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唯「ポケモンマスターになるよ!」#5 【ポケモン】


唯「ポケモンマスターになるよ!」#index


「VSフリーザー」
「VSミュウ」


192 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/21(日) 23:08:41.22 ID:LvxFus2o


唯「それでこの破壊の遺伝子はどうすればいいの?」

疑問の言葉にナツメは顔を苦くして答えた

ナツメ「できれば……唯に引き続き唯に守ってもらえれば……と思っていたけど、
これ以上唯に負担はかけられないわ」

唯「私は大丈夫だよっ!」

そして、ただ、と言葉を繋ぐと

唯「……一度ロケット団に負けているから……守りきれるとはいいきれないかも……」

カツラ「ならば、ワシが預かろうか。唯君とナツメ君ばかりに負担をかけているわけにもいかん」

カツラ「それに

――元々の発端はワシにあるのだから」




195 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/21(日) 23:21:37.49 ID:LvxFus2o


カツラの口から発される言葉は重く、

そして深い懺悔の意味をもっていた

カツラ「あれはもともとワシが作ったもの……」

唯「……カツラさん……」





――やはりそれは俺の手にあるのがいいようだな。ゴルバット、泥棒で奪い取れ!!


196 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/21(日) 23:30:25.88 ID:LvxFus2o


声の先は上空。声とゴルバットが唯の手の中にあった破壊の遺伝子をかすめとった

見上げた唯の視線の先

そこには

ランス「最近どうやらついているようだな。研究日誌を探しにグレンへ着てみれば、ナツメ、そしてあの女、カツラまでいるじゃないか!!」

「どうやら、研究日誌のほうは無駄だったようだが、とうとうこれが手に入った!!」

もう一体のゴルバットにつかまり、浮遊しているロケット団の男がいた

ナツメ「ロケット団……っ!!」


200 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/21(日) 23:40:02.12 ID:LvxFus2o


ランス「おやおや、ナツメ、なんだそのツラは? 自慢の長い髪まで切り、ここまでごまかしてきたというのに、
このザマがそんなに悔しいのか?」

カツラ「待て、それだけは持っていかれるわけにいかん。置いていってもらうぞ!!でてこいブーバー!!」ボンッ

「大文字だ!!」

ランス「おいおい、焦るなよ。そんな大技があたるとおもうか?」

ランスがつかまっていたゴルバットの手放し地面に着地した。

ランス「あとはもう一つ。その女にシオンでの借りを返させてもらうだけだ」

言った直後、動きがあった

ナツメだ

ナツメ「そう簡単に事が運ぶとおもっているの?」

「でてきなさい、バリヤード。サイケコウセン!!」

繰り出されたバリヤードが手のひらをランスに向け

放った


201 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/21(日) 23:50:20.20 ID:LvxFus2o


ナツメ「(……なに……あの余裕は。焦り一つもみせずに……どういうことなの)」

放たれた光線にランスがとった行動は一つだけだった。

それは

ランス「……せっかちな女だ――でてこい」

「――サンダー!!」

ボールから、ポケモンが繰り出されるだけ。

それだけの仕草だったが……

たったその1つの行動だけで、莫大な電気が周囲の空気を鳴らした


202 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/21(日) 23:58:55.47 ID:LvxFus2o


稲光と共に姿を現したのは

黄色い羽毛で体を覆い、全体的に刺々しいフォルムをした鳥ポケモン

その体に常に纏う電気が、あたりにいやな轟音を響かせていた

唯「……っな、なにあれ……!?」

その姿に威圧された唯が慌て、図鑑を開いた


No.145 サンダー
くもの うえから きょだいな 
いなずまを おとしながら 
あらわれる でんせつの とりポケモンである。



203 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 00:06:25.14 ID:r9Je0kAO

伝説が一角のご登場か熱いな
いやこの場合はシビレるか



204 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 00:09:24.87 ID:mbzlTloo


唯「伝説のポケモン!?」

ランス「安心しろ、女。お前の相手はコイツじゃない――サンダー、ナツメを引き離せ」

飛ばされる言葉にサンダーは、ナツメのバリヤードに狙いを定め

連れ去った

廃墟となったグレンの南東へと雷雲とおもに移動をはじめた

ナツメ「っ!!ごめんなさい、私はバリヤードとサンダーを追うわ。気をつけてね唯、カツラさん」

そうしてナツメがこの戦場に背を向け、自分の戦場へ足を走らせた


205 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 00:19:28.39 ID:mbzlTloo


