、さっき感じた恐怖らまたどっかに行っちゃった………


「……あの~……顔がぐちゃぐちゃですよ?あたしの胸なんかに顔を埋めたから……」

「あら……いやだわ。さすがにベトベトしますね…」

「………しょうがないですねぇ~……」

「え?……あ……」


ペロリ

あたしはお嬢様の顔まで近づき、お嬢様の頬に付いているチョコやらを舐めた……

「あ、アニスちゃん……くすぐったい……」

「ん……ん………さすがに、全部はなめきれませんし………。
 シャワーとかで流し切った方がいいですよ?」

「シャワー………そうですわね。お風呂にしましょうか。……アニスちゃんも一緒にどうですか?」

「え!?いや……その………」


もう疲れたから、部屋で休みたい………
でも、ベトベトの体には我慢できないし………


「…………お風呂に入るだけですよ……?」

「は~い♪じゃあ、早速行きましょ~。」



70 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 14:51:17.01 ID:kYvMfInDO

……隣で体にお湯をかけてるお嬢様……

やっぱり綺麗だ………

水もしたたるお嬢様……


「アニスちゃん。」

「はい?」

「私の事……好き?」

「えっ?……そりゃあ……まぁ……」


「“大好きですぅ~”……じゃなかったのですか?」

「うぅ………。……もちろん大好きですよぉ~。
 アニス~、お嬢様の事、世界で一番大大大好きですぅ~!」

「そぉ………それなら、私だって……アニスちゃんの事は大大大大好きですぅ~!」

「うっ!………真似しないでください………」


自分で言うのもなんだけど……ムカつく………

あたしが馬鹿な男だったら、嬉しいんだろうけど……


あれ?
………てことは、お嬢様も今までのあたしの態度に………ムカついてた……?


「………。」

「アニスちゃん?いきなり暗い顔して、どうしました?」

「あたし………。その……ごめんなさい……」

「え?あの~、何の事でしょうか?」

「………言えない。自分では……認めたくない。それが、悪い事だなんて……」


「あらあら~。……羨ましい限りですわ。」

「え?……何がですか?」

「私、自分が悪い事をしたと思うと、すぐに反省して……謝って……」

「………善いことなんじゃないですか?それって…」

「アニスちゃんみたく、悪い事は悪い、でもそれを悪いと認めない。
 ……なんて事は私にはとても出来なくて…」

「それでいいんですよ?悪いのを認めないなんて、そんなのダメな人間です。」

「……そうですね。社会の上ではそれが要求される事で、むしろ当たり前な事なんです。
 ………でも、そうやって社会を気にするあまり、善いことばかりをするあまり、
 自分の幸せを棒に振ってしまうとしたら?それは……私にとっては悪い事になるんじゃ……」


「……。言ってる意味が分かりません。ムギちゃんはいい人じゃないですか?
 あたしを……路頭にただ一人でいたあたしを助けてくれましたし……今日だって……」

「私……お父様の言い付けを破ってしまいました。
 後悔はしていません。こんな楽しい出会いが出来たから……。
 でも、私は……このままじゃ、アニスちゃんも裏切ってしまう……。
 私が……自分を通せなかったら……」

「………どういう意味ですか?」


「アニスちゃん。…………………私と……結婚してください!」



72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 15:25:15.98 ID:kYvMfInDO

「………え?あ…あの…」


「私と!結婚してください!」



「は、はい……。え?それって……」


「私、明日には日本に帰る準備をして、夜には飛行機に乗ります!
 アニスちゃん……。2人でこの屋敷に居るのは今晩限りなの!
 だから……明日!お父様にアニスちゃんの事をお話します!
 そして、アニスちゃんが日本に来て私と住めるようにしてもらいます!
 だからね、アニスちゃん。私は決めました。アニスちゃんと………あなたと結婚します!」


「………嘘………。だって……あたし達………」


「……遊びだったんですよね。お嫁さんごっこなんて……。私も、半端な覚悟でしてました。
 最低です。妹になってください、お嫁さんになってくださいと言って
 アニスちゃんを家に住まわせて………アニスちゃんの体や心を弄んで……。
 だから、私も責任を取ります!


「え……いや、別に!そういう事じゃないの!
 だって、ムギちゃんはお嬢様だよ。簡単に、女のあたしと結婚できるわけないじゃん。」

「世間的にはそうです。でも……例え、お父様に反対されても………私は……」



これって大成功?

アニスちゃんの誘惑にお嬢様が負けて………

玉の輿………?


「……嘘……嘘だ。あたしが、お嬢様と結婚できる?そんなわけ………」

「法的に今すぐは無理です。でも、法なんて関係ないんです。
 私はアニスちゃんが大好きだから!お嫁さんにしたい!だから、一緒に日本に来てください!」


「………う……うう……。ダメだよ……。ムギちゃん……なんかおかしいよ。
 あたしと結婚なんかしたら、ムギちゃんはきっと不幸になるよ………」


「分かっています。お父様やお母様だけでなく、
 もしかしたらお友達や私を取り巻く人達のほとんどが反対するかもしれません!
 私の家系を傷つけて、社会的な地位までなくなる可能性もあります。
 ……でも、アニスちゃんと幸せになれる為なら、そんな物はいりません!」

「………。あたし、昔から大切な人達を騙してきた悪党で……。
 お金が好きで、ムギちゃんに近づいたのも財産が目的で………。
 将来、もしムギちゃんがお嬢様じゃなくなったら……多分あたし……ムギちゃんを捨てる……」

「……なら、財産は無くならないように努力します!」

「そうじゃないよ!あたしはそんな最低の人間なの!
 わざわざ自分を犠牲にしてまで、自分の日常を捨ててまで一緒になる必要なんかないよ!!」



73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 15:48:01.66 ID:kYvMfInDO

「アニスさん………。ひょっとして、私の事……嫌いなんですか?結婚したくないんですか?」


「…………アニスが好きなのはお金。お嬢様のお金は大好きだよ……。」


…………
ダメ……ダメだよ……

そんな事言っちゃ……


あたし……どうしちゃったの!?

