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純「ジャズけん!」#6~10 【日常系】


純「ジャズけん!」#6
純「ジャズけん!」#7
純「ジャズけん!」#8
純「ジャズけん!」#9
純「ジャズけん!」#10




184 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[]:2010/09/05(日) 03:11:38.31 ID:wzgKpIAO

#6


純「あ~つ~い~」

梓「夏だもん…」

純「これは地球温暖化だよ…絶対」

梓「地球温暖化ってなんだか知ってるの?」

純「あれでしょ、クーラーとか使うと空気が悪くなって暑くなるっていう」

梓「適当…」

憂「じゃあ世界中のクーラーがなくなればいいのかな?」

純「それはダメ!溶けちゃうから!!」

梓「溶けるの?純って」





185 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:13:03.61 ID:wzgKpIAO

純「あ゛~づ~い゛~」

梓「今日は体育で水泳があるんだからいいじゃん」

憂「学校のプールって初めて入るよね」

梓「うん、なんか楽しみ」

憂「お姉ちゃんも今日楽しみにしてたよ」

純「あーつーいーっ」

梓「もう、そんなこと言ってると余計に暑くなるよ?」

純「だってあついんだもん」

純「夏なんてなくなればいいのに」

梓「純って冬だと逆のこと言ってそうだよね」



186 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:14:20.47 ID:wzgKpIAO

憂「夏だもんねぇ」

梓「もうすぐ夏休みかぁ…」

純「二人はどっか行く予定あるの?」

憂「う~ん…特にないよ」

梓「私も。今年は家でどこかに行ったりしないからつまんないよ」

梓「純は?」

純「田舎に行く」

憂「いいな~」

純「田舎だから何もないよ」



187 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:15:00.77 ID:wzgKpIAO

梓「でも田舎ってなんかいいじゃん。ゆっくりできそうで」

純「あ~つ~い~」

梓「またそれ…」

憂「い、い…イカ」

梓「えっ、しりとり?」

憂「梓ちゃんの番だよ」

梓「え~っと…か、か…」

梓「カラス!」

純「あつい」

梓「しりとりは!?」

純「あつ゛い…」



188 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:17:18.35 ID:wzgKpIAO

一時間目
英語

純「あつい…」


二時間目
数学

純「あつ…」


三時間目
古文

純「……」


四時間目
体育

純「プールよ!プール!!」

梓「元気だ…」



189 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:19:19.01 ID:wzgKpIAO

着替え中


純「…憂ってスタイルいいよね」

憂「え…えっ!?」

純「胸あるし」

憂「そ、そんな風に見ちゃヤダよ」

純「私もまだ発展途上…のはず」

純「梓は…」

梓「な、なに?」

純「大丈夫、それはそれでかわいいよ!」

梓「いいよ…もうほとんど諦めてるから…」



190 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:23:44.10 ID:wzgKpIAO

純「プールだ!」バシャバシャ

憂「水温もちょうどいいね」

純「高校生だしバタフライも泳げるようになるかな」

純「梓はねこかきだよね」

梓「ねこかきってなに?」

純「犬かきみたいな」

梓「猫はおよげないし…」

憂「ねこかきってかわいいかも」

純「はぁ~…水泳の時間は癒される」

先生「じゃーまずは25mを八本ねー」

純「え?」



191 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:28:23.23 ID:wzgKpIAO

純「ゼェーッ…ハァーッ…」

憂「じゅ、純ちゃん大丈夫?」

純「高校のプールなめてた…」

梓「私もさすがにつかれた。憂は余裕そうだね」

憂「えへへ」

純「はぁ…はぁ…」

梓「唯先輩も同じくらい体力あるの?」

憂「うーん…ないかな」

梓「だろうね」

純「つかれた…」

先生「次、平泳ぎ八本」

純「うぇっ!?」

梓「仕方ないよ、純」

純「もう水泳やりたくない…」

梓「さっきまで喜んでたのに」



192 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:31:48.97 ID:wzgKpIAO

お昼


純「この繰り返される日常にいい加減うんざりしてきた」

梓「……」

憂「……」

純「つかれたの」

梓「水泳で?」

純「うん。いや、毎日に!」

憂「毎日?」

純「だって毎日同じことばかりじゃん」

純「授業受けて、お昼食べて、部活して…」

純「なんにも変わらない日常」

純「なんか退屈!」



193 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:35:19.35 ID:wzgKpIAO

純「こう…刺激がほしいの!」

憂「刺激かぁ」

純「日常がガラッと変わる出来事でも起きないかなぁ」

梓「……」

梓(軽音部ののんびりした日常からは脱却したいかも)

純「どうしたら起きるかな?」

純「まさかこのクラスにすでに宇宙人や未来人がいたりして…」

憂「それはさすがにないんじゃ」

純「だよねぇ」

純「じゃあやっぱり憂が超人説が正しいのかな」

憂「ちょ、超人じゃないよ?」

梓「……」



194 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:38:46.25 ID:wzgKpIAO

梓「…やっぱり、毎日を変えるには
  まず自分を変えるしかないのかもしれないんだよ!」

純「お、梓がそれらしいことを言った」

純「確かに一理あるかも…」

梓「私がしっかりしなきゃダメなんだ!!」

梓(でなきゃお茶ばっか飲んでる軽音部は潰れちゃう!)

梓「今日こそは…必ず充実した練習を!!」

純「梓が燃えてる…なぜかは知らないけど」

憂「軽音部のことかな?」

純「梓がしっかりしないとダメになるって…どんだけ」

憂「あはは…」



195 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:41:57.98 ID:wzgKpIAO

憂「私も今日はいつもと違ったことしようかな」

純「なにするの?」

憂「う~ん…夕飯のおかずを豪華にしてみる」

憂「今日は肉じゃがの予定だったんだけど、変更して…」

憂「サーモンのカルパッチョとカボチャのスープとサラダと…」

純「へぇ~カルパッチョかぁ。へぇ~…」

純(カルパッチョ?)

憂「お姉ちゃん喜ぶかな~」

純「けっきょく憂はお姉さんのために頑張るわけね」

憂「えへー」

梓(なら私は唯先輩に厳しくしよう)



196 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:43:43.80 ID:wzgKpIAO

純「私はどうしよう…なにしよっかな」

純「……」

純「なにも思いつかない」

憂「なんでもいいんじゃない?」

純「なんでもってのが究極的に難しいんだよねぇ…」

梓「ジャズ研をがんばるとか」

純「いつもがんばってます!」



197 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:45:28.97 ID:wzgKpIAO

憂「勉強をがんばるは?」

純「い、一応そこそこやってるよ」

梓「ドーナツを食べない」

純「それは無理」

憂「髪型を変える」

純「それも無理」

憂「動かない」

梓「喋らない」

純「全部やらないと私じゃなくなる!!」



198 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:48:43.26 ID:wzgKpIAO

純「もういいもん!一人で考えるから!」

梓「で、どうするの?」

純「……」

純「大人の女性になろう」

憂「大人って?」

純「それは…大人っていったら大人だよ」

純「大人…大人…」

純「……」

純「大人ってなに?」

梓「さぁ?」

キーンコーンカーンコーン

純「あっ、昼休み終わっちゃった…」



199 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:52:58.29 ID:wzgKpIAO

放課後
ジャズ研

ボン♪ボボン♪


先輩「今日は気合い入ってるね」

純「はい!」

先輩「どうしたの?急に熱くなって」

純「いやぁ、なんか自分を変えてみたくって…
  とりあえずいつもの二倍がんばってみようかと」

先輩「ふぅん…自分を変えるねぇ」



200 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 03:58:27.54 ID:wzgKpIAO

