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唯「ポケモンマスターになるよ!」#9 【ポケモン】


唯「ポケモンマスターになるよ!」#index




468 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/22(水) 23:41:58.02 ID:P.rjpyAo


――32番道路


律「なんだここ……まるで火事でもあったみたいだな……」

今まで草むらを抜けて来た、律は不思議そうに呟いた

そこだけはサークル上に草がまったくなく、あたりにこげた跡があったからだ

そこへ

「なんでもそこで事件があったみたいっすよ。ロケット団が捕まったとか……」

唐突にかけられた声のほうを振り向くとそこには

ゴールド「先日はどうも。そういえばウツギ博士がたまには報告をしてくれると助かる って言ってましたよ」





469 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/22(水) 23:45:15.78 ID:P.rjpyAo


律「(あっちゃー、そういやこっちから連絡いれてなかったなぁ……)」

「って、そうじゃねー。ゴールド!!お前なんでこんなとこに」

ゴールド「いやぁ、自分はちょっとこの先のつながりのどうくつに用がありまして」

律「……ふぅ~ん。まぁ、いいや。それより、じゃぁ、この焼けた跡はロケット団の仕業だっていうのか?」

そう尋ねると、ゴールドが、いや と否定の言葉を作る

ゴールド「それが、被害者のほうがロケット団関係らしいすよねー」

「このへんであくどい商売してた、とかなんとか」

へ?と律がとぼけた声を出した



470 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/22(水) 23:50:13.68 ID:P.rjpyAo


律「なんだそりゃ? じゃぁ、正義の味方でも現れて、そいつに天誅を下したってわけかー?」

ゴールド「うーん、よく分からないんですけど。まぁそんなやつがいたならかっこいいですよねー」

律「ははっ「かっこいい」ねぇ……そんなもんかね……まぁ、すごいやつもいるもんだなぁとは思うけど」

なにしろ相手は有名な巨大な犯罪組織だ

いかに相手が下っ端でも、なにが自分の身に返ってくるかはわからない。

それを恐れずにできるのは、立派だ と思う

それにしても

律「(ロケット団ってたしか2、3年前に、解散したんじゃなかったのか……!?)」

ゴールド「……律さん?」



471 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/22(水) 23:55:45.47 ID:P.rjpyAo




――つながりのどうくつ


律「ありっ? 真っ暗なんだろうな と思ってたが、結構明るいな」

ゴールド「そうっすね。結構人の入りとかもあるからですかねー」

律の後ろに続くように、ゴールドが歩きながら呟く

律「………ところで」

「なんでお前一緒にいるの?」



472 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:00:57.85 ID:HBeZv9so


ゴールド「はは、まぁいいじゃないですか。自分もここにちょっと用があったんですって」

律「そういや、さっきも言ってたなぁ……」

ゴールド「聞きたいですか?」

ゴールドがどこか嬉しそうにニヤニヤし始めた

律「(………)」

「じゃぁ、いいや」

そういって律は先に先にと進んでいく

ゴールド「ちょ、もうちょっと興味もってくれてもいいじゃないっすかー」



473 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:05:12.23 ID:HBeZv9so




律「はぁ? どうくつから歌が聞こえるぅ?」

ゴールドの話はごく簡単なものだった

毎週金曜日になると、この洞窟から不思議な歌が聞こえてくるらしい

そしてそれがポケモンの歌だと、予想した目の前にいる男は、それを捕獲するために今日を待っていたというもの

だった

ゴールド「ほんとあの音すごいですよ!!すごく綺麗な声で歌ってるんです」

律「なんだお前、その歌きいたことあるのかー?」

ゴールド「ハイッ!!少し前にラジオで取り上げられてたんですよ。謎の歌声に迫る とか特集ついちゃって」

ゴールドはとても活き活きした顔で話す



474 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:09:48.11 ID:HBeZv9so


律「へぇー、それで正体は分かったの?」

ゴールド「いえ、その放送では結局正体がわからなかったらしくて。誰かが洞窟内で歌の練習でもしてたんじゃないかって……」

ふーん、と言葉を残した律は続けて

律「でも、全然聞こえてこないぞ」

ゴールド「……そうみたいですね。もうすぐ出口ですし……」

言った時

――♪~♪

聞こえた

かすかに、だが、洞窟内にたしかに反響するように音が流れる

メロディラインをなぞったかのようなそれは歌といっても遜色ないものだろう



475 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:13:26.88 ID:HBeZv9so


律「!!」

ゴールド「!! こ、これです!!この鳴き声です」

「行きましょう、たぶん方向はこっちです」

そういったゴールドが先行しようとし、小走り気味なるが

そのときに律が気付いた

律「(これは……霧? いや、小さな氷の粒か?)」

白の霧のようなものが空中を漂ってきていた

その方向はゴールドが走り出そうとしたほうで

律「やっぱり、向こうになにかいるのか……」



476 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:19:50.55 ID:HBeZv9so


ゴールドの後ろを追うように、ついていくが

律「まて、ゴールド!!足元足元!!」

ゴールド「え?」

――ドブンッ!!