カツラ「ブーバー、火炎放射だ」

隙をみせたランスに、すかさず攻撃をかけた

だが

ランス「ちっ、こいつも邪魔だ。でろ、ファイヤー」ボンッ

先ほどと同じ形で攻撃が阻まれた

今度姿を現したのは

朱の翼、朱の鬣、朱の尾

全てが炎を纏う、美しい火の鳥だった

ランス「こいつも伝説の鳥ポケモンの一匹だ!!」

言葉が大気に響いたとき

唯の図鑑が自動的に認識をはじめた


No.146 ファイヤー
よぞら さえも あかく するほど 
はげしく もえあがる つばさで 
はばたく でんせつの とりポケモン。


206 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 00:28:50.38 ID:mbzlTloo


唯「そんな、二匹目っ!?」

ランス「お前はあのジジィをひきつけろ、いいな?」

その命令を聞くと、ファイヤーが炎の翼を広げた

――飛翔する

そう思ったときにはすでにブーバーが宙に浮かんでいた

カツラ「こいつら、ワシらを引き離す気か!!――唯君、すまないワシはあのファイヤーを必ずしとめる」

「だから、この場を任せるぞ!!」

そしてカツラもファイヤーが飛んでいった方向、

グレン山のほうへ足を急がせた


208 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 00:40:48.63 ID:mbzlTloo


残されたのは二人

ユイとランスだ

沈黙が流れたが

口を最初に開いたのはランスだった

ランス「どうして、俺がお前を残したかわかるか?」

問うた

唯「そんなのわかんないよっ!」

べーっと舌を出す唯に、ランスはさらに続けた


209 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 00:49:16.96 ID:mbzlTloo


ランス「……このさいだ、正直に言おう。俺は……シオンであの2匹の竜に威圧された時、負ける……そう思った。

そして俺は逃げ出した……」

ポツリと紡ぐ言葉には重みがある

ランスも唯と同じだった

シオンでの闘いを。あのバトルを自分の敗北だと思っていた。

ランス「そして、あのあと一つのことに気付いた。」

「俺達のボス――サカキさまは……あのときの弱さ、あのふがいなさのために一人修行のたびにでてしまわれた

のだと……」

唯「(……サカキ?)」

ランス「だから、だ」

「――俺はここでお前を圧倒し、最強のポケモンを作り出し、もう一度サカキ様をお迎えする!!」


210 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 00:59:22.04 ID:mbzlTloo