純「あれ?…なんかおかしいですか?」

先輩「ううん、別に」

純「でもやってはみてるんですけど…イマイチ変わった実感ないんですよね」

先輩「そりゃそうでしょ、急に変わる人なんていないんだから」

先輩「いきなり突拍子もないことしたって、失敗するだけよ」

純「はぁ…」

先輩「ま、無理しない程度にね」

先輩「二歩進んで一歩退がるぐらいがちょうどいいと思うよ」



201 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 04:01:37.33 ID:wzgKpIAO

純「先輩もそういう経験があるんですか?」

先輩「私?私は…」

先輩「二歩進んで…進んで…」

先輩「退がって…退がって…退がって…」

先輩「ようやく進んだと思ったらまた退がって…」

先輩「ふっ…ふふふ……」

純(聞かない方がよかったのかも…)

先輩「どうせ私なんか…」

純「な、何があったか知りませんけど元気出してください先輩!」



202 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 04:05:52.86 ID:wzgKpIAO

鈴木家


純(先輩も色々大変なんだろうな~)

純(二歩進んで一歩退がる、か)

純「う~ん…」

純母「純、夕飯作る間にお風呂入っちゃいなさい」

純「はーい」

純「……」

純「ねぇお母さん」

純母「なに?」

純「今日のご飯はカルパッチョ作ってよ」

純母「カルパッチョ?なにそれ?」

純「…知らない」

純母「は?」



203 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 04:07:49.22 ID:wzgKpIAO

純「ふぅ、食べた食べた」

純「しかしお母さんがカルパッチョを知らないとは…」

純「新しいものを食べれば新しい自分になれると思ったんだけどなぁ」

純「う~ん……」

純「そうだ、さっき買った本でも読もうかな」

純「読書は教養を高めるし」ガサゴソ

純「あった、これこれ…」

純「!?」



204 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 04:10:07.81 ID:wzgKpIAO

純「こ、これ…」

純「前に買ったやつと同じじゃん!?」

純「しかも梓にネタバレされたやつだし!!」

純「また1500円無駄にしちゃったー!!」ガクッ

純「はぁ…」

純「ねぇ、あの頃の私…なんで買う前に気づかないのよ…」

純「……」

純「ベースでも弾こう…」



205 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 04:13:59.43 ID:wzgKpIAO

純「あ~ぁ…お金ムダにしちゃった…」ブツブツ

純「あっ、ベースの弦張り替えなきゃいけないんだった」

純「え~っと弦…弦…」

純「あれっ……ない…」

純「……」

純「本なんかより弦買いなさいよ…」

純「はぁ…今日は変なことに神経がまわってうまくいかないなぁ…」

純「……」

純「宿題…」

純「あっ!?ノート教室に忘れた!!」

純「うわ~んっ!!もうやだーっ!!」



206 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 04:16:54.95 ID:wzgKpIAO

翌日


梓「はぁ…結局昨日も満足いく練習ができなかった」

梓「私はマジメにやろうとしてるのに…」

純「……」

梓「あ、おはよう純。昨日はどうだった?」

梓「私は全然だめ。うまくいかないよ」

純「……あつい」

梓「もう、またそれ?」

梓「昨日も言ってたじゃん」

純「だって今日もあついんだもん」



#6 おわり



207 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/05(日) 04:18:22.06 ID:wzgKpIAO