まぬけな声と共に大きな水しぶきが上がった

律は寸で足を止め、ゴールドが浮かびあがるのを待つ

そして

ゴールド「ぶっは!! さむ!!」

ゴールドが水面から顔を出し、こちらを見た



477 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:25:19.37 ID:HBeZv9so


ゴールド「もうちょっと早くいってくださいよー!」

律「いや、言ったし……」

はぁ と律が溜息をつき

律「まぁ、とりあえず上がれよ。さむいんだろ?」

だが、ゴールドは一度考え込み

ゴールド「………いえ、自分はこのまま泳いで向こうの岸まで行きます。ほらっ」

そういってゴールドが指さす先を見ると、そう遠くない場所に同じような陸地がある

律「ん、あんまり暗くて見えないけど……たしかにあるなぁ……」



478 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:30:42.79 ID:HBeZv9so


ゴールド「で、律さんはどうします?」

今も流れているこの音の正体に少し興味はあるが

律「いや、私はいいや。あいにくなみのりできるポケモンはいないし、泳いでいくのもなぁ……」

「さすがに、アリゲイツに乗るってのは無理そうだし」

ゴールド「そうっすか。まぁそれじゃ、自分は向こうまで行きますんで」

そういう言って腕でクロールの形を真似したゴールドに

律「お前が向こうにまで渡りきるまで私はここで見といてやるよ。ポケモンに襲われて溺れられたら、後味悪いしなぁ」

ゴールド「ちょっと、怖いこと言わないでくださいよ!」



479 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:35:32.66 ID:HBeZv9so


律「まっ、そのときはアリゲイツを助けにだすって」

ははっ、笑いながら言う律にゴールドが、ほんとですね!?と確認を取る

律「ほらっ、さっさと行った行った」

絶対ですからね とゴールドが最後に言葉を残し、水面へと潜った

律「(ったく……)」

その間、律は流れるメロディーに耳を傾け

本当にきれいな曲だなぁ、呟いた

ここからでは微かにしか聞こえないが、本当にきれいな音だと思う

ゆったりと流れる曲に身を任せてしまえば、眠ってしまいそうだ



480 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:40:22.40 ID:HBeZv9so


律「おっと……それにしてもちょっと寒いな」

原因はさきほどから漂ってきているこの白い霧のせいだろう

細かな氷の粒の中にいるのだから、当然だ

――ザブンッ

少し向こうから、水の音がした

律「(ん、ゴールドが向こうについたのか)」

そして

『おーい、きこえますかー』

ゴールドの声が向こう岸からきているのだろう

それに、聞こえてるよー、と返す



481 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:46:15.88 ID:HBeZv9so


『どうやら、まだ下の階があるみたいです!!自分は下に言ってみますんで、律さんはもう先にいってください』

律「した?」

地下があるとは思わなかった律が、疑問の声をだした

そして

律「おっけー、それじゃぁ私は先にいくからお前も気をつけろよー」

『ハイー、ありがとうございましたー』

律「まっ、あれだけ元気なら大丈夫だろう。私も行くか……」

そういうと、ゴールドの消えていった方向に背をむけ、出口に向け歩き出した



482 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:51:07.74 ID:HBeZv9so


――33番道路


律「っと、久々の陽の光りー……っと、思ったらもう真っ暗じゃん……」

ポケギアの時間を見ると、すでに夕飯時の時間だ

もうこんな時間だったのか、思ったとき

――ハッ、それでは私達はここ、ヤドンのイドを担当させていただきます

声が聞こえた。女の声だ

方向は

律「むこうの外れの林か」

その声の方向に足をむけた



483 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 00:55:28.01 ID:HBeZv9so


だが

律「(なっ、あれは……!!」

とっさに隠れ、その様子をうかがうことにした

その理由は

律「(あれって……昔ニュースで見たロケット団の服装じゃ……!!)」

先ほど、ゴールドとロケット団の話をした時は、正直半信半疑だったが

律「(ほんとに……復活してるのか)」



484 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 01:01:16.43 ID:HBeZv9so