そして

ランス「さぁ、ポケモンを出せっ!俺はあのときの弱さをここで捨てる」

唯「……」

唯の沈黙が続き

唯「……だからって……それがそんな勝手にポケモンをつくる理由にはならないよ」

「あなたたちはそのポケモンできっと多くの人を苦しめる」

振り絞った声が場を支配した

唯「勝つよ。だって、そんな世界じゃ私もポケモンたちも楽しくないと思うから」

「なにが正しいかなんてわからないけど……私にとって闘う理由はそれで充分」

いつもののほほんとした顔に意思がやどる。

勝ちたい。勝とう、と。

だから

唯「力を貸して。でてきてリュー太!!」ボンッ

ハクリュー「リュウウウウー!!」


211 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:04:52.55 ID:mbzlTloo


ランス「そうだ、そいつだ。そのドラゴンだ。まずはそいつを倒させてもらうぞ」

言ったランスがボールを放つ構えをとった

空気が変わる。

文字通り大気がひやり、とした

唯の肌は、あたりの寒気を感じ取る

ランス「さぁ、でろ!フリーザー!!」

水色の羽毛。美しく光る翼。青く、ときおり白く光る鶏冠

3匹目の鳥ポケモンが放たれた

No.144 フリーザー
ふゆぞらの くうきに ふくまれる 
すいぶんを こおらせて ゆきを 
ふらせる でんせつの とりポケモン。

唯「また伝説のポケモン!!」

ランス「さぁ、はじめようか。トレーナー!!」

あたりには、白く小さな粒――雪が降り出し

グレンの空が3つの色を仕立て上げていた


212 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:10:04.15 ID:mbzlTloo


唯「リュー太!高速移動!!そして神速」

ハクリューが宙を翔る。身は空を這わすようにし、風をまとった

ランス「フリーザー、白い霧だ」

フリーザーの身を隠すように霧が発生した

青の体がその白に紛れ込んでいく

構わない、そう唯は思っていると、ハクリューは今までフリーザーがいた場所へ突っ込んだ

だが、そこにすでに姿はなく

声は別のところから響いた

ランス「少しは学べよ、トレーナー!!ゴルバット、女を狙え!!」ボンッ


213 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:10:51.25 ID:r9Je0kAO

三竦み揃い踏みか



214 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:15:53.00 ID:mbzlTloo


シオンでの映像がよみがえる

不意をうったゴルバットの攻撃

再び、ゴルバットが唯に襲い掛かった

――ドンッ

音が響く

骨にあったときのような音だ

ランス「もう終わりか?あぁ?」

きりの中から声が響く

どうやら、むこうからもあまりこちらの様子は見えていないようだ

なぜなら

唯「へへん、2度も同じ手は食わないよ!」

たしかにゴルバットは唯の腹部へと翼を突っ込ませていた、が

そのあいだを阻むものがある

骨だ。

唯「カラ太の守るだよっ」

いつのまにか出されていたカラカラがゴルバットの翼をその骨で受け止めていた


215 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:20:26.03 ID:mbzlTloo


唯「カラ太、みねうち」

受け止めた骨にかけた力を抜き、骨を手放した

力の抵抗がなくなったゴルバットは宙をよろけ

カラカラは落とした骨を左の手で受け止め、バックハンドで打ち抜いた

――

ゴルバットが地上に堕ちるが

かまっていられないと、唯は次の指示をだした

唯「そっちも一匹相手だと思っているところに、2匹目で攻撃してきたんだもん。こっちが何体でいっても文句はないよね?
 カラ太、骨ブーメランで霧を切り裂いて。リュー太、姿が見えたらすぐに攻撃できるように構えて」