今日はここまで



214 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:02:07.70 ID:6ZVWpAAO

#7


平沢家

こんにちは、平沢憂です。
今日は純ちゃんと一緒に夏休みの宿題をやっています。
お姉ちゃんは軽音部の合宿で家にいません。



憂「純ちゃん、麦茶持ってきたよ」

純「ん…」

憂「ちょっと休憩しよっか」

純「はぁーっ、疲れた」



215 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:03:59.76 ID:6ZVWpAAO

純「あー、せっかくの夏休みなのに宿題だなんて」

憂「でも早めに終わらせれば後が楽になるよ」

純「うん、憂がいてくれてよかった」

純「私一人じゃサボってたかもしれないし」

憂「……」ソワソワ

純「…どうしたの?」

憂「え?」

純「なんか落ち着きがないよ」

憂「えっと~…」

純「ははーん、もしかしてお姉さんのことが心配?」



216 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:05:56.66 ID:6ZVWpAAO

憂「心配ってほどじゃ…」

憂「ただ怪我とかしてないかなとか、
  なにか問題が起きてないかなとか思ってて…」

純「それって心配してんじゃん」

憂「お姉ちゃん大丈夫かな…」

純「心配性だねぇ…あ、テレビつけていい?」

憂「うん、いいよ」

TV『続いてのニュースです』



217 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:09:09.43 ID:6ZVWpAAO

TV『今朝、○○県××市で
  女子高生5人と思われる死体が近隣住人により発見され…』

憂「えっ…」

純「あ…」

TV『○○警察署では身元の確認を…』

憂「……」

純「……」

憂「……」

純「け、軽音部って四人だったよね…」

憂「梓ちゃんが入ったから…5人だよ」

純「だよね…」



218 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:10:33.32 ID:6ZVWpAAO

憂「……」

純「……」

憂「……」

純「えっと~…」

憂「そうだ!で、電話すればいいんだ!!」

純「ああそっか!!」

Prrrr、Prrrr…
ピッ

憂「もしもしお姉ちゃん!?」



219 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:12:27.12 ID:6ZVWpAAO

憂「えっ…あの…」

憂「お姉ちゃんは…」

憂「……」

憂「はい…はい…」

憂「そうですか…」

憂「……」

憂「はい、分かりました」

憂「ではよろしくお願いします…」

ピッ



220 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:15:08.15 ID:6ZVWpAAO

憂「……」ポロポロ

純「な、なに?どうしたの!?」

憂「よかった~」ポロポロ

純「へ?」

憂「あのね…グズッ…電話したら出たのが律さんでね」

憂「お姉ちゃん今お昼ご飯食べた後でお昼寝して…グズッ…これからみんなで…」

純「ちょっ、落ち着いてよ憂!結局無事だったの?」

憂「うん!元気だって!」

純「なんだ…驚かさないでよ」

憂「ごめんね」



221 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:17:20.47 ID:6ZVWpAAO

純「まぁ何事もなくてよかったじゃん」

憂「うん、本当によかった」

純「はぁ…気が抜けたらお腹すいちゃったよ」

憂「私たちもご飯食べよっか。昨日の余ったシチューがあるの」

純「ぜひ!」

憂「ちょっと待っててね」

純「…ん?一人だったのに余るほどシチュー作ったの?」

憂「えへへ、ついうっかりしてて」



222 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:20:34.21 ID:6ZVWpAAO

モグモグ

純「うんっ!おいしい!!」

純「もしお腹いっぱいでもこれはおいしいかも」

憂「…」ニコニコ

純「…なんでそんなに笑顔?」

憂「なんでもないよ。気にしないで」

純「?」



223 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:22:50.78 ID:6ZVWpAAO

純「ごちそうさまでした」

憂「お粗末様でした」

純「ふぅ…少し食べ過ぎたかも」

憂「純ちゃんがいっぱい食べてくれたから、お鍋も空っぽになったよ」

純「あぁ~…このまま寝ちゃいたい」

憂「体に悪いよ。宿題の続きしよ?」

純「んーっ!……はぁ」

純「勉強したくない…」



224 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:25:55.54 ID:6ZVWpAAO

純「そういえば夏休みに入ってから梓に会ってないな~」

憂「こんど三人でどこか遊びに行く?」

純「う~ん…今年はジャズ研も忙しいし、お盆には田舎も行くし…」

憂「そっか、残念」

純「まぁどうせ夏休み明けには会えるよ」

憂「みんな早く学校で会えるといいね」

純「でも夏休みは終わってほしくないんだよね~」

憂「あはは」



225 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:27:20.31 ID:6ZVWpAAO

勉強中


純「うーん…」

憂「……」

純「ねぇ憂、ここ教えて」

憂「えっと、そこはね」

憂「ここをこうして…」

純「なるほど!ありがとう!」

憂「うんっ」



226 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:28:23.56 ID:6ZVWpAAO

純「……」

憂「……」

純「う~ん…」

憂「……」

純「ねぇ憂」

憂「なに?」

純「休もっか」

憂「まだ10分しかやってないよ…」



227 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:29:42.59 ID:6ZVWpAAO

TV『それでは問題です』

純「あっ、クイズ番組やってる」

純「これちょっとやってみようよ」

憂「もう、純ちゃんったら」

TV『次の空白に入る文字はなんでしょう』

TV『ioaioeoii□uo…』



228 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:32:07.98 ID:6ZVWpAAO

純「えっ…う~ん」

純「なにこれ…」

憂「……uかな」

純「え?」

憂「自信ないけどたぶん…いろはの母音を並べたんだと思う」

純「いろは?いろはって確か…」

純「いろはにほへと…と…と…」

TV『正解は‘u’です!』

純「当たってる!?」

憂「やった!」



229 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:34:19.97 ID:6ZVWpAAO

TV『問題です』

TV『ギリシア古典と密儀宗教のミトラス教に心酔し、
  改宗して異教復興を企てたが失敗した…』

TV『教会から背教者と呼ばれたローマ皇帝は誰でしょう』

純「ロ、ローマ皇帝??」

憂「えっとぉ…」

純「なんでローマの問題を日本で出すのよ~!」

憂「でも世界史でやったよね?」

純「やったっけ?」

憂「うん」



230 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:36:09.04 ID:6ZVWpAAO

純「えぇ~…なんだっけ…」

純「こういうのって名前のあとに3世とか4世とかつくよね」

純「ボンジュール3世かな」

憂「そ、そんな名前の人はいないんじゃ」

純「じゃあローマっぽい名前…」

純「ローマってフランスだっけ?」

憂「イタリアだよ」

純「イタリア…ピザ…」

純「ピザーラ3世!」

TV『残り30秒』

純「うわっ!ふざけてる場合じゃない!!」



231 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:39:19.19 ID:6ZVWpAAO

純「えっとえっと…」

純「キバーラ3世?キバットバット3世??」

憂「3世にこだわらなくても……あっ、分かった!」

憂「ユリアヌスだ!」

純「ゆ、百合アヌス??」

純「アヌスってなに?」

TV『正解はユリアヌスです』

憂「やったー!」

純「本当だ…」

純「こんな変な名前分かるわけないよ…」



232 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:41:41.08 ID:6ZVWpAAO

憂「えへへー、2問連続正解しちゃった」

純「クイズ番組はもういいや…分かんないし」

憂「じゃあ勉強しよっか」

純「えー…」

憂「勉強すればクイズも分かるかもしれないよ?」

純「うっ…なんか憂に乗せられようとしている…」

憂「えへへ」

純「……はぁ」

純「勉強すっかー」

憂「勉強すっぞー」



234 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:44:55.42 ID:6ZVWpAAO


・・・・・


純「けっこう続かないね、やりたくないことは」

憂「純ちゃんは今なにやりたい?」

純「そうだねぇ…あっ!」

純「今年まだ海に行ってない!!」

憂「海かぁ」

純「この夏は無理かな…まぁいいけど。水着買ってないし」

純「あ~それと冷やし中華も食べてないや。夏なのに」

憂「冷やし中華かぁ」



235 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:47:25.28 ID:6ZVWpAAO

純「そういう憂はなにしたいの?」

憂「私はね…みんなと一緒に過ごせたらいいかな」

純「みんな?」

憂「うん、お姉ちゃんと一日中まったりしたり」

憂「梓ちゃんや純ちゃんと遊んだり」

憂「誰かと一緒になにかを楽しめたらいいな~」

純「ふーん…なんかいつもと変わんない感じだね」

憂「でもそれが楽しいから」

純「そっか…まぁそうかもね」



236 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:48:50.66 ID:6ZVWpAAO


・・・・・


純「はぁ…ようやく終わった」

憂「けっこう進んだ~」

純「んー…ちょっと遅くなっちゃったね」

憂「あっ、夕飯作らないと!」

純「もう?」

憂「今日お姉ちゃんが帰ってくるからいっぱい作ってあげるんだ~」

純「姉好きだね~憂は」

憂「だってお姉ちゃんに会えるんだもん。嬉しいに決まってるよ!」

純「はいはい」



237 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:51:38.53 ID:6ZVWpAAO

純「あーぁ、私も憂みたいな妹が欲しいな」

純「憂といれば落ち着くし、楽しそうだもん」

憂「純ちゃんがお姉ちゃんってちょっと変かも」

純「じゃあ私が妹で憂がお姉ちゃん」

憂「私がお姉ちゃんか…それはおもしろそうかも」

純「そして梓が三女」

憂「梓ちゃんが三女…ぴったり!」

純「ね、末っ子って感じするよね」


TV『ニュースです。今朝死体で発見された女子高生5人の身元が判明しました』



238 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:54:14.52 ID:6ZVWpAAO

憂「あっ…」

TV『5人は○○高校の…』

純「……」

憂「……」

純「物騒だね」

憂「うん…」

憂「お姉ちゃんたちは無事だったけど、
  誰かが亡くなったことにはかわりないんだよね」

憂「せっかくの夏休みなのに…」

純「……」

純「と、とりあえず私は気をつけないと!」

憂「…そうだね」



239 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:56:13.32 ID:6ZVWpAAO

憂「さてと、夕飯作らなきゃ」

憂「よかったら純ちゃんも食べていく?」

純「…いや、いいよ」

純「二人で楽しみなって」

憂「遠慮しなくてもいいのに」

純「いいっていいって」

純「それにしても憂は頑張るね~、勉強終わったばかりなのに」

憂「お姉ちゃんがいるから頑張れるんだよ」

憂「もしお姉ちゃんがいなかったら、今の私はいないかも」



240 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:58:24.35 ID:6ZVWpAAO

純「…そういうもん?」

憂「だって誰かのために何かしてあげれるのって、嬉しいでしょ?」

純「あはは…まだ私にはよく分かんないや」

憂「純ちゃんにもできるよ、そういう人」

純「そうかな?」

憂「そのうちね」

純「そういうもんか」

憂「うん、そういうもの」

純「ふーん……じゃ、そろそろ帰るね」

憂「またね」

純「うん、また…暇なときにね」



241 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/07(火) 23:59:59.45 ID:6ZVWpAAO