そんな律に気付かずに、ロケット団たちの会話は進む

そこには4人の団員がいる

その中にいる一人の男がゴルバットを取り出し

そして

――俺はこれからもう一度カントーに戻る。だからここはお前らに任せる

その言葉を受けた残りの3人の中の1人が

――しかし、ランス様!!なぜ、いまさらカントーへ?つい先日帰ってきたばかりでは!その上伝説の3鳥を捕まえるなんて……

どうやら、様付けで呼ばれている今ゴルバットで飛び立とうとしている男はロケット団の中でも幹部級のようだ



485 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 01:05:22.99 ID:HBeZv9so


――借りを返しにいくんだよ!! そう借りをな……だが、そのためには伝説クラスの力が必要だ

――しかし、伝説のポケモンなど自由に操れるとは……!!

――黙れ!! それでも、俺はあのシオンの屈辱を忘れない……確実にあの女を潰す

声を荒げた幹部級の男が、そのまま空へと飛び立とうとし

――いいか、お前ら! 俺は確実にカントーで最強のポケモンを作り出す。そのためにカントーでやることがある。

だから、と告げ

――お前らは俺の任されたここを俺の代わりに守れよ

――ハッ!!

そういって男が空に消える



486 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 01:11:07.48 ID:HBeZv9so




律「(なんだってんだよ……)」

気付けば律はその場から離れていた

おそらく、あいつらはここでなにかをやるつもりだ

律「たしかヤドンのいどって言ってたな……」

どうする と自問する

相手は犯罪組織だ。かかわるべきではない と思う

相手はポケモンを改造、虐待、非合法な販売など無茶苦茶なことをやってきている組織なのだ。

だが、

律「(本当にそれでいいのか……)」



487 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 01:16:34.78 ID:HBeZv9so


そんな律の前に看板が現れた

文字を目でなぞり、口にだす

律「ポケモンと ひとが ともになかよくくらすまち ――ヒワダタウン……か」

……これからロケット団たちは、この人間とポケモンが仲良く共存する町で問題を起こそうというのか

その最悪の未来を予想する

それは、おそらくこの町のポケモンと人間の仲を裂くことになるだろう

ロケット団達によって、被害を受けたポケモンたちは人間から遠ざかる

それが、悪いやつらの仕業かどうかなんて、ポケモンたちには関係がない

だって、それは同じ人間が起こしたことなのだから

律「やっぱり、見てみぬフリってのは、できないよな」

ならやることは一つだ と心の中で呟く



488 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 01:19:28.87 ID:HBeZv9so


律「ヤドンのイドっていってたな。そこへ向かえば………っと、そういえば」

「ヤドンのイドってどこだろう?」

肝心の場所が分からず、律が溜息をつく

律「はぁ……とりあえず、町に行って、明日の朝は情報集めかな」

……洞窟に入る前に、犯罪組織にわざわざ喧嘩うるなんて他人事だと思ったけど

律「まさかこの私が……ねぇ……」

……澪や唯は心配するかな?

律「澪なんて泣いたりしてー……なんてな」

律「(まぁ、そのときには笑って、大丈夫だったよ っていえると良いな)」

律は言葉をそこへ残し、夜のヒワダへと消えていった



「挿話」 〆



489 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 01:22:19.89 ID:HBeZv9so

本当は挿話とかにする予定はなく 普通に 「VS金曜日のアイツ」にしようと思ってたけど
よく考えたらあいつって最下層にいたんだよなぁ。
そこまでりっちゃんどうやってもってこうか……とか悩んだ結果、結局こうなっちゃった。




490 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 01:32:28.09 ID:wQtaHas0


ラプラスは渦巻き島やサファリへの道のとこあたりの秘伝技でお世話になりました
ていうか 夜のヒワダへと消えていった って表現が不吉すぎるぜ・・・



491 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 02:29:17.48 ID:YtBjeIAO

乙、ゴールドもまた出だし唯の時と違って何気に男っ気あるな律は



492 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 03:12:21.41 ID:gcihskAO

>そういった時、ハヤトのたっていた部分が

エロいな



493 名前:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします:2010/12/23(木) 15:18:45.92 ID:r3OFaQw0

乙!
これは唯の時のシオンとグレンの行間か
ランスさんェ……





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[ 2010/12/23 16:09 ] ポケモン | | CM(0)

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