「お嬢様はあたしの何が好きなの?可愛い容姿?妖精みたいな声?
 それとも、さっきみたいな弄ばれているあたし?」


「………全部好きです。アニスちゃんの全てが……」


「アニスはお金さえあればお嬢様なんかいらないよ?
 お金さえ貰えるなら、いつだってなんでもするよ?
 お買い物にも一緒に行くし、ご飯だって作るし、体のお付き合いだって………。

 ほら?別に結婚なんてしなくても、お嫁さんみたいな関係になれちゃうじゃん。
 お嬢様には、お金があるんだから!」


「………そんな寂しい事を言わないでください……」


「…………食べてもいいんですよ?」


「え?」


「さっき言ってましたよね?あたしを食べたいって。
 お嫁さんの体を食べるのはさすがにマズいことでしょ?
 でも、その辺の美少女の体なら問題ないんじゃないですか?」


「アニスちゃん!落ち着いて……」


「まあ、全部食べられるのは嫌ですし………。
 あ、でも、お金をいっぱい貰えるなら、
 右手の一つぐらい食べられちゃってもいいですよ?……………ほら!」


「きゃっ!?」



あたしは……お嬢様に向かって走っていって、お嬢様の体に抱きついた


「アニスちゃんの体……綺麗ですよね?柔らかいですよね?食べ頃ですよ?」


「あ………うっ……どうして……?さっきまでのアニスちゃんは………」


「………あ、そうですか。やっぱりお嬢様は攻められて弄ばれてるアニスちゃんが好きなんですね?」


「ち、違います!そんな事は……」


「だから………いいですよ?弄んで。あたしの体……」



あたしは………

なんでこんな………


玉の輿になればいいのに………
なんでこんな事をしてるの?



74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 19:17:01.33 ID:kYvMfInDO

「アニスさん……やめて……」


お嬢様の戸惑う顔……

あたしは自分の顔を近付けて……

軽くキスをする…


「………したいんでしょ?ねぇ……アニスを……弄んでよ?」


「そんな………」


お嬢様の腕に手をのばす……

あの柔らかくて温かい指……

ゆっくり掴んだ……


「ねぇ……触ってよ?触りたいんでしょ?昨日の夜みいに……」

お嬢様の指をゆっくり自分のお腹……腰……と下げていき……


「だめ……アニスさん……やめて……」


「……ひゃぁ……あっ!!……温かい……お嬢様の指………」


あたしのなかに入った指……
あたしが持っていた手を離すと、指が勝手に動き始める……

「うぁっ………お嬢様……ひぃっ………!」


「アニス……さん……指が止まらない……なんで…」

「いいよぉ……もっと……弄んでよ……」

あたしはお嬢様にもたれかかった…

お嬢様の胸に顔を埋める……

「あ……あたし、お嬢様のミルク欲しいかも……」


お嬢様の胸に口をあて
手で乳房を握り締めて、思いっきり吸い付く


「えっ!?………んぁあ!……あ……」



お嬢様の胸………

美味しい……

何が美味しいのかはわかんない……

ただ……吸い付いているだけで……



「……んぁ……はぁ……アニスさん………もぉ……」


…………強情………

……まだおちないの?

指はさっきからあたしのなかを掻き回してるくせに…………

さっさと……あの変態なお嬢様の本性を晒しちゃいなさいよ!



75 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 19:42:58.89 ID:kYvMfInDO

「お嬢様………本性だしちゃって……」

「……え…?」

「早く……アニスちゃんを食べてよ……」


そういいながら、あたしはお嬢様の下半身に手をもっていく……


「えっ……やっ!だめ!やめて!」


お嬢様があたしの腕を掴んでくるけど………
だめ……止めないよ……

太ももからゆっくり指をあげていき………


「だめ!あっ!んん!!」


ちょっと中指をさしこんだ

温かい……なか…温かい

お嬢様………


「やめて!やめてやめてやめて!!」


……なんか様子が変だ

お嬢様のあたしの腕を掴む力が強くなってく……

あたしのなかに入っていた指もいつの間にか抜けて、両手であたしの腕を掴む………


「………どうかしましたか?お嬢様…」


「……いえ……これ以上はもう………」


「どうしてですか?これからじゃないですか…」


「………その……あの……トイレ……」



お嬢様は顔を赤らめて恥ずかしそうに言った


そっか……だから、触られるのが嫌だったんだ……



「………そうですか……分かりました。」


グイッ!


お嬢様の背中や腰に全体重をかけて、あたしは後ろに倒れ込んだ


「えっ!?きゃぁっ!!」

バランスを崩したお嬢様はあたしに引かれて前に倒れこんだ……


仰向けのあたしの上にお嬢様がまたがる状態……

そして、あたしはお嬢様の背中や腰に手足をかけて体重を載せた


「やっ!!放してください………」

お嬢様は立ち上がろうとするが、あたしの体重がのっかっててうまく立ち上がれない……



76 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 20:08:01.02 ID:kYvMfInDO