カラカラの骨が投じられる

白の霧は2つに切り裂け、そして骨の帰還で4つにきりさかれた


216 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:25:09.71 ID:mbzlTloo


唯「見えた!!そこだよリュー太、神速!!」

水色の羽がちらりと見えたところへと、ハクリューに指示をだす

もう一度ハクリューが別たれた霧の中へダイブした



ランス「ふはははは、そこもはずれだ!!狙い打てフリーザー、冷凍ビームだ」

唯「なっ!!」

唯が影をみつけたところとは、別のところから冷気をまとったビームが出る

攻撃は唯の言葉を待たず、ハクリューの居場所に向かって放たれた

ハクリュー「……リュウウウウウウ!!」バタッ

倒れた音だけが残り

唯「リュー太!?」


217 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:29:03.78 ID:mbzlTloo


ランス「おっと、そろそろ霧も晴れるか……」

白の世界に、視界が戻る

ハクリューは地に凍ったまま横倒しになっていた

ランス「ドラゴンタイプは大抵の攻撃には強いが、この冷気には耐えられん」

「俺が3匹の鳥のうち、こいつを残した理由はそこにある」

敵はどこだ と焦る気持ちを押さえつけながら、唯はあたりをみわたすと

唯「空っ!?」

フリーザーの背に乗るランスがはるか上空にいた

唯「そんな……さっき確かに、あそこに影が」

ランス「氷は時に、鏡より鋭く物を写す」

唯「つまり氷に写った影を攻撃していた……」

ランス「ほう、察しはいいじゃないか。さぁそっちのモンスターもだ、フリーザー、こおりのつぶて!!」


218 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:35:26.68 ID:mbzlTloo


フリーザーが己の翼を一振り、二振りした。

その結果

大気の水分が礫となり

唯とカラカラに襲い掛かった

唯「カラ太、まもって」

カラカラが手に持った骨で、礫を打ち返すように捌くが

カラカラ「カラっ……!!」

数の多さに全てが捌ききれず

いくつかの礫は唯へと向かう


219 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:39:38.94 ID:mbzlTloo


カラカラ「――!!」

だが、カラカラはそれを許さなかった

捌ききれない分は自分の体で守ればいい 

そう考え、カラカラが唯の目の前に飛び出した

ランス「そら、直撃だ」

唯「カラ太っ!!」

叫ぶ声はむなしく、カラカラが地に落ちた

唯「ごめんね、カラ太。ありがとう、戻ってね」

空のボールにカラカラをしまうと、新たなボールをとりだし

唯「GO,ヒー太!!」

リザードン「ガアアアアア!!」

炎の竜が大気をかき鳴らした。

唯がその背に乗ると、大翼を広げ

空のフィールドへと飛び立った


220 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:44:43.02 ID:mbzlTloo


空は冬の色に満ちていた

空へ上がると、雪が一層、唯の視界を埋めた

ランス「今度は空中戦というわけか」

唯「ヒー太、火炎放射!!」

先制をしかけたのは唯だった

雪の世界を、溶かす豪火がリザードンの口から吐き出される

ランス「っち、炎タイプか。フリーザー、かぜおこし」

フリーザーが翼を豪快に振るう

突風が作り出され、こなゆきと共にリザードンを襲う


221 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:49:21.48 ID:mbzlTloo


唯「っ……!でてきて、ビー太!!こうそくいどう」

風の中リザードンの背中から一匹の尖兵が繰り出される

一度真上に飛び上がったスピアーは、上からフリーザーをかく乱しながら狙う

唯「ダブルニーd

ランス「フリーザーを相手にスピードなど無意味だ!!こころのめ、そして絶対零度」

フリーザーの瞳が閉じられる

――キンッ

気付けば、スピアーが完全に凍っていた

ブンとうるさかった羽音は今では一切音を発さず、重力を受け地へと向かう

唯「ごめんね、ビー太ありがとう」

唯はリザードンと共に下に回りこむと落ちてくるスピアーをキャッチした


222 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:55:27.24 ID:mbzlTloo


スピアーをボールに戻し、もう一度ランスを見る

唯「ヒー太、火炎放射。連射して!!」

ランス「冷凍ビームで応戦しろ」

空中で赤と青の光りがぶつかりあう

互いに空を滑るように飛び、あたりかまわずエネルギーを放ち続ける

唯「ヒー太、フレアドライブ!!」

リザードン「!!」

その指示にまず驚いたのは命令をだされたリザードンだった

なぜなら、それはリザードンの体に炎を纏い突撃をかける攻撃

現在唯が乗った状態で使うと……

唯「大丈夫、ヒー太の炎なら大丈夫だよ。私は信じてる」


223 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 01:57:22.81 ID:mbzlTloo


そういって、リザードンの頭を撫でた

リザードン「ガァ!!」

そしてリザードンの体に炎が宿った

唯とリザードンを覆うように炎の膜ができる

そして

ランス「なんだっ!?」

リザードンがフリーザーに突撃をかけた


224 名前:予想以上に時間かかってるからテンポアップ:2010/11/22(月) 01:58:20.70 ID:mbzlTloo


冷凍ビームが直撃するが

唯「いける!!いけるよ、ヒー太!!」

冷凍ビームが裂けるように割れた

道ができる。フリーザーへと一直線の道だ

その中心を炎をまといながら滑空する

――ダンッ

ランス「な・・・なにっ?」

青の体にリザードンの体が激突した


225 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:00:49.20 ID:mbzlTloo


唯「やったっ!!」

ランス「まだだ。まだ終わらん。フリーザー、ふぶき」

炎に焼かれたフリーザーは高度は落とすも、墜落することはなく飛び続ける

そして、雲を呼んだ

真っ黒の雲が白の世界を演出するように覆った

唯「ヒー太っ」

風と雪がリザードンを襲う

炎タイプとは言え、あまりに強い雪の前ではさすがに体力を消耗する

やがて

――ピキピキ

リザードンの翼が凍り始めた

高度が下がり、

やがて唯ごと墜落した


226 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:03:14.14 ID:mbzlTloo


ランス「ふはははは、勝った!!あの女をも乗り越えた!!これでサカキさまに――」

そのとき

――ゴロゴロ

――ドーン

雷が落ちた

激しい稲光が襲ったさきはフリーザー

ランス「なっ、どういうことだ」

わけがわからずランスが辺りを見渡すと

真下にハクリューの背に乗り宙を飛ぶ唯がいた


227 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:06:27.99 ID:mbzlTloo


ランス「――」

言葉を失ったランスは、なぜ、と考える

あれは、最初に凍らせたはずだ とも

伝説が落ちる

完全に不意をつかれた一撃はフリーザーをしとめるのに充分だった

唯「どうしてって顔してるから、教えてあげるね。このリュー太の特性は脱皮って言って状態異常から回復できるの。
つまりはそういうことっ。最後の雷もこの子の技。いやぁ、そのフリーザーが雲を呼んでくれたおかげで助かっちゃった」テヘッ