純「誰かのためにか…」

純「憂は優しいなぁ」

純「……」

純「そういえば、梓も帰ってくるのか」

純「メールでも送っておこっと」

純「なんて送ろうかな…」

純「む~」

純「どこ行ったんだろう」

純「なにしたのかな…」

純「……」

純「まぁいっか、疲れてるだろうし」



242 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/08(水) 00:03:04.23 ID:6h35bgAO

中野家


梓「…疲れた」

梓「……」

梓「結局遊びつくしちゃった」ガクッ

梓「体も真っ黒だし……はぁ」

梓「毒されてるのかな…認めたくないけど」

~♪

梓「あ…メールだ」



243 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/08(水) 00:06:46.37 ID:6h35bgAO



―――――――――――――
From:鈴木純
Sub:合宿お疲れ様!
―――――――――――――


帰るまでが合宿だぞ!
不審者に気をつけろ~ヽ(・_・;)ノ


―――――――――――――





梓「…?」


#7 おわり



244 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/08(水) 00:08:26.76 ID:6h35bgAO

今日はここまで




265 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/08(水) 23:33:49.65 ID:dzfevnQo

なんか今回の話は改めて読んだら怖いな
純たちが宿題やってたり普通に日常を満喫してる一方で
殺人事件とか非日常的なことが起きてるとか

その後に憂がいつも通りが楽しいって言ってるのに説得力があった

あと憂がシチュー作りすぎたのが実は唯のためだったりとか色々細かいね





266 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/08(水) 23:48:42.79 ID:6h35bgAO

>>265
このSSはそういう感じで読み取ってもらえると嬉しい
読み取れなくても普通に面白い話を書きたいけど



268 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:08:01.07 ID:T0LKJEAO

#8


梓「憂!」

憂「あっ、梓ちゃん」

梓「こんなところで会えるなんて思ってなかったよ」

梓「買い物帰り?」

憂「うん、今日の夕飯の」

梓「重たそうだね…半分持ってあげる」

憂「えっ、いいよそんな」



269 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:09:49.17 ID:T0LKJEAO

梓「遠慮しないで」

憂「じゃあ…お願いしちゃおうかな」

梓「うん、よいしょ…」

梓(おもっ!?)

憂「大丈夫?」

梓「だ、大丈夫大丈夫」

憂「本当?」

梓「なんとか…」

梓「それより、今日はなに作るの?」

憂「えっとね、ミートボールとかぶのトマト煮」

梓(また凝った料理だなぁ…)



270 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:11:38.17 ID:T0LKJEAO

学校


純「あ゛~…夏休みなのに練習厳しいな~…」

同級生「研究会だと思ってなめてたわ…」

純「かき氷食べた~い」

同級生「私オレンジ味…」

純「じゃあ私メロン…」

純「…てかオレンジ味ってあるの?」

同級生「どこかにあると思う」

純「オレンジかぁ…意外とイケるかも」



271 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:13:07.64 ID:T0LKJEAO

同級生「ところでさぁ、中野さんって軽音部だっけ?」

純「うん、そうだよ」

同級生「ギターだよね?」

純「そう」

同級生「いいな~、私もギターやればよかった」

同級生「ドラムはもう嫌だ。疲れるし」

純「じゃあなんでドラム始めたの」

同級生「…私さ、昔おじいちゃんがいたんだ」

純「おじいちゃん?」

同級生「うん」



272 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:15:25.67 ID:T0LKJEAO

同級生「それでさ、覚えてないんだけど
    小さい頃おじいちゃんを叩きまくってたんだって」

純「ひどっ」

同級生「それでまた覚えてないんだけどさ、
    おじいちゃんに『よく人を叩く子だね~』って言われたんだって」

同級生「だからドラム始めたんだと思う」

純「よく分かんない理由…おじいちゃんはドラムじゃないでしょ」

同級生「純はなんでベース始めたの?」

純「おしえなーい」

同級生「私は教えたのに」

純「ちょっと休ませてよ、練習で疲れてるんだから」



273 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:19:53.99 ID:T0LKJEAO

純「ジャズ研って、研究会なのに活動が本格的だよね」

純「なのになんでまだ部じゃなくて会なんだろう…人数だって少ないわけじゃないのに」

同級生「実は実は実は、それについて黒い噂を聞いたんだよ!」

純「黒い噂…?」

同級生「うちの学校は文化部が多くて管理が難しいから、
    生徒会が意図的に減らそうとしてるの!」

純「えぇ~!?」

同級生「ほら、音楽系でも合唱部、吹奏楽部、軽音部とかがあるでしょ?」

同級生「多くて目障りだからジャズ研は会から部に上げてもらえないのよ!」



274 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:24:28.11 ID:T0LKJEAO

純「なっ、そうなの!?」

同級生「世の中って薄汚れてるのね」

純(生徒会って確か…この前図書館で注意してきたメガネの人がいるところだ)

純(ムッカ~…今度会ったら文句言ってやる!)