「だめ!嫌っ!離して!」


お嬢様が激しく動いてふりほどこうとする


だが、しだいに静かになっていった……


「やっ………だめ……」


「……もう暴れないんですか?」

「激しく動いたら………漏れちゃう……」


「はい、それなら大丈夫です。」


「……どういうこと…?」


「あたしが受け止めます。」


「え………えっ?……どういう意味……?」


「あたしがお嬢様のを受け止めます。あたしので。だから、どうぞあたしのなかに出してください……」

そう言って、お嬢様の下半身に自分のをへばりつかせた

「あたしがお嬢様の用足し場になりますから……」


「……え……アニスさん………本気なの…?」

「あたしはお嬢様の………玩具ですから。」


「いや……そんな事ない……アニスさんは私の……大好きで……結婚したい…」


「あたしはお金さえ貰えるなら、喜んでこんな事だってできるんですよ?」


「………おかしい……アニスさん……おかしくなっちゃったの?……私のせい?」

「ううん。違うよ。お嬢様は悪くない。あたしは、最初からこんな女の子だったんだよ?」



「…………だめ……だめだめだめだめだめだめ!」


「ほら?我慢のし過ぎは身体に悪いよ?」


「私!違うの!アニスさんにそんな事したくない!」



……いいんだよ……

もぉ………



「…………ん……いや………だめ………」



あ………温かいのが流れてくる………
あたしのなかに入ってくる………

温かい………


「………アニスさん………ごめんなさい……」



77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 20:34:36.34 ID:kYvMfInDO

狭い入り口からあふれでた温かいのはあたしのおしり伝ってきた……



「……はぁ……はぁ……」


「お嬢様?……気分はどうですか?」


笑顔でお嬢様の顔を見た…


お嬢様が、今までみたいな怖い目をしているのを……今回は逆に期待していた


「………アニスさん……」


でも、違った……

お嬢様……目がうるうるして……今にも泣き出しそうな………



「………ごめんなさい………私………本当にごめんなさい………」


涙を流しながら、ふるえる様な声を出した

あたしの体から離れて、そのまま寝転んで小さくなった……


「………う……ぐすん……私……なんでこんな事を………」

泣きじゃくるお嬢様……



「………。お嬢様。」

あたしは更に笑顔を作る


「また楽しみたくなったら、いつでもあたしを呼んでくださいね。
 あたし、お嬢様の為ならなんだってしちゃいま~す♪」

立ち上がって、浴場の出口に向かった……

お嬢様は寝転ったまま、ただただ泣いていた…



着替え場の服には手をつけずに、タオルをかかえながらあたしは浴場を出た



廊下を早歩きで進み


自分の荷物のある部屋に入ってドアを閉めた



「………………」


…………

下半身は
わたしのなかからお嬢様のがこぼれていって、太ももを伝っている……
もう温かくない……冷たい………


タオルを握り締めて……
布団に向かって投げつけた


………あたし………結婚したい……お嬢様と……



78 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 20:46:09.68 ID:kYvMfInDO

お金を貰えたら、なんだってする?

違う!


お嬢様が好きだから、なんだってできたんだ!


あたし……大好き……

紬お嬢様の事……大好き……


したい!結婚したい!お嬢様の事が好きだから!!



でも………あたしと結婚しないで……お嬢様。


あたし……絶対にお嬢様を不幸にする……

イオン様みたいに……
根暗ッタみたいに……


紬お嬢様はちゃんとした家系に生まれたお嬢様なんだよ?

ちゃんとした男性と結婚して……ちゃんとした家庭を作って………

ちゃんとした生涯を過ごすべきだよ………



あたしは……ご飯を作らせたり、お買い物に付き合わせたり、

夜な夜なベッドに呼ぶなりしてくれたら……

お嬢様のお相手をたまにさせてくれたら………


アニスはお金が大好きだから………


お金さえくれるなら………そんな関係でも………



嫌に決まってんじゃん!!


お嬢様が他の男と!?ご飯作って……お風呂入って……キスして……

嫌だっ!!そんなの嫌っ!



嫌だよ…………



どうしたらいいの……?



79 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/06(火) 20:58:19.32 ID:kYvMfInDO

………帰りたい……


そうだ………元の世界に帰れば………


あたしにはやる事があるんだし…………



『アニスなんか死んじゃえー!』


………根暗ッタ………


あっちに帰っても、結局あたしは………あの子と……



正直嬉しかったな………


根暗ッタとの決闘中……

ルークが止めに入ってきて………

超振動を使って………

この世界に飛ばされて…


あたし、逃げられたんだもん
あの……忌々しい戦いから………

もう少しで
根暗ッタを殺しちゃうところだったんだもん……



なんで………あたし……
大切な人に嫌われようとばかりするんだろ………


イオン様………



あたし………


紬お嬢様にちゃんと嫌われたかな?


もぉこんな奴と結婚したくない!
そう思われたかな?



嫌って……お嬢様……


大嫌いになって……


でも

あたしは大好きだから……



80 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/07(水) 20:07:20.58 ID:aF3AjdVDO

コンコン……


「アニスさん……聞こえますか……?」


「………」


ドアの前からお嬢様の声……

ダメ……あたしの顔……いつの間にか涙や鼻水でぐちょぐちょだ……

服だって着てないし……下半身だって…あそこだって……


「……は、はい。なんでしょうか?」


ま、いっか

今更どんな姿を見られても………


ガチャン……


「アニスさ……あ……」


お嬢様はあたしの姿を見て少し驚いた様子だ


何?

あたしの醜い姿に度肝を抜かされた?

まだ、あたしが天使で妖精なアニスちゃんだと思ってたの?

でもね、本当のあたしは最初からこうだよ?
汚れて、醜くて………



「……あっ……だめ!!」

お嬢様は外に出て扉を閉めた


何?

そんなにショックだったの?