おちるランスにあわせてハクリューが飛んだ

ランス「くそっ、でてこいゴルバット!!」ボンッ

堕ちるフリーザーから、ゴルバットの足に捕まりなおし

ランス「だが、俺にはこれがある。この破壊の遺伝子がな」

ランスが懐からさきほど奪った破壊の遺伝子を取り出した


228 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:09:34.27 ID:mbzlTloo


ランス「この力を持ち再びお前を――」

???「リザードン、ブラストバーン!!」

声と共に炎が来た

その行く末は

ランスの手元。正確に破壊の遺伝子を打ち抜いていた

ランス「――!!!!」

唯は見る。

カツラがどれほどやっても消滅させることのできなかった破壊の遺伝子が、サラサラと消滅していくところを

唯「(なに?だれ!?」

???「やれやれ、おじいちゃんにロケット団が再び活動し始めたと聞いて探してみれば、こんな雑魚とは」

声の方向へと二人は一斉に首を向けた


229 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:12:18.30 ID:mbzlTloo


ランス「な、貴様は……トキワジムのジムリーダー!!グリーン!なぜここに」

唯「(トキワジム……?……最強のジムリーダー!!)」

グリーン「しかもだ、おじいちゃんに図鑑をもらったやつがいるとも聞いていたが、こんな女だとは……」

唯「おじいちゃん……?もしかして博士が言ってたお孫さん!!」

唯の驚きの表情とは間逆に、ランスの顔色が悪くなっていく

ランス「……ゴルバット、黒い霧だ!!」

ゴルバットの口から黒い霧が吐き出され辺りを覆った


230 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:15:32.50 ID:mbzlTloo


グリーン「リザードン、ねっぷうでふきとばせ」

グリーンのリザードンの翼がゴウッっと音をたてた

一振り。たったそれだけでゴルバットの作ったきりを吹き飛ばす

グリーン「ちっ、逃げたか」

吹き飛ばされた霧の中にすでにランスの姿はなかった

グリーン「まぁ、いい。どうせもう破壊の遺伝子はない」

「おい、下に降りるぞ」

唯にそうぶっきらぼうに言葉を投げると、ゆっくりとグレンの廃墟へ下降していった


231 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:18:19.73 ID:mbzlTloo


――グレンタウン


ナツメ「唯!!」

唯がグレンに降りたときはじめに言葉を作ったのはナツメだった。

ナツメ「大丈夫だった?」

唯「うん、なんとかね」

そう答え、ナツメの周りをみると

地面にサンダー、ファイヤー、フリーザーが寝転がらされていた

唯「カツラさんも、ナツメさんも、買ったんだね」

ナツメ「えぇ、伝説のポケモンっていってもトレーナーに縛られた状態ですもの」

カツラ「さらに、そのトレーナーの指示すらない状態ということだったからな」

唯「……このポケモンたちはどうなるんだろう」

唯の疑問に答えたのはグリーンだった

グリーン「こいつらはそもそも人に操られるようなポケモンじゃない。体力が戻れば野生に戻るだろう」

唯「そっか、よかった~」


232 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:21:24.62 ID:mbzlTloo


安堵をみせる唯にグリーンはさらに続けた

ナツメ「それで破壊の遺伝子は……」

グリーン「あれは俺が処分した。問題ないだろう」

カツラ「なっ、あれを……かね?」

驚くカツラにグリーンは

グリーン「なにか問題があったのか?」

鋭い視線でカツラを見据えた

カツラ「いや、問題ない」


233 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:24:21.53 ID:mbzlTloo


グリーン「おい、そこの女。どうやらバッチを7つすでに手に入れているみたいだな」

唯を強い口調で呼びかけ

グリーン「3日くらいなら俺もトキワにいる。ジム戦もうけてやるよ。だが――」

「その程度では、俺は倒せない。もう少しマシになってくるんだな」

そういうとグリーンはリザードンの背に飛び乗り

グリーン「飛べ、リザードン」

マサラの方向へ飛んでいってしまった

ナツメ「どう、唯?少しは勝てそうかしら」

その質問に唯は答えることができず、ただ口を閉ざすばかりだった


234 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:27:26.83 ID:mbzlTloo


――どこかの空


ランス「くそっ!!」

ゴルバットにつかまり、空を飛ぶランスが怒声に近い声をあげた

唇からは、怒りをこらえるためにかみしめたのか血が流れている

――ランス、失敗したならジョウトへこい

ランスの腕につけられたポケギアから声が流れる

――こっちの計画はすでに進みつつある。お前の計画はすでに潰えた。だからジョウトへこい

――そもそも本来ならばこっちのほうが本計画だ。

ランス「ちっ、ジョウトか……」

舌打ちしたランスは、ゴルバットに指示を出す

ランス「ゴルバット、いかりのみずうみまで飛べ」

そして、この空に一言を残し、姿を消した

覚えていろ と



「VSフリーザー」 〆


235 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 02:29:52.12 ID:r9Je0kAO

格が違いすぎる流石は元チャンピオン
フルバトルなんて夢のまた夢だな


236 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 11:54:18.60 ID:7Od5Kac0

続けてきてたのか

グリーンつえええなwwww


237 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/22(月) 15:58:14.32 ID:y45bRsAO

リザードン
ハクリュー
イーブイ
サンダー
ファイヤー
フリーザー

これなら勝つる!


238 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/24(水) 00:43:17.47 ID:2RGBBYIo

>>237
ビー太ェ・・・


239 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/24(水) 23:16:04.88 ID:eWAFH9oo

>>237
なぜファイヤー?にらみつけるの?


240 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/26(金) 18:15:39.17 ID:JoNiMUw0

このスレがおもしろすぎて
昔のポケモンはじめからやりはじめたぜwwww
スピアー強いなwwww


241 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 03:15:24.65 ID:wIJhcSk0

このスレの所為で、ヒトカゲ、ビードル、ミニリュウを厳選する羽目に……
如何してくれるんだいww!?


242 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 03:57:43.55 ID:6Ih2oAAO

>>238>>241
カラ太が泣いてんぞ


243 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 14:31:19.61 ID:SvqWzkAO

フィーちゃん・・・


244 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 21:03:43.55 ID:/VcDpbIo

今日来るっかな


245 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 21:12:11.96 ID:Rlr2vio0

>カラ太が泣いてんぞ
BWにカラカラでてこなくね?