先輩「そんなわけないでしょ」

同級生「あっ…先輩」

先輩「ジャズ研究会はできて間もないし、活動実績がないから部に昇格できないだけよ」

先輩B「…音楽系の部が多いから昇格しにくいってのは当たってるけど」

純「なんだ…そういうことか」

先輩B「だから今年は練習を頑張るんですよね~。10月のコンテストで賞取るために」

先輩「そう、その通り。よく言ったわ」

先輩B「まぁ人数も揃ってるくせして研究会だなんてダサすぎますからね~」

先輩「ちょっと黙ってなさい」



275 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:25:37.60 ID:T0LKJEAO

先輩B「あ~こわい」

純「コンテストかぁ」

同級生「それに学祭でもライブやるんだよね…」

先輩B「まぁ~学祭はコンテストのリハーサルみたいなもんだから気楽にやりなよ」

先輩B「二人が出れるかは知らないけど」

純「うっ…」

先輩B「ジャズ研はサバ~イバ~~ル」

先輩「あんたも練習しないと危ないわよ」

先輩B「ギターは上手いんで問題ないですよ~」

先輩「はぁ」



276 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:27:16.60 ID:T0LKJEAO

先輩「少し休憩したらまた始めるわよ」

純「きついな~…軽音部は楽だって聞いたのに」

先輩「軽音部?」ピクッ

純「あれ、知らないんですか?」

純「軽音部って、練習ほとんどやらないでお茶飲んだりおしゃべりしてるらしいですよ」

同級生「なにそれ!?いいな~」

純「ねー」

先輩B「それってありなの?」

先輩「…休憩はなし。今すぐ練習を再開するわよ」

純「えぇ!?」



277 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:29:05.02 ID:T0LKJEAO

同級生「で、でも少し休憩って…」

先輩「そんな暇はない!」

純「ひっ!?」ビクッ

同級生「どうしたんだろう急に…」

先輩B「…嫉妬か」

純「え?」

先輩「なんでお茶ばっか飲んでるところが部で私たちが会なのよ…」ブツブツ

先輩「絶対昇格してやる…」ブツブツ

純「あー…なるほど」

先輩B「繊細だからね~~彼女は」

先輩「ほら、早く準備しなさい!」



278 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:30:32.71 ID:T0LKJEAO

先輩B「まぁ~いいじゃないですか。休んでからでも」

先輩「ダメよ!少しでも練習して、コンテストで賞を取るんだから!!」

先輩「絶対に見返してやる…」

先輩B「見返すって、誰と勝負してるんだろうナ~…ねぇ?」」

純「は、はぁ」

先輩「とにかく、練習するわよ!」

先輩B「いや、休んだほうがいいですって」

先輩B「途中で疲れて集中力が切れたら効率の良い練習できないですよ?」

先輩「……」

先輩B「ね?」

先輩「……しょうがないわね」



279 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:31:56.51 ID:T0LKJEAO

先輩「ただし、休むなら本気で休みなさい」

純(本気で休むって…?)

先輩B「いや~よかったよかった。これで落ち着けるよ」

同級生「さすがです!」

先輩B「…まぁ~あの人の気持ちも分からんでもないけどね」

先輩B「私は2年だけど、あの人は3年で今年が最後だし」

純「あっ…そっか」

先輩B「自分の在学中になんとかして、ジャズ研を部に上げたいんだろうね~」

純「……」



280 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:35:00.28 ID:T0LKJEAO

同級生「そういえば、先輩がジャズ研にこだわってる理由ってなんなんですか?」

同級生「さっきも軽音部に反応してたりしてましたけど」

先輩B「あ~~~なんだっけ」

先輩B「聞いた話だと…」

先輩B「あの人、確か軽音部に入部するはずだったんよ」

純「えっ、そうなんですか!?」

先輩B「でも当時の軽音部は怖い人だらけだったらしくてね~。
    あの人ビビって入部するのやめちゃったんだって」

先輩B「かっこわるいよね~」

純「あんまり聞きたくなかった話ですね…」



281 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:37:32.04 ID:T0LKJEAO

先輩B「でもどうしてもベースがやりたいからって、
    同じクラスの…先輩2を誘ってジャズ研を立ち上げたんだとさ」

純「へぇ~」

先輩B「それで徐々に人が集まって、今のジャズ研があるわけ」

先輩B「ま、自分で作ったチームなんだからそれなりに誇りがあるのは当然だね~」

先輩B「それなのに廃部しかかった軽音部が復活して、
    しかもお茶ばっか飲んでのんびりしてるのに部活として認められるなんて笑えちゃうよねー」

純「わ、笑い事ですか…」

同級生「けどなんかレアな話が聞けたなぁ」

先輩B「あの人には内緒だよ~。バレたら頭グリグリされるから」

先輩「聞こえてるわよ」グリグリ

先輩B「アウチッ!」



282 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:39:21.29 ID:T0LKJEAO

先輩「まったく…なにを話してるかと思ったら」

純「すいません…」

先輩B「じゃあ猥談でもしましょうか?」

先輩「しません!休憩時間をもっと有意義に使いなさい!!」

純「ま、まぁまぁ…」

先輩B「やれやれ、厳しいナ~」

先輩「はぁ…来年はあなたが部長になるかもしれないんだからしっかりしてよ」

先輩B「え~めんどくさ~い」

先輩「…そうね、部長って顔でもないし」

先輩B「んなっ!?」



283 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:41:03.35 ID:T0LKJEAO

先輩「この部はまだまだ甘いわ」

先輩B「部じゃなくて会ですよ~」

先輩「私が残っている間に存続できるかも危ういわ」

純「そんな…大丈夫ですって!なんとかなりますよ!!」

先輩「純…ありがとう」

先輩B「そうそう、私もいますから安心して引退してください」

先輩「あんたがいるから不安なのよ…」



284 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:43:04.63 ID:T0LKJEAO

先輩「純」

純「あ、はい」

先輩「あなたは真面目にやりなさいよ。この子に影響されちゃダメだからね」
先輩B「失敬な。ビビりなくせして」

純「はい!頑張ります!!」

先輩「あなたもね」

同級生「は、はい!」

先輩「じゃ…練習再開しましょうか」

先輩B「だるい~~~」

先輩「そんなんじゃすぐ後輩に追い抜かれるわよ」

先輩B「だって私ギター上手いもん」

純「あっ、私のクラスメイトもギター上手いんですよ」



285 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:47:06.91 ID:T0LKJEAO

先輩B「あぇ?そうなん?」

純「はい」

純(あれ…そういえば私、梓の演奏聴いたことないや…)

純(まぁたぶん上手いんだろう…)

先輩「へ~そんな子が軽音部に」

先輩「ジャズ研に入ってくれればよかったのに」ボソッ

純「でもなんか、ジャズ研のジャズは
  ジャズとは違うとか言って入るのやめちゃったんですよね」

先輩「ッ!?」カチンッ

先輩B「言うね~。自信家だ」



286 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:49:07.24 ID:T0LKJEAO

先輩「……」

純「せ、先輩?」

先輩「…今日は通常メニューにプラスして特別メニューもやりましょうか」

純「えっ」

先輩B「あ~ぁ、その友達のせいで大変なことになっちゃった」

先輩「たかが一年のくせに…チッ」

純「!?」

先輩B「純、その友達に言っておいて」

先輩B「夜道に気をつけなって」

純「えぇっ!?」

先輩B「さてと、冗談はおいといて」

先輩B「私も気合い入れるか~…ジャズじゃないなんて言われたら腹立つし」

純(ひょっとして…ジャズ研で梓株が大暴落!?)



287 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:51:24.35 ID:T0LKJEAO

平沢家


梓「ふぅ…」

憂「ごめんね梓ちゃん、家まで運ばせちゃって」

梓「いいのいいの…にゃっ!?」ゴトッ

憂「梓ちゃん大丈夫!?」

梓「ごめん…かぶ落としちゃった」

憂「あぁ、気にしないで。洗えば平気だから」


#8 おわり



288 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/09(木) 23:53:26.03 ID:T0LKJEAO

今日はここまで
ジャズ研は好き勝手妄想して書きました
すいません



299 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:20:37.86 ID:kU1yCoAO

#9


純「ひさしぶりー」

梓「あっ、おはよう純」

憂「おはよう」

純「まだあっついねー」

純「ん?…梓、背伸びた?」

梓「…嫌味?」

純「あれっ!?」

梓「全然伸びてないよ…」

純「そっか…久しぶりに会ったからそう見えた」

純「ドンマイ!」

梓「慰めなくていいから…」



300 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:24:41.32 ID:kU1yCoAO

純「それにしても夏休み明けって、みんなあか抜けた感じに見えるよね」

憂「うん、なんだか大人っぽくなったみたい」

梓「どうせ私は…」

純「あーほらほら、いじけないの」

純「梓も変わったと思うよ?」

梓「本当!?どこらへんが?」

純「………髪が」

純「伸びた」

梓「……」

純「……ごめん」

梓「謝らないで…」



301 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:27:48.32 ID:kU1yCoAO

憂「純ちゃんは大人っぽくなったね」

純「あっ、分かる?色々経験したからねー」

憂「経験!?」

純「うん」

純(夏休みはジャズ研で色々あったな~)