「お嬢様……どうされましたか?」


「……アニスちゃん……ごめんなさい……ごめんなさい……」


「何を謝ってるんですか?あたし、何も怒ってませんよ?」


「私がいけなかったんです!!アニスさんの気持ちを考えずに……一人で勝手にはしゃいで……
 あげくにはアニスさんを追い詰めるような事を……。だから、アニスさんはあんな事を……」


「お嬢様は何も悪い事なんてしてませんよ。アニスは何一つ、不快な気持ちにはならなかったです。」


「アニスさんを何回も酷い目に合わせておいて、結婚なんか出来るわけないですよね……。
 私……アニスさんが好き……だから……たまに自分を押さえられなくなるんです。
 今だって、アニスさんのその姿を見て、何を考えてしまったか……」



81 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/07(水) 20:09:56.16 ID:aF3AjdVDO

「……お嬢様?ひょっとしてまた何か我慢しているのですか?」


「いえ!そんな……」


「なら……またあたしが発散させてあげます……」


「いや!だめなんです!私はアニスさんの事が好きで、
 アニスさんを玩具なんかにしたいんじゃないんです!!
 そんな事で、満足したいんじゃないんです!!」


「……どうして我慢するんですか?昨日の夜やさっきみたいに……あたしを弄んでくださいよ……」


「……やっぱり起きてたんですね……。昨日の夜……」


…………え?
起きてた?
それって……


「だから……さっき……あんな事……。ごめんなさい……私は最低です……
 アニスさんが寝ているのをいい事に……あんな事をして……」


………何を言ってるの?

お嬢様……?


「私……初めてあなたと会って……お風呂に入って……
 隣で寝ていて……あなたの寝顔を見て……自分を止められなかった……」


「………お嬢様……?」


「違うんです!アニスさんを……玩具なんかと思ってなんかいませんでした!!
 大好きだから……だから……アニスさんの全てを知りたくて……
 そしたら………アニスさんの身体があまりにも綺麗だったから……」


………寝ているあたしに……何かしたんだ……

やっぱり…


「かわいかった!アニスさんの唇から手や足の指先まで……。舐めたかった…。
 それでも……アニスさんの全身に私の舌をはい回らせたぐらいじゃ……満足できなかった………」



「………やめてください……」


「だから……そんなあたしの気持ちを受け止めて欲しくて…………
 あたしの女の子の部分とアニスさんの女の子の部分………
 合わせたら、アニスさんを支配できるんじゃないかって……」



………そっか

寝ている間に、あたしはお嬢様と一つになってたんだ………



82 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/07(水) 20:25:09.42 ID:aF3AjdVDO

「でも……あわせて……動かしてて……気持ち良くなって……
 そしたらいつの間にかしたくなってて………そのまま……アニスさんのなかに出しちゃった……。」



「………出した……?」



あ……さっきみたいに?


……そっか……


あたしは既にお嬢様の汚れ物を受け止める器にされてたんだ……


「……おかしいですよね?好きな人にする事じゃないですよね?私は最低ですよね?
 そしてアニスさんが何も知らないと勘違いして
 “結婚しましょう”だなんて、卑怯にも程がありますよね……」



あたしは……自分の体が本当に嫌になってきた…

あれ?

あたしの体ってなんなの?

お嬢様に汚されて、自分からも汚れて


こんな体………



「………そうですか。お嬢様はまたアニスと一緒に寝たいんですね?」


「違う!!私は…」


「違わないですよ。あたしの体が欲しいんですよね?支配したいんですよね?食べたいんですよね?
 いいですよ。どうぞ、好きなようにしてください!」


「もうやめて!!そんなの……アニスさんじゃない!!」


「ああ……そうですね。お嬢様は何も知らずにすやすや寝ているアニスがいいんですよね。
 それとも痛い思いして弱っているアニスですか?
 熱いチョコをかけられて悲鳴をあげるアニスですか?」


「違う違う違う!!違うの!!私は!私は……」



「………ムギちゃん……?」


「………え?」



「あたし……ムギちゃんのお嫁さんになりたかった………。
 毎日、御飯を作って、お買い物に一緒に行って………
 ムギちゃんの為にあたしのやれる事を全てしてあげたかった……」



83 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/07(水) 21:01:47.04 ID:aF3AjdVDO

「……本当にごめんなさい……アニスさん……」


「ムギちゃん。今日も一緒に寝ない?アニス、一人じゃ寂しいですぅ~……」


「それは……だめなんです……私……」


ガチャッ

「アニスさん!?」

あたしはお嬢様の腕に捕まった

「寝よ?ムギちゃん。」

「………嫌……だめ……」


お嬢様の腕を引っ張った

お嬢様は大して抵抗する事もなく、あたしに引っ張られていった

ドサッ

そのままベットに乗り、お嬢様も引きずりこんだ


「えへへ~。ムギちゃん♪」

お嬢様の体に抱きつく

お嬢様は体を縮ませて、若干震えていた…


「ごめんなさい……アニスさん……ごめんなさい……」


お嬢様は口を震わせながら同じ言葉を連呼している…


「……どうして謝るんですか?」

「…ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」


お嬢様があたしの声に反応しない

狂ったようにまだ連呼している……


「………逃げないでください……ムギちゃん……」


「……ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……」


「ムギちゃん!あたしを見て!アニスちゃんを見てよ!!お願い……本当のあたしを見てよ……」

あたしはお嬢様の体にまたがり、お嬢様の顔を掴んで自分の方に向かせた


「ほら!あたしだよ!かわいくて、ムギちゃんの事が大好きなアニスだよ!見てよ!アニスを見て!!」

「……アニスさん…?」

「アニスはムギちゃんが大大大大好き!!!
 お嬢様だとか関係ない!何をされたとかでもない!!もう、ムギちゃんが大好きなの!!」


「……え…………?」


「アニスの体がムギちゃんに汚されて………でもいいの!あたし、ムギちゃんが好きだから!!」


「…………嘘………」


「嘘なんかじゃない!!大好き!!大好き!!大好きだから………」



84 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 02:39:00.48 ID:d1lwveXDO