246 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:16:39.78 ID:U6P9eAoo


――マサラタウン

唯「ただいま~、憂~!!」

久々の帰宅に唯は声をはずませた

いつもならばすぐに「おかえりー」の声と共に憂が姿を現すが、今日にかぎってはそうでもない

唯「あれー?憂いないのかな?」

首を斜めにかしげ、靴を脱ぎ

リビングへ足をむけるが

唯「やっぱりいないなぁ~」

そこには整理された無人の部屋があるだけだった


247 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:20:12.56 ID:U6P9eAoo


唯「それにしても……憂がいないとなんだか寂しいなぁ」

空っぽの部屋の中で呟くが

唯「そっか、私が旅にでてから憂は一人だったんだね……」

憂が帰ってきたら、ごめんね と言おうと思うが

唯「ううん、この場合ありがとう……かな?」

そして無人のリビングを後にした


248 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:26:11.94 ID:U6P9eAoo


――唯の部屋

扉を開いた先にあるのはやはり完璧に整理された部屋

人形などがそこらに転がっていたはずだが、綺麗に机の上やいつもの定置に戻されている

憂には感謝しきれないなぁ と思い

綺麗にベッドメイキングされたベッドに倒れこんだ

そうしてまず思い出すのは

これから闘わなければならない相手のことだ


249 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:30:20.35 ID:U6P9eAoo


唯「(あのリザードン……よく強そうだったなぁ…)」

攻撃の制度、威力、指示のスピード、適所な技の選択。

どれもが、自分より上なのは先日の戦闘からわかっていた

あのとき、グリーンのリザードンから放たれた破壊の遺伝子を焼き払った技はおそらく命中精度のため、
あれでも威力は抑えられていたのだろうなぁ とも

唯「(元チャンピオン……なんだよね……ということは、あと5体もあのレベルなのかなぁ~)」

思考の結果がそのまま溜息として出た

唯「やっぱり勝ちたいよね~」

呟きは誰に届くわけでもなく、ただ静かな部屋に沈んだ


250 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:35:40.13 ID:U6P9eAoo


唯「……ん~~、あれ?寝ちゃってたのか~」

窓から差し込む西日に当てられ、目を覚ました唯が寝転んだまま間延びした

枕元にあった時計を見てみると

唯「うそ、もうこんな時間!?」

気付けば3時間以上睡眠をとっていたことになる

唯「あれ、じゃぁ、まだ憂は帰ってきていないのかな」

いまだに物音のしない家に疑問がうまれた

憂が帰宅したのならば、そろそろ夕飯の支度の音がするはずだ

しかし

一切の物音すらしない


252 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:41:19.03 ID:U6P9eAoo


そして扉のほうをみた

そこには

唯「あずにゃん!?」

開きっぱなしの扉の前に梓の姿があった

唯「あれ、どうしたの?あずにゃ~ん」

ベッドから降り、立ち上がろうとした時

梓「――」ペコリ

梓が頭を下げた

そして

クルっと背を向けると、唯から逃げるように階段を下り

――バタン

玄関の扉が開く音がした


253 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:46:23.33 ID:U6P9eAoo


唯「??…どうしたのあずにゃん?」

なにがなんだかわからないが後を追いかける

音を立てながら階段をくだり、同じように外に出た

そこで

憂「おねえちゃん!!」

梓「唯先輩!!」

憂と梓に遭遇した


254 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:50:13.13 ID:U6P9eAoo


再び疑問が生まれる

唯「(え?あれ?)」

その疑問が口から生まれる前に、先に言葉が来た

憂「おねえちゃん、帰ってたんだ!!おかえりなさい!」

うれしそうにする憂と

梓「もう、唯先輩帰ってくるなら前もって連絡するとかしてくださいよ~」

少し愚痴っぽくなっているが、やはり嬉しそうな梓だ

唯「あ、あれれ?」

憂「どうしたの、おねえちゃん?」

梓「なんか様子が変ですね」

唯「い、いま、あずにゃん私の部屋の前にいたよね?」

梓「え?私はずっと憂と一緒に外にいましたけど」

あれ、どういうことだろう と思うが

憂「うーん、とりあえず中に入ろうよ。おねえちゃんも梓ちゃんも」

その言葉に従い再び家の中へ戻っていった



255 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 22:56:54.96 ID:U6P9eAoo