純(ほぼ毎日練習してたからすっかりベースが上達したし)

梓「じゅ、純が…」

憂「純ちゃん…経験ってまさか///」

純「二人はなに考えてんのよ」



302 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:30:29.59 ID:kU1yCoAO

純「はぁ~…今日からまた学校が始まると思うと憂鬱だな~」

梓「私、朝起きるのつらかった」

純「夏休みの生活習慣が抜けないよね」

憂「お姉ちゃん起こすのも大変だったなぁ」

純「今日は始業式だからすぐ終わるけどさ…」

純「あぁ…その後ジャズ研があるんだった…」

純「うぅ~…できれば今すぐ寝たい」

梓「なに言って…」

純「ぐぅー」

梓「本当に寝てる!?」



303 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:34:00.75 ID:kU1yCoAO

憂「寝ちゃダメだよ純ちゃん、始業式始まっちゃうよ」

純「んん~…」

梓「純のことだから、昨日遅くまでゲームやってたんでしょ?」

純「そんなことやるわけないじゃん…」

純「漫画読んでたんだよ」

梓「同じことじゃん…」

純「そして帰ったら続き読むの」

梓「寝なくていいの?」

純「!」

純「ど、どっちにすればいいのかな…?」

梓「好きにすればいいんじゃない?」



304 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:35:54.26 ID:kU1yCoAO

始業式


校長「え~…夏休みも終わり心機一転、新たな気持ちで…」

純「ねむ…」ウトウト

梓(また寝ようとしてる…)

梓「起きて、純」ツン

純「ちょ…くすぐったいよ」

梓「起こしてあげてるの」

純「もう…お返しだ」ツンツン

梓「ひゃうんっ!!!」ビクンッ

シーン

校長「……」

梓「あっ……///」

梓(じゅ、純!!)

純(他人のふり他人のふり…)



305 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:38:39.20 ID:kU1yCoAO

梓「もう!さっきは最悪だった!!」

純「ごめんごめん、まさかあんなに敏感だなんて」

梓「むぅ…変なとこつつくから…」

憂「えいっ」ツン

梓「にゃっ!?」ビクッ

純「かわいいな~梓は」

憂「ね」

梓「や、やめてよもうっ」

純「でも顔が赤くなってるよ?」

梓「変なとこ触るから…」

憂「梓ちゃんを見てると抱きつきたくなるな~」

梓「唯先輩みたいなことは本当にやめて」

純「真顔だ」



306 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:40:38.21 ID:kU1yCoAO

純「さてと…」

憂「どうしたの?」

純「ん?二学期の目標でも考えようかなって」

梓「へぇ…」

純「なにか良い目標はないかな」

純「う~ん…」

憂「思いついた?」

純「お金を…拾うとか」

梓「目標なの?」



307 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:43:00.54 ID:kU1yCoAO

純「お金欲しいなー」

梓「まぁ…そりゃ欲しいけど」

純「どっかに一億円落ちてないかなー」

梓「そんな夢みたいなことあるわけないじゃん」

純「でも一億あればなんでもできるし…」

梓「一億円でなにするの?」

純「床にお札をばらまいてダイブしたい」

梓「使うんじゃないのか…」

純「梓は一億あったらどうする?」

梓「……」

梓「まず自分専用のスタジオを作って…それで新しいエフェクターとか機材を…」

純「結構本気で考えてるね」



308 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:49:15.20 ID:kU1yCoAO

憂「私もなにか目標を考えようかな~」

純「憂はどんな目標にするの?」

憂「えーっと…」

憂「お姉ちゃんにおいしい料理を作れるようにして、
  お姉ちゃんに気持ちよく過ごせるように掃除を頑張って」

憂「お姉ちゃんに…」

純「全部お姉さんのためかい!」

憂「うんっ」

梓「憂も相変わらずだね…」

純「自分自身のためになる目標とかはないの?」

憂「自分自身の…」

憂「うーん…お姉ちゃんのためにがんばるのが自分自身のためにもなるかな」

純「いや…まぁいいけどさ」



309 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:50:56.61 ID:kU1yCoAO

純「梓は?」

梓「え?」

純「二学期の目標」

梓「私は…ギターをがんばるとか」

純「なんか普通」

梓「いいじゃん、普通でも」

純「普通はダメだよ。せっかくの目標なんだからもっと壮大な感じじゃないと」

梓「じゃあ例えば?」

純「……」

純「クラスの全員からあずにゃんって呼ばれるようになる、ってのは?」

梓「絶対イヤ」



310 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:53:08.46 ID:kU1yCoAO

純「ダメかぁ…良い案だと思ったんだけど」

憂(あずにゃんって呼びたいなぁ…)

梓「…軽音」

純「ん?」

梓「軽音部でライブを成功させる」

梓「それが私の目標っ!」

憂「梓ちゃん…」

純「梓は軽音部が大好きなんだね」

憂「そうなの!お姉ちゃんも梓ちゃんはすっかり軽音部色に染まったって言ってたし」

梓「そ、染まってないもん!」

純「ていうか軽音部色って?」



311 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 00:56:14.02 ID:kU1yCoAO

梓「でも先輩たちがもうちょっと真面目に練習してくれれば…」

純「そうか…梓の目標は軽音か……」

純「けいおん!」

梓「…なに?」

純「言ってみただけ」

純「そういえばさ、ひらがなで『けいおん!』って書くとなんか可愛くない?」カキカキ

憂「あっ、本当だ」

梓「…いいかも」

純「『K-ON!』」カキカキ

憂「かっこいい!」

純「なんか文字的にヴィジュアル系バンドっぽいよね」

純「そういうの挑戦してみたら?」

梓「え、遠慮しておく…」

梓(さわ子先生みたいなのは勘弁)



312 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 01:00:55.43 ID:kU1yCoAO

純「私の場合は…『ジャズけん!』になるのかな」

純「憂は…」

憂「『おねえちゃん!』」

純「結局そうなるんかい」

憂「じゃあ『ひらさわ!』」

憂「あっ、やっぱり『ゆい!』」

憂「はっ!?お姉ちゃんを呼び捨てにしちゃった!!」

憂「ど、どうしよう!呼び捨てだなんて///」

純「とりあえず落ち着きなさい」

梓「憂が壊れた」



314 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 01:03:28.44 ID:kU1yCoAO

純「『けいおん!』『ジャズけん!』『おねえちゃん!』」

純「目標もこうやって書くとゆるく見えるね」

憂「でも良いんじゃない?かわいいし」

純「そだね」

梓(ゆるい、かぁ…)

梓(そういえば高校に入ってから毎日ゆるい感じかも)

梓(そう考えると『けいおん!』って字はぴったり…)