あたし……また泣いてる………
涙が顔を伝い落ちて、お嬢様の顔に掛かってる……


「ねぇ!ムギちゃんはどうしたいの………?」

「……私は……アニスさんと……」

「本当の事を言ってよ!………考えてる事……正直に言ってよ………」


「…………かわいい……」


お嬢様は右手で、ゆっくりあたしの頬をなでた

その指を自分の口までもっていって、舌で舐める…


「……しょっぱい……アニスさんの涙の味……」

「……ムギちゃん……」


「……私……本当にアニスさんが好き……
 でも……あんな事やっちゃった……我慢できなくて………。
 せめて、アニスさんさえしらなければ、それでいいと思ってた……。
 それで、私達が幸せになれるから………」


「…………幸せ?」


「やり直したい……。あんな事した私を、なかった事にできないかな?
 私、今度はちゃんとアニスさんの事を……お嫁さんにできると思うの。私、絶対にしてみせる。」


お嬢様の目………

さっきまでと違う

言葉にも力がある



「なかったことに?
 無理だよ。あたしの体は、もうムギちゃん色に染まってるんだよ?
 今更、そんなことできないよ。あたしじゃ、今のあたしじゃダメなの?」


お嬢様の手を握り、自分の胸に押しあてた


「今のあたしじゃダメなの!?もぉ、ムギちゃんとは居られないの……?」


「……アニスさん……」


お嬢様はあたしの胸にある手にそのまま力を入れて、あたしの体を押し倒した



85 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 02:57:44.03 ID:d1lwveXDO

「ムギちゃん……」

「そんな事……ないの。私は今のアニスさんが……好きだから……」



仰向けのあたしの上になって、今度はお嬢様が顔を近づけてくる…


「私が許せないのは自分なの。今の自分。いえ……さっきまでの……自分。」


そう言って、お嬢様の右手がゆっきりあたしの下の方にいった……


「ひぅ……ひゃぁ……」

お嬢様の手が……あたしの大事なところにあたってる………


「ごめんね……私ので、こんなに汚しちゃって……」


「んぁあ……ひゃ………ムギちゃんの……なら……あたしは……あっ……」


「ううん。だめ。私は……あんな自分が許せない……。アニスさんにあんな事する自分が……」


「……え?……い、いや!お嬢様、ダメ!やめて!」


お嬢様は顔をあたしの下半身までもっていって、あそこを………


「……綺麗にしなくちゃね?私が汚したんだから……」


「ダメだよぉ……やめて……」


「…………ん……ん……」


「うぁっ!?……あっ……だめぇ……」


お嬢様の……舌が………

入ってきて……動いて………

ダメ………

なんか……頭が……


「ムギちゃん……ひぅ……やぁん………ぅう……」


無言で舐め続ける………

舐められ続ける………


ダメ…………



頭が………真っ白に……



86 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 03:12:45.04 ID:d1lwveXDO

「………うぅ………」


全身の力が入らなくなり、あたしの体はぐったりした……


「……アニスさん……。私は……これで変われるなんて思いません。」

お嬢様は起き上がって、また強い口調で言い始めた……


「私、これからも変わっていきます。だから……そんな私を、近くで見ていてくれませんか?」

「………ふぇ……?」


「……結婚は……その後からでも遅くはないと思うんです。
 だから、私の傍で、私の一番近くに居てください!!これからも……」



嬉しい……

なんか嬉しい……


あたし………

こんな気持ち………

言葉に表現できない………


「……アニスさん……また泣いてる……」


分かってるよ……

うん
口よりも目が先にあたしの気持ちを表現した………


………この気持ち……

あたしはお嬢様の顔に近づいて、その唇に触れることで表現した……


「うん。あたし……ずっといるよ………ムギちゃんの傍に…………いる!
 そして、待ってる!ムギちゃんがあたしの事を、お嫁さんにしてくれる日を!」



めいいっぱいの力で、最高の笑顔を作った



87 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 03:26:49.42 ID:d1lwveXDO

……………


お嬢様はあたしの横で……幸せそうに寝てる……


疲れちゃったのかな?


あの後……お嬢様がやりたいんなら、別にアニスは何をされても良かった


でも、お嬢様はただあたしの体を力を込めて抱いて……


必死で、あたしに対する気持ちを泣きながら叫んで………



嬉しかったな………


お嬢様が……あたしの事をどう思ってるか聞けて……

どんなにあたしの事が好きなのかが聞けて……


ただ、自分があたしのなかに出してしまったからって、
アニスも自分のなかに出して欲しい………ってのはちょっとな……

強情に言うから……
するって約束……しちゃったけど……



でも、変わるあたしを見てて欲しいか……



こんな言葉………


確かティアがルークに言われた言葉も………



そっか


ティアもこんな気持ちだったんだろうな……


ま、あのお坊っちゃまにここまで大胆に力強く言われたかはどうかは知らないけど………



「お嬢様………ムギちゃん………
 あたし……絶対に、ムギちゃんのお嫁さんになるんだからね。絶対に……」


すやすや眠る横顔に向かって決意を投げ掛ける……


絶対に………



「おやおや、御堅い決意のようで…………」



88 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 03:51:08.20 ID:d1lwveXDO