梓「で、唯先輩は急にかえってきてどうしたんですか?」

テーブルにごろんと前かがみに倒れた唯の横についた梓が少し強めの口調で言った

唯「……あずにゃん、なんか怒ってない?」

梓「……怒ってないです」

二人のやりとりに唯の対面にかけた憂がははは……と苦笑いする

梓「一度帰ってきたときに、私だけ仲間はずれにされたことなんてぜんぜん怒ってませんし」

「いつのまにか澪先輩や律先輩がいなくなっちゃってることも全然怒ってません」


256 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:00:13.08 ID:U6P9eAoo


一度帰ってきたとき。それは3つ目のバッチを取りディグダの穴を抜けマサラに帰ってきたとき

あの時はたしかイーブイを探しまわっていて、それで……

唯「あっー!!そっか……あずにゃんごめんね。あの時は少し忙しくしてたんだよ~~」

思い出し、そして情けない声で横の梓に呼びかけた

憂「ふふふ、梓ちゃんも寂しかったんだよね~」

梓「なっ、憂!!」

顔を真っ赤にする梓に、それを暖かい目で見守る憂

唯「あずにゃ~~ん!!」

机に伏していた唯が、横の梓に襲うように抱きついた

唯「あずにゃ~~ん、ごめんねー」ナデナデ

梓「なっ、ちょ、やめてください」

唯「ここがええんかーここがええんかー」

ふざけながら首を撫でる手を止める様子のない唯に

梓「……にゃあ……」

鳴いた


257 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:05:53.37 ID:U6P9eAoo


憂「梓ちゃん、本当の猫みたい~」

梓「はっ!!久々だったからつい!!」

唯「いいんだよ~、もっと甘えてくれても~」

梓「もう……それで唯先輩はどうして急に?」

質問に唯が抱きつくのをやめ、

唯「ふっふっふ、とうとう私もバッチを7つ集めたのだよ」

そして、じゃーんと言う掛け声と共にテーブルの上に7つのバッチを並べた

梓「……!! 本当にバッチ集めしてたんですねっ!!すごいです」

憂「わぁ……やっぱりおねえちゃんはやるときはやる人だよっ!!」

唯「えっへん、もっとほめるがいい」

そういって胸をはるが

梓「もうっ、すぐ調子にのるんですから」

梓に少し呆れられた


258 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:10:02.18 ID:U6P9eAoo


憂「あれ、でも7つってことは……」

唯「うん、明日トキワのジムに挑戦するんだ~」

梓「わぁ、がんばってください!!唯先輩ならきっと勝てますよ……」

唯「……う、うん」

曖昧に濁した返事をしたことに、しまったと思う。

不安の色を気付かせないか、と心配したがどうやら気付かれた様子はなさそうだ

憂「(……おねえちゃん?)」

梓「それで、バッチ8つ集めたら唯先輩はどうするんですか?」

質問が来た

唯「うーん、そうだね。どうしよっか」


259 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:15:15.92 ID:U6P9eAoo


梓「どうしよっか、って……なにもきめてないんですか?」

唯「うん、全然考えてもなかったよ」

憂「ふふふ、おねえちゃんらしいね」

笑う憂と少し息巻く梓を見て、一つのことが思い浮かんだ

唯「そうだっ!!どこか3人で旅行にでも行こっか!私が好きなところに連れて行ってあげるよ!!どんな地方でもねっ!」

「ヒー太も大きくなったことだしね」

唐突の提案に憂と梓が驚きの表情を作る


260 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:20:23.23 ID:U6P9eAoo


唯「……だめかな?」

ありゃ、だめかな と思い二人に確認の意味も込めて尋ねると

梓「……いいんですか?」

たずね返された

唯「うん、もちろんだよっ! 憂にはずっと家で留守を任せてたから寂しい思いさせたし、
あずにゃんには前に顔出せなかったお礼ってことも兼ねて、ね?」

言うと、返ってきたのは

憂「やった、おねえちゃんとあずさちゃんと旅行か~。たのしみだな~」

梓「ふふ、期待してますよ。唯先輩!」

笑顔と喜びの言葉だった


261 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:24:49.41 ID:U6P9eAoo




憂「そういえば、さっきおねえちゃん、梓ちゃんが部屋の前にいた とか言ってなかった?」

唯「あっ、そうだった。あずにゃん、夕方私の部屋の前にいたよね?」

梓「さっきも言いましたけど、今日はずっと憂と一緒にいましたよ?」

梓が不思議そうな顔を作った

唯「あれ、おかしいなぁ……」

疑問は残るが、考えていても答えは出ない

唯「まっ、いっか」

憂・梓「?」

唯「それで、憂とあずにゃんはどこに行ってたの?」


262 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:32:10.12 ID:U6P9eAoo


その問いに、梓が少し興奮した様子で答えた

梓「そうだっ!!唯先輩、あのお月見山で見たあの妙なポケモン覚えていますか?」

お月見山?と首をかしげて思い出すと

唯「ああ!!ミュウのことだね」

梓「そうですっ!実は今朝あのポケモンがこのマサラにいたんですよ」

「それで、憂にお月見山で唯先輩と一緒に妙なポケモンを見たって言った時、
憂が見たいなぁっていってたのを思い出して、今日一日ずっと探してたんですよ」

ミュウかぁ……とその姿を唯は思い浮かべる

唯「(ん?なんか……)」