梓「……」

梓「って、ゆるいままじゃダメでしょ私ー!!」

憂「ど、どうしたの!?」

純「今度は梓が壊れた」



315 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 01:05:16.16 ID:kU1yCoAO

純「あっ、もうそろそろ時間だ」

憂「帰らないとね」

梓「私は軽音部で打ち合わせがある」

純「私もジャズ研」

憂「そっか、二人とも頑張ってね」

純「それにしても、今日はなんか楽しかったなぁ」

純「久しぶりに二人に会えたからかも」

憂「……」

梓「……」

純「え?なに?」



316 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 01:07:10.55 ID:kU1yCoAO

憂「えへへー。寂しかったんだね純ちゃん」

純「さ、寂しい!?」

梓「ごめんね、夏休み会えなくて」

純「べ、別に寂しいとか思ってないし!!」

憂「本当は?」

純「寂しくないもん!」

梓「でも本当は?」

純「寂しくないもん!!」

梓「強がってる…」

憂「かわいいー」



317 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 01:10:03.76 ID:kU1yCoAO

梓「そういえば憂とは夏休み中しょっちゅう会ってたよね」

憂「うん、けっこう遊んだね」

純「……」

梓「律先輩に会った時はビックリりしたよ」

憂「あの時は楽しかったよねー」

憂「紬さんの執事さんが電話に出たりして」

梓「あはは、おもしろかったー」

純「あーもー!!二人ばっかりずるいー!!」

憂「やっぱり寂しかった?」

純「寂しくないもん!!」

梓「まだ言う…」



318 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 01:12:49.62 ID:kU1yCoAO



梓「はぁー…久しぶりの学校疲れたなぁ」

梓「それにしても、ちょっと拍子抜けしちゃった」

梓「みんな何だかんだで変わってないんだもん」

梓「……私もか」

~♪

梓「?」

梓(純から電話だ)

梓「もしもし…」

純『あっ、梓?』

純『今すっごく眠いんだけどさ、マンガ読破した方がいいかな!?
  それとも寝た方がいいかな!?』

梓「……好きにして」



#9 おわり



319 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/12(日) 01:13:28.61 ID:kU1yCoAO

今日はここまで



330 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 01:16:25.90 ID:d2FJ0YAO

#10


純「高校でも遠足ってあるんだね」

憂「楽しみだね~」

梓「どこ行くんだっけ?」

純「えーと…なんとか自然公園だったと思う」

憂「結構広くて秋の紅葉がきれいなんだって」

憂「栗拾いもできるから、いっぱい取ってお土産にしなきゃ」

純「松茸も取れるらしいよ」

梓憂「うそっ!?」

純「いや…嘘だけど」

梓「驚かさないでよ!」

純「そんな驚くとは思わなくて」



331 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 01:17:44.13 ID:d2FJ0YAO

バス移動中


純「おぉ~」

純「バスに乗ってるとなんかワクワクしてきた!」

憂「これから到着まで二時間だっけ」

梓「長いなぁ…」

純「わっ!ビルがいっぱい並んでる!!」

憂「バス酔いとか大丈夫?」

梓「うん、平気」

純「ねぇ、お菓子持ってきたから食べようよ!」

梓「純は楽しそうだね…」



333 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 01:19:28.32 ID:d2FJ0YAO

パーキングエリア


純「うわぁ~!パーキングだよパーキング!」

憂「色々あるね~」

純「地域限定のお菓子とかもある…」

純「お土産買わない?」

憂「ふふっ、まだ早いよ」

純「でもなんかストラップを買おうとしてる人が」

憂「え?」

梓「か、可愛いからちょっと見てただけだって!」



334 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 01:21:12.15 ID:d2FJ0YAO

再びバス


純「たこ焼き買ってきたよ」

梓「もう?」

純「えへへ、見てたらお腹すいちゃって」

梓「ただの休憩で寄っただけなのに…」

純「食べる?」

梓「…じゃあ一個」

純「はい、憂も」

憂「ありがとう」

純「焼きそばもあるからね」

梓「どんだけ買ったの!?」



335 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 01:23:25.10 ID:d2FJ0YAO

純「ぐぅー」

梓「全部食べて寝ちゃった」

憂「朝早かったからご飯とか食べてこなかったのかな?」

梓「しょうがないなぁ…」

憂「あ、着いたみたい」

梓「純、公園に着いたよ。起きて」

純「う~ん…」

憂「ちゃんと朝ご飯は食べてこないとダメだよ?」

純「朝ご飯…?」

純「食べたよ」

梓「なら食べ過ぎでしょ…」



336 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 01:25:29.34 ID:d2FJ0YAO

憂「わぁー!紅葉がきれい!」

梓「まっ赤だ…」

純「写メ撮ろう!写メ!」

憂「あ、うん」

憂「1+1は?」

梓純「に!」

パシャッ

純「次は私が撮るね」

純「8785-7964は?」

梓「え…えっと…」

梓「2じゃないし!?」

パシャッ



337 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 01:58:51.93 ID:d2FJ0YAO

純「それにしても…本当にすごいね」

憂「このもみじ持ち帰りたいな~」

純「あっ、ドングリも落ちてる」

梓「広いなぁ…辺り一面紅葉だらけ」

憂「風も気持ちいいし、秋って感じだね」

梓「うん、なんか葉っぱの良い匂いもするし…来てよかった」

憂「きれい…怖いくらいに」

純「見て!ドングリいっぱい拾った!」



338 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:00:50.25 ID:d2FJ0YAO

純「う~ん…歩いても歩いても、紅葉ばかり」

純「この道どこまで続いてるんだろ?」

憂「散歩しながらゆっくり楽しもうよ」

純「でも他のものも見たいな……あっ」

純「梓」

梓「なに?」

純「肩に毛虫」

梓「ひいぃっ!?」

純「あっはは!冗談だよー」

梓「こ、こら純!!」

憂「あっ、純ちゃん。肩に毛虫」

純「またまたぁ、憂が冗談なんてらしくないよ?」

憂「でも本当に…」

純「えっ」

毛虫「……」

純「ひいぃぃいっ!?」



340 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:05:13.82 ID:d2FJ0YAO

純「あー……心臓止まるかと思った」

梓「悪いことした罰だよ」

純「すいません」

憂「あっ!見て、湖がある!!」

純「うわ…でかっ!?」

憂「周りの景色が水面に映っててきれいだね~」

梓「すごい…」

純「ネッシーとか住んでるかな」

梓「それはないでしょ」

純「なら何が住んでるの?」

梓「……モッシー」

純「は?」

梓「もみじだから…モッシー」

純「……ぷっ」

梓「なし!今のなし!!」



341 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:08:35.45 ID:d2FJ0YAO

憂「ボートに乗れるみたいだよ」

純「じゃあ乗ろうよ!」

憂「すいません、ボート貸してください」

純「梓はボートに乗ったことある?」

梓「…ないかも」

純「じゃあ溺れないように気をつけないとね」

梓「溺れるものなの!?」

純「いや、私も乗ったことないから知らないけど」

梓「なにそれ…」

憂「ボート借りてきたよ~」



342 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:10:40.18 ID:d2FJ0YAO

純「私漕ぐね!」

憂「お願い純ちゃん」

純「よしきた」ギィッ

純「よいしょ…よいしょ…」

梓「いいね…こういうの」

憂「うん、水面は涼しくていいね」

梓「葉っぱが浮かんでる」

憂「ふふっ」

梓「はぁ~…のんびり」

憂「秋だねー」

純(あっ、腕がヤバい)