………げっ……

今の声………


背中の……鳥肌が………



「いやだなぁ………ここは……別世界………大佐の声がするわけ………」


後ろも見ずにそう呟く………

てか、見たくない……



「はは。では、これは私ジェイド・カーティスを懐かしむあまり、
 アニスの頭の中に生まれた幻覚というわけですね。いや~、参りましたね……。」


「………本当ですね~。アニスちゃん、ついに頭がおかしくなっちゃったのかな?
 ………あ、きっと疲れて頭が機能してないんだ。もう寝よ。よい子は寝る時間だし~♪」


「おや?裸で寝ると風邪を引きますよ?」

「…………。ま、幻覚の大佐になら見られても~。てか本人に見られても別にいいし~。お金取るけど。」


「ええ。では、子守唄代わりにでも聞いてください。
 私は確かにオールドラントからこちらの世界にやってきました。
 今回はアニスが飛ばされた様な奇跡的なルークの超振動の力ではなく、
 ディストが自分の研究施設で開発していた疑似的に超振動を引き起こす装置の力です。

 ……やれやれ、あの馬鹿には今回の件で死にもの狂いに働いて貰いましたよ。
 おかげで5年も掛かってなんとか装置を100台作らせて、多くの超振動を一気に融合させました。」


「5年!!?……あたしは、まだ一週間しか………」


「私は超振動で次元に穴を開けて、後はルークがおこした時の次元の余波に一番近い磁場を追いました。」


「磁場………?」

「まあ、磁場とは言っても、理論上の命名です。
 次元空間にあるのですから、もっと特別な何かでしょう。」

「つまり、あたしは元の世界に帰れるんですね!?」


「ええ。アニスが、この世界に執着していてなければの話ですが……」


「……はい?つまり、どういう事ですか?」


「帰ったら二度とこちらへは戻って来れない、と言う事です。」



89 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 04:35:19.78 ID:d1lwveXDO

「………え?それって……」


「アニス。あなたはオールドラントに帰りたいですか?
 それとも、そこのお嬢さんとこの世界で………結婚ですか?
 ………いやぁ~、アニスの玉の輿計画も、まさかそこまで熱心な物だったとは………」


「いえ……この結婚はあたしの心の底からの物です!」

「そうですか。それなら、なおさら帰りたいと思ってるんですか?
 実感は湧かないでしょうが、装置でこじ開けた次元の穴はもう数時間ももちません。
 穴自体を保持している装置そのものがそこまで保ち堪えれないでしょう。
 多分、帰る頃には壊れています。向こうが閉じれば、この世界に開けたものも閉じます。

 その装置というのもまだ未完成な上に、掘り起こされた物であるらしく
 創成暦時代の失われた技術。私やディストが生涯を掛けて手を尽くしても解明するのは不可能です。」


「……装置はそうでも、ルーク様の超振動が……」


「いえ、あれも。どうやら、ヴァンやアッシュが近くに居たらしく、
 ヴァンの中にいたローレライが超振動に影響した……と考えられます。
 それで、超振動の中心にいたあなたとアリエッタだけが次元の彼方に飛ばされてしまいました。
 ローレライが解放された今、彼にもう一度その時の様な超振動を
 手伝って貰えればいいのかもしれませんが、それでも難しいです。


 それに、私が今この世界に、あなたが生きている時間に立っているのも奇跡的。
 たとえこの世界に来れていたとしても、あなたがこの世界にやってくる1000年前、
 あるいは100000年後の世界だったかもしれません。」


「うはっ………。じゃあ、今こうやって大佐と会話できるのも……」


「はい。まさに奇跡です。
 恐らく、一度次元の穴が閉まってもう一度穴を作ったところで、
 次にあなたに出会う確率は0でしょうね。

 あなたを探す為にあらゆる世界のあらゆる時間に行きましたから、
 そろそろ装置もガタが来ていますし。

 ただ、私は色んな世界に行けて楽しめました。
 それぞれの世界には数時間しか居れませんでしたが、いい思い出も沢山あります。

 私としては、この世界の思い出として、
 アニスの婚約の一報をルーク達に持って帰るのもそれでいいかと。」


「………。あたし、残ってもいいんですか?
 それとも、もうオールドラントにもうあたしの居場所はないんですか?」


「いえいえ。オールドラントは今、私達によってヴァンも倒され、モースも死に、
 トリトハイムやあなたのご両親を中心とする新生ローレライ教団やキムラスカやマルクトを中心に
 新たな時代を迎えています。つまり、あなたが無理をして帰るような状況ではありません。」


「…そ、そうなんですか………」

「そうですね~。一応、ルーク達やご両親にはあなたの幸せそうな写真でも渡しておきましょうか。」

カシャッ

「いや~、この世界には便利な物がありますね。
 しかしこちらの世界で“現像”しとかないといけませんね。
 多分、オールドラントにはまだその様な技術ないでしょうから。」


「はぅ~。大佐はまだ来て数時間なのに、どうしてそんなにこの世界に馴染み掛けてるんですか~?」


「はは。あなたこそ。私は数時間で世界を去る事には慣れました。
 名残は惜しいですがね。あなたはどうします?」



90 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 04:54:49.29 ID:d1lwveXDO

「私は………帰りたいです。………けど………約束したんです!
 この子と……紬お嬢様と。ずっと近くに居て見ててあげるって!」


「はい。なら、ここに残りなさい。他の皆さんはさぞ悲しむでしょうが、アニスが決める事ですから。
 私は、死ぬ前に再びこうしてアニスの幸せ~な顔が見れて満足ですし。」


「大佐………私は……」

「私はこの屋敷をもう少し拝見させてもらいますね。
 そして、次元の穴がある屋敷の庭には一時間ぐらいしたら向かいます。
 もしオールドラントに帰りたいと思うなら、その時そこにいてください。では………」

「あ、大佐……」


「そうそう。別にお土産を持って帰りたいなら構いませんよ?
 例えば……豪邸のベッドに寝ていたお嬢様を1人……とか。」


大佐はいつも通り、涼しい口調だった……


私は………



「……アニスさん……」


「え!?あ、お嬢様!!いや、ムギちゃん!」

……起きていた!?……聞かれてたの……?