なにかが引っかかっている気がするが、なにが理由かがわからない

だから、そうなんだ~と話を進めると

憂「だって、おねえちゃんと少しでも同じものが見たかったんだもん」

と、憂が少し照れくさそうに答えた


263 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:36:19.99 ID:U6P9eAoo




唯「ふぅ~、いいお湯だった」

日はとっくに沈み、時刻は21時を回っていた

梓はすでに帰宅し、唯もお風呂に入り自室で今に至る

ベッドにバタンと倒れてしまえば、あとは思考だけが働く

さきほどから、なにかひっかかているものがある

唯「あずにゃんにミュウの話を聞いたときからだよね。この引っかかった感じは」

一人呟き、考える。


264 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:40:03.02 ID:U6P9eAoo


……ミュウか。思い出せば、ロケット団とはミュウにかかわる問題で対決してきたんだったよね

お月見山でピッピに変身していたミュウを……とそこまで考えたとき

今まで引っかかっていたものに気付いた

唯「そうか、そうだったんだ!!」

気付いたときには、図鑑だけを持ち部屋を飛び出し階段を下っていた


265 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:45:36.91 ID:U6P9eAoo




――マサラタウン

唯「えっと、図鑑の分布機能で、っと……」

唯は夜のマサラタウンを走っていた

家を出るときに、憂にどこへいくの?と心配されたが、すぐに戻ると告げ走り出した

今唯が見るのはポケモン図鑑だ

調べるのは

唯「あった、ミュウのページ……」

一度遭遇したときには、読み込まなかったが

以前、マサラに戻ったとき、お月見山での読み込まなかった話をし、オーキド博士に改良してもらったため

唯「やっぱり、まだこのマサラタウンにいるんだ」

図鑑の分布機能の点滅は、マサラを指していた

唯「あっちだ……」

そういって、唯はマサラの郊外の小さな森林地帯のほうへと駆け出した


266 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:49:31.44 ID:U6P9eAoo




小走りで図鑑が示すほうへ走る

白い息が口から漏れるが、気にせずただ走る

そして

唯「――いたっ」

森の中の小さなスペースにソレはいた

唯「……ミュウ!」

ミュウ「ミュウウウン」

空中をフラリフラリと浮翌遊しながらミュウは鳴いた

唯「夕方、あずにゃんに化けて私のところにきたのは君だね?」

言うと、ミュウがうなずくようにもう一度声を上げる


267 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:50:52.57 ID:U6P9eAoo


唯「私、君が変身できるってことすっかり忘れてたよ。」

「あずにゃんにマサラに君がいるって聞いた時、なにかが引っかかってたんだ」

「そのときに、直感的に夕方のは君だって気付いてたのかもしれない」

言葉が通じているかもわからないが、続ける

唯「……もしかして、お礼を言いにきてくれたのかな?」

一連の事件。すべてにミュウが関わっていた。

あのままいくとロケット団に捕らわれていたかもしれない

だから、自惚れかな?とも思いながらも口にだした

すると

ミュウ「ミュウウウ!!」

返事ともとれる鳴き声を発しながら、唯の周りをくるくると回った

長い尾のさきからは、あとを追うようにキラキラとした光が振りまかれる


268 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:55:47.95 ID:U6P9eAoo


唯「ふふ、きれいだねっ♪」

何度か唯の周りをくるくると遊ぶように回ったミュウは

唯「――そっか、もういっちゃうんだね?」

その問いには答えることなく、空へと飛び去った

残されたのは

No.151 ミュウ
きよらかな こころと 
つよく あいたいという きもちを 
もつと すがたを あらわすらしい。

図鑑の文字と、それを眺め

唯「ふふっ、私が君に強く会いたいと思ったのかな?それとも君が私に会いたいと強く思ってくれたのかな?」

という唯の嬉しそうな呟きだけだった



「VSミュウ」 〆


269 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/27(土) 23:57:04.79 ID:U6P9eAoo

どうしても、なにかミュウの話をやりたかった
そしてまたVSしてねぇ……

あと唯のお誕生日ももうすぐ終了だぞ。おいどうしてくれるくぁwwせdrftgyふじこlp;


270 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/28(日) 01:12:20.47 ID:jLH3kkEo

さあどうなるグリーン戦


271 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/11/28(日) 01:25:20.66 ID:kHt6Hzc0

サナギ探してたら、ガラガラ出てきたしwwwwww
厳選開始なんやなwwwwww






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唯「ポケモンマスターになるよ!」#5
[ 2010/11/28 02:14 ] ポケモン | | CM(0)

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