343 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:12:55.50 ID:d2FJ0YAO

憂「はぁ…」ウットリ

梓「ふぅ…」ウットリ

純「はぁ…はぁ…」

憂「……」

梓「……」

純「うっ…ぐぐぐ…」

憂「……」

梓「……」

純「うぅ…~~~ッ」

憂「……」

梓「……」

純「ぷはぁっ!!」

憂「代わる?」

純「お願いします…」



344 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:15:06.57 ID:d2FJ0YAO

純「あ~…ボート疲れた」

憂「大丈夫?」

純「ちょっと休んでいこうよ」

梓「うん…歩き疲れたし」

憂「あそこでアヒルさんにエサあげられるんだって。私ちょっとやってくるね」

梓「憂は元気だなぁ…ねぇ純」

梓「……」

梓「純?」

純「私もやってくる!」

梓「あっ!?」

梓「…」

梓「ずるい!私もやる!!」



345 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:16:42.15 ID:d2FJ0YAO

憂「えいっ」バッ

アヒル「クワックワッ」

純「おぉ!いっぱい食べてる」

梓(かわいい…)

純「アヒルって変な顔してるよね」

憂「えー、かっこいいよ?」

梓「……」

梓(どうしてこうも感性が違うのだろうか…)

アヒル「クワックワッ」



346 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:19:06.39 ID:d2FJ0YAO

純「私もなんだかお腹すいてきちゃった」

梓「あんだけ食べたのに?」

純「歩いたりしたから平気だもん…たぶん」

憂「栗拾い行こうよ。終わった後は栗ごはんも食べられるんだって」

純「栗ごはん!?」

純「メリー栗スマス!!」

梓「……」

純「……」

憂「え?」

純(すべった…)



347 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:22:41.82 ID:d2FJ0YAO

栗拾い


純「うわ!もう他の班は始めちゃってるよ」

梓「拾った栗は持ち帰っていいからみんな一生懸命だ…」

純「私たちもちゃっちゃとやろうか?憂」

憂「うん!!」ビシッ

純(わぁお…)

梓(すごい気合い入ってる…)

憂(栗…いっぱい拾って帰らなきゃ!!)



348 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:24:28.55 ID:d2FJ0YAO

純「ツンツンだ…ウニみたい」

梓「痛そう…」

純「う~ん…大きいやつはどこかな」

純「あっ、梓!そこにあるよ!」

梓「えっ?本当だ」ヒョイ

純「よーし、私も…」

純「あっ!大きいドングリがある!!」

梓「栗は?」



349 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:26:38.96 ID:d2FJ0YAO

純「あんまり拾えないもんだね」

梓「はぁ…腰が痛い」

純「年ですか?」

梓「違います」

純「あれ?そういえば憂は…」

憂「お待たせー」ドサッリ

梓(えぇーっ!?)

純(拾いすぎでしょ!?)

憂「あまり拾えなかったね」

梓純「その量で!?」



350 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:29:09.67 ID:d2FJ0YAO

昼食


純「こ、これは…!!」

純「栗ごはん!サンマ!お味噌汁!なんかのキノコの和え物!」

純「ここに住みたい!!秋限定で」

憂「美味しそうだね~」

梓「予想以上に豪華…」

純「梓、大きい栗が入ってたからあげる」

梓「えっ…ありがとう」

梓(なんか純が優しい…)

純「じゃあそのサンマと交換ね」

梓「等価になってないー!!」



351 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:32:14.20 ID:d2FJ0YAO

純「満腹だー幸せー」

憂「これからまた散策しよっか」

純「えー疲れたよぅ」

梓「私はどっちでも…」

憂「ならじゃんけんで決めようよ。勝った人のしたいことをするの」

純「いいよ、じゃんけん――」

三人「ポンッ!」

梓「勝った!」

純「あっち向いてホイ!」

梓(追加ルール!?しかも私が勝ったのに!?)



352 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:34:46.21 ID:d2FJ0YAO

純「で、梓はなにしたいの?」

梓「えっ…う~ん」

憂「なんでもいいよ」

梓「うぅ~ん…」

梓(いざ決めるとなると迷う…)

梓「えっとね~…」

純「あっ!リスだ!!」

梓憂「え?」

リス「……」



353 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:36:28.54 ID:d2FJ0YAO

梓「うわ…か…っ」

憂「かわいい~!!」

リス「……」

純「おいでー、おいでー」

リス「……」

憂「かわいいー!かわいいよ梓ちゃん!!」

梓「う、うん」ドキドキ

リス「……」タタタッ

純「あれっ!?」

憂「行っちゃった…」

純「追いかけよう!」



354 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:39:05.92 ID:d2FJ0YAO

純「確かここにいるはず…」

梓「リスとかいるんだね、この公園」

憂「また会えないかな…」

憂「あのシッポがかわいいよね~」

梓「手足がかわいいよ」

純「口が可愛くない?」

梓「なんか私たちって、見てるところが全然違うね」

純「じゃあ全部かわいいってことで」

梓「…そんなんでいいの?」

憂「あっ、いた!」



355 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:40:57.17 ID:d2FJ0YAO

リスA「……」

リスB「……」

リスC「……」




憂「三匹いるね」

梓「親子かな…?」

純「友達だったりして」

憂「なんか楽しそう…」

梓「……」



356 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:44:04.62 ID:d2FJ0YAO

リスA「……」

リスB「……」

リスC「……」





純「仲良いね、あの三匹」

梓「うん」

憂「そっとしておいてあげよっか…」

純「…だね。邪魔しちゃ悪いし」



357 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:52:26.96 ID:d2FJ0YAO

純「いやーでも可愛かったね」

憂「うん!」

梓「リスが見れただけでもラッキーだった」

純「やっぱリスと言えばあの口だね」

憂「えー?シッポもかわいいよ…」

憂「あっ、コスモス」

純「えっ?」

憂「たくさん咲いてる…きれい」

梓「ここは…花がいっぱいだね」

純「色々あるねぇ」



358 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:55:52.88 ID:d2FJ0YAO

憂「楽しいなぁ…」

憂「おもしろいものがいっぱいあるんだもん」

純「うん、本当は最初乗り気じゃなかったけど…」

純「案外楽しめるもんだね」

梓「……」

梓(そっか、見てるものは違うけど…)

梓(楽しい気持ちは同じか)



359 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:58:32.44 ID:d2FJ0YAO

帰りのバス


純「……」ガサゴソ

梓「なにやってるの?」

純「お土産をちょっと食べようかと…」

梓「はやっ!? 」

純「でもどうしよう…お腹いっぱいだ」

憂「あれだけ食べればそうなるよ」

純「……」

純「一口だけなら」

梓「食べるんかい」


#10 おわり



360 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/09/15(水) 02:59:27.48 ID:d2FJ0YAO

今日はここまで



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純「ジャズけん!」#6~10
[ 2010/09/30 03:25 ] 日常系 | | CM(0)

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