「…………私……その……」

「ムギちゃん!大丈夫だから!あたし………」


「アニスさんの世界に行きたい!」


「…………え……?」


「行きましょうよ!一緒に!そしたら、アニスさんは帰れるし、私は約束を守って貰える!!」



「ダメだよ………ムギちゃん………」

「え?なんで?どうしてですか……?」

「泣いてる。ムギちゃん、笑いながらまた涙ながしてる。」


「……これは……そんな……」

「知ってる。私、リビングにある写真立て。
 あの写真に写る、ピアノを弾いてたムギちゃん。幸せそう。
 あの周りの4人の人達のおかげでしょ?」

「……………」

「ムギちゃんにだって、あるじゃん。この世界に大切な物が………だから、ダメだよ……」

「そんな!!私、嫌!アニスさんと離れたくない!」


「あたしだって………嫌だよ……でも……」



91 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 05:18:45.51 ID:d1lwveXDO

「ムギ~。放課後、文化祭の練習するっていっただろ?」

「律ちゃん。ごめんなさい。私、今日は外せない用事があって……。
 あ、これ、夏休み中にヨーロッパ行ってた時のお土産。」

「よし。許可する。」


「律~。あたしも今日は用事があるって言っておいたはずだけど?」

「なら何かお菓子をよこせ澪!」

「調子に乗るな!」

「うふふ……律ちゃん、澪ちゃんったら……。ホント、仲がいいのね。」


「ムギちゃん。この写真の子、誰?」

「なんだ~?唯隊員、何を見ているんだ~?」

「ああ。ムギがヨーロッパに旅行に行ってた時の写真だろ?
 そう言えば、最後のイタリア?この写真だけ、女の子が写ってたな。」

「どれどれ?うわっ、梓にそっくり!唯隊員。命名はミニ梓で?」

「いやいや、ポケット梓ですよ。律っちゃん隊員。」


「この子は………私の………大切なお嫁さんなの。」


「「「………え?」」」



「………ほわ~ん」


「……ム…ムギちゃん?律ちゃん隊員。ムギちゃんの様子が……」

「色々あったんだ。唯隊員。戦帰りの兵士の心の傷はそっとしておいてやるもんだ。な?澪大佐。」

「ムギの……お嫁さん……?……あ、ひょっとして、おママごとの事か。」



「もう………アニスさんには………二度と会えないけど………私………。
 ううん。大丈夫。私、もうあの頃の私じゃないから……。

でも、ごめんね。約束、果たせなくて………」



ムギちゃん………


約束、果たせなくててごめんね……


本当に…………



92 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 05:33:23.26 ID:d1lwveXDO

《Bパターン》


「ムギ先輩!今日はもうお帰りですか?部活に行かないんですか?」

「梓ちゃんも帰るの?今日は用事?」

「はい。憂ちゃんと勉強会です。文化祭前なのに、ちょっと余裕がなくて……」



「お嬢様~!迎えにきました~。」


「……あの。女の子が走ってきますけど。ムギ先輩、妹とかいらっしゃいましたっけ?」

「あらあら。アニスさんったら………。中学校の服もなかなか似合ってますね。」


「ん?はぅあ!?あんた!あたしとキャラ被りの女!!」

「ええ!?あ、あたしですか!?どういう意味……」

「今日もぬけぬけとあたしの真似をして黒髪ツインですか?
 それでお嬢様のハートをわしづかむつもり!?お嬢様は……」

「アニスさん。……ちゅっ」



「え?えぇっ!?ムギ先輩!何を……」


「はう~。お嬢様……。こんな人前で……」

「あら?私のフィアンセなのですから。そう恥ずかしからずに。」

「……キス……ムギ先輩と……こんな小さな子が………」


「あの~。でもお嬢様。お父様は……まだ……」

「大丈夫。必ず説得してみせます!だから、それまで待っててね。」



「はい。アニス、待ってます。だから………」



必ず、アニスをお嫁さんにしてね!!



93 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 05:47:34.53 ID:d1lwveXDO

《Cパターン》


「おや?アニス。……お嫁さんも連れて。
 私に最後のお別れですか?」

「大佐。………あの……」


「私も……連れて行ってください!」


「おやおや。話はついたようですね。後で恨まれる前に言っておきますが、
 あちらの世界に行けば、さっき言った通り二度とこちらへは帰ってこれません。
 もし、あなたが少しでもこちらの世界でのご自身の地位や環境が恋しいと思う気持ちがあるなら………」


「いえ。ありません。あったとしても、アニスさんの為に………私……」



「…………アニス。何か、お嬢さんを説得できる言葉はなかったのですか?」


「………大佐……」


「やれやれ。あなたの責任ですよ?
 向こうの世界では、あなたが責任をもって、彼女を幸せにしてあげなさい。」

「大佐!分かりました!」

「ありがとうございます!」

「いえ、御美しいご婦人の命令とあらば、致し方ありませんからね。」


「やだ~♪大佐ってば~。………」


「アニス。自信を持ちなさい。彼女はあなたを頼ってるのですよ?」


「は、はい!任せてください!ムギちゃんはあたしがしっかり面倒みます!」


「まあ。アニスさん、カッコいいです。」



「では、行きますよ。大丈夫です。少し酔うかもしれませんがね。」


「ムギちゃん。大佐の少しは相当だよ……」

「うふふ。大丈夫です。これでも、体力には自信がありますから……」



結局、私はオールドラントに着いた頃には目まいがして吐いちゃった………


ムギちゃんは……嬉しそうに、風景を眺めていた……


幸せそう………


いや、これからあたしがもっと幸せにして行くんだから!!



94 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 06:13:26.23 ID:d1lwveXDO

《Dパターン》


「やれやれ、困りましたね……」


「えっ!?大佐!何戻ってきてるんですか!?」

「おや?修羅場の最中でしたか。」


「いえ、あの……私もアニスさんの世界に……」


「残念ながら無理です。」


「えっ!?大佐!さっきと話が……」


「いや~、実は次元の穴がふさがってしまいましてね。
 どうやら、装置が遂に壊れてしまったようです。
 つまり、元の世界には戻れなくなりました。」


「はい?それって……」


「アニスどころか、私もこの世界の住人にならなければならないようです。」


「……って、そんな陽気な顔をして!大佐!どうするんですか!?」


「いえいえ。アニスがお嬢様のお嫁さんになるなら、是非私に良い職を手配してください。
 そうですね~。この歳から医師でも目指しましょうか?この世界の医学にも興味ありますし。」



「………この人。本気だ……」


「うふふ。アニスさんのお知り合い、面白い方ですね。」



「ところで、大佐。ぶっちゃけ、あたしがお嬢様と結婚するって聞いて、どう思ってます?」


「お嬢様が不憫ですね。」


「大佐~…それって単純にあたしがダメなお嫁さんになると思ってませんか?」


「はは……。ま、正直な話。アニスが幸せになれるような気がして、いい気分なんですよ。
 今まで散々不幸そうな顔を見せてきたあなたですから……。」


「……大佐……。」


「がんばりなさい………。アニス。」



95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 06:27:17.93 ID:d1lwveXDO

《Eパターン》



ガツ………


グチャ………


グチャ………



「…………アニスちゃん…………………………………………美味しい………」



グチャ………


ブチッ………



「アニスちゃん?聞こえてる?あたし………幸せ。
 アニスちゃんがどっかに行っちゃうなんて………考えたくもない…………

 これなら……一緒に居られる………


 アニスちゃん………」



………酷い光景でした。アニスの悲鳴を聞いて……まさか……とは思いましたがね。

しかし、ここであの少女を殺したところで、アニスはそれを喜ぶでしょうか?
仇撃ちなど、私はあまり好みじゃありませんしね。
私は、見なかった事にして、オールドラントに帰るべきでしょうね………。

ルーク達には写真を見せて幸せそうにしてると………
いや、結局は会えなかったという事にしましょうか?

では、さよなら。お嬢さん。そして………アニス……



96 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 06:53:43.91 ID:d1lwveXDO

《EXTRA》
はぁ………

人生………て
マジクソゲー……

はぁ……
どっかにあたしの心を癒す何か、落ちてないかな………


「ん?」


え?
え?え?え?


マジ!!?
めちゃかわいい!!

ピンク髪にゴスロリ!?
マジサイコー!!

周りを見てキョロキョロしているあのおどおどさ………
うっは~……マジきた……


「ねぇ?そこの……不思議系ロリ美少女!」


「え?……何?……誰?……ここ……どこ?」


「うっは~!あたし!柏崎星奈!お嬢ちゃんは!?なんて名前!?」


「え?何?………アリエッタ……」


「アリエッタ!?かわいい!かわいい!かわいい!かぅあいぃい~。」


「え!?なんなの……」


「あたしん家来て!ゲームやろ!!いっぱいやろ!!
 お菓子あげる!!いっぱいあげる!そして……とにかく行こ!!」


「え!?やっ!やぁあ~!やだぁ!!」


「大丈夫~!ちゃんと攻略してあげるから~!」



それから、あたしは毎日が楽しかった

アリエッタちゃんは実は異世界人?

サイコー!!
なら住む家ないじゃん!!あたしん家に住ませてあげる!!


え?あたしの学校に隣人部ができた?
知らないし~!
あたしは放課後、家で楽しくアリエッタちゃんと楽しく過ごすから~!!


もぉ~、あたしってば幸せ~!



97 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 07:12:33.26 ID:d1lwveXDO


~終~

あとがき

まず、ここまで全て読んでくたさった方はありがとうございます
中盤からは少しグダグダでした……すいません

そして最後の大佐の面倒臭い話は私にも理解出来ません

序盤
腹黒アニス X 天然お嬢様

中盤
玉の輿アニス X ガチユリお嬢様

終盤
純愛アニス X 熱愛お嬢様

エンディング
Aパターン
それぞれの生き方
特に紬の場合はそのまま“けいおん!!”の世界に繋がりますね
でも、あまり好きじゃない終わり方です

Bパターン
けいおんの世界エンド
つまりアニスが残る事を決意
……2人共幸せそう……

Cパターン
アビスの世界
紬が魔物と戦うとか想像できない……

Dパターン
B+ジェイド
ジェイドという強力な味方もいて、アニスと紬は更に幸せ?

Eパターン
……………
紬はこのまま何食わぬ顔、もしくは記憶喪失で日本に帰れば、“けいおん!!”に繋がります……


EXTRA
アリエッタの最後(笑)
でも、きっと幸せだよ
生きててよかったね



98 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/08(木) 08:48:49.31 ID:Hj+hUxmDO

乙!!


次は、アリエッタとはがないメンバーとの絡みだな



99 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府):2012/03/08(木) 20:59:36.41 ID:hg7M+//qo

乙!
すごく面白かった!めちゃくちゃ良かった。
あとがき通りの読み方できたし、エンディングのパターンもあって面白かった
どのエンディングも好きだな。Eも含めてねww

珍しい組み合わせだなと思ったが、違和感なく読み易かったよ



102 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/03/10(土) 02:09:07.51 ID:dqB+0Iheo

乙です。

エンディングの網羅ぶりに噴いたww
まあEはちょっとアレだけど。
BとCが好きな終わり方だ。

星奈×アリエッタのEXTRA編を待ってます